JPH05246416A - 合成樹脂製自立壜 - Google Patents
合成樹脂製自立壜Info
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- JPH05246416A JPH05246416A JP7881992A JP7881992A JPH05246416A JP H05246416 A JPH05246416 A JP H05246416A JP 7881992 A JP7881992 A JP 7881992A JP 7881992 A JP7881992 A JP 7881992A JP H05246416 A JPH05246416 A JP H05246416A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Rigid or semi-rigid containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material or by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0223—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
- B65D1/0261—Bottom construction
- B65D1/0284—Bottom construction having a discontinuous contact surface, e.g. discrete feet
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐内圧特性を確保しながらも、ストレスクラ
ックを低減できる合成樹脂製の自立壜を提供すること。 【構成】 自立壜30の底部34には、一方の側壁部3
2から中心34aを経て変化点42に至る区間に、半径
Rの半球状部分36が形成される。壜を自立させるため
の脚部40は、中心34aの円周方向にて等中心角度毎
に例えば5個設けられている。この各脚部40は、変化
点42にて半球状部分36と連結され、変化点42より
半径方向外側に向け、かつ、斜め下方に傾斜する傾斜部
44を有し、その最下点に接地部46を有する。底部3
4において、未延伸または低延伸のため厚肉となる厚肉
部50は、中心34aより変化点42を越えた長さの所
定半径を持つほぼ円形エリアに形成される。傾斜部44
の途中から接地部46を経て側壁部32至る領域は、高
度に二軸配向された薄肉部52となる。この厚肉部50
と薄肉部52との間には、肉厚が徐々に移向する肉厚移
行部54が形成され、この肉厚移行部54は傾斜部44
の途中位置に形成される。
ックを低減できる合成樹脂製の自立壜を提供すること。 【構成】 自立壜30の底部34には、一方の側壁部3
2から中心34aを経て変化点42に至る区間に、半径
Rの半球状部分36が形成される。壜を自立させるため
の脚部40は、中心34aの円周方向にて等中心角度毎
に例えば5個設けられている。この各脚部40は、変化
点42にて半球状部分36と連結され、変化点42より
半径方向外側に向け、かつ、斜め下方に傾斜する傾斜部
44を有し、その最下点に接地部46を有する。底部3
4において、未延伸または低延伸のため厚肉となる厚肉
部50は、中心34aより変化点42を越えた長さの所
定半径を持つほぼ円形エリアに形成される。傾斜部44
の途中から接地部46を経て側壁部32至る領域は、高
度に二軸配向された薄肉部52となる。この厚肉部50
と薄肉部52との間には、肉厚が徐々に移向する肉厚移
行部54が形成され、この肉厚移行部54は傾斜部44
の途中位置に形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二軸延伸吹込成形され
た合成樹脂性の自立壜に関し、特にその底部構造に関す
る。
た合成樹脂性の自立壜に関し、特にその底部構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば炭酸飲料などを内容物とする合成
樹脂性容器の底部構造としては、耐内圧性を確保するた
めに、下向き凸の半球形状のものが最も優れている。し
かし、このような半球形状を底部とするボトルは、ベー
スキャップと称されるキャップを底部に装着しなけれ
ば、自立壜として機能することができない。
樹脂性容器の底部構造としては、耐内圧性を確保するた
めに、下向き凸の半球形状のものが最も優れている。し
かし、このような半球形状を底部とするボトルは、ベー
スキャップと称されるキャップを底部に装着しなけれ
ば、自立壜として機能することができない。
【0003】そこで、従来よりボトル底部に偶数本或い
は奇数本の脚部を供えたボトル構造が提案されている。
その代表的な底部構造が、例えば実公平3−55375
公報の第1図に示されている。すなわちこのようなボト
ルは図5に示す底部構造を持つ。なお、上記公報の第1
図には底部の肉厚が開示されていないので、図5は肉厚
を無視してその形状のみを模式的に示している。図5に
示すボトルは、中空筒状の側壁部12の一端を閉鎖する
底部14を有する。この底部14は、例えば一定の半径
Rにて湾曲する球面状部分16を有し、さらにこの球面
状部分16より斜め下方に延在する例えば奇数本の脚部
20が、中心18に対してほぼ等中心角度毎に設けられ
ている。この脚部20は、底部14の中心18よりも所
定距離離れた変化点22にて球面状部分16と連結さ
れ、この変化点22より半径方向外側に向けて斜め下方
に伸びる傾斜部24を有する。そして、この傾斜部24
の最下点が接地部26として構成される。このようなボ
トル底部構造によれば、例えば奇数本の脚部20によ
り、ボトル10を自立させることができる。
は奇数本の脚部を供えたボトル構造が提案されている。
その代表的な底部構造が、例えば実公平3−55375
公報の第1図に示されている。すなわちこのようなボト
ルは図5に示す底部構造を持つ。なお、上記公報の第1
図には底部の肉厚が開示されていないので、図5は肉厚
を無視してその形状のみを模式的に示している。図5に
示すボトルは、中空筒状の側壁部12の一端を閉鎖する
底部14を有する。この底部14は、例えば一定の半径
Rにて湾曲する球面状部分16を有し、さらにこの球面
状部分16より斜め下方に延在する例えば奇数本の脚部
20が、中心18に対してほぼ等中心角度毎に設けられ
ている。この脚部20は、底部14の中心18よりも所
定距離離れた変化点22にて球面状部分16と連結さ
れ、この変化点22より半径方向外側に向けて斜め下方
に伸びる傾斜部24を有する。そして、この傾斜部24
の最下点が接地部26として構成される。このようなボ
トル底部構造によれば、例えば奇数本の脚部20によ
り、ボトル10を自立させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等の実験によ
れば、図5に示すような底部構造を有するボトル10
は、その底部14にストレスクラックが発生し易いこと
がわかった。このストレスクラックの要因として第一に
挙げられるものは、このボトル10に内容物を充填する
ボトリングラインに沿ってボトル10を搬送する際、搬
送路上に塗られている潤滑剤が、応力亀裂を助長するも
のと考えられる。第二に、夏期における温度上昇或いは
湿度等の環境の変化が、ストレスクラックに影響するも
のと考えられる。第三に、内容物を充填後ボトル10に
キャッピングを行うとき、上方からの座屈荷重が加わる
ことも原因と考えられる。そして、本発明者等のさらな
る研究によれば、このようなストレスクラックは底部1
4における形状の変化点22において顕著に発生するこ
とが確認された。これは、変化点22に応力集中が生ず
るものと考えられる。このようにストレスクラックが発
生したボトル10は、そのクラックが伝播して内容物が
漏れるという問題を生じ、ボトル10の商品価値をなく
してしまう。
れば、図5に示すような底部構造を有するボトル10
は、その底部14にストレスクラックが発生し易いこと
がわかった。このストレスクラックの要因として第一に
挙げられるものは、このボトル10に内容物を充填する
ボトリングラインに沿ってボトル10を搬送する際、搬
送路上に塗られている潤滑剤が、応力亀裂を助長するも
のと考えられる。第二に、夏期における温度上昇或いは
湿度等の環境の変化が、ストレスクラックに影響するも
のと考えられる。第三に、内容物を充填後ボトル10に
キャッピングを行うとき、上方からの座屈荷重が加わる
ことも原因と考えられる。そして、本発明者等のさらな
る研究によれば、このようなストレスクラックは底部1
4における形状の変化点22において顕著に発生するこ
とが確認された。これは、変化点22に応力集中が生ず
るものと考えられる。このようにストレスクラックが発
生したボトル10は、そのクラックが伝播して内容物が
漏れるという問題を生じ、ボトル10の商品価値をなく
してしまう。
【0005】本発明者等はまた、図6に示す底部構造を
持つボトルを成形し、このボトルが破裂する時の内圧を
測定するバーストテストを実施してみた。図6に示す構
造は、底部14における形状の変化点22を、底部14
の中心18に配置したものである。
持つボトルを成形し、このボトルが破裂する時の内圧を
測定するバーストテストを実施してみた。図6に示す構
造は、底部14における形状の変化点22を、底部14
の中心18に配置したものである。
【0006】しかしながら、図6の構造を持つボトルを
バーストテストした結果、図5に示す底部構造を有する
ボトルよりも、耐圧性がさらに低下することが判明し
た。すなわち、図5に示すボトルの場合は、20kg/
cm2 以上の内圧をかけてもバーストしないのに対し、
図6に示すボトルの場合には、規格値である10kg/
cm2 さえもクリアすることが不可能であった。
バーストテストした結果、図5に示す底部構造を有する
ボトルよりも、耐圧性がさらに低下することが判明し
た。すなわち、図5に示すボトルの場合は、20kg/
cm2 以上の内圧をかけてもバーストしないのに対し、
図6に示すボトルの場合には、規格値である10kg/
cm2 さえもクリアすることが不可能であった。
【0007】このように、耐内圧性を確保するためには
図5の底部構造が優れているが、ストレスクラックの発
生を防止できる対策がなかった。
図5の底部構造が優れているが、ストレスクラックの発
生を防止できる対策がなかった。
【0008】そこで、本発明の目的とするところは、耐
内圧性を確保しながらも、ストレスクラックの発生しに
くい底部を有する合成樹脂性自立壜を提供することにあ
る。
内圧性を確保しながらも、ストレスクラックの発生しに
くい底部を有する合成樹脂性自立壜を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、二軸延伸吹込
成形された合成樹脂製の自立壜において、底部の中心よ
り所定距離離れた点を底部形状の変化点とし、この変化
点より半径方向外向きに斜め下方に延在する傾斜部を経
て接地部に至る、前記底部にほぼ等中心角度毎に設けら
れた3個以上の脚部を有し、前記中心より前記変化点を
越えた長さの所定半径を持つ内側のほぼ円形領域が、未
延伸または低延伸の厚肉部で構成され、少なくとも前記
接地部を含む外側領域が延伸された薄肉部で構成され、
前記厚肉部と薄肉部とを結ぶ肉厚移行部が前記傾斜部の
途中に形成されていることを特徴とする。
成形された合成樹脂製の自立壜において、底部の中心よ
り所定距離離れた点を底部形状の変化点とし、この変化
点より半径方向外向きに斜め下方に延在する傾斜部を経
て接地部に至る、前記底部にほぼ等中心角度毎に設けら
れた3個以上の脚部を有し、前記中心より前記変化点を
越えた長さの所定半径を持つ内側のほぼ円形領域が、未
延伸または低延伸の厚肉部で構成され、少なくとも前記
接地部を含む外側領域が延伸された薄肉部で構成され、
前記厚肉部と薄肉部とを結ぶ肉厚移行部が前記傾斜部の
途中に形成されていることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、底部における形状の変化点を
底部の中心より所定距離離れた点に形成することで耐内
圧性を高めている。しかも、この変化点における肉厚
は、二軸延伸吹込成形工程時に未延伸或いは低延伸とな
ることから比較的肉厚が残存する厚肉部として形成され
る。従って、たとえこの形状の変化点に応力集中があっ
たとしても、その肉厚を確保することによりストレスク
ラックの発生を防止している。最も分子構造的に不安定
な部分は、未延伸ゆえに非晶質である部分から、比較的
延伸された配向結晶化部分に至る肉厚の移行部である。
これらのことを考慮しないと、この肉厚移行部と形状の
変化点とが一致した場合に、ストレスクラックが最も発
生しやすくなってしまう。本発明では、このような分子
構造的に不安定な肉厚移行部を、底部における形状の変
化点よりも半径方向外側、すなわち脚部における傾斜部
の途中に形成することで、耐圧性を確保し、かつストレ
スクラックの発生を低減している。
底部の中心より所定距離離れた点に形成することで耐内
圧性を高めている。しかも、この変化点における肉厚
は、二軸延伸吹込成形工程時に未延伸或いは低延伸とな
ることから比較的肉厚が残存する厚肉部として形成され
る。従って、たとえこの形状の変化点に応力集中があっ
たとしても、その肉厚を確保することによりストレスク
ラックの発生を防止している。最も分子構造的に不安定
な部分は、未延伸ゆえに非晶質である部分から、比較的
延伸された配向結晶化部分に至る肉厚の移行部である。
これらのことを考慮しないと、この肉厚移行部と形状の
変化点とが一致した場合に、ストレスクラックが最も発
生しやすくなってしまう。本発明では、このような分子
構造的に不安定な肉厚移行部を、底部における形状の変
化点よりも半径方向外側、すなわち脚部における傾斜部
の途中に形成することで、耐圧性を確保し、かつストレ
スクラックの発生を低減している。
【0011】
【実施例】以下、本発明を適用した自立壜の一実施例に
ついて図面を参照して具体的に説明する。
ついて図面を参照して具体的に説明する。
【0012】図1及び図2において、本実施例に係る自
立壜30は、中空筒状の側壁部32の一端を閉鎖する底
部34を有する。この底部34は、下向き凸の半球状部
分36を有する。この半球状部分36にはさらに、底部
34の中心34aの円周方向で、等中心角度毎に3個以
上、例えば5個の脚部40が連結されている。この脚部
40と半球状部分36との連結点は、底部34の中心3
4aより所定距離、好ましくは3mm以上離れた点であ
り、この点が底部34における形状の変化点42となっ
ている。各脚部40は、この変化点42より半径方向外
側に向けてかつ斜め下方に伸びる傾斜部44を有する。
この傾斜部44の最下点は、側壁部32の最大直径より
も小さな直径を持つ位置となっており、この最下点が接
地部46となる。つまり、底部34の形状は、脚部40
を含む一断面を見ると、一方の側壁部32より中心34
aを越えた反対側の変化点42に亘って半球状部分36
が形成され、中心34aより変化点42まで上向きに湾
曲上昇した形状が、変化点42を境に斜め下方に折り返
され、この変化点42から他方の側壁32に亘って脚部
40が構成されている。
立壜30は、中空筒状の側壁部32の一端を閉鎖する底
部34を有する。この底部34は、下向き凸の半球状部
分36を有する。この半球状部分36にはさらに、底部
34の中心34aの円周方向で、等中心角度毎に3個以
上、例えば5個の脚部40が連結されている。この脚部
40と半球状部分36との連結点は、底部34の中心3
4aより所定距離、好ましくは3mm以上離れた点であ
り、この点が底部34における形状の変化点42となっ
ている。各脚部40は、この変化点42より半径方向外
側に向けてかつ斜め下方に伸びる傾斜部44を有する。
この傾斜部44の最下点は、側壁部32の最大直径より
も小さな直径を持つ位置となっており、この最下点が接
地部46となる。つまり、底部34の形状は、脚部40
を含む一断面を見ると、一方の側壁部32より中心34
aを越えた反対側の変化点42に亘って半球状部分36
が形成され、中心34aより変化点42まで上向きに湾
曲上昇した形状が、変化点42を境に斜め下方に折り返
され、この変化点42から他方の側壁32に亘って脚部
40が構成されている。
【0013】次に、図1を参照して底部14における肉
厚について説明する。
厚について説明する。
【0014】この種の自立壜30は二軸延伸吹込成形に
より成形され、この工程は周知のごとく、プリフォーム
の底壁を縦軸方向に向けて延伸する延伸ロッドと、プリ
フォーム内に導入される吹込エアとを用いて行われる。
従って、延伸ロッドが接触または非接触により縦軸方向
に延伸ガイドされる底部中心領域は、未延伸またはほと
んど延伸されない領域となる。それゆえ、自立壜30の
底部34の中心領域38は、他の延伸された部分の肉厚
に比べ、比較的厚い肉厚の厚肉部50として形成される
ことになる。この厚肉部50は、底部34の中心34a
の周りにほぼ円形のエリアとして形成されるが、本実施
例ではこの厚肉部50を、変化点42よりも半径方向外
側に至るエリア、すなわち傾斜部44の途中位置まで形
成している。一方、傾斜部44の下端側から接地部46
及びさらにその外側の側壁部32は、二軸延伸吹込成形
工程にて二軸方向に配向されており、この結果薄肉部5
2として形成される。中心側の厚肉部50とその外側の
薄肉部52との間には、厚肉部50の肉厚より薄肉部5
2の肉厚に至るまで比較的徐々に肉厚が変化する肉厚移
行部54として形成される。本実施例では、この肉厚移
行部54は変化点22の半径方向外側、すなわち傾斜部
44の途中位置に形成されている。
より成形され、この工程は周知のごとく、プリフォーム
の底壁を縦軸方向に向けて延伸する延伸ロッドと、プリ
フォーム内に導入される吹込エアとを用いて行われる。
従って、延伸ロッドが接触または非接触により縦軸方向
に延伸ガイドされる底部中心領域は、未延伸またはほと
んど延伸されない領域となる。それゆえ、自立壜30の
底部34の中心領域38は、他の延伸された部分の肉厚
に比べ、比較的厚い肉厚の厚肉部50として形成される
ことになる。この厚肉部50は、底部34の中心34a
の周りにほぼ円形のエリアとして形成されるが、本実施
例ではこの厚肉部50を、変化点42よりも半径方向外
側に至るエリア、すなわち傾斜部44の途中位置まで形
成している。一方、傾斜部44の下端側から接地部46
及びさらにその外側の側壁部32は、二軸延伸吹込成形
工程にて二軸方向に配向されており、この結果薄肉部5
2として形成される。中心側の厚肉部50とその外側の
薄肉部52との間には、厚肉部50の肉厚より薄肉部5
2の肉厚に至るまで比較的徐々に肉厚が変化する肉厚移
行部54として形成される。本実施例では、この肉厚移
行部54は変化点22の半径方向外側、すなわち傾斜部
44の途中位置に形成されている。
【0015】次に、このような自立壜30の底部34の
密度について説明する。
密度について説明する。
【0016】厚肉部50の密度は、その領域が未延伸ま
たは低延伸であるゆえ低く、1.35g/cm3 以下で
あり、特にその中心34aの密度は1.345g/cm
3 以下となる。一方、肉厚移行部54は、非晶質状態か
ら結晶状態に移向する領域であるため、二軸配向された
側壁部32等と比べて密度が低く、その密度は1.35
以上1.36g/cm3 以下となる。特に、肉厚移行部
54の密度は、1.35g/cm3 台となることが多
い。薄肉部52は比較的高い二軸配向度が得られるた
め、その密度は肉厚移行部54の密度よりさらに高くな
り、通常1.36g/cm3 以上となっている。
たは低延伸であるゆえ低く、1.35g/cm3 以下で
あり、特にその中心34aの密度は1.345g/cm
3 以下となる。一方、肉厚移行部54は、非晶質状態か
ら結晶状態に移向する領域であるため、二軸配向された
側壁部32等と比べて密度が低く、その密度は1.35
以上1.36g/cm3 以下となる。特に、肉厚移行部
54の密度は、1.35g/cm3 台となることが多
い。薄肉部52は比較的高い二軸配向度が得られるた
め、その密度は肉厚移行部54の密度よりさらに高くな
り、通常1.36g/cm3 以上となっている。
【0017】本実施例の自立壜30の底部構造によれ
ば、その底部34に形状の変化点42を有するが、この
変化点42は中心34aより所定距離離れた位置に存在
する。さらに、脚部40以外の底部構造は例えば一定の
半径Rの半球状部分36として構成されるため、比較的
高い耐内圧性を確保することができた。この自立壜30
に内圧をかけ、そのボトルの壁を破裂させるバーストテ
ストを行ったところ、内圧が20kg/cm2 以上の高
い耐内圧性を確保することが確認できた。特に、この耐
内圧性は、中心34aから変化点42に至る距離を3m
m以上とすると良好であることがわかった。
ば、その底部34に形状の変化点42を有するが、この
変化点42は中心34aより所定距離離れた位置に存在
する。さらに、脚部40以外の底部構造は例えば一定の
半径Rの半球状部分36として構成されるため、比較的
高い耐内圧性を確保することができた。この自立壜30
に内圧をかけ、そのボトルの壁を破裂させるバーストテ
ストを行ったところ、内圧が20kg/cm2 以上の高
い耐内圧性を確保することが確認できた。特に、この耐
内圧性は、中心34aから変化点42に至る距離を3m
m以上とすると良好であることがわかった。
【0018】さらに、このような自立壜30を、その内
容物を充填するためのボトリングラインに沿って搬送
し、その際その搬送ライン上に潤滑剤が塗布形成されて
いたとしても、その後の内容物を充填してもストレスク
ラックが発生しにくいことが判明した。その理由は、本
実施例の自立壜30では、分子構造的に不安定な肉厚移
行部54の位置と、底部34において最も応力集中が生
じやすい形状の変化点42との位置が一致していないか
らであり、この応力集中が生ずる変化点42を厚肉部5
0として構成することで補強が成されているからであ
る。
容物を充填するためのボトリングラインに沿って搬送
し、その際その搬送ライン上に潤滑剤が塗布形成されて
いたとしても、その後の内容物を充填してもストレスク
ラックが発生しにくいことが判明した。その理由は、本
実施例の自立壜30では、分子構造的に不安定な肉厚移
行部54の位置と、底部34において最も応力集中が生
じやすい形状の変化点42との位置が一致していないか
らであり、この応力集中が生ずる変化点42を厚肉部5
0として構成することで補強が成されているからであ
る。
【0019】このように、本実施例に係る自立壜30で
は、中心34aより変化点42を越えた長さの所定半径
を持つほぼ円形領域を厚肉部50で構成することで、耐
内圧性を確保しながら、ストレスクラックの発生を十分
低減することができた。
は、中心34aより変化点42を越えた長さの所定半径
を持つほぼ円形領域を厚肉部50で構成することで、耐
内圧性を確保しながら、ストレスクラックの発生を十分
低減することができた。
【0020】このように、本実施例の自立壜30では、
厚肉部50が従来のボトルよりも半径方向外側に拡大さ
れている。このような底部構造を持つ自立壜30を成形
する方法としては、延伸ロッドの下降速度を早くした
り、延伸ロッドの下降開始から一次吹込エアの導入ま
でのタイミングを遅らせることによって達成される。
厚肉部50が従来のボトルよりも半径方向外側に拡大さ
れている。このような底部構造を持つ自立壜30を成形
する方法としては、延伸ロッドの下降速度を早くした
り、延伸ロッドの下降開始から一次吹込エアの導入ま
でのタイミングを遅らせることによって達成される。
【0021】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
【0022】図3および図4は、底部30における中心
領域38の形状の変形例を示している。図3に示すもの
は、中心領域38が下向き凸の半球状部分の一部でな
く、縦軸に対してほぼ垂直な平坦部60として構成され
ている。さらに、変化点42から接地部46に至る傾斜
部44は、それぞれ傾斜角度の異なる第1の傾斜部44
aおよび第2の傾斜部44bで構成されている。図3に
示す実施例の場合にも、厚肉部50の領域は、平坦部6
0およびその外側の第1の傾斜部44aの途中領域まで
伸びている。
領域38の形状の変形例を示している。図3に示すもの
は、中心領域38が下向き凸の半球状部分の一部でな
く、縦軸に対してほぼ垂直な平坦部60として構成され
ている。さらに、変化点42から接地部46に至る傾斜
部44は、それぞれ傾斜角度の異なる第1の傾斜部44
aおよび第2の傾斜部44bで構成されている。図3に
示す実施例の場合にも、厚肉部50の領域は、平坦部6
0およびその外側の第1の傾斜部44aの途中領域まで
伸びている。
【0023】一方、図4に示すものは、その中心領域3
8は、図3の場合と同様に平坦部62で構成されている
が、さらにこの平坦部62は、ボトルの内側に突出した
位置に形成され、そのため半球状部分36と平坦部62
との境に段差部64が形成されている。図4に示す構造
の場合にも、厚肉部50は平坦部62の領域に加えて、
その外側の傾斜部44の途中位置まで伸びている。
8は、図3の場合と同様に平坦部62で構成されている
が、さらにこの平坦部62は、ボトルの内側に突出した
位置に形成され、そのため半球状部分36と平坦部62
との境に段差部64が形成されている。図4に示す構造
の場合にも、厚肉部50は平坦部62の領域に加えて、
その外側の傾斜部44の途中位置まで伸びている。
【0024】この他、傾斜部44としては、必ずしも平
面にて傾斜するものに限らず、所定の曲率にて湾曲しな
がら傾斜するものであってもよい。球面状部分36を異
なる複数の曲率を用いて滑らかに接続して構成してもよ
い。さらに、上記各実施例は本発明を複数本の脚部40
を有する自立壜に適用した例を示したが、偶数本の脚部
40を有する自立壜に同様に適用することもできる。な
お、偶数本の脚部を有する自立壜の場合には、脚部を含
んで切断した底部の断面構造が左右対称の形状となる。
偶数本の脚部を有する自立壜は、奇数本の脚部を有する
自立壜に比べて耐圧性の点で劣るが、その分肉厚設定を
考慮することで、所定の耐圧性を確保しかつストレスク
ラックを低減できるボトルを実現できる。
面にて傾斜するものに限らず、所定の曲率にて湾曲しな
がら傾斜するものであってもよい。球面状部分36を異
なる複数の曲率を用いて滑らかに接続して構成してもよ
い。さらに、上記各実施例は本発明を複数本の脚部40
を有する自立壜に適用した例を示したが、偶数本の脚部
40を有する自立壜に同様に適用することもできる。な
お、偶数本の脚部を有する自立壜の場合には、脚部を含
んで切断した底部の断面構造が左右対称の形状となる。
偶数本の脚部を有する自立壜は、奇数本の脚部を有する
自立壜に比べて耐圧性の点で劣るが、その分肉厚設定を
考慮することで、所定の耐圧性を確保しかつストレスク
ラックを低減できるボトルを実現できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
立壜底部における未延伸または低延伸の厚肉部を、底部
中心より形状の変化点を越えた長さの所定半径を持つほ
ぼ円形領域まで延在させることで、応力集中の生じやす
い変化点の肉厚を厚くすることで強化でき、しかも物質
構造的に最も不安定な肉厚移行部を、応力集中の生じな
い位置に設定することで、耐内圧性を確保しながらも、
ストレスクラックの発生を低減することが可能となる。
立壜底部における未延伸または低延伸の厚肉部を、底部
中心より形状の変化点を越えた長さの所定半径を持つほ
ぼ円形領域まで延在させることで、応力集中の生じやす
い変化点の肉厚を厚くすることで強化でき、しかも物質
構造的に最も不安定な肉厚移行部を、応力集中の生じな
い位置に設定することで、耐内圧性を確保しながらも、
ストレスクラックの発生を低減することが可能となる。
【図1】本発明を奇数本の脚部を有する自立壜に適用し
た一実施例であり、その底部における断面構造を示す断
面図である。
た一実施例であり、その底部における断面構造を示す断
面図である。
【図2】図1に示す自立壜の底面図である。
【図3】底部中心領域を平坦部で構成した変形例を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】底部中心領域における平坦部をボトル内側に突
出させた変形例を示す断面図である。
出させた変形例を示す断面図である。
【図5】従来の自立壜の底部を模式的に示す断面図であ
る。
る。
【図6】底部における形状の変化点を底部中心に設定し
た底部構造を模式的に示す断面図である。
た底部構造を模式的に示す断面図である。
30 自立壜 32 側壁部 34 底部 34a 中心 36 半球状部分 40 脚部 42 変化点 44 傾斜部 46 接地部 50 厚肉部 52 薄肉部 54 肉厚移行部
Claims (3)
- 【請求項1】 二軸延伸吹込成形された合成樹脂製の自
立壜において、 底部の中心より所定距離離れた点を底部形状の変化点と
し、この変化点より半径方向外向きに斜め下方に延在す
る傾斜部を経て接地部に至る、前記底部にほぼ等中心角
度毎に設けられた3個以上の脚部を有し、前記中心より
前記変化点を越えた長さの所定半径を持つ内側のほぼ円
形領域が、未延伸または低延伸の厚肉部で構成され、少
なくとも前記接地部を含む外側領域が延伸された薄肉部
で構成され、前記厚肉部と薄肉部とを結ぶ肉厚移行部が
前記傾斜部の途中に形成されていることを特徴とする合
成樹脂製自立壜。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記変化点は底部中心から3mm以上離れていることを
特徴とする合成樹脂製自立壜。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記肉厚部の密度は1.35g/cm3 以下であり、前
記肉厚移行部の密度が1.35以上1.36g/cm3
以下であり、前記薄肉部の密度は前記肉厚移行部の密度
より高いことを特徴とする合成樹脂製自立壜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7881992A JPH05246416A (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | 合成樹脂製自立壜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7881992A JPH05246416A (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | 合成樹脂製自立壜 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05246416A true JPH05246416A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=13672449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7881992A Pending JPH05246416A (ja) | 1992-02-29 | 1992-02-29 | 合成樹脂製自立壜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05246416A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0958654A (ja) * | 1995-08-22 | 1997-03-04 | Hokkai Can Co Ltd | ポリエチレンテレフタレート樹脂製ボトル |
| JP2006035747A (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-09 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 耐熱性と耐衝撃性とに優れたポリエステル容器及びその製造方法 |
| US7833467B2 (en) | 2004-07-27 | 2010-11-16 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Polyester container having excellent heat resistance and shock resistance and method of producing the same |
| JP2016222254A (ja) * | 2015-05-27 | 2016-12-28 | 三菱樹脂株式会社 | 自立性耐圧ボトル |
Citations (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57194939A (en) * | 1981-05-20 | 1982-11-30 | Owens Illinois Inc | Self-erecting type plastic bottle |
| JPS5841310A (ja) * | 1981-09-07 | 1983-03-10 | Hitachi Ltd | 磁気検出装置 |
| JPS6156210A (ja) * | 1984-08-28 | 1986-03-20 | Tokyo Tekko Kk | 超微粒子製造方法 |
| JPS61188905A (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-22 | Mitsubishi Electric Corp | 電磁石装置 |
| JPH01267146A (ja) * | 1987-12-11 | 1989-10-25 | Continental Pet Technol Inc | 熱可塑性樹脂製容器 |
| JPH0343342A (ja) * | 1989-07-03 | 1991-02-25 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 耐圧自立瓶体 |
| JPH0364205A (ja) * | 1989-08-02 | 1991-03-19 | Mitsubishi Electric Corp | クリップ回路 |
| JPH03124542A (ja) * | 1989-02-27 | 1991-05-28 | Mendle Ltd | 炭酸飲料用プラスチックびん |
| JPH04189739A (ja) * | 1990-11-20 | 1992-07-08 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 2軸延伸ブロー成形壜体 |
| JPH04239440A (ja) * | 1990-10-04 | 1992-08-27 | Sewell Plastics Inc | 熱可塑性樹脂で吹込成形された広脚びん |
-
1992
- 1992-02-29 JP JP7881992A patent/JPH05246416A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19950314 |