JPH05248428A - 気体軸受け装置 - Google Patents

気体軸受け装置

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JPH05248428A
JPH05248428A JP8145292A JP8145292A JPH05248428A JP H05248428 A JPH05248428 A JP H05248428A JP 8145292 A JP8145292 A JP 8145292A JP 8145292 A JP8145292 A JP 8145292A JP H05248428 A JPH05248428 A JP H05248428A
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JP
Japan
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bearing
shaft
radial
thrust
ceramic
Prior art date
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JP8145292A
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English (en)
Inventor
Atsushi Hiei
淳 比叡
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気体軸受け装置のベアリングクリアランスの
精密な管理をはかること。 【構成】 気体軸受け装置において、軸10と軸受け3
0をセラミックで形成し、軸受け30のラジアル軸受け
部32とスラスト軸受け部34を一体化するとともに、
軸受け30をハウジング8から弾性支持した。また、軸
100のラジアル軸部112とスラスト軸部114を一
体化してもよい。上記セラミック化によりベアリングク
リアランスが少なくなり、ラジアル、スラスト軸受け部
の一体化により、ベアリングクリアランスの管理が容易
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は気体軸受け装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】軸を回転中に軸受けから浮かして気体膜
を介して支持する軸受けは、いわゆる気体軸受けとして
知られている。気体軸受けは、通常の油膜を介して軸を
支持する軸受けと異なり、オイル消失やオイルの熱劣化
の問題を伴なわないため、高温部位の軸受け、たとえば
ガスタービンやターボチャージャの軸受けへの利用が検
討されている(たとえば、実開平2−107819号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、気体軸受け
は、軸と軸受け間に極めて薄い気体の膜を形成して軸を
浮上させるものであるから、軸と軸受け間のクリアラン
ス管理が重要となる。とくに、高温部位への適用におい
ては、低温時にクリアランスを最適に設定しておいて
も、高温時にはクリアランスが変化するので、クリアラ
ンスの管理が難しい。たとえば、上記実開平2−107
819号公報は、軸を金属から、軸受けをセラミックか
ら形成したものを示しているが、金属の方がセラミック
より熱膨張率が大のため、高温時にクリアランスが小に
なってしまうという問題が生じる。
【0004】また、気体軸受け装置がラジアル軸受け部
のみでなくスラスト軸受け部を有する場合は、両方の軸
受け部のクリアランスを同時に良好に維持することは難
しい。
【0005】また、軸が軸受けから浮上る迄は、軸が軸
受けに直接接触し、摺動するから、摩耗等が問題にな
る。摩耗を軽減するためには、軸や軸受けの表面にメッ
キを施したり表面硬化処理を施すことが有効である。し
かし、高温になると、メッキ層や表面硬化層とそれより
内部の未硬化部との熱膨張率の違いからメッキ層や表面
硬化層が剥離し、摺動面が荒れるという問題が生じる。
【0006】本発明の目的は、高温になってもクリアラ
ンスの管理が容易でかつ摺動面の荒れも生じない気体軸
受け装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、次の気体軸受け装置によって達成される。すなわ
ち、軸と軸受けとハウジングを有し、前記軸はラジアル
荷重がかかるラジアル軸部とスラスト荷重がかかるスラ
スト軸部を有し、前記軸受けはラジアル荷重を受けるラ
ジアル軸受け部とスラスト荷重を受けるスラスト軸受け
部を有し、前記ラジアル軸部、スラスト軸部、ラジアル
軸受け部、スラスト軸受け部をセラミックから形成し、
前記ラジアル軸受け部と前記スラスト軸受け部とを一体
化し、前記軸受けを前記ハウジングから弾性支持した気
体軸受け装置。
【0008】
【作用】上記気体軸受け装置では、軸も軸受けもセラミ
ックから形成されているので、セラミックの熱膨張率は
金属の熱膨張率に比べて小さいため、高温時になっても
クリアランスの変化が少なく、クリアランスの管理が容
易である。セラミックから成る軸受けは、セラミックと
金属の熱膨張率の違いによるセラミック軸受け損傷防止
のために金属のハウジングに弾性支持されるが、この弾
性支持によってラジアル軸受け部とスラスト軸受け部が
別個の動きをすると各々の部位のクリアランス管理が難
しくなる。しかし、本発明では、軸受けのラジアル軸受
け部とスラスト軸受け部とが互いに一体化されているた
め、動いても互いに同期して動き、クリアランス管理が
容易になる。
【0009】軸と軸受けの摺動面に関しては、軸も軸受
けもセラミックから成るので、表面の剥離の問題はな
く、かつ高温に強いので、摺動面の荒れは生じない。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る気体軸受け装置の望まし
い実施例を、図面を参照して説明する。図1から図4ま
では、車両等に搭載されるターボチャージャ(過給機)
に適用された、本発明の第1実施例に係る軸受け装置を
示している。図1において、高温の排気ガスで駆動され
るタービンホイール2と、低温の空気を圧縮してエンジ
ンに供給するコンプレッサのインペラ4とは、互に一体
に回転するように、軸10を介して連結されている。軸
10は軸受け30によって気体膜を介して回転自転自在
に支持される。軸10、軸受け30は、ラジアル荷重と
スラスト荷重の両方を支持できる構造となっている。軸
受け30は、スプリング(たとえば、板ばね)6を介し
て、金属製のハウジング8に弾性支持されている。
【0011】軸10は、ラジアル荷重がかかる軸部12
とスラスト荷重がかかるスラスト軸部14を有する。軸
10のうち、ラジアル軸部12とスラスト軸部14は、
セラミックから構成されている。
【0012】さらに詳しくは、軸10は、セラミック製
または金属製のタービンホイール2に一体製造または接
合によって一体化された、セラミック製のラジアル軸部
12と、インペラ4に一体化された金属製のインペラ軸
部16と、インペラ軸部16に取付けられたセラミック
製のプレート状のスラスト軸部14とを有する。ラジア
ル軸部12は、タービンホイール2からの熱伝導を抑え
るように、中空とされている。インペラ軸部16は、ラ
ジアル軸部12と、たとえばロー付等により接合され
る。スラスト軸部14は、インペラ軸部16にインペラ
4とナットにより共締めされる。
【0013】軸10のラジアル軸部12の外周部には、
図3に示すように、軸10が回転したときに軸方向外側
から軸方向内側に気体を巻込んで送り、中央の土手18
またはその近傍に圧力の高い気体膜を形成する、動圧発
生用の溝20が土手18の両側に形成されている。
【0014】また、スラスト軸部14の両側面には、図
4に示すように、軸10が回転したときに外周側から内
周側に気体を巻込んで送り内周部位に圧力の高い気体膜
を形成する、動付発生用の溝22が形成されている。
【0015】一方、軸受け30は、ラジアル荷重を受け
るラジアル軸受け部32と、スラスト荷重を受けるスラ
スト軸受け部34とを有する。スラスト荷重が図1の左
右の両方向にかかるときは、もう一つのスラスト荷重受
け部材36が設けられる。
【0016】ラジアル軸受け部32、スラスト軸受け部
34、スラスト荷重受け部材36は、セラミックから構
成されている。また、ラジアル軸受け部32とスラスト
軸受部34とは、互いに一体とされている。スラスト荷
重受け部材36は、スラスト軸受け部34の外周部位か
ら軸方向に延びる円筒状延設部38にスナップリング4
0により固定されている。
【0017】ラジアル軸受け部32は、軸10のラジア
ル軸部12の外周側に位置し、軸10が回転したとき
に、溝20により、ラジアル軸部12とラジアル軸受け
部32間に圧力の高い気体膜が形成されて、軸10はラ
ジアル軸受け部32から浮上って、回転自在となる。
【0018】また、スラスト軸受け部34およびスラス
ト荷重受け部材36は、軸10のスラスト軸部14の軸
方向両側に位置し、軸10が回転したときに、溝22に
より、スラスト軸部14の両側に圧力の高い気体膜が形
成されて、軸10は軸方向にスラスト軸受け部34から
離れ、回転自在となる。
【0019】ラジアル軸部12の溝20への気体の供給
を円滑にするために、ハウジング8には、軸受け30の
タービンホイール2側端部近傍に連通路42が形成さ
れ、かつ、ラジアル軸受け部32のコンプレッサインペ
ラ4側端部近傍に、軸部10に連通路44、46が形成
されるとともに、ラジアル軸受け部32の中央部近傍
に、軸部10に連通孔48が、ラジアル軸受け部32に
連通孔50が形成されている。
【0020】また、スラスト軸部14の溝22への気体
の供給を円滑にするために、スラスト軸部14の外周端
近傍に、ハウジング8に連通孔52が、スラスト軸受け
円筒状延設部38に連通孔54が、それぞれ形成されて
いる。
【0021】また、エンジンの排気ガスおよび吸気ガス
の洩れを最小にするために、ハウジング8の軸方向両端
近傍部位に、ラビリンスパッキン56、58が設けられ
ている。
【0022】セラミックから成る軸受け30は、図2に
示すように、金属製のハウジング8から、スプリング6
によって弾性支持されている。スプリング6は、たとえ
ば4枚の板ばねを周方向に並べたものからなり、各板ば
ねの周方向両端はハウジング8に接触し、各板ばねの中
央部で軸受け30を支持するようになっている。セラミ
クと金属との熱膨張の違いは、板ばねの弾性変形によっ
て逃げられる。
【0023】つぎに、第1実施例の作用について説明す
る。ターボチャージャにおいて、排気ガスでタービンホ
イール2が駆動され、インペラ4で吸気を圧縮して過給
する。高温の排気ガスの熱が伝わることにより、気体軸
受け装置は高温となる。
【0024】軸10が回転すると、溝20により動圧が
発生して、ラジアル軸部12はラジアル軸受け部32か
ら浮上り、無潤滑で回転する。また、溝22によっても
動圧が発生して、スラスト軸部14はスラスト軸受け部
34およびスラスト荷重受け部材36から離れ、スラス
ト荷重に耐えながら無潤滑で回転する。この場合、気体
軸受けの気体膜は、オイルを潤滑剤とする通常のジャー
ナル軸受けの油膜よりも薄く、ベアリングクリアランス
の高精度の管理が要求される。
【0025】軸10および軸受け30をセラミックとし
たことにより、3つの利点が得られる。第1に、軸10
と軸受け30が同質のセラミックであるために同様な熱
膨張となり、常温から定常運転の高温(約150℃)ま
で、精巧な管理が要求されるベアリングクリアランスが
ほぼ一定に保たれる。第2に、セラミックは熱膨張係数
が金属の約1/5であり、ベアリングクリアランスの変
化が小さい。さらに、軸10の熱変形が小さく曲がりが
生じにくく、真直度が悪化せず、精巧なベアリングクリ
アランスが保てる。第3に、セラミック同志は固体接触
時の摩耗が少なく、停止時から高速回転で軸10が浮上
するまでの固体潤滑に対しても、低摩擦で、摩耗の少な
い良好な特性を発揮する。
【0026】また、軸受け30のラジアル軸受け部32
とスラスト軸受け部34を一体とし、ラジアル軸受け部
32で弾性支持したため、次の作用、利点が得られる。
第1に、ラジアル軸受け部32がセラミックであり、ハ
ウジング8が金属であるため熱変形に差があり、弾性支
持しないと金属の変形がセラック部を変形させ、破壊さ
せるおそれがある。第2に回転時のアンバランスによる
強振力をスプリング6とハウジング8の内周面との間の
摩擦により減衰させ、回転を安定化できる。第3に、ラ
ジアル軸受け部32のスリーブの弾性支持部が何らかの
外力により傾いた場合にも、スラスト軸受け部34が一
体のため同様に傾き、軸10のラジアル軸部12、スラ
スト軸部14も同様に傾くので、精巧に管理されたスラ
スト面のクリアランスがそのまま保持され、点当りがな
い。
【0027】オイルを用いないため、ハウジング8の高
温化が心配されるが、従来採用されているハウジング8
の水冷により問題は生じない。なお、60はハウジング
水冷用のウォータジャケットである。
【0028】図5は、本発明の第2実施例に係る気体軸
受け装置を示している。第2実施例が第1実施例と異な
る構造は、軸の構造であり、その他は第1実施例に準じ
るので、準じる部分には第1実施例と同一の符号を付し
て説明を省略し、異なる点についてのみ、以下に説明す
る。
【0029】図5に示すように、第2実施例において
は、軸100はセラミック部110と金属部102とか
ら成る。セラミック部110は中空で、金属部102は
セラミック部110を挿通している。セラミック部11
0は、ラジアル荷重がかかるラジアル軸部112とスラ
スト荷重がかかるスラスト軸部114とを有する。ラジ
アル軸部112とスラスト軸部114は一体化されてい
る。このため、ラジアル軸部112とスラスト軸部11
4の直交度は正確に出されており、直角度不良によるベ
アリングの片当りが無くされている。
【0030】タービンホイール2と軸100とは別体と
なっており、タービンホイールと軸とを一体のセラミッ
ク体とした場合に比べて、各部材は小型化されて、製作
の容易化がはかられ、成形時の不良率が低くされてい
る。また、タービンホイール2で生じる曲げモーメント
がセラミック部110にかからない。タービンホイール
2と軸100の金属部102とは接着により接合されて
いる。
【0031】セラミック部110は、金属部102と、
金属部102の軸方向端に設けた金属スリーブ104に
嵌合されており、セラミック部110の半径方向への動
きが規制されている。金属スリーブ104とセラミック
部110の間には軸方向に板ばね106が介装されてお
り、板ばね106により押しつけ力によってセラミック
部110は軸方向動きを規制されている。また、板ばね
106の押しつけ力により、金属部102が伸びてもセ
ラミック部110は空まわりしない。また、板ばね10
6の圧力により、セラミック部110と金属部102の
軸方向熱膨張差を吸収するようになっている。
【0032】第2実施例の作用については、第1実施例
に準じる作用がある他、軸100のセラミック部110
において、ラジアル軸部112とスラスト軸部114を
一体化したために、真直度が出、さらにベアリングクリ
アランスが精巧に維持されるという作用がある。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ラジアル軸部、スラス
ト軸部、ラジアル軸受け部、スラスト軸受け部をセラミ
ックとしたので、ベアリングクリアランスを温度変化に
かかわらず、精巧にかつクリアランス変化を小に、維持
でき、かつ良好な摺動面を耐久性良く維持できる。ま
た、軸受けをハウジングに弾性支持し、ラジアル軸受け
部とスラスト軸受け部を一体化したので、セラミック軸
受けをメタルとの熱膨張差による破損を生じずにハウジ
ングに支持でき、しかもラジアル軸受け部とスラスト軸
受け部が同期して動くためベアリングクリアランスの管
理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る気体軸受け装置の断
面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1の気体軸受け装置のうちラジアル軸部の部
分側面図である。
【図4】図1の気体軸受け装置のうちスラスト軸部の正
面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る気体軸受け装置の断
面図である。
【符号の説明】
2 タービンホイール 4 インペラ 6 スプリング 8 ハウジング 10 軸 12 ラジアル軸部 14 スラスト軸部 30 軸受け 32 ラジアル軸受け部 34 スラスト軸受け部 36 スラスト荷重受け部材 100 軸 102 金属部 110 セラミック部 112 ラジアル軸部 114 スラスト軸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸と軸受けとハウジングを有し、前記軸
    はラジアル荷重がかかるラジアル軸部とスラスト荷重が
    かかるスラスト軸部を有し、前記軸受けはラジアル荷重
    を受けるラジアル軸受け部とスラスト荷重を受けるスラ
    スト軸受け部を有し、前記ラジアル軸部、スラスト軸
    部、ラジアル軸受け部、スラスト軸受け部をセラミック
    から形成し、前記ラジアル軸受け部と前記スラスト軸受
    け部とを一体化し、前記軸受けを前記ハウジングから弾
    性支持したことを特徴とする気体軸受け装置。
JP8145292A 1992-03-04 1992-03-04 気体軸受け装置 Pending JPH05248428A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8145292A JPH05248428A (ja) 1992-03-04 1992-03-04 気体軸受け装置

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JP8145292A JPH05248428A (ja) 1992-03-04 1992-03-04 気体軸受け装置

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JPH05248428A true JPH05248428A (ja) 1993-09-24

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