JPH05246807A - 3−イソチアゾロン類及びポリカチオンを含む殺微生物組成物 - Google Patents

3−イソチアゾロン類及びポリカチオンを含む殺微生物組成物

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JPH05246807A
JPH05246807A JP4327637A JP32763792A JPH05246807A JP H05246807 A JPH05246807 A JP H05246807A JP 4327637 A JP4327637 A JP 4327637A JP 32763792 A JP32763792 A JP 32763792A JP H05246807 A JPH05246807 A JP H05246807A
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isothiazolone
polycation
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alkyl
halogen
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JP4327637A
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John S Chapman
ジョン・スティーブン・チャップマン
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Rohm and Haas Co
Original Assignee
Rohm and Haas Co
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Publication date
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    • A01N43/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/72—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms
    • A01N43/80—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with nitrogen atoms and oxygen or sulfur atoms as ring hetero atoms five-membered rings with one nitrogen atom and either one oxygen atom or one sulfur atom in positions 1,2

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 殺微生物剤であるイソチアゾロン類の微生物
殺滅速度を大きく向上させる。 【構成】 本発明に係る組成物は、(a)次式: 【化1】 (式中、Yは水素、炭素原子数1〜18のアルキル又は
置換アルキル、炭素原子数2〜8の非置換又はハロゲン
置換アルケニル又はアルキニル、炭素原子数3〜12の
シクロアルキル又は置換シクロアルキル、炭素原子数1
0以下のアラルキル又はハロゲン、低級アルキル若しく
は低級アルコキシ置換アラルキル、及び炭素原子数10
以下のアリール又はハロゲン、低級アルキル若しくは低
級アルコキシ置換アリールからなる群から選択される基
であり;X及びX1 は、独立して、水素、ハロゲン、C
1 〜C4 アルキルからなる群から選択される基である
か、あるいは一緒になって5又は6員の炭素環を形成し
てもよい)を有する少なくとも1種のイソチアゾロン
類;及び(b)少なくとも1種のポリカチオン;を含む
ことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(発明の背景) (発明の分野)本発明は3−イソチアゾロン類及びポリ
カチオンを組み合わせて含む殺微生物剤組成物に関する
ものである。
【0002】(従来技術の説明)イソチアゾロン類は、
微生物によって引き起こされるある種の水性又は非水性
生成物の腐敗を防止するための殺微生物剤として高い商
業的な関心が寄せられている。イソチアゾロン類は、有
効性の高い殺微生物剤であり(本明細書中において、
「殺微生物剤」とは、殺バクテリア剤、殺菌剤及び殺藻
剤を包含するものであり、また殺微生物活性とは、バク
テリア、菌類及び藻類のような有機微生物の排除又はそ
の成長の抑制若しくは防止の両方を包含するものであ
る)、官能基を好適に選択することによって広範囲の用
途に有用である。しかしながら、低いレベルのイソチア
ゾロンでも迅速な微生物感染性を示すが、殺微生物活性
は迅速ではない。即ち、イソチアゾロン類は、殺滅速度
が比較的遅い(SOK)。これは、短滞留時間の冷却
塔、パルプ及び紙の分野、並びに油田での用途において
は欠点となる可能性がある。
【0003】ここで、本発明者らは、ポリカチオンを添
加することによってイソチアゾロン類の殺滅速度を大き
く向上させることができることを見出した。したがっ
て、本発明は、その一態様においては、 (a)次式:
【化2】 (式中、Yは水素、炭素原子数1〜18のアルキル又は
置換アルキル、炭素原子数2〜8の非置換又はハロゲン
置換アルケニル又はアルキニル、炭素原子数3〜12の
シクロアルキル又は置換シクロアルキル、炭素原子数1
0以下のアラルキル又はハロゲン、低級アルキル若しく
は低級アルコキシ置換アラルキル、及び炭素原子数10
以下のアリール又はハロゲン、低級アルキル若しくは低
級アルコキシ置換アリールからなる群から選択される基
であり;X及びX1 は、独立して、水素、ハロゲン、C
1 〜C4 アルキルからなる群から選択される基である
か、あるいは一緒になって5又は6員の炭素環を形成し
てもよい)を有する少なくとも1種のイソチアゾロン
類;及び (b)ポリカチオン;を含む組成物を提供するものであ
る。
【0004】他の態様においては、本発明は、バクテリ
ア、菌類、酵母類又は藻類によって汚染される又は汚染
されると考えられる対象中においてバクテリア、菌類、
酵母類又は藻類の成長を抑制又は防止する方法であっ
て、該対象上又はその中に、該成長に悪影響を与えるの
に有効な量の上記記載の組成物を導入することを特徴と
する方法を提供するものである。
【0005】本発明の更なる態様は、上記記載の組合せ
を含み、これと有機溶媒、及び場合によっては乳化剤及
び水を含む組成物を提供することである。
【0006】本発明の他の態様は、イソチアゾロン殺微
生物剤がバクテリア、菌類及び藻類を殺滅する速度を向
上させるポリカチオンの使用を包含するものである。
【0007】(図面の簡単な説明)図1及び図2は、そ
れぞれ、手洗用水及び栄養ブロス中におけるイソチアゾ
ロンの殺滅速度に対するポリリシンの効果を示すグラフ
である。
【0008】図3及び図4は、カチオン性ポリアミンの
効果を示す外は図1及び図2と同様のものである。
【0009】図5及び図6は、複合培地中であることの
外は図1及び図3と同様のものである。
【0010】図7は、最小培地中であることの外は図1
と同様のものである。
【0011】図8及び図9は、合成冷却塔水中であるこ
との外は図3及び図1と同様のものである。
【0012】(本発明及び好ましい態様の説明)対象と
なる3−イソチアゾロンとしては、次式:
【化3】 (式中、Yは、水素、炭素原子数1〜18、好ましくは
4〜10のアルキル又は置換アルキル、炭素原子数2〜
8、好ましくは2〜4の非置換又はハロゲン置換アルケ
ニル又はアルキニル、炭素原子数3〜12、好ましくは
5〜8のシクロアルキル又は置換シクロアルキル、炭素
原子数10以下のアラルキル又はハロゲン、低級アルキ
ル若しくは低級アルコキシ置換アラルキル、あるいは炭
素原子数10以下のアリール又はハロゲン、低級アルキ
ル若しくは低級アルコキシ置換アリールであり;X及び
X1 は、水素、ハロゲン又はC1 〜C4 アルキルである
か、あるいは一緒になって5又は6員の炭素環を形成し
てもよい)によって示される米国特許第3,523,1
21号及び同第3,761,488号に開示されている
ものが挙げられる。
【0013】置換基Yの例としては、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、ヘキシル、オクチ
ル、シクロヘキシル、ベンジル、3,4−ジクロロフェ
ニル、4−メトキシベンジル、4−クロロベンジル、4
−メトキシフェニル、4−クロロフェニル、フェネチ
ル、2−(4−クロロフェニル)エチル、ヒドロキシメ
チル、クロロメチル、クロロプロピル、水素などが挙げ
られる。
【0014】アルキル、アルコキシ等のような用語と組
み合わせて「低級」という表現を用いた場合には、アル
キル又はそのアルキル部分が1〜4個の炭素原子を有す
る、即ちC1 〜C4 であることを示すことを意図するも
のである。
【0015】置換アルキル基とは、その水素原子の1以
上が他の置換基によって置換されているアルキル基を意
味する。本発明の3−イソチアゾロン類を特徴づける置
換アルキル基の例としては、ヒドロキシアルキル、ハロ
アルキル、シアノアルキル、アルキルアミノアルキル、
ジアルキルアミノアルキル、アリールアミノアルキル、
カルボキシアルキル、カルボアルコキシアルキル、アル
コキシアルキル、アリールオキシアルキル、アルキルチ
オアルキル、アリールチオアルキル、ハロアルコキシア
ルキル、シクロアルキルアミノアルキル、例えばモルホ
リノアルキル、ピペリジノアルキル、ピロリドニルアル
キルなど、カルバモキシアルキル、アルケニル、ハロア
ルケニル、アルキニル、ハロアルキニル、イソチアゾロ
ニルアルキルなどが挙げられる。
【0016】置換アラルキル基とは、アリール環又はア
ルキル鎖上の水素原子の1以上が他の置換基によって置
換されているアラルキル基を意味する。本発明の3−イ
ソチアゾロン類を特徴づける置換アラルキル基の例とし
ては、ハロゲン、低級アルキル又は低級アルコキシ置換
アラルキル基などが挙げられる。
【0017】置換アリール基とは、アリール環上の水素
原子の1以上が他の置換基によって置換されているベン
ゼン、ナフタレン又はピリジンのようなアリール基を意
味するものである。かかる置換基の例としては、ハロゲ
ン、ニトロ、低級アルキル、低級アルキルアシルアミ
ノ、低級カルボアルコキシ、スルファミルなどが挙げら
れる。
【0018】特に好ましいイソチアゾロン類は、5−ク
ロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン、2−メチル−
3−イソチアゾロン、2−n−オクチル−3−イソチア
ゾロン、4,5−ジクロロ−2−シクロヘキシル−3−
イソチアゾロン及び4,5−ジクロロ−2−n−オクチ
ル−3−イソチアゾロンである。
【0019】5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾ
ロンを、単独の化合物として又は2−メチル−3−イソ
チアゾロンと混合して用いるのが最も好ましい。混合す
る場合には、モノ塩素化/非塩素化イソチアゾロンの好
ましい比は、約70:30〜約85:15であり、特に
好ましい比は約70:30〜約80:20である。2番
目に特に好ましいイソチアゾロンは、2−メチル−3−
イソチアゾロンを低レベルの5−クロロ−2−メチル−
3−イソチアゾロンと組み合わせた場合であり、好まし
い比は約98:2〜約96:4、特に好ましい比は約9
7:3である。3番目に好ましいイソチアゾロンは、2
−n−オクチル−3−イソチアゾロンである。
【0020】「ポリカチオン」という用語は、分子上の
1以上の場所において陽電荷を有するすべての化合物を
意味する。通常、それぞれの単位上に陽電荷を有するポ
リマーが用いられる。陽電荷が繰り返しアミノ単位上に
位置するアンモニウムポリカチオンが好ましい。
【0021】 特に好ましいポリカチオンの例は、ポリ
リシン、Floxan SC5067(カチオン性ポリ
アミン)、Cat Floc T2(液状カチオン性高
分子電解質)、Clarifloc C308P(ポリ
ジアリルジメチルアンモニウムクロリド)、CA289
(低分子量アミンタイプのカチオン性ポリマー)、ml
s617ポリオキセマ(第2級NH3 及びOH基を有す
るオキサゾリジン環)及びMagnifloc 567
C(ポリ第4級アミン)である。
【0022】ポリカチオンは、低レベル(10〜500
ppm)で系に投与した場合には、殺微生物活性を少し
しか示さないか又は全く示さない。しかしながら、かか
るレベルをイソチアゾロン類と共に投与すると(それら
自身は単独で限定された殺微生物活性しか与えないレベ
ルで存在する)、殺滅速度が大きく加速されることが観
察される。これは、イソチアゾロン類の殺微生物活性は
よく証明されているが、迅速な作用を与える必要がある
多くの用途において特に有利である。かかる用途の例
は、接触時間が制限されている場合、あるいは生存微生
物の迅速な減少が必要な場合である。
【0023】本発明の組成物は、約0.00001〜約
99部の1以上のポリカチオンを含んでいてよい。
【0024】概して、本発明の組成物は溶液の形態をと
る。代表的な配合範囲を、イソチアゾロンの濃縮溶液及
び希釈溶液の両方について、以下の表中に示す(すべて
の%は重量部である)。大量の輸送などのようなある種
の用途については、より濃縮された溶液を用いることも
できる。
【0025】 配合表 イソチアゾロン ポリカチオン 溶媒 (I,上記参照) 0.00001 〜99% 0.00001 〜99% 0 〜99.99998% (好ましい範囲) 0.00001 〜5 % 0.00001 〜5 % 90〜99.99998% (最も好ましい範囲) 0.0001〜1 % 0.0001〜1 % 98〜99.9998 %
【0026】溶媒を用いてイソチアゾロンを溶解するこ
とができ、溶媒は、イソチアゾロンを溶解し、提案され
る最終用途に適合し、イソチアゾロンを不安定化させ
ず、ポリカチオンと反応しない任意の有機溶媒であって
よい。
【0027】ヒドロキシル溶媒、例えばグリコール、ア
ルコールなどのようなポリオールを用いることができ
る。高い希釈度及びイソチアゾロンに対するポリカチオ
ンの高い比の条件下においては、グリコールを好適に用
いることができる。ある種の配合においては、脂肪族又
は芳香族のいずれかの炭化水素が有用な溶媒である。
【0028】好ましい溶媒は、遊離ヒドロキシル基がエ
ーテル又はエステル官能基で置換されているキャップさ
れたポリオールである。通常はトリエチレングリコール
ジメチルエーテルとして知られている2,5,8,11
−テトラオキサドデカン及び通常はジエチレングリコー
ルブチルエーテルアセテートとして知られている4,7
−ジオキサウンデカノール−1−アセテートが特に好ま
しい。
【0029】ある種の好ましいイソチアゾロンに関して
は水が溶媒であり、水性配合物中においてポリカチオン
を用いることができる。
【0030】用いるポリカチオン対イソチアゾロンの比
は、用いる条件に依存して変化する。ポリカチオン対イ
ソチアゾロンの比は、約1:100〜約100:1の範
囲であってよいが、より一般的には1:10〜10:
1、特に1:3〜3:1である。
【0031】通常、これら新規な改良されたSOK殺微
生物剤の用途は、バクテリア、菌類、酵母類又は藻類に
よって汚染を受けるすべての対象についてである。代表
的な対象は、微生物を殺滅する必要があるか又はそれら
の成長を制御する必要がある、水冷却、洗濯すすぎ水の
ような水性系、切削油、油田などのような油系である。
しかしながら、本発明の組成物は、公知の殺微生物組成
物が有用であるすべての用途においても用いることがで
きる。組成物の好ましい用途は、木材塗料、接着剤、ニ
カワ、紙、繊維、皮革、プラスチック、厚紙、潤滑剤、
化粧品、食品、コーキング剤、飼料及び工業用冷却水を
微生物から保護することである。
【0032】既に示したように、これらの組成物は、殺
滅の迅速な速度が必要な環境、例えば冷却塔系、パルプ
/製紙用途、及び油田あるいは激しく汚れている系で
「ノックダウン」投与が必要な系において特に有用であ
る。
【0033】1以上の他の殺微生物剤と組み合わせるこ
とによって殺微生物剤の特性を向上させることができる
ことは当該技術において公知である。しかして、他の公
知の殺微生物剤を本発明のイソチアゾロン/ポリカチオ
ン組成物と有利に組み合わせることができる。
【0034】以下の実施例は本発明を例示するためのも
のであり、特許請求の範囲によって限定される以外には
本発明を限定するものではない。すべての%は特に示さ
ない限り重量%であり、すべての試薬は特に示さない限
り良好な商業品質のものである。
【0035】2種類のポリカチオン、ポリリシン及びF
loxan SC5067(カチオン性ポリアミン)
を、三つのイソチアゾロン類、2−メチル−3−イソチ
アゾロン、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロ
ン、及び5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン
と2−メチル−3−イソチアゾロンとの3:1混合物の
殺滅速度(SOK)に対する効果について試験した。こ
れらは、まず、単純な第1スクリーニングで試験し、次
により綿密な第2スクリーニングで試験した。両方のス
クリーニングの結果を以下の実施例において示す。
【0036】実施例1(第1スクリーニング) イソチアゾロン(3:1の比の5−クロロ−2−メチル
−3−イソチアゾロンと2−メチルイソチアゾロン)及
び試験すべき化合物の希釈液を、滅菌硬水中で調製し
た。イソチアゾロンの段階づけられた希釈液を、96ウ
ェルの微量滴定プレートのウェルに分散した。次に、ポ
リカチオンの2倍順次希釈液をウェルに加え、100μ
lの最終容量を得た。96股のレプリケーターを用い
て、シュードモナス・アエルギノーサ(Pseudom
onas aeruginosa)(ATCC1544
2)の一晩培養物(有機物2×107 個)5μlを、ウ
ェル中に接種した。プレートを25℃でインキュベーシ
ョンした。接種0、2、4及び24時間において、生存
細胞をイソチアゾロン/ポリカチオン混合物から250
μlのトリプチカーゼソイブロス(TSB)中に採集
し、48時間インキュベーションした。殺微生物活性が
存在しない場合には、イソチアゾロン/ポリカチオン混
合物5μlは、ほぼ105 個の細胞を有すると考えら
れ、したがって、ウェル中において成長が見られないと
いうことは、有機物の生存性が少なくとも105 倍(1
00,000倍)減少したことを示す。硬水中で105
倍の減少を与える組合せは、栄養ブロス中で再試験し
た。
【0037】ポリリシン及びFloxan SC506
7の両方を試験した。図1及び2は、それぞれ緩衝硬水
及び栄養ブロス中で2時間以内に活性が100,000
倍減少するポリリシンと3:1イソチアゾロン混合物の
種々の組合せをグラフの形態で示している。図3及び図
4はFloxan SC5067に関する同様の結果を
示している。どちらのグラフの組も、わずか数ppmの
ポリカチオンを加えることによって、有機物の生存性を
迅速に減少させるのに必要なイソチアゾロンの量が劇的
に減少したことを明確に示している。
【0038】実施例2(第2スクリーニング) 第2スクリーニングは、2−メチル−3−イソチアゾロ
ン、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン及び
これら二つのイソチアゾロン類の3:1混合物を用いて
行った。
【0039】以下のようにして殺滅速度の測定を行っ
た。M9(最小塩及びグルコース)培地又はトリプチカ
ーゼソイブロス(TSB)中のシュードモナス・アエル
ギノーサ(Pseudomonas aerugino
sa)(約2×108 cfu/ml(コロニー形成単位
/ml))のミッドログフェーズ(mid−log p
hase)の培養物を、イソチアゾロン/ポリカチオン
混合物に曝露した。50μlのアリコートを、一定間隔
で取り、ナトリウムチオグリコレート0.5mg/ml
を補充したTSB150μl中に逐次4倍希釈した。微
量滴定プレートをシールし、37℃で18〜24時間イ
ンキュベーションした。成長を示す希釈列の最後のウェ
ルを測定することによって生存細胞の数(cfu/m
l)を評価した。
【0040】図5〜7は、活性成分がイソチアゾロン単
独、ポリカチオン単独及びこれら二つの組合せである場
合の、時間に対して対数的に測定された生存細胞の割合
を示すものである。
【0041】図5及び6は、トリプチカーゼソイブロス
中における、Floxan及びポリリシンの、2−メチ
ル−3−イソチアゾロン及び5−クロロ−2−メチル−
3−イソチアゾロンの殺滅速度に対する効果を示す。S
OKの増加は、特に5−クロロ−2−メチル−3−イソ
チアゾロンに関して注目され、ここでは、300ppm
で、殺滅される有機物の数が2時間で10〜100倍増
加する。M9(最小塩及びグルコース)培地中において
は(図7)、ポリリシン10ppmによって、2−メチ
ルイソチアゾロン及び5−クロロ−2−メチル−3−イ
ソチアゾロンの両方に関して、2時間で殺滅される数が
約101.5 増加した。TSB及びM9培地の両方につい
ては、ポリリシン単独によってわずかな殺滅しか観察さ
れなかった。
【0042】実施例3 実際の適用環境においてみられる条件をより正確にシミ
ュレートするために、実施例2のSOK試験を、合成冷
却塔(CTW)媒体中で行った。
【0043】結果を図8及び図9に示す。図8において
は、25ppmのFloxan SC5067によって
は、それ自体で殺滅は実質的に全く起こらなかったが、
5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロンと2−メ
チル−3−イソチアゾロンの3:1混合物20ppmに
よって2時間以内に有機物の約90%が殺滅されたこと
が分かる。しかしながら、二つの化合物を組み合わせる
ことによって、微生物の数が103 、即ち約1000倍
減少する。これは、イソチアゾロン混合物単独の場合の
100倍である。同様の活性パターンがポリリシンに関
する図9においてみられる。ここでは、組合せによって
殺滅速度の劇的な向上が得られる。
【0044】ここで、特定の態様及び実施例を説明した
が、これらは例示及び実例の目的で与えられたものであ
り、本発明はこれらによって制限されないということに
留意すべきである。当業者が行うことのできる変更は、
添付の特許請求の範囲によって確定される発明の範囲及
びその全ての均等物の範囲内に含まれると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 手洗用水中におけるイソチアゾロンの殺滅速
度に対するポリリシンの効果を示すグラフである。
【図2】 栄養ブロス中におけるイソチアゾロンの殺滅
速度に対するポリリシンの効果を示すグラフである。
【図3】 カチオン性ポリアミンの効果を示す図1と同
様のグラフである。
【図4】 カチオン性ポリアミンの効果を示す図2と同
様のグラフである。
【図5】 複合培地中における図1と同様のグラフであ
る。
【図6】 複合培地中における図3と同様のグラフであ
る。
【図7】 最小培地中における図1と同様のグラフであ
る。
【図8】 合成冷却塔水中における図3と同様のグラフ
である。
【図9】 合成冷却塔水中における図1と同様のグラフ
である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)次式: 【化1】 (式中、Yは水素、炭素原子数1〜18のアルキル又は
    置換アルキル、炭素原子数2〜8の非置換又はハロゲン
    置換アルケニル又はアルキニル、炭素原子数3〜12の
    シクロアルキル又は置換シクロアルキル、炭素原子数1
    0以下のアラルキル又はハロゲン、低級アルキル若しく
    は低級アルコキシ置換アラルキル、及び炭素原子数10
    以下のアリール又はハロゲン、低級アルキル若しくは低
    級アルコキシ置換アリールからなる群から選択される基
    であり;X及びX1 は、独立して、水素、ハロゲン、C
    1 〜C4 アルキルからなる群から選択される基である
    か、あるいは一緒になって5又は6員の炭素環を形成し
    てもよい)を有する少なくとも1種のイソチアゾロン
    類;及び (b)少なくとも1種のポリカチオン;を含む組成物。
  2. 【請求項2】 ポリカチオンがアンモニウムポリカチオ
    ンである請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ポリカチオンが、ポリリシン、カチオン
    性ポリアミン、液状カチオン性高分子電解質、ポリジア
    リルジメチルアンモニウムクロリド、低分子量アミンタ
    イプのカチオン性ポリマー、第2級NH3 及びOH基を
    有するオキサゾリジン環、低分子量アミンタイプのカチ
    オン性ポリマー及びポリ第4級アミンからなる群から選
    択されるものである請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 イソチアゾロンが、5−クロロ−2−メ
    チル−3−イソチアゾロン、2−メチル−3−イソチア
    ゾロン及びこれらの3:1混合物、並びに2−n−オク
    チル−3−イソチアゾロン、4,5−ジクロロ−2−シ
    クロヘキシルイソチアゾロン及び4,5−ジクロロ−2
    −n−オクチル−3−イソチアゾロンからなる群から選
    択されるものである請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 イソチアゾロン対ポリカチオンの比が
    1:100〜100:1である請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 イソチアゾロン対ポリカチオンの比が
    1:10〜10:1である請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】 イソチアゾロン対ポリカチオンの比が
    1:3〜3:1である請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の組成物及び有機溶媒を含
    む殺微生物組成物。
  9. 【請求項9】 更に乳化剤及び水を含む請求項8記載の
    組成物。
  10. 【請求項10】 バクテリア、菌類、酵母類又は藻類に
    よって汚染される又は汚染されると考えられる対象中に
    おいてバクテリア、菌類、酵母類又は藻類の成長を抑制
    又は防止する方法であって、該対象上又はその中に、該
    成長に悪影響を与えるのに有効な量の請求項1記載の組
    成物を導入することを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 対象が冷却塔水である請求項10記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 イソチアゾロン殺微生物剤によって影
    響を受けるバクテリア、菌類又は藻類の殺滅速度を向上
    させるためのポリカチオンの使用。
JP4327637A 1991-11-14 1992-11-13 3−イソチアゾロン類及びポリカチオンを含む殺微生物組成物 Withdrawn JPH05246807A (ja)

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