JPH0524333U - 成形型 - Google Patents
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- JPH0524333U JPH0524333U JP5912991U JP5912991U JPH0524333U JP H0524333 U JPH0524333 U JP H0524333U JP 5912991 U JP5912991 U JP 5912991U JP 5912991 U JP5912991 U JP 5912991U JP H0524333 U JPH0524333 U JP H0524333U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製品の品質および歩留りを良くすることので
きる成形型を提供する。 【構成】 上型1は環状の製品用溝2を有し、この製品
用溝2の内周側および外周側に咬切溝3、凹溝4がそれ
ぞれ製品用溝2の軸線を一致させる同心円状をなして形
成されている。下型11には製品用溝12、凸条13、
14が形成されていて、それぞれ上型1の製品用溝2、
咬切溝3、凹溝4に対応している。凸条13、14は成
形型のキャビティ内に突出しているため、キャビティの
容積を減らすことができ、歩留りが良くなる。また、成
形時において、凸条13、14はキャビティ内で流動す
る弾性材料に抵抗するように作用し、結果として成形型
内の圧力が高められるので、製品のフローマークを防止
できる。
きる成形型を提供する。 【構成】 上型1は環状の製品用溝2を有し、この製品
用溝2の内周側および外周側に咬切溝3、凹溝4がそれ
ぞれ製品用溝2の軸線を一致させる同心円状をなして形
成されている。下型11には製品用溝12、凸条13、
14が形成されていて、それぞれ上型1の製品用溝2、
咬切溝3、凹溝4に対応している。凸条13、14は成
形型のキャビティ内に突出しているため、キャビティの
容積を減らすことができ、歩留りが良くなる。また、成
形時において、凸条13、14はキャビティ内で流動す
る弾性材料に抵抗するように作用し、結果として成形型
内の圧力が高められるので、製品のフローマークを防止
できる。
Description
【0001】
この考案は成形型に関し、例えば弾性材料を使用して製品を成形する成形型に 関する。
【0002】
従来、上型と下型とで弾性材料を押圧してOリング等の製品を成形する成形型 として、例えば図8に示すようなものがある。 すなわち、この成形型は、上型41と下型51とからなり、上型41には環状 の製品用溝42が設けられるとともに、この製品用溝42の内周側および外周側 にそれぞれ咬切溝43、凹溝44が形成されていて、かつ下型51は上型41の 製品用溝42、咬切溝43、凹溝44にそれぞれ対応する製品用溝52、咬切溝 53、凹溝54が形成されているものである。
【0003】 そして、上型41と下型51との間に弾性材料を配置し、上型41と下型51 とで弾性材料を押圧することにより、弾性材料を、例えばOリング等の製品とし て成形するものである。
【0004】 図8において、上型41は、製品を成形するための製品用溝42が環状に形成 されていてその内周側および外周側には咬切溝53と凹溝54とが同心円状に形 成されている。
【0005】 上型41の製品用溝42の内周側および外周側にそれぞれ隣接する部位には、 咬切溝43がその軸線を製品用溝42の軸線と一致させた状態で環状に形成され ていて、さらにこの製品用溝42の内周側に形成した咬切溝43の内周側、およ び製品用溝42の外周側に形成した咬切溝43の外周側にはそれぞれ複数の凹溝 54が咬切溝43よりも小さい溝深さで同心円状に形成されている。
【0006】 他方、下型51は、上型41の型面に形成されている製品用溝42、咬切溝4 3、凹溝44のそれぞれに対応する部位に、製品用溝52、咬切溝53、凹溝5 4がそれぞれ形成されて、下型51の型面が上型41の型面と面対称となるよう に形成されている。
【0007】 そして、上型41と下型51とを対向させてその周縁部の当り面45で合致さ せることによって、上型41に形成した製品用溝42、咬切溝43、凹溝44と 、下型51に形成した製品用溝52、咬切溝53、凹溝54とで製品を成形する ためのキャビティが形成されるようになっている。
【0008】 このとき、上型41と下型51とが当り面45で合致している状態において、 上型41および下型51の製品用溝42、52、咬切溝43、53、凹溝44、 54のそれぞれで形成されるキャビティは連通していて、弾性材料を成形した際 に製品用溝42、52と咬切溝43、53との間、および咬切溝43、53と凹 溝44、54との間は薄膜が成形されてそれぞれ連結されるようになっている。
【0009】 以上のように成形型を構成することにより、上型41と下型51との間に弾性 材料を配置したのち、上型41と下型51とで弾性材料を押圧することによって 、弾性材料が上型41および下型51の製品用溝42、52、咬切溝43、53 、凹溝44、54で形成されるキャビティを充満するようになり、製品として成 形がなされるようになっている。
【0010】 このとき、弾性材料が上型41と下型51とで押圧されると、図9に示すよう に、弾性材料60はまず製品用溝42、52を充満させたのち、順次咬切溝43 、53、凹溝44、54を充満しながら流動するようになっていて、当り面45 にバリが発生したり、製品の表面にフローマークが発生したりすることを防止し ている。
【0011】 しかしながら、このような成形型においては、成型の際に、咬切溝43、53 および凹溝44、54に弾性材料を充満させることによって、バリ発生の防止、 フローマークの防止を図るようにしていたため、歩留りが悪くなっていた。
【0012】 すなわち、実質的に製品を成形するのは製品用溝42、52であって、それ以 外の咬切溝43、53や凹溝44、54は補足的なものであるから、成形の際に 、これらの咬切溝43、53や凹溝44、54に弾性材料を充満させることは、 バリ発生やフローマークの防止になる反面、多量の弾性材料が必要となり歩留り 低下の原因となっていた。
【0013】 また、成形の際に上型41と下型51との押圧力が弱い場合には、成形型の当 り面に隙間が生じるようになって、弾性材料の凹溝44、54による流動抵抗が 小さくなり、成形型内部の圧力が低くなって、フローマーク防止の効果が薄れて しまう恐れがあった(図10)。
【0014】 また、他の従来例として、図11および図12に示すような下型61を用いた 成形型がある。 すなわち、図に示している下型61は、その型面に環状の製品用溝62が形成 されるとともに、この製品用溝62の内周側および外周側にそれぞれ咬切溝63 、凹溝64が形成されていて、さらにこれらの溝を直交するようにつなぎ溝65 が放射状に形成されているものである。
【0015】 そして、この下型61の型面に対応させて形成された上型(図示せず)ととも に、弾性材料を押圧することにより製品を成形するようにしている。 図11および図12に示す下型61は、製品を成形するための製品用溝62が 環状に形成されていて、その内周側および外周側には咬切溝63と凹溝64とが 同心円状に形成されている。
【0016】 下型61の製品用溝62の内周側よび外周側にそれぞれ隣接する部位には、咬 切溝63がその軸線を製品用溝62の軸線と一致させた状態で環状に形成されて いて、さらに製品用溝62の内周側に形成した咬切溝63の内周側、および製品 用溝62の外周側に形成した咬切溝63の外周側にはそれぞれ複数の凹溝64が 咬切溝63よりも小さい溝深さで同心円状に形成されている。
【0017】 また、下型61には、咬切溝63より凹溝64に渡ってこれに直交するように つなぎ溝65が放射状に形成されていて、咬切溝63と凹溝64とがこのつなぎ 溝65で連通するようになっている。
【0018】 そして、以上のように構成する下型61と、これに対応して形成される上型と で弾性材料を押圧することによって、弾性材料が製品用溝62、咬切溝63、凹 溝64をそれぞれ充満するようになり、製品が成形されるようになっている。
【0019】 このとき、弾性材料が上型および下型61で押圧されると、弾性材料はまず製 品用溝62を充満させたのち、順次咬切溝63、凹溝64を充満しながら流動し 、同時につなぎ溝65を流動するようになっていて、バリが発生したり製品の表 面にフローマークが発生したりすることを防止している。
【0020】 しかしながら、このような成形型においても、成形の際に、咬切溝63、凹溝 64に弾性材料を充満させることによって、バリ発生の防止、フローマークの防 止を図るようにしていたため、歩留りが悪くなっていた。
【0021】 また、成形の際に上型と下型61との押圧力が弱い場合には、成形型の当り面 に隙間が生じるようになって、弾性材料の凹溝64による流動抵抗が小さくなり 、成形型内部の圧力が低くなって、フローマーク防止の効果が薄れてしまう恐れ があった。
【0022】 この考案は、上記のような問題点を解消するもので、製品の歩留りを良くする とともに、製品の品質を向上させることのできる成形型を提供することを目的と する。
【0023】
この考案は上記のような問題点を解決するために、一方の型に製品用溝が、他 方の型に製品用溝がそれぞれ形成されて、両型を合致して前記製品用溝および製 品用溝で製品を成形するようにした成形型であって、一方の型に凹溝を形成する とともに、他方の型に前記一方の型の凹溝に対応して突出する凸条を形成したと いう手段を採用した。また、前記一方の型の製品用溝に隣接する部位に咬切溝を 形成し、この咬切溝に対応する他方の型の部位に凸条が突出しており、前記一方 の型の製品用溝は環状をなしていて、かつ前記凹溝は前記製品用溝の軸線を中心 とする同心円状に形成されているという手段を採用し、また前記一方の型の製品 用溝は環状をなしていて、かつ前記凹溝は前記製品用溝の軸線に収束する螺旋状 に形成されているという手段を採用したものである。
【0024】
この考案は上記の手段を採用したことにより、一方の型と他方の型との間に弾 性材料を配置したのち、一方の型と他方の型とで弾性材料を押圧することにより 、弾性材料が製品として成形されるようになっている。
【0025】 このとき、弾性材料が一方の型と他方の型とで押圧されると、弾性材料は、ま ず製品用溝を充満したのち、順次咬切溝、凹溝を充満しながら流動するようにな り、バリが発生したり、製品の表面にフローマークが発生したりすることを防止 している。
【0026】 そして、このフローマークはより確実に防止できる。 すなわち、他方の型に形成している凸条は成形型内に突出していて、成形時に 流動している弾性材料が、この凸条にぶつかって流れが鈍くなるようになってい るため、結果として成形型内の圧力を高めることができ、フローマークをより効 果的に防止できるようになっている。
【0027】 また、一方の型と他方の型とが合致している状態において、他方の型に形成さ れている凸条は、一方の型に形成されている凹溝に対応して突出しているため、 実質的に成形型のキャビティの容積を減少させるようになっている。従って、製 品の成形に必要な弾性材料の量を比較的に減少させることができ、結果として歩 留りを良くすることができるようになっている。
【0028】
以下図面を参照しこの考案の実施例を説明する。 図1は、この考案の第1実施例を示す図である。 すなわち、図1に示す成形型は、一方の型である上型1と他方の型である下型 11とからなり、上型1には環状の製品用溝2が形成されるとともに、この製品 用溝2の内周側および外周側にそれぞれ咬切溝3、凹溝4が形成されて、下型1 1には、上型1の製品用溝2に対応する部位に製品用溝12が形成されるととも に、咬切溝3、凹溝4に対応する部位にそれぞれ凸条13、14が形成されてい るものである。
【0029】 そして、上型1と下型11との間に弾性材料を配置して、上型1と下型11と で弾性材料を押圧することにより、弾性材料を所定の形状に成形して例えばOリ ング等の製品を成形するようになっている。
【0030】 図1において、上型1は、製品を成形するための製品用溝2が環状に形成され ていて、その内周側および外周側には咬切溝3と凹溝4とが同心円状に形成され ている。
【0031】 上型1の製品用溝2の内周側および外周側に隣接するそれぞれの部位には、咬 切溝3がその軸線を製品用溝2の軸線と一致させた状態で環状に形成されていて 、さらにこの製品用溝2の内周側に形成した咬切溝3の内周側、および製品用溝 2の外周側に形成した咬切溝3の外周側には、それぞれ複数の凹溝4がその軸線 を製品用溝2の軸線と一致させた状態で、かつ咬切溝3よりも小さい溝深さで同 心円状に形成されている。
【0032】 他方、下型11は、上型1の型面に形成されている製品用溝2に対応する部位 に、その上型1の製品用溝2と同一の形状をなす製品用溝12が形成されるとと もに、上型1の咬切溝3に対応する部位に凸条13が、上型1の凹溝4に対応す る部位には凸条14がそれぞれの軸線を製品用溝12の軸線を一致させて同心円 状に形成されている。 この下型11の凸条13、14は、上型1と下型11とを合致させたときに、 上型1の咬切溝3、凹溝4の溝内にそれぞれ収まるように形成されている。
【0033】 図2に上型1と下型11とが合致したときの上型1の凹溝4と下型11の凸条 14との関係を示す。図示するように、上型1の凹溝4が溝幅W、溝深さDで形 成されている場合に、下型11の凸条14は、上型1の凹溝4の溝幅Wよりも小 さい条幅wで、かつ凹溝4の溝深さDよりも小さい高さhで形成されているもの で、形状はそれぞれ図示するものに限定されない(W>w、D>h)。
【0034】 また、下型11の凸条13も同様に、その条幅、高さは対応する上型1の咬切 溝3の溝幅、溝深さよりも小さく形成されている。 そして、以上のようにして型面が形成される上型1と下型11とを合致させる ことによって、上型1に形成した製品用溝2、咬切溝3、凹溝4と、下型11に 形成した製品用溝12、凸条13、14とが対応するようになって、製品を形成 するためのキャビティが形成されるようになっている。
【0035】 このとき、上型1と下型11とが合致している状態において、上型1の製品用 溝2と下型11の製品用溝12、上型1の咬切溝3と下型11の凸条13、上型 1の凹溝4と下型11の凸条14のそれぞれで形成されるキャビティはわずかな 隙間を介してそれぞれ連通していて、弾性材料を成形する際に、弾性材料がそれ ぞれの隙間を流通するようになっている。
【0036】 次に上記のものの作用を説明する。 上記の構成をなす成形型は、まず上型1と下型11との間に弾性材料を配置し たのち、上型1と下型11とで弾性材料を押圧することによって、弾性材料が成 形型内のキャビティを充満するようになって、弾性材料が製品として成形される ようになっている。
【0037】 このとき、弾性材料が上型1と下型11とで押圧されると、弾性材料はまず上 型1および下型11に形成されている製品用溝2、12を充満させたのち、順次 咬切溝3、凹溝4を充満しながら流動するようになり、上型1と下型11との当 り面にバリが発生したり、製品の表面にフローマークが発生したりすることを防 止している。
【0038】 ここで、成形の際に成形型の押圧力が適当でなく、上型1と下型11との当り 面に隙間が生じるようになっても、製品のフローマークは防止できる。
【0039】 すなわち、下型11に形成した凸条13、14は、図3に示すように成形の際 に、上型1の咬切溝3および凹溝4の内部において、流動する弾性材料に抵抗す るように作用するため、結果として成形型内の弾性材料の圧力を高めることがで き、フローマークの防止がより確実にできるようになっている。
【0040】 次に第2実施例を説明する。 図4は、この考案の第2実施例を示す図である。 すなわち、図4に示す成形型は、上型21と下型31とからなり、上型21に は環状の製品用溝22が形成されるとともに、この製品用溝22の内周側および 外周側にそれぞれ咬切溝23、凹溝24が形成されていて、下型31には、上型 21の製品用溝22および咬切溝23に対応する部位に製品用溝32および咬切 溝33がそれぞれ形成されるとともに、上型21の凹溝24に対応する部位に凸 条34が形成されているものである。
【0041】 そして、上型21と下型31との間に弾性材料を配置したのち、上型21と下 型31とで弾性材料を押圧することによって、弾性材料を所定の形状に成形して 製品を得るようにしている。
【0042】 図4において、上型21は、製品を成形するための製品用溝22が環状に形成 されていて、その内周側および外周側には咬切溝23と凹溝24とが同心円状に 形成されている。
【0043】 上型21の製品用溝22の内周側および外周側に隣接するそれぞれの部位には 、咬切溝23がその軸線を製品用溝22の軸線と一致させた状態で環状に形成さ れていて、さらにこの製品用溝22の内周側に形成した咬切溝23の内周側およ び製品用溝22の外周側に形成した咬切溝23の外周側には、それぞれ複数の凹 溝24がその軸線を製品用溝22の軸線と一致させた状態で、かつ咬切溝23よ りも小さい溝深さで同心円状に形成されている。
【0044】 他方、下型31は、上型21の型面に形成している製品用溝22に対応する部 位に、その上型21の製品用溝22と同一形状をなす製品用溝32が形成され、 また上型1の咬切溝23に対応する部位には、その咬切溝32と同一形状をなす 咬切溝33が形成されるとともに、製品用溝32の内周側に形成した咬切溝33 の内周側、および製品用溝32の外周側に形成した咬切溝33の外周側における 、上型21の凹溝24に対応する部位には凸条34がそれぞれの軸線を製品用溝 32の軸線と一致させて同心円状に形成している。
【0045】 この下型31の凸条34は、上型21と下型31とを合致させたときに、上型 21の凹溝24に収まるように形成されている。
【0046】 図5に上型21と下型31とが合致したときの上型21の凹溝24と下型31 の凸条34との関係を示す。図示するように、上型21の凹溝24が溝幅W1 、 溝深さD1 で形成されている場合、下型31の凸条34は、上型21の凹溝24 の溝幅W1 よりも小さい条幅w1 で、かつ凹溝24の溝深さD1 よりも小さい高 さh1 で形成して、それぞれの形状はこのとき図示するものに限定されない(W 1 >w1 、D1 >h1 )。
【0047】 そして、以上のように型面が形成される上型21と下型31とを合致させるこ とによって、上型21に形成した製品用溝22、咬切溝23、凹溝24と、下型 31に形成した製品用溝32、咬切溝33、凹溝34とが対応するようになって 、製品を形成するためのキャビティが形成されるようになっている。
【0048】 このとき、上型21と下型31とが合致している状態において、上型21の製 品用溝22と下型31の製品用溝32、上型21の咬切溝23と下型31の咬切 溝33、上型21の凹溝24と下型31の凸条34のそれぞれで形成されるキャ ビティは、わずかな隙間を介して連通していて、成型の際に弾性材料がそれぞれ の隙間を流通するようになっている。
【0049】 次に上記のものの作用を説明する。 上記の構成をなす成形型は、まず上型21と下型31との間に、弾性材料を配 置したのち、上型21と下型31とで弾性材料を押圧することによって、弾性材 料が成形型内のキャビティを充満するようになって、弾性材料が製品として成形 されるようになっている。
【0050】 このとき、弾性材料が上型21と下型31とで押圧されると、弾性材料は、ま ず製品用溝22、32を充満させたのち、順次咬切溝23、33および凹溝24 を充満させながら流動するようになり、上型21と下型31との当り面にバリが 発生したり、製品の表面にフローマークが発生したりすることを防止している。
【0051】 ここで、成形の際に成形型に適当な押圧力が得られなくて、上型21と下型3 1との当り面に隙間が生じるようになっても、製品にフローマークが発生するこ とを防止できる。
【0052】 すなわち、下型31に形成した凸条34は、図6に示すように、成形の際に凹 溝34の内部において突出するように形成されていて、流動する弾性材料に抵抗 するように作用するようになっているため、結果として成形型内の弾性材料の圧 力を高めることができ、フローマークの発生を防止することができる。
【0053】 図7に上記実施例の変形例を示す。 すなわち、第2実施例においては、下型31には、上型21の咬切溝23に対 応する部位に咬切溝33が形成されていたが、図7に示すように、下型31にお ける上型21の咬切溝23に対応する部位は平面となるように形成してもよい。
【0054】 なお、上記第1実施例および第2実施例において、下型11、31に形成した 凸条14、34は、それぞれその下型11、31の製品用溝12、32の軸線を 中心とする同心円状に形成したが、下型11、31の製品用溝12、32の軸線 に収束する螺旋状をなすように形成してもよい。
【0055】 このとき、上型1、21の凹溝4、24は、下型の凸条に対応して螺旋状に形 成しておくことはもちろんのことである。
【0056】 また、上記第1実施例および第2実施例においては、上型1、21に咬切溝3 、23および凹溝4、24を、下型11、31に凸条13、14、34をそれぞ れ形成したが、下型11、31に咬切溝および凹溝を、上型1、21に下型11 、31の咬切溝および凹溝に対応する凸条をそれぞれ形成してもよいことは言う までもない。
【0057】 さらに、上記第1実施例および第2実施例において、上型1、21または、下 型11、31の型面に、咬切溝3、13及び凹溝4、14または凸条13、14 、34と交差する放射状のつなぎ溝を設けてもよいものである。
【0058】
以上のようにこの考案によれば、成形型の一方の型の型面に咬切溝、凹溝が形 成されて、他方の型の型面にその咬切溝または凹溝に対応する凸条が形成されて いるため、咬切溝および凹溝の容積をこの凸条によって小さくすることができる ため、成形に必要とする弾性材料を従来よりも減少させることができ、その分だ け製品の歩留りを良くすることができる。
【0059】 また、成形の際に、成形型内を流動する弾性材料は、一方の型の型面に形成し ている咬切溝および凹溝の内部において、他方の型の型面に形成している凸条に よって抵抗を受けるようになっているため、成形型の内部の圧力を高めることが でき、フローマークの発生をより確実に防止できて製品の品質を向上させること ができるという効果がある。
【図1】この考案の第1実施例を示す図である。
【図2】図1における要部を示す図である。
【図3】第1実施例の作用を説明する図である。
【図4】この考案の第2実施例を示す図である。
【図5】図4における要部を示す図である。
【図6】第2実施例の作用を説明する図である。
【図7】第2実施例の変形例を示す図である。
【図8】従来例を示す図である。
【図9】従来例の作用を説明する図である。
【図10】従来例の作用を説明する図である。
【図11】他の従来例を示す要部平面図である。
【図12】図11におけるA−A線断面図である。
1、21、41………上型2、12、22、32、4
2、52、62………製品用溝 3、23、33、43、53、63………咬切溝 4、24、44、54、64………凹溝 13、14、34………凸条 11、31、51、61………下型 45………当り面 65………つなぎ溝 60………弾性材料
2、52、62………製品用溝 3、23、33、43、53、63………咬切溝 4、24、44、54、64………凹溝 13、14、34………凸条 11、31、51、61………下型 45………当り面 65………つなぎ溝 60………弾性材料
Claims (4)
- 【請求項1】 一方の型(1)(21)に製品用溝
(2)(22)が、他方の型(11)(31)に製品用
溝(12)(32)がそれぞれ形成されて、両型を合致
して前記製品用溝(2)(22)および製品用溝(1
2)(32)で製品を成形するようにした成形型であっ
て、一方の型(1)(21)に凹溝(4)(24)を形
成するとともに、他方の型(11)(31)に前記一方
の型(1)(21)の凹溝(4)(24)に対応して突
出する凸条(14)(34)を形成したことを特徴とす
る成形型。 - 【請求項2】 前記一方の型(1)の製品用溝(2)に
隣接する部位に咬切溝(3)を形成し、該咬切溝(3)
に対応する他方の型(11)の部位に凸条(13)が突
出している前記請求項1記載の成形型。 - 【請求項3】 前記一方の型(1)(21)の製品用溝
(2)(22)は環状をなしていて、かつ前記凹溝
(4)(24)は前記製品用溝(2)(22)の軸線を
中心とする同心円状に形成されている前記請求項1また
は請求項2記載の成形型。 - 【請求項4】 前記一方の型(1)(21)の製品用溝
(2)(22)は環状をなしていて、かつ前記凹溝
(4)(24)は前記製品用溝(2)(22)の軸線に
収束する螺旋状に形成されている前記請求項1または請
求項2記載の成形型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5912991U JPH0524333U (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5912991U JPH0524333U (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 成形型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0524333U true JPH0524333U (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=13104393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5912991U Pending JPH0524333U (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 成形型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0524333U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006103029A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Nok Corp | 成形型 |
| JP2023130169A (ja) * | 2022-03-07 | 2023-09-20 | 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター | 積層金型とその型締め機 |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP5912991U patent/JPH0524333U/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006103029A (ja) * | 2004-10-01 | 2006-04-20 | Nok Corp | 成形型 |
| JP2023130169A (ja) * | 2022-03-07 | 2023-09-20 | 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター | 積層金型とその型締め機 |
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