JPH05247272A - 改良されたゴム加硫物特性を備えたゴム組成物 - Google Patents

改良されたゴム加硫物特性を備えたゴム組成物

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JPH05247272A
JPH05247272A JP550292A JP550292A JPH05247272A JP H05247272 A JPH05247272 A JP H05247272A JP 550292 A JP550292 A JP 550292A JP 550292 A JP550292 A JP 550292A JP H05247272 A JPH05247272 A JP H05247272A
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rubber
carbon atoms
hydrogen
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alkyl
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JP550292A
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Eric R Lynch
エリツク・ロイル・リンチ
Filman Leon Gislen Duvaut Albert
アルベール・フイルマン・レオン・ギスレン・デユヴオー
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Bayer Agriculture BVBA
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Monsanto Europe NV SA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 改良された加硫物特性、殊に硬度、弾性率及
び弾性率の安定性を有するゴム組成物に関する。 【構成】 本組成物の上記特性はゴム特性を改質するた
めの薬剤の中、狭い範囲の特別に限定された種類の添加
物を未加硫ゴムへ添加することによって達成される。こ
のような薬剤は、芳香族性の構造部分を包含するアルカ
ン酸又はアルカン酸の塩である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は改良された加硫物特性、殊に硬度
及び弾性率の安定性を有するゴム組成に関する。ゴムは
一般的に硫黄及び他の成分と混合して加熱することによ
って加硫されるが、もし特別な硬度又は弾性率が要求さ
れるならば、樹脂又は加硫工程中に硬化剤として作用す
る樹脂成分がしばしば加入される。
【0002】本発明のいきさつから、環状構造部分を含
むある種のカルボン酸が、望ましいゴム加硫物特性を有
するゴムの提供によく適合することが見出された。
【0003】硬度が改良され、及び/又は弾性率の安定
性が改良された、ゴム加硫物を造りたいという願望は、
タイヤのビード部に使用するゴムに対して殊によく知ら
れている。現今、加硫中にノボラック又はレゾルシノー
ルを主体とするフェノール系樹脂のような様々な樹脂を
メチレン供与体と共に使用することによって、満足でき
る硬度が得られている。欧州特許出願9087023
4.3号(1990年11月28日出願)から知られる
アルキルオキシアルカン酸が、ゴム特性の改質及びゴム
加工の容易化のために提示されている。同様に、欧州特
許出願70870084号からアルキルチオアルカン酸
が知られている。このようなチオ−酸はゴム技術におい
て使用され、粘度改変用添加剤として作用できる。樹脂
硬化剤は一般に、ゴム加硫物の(機械的な)屈曲後に
は、低伸長(例えば5%)時の弾性率の安定性を与えな
いということもまた知られている。
【0004】我々は、以下に定義され、そしてゴム特性
改質に有用な(“RMA”)と呼ばれるような、ある種
のタイプのアルカン酸又はそれらの塩が、改良された硬
度と弾性率の安定性を提供し、そして又この“RMA”
は他の物理的諸特性をも改良するという点において、種
々のタイプの樹脂を含めて先行技術の方法よりも優れて
いることを見出した。例えば、加硫物のレジリエンス及
び圧縮永久歪は、相当のゴム組成物における樹脂の使用
によって得られる前記特性と比較すると、RMAの使用
によって改良されることが判る。
【0005】本発明は未加硫ゴム重合体と、ゴム特性改
質用の薬剤(RMA)として次式を有する化合物とから
成るゴム組成物を提供する。
【0006】 R1−Cycl−(CR23)n−X−(CR45)m−CO26 ここで、R1は水素、アルキル、アルケニル又はアルコ
キシ基を表わし、これらの基はアルキル鎖中に1個から
20個の炭素原子を含み;Cyclは6員の芳香族環又はこ
の環2つが互に融合したものを表わし;Xは硫黄又は酸
素を表わし;R2及びR3の各々は独立して水素又は1個
から22個の炭素原子を有するアルキル基を表わし;R
6は水素、金属又は他のカチオン基を表わし;R4及びR
5の各々は独立して水素又は1個から6個の炭素原子を
有するアルキル基を表わし;nは0から4の値を有し;
mは1から4の値を有する。
【0007】本発明のもう1つの態様によれば、上記で
定義したような環状化合物をゴムに配合することから成
る本発明は、ゴムの加工性を改良し、且つ加硫ゴムのあ
る種の特性を改変する方法を提供する。
【0008】上記の化学式において、Cyclは広く6員の
芳香族環を表わし、この場合この環2つが融合すること
もできる。本書に適する環構造は、ベンゼン及び個々の
環2つ又はそれ以上の融合によって形成される二重環
(bicyclic ring)、例えばナフタレンを包含し得る。
【0009】上記のRMAの学式において、R1は、原
則的に1個から20個の炭素原子を有する、直鎖もしく
は分岐鎖のアルキル、アルケニル又はアルコキシ基であ
り得、例えば直鎖のブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプ
チル、オクチル、オクテニル、ノニル、デシル、ドデシ
ル、ドデセニル、テトラデシル、ヘキサデシルもしくは
オクタデシルまたはそれらの分岐鎖異性体のいずれかで
ありうる。
【0010】R6は金属又は他のカチオン基を表わし、
これは例えばナトリウムのようなアルカリ金属イオンで
あってもよい。R6は別途多価金属、例えばマグネシウ
ム、カルシウム、バリウム、亜鉛、ニッケル、コバルト
又はアルミニウムの当量を表わし得る。勿論亜鉛は好適
な多価金属である。
【0011】カチオン基としてのR6はまたアンモニウ
ム又は例えば第4級アンモニウム基R4Nのような置換
アンモニウムであってもよい。ここにR4NのR基の中
の1つ又はそれ以上はアルキル、シクロアルキル、ベン
ジル又はフェニルであるが、この際2つ以上のフェニル
基が窒素原子に結合していないことが好ましい。別途
に、置換アンモニウム基の窒素は複素環系、例えば2,
2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリンから誘導
されたものであってもよい。カチオン基としてのR 6
また他の窒素性の基、例えばグアニジン又はジフェニル
グアニジンから誘導されたものであってもよい。
【0012】R2、R3、R4又はR5は好ましくは1個な
いし6個の炭素原子を含むアルキル基、特にメチル又は
エチル基を表わす。各(CR34)基中の炭素原子に結
合しているR3及びR4の中の少なくとも1つは水素であ
ることが好ましい。好適な化合物においては、nは0か
ら4の値であり、またmは1から4の値である。1つの
好適な具体例では、R1は10個から20個の炭素原子
を有する直鎖アルキル基で示され;R2、R3、R4及び
5は好ましくは水素又は1個から6個の炭素原子を有
するアルキル基であり;nは0、1、2又は3の値であ
り;mは1、2又は3の値であり;CyclはC66から誘
導され;そしてXは酸素又は硫黄でありうる。もう1つ
の好適な具体例では、R1は水素又は1個から8個の炭
素原子を有するアルキル基で示され;R1、R2、R3
4、R5、X、n及びmは本書において他の好適な具体
例のために示された通りのものでありうる。好適化合物
の代表例はフェノキシ酢酸、(フェニルチオ)酢酸、2
−及び3−フェノキシ−プロピオン酸、2−及び3−
(フェニルチオ)プロピオン酸、(ベンジルチオ)酢
酸、2−及び3−(ベンジルチオ)プロピオン酸、又は
それらの塩である。
【0013】当業界でよく知られたいくつかの方法は、
本発明に適合した有用な環状構造部分を含むアルカン酸
の調製に適用できる。
【0014】上記のゴム特性改質用の薬剤は、ゴムがシ
ス−ポリイソプレン、天然又は合成ゴムである組成物に
おいて特に効果的であるが、これら薬剤はまた、例えば
ポリ−1,3−ブタジエン、1,3−ブタジエンと他のモ
ノマー、例えばスチレン、アクリロニトリル、イソブチ
レン及びメチルメタクリレートとの共重合体、エチレン
−プロピレン−ジエンターポリマー(EPDM)、マレ
イン酸グラフトEPDM、並びにクロロブチル、ブロモ
ブチル及びクロロプレンゴムのようなハロゲン含有ゴム
を含む他のゴムにとっても有用である。他の例では、本
発明のゴム組成物中のゴム重合体は、上に例示したゴム
のうち2つ又はそれ以上のゴムのブレンド、例えば天然
ゴムとスチレン−ブタジエンゴムのブレンドとすること
ができる。殊に天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム又
はそれらのブレンドが好適である。
【0015】本発明の組成物中のRMAの量は、ゴム重
合体の性質、未加硫及び加硫ゴムの定量的並びに定性的
特性要求、及び他添加物の有無によって変わるであろ
う。しかしながら、通常RMAの量はゴムに対して0.
2から10重量部の範囲内であろう。そして特にゴム1
00重量部当り0.5から5重量部の範囲内であろう。
【0016】本書において詳細に既述したように、RM
Aは原料ゴム重合体の加工性を容易化し、また改良され
た加硫物特性を獲得するために使用することができる。
これらのRMAは、補強剤及び/又は充填剤、加硫剤、
及び作業油又は類似の作業助剤のような既に含まれる作
業助剤、並びに促進剤を含有する完全配合のゴム原料に
おいては殊更に有用である。慣用されている補強用充填
剤には、カーボンブラック、例えばN347又はN32
6のようなN300シリーズのものが含まれ、これはゴ
ム100重量部当り30から90重量部用いられるのが
一般的である。他の添加物には、例えば、酸化亜鉛があ
り、ゴム100重量部当り例えば2から10重量部用い
られ;ステアリン酸については、環状構造部分を有する
アルカン酸又はそれらの塩であるRMAを含有する組成
物においては、ステアリン酸の量は著しく減少され得る
(又は全く必要とされないこともあり得る)ということ
が、本発明の特徴ではあるけれども、ゴム重量部当り例
えば0.5から2重量部の水準で用いられ;N−アルキ
ル−N′−フェニル−p−フェニレンジアミンのような
劣化防止剤;2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロ
キノリンの重合体のような酸化防止剤が含まれる。他の
補強剤及び/又は充填剤としてシリカを用いてもよい。
またゴム原料は、酸化亜鉛、N−シクロヘキシルチオフ
タルイミドのような前加硫禁止剤、及びEP−B−07
0 143及びEP−B−109 955に記載されてい
るチオ硫酸塩誘導体のような、後加硫安定剤及びゴム−
金属結合促進剤以外に金属酸化物活性化剤をも含有して
よい。
【0017】RMAは、例えば内部ミキサー又はミルを
用い、第1段階の混合期間中に、加硫剤及び加硫促進剤
を除く、添加剤と共にゴムの中に配合することができ
る。別の手順として、RMAは第2段階の混合期間中
に、加硫剤及び促進剤と一緒に配合することができる。
もし硫黄が加硫剤として用いられるならば、その量は一
般的にゴム100重量部当り0.3から6重量部の範囲
である。
【0018】使用できる促進剤には、ベンゾチアゾール
−2−スルフェナミド、例えばN−イソプロピル−ベン
ゾチアゾール−2−スルフェナミド、N−t−ブチル−
ベンゾチアゾール−2−スルフェナミド、N−シクロベ
ンゾチアゾール−2−スルフェナミド、N,N−ジシク
ロヘキシル−ベンゾチアゾール−2−スルフェナミド及
び2−(モルホリノチオ)ベンゾチアゾールが含まれ
る。本発明の組成物では、これらの促進剤はゴムの性
質、硫黄の量及び加硫されたゴムの要求特性によって、
一般的にゴム100重量部当り0.1から3重量部使用
される。硫黄供与体を用いる他の加硫系として、例えば
二硫化ジモルホリンが使用できる。
【0019】上記に指摘した通り、この発明で使用され
るRMAは従来の混合手順によってゴムに配合すること
ができる。
【0020】大抵のRMAはよい分散を得るのに特別の
注意は必要ない状態にある。天然ゴムの加工では、添加
剤の導入前に原料ゴムを素練りに掛けるのが通例であ
る。もしRMAが第一次素練り段階中に単独で加えられ
るならば、RMAの力によって、素練りの促進を含めて
特異な恩恵が得られる。もし必要ならば、比較的高い融
点の固体は、適切な分散を増進するために、微粉に、好
ましくは70ミクロメーター又はそれ以下の粒子の大き
さまで磨砕することができる。ある例では、固体RMA
を粒子原料の予備分散として、ゴム相溶性のある炭化水
素油又は重合体、例えばEPDMゴムに添加すると便利
である。
【0021】以下の個別の具体例によって本発明を説明
する。
【0022】本発明のRMAを評価するために、下記組
成のマスターバッチI、II、及びIIIを採用した。
【0023】 重 量 部 II III 天然ゴム SMR 10 100 100 100 カーボンブラック N 375 50 − − カーボンブラック N 347 − 50 − カーボンブラック N 330 − − 80 酸化亜鉛 5 5 5 ステアリン酸 2 2 2 粘着付与剤 (1) − − 5 劣化防止剤 (2) 2 2 2 作業油 (3) − − 10 硫黄 2.5 2.5 3.5 促進剤 (4) 0.6 0.6 0.7 (1) EscorezR 1102 B (2) SantoflexR 13 (3) DutrexR 729 (4) SantocureR
【0024】マスターバッチI及びIII用の天然ゴム
は、他の成分の添加前に、予備素練りされてムーニー単
位(100℃におけるML(1+4))約65の粘度6
5とされ;マスターバッチII用の天然ゴムはムーニー単
位(100℃におけるML(1+4))50の粘度まで
素練りされた。
【0025】混合用に実験室規模のBRバンバリー内部
ミキサーが使用された。マスターバッチIの調製には、
予備素練りされたゴム添加を出発時として、各成分を時
間間隔の示された下記スケジュールに従って配合した。
【0026】 RMA、硫黄及び促進剤は後程70℃で2本ロールミル
上で添加した。
【0027】予備素練りされたゴムに、混合機の電力消
費の累計値によって決められた時間間隔の示された下記
スケジュールに従い、マスターバッチIIの各成分を一段
混合操作によって添加した。予備素練りされたゴムを4
0℃の温度にある混合機に加えた。 累計電力値(Kwh) 操 作 0 カーボンブラック半量を酸化亜鉛と一緒にゴムに入れる。 0.125 残量のカーボンブラック、劣化防止剤、ステアリン酸、作業 油及び(試験バッチでは)RMA又は先行技術の添加剤レゾ ルシノールを加える。 0.350 スイープ。硫黄、促進剤及び他の添加剤を加える。 0.400 取出し(約130℃)
【0028】予備素練りされたゴム及びマスターバッチ
IIIの各成分を、下記スケジュールに従い二段混合操作
によって配合した。 時間(分) 添 加 成 分 0 ゴム、N330の半量及びZnO 1 N330の半量及び硫黄、促進剤及びRMAを除く他の成分 3 スイープ 4.5 取出し 引続いて、実験室規模のバンバリーミキサーによって、
RMA、硫黄及び促進剤をマスターバッチIII(別途既
に作成)と混合した。
【0029】試料は、弾性率とレジリエンスについては
レオメーター(ISO 34H−1977E)によるt
(90)に対応する時間、及び硬度と圧縮永久歪については
更に追加5分間140℃で加硫した。この試験は標準手
順(ISO 37、ISO 4662、ISO 815及
びISO 48、ISO 1400、ISO 1818)
に従って実施した。
【0030】下記の表1は、マスターバッチIをベース
とする種々の材料について得られた結果を示す。括弧
(対比)中の数字はコントロールに対する相対パーセン
トである。使われたRMAは下に示す表の左欄の数字に
よって示され100部当り(phr)3部の水準で使用さ
れている。樹脂成分(A)及び(B)はそれぞれ2.5p
hr及び2phrの水準で使われた。(B)はBR−バンバ
リー混合工程での他の成分中に含まれていたが、(A)
は硫黄及び促進剤と共にミル上で添加された。
【0031】実施例1 1. なし(コントロール) 2. 3−(ベンジルチオ)プロピオン酸 3. 樹脂成分(A)及び(B) (A) ヘキサメトキシメチルメラミン(HMMM)、商
品名ResimeneR−3521(2.5phr) (B) 内部充填剤20%上のレゾルシノール80%、商
品名RhenogranR80(2.5phr)
【0032】
【表1】 上記の結果から、本発明のRMAを含有する材料を、ブ
ランク(コントロール)及びHMMMとレゾルシノール
をベースとする樹脂を含有する材料(No.3)と比較す
ることができる。
【0033】実施例2 次記の表2はマスターバッチIIをベースとする種々の材
料について得られた結果を示す。括弧(対比)中の数字
はブランク(コントロール)との対比である。作業油及
びRMAは3phrのレベルであり、樹脂は表1における
通りで、表2の左欄中の数字は下記の添加剤に相当す
る: 1. なし(コントロール) 2. 作業油(DutrexR 729) 3. (ベンジルチオ)酢酸 4. 樹脂成分(A)及び(B) (A)及び(B)は本書で既に記述されたように定義さ
れまた混合される。
【0034】
【表2】 表2の結果から、本発明のRMAを含有する材料を、ブ
ランク(コントロール)及び先行技術の作業油か、又は
HMMM及びレゾルシノールをベースとする樹脂を含有
する材料と比較する。
【0035】これらの結果は、作業油はこれらの特性値
を低下せしめるのに、本発明のRMAは、コントロール
と対比して、改良された硬度と弾性率及び改良された反
撥弾性を提供することを示している。更に、改良された
圧縮永久歪及び反撥弾性を提供すると同時に、樹脂添加
物と対比して、RMAは同等又はより優れた硬度を与え
る。
【0036】実施例3 表3はマスターバッチIIIにおける本発明のRMA評価
の結果を示す。
【0037】1. なし(コントロール) 2. 樹脂成分(A)及び(B) 3. 樹脂成分(C)及び(D) 4. 3−(フェニルチオ)−プロピオン酸 5. 3−(ベンジルチオ)プロピオン酸 樹脂(A)及び(B)は実施例1の記述と同様の水準で
用いた。樹脂成分(C)はノボラック樹脂であり、商品
名はCellobond JIII4Wで5phrの水準で使い、また樹脂
成分(D)はヘキサメチレンテトラミン(HMT)であ
り0.4phrの水準で用いた。本発明のRMAは3phrの
水準で用いた。
【0038】
【表3】
【0039】実験データは、比較的高配分のカーボンブ
ラックを含有するマスターバッチに基づいて、特許請求
しているように、RMAの使用によりもたらされた一貫
した性能の有利性を裏付けている。ムーニー粘度(加硫
前)はRMAの使用によって低下し、これはおそらく、
加工にとって有利となるであろう。RMAを含有する材
料から得た加硫物は高い硬度と弾性率の値を有し、一方
同時に、樹脂ベースの硬化剤を含む材料No.2及びNo.3
によって提供されたものよりも良好な圧縮永久歪及び反
撥弾性を提供している。
【0040】実施例4 表4の左欄の数字は先行技術の樹脂ベース硬化剤及び本
発明のRMAを引用している。この表は選ばれたRMA
に対する、本発明の未加硫及び加硫ゴム組成物の性能パ
ラメータを示している。このゴム配合物は劣化防止剤と
僅か1phr含むマスターバッチIIIである。混合は実施例
3と同様に行われたが、但しRMA又は樹脂は70℃で
2本ロールミル上で硫黄及び促進剤と共に添加した。R
MAの番号は下記の通りである: 1. なし(コントロール) 2. 樹脂成分(A)及び(B) 3. 樹脂成分(C)及び(D) 4. フェノキシ酢酸 5. 3−フェノキシプロピオン酸 6. DL−2−フェノキシプロピオン酸 7. DL−2−フェノキシ酪酸 8. 2−ナフトキシ酢酸 樹脂成分(A)、(B)、(C)及び(D)は実施例3
に記載された水準で使用し、本発明のRMAは3phrの
水準で使用した。
【0041】
【表4】 表4のデータで、本発明のRMAを、ブランク(1)又
は先行技術(2及び3)の樹脂ベース硬化剤と比較する
ことができる。コントロールに反して、本発明のRMA
を含有するすべてのゴム材料は硬度及び弾性率の実質的
な増加をもたらし、一方反撥弾性及び圧縮永久歪の値は
先行技術の材料で得られた値よりも勝っている。更に、
未加硫材料の加工の容易性の指標であるムーニー粘度
(ML(1+4)100℃)はRMAによって低下して
いる。
【0042】実施例5 下記の本発明のRMAを3phrの水準で使用し、先行技
術の樹脂ベースの硬化剤である成分(C)及び(D)は
実施例3の水準で使った。これらは既に記述したよう
に、それぞれマスターバッチIII中に配合した。
【0043】1. 樹脂成分(C)+(D) 2. フェノキシ酢酸のナトリウム塩 3. フェノキシ酢酸の亜鉛塩 4. ベンジルオキシ酢酸の亜鉛塩
【0044】
【表5】 (1)は先行技術の樹脂ベース硬化剤を含有する組成物
について記述されているが、この組成物と比べると、本
発明のRMAを含有する組成物に対しては、弾性率の顕
著な増大及び圧縮永久歪の改良、並びに未加硫ゴム材料
の粘度の望ましい減少が見られる。
【0045】実施例6 下記の本発明のRMAを3phrの水準で使用し、一方比
較のために、先行技術の樹脂ベース硬化剤である成分
(C)及び(D)は、実施例3の水準で使った。これら
は既に記述したように、それぞれマスターバッチIII中
に配合した。
【0046】1. 樹脂成分(C)及び(D) 2. (1−ナフトキシ)酢酸 3. (2−ナフチルチオ)酢酸 4. (1−ナフチルチオ)酢酸
【0047】
【表6】 実施例5の場合と同様、(1)は先行技術の樹脂ベース
硬化剤を含有する組成物について記述されているが、こ
の組成物と比べると、本発明のRMAを含有する組成物
に対しては、圧縮永久歪の改良と共に硬度及び弾性率の
増大が見られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルベール・フイルマン・レオン・ギスレ ン・デユヴオー ベルギー国ベ−5870モンサンギベール.リ ユデアイエフエ6

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未加硫ゴム重合体と、ゴム特性の改質剤
    (RMA)としての、次式 R1−Cycl−(CR23)n−X−(CR45)m−CO26 (ここでR1は水素、アルキル、アルケニル又はアルコ
    キシ基を表わし、これらの基はアルキル鎖中に1個から
    20個の炭素原子を有し;Cyclは6員の芳香族環又はこ
    の環2つが互に融合したものを表わし;Xは硫黄又は酸
    素を表わし;R2及びR3はそれぞれ独立して水素又は1
    個から22個の炭素原子を有するアルキル基を表わし;
    6は水素、金属又は他のカチオン基を表わし;R4及び
    5の各々は独立して水素又は1個から6個の炭素原子
    を有するアルキル基を表わし;nは0から4の値を有
    し;mは1から4の値を有する)を有する化合物とから
    成るゴム組成物。
  2. 【請求項2】 R1が10個から20個の炭素原子を有
    するアルキル基であり;R2、R3、R4及びR5が水素又
    は1個から6個の炭素原子を有するアルキル基でありう
    る、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 R1が水素もしくは1から8個の炭素原
    子を有するアルキル基である、請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 R1が水素もしくは1個から6個の炭素
    原子を有するアルキル基又はアルコキシ基である、請求
    項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 R2、R3、R4及びR5が水素もしくは1
    個又は2個の炭素原子を有するアルキル基である、請求
    項2記載の組成物。
  6. 【請求項6】 ゴム特性改質剤が(フェニルチオ)酢
    酸、2−及び3−フェノキシプロピオン酸、2−及び3
    −(フェニルチオ)プロピオン酸、(ベンジルチオ)酢
    酸、2−及び3−(ベンジルチオ)プロピオン酸、又は
    それらの塩からなる群より選ばれたものである、請求項
    1及び5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 ゴム特性改質剤が2−ナフトキシ酢酸又
    はそれの塩である、請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】 ゴム特性改質剤がフェノキシ酢酸又はそ
    れの塩である、請求項1記載の組成物。
  9. 【請求項9】 ゴム特性改質剤の量がゴム100重量部
    当り0.2から10重量部である、請求項1ないし8記
    載の組成物。
  10. 【請求項10】 ゴム重合体が、天然ゴムもしくは合成
    シス−ポリ−イソプレン、スチレン−ブタジエン、ポリ
    −1,3−ブタジエン、EPDM、マレイン酸−グラフ
    ト化EPDM、ブチルゴム又はニトリルゴム、もしくは
    これらのゴムのブレンドである、請求項1ないし9のい
    ずれかに記載の組成物。
  11. 【請求項11】 組成物が更に硫黄及び/又は硫黄供与
    体並びに促進剤を用いる硬化系統を包含する、請求項1
    ないし9のいずれかに記載の組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009535431A (ja) * 2005-05-10 2009-10-01 サートーマー・テクノロジー・カンパニー・インコーポレイテッド 有機酸の金属塩を含有するゴム組成物、加硫方法、加硫組成物及び物品

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