JPH0524984B2 - - Google Patents
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- JPH0524984B2 JPH0524984B2 JP58199058A JP19905883A JPH0524984B2 JP H0524984 B2 JPH0524984 B2 JP H0524984B2 JP 58199058 A JP58199058 A JP 58199058A JP 19905883 A JP19905883 A JP 19905883A JP H0524984 B2 JPH0524984 B2 JP H0524984B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strength
- steel
- toughness
- corrosion
- nitrogen
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Hydraulic Turbines (AREA)
Description
〔発明の利用分野〕
本発明は揚水発電用ポンプ水車、潮力発電用水
車及び海水ポンプ等、海水あるいは河川水を利用
する水力機器で耐食性、靭性、強度特に腐食疲労
強度及び溶接性のすぐれたランナ鋳鋼材及びガイ
ドベーン鋳鋼材に関する。 〔発明の背景〕 炭素0.07%以下、けい素0.1〜2%、マンガン
0.1〜4%、クロム10〜15%、ニツケル2〜7%、
モリブデン0.1〜3%チタニウム、ニオブ、タン
タルを一種以上合計0.01〜1%、窒素0.05%以下
を含み、残部鉄なるプロペラ用ステンレス鋳鋼が
特公昭51−29086にて公知である。このプロペラ
用大型鋳鋼では熱処理時の冷却速度が小さく、ひ
ずみ取り焼鈍を行なつても靭性が低いので、ポン
プ水車用には適さない。 また炭素0.03〜0.25%、けい素0.01〜0.7%、マ
ンガン0.25〜2.0%、ニツケル4〜8%、クロム
11〜14%、モリブデン0.5〜3.5%残部鉄なる鋼も
公知であるが、腐食疲労強度が十分でない。 〔発明の目的〕 本発明の目的は14Cr−5Ni−1Mo−0.25Nbプ
ロペラ用鋳鋼より靭性が高く、かつ13Cr−5Ni−
1.5Mo鋳鋼より腐食疲労強度のすぐれた15Cr−
6Ni−2Mo−Nb−N系または15Cr−6Ni−2Mo
−V−N系でフエライト及びオーステナイトを含
むマルテンサイト鋳鋼を提供することである。 〔発明の概要〕 海水や河川水等で使用される機器では耐食性が
優れていることが必要であるが、発電用ポンプ水
車ランナやガイドベーンでは強度設計上、耐力及
び腐食疲労強度の高いことが重要であり、またラ
ンナは大型回転構造物であるので靭性の高いこと
が重要である。 第1図は本発明が適用される水車ランナの断面
図である。第1図にみられる如く、ランナはクラ
ウン2とシユラウドリング4の間に複数の羽根3
が設けられるが、この肉厚の部分は特にクラウン
ボス1とよばれる。このランナは海水あるいは河
川水中でポンプ及び水車として高速回転するた
め、耐力、引張強さの他、靭性及び腐食疲労強度
が高いことが極めて重要である。これらのランナ
がガイドベーンは通常鋳鋼で溶製されるが、鋳鋼
は微小欠陥を含むのでその補修溶接が必要であ
り、また特に大型のポンプ水車では分割鋳造し溶
接質造により一体化するので、溶接性がすぐれて
いることが重要である。 本発明は上記事情にかんがみ、海水耐食性、強
度、靭性及び溶接性のすぐれた15Cr−6Ni−2Mo
系からなり、更にNb、V、Nを含むマルテンサ
イト系鋳鋼に関するものである。 組成は重量%で炭素0.02〜0.07%、けい素0.2〜
0.6%、マンガン0.3〜0.8%、ニツケル4.5〜6.8%、
クロム15.2〜16.5%、モリブデン1.8〜2.8%、残
部鉄及び不純物とからなり、さらにニオブ0.05〜
0.3%またはバナジウム0.05〜0.3%のいずれかと
窒素0.055〜0.09%とを含む。 成分限定理由は次の通りである。 炭素は鋼の焼入性及び強度を増すのに必要な元
素であり、0.02%より少なくてはこれらの作用が
十分でなく、十分な強度が得られない。また多い
程これらの作用は増すが、0.07%を越えると結晶
粒界にクロム炭化物を析出し、炭化物周囲のクロ
ム濃度が減少して海水耐食性が低下し、また溶接
性も低下するので、炭素は0.02〜0.07%とする。
0.03〜0.06%が好ましい。 けい素は脱酸剤として添加し、また基地を強化
する。0.2%より少なくてはそれらの作用が不十
分であり、また0.6%を超えると脆くなり、クロ
ム量との組合せによつてはデルタフエライトを多
くして更に脆くなる。したがつてけい素は0.2〜
0.6%とする。 マンガンは脱酸、脱硫剤として添加し、また基
地を強化する。0.3%より少なくてはこれらの作
用が不十分であり、また0.8%を超えてもその効
果は飽和し、靭性低下を生ずるので0.3〜0.8%と
する。 ニツケルは焼入性を増して強度を上げ、残留オ
ーステナイトを生じて靭性を増し、かつ溶接性を
向上させる。4.5%より少なくてはこれらの作用
が不十分であり、また6.8%を超えると残留オー
ステナイト量が増えて強度特に耐力が低下するの
でニツケルは4.5〜6.8%とする。この中でも5.5〜
6.5%が好ましい。 クロムは海水耐食性を増し、また焼入性を増し
て強度を上げるのに重要な元素である。15.2%よ
り少なくてはこれらの作用が不十分であり、また
16.5%より多くなるとデルタフエライトの析出が
多くなり、脆くなるので15.2〜16.5%とする。 モリブデンは強度及び海水耐食性を増し、1.8
未満では耐食性が不十分であり、モリブデン増加
と共に強度及び耐食性は向上するが、2.8%を超
えると靭性が低下するのでモリブデンは1.8〜2.8
%とする。この中で2.0〜2.6%が好ましい。 ニオブ及びバナジウムは、炭化物、窒化物を形
成してクロム炭化物、窒化物の析出を防ぎ、耐食
性を向上する。また強度を向上し、結晶粒を微細
化して靭性を向上する。0.05%より少なくてはこ
れらの作用が十分でなく、また0.3%より多くな
るとかえつて靭性が低下するのでニオブ及びバナ
ジウムは夫々0.05〜0.30%とする。Nb、Vとも
各々0.07〜0.2%が好ましい。靭性の点ではバナ
ジウムの方が望ましい。 窒素は強度及び耐食性を向上し、また残留オー
ステナイトを多くして靭性を向上する。大気溶解
材で12〜16%Crを含むものは通常0.02〜0.04%の
窒素を含み、Cr量の多い18Cr−8Ni系鋼ではこれ
より窒素量が多くなる。従つて大気溶解をする場
合は特に窒素を添加しなくても良いが、強度靭性
及び耐食性の更にすぐれたものを得る場合には
0.055%未満では効果が小さいので0.055%以上添
加する必要がある。一方0.09%を超えると鋳造時
にブローホールが発生し易くなり、かつ靭性が低
下するので窒素は0.055〜0.09%とする。0.055〜
0.08%が好ましい。 水車ランナは大型回転体であり、高靭性が要求
される。即ち靭性が低いと鋳造欠陥や腐食孔より
破壊に至り、また腐食部より発生した腐食疲労き
裂の進展速度が大きく、信頼性が低下する。これ
らを防ぐには衝撃値6Kg−m/cm2以上必要であ
り、9Kg−m/cm2以上が望ましい。 〔発明の実施例〕 以下実施例によつて本発明の内容を説明する。
第1表に用いた材料の化学組成を示す。試番1及
び2は残留オーステナイトを含むマルテンサイト
鋼であり、試番3は少量のフエライトを含むオー
ステナイト鋼である。試番4及び5は本発明鋼よ
り少い量の窒素を含み、ニオブ、バナジウムが添
加されていないマルテンサイト系ステンレス鋼で
ある。試番6はニオブ、窒素を含み、また試番7
はバナジウム、窒素を含むが、それぞれ窒素含有
量が本発明鋼より少ない鋼である。試番8はニオ
ブ、バナジウムを含まず、窒素含有量が本発明鋼
の成分範囲にある鋼である。そして試番6、7及
び8は、それぞれ35〜45%の残留オーステナイト
及び5%以下のフエライトを含むマルテンサイト
鋼である。試番9はニオブと窒素とを含む本発明
鋼であり、また試番10はバナジウムと窒素とを含
む本発明鋼であり、いずれも35〜45%の残留オー
ステナイト及び5%以下のフエライトを含むマル
テンサイト鋼である。 これらは高周波炉で大気中溶解し、砂型に100
Kg鋳造した。マルテンサイト系は1000℃で拡散焼
なまし後、980℃空冷焼準し、600℃×5h空冷の
焼戻しを行なつた。焼準時の冷却速度は約800
℃/hであり、これは実機ランナーを強制冷却し
た場合の冷却速度に近い。オーステナイト鋼は
1060℃により水冷する溶体化処理を行なつた。 浸漬腐食実験はASTM−D−1141−52による
人工海水中に30×60×5mm試験片を1000時間浸漬
し、腐食減量を求めた。第2図にその結果を示
す。従来のマルテンサイト鋼試番1及び2はクロ
車及び海水ポンプ等、海水あるいは河川水を利用
する水力機器で耐食性、靭性、強度特に腐食疲労
強度及び溶接性のすぐれたランナ鋳鋼材及びガイ
ドベーン鋳鋼材に関する。 〔発明の背景〕 炭素0.07%以下、けい素0.1〜2%、マンガン
0.1〜4%、クロム10〜15%、ニツケル2〜7%、
モリブデン0.1〜3%チタニウム、ニオブ、タン
タルを一種以上合計0.01〜1%、窒素0.05%以下
を含み、残部鉄なるプロペラ用ステンレス鋳鋼が
特公昭51−29086にて公知である。このプロペラ
用大型鋳鋼では熱処理時の冷却速度が小さく、ひ
ずみ取り焼鈍を行なつても靭性が低いので、ポン
プ水車用には適さない。 また炭素0.03〜0.25%、けい素0.01〜0.7%、マ
ンガン0.25〜2.0%、ニツケル4〜8%、クロム
11〜14%、モリブデン0.5〜3.5%残部鉄なる鋼も
公知であるが、腐食疲労強度が十分でない。 〔発明の目的〕 本発明の目的は14Cr−5Ni−1Mo−0.25Nbプ
ロペラ用鋳鋼より靭性が高く、かつ13Cr−5Ni−
1.5Mo鋳鋼より腐食疲労強度のすぐれた15Cr−
6Ni−2Mo−Nb−N系または15Cr−6Ni−2Mo
−V−N系でフエライト及びオーステナイトを含
むマルテンサイト鋳鋼を提供することである。 〔発明の概要〕 海水や河川水等で使用される機器では耐食性が
優れていることが必要であるが、発電用ポンプ水
車ランナやガイドベーンでは強度設計上、耐力及
び腐食疲労強度の高いことが重要であり、またラ
ンナは大型回転構造物であるので靭性の高いこと
が重要である。 第1図は本発明が適用される水車ランナの断面
図である。第1図にみられる如く、ランナはクラ
ウン2とシユラウドリング4の間に複数の羽根3
が設けられるが、この肉厚の部分は特にクラウン
ボス1とよばれる。このランナは海水あるいは河
川水中でポンプ及び水車として高速回転するた
め、耐力、引張強さの他、靭性及び腐食疲労強度
が高いことが極めて重要である。これらのランナ
がガイドベーンは通常鋳鋼で溶製されるが、鋳鋼
は微小欠陥を含むのでその補修溶接が必要であ
り、また特に大型のポンプ水車では分割鋳造し溶
接質造により一体化するので、溶接性がすぐれて
いることが重要である。 本発明は上記事情にかんがみ、海水耐食性、強
度、靭性及び溶接性のすぐれた15Cr−6Ni−2Mo
系からなり、更にNb、V、Nを含むマルテンサ
イト系鋳鋼に関するものである。 組成は重量%で炭素0.02〜0.07%、けい素0.2〜
0.6%、マンガン0.3〜0.8%、ニツケル4.5〜6.8%、
クロム15.2〜16.5%、モリブデン1.8〜2.8%、残
部鉄及び不純物とからなり、さらにニオブ0.05〜
0.3%またはバナジウム0.05〜0.3%のいずれかと
窒素0.055〜0.09%とを含む。 成分限定理由は次の通りである。 炭素は鋼の焼入性及び強度を増すのに必要な元
素であり、0.02%より少なくてはこれらの作用が
十分でなく、十分な強度が得られない。また多い
程これらの作用は増すが、0.07%を越えると結晶
粒界にクロム炭化物を析出し、炭化物周囲のクロ
ム濃度が減少して海水耐食性が低下し、また溶接
性も低下するので、炭素は0.02〜0.07%とする。
0.03〜0.06%が好ましい。 けい素は脱酸剤として添加し、また基地を強化
する。0.2%より少なくてはそれらの作用が不十
分であり、また0.6%を超えると脆くなり、クロ
ム量との組合せによつてはデルタフエライトを多
くして更に脆くなる。したがつてけい素は0.2〜
0.6%とする。 マンガンは脱酸、脱硫剤として添加し、また基
地を強化する。0.3%より少なくてはこれらの作
用が不十分であり、また0.8%を超えてもその効
果は飽和し、靭性低下を生ずるので0.3〜0.8%と
する。 ニツケルは焼入性を増して強度を上げ、残留オ
ーステナイトを生じて靭性を増し、かつ溶接性を
向上させる。4.5%より少なくてはこれらの作用
が不十分であり、また6.8%を超えると残留オー
ステナイト量が増えて強度特に耐力が低下するの
でニツケルは4.5〜6.8%とする。この中でも5.5〜
6.5%が好ましい。 クロムは海水耐食性を増し、また焼入性を増し
て強度を上げるのに重要な元素である。15.2%よ
り少なくてはこれらの作用が不十分であり、また
16.5%より多くなるとデルタフエライトの析出が
多くなり、脆くなるので15.2〜16.5%とする。 モリブデンは強度及び海水耐食性を増し、1.8
未満では耐食性が不十分であり、モリブデン増加
と共に強度及び耐食性は向上するが、2.8%を超
えると靭性が低下するのでモリブデンは1.8〜2.8
%とする。この中で2.0〜2.6%が好ましい。 ニオブ及びバナジウムは、炭化物、窒化物を形
成してクロム炭化物、窒化物の析出を防ぎ、耐食
性を向上する。また強度を向上し、結晶粒を微細
化して靭性を向上する。0.05%より少なくてはこ
れらの作用が十分でなく、また0.3%より多くな
るとかえつて靭性が低下するのでニオブ及びバナ
ジウムは夫々0.05〜0.30%とする。Nb、Vとも
各々0.07〜0.2%が好ましい。靭性の点ではバナ
ジウムの方が望ましい。 窒素は強度及び耐食性を向上し、また残留オー
ステナイトを多くして靭性を向上する。大気溶解
材で12〜16%Crを含むものは通常0.02〜0.04%の
窒素を含み、Cr量の多い18Cr−8Ni系鋼ではこれ
より窒素量が多くなる。従つて大気溶解をする場
合は特に窒素を添加しなくても良いが、強度靭性
及び耐食性の更にすぐれたものを得る場合には
0.055%未満では効果が小さいので0.055%以上添
加する必要がある。一方0.09%を超えると鋳造時
にブローホールが発生し易くなり、かつ靭性が低
下するので窒素は0.055〜0.09%とする。0.055〜
0.08%が好ましい。 水車ランナは大型回転体であり、高靭性が要求
される。即ち靭性が低いと鋳造欠陥や腐食孔より
破壊に至り、また腐食部より発生した腐食疲労き
裂の進展速度が大きく、信頼性が低下する。これ
らを防ぐには衝撃値6Kg−m/cm2以上必要であ
り、9Kg−m/cm2以上が望ましい。 〔発明の実施例〕 以下実施例によつて本発明の内容を説明する。
第1表に用いた材料の化学組成を示す。試番1及
び2は残留オーステナイトを含むマルテンサイト
鋼であり、試番3は少量のフエライトを含むオー
ステナイト鋼である。試番4及び5は本発明鋼よ
り少い量の窒素を含み、ニオブ、バナジウムが添
加されていないマルテンサイト系ステンレス鋼で
ある。試番6はニオブ、窒素を含み、また試番7
はバナジウム、窒素を含むが、それぞれ窒素含有
量が本発明鋼より少ない鋼である。試番8はニオ
ブ、バナジウムを含まず、窒素含有量が本発明鋼
の成分範囲にある鋼である。そして試番6、7及
び8は、それぞれ35〜45%の残留オーステナイト
及び5%以下のフエライトを含むマルテンサイト
鋼である。試番9はニオブと窒素とを含む本発明
鋼であり、また試番10はバナジウムと窒素とを含
む本発明鋼であり、いずれも35〜45%の残留オー
ステナイト及び5%以下のフエライトを含むマル
テンサイト鋼である。 これらは高周波炉で大気中溶解し、砂型に100
Kg鋳造した。マルテンサイト系は1000℃で拡散焼
なまし後、980℃空冷焼準し、600℃×5h空冷の
焼戻しを行なつた。焼準時の冷却速度は約800
℃/hであり、これは実機ランナーを強制冷却し
た場合の冷却速度に近い。オーステナイト鋼は
1060℃により水冷する溶体化処理を行なつた。 浸漬腐食実験はASTM−D−1141−52による
人工海水中に30×60×5mm試験片を1000時間浸漬
し、腐食減量を求めた。第2図にその結果を示
す。従来のマルテンサイト鋼試番1及び2はクロ
【表】
ム及びモリブデン量が少ないため腐食量が多い
が、試番4及び5はクロム、モリブデン量が多く
腐食量が少ない。マルテンサイト鋼試番6〜8と
本発明のマルテンサイト鋼試番9及び10はクロム
及びモリブデン量が多く、かつニオブ、バナジウ
ム及び窒素の1種または2種を含み、腐食量は試
番4及び5よりさらに少なく、モリブデンを含ま
ないオーステナイト鋼試番3と同等以上の耐食性
を示す。 次に室温引張試験における0.2%耐力、引張強
さ及び0℃における2mmVノツチ試験片によるシ
ヤルピー衝撃値を測定した。更に回転曲げ腐食疲
労試験を行なつた。これは疲労試験中、試験片に
人工海水を滴下し108回腐食疲労強度を求めた。 第2表にこれらの各種強度及び靭性を示す。従
来のマルテンサイト系鋳鋼試番1及び2は耐力、
引張強さ及び衝撃値は十分な値を示すが、腐食疲
労強度が10〜13Kgf/mm2と低い。一方オーステナ
イト系鋳鋼の試番3は衝撃値は非常に高いが、耐
力が低く、腐食疲労強度も14Kgf/mm2で試番2よ
りりわずかに高い程度である。 また、クロム及びモリブデンが多い試番4及び
5は引張り強さ及び衝撃値が高いが、腐食疲労強
度は16〜16.5Kgf/mm2である。 試番6、7、8は試番1、2及び4に比べれば
耐力が少々低下す
が、試番4及び5はクロム、モリブデン量が多く
腐食量が少ない。マルテンサイト鋼試番6〜8と
本発明のマルテンサイト鋼試番9及び10はクロム
及びモリブデン量が多く、かつニオブ、バナジウ
ム及び窒素の1種または2種を含み、腐食量は試
番4及び5よりさらに少なく、モリブデンを含ま
ないオーステナイト鋼試番3と同等以上の耐食性
を示す。 次に室温引張試験における0.2%耐力、引張強
さ及び0℃における2mmVノツチ試験片によるシ
ヤルピー衝撃値を測定した。更に回転曲げ腐食疲
労試験を行なつた。これは疲労試験中、試験片に
人工海水を滴下し108回腐食疲労強度を求めた。 第2表にこれらの各種強度及び靭性を示す。従
来のマルテンサイト系鋳鋼試番1及び2は耐力、
引張強さ及び衝撃値は十分な値を示すが、腐食疲
労強度が10〜13Kgf/mm2と低い。一方オーステナ
イト系鋳鋼の試番3は衝撃値は非常に高いが、耐
力が低く、腐食疲労強度も14Kgf/mm2で試番2よ
りりわずかに高い程度である。 また、クロム及びモリブデンが多い試番4及び
5は引張り強さ及び衝撃値が高いが、腐食疲労強
度は16〜16.5Kgf/mm2である。 試番6、7、8は試番1、2及び4に比べれば
耐力が少々低下す
本発明鋼は15Cr−6Ni−2Mo系鋼にNと、Nb
またはVとを複合添加したものであるので、従来
鋼に比べ海水耐食性、靭性及び腐食疲労強度がす
ぐれ、かつ溶接が容易であり、水車のランナやガ
イドベーンに適用すれば信頼性及び経済性の点で
有利である。
またはVとを複合添加したものであるので、従来
鋼に比べ海水耐食性、靭性及び腐食疲労強度がす
ぐれ、かつ溶接が容易であり、水車のランナやガ
イドベーンに適用すれば信頼性及び経済性の点で
有利である。
第1図は本発明の対象である水車ランナの断面
図、第2図は従来鋼及び本発明鋼の人工海水中浸
漬による腐食減量を示す図である。 1……クラウンボス、2……クラウン、3……
羽根、4……シユラウドリング。
図、第2図は従来鋼及び本発明鋼の人工海水中浸
漬による腐食減量を示す図である。 1……クラウンボス、2……クラウン、3……
羽根、4……シユラウドリング。
Claims (1)
- 1 重量比で炭素0.02〜0.07%、けい素0.2〜0.6
%、マンガン0.3〜0.8%、ニツケル4.5〜6.8%、
クロム15.2〜16.5%、モリブデン1.5〜3%を含
み、かつニオブ0.05〜0.3%及びバナジウム0.05〜
0.3%のうちのいずれかと窒素0.055〜0.09%とを
含み、残部が鉄及び不純物からなることを特徴と
する水車用鋳鋼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58199058A JPS6092455A (ja) | 1983-10-26 | 1983-10-26 | 水車用鋳鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58199058A JPS6092455A (ja) | 1983-10-26 | 1983-10-26 | 水車用鋳鋼 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6092455A JPS6092455A (ja) | 1985-05-24 |
| JPH0524984B2 true JPH0524984B2 (ja) | 1993-04-09 |
Family
ID=16401400
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58199058A Granted JPS6092455A (ja) | 1983-10-26 | 1983-10-26 | 水車用鋳鋼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6092455A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL193218C (nl) * | 1985-08-27 | 1999-03-03 | Nisshin Steel Company | Werkwijze voor de bereiding van roestvrij staal. |
| JPH0640424B2 (ja) * | 1986-07-05 | 1994-05-25 | 日新製鋼株式会社 | フロツピ−デイスクセンタ−コアおよびその製造法 |
| JPH0736946B2 (ja) * | 1987-07-02 | 1995-04-26 | 三菱重工業株式会社 | 耐食高強度舶用プロペラの製造法 |
| JPS6415269A (en) * | 1987-07-10 | 1989-01-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Production of marine propeller having high corrosion fatigue strength |
| JPH01152243A (ja) * | 1987-12-08 | 1989-06-14 | Kubota Ltd | 高い腐食疲労強度とすぐれた耐食性を備えたマルテンサイト系ステンレス鋼 |
| JP2622389B2 (ja) * | 1987-12-08 | 1997-06-18 | 株式会社 クボタ | 高い腐食疲労強度とすぐれた耐食性を備えたマルテンサイト系ステンレス鋼 |
| WO1998010189A1 (fr) * | 1996-09-04 | 1998-03-12 | Hitachi, Ltd. | Roue de turbine de pompage/stockage d'eau de mer, son procede de fabrication et installation de pompage/stockage d'eau de mer |
| CN101974670B (zh) * | 2010-10-13 | 2012-07-04 | 贵州红林机械有限公司 | 在细小零件上保证两个不同硬度要求的高频退火方法 |
| CN102154592B (zh) * | 2011-03-04 | 2012-11-21 | 燕山大学 | 一种水轮机叶片用微合金化马氏体不锈钢及其制造方法 |
| CN102242313B (zh) * | 2011-07-18 | 2012-12-26 | 山东建筑大学 | 高硬度含银马氏体抗菌不锈钢 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6053737B2 (ja) * | 1978-10-20 | 1985-11-27 | 株式会社日立製作所 | 水車ランナ用ステンレス鋳鋼 |
| JPS55161052A (en) * | 1979-06-04 | 1980-12-15 | Hitachi Ltd | Stainless cast steel for water turbine runner |
| JPS5662949A (en) * | 1979-10-23 | 1981-05-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Steel products for steam turbine moving blade or the like |
-
1983
- 1983-10-26 JP JP58199058A patent/JPS6092455A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6092455A (ja) | 1985-05-24 |
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