JPH05239842A - 擁壁用ブロック及び同ブロックを使用した擁壁の構築構造 - Google Patents
擁壁用ブロック及び同ブロックを使用した擁壁の構築構造Info
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- JPH05239842A JPH05239842A JP4160192A JP4160192A JPH05239842A JP H05239842 A JPH05239842 A JP H05239842A JP 4160192 A JP4160192 A JP 4160192A JP 4160192 A JP4160192 A JP 4160192A JP H05239842 A JPH05239842 A JP H05239842A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 擁壁背面側の掘削土量と、裏盛土を少なくし
て、できるだけ擁壁に作用する土圧を小さくし、断面性
能の高い擁壁ブロックと安定性の高いフーチング基礎を
組合せて一種の剛体とすることにより、経済的で安定性
の高い擁壁を築造することを目的とする。 【構成】 前壁5と、同前壁の後面より後方へ向けて伸
延させて形成した控え壁6と、同控え壁の後端部の左右
側面より左右側方へそれぞれ張出し状に形成した左右側
張出し壁7,7とから形成した擁壁用ブロックAであっ
て、控え壁の後端部に、左右側張出し壁にまたがる横長
の鉄筋挿入孔11を上下方向に貫通させて形成すると共
に、控え壁の中途部にも鉄筋挿入孔8,9,10を上下
方向に貫通させて形成した。
て、できるだけ擁壁に作用する土圧を小さくし、断面性
能の高い擁壁ブロックと安定性の高いフーチング基礎を
組合せて一種の剛体とすることにより、経済的で安定性
の高い擁壁を築造することを目的とする。 【構成】 前壁5と、同前壁の後面より後方へ向けて伸
延させて形成した控え壁6と、同控え壁の後端部の左右
側面より左右側方へそれぞれ張出し状に形成した左右側
張出し壁7,7とから形成した擁壁用ブロックAであっ
て、控え壁の後端部に、左右側張出し壁にまたがる横長
の鉄筋挿入孔11を上下方向に貫通させて形成すると共
に、控え壁の中途部にも鉄筋挿入孔8,9,10を上下
方向に貫通させて形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、擁壁用ブロック及び同
ブロックを使用した擁壁の構築構造に関するものであ
る。
ブロックを使用した擁壁の構築構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、擁壁の築造構造の一形態として、
擁壁構築現場に敷設したフーチング基礎上に、大きさの
異なる(断面性能の異なる)擁壁用ブロックを所要個数
だけ積み重ねて、擁壁を構築するようにしたものがあ
る。
擁壁構築現場に敷設したフーチング基礎上に、大きさの
異なる(断面性能の異なる)擁壁用ブロックを所要個数
だけ積み重ねて、擁壁を構築するようにしたものがあ
る。
【0003】そして、かかる擁壁では、同擁壁の背面側
でフーチング基礎の後趾部に積載させる裏盛土の重量が
擁壁を安定させるための必須の要件となっているため
に、フーチング基礎の後趾部の前後幅を可及的に広く形
成して、裏盛土の積載土量を多くすることにより、擁壁
の安定を図っている。
でフーチング基礎の後趾部に積載させる裏盛土の重量が
擁壁を安定させるための必須の要件となっているため
に、フーチング基礎の後趾部の前後幅を可及的に広く形
成して、裏盛土の積載土量を多くすることにより、擁壁
の安定を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した擁
壁の構築構造では、フーチング基礎の後趾部を裏盛土中
に可及的に深く埋設するようにしているために、フーチ
ング基礎を敷設する際に、擁壁を構築する現場の擁壁背
面側の切土を大量に掘削しなければならず、その分擁壁
構築作業に多大な時間を要すると共に、大量の裏盛土を
必要とし、その分擁壁に作用する裏盛土の土圧が大きく
なって、擁壁の安定性を確保できないという問題があっ
た。
壁の構築構造では、フーチング基礎の後趾部を裏盛土中
に可及的に深く埋設するようにしているために、フーチ
ング基礎を敷設する際に、擁壁を構築する現場の擁壁背
面側の切土を大量に掘削しなければならず、その分擁壁
構築作業に多大な時間を要すると共に、大量の裏盛土を
必要とし、その分擁壁に作用する裏盛土の土圧が大きく
なって、擁壁の安定性を確保できないという問題があっ
た。
【0005】また、切土個所において、法頭付近に家屋
や既設道が接近している現場では、切土の掘削量が制限
されることが多いために、このような現場では、擁壁背
面側の掘削量を極力少なくする必要があり、そのため
に、これに合わせてフーチング基礎の後趾部の前後幅も
小さくする必要が生じて、フーチング基礎の後趾部上へ
の裏盛土の積載量が少なくなっていた。
や既設道が接近している現場では、切土の掘削量が制限
されることが多いために、このような現場では、擁壁背
面側の掘削量を極力少なくする必要があり、そのため
に、これに合わせてフーチング基礎の後趾部の前後幅も
小さくする必要が生じて、フーチング基礎の後趾部上へ
の裏盛土の積載量が少なくなっていた。
【0006】従って、フーチング基礎の後趾部上の積載
土量が少なくなった分、擁壁が滑動し易くなって、安定
性を良好に確保できないという問題があった。
土量が少なくなった分、擁壁が滑動し易くなって、安定
性を良好に確保できないという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、前
壁と、同前壁の後面より後方へ向けて伸延させて形成し
た控え壁と、同控え壁の後端部の左右側面より左右側方
へそれぞれ張出し状に形成した左右側張出し壁とから形
成した擁壁用ブロックであって、控え壁の後端部に、左
右側張出し壁にまたがる横長の鉄筋挿入孔を上下方向に
貫通させて形成すると共に、控え壁の中途部にも鉄筋挿
入孔を上下方向に貫通させて形成したことを特徴とする
擁壁用ブロックを提供せんとするものである。
壁と、同前壁の後面より後方へ向けて伸延させて形成し
た控え壁と、同控え壁の後端部の左右側面より左右側方
へそれぞれ張出し状に形成した左右側張出し壁とから形
成した擁壁用ブロックであって、控え壁の後端部に、左
右側張出し壁にまたがる横長の鉄筋挿入孔を上下方向に
貫通させて形成すると共に、控え壁の中途部にも鉄筋挿
入孔を上下方向に貫通させて形成したことを特徴とする
擁壁用ブロックを提供せんとするものである。
【0008】また、本発明では、 フーチング基礎上に、請求項1記載の擁壁用ブロック
を載置し、同擁壁用ブロック上に前壁と控え壁とから形
成した大きさの異なる擁壁用ブロックを階段状に積み重
ねて擁壁を構築したこと、 上記フーチング基礎の底面に、すべり止め用突部を形
成したこと、 上記フーチング基礎の後趾部の前後幅を、擁壁用ブロ
ックの前後幅と略同一に形成したこと、 上記後趾部の上面を前高後低の傾斜面に形成し、同傾
斜面上に多数個の擁壁用ブロックを積み重ねて築造され
る擁壁の築造法勾配を、擁壁構築現場の切土の法面勾配
に近似させることができるようにしたこと、 上記フーチング基礎の前趾部の前後幅を、後趾部の前
後幅よりも大きく形成したこと、 上記フーチング基礎の下面を、前高後低の傾斜面に形
成したこと、 にも特徴を有する。
を載置し、同擁壁用ブロック上に前壁と控え壁とから形
成した大きさの異なる擁壁用ブロックを階段状に積み重
ねて擁壁を構築したこと、 上記フーチング基礎の底面に、すべり止め用突部を形
成したこと、 上記フーチング基礎の後趾部の前後幅を、擁壁用ブロ
ックの前後幅と略同一に形成したこと、 上記後趾部の上面を前高後低の傾斜面に形成し、同傾
斜面上に多数個の擁壁用ブロックを積み重ねて築造され
る擁壁の築造法勾配を、擁壁構築現場の切土の法面勾配
に近似させることができるようにしたこと、 上記フーチング基礎の前趾部の前後幅を、後趾部の前
後幅よりも大きく形成したこと、 上記フーチング基礎の下面を、前高後低の傾斜面に形
成したこと、 にも特徴を有する。
【0009】
【作用】擁壁を構築する際には、まず、所定の擁壁構築
場所にフーチング基礎を敷設し、同フーチング基礎上に
最下層を形成する擁壁用ブロックを載設する。
場所にフーチング基礎を敷設し、同フーチング基礎上に
最下層を形成する擁壁用ブロックを載設する。
【0010】この際、最下層を形成する擁壁用ブロック
は、前壁と控え壁と左右側張出し壁とから形成し、控え
壁の後端部には、左右側張出し壁にまたがる横長の鉄筋
挿入孔を上下方向に貫通させて形成しているために、同
鉄筋挿入孔中にフーチング基礎の上面より突出させたア
ンカー鉄筋を容易に挿入することができて、同鉄筋挿入
孔中にはモルタル又はコンクリートを注入して、最下層
の擁壁用ブロックをフーチング基礎上に強固に固定する
ことができる。
は、前壁と控え壁と左右側張出し壁とから形成し、控え
壁の後端部には、左右側張出し壁にまたがる横長の鉄筋
挿入孔を上下方向に貫通させて形成しているために、同
鉄筋挿入孔中にフーチング基礎の上面より突出させたア
ンカー鉄筋を容易に挿入することができて、同鉄筋挿入
孔中にはモルタル又はコンクリートを注入して、最下層
の擁壁用ブロックをフーチング基礎上に強固に固定する
ことができる。
【0011】そして、かかる最下層の擁壁用ブロックの
上に前壁と控え壁とから形成した擁壁用ブロックを、順
次上下重合状態となるように積み上げて、上下連通状態
となった各控え壁の鉄筋挿入孔中にボスト鉄筋を挿入し
た後に、モルタル又はコンクリートを注入して、各擁壁
用ブロック同士を一体的に固定することができる。
上に前壁と控え壁とから形成した擁壁用ブロックを、順
次上下重合状態となるように積み上げて、上下連通状態
となった各控え壁の鉄筋挿入孔中にボスト鉄筋を挿入し
た後に、モルタル又はコンクリートを注入して、各擁壁
用ブロック同士を一体的に固定することができる。
【0012】この際、最下層の擁壁用ブロックに形成し
た鉄筋挿入孔を左右側張出し壁に跨がるよう横長に形成
しているために、同鉄筋挿入孔にその直上方に載置した
擁壁用ブロックの鉄筋挿入孔を容易に符合させることが
できて、迅速かつ確実に擁壁用ブロックの積み重ね作業
を行なうことができる。
た鉄筋挿入孔を左右側張出し壁に跨がるよう横長に形成
しているために、同鉄筋挿入孔にその直上方に載置した
擁壁用ブロックの鉄筋挿入孔を容易に符合させることが
できて、迅速かつ確実に擁壁用ブロックの積み重ね作業
を行なうことができる。
【0013】また、フーチング基礎は、後趾部の前後幅
を、同後趾部上に載置する擁壁用ブロックの前後幅(控
え長さ)と略同一に形成しているために、擁壁構築現場
の切土の掘削量を少なくすることができて、その分擁壁
構築作業時間を大幅に削減することができる。
を、同後趾部上に載置する擁壁用ブロックの前後幅(控
え長さ)と略同一に形成しているために、擁壁構築現場
の切土の掘削量を少なくすることができて、その分擁壁
構築作業時間を大幅に削減することができる。
【0014】しかも、後趾部の上面を前高後低の傾斜面
に形成し、同傾斜面上に大きさの異なる(断面性能の異
なる)多数個の擁壁用ブロックを積み重ねて築造される
擁壁の築造法勾配を、擁壁構築現場の切土の法面勾配に
近似させることにより、裏盛土の量を少なくすることが
できるために、その分擁壁に作用する裏盛土の土圧を小
さくすることができて、擁壁の安定性を確保することが
できる。
に形成し、同傾斜面上に大きさの異なる(断面性能の異
なる)多数個の擁壁用ブロックを積み重ねて築造される
擁壁の築造法勾配を、擁壁構築現場の切土の法面勾配に
近似させることにより、裏盛土の量を少なくすることが
できるために、その分擁壁に作用する裏盛土の土圧を小
さくすることができて、擁壁の安定性を確保することが
できる。
【0015】さらには、前趾部の前後幅を後趾部の前後
幅よりも大きく形成して、擁壁の背面に沿って後趾部上
に作用する裏盛土の荷重の着力点から前趾部の先端まで
の長さを大きくすることができるようにしているため
に、擁壁を前方向へ転倒させるように作用する裏盛土の
土圧による転倒モーメントに対して、前趾部の先端を中
心にして擁壁を後方向へ転倒させるように作用する裏盛
土荷重による抵抗モーメントを大きくすることができ
て、この点からも擁壁の安定性を確保することができ
る。
幅よりも大きく形成して、擁壁の背面に沿って後趾部上
に作用する裏盛土の荷重の着力点から前趾部の先端まで
の長さを大きくすることができるようにしているため
に、擁壁を前方向へ転倒させるように作用する裏盛土の
土圧による転倒モーメントに対して、前趾部の先端を中
心にして擁壁を後方向へ転倒させるように作用する裏盛
土荷重による抵抗モーメントを大きくすることができ
て、この点からも擁壁の安定性を確保することができ
る。
【0016】そして、フーチング基礎の下面を、前高後
低の傾斜面に形成しているために、フーチング基礎を前
方向へ押圧して滑動させるように作用する裏盛土の土圧
に対する抵抗力を高めることができ、しかも、この下面
にはすべり止め用突部を形成しているために、フーチン
グ基礎が前方向へ滑動されるのを確実に防止することが
できて、この点からも擁壁の安定性を確保することがで
きる。
低の傾斜面に形成しているために、フーチング基礎を前
方向へ押圧して滑動させるように作用する裏盛土の土圧
に対する抵抗力を高めることができ、しかも、この下面
にはすべり止め用突部を形成しているために、フーチン
グ基礎が前方向へ滑動されるのを確実に防止することが
できて、この点からも擁壁の安定性を確保することがで
きる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0018】図1に示すYは、本発明に係る大型特殊サ
イズの擁壁用ブロックA,A′を使用して構築した擁壁
であり、フーチング基礎B上に大型の上記擁壁用ブロッ
クAを三段に積み重ねて下層部を形成し、同ブロック
A,A′上に後述する中型擁壁用ブロックC,C′を四
段に積み重ねて中間層部を形成し、同ブロックC,C′
上に後述する小型擁壁用ブロックD,D′を五段に積み
重ねて構成している。1はアンカー鉄筋、2はポスト鉄
筋、3は天端コンクリート、Gは路面、Uは裏盛土であ
る。
イズの擁壁用ブロックA,A′を使用して構築した擁壁
であり、フーチング基礎B上に大型の上記擁壁用ブロッ
クAを三段に積み重ねて下層部を形成し、同ブロック
A,A′上に後述する中型擁壁用ブロックC,C′を四
段に積み重ねて中間層部を形成し、同ブロックC,C′
上に後述する小型擁壁用ブロックD,D′を五段に積み
重ねて構成している。1はアンカー鉄筋、2はポスト鉄
筋、3は天端コンクリート、Gは路面、Uは裏盛土であ
る。
【0019】本発明に係る擁壁用ブロックAは、図2〜
図5に示すように、横長矩形板状の前壁5と、同前壁5
の後面左右側部より後方へ向けて伸延させて形成した左
右一対の控え壁6,6と、各控え壁6,6の後端部の左
右側面より左右側方へそれぞれ張出し状に形成した左右
側張出し壁7,7とを、鉄筋コンクリートにより一体成
形している。
図5に示すように、横長矩形板状の前壁5と、同前壁5
の後面左右側部より後方へ向けて伸延させて形成した左
右一対の控え壁6,6と、各控え壁6,6の後端部の左
右側面より左右側方へそれぞれ張出し状に形成した左右
側張出し壁7,7とを、鉄筋コンクリートにより一体成
形している。
【0020】そして、控え壁6には、前部と中途部と後
部とにそれぞれ円形の鉄筋挿入孔8,9,10を上下貫
通状態に形成し、さらに、控え壁6の後端部には、左右
側張出し壁7,7にまたがる横長の鉄筋挿入孔11を上下
貫通状態に形成している。
部とにそれぞれ円形の鉄筋挿入孔8,9,10を上下貫
通状態に形成し、さらに、控え壁6の後端部には、左右
側張出し壁7,7にまたがる横長の鉄筋挿入孔11を上下
貫通状態に形成している。
【0021】図2及び図5中、12は嵌合用凹部、13は嵌
合用凸部、図3中、14は鉄筋、図4及び図5中、15は水
抜き孔、図3及び図5中、16はブロック吊下げ用フック
係止孔である。
合用凸部、図3中、14は鉄筋、図4及び図5中、15は水
抜き孔、図3及び図5中、16はブロック吊下げ用フック
係止孔である。
【0022】また、擁壁用ブロックA′は、図6〜図9
に示すように、図2〜図5に示す上記擁壁用ブロックA
の一側半部の大きさに形成しているものであり、前壁
5′と、同前壁5′の後面中央部より後方へ向けて伸延
させて形成した控え壁6′と、同控え壁6′の後端部の
左右側面より左右側方へそれぞれ張出し状に形成した左
右側張出し壁7′,7′とを鉄筋コンクリートにより一
体成形している。
に示すように、図2〜図5に示す上記擁壁用ブロックA
の一側半部の大きさに形成しているものであり、前壁
5′と、同前壁5′の後面中央部より後方へ向けて伸延
させて形成した控え壁6′と、同控え壁6′の後端部の
左右側面より左右側方へそれぞれ張出し状に形成した左
右側張出し壁7′,7′とを鉄筋コンクリートにより一
体成形している。
【0023】かかる擁壁用ブロックA′は、千鳥状に積
み重ねる擁壁用ブロックAの側端部に配置して、擁壁Y
の側端を面一に整合させるためのブロックである。
8′,9′,10′,11′は鉄筋挿入孔、12′は嵌合用凹
部、13′は嵌合用凸部、16′はブロック吊下げ用フック
係止孔である。
み重ねる擁壁用ブロックAの側端部に配置して、擁壁Y
の側端を面一に整合させるためのブロックである。
8′,9′,10′,11′は鉄筋挿入孔、12′は嵌合用凹
部、13′は嵌合用凸部、16′はブロック吊下げ用フック
係止孔である。
【0024】フーチング基礎Bは、図1、図10、及び
図11に示すように、上面を前高後低の傾斜面20に形成
して、同傾斜面20上に擁壁用ブロックA,A′を据付け
る後趾部21と、同後趾部21より前方へ伸延させて、上面
を略水平面22に形成した前趾部23と、後趾部21の下面よ
り下方へ突設した矩形凸条のすべり止め用凸部24とを鉄
筋コンクリートにより一体成形している。図1中、25は
鉄筋である。
図11に示すように、上面を前高後低の傾斜面20に形成
して、同傾斜面20上に擁壁用ブロックA,A′を据付け
る後趾部21と、同後趾部21より前方へ伸延させて、上面
を略水平面22に形成した前趾部23と、後趾部21の下面よ
り下方へ突設した矩形凸条のすべり止め用凸部24とを鉄
筋コンクリートにより一体成形している。図1中、25は
鉄筋である。
【0025】そして、後趾部21の前後幅L1は、図1に示
すように、可及的に小さくするために、擁壁用ブロック
A,A′の前後幅L3と略同一に形成している。
すように、可及的に小さくするために、擁壁用ブロック
A,A′の前後幅L3と略同一に形成している。
【0026】しかも、後趾部21の傾斜面20は、同傾斜面
20上に大きさの異なる(断面性能の異なる)擁壁用ブロ
ックA,A′、C,C′、D,D′を多数個積み重ねて
築造される擁壁Yの築造法勾配を、擁壁構築現場の切土
の法面勾配に近似させることができるように設計してい
る。
20上に大きさの異なる(断面性能の異なる)擁壁用ブロ
ックA,A′、C,C′、D,D′を多数個積み重ねて
築造される擁壁Yの築造法勾配を、擁壁構築現場の切土
の法面勾配に近似させることができるように設計してい
る。
【0027】さらには、後趾部21の後面は、前低後高の
傾斜面41に形成して、切土の掘削量を削減すると共に、
場合によっては型枠を使用することなく、コンクリート
をベタ打ちして後趾部21の後面を成形して、擁壁Yの構
築作業能率を向上させることができるようにしている。
傾斜面41に形成して、切土の掘削量を削減すると共に、
場合によっては型枠を使用することなく、コンクリート
をベタ打ちして後趾部21の後面を成形して、擁壁Yの構
築作業能率を向上させることができるようにしている。
【0028】また、前趾部23の前後幅L2は、図1に示す
ように、可及的に大きくするために、後趾部21の前後幅
L1よりも大きく形成している。
ように、可及的に大きくするために、後趾部21の前後幅
L1よりも大きく形成している。
【0029】前趾部23と後趾部21の下面は、前高後低の
同一傾斜面40に形成しており、同傾斜面40の仰角は、切
取り法面勾配と土質を考慮して決定し、滑動に対する抵
抗力を高めるように配慮している。
同一傾斜面40に形成しており、同傾斜面40の仰角は、切
取り法面勾配と土質を考慮して決定し、滑動に対する抵
抗力を高めるように配慮している。
【0030】すべり止め用凸部24は、鉄筋25を配筋する
場合には、図1に示すように、前後幅bよりも高さhを
大きくし、例えば、その比b/hを0.65以上に設計し
て、すべり止め機能を確保することができる。
場合には、図1に示すように、前後幅bよりも高さhを
大きくし、例えば、その比b/hを0.65以上に設計し
て、すべり止め機能を確保することができる。
【0031】また、すべり止め用突部24に、鉄筋25を配
筋しない場合には、前後幅bを高さhよりも大きくし、
例えば、その比b/hを1.5 前後に設計して、すべり止
め機能を確保することができる。
筋しない場合には、前後幅bを高さhよりも大きくし、
例えば、その比b/hを1.5 前後に設計して、すべり止
め機能を確保することができる。
【0032】なお、本実施例では、すべり止め用突部24
を後趾部21の下面に突設しているが、擁壁Yの構築現場
の土質等に応じて、前趾部23の下面に突設することもで
きる。また、フーチング基礎Bは、現場打ちコンクリー
トにより成形する以外に、あらかじめ工場において製造
した基礎ブロックを所要個数敷設することもできる。
を後趾部21の下面に突設しているが、擁壁Yの構築現場
の土質等に応じて、前趾部23の下面に突設することもで
きる。また、フーチング基礎Bは、現場打ちコンクリー
トにより成形する以外に、あらかじめ工場において製造
した基礎ブロックを所要個数敷設することもできる。
【0033】中型擁壁用ブロックCは、図12に示すよ
うに、前記擁壁用ブロックAの前壁5よりも厚さを薄く
形成した前壁26と、同前壁26の後面左右側部より後方へ
向けて伸延させて形成した左右一対の控え壁27,27 と
を、鉄筋コンクリートにより一体成形している。
うに、前記擁壁用ブロックAの前壁5よりも厚さを薄く
形成した前壁26と、同前壁26の後面左右側部より後方へ
向けて伸延させて形成した左右一対の控え壁27,27 と
を、鉄筋コンクリートにより一体成形している。
【0034】そして、控え壁27には、前部と中途部と後
部とにそれぞれ円形の鉄筋挿入孔28,29,30を上下貫通状
態に形成している。31は鉄筋、38は水抜き孔である。
部とにそれぞれ円形の鉄筋挿入孔28,29,30を上下貫通状
態に形成している。31は鉄筋、38は水抜き孔である。
【0035】また、中型擁壁用ブロックC′は、図13
に示すように、上記中型擁壁用ブロックCの一側半部の
大きさに形成しているものであり、前壁26′と、同前壁
26′の後面中央部より後方へ向けて伸延させて形成した
控え壁27′とを鉄筋コンクリートにより一体成形してい
る。28′,29′,30′は鉄筋挿入孔である。
に示すように、上記中型擁壁用ブロックCの一側半部の
大きさに形成しているものであり、前壁26′と、同前壁
26′の後面中央部より後方へ向けて伸延させて形成した
控え壁27′とを鉄筋コンクリートにより一体成形してい
る。28′,29′,30′は鉄筋挿入孔である。
【0036】中間層部を形成するこれら中型擁壁用ブロ
ックC,C′は、下層部を形成する擁壁用ブロックA,
A′上に、それぞれ前壁26,26 ′が前壁5,5′上に、
そして、控え壁27,27′が控え壁6,6′上に重合する
ように載置することができると共に、同重合状態にて鉄
筋挿入孔28,29,30,28′,29′,30′が鉄筋挿入孔8,
9,10,8′,9′,10′に符合するようにしている。
ックC,C′は、下層部を形成する擁壁用ブロックA,
A′上に、それぞれ前壁26,26 ′が前壁5,5′上に、
そして、控え壁27,27′が控え壁6,6′上に重合する
ように載置することができると共に、同重合状態にて鉄
筋挿入孔28,29,30,28′,29′,30′が鉄筋挿入孔8,
9,10,8′,9′,10′に符合するようにしている。
【0037】小型擁壁用ブロックDは、図14に示すよ
うに、前記擁壁用ブロックCの前壁26と同大・同形状に
形成した前壁32と、同前壁32の後面を左右側部より後方
へ向けて伸延させて形成した左右一対の控え壁33,33 と
を、鉄筋コンクリートにより一体成形している。
うに、前記擁壁用ブロックCの前壁26と同大・同形状に
形成した前壁32と、同前壁32の後面を左右側部より後方
へ向けて伸延させて形成した左右一対の控え壁33,33 と
を、鉄筋コンクリートにより一体成形している。
【0038】そして、控え壁33には、前部と中途部と後
部とにそれぞれ円形の鉄筋挿入孔34,35,36を上下貫通状
態に形成している。37は鉄筋、39は水抜き孔である。
部とにそれぞれ円形の鉄筋挿入孔34,35,36を上下貫通状
態に形成している。37は鉄筋、39は水抜き孔である。
【0039】また、小型擁壁用ブロックD′は、図15
に示すように、上記小型擁壁用ブロックDの一側半部の
大きさに形成しているものであり、前壁32′と、同前壁
32′の後面中央部より後方へ向けて伸延させて形成した
控え壁33′とを鉄筋コンクリートにより一体形成してい
る。34′,35′,36′は鉄筋挿入孔である。
に示すように、上記小型擁壁用ブロックDの一側半部の
大きさに形成しているものであり、前壁32′と、同前壁
32′の後面中央部より後方へ向けて伸延させて形成した
控え壁33′とを鉄筋コンクリートにより一体形成してい
る。34′,35′,36′は鉄筋挿入孔である。
【0040】上層部を形成するこれら小型擁壁用ブロッ
クD,D′は、中間層部を形成する中型擁壁用ブロック
C,C′上に、それぞれ前壁32,32′が前壁26,26′上
に、そして、控え壁33,33 ′が控え壁27,27 ′上に重合
するように載置することができると共に、同重合状態に
て鉄筋挿入孔35,36,35′,36′が28,29,28′,29′
に符合するようにしている。
クD,D′は、中間層部を形成する中型擁壁用ブロック
C,C′上に、それぞれ前壁32,32′が前壁26,26′上
に、そして、控え壁33,33 ′が控え壁27,27 ′上に重合
するように載置することができると共に、同重合状態に
て鉄筋挿入孔35,36,35′,36′が28,29,28′,29′
に符合するようにしている。
【0041】なお、小型擁壁用ブロックD,D′の控え
壁33,33′の前部に形成した鉄筋挿入孔34,34′は、さ
らに上層に擁壁用ブロックを積み重ねる際に使用するも
のであり、本実施例では使用していない。また、鉄筋挿
入孔は、円形に限らず、長円形、長方形、正方形等に形
成することもできる。
壁33,33′の前部に形成した鉄筋挿入孔34,34′は、さ
らに上層に擁壁用ブロックを積み重ねる際に使用するも
のであり、本実施例では使用していない。また、鉄筋挿
入孔は、円形に限らず、長円形、長方形、正方形等に形
成することもできる。
【0042】本発明の実施例は、上記のように構成して
いるものであり、本実施例に係る擁壁Yの構築作業は、
次のようにして行なう。
いるものであり、本実施例に係る擁壁Yの構築作業は、
次のようにして行なう。
【0043】擁壁Yを構築する現場にフーチング基礎
Bを打設する。
Bを打設する。
【0044】フーチング基礎B上に大型特殊サイズの
擁壁用ブロックA,A′を直接据付けると共に、フーチ
ング基礎Bの後趾部21の傾斜面20より上方へ向けて突出
させたアンカー鉄筋1,1,1,1を擁壁用ブロック
A,A′の控え壁6,6′に形成した鉄筋挿入孔8,
9,10,11,8′,9′,10′,11′中にそれぞれ挿入
して、二段目の擁壁用ブロックA,A′を最下段の擁壁
用ブロックA,A′上に積み重ねた後、各鉄筋挿入孔8
〜11、8′〜11′中にそれぞれポスト鉄筋2を挿入し、
各鉄筋挿入孔中に、モルタル又はコンクリートを注入し
て、擁壁用ブロックA,A′をフーチング基礎B上に固
定する。
擁壁用ブロックA,A′を直接据付けると共に、フーチ
ング基礎Bの後趾部21の傾斜面20より上方へ向けて突出
させたアンカー鉄筋1,1,1,1を擁壁用ブロック
A,A′の控え壁6,6′に形成した鉄筋挿入孔8,
9,10,11,8′,9′,10′,11′中にそれぞれ挿入
して、二段目の擁壁用ブロックA,A′を最下段の擁壁
用ブロックA,A′上に積み重ねた後、各鉄筋挿入孔8
〜11、8′〜11′中にそれぞれポスト鉄筋2を挿入し、
各鉄筋挿入孔中に、モルタル又はコンクリートを注入し
て、擁壁用ブロックA,A′をフーチング基礎B上に固
定する。
【0045】擁壁用ブロックA,A′上に、さらに同
じ擁壁用ブロックA,A′を重合状態に積み重ねると共
に、符合する控え壁6,6′の鉄筋挿入孔8,9,10,
11、8′,9′,10′,11′中にポスト鉄筋2を挿入し
て、各鉄筋挿入孔中にモルタル又はコンクリートを注入
して、三段積みの擁壁用ブロックA,A′を一体的に固
定する。
じ擁壁用ブロックA,A′を重合状態に積み重ねると共
に、符合する控え壁6,6′の鉄筋挿入孔8,9,10,
11、8′,9′,10′,11′中にポスト鉄筋2を挿入し
て、各鉄筋挿入孔中にモルタル又はコンクリートを注入
して、三段積みの擁壁用ブロックA,A′を一体的に固
定する。
【0046】擁壁用ブロックA,A′上に、中型擁壁
用ブロックC,C′を四段に重合状態に積み重ねると共
に、符合する控え壁6,6′,27,27′の鉄筋挿入孔8
〜11、8′〜11′、28,29,30、28′,29′,30′中に
ポスト鉄筋2を挿入して、各鉄筋挿入孔中にモルタル又
はコンクリートを注入して、四段積みの擁壁用ブロック
B,B′を一体的に固定する。
用ブロックC,C′を四段に重合状態に積み重ねると共
に、符合する控え壁6,6′,27,27′の鉄筋挿入孔8
〜11、8′〜11′、28,29,30、28′,29′,30′中に
ポスト鉄筋2を挿入して、各鉄筋挿入孔中にモルタル又
はコンクリートを注入して、四段積みの擁壁用ブロック
B,B′を一体的に固定する。
【0047】中型擁壁用ブロックC,C′上に、小型
擁壁用ブロックD,D′を五段に重合状態に積み重ねる
と共に、符合する控え壁27,27′、33,33′の鉄筋挿入
孔28,29、28′,29′、35,36、35′,36′中にポスト
鉄筋2を挿入して、各鉄筋挿入孔中にモルタル又はコン
クリートを打設して、五段積みの擁壁用ブロックD,
D′を一体的に固定する。
擁壁用ブロックD,D′を五段に重合状態に積み重ねる
と共に、符合する控え壁27,27′、33,33′の鉄筋挿入
孔28,29、28′,29′、35,36、35′,36′中にポスト
鉄筋2を挿入して、各鉄筋挿入孔中にモルタル又はコン
クリートを打設して、五段積みの擁壁用ブロックD,
D′を一体的に固定する。
【0048】上記〜のように、フーチング基礎B
上に、各擁壁用ブロックA,A′、C,C′、D,D′
を積み重ねることにより、上層部を形成する小型擁壁用
ブロックD,D′の控え壁33,33′よりも、中間層部を
形成する中型擁壁用ブロックC,C′の控え壁27,27′
が後方に伸延し、同控え壁27,27′よりも下層部を形成
する擁壁用ブロックA,A′の控え壁6,6′が後方に
伸延するというように、各層部の控え壁6,6′、27,
27′、33,33′が階段状となるように築造して、前壁
5,5′、26,26′、32,32′の背後の裏盛土U中に、
下層の擁壁ブロックの控え壁がより深く埋設されるよう
にする。
上に、各擁壁用ブロックA,A′、C,C′、D,D′
を積み重ねることにより、上層部を形成する小型擁壁用
ブロックD,D′の控え壁33,33′よりも、中間層部を
形成する中型擁壁用ブロックC,C′の控え壁27,27′
が後方に伸延し、同控え壁27,27′よりも下層部を形成
する擁壁用ブロックA,A′の控え壁6,6′が後方に
伸延するというように、各層部の控え壁6,6′、27,
27′、33,33′が階段状となるように築造して、前壁
5,5′、26,26′、32,32′の背後の裏盛土U中に、
下層の擁壁ブロックの控え壁がより深く埋設されるよう
にする。
【0049】フーチング基礎Bの前趾部23の略水平面
22上にも一定厚さの土を載せて路面Gを形成して、擁壁
Yの構築を完了する。なお、各擁壁用ブロックA,
A′、C,C′、D,D′の積み重ね段数は、本実施例
のものに限定されるものではない。 上記〜の順序
で擁壁Yを構築した際には、最下層の擁壁用ブロック
A,A′の張出し壁7,7、7′,7′にも鉄筋挿入孔
11,11,11′,11′中を通してアンカー鉄筋1,1,
1,1を挿入しているために、同擁壁用ブロックA,
A′とフーチング基礎Bとが完全に一体化し、前後、左
右、及び上下方向の外力にも耐える一つの剛体を構成す
ることになり、この最下層の擁壁用ブロックA,A′に
最も大きな土圧が作用するにもかかわらず、擁壁Yの安
全性を確保することができる。
22上にも一定厚さの土を載せて路面Gを形成して、擁壁
Yの構築を完了する。なお、各擁壁用ブロックA,
A′、C,C′、D,D′の積み重ね段数は、本実施例
のものに限定されるものではない。 上記〜の順序
で擁壁Yを構築した際には、最下層の擁壁用ブロック
A,A′の張出し壁7,7、7′,7′にも鉄筋挿入孔
11,11,11′,11′中を通してアンカー鉄筋1,1,
1,1を挿入しているために、同擁壁用ブロックA,
A′とフーチング基礎Bとが完全に一体化し、前後、左
右、及び上下方向の外力にも耐える一つの剛体を構成す
ることになり、この最下層の擁壁用ブロックA,A′に
最も大きな土圧が作用するにもかかわらず、擁壁Yの安
全性を確保することができる。
【0050】すなわち、最下層の擁壁用ブロックA,
A′の後端部は、控え壁6,6′と左右側の張出し壁
7,7、7′,7′とによって複鉄筋長方形断面を形成
しているので、左右側方向の土圧によって、例えば、控
え壁6,6′が右側へ転倒されようとすれば、張出し壁
7,7′の鉄筋挿入孔11,11′の左側部中に挿入したア
ンカー鉄筋1,1が抗張力鉄筋として機能すると共に、
張出し壁7,7′の鉄筋挿入孔11,11′の右側部中に挿
入したアンカー鉄筋1,1が抗縮力鉄筋として機能する
ことになり、反対に控え壁6,6′が左側へ転倒されよ
うとすれば、アンカー鉄筋1,1が上記とは反対の機能
を果すことになる。
A′の後端部は、控え壁6,6′と左右側の張出し壁
7,7、7′,7′とによって複鉄筋長方形断面を形成
しているので、左右側方向の土圧によって、例えば、控
え壁6,6′が右側へ転倒されようとすれば、張出し壁
7,7′の鉄筋挿入孔11,11′の左側部中に挿入したア
ンカー鉄筋1,1が抗張力鉄筋として機能すると共に、
張出し壁7,7′の鉄筋挿入孔11,11′の右側部中に挿
入したアンカー鉄筋1,1が抗縮力鉄筋として機能する
ことになり、反対に控え壁6,6′が左側へ転倒されよ
うとすれば、アンカー鉄筋1,1が上記とは反対の機能
を果すことになる。
【0051】従って、最下層の擁壁ブロックA,A′の
控え壁6,6′は、左右側圧を対象とする場合、前壁
5,5′と控え壁6,6′の後端部及び左右張出し壁
7,7、7′,7′とによって支えられた両端固定梁を
構成することになるので、断面の性能が著しく高くな
る。
控え壁6,6′は、左右側圧を対象とする場合、前壁
5,5′と控え壁6,6′の後端部及び左右張出し壁
7,7、7′,7′とによって支えられた両端固定梁を
構成することになるので、断面の性能が著しく高くな
る。
【0052】また、フーチング基礎Bは、後趾部21の前
後幅L1を、同後趾部21上に載置する擁壁用ブロックA,
A′の前後幅(控え長さ)L3と略同一に形成しているた
めに、擁壁構築現場の切土の掘削量を少なくすることが
できて、その分擁壁構築作業時間を大幅に削減すること
ができる。
後幅L1を、同後趾部21上に載置する擁壁用ブロックA,
A′の前後幅(控え長さ)L3と略同一に形成しているた
めに、擁壁構築現場の切土の掘削量を少なくすることが
できて、その分擁壁構築作業時間を大幅に削減すること
ができる。
【0053】しかも、後趾部21の上面を前高後低の傾斜
面20に形成し、同傾斜面20上に大きさの異なる(断面性
能の異なる)多数個の擁壁用ブロックを積み重ねて築造
される擁壁Yの築造法勾配を、擁壁構築現場の切土の法
面勾配に近似させることにより、裏盛土Uの量を少なく
することができるために、その分擁壁Yに作用する裏盛
土Uの土圧を小さくすることができて、擁壁Yの安定性
を確保することができる。
面20に形成し、同傾斜面20上に大きさの異なる(断面性
能の異なる)多数個の擁壁用ブロックを積み重ねて築造
される擁壁Yの築造法勾配を、擁壁構築現場の切土の法
面勾配に近似させることにより、裏盛土Uの量を少なく
することができるために、その分擁壁Yに作用する裏盛
土Uの土圧を小さくすることができて、擁壁Yの安定性
を確保することができる。
【0054】さらには、前趾部23の前後幅L2を後趾部21
の前後幅L1よりも大きく形成して、擁壁Yの背面に沿っ
て後趾部21上に作用する裏盛土Uの荷重の着力点から前
趾部の先端までの長さ(x)を大きくすることができる
ようにしているために、擁壁Yを前方向へ転倒させるよ
うに作用する裏盛土Uの土圧による転倒モーメントに対
して、前趾部23の先端を中心にして擁壁Yを後方向へ回
転させるように作用する裏盛土荷重(W)による抵抗モ
ーメント(=x×W)を大きくすることができて、この
点からも擁壁の安定性を確保することができる。
の前後幅L1よりも大きく形成して、擁壁Yの背面に沿っ
て後趾部21上に作用する裏盛土Uの荷重の着力点から前
趾部の先端までの長さ(x)を大きくすることができる
ようにしているために、擁壁Yを前方向へ転倒させるよ
うに作用する裏盛土Uの土圧による転倒モーメントに対
して、前趾部23の先端を中心にして擁壁Yを後方向へ回
転させるように作用する裏盛土荷重(W)による抵抗モ
ーメント(=x×W)を大きくすることができて、この
点からも擁壁の安定性を確保することができる。
【0055】そして、前趾部23と後趾部21の下面を、前
高後低の同一傾斜面40に形成しているために、フーチン
グ基礎Bを前方向へ押圧して滑動させるように作用する
裏盛土Uの土圧に対する抵抗力を高めることができ、し
かも、後趾部21の下面にすべり止め用突部24を形成して
いるために、フーチング基礎Bが前方向へ滑動されるの
を確実に防止することができて、この点からも擁壁の安
定性を確保することができる。
高後低の同一傾斜面40に形成しているために、フーチン
グ基礎Bを前方向へ押圧して滑動させるように作用する
裏盛土Uの土圧に対する抵抗力を高めることができ、し
かも、後趾部21の下面にすべり止め用突部24を形成して
いるために、フーチング基礎Bが前方向へ滑動されるの
を確実に防止することができて、この点からも擁壁の安
定性を確保することができる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
れる。
【0057】最下層を形成する擁壁用ブロックの控え
壁の後端部に、左右側張出し部にまたがる横長の鉄筋挿
入孔を形成しているために、同鉄筋挿入孔中へのアンカ
ー鉄筋の挿入作業や、同鉄筋挿入孔と、その上に積み重
ねられる擁壁用ブロックの鉄筋挿入孔とを符合させる位
置合せ作業が楽に行なえて、擁壁の構築作業能率を著し
く向上させることができるる。
壁の後端部に、左右側張出し部にまたがる横長の鉄筋挿
入孔を形成しているために、同鉄筋挿入孔中へのアンカ
ー鉄筋の挿入作業や、同鉄筋挿入孔と、その上に積み重
ねられる擁壁用ブロックの鉄筋挿入孔とを符合させる位
置合せ作業が楽に行なえて、擁壁の構築作業能率を著し
く向上させることができるる。
【0058】フーチング基礎は、擁壁用ブロックを据
付ける後趾部より前方へ伸延させて形成した前趾部が、
裏盛土の土圧による転倒モーメントに充分対抗し得ると
共に、フーチング基礎の下面に突設したすべり止め用突
部が、前方へのすべり止め機能を果すようにしているた
めに、擁壁の安定性を良好に確保することができる。
付ける後趾部より前方へ伸延させて形成した前趾部が、
裏盛土の土圧による転倒モーメントに充分対抗し得ると
共に、フーチング基礎の下面に突設したすべり止め用突
部が、前方へのすべり止め機能を果すようにしているた
めに、擁壁の安定性を良好に確保することができる。
【0059】フーチング基礎は、後趾部の前後幅を、
同後趾部上に据付ける擁壁用ブロックの前後幅と略同一
に形成しているために、擁壁構築現場の切土の掘削量を
少なくすることができて、その分擁壁構築作業時間を大
幅に削減することができる。
同後趾部上に据付ける擁壁用ブロックの前後幅と略同一
に形成しているために、擁壁構築現場の切土の掘削量を
少なくすることができて、その分擁壁構築作業時間を大
幅に削減することができる。
【0060】後趾部の上面を前高後低の傾斜面に形成
し、同傾斜面上に大きさの異なる(断面性能の異なる)
多数個の擁壁用ブロックを積み重ねて築造される擁壁の
築造法勾配を、擁壁構築現場の切土の法面勾配に近似さ
せることにより、裏盛土の量を少なくすることができる
ために、その分擁壁に作用する裏盛土の土圧を小さくす
ることができて、擁壁の安定性を確保することができ
る。
し、同傾斜面上に大きさの異なる(断面性能の異なる)
多数個の擁壁用ブロックを積み重ねて築造される擁壁の
築造法勾配を、擁壁構築現場の切土の法面勾配に近似さ
せることにより、裏盛土の量を少なくすることができる
ために、その分擁壁に作用する裏盛土の土圧を小さくす
ることができて、擁壁の安定性を確保することができ
る。
【0061】前趾部の前後幅を後趾部の前後幅よりも
大きく形成して、擁壁の背面に沿って後趾部上に作用す
る裏盛土の荷重の着力点から前趾部の先端までの長さを
大きくすることができるようにしているために、擁壁を
前方向へ転倒させるように作用する裏盛土による転倒モ
ーメントに対して、前趾部の先端を中心にして擁壁を後
方向へ回転させるように作用する裏盛土荷重による抵抗
モーメントを大きくすることができて、この点からも擁
壁の安定性を確保することができる。
大きく形成して、擁壁の背面に沿って後趾部上に作用す
る裏盛土の荷重の着力点から前趾部の先端までの長さを
大きくすることができるようにしているために、擁壁を
前方向へ転倒させるように作用する裏盛土による転倒モ
ーメントに対して、前趾部の先端を中心にして擁壁を後
方向へ回転させるように作用する裏盛土荷重による抵抗
モーメントを大きくすることができて、この点からも擁
壁の安定性を確保することができる。
【0062】フーチング基礎の下面を、前高後低の傾
斜面に形成しているために、同フーチング基礎と一体化
した擁壁用ブロックが、土圧による水平押圧力に対し
て、強い滑動抵抗力を発揮すると共に、同フーチング基
礎の下面にすべり止め用突部を形成しているために、フ
ーチング基礎の滑動抵抗力をより一層高めることができ
て、この点からも擁壁の安定性を確保することができ
る。
斜面に形成しているために、同フーチング基礎と一体化
した擁壁用ブロックが、土圧による水平押圧力に対し
て、強い滑動抵抗力を発揮すると共に、同フーチング基
礎の下面にすべり止め用突部を形成しているために、フ
ーチング基礎の滑動抵抗力をより一層高めることができ
て、この点からも擁壁の安定性を確保することができ
る。
【図1】本発明に係る擁壁用ブロックを使用して構築し
た擁壁の断面側面図。
た擁壁の断面側面図。
【図2】同擁壁用ブロックの平面図。
【図3】同擁壁用ブロックの配筋平面図。
【図4】同擁壁用ブロックの正面図。
【図5】図2のI-I 線断面図。
【図6】擁壁用ブロックの平面図。
【図7】同擁壁用ブロックの配筋平面図。
【図8】同擁壁用ブロックの正面図。
【図9】図6のII-II 線断面図。
【図10】フーチング基礎の正面図。
【図11】フーチング基礎の底面図。
【図12】中型擁壁用ブロックの配筋平面図。
【図13】中型擁壁用ブロックの配筋平面図。
【図14】小型擁壁用ブロックの配筋平面図。
【図15】小型擁壁用ブロックの配筋平面図。
A,A′ 擁壁用ブロック B フーチング基礎 C,C′ 中型擁壁用ブロック D,D′ 小型擁壁用ブロック G 路面 U 裏盛土 1 アンカー鉄筋 2 ポスト鉄筋
Claims (7)
- 【請求項1】 前壁と、同前壁の後面より後方へ向けて
伸延させて形成した控え壁と、同控え壁の後端部の左右
側面より左右側方へそれぞれ張出し状に形成した左右側
張出し壁とから形成した擁壁用ブロックであって、控え
壁の後端部に、左右側張出し壁にまたがる横長の鉄筋挿
入孔を上下方向に貫通させて形成すると共に、控え壁の
中途部にも鉄筋挿入孔を上下方向に貫通させて形成した
ことを特徴とする擁壁用ブロック。 - 【請求項2】 フーチング基礎上に、請求項1記載の擁
壁用ブロックを載置し、同擁壁用ブロック上に前壁と控
え壁とから形成した大きさの異なる擁壁用ブロックを階
段状に積み重ねて擁壁を構築したことを特徴とする擁壁
の構築構造。 - 【請求項3】 請求項2記載のフーチング基礎の底面
に、すべり止め用突部を形成したことを特徴とする擁壁
の構築構造。 - 【請求項4】 請求項2記載のフーチング基礎の後趾部
の前後幅を、擁壁用ブロックの前後幅と略同一に形成し
たことを特徴とする擁壁の構築構造。 - 【請求項5】 請求項4記載の後趾部の上面を前高後低
の傾斜面に形成し、同傾斜面上に多数個の擁壁用ブロッ
クを積み重ねて築造される擁壁の築造法勾配を、擁壁構
築現場の切土の法面勾配に近似させることができるよう
にしたことを特徴とする擁壁の構築構造。 - 【請求項6】 請求項2記載のフーチング基礎の前趾部
の前後幅を、後趾部の前後幅よりも大きく形成したこと
を特徴とする擁壁の構築構造。 - 【請求項7】 請求項2記載のフーチング基礎の下面
を、前高後低の傾斜面に形成したことを特徴とする擁壁
の構築構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4160192A JPH05239842A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 擁壁用ブロック及び同ブロックを使用した擁壁の構築構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4160192A JPH05239842A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 擁壁用ブロック及び同ブロックを使用した擁壁の構築構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05239842A true JPH05239842A (ja) | 1993-09-17 |
Family
ID=12612908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4160192A Pending JPH05239842A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 擁壁用ブロック及び同ブロックを使用した擁壁の構築構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05239842A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101627248B1 (ko) * | 2016-01-07 | 2016-06-03 | 이형훈 | 할로우벽체 및 그 시공방법 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS429969Y1 (ja) * | 1964-10-23 | 1967-05-31 | ||
| JPS54100104A (en) * | 1978-01-25 | 1979-08-07 | Akamine Yuuko | Method of building readyymade breast wall like reinforced concrete buttress |
| JPS60192030A (ja) * | 1985-01-25 | 1985-09-30 | Akamine Yuko | 鉄筋コンクリ−ト擁壁用積みブロツク |
| JPH0539617A (ja) * | 1991-08-07 | 1993-02-19 | Three Bond Co Ltd | コンクリート壁面体の構築方法 |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4160192A patent/JPH05239842A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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