JPH05236358A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH05236358A
JPH05236358A JP4271205A JP27120592A JPH05236358A JP H05236358 A JPH05236358 A JP H05236358A JP 4271205 A JP4271205 A JP 4271205A JP 27120592 A JP27120592 A JP 27120592A JP H05236358 A JPH05236358 A JP H05236358A
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JP
Japan
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pixel
signal
circuit
defect
solid
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Application number
JP4271205A
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English (en)
Inventor
Yukio Endo
幸雄 遠藤
Yoshitaka Egawa
佳孝 江川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハイビジョン用固体撮像素子の画素欠陥を高
速でノイズの増加なく補正することができ、且つ1箇所
で多画素の欠陥をも補正することができ、高画質の再生
像を得ることのできる固体撮像装置を提供すること。 【構成】 複数の感光画素を配列してなる固体撮像素子
の画素欠陥部分を周辺の正常画素信号で補正する欠陥補
正回路を備えた固体撮像装置において、欠陥補正回路
を、画素欠陥の位置と種類を記憶するメモリ71と、こ
のメモリ71から読み出された情報コードを画素欠陥補
正パルスに変換するデコーダ回路74〜76と、固体撮
像素子50の画素信号出力を遅延量が異なる複数の画素
信号に分割する遅延分割回路56〜59と、画素欠陥補
正パルスに応じて遅延量が異なる分割信号の出力を選択
し、画素欠陥を周辺の正常画素信号で置き換えるスイッ
チ回路65〜69とから構成するようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像装置に係わ
り、特に画素欠陥補正回路の改良をはかった固体撮像装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】CCD(電荷転送素子)等を用いた固体
撮像素子は、小型,軽量,高信頼性,保守がしやすい等
の多くの特徴があり、広い分野のカメラに応用されてい
る。また、最近ではハイビジョンカメラ用としても開発
され、その実用化が期待されている。
【0003】ハイビジョン用固体撮像素子に要求される
ことは、多画素,高感度,高速で使用できることであ
る。例えば、画素数として水平2000画素、垂直10
00画素の信号を、74.25MHzで読み出すことが
要求されている。このような多くの画素を高速で均一に
読み出すには、極めて難しい技術が必要である。特に、
固体撮像素子では、半導体の結晶を一定の面積にわたっ
て均一に形成することが困難であり、局所的に結晶欠陥
が生じる結果、この結晶欠陥が熱的な原因で電荷の発生
を招く。このため、この部分が他の部分に比べて大きく
なり欠陥のある画素となる。
【0004】また、先に述べた画素数を、例えば2/3
インチのイメージフォーマットに適合するサイズで素子
を設計すると、1画素の大きさは約5μm×5μmとな
る。このような微小画素においては、非常に小さいゴミ
であっても素子製作工程上に存在した場合、又はゴミが
素子の表面に付着した場合に欠陥のある画素となってし
まう。そして、素子に欠陥画素があると再生画像ではノ
イズとなって現われ、画質劣化となる。
【0005】この画素欠陥を回路的な手法によって除去
する方法として、特公昭55−32270号公報や特公
平2−7227号公報等がある。これらに開示された画
素欠陥の補正技術は、信号処理回路にサンプル・ホール
ド回路を設け、画素欠陥のある位置だけサンプルパルス
を停止し、これにより1画素前の画素信号で欠陥画素の
信号を置き換えるものである。しかしながら、この技術
においては、高速性,ノイズ等の点に問題がある。以
下、この問題について、図34,35を参照して説明す
る。
【0006】図34は従来の欠陥補正回路を示す回路構
成図で、図35はその動作波形図である。図34におい
て、CCD180から出力された画像信号は、アンプ1
81で増幅された後、サンプルホールド回路182,ホ
ールドコンデンサ183を通り、さらにアンプ184で
処理された後、出力端185に出力される。サンプルホ
ールド回路182の駆動は、サンプルパルス発生回路1
86,欠陥画素の位置をメモリしておく回路187より
画素周期パルス189を制御して行う。
【0007】図35にはCCD出力波形OS,サンプル
ホールド(S/H)パルス,欠陥補正後の出力波形を示
す。図中の時間は、200万画素CCDを74.25M
Hzで動作した場合を示す。S0 …S3 は画素信号でS
2 に欠陥画素がある場合を示す。このような高速動作で
は画素信号期間t19は6.75nsとなる。このときの
サンプルパルス幅t20は2nsである。欠陥画素でサン
プルパルスを停止すると出力信号はS2 の期間にS1
信号がホールドされる。
【0008】しかし、この方法では図から明らかなよう
に画素信号期間を使用してサンプルホールドを行ってい
るため、このサンプルホールドに使用するパルスが信号
に飛び込む。一方、欠陥画素信号の位置にはパルスは飛
び込まない。この飛び込みの差が出力信号のN1 ,N2
となって現われる。このため、確実に欠陥補正ができな
い問題があった。また、サンプルホールド回路ではパル
ス幅2nsと極めて高速である回路が必要である。さら
に、このパルスにジッタがあると出力波形に振幅方向の
ノイズが現われる問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の画素
欠陥補正回路においては、画素信号期間でサンプルホー
ルドを行っているためノイズが発生する、高速信号処理
に対応できない、さらに欠陥補正位置を記憶しておくR
OMからデータを読み出すときノイズが発生する等の問
題点があった。また、従来の画素欠陥補正回路は1箇所
で1画素の補正であり、1箇所で多画素の欠陥の補正は
できない問題点があった。
【0010】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、ハイビジョン用固体撮
像素子の画素欠陥を高速でノイズの増加なく補正するこ
とができ、且つ1箇所で多画素の欠陥をも補正すること
ができ、高画質の再生像を得ることのできる固体撮像装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、固体撮
像素子の画素欠陥部分をその欠陥の周辺の正常画素部分
の信号で補正することにあり、さらにこの補正手段とし
て、固体撮像素子の画素信号出力を遅延して分割する機
能,分割された画素信号出力を選択する機能を設けたこ
とにある。
【0012】即ち本発明(請求項1)は、複数の感光画
素を配列してなる固体撮像素子の画素欠陥部分を正常画
素信号で補正する欠陥補正回路を備えた固体撮像装置に
おいて、欠陥補正回路を、画素欠陥の位置と種類を記憶
するメモリと、このメモリから読み出された情報コード
を画素欠陥補正パルスに変換するデコーダ回路と、画素
欠陥補正パルスに応じて画素欠陥を周辺の正常画素信号
で置き換える回路とから構成するようにしたものであ
る。
【0013】また、本発明(請求項2)は、複数の感光
画素を配列してなる固体撮像素子の画素欠陥部分を正常
画素信号で補正する欠陥補正回路を備えた固体撮像装置
において、欠陥補正回路を、画素欠陥の位置と種類を記
憶するメモリと、このメモリから読み出された情報コー
ドを画素欠陥補正パルスに変換するデコーダ回路と、固
体撮像素子の画素信号出力を遅延量が異なる複数の画素
信号に分割する遅延分割回路と、画素欠陥補正パルスに
応じて遅延量が異なる分割信号の出力を選択し、画素欠
陥を周辺の正常画素信号で置き換えるスイッチ回路とか
ら構成するようにしたものである。
【0014】さらに本発明は、以下に示す構成を採用す
ることで、より高速化、低ノイズ化を行うことができる
ものである。 (1) スイッチ回路は、水平走査方向の前後の正常画素を
利用して、画素欠陥を周辺の正常画素信号で置き換え
る。 (2) 遅延分割回路として複数個のアナグロ遅延線を用
い、スイッチ回路により固体撮像素子の出力信号の無効
期間で補正パルスをオン・オフして、遅延した分割信号
を切り換える。 (3) 固体撮像素子の出力は2線として、補正パルスの切
り換えは同相で行う。 (4) 画素欠陥の位置と種類を記憶するメモリは、水平ブ
ランキング期間を単位としてこの情報の読出しは水平ブ
ランキング期間にコードで行い、水平有効期間に所定の
1画素の位置だけアドレスカウンタを動作させ、この出
力と欠陥の種類を選択するパルスを合成して補正パルス
を発生する。 (5) デコーダ回路を、画素欠陥の中で水平走査方向の所
定の1画素だけの位置を出力する水平アドレスカウンタ
と、複数の画素欠陥の種類を水平有効期間出力する画素
欠陥選択回路と、水平アドレスカウンタの出力パルスと
画素欠陥選択回路の出力パルスを合成して画素欠陥補正
パルスを成形する成形回路と、から構成する。 (6) 水平アドレスカウンタをグレイカウンタで構成し、
グレイカウンタのセット入力にメモリから読み出された
コードを与え、水平走査方向の所定の1画素だけの位置
を出力するのにグレイカウンタのキャリーパルスを用い
る。 (7) 遅延分割回路は、分割した各信号に対して独立に直
流オフセットを制御できる機能を持つ。 (8) スイッチ回路は、遅延分割回路からの分割信号出力
が供給される複数のスイッチと、これらのスイッチの出
力側にそれぞれ接続されたトランジスタとからなり、各
トランジスタのベースを対応するスイッチの出力端に接
続し、各トランジスタのエミッタを共通に接続し、スイ
ッチ・オフのときはトランジスタがオフになるバイアス
を設定し、スイッチ・オンのときはトランジスタがオン
になるバイアスを設定する。 (9) 固体撮像素子の画素信号出力はデジタル信号であっ
て、複数の画素信号に分割する遅延分割回路、分割した
信号を切り換えるスイッチ回路はデジタル信号を処理す
る回路である。 (10)遅延分割回路及びスイッチ回路を、電荷転送素子
(CCD)で構成する。
【0015】また、本発明(請求項9)は、複数の感光
画素を配列してなる固体撮像素子の画素欠陥部分を正常
画素信号で補正する欠陥補正回路を備えた固体撮像装置
において、欠陥画素位置を記憶するメモリと、このメモ
リから欠陥位置指定パルスを読出すデコーダ回路と、固
体撮像素子の画素信号出力を遅延量が異なる複数の画素
信号に分割する遅延分割回路と、欠陥位置指定パルスに
応じて欠陥画素信号及びそれ以外の信号の一方をレベル
シフトし、欠陥画素信号以外の信号を抽出する第1の信
号抽出手段と、欠陥画素を置き換える正常画素信号及び
それ以外の信号の一方をレベルシフトし、補正用の正常
画素信号を抽出する第2の信号抽出手段と、第1の信号
抽出手段で得られた欠陥画素信号以外の信号と第2の信
号抽出手段で得られた補正用の正常画素信号とを合成す
る信号合成手段とからなることを特徴とする。
【0016】また、本発明(請求項10)は、複数の感
光画素を配列してなる固体撮像素子の画素欠陥部分を正
常画素信号で補正する欠陥補正回路を備えた固体撮像装
置において、欠陥画素位置を記憶するメモリと、このメ
モリから欠陥位置指定パルスを読出すデコーダ回路と、
固体撮像素子の画素信号出力を遅延量が異なる複数の画
素信号に分割する遅延分割回路と、欠陥位置指定パルス
に応じて欠陥画素信号をレベルシフトする欠陥信号レベ
ルシフト回路と、正常画素信号で補正する信号以外をレ
ベルシフトする補正信号以外レベルシフト回路と、各信
号のレベルシフトしてない信号期間を合成する合成回路
とからなることを特徴とする。
【0017】さらに、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1) レベルシフト回路は、複数のトランジスタを直列に
接続して同一のコレクタ電流が流れるようにし、一方の
トランジスタのベースに画素信号を入力し、他方のトラ
ンジスタのベースに欠陥位置指定パルスを入力し、コレ
クタ電流を制御してレベルシフトを行う。 (2) レベルシフト回路は、トランジスタのエミッタ、コ
レクタに抵抗を設け、ベースに画素信号を入力し、反転
増幅回路を構成して、コレクタ側の抵抗の両端にスイッ
チ回路を設け、欠陥位置指定パルスでこのスイッチ回路
を制御し、コレクタ側の抵抗を短絡してコレクタ電圧を
制御するレベルシフトを行う。 (3) レベルシフト回路は、画素信号に欠陥位置指定パル
スを合成してレベルシフトを行う。
【0018】
【作用】本発明によれば、ハイビジョン用固体撮像素子
の欠陥補正回路を確実に行うことができる。例えば、1
箇所の画素欠陥が複数であっても左右の正常画素で補間
するので補正誤差を小さくした状態で補正ができる。し
かも、複数の画素信号を遅延量が異なる複数の画素信号
に分割し、画素欠陥の種類に応じて分割信号を選択して
いるので、補正パルスの周波数が低くて済む、このた
め、従来のサンプルホールドを利用した方法に比べ高速
性に優れている。
【0019】また、スイッチ回路による分割信号の選択
を固体撮像素子の出力信号の無効期間で行っているの
で、画素信号にパルスが飛び込む等の不都合はなく、ノ
イズの増加を未然に防止できる。さらに、補正パルスの
発生を1個のアドレスカウンタで行い、メモリからのコ
ードデータ転送を水平ブランキング期間で行っているの
で、補正パルスからのノイズの発生がない。
【0020】さらに、欠陥補正の信号切り替えにスイッ
チ回路を用いないで、欠陥信号のレベルシフトと補間す
る信号以外をレベルシフトする方法で両信号を合成して
欠陥補正を行うことにより、スイッチでは約5VP-P 必
要であった補正パルスが1/10の0.5V-pp で済
む。この場合は、ノイズの発生をより確実に抑えること
ができる。
【0021】従って本発明では、従来の欠陥補正で行っ
ている画素有効信号を直接サンプルホールドする方法と
は異なり、固体撮像素子の画素信号出力を遅延して分割
する機能,分割された画素信号出力を選択する機能を設
け、固体撮像素子の画素欠陥部分をその欠陥の周辺の正
常画素部分の信号で補正することにより、高速で、ノイ
ズの増加なく、1箇所で複数の画素欠陥を補正すること
が可能となる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示の実施例によって
説明する。
【0023】図1は、本発明の第1の実施例に係わる画
素欠陥補正回路を備えた固体撮像装置を示す回路構成図
である。CCD10は2線出力構成であり、OSA 11
及びOSB 12が出力されている。これらの出力は、ア
ンプ13,14で増幅された後、遅延線(DL)15,
16を介して、又は直接にスイッチ回路の各スイッチ1
7(SW1),18(SW2),19(SW3),20
(SW4)に供給される。そして、このスイッチ回路に
より異なる遅延量の信号が選択される。
【0024】具体的には、アンプ13の出力はSW1に
供給されると共に、DL15を通してSW3に供給さ
れ、アンプ14の出力はDL16を通してSW2,SW
4に供給される。なお、SW1,SW2,SW3,SW
4は図示しない画素欠陥アドレスパルス発生回路より得
たパルスで制御される。
【0025】SW1,SW2を介して得られる出力は、
アンプ21,遅延線(DL)23及びアンプ24を通し
て加算回路25に供給される。また、SW3,SW4を
介して得られる出力は、アンプ22を通して加算回路2
5に供給される。ここで、DL15,16は2画素相当
の遅延量2tであり、DL23は1画素相当の遅延量t
である。アンプ22とアンプ24の出力は加算回路25
によって加算され、出力端26に出力される。
【0026】次に、図1の実施例の具体的動作につい
て、図2を参照して説明する。この図では、CCD10
の出力信号OS,OSB 、SW1,SW2,SW3,
SW4の入力信号、スイッチ回路で選択切換えた後のア
ンプ21,22の出力信号、加算回路26の出力信号を
示している。
【0027】図中に示すS0 ,S1 ,S3 …S7 は有効
期間画素信号を示す。この場合、S2 に画素欠陥があ
り、他の画素は正常画素である。CCD10の出力は同
相出力である。即ち、S1 とS2 ,S3 とS4 ,…は同
位相で出力されている。スイッチ回路のSW1入力とS
W3入力の位相差は2画素2tとする。スイッチ回路の
SW2入力とSW4入力はOSB 出力を2画素遅延して
同位相とする。
【0028】この例では、S2 の画素信号に欠陥がある
ので、S2 を隣の正常画素S1 に置き換えればよい。即
ち、SW1はオン,SW2はオフ,SW3はオン,SW
4はオフにすると、アンプ21,22の出力は図2のよ
うになる。そして、アンプ21の出力信号を1画素相当
遅延tして加算すれば、加算回路26の出力信号ではS
2 の欠陥画素がS1 の正常画素に置き換えられる。
【0029】この動作による効果について、図3を用い
て詳しく説明する。この図は、図2の欠陥画素付近の信
号波形を拡大したものであり、OSA 出力波形,OSB
出力波形,補正パルス(欠陥アドレスパルス),補正後
の出力波形を示している。
【0030】S2 の欠陥画素をS1 の正常画素に置き換
えるため、補正パルスでスイッチ回路を切り換える。こ
のとき、補正パルスはCCD出力信号の無効期間でオン
・オフする。このため、スイッチの切り換え時点で発生
する飛び込みノイズNpは信号無効期間に入る。有効画
素信号はOS出力のまま、ノイズの混入なくきれいに保
たれている。
【0031】また、補正パルス幅t2 は200万画素C
CDの場合画素信号有効期t1 の13.5nsの2倍の
27nsと広くできる。この値は、従来のサンプルホー
ルド法によるものに比べ10倍以上である。このこと
は、本実施例は従来法に比べ10倍以上高速の回路に適
用できることを意味する。さらに、補正パルスのオン・
オフ時点が無効期間であるため、このパルスにジッタが
あっても有効画素信号に変化がないので、高S/Nのま
ま欠陥補正が可能になる。
【0032】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。本発明は、固体撮像素子の画素欠陥を1箇所で複
数の欠陥を補正し、かつ補正したことによるノイズの増
加、さらに回路の高速対応にも適用できる特徴がある。
特に、ハイビジョン用素子では例えば200万画素の画
素数がある。このため、1箇所で10画素付辺の欠陥を
補正しても再生画係止では殆ど分からない。
【0033】図4は、1箇所で10画素の欠陥画素があ
る場合の画素配置例を示した図である。ここで、N+
1,N+2…N+6は走査線方向を示し、P1 ,P2
3 …P8 は水平画素方向を示す。□印は正常画素、×
印は欠陥画素を示す。矢印は欠陥画素を左右の正常画素
で補間する関係を示す。本実施例では、ここに示すよう
な1箇所で複雑な画素欠陥を補正できる。次に、具体的
構成と動作について説明する。
【0034】図5は、第2の実施例を実現する具体的回
路例を示す図である。CCD50の出力は、5分割にし
てアンプ51,52,53,54,55でそれぞれ増幅
される。アンプ52〜55の出力は、遅延線(DL)5
6,57,58,59を介してアンプ61,62,6
3,64でそれぞれ増幅される。アンプ51の出力は、
遅延線を通すことなくアンプ60で増幅される。ここ
で、DL56は1画素相当の遅延量、DL57は2画素
相当の遅延量、D58は3画素相当の遅延量、DL59
は4画素相当の遅延量を持つ。
【0035】アンプ60〜64の出力はスイッチ65,
66,67,68,69で切換えられ、出力アンプ70
を通して出力される。スイッチ65〜69は欠陥補正パ
ルスで制御される。この欠陥補正パルスは、例えばRO
M71より読出し形成して得る。ROM71はアドレス
発生回路72より駆動され、ROM71のコードの出力
は水平アドレスカウンタ75と欠陥選択回路74へ入力
される。そして、成形回路76により、各走査線におけ
る水平アドレスと欠陥の種類を選択して欠陥補正パルス
80が得られる。アドレス線77とROM出力コード7
8,79は、水平ブランキング期間で動作させ、欠陥補
正パルス80への同期性ノイズの抑圧を行っている。
【0036】図6は、図5の回路の動作波形図である。
ここでは、図4に示す画素配置図のN+4ラインでの動
作について説明する。N+4ラインは水平方向に4画素
の欠陥画素がある場合である。図6(a)〜(e)は、
スイッチ65〜69の入力の波形である。図6(f)〜
(j)は、スイッチ65〜69の制御パルスである。図
6(k)は、アンプ70の出力で欠陥補正した信号波形
である。
【0037】P1 ,P2 ,…P9 は、図4に示す画素配
置図の位置と対応している。即ち、P1 ,P2 ,P7
8 ,P9 は正常画素、P3 ,P4 ,P5 ,P6 は欠陥
画素である。遅延量の異なった画素信号をスイッチで切
り換える。そして、切り換えるタイミングは画素信号の
無効期間で行う。図6(f)〜(j)に示すスイッチ6
5〜69のオン・オフの制御によって、図6(k)に示
すように出力画素は、P1 ,P2 ,P2 ,P2 ,P7
7 ,P7 ,P8 ,P9 となる。即ち、欠陥画素の位置
で前の欠陥はP2 に補間され、後の欠陥はP7 に補間さ
れ、1ライン上で欠陥のない正常画素の信号になる。こ
の動作をN+2,N+3,N+5の各走査線でそれぞれ
の欠陥画素に対応した制御パルスで行えば、図4に示し
た1箇所で複雑な多画素欠陥を補正することが可能とな
る。
【0038】図7は、図5に示した欠陥補正パルスをノ
イズの発生なく作る方法を説明するための図である。R
OMから読出しコードD0 〜D13は1H期間のブランキ
ング期間(BL期間)に行う。この動作によりROMと
水平アドレスカウンタ、欠陥選択回路の信号線による有
効期間へのノイズの飛び込みを防止できる。特に、水平
アドレスカウンタ,欠陥選択回路等をLSI化したとき
にこの効果は大きい。また、ROMからの読出しコード
は水平アドレスを示すコードと欠陥種類を示すコードに
分離して記憶する。この図では、コードD0 〜D9 が水
平アドレスを、D10〜D13が欠陥種類を示すコードであ
る。
【0039】水平アドレスコードCA で水平アドレスカ
ウンタのセット入力を制御し、このカウンタのキャリー
出力がアドレスパルスになる。このカウンタとしてグレ
イコードカウンタを使用すればパルス変化時点が分散で
きるので、さらにノイズを小さくできる効果がある。一
方、欠陥種類コードCB は先のアドレスパルスと組み合
わせることによって、図6(f)〜(j)に示した欠陥
補正パルスを作成することができる。
【0040】第2の実施例では第1の実施例で説明した
効果に加えて、1箇所で多画素の欠陥画素の補正をノイ
ズの増加なく高速に行える特長がある。このことは、ハ
イビジョン用CCDなどの画素数が多く、高速対応が要
求され、かつノイズを小さくすることが強く望まれてい
る画像欠陥補正回路として極めて有効な方法であること
になる。
【0041】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。この実施例は本発明者が実際に設計し実験して、
極めて大きい効果を得た方法である。ここで使用したC
CDはハイビジョン用素子であり、画素数は水平200
0、垂直1000であり、出力は2線構成であり、信号
読出し周波数は37.125MHzである。この実施例
は、多画素の画素欠陥を低ノイズでかつ高速に処理でき
る特徴を持つ。ここでは2線出力のCCDを使用して水
平方向に1画素の欠陥から3画素の欠陥まで対応した場
合について説明する。
【0042】図8〜図11は、第3の実施例で実現可能
な各方法をまとめたものである。各図において、AはO
A の出力、BはOSB の出力を示し、出力と示してい
るのは画素欠陥を補正した場合、□は正常画素信号、×
は欠陥画素信号を示す。矢印は欠陥画素信号をどの正常
画素信号で置き換えるかを示している。
【0043】図8は隣々接前補間、図9は隣接前補間、
図10は隣接前後補間、図11は隣々接前後補間であ
る。また、各図において、(a)は水平1画素欠陥の場
合、(b)は水平2画素欠陥の場合、(c)は水平3画
素欠陥の場合について表わしている。ここに示したよう
に本実施例では、水平方向の補間を種々選択できる。こ
の選択は回路規模、信号の質などに応じて行えばよい。
【0044】次に、図10の隣接前後補間について具体
的回路と動作を説明する。また、図12は回路構成図を
示し、図13〜16はタイミング図を示し、図17は動
作図を示し、図18は欠陥補正された図を示している。
図12において、100,101,103〜111,1
32,133,135,137はバッファアンプであ
り、102,112〜123,134は遅延線を示し、
遅延量は1画素相当の13.5nsである。124〜1
31は切換スイッチであり、それぞれのスイッチの入力
パルスはPA0,PA-1 ,PA+1 ,PA+2 ,PB0
B-1 ,PB+1 ,PB+ 2 で示す。136は2線信号を加
算するための切換スイッチである。
【0045】図12の回路に図13〜16に示すパルス
を印加することによって、図10で説明した方法が実現
できる。図13は欠陥なし,A1点欠陥の場合、図14
はA1点欠陥,B1点欠陥の場合、図15はAB2点欠
陥,BA2点欠陥の場合、図16はABA3点欠陥,B
AB3点欠陥の場合を示している。また、各図におい
て、HBLは水平ブランキングを示し、φH1 は水平転
送パルスを示す。各パルスのHは高レベルを示しスイッ
チオンとなり、Lは低レベルを示しスイッチオフとな
る。
【0046】図12の回路で、図13〜16のタイミン
グでスイッチを制御した場合の動作図を図17に示す。
□は正常画素、×は欠陥画素、OSA ,OSB は固体撮
像素子の出力信号、PA+B は補正処理後の信号を示す。
D は欠陥信号を示し、矢印は欠陥信号を正常信号に置
き換える位置関係を示す。(a)はA1画素欠陥の場
合、(b)はB1画素欠陥の場合、(c)はAB2画素
欠陥の場合、(d)はBA2画素欠陥の場合、(e)は
ABA3画素欠陥の場合、(f)はBAB3画素欠陥の
場合である。
【0047】図17(a)の場合、OSB の信号を遅延
線112,113を通して2画素相当遅延させA2 の欠
陥信号の位置にB1 の正常信号を持ってくる。そして、
この位置でスイッチ124をオフして、スイッチ126
をオンすると、A2 の信号はB1 の信号に置き換えるこ
とができる。同様な動作を図17(b)〜(f)で行え
ば、水平1画素から3画素までの欠陥を正常画素に置き
換えることが可能である。
【0048】以上の動作を垂直方向で何回か行えば、水
平,垂直でn×m画素の画素欠陥を補正できる。図18
は、水平1画素×垂直2画素から水平3画素×垂直4画
素の補正をした場合の画素配置図を示し、これらは図1
2の回路で実現できるものである。ここに示したように
本実施例ではハイビジョン用CCDの多画素の画素欠陥
を低ノイズで行える特徴を持つ。
【0049】次に、単板カラーカメラに実施した例を、
図19を用いて説明する。ここで、N+1,N+2,…
N+6は垂直方向画素番号,P1 ,P2 ,…P8 は水平
方向画素番号を示し、R,G,Bは赤,緑,青色のフィ
ルタを示す。色フィルタ配列は良く知られているバイヤ
配列である。この実施例で示すように水平画素方向で画
素欠陥の位置に近い同色の正常画素で置き換えることに
より補正できる。本発明は単板カラーカメラにおいても
高速で低ノイズで1箇所多画素の欠陥を補正することが
可能である。
【0050】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。図20は欠陥画素を正常画素信号に置き換えると
き、精度良く実現する一方法を説明するための回路構成
図であり、図21はその動作波形図である。図20にお
いて150〜154,162はバッファアンプ、155
〜157は遅延線、158〜161はスイッチ、またV
OF1 ,VOF2 ,VOF3 ,VOF4 はオフセット調整器であ
る。
【0051】入力信号は図に示すように4分割して遅延
量の異なる信号にする。そして、欠陥画素の大きさに応
じてスイッチを切り変えて正常信号に置き換える。この
置き換える動作のとき2つの信号間にオフセットがある
と、これが新たにノイズとなって表われて、画素欠陥補
正したにもかかわらずノイズが残ってしまう。本実施例
では、このノイズを除去することを可能としている。
【0052】具体的には、図21(a)に示すように正
常画素と欠陥画素がある信号を、(b)に示すようにオ
フセットが可能なようにVOF1 ,VOF2 ,VOF3 ,V
OF4で処理する。そして、各スイッチを図21(c)
(d)で示すパルスで制御したとき、バッファアンプ出
力で(e)に示すようにオフセットを調整してノイズが
ない状態にする。このようにすれば画素欠陥を高精度に
置き換えることが可能であり、例えばスイッチを制御す
るパルスが信号系に飛び込んだ場合も同様に補正するこ
とが可能になる。
【0053】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。図22は、正常信号と欠陥信号を正常信号に置き
換えた信号を高精度に高帯域の状態で加算する回路を示
す。4分割された入力信号I1〜I4はトランジスタT
R1〜TR3及び抵抗R1,R2からなるスイッチ回路
を介して出力端子OUTに出力される。
【0054】具体的には、I1はコレクタを接地しエミ
ッタをR1Aを介して電源PS1に接続したTR1Aの
ベースに接続され、TR1AのエミッタはMOSスイッ
チとしてのTR2Aを介してTR3Aのベースに接続さ
れている。TR2AのベースはR2Aを介して接地さ
れ、コレクタは電源PS1に接続され、エミッタはR3
を介して電源PS2に接続されている。そして、TR3
AのエミッタがR4を介して出力端子OUTに接続され
ている。I2〜I4に関するスイッチ回路も同様の構成
である。
【0055】通常の加算回路では、図20に示すように
スイッチの出力を接続して行っている。この場合、スイ
ッチの端子容量が増加して周波数特性が劣化したり、ス
イッチ間でそれぞれの制御パルスがカップリングして信
号波形が劣化する問題が生じる。これを改善するため、
本実施例ではスイッチを独立になるようにして、かつ加
算が可能な構成を実現している。これにより、高帯域で
ノイズ増加のない加算が可能である。
【0056】即ち、TR2AがオンのときTR3Aがオ
ンとなるようにR1AとR2Aのバイアスを設定する。
そして、TR2AがオフのときTR3Aがオフとなるよ
うR2Aを設定する。このように他の3組の回路を設定
しておくと、それぞれのスイッチTR2A,TR2B,
TR2C,TR2Dがオンとなったときだけの信号が出
力端子OUTに表われる。この場合、スイッチが独立と
なっているので、スイッチの端子容量が増加することは
なく、周波数特性が劣化や信号波形の劣化を未然に防止
することができる。
【0057】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではなく、欠陥画素をその周辺の正常画素で置
き換える方法であれば、種々変形して実施できる。例え
ば、画素信号をデジタル信号にして処理してもよい。こ
の場合、複数の画素信号に分割する遅延分割回路、分割
した信号を切り換えるスイッチ回路をデジタル信号を処
理する回路とすればよい。また、遅延分割回路及びスイ
ッチ回路をCCDで構成し、画素信号をCCD内の信号
電荷のまま分割,選択する処理を行うようにしてもよ
い。
【0058】次に、本発明の別の実施例として、スイッ
チを用いない例について説明する。
【0059】図23は、本発明の第6の実施例に係わる
画素欠陥補正回路を備えた固体撮像装置の基本回路構成
を示す図である。入力へは、CCD出力信号が入る。こ
の入力信号をアンプA1 で増幅した後、遅延しない信号
A と遅延線DL を通して1画素分遅延した信号SB
分割する。補正パルスPA は抵抗R3 、R4 で分割して
信号SA と合成する。補正パルスPB は抵抗R1 、R2
で分割して信号SB と合成する。それぞれの信号はダイ
オードD1 、D2 を通して合成してアンプA2を通して
出力する。
【0060】図24に図23の動作波形図を示す。欠陥
画素のある入力信号は遅延しない信号SA 、遅延した信
号SB に分割され、補正パルスPA に応じて欠陥画素部
分だけレベルシフトする。一方、遅延した信号SB は1
画素前の正常画素信号以外は補正パルスPB に応じてレ
ベルシフトする。そして、R3 とR4 の接続点、R1
2 の接続点とアンプA2 の入力長のバイアスをダイオ
ードD1 、D2 がレベルシフトしたときだけオフになる
ように(図ではスライスレベル)設定しておけば、欠陥
画素信号部分だけ1画素前の正常信号に置き換わる。
【0061】この動作には、欠陥画素信号の振幅分だけ
レベルシフトすればよいので出力信号に現われる切換ノ
イズは殆んど問題とならない。通常、用いられている信
号を直接切換えるスイッチでは、約5Vp-p のパルス振
幅が必要であるのに対して本構成では約0.5Vp-p の
パルス振幅でよい。さらに、この切換えは信号の無効期
間で行っているので、有効期間への影響が少ない効果が
ある。
【0062】次に、本発明の第7の実施例について説明
する。この実施例は、第6の実施例のレベルシフトの考
えを第2の実施例に適用したものである。図25は、第
7の実施例を実現する具体的回路例を示す図である。こ
の回路は、図5の回路のスイッチ65〜69をレベルシ
フト回路90に置き換えたものである。このレベルシフ
ト回路90は欠陥補正パルスで制御される。
【0063】この回路の動作波形は前記図6と基本的に
同様であり、第2の実施例と同様に複雑な画素欠陥をも
補正することができる。さらに、スイッチを用いないこ
とから、切換えノイズの問題もなくすことができる。
【0064】次に、本発明の第8の実施例について説明
する。この実施例は本発明者が実際に設計し実験して、
極めて大きい効果を得た方法である。ここで使用したC
CDはハイビジョン用素子であり、画素数は水平200
0、垂直1000であり、出力は2線構成であり、信号
読出し周波数37.125MHzである。
【0065】この実施例は、多画素の画素欠陥を低ノイ
ズでかつ高速に処理できる特徴を持つ。ここでは、2線
出力のCCDを使用して水平方向に1画素の欠陥から3
画素の欠陥まで対応した場合について説明する。図26
はその回路構成図を示し、図27は動作図を示す。
【0066】図26において、100〜110はバッフ
ァアンプであり、120〜135は遅延線DLを示し、
遅延量は1画素相当の13.5nSである。140〜1
47は信号切換えのためのダイオードであり、それぞれ
のダイオードのレベルをシフトするためのパルスは
A-,PA0,PA+,PB-,PB0,PB+で示す。R1 とC
1、R2 とC2 、R3 とC3 、R4 とC4 、R5
5 、R6 とC6 は、各信号の波形を合わせるための抵
抗とコンデンサのフィルタである。R7 〜R24はバッフ
ァアンプ及び遅延線の入出力のインピーダンスを整合さ
せるための抵抗である。R25〜R30は補正パルスの振幅
を下げるための抵抗である。各遅延数で分割遅延した信
号をSA-,SA0,SA+,SB-,SB0,SB+で示す。
【0067】図27において、1〜25は画素番号を示
し、×印は欠陥画素、A,BはCCD出力信号OSA
OSB を示す。PA-,PAo,PA+,PB-,PBo,PB+
レベルシフトを行う補正パルスを示し、SA-,SAo,S
A+,SB-,SBo,SB+の各信号に対応している。また、
○で囲んだ画素番号は欠陥画素が正常画素に置き替わる
関係を示す。ここでは、A1 画素欠陥、AB2画素欠
陥、ABA3画素欠陥の場合について示している。
【0068】A1画素欠陥の場合はSAoの信号の欠陥画
素をレベルシフトし、SA+の補間信号以外(図では3番
の信号)をレベルシフトし、レベルシフトしてない信号
だけを合成すると欠陥画素5番が正常画素3番に置き換
えられる。同様な動作を各補正パルスに応じて行えば、
AB2画素欠陥,ABA3画素欠陥も欠陥画素を正常画
素に置き換えることが可能である。
【0069】以上の動作を垂直方向で何回か行えば、水
平,垂直でn×m画素の画素欠陥を補正できる。ここに
示したように、本実施例ではハイビジョン用CCDの多
画素の画素欠陥を低ノイズで行える特徴を持つ。
【0070】次に、今まで説明してきた本発明のポイン
トであるレベルシフト回路の具体例について説明する。
図28、図29はレベルシフトを補正パルスと画素信号
を合成して得る実施例を説明する図である。Tr1 ,T
2 はトランジスタ、D1 ,D2 はダイオード、R1
2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 は抵抗、SA ,SB は入
力、VOUT は出力、PA ,PB は補正パルス、VD は正
電源、VS は負電源、P1 ,P2 ,P3 ,P4 は画素信
号で、特にP3 は欠陥画素を示す。
【0071】SA 入力信号はPA パルスにより、欠陥信
号P3 部分のみ負の方向へシフトする。このとき、ダイ
オードD1 はカットオフになる。一方、1画素遅延した
信号SB はPB パルスにより、補間信号P2 以外は負の
方向へシフトする。このとき、ダイオードD2 はカット
オフになる。そして、ダイオードD1 、D2 で合成され
た信号はVOUT に示すように欠陥信号P3 の替わりに正
常信号P2 が置き替わる。
【0072】図30はレベルシフトを電圧制御によって
行う実施例である。図31は図30の動作図を示す。T
1 ,Tr2 ,Tr3 ,Tr4 はトランジスタ、D1
2はダイオード、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は抵抗、S
A ,SB は入力、VOUT は出力、PA 、PB は補正パル
ス、P1 ,P2 ,P3 ,P4 は画素信号で、特にP3
欠陥画素を示す。
【0073】SA 入力信号はTr1 により反転増幅さ
れ、補正パルスPA により欠陥信号画素P3 の部分の
み、Tr2 がオンされる。このとき、R2 は短絡して欠
陥信号画素P3 はVD 側へシフトする。このことにより
ダイオードD1 はカットオフとなる。一方、1画素遅延
した信号SB はPB パルスにより補間信号P2 以外がT
4 によってVD 側へシフトする。このときD2 はカッ
トオフとなる。これらのことにより、ダイオードD1
2 により合成された信号はVOUT に示すように欠陥信
号P3 の代わりに正常信号P2 になる。
【0074】図32はレベルシフトを電流制御によって
行う実施例である。図33は図32の動作図を示す。T
1 ,Tr2 ,Tr3 ,Tr4 はトランジスタ、D1
2はダイオード、R1 ,R2 ,R3 ,R4 は抵抗、S
A ,SB は入力信号、PA ,PB は補正パルス、SOUT
は出力信号、P1 ,P2 ,P3 ,P4 は画素信号で、特
にP3 は欠陥信号を示す。
【0075】SA 入力信号はTr1 により反転増幅さ
れ、PA 補正パルスはTr2 はR1 によりTr1 の電流
を制御する。この結果、Tr1 のコレクタには欠陥画素
3 の期間のみVD 側へシフトする。このシフトしたレ
ベルがダイオードD1 のカットオフレベルに設定してお
けば、欠陥画素P3 の信号はSOUT へ現われない。一
方、1画素遅延した信号SB はTr3 で反転増幅され、
補正パルスPB によってTr3 の電流を制御して、補間
信号P2 以外の画素信号はレベルシフトする。このと
き、ダイオードD2 はカットオフになる。この結果、2
つの信号を合成すると、SOUT には欠陥信号P3 の代わ
りに正常信号P2 になる。
【0076】以上、3つのレベルシフト法の実施例につ
いて説明した。これらの方法では、欠陥信号を正常信号
に切換えるのに信号をオン、オフするスイッチを用いて
ないので、切換え時点におけるパルスの飛び込みを大幅
に小さくすることが可能である。
【0077】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではなく、2つ以上の信号をレベルシフトして
欠陥信号を正常信号に置き換える方法であれば、種々変
形して実施できる。例えば、欠陥信号以外をレベルシフ
トした信号と補間信号をレベルシフトした信号を合成し
てもよい。また、欠陥信号をレベルシフトした信号と補
間信号をレベルシフトした信号を合成してもよい。さら
に、欠陥信号以外をレベルシフトした信号と補間信号以
外をレベルシフトした信号を合成してもよい。
【0078】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
固体撮像素子の欠陥補正回路として、固体撮像素子の画
素信号出力を遅延して分割する機能,分割された画素信
号出力を選択する機能を設けたことにより、ハイビジョ
ン用固体撮像素子の画素欠陥を高速でノイズの増加なく
補正することができ、且つ1箇所で多画素の欠陥をも補
正することができる。より具体的には、以下のような効
果が得られる。 (1) 1ヶ所で水平n×垂直m画素の多画素欠陥の補正が
できる。 (2) 補正パルスの飛び込みノイズが少なくできる。 (3) 高速回路に対応できる。 (4) 補正パルス発生回路からの同期性ノイズが少ない。 (5) 欠陥画素の前後の画素で補正するので補正誤差が小
さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる固体撮像装置を
示す回路構成図、
【図2】第1の実施例の動作を説明するためのタイミン
グ図、
【図3】第1の実施例の動作を説明するための模式図、
【図4】多画素の欠陥を補正する位置関係を説明するた
めの模式図、
【図5】第2の実施例に係わる固体撮像装置を示す回路
構成図、
【図6】第2の実施例における多画素欠陥の補正動作を
説明するためのタイミング図、
【図7】第2の実施例におけるROMのデータ内容を説
明するための模式図、
【図8】欠陥画素を正常画素に置き換える方法を示す模
式図(隣々接前補間)、
【図9】欠陥画素を正常画素に置き換える方法を示す模
式図(隣接前補間)、
【図10】欠陥画素を正常画素に置き換える方法を示す
模式図(隣接前後補間)、
【図11】欠陥画素を正常画素に置き換える方法を示す
模式図(隣々接前後補間)、
【図12】第3の実施例に係わる固体撮像装置の要部を
示す具体的回路構成図、
【図13】第3の実施例の動作を示すタイミング図(欠
陥なし,A1点欠陥)、
【図14】第3の実施例の動作を示すタイミング図(A
1点欠陥,B1点欠陥)、
【図15】第3の実施例の動作を示すタイミング図(A
B2点欠陥,BA2点欠陥)、
【図16】第3の実施例の動作を示すタイミング図(AB
A 3点欠陥,BAB 3点欠陥)、
【図17】水平1画素から水平3画素までの補正を説明
するための模式図、
【図18】多画素欠陥補正を行った場合の画素配置図、
【図19】単板カラーCCDに適用した場合の画素配置
図、
【図20】第4の実施例に係わる固体撮像装置の要部を
示す回路構成図、
【図21】第4の実施例におけるオフセット補正を説明
するためのタイミング図、
【図22】第5の実施例に係わる固体撮像装置の要部を
示す回路構成図、
【図23】第6の実施例に係わる画素欠陥補正回路を備
えた固体撮像装置の基本回路構成を示す図。
【図24】図23の動作波形図を示す図、
【図25】第7の実施例を実現する具体的回路例を示す
図。
【図26】第8の実施例の回路構成を示す図、
【図27】第8の実施例の動作を示す図、
【図28】レベルシフトを補正パルスと画素信号を合成
して得る実施例を示す図、
【図29】図28の動作波形を示す図、
【図30】レベルシフトを電圧制御によって行う実施例
を示す図、
【図31】図30の動作波形を示す図、
【図32】レベルシフトを電流制御によって行う実施例
を示す図、
【図33】図32の動作波形を示す図、
【図34】従来の欠陥補正回路を示す回路構成図、
【図35】従来の欠陥補正回路の問題点を説明するため
の模式図。
【符号の説明】
10,50…CCD、 11,12…CCD出力、 13,14,21,22,24,51〜55,60〜6
4,70,150〜154,162,100,101,
103〜111,132,133,135,137…ア
ンプ、 15,16,23,56〜59,102,112〜12
3,134,155〜157…遅延線、 17,18,19,20,65〜69,124〜13
1,158〜161…スイッチ、 25…加算回路、 26…出力端子、 71…ROM、 72…アドレス発生回路、 74…欠陥選択回路、 75…水平アドレスカウンタ、 76…成形回路、 136…切換スイッチ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の感光画素を配列してなる固体撮像素
    子の画素欠陥部分を正常画素信号で補正する欠陥補正回
    路を備えた固体撮像装置において、 前記欠陥補正回路は、前記画素欠陥の位置と種類を記憶
    するメモリと、このメモリから読み出された情報コード
    を画素欠陥補正パルスに変換するデコーダ回路と、前記
    画素欠陥補正パルスに応じて前記画素欠陥を周辺の正常
    画素信号で置き換える回路と、からなることを特徴とす
    る固体撮像装置。
  2. 【請求項2】複数の感光画素を配列してなる固体撮像素
    子の画素欠陥部分を正常画素信号で補正する欠陥補正回
    路を備えた固体撮像装置において、 前記欠陥補正回路は、前記画素欠陥の位置と種類を記憶
    するメモリと、このメモリから読み出された情報コード
    を画素欠陥補正パルスに変換するデコーダ回路と、前記
    固体撮像素子の画素信号出力を遅延量が異なる複数の画
    素信号に分割する遅延分割回路と、前記画素欠陥補正パ
    ルスに応じて前記遅延量が異なる分割信号の出力を選択
    し、前記画素欠陥を周辺の正常画素信号で置き換えるス
    イッチ回路と、からなることを特徴とする固体撮像装
    置。
  3. 【請求項3】前記遅延分割回路は複数個のアナログ遅延
    線からなり、前記スイッチ回路は前記固体撮像素子の画
    素信号出力の無効期間で分割信号の出力を選択すること
    を特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】前記メモリは、前記固体撮像素子の水平走
    査期間を単位として画素欠陥の水平位置と種類をコード
    化して記憶するものであり、コード化した情報をメモリ
    から読み出す期間は水平ブランキング期間であることを
    特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】前記デコーダ回路は、複数の画素欠陥の中
    で水平走査方向の所定の1画素だけの位置を出力する水
    平アドレスカウンタと、複数の画素欠陥の種類を水平有
    効期間出力する画素欠陥選択回路と、前記水平アドレス
    カウンタの出力パルスと前記画素欠陥選択回路の出力パ
    ルスを合成して画素欠陥補正パルスを成形する成形回路
    とからなることを特徴とする請求項2記載の固体撮像装
    置。
  6. 【請求項6】前記遅延分割回路は、分割した各信号に対
    して独立に直流オフセットを制御できる機能を持つこと
    を特徴とする請求項2記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】前記スイッチ回路は、前記遅延分割回路か
    らの分割信号出力が供給される複数のスイッチと、これ
    らのスイッチの出力側にそれぞれ接続されたトランジス
    タからなり、各トランジスタのベースを対応するスイッ
    チの出力端に接続し、各トランジスタのエミッタを共通
    に接続し、スイッチ・オフのときはトランジスタがオフ
    になるバイアスを設定し、スイッチ・オンのときはトラ
    ンジスタがオンになるバイアスを設定することを特徴と
    する請求項2記載の固体撮像装置。
  8. 【請求項8】前記固体撮像素子の画素信号出力はデジタ
    ル信号であって、前記複数の画素信号に分割する遅延分
    割回路、分割した信号を切り換えるスイッチ回路はデジ
    タル信号を処理する回路であることを特徴とする請求項
    2記載の固体撮像装置。
  9. 【請求項9】複数の感光画素を配列してなる固体撮像素
    子の画素欠陥部分を正常画素信号で補正する欠陥補正回
    路を備えた固体撮像装置において、 欠陥画素位置を記憶するメモリと、このメモリから欠陥
    位置指定パルスを読出すデコーダ回路と、前記固体撮像
    素子の画素信号出力を遅延量が異なる複数の画素信号に
    分割する遅延分割回路と、前記欠陥位置指定パルスに応
    じて欠陥画素信号及びそれ以外の信号の一方をレベルシ
    フトし、欠陥画素信号以外の信号を抽出する第1の信号
    抽出手段と、前記欠陥画素を置き換えるべき正常画素信
    号及びそれ以外の信号の一方をレベルシフトし、補正用
    の正常画素信号を抽出する第2の信号抽出手段と、第1
    の信号抽出手段で得られた欠陥画素信号以外の信号と第
    2の信号抽出手段で得られた補正用の正常画素信号とを
    合成する信号合成手段と、からなることを特徴とする固
    体撮像装置。
  10. 【請求項10】複数の感光画素を配列してなる固体撮像
    素子の画素欠陥部分を正常画素信号で補正する欠陥補正
    回路を備えた固体撮像装置において、 欠陥画素位置を記憶するメモリと、このメモリから欠陥
    位置指定パルスを読出すデコーダ回路と、前記固体撮像
    素子の画素信号出力を遅延量が異なる複数の画素信号に
    分割する遅延分割回路と、前記欠陥位置指定パルスに応
    じて欠陥画素信号をレベルシフトする欠陥信号レベルシ
    フト回路と、正常画素信号で補正する信号以外をレベル
    シフトする補正信号以外レベルシフト回路と、前記各信
    号のレベルシフトしてない信号期間を合成する合成回路
    と、からなることを特徴とする固体撮像装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6074790A (en) * 1994-11-17 2000-06-13 Texas Instruments Incorporated Black and white defect correction for a digital micromirror printer
US7164497B2 (en) 2000-06-20 2007-01-16 Olympus Optical Co., Ltd. Color image processing apparatus
JP2011166422A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Ricoh Co Ltd 撮像装置
JP2018101896A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 キヤノン株式会社 撮像装置とその制御方法及びプログラム

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