JPH0525293A - ポリエチレン−2,6−ナフタレートフイルム - Google Patents
ポリエチレン−2,6−ナフタレートフイルムInfo
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- JPH0525293A JPH0525293A JP18475291A JP18475291A JPH0525293A JP H0525293 A JPH0525293 A JP H0525293A JP 18475291 A JP18475291 A JP 18475291A JP 18475291 A JP18475291 A JP 18475291A JP H0525293 A JPH0525293 A JP H0525293A
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- polyethylene
- naphthalate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】磁気記録用途や電気絶縁用途として弾性率およ
び引裂強度に優れた二軸延伸ポリエチレン−2,6−ナ
フタレートフイルムを提供する。 【構成】主たる繰返し単位がエチレン−2,6−ナフタ
レートであって1分子内に3個以上のエステル形成性官
能基を有する化合物が配合されているポリエステルから
なるポリエチレン−2,6−ナフタレートフイルム。
び引裂強度に優れた二軸延伸ポリエチレン−2,6−ナ
フタレートフイルムを提供する。 【構成】主たる繰返し単位がエチレン−2,6−ナフタ
レートであって1分子内に3個以上のエステル形成性官
能基を有する化合物が配合されているポリエステルから
なるポリエチレン−2,6−ナフタレートフイルム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリエチレン−2,6−
ナフタレートフイルムに関する。さらに詳しくは弾性率
および引裂強度に優れた二軸延伸ポリエチレン−2,6
−ナフタレートフイルムに関する。
ナフタレートフイルムに関する。さらに詳しくは弾性率
および引裂強度に優れた二軸延伸ポリエチレン−2,6
−ナフタレートフイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートに代表され
るポリエステルはその優れた物理的、化学的特性の故
に、今日、繊維、フィルムあるいは成型品等の用途で広
く使用されている。特に近年めざましい発展を遂げてい
るオーディオテープ、ビデオテープ、コンピュータテー
プあるいはフロッピィディスク等の磁気記録分野ではポ
リエチレンテレフタレートの二軸延伸フイルムがベース
フイルムとして好適に使用されている。
るポリエステルはその優れた物理的、化学的特性の故
に、今日、繊維、フィルムあるいは成型品等の用途で広
く使用されている。特に近年めざましい発展を遂げてい
るオーディオテープ、ビデオテープ、コンピュータテー
プあるいはフロッピィディスク等の磁気記録分野ではポ
リエチレンテレフタレートの二軸延伸フイルムがベース
フイルムとして好適に使用されている。
【0003】しかしながら最近の電気および電子機器の
小型化、軽量化、高性能化が進むなかでベースフイルム
に要求される特性はますます厳しくなってきている。例
えば磁気記録分野においては長時間記録、小型化、軽量
化を実現するためにベースフイルム厚みをより薄くする
ことが必要であるが、同時に、より高弾性率にしてフイ
ルムのスティフネスを維持することが重要である。この
ためベースフイルムの厚みが非常に薄い場合、従来のポ
リエチレンテレフタレートを素材としたベースフイルム
では弾性率が不十分な場合も現れてきている。
小型化、軽量化、高性能化が進むなかでベースフイルム
に要求される特性はますます厳しくなってきている。例
えば磁気記録分野においては長時間記録、小型化、軽量
化を実現するためにベースフイルム厚みをより薄くする
ことが必要であるが、同時に、より高弾性率にしてフイ
ルムのスティフネスを維持することが重要である。この
ためベースフイルムの厚みが非常に薄い場合、従来のポ
リエチレンテレフタレートを素材としたベースフイルム
では弾性率が不十分な場合も現れてきている。
【0004】ポリエチレン−2,6−ナフタレートフイ
ルムはこのような状況のなかで注目されてきたポリエス
テルフイルムである。ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートフイルムは耐熱性、機械的特性、化学的特性など多
くの点でポリエチレンテレフタレートフイルムよりも優
れた特性が得られることが明らかにされており、最近そ
の検討が盛ん行なわれている。例えば特開昭62−11
3529、特開平2−120329、特開平2−208
323、特開平2−202924、特開平2−2029
25号公報などポリエチレン−2,6−ナフタレートフ
イルムに関する多くの提案がなされている。
ルムはこのような状況のなかで注目されてきたポリエス
テルフイルムである。ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートフイルムは耐熱性、機械的特性、化学的特性など多
くの点でポリエチレンテレフタレートフイルムよりも優
れた特性が得られることが明らかにされており、最近そ
の検討が盛ん行なわれている。例えば特開昭62−11
3529、特開平2−120329、特開平2−208
323、特開平2−202924、特開平2−2029
25号公報などポリエチレン−2,6−ナフタレートフ
イルムに関する多くの提案がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにポリエチレ
ン−2,6−ナフタレートフイルムは基本的に優れた多
くの特性を有しているが、ポリエチレン−2,6−ナフ
タレートフイルムは通常のポリエチレンテレフタレート
フイルムに比べて引裂強度が低いという欠点を有してい
る。特に二軸延伸フイルムのように延伸処理を伴う場合
には、成形過程の中間製品あるいは最終製品の引裂強度
が低くなりやすい。このため例えばポリエチレン−2,
6−ナフタレートの逐次二軸延伸フイルムの製膜工程に
おいてはフイルム破れが多発し製品が得られなかった
り、製品が得られた場合でも特定方向の引裂に対し極端
に弱いフイルムとなってしまうという問題点を有してい
た。また、二軸延伸フイルムに対する高弾性率化の要求
はますます厳しくなる傾向にあり、用途によっては従来
のポリエチレン−2,6−ナフタレートの弾性率であっ
ても不十分であるといった領域も現れてきている。
ン−2,6−ナフタレートフイルムは基本的に優れた多
くの特性を有しているが、ポリエチレン−2,6−ナフ
タレートフイルムは通常のポリエチレンテレフタレート
フイルムに比べて引裂強度が低いという欠点を有してい
る。特に二軸延伸フイルムのように延伸処理を伴う場合
には、成形過程の中間製品あるいは最終製品の引裂強度
が低くなりやすい。このため例えばポリエチレン−2,
6−ナフタレートの逐次二軸延伸フイルムの製膜工程に
おいてはフイルム破れが多発し製品が得られなかった
り、製品が得られた場合でも特定方向の引裂に対し極端
に弱いフイルムとなってしまうという問題点を有してい
た。また、二軸延伸フイルムに対する高弾性率化の要求
はますます厳しくなる傾向にあり、用途によっては従来
のポリエチレン−2,6−ナフタレートの弾性率であっ
ても不十分であるといった領域も現れてきている。
【0006】本発明の目的は上記した従来のポリエチレ
ン−2,6−ナフタレートフイルムの持つ問題点を解決
し、弾性率および引裂強度の改良されたポリエチレン−
2,6−ナフタレートフイルムを提供することにある。
ン−2,6−ナフタレートフイルムの持つ問題点を解決
し、弾性率および引裂強度の改良されたポリエチレン−
2,6−ナフタレートフイルムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、主たる繰返し単位がエチレン−2,6−ナフタレー
トであって1分子内に3個以上のエステル形成性官能基
を有する化合物が0.005重量%以上10重量%以下
共重合されているポリエステルからなることを特徴とす
るポリエチレン−2,6−ナフタレートフイルムによっ
て達成できる。
は、主たる繰返し単位がエチレン−2,6−ナフタレー
トであって1分子内に3個以上のエステル形成性官能基
を有する化合物が0.005重量%以上10重量%以下
共重合されているポリエステルからなることを特徴とす
るポリエチレン−2,6−ナフタレートフイルムによっ
て達成できる。
【0008】本発明における主たる繰返し単位がエチレ
ン−2,6−ナフタレートからなるポリエステルとはそ
の繰返し単位が実質的に
ン−2,6−ナフタレートからなるポリエステルとはそ
の繰返し単位が実質的に
【0009】
【化1】
【0010】で示されるエチレン−2,6−ナフタレン
ジカルボキシレート単位から構成されているものであ
る。また、本発明のポリエチレン−2,6−ナフタレー
トには繰返し単位の数の10%以下好ましくは5%以下
が他の成分で置換された共重合体、あるいは全重量の1
0%以下好ましくは5%以下が他のポリマである混合物
を含む。ここで他の成分としては、2価のエステル形成
性官能基を有する化合物、例えば2,7体、1,4体、
1,5体などのナフタレンジカルボン酸の異性体、テレ
フタル酸、イソフタル酸、ジフェノキシエタンジカルボ
ン酸、ジクロロフェノキシエタンジカルボン酸、ジフェ
ニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、
ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニルケトンジ
カルボン酸、アントラセンジカルボン酸、あるいはトリ
メチレングリコール、テトラメチレングリコール、ペン
タメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、デ
カメチレングリコールなどのアルキレングリコール、シ
クロヘキサンジメタノールなどの脂環族ジオール、があ
げられる。
ジカルボキシレート単位から構成されているものであ
る。また、本発明のポリエチレン−2,6−ナフタレー
トには繰返し単位の数の10%以下好ましくは5%以下
が他の成分で置換された共重合体、あるいは全重量の1
0%以下好ましくは5%以下が他のポリマである混合物
を含む。ここで他の成分としては、2価のエステル形成
性官能基を有する化合物、例えば2,7体、1,4体、
1,5体などのナフタレンジカルボン酸の異性体、テレ
フタル酸、イソフタル酸、ジフェノキシエタンジカルボ
ン酸、ジクロロフェノキシエタンジカルボン酸、ジフェ
ニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカルボン酸、
ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニルケトンジ
カルボン酸、アントラセンジカルボン酸、あるいはトリ
メチレングリコール、テトラメチレングリコール、ペン
タメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、デ
カメチレングリコールなどのアルキレングリコール、シ
クロヘキサンジメタノールなどの脂環族ジオール、があ
げられる。
【0011】本発明におけるエステル形成性官能基とは
従来公知のポリエステル製造方法における反応条件下で
エステル結合を形成する官能基であれば良い。このよう
な官能基としては,例えば−OH基、−COOH基、−
OCOR1 基、−COOR2 基、−COX基(但しRは
炭素数が1から6までの1価の有機基、Xはハロゲン基
を示す)等が挙げられる。このようなエステル形成性官
能基を1分子内に3個以上有する化合物は、芳香族化合
物、脂肪族化合物、脂環式化合物あるいはポリアルキレ
ングリコールなどの高分子化合物であってもよい。この
ような化合物としては例えばヘミメリット酸、トリメシ
ン酸、トリメリット酸、プレニト酸、メロファン酸、ピ
ロメリット酸、ビフェニル−3,3´,4,4´−テト
ラカルボン酸、ベンゾフェノン−3,3´,4,4´−
テトラカルボン酸などの多官能カルボン酸、グリセリ
ン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、
トリメチロールブタン、1,3,5−トリメチロールベ
ンゼン、1,3,5−トリエチロールベンゼン、1,
3,5−トリブチロールベンゼン、1,2,6−ヘキサ
ントリオール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、
2,2,6,6−テトラメチロールシクロヘキサノール
などの多価アルコール、あるいは5−ヒドロキシイソフ
タル酸、4−ヒドロキシイソフタル酸、2,5−ジヒド
ロキシテレフタル酸、2,5−ジヒドロキシイソフタル
酸など1分子内に複数種のエステル形成性官能基を有す
る化合物などが挙げられる。特に剛直な分子骨格を有す
るヘミメリット酸、トリメシン酸、トリメリット酸、プ
レニト酸、メロファン酸、ピロメリット酸、ビフェニル
−3,3´,4,4´−テトラカルボン酸、ベンゾフェ
ノン−3,3´,4,4´−テトラカルボン酸などが好
ましい。
従来公知のポリエステル製造方法における反応条件下で
エステル結合を形成する官能基であれば良い。このよう
な官能基としては,例えば−OH基、−COOH基、−
OCOR1 基、−COOR2 基、−COX基(但しRは
炭素数が1から6までの1価の有機基、Xはハロゲン基
を示す)等が挙げられる。このようなエステル形成性官
能基を1分子内に3個以上有する化合物は、芳香族化合
物、脂肪族化合物、脂環式化合物あるいはポリアルキレ
ングリコールなどの高分子化合物であってもよい。この
ような化合物としては例えばヘミメリット酸、トリメシ
ン酸、トリメリット酸、プレニト酸、メロファン酸、ピ
ロメリット酸、ビフェニル−3,3´,4,4´−テト
ラカルボン酸、ベンゾフェノン−3,3´,4,4´−
テトラカルボン酸などの多官能カルボン酸、グリセリ
ン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、
トリメチロールブタン、1,3,5−トリメチロールベ
ンゼン、1,3,5−トリエチロールベンゼン、1,
3,5−トリブチロールベンゼン、1,2,6−ヘキサ
ントリオール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、
2,2,6,6−テトラメチロールシクロヘキサノール
などの多価アルコール、あるいは5−ヒドロキシイソフ
タル酸、4−ヒドロキシイソフタル酸、2,5−ジヒド
ロキシテレフタル酸、2,5−ジヒドロキシイソフタル
酸など1分子内に複数種のエステル形成性官能基を有す
る化合物などが挙げられる。特に剛直な分子骨格を有す
るヘミメリット酸、トリメシン酸、トリメリット酸、プ
レニト酸、メロファン酸、ピロメリット酸、ビフェニル
−3,3´,4,4´−テトラカルボン酸、ベンゾフェ
ノン−3,3´,4,4´−テトラカルボン酸などが好
ましい。
【0012】これらの1分子内に3個以上のエステル形
成性官能基を有する化合物はポリエチレンナフタレート
に0.005重量%以上10重量%以下配合されている
ことが好ましく、特に好ましくは0.01重量%以上5
重量%以下である。この場合には均一な厚みおよび表面
状態のフイルムを得ることができ好ましい。
成性官能基を有する化合物はポリエチレンナフタレート
に0.005重量%以上10重量%以下配合されている
ことが好ましく、特に好ましくは0.01重量%以上5
重量%以下である。この場合には均一な厚みおよび表面
状態のフイルムを得ることができ好ましい。
【0013】本発明のポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートはエステル化反応あるいはエステル交換反応と引き
続く重縮合反応によって製造することができる。またさ
らに重合度をあげることが必要な場合には引き続いて固
相重合を行なってもよい。本発明に用いるポリエステル
の固有粘度は0.4以上好ましくは0.5以上である。
固有粘度の上限は特に限定されないが粘度が高くなると
押出し時に厚みの均一性が得られなくなるため1.0未
満が好ましい。
ートはエステル化反応あるいはエステル交換反応と引き
続く重縮合反応によって製造することができる。またさ
らに重合度をあげることが必要な場合には引き続いて固
相重合を行なってもよい。本発明に用いるポリエステル
の固有粘度は0.4以上好ましくは0.5以上である。
固有粘度の上限は特に限定されないが粘度が高くなると
押出し時に厚みの均一性が得られなくなるため1.0未
満が好ましい。
【0014】本発明のポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートフイルムは次のような方法によって製造することが
できる。重合反応で得られたポリエステルのペレットを
十分乾燥したのちただちに押出機に供給する。このペレ
ットを270〜350℃で溶融しダイよりシート状に押
出しキャスティングロール上で冷却、固化させて未延伸
フイルムを得る。次にこの未延伸フイルムを二軸延伸す
る。延伸方法としては逐次二軸延伸法、同時二軸延伸
法、あるいはこのように二軸に延伸したフイルムを再度
延伸する方法などを用いても良い。ポリエステルの組成
によるが本発明の目的とする弾性率を得るには最終的な
延伸面積倍率(縦倍率×横倍率)を6倍以上とすること
が好ましい。またフイルムの熱収縮率を小さく保つため
150〜260℃の温度範囲で0.1〜60秒程度の熱
処理を行なうことが好ましい。
ートフイルムは次のような方法によって製造することが
できる。重合反応で得られたポリエステルのペレットを
十分乾燥したのちただちに押出機に供給する。このペレ
ットを270〜350℃で溶融しダイよりシート状に押
出しキャスティングロール上で冷却、固化させて未延伸
フイルムを得る。次にこの未延伸フイルムを二軸延伸す
る。延伸方法としては逐次二軸延伸法、同時二軸延伸
法、あるいはこのように二軸に延伸したフイルムを再度
延伸する方法などを用いても良い。ポリエステルの組成
によるが本発明の目的とする弾性率を得るには最終的な
延伸面積倍率(縦倍率×横倍率)を6倍以上とすること
が好ましい。またフイルムの熱収縮率を小さく保つため
150〜260℃の温度範囲で0.1〜60秒程度の熱
処理を行なうことが好ましい。
【0015】本発明のポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートフイルムには、製膜工程における工程通過性や得ら
れるフイルムの取扱い性、作業性あるいは商品価値の向
上の目的で種々の不活性粒子が配合されていてもよい。
ここで不活性粒子とはポリエステルの製造時、成型時ま
たは成型後において、ポリエステル成分と反応し、劣化
を生じさせない微粒子のことであり、具体的には、天然
品を粉砕・分級したり、合成法で製造した、シリカ、ア
ルミナ、チタニア、ジルコニア、セリア、酸化モリブデ
ン、酸化タングステン、炭酸カルシウム、リン酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、酸化鉄、カオリン、カーボン等の
無機化合物粒子、シリコーン樹脂粒子、シリコーンゴム
粒子、架橋ポリスチレン、ポリイミド粒子、エポキシ樹
脂粒子などの有機化合物粒子などを挙げることができ
る。
ートフイルムには、製膜工程における工程通過性や得ら
れるフイルムの取扱い性、作業性あるいは商品価値の向
上の目的で種々の不活性粒子が配合されていてもよい。
ここで不活性粒子とはポリエステルの製造時、成型時ま
たは成型後において、ポリエステル成分と反応し、劣化
を生じさせない微粒子のことであり、具体的には、天然
品を粉砕・分級したり、合成法で製造した、シリカ、ア
ルミナ、チタニア、ジルコニア、セリア、酸化モリブデ
ン、酸化タングステン、炭酸カルシウム、リン酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、酸化鉄、カオリン、カーボン等の
無機化合物粒子、シリコーン樹脂粒子、シリコーンゴム
粒子、架橋ポリスチレン、ポリイミド粒子、エポキシ樹
脂粒子などの有機化合物粒子などを挙げることができ
る。
【0016】また本発明のポリエチレン−2,6−ナフ
タレートフイルムには本発明の目的を阻害しない範囲内
で種々の紫外線吸収剤、帯電防止剤などが含有されてい
ても構わない。
タレートフイルムには本発明の目的を阻害しない範囲内
で種々の紫外線吸収剤、帯電防止剤などが含有されてい
ても構わない。
【0017】
【実施例】以下本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。なお実施例中の特性値は次の方法に従って測定し
た。
する。なお実施例中の特性値は次の方法に従って測定し
た。
【0018】A.固有粘度 オルソクロロフェノールを溶媒として25℃で測定し
た。
た。
【0019】B.弾性率 二軸延伸フイルムの縦方向(MD方向)と横方向(TD
方向)についてASTM−D−882に規定された方法
に従い東洋ボールドウィン社製テンシロンを用いて測定
した。
方向)についてASTM−D−882に規定された方法
に従い東洋ボールドウィン社製テンシロンを用いて測定
した。
【0020】B.引裂伝播抵抗 二軸延伸フイルムの縦方向(MD方向)と横方向(TD
方向)についてJIS−P−8116に規定された方法
に従い東洋精機製作所製エレメンドルフ引裂試験機を用
いて測定し、次のように判定した。 MD方向およびTD方向の引裂伝播抵抗がともに2.7以上 1級 MD方向およびTD方向の引裂伝播抵抗がともに2.4以上 2級 MD方向およびTD方向の引裂伝播抵抗がともに2.1以上 3級 MD方向またはTD方向のいずれかが 2.1未満 4級 3級以上を合格とした。
方向)についてJIS−P−8116に規定された方法
に従い東洋精機製作所製エレメンドルフ引裂試験機を用
いて測定し、次のように判定した。 MD方向およびTD方向の引裂伝播抵抗がともに2.7以上 1級 MD方向およびTD方向の引裂伝播抵抗がともに2.4以上 2級 MD方向およびTD方向の引裂伝播抵抗がともに2.1以上 3級 MD方向またはTD方向のいずれかが 2.1未満 4級 3級以上を合格とした。
【0021】実施例1 撹拌装置、精留塔、凝縮器を備えたエステル交換反応器
に2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル66.1部
とエチレングリコール33.6部、トリメリット酸トリ
メチル0.3部および酢酸マンガン・4水塩0.06部
を供給した後、180℃〜240℃まで徐々に昇温し同
時に生成したメタノールは連続的に反応系外へ留出させ
ながらエステル交換反応を行った。こうして得られた反
応物に、リン酸トリメチル0.025部を添加し15分
間反応させてから、三酸化アンチモン0.02部を添加
し、さらに5分間反応させた。
に2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル66.1部
とエチレングリコール33.6部、トリメリット酸トリ
メチル0.3部および酢酸マンガン・4水塩0.06部
を供給した後、180℃〜240℃まで徐々に昇温し同
時に生成したメタノールは連続的に反応系外へ留出させ
ながらエステル交換反応を行った。こうして得られた反
応物に、リン酸トリメチル0.025部を添加し15分
間反応させてから、三酸化アンチモン0.02部を添加
し、さらに5分間反応させた。
【0022】引き続いてエチレングリコールを連続的に
留出させながら290℃まで昇温し同時に0.2mmH
gまで減圧を進めて重縮合反応を行い、固有粘度0.6
2のポリマを得た。このポリマはトリメリット酸トリメ
チル単位を0.5重量%含有した共重合ポリマであっ
た。
留出させながら290℃まで昇温し同時に0.2mmH
gまで減圧を進めて重縮合反応を行い、固有粘度0.6
2のポリマを得た。このポリマはトリメリット酸トリメ
チル単位を0.5重量%含有した共重合ポリマであっ
た。
【0023】ついでこの共重合ポリマのペレットを乾燥
後、押出機で300℃で溶融後シート状に押出し未延伸
シートを得た。ついで縦方向に3.5倍、横方向に3.
0倍延伸した。製膜時にフイルム破れは発生せず良好な
延伸性を示した。その後230℃で5秒間熱処理を行な
い、厚さ10μmの二軸延伸フイルムを得た。
後、押出機で300℃で溶融後シート状に押出し未延伸
シートを得た。ついで縦方向に3.5倍、横方向に3.
0倍延伸した。製膜時にフイルム破れは発生せず良好な
延伸性を示した。その後230℃で5秒間熱処理を行な
い、厚さ10μmの二軸延伸フイルムを得た。
【0024】このフイルムの弾性率はMD方向760k
g/mm2 、TD方向740kg/mm2 であった。ま
た引裂伝播抵抗はMD方向2.5g、TD方向2.7g
と良好な値を示した。
g/mm2 、TD方向740kg/mm2 であった。ま
た引裂伝播抵抗はMD方向2.5g、TD方向2.7g
と良好な値を示した。
【0025】実施例2 実施例1と同様にして、2,6−ナフタレンジカルボン
酸ジメチル、エチレングリコールおよびトリメリット酸
トリメチルから固有粘度0.62のトリメリット酸トリ
メチル単位を0.05重量%含有した共重合ポリマを得
た。この共重合ポリマを用い実施例1と同様にして厚さ
10μmの二軸延伸フイルムを得た。製膜時にフイルム
破れは発生せず良好な延伸性を示した。
酸ジメチル、エチレングリコールおよびトリメリット酸
トリメチルから固有粘度0.62のトリメリット酸トリ
メチル単位を0.05重量%含有した共重合ポリマを得
た。この共重合ポリマを用い実施例1と同様にして厚さ
10μmの二軸延伸フイルムを得た。製膜時にフイルム
破れは発生せず良好な延伸性を示した。
【0026】このフイルムの弾性率はMD方向740k
g/mm2 、TD方向720kg/mm2 であった。ま
た引裂伝播抵抗はMD方向2.2g、TD方向2.4g
と良好な値を示した。
g/mm2 、TD方向720kg/mm2 であった。ま
た引裂伝播抵抗はMD方向2.2g、TD方向2.4g
と良好な値を示した。
【0027】実施例3 実施例1と同様にして、2,6−ナフタレンジカルボン
酸ジメチル、エチレングリコールおよび1,3,5−ト
リメチロールベンゼンから固有粘度0.66の1,3,
5−トリメチロールベンゼン単位を4.5重量%含有し
た共重合ポリマを得た。この共重合ポリマを用い実施例
1と同様にして厚さ10μmの二軸延伸フイルムを得
た。製膜時にフイルム破れは発生せず良好な延伸性を示
した。
酸ジメチル、エチレングリコールおよび1,3,5−ト
リメチロールベンゼンから固有粘度0.66の1,3,
5−トリメチロールベンゼン単位を4.5重量%含有し
た共重合ポリマを得た。この共重合ポリマを用い実施例
1と同様にして厚さ10μmの二軸延伸フイルムを得
た。製膜時にフイルム破れは発生せず良好な延伸性を示
した。
【0028】このフイルムの弾性率はMD方向780k
g/mm2 、TD方向760kg/mm2 であった。ま
た引裂伝播抵抗はMD方向2.7g、TD方向3.0g
と良好な値を示した。
g/mm2 、TD方向760kg/mm2 であった。ま
た引裂伝播抵抗はMD方向2.7g、TD方向3.0g
と良好な値を示した。
【0029】比較例1 実施例1と同様にして、2,6−ナフタレンジカルボン
酸ジメチル、エチレングリコールおよびピロメリット酸
テトラメチルから固有粘度0.62のピロメリット酸テ
トラメチル単位を0.003重量%含有した共重合ポリ
マを得た。この共重合ポリマを用い実施例1と同様にし
て厚さ10μmの二軸延伸フイルムを得た。この共重合
ポリマは製膜時にフイルム破れが多発した。
酸ジメチル、エチレングリコールおよびピロメリット酸
テトラメチルから固有粘度0.62のピロメリット酸テ
トラメチル単位を0.003重量%含有した共重合ポリ
マを得た。この共重合ポリマを用い実施例1と同様にし
て厚さ10μmの二軸延伸フイルムを得た。この共重合
ポリマは製膜時にフイルム破れが多発した。
【0030】このフイルムの弾性率はMD方向660k
g/mm2 、TD方向650kg/mm2 であった。ま
た引裂伝播抵抗はMD方向1.5g、TD方向1.7g
と非常に低い値を示した。
g/mm2 、TD方向650kg/mm2 であった。ま
た引裂伝播抵抗はMD方向1.5g、TD方向1.7g
と非常に低い値を示した。
【0031】比較例2 実施例1と同様にして、2,6−ナフタレンジカルボン
酸ジメチル、エチレングリコールおよびペンタエリスリ
トールから固有粘度0.69のペンタエリスリトール単
位を12.0重量%含有した共重合ポリマを得た。この
共重合ポリマを用い実施例1と同様にして二軸延伸フイ
ルムの製膜を行なったが破れが多発し、また均一に延伸
できず満足なフイルムを得ることができなかった。
酸ジメチル、エチレングリコールおよびペンタエリスリ
トールから固有粘度0.69のペンタエリスリトール単
位を12.0重量%含有した共重合ポリマを得た。この
共重合ポリマを用い実施例1と同様にして二軸延伸フイ
ルムの製膜を行なったが破れが多発し、また均一に延伸
できず満足なフイルムを得ることができなかった。
【0032】比較例3 実施例1と同様にして、2,6−ナフタレンジカルボン
酸ジメチルおよびエチレングリコールから固有粘度0.
62のポリエチレン−2,6−ナフタレートのホモポリ
マを重合した。このポリマを用い実施例1と同様にして
二軸延伸フイルムの製膜を行なったがフイルム破れが多
発した。このフイルムの弾性率はMD方向650kg/
mm2 、TD方向630kg/mm2 であった。また引
裂伝播抵抗はMD方向1.5g、TD方向1.7gと非
常に低い値を示した。
酸ジメチルおよびエチレングリコールから固有粘度0.
62のポリエチレン−2,6−ナフタレートのホモポリ
マを重合した。このポリマを用い実施例1と同様にして
二軸延伸フイルムの製膜を行なったがフイルム破れが多
発した。このフイルムの弾性率はMD方向650kg/
mm2 、TD方向630kg/mm2 であった。また引
裂伝播抵抗はMD方向1.5g、TD方向1.7gと非
常に低い値を示した。
【0033】
【発明の効果】本発明のポリエチレン−2,6−ナフタ
レートフイルムは優れた弾性率および引裂強度を示す。
本発明により磁気記録用途や電気絶縁用途として優れた
性質を有する二軸延伸ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートフイルムを提供することができる。
レートフイルムは優れた弾性率および引裂強度を示す。
本発明により磁気記録用途や電気絶縁用途として優れた
性質を有する二軸延伸ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ートフイルムを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00 4F C08L 67:02
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】主たる繰返し単位がエチレン−2,6−ナ
フタレートであって1分子内に3個以上のエステル形成
性官能基を有する化合物が0.005重量%以上10重
量%以下共重合されているポリエステルからなることを
特徴とするポリエチレン−2,6−ナフタレートフイル
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18475291A JPH0525293A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ポリエチレン−2,6−ナフタレートフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18475291A JPH0525293A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ポリエチレン−2,6−ナフタレートフイルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525293A true JPH0525293A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16158727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18475291A Pending JPH0525293A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ポリエチレン−2,6−ナフタレートフイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0525293A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007505966A (ja) * | 2003-10-09 | 2007-03-15 | エルジー・ケム・リミテッド | 放射状多分岐高分子及びこれを用いた多孔性膜 |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP18475291A patent/JPH0525293A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007505966A (ja) * | 2003-10-09 | 2007-03-15 | エルジー・ケム・リミテッド | 放射状多分岐高分子及びこれを用いた多孔性膜 |
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