JPH05247451A - 撥水撥油剤 - Google Patents
撥水撥油剤Info
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- JPH05247451A JPH05247451A JP4086202A JP8620292A JPH05247451A JP H05247451 A JPH05247451 A JP H05247451A JP 4086202 A JP4086202 A JP 4086202A JP 8620292 A JP8620292 A JP 8620292A JP H05247451 A JPH05247451 A JP H05247451A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】処理された繊維製品等の難燃性が優れ、かつ従
来よりも高い撥水性を発揮しうる撥水撥油性を得る。 【構成】炭素数10以上のパーフルオロアルキル基を有
する含フッ素活性水素化合物とポリイソシアナート化合
物との反応生成物を有効成分とする撥水撥油剤。
来よりも高い撥水性を発揮しうる撥水撥油性を得る。 【構成】炭素数10以上のパーフルオロアルキル基を有
する含フッ素活性水素化合物とポリイソシアナート化合
物との反応生成物を有効成分とする撥水撥油剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維製品等の難燃性を
損なわずに高い撥水撥油性を付与できる撥水撥油剤に関
する。
損なわずに高い撥水撥油性を付与できる撥水撥油剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】繊維製品等に撥水撥油性を付与するため
の撥水撥油剤として、ポリフルオロアルキル基、特にパ
ーフルオロアルキル基、を有するフッ素系化合物が撥水
撥油剤として広く用いられている。このフッ素系化合物
のうち、ポリフルオロアルキル基含有アクリレート系あ
るいはメタクリレート系の含フッ素ポリマーは繊維製品
等の被処理物の難燃性を損ないやすく、高い難燃性を要
求される用途には適当ではないとされている。例えば、
カーシート、カーペット、カーテン、シャワーカーテン
等難燃性が必要とされる分野においては、撥水撥油加工
によって生地の有する難燃性が損なわれ燃焼しやすくな
ることが指摘されている。
の撥水撥油剤として、ポリフルオロアルキル基、特にパ
ーフルオロアルキル基、を有するフッ素系化合物が撥水
撥油剤として広く用いられている。このフッ素系化合物
のうち、ポリフルオロアルキル基含有アクリレート系あ
るいはメタクリレート系の含フッ素ポリマーは繊維製品
等の被処理物の難燃性を損ないやすく、高い難燃性を要
求される用途には適当ではないとされている。例えば、
カーシート、カーペット、カーテン、シャワーカーテン
等難燃性が必要とされる分野においては、撥水撥油加工
によって生地の有する難燃性が損なわれ燃焼しやすくな
ることが指摘されている。
【0003】一方、難燃性を損ないにくい撥水撥油剤と
して、200〜300℃で揮発するポリフルオロアルキ
ル基含有カルボン酸エステル(特開昭54−5039公
報)や、素材の融点より流動開始温度の低いポリフルオ
ロアルキル基含有ウレタンオリゴマー(特開昭60−1
7170公報)が提案されている。これらの化合物は確
かに難燃性を阻害しにくいものの、ポリフルオロアルキ
ル基含有アクリレート系あるいはメタクリレート系の含
フッ素ポリマーに比べて撥水撥油性が十分ではないとい
う欠点があった。
して、200〜300℃で揮発するポリフルオロアルキ
ル基含有カルボン酸エステル(特開昭54−5039公
報)や、素材の融点より流動開始温度の低いポリフルオ
ロアルキル基含有ウレタンオリゴマー(特開昭60−1
7170公報)が提案されている。これらの化合物は確
かに難燃性を阻害しにくいものの、ポリフルオロアルキ
ル基含有アクリレート系あるいはメタクリレート系の含
フッ素ポリマーに比べて撥水撥油性が十分ではないとい
う欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、被処
理物の難燃性を損なうことが少なく、かつ高い撥水撥油
性を発揮することができる撥水撥油剤を提供することに
ある。
理物の難燃性を損なうことが少なく、かつ高い撥水撥油
性を発揮することができる撥水撥油剤を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ポリフルオ
ロアルキル基を有するウレタンオリゴマーなどの被処理
物の難燃性を損なうことが少ない撥水撥油剤の撥水撥油
性改良を検討した。その結果、このようなタイプの撥水
撥油剤においてポリフルオロアルキル基の炭素数が撥水
撥油性に大きく影響していること、および特に撥水撥油
性が良好なポリフルオロアルキル基は炭素数10以上の
パーフルオロアルキル基であることを見いだした。本発
明は、この特定のパーフルオロアルキル基を有する下記
撥水撥油剤である。
ロアルキル基を有するウレタンオリゴマーなどの被処理
物の難燃性を損なうことが少ない撥水撥油剤の撥水撥油
性改良を検討した。その結果、このようなタイプの撥水
撥油剤においてポリフルオロアルキル基の炭素数が撥水
撥油性に大きく影響していること、および特に撥水撥油
性が良好なポリフルオロアルキル基は炭素数10以上の
パーフルオロアルキル基であることを見いだした。本発
明は、この特定のパーフルオロアルキル基を有する下記
撥水撥油剤である。
【0006】イソシアナート基と反応しうる活性水素含
有官能基とパーフルオロアルキル基とを有する含フッ素
活性水素化合物であって、しかもその50重量%以上が
炭素数10以上のパーフルオロアルキル基を有する含フ
ッ素活性水素化合物である含フッ素活性水素化合物
(イ)と2以上のイソシアナート基を有するポリイソシ
アナート化合物(ロ)との反応生成物、または(イ)と
(ロ)とパーフルオロアルキル基を有しない活性水素化
合物(ハ)との反応生成物、を有効成分をする撥水撥油
剤。
有官能基とパーフルオロアルキル基とを有する含フッ素
活性水素化合物であって、しかもその50重量%以上が
炭素数10以上のパーフルオロアルキル基を有する含フ
ッ素活性水素化合物である含フッ素活性水素化合物
(イ)と2以上のイソシアナート基を有するポリイソシ
アナート化合物(ロ)との反応生成物、または(イ)と
(ロ)とパーフルオロアルキル基を有しない活性水素化
合物(ハ)との反応生成物、を有効成分をする撥水撥油
剤。
【0007】本発明撥水撥油剤の撥水撥油性能が従来よ
りも優れている理由は明確ではないが次のように推定さ
れる。即ち、従来のポリフルオロアルキル基含有ウレタ
ンオリゴマータイプの撥水撥油剤においては、ポリフル
オロアルキル基の配向性がアクリレート系ポリマーに比
べて十分でないので高い撥水撥油性が発揮されていなか
った。ところが、ポリフルオロアルキル基の鎖長が一定
の鎖長(C10F21)に達するとポリフルオロアルキル基
に基づく結晶性が増加し、その結果ポリフルオロアルキ
ル基の表面配向が高まり高い撥水撥油性が発現されると
推測される。
りも優れている理由は明確ではないが次のように推定さ
れる。即ち、従来のポリフルオロアルキル基含有ウレタ
ンオリゴマータイプの撥水撥油剤においては、ポリフル
オロアルキル基の配向性がアクリレート系ポリマーに比
べて十分でないので高い撥水撥油性が発揮されていなか
った。ところが、ポリフルオロアルキル基の鎖長が一定
の鎖長(C10F21)に達するとポリフルオロアルキル基
に基づく結晶性が増加し、その結果ポリフルオロアルキ
ル基の表面配向が高まり高い撥水撥油性が発現されると
推測される。
【0008】イソシアナート基と反応しうる活性水素含
有官能基とパーフルオロアルキル基とを有する含フッ素
活性水素化合物は、通常パーフルオロアルキル基の炭素
数が異なる化合物の混合物である。即ち、パーフルオロ
アルキル基をCn F2n+1- で表すと、nの異なる化合物
の混合物(いずれもCn F2n+1- 以外の部分は同一の化
合物の混合物)である。たとえば、従来のものは、炭素
数8を主成分としてそれよりも炭素数が少ない化合物と
それよりも炭素数が多い化合物の混合物であって、その
平均のnは9であった。
有官能基とパーフルオロアルキル基とを有する含フッ素
活性水素化合物は、通常パーフルオロアルキル基の炭素
数が異なる化合物の混合物である。即ち、パーフルオロ
アルキル基をCn F2n+1- で表すと、nの異なる化合物
の混合物(いずれもCn F2n+1- 以外の部分は同一の化
合物の混合物)である。たとえば、従来のものは、炭素
数8を主成分としてそれよりも炭素数が少ない化合物と
それよりも炭素数が多い化合物の混合物であって、その
平均のnは9であった。
【0009】本発明においては、炭素数10以上のパー
フルオロアルキル基を有する化合物を主成分として、実
質的にそれのみ、またはそれよりも炭素数が少ない化合
物および/またはそれよりも炭素数が多い化合物の混合
物であることが必要である。特に、本発明における含フ
ッ素活性水素化合物(イ)は、その50重量%以上が炭
素数10のパーフルオロアルキル基を有する含フッ素活
性水素化合物であり、他の含フッ素活性水素化合物を含
有する場合はその含フッ素活性水素化合物は炭素数9以
下および/または11以上のパーフルオロアルキル基を
有する化合物であることが好ましい。加えて特に、炭素
数6〜14の範囲内のパーフルオロアルキル基を有する
化合物が80重量%であることが好ましい。
フルオロアルキル基を有する化合物を主成分として、実
質的にそれのみ、またはそれよりも炭素数が少ない化合
物および/またはそれよりも炭素数が多い化合物の混合
物であることが必要である。特に、本発明における含フ
ッ素活性水素化合物(イ)は、その50重量%以上が炭
素数10のパーフルオロアルキル基を有する含フッ素活
性水素化合物であり、他の含フッ素活性水素化合物を含
有する場合はその含フッ素活性水素化合物は炭素数9以
下および/または11以上のパーフルオロアルキル基を
有する化合物であることが好ましい。加えて特に、炭素
数6〜14の範囲内のパーフルオロアルキル基を有する
化合物が80重量%であることが好ましい。
【0010】パーフルオロアルキル基は直鎖状のパーフ
ルオロアルキル基であることが好ましい。しかし、少数
の分岐があってもよく、その場合には分岐数は1〜2で
しかも主鎖に比較して側鎖の炭素数は短いものであるこ
とが好ましい。
ルオロアルキル基であることが好ましい。しかし、少数
の分岐があってもよく、その場合には分岐数は1〜2で
しかも主鎖に比較して側鎖の炭素数は短いものであるこ
とが好ましい。
【0011】本発明における含フッ素活性水素化合物
(イ)中の炭素数10以上のパーフルオロアルキル基を
有する含フッ素活性水素化合物は、イソシアナート基と
反応しうる活性水素含有官能基を1個有することが好ま
しく、2個以上有する場合には2番目以降の活性水素含
有官能基は1番目の活性水素含有官能基よりも活性が低
いことが好ましい。即ち、この含フッ素活性水素化合物
はイソシアナート基に対し実質的に1官能性であること
が好ましい。他の含フッ素活性水素化合物も同様に1官
能性であることが好ましいが、場合によっては少量の多
官能性の化合物が存在していてもよい。
(イ)中の炭素数10以上のパーフルオロアルキル基を
有する含フッ素活性水素化合物は、イソシアナート基と
反応しうる活性水素含有官能基を1個有することが好ま
しく、2個以上有する場合には2番目以降の活性水素含
有官能基は1番目の活性水素含有官能基よりも活性が低
いことが好ましい。即ち、この含フッ素活性水素化合物
はイソシアナート基に対し実質的に1官能性であること
が好ましい。他の含フッ素活性水素化合物も同様に1官
能性であることが好ましいが、場合によっては少量の多
官能性の化合物が存在していてもよい。
【0012】イソシアナート基と反応しうる活性水素含
有官能基としては、水酸基、メルカプト基、1級アミノ
基、2級アミノ基、カルボキシ基、その他の活性水素原
子を有する官能基がある。なお、2級アミノ基として
は、炭素数が4以下である低級アルキル基を有する2級
アミノ基が好ましい。もっとも好ましい活性水素含有官
能基は水酸基である。
有官能基としては、水酸基、メルカプト基、1級アミノ
基、2級アミノ基、カルボキシ基、その他の活性水素原
子を有する官能基がある。なお、2級アミノ基として
は、炭素数が4以下である低級アルキル基を有する2級
アミノ基が好ましい。もっとも好ましい活性水素含有官
能基は水酸基である。
【0013】パーフルオロアルキル基と活性水素含有基
とを結合する連結基として種々の連結基が知られてい
る。例えば、単結合(具体的化合物としては例えばパー
フルオロカルボン酸)、−R−、−CON(R1 )−Q
−、−SO2 −Q−などがある。ただし、Rはアルキレ
ン基、R1 はアルキル基、Qは2価の有機基である。好
ましくは、Rは炭素数2〜6のアルキレン基、R1 は低
級アルキル基、Qは炭素数2〜8のアルキレン基であ
る。
とを結合する連結基として種々の連結基が知られてい
る。例えば、単結合(具体的化合物としては例えばパー
フルオロカルボン酸)、−R−、−CON(R1 )−Q
−、−SO2 −Q−などがある。ただし、Rはアルキレ
ン基、R1 はアルキル基、Qは2価の有機基である。好
ましくは、Rは炭素数2〜6のアルキレン基、R1 は低
級アルキル基、Qは炭素数2〜8のアルキレン基であ
る。
【0014】パーフルオロアルキル基の炭素数の点を除
き、本発明におけるパーフルオロアルキル基を有する含
フッ素活性水素化合物自体は公知の種類の化合物であ
る。本発明における含フッ素活性水素化合物としては、
この公知の種類の化合物を使用することができる。好ま
しい具体的化合物としては以下のものがあるが、これら
に限られるものではない。なお、下記化学式におけるR
f は、パーフルオロアルキル基を示す。
き、本発明におけるパーフルオロアルキル基を有する含
フッ素活性水素化合物自体は公知の種類の化合物であ
る。本発明における含フッ素活性水素化合物としては、
この公知の種類の化合物を使用することができる。好ま
しい具体的化合物としては以下のものがあるが、これら
に限られるものではない。なお、下記化学式におけるR
f は、パーフルオロアルキル基を示す。
【0015】Rf-CH2CH2-OH Rf-CON(CH3)CH2CH2-OH Rf-SO2N(CH3)CH2CH2-OH Rf-CH2CH2-SH Rf-SO2N(CH3)CH2CH2-SH Rf-CH2CH2-NH2 Rf-SO2N(CH3)CH2CH2-NH2
【0016】2以上のイソシアナート基を有するポリイ
ソシアナート化合物(ロ)としては、脂肪族系、脂環族
系、芳香族系などの種々のポリイソシアナート化合物や
その変性物、またはそれらの混合物を使用することがで
きる。特に、3以上のイソシアナート基を有するポリイ
ソシアナート化合物やそれとジイソシアナート化合物と
の混合物が好ましい。
ソシアナート化合物(ロ)としては、脂肪族系、脂環族
系、芳香族系などの種々のポリイソシアナート化合物や
その変性物、またはそれらの混合物を使用することがで
きる。特に、3以上のイソシアナート基を有するポリイ
ソシアナート化合物やそれとジイソシアナート化合物と
の混合物が好ましい。
【0017】3以上のイソシアナート基を有するポリイ
ソシアナート化合物としては、特にトリイソシアナート
化合物が好ましい。トリイソシアナート化合物としては
ジイソシアナート化合物の変性物が好ましい。ジイソシ
アナート化合物の変性物であるトリイソシアナート化合
物としては、トリスビュレット変性体、イソシアヌレー
ト変性体、およびトリオール変性体(トリメチロールプ
ロパン変性体など)が好ましい。このジイソシアナート
化合物の変性物であるトリイソシアナート化合物は、通
常4以上のイソシアナート基を有するポリイソシアナー
ト化合物や未変性ジイソシアナート化合物を含有し、本
発明ではこれら不純物を含有するトリイソシアナート化
合物を使用することができる。
ソシアナート化合物としては、特にトリイソシアナート
化合物が好ましい。トリイソシアナート化合物としては
ジイソシアナート化合物の変性物が好ましい。ジイソシ
アナート化合物の変性物であるトリイソシアナート化合
物としては、トリスビュレット変性体、イソシアヌレー
ト変性体、およびトリオール変性体(トリメチロールプ
ロパン変性体など)が好ましい。このジイソシアナート
化合物の変性物であるトリイソシアナート化合物は、通
常4以上のイソシアナート基を有するポリイソシアナー
ト化合物や未変性ジイソシアナート化合物を含有し、本
発明ではこれら不純物を含有するトリイソシアナート化
合物を使用することができる。
【0018】上記のポリイソシアナート化合物として
は、例えば、ヘキサメチレンジイソシアナート、トリメ
チルヘキサメチレンジイソシアナート、ヘキサメチレン
トリイソシアナート、リジンエステルトリイソシアナー
ト、イソホロンジイソシアナート、水添キシリレンジイ
ソシアナート、トルエンジイソシアナート、キシリレン
ジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート
などがある。特に、ヘキサメチレンジイソシアナートの
トリスビュレット変性体などの、ヘキサメチレンジイソ
シアナートの変性物であるトリイソシアナート化合物が
好ましい。
は、例えば、ヘキサメチレンジイソシアナート、トリメ
チルヘキサメチレンジイソシアナート、ヘキサメチレン
トリイソシアナート、リジンエステルトリイソシアナー
ト、イソホロンジイソシアナート、水添キシリレンジイ
ソシアナート、トルエンジイソシアナート、キシリレン
ジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート
などがある。特に、ヘキサメチレンジイソシアナートの
トリスビュレット変性体などの、ヘキサメチレンジイソ
シアナートの変性物であるトリイソシアナート化合物が
好ましい。
【0019】本発明の撥水撥油剤は、上記(イ)と
(ロ)の反応生成物を有効成分をする撥水撥油剤であ
る。しかしまた、(イ)と(ロ)とパーフルオロアルキ
ル基を有しない活性水素化合物(ハ)との反応生成物を
有効成分をする撥水撥油剤であってもよい。このパーフ
ルオロアルキル基を有しない活性水素化合物(ハ)は、
前記のようなイソシアナート基と反応しうる活性水素含
有官能基を1個以上有する化合物である。この活性水素
化合物(ハ)は2種以上併用することもできる。
(ロ)の反応生成物を有効成分をする撥水撥油剤であ
る。しかしまた、(イ)と(ロ)とパーフルオロアルキ
ル基を有しない活性水素化合物(ハ)との反応生成物を
有効成分をする撥水撥油剤であってもよい。このパーフ
ルオロアルキル基を有しない活性水素化合物(ハ)は、
前記のようなイソシアナート基と反応しうる活性水素含
有官能基を1個以上有する化合物である。この活性水素
化合物(ハ)は2種以上併用することもできる。
【0020】この活性水素化合物(ハ)は前記のような
イソシアナート基と反応しうる活性水素含有官能基を1
個以上有し、しかもそれ以外に機能性の基を有する化合
物が好ましい。機能性の基としては、例えば、長鎖炭化
水素基、エポキシ基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原
子、第1の水素含有官能基に対して相対的に反応性の低
い水素含有官能基などがある。
イソシアナート基と反応しうる活性水素含有官能基を1
個以上有し、しかもそれ以外に機能性の基を有する化合
物が好ましい。機能性の基としては、例えば、長鎖炭化
水素基、エポキシ基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原
子、第1の水素含有官能基に対して相対的に反応性の低
い水素含有官能基などがある。
【0021】具体的な活性水素化合物(ハ)としては、
例えば下記のような化合物があるが、これらに限られる
ものではない。
例えば下記のような化合物があるが、これらに限られる
ものではない。
【0022】モノオール:炭素数1〜23のモノオール
が適当で、特にステアリルアルコール、2−エチルヘキ
シルアルコールなどの炭素数6〜20のモノオールが好
ましい。 メルカプタン:炭素数1〜23のモノメルカプタンが適
当で、特にステアリルメルカプタン、オクチルメルカプ
タンなどの炭素数6〜20のモノメルカプタンが好まし
い。 モノカルボン酸:炭素数1〜23のモノカルボン酸が適
当で、特にステアリン酸、オクタン酸などの炭素数6〜
20のモノカルボン酸が好ましい。
が適当で、特にステアリルアルコール、2−エチルヘキ
シルアルコールなどの炭素数6〜20のモノオールが好
ましい。 メルカプタン:炭素数1〜23のモノメルカプタンが適
当で、特にステアリルメルカプタン、オクチルメルカプ
タンなどの炭素数6〜20のモノメルカプタンが好まし
い。 モノカルボン酸:炭素数1〜23のモノカルボン酸が適
当で、特にステアリン酸、オクタン酸などの炭素数6〜
20のモノカルボン酸が好ましい。
【0023】モノ(あるいはジ)アルキルアミン:炭素
数1〜23のアルキルを有するモノアルキルアミンある
いはジアルキルアミンが適当で、特に2−エチルヘキシ
ルアミン、ジオクチルアミンなどの炭素数6〜20のア
ルキルを有するアミンが好ましい。 エポキシ基含有化合物:グリシドール(即ち、2,3−
エポキシ−1−プロパノール)、グリセリンジグリシジ
ルエーテル。 ポリオール:エチレングリコール、ジエチレンゴリコー
ル、トリエチレングリコール等のポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
グリセリン、トリメチロールプロパン。
数1〜23のアルキルを有するモノアルキルアミンある
いはジアルキルアミンが適当で、特に2−エチルヘキシ
ルアミン、ジオクチルアミンなどの炭素数6〜20のア
ルキルを有するアミンが好ましい。 エポキシ基含有化合物:グリシドール(即ち、2,3−
エポキシ−1−プロパノール)、グリセリンジグリシジ
ルエーテル。 ポリオール:エチレングリコール、ジエチレンゴリコー
ル、トリエチレングリコール等のポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
グリセリン、トリメチロールプロパン。
【0024】ポリアミン:エチレンジアミン、トリエチ
レンジアミン、トルエンジアミン、イソホロンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン。 アルカノールアミン:モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ジプロパノールア
ミン。 その他:2−シアノエタノール、2−ニトロエタノー
ル、エチレンイミン、ジアルキルケトオキシム。
レンジアミン、トルエンジアミン、イソホロンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン。 アルカノールアミン:モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ジプロパノールア
ミン。 その他:2−シアノエタノール、2−ニトロエタノー
ル、エチレンイミン、ジアルキルケトオキシム。
【0025】含フッ素活性水素化合物(イ)とポリイソ
シアナート化合物(ロ)、またはさらに活性水素化合物
(ハ)、との反応生成物の製造において、ポリイソシア
ナート化合物(ロ)1モルに対する含フッ素活性水素化
合物(イ)は1モル以上であることが必要である。即
ち、反応生成物は、1分子当たり平均して含フッ素活性
水素化合物(イ)の残基を少なくとも1つ持つことが必
要である。ポリイソシアナート化合物(ロ)に対して等
当量未満の含フッ素活性水素化合物(イ)を反応させる
場合は、活性水素化合物(ハ)を使用しそれと含フッ素
活性水素化合物(イ)の合計がポリイソシアナート化合
物(ロ)と等当量になる割合で使用することが好まし
い。
シアナート化合物(ロ)、またはさらに活性水素化合物
(ハ)、との反応生成物の製造において、ポリイソシア
ナート化合物(ロ)1モルに対する含フッ素活性水素化
合物(イ)は1モル以上であることが必要である。即
ち、反応生成物は、1分子当たり平均して含フッ素活性
水素化合物(イ)の残基を少なくとも1つ持つことが必
要である。ポリイソシアナート化合物(ロ)に対して等
当量未満の含フッ素活性水素化合物(イ)を反応させる
場合は、活性水素化合物(ハ)を使用しそれと含フッ素
活性水素化合物(イ)の合計がポリイソシアナート化合
物(ロ)と等当量になる割合で使用することが好まし
い。
【0026】活性水素化合物(ハ)を使用する場合、活
性水素化合物(ハ)と含フッ素活性水素化合物(イ)の
合計当量に対する含フッ素活性水素化合物(イ)の当量
割合は50%以上であることが好ましい。ただし、活性
水素化合物(ハ)がイソシアナート基と反応する多官能
性の化合物である場合は、(ハ)と(イ)の合計に対す
る(イ)の割合は50重量%以上、特に75重量%以
上、であることが好ましい。
性水素化合物(ハ)と含フッ素活性水素化合物(イ)の
合計当量に対する含フッ素活性水素化合物(イ)の当量
割合は50%以上であることが好ましい。ただし、活性
水素化合物(ハ)がイソシアナート基と反応する多官能
性の化合物である場合は、(ハ)と(イ)の合計に対す
る(イ)の割合は50重量%以上、特に75重量%以
上、であることが好ましい。
【0027】本発明の撥水撥油剤は、必要に応じて、溶
剤に溶かした溶液として、あるいは乳化しエマルション
あるいはディスパージョンとして、用いることができ
る。
剤に溶かした溶液として、あるいは乳化しエマルション
あるいはディスパージョンとして、用いることができ
る。
【0028】溶剤としてはトリクロロトリフルオロエタ
ン(R−113)やメタキシレンヘキサフルオライドな
どフッ素系溶剤、1,1,1−トリクロロエタン、パー
クロロエチレン、塩化メチレンなどの塩素系溶剤、テト
ラヒドロフランやメチルイソブチルケトンなどの他の有
機溶剤を広く用いることが可能である。また水中への分
散を行う場合、乳化剤としてはノニオン系、カチオン
系、アニオン系など各種界面活性剤が採用可能でありこ
れらを適宜併用してもよい。
ン(R−113)やメタキシレンヘキサフルオライドな
どフッ素系溶剤、1,1,1−トリクロロエタン、パー
クロロエチレン、塩化メチレンなどの塩素系溶剤、テト
ラヒドロフランやメチルイソブチルケトンなどの他の有
機溶剤を広く用いることが可能である。また水中への分
散を行う場合、乳化剤としてはノニオン系、カチオン
系、アニオン系など各種界面活性剤が採用可能でありこ
れらを適宜併用してもよい。
【0029】水中への分散の際に併用される有機溶剤と
してはテトラヒドロフラン、ジオキサン、エチルプロピ
ルエーテルなどの水溶性エーテル類、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチル
エーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレ
ングリコールモノエチルエーテルなどの水溶性グリコー
ルエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルエーテルなどのケトン類、メタノール、エタ
ノール、プロパノールなどのアルコール類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、コハク酸エチルなどのエステル類等を
挙げることができる。これらの有機溶剤は必要に応じ分
散後留去により除いてもよい。かかる有機溶剤の添加量
は撥水撥油剤100重量部あたり10〜300重量部が
適当である。
してはテトラヒドロフラン、ジオキサン、エチルプロピ
ルエーテルなどの水溶性エーテル類、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチル
エーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレ
ングリコールモノエチルエーテルなどの水溶性グリコー
ルエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルエーテルなどのケトン類、メタノール、エタ
ノール、プロパノールなどのアルコール類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、コハク酸エチルなどのエステル類等を
挙げることができる。これらの有機溶剤は必要に応じ分
散後留去により除いてもよい。かかる有機溶剤の添加量
は撥水撥油剤100重量部あたり10〜300重量部が
適当である。
【0030】
【実施例】次に実施例および比較例を挙げて本発明を具
体的に説明する。なお、文中、部または%とあるのは特
に断りのないかぎりいずれも重量基準である。以下の実
施例、比較例に示す撥水性、撥油性の評価は、下記の評
価試験で評価した。
体的に説明する。なお、文中、部または%とあるのは特
に断りのないかぎりいずれも重量基準である。以下の実
施例、比較例に示す撥水性、撥油性の評価は、下記の評
価試験で評価した。
【0031】撥水性:JIS L−1092のスプレー
法による撥水性No.(表1参照)で表す。なお、撥水
性No.に+印を付して表した評価結果は、それぞれの
評価がNo.で表したものよりもわずかに良好なものを
示す。 撥油性:表2に示す試験溶液を試験布上の2ケ所に数滴
(径約4mm)置き、30秒後の浸透状態により判別した
(AATCC−TM118−1966)。
法による撥水性No.(表1参照)で表す。なお、撥水
性No.に+印を付して表した評価結果は、それぞれの
評価がNo.で表したものよりもわずかに良好なものを
示す。 撥油性:表2に示す試験溶液を試験布上の2ケ所に数滴
(径約4mm)置き、30秒後の浸透状態により判別した
(AATCC−TM118−1966)。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】[実施例1]ジムロート冷却管、温度計、
窒素ガス導入管、撹拌装置をつけた500mlの4つ口
フラスコに、HBU 100部、C10A 203部、S
tO 24.35部、GD 6.66部、およびMBK
83.5部(略称については下記参照)からなる原料
を仕込み、撹拌しながら80℃に昇温した。窒素を2分
間吹き込み、その後触媒ジブチルチンジラウレートを
0.1g加え2時間撹拌を続けた。更に温度を100℃
に上げ、1時間撹拌を続けた。その後、IR(赤外線吸
収スペクトル)を測定し、イソシアナート基の残存しな
いことを確認して反応を終了させた。真空乾燥器中でM
BKを除去し、融点96〜97℃の白色固体を得た。
窒素ガス導入管、撹拌装置をつけた500mlの4つ口
フラスコに、HBU 100部、C10A 203部、S
tO 24.35部、GD 6.66部、およびMBK
83.5部(略称については下記参照)からなる原料
を仕込み、撹拌しながら80℃に昇温した。窒素を2分
間吹き込み、その後触媒ジブチルチンジラウレートを
0.1g加え2時間撹拌を続けた。更に温度を100℃
に上げ、1時間撹拌を続けた。その後、IR(赤外線吸
収スペクトル)を測定し、イソシアナート基の残存しな
いことを確認して反応を終了させた。真空乾燥器中でM
BKを除去し、融点96〜97℃の白色固体を得た。
【0035】概念的に反応生成物の主たる成分は、トリ
イソシアナート化合物であるHBU1分子に、3分子の
C10Aが反応したもの、2分子のC10Aと1分子のSt
Oが反応したもの、2分子のC10Aと1分子のGDが反
応したもの、および1分子のC10Aと1分子のStOと
1分子のGDが反応したもの、の混合物であると考えら
れる。
イソシアナート化合物であるHBU1分子に、3分子の
C10Aが反応したもの、2分子のC10Aと1分子のSt
Oが反応したもの、2分子のC10Aと1分子のGDが反
応したもの、および1分子のC10Aと1分子のStOと
1分子のGDが反応したもの、の混合物であると考えら
れる。
【0036】上記略称で示した化合物は以下のとおりで
ある。なお、実施例2以降および比較例で使用した化合
物の略称も同様に示す。
ある。なお、実施例2以降および比較例で使用した化合
物の略称も同様に示す。
【0037】HBU;ヘキサメチレンジイソシアナート
のトリスビュレット変性体(NCO価22.7wt%)
[住友バイエル社製「スミジュールN−3200」] NHP;ヘキサメチレンジイソシアナートのトリメチロ
ールプロパン変性体 IPN;イソホロンジイソシアナートのイソシアヌレー
ト変性体
のトリスビュレット変性体(NCO価22.7wt%)
[住友バイエル社製「スミジュールN−3200」] NHP;ヘキサメチレンジイソシアナートのトリメチロ
ールプロパン変性体 IPN;イソホロンジイソシアナートのイソシアヌレー
ト変性体
【0038】C10A;C10F21CH2CH2OH C11A;C11F23CH2CH2OH C8 A;C8F17CH2CH2OH C10SA;C10F21SO2N(CH3)CH2CH2OH C10S;C10F21CH2CH2SH StO;C18H37OH StN;C18H37NH2
【0039】StS;C18H37SH StA;C17H35COOH GD;グリシドール MBK;メチルイソブチルケトン MEK;メチルエチルケトン DGM;ジグライム
【0040】[実施例2]ジムロート冷却管、温度計、
窒素ガス導入管、撹拌装置をつけた500mlの4つ口
フラスコに、HBU 100部、C10A 166.2
部、C8 A 110.8部、StO 24.35部、G
D 6.66部、およびMBK 102部からなる原料
を仕込み、実施例1と同様に反応させて、白色の固体を
得た。
窒素ガス導入管、撹拌装置をつけた500mlの4つ口
フラスコに、HBU 100部、C10A 166.2
部、C8 A 110.8部、StO 24.35部、G
D 6.66部、およびMBK 102部からなる原料
を仕込み、実施例1と同様に反応させて、白色の固体を
得た。
【0041】[実施例3]ジムロート冷却管、温度計、
窒素ガス導入管、撹拌装置をつけた500mlの4つ口
フラスコに、HBU 100部とMBK 100部を入
れて撹拌しながら80℃に昇温し、その後フラスコ内部
を窒素置換した後ジブチルチンジラウレート0.1部を
添加した。次に、C8 A 110.8部を1時間かけて
滴下し、以下C10A 166.2部とStO 48.7
部を同様に滴下した。滴下終了後温度を90℃に上げ3
0分撹拌を続けた。その後、IRを測定し、イソシアナ
ート基の残存しないことを確認して反応を終了させた。
窒素ガス導入管、撹拌装置をつけた500mlの4つ口
フラスコに、HBU 100部とMBK 100部を入
れて撹拌しながら80℃に昇温し、その後フラスコ内部
を窒素置換した後ジブチルチンジラウレート0.1部を
添加した。次に、C8 A 110.8部を1時間かけて
滴下し、以下C10A 166.2部とStO 48.7
部を同様に滴下した。滴下終了後温度を90℃に上げ3
0分撹拌を続けた。その後、IRを測定し、イソシアナ
ート基の残存しないことを確認して反応を終了させた。
【0042】以上の実施例1〜3における原料の種類と
割合、合成温度、生成物の融点を表3に示す。
割合、合成温度、生成物の融点を表3に示す。
【0043】
【表3】
【0044】[実施例4〜10]表4に示した原料を用
いた以外は実施例3と同様にして反応生成物を製造し
た。原料の種類と割合、合成温度、生成物の融点を表4
に示す。
いた以外は実施例3と同様にして反応生成物を製造し
た。原料の種類と割合、合成温度、生成物の融点を表4
に示す。
【0045】
【表4】
【0046】[比較例1]実施例1においてC10Aをす
べて等当量のC8 Aに代えた他は同一原料、同一条件で
反応生成物を製造した。
べて等当量のC8 Aに代えた他は同一原料、同一条件で
反応生成物を製造した。
【0047】[比較例2]実施例2においてC10AとC
8 Aの組み合わせに代えて、Cn F2n+1CH2 CH2 O
Hで表される化合物のnが異なる化合物(nが8、1
0、12、および14である化合物)の混合物(n=8
/10/12/14の重量比が60/25/10/5で
平均のnは約9)を使用する以外は同一原料、同一条件
で反応生成物を製造した。なお、この化合物の混合物を
C9 Aという。
8 Aの組み合わせに代えて、Cn F2n+1CH2 CH2 O
Hで表される化合物のnが異なる化合物(nが8、1
0、12、および14である化合物)の混合物(n=8
/10/12/14の重量比が60/25/10/5で
平均のnは約9)を使用する以外は同一原料、同一条件
で反応生成物を製造した。なお、この化合物の混合物を
C9 Aという。
【0048】以上の比較例1、2における原料の種類と
割合、合成温度、生成物の融点を表5に示す。
割合、合成温度、生成物の融点を表5に示す。
【0049】
【表5】
【0050】[実施例11]実施例1で得た反応生成物
を以下の方法に従って水に乳化させ、水分散系を得た。
即ち、実施例1で得た反応生成物100部、MBK 2
0部、ノニオン系乳化剤[花王(株)製「エマルゲン
E−950」]4部、およびカチオン系乳化剤[花王
(株)製「ファーミン DMC・AcOH」]1部の混
合物を85℃に加熱し、高圧ホモジナイザーによって乳
化した。MBKを減圧留去し粒子系約0.1μのディス
パージョンを得た。実施例2〜10の反応生成物と比較
例1、2の反応生成物についても同様に乳化を行い、デ
ィスパージョンを得た。
を以下の方法に従って水に乳化させ、水分散系を得た。
即ち、実施例1で得た反応生成物100部、MBK 2
0部、ノニオン系乳化剤[花王(株)製「エマルゲン
E−950」]4部、およびカチオン系乳化剤[花王
(株)製「ファーミン DMC・AcOH」]1部の混
合物を85℃に加熱し、高圧ホモジナイザーによって乳
化した。MBKを減圧留去し粒子系約0.1μのディス
パージョンを得た。実施例2〜10の反応生成物と比較
例1、2の反応生成物についても同様に乳化を行い、デ
ィスパージョンを得た。
【0051】これらのサンプルを水で希釈し0.2wt
%の水溶液を調製した。ポリエステルドスキン布、ナイ
ロンスタナー布を浸漬し、ピックアップがそれぞれ60
wt%、40wt%となるようにマングルで調整した。
これを110℃で90秒、次いで170℃で60秒熱乾
燥し、試験布とした。この試験布を用いて撥油性と撥水
性試験を行った結果を表6に示した。
%の水溶液を調製した。ポリエステルドスキン布、ナイ
ロンスタナー布を浸漬し、ピックアップがそれぞれ60
wt%、40wt%となるようにマングルで調整した。
これを110℃で90秒、次いで170℃で60秒熱乾
燥し、試験布とした。この試験布を用いて撥油性と撥水
性試験を行った結果を表6に示した。
【0052】[実施例12]実施例11で製造したディ
スパージョンのサンプルをそれぞれ水で希釈し1.5w
t%の水溶液を調製し、それにポリエステルカーシート
を浸漬してピックアップが60wt%となるよう調節し
た。これを120℃で3分、次いで160℃で2分熱乾
燥し、試験布とした。
スパージョンのサンプルをそれぞれ水で希釈し1.5w
t%の水溶液を調製し、それにポリエステルカーシート
を浸漬してピックアップが60wt%となるよう調節し
た。これを120℃で3分、次いで160℃で2分熱乾
燥し、試験布とした。
【0053】この試験布を用いて撥油性と撥水性試験を
行った結果を表6に示した。表6において反応生成物は
それを製造した実施例と比較例の番号で示す。
行った結果を表6に示した。表6において反応生成物は
それを製造した実施例と比較例の番号で示す。
【0054】
【表6】
【0055】
【発明の効果】従来のRf 基含有ウレタン化合物を有効
成分とする撥水撥油剤では、処理された繊維製品等の難
燃性が優れているものの、高い撥水性、特にスプレー法
評価による撥水性、においてRf 基含有アクリレート系
ポリマーなどの撥水撥油剤に匹敵する撥水撥油剤を得る
ことはできなかった。本発明によればスプレー法評価に
対しても高い撥水性を発現しうるRf 基含有ウレタン化
合物タイプの撥水撥油剤を容易に得ることができる。
成分とする撥水撥油剤では、処理された繊維製品等の難
燃性が優れているものの、高い撥水性、特にスプレー法
評価による撥水性、においてRf 基含有アクリレート系
ポリマーなどの撥水撥油剤に匹敵する撥水撥油剤を得る
ことはできなかった。本発明によればスプレー法評価に
対しても高い撥水性を発現しうるRf 基含有ウレタン化
合物タイプの撥水撥油剤を容易に得ることができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維製品等の難燃性を
損なわずに高い撥水撥油性を付与できる撥水撥油剤に関
する。
損なわずに高い撥水撥油性を付与できる撥水撥油剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】繊維製品等に撥水撥油性を付与するため
の撥水撥油剤として、ポリフルオロアルキル基、特にパ
ーフルオロアルキル基、を有するフッ素系化合物が撥水
撥油剤として広く用いられている。このフッ素系化合物
のうち、ポリフルオロアルキル基含有アクリレート系あ
るいはメタクリレート系の含フッ素ポリマーは繊維製品
等の被処理物の難燃性を損ないやすく、高い難燃性を要
求される用途には適当ではないとされている。例えば、
カーシート、カーペット、カーテン、シャワーカーテン
等難燃性が必要とされる分野においては、撥水撥油加工
によって生地の有する難燃性が損なわれ燃焼しやすくな
ることが指摘されている。
の撥水撥油剤として、ポリフルオロアルキル基、特にパ
ーフルオロアルキル基、を有するフッ素系化合物が撥水
撥油剤として広く用いられている。このフッ素系化合物
のうち、ポリフルオロアルキル基含有アクリレート系あ
るいはメタクリレート系の含フッ素ポリマーは繊維製品
等の被処理物の難燃性を損ないやすく、高い難燃性を要
求される用途には適当ではないとされている。例えば、
カーシート、カーペット、カーテン、シャワーカーテン
等難燃性が必要とされる分野においては、撥水撥油加工
によって生地の有する難燃性が損なわれ燃焼しやすくな
ることが指摘されている。
【0003】一方、難燃性を損ないにくい撥水撥油剤と
して、200〜300℃で揮発するポリフルオロアルキ
ル基含有カルボン酸エステル(特開昭54−5039公
報)や、素材の融点より流動開始温度の低いポリフルオ
ロアルキル基含有ウレタンオリゴマー(特開昭60−1
7170公報)が提案されている。これらの化合物は確
かに難燃性を阻害しにくいものの、ポリフルオロアルキ
ル基含有アクリレート系あるいはメタクリレート系の含
フッ素ポリマーに比べて撥水撥油性が十分ではないとい
う欠点があった。
して、200〜300℃で揮発するポリフルオロアルキ
ル基含有カルボン酸エステル(特開昭54−5039公
報)や、素材の融点より流動開始温度の低いポリフルオ
ロアルキル基含有ウレタンオリゴマー(特開昭60−1
7170公報)が提案されている。これらの化合物は確
かに難燃性を阻害しにくいものの、ポリフルオロアルキ
ル基含有アクリレート系あるいはメタクリレート系の含
フッ素ポリマーに比べて撥水撥油性が十分ではないとい
う欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、被処
理物の難燃性を損なうことが少なく、かつ高い撥水撥油
性を発揮することができる撥水撥油剤を提供することに
ある。
理物の難燃性を損なうことが少なく、かつ高い撥水撥油
性を発揮することができる撥水撥油剤を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ポリフルオ
ロアルキル基を有するウレタンオリゴマーなどの被処理
物の難燃性を損なうことが少ない撥水撥油剤の撥水撥油
性改良を検討した。その結果、このようなタイプの撥水
撥油剤においてポリフルオロアルキル基の炭素数が撥水
撥油性に大きく影響していること、および特に撥水撥油
性が良好なポリフルオロアルキル基は炭素数10以上の
パーフルオロアルキル基であることを見いだした。本発
明は、この特定のパーフルオロアルキル基を有する下記
撥水撥油剤である。
ロアルキル基を有するウレタンオリゴマーなどの被処理
物の難燃性を損なうことが少ない撥水撥油剤の撥水撥油
性改良を検討した。その結果、このようなタイプの撥水
撥油剤においてポリフルオロアルキル基の炭素数が撥水
撥油性に大きく影響していること、および特に撥水撥油
性が良好なポリフルオロアルキル基は炭素数10以上の
パーフルオロアルキル基であることを見いだした。本発
明は、この特定のパーフルオロアルキル基を有する下記
撥水撥油剤である。
【0006】イソシアナート基と反応しうる活性水素含
有官能基とパーフルオロアルキル基とを有する含フッ素
活性水素化合物であって、しかもその50重量%以上が
炭素数10以上のパーフルオロアルキル基を有する含フ
ッ素活性水素化合物である含フッ素活性水素化合物
(イ)と2以上のイソシアナート基を有するポリイソシ
アナート化合物(ロ)との反応生成物、または(イ)と
(ロ)とパーフルオロアルキル基を有しない活性水素化
合物(ハ)との反応生成物、を有効成分をする撥水撥油
剤。
有官能基とパーフルオロアルキル基とを有する含フッ素
活性水素化合物であって、しかもその50重量%以上が
炭素数10以上のパーフルオロアルキル基を有する含フ
ッ素活性水素化合物である含フッ素活性水素化合物
(イ)と2以上のイソシアナート基を有するポリイソシ
アナート化合物(ロ)との反応生成物、または(イ)と
(ロ)とパーフルオロアルキル基を有しない活性水素化
合物(ハ)との反応生成物、を有効成分をする撥水撥油
剤。
【0007】本発明撥水撥油剤の撥水撥油性能が従来よ
りも優れている理由は明確ではないが次のように推定さ
れる。即ち、従来のポリフルオロアルキル基含有ウレタ
ンオリゴマータイプの撥水撥油剤においては、ポリフル
オロアルキル基の配向性がアクリレート系ポリマーに比
べて十分でないので高い撥水撥油性が発揮されていなか
った。ところが、ポリフルオロアルキル基の鎖長が一定
の鎖長(C10F21)に達するとポリフルオロアルキル基
に基づく結晶性が増加し、その結果ポリフルオロアルキ
ル基の表面配向が高まり高い撥水撥油性が発現されると
推測される。
りも優れている理由は明確ではないが次のように推定さ
れる。即ち、従来のポリフルオロアルキル基含有ウレタ
ンオリゴマータイプの撥水撥油剤においては、ポリフル
オロアルキル基の配向性がアクリレート系ポリマーに比
べて十分でないので高い撥水撥油性が発揮されていなか
った。ところが、ポリフルオロアルキル基の鎖長が一定
の鎖長(C10F21)に達するとポリフルオロアルキル基
に基づく結晶性が増加し、その結果ポリフルオロアルキ
ル基の表面配向が高まり高い撥水撥油性が発現されると
推測される。
【0008】イソシアナート基と反応しうる活性水素含
有官能基とパーフルオロアルキル基とを有する含フッ素
活性水素化合物は、通常パーフルオロアルキル基の炭素
数が異なる化合物の混合物である。即ち、パーフルオロ
アルキル基をCn F2n+1- で表すと、nの異なる化合物
の混合物(いずれもCn F2n+1- 以外の部分は同一の化
合物の混合物)である。たとえば、従来のものは、炭素
数8を主成分としてそれよりも炭素数が少ない化合物と
それよりも炭素数が多い化合物の混合物であって、その
平均のnは9であった。
有官能基とパーフルオロアルキル基とを有する含フッ素
活性水素化合物は、通常パーフルオロアルキル基の炭素
数が異なる化合物の混合物である。即ち、パーフルオロ
アルキル基をCn F2n+1- で表すと、nの異なる化合物
の混合物(いずれもCn F2n+1- 以外の部分は同一の化
合物の混合物)である。たとえば、従来のものは、炭素
数8を主成分としてそれよりも炭素数が少ない化合物と
それよりも炭素数が多い化合物の混合物であって、その
平均のnは9であった。
【0009】本発明においては、炭素数10以上のパー
フルオロアルキル基を有する化合物を主成分として、実
質的にそれのみ、またはそれよりも炭素数が少ない化合
物および/またはそれよりも炭素数が多い化合物の混合
物であることが必要である。特に、本発明における含フ
ッ素活性水素化合物(イ)は、その50重量%以上が炭
素数10のパーフルオロアルキル基を有する含フッ素活
性水素化合物であり、他の含フッ素活性水素化合物を含
有する場合はその含フッ素活性水素化合物は炭素数9以
下および/または11以上のパーフルオロアルキル基を
有する化合物であることが好ましい。加えて特に、炭素
数6〜14の範囲内のパーフルオロアルキル基を有する
化合物が80重量%であることが好ましい。
フルオロアルキル基を有する化合物を主成分として、実
質的にそれのみ、またはそれよりも炭素数が少ない化合
物および/またはそれよりも炭素数が多い化合物の混合
物であることが必要である。特に、本発明における含フ
ッ素活性水素化合物(イ)は、その50重量%以上が炭
素数10のパーフルオロアルキル基を有する含フッ素活
性水素化合物であり、他の含フッ素活性水素化合物を含
有する場合はその含フッ素活性水素化合物は炭素数9以
下および/または11以上のパーフルオロアルキル基を
有する化合物であることが好ましい。加えて特に、炭素
数6〜14の範囲内のパーフルオロアルキル基を有する
化合物が80重量%であることが好ましい。
【0010】パーフルオロアルキル基は直鎖状のパーフ
ルオロアルキル基であることが好ましい。しかし、少数
の分岐があってもよく、その場合には分岐数は1〜2で
しかも主鎖に比較して側鎖の炭素数は短いものであるこ
とが好ましい。
ルオロアルキル基であることが好ましい。しかし、少数
の分岐があってもよく、その場合には分岐数は1〜2で
しかも主鎖に比較して側鎖の炭素数は短いものであるこ
とが好ましい。
【0011】本発明における含フッ素活性水素化合物
(イ)中の炭素数10以上のパーフルオロアルキル基を
有する含フッ素活性水素化合物は、イソシアナート基と
反応しうる活性水素含有官能基を1個有することが好ま
しく、2個以上有する場合には2番目以降の活性水素含
有官能基は1番目の活性水素含有官能基よりも活性が低
いことが好ましい。即ち、この含フッ素活性水素化合物
はイソシアナート基に対し実質的に1官能性であること
が好ましい。他の含フッ素活性水素化合物も同様に1官
能性であることが好ましいが、場合によっては少量の多
官能性の化合物が存在していてもよい。
(イ)中の炭素数10以上のパーフルオロアルキル基を
有する含フッ素活性水素化合物は、イソシアナート基と
反応しうる活性水素含有官能基を1個有することが好ま
しく、2個以上有する場合には2番目以降の活性水素含
有官能基は1番目の活性水素含有官能基よりも活性が低
いことが好ましい。即ち、この含フッ素活性水素化合物
はイソシアナート基に対し実質的に1官能性であること
が好ましい。他の含フッ素活性水素化合物も同様に1官
能性であることが好ましいが、場合によっては少量の多
官能性の化合物が存在していてもよい。
【0012】イソシアナート基と反応しうる活性水素含
有官能基としては、水酸基、メルカプト基、1級アミノ
基、2級アミノ基、カルボキシ基、その他の活性水素原
子を有する官能基がある。なお、2級アミノ基として
は、炭素数が4以下である低級アルキル基を有する2級
アミノ基が好ましい。もっとも好ましい活性水素含有官
能基は水酸基である。
有官能基としては、水酸基、メルカプト基、1級アミノ
基、2級アミノ基、カルボキシ基、その他の活性水素原
子を有する官能基がある。なお、2級アミノ基として
は、炭素数が4以下である低級アルキル基を有する2級
アミノ基が好ましい。もっとも好ましい活性水素含有官
能基は水酸基である。
【0013】パーフルオロアルキル基と活性水素含有基
とを結合する連結基として種々の連結基が知られてい
る。例えば、単結合(具体的化合物としては例えばパー
フルオロカルボン酸)、−R−、−CON(R1 )−Q
−、−SO2 −Q−などがある。ただし、Rはアルキレ
ン基、R1 はアルキル基、Qは2価の有機基である。好
ましくは、Rは炭素数2〜6のアルキレン基、R1 は低
級アルキル基、Qは炭素数2〜8のアルキレン基であ
る。
とを結合する連結基として種々の連結基が知られてい
る。例えば、単結合(具体的化合物としては例えばパー
フルオロカルボン酸)、−R−、−CON(R1 )−Q
−、−SO2 −Q−などがある。ただし、Rはアルキレ
ン基、R1 はアルキル基、Qは2価の有機基である。好
ましくは、Rは炭素数2〜6のアルキレン基、R1 は低
級アルキル基、Qは炭素数2〜8のアルキレン基であ
る。
【0014】パーフルオロアルキル基の炭素数の点を除
き、本発明におけるパーフルオロアルキル基を有する含
フッ素活性水素化合物自体は公知の種類の化合物であ
る。本発明における含フッ素活性水素化合物としては、
この公知の種類の化合物を使用することができる。好ま
しい具体的化合物としては以下のものがあるが、これら
に限られるものではない。なお、下記化学式におけるR
f は、パーフルオロアルキル基を示す。
き、本発明におけるパーフルオロアルキル基を有する含
フッ素活性水素化合物自体は公知の種類の化合物であ
る。本発明における含フッ素活性水素化合物としては、
この公知の種類の化合物を使用することができる。好ま
しい具体的化合物としては以下のものがあるが、これら
に限られるものではない。なお、下記化学式におけるR
f は、パーフルオロアルキル基を示す。
【0015】Rf-CH2CH2-OH Rf-CON(CH3)CH2CH2-OH Rf-SO2N(CH3)CH2CH2-OH Rf-CH2CH2-SH Rf-SO2N(CH3)CH2CH2-SH Rf-CH2CH2-NH2 Rf-SO2N(CH3)CH2CH2-NH2
【0016】2以上のイソシアナート基を有するポリイ
ソシアナート化合物(ロ)としては、脂肪族系、脂環族
系、芳香族系などの種々のポリイソシアナート化合物や
その変性物、またはそれらの混合物を使用することがで
きる。特に、3以上のイソシアナート基を有するポリイ
ソシアナート化合物やそれとジイソシアナート化合物と
の混合物が好ましい。
ソシアナート化合物(ロ)としては、脂肪族系、脂環族
系、芳香族系などの種々のポリイソシアナート化合物や
その変性物、またはそれらの混合物を使用することがで
きる。特に、3以上のイソシアナート基を有するポリイ
ソシアナート化合物やそれとジイソシアナート化合物と
の混合物が好ましい。
【0017】3以上のイソシアナート基を有するポリイ
ソシアナート化合物としては、特にトリイソシアナート
化合物が好ましい。トリイソシアナート化合物としては
ジイソシアナート化合物の変性物が好ましい。ジイソシ
アナート化合物の変性物であるトリイソシアナート化合
物としては、トリスビュレット変性体、イソシアヌレー
ト変性体、およびトリオール変性体(トリメチロールプ
ロパン変性体など)が好ましい。このジイソシアナート
化合物の変性物であるトリイソシアナート化合物は、通
常4以上のイソシアナート基を有するポリイソシアナー
ト化合物や未変性ジイソシアナート化合物を含有し、本
発明ではこれら不純物を含有するトリイソシアナート化
合物を使用することができる。
ソシアナート化合物としては、特にトリイソシアナート
化合物が好ましい。トリイソシアナート化合物としては
ジイソシアナート化合物の変性物が好ましい。ジイソシ
アナート化合物の変性物であるトリイソシアナート化合
物としては、トリスビュレット変性体、イソシアヌレー
ト変性体、およびトリオール変性体(トリメチロールプ
ロパン変性体など)が好ましい。このジイソシアナート
化合物の変性物であるトリイソシアナート化合物は、通
常4以上のイソシアナート基を有するポリイソシアナー
ト化合物や未変性ジイソシアナート化合物を含有し、本
発明ではこれら不純物を含有するトリイソシアナート化
合物を使用することができる。
【0018】上記のポリイソシアナート化合物として
は、例えば、ヘキサメチレンジイソシアナート、トリメ
チルヘキサメチレンジイソシアナート、ヘキサメチレン
トリイソシアナート、リジンエステルトリイソシアナー
ト、イソホロンジイソシアナート、水添キシリレンジイ
ソシアナート、トルエンジイソシアナート、キシリレン
ジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート
などがある。特に、ヘキサメチレンジイソシアナートの
トリスビュレット変性体などの、ヘキサメチレンジイソ
シアナートの変性物であるトリイソシアナート化合物が
好ましい。
は、例えば、ヘキサメチレンジイソシアナート、トリメ
チルヘキサメチレンジイソシアナート、ヘキサメチレン
トリイソシアナート、リジンエステルトリイソシアナー
ト、イソホロンジイソシアナート、水添キシリレンジイ
ソシアナート、トルエンジイソシアナート、キシリレン
ジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナート
などがある。特に、ヘキサメチレンジイソシアナートの
トリスビュレット変性体などの、ヘキサメチレンジイソ
シアナートの変性物であるトリイソシアナート化合物が
好ましい。
【0019】本発明の撥水撥油剤は、上記(イ)と
(ロ)の反応生成物を有効成分をする撥水撥油剤であ
る。しかしまた、(イ)と(ロ)とパーフルオロアルキ
ル基を有しない活性水素化合物(ハ)との反応生成物を
有効成分をする撥水撥油剤であってもよい。このパーフ
ルオロアルキル基を有しない活性水素化合物(ハ)は、
前記のようなイソシアナート基と反応しうる活性水素含
有官能基を1個以上有する化合物である。この活性水素
化合物(ハ)は2種以上併用することもできる。
(ロ)の反応生成物を有効成分をする撥水撥油剤であ
る。しかしまた、(イ)と(ロ)とパーフルオロアルキ
ル基を有しない活性水素化合物(ハ)との反応生成物を
有効成分をする撥水撥油剤であってもよい。このパーフ
ルオロアルキル基を有しない活性水素化合物(ハ)は、
前記のようなイソシアナート基と反応しうる活性水素含
有官能基を1個以上有する化合物である。この活性水素
化合物(ハ)は2種以上併用することもできる。
【0020】この活性水素化合物(ハ)は前記のような
イソシアナート基と反応しうる活性水素含有官能基を1
個以上有し、しかもそれ以外に機能性の基を有する化合
物が好ましい。機能性の基としては、例えば、長鎖炭化
水素基、エポキシ基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原
子、第1の水素含有官能基に対して相対的に反応性の低
い水素含有官能基などがある。
イソシアナート基と反応しうる活性水素含有官能基を1
個以上有し、しかもそれ以外に機能性の基を有する化合
物が好ましい。機能性の基としては、例えば、長鎖炭化
水素基、エポキシ基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原
子、第1の水素含有官能基に対して相対的に反応性の低
い水素含有官能基などがある。
【0021】具体的な活性水素化合物(ハ)としては、
例えば下記のような化合物があるが、これらに限られる
ものではない。
例えば下記のような化合物があるが、これらに限られる
ものではない。
【0022】モノオール:炭素数1〜23のモノオール
が適当で、特にステアリルアルコール、2−エチルヘキ
シルアルコールなどの炭素数6〜20のモノオールが好
ましい。 メルカプタン:炭素数1〜23のモノメルカプタンが適
当で、特にステアリルメルカプタン、オクチルメルカプ
タンなどの炭素数6〜20のモノメルカプタンが好まし
い。 モノカルボン酸:炭素数1〜23のモノカルボン酸が適
当で、特にステアリン酸、オクタン酸などの炭素数6〜
20のモノカルボン酸が好ましい。
が適当で、特にステアリルアルコール、2−エチルヘキ
シルアルコールなどの炭素数6〜20のモノオールが好
ましい。 メルカプタン:炭素数1〜23のモノメルカプタンが適
当で、特にステアリルメルカプタン、オクチルメルカプ
タンなどの炭素数6〜20のモノメルカプタンが好まし
い。 モノカルボン酸:炭素数1〜23のモノカルボン酸が適
当で、特にステアリン酸、オクタン酸などの炭素数6〜
20のモノカルボン酸が好ましい。
【0023】モノ(あるいはジ)アルキルアミン:炭素
数1〜23のアルキルを有するモノアルキルアミンある
いはジアルキルアミンが適当で、特に2−エチルヘキシ
ルアミン、ジオクチルアミンなどの炭素数6〜20のア
ルキルを有するアミンが好ましい。 エポキシ基含有化合物:グリシドール(即ち、2,3−
エポキシ−1−プロパノール)、グリセリンジグリシジ
ルエーテル。 ポリオール:エチレングリコール、ジエチレンゴリコー
ル、トリエチレングリコール等のポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
グリセリン、トリメチロールプロパン。
数1〜23のアルキルを有するモノアルキルアミンある
いはジアルキルアミンが適当で、特に2−エチルヘキシ
ルアミン、ジオクチルアミンなどの炭素数6〜20のア
ルキルを有するアミンが好ましい。 エポキシ基含有化合物:グリシドール(即ち、2,3−
エポキシ−1−プロパノール)、グリセリンジグリシジ
ルエーテル。 ポリオール:エチレングリコール、ジエチレンゴリコー
ル、トリエチレングリコール等のポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
グリセリン、トリメチロールプロパン。
【0024】ポリアミン:エチレンジアミン、トリエチ
レンジアミン、トルエンジアミン、イソホロンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン。 アルカノールアミン:モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ジプロパノールア
ミン。 その他:2−シアノエタノール、2−ニトロエタノー
ル、エチレンイミン、ジアルキルケトオキシム。
レンジアミン、トルエンジアミン、イソホロンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン。 アルカノールアミン:モノエタノールアミン、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン、ジプロパノールア
ミン。 その他:2−シアノエタノール、2−ニトロエタノー
ル、エチレンイミン、ジアルキルケトオキシム。
【0025】含フッ素活性水素化合物(イ)とポリイソ
シアナート化合物(ロ)、またはさらに活性水素化合物
(ハ)、との反応生成物の製造において、ポリイソシア
ナート化合物(ロ)1モルに対する含フッ素活性水素化
合物(イ)は1モル以上であることが必要である。即
ち、反応生成物は、1分子当たり平均して含フッ素活性
水素化合物(イ)の残基を少なくとも1つ持つことが必
要である。ポリイソシアナート化合物(ロ)に対して等
当量未満の含フッ素活性水素化合物(イ)を反応させる
場合は、活性水素化合物(ハ)を使用しそれと含フッ素
活性水素化合物(イ)の合計がポリイソシアナート化合
物(ロ)と等当量になる割合で使用することが好まし
い。
シアナート化合物(ロ)、またはさらに活性水素化合物
(ハ)、との反応生成物の製造において、ポリイソシア
ナート化合物(ロ)1モルに対する含フッ素活性水素化
合物(イ)は1モル以上であることが必要である。即
ち、反応生成物は、1分子当たり平均して含フッ素活性
水素化合物(イ)の残基を少なくとも1つ持つことが必
要である。ポリイソシアナート化合物(ロ)に対して等
当量未満の含フッ素活性水素化合物(イ)を反応させる
場合は、活性水素化合物(ハ)を使用しそれと含フッ素
活性水素化合物(イ)の合計がポリイソシアナート化合
物(ロ)と等当量になる割合で使用することが好まし
い。
【0026】活性水素化合物(ハ)を使用する場合、活
性水素化合物(ハ)と含フッ素活性水素化合物(イ)の
合計当量に対する含フッ素活性水素化合物(イ)の当量
割合は50%以上であることが好ましい。ただし、活性
水素化合物(ハ)がイソシアナート基と反応する多官能
性の化合物である場合は、(ハ)と(イ)の合計に対す
る(イ)の割合は50重量%以上、特に75重量%以
上、であることが好ましい。
性水素化合物(ハ)と含フッ素活性水素化合物(イ)の
合計当量に対する含フッ素活性水素化合物(イ)の当量
割合は50%以上であることが好ましい。ただし、活性
水素化合物(ハ)がイソシアナート基と反応する多官能
性の化合物である場合は、(ハ)と(イ)の合計に対す
る(イ)の割合は50重量%以上、特に75重量%以
上、であることが好ましい。
【0027】本発明の撥水撥油剤は、必要に応じて、溶
剤に溶かした溶液として、あるいは乳化しエマルション
あるいはディスパージョンとして、用いることができ
る。
剤に溶かした溶液として、あるいは乳化しエマルション
あるいはディスパージョンとして、用いることができ
る。
【0028】溶剤としてはトリクロロトリフルオロエタ
ン(R−113)やメタキシレンヘキサフルオライドな
どフッ素系溶剤、1,1,1−トリクロロエタン、パー
クロロエチレン、塩化メチレンなどの塩素系溶剤、テト
ラヒドロフランやメチルイソブチルケトンなどの他の有
機溶剤を広く用いることが可能である。また水中への分
散を行う場合、乳化剤としてはノニオン系、カチオン
系、アニオン系など各種界面活性剤が採用可能でありこ
れらを適宜併用してもよい。
ン(R−113)やメタキシレンヘキサフルオライドな
どフッ素系溶剤、1,1,1−トリクロロエタン、パー
クロロエチレン、塩化メチレンなどの塩素系溶剤、テト
ラヒドロフランやメチルイソブチルケトンなどの他の有
機溶剤を広く用いることが可能である。また水中への分
散を行う場合、乳化剤としてはノニオン系、カチオン
系、アニオン系など各種界面活性剤が採用可能でありこ
れらを適宜併用してもよい。
【0029】水中への分散の際に併用される有機溶剤と
してはテトラヒドロフラン、ジオキサン、エチルプロピ
ルエーテルなどの水溶性エーテル類、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチル
エーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレ
ングリコールモノエチルエーテルなどの水溶性グリコー
ルエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルエーテルなどのケトン類、メタノール、エタ
ノール、プロパノールなどのアルコール類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、コハク酸エチルなどのエステル類等を
挙げることができる。これらの有機溶剤は必要に応じ分
散後留去により除いてもよい。かかる有機溶剤の添加量
は撥水撥油剤100重量部あたり10〜300重量部が
適当である。
してはテトラヒドロフラン、ジオキサン、エチルプロピ
ルエーテルなどの水溶性エーテル類、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチル
エーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレ
ングリコールモノエチルエーテルなどの水溶性グリコー
ルエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルエーテルなどのケトン類、メタノール、エタ
ノール、プロパノールなどのアルコール類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、コハク酸エチルなどのエステル類等を
挙げることができる。これらの有機溶剤は必要に応じ分
散後留去により除いてもよい。かかる有機溶剤の添加量
は撥水撥油剤100重量部あたり10〜300重量部が
適当である。
【0030】
【実施例】次に実施例および比較例を挙げて本発明を具
体的に説明する。なお、文中、部または%とあるのは特
に断りのないかぎりいずれも重量基準である。以下の実
施例、比較例に示す撥水性、撥油性の評価は、下記の評
価試験で評価した。
体的に説明する。なお、文中、部または%とあるのは特
に断りのないかぎりいずれも重量基準である。以下の実
施例、比較例に示す撥水性、撥油性の評価は、下記の評
価試験で評価した。
【0031】撥水性:JIS L−1092のスプレー
法による撥水性No.(表1参照)で表す。なお、撥水
性No.に+印を付して表した評価結果は、それぞれの
評価がNo.で表したものよりもわずかに良好なものを
示す。 撥油性:表2に示す試験溶液を試験布上の2ケ所に数滴
(径約4mm)置き、30秒後の浸透状態により判別した
(AATCC−TM118−1966)。
法による撥水性No.(表1参照)で表す。なお、撥水
性No.に+印を付して表した評価結果は、それぞれの
評価がNo.で表したものよりもわずかに良好なものを
示す。 撥油性:表2に示す試験溶液を試験布上の2ケ所に数滴
(径約4mm)置き、30秒後の浸透状態により判別した
(AATCC−TM118−1966)。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】[実施例1]ジムロート冷却管、温度計、
窒素ガス導入管、撹拌装置をつけた500mlの4つ口
フラスコに、HBU 100部、C10A 203部、S
tO 24.35部、GD 6.66部、およびMBK
83.5部(略称については下記参照)からなる原料
を仕込み、撹拌しながら80℃に昇温した。窒素を2分
間吹き込み、その後触媒ジブチルチンジラウレートを
0.1g加え2時間撹拌を続けた。更に温度を100℃
に上げ、1時間撹拌を続けた。その後、IR(赤外線吸
収スペクトル)を測定し、イソシアナート基の残存しな
いことを確認して反応を終了させた。真空乾燥器中でM
BKを除去し、融点96〜97℃の白色固体を得た。
窒素ガス導入管、撹拌装置をつけた500mlの4つ口
フラスコに、HBU 100部、C10A 203部、S
tO 24.35部、GD 6.66部、およびMBK
83.5部(略称については下記参照)からなる原料
を仕込み、撹拌しながら80℃に昇温した。窒素を2分
間吹き込み、その後触媒ジブチルチンジラウレートを
0.1g加え2時間撹拌を続けた。更に温度を100℃
に上げ、1時間撹拌を続けた。その後、IR(赤外線吸
収スペクトル)を測定し、イソシアナート基の残存しな
いことを確認して反応を終了させた。真空乾燥器中でM
BKを除去し、融点96〜97℃の白色固体を得た。
【0035】概念的に反応生成物の主たる成分は、トリ
イソシアナート化合物であるHBU1分子に、3分子の
C10Aが反応したもの、2分子のC10Aと1分子のSt
Oが反応したもの、2分子のC10Aと1分子のGDが反
応したもの、および1分子のC10Aと1分子のStOと
1分子のGDが反応したもの、の混合物であると考えら
れる。
イソシアナート化合物であるHBU1分子に、3分子の
C10Aが反応したもの、2分子のC10Aと1分子のSt
Oが反応したもの、2分子のC10Aと1分子のGDが反
応したもの、および1分子のC10Aと1分子のStOと
1分子のGDが反応したもの、の混合物であると考えら
れる。
【0036】上記略称で示した化合物は以下のとおりで
ある。なお、実施例2以降および比較例で使用した化合
物の略称も同様に示す。
ある。なお、実施例2以降および比較例で使用した化合
物の略称も同様に示す。
【0037】HBU;ヘキサメチレンジイソシアナート
のトリスビュレット変性体(NCO価22.7wt%)
[住友バイエル社製「スミジュールN−3200」] NHP;ヘキサメチレンジイソシアナートのトリメチロ
ールプロパン変性体 IPN;イソホロンジイソシアナートのイソシアヌレー
ト変性体
のトリスビュレット変性体(NCO価22.7wt%)
[住友バイエル社製「スミジュールN−3200」] NHP;ヘキサメチレンジイソシアナートのトリメチロ
ールプロパン変性体 IPN;イソホロンジイソシアナートのイソシアヌレー
ト変性体
【0038】C10A;C10F21CH2CH2OH C11A;C11F23CH2CH2OH C8 A;C8F17CH2CH2OH C10SA;C10F21SO2N(CH3)CH2CH2OH C10S;C10F21CH2CH2SH StO;C18H37OH StN;C18H37NH2
【0039】StS;C18H37SH StA;C17H35COOH GD;グリシドール MBK;メチルイソブチルケトン MEK;メチルエチルケトン DGM;ジグライム
【0040】[実施例2]ジムロート冷却管、温度計、
窒素ガス導入管、撹拌装置をつけた500mlの4つ口
フラスコに、HBU 100部、C10A 166.2
部、C8 A 110.8部、StO 24.35部、G
D 6.66部、およびMBK 102部からなる原料
を仕込み、実施例1と同様に反応させて、白色の固体を
得た。
窒素ガス導入管、撹拌装置をつけた500mlの4つ口
フラスコに、HBU 100部、C10A 166.2
部、C8 A 110.8部、StO 24.35部、G
D 6.66部、およびMBK 102部からなる原料
を仕込み、実施例1と同様に反応させて、白色の固体を
得た。
【0041】[実施例3]ジムロート冷却管、温度計、
窒素ガス導入管、撹拌装置をつけた500mlの4つ口
フラスコに、HBU 100部とMBK 100部を入
れて撹拌しながら80℃に昇温し、その後フラスコ内部
を窒素置換した後ジブチルチンジラウレート0.1部を
添加した。次に、C8 A 110.8部を1時間かけて
滴下し、以下C10A 166.2部とStO 48.7
部を同様に滴下した。滴下終了後温度を90℃に上げ3
0分撹拌を続けた。その後、IRを測定し、イソシアナ
ート基の残存しないことを確認して反応を終了させた。
窒素ガス導入管、撹拌装置をつけた500mlの4つ口
フラスコに、HBU 100部とMBK 100部を入
れて撹拌しながら80℃に昇温し、その後フラスコ内部
を窒素置換した後ジブチルチンジラウレート0.1部を
添加した。次に、C8 A 110.8部を1時間かけて
滴下し、以下C10A 166.2部とStO 48.7
部を同様に滴下した。滴下終了後温度を90℃に上げ3
0分撹拌を続けた。その後、IRを測定し、イソシアナ
ート基の残存しないことを確認して反応を終了させた。
【0042】以上の実施例1〜3における原料の種類と
割合、合成温度、生成物の融点を表3に示す。
割合、合成温度、生成物の融点を表3に示す。
【0043】
【表3】
【0044】[実施例4〜10]表4に示した原料を用
いた以外は実施例3と同様にして反応生成物を製造し
た。原料の種類と割合、合成温度、生成物の融点を表4
に示す。
いた以外は実施例3と同様にして反応生成物を製造し
た。原料の種類と割合、合成温度、生成物の融点を表4
に示す。
【0045】
【表4】
【0046】[比較例1]実施例1においてC10Aをす
べて等当量のC8 Aに代えた他は同一原料、同一条件で
反応生成物を製造した。
べて等当量のC8 Aに代えた他は同一原料、同一条件で
反応生成物を製造した。
【0047】[比較例2]実施例2においてC10AとC
8 Aの組み合わせに代えて、Cn F2n+1CH2 CH2 O
Hで表される化合物のnが異なる化合物(nが8、1
0、12、および14である化合物)の混合物(n=8
/10/12/14の重量比が60/25/10/5で
平均のnは約9)を使用する以外は同一原料、同一条件
で反応生成物を製造した。なお、この化合物の混合物を
C9 Aという。
8 Aの組み合わせに代えて、Cn F2n+1CH2 CH2 O
Hで表される化合物のnが異なる化合物(nが8、1
0、12、および14である化合物)の混合物(n=8
/10/12/14の重量比が60/25/10/5で
平均のnは約9)を使用する以外は同一原料、同一条件
で反応生成物を製造した。なお、この化合物の混合物を
C9 Aという。
【0048】以上の比較例1、2における原料の種類と
割合、合成温度、生成物の融点を表5に示す。
割合、合成温度、生成物の融点を表5に示す。
【0049】
【表5】
【0050】[実施例11]実施例1で得た反応生成物
を以下の方法に従って水に乳化させ、水分散系を得た。
即ち、実施例1で得た反応生成物100部、MBK 2
0部、ノニオン系乳化剤[花王(株)製「エマルゲン
E−950」]4部、およびカチオン系乳化剤[花王
(株)製「ファーミン DMC・AcOH」]1部の混
合物を85℃に加熱し、高圧ホモジナイザーによって乳
化した。MBKを減圧留去し粒子系約0.1μのディス
パージョンを得た。実施例2〜10の反応生成物と比較
例1、2の反応生成物についても同様に乳化を行い、デ
ィスパージョンを得た。
を以下の方法に従って水に乳化させ、水分散系を得た。
即ち、実施例1で得た反応生成物100部、MBK 2
0部、ノニオン系乳化剤[花王(株)製「エマルゲン
E−950」]4部、およびカチオン系乳化剤[花王
(株)製「ファーミン DMC・AcOH」]1部の混
合物を85℃に加熱し、高圧ホモジナイザーによって乳
化した。MBKを減圧留去し粒子系約0.1μのディス
パージョンを得た。実施例2〜10の反応生成物と比較
例1、2の反応生成物についても同様に乳化を行い、デ
ィスパージョンを得た。
【0051】これらのサンプルを水で希釈し0.2wt
%の水溶液を調製した。ポリエステルドスキン布、ナイ
ロンスタナー布を浸漬し、ピックアップがそれぞれ60
wt%、40wt%となるようにマングルで調整した。
これを110℃で90秒、次いで170℃で60秒熱乾
燥し、試験布とした。この試験布を用いて撥油性と撥水
性試験を行った結果を表6に示した。
%の水溶液を調製した。ポリエステルドスキン布、ナイ
ロンスタナー布を浸漬し、ピックアップがそれぞれ60
wt%、40wt%となるようにマングルで調整した。
これを110℃で90秒、次いで170℃で60秒熱乾
燥し、試験布とした。この試験布を用いて撥油性と撥水
性試験を行った結果を表6に示した。
【0052】[実施例12]実施例11で製造したディ
スパージョンのサンプルをそれぞれ水で希釈し1.5w
t%の水溶液を調製し、それにポリエステルカーシート
を浸漬してピックアップが60wt%となるよう調節し
た。これを120℃で3分、次いで160℃で2分熱乾
燥し、試験布とした。
スパージョンのサンプルをそれぞれ水で希釈し1.5w
t%の水溶液を調製し、それにポリエステルカーシート
を浸漬してピックアップが60wt%となるよう調節し
た。これを120℃で3分、次いで160℃で2分熱乾
燥し、試験布とした。
【0053】この試験布を用いて撥油性と撥水性試験を
行った結果を表6に示した。表6において反応生成物は
それを製造した実施例と比較例の番号で示す。
行った結果を表6に示した。表6において反応生成物は
それを製造した実施例と比較例の番号で示す。
【0054】
【表6】
【0055】
【発明の効果】従来のRf 基含有ウレタン化合物を有効
成分とする撥水撥油剤では、処理された繊維製品等の難
燃性が優れているものの、高い撥水性、特にスプレー法
評価による撥水性、においてRf 基含有アクリレート系
ポリマーなどの撥水撥油剤に匹敵する撥水撥油剤を得る
ことはできなかった。本発明によればスプレー法評価に
対しても高い撥水性を発現しうるRf 基含有ウレタン化
合物タイプの撥水撥油剤を容易に得ることができる。
成分とする撥水撥油剤では、処理された繊維製品等の難
燃性が優れているものの、高い撥水性、特にスプレー法
評価による撥水性、においてRf 基含有アクリレート系
ポリマーなどの撥水撥油剤に匹敵する撥水撥油剤を得る
ことはできなかった。本発明によればスプレー法評価に
対しても高い撥水性を発現しうるRf 基含有ウレタン化
合物タイプの撥水撥油剤を容易に得ることができる。
Claims (7)
- 【請求項1】イソシアナート基と反応しうる活性水素含
有官能基とパーフルオロアルキル基とを有する含フッ素
活性水素化合物であって、しかもその50重量%以上が
炭素数10以上のパーフルオロアルキル基を有する含フ
ッ素活性水素化合物である含フッ素活性水素化合物
(イ)と2以上のイソシアナート基を有するポリイソシ
アナート化合物(ロ)との反応生成物、または(イ)と
(ロ)とパーフルオロアルキル基を有しない活性水素化
合物(ハ)との反応生成物、を有効成分とする撥水撥油
剤。 - 【請求項2】含フッ素活性水素化合物(イ)が、C10F
21- で表されるパーフルオロアルキル基を有する含フッ
素活性水素化合物50〜100重量%と炭素数9以下お
よび/または炭素数11以上のパーフルオロアルキル基
を有する含フッ素活性水素化合物0〜50重量%からな
る、請求項1の撥水撥油剤。 - 【請求項3】含フッ素活性水素化合物が、水酸基、メル
カプト基、および1級アミノ基から選ばれる活性水素含
有官能基を1個有する含フッ素活性水素化合物である、
請求項1または2の撥水撥油剤。 - 【請求項4】ポリイソシアナート化合物(ロ)がトリイ
ソシアナート化合物である、請求項1の撥水撥油剤。 - 【請求項5】トリイソシアナート化合物が、ジイソシア
ナート化合物の、トリスビュレット変性体、イソシアヌ
レート変性体、およびトリオール変性体から選ばれた化
合物である、請求項4の撥水撥油剤。 - 【請求項6】活性水素化合物(ハ)が、フッ素原子を有
さず、かつ水酸基、メルカプト基、カルボキシ基、およ
び1級アミノ基から選ばれる活性水素含有官能基を少な
くとも1個有する化合物である、請求項1の撥水撥油
剤。 - 【請求項7】活性水素化合物(ハ)が、さらにエポキシ
基あるいは長鎖炭化水素基を有する化合物である、請求
項6の撥水撥油剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4086202A JPH05247451A (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | 撥水撥油剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4086202A JPH05247451A (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | 撥水撥油剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05247451A true JPH05247451A (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=13880200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4086202A Pending JPH05247451A (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | 撥水撥油剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05247451A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997012923A1 (en) * | 1995-10-06 | 1997-04-10 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Fluorourethane additives for water-dispersed coating compositions |
| JP2003096308A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Asahi Glass Co Ltd | 撥水撥油性組成物およびその造形品 |
-
1992
- 1992-03-10 JP JP4086202A patent/JPH05247451A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997012923A1 (en) * | 1995-10-06 | 1997-04-10 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Fluorourethane additives for water-dispersed coating compositions |
| JPH11513428A (ja) * | 1995-10-06 | 1999-11-16 | イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー | 水分散型コーティング組成物のためのフルオロウレタン添加剤 |
| KR100431683B1 (ko) * | 1995-10-06 | 2004-08-18 | 이.아이,듀우판드네모아앤드캄파니 | 수분산성코팅조성물용플루오로우레탄첨가제 |
| JP2003096308A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Asahi Glass Co Ltd | 撥水撥油性組成物およびその造形品 |
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