JPH05238515A - 板材加工設備 - Google Patents

板材加工設備

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JPH05238515A
JPH05238515A JP7321692A JP7321692A JPH05238515A JP H05238515 A JPH05238515 A JP H05238515A JP 7321692 A JP7321692 A JP 7321692A JP 7321692 A JP7321692 A JP 7321692A JP H05238515 A JPH05238515 A JP H05238515A
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JP
Japan
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pallet
plate
plate material
station
work
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Application number
JP7321692A
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English (en)
Inventor
Naotomi Miyagawa
直臣 宮川
Minoru Tashiro
稔 田代
Kazuyuki Toda
一幸 戸田
Yukiyasu Nakamura
幸保 中村
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Kiwa Giken KK
Original Assignee
Kiwa Giken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板材を無人化により長時間連続加工するとと
もに残材の有効利用を図る。 【構成】 板材の加工設備は立体倉庫10、スタッカク
レーン30、セパレーションステーション40、搬送装
置60、加工装置70、第1の搬出ステーション80、
第2の搬出ステーション50を備える。素材となる板材
は、パレットベース上に積層した状態で立体倉庫10の
棚に用意されるか、又は、1枚毎にパレットに収容さ
れ、このパレットを段積みしたマルチパレットとして用
意される。加工前の板材を載せたパレットはセパレーシ
ョンステーション40の第1のセパレータ42へ供給さ
れ、マルチパレットの場合には、任意のパレットが分離
されて搬送装置60により板材がとり出されて、加工装
置30へ供給される。第2の搬出ステーション50へ戻
された加工後の板材は、第2のセパレータ46の走行リ
フターと共同してマルチパレットの任意のパレットへ収
容され、立体倉庫10へ戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は板金製の製品を生産する
ために板材を無人化により加工するための設備に関す
る。
【0002】
【従来の技術】板金製の製品を生産するためには、製品
の展開形状に応じて板金を切断加工し、これを折り曲げ
たり、溶接加工を施して製品を完成する。板材の加工装
置としては、レーザ加工機やパンチングマシン等が使用
されている。この板材加工を自動的に行なうためには、
素材となる板材を加工機に自動的に供給し、加工後の板
材を加工機から自動的に搬出する装置を必要とする。板
材の種類は、板厚、材質等種類が多く、これらの多種類
の素材を用意する設備を必要とする。例えば、立体倉庫
とスタッカクレーンを用いることにより、多品種の板材
を効率良く格納し、必要に応じて加工機に供給すること
ができる。
【0003】例えば、特開昭60−247422号公
報、実公平3−47701号公報、実開平3−3632
8号公報にはパンチプレス機、シアリング機等の工作機
械からなる板金加工ラインと、立体倉庫及びスタッカク
レーンを備えた板金加工システムが開示されている。ま
た、特開平3−196947号公報には、立体倉庫の棚
に収容された板材を加工機械の空時間の間に搬送装置に
より近い棚に移動しておくシステムが開示されている。
特開昭58−93528号公報には、ブランクを載せた
マガジンをコンベアによってスタッカクレーンからトラ
ンスファプレスの側部に設けたブランク供給装置へ送る
素材供給装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の公報に示された
ものは、いずれも板材をパレット上に積み重ねた状態で
スタッカクレーンで移送し、最上部の板材を真空パッド
等を利用して加工機械供給したり、加工済の板材をグリ
ッパによりパレット上に積み戻す構成を利用している。
したがって、定尺の板材から製品を切り出した残りの残
材を再度素材として利用する技術を開示するものではな
かった。残材を素材として再利用することができれば、
材料の歩溜りは向上し、コストを低減することができ
る。また、加工後の板材を立体倉庫側へ自動的に戻すこ
とができれば、無人化による長時間の連続加工を実現す
ることができる。形状の異なる残材を1枚毎に管理する
には、板材をパレット上に積み重ねるシステムは採用で
きず、残材を1枚毎収容するパレットを用意する必要が
ある。本発明は、残材を有効利用するとともに、無人化
による長時間の連続加工を可能とする設備を提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の板材加工設備
は、基本的な手段として、板材を載せたパレットを多段
に積層して収容する立体倉庫と、多段のパレットを搬送
するスタッカレーンと、多段のパレットから任意のパレ
ットを分離する第1のセパレータ及び第2のセパレータ
を有するセパレーションステーションと、セパレーショ
ンステーションに隣接して配設される板材加工装置と、
板材加工装置の両側に配設される第1の搬出ステーショ
ン及び第2の搬出ステーションと、セパレーションステ
ーションの第1のセパレータから板材をとり出して板材
加工装置へ搬入するとともに加工後の板材を第1の搬出
ステーション又は第2の搬出ステーションへ搬出する搬
送装置と、立体倉庫内の倉庫管理をする制御装置と、加
工ラインを制御する制御装置と、図面データから加工プ
ログラムを作成するCAD/CAMシステムと、設備全
体を一元的に制御する制御装置を備えたものである。
【0006】
【作用】加工後の板材は、必要に応じて自動的に立体倉
庫側へ戻され、再度素材として利用される。加工機に対
する板材の搬入、搬出は完全に自動化され、無人化加工
が長時間継続される。
【0007】
【実施例】図1は本発明を実施する板材加工設備の全体
の概要を示す説明図である。全体を符号1で示す板材加
工設備は、立体倉庫10を備え、立体倉庫10の各棚に
は、パレット20が収容される。パレット20は、通常
のパレットベース上に定尺材を複数枚載置したものに加
えて、通常のパレットベース上に、複数の子パレットを
多段に積層したもので、各子パレット内に板材加工用の
板状のワークが一枚毎収容される。パレットに、収容さ
れる板材は、定尺材のほかに、前工程で加工された残材
も含まれる。以下、この積層された複数の子パレットを
マルチパレットと称する。立体倉庫10の前面に敷設さ
れるレール上にはスタッカクレーン30が装備される。
スタッカクレーン30は、立体倉庫10と板材加工装置
70に隣接して配設されるパレットセパレーションステ
ーション40の間でマルチパレット20を搬送する。板
材加工装置70は、本実施例では、レーザ加工装置が使
用されるが、パンチングマシーン等の板材加工装置を使
用することも可能である。
【0008】セパレーションステーション40は、多段
積みのマルチパレットの中から任意のパレットを選択
し、搬送装置60と共同してパレット内の板材をレーザ
加工装置70へ移送する。レーザ加工装置70のテーブ
ル上に供給されたワーク25に対して、必要な加工が施
され、加工されたワークは、レーザ加工装置70の両側
部に配設された第1の搬出ステーション80又は第2の
搬出ステーション50へ選択可能な状態で搬送装置60
により運ばれる。第1の搬出ステーション80は、ソー
ティングステーション84を有し、加工済のワークから
製品を切り離し、次工程へ送る等の機能を有する。立体
倉庫10の端部には、パレット内に板材を段取りした
り、加工済のワークを取り出したりする作業を行なうロ
ーディングステーション75が配設される。ローディン
グステーション75は、パレットのセパレータと走行リ
フタを備え、後述する第2のセパレータと同様の構成を
有する。板材加工設備1の作動は、マネージメントコン
トローラ95により制御される。レーザ加工装置70の
プログラムは、CAD/CAM90から直接供給するこ
ともできる。マネージメントコントローラ95は倉庫コ
ントローラ92とラインコントローラ94に必要な指示
を与える。
【0009】図2は板材加工設備の配置を示す平面図、
図3は要部の平面図である。立体倉庫10の前面には軸
1方向に敷設されたレール上を走行するスタッカクレ
ーン30が配設される。スタッカクレーン30を挾んで
立体倉庫10の反対側にはセパレーションステーション
40が設けられる。このセパレーションステーション4
0は、板材をレーザ加工装置70に搬入する側の第1の
セパレータ42と、加工済のワークをマルチパレットに
戻す側の第2のセパレータ46とを有する。スタッカク
レーン30の走行軸A1に直交して配設されるレール6
00には、板材の搬送装置60が移動軸B1に沿って走
行自在に配設される。この搬送装置60は、互に反対方
向に突出する2組のフォークを有し、第1のフォーク
は、次加工前のワークを搬送し、第2のフォークは加工
後のワークを搬送する。
【0010】搬送装置60によりレーザ加工装置70に
運ばれたワークは、必要な加工を施される。加工後のワ
ークは、搬送装置60により第1の搬出ステーション8
0又は、第2の搬出ステーション50に選択的に運ばれ
る。第2の搬出ステーション50は、スタッカクレーン
30の走行軸A1と平行な軸A2に沿って移動するキャリ
アを備える。キャリアはフォークを有し、搬送装置の第
2のフォークから加工後のワークを受けとり、軸A2
沿って移動する。セパレーションステーション40の第
2のセパレータ46は、搬送装置60の移動軸B1に平
行な軸B2に沿って走行するリフターを備える。このリ
フターは、第2のセパレータ46により選択されたパレ
ットを最上面にして軸B2に沿って移動して、受け渡し
位置P1に待機する。キャリアで運ばれてくる加工後の
ワークは、受け渡し位置P1に達すると、ワーククラン
プにより把持される。この状態でキャリアが戻ると、ワ
ークは待機中のパレット上に移載される。走行リフター
は第2のセパレータ46へ戻り、マルチパレットを再構
築する。
【0011】図3はセパレーションステーション40と
第2の搬出ステーション50の関係を示す平面図であ
る。セパレーションステーション40は、供給側の第1
のセパレータ42と、戻し側の第2のセパレータ46を
有する。第1のセパレータ42は、バキュームパッド4
40も備え、定尺素材の供給の際に使用される。第1の
セパレータ42は搬送装置60の第1のフォーク680
と共同して次加工前のワークをレーザ加工装置に供給す
る。加工後のワークはレーザ加工装置のテーブル上から
搬送装置60の第2のフォーク682によりとり出さ
れ、第2の搬出ステーション50へ運ばれる。第2の搬
出ステーション50のキャリア52は、フォーク526
を有し、ワーク25を第2のフォーク682から受け取
る。ワーク25をフォーク526上に載せたキャリアは
受け渡し位置P1にA2軸に平行に移動する。受け渡し位
置P1には予め空のパレットを載せた走行リフターが待
機しており、キャリアのフォーク526は走行リフター
の上部に位置決めされる。ワーククランプ59はワーク
25の端部を把持する。この状態でキャリアは第1のセ
パレータ42側へ戻され、ワーク25は空のパレット上
に移載される。
【0012】図4は、立体倉庫10、スタッカクレーン
30、セパレーションステーション40、搬送装置6
0、第2の搬出ステーションのキャリア52、走行リフ
ター54のレイアウトを示す側面図である。図5は図4
の要部を示す反対側からみた側面図である。立体倉庫1
0の棚12には、パレットベース210上に積層された
マルチパレット20が載置される。一方定尺素材の場合
には、一般的にパレットベース210の上に定尺材25
を直接に重ねて載置することもできる。
【0013】スタッカクレーン30は、レール127上
をローラ352により走行する台車360と、台車36
0上に立設された1対のマスト300を有し、マスト3
00に沿って軸C1方向に昇降するキャレッジ310を
備える。キャレッジはマストに対して案内され、図示し
ない昇降モータ、チェーン等により、昇降する。スタッ
カクレーン30は、全体を符号320で示すパレットの
移送装置を備える。このパレットの移送装置320は、
台車360上に配設されるベルトコンベア370と、キ
ャリッジ310と一体のフレーム321に装備されるチ
ェーン340を有し、チェーン340にパレット索引装
置342がとりつけてある。このパレット索引装置34
2は、上面に突出するピン344を有し、このピン34
4をパレットベース210の穴に係合してパレットを索
引する。そして、台車360上のベルトコンベア370
と共同してマルチパレットを立体倉庫10とセパレーシ
ョンステーション40の間で移送する。
【0014】図6はセパレーションステーションの平面
図、図7は正面図、図8は図7のA−A矢視図、図9は
第2のセパレータ46の正面図である。セパレーション
ステーション40は、門型のフレーム400内に第1の
セパレータ42と第2のセパレータ46を有し、第1の
セパレータ42は、板材をレーザ加工装置へ供給すべ
く、定尺素材又は残材を搬送装置60の第1のフォーク
680が取り出し可能な状態にする作業を担当し、第2
のセパレータ46は加工済の板材を所定の位置へ戻す作
業を担当する。第1のセパレータ42は、マルチパレッ
ト20を載せたパレットベース210を両側部で支持す
るスタンド422と、スタンド422の間にリフターー
420が配設される。スタンド422上にはローラ42
4が設けられる。リフターー420はアクチュエータを
備え、パレットベース210を昇降させる。門型のフレ
ーム400の両側には1対のパレット把持装置430が
とりつけられる。パレット把持装置430は、アクチュ
エータ432と、アクチュエータ432により往復動す
るロッド434を有し、ロッド434に連動する爪43
6が設けられる。
【0015】フレーム400の上部には、アクチュエー
タ444で上下動するリフター440が配設される。リ
フター440には複数の真空パッド442がとりつけら
れる。第1のセパレータ42は以上のように構成されて
いる。いま、5枚のパレット200A、200B、20
0C、200D、200Eからなるマルチパレット20
がパレットベース210に載置された状態でスタンド4
22上にスタッカクレーン30から供給されたものとす
る。マルチパレット20をスタッカクレーン30からス
タンド422上へ移送する際に、ローラ424が利用さ
れる。各パレット200は、搬送装置60の第1のフォ
ーク680が挿入される穴204を有するとともに、パ
レット把持装置430の爪436が係合する凸部202
を有する。最上段のパレット200Aに収容された板材
25をとり出す場合には、リフター420を上昇させ
て、パレット200Aの穴204を搬送装置60のフォ
ーク680に対向させる。この状態でフォーク680を
パレット200Aの穴204に挿入し、板材25をすく
い出すことができる。
【0016】3段目のパレット200C内の板材25を
とり出す場合には、リフター420を上昇して2段目の
パレット200Bの凸部202を把持装置430の爪4
36に対向させる。この状態でアクチュエータ432を
作動させ、ロッド434を介して爪436をパレット2
00Bの凸部202に係合する。次に、リフター420
を下降して3段目のパレット200Cの穴204を搬送
装置60のフォーク680に対向させ、パレット200
C内の板材をとり出す。以上のように、この供給側のス
テーションを使用することにより、マルチパレットに収
容された板材を任意にとり出すことができる。第2のセ
パレータ46も第1のセパレータ42と同様な構成を有
する。パレット把持装置470はアクチュエータ472
とアクチュエータ472により往復動するロッド474
を備え、ロッド474に連動する爪476が設けられ
る。第2のセパレータ46と共同する走行リフター54
は、レール530上を走行する台車540を有し、台車
540はモータ545により駆動される。台車540上
にリフター544が昇降自在に(駆動源図示せず)設け
られる。
【0017】マルチパレット20を載せたパレットベー
ス210は、スタッカクレーン30により第2のセパレ
ータ46のスタンド562上に送られる。次にリフター
544が上昇してパレットベース210を上昇させ、マ
ルチパレットを構成する任意のパレットをパレット把持
装置470に対向させる。例えば、4段目のパレット2
00Dに残材を戻す場合には3段目のパレット200C
をパレット把持装置470に対向させて爪476で3段
目のパレット200Cより上のパレットを支える。この
状態でリフター544を降下させると、第4段目のパレ
ット200Dが最上段となる。次に、走行リフター54
を図2、図3に示すように、軸B2に沿って走行させ
て、受け渡し位置P1に位置決めする。
【0018】第2の搬出ステーション50は、図4に示
すように、レール510上を走行するキャリア52を有
し、キャリア52のフレーム523はフォーク526の
端部を支持する。図3に示すように、キャリア52のフ
ォーク526は、搬送装置60のフォーク682と互に
干渉しない位置にとりつけられており、搬送装置60の
フォーク682から加工後の板材25を受け取る。板材
25を受けとったキャリア52は、図3で軸A2方向へ
移動し、受け渡し位置P1に達する。受け渡し位置には
板材のワーククランプ59が配設される。図12はワー
ククランプ59の詳細を示す。ワーククランプ59は、
フレーム590に固着されるシリンダ591を有し、ピ
ストンロッドの先端にブラケット592がとりつけられ
る。ブラケット592はアクチュエータ594により作
動するグリッパ595を備え、グリッパ595は対向す
る押えスプリング596と共同してフォーク526上の
板材25の端部を把持する。
【0019】受け渡し位置P1でワーククランプ59は
板材25を把持し、この状態でキャリア52が原位置に
復帰する。すると板材はキャリア52のフォーク526
から走行リフター54の最上段のパレット200D上に
落下する。ワーククランプ59を開放し、板材25をパ
レット200D上に戴く。走行リフター54を第2のセ
パレータ46に戻し、この状態でリフター544を上昇
させパレットは把持装置470が支持していたパレット
を再度重ね合わせて、マルチパレット20を再構築す
る。パレットベース210上に定尺の板材15が直接に
積層されている場合には、第1のセパレーションステー
ション40に運ばれたパレットに対してバキュームパッ
ド440を利用して最上部の板材を持ち上げ、搬送装置
60のフォーク680に載せる。定尺材15をパレット
側へ戻す場合には、搬送装置のフォーク682からキャ
リア52に移された板材を受け渡し位置P1に運び、ワ
ーククランプ59を利用して走行リフター54上に待機
しているパレット上へ載せかえる。
【0020】図10は板材をレーザ加工装置に対して搬
入、搬出する搬送装置60の平面図、図11は正面図で
ある。搬送装置60は、案内レール600上を走行する
本体670を有し、本体に設けたピニオン674は案内
レール600に敷設したラック602に噛み合い、ピニ
オン674をモータ672により回動することにより本
体670を移動させる。本体670から下方へ延びるフ
レーム675の両側には第1のフォーク680と第2の
フォーク682が昇降自在に支持され、各々のフォーク
はアクチュエータ676、677の作動により上下動す
る。第1のフォーク680は、第1のセパレータ42の
パレットから次加工前の板材をとり出してレーザ加工装
置に供給し、第2のフォーク682は、加工後の板材を
レーザ加工装置から第1の搬出ステーション80又は第
2の搬出ステーション50へ送る。第2の搬出ステーシ
ョン50においては、第2のフォーク682上のワーク
をキャリア52のフォーク526へ移載する。
【0021】図13はパレットベース210の説明図で
ある。パレットベース210は、平面形状が矩形に構成
されたフレーム211を有する。フレーム211の短辺
の上面にはマルチパレットの位置決め用の溝216が設
けられる。フレーム211の2つの長辺には外方へ突出
する突起212が設けられ、突起212は穴213を有
する。この穴213にはスタッカクレーンのパレット移
送装置のピン344が係合する。パレットベースのフレ
ーム211の両側部にはガイド用のローラ215が設け
られ、フレーム211の下部にも必要に応じてローラ2
17が配設される。このパレットベース210上には、
積層された定尺素材がそのまま載置されるか、または積
層されたマルチパレットが載置か、加工済の積層ワーク
が載置される。
【0022】図14はマルチパレットを構成する各パレ
ット200の説明図である。パレット200はパレット
ベース210の平面形状に一致するフレーム201を有
する。フレーム201の短辺の下面にはパレットベース
210の溝216に係合する突起207が設けられ、上
面には上段に重ねられるパレットの突起を受け入れる溝
206が形成される。フレーム201の上部には搬送装
置のフォークを差し込むための溝204が設けてあり、
上面には複数のストッパ205をとりつけてある。溝2
04のピッチは、フォークのピッチに一致し、ストッパ
205は収容する板材の位置決めをする。パレット20
0は以上のように構成してあるので、定尺材や残材を収
容したパレット200を上下に重ね合わせてマルチパレ
ットを構築することができる。なお、以上のようなパレ
ットにかえて、例えば、ハニカム構造の薄板ベース上に
板材を載せ、ベースごとレーザ加工装置に供給して、ベ
ース上の板材を加工するように構成することもできる。
この場合は、加工後のワークはベース上に支持されるの
で、製品と残材を仮につないでおくジョイントは不要と
なる。
【0023】本設備は以上のように、積層されたマルチ
パレットから任意のパレットを分離するセパレーション
ステーションと、2基のフォークを有する搬送装置によ
りパレット内の板材をすくい出す機構を有するので、形
状の異なる残材等も確実にとり扱うことができる。セパ
レーションステーションは、真空パッドをもつリフター
も備えるので、パレット上に直接に積層した板材も容易
にとり扱うことができる。以上の構成によりプラスチッ
クやセラミックのような非磁性体のワークも磁性体と同
様にとり扱うことができる。搬送装置が2基のフォーク
を備え、第1のフォークが次工程前のワークを、第2の
フォークが加工後のワークを載せて同時に搬送するので
タクトタイムも短縮される。
【0024】図15はコントローラの構成を示す。設備
全体はマネージメントコントローラ95により制御され
る。マネージメントコントローラ95はスケジューリン
グ・プログラム保存、加工機選定、スケジュール転送、
プログラム転送、棚在庫確認、運転開始指示、CAD/
CAM・DNC等の機能を有する。マネージメントコン
トローラ95に生産計画の情報が与えられる。同時に倉
庫コントローラ92を介して倉庫の在庫確認の情報も与
えられ素材棚の在庫、たとえば材質SPHC2.3mm
の素材が残り何枚あるか等が確認できる。生産計画つま
り加工スケジュールに含まれる内容はプログラムN
o.、材料名、加工枚数、加工レーザNo.、出庫先を
系統的に指示する、指示名称(=オーダ番号)により構
成され、また生産計画情報入力後の計画変更も与えられ
る。レーザ加工に必要な加工プログラムはCAD/CA
M90で作成され、DNCによりマネージメントコント
ローラ95と連結されている。
【0025】マネージメントコントローラ95はスケジ
ュールによりラインコントローラ94へ指令を与える。
倉庫コントローラ92は素材在庫管理、製品管理、出庫
動作、入庫動作、情報更新の機能を有し、スタッカクレ
ーン30を制御する。ここでいう素材在庫管理とは、棚
番号を指定すると、それにつらなる棚情報として、素材
名、材質、数量を管理することができ、又製品保管と
は、同様に棚番号を指定するとそれによって、ワーク名
称、材質、数量、客先等の情報を管理するものである。
したがって、倉庫コントローラ92には手動の入出庫動
作のための素材名、オーダ番号、棚の所在を指示した棚
番号のいずれかのデータにより指示される出庫指令と素
材名称、枚数、再保管、空入庫のデータを与える入庫指
令が備わっており、またラインコントローラ94からく
る素材要求によりスタッカクレーン30に動作指令を与
え、指令されたパレットが搬送される。
【0026】ラインコントローラ94はマネージメント
コントローラ95より転送された加工スケジュールによ
りレーザ加工機70及び搬送機に指令を与える。ライン
コントローラ94はストッカへの素材要求、搬送機制御
プログラム転送、加工開始指示、パレット入庫要求、運
転状況確認の機能を有する。つまり加工スケジュールで
入力されたデータより倉庫コントローラ92へ素材たと
えばSPHC2.3等と要求し、搬送機にレーザ加工機
70への素材の供給等を指令し同時に加工プログラムの
レーザ加工機70への転送を行ないレーザ加工機70の
加工開始指示を行なう。次に加工済ワークを戻すための
パレット入庫要求を行なう。またラインコントローラ9
4によりレーザ加工機70の稼働状況の確認も行なえ
る。
【0027】次に、この板材加工設備により、マルチパ
レット内の板材をとり扱うフローを説明する。図16、
図17は定尺の未加工ワークを加工する場合を示す。ス
テップ1100で加工スケジュールを作成する。ワーク
の加工プログラム番号、ワーク加工枚数を指定し、加工
後の残材をマルチパレットに戻す旨を指定する。尚、戻
す際の手順としては優先順位に基づいて、空マルチパレ
ットを指定して取り出すと同時に、指定された加工プロ
グラムNo.を空パレットに付与する。次にステップ1
110でスケジュール運転開始を指示する。ステップ1
120では、スタッカクレーン30が動いて、指定され
たワークを載せたパレット210をセパレーションステ
ーション40の第1のセパレータ42に搬送する。
【0028】ステップ1130は第1のセパレータ42
の動作を示す。第1のセパレータ42のバキュームパッ
ド442が吸着位置まで下降し、次いでパレット210
を載せたリフタ420が上昇してパレット210上のワ
ーク25をパッドが吸着する。リフタ420が下降する
とともに、搬送装置60の第1のフォーク680がワー
クの下に差し込まれ、吸着をオフとする。ワークをフォ
ーク上に載せた搬送装置60はレーザ加工機70まで移
動する。ステップ1140は、レーザ加工機70上での
動作を示す。搬送装置60の第1のフォーク680はワ
ーク25をレーザ加工機70のテーブル上に載せる。テ
ーブル上のワークはクランプされて加工される。ステッ
プ1150は加工が終ったワーク25を搬送装置60の
第2のフォーク682でテーブルからすくい上げるとと
もに、搬送装置60の第1のフォーク680に保持され
た次のワークをテーブル上に載せる。
【0029】ステップ1160とステップ1170は、
第2の搬出ステーション50から第2のセパレータ46
へワークを戻す動作を示す。第2の搬出ステーション5
0では、搬送装置60の第2のフォーク682からキャ
リア52のフォーク526上にワーク25が移され、ワ
ークを25載せたキャリア52は受け渡し位置P1まで
走行する。キャリア上のワークをワーククランプが把持
し、キャリアが戻る。ワーククランプで把持されたワー
クは走行リフタ上に載置された指定された空パレット上
に落下する。クランプを開放して走行リフタを第2のセ
パレータに戻す。第2のセパレータでは、パレットの把
持装置と共同してマルチパレットを再組立し、スタッカ
クレーンによりマルチパレットを立体倉庫へ戻す。
【0030】図18は、マルチパレットのパレットをロ
ーディングステーションへ送ってパレット内のワークを
とり出したり、パレットにワークをセットする作業を示
す。ステップ2100は、倉庫コントローラへオーダ番
号(プログラム番号)を入力し、パレットを呼び出す。
ステップ2110では、スタッカクレーンにより指定さ
れたパレットを含むマルチパレットがローディングステ
ーションへ送られる。ステップ2120はローディング
ステーションの動作を示し、パレット把持装置と走行リ
フタが共同してマルチパレットから指定されたパレット
をとり出す。ステップ2130はオペレータの作業を示
し、パレット内のワークをとり出したり、パレット内に
ワークをセットする。パレットのデータを倉庫コントロ
ーラへ再保管又は空入庫という情報を入力し、作業の完
了スイッチをオンする。ステップ2140は、走行リフ
タとパレット把持装置が共同して指定パレットをマルチ
パレット内に戻し、マルチパレットをスタッカクレーン
により立体倉庫へ戻す。
【0031】図19はマルチパレット内のワークを利用
して加工する場合を示す。ステップ3100でスケジュ
ールを作成する。プログラム番号、ワークを入れたパレ
ットの名称(オーダ番号=プログラム番号)を入力し、
加工後のワークを戻すパレットを倉庫コントローラによ
り棚情報検索後、優先順位により指定し、取り出すと同
時に、オーダ番号(=プログラム番号)を付与する。ス
テップ3110でスケジュール運転をスタートする。ス
テップ3120でスタッカクレーンを動かし、指定され
たマルチパレットをセパレーションステーションの第1
のセパレータへ送る。
【0032】ステップ3130は第1のセパレータの動
きを示し、マルチパレットから指定されたパレットを分
離し、パレット内のワークを搬送装置によりレーザ加工
機へ送る。その後は、図17のステップ1140へ進
む。ステップ3140は、第2のセパレータの動きを示
し、走行リフタは、パレット把持装置と共同してマルチ
パレットのうち、指定されたパレットを最上段にして受
け渡し位置まで走行して待機する。その後はステップ1
160へ進む。以上のような処理により、定尺材や残材
を有効に利用して無人化により製品の生産を実行する。
【0033】
【発明の効果】本発明の板材の加工設備は以上のよう
に、レーザ加工装置等の加工機と、立体倉庫に用意した
板材を加工機に対して自動的に供給するとともに、加工
後の板材を立体倉庫側へも自動的に戻すことができる設
備とを備えたものである。加工対象の板材は種類も多い
が、これらの板材を定尺材は通常のようにパレットベー
ス上に積み重ねた状態で供給する。残材等の形状、寸法
が異なるものは、1枚毎にパレットに収容し、パレット
を積層したマルチパレットとして供給する。本設備はC
AD/CAMシステムを備え、CAD/CAMにより板
取りを実行し、加工プログラムを作成するので、板取り
後の残材の形状や寸法もCAD/CAMが管理して次工
程の素材として活用できる。マルチパレットから任意の
パレットを分離し、そのパレットから板材をとり出した
り、板材を戻す装置を備えているので、残材が有効活用
でき、歩留まり向上、収益率の向上が見込めるほか、設
備内に存在する板材を一元的に管理して無人化による自
動加工を長時間にわたって達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図。
【図2】設備の平面図。
【図3】設備の平面図。
【図4】設備の正面図。
【図5】設備の一部の正面図。
【図6】セパレーションステーションの平面図。
【図7】セパレーションステーションの正面図。
【図8】図7のA−A断面図。
【図9】セパレーションステーションの一部の正面図。
【図10】搬送装置の平面図。
【図11】搬送装置の正面図。
【図12】ワーククランプの説明図。
【図13】パレットベースの説明図。
【図14】パレットの説明図。
【図15】システムの制御ブロック図。
【図16】制御処理のフロー図。
【図17】制御処理のフロー図。
【図18】制御処理のフロー図。
【図19】制御処理のフロー図。
【符号の説明】
1 板材加工設備 10 立体倉庫 20 マルチパレット 25 板材 30 スタッカクレーン 40 セパレーションステーション 42 第1のセパレータ 46 第2のセパレータ 59 ワーククランプ装置 60 搬送装置 70 板材加工装置 75 ローディングステーション 90 CAD/CAM装置 92 倉庫コントローラ 94 ラインコントローラ 95 マネージメントコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 幸保 愛知県名古屋市瑞穂区松月町3丁目7番地 キワ技研株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材を載せたパレットを多段に積層して
    収容する立体倉庫と、多段のパレットから任意のパレッ
    トを分離するセパレータを有するセパレーションステー
    ションと、セパレーションステーションに隣接して配設
    される板材加工装置と、搬出ステーションと、セパレー
    ションステーションから次工程前の板材をとり出して板
    材加工装置へ搬入するとともに、工程終了後の板材を搬
    出ステーションへ搬出する搬送装置と、設備全体を一元
    的に制御する制御装置を備えた板材加工設備。
  2. 【請求項2】 板材を載せたパレットを多段に積層して
    収容する立体倉庫と、多段のパレットから任意のパレッ
    トを分離するセパレータを有するセパレーションステー
    ションと、セパレーションステーションに隣接して配設
    される板材加工装置と、搬出ステーションと、セパレー
    ションステーションから次工程前の板材をとり出して板
    材加工装置へ搬入するとともに、工程終了後の板材を搬
    出ステーションへ搬出する搬送装置と、板材の画面上で
    製品の板取りを行うとともに、板取り情報に基づいて板
    材の加工プログラムを作成するCAD/CAMシステム
    を備え、CAD/CAMシステムは板取り後の残材のデ
    ータを管理して、残材を次工程の板材として有効利用を
    図る板材加工設備。
  3. 【請求項3】 搬送装置はセパレーションステーション
    から次工程前の板材をとり出す第1のフォークと、板材
    加工装置から工程終了後の板材をとり出す第2のフォー
    クとを備えた請求項1記載の板材加工設備。
JP7321692A 1991-04-03 1992-02-25 板材加工設備 Pending JPH05238515A (ja)

Priority Applications (2)

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JP7321692A JPH05238515A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 板材加工設備
EP92105609A EP0511508A1 (en) 1991-04-03 1992-04-01 Laser machining system

Applications Claiming Priority (1)

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Publications (1)

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ID=13511754

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JP7321692A Pending JPH05238515A (ja) 1991-04-03 1992-02-25 板材加工設備

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07125812A (ja) * 1993-11-02 1995-05-16 Amada Metrecs Co Ltd 板材搬送収納装置
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WO1998058766A1 (fr) * 1997-06-24 1998-12-30 Amada Company, Limited Procede d'emboitement pour systeme de commande de machine-outil et procede de poinçonnage
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