JPH0525332A - エチレン共重合体組成物 - Google Patents
エチレン共重合体組成物Info
- Publication number
- JPH0525332A JPH0525332A JP33618191A JP33618191A JPH0525332A JP H0525332 A JPH0525332 A JP H0525332A JP 33618191 A JP33618191 A JP 33618191A JP 33618191 A JP33618191 A JP 33618191A JP H0525332 A JPH0525332 A JP H0525332A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylene
- copolymer
- vinyl alcohol
- weight
- unsaturated ester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 包装材料として好適なガスバリヤー性、加工
性、耐ピンホール性等に優れたエチレン共重合体組成物
を提供する。 【構成】 不飽和エステル含有量が10〜35重量%の
エチレン・不飽和エステル共重合体(A)30〜75重
量%、エチレン含有量が60〜90モル%の非晶性もし
くは低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体の不飽
和カルボン酸もしくはその無水物によるグラフト変性物
(B)1〜40重量%及びビニルアルコール含有量が5
0〜80モル%のエチレン・ビニルアルコール共重合体
(C)20〜50重量%からからなるエチレン共重合体
組成物。上記組成物において、好ましくは共重合体
(C)の220℃,100sec-1の剪断速度下での溶
融見掛け粘度が共重合体(A)のそれより300〜10
00Pa・S小さいものとする。
性、耐ピンホール性等に優れたエチレン共重合体組成物
を提供する。 【構成】 不飽和エステル含有量が10〜35重量%の
エチレン・不飽和エステル共重合体(A)30〜75重
量%、エチレン含有量が60〜90モル%の非晶性もし
くは低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体の不飽
和カルボン酸もしくはその無水物によるグラフト変性物
(B)1〜40重量%及びビニルアルコール含有量が5
0〜80モル%のエチレン・ビニルアルコール共重合体
(C)20〜50重量%からからなるエチレン共重合体
組成物。上記組成物において、好ましくは共重合体
(C)の220℃,100sec-1の剪断速度下での溶
融見掛け粘度が共重合体(A)のそれより300〜10
00Pa・S小さいものとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスバリヤー性、耐ピン
ホール性、延伸性、フィルム成形性等に優れたエチレン
共重合体組成物に関する。
ホール性、延伸性、フィルム成形性等に優れたエチレン
共重合体組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ビニルアルコール含有量の高いエチレン
・ビニルアルコール共重合体はガスバリヤー性が優れて
いるところから、包装材料として広く使用されている。
しかしこの共重合体は吸水し易く、吸水によってガスバ
リヤー性が著しく低下すること、耐ピンホール性、延伸
性が劣っていること、乾燥状態において耐衝撃性が充分
でないこと、耐熱性が悪く、高温で成形できないことな
どの大きな欠点をも有している。このため該共重合体は
単味で用いられることは少なく、専ら他の材料と積層
し、中間層として用いられることが多かった。
・ビニルアルコール共重合体はガスバリヤー性が優れて
いるところから、包装材料として広く使用されている。
しかしこの共重合体は吸水し易く、吸水によってガスバ
リヤー性が著しく低下すること、耐ピンホール性、延伸
性が劣っていること、乾燥状態において耐衝撃性が充分
でないこと、耐熱性が悪く、高温で成形できないことな
どの大きな欠点をも有している。このため該共重合体は
単味で用いられることは少なく、専ら他の材料と積層
し、中間層として用いられることが多かった。
【0003】一方、このような欠点を他樹脂とブレンド
することによって改質しようとする提案も数多くなされ
ている。このうち、エチレン・ビニルアルコール共重合
体を主成分とする系においては、上記共重合体の欠点を
顕著に改善することは困難であった。また逆に他樹脂を
主要量で含む系においては、一般にエチレン・ビニルア
ルコール共重合体の有する優れたガスバリヤー性が損な
われるために実際的な解決方法とは言えなかったが、特
公昭51−30104号公報で提案されているポリオレ
フィンとエチレン・ビニルアルコール共重合体を特定条
件下で成形することにより、エチレン・ビニルアルコー
ル含有量の異なる層状構造を形成させる方法は、ガスバ
リヤー性を高い水準に維持しつつ、エチレン・ビニルア
ルコール共重合体の欠点を改善するものとして注目され
ている。しかしながら、この提案ではポリオレフィンと
エチレン・ビニルアルコール共重合体の相溶性が良くな
いため、薄層のフィルムとして利用するには満足すべき
性状のものが得られないという欠点があった。すなわち
薄層のフィルムを製造することが必ずしも容易でなく、
また製造されたフィルムのガスバリヤー性は充分に満足
すべきものとはいえなかった。
することによって改質しようとする提案も数多くなされ
ている。このうち、エチレン・ビニルアルコール共重合
体を主成分とする系においては、上記共重合体の欠点を
顕著に改善することは困難であった。また逆に他樹脂を
主要量で含む系においては、一般にエチレン・ビニルア
ルコール共重合体の有する優れたガスバリヤー性が損な
われるために実際的な解決方法とは言えなかったが、特
公昭51−30104号公報で提案されているポリオレ
フィンとエチレン・ビニルアルコール共重合体を特定条
件下で成形することにより、エチレン・ビニルアルコー
ル含有量の異なる層状構造を形成させる方法は、ガスバ
リヤー性を高い水準に維持しつつ、エチレン・ビニルア
ルコール共重合体の欠点を改善するものとして注目され
ている。しかしながら、この提案ではポリオレフィンと
エチレン・ビニルアルコール共重合体の相溶性が良くな
いため、薄層のフィルムとして利用するには満足すべき
性状のものが得られないという欠点があった。すなわち
薄層のフィルムを製造することが必ずしも容易でなく、
また製造されたフィルムのガスバリヤー性は充分に満足
すべきものとはいえなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らはこのよう
な現状に鑑み、エチレン・ビニルアルコール共重合体の
有する前記欠点をできるだけ改善し、しかも肉薄のフィ
ルムにおいても充分なガスバリヤー性を有する素材を得
るべく検討を行った。その結果、後記する3種のエチレ
ン共重合体の組合せにより、所望性状の素材が得られる
ことを知った。
な現状に鑑み、エチレン・ビニルアルコール共重合体の
有する前記欠点をできるだけ改善し、しかも肉薄のフィ
ルムにおいても充分なガスバリヤー性を有する素材を得
るべく検討を行った。その結果、後記する3種のエチレ
ン共重合体の組合せにより、所望性状の素材が得られる
ことを知った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、不飽和エステ
ル含有量が10〜35重量%のエチレン・不飽和エステ
ル共重合体(A)30〜75重量%、エチレン含有量が
60〜90モル%の非晶性もしくは低結晶性エチレン・
α−オレフィン共重合体の不飽和カルボン酸もしくはそ
の無水物によるグラフト変性物(B)1〜40重量%及
びビニルアルコール含有量が50〜80モル%のエチレ
ン・ビニルアルコール共重合体(C)20〜50重量%
からなるエチレン共重合体組成物である。
ル含有量が10〜35重量%のエチレン・不飽和エステ
ル共重合体(A)30〜75重量%、エチレン含有量が
60〜90モル%の非晶性もしくは低結晶性エチレン・
α−オレフィン共重合体の不飽和カルボン酸もしくはそ
の無水物によるグラフト変性物(B)1〜40重量%及
びビニルアルコール含有量が50〜80モル%のエチレ
ン・ビニルアルコール共重合体(C)20〜50重量%
からなるエチレン共重合体組成物である。
【0006】本発明において用いられるエチレン・不飽
和エステル共重合体(A)は、不飽和エステル含有量が
10〜35重量%、好ましくは15〜28重量%のもの
である。不飽和エステル含有量が前記範囲より少ない共
重合体を用いた場合には、ガスバリヤー性の優れた組成
物を得ることは難かしく、またその含有量が前記範囲よ
り多いものは、フィルム容器等の包装材料としては強度
が小さく適当でない。該共重合体としては190℃,2
160g荷重で測定したメルトフローレートが0.5〜
20g/10分、とくに1〜15g/10分のものを用
いるのが好ましい。共重合体の重合成分である不飽和エ
ステルは、カルボン酸不飽和エステルあるいは不飽和カ
ルボン酸エステルのいずれであってもよく、例えば酢酸
ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルな
どを代表例として例示することができる。アクリル酸又
はメタクリル酸のエステルとしては、例えば炭素数1〜
8のアルキルエステル、とくにメチルエステル又はエチ
ルエステルが好適である。
和エステル共重合体(A)は、不飽和エステル含有量が
10〜35重量%、好ましくは15〜28重量%のもの
である。不飽和エステル含有量が前記範囲より少ない共
重合体を用いた場合には、ガスバリヤー性の優れた組成
物を得ることは難かしく、またその含有量が前記範囲よ
り多いものは、フィルム容器等の包装材料としては強度
が小さく適当でない。該共重合体としては190℃,2
160g荷重で測定したメルトフローレートが0.5〜
20g/10分、とくに1〜15g/10分のものを用
いるのが好ましい。共重合体の重合成分である不飽和エ
ステルは、カルボン酸不飽和エステルあるいは不飽和カ
ルボン酸エステルのいずれであってもよく、例えば酢酸
ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルな
どを代表例として例示することができる。アクリル酸又
はメタクリル酸のエステルとしては、例えば炭素数1〜
8のアルキルエステル、とくにメチルエステル又はエチ
ルエステルが好適である。
【0007】本発明で用いられるグラフト変性物(B)
の原料となるエチレン・α−オレフィン共重合体は、エ
チレンの重合割合が60〜90モル%、好ましくは70
〜85モル%である低結晶性もしくは非晶性のものであ
って、X線回折法による結晶化度は通常30%以下、好
ましくは20%以下のものである。該共重合体における
α−オレフィンは、炭素数3〜8程度のものが好まし
く、とくにプロピレン又は1−ブテンが好ましい。また
該共重合体としては、190℃,2160g荷重におけ
るメルトフローレートが、0.3〜50g/10分、と
くに0.5〜20g/10分のものを用いるのが好まし
い。
の原料となるエチレン・α−オレフィン共重合体は、エ
チレンの重合割合が60〜90モル%、好ましくは70
〜85モル%である低結晶性もしくは非晶性のものであ
って、X線回折法による結晶化度は通常30%以下、好
ましくは20%以下のものである。該共重合体における
α−オレフィンは、炭素数3〜8程度のものが好まし
く、とくにプロピレン又は1−ブテンが好ましい。また
該共重合体としては、190℃,2160g荷重におけ
るメルトフローレートが、0.3〜50g/10分、と
くに0.5〜20g/10分のものを用いるのが好まし
い。
【0008】エチレン・α−オレフィン共重合体のグラ
フト成分として用いられる不飽和カルボン酸もしくはそ
の無水物としては、アクリル酸、メタクリル酸、フマル
酸、マレイン酸、ナジック酸、無水マレイン酸、無水イ
タコン酸、無水ナジック酸などを挙げることができる。
これらの中では無水マレイン酸が最も好ましい。不飽和
カルボン酸もしくはその無水物のグラフト量は0.03
〜7重量%、とくに0.05〜5重量%の範囲が望まし
い。
フト成分として用いられる不飽和カルボン酸もしくはそ
の無水物としては、アクリル酸、メタクリル酸、フマル
酸、マレイン酸、ナジック酸、無水マレイン酸、無水イ
タコン酸、無水ナジック酸などを挙げることができる。
これらの中では無水マレイン酸が最も好ましい。不飽和
カルボン酸もしくはその無水物のグラフト量は0.03
〜7重量%、とくに0.05〜5重量%の範囲が望まし
い。
【0009】本発明で用いられるエチレン・ビニルアル
コール共重合体(C)は、ビニルアルコール含有量が5
0〜80モル%、好ましくは55〜75モル%のもので
ある。このような共重合体は、相当するエチレン・酢酸
ビニル共重合体をケン化度95%以上、好ましくは99
%以上となる割合でケン化することによって得られる。
エチレン・ビニルアルコール共重合体としてはまた、2
10℃,2160g荷重におけるメルトフローレートが
0.5〜30g/10分、とくに1〜20g/10分の
ものを用いるのがよい。
コール共重合体(C)は、ビニルアルコール含有量が5
0〜80モル%、好ましくは55〜75モル%のもので
ある。このような共重合体は、相当するエチレン・酢酸
ビニル共重合体をケン化度95%以上、好ましくは99
%以上となる割合でケン化することによって得られる。
エチレン・ビニルアルコール共重合体としてはまた、2
10℃,2160g荷重におけるメルトフローレートが
0.5〜30g/10分、とくに1〜20g/10分の
ものを用いるのがよい。
【0010】本発明のエチレン共重合体組成物からガス
バリアー性良好な成形構造体を容易に得るためには、エ
チレン・ビニルアルコール共重合体(C)として220
℃,100sec-1の剪断速度下での溶融見掛け粘度
が、エチレン・不飽和エステル共重合体(A)のそれよ
り300〜1000Pa・S、好ましくは400〜90
0Pa・S小さいものを用いるのが好ましい。
バリアー性良好な成形構造体を容易に得るためには、エ
チレン・ビニルアルコール共重合体(C)として220
℃,100sec-1の剪断速度下での溶融見掛け粘度
が、エチレン・不飽和エステル共重合体(A)のそれよ
り300〜1000Pa・S、好ましくは400〜90
0Pa・S小さいものを用いるのが好ましい。
【0011】本発明のエチレン共重合体組成物は、エチ
レン・不飽和エステル共重合体(A)が30〜75重量
%、好ましくは40〜65重量%、グラフト変性物
(B)が1〜40重量%、好ましくは5〜30重量%、
エチレン・ビニルアルコール共重合体(C)が20〜5
0重量%、好ましくは30〜45重量%である。エチレ
ン・ビニルアルコール共重合体(C)は、本発明の組成
物のガスバリヤー性に寄与する重要な成分であり、少な
くとも20重量%必要であるが一方あまり多量に使用す
ると(C)成分の吸水性、耐熱性、耐ピンホール性など
における欠点が顕在化したり、押出混練性、フィルム成
形性が不安定となるので50重量%以下とするのが望ま
しい。
レン・不飽和エステル共重合体(A)が30〜75重量
%、好ましくは40〜65重量%、グラフト変性物
(B)が1〜40重量%、好ましくは5〜30重量%、
エチレン・ビニルアルコール共重合体(C)が20〜5
0重量%、好ましくは30〜45重量%である。エチレ
ン・ビニルアルコール共重合体(C)は、本発明の組成
物のガスバリヤー性に寄与する重要な成分であり、少な
くとも20重量%必要であるが一方あまり多量に使用す
ると(C)成分の吸水性、耐熱性、耐ピンホール性など
における欠点が顕在化したり、押出混練性、フィルム成
形性が不安定となるので50重量%以下とするのが望ま
しい。
【0012】エチレン・ビニルアルコール共重合体
(C)にエチレン・不飽和エステル共重合体(A)のみ
を配合することによっても、少量の(C)成分の使用で
優れたガスバリヤー性を得ることができるが、このよう
な2成分系においては、押出混練性、フィルム成形性に
おいて若干不充分な点がある。本発明においては、
(C)成分に配合させる(A)成分の一部をグラフト変
性物(B)に置き換えることにより、ガスバリヤー性を
それ程低下させることなく、上記難点を改善するもので
ある。グラフト変性物(B)の置換量が多くなりすぎる
とガスバリヤー性は低下するので、成形性が満足できる
程度の適量を用いることが望ましい。
(C)にエチレン・不飽和エステル共重合体(A)のみ
を配合することによっても、少量の(C)成分の使用で
優れたガスバリヤー性を得ることができるが、このよう
な2成分系においては、押出混練性、フィルム成形性に
おいて若干不充分な点がある。本発明においては、
(C)成分に配合させる(A)成分の一部をグラフト変
性物(B)に置き換えることにより、ガスバリヤー性を
それ程低下させることなく、上記難点を改善するもので
ある。グラフト変性物(B)の置換量が多くなりすぎる
とガスバリヤー性は低下するので、成形性が満足できる
程度の適量を用いることが望ましい。
【0013】なおこのようなグラフト変性物(B)の代
りに、エチレン−酢酸ビニル共重合体グラフト変性物の
ような、他の同様なグラフト変性物を用いた場合には配
合許容巾が狭く、場合によっては大巾にガスバリヤー性
を低下させるなどの欠点を生ずるのに対し、本発明にお
いてはグラフト変性物(B)の性状や配合量を広範囲に
選択できるという利点がある。
りに、エチレン−酢酸ビニル共重合体グラフト変性物の
ような、他の同様なグラフト変性物を用いた場合には配
合許容巾が狭く、場合によっては大巾にガスバリヤー性
を低下させるなどの欠点を生ずるのに対し、本発明にお
いてはグラフト変性物(B)の性状や配合量を広範囲に
選択できるという利点がある。
【0014】本発明の組成物には使用目的に応じ種々の
添加剤を配合することができる。このような添加剤とし
て、例えば酸化防止剤、熱安定剤、乾燥剤、核剤、帯電
防止剤のほか、雲母の如きバリヤー性付与充填剤などを
例示することができる。乾燥剤の添加はエチレン・ビニ
ルアルコール共重合体成分の吸水によるガスバリヤー性
低下傾向を緩和させることができる。また雲母の配合
は、ガスバリヤー性を顕著に向上させることができる。
添加剤を配合することができる。このような添加剤とし
て、例えば酸化防止剤、熱安定剤、乾燥剤、核剤、帯電
防止剤のほか、雲母の如きバリヤー性付与充填剤などを
例示することができる。乾燥剤の添加はエチレン・ビニ
ルアルコール共重合体成分の吸水によるガスバリヤー性
低下傾向を緩和させることができる。また雲母の配合
は、ガスバリヤー性を顕著に向上させることができる。
【0015】本発明における組成物からフィルム、シー
ト、中空容器などに成形することができる。またシート
から真空成形、圧空成形の如き二次加工を行い、所望形
状の容器に成形することができる。フィルムやシートな
どの押出成形に際しては、通常の混練機能を備えた押出
機を用いればよく、とくに層流となるような押出条件を
採用する必要はない。
ト、中空容器などに成形することができる。またシート
から真空成形、圧空成形の如き二次加工を行い、所望形
状の容器に成形することができる。フィルムやシートな
どの押出成形に際しては、通常の混練機能を備えた押出
機を用いればよく、とくに層流となるような押出条件を
採用する必要はない。
【0016】このような各種成形品においては、本発明
の組成物のみで構成されていてもよく、また他の材料と
組合せて2層又はそれ以上の多層構造として用いてもよ
い。上記他の材料としては、例えば高密度ポリエチレ
ン、中空度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−4−メチル
−1−ペンテンなどのポリオレフィン類、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポ
リエステル類、ナイロン−6、ナイロン−6,6のよう
なポリアミド類等で代表される熱可塑性樹脂、ポリウレ
タンのような熱硬化性樹脂、各種エラストマー、アルミ
箔の如き金属材料、紙などを例示することができる。多
層構造で使用するに際して、本発明の組成物の層は1層
又は2層以上であってもよく、また表面層としてあるい
は中間層として使用することができる。
の組成物のみで構成されていてもよく、また他の材料と
組合せて2層又はそれ以上の多層構造として用いてもよ
い。上記他の材料としては、例えば高密度ポリエチレ
ン、中空度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−4−メチル
−1−ペンテンなどのポリオレフィン類、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポ
リエステル類、ナイロン−6、ナイロン−6,6のよう
なポリアミド類等で代表される熱可塑性樹脂、ポリウレ
タンのような熱硬化性樹脂、各種エラストマー、アルミ
箔の如き金属材料、紙などを例示することができる。多
層構造で使用するに際して、本発明の組成物の層は1層
又は2層以上であってもよく、また表面層としてあるい
は中間層として使用することができる。
【0017】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。なお、実施例、比較例における樹脂の混練方法、
成形加工法及び評価、分析法は以下の条件、方法で行な
った。
する。なお、実施例、比較例における樹脂の混練方法、
成形加工法及び評価、分析法は以下の条件、方法で行な
った。
【0018】1)樹脂の混練方法
所定の割合の樹脂を次の条件で溶融混合した。
混練機…30mmφ単軸押出機
スクリュー…先端ダルメージ型シングルフライトスクリ
ューL/D=33 バレル温度(℃) C1 C2 C3 C4 C5 D 80 150 180 200 200 180 スクリュー回転数…40rpm
ューL/D=33 バレル温度(℃) C1 C2 C3 C4 C5 D 80 150 180 200 200 180 スクリュー回転数…40rpm
【0019】2)押出混練性
1)の樹脂混練時、ダイスより押出されてきた溶融樹脂
のストランド状態を目視で観察、判定した。
のストランド状態を目視で観察、判定した。
【0020】3)フィルム成形法及び成形性評価
30mm径単軸フルフライト押出機から成るインフレーシ
ョン成形機にて下記条件でインフレーションフィルムを
成形した。 バレル温度(℃) C1 C2 C3 C4 H D 150 200 200 200 200 200 実施例2以外、 実施例2 スクリュー回転数 … 45rpm 60rpm 引き取り速度 … 3m/min 4m/min フィルム厚み … 50μm 50μm ブローアップ比 … 2.8 2.8 フィルム成形性はこのインフレーションフィルム成形時
のバブル安定状態を観察することにより判定した。実施
例2では押出機からの吐出速度を変えて成形した。な
お、これらの成形条件は通常のインフレーションフィル
ム成形法であり、特にエチレン・ビニルアルコール樹脂
の分散や流れ状態を制御したものではない。
ョン成形機にて下記条件でインフレーションフィルムを
成形した。 バレル温度(℃) C1 C2 C3 C4 H D 150 200 200 200 200 200 実施例2以外、 実施例2 スクリュー回転数 … 45rpm 60rpm 引き取り速度 … 3m/min 4m/min フィルム厚み … 50μm 50μm ブローアップ比 … 2.8 2.8 フィルム成形性はこのインフレーションフィルム成形時
のバブル安定状態を観察することにより判定した。実施
例2では押出機からの吐出速度を変えて成形した。な
お、これらの成形条件は通常のインフレーションフィル
ム成形法であり、特にエチレン・ビニルアルコール樹脂
の分散や流れ状態を制御したものではない。
【0021】4)MFR(メルトフローレート)
JIS K−6760
温度 190℃
荷重 2160gr
【0022】5)酸素ガス透過量測定
東洋精機製ガス透過試験機(差圧法)を用い、3)で得
られた50μm厚みフィルムの23℃×50%RH雰囲
気下での酸素ガス透過量を測定した。 6)溶融見掛け粘度 インストロン社(米国)製キャピラリレオメーター3211
型を用い、規定の溶融温度、剪断速度下における剪断応
力を検出し、溶融見掛け粘度を算出した。詳細を次に記
す。 キャピラリレオメーター3211型仕様 プランジャー速度・・・0.06〜20 cm/min 荷重容量 ・・・500 〜2000 Kg 測定温度 ・・・40〜 399℃ 温度制御 ・・・バレル部±2℃ キャピラリー部±0.5 ℃ バレル ・・・直径0.953 ±0.0013cm 有効長25cm(キャピラリー部を含む) キャピラリー ・・・直径0.0762cm 長さ2.54cm 材質 タングステンカーバイド 流入角度 ・・・90度
られた50μm厚みフィルムの23℃×50%RH雰囲
気下での酸素ガス透過量を測定した。 6)溶融見掛け粘度 インストロン社(米国)製キャピラリレオメーター3211
型を用い、規定の溶融温度、剪断速度下における剪断応
力を検出し、溶融見掛け粘度を算出した。詳細を次に記
す。 キャピラリレオメーター3211型仕様 プランジャー速度・・・0.06〜20 cm/min 荷重容量 ・・・500 〜2000 Kg 測定温度 ・・・40〜 399℃ 温度制御 ・・・バレル部±2℃ キャピラリー部±0.5 ℃ バレル ・・・直径0.953 ±0.0013cm 有効長25cm(キャピラリー部を含む) キャピラリー ・・・直径0.0762cm 長さ2.54cm 材質 タングステンカーバイド 流入角度 ・・・90度
【0023】実施例、比較例に用いた樹脂を表1および
表2に示す。
表2に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】実施例1〜12
表1に記載したエチレン・酢酸ビニル共重合体(A)、
表2に記載したエチレン・α−オレフィン共重合体グラ
フト変性物(B)およびエチレン・ビニルアルコール共
重合体(C)の3成分を前記1)の方法で混練し、押出
混練性、MFR及び酸素透過量等の性能を評価した。結
果を表3に示す。
表2に記載したエチレン・α−オレフィン共重合体グラ
フト変性物(B)およびエチレン・ビニルアルコール共
重合体(C)の3成分を前記1)の方法で混練し、押出
混練性、MFR及び酸素透過量等の性能を評価した。結
果を表3に示す。
【0027】
【表3】
【0028】比較例1〜8
表1に記載した各種のエチレン系重合体(A)、表2に
記載したエチレン系共重合体グラフト変性物(B)およ
びエチレン・ビニルアルコール共重合体(C)の3成分
を前記の方法で混練し、押出混練性、MFR及び酸素透
過量等の性能を評価した。結果を表4に示す。
記載したエチレン系共重合体グラフト変性物(B)およ
びエチレン・ビニルアルコール共重合体(C)の3成分
を前記の方法で混練し、押出混練性、MFR及び酸素透
過量等の性能を評価した。結果を表4に示す。
【0029】
【表4】
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、エチレン・ビニルアル
コール共重合体含量が50重量%以下であるにも拘ら
ず、優れたガスバリヤー性を示し、しかも耐ピンホール
性、延伸性、成形性、耐水性等の物性も改善されたエチ
レン共重合体組成物を提供することができる。とくに本
発明の組成物は薄層フィルム状に成形した場合にもガス
バリアー性が良好であるので応用範囲が広く、食品包装
を初めとして種々の包装に利用することができる。
コール共重合体含量が50重量%以下であるにも拘ら
ず、優れたガスバリヤー性を示し、しかも耐ピンホール
性、延伸性、成形性、耐水性等の物性も改善されたエチ
レン共重合体組成物を提供することができる。とくに本
発明の組成物は薄層フィルム状に成形した場合にもガス
バリアー性が良好であるので応用範囲が広く、食品包装
を初めとして種々の包装に利用することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 不飽和エステル含有量が10〜35重量
%のエチレン・不飽和エステル共重合体(A)30〜7
5重量%、エチレン含有量が60〜90モル%の非晶性
もしくは低結晶性エチレン・α−オレフィン共重合体の
不飽和カルボン酸もしくはその無水物によるグラフト変
性物(B)1〜40重量%及びビニルアルコール含有量
が50〜80モル%のエチレン・ビニルアルコール共重
合体(C)20〜50重量%からなるエチレン共重合体
組成物。 - 【請求項2】 220℃,100sec-1の剪断速度下
でのエチレン・ビニルアルコール共重合体(C)の溶融
見掛け粘度が、エチレン・不飽和エステル共重合体
(A)のそれより300〜1000Pa・S小さいこと
を特徴とする請求項1記載のエチレン共重合体組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33618191A JP3222169B2 (ja) | 1990-12-27 | 1991-11-26 | エチレン共重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41515390 | 1990-12-27 | ||
| JP2-415153 | 1990-12-27 | ||
| JP33618191A JP3222169B2 (ja) | 1990-12-27 | 1991-11-26 | エチレン共重合体組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525332A true JPH0525332A (ja) | 1993-02-02 |
| JP3222169B2 JP3222169B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=26575390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33618191A Expired - Fee Related JP3222169B2 (ja) | 1990-12-27 | 1991-11-26 | エチレン共重合体組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3222169B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016188336A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 東ソー株式会社 | 樹脂組成物、接着剤及びその成形体 |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP33618191A patent/JP3222169B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016188336A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 東ソー株式会社 | 樹脂組成物、接着剤及びその成形体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3222169B2 (ja) | 2001-10-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO2009084391A1 (ja) | ポリプロピレン樹脂組成物、該樹脂組成物からなる成形体、及び該成形体の製造方法 | |
| JP7340125B1 (ja) | 多層フィルム、多層構造体、包装材料、回収組成物、及び多層フィルム又は多層構造体の回収方法 | |
| JP5225524B2 (ja) | アイオノマー樹脂組成物及びその用途 | |
| JP3689152B2 (ja) | 樹脂組成物及びその用途 | |
| JP2652507B2 (ja) | 樹脂組成物と二軸延伸フィルム、その製法、および食品包装材 | |
| JP5049122B2 (ja) | 樹脂組成物、樹脂組成物よりなるフィルム又はシート又は積層体 | |
| EP0522166B1 (en) | Ethylenic copolymer molding structure and ethylenic copolymer composition | |
| JP4583697B2 (ja) | 無機化合物を含有する樹脂組成物およびそれを用いた積層体、包装体 | |
| JP3964940B2 (ja) | 樹脂組成物及びその用途 | |
| JP3222169B2 (ja) | エチレン共重合体組成物 | |
| JPH0764942B2 (ja) | 多孔性シ−トの製造方法 | |
| JP3222172B2 (ja) | エチレン共重合体組成物 | |
| JP3737547B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物及びその用途 | |
| JP3629096B2 (ja) | 樹脂組成物およびその用途 | |
| JP2023094110A (ja) | 多層フィルム及びそれを用いた包装材料 | |
| JP3222170B2 (ja) | エチレン共重合体組成物の成形構造体 | |
| JPH0465855B2 (ja) | ||
| JP4483185B2 (ja) | フィルム | |
| JPH08120111A (ja) | 軟質ポリオレフィン樹脂造粒体 | |
| EP0390113B1 (en) | Multilayered structure | |
| JP2008524414A (ja) | ヒートシール可能なポリオレフィンフィルム | |
| JP5220086B2 (ja) | アイオノマー樹脂組成物の製造方法 | |
| JP3404942B2 (ja) | 樹脂組成物およびそれを用いた成形物 | |
| JP2653774B2 (ja) | 相溶化方法 | |
| JPH10330533A (ja) | 樹脂組成物の製法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010807 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070817 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080817 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |