JPH05243544A - X線検出固体撮像装置 - Google Patents
X線検出固体撮像装置Info
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- JPH05243544A JPH05243544A JP4072987A JP7298792A JPH05243544A JP H05243544 A JPH05243544 A JP H05243544A JP 4072987 A JP4072987 A JP 4072987A JP 7298792 A JP7298792 A JP 7298792A JP H05243544 A JPH05243544 A JP H05243544A
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Landscapes
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 約0.3KeV 〜数十KeV のエネルギーのX線に
感度を有する、SITを画素として用いたX線検出固体
撮像装置を提供する。 【構成】 不純物濃度1×1011cm-3で厚さ数十μm〜数
mmのn- 型基板2の表面にソース領域3と、該ソース領
域3を囲むようにゲート領域4を形成し、更にゲート領
域4上に絶縁膜5を介してゲート電極6を形成する。n
- 型基板2の裏面には、n+ 型ドレイン拡散層8と金属
ドレイン電極9を形成する。そして裏面のドレイン電極
9側からX線を入射させるようにし、光電変換動作中は
ドレイン電位を高くしてn- 型基板全域に亘って空乏層
が形成されるようにする。
感度を有する、SITを画素として用いたX線検出固体
撮像装置を提供する。 【構成】 不純物濃度1×1011cm-3で厚さ数十μm〜数
mmのn- 型基板2の表面にソース領域3と、該ソース領
域3を囲むようにゲート領域4を形成し、更にゲート領
域4上に絶縁膜5を介してゲート電極6を形成する。n
- 型基板2の裏面には、n+ 型ドレイン拡散層8と金属
ドレイン電極9を形成する。そして裏面のドレイン電極
9側からX線を入射させるようにし、光電変換動作中は
ドレイン電位を高くしてn- 型基板全域に亘って空乏層
が形成されるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、静電誘導トランジス
タ(以下、単にSITと略称する)を用いた半導体光電
変換装置に関し、特に医用,非破壊検査等で実現が望ま
れている約0.3KeV 〜数十KeV のエネルギーのX線に感
度を有するX線検出固体撮像装置に関する。
タ(以下、単にSITと略称する)を用いた半導体光電
変換装置に関し、特に医用,非破壊検査等で実現が望ま
れている約0.3KeV 〜数十KeV のエネルギーのX線に感
度を有するX線検出固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子カメラ,ホームビデオカメ
ラ,ファクシミリ等に利用される半導体光電変換装置か
らなる半導体撮像装置には、BBD,CCD等の電荷転
送素子あるいは、MOSトランジスタ等が広く用いられ
ている。しかし、これらの素子を用いた半導体撮像装置
には、信号電荷転送時に電荷の洩れがあること、光検出
感度が低いこと、集積度が低いこと等の種々の問題点が
ある。
ラ,ファクシミリ等に利用される半導体光電変換装置か
らなる半導体撮像装置には、BBD,CCD等の電荷転
送素子あるいは、MOSトランジスタ等が広く用いられ
ている。しかし、これらの素子を用いた半導体撮像装置
には、信号電荷転送時に電荷の洩れがあること、光検出
感度が低いこと、集積度が低いこと等の種々の問題点が
ある。
【0003】このような問題点を一挙に解決するものと
して、SITを用いた固体撮像装置が、既に提案されて
いる。このSITは光電変換作用及び光電荷増幅作用を
有するフォトトランジスタの一種であり、電界効果トラ
ンジスタや接合形トランジスタに比較して、高入力イン
ピーダンス,高速性,非飽和性,低雑音,低消費電力等
の特長を備えているものである。
して、SITを用いた固体撮像装置が、既に提案されて
いる。このSITは光電変換作用及び光電荷増幅作用を
有するフォトトランジスタの一種であり、電界効果トラ
ンジスタや接合形トランジスタに比較して、高入力イン
ピーダンス,高速性,非飽和性,低雑音,低消費電力等
の特長を備えているものである。
【0004】したがって、このSITを受光素子として
用いれば、高感度,高速応答性,及び広ダイナミックレ
ンジを有する半導体撮像装置を得ることができるもので
あり、かかる装置は、特開昭55−15229号公報に
開示されている。
用いれば、高感度,高速応答性,及び広ダイナミックレ
ンジを有する半導体撮像装置を得ることができるもので
あり、かかる装置は、特開昭55−15229号公報に
開示されている。
【0005】図2は、この既知の固体撮像装置の各画素
を構成するSITの断面構成を示す。このSITは、図
に示すように、縦型構造で、ドレイン領域はn+ 型のシ
リコン基板1からなり、ソース領域は、基板1上に堆積
されたチャネル領域を構成するn- 型エピタキシャル層
2の表面に形成されたn+ 型領域3からなり、このエピ
タキシャル層2の表面には、更にソース領域3を取り囲
むようにp+ 型の信号蓄積ゲート領域4が形成されてい
る。このゲート領域4上には、絶縁膜5を介して電極6
が形成され、電極/絶縁膜/ゲート領域からなるいわゆ
るMIS構造のゲート電極が形成されている。チャネル
領域を構成するn- 型エピタキシャル層2の不純物濃度
は、ゲート電極6の印加バイアスが0Vでもチャネル領
域2が空乏化され、高い電位障壁が生じてピンチオフす
るような低濃度に選択されており、通常は1×1014cm-3
程度の低濃度となっている。
を構成するSITの断面構成を示す。このSITは、図
に示すように、縦型構造で、ドレイン領域はn+ 型のシ
リコン基板1からなり、ソース領域は、基板1上に堆積
されたチャネル領域を構成するn- 型エピタキシャル層
2の表面に形成されたn+ 型領域3からなり、このエピ
タキシャル層2の表面には、更にソース領域3を取り囲
むようにp+ 型の信号蓄積ゲート領域4が形成されてい
る。このゲート領域4上には、絶縁膜5を介して電極6
が形成され、電極/絶縁膜/ゲート領域からなるいわゆ
るMIS構造のゲート電極が形成されている。チャネル
領域を構成するn- 型エピタキシャル層2の不純物濃度
は、ゲート電極6の印加バイアスが0Vでもチャネル領
域2が空乏化され、高い電位障壁が生じてピンチオフす
るような低濃度に選択されており、通常は1×1014cm-3
程度の低濃度となっている。
【0006】次に、かかるSITの動作原理について説
明する。深い逆バイアスVG1がゲート電極6に印加され
た状態において、光がチャネル領域2及びゲート領域4
に入射すると、ここで生成した電子−正孔対のうち正孔
はゲート領域4に蓄積され、一方電子はドレイン領域1
を経てアースに流れ去る。光入力に対応してゲート領域
4に蓄積された正孔は、ゲート領域4の電位を上げ、チ
ャネル領域2の電位障壁を光入力に応じて下げる。ゲー
トに読み出し電位VG2(VG1<VG2)を印加すると、ゲ
ート領域4の正孔蓄積量に応じドレイン・ソース間に電
流が流れ、光入力に対し増幅された出力が得られる。そ
の光増幅率μは通常103 以上あり、従来のバイポーラト
ランジスタより1桁以上も高感度である。l1 をゲート
領域の深さ、l2 をゲート・ドレイン領域間の距離とす
ると、103 〜104 の光増幅率μを得るには、通常l1 =
2〜3μm,l2 =5〜6μmが必要とされる。
明する。深い逆バイアスVG1がゲート電極6に印加され
た状態において、光がチャネル領域2及びゲート領域4
に入射すると、ここで生成した電子−正孔対のうち正孔
はゲート領域4に蓄積され、一方電子はドレイン領域1
を経てアースに流れ去る。光入力に対応してゲート領域
4に蓄積された正孔は、ゲート領域4の電位を上げ、チ
ャネル領域2の電位障壁を光入力に応じて下げる。ゲー
トに読み出し電位VG2(VG1<VG2)を印加すると、ゲ
ート領域4の正孔蓄積量に応じドレイン・ソース間に電
流が流れ、光入力に対し増幅された出力が得られる。そ
の光増幅率μは通常103 以上あり、従来のバイポーラト
ランジスタより1桁以上も高感度である。l1 をゲート
領域の深さ、l2 をゲート・ドレイン領域間の距離とす
ると、103 〜104 の光増幅率μを得るには、通常l1 =
2〜3μm,l2 =5〜6μmが必要とされる。
【0007】すなわち、SITにおいて空乏化するn-
領域2の厚さは、表面より〜9μm程度の深さとなって
いる。この〜9μm厚のシリコン領域が有効光電変換領
域である。なお図2において、7はn+ 型拡散層よりな
る画素間の電気的アイソレーション領域である。またド
レイン領域1に印加される直流ドレイン電位VD は、通
常3.5Vが使用されている。
領域2の厚さは、表面より〜9μm程度の深さとなって
いる。この〜9μm厚のシリコン領域が有効光電変換領
域である。なお図2において、7はn+ 型拡散層よりな
る画素間の電気的アイソレーション領域である。またド
レイン領域1に印加される直流ドレイン電位VD は、通
常3.5Vが使用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、通常の
SITの有効光電変換領域の厚さは、表面より〜9μm
程度となっている。一方、数KeV 〜数十KeV のエネルギ
ーを有する光子の吸収長(入射X線強度が1/eになる
厚さ)は、SITの有効光電変換領域の厚さより、オー
ダー的に長い。例えば、8KeV のX線では、シリコンの
場合、吸収長は〜60μmとなり、24KeV のX線では〜1
mmとなる。
SITの有効光電変換領域の厚さは、表面より〜9μm
程度となっている。一方、数KeV 〜数十KeV のエネルギ
ーを有する光子の吸収長(入射X線強度が1/eになる
厚さ)は、SITの有効光電変換領域の厚さより、オー
ダー的に長い。例えば、8KeV のX線では、シリコンの
場合、吸収長は〜60μmとなり、24KeV のX線では〜1
mmとなる。
【0009】したがって、SITを用いた固体撮像装置
を利用してX線を検出しようとした場合、数KeV 〜数十
KeV のエネルギーを有するX線が通常のSITに入射す
ると、〜9μm程度の有効光電変換領域では、X線は通
過してしまい吸収されず、したがって上記エネルギーを
有するX線に対しては、通常のSIT固体撮像装置は感
度がない、あるいは非常に低いことがわかる。
を利用してX線を検出しようとした場合、数KeV 〜数十
KeV のエネルギーを有するX線が通常のSITに入射す
ると、〜9μm程度の有効光電変換領域では、X線は通
過してしまい吸収されず、したがって上記エネルギーを
有するX線に対しては、通常のSIT固体撮像装置は感
度がない、あるいは非常に低いことがわかる。
【0010】本発明は、従来のSIT固体撮像装置をX
線検出に用いた場合における上記問題点を解消するため
になされたもので、上記エネルギーを有するX線に対し
て良好な感度を有するSITを用いたX線検出固体撮像
装置を提供することを目的とする。
線検出に用いた場合における上記問題点を解消するため
になされたもので、上記エネルギーを有するX線に対し
て良好な感度を有するSITを用いたX線検出固体撮像
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】上記問題点を解
決するため、本発明は、2次元X線情報を検出する固体
撮像装置において、該固体撮像装置の各画素をSITで
構成し、該SITの光電変換動作中に受光領域に形成さ
れる空乏層の厚さが数十μm〜数mmの範囲になるように
構成するものである。
決するため、本発明は、2次元X線情報を検出する固体
撮像装置において、該固体撮像装置の各画素をSITで
構成し、該SITの光電変換動作中に受光領域に形成さ
れる空乏層の厚さが数十μm〜数mmの範囲になるように
構成するものである。
【0012】このように構成されたX線検出固体撮像装
置においては、SITはその光電変換動作中の空乏層が
数十μm〜数mmの厚さに形成されるので、約0.3KeV 〜
数十KeV という広範囲のX線に対して高い感度をもたせ
ることができる。
置においては、SITはその光電変換動作中の空乏層が
数十μm〜数mmの厚さに形成されるので、約0.3KeV 〜
数十KeV という広範囲のX線に対して高い感度をもたせ
ることができる。
【0013】
【実施例】次に実施例について説明する。図1は、本発
明に係るX線検出固体撮像装置の一実施例のSITより
なる1画素部分を示しており、図2に示した従来のSI
T画素と同一又は対応する部分には同一符号を付して、
その説明を省略する。従来例においては、入射光をSI
Tの表面(図2の上部側)より入射させる構成のもので
あったが、本実施例においては入射光は裏面(図1の下
部側)より入射する方式の構成を採用し、X線検出の場
合の素子に与える損傷,ダメージの程度を、従来例の表
面入射方式に比べて軽減されるようにしている。
明に係るX線検出固体撮像装置の一実施例のSITより
なる1画素部分を示しており、図2に示した従来のSI
T画素と同一又は対応する部分には同一符号を付して、
その説明を省略する。従来例においては、入射光をSI
Tの表面(図2の上部側)より入射させる構成のもので
あったが、本実施例においては入射光は裏面(図1の下
部側)より入射する方式の構成を採用し、X線検出の場
合の素子に与える損傷,ダメージの程度を、従来例の表
面入射方式に比べて軽減されるようにしている。
【0014】そしてチャネル領域に対応するn- 型基板
2は、不純物濃度NB が1×1011cm-3程度の超低濃度
で、厚さTは数十μm〜数mmに形成されている。8はn
- 型基板2の裏面に形成されたn+ 型ドレイン拡散層で
あり、その厚さは約1μm以下で、不純物濃度は1×10
19cm-3以上である。9は前記n+ 型ドレイン拡散層8に
接して形成された裏面ドレイン電極で、アルミニウム等
の金属よりなり、その厚さは数百Å〜数μmである。10
はドレイン端子、11はゲート電極端子、12はソース端子
である。
2は、不純物濃度NB が1×1011cm-3程度の超低濃度
で、厚さTは数十μm〜数mmに形成されている。8はn
- 型基板2の裏面に形成されたn+ 型ドレイン拡散層で
あり、その厚さは約1μm以下で、不純物濃度は1×10
19cm-3以上である。9は前記n+ 型ドレイン拡散層8に
接して形成された裏面ドレイン電極で、アルミニウム等
の金属よりなり、その厚さは数百Å〜数μmである。10
はドレイン端子、11はゲート電極端子、12はソース端子
である。
【0015】本発明においては、従来例のSITに比べ
て空乏層の厚さを大きくするものであるが、空乏層厚さ
Wと、不純物濃度NB 及びドレイン電位VD との関係
は、階段接合の場合、次式(1)で表される。 W=(2ES ・VD /q・NB )1/2 ・・・・・(1) ここでq=1.6×10-19 [C],ES =1.05×10
-12 [F/cm]である。従来例のVD =3.5V,NB =
1×1014cm-3の場合には、空乏層厚W=6.7μmとな
る。
て空乏層の厚さを大きくするものであるが、空乏層厚さ
Wと、不純物濃度NB 及びドレイン電位VD との関係
は、階段接合の場合、次式(1)で表される。 W=(2ES ・VD /q・NB )1/2 ・・・・・(1) ここでq=1.6×10-19 [C],ES =1.05×10
-12 [F/cm]である。従来例のVD =3.5V,NB =
1×1014cm-3の場合には、空乏層厚W=6.7μmとな
る。
【0016】本実施例においては、NB =1×1011cm-3
の超低濃度のn- 型基板2を厚さ数十μm〜数mmに形成
しているが、数KeV 〜数十KeV のエネルギーをもつX線
13を素子裏面、すなわちドレイン電極9側より入射した
とき、SITの光電変換動作中は、素子表面よりn+ 型
ドレイン拡散層8との接触面まで、n- 型基板2全体が
完全に空乏化されているように、上記(1)式を用いて
ドレイン電位VD を選択する。例えばドレイン電位VD
を従来例に比べて高い30V程度とすると、空乏層厚Wは
627 μmとなる。つまり従来例の空乏層に比べて100 倍
程度大きい空乏層厚(有効光電変換領域)が得られるこ
とになり、n- 型基板2の厚さは、この空乏層厚に対応
した厚さに設定されておればよいことになる。またSI
Tは、信号電荷蓄積時は、ソース領域3よりドレイン拡
散層8に流れるソース電流をカットオフし、また信号電
流読み出し時は所定のソース電流が流れる必要がある。
本発明においては、従来例と比べて基板条件が異なるた
め、その動作条件が従来例と変わることが考えられる
が、その場合は、図2中の両ゲート領域4,4間の距離
2a及びゲート領域4の深さl1 、あるいはゲートバイ
アス条件等を変更することにより、従来例と同じ所望の
特性が実現可能となる。
の超低濃度のn- 型基板2を厚さ数十μm〜数mmに形成
しているが、数KeV 〜数十KeV のエネルギーをもつX線
13を素子裏面、すなわちドレイン電極9側より入射した
とき、SITの光電変換動作中は、素子表面よりn+ 型
ドレイン拡散層8との接触面まで、n- 型基板2全体が
完全に空乏化されているように、上記(1)式を用いて
ドレイン電位VD を選択する。例えばドレイン電位VD
を従来例に比べて高い30V程度とすると、空乏層厚Wは
627 μmとなる。つまり従来例の空乏層に比べて100 倍
程度大きい空乏層厚(有効光電変換領域)が得られるこ
とになり、n- 型基板2の厚さは、この空乏層厚に対応
した厚さに設定されておればよいことになる。またSI
Tは、信号電荷蓄積時は、ソース領域3よりドレイン拡
散層8に流れるソース電流をカットオフし、また信号電
流読み出し時は所定のソース電流が流れる必要がある。
本発明においては、従来例と比べて基板条件が異なるた
め、その動作条件が従来例と変わることが考えられる
が、その場合は、図2中の両ゲート領域4,4間の距離
2a及びゲート領域4の深さl1 、あるいはゲートバイ
アス条件等を変更することにより、従来例と同じ所望の
特性が実現可能となる。
【0017】次に、図1に示した実施例の光電変換動作
について説明する。裏面から入射したX線13は、数μm
以下の金属ドレイン電極9及びn+ 型ドレイン拡散層8
を透過し、完全に空乏化されたn- 型基板2に入る。そ
して、この厚い基板2内において光電変換され、その結
果発生した電子はドレイン端子10に、また正孔はゲート
領域4へと、n- 型基板2の全領域に形成された電界に
より高速に転送される。この時、ゲート端子11には蓄積
ゲート電位VG1が印加されている。所望の信号蓄積時間
経過後、ゲート端子11に読み出しゲート電位VG2を印加
し、信号電流をソース端子12より検出する。信号検出終
了後は、リセットゲート電位VG3(VG3>VG2)を印加
する。あるいは、図示していないリセットトランジスタ
をオンにし、ゲート領域4にリセット電位を印加しゲー
ト領域4に蓄積された正孔のリセット動作を行い、1サ
イクルの光電変換動作を終了する。
について説明する。裏面から入射したX線13は、数μm
以下の金属ドレイン電極9及びn+ 型ドレイン拡散層8
を透過し、完全に空乏化されたn- 型基板2に入る。そ
して、この厚い基板2内において光電変換され、その結
果発生した電子はドレイン端子10に、また正孔はゲート
領域4へと、n- 型基板2の全領域に形成された電界に
より高速に転送される。この時、ゲート端子11には蓄積
ゲート電位VG1が印加されている。所望の信号蓄積時間
経過後、ゲート端子11に読み出しゲート電位VG2を印加
し、信号電流をソース端子12より検出する。信号検出終
了後は、リセットゲート電位VG3(VG3>VG2)を印加
する。あるいは、図示していないリセットトランジスタ
をオンにし、ゲート領域4にリセット電位を印加しゲー
ト領域4に蓄積された正孔のリセット動作を行い、1サ
イクルの光電変換動作を終了する。
【0018】以上、X線検出固体撮像装置のSIT画素
単体の動作について説明を行ったが、SIT画素を2次
元的に配列して構成したX線検出固体撮像装置のエリア
センサとして動作させる構成及びその動作は、従来の2
次元SIT固体撮像装置と全く同じである。
単体の動作について説明を行ったが、SIT画素を2次
元的に配列して構成したX線検出固体撮像装置のエリア
センサとして動作させる構成及びその動作は、従来の2
次元SIT固体撮像装置と全く同じである。
【0019】本実施例においては、X線の光電変換動作
中は、基板表面から裏面まで完全に空乏化している、す
なわち基板全体に亘り電界が存在するため、光電変換に
より発生した正孔は、正孔−電子対発生点直上の画素の
ゲート領域へと効率的に転送される。すなわち数十μm
〜数mmという厚い基板にもかかわらず、空間解像度の劣
化が最小限に抑えられる。
中は、基板表面から裏面まで完全に空乏化している、す
なわち基板全体に亘り電界が存在するため、光電変換に
より発生した正孔は、正孔−電子対発生点直上の画素の
ゲート領域へと効率的に転送される。すなわち数十μm
〜数mmという厚い基板にもかかわらず、空間解像度の劣
化が最小限に抑えられる。
【0020】また従来、CCDにおいては、高抵抗基板
(低不純物濃度基板)を使用した裏面X線入射CCDが
報告されている(例えば、M. C. Peckerar et al. "X r
ay imaging with a charge-coupled device fabricated
on a high-resistivity silicon substrate" Appl. Ph
ys. Lett. Vol. 39, No. 1, pp. 55〜57, 1981 参
照)。しかし、かかるCCDの場合、ゲートに印加する
高電位が電荷転送用の高速クロックパルスになるため
に、その高電位化が難しいという欠点が存在する。これ
に対し、本発明においては、直流電位であるドレイン電
位のみを高電位とすればよく、このことから、上記CC
Dとは異なり高電位化が容易であるという長所も存在す
る。
(低不純物濃度基板)を使用した裏面X線入射CCDが
報告されている(例えば、M. C. Peckerar et al. "X r
ay imaging with a charge-coupled device fabricated
on a high-resistivity silicon substrate" Appl. Ph
ys. Lett. Vol. 39, No. 1, pp. 55〜57, 1981 参
照)。しかし、かかるCCDの場合、ゲートに印加する
高電位が電荷転送用の高速クロックパルスになるため
に、その高電位化が難しいという欠点が存在する。これ
に対し、本発明においては、直流電位であるドレイン電
位のみを高電位とすればよく、このことから、上記CC
Dとは異なり高電位化が容易であるという長所も存在す
る。
【0021】更にSIT撮像素子は、光電変換動作中に
多数回信号の非破壊読み出しが可能である。すなわち、
X線画像情報をモニターリングしながらX線信号の蓄積
が可能であり、これによって、必要最小限のX線ドーズ
により所望の良好な画像が得られる。つまりX線露光時
間の短縮化、更に重要なことには、生体等の被曝量が必
要最小限に抑えられるという大きな利点が得られる。
多数回信号の非破壊読み出しが可能である。すなわち、
X線画像情報をモニターリングしながらX線信号の蓄積
が可能であり、これによって、必要最小限のX線ドーズ
により所望の良好な画像が得られる。つまりX線露光時
間の短縮化、更に重要なことには、生体等の被曝量が必
要最小限に抑えられるという大きな利点が得られる。
【0022】また金属ドレイン電極9及びn+ 型ドレイ
ン拡散層8を、それぞれ数百Å,数千Åと薄く形成する
ことにより、0.3KeV 程度の軟X線から、より大きいエ
ネルギーを有するX線に対して感度を有する広エネルギ
ー範囲のX線検出固体撮像装置が実現できる。
ン拡散層8を、それぞれ数百Å,数千Åと薄く形成する
ことにより、0.3KeV 程度の軟X線から、より大きいエ
ネルギーを有するX線に対して感度を有する広エネルギ
ー範囲のX線検出固体撮像装置が実現できる。
【0023】なおX線センサーは、一般に暗電流による
偽信号防止のため冷却して使用されるが、CMOSFE
T構成によるアドレッサー(周辺回路)を有するSIT
固体撮像装置は、CCDよりも、より低温まで動作可能
であるという長所も存在する。
偽信号防止のため冷却して使用されるが、CMOSFE
T構成によるアドレッサー(周辺回路)を有するSIT
固体撮像装置は、CCDよりも、より低温まで動作可能
であるという長所も存在する。
【0024】更に本発明に係るX線検出固体撮像装置
は、X線検出以外にも、例えばエレクトロンビーム等の
荷電粒子の検出にも適用が可能である。
は、X線検出以外にも、例えばエレクトロンビーム等の
荷電粒子の検出にも適用が可能である。
【0025】
【発明の効果】以上実施例に基づいて説明したように、
本発明によれば、0.3KeV 〜数十KeVという広範囲のX
線に対して高い感度を有し、また光電変換動作中に蓄積
信号を破壊することなく読み出し画像のモニターリング
を行うことが出来るので、生体などのX線被曝量を必要
最小限に抑えることができる。またCCDに比べ駆動方
法が容易で、且つCCDより低温で動作が可能なので暗
電流による偽信号を容易に阻止することができる。更に
また、SITの受光領域全体に亘り完全に空乏化される
ように構成することにより、受光領域を厚くしても空間
分解能の劣化を最小限に抑えることが可能である。
本発明によれば、0.3KeV 〜数十KeVという広範囲のX
線に対して高い感度を有し、また光電変換動作中に蓄積
信号を破壊することなく読み出し画像のモニターリング
を行うことが出来るので、生体などのX線被曝量を必要
最小限に抑えることができる。またCCDに比べ駆動方
法が容易で、且つCCDより低温で動作が可能なので暗
電流による偽信号を容易に阻止することができる。更に
また、SITの受光領域全体に亘り完全に空乏化される
ように構成することにより、受光領域を厚くしても空間
分解能の劣化を最小限に抑えることが可能である。
【図1】本発明に係るX線検出固体撮像装置の一実施例
のSIT画素部分を示す断面図である。
のSIT画素部分を示す断面図である。
【図2】従来のSIT固体撮像装置のSIT画素部分を
示す断面図である。
示す断面図である。
2 n- 型基板 3 ソース領域 4 ゲート領域 5 絶縁膜 6 ゲート電極 8 n+ 型ドレイン拡散層 9 金属ドレイン電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/335 C 4228−5C
Claims (5)
- 【請求項1】 2次元X線情報を検出する固体撮像装置
において、該固体撮像装置の各画素を静電誘導トランジ
スタで構成し、該静電誘導トランジスタの光電変換動作
中に受光領域に形成される空乏層の厚さが数十μm〜数
mmの範囲になるように構成されていることを特徴とする
X線検出固体撮像装置。 - 【請求項2】 前記静電誘導トランジスタは、裏面入射
型であることを特徴とする請求項1記載のX線検出固体
撮像装置。 - 【請求項3】 前記静電誘導トランジスタは、光電変換
動作中に該トランジスタの裏面に形成されたドレイン領
域より表面までの受光領域全域が完全に空乏化されるよ
うに構成されていることを特徴とする請求項2記載のX
線検出固体撮像装置。 - 【請求項4】 前記静電誘導トランジスタは、受光領域
裏面の表面上に、1μm以下の厚さのn+ ドレイン拡散
層及び該ドレイン拡散層の表面に1μm以下の厚さのド
レイン金属電極が順次形成されていることを特徴とする
請求項2又は3記載のX線検出固体撮像装置。 - 【請求項5】 前記静電誘導トランジスタを画素として
備えた固体撮像装置は、光電変換動作中の途中におい
て、多数回の信号破壊読み出し動作を行う機能を有する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
X線検出固体撮像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4072987A JPH05243544A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | X線検出固体撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4072987A JPH05243544A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | X線検出固体撮像装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05243544A true JPH05243544A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=13505261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4072987A Withdrawn JPH05243544A (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | X線検出固体撮像装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05243544A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09135012A (ja) * | 1995-09-04 | 1997-05-20 | Canon Inc | 電磁波検出装置 |
| JP2022060253A (ja) * | 2017-09-18 | 2022-04-14 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | ビーム画像システムのためのスイッチマトリクス設計 |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP4072987A patent/JPH05243544A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09135012A (ja) * | 1995-09-04 | 1997-05-20 | Canon Inc | 電磁波検出装置 |
| JP2022060253A (ja) * | 2017-09-18 | 2022-04-14 | エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. | ビーム画像システムのためのスイッチマトリクス設計 |
| US11862427B2 (en) | 2017-09-18 | 2024-01-02 | Asml Netherlands B.V. | Switch matrix design for beam image system |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |