JPH05243761A - フレキシブル基板のたるみ防止機構 - Google Patents

フレキシブル基板のたるみ防止機構

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JPH05243761A
JPH05243761A JP7936992A JP7936992A JPH05243761A JP H05243761 A JPH05243761 A JP H05243761A JP 7936992 A JP7936992 A JP 7936992A JP 7936992 A JP7936992 A JP 7936992A JP H05243761 A JPH05243761 A JP H05243761A
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Yoshihiro Kawamura
吉廣 川村
Fumihiko Suzuki
史彦 鈴木
Ryoji Haraguchi
良二 原口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のプリント配線基板間を回路接続したフ
レキシブル基板の弛み止めをワンタッチで行えるように
した。 【構成】 キャビネット側の第1のプリント配線基板
と、カセット蓋側の第2のプリント配線基板とが回路接
続用のフレキシブル基板7で接続されているものにおい
て、フレキシブル基板7に形成されたスリット15を有
する係合孔14を、カセット蓋側に設けられた茸状の支
持軸8の先端部の突起部9にフレキシブル基板7の有す
る弾性変形作用により挿入し係合するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器の固定側部材
と可動側部材に配設されるプリント配線基板間の回路接
続用として用いる、例えばカセット式テープレコーダに
用いて好適なフレキシブル基板のたるみ防止構造に関し
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種、プリント基板間の接続に
フレキシブル基板を用いた電気機器として図7に示すカ
セット式テープレコーダがあった。図7において、符号
1は機器本体としてのキャビネットで、このキャビネッ
ト1の上面部にはカセットCの収容部2が設けられ、収
容部2の裏面側のキャビネット1内には電気回路のメイ
ンマウントとなる第1のプリント配線基板3が取り付け
られている。一方、キャビネット1には図示しないヒン
ジを回動支点として開閉自在のカセット蓋4が取り付け
られている。このカセット蓋4の裏面内に例えば、チュ
ーナあるいは音質調整用の電気回路のサブマウントとな
る第2のプリント配線基板5が取り付けられている。
【0003】そして、上述したキャビネット1側の第1
のプリント配線基板3と、カセット蓋4側の第2のプリ
ント配線基板5とは、ヒンジ側においてある程度の長さ
の余裕をもったフレキシブル基板6によってその両端末
部の端子部分を挿着し回路接続されている。このフレキ
シブル基板6は、プラスチックシートに導電パターンが
印刷されたもので、フレキシブル基板6自体が弾性変形
自在である。従って、キャビネット1に対してカセット
蓋4が開閉されるとフレキシブル基板6は、柔軟に弾性
変形し折れ曲がるようなこともない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フレキシブル基板を用
いた従来のカセト式テープレコーダは、以上のように構
成され、フレキシブル基板6はその両端末部の端子部分
がキャビネット1側の第1のプリント配線基板3と、カ
セット蓋4側の第2のプリント配線基板5とに回路接続
されているだけであるので、フレキシブル基板6の両端
部以外はいわゆるふらふらとした自由な状態であり、こ
のため、フレキシブル基板6が弛んで垂れ下がると機構
上、カセット蓋の開閉が困難になったり、あるいは垂れ
下がった部分がキャビネット1側あるいはカセット蓋4
側に接触し電気的な支障をきたすといった問題が生じ
る。
【0005】従って、従来ではフレキシブル基板6の自
由な部分をキャビネット1側あるいはカセット蓋4側に
接着剤等で固定してフレキシブル基板6の垂れ下がりを
防止していたが、このような接着剤による固定は手数を
要する上、接着剤が固まるまでに時間がかかるので、作
業上非能率的であった。
【0006】本発明は上述のような問題点を解消するた
めになされたもので、フレキシブル基板の弛み止めを接
着剤を用いることなくワンタッチで固定することのでき
るフレキシブル基板のたるみ防止機構を得ることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明によるフレキシブル基板のたるみ防止機構は、
電気機器の固定側部材と可動側部材とにそれぞれ設けら
れるプリント配線基板間を回路接続用のフレキシブル基
板で接続したものにおいて、固定側部材と可動側部材の
少なくとも一方に、軸部の先端部にこの軸部の径方向に
突出する所定形状の突起部を有する支持軸を設け、この
支持軸とほぼ対応するフレキシブル基板の所要部分に突
起部の径よりやや小径の係止孔及びこの係止孔から少な
くとも一方向に延びるスリットを形成してなり、フレキ
シブル基板をこの基板の弾性変形作用によってその係合
孔を支持軸に挿入し係合して固定するようにしたもので
ある。
【0008】
【作用】上述のように構成した本発明によるフレキシブ
ル基板のたるみ防止機構は、電気機器の固定側部材ある
いは可動側部材から突設させた支持軸の突起部にフレキ
シブル基板の係合孔を挿入させることによって、フレキ
シブル基板の有する弾性変形作用によってスリットと共
に係合孔が押し開かれ突起部を通過して軸部に係入さ
れ、そのあと、係合孔と共にスリットが弾性復元し、係
合孔の縁部が突起部の基部側裏面に係合し、係合孔が抜
け出すこともなくフレキシブル基板のワンタッチによる
固定がなされる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明によるフレキシブル基板たるみ防止
機構を備えたカセット式テープレコーダのカセット蓋開
放状態の断面図であり、図7で説明した従来例と同一部
分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0010】図1において、符号7が本発明により用い
られるフレキシブル基板で、従来例と同様に両端部の端
子部分がキャビネット1側の第1のプリント配線基板3
と、カセット蓋3側の第2のプリント配線基板5とにそ
れぞれ回路接続されている。そして符号8がフレキシブ
ル基板7のたるみを取るために、このフレキシブル基板
7を固定するための支持軸であり、この支持軸8は軸部
8aとその先端部にこの軸部8aの径方向に突出し先細
のほぼ三角錐状の突起部9とからいわゆる茸状に形成さ
れている。支持軸8は本例ではカセット蓋4の図示しな
いヒンジ側の裏面から突設している。尚、10はキャビ
ネット1の底部に取り付けられるキャビネットカバーで
ある。
【0011】次に上述したフレキシブル基板7と、支持
軸8の詳細について説明する。図2はフレキシブル基板
7の本発明要部の平面図を示し、11はフレキシブル基
板7上に印刷形成された導電パターン、12は本例では
カセット蓋4の第2のプリント配線基板5と回路接続さ
れる端子部である。
【0012】フレキシブル基板7の一側縁部には、一体
的に耳部13が設けられている。この耳部13には上述
した支持軸8の突起部9に挿通され係合される係合孔1
4が開口されている。この係合孔14の孔径は、突起部
9の径よりやや小径である。また、係合孔14の左右両
側部、すなわち導電パターン11の配線方向の両側部に
はこの配線方向に沿って直線状のスリット15,15が
形成され、この両スリット15,15の端部にフレキシ
ブル基板7の裂けを防止するための孔部16,16が形
成されている。
【0013】一方、軸部8a及び突起部9からなる支持
軸8は図3に示すように構成されている。すなわち、カ
セット蓋4から突設させた軸部8aの先端部に形成した
ほぼ三角錐状の突起部9の基部には、顎状に外方へ張り
出す段部9aが設けられている。
【0014】上述したカセット蓋4への軸部8a及び突
起部9の成形は図4(a),(b)に示すように、軸部
8a及び突起部9の段部9aを成形する雄型17と、突
起部9の外面形状を成形する雌型18とよりなる。しか
し、雄型17と雌型18とを用いて横断面が円筒形状の
軸部8aと突起部9を成形すると、軸部8aとカセット
蓋4とが分離されてしまうため、軸部8aとカセット蓋
4とを一体成形するために((b)参照)、軸部8aと
突起部9の横断面形状が図5に示すように半円形状に形
成されている。従って、雄型17による軸部8a及び雌
型18による突起部9のそれぞれの成形面は半円形状で
あり、このため、雄型17を抜いたときに生じた部分が
図3及び図5における型抜空間部19として形成され
る。
【0015】次に、カセット蓋4の支持軸8にフレキシ
ブル基板7を固定する操作を図3について説明する。図
3(a)は、支持軸8にフレキシブル基板7を固定する
前で、突起部9にフレキシブル基板7の耳部13に形成
した係合孔14を対応させる。この状態から図3(b)
に示すようにフレキシブル基板7の耳部13を指で持っ
て係合孔14を突起部9に挿入していくと、フレキシブ
ル基板7自身の有する弾性変形作用により係合孔14と
共にスリット15が撓み挿入されていく。この状態を表
しているのが図6である。そして係合孔14が最も撓ん
で突起部9を通り抜けると、フレキシブル基板7の弾性
復元作用により撓む前の状態に戻り、図3(c)に示す
ように係合孔14が突起部9の段部9aに係合され、こ
れによって係合孔14は突起部9から抜け出すことがな
く、図1に示すようにフレキシブル基板7はふらふらと
たるむこともなく固定することができる。
【0016】このように本発明によるフレキシブル基板
のたるみ防止機構は上述したように構成されているの
で、フレキシブル基板7の弛んだ部分をこの基板7の係
合孔14を利用してカセット蓋4の裏面に突設した支持
軸8へワンタッチで固定することができ、フレキシブル
基板7の固定の作業性を極めて大幅に向上することがで
きる。
【0017】また、フレキシブル基板7の耳部13に形
成した係合孔14の左右にスリット15,15を形成し
たので、支持軸8の突起部9への係合孔14の挿入時
に、係合孔14の弾性変形の際にスリット15,15が
押し開かれて係合孔14の無理な変形が防止できる。さ
らに、スリット15,15をフレキシブル基板7の導電
パターン11の配線方向と同じ向きに形成したことで、
たとえスリット15,15が破損したとしても導電パタ
ーン11側に影響を及ぼすようなこともない。また、ス
リット15,15の端部に孔部16,16を形成したこ
とによって、スリット15,15が裂けるようなことも
ない。
【0018】尚、本発明は、上述し、かつ図面に示した
実施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない
範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、支持軸
8は茸状の形状に限るものでなく、係合孔14が係合し
抜け出さないものであればその他の形状であってもよ
い。また、係合孔14に形成した左右のスリットは、少
なくても一方側にあればよい。また、フレキシブル基板
7への係合孔14及びスリット15を設ける位置は必ず
しも実施例のものに限定するものでなく、フレキシブル
基板7の適所に形成し、係合孔14及びスリット15を
避けて導電パターンを形成するようにしてもよい。ま
た、フレキシブル基板7を固定するための支持軸8を、
実施例では可動側部材としてのカセット蓋4側に設けた
例について示したが固定側部材としてのキャビネット1
側に設けるようにしてもよいし、固定側部材と可動側部
材の両方に設けてもよいことは勿論である。また、支持
軸8は固定側部材、可動側部材とは別体に金属等により
形成してそれぞれの部材に植設するようにしてもよい。
さらに、実施例では、カセット式テープレコーダを例に
とって説明したが、プリント配線基板間を回路接続用の
フレキシブル基板で接続するようにした各種の機器に広
く適用可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるフレキ
シブル基板のたるみ防止機構は、電気機器の固定側部材
と、この固定側部材に対して開閉動作等、可動される可
動側部材とにそれぞれ設けられるプリント配線基板間を
回路接続用のフレキシブル基板で接続したものにおい
て、固定側部材と可動側部材の少なくとも一方に突設し
た支持軸にフレキシブル基板に形成したスリットを有す
る係合孔をフレキシブル基板自体の弾性変形作用を利用
して挿入し係合させるようにしたので、固定側部材また
は可動側部材へのフレキシブル基板の弛んだ部分を従来
のような接着剤を用いることなくワンタッチ作業で固定
することができ、これによって、フレキシブル基板の固
定の作業性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフレキシブル基板のたるみ防止機
構を備えたカセット式テープレコーダの断面図である。
【図2】実施例によるフレキシブル基板の要部の平面図
である。
【図3】実施例による支持軸へフレキシブル基板を固定
するための各操作の断面図である。
【図4】実施例による支持軸を成形する金型の断面方向
の異なる各々の断面図である。
【図5】実施例による支持軸の平面図である。
【図6】実施例の支持軸へフレキシブル基板を固定する
状態の斜視図である。
【図7】従来のフレキシブル基板を有するカセット式テ
ープレコーダの断面図である。
【符号の説明】
1 キャビネット 3 第1のプリント配線基板 4 カセット蓋 5 第2のプリント配線基板 7 フレキシブル基板 8 支持軸 8a 軸部 9 突起部 9a 段部 13 耳部 14 係合部 15 スリット 16 孔部 19 型抜空間部
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器の固定側部材
と可動側部材に配設されるプリント配線基板間の回路接
続用として用いる、例えばカセット式テープレコーダに
用いて好適なフレキシブル基板のたるみ防止機構に関す
るものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図1において、符号7が本発明により用い
られるフレキシブル基板で、従来例と同様に両端部の端
子部分がキャビネット1側の第1のプリント配線基板3
と、カセット蓋側の第2のプリント配線基板5とにそ
れぞれ回路接続されている。そして符号8がフレキシブ
ル基板7のたるみを取るために、このフレキシブル基板
7を固定するための支持軸であり、この支持軸8は軸部
8aとその先端部にこの軸部8aの径方向に突出し先細
のほぼ三角錐状の突起部9とからいわゆる茸状に形成さ
れている。支持軸8は本例ではカセット蓋4の図示しな
いヒンジ側の裏面から突設している。尚、10はキャビ
ネット1の底部に取り付けられるキャビネットカバーで
ある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】上述したカセット蓋4への軸部8a及び突
起部9の成形は図4(a),(b)に示すように、軸部
8a及び突起部9の段部9aを成形する雄型17と、突
起部9の外面形状を成形する雌型18とよりなる。しか
し、雄型17と雌型18とを用いて横断面が円筒形状の
軸部8aと突起部9を成形すると、軸部8aとカセット
蓋4とが分離されてしまうため、軸部8aとカセット蓋
4とを一体成形するために((b)参照)、図5に示す
ように軸部8の横断面形状は円形に成形され、突起部9
の横断面形状がほぼ半円形状に成形されるように雄型1
7と雌型18の成形面が形成されている。このため雄型
17を抜いたときに生じた部分が図3及び図5における
型抜き空間部19として形成される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器の固定側部材と可動側部材とに
    それぞれ設けられるプリント配線基板間を回路接続用の
    フレキシブル基板で接続したものにおいて、 上記固定側部材と上記可動側部材の少なくとも一方に、
    軸部の先端部にこの軸部の径方向に突出する所定形状の
    突起部を有する支持軸を設け、 上記支持軸とほぼ対応する上記フレキシブル基板の所要
    部分に上記支持軸の突起部の径よりやや小径の係合孔及
    びこの係合孔から少なくとも一方向に延びるスリットを
    形成してなり、 上記フレキシブル基板を、この基板の弾性変形作用によ
    って上記係合孔を上記支持軸に挿入し係合して固定する
    ようにしたことを特徴とするフレキシブル基板のたるみ
    防止機構。
  2. 【請求項2】 上記係合孔のスリットが上記フレキシブ
    ル基板の配線方向に形成されていることを特徴とする請
    求項1記載のフレキシブル基板のたるみ防止構造。
JP07936992A 1992-02-28 1992-02-28 フレキシブル基板のたるみ防止機構 Expired - Fee Related JP3232637B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007208146A (ja) * 2006-02-03 2007-08-16 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd Fpc実装構造及び折り畳み式電子機器
JP2013102343A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Toshiba Corp テレビジョン受像機および電子機器
JP2014022679A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 Sumitomo Electric Printed Circuit Inc 固定構造及び該固定構造の製造方法

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