JPH05254108A - 段ボールシート加工装置のシート供給制御方法および装置 - Google Patents
段ボールシート加工装置のシート供給制御方法および装置Info
- Publication number
- JPH05254108A JPH05254108A JP4089771A JP8977192A JPH05254108A JP H05254108 A JPH05254108 A JP H05254108A JP 4089771 A JP4089771 A JP 4089771A JP 8977192 A JP8977192 A JP 8977192A JP H05254108 A JPH05254108 A JP H05254108A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- unit
- differential positioning
- corrugated cardboard
- positioning mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シート繰出し時の滑り等により同期位置にズ
レを生じた場合に、ズレ量だけ各ユニット毎に補正を加
えて段ボールシートの良好な加工を実現する。 【構成】 シート供給装置と、プリンタユニットと、回
転ユニットとからなり、各シリンダは差動位置決め機構
で初期位置決めされる段ボールシート加工装置におい
て、シート検出センサがシートの送り出し長さを算出
し、この長さから該シートの設定長さを控除することで
各シート供給毎のズレ量を算出し、差動位置決め機構で
の初期レジスタ値にズレ量を夫々加算して補正目標値と
なる新設定値を求め、第1の差動位置決め機構にシート
検出が完了したタイミングで新補正値を与え、以後のプ
リンタユニット等に関しては、上流側ユニットでのシリ
ンダとの距離がパルス換算値に達したタイミング毎に、
対応の差動位置決め機構に新補正値を与える。
レを生じた場合に、ズレ量だけ各ユニット毎に補正を加
えて段ボールシートの良好な加工を実現する。 【構成】 シート供給装置と、プリンタユニットと、回
転ユニットとからなり、各シリンダは差動位置決め機構
で初期位置決めされる段ボールシート加工装置におい
て、シート検出センサがシートの送り出し長さを算出
し、この長さから該シートの設定長さを控除することで
各シート供給毎のズレ量を算出し、差動位置決め機構で
の初期レジスタ値にズレ量を夫々加算して補正目標値と
なる新設定値を求め、第1の差動位置決め機構にシート
検出が完了したタイミングで新補正値を与え、以後のプ
リンタユニット等に関しては、上流側ユニットでのシリ
ンダとの距離がパルス換算値に達したタイミング毎に、
対応の差動位置決め機構に新補正値を与える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、段ボールシート加工
装置のシート供給制御方法および装置に関し、更に詳細
には、プリンタスロッタやプリンタスコアラの如く数基
のユニットを複合的に直列に配列してなる段ボールシー
ト加工装置において、シート供給装置から段ボールシー
トをプリンタユニットに向け繰出すに際し、該シートと
シート繰出しロールとの間に生ずる滑り等により、予め
設定した印刷やスロッティング等の同期位置にズレを生
じた場合に、このズレた量だけ対応の各ユニット毎に逐
次補正するようにして、段ボールシートの良好な加工を
実現したシート供給制御方法および装置に関するもので
ある。
装置のシート供給制御方法および装置に関し、更に詳細
には、プリンタスロッタやプリンタスコアラの如く数基
のユニットを複合的に直列に配列してなる段ボールシー
ト加工装置において、シート供給装置から段ボールシー
トをプリンタユニットに向け繰出すに際し、該シートと
シート繰出しロールとの間に生ずる滑り等により、予め
設定した印刷やスロッティング等の同期位置にズレを生
じた場合に、このズレた量だけ対応の各ユニット毎に逐
次補正するようにして、段ボールシートの良好な加工を
実現したシート供給制御方法および装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】段ボールシートを連続的に製造するコルゲ
ータラインの下流側に配設されるプリンタスロッタ(多
色輪転印刷機と溝切り機の複合装置)やプリンタスコア
ラ(多色輪転印刷機と罫線機の複合装置)の如く、複数か
つ等径の回転シリンダを直列に備える段ボールシート加
工装置では、夫々の回転シリンダは加工接点(下死点ま
たは上死点)に対し夫々固有の機械的な基準点を有して
いる。そして一連の経時的な加工工程の進展に応じて、
各基準点が順次対応の加工接点にタイミングよく到来す
るよう、各基準点の正確な同期が図られるようになって
いる。しかるに前記複合装置の構成単位をなす各ユニッ
トは、作業準備や点検のため相互に分離自在に構成さ
れ、かつ各シリンダは印版の装着や溝切り刃の位置調節
等のため単独で自由回転させられる。このため前述のセ
ッティング作業が完了し、各ユニットを再結合した時点
では、各シリンダの基準点の相対的な位置関係はランダ
ムになっている。従って、このままの状態では装置を稼
動させる訳にはいかず、稼動に先立ち前記一連の基準点
の同調をとってやる必要がある。
ータラインの下流側に配設されるプリンタスロッタ(多
色輪転印刷機と溝切り機の複合装置)やプリンタスコア
ラ(多色輪転印刷機と罫線機の複合装置)の如く、複数か
つ等径の回転シリンダを直列に備える段ボールシート加
工装置では、夫々の回転シリンダは加工接点(下死点ま
たは上死点)に対し夫々固有の機械的な基準点を有して
いる。そして一連の経時的な加工工程の進展に応じて、
各基準点が順次対応の加工接点にタイミングよく到来す
るよう、各基準点の正確な同期が図られるようになって
いる。しかるに前記複合装置の構成単位をなす各ユニッ
トは、作業準備や点検のため相互に分離自在に構成さ
れ、かつ各シリンダは印版の装着や溝切り刃の位置調節
等のため単独で自由回転させられる。このため前述のセ
ッティング作業が完了し、各ユニットを再結合した時点
では、各シリンダの基準点の相対的な位置関係はランダ
ムになっている。従って、このままの状態では装置を稼
動させる訳にはいかず、稼動に先立ち前記一連の基準点
の同調をとってやる必要がある。
【0003】先ずこの関係を、図4に示す段ボールシー
ト加工装置の典型であるプリンタスロッタを例示して説
明する。段ボールシート加工装置は、段ボールシート1
0を1枚づつ繰出し供給するシート供給装置12と、該
シート10に第1の印刷を施す第1プリンタユニット1
4と、該シート10に第2の印刷を施す第2プリンタユ
ニット16と、所要の多色印刷がなされた該シート10
にクリーズィング(罫線入れ)を施すクリーザユニット1
8と、罫線入れがなされた該シート10にスロッティン
グを施すスロッタユニット20との直列配列により構成
されている。すなわちシート供給装置12は、そのベッ
ド22に多数の段ボールシート10を積層載置し、例え
ばキッカー(図示せず)により所要のタイミングで該シー
ト10を1枚づつ第1プリンタユニット14に向け蹴り
出すようになっている。蹴り出された段ボールシート1
0は、シート供給装置12と第1プリンタユニット14
との間に設けたシート繰出しロール24,24により挟
圧され、下流側へ水平に供給される。第1プリンタユニ
ット14は、上下の関係で配設した印刷シリンダ26と
プレスシリンダ28とを備え、インキ付けロール29か
らインキの供給を受けて、両シリンダ26,28の間を
通過する段ボールシート10に第1の印刷を施す。また
第2プリンタユニット16も全く同一の構成を有して、
第1の印刷がなされた該シート10に第2の印刷を行な
うようになっている。このプリンタユニットは、単色刷
りの場合は1基で足りるが、多くは2基以上が連結され
て多色印刷が可能になっている。
ト加工装置の典型であるプリンタスロッタを例示して説
明する。段ボールシート加工装置は、段ボールシート1
0を1枚づつ繰出し供給するシート供給装置12と、該
シート10に第1の印刷を施す第1プリンタユニット1
4と、該シート10に第2の印刷を施す第2プリンタユ
ニット16と、所要の多色印刷がなされた該シート10
にクリーズィング(罫線入れ)を施すクリーザユニット1
8と、罫線入れがなされた該シート10にスロッティン
グを施すスロッタユニット20との直列配列により構成
されている。すなわちシート供給装置12は、そのベッ
ド22に多数の段ボールシート10を積層載置し、例え
ばキッカー(図示せず)により所要のタイミングで該シー
ト10を1枚づつ第1プリンタユニット14に向け蹴り
出すようになっている。蹴り出された段ボールシート1
0は、シート供給装置12と第1プリンタユニット14
との間に設けたシート繰出しロール24,24により挟
圧され、下流側へ水平に供給される。第1プリンタユニ
ット14は、上下の関係で配設した印刷シリンダ26と
プレスシリンダ28とを備え、インキ付けロール29か
らインキの供給を受けて、両シリンダ26,28の間を
通過する段ボールシート10に第1の印刷を施す。また
第2プリンタユニット16も全く同一の構成を有して、
第1の印刷がなされた該シート10に第2の印刷を行な
うようになっている。このプリンタユニットは、単色刷
りの場合は1基で足りるが、多くは2基以上が連結され
て多色印刷が可能になっている。
【0004】またクリーザユニット18は、上下の関係
で罫線ヘッド30,30を備え、印刷済みの段ボールシ
ート10に所要のクリーズィングを施し、次工程のスロ
ッタユニット20は、上下の関係で配設した溝切りヘッ
ド32,32により該シート10に所要のスロッティン
グを施すようになっている。夫々のユニットは、共通の
レール34上を車輪36を介して自在に移動可能で、こ
れにより各ユニットの結合・分離をなし得る。なお前記
の印刷シリンダ26,プレスシリンダ28,罫線ヘッド3
0および溝切りヘッド32を、厳密にはシリンダと云え
ないものもあるが、本明細書では便宜的に「回転シリン
ダ」と称することもある。そして、前述の如くセッティ
ング作業を完了して各ユニットを再結合した時点では、
これらの回転シリンダの基準点の相対位置はズレを来し
ているので、稼動に先立ち一連の基準点を同期させる必
要がある。
で罫線ヘッド30,30を備え、印刷済みの段ボールシ
ート10に所要のクリーズィングを施し、次工程のスロ
ッタユニット20は、上下の関係で配設した溝切りヘッ
ド32,32により該シート10に所要のスロッティン
グを施すようになっている。夫々のユニットは、共通の
レール34上を車輪36を介して自在に移動可能で、こ
れにより各ユニットの結合・分離をなし得る。なお前記
の印刷シリンダ26,プレスシリンダ28,罫線ヘッド3
0および溝切りヘッド32を、厳密にはシリンダと云え
ないものもあるが、本明細書では便宜的に「回転シリン
ダ」と称することもある。そして、前述の如くセッティ
ング作業を完了して各ユニットを再結合した時点では、
これらの回転シリンダの基準点の相対位置はズレを来し
ているので、稼動に先立ち一連の基準点を同期させる必
要がある。
【0005】この同期合わせ(以下「初期位置決め」とい
う)のため夫々の回転シリンダ26,26,30,32の回
転軸に、モータ駆動式の差動位置決め機構DB,DC,D
D,DEが対応的に配設されている。この差動位置決め
機構としては、例えばハーモニックドライブ社のウェー
ブジェネレータ機構が好適に使用され、セッティング作
業が終了して各ユニットを再結合した後に、各対応の機
構のモータを駆動することにより、一連の回転シリンダ
の基準点に関する初期位置決めがなされる。すなわち、
内蔵のモータ(図示せず)を駆動して差動位置決め機構D
B,DC,DD,DEを作動させ、各対応の回転シリンダ
26,26,30,32を正逆方向に僅かに回動して初期
位置決めを行なうものである。なお、この初期位置を夫
々の差動位置決め機構DB,DC,DD,DEで設定した
際の対応レジスタ値を、ここでは便宜的にRB,RC,R
D,REと称するものとする。
う)のため夫々の回転シリンダ26,26,30,32の回
転軸に、モータ駆動式の差動位置決め機構DB,DC,D
D,DEが対応的に配設されている。この差動位置決め
機構としては、例えばハーモニックドライブ社のウェー
ブジェネレータ機構が好適に使用され、セッティング作
業が終了して各ユニットを再結合した後に、各対応の機
構のモータを駆動することにより、一連の回転シリンダ
の基準点に関する初期位置決めがなされる。すなわち、
内蔵のモータ(図示せず)を駆動して差動位置決め機構D
B,DC,DD,DEを作動させ、各対応の回転シリンダ
26,26,30,32を正逆方向に僅かに回動して初期
位置決めを行なうものである。なお、この初期位置を夫
々の差動位置決め機構DB,DC,DD,DEで設定した
際の対応レジスタ値を、ここでは便宜的にRB,RC,R
D,REと称するものとする。
【0006】
【発明が解決すべき課題】先に述べたプリンタスロッタ
の如きシート加工装置に使用される段ボールシートは、
その縦横寸法や厚みが一定の規格となるよう定められて
いる。しかし段ボールシートの材質や反り、前記シート
供給装置に設けたシート繰出しロールの間隔、シート供
給速度その他シート積層量等の各種要因によって、該シ
ートが前記繰出しロールとの間で滑り(スリップ)を生ず
ることがある。このようにシート供給装置からの段ボー
ルシートが供給の途次で滑りを生ずると、前記差動位置
決め機構により、一連のプリンタユニット、クリーザユ
ニット、スロッタユニット等における印刷、クリーズィ
ング、スロッティング等の初期位置決めを予めしておい
ても、各回転シリンダによる各種の加工に不可避的にズ
レが発生する。例えば、試運転時に低速で段ボールシー
トを加工すると高い精度が得られるが、実用運転に入っ
て速度を上げるに従い、印刷の仕上がりや切込み等にズ
レを生じて、商品価値に悪影響を及ぼす事態が往々にし
てみられるものである。
の如きシート加工装置に使用される段ボールシートは、
その縦横寸法や厚みが一定の規格となるよう定められて
いる。しかし段ボールシートの材質や反り、前記シート
供給装置に設けたシート繰出しロールの間隔、シート供
給速度その他シート積層量等の各種要因によって、該シ
ートが前記繰出しロールとの間で滑り(スリップ)を生ず
ることがある。このようにシート供給装置からの段ボー
ルシートが供給の途次で滑りを生ずると、前記差動位置
決め機構により、一連のプリンタユニット、クリーザユ
ニット、スロッタユニット等における印刷、クリーズィ
ング、スロッティング等の初期位置決めを予めしておい
ても、各回転シリンダによる各種の加工に不可避的にズ
レが発生する。例えば、試運転時に低速で段ボールシー
トを加工すると高い精度が得られるが、実用運転に入っ
て速度を上げるに従い、印刷の仕上がりや切込み等にズ
レを生じて、商品価値に悪影響を及ぼす事態が往々にし
てみられるものである。
【0007】このようなズレの発生に対処する手段とし
て、例えばシート供給装置から蹴り出された段ボールシ
ートのズレ量を電気的に計測し、そのズレ量に相当する
量だけシート繰出しロールの間隔を自動的に調整する装
置が提案されている。しかしこの装置では、ズレの発生
を検出してからロール間隔を自動調整するのにかなりの
時間を要し、そのズレが解消するまでの間は段ボールシ
ートの不良加工が続行されてしまうことになる。またズ
レ解消のためシート繰出しロールの間隔調整を行なう
と、ときとしてロール間隔が狭くなり過ぎてしまい、段
ボールシートの段部が押し潰されて、加工後のシートの
強度が低下してしまう難点がある。このようなロール間
隔の自動調整装置がない場合は、作業者が一連の加工が
終了した段ボールシートの仕上がり状態を肉眼やスケー
ルで観察・測定し、経験に基づいて前記シート繰出しロ
ールの間隔を調節する作業を行なっている。このとき
も、適切な間隔に再設定されるまでに、不良に加工され
た段ボールシートが多数生産される欠点がある。また、
加工後の段ボールシートに生じたズレ量を目視で確認
し、プリンタユニットやスロッタユニット等における回
転シリンダの位置を前記差動位置決め機構で微調整する
ことも実施されているが、このときは複数のユニットに
関して対応的に同様の調整を行なう必要があり、多くの
時間と煩雑な作業とを要する欠点が指摘される。
て、例えばシート供給装置から蹴り出された段ボールシ
ートのズレ量を電気的に計測し、そのズレ量に相当する
量だけシート繰出しロールの間隔を自動的に調整する装
置が提案されている。しかしこの装置では、ズレの発生
を検出してからロール間隔を自動調整するのにかなりの
時間を要し、そのズレが解消するまでの間は段ボールシ
ートの不良加工が続行されてしまうことになる。またズ
レ解消のためシート繰出しロールの間隔調整を行なう
と、ときとしてロール間隔が狭くなり過ぎてしまい、段
ボールシートの段部が押し潰されて、加工後のシートの
強度が低下してしまう難点がある。このようなロール間
隔の自動調整装置がない場合は、作業者が一連の加工が
終了した段ボールシートの仕上がり状態を肉眼やスケー
ルで観察・測定し、経験に基づいて前記シート繰出しロ
ールの間隔を調節する作業を行なっている。このとき
も、適切な間隔に再設定されるまでに、不良に加工され
た段ボールシートが多数生産される欠点がある。また、
加工後の段ボールシートに生じたズレ量を目視で確認
し、プリンタユニットやスロッタユニット等における回
転シリンダの位置を前記差動位置決め機構で微調整する
ことも実施されているが、このときは複数のユニットに
関して対応的に同様の調整を行なう必要があり、多くの
時間と煩雑な作業とを要する欠点が指摘される。
【0008】
【発明の目的】この発明は、段ボールシート加工装置に
内在している前記の欠点に鑑み、これを好適に解決する
べく提案されたものであって、プリンタスロッタの如く
数基のユニットを複合的に直列に配列してなる段ボール
シート加工装置において、シート供給装置から段ボール
シートを各種の回転ユニットに向け繰出すに際し、該シ
ートとシート繰出しロールとの間に生ずる滑り等の要因
により、予め設定した印刷やスロッティング等の初期位
置決めした同期位置にズレを生じた場合に、このズレた
量だけ対応の各ユニット毎に逐次補正を加えるようにし
て、段ボールシートの良好な加工を実現し得るシート供
給制御方法およびその装置を提供することを目的とす
る。
内在している前記の欠点に鑑み、これを好適に解決する
べく提案されたものであって、プリンタスロッタの如く
数基のユニットを複合的に直列に配列してなる段ボール
シート加工装置において、シート供給装置から段ボール
シートを各種の回転ユニットに向け繰出すに際し、該シ
ートとシート繰出しロールとの間に生ずる滑り等の要因
により、予め設定した印刷やスロッティング等の初期位
置決めした同期位置にズレを生じた場合に、このズレた
量だけ対応の各ユニット毎に逐次補正を加えるようにし
て、段ボールシートの良好な加工を実現し得るシート供
給制御方法およびその装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を達成するため、本発明に係る段ボールシー
トの供給制御方法は、多数の段ボールシートが積載さ
れ、1枚づつ送り出される該シートをシート繰出しロー
ルにより挟圧して下流側へ供給するシート供給装置と、
このシート供給装置の直下流に配設され、上下の関係で
配設した印刷シリンダとプレスシリンダにより前記段ボ
ールシートへの印刷を行なう1基またはそれ以上のプリ
ンタユニットと、このプリンタユニットの直下流に配設
され、上下の関係で配設した回転シリンダにより前記印
刷済みの段ボールシートにスロッティング等の各種加工
を施す回転ユニットとからなり、前記夫々のシリンダは
各対応の差動位置決め機構により初期位置決めがなされ
る段ボールシート加工装置において、前記シート供給装
置からプリンタユニットに至るシート供給経路に設けた
シート検出センサが段ボールシートの通過を検出してい
る間だけ、前記シート繰出しロールに接続した回転検出
器による該ロールの回転数の検出を行なって、該シート
における送り出し方向の長さを算出し、このシート送り
出し方向の長さから該シートの実際の設定長さを控除す
ることによって、各段ボールシートにおける供給毎のズ
レ量を算出し、前記差動位置決め機構における初期設定
後のレジスタ値に前記ズレ量を夫々加算することによっ
て、補正目標値としての新たな設定値を求め、最初のプ
リンタユニットにおける差動位置決め機構には、前記シ
ート検出センサによるシート検出が完了したタイミング
で前記新たに設定された補正値を与え、以後のプリンタ
ユニットや回転ユニットに関しては、隣接する上流側の
ユニットにおけるシリンダとの距離が、前記回転検出器
のパルス数に換算した値に達したタイミング毎に、各ユ
ニットに対応の差動位置決め機構に対し、新たに設定さ
れた補正値を与えるようにしたことを特徴とする。
所期の目的を達成するため、本発明に係る段ボールシー
トの供給制御方法は、多数の段ボールシートが積載さ
れ、1枚づつ送り出される該シートをシート繰出しロー
ルにより挟圧して下流側へ供給するシート供給装置と、
このシート供給装置の直下流に配設され、上下の関係で
配設した印刷シリンダとプレスシリンダにより前記段ボ
ールシートへの印刷を行なう1基またはそれ以上のプリ
ンタユニットと、このプリンタユニットの直下流に配設
され、上下の関係で配設した回転シリンダにより前記印
刷済みの段ボールシートにスロッティング等の各種加工
を施す回転ユニットとからなり、前記夫々のシリンダは
各対応の差動位置決め機構により初期位置決めがなされ
る段ボールシート加工装置において、前記シート供給装
置からプリンタユニットに至るシート供給経路に設けた
シート検出センサが段ボールシートの通過を検出してい
る間だけ、前記シート繰出しロールに接続した回転検出
器による該ロールの回転数の検出を行なって、該シート
における送り出し方向の長さを算出し、このシート送り
出し方向の長さから該シートの実際の設定長さを控除す
ることによって、各段ボールシートにおける供給毎のズ
レ量を算出し、前記差動位置決め機構における初期設定
後のレジスタ値に前記ズレ量を夫々加算することによっ
て、補正目標値としての新たな設定値を求め、最初のプ
リンタユニットにおける差動位置決め機構には、前記シ
ート検出センサによるシート検出が完了したタイミング
で前記新たに設定された補正値を与え、以後のプリンタ
ユニットや回転ユニットに関しては、隣接する上流側の
ユニットにおけるシリンダとの距離が、前記回転検出器
のパルス数に換算した値に達したタイミング毎に、各ユ
ニットに対応の差動位置決め機構に対し、新たに設定さ
れた補正値を与えるようにしたことを特徴とする。
【0010】また、本願の別の発明に係るシート供給制
御装置は、多数の段ボールシートが積載され、1枚づつ
送り出される該シートをシート繰出しロールにより挟圧
して下流側へ供給するシート供給装置と、このシート供
給装置の直下流に配設され、上下の関係で配設した印刷
シリンダとプレスシリンダにより前記段ボールシートへ
の印刷を行なう1基またはそれ以上のプリンタユニット
と、このプリンタユニットの直下流に配設され、上下の
関係で配設した回転シリンダにより前記印刷済みの段ボ
ールシートにスロッティング等の各種加工を施す回転ユ
ニットとからなり、前記夫々のシリンダは各対応の差動
位置決め機構により初期位置決めがなされる段ボールシ
ート加工装置において、前記シート供給装置からプリン
タユニットに至るシート供給経路に設けたシート検出セ
ンサが段ボールシートの通過を検出している間だけ、前
記シート繰出しロールに接続した回転検出器による該ロ
ールの回転数の検出を行なって、該シートにおける送り
出し方向の長さを算出する手段と、このシート送り出し
方向の長さから該シートの実際の設定長さを控除するこ
とによって、各段ボールシートにおける供給毎のズレ量
を算出する手段と、前記差動位置決め機構における初期
設定後のレジスタ値に前記ズレ量を夫々加算することに
よって、補正目標値としての新たな設定値を求める手段
とからなり、最初のプリンタユニットにおける差動位置
決め機構には、前記シート検出センサによるシート検出
が完了したタイミングで前記新たに設定された補正値を
与え、以後のプリンタユニットや回転ユニットに関して
は、隣接する上流側のユニットにおけるシリンダとの距
離が、前記回転検出器のパルス数に換算した値に達した
タイミング毎に、各ユニットに対応の差動位置決め機構
に対し、新たに設定された補正値を与えることを特徴と
する。
御装置は、多数の段ボールシートが積載され、1枚づつ
送り出される該シートをシート繰出しロールにより挟圧
して下流側へ供給するシート供給装置と、このシート供
給装置の直下流に配設され、上下の関係で配設した印刷
シリンダとプレスシリンダにより前記段ボールシートへ
の印刷を行なう1基またはそれ以上のプリンタユニット
と、このプリンタユニットの直下流に配設され、上下の
関係で配設した回転シリンダにより前記印刷済みの段ボ
ールシートにスロッティング等の各種加工を施す回転ユ
ニットとからなり、前記夫々のシリンダは各対応の差動
位置決め機構により初期位置決めがなされる段ボールシ
ート加工装置において、前記シート供給装置からプリン
タユニットに至るシート供給経路に設けたシート検出セ
ンサが段ボールシートの通過を検出している間だけ、前
記シート繰出しロールに接続した回転検出器による該ロ
ールの回転数の検出を行なって、該シートにおける送り
出し方向の長さを算出する手段と、このシート送り出し
方向の長さから該シートの実際の設定長さを控除するこ
とによって、各段ボールシートにおける供給毎のズレ量
を算出する手段と、前記差動位置決め機構における初期
設定後のレジスタ値に前記ズレ量を夫々加算することに
よって、補正目標値としての新たな設定値を求める手段
とからなり、最初のプリンタユニットにおける差動位置
決め機構には、前記シート検出センサによるシート検出
が完了したタイミングで前記新たに設定された補正値を
与え、以後のプリンタユニットや回転ユニットに関して
は、隣接する上流側のユニットにおけるシリンダとの距
離が、前記回転検出器のパルス数に換算した値に達した
タイミング毎に、各ユニットに対応の差動位置決め機構
に対し、新たに設定された補正値を与えることを特徴と
する。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る段ボールシート加工装置
のシート供給制御方法につき、好適な実施例に係る装置
を挙げて説明する。この方法が実施される段ボールシー
ト加工装置は、例えば図4に関して説明したプリンタス
ロッタがそのまま使用されるので、既に説明した同一の
部材については、同一符号で指示するものとする。図1
は好適実施例としてのプリンタスロッタを示し、そのシ
ート供給装置12と第1プリンタユニット14との間に
位置するシート供給経路に近接して光電式のシート検出
センサPHAが配設され、その検出ヘッドを段ボールシ
ート10の通過軌跡に臨ませている。また一方のシート
繰出しロール24の回転軸にパルスジェネレータ等の回
転検出器PGAが接続され、これにより該シート繰出し
ロール24の回転数に応じたパルスを生起するようにな
っている。
のシート供給制御方法につき、好適な実施例に係る装置
を挙げて説明する。この方法が実施される段ボールシー
ト加工装置は、例えば図4に関して説明したプリンタス
ロッタがそのまま使用されるので、既に説明した同一の
部材については、同一符号で指示するものとする。図1
は好適実施例としてのプリンタスロッタを示し、そのシ
ート供給装置12と第1プリンタユニット14との間に
位置するシート供給経路に近接して光電式のシート検出
センサPHAが配設され、その検出ヘッドを段ボールシ
ート10の通過軌跡に臨ませている。また一方のシート
繰出しロール24の回転軸にパルスジェネレータ等の回
転検出器PGAが接続され、これにより該シート繰出し
ロール24の回転数に応じたパルスを生起するようにな
っている。
【0012】従って、シート繰出しロール24により繰
出される段ボールシート10の長さ寸法は、該ロール2
4の円周寸法と回転検出器PGAからのパルス数とによ
って容易に算出される。例えば図2に示す如く、シート
繰出しロール24の回転(該ロールは常に回転している)
により、前記回転検出器PGAからは所定間隔でパルス
が連続的に発生している。そしてシート検出センサPH
Aが段ボールシート10の通過開始を検出した時点T1
で、回転検出器PGAからの信号取込みを行ない、また
該センサPHAがシート10の通過終了を検出した時点
T2で、該回転検出器PGAからの信号取込みを停止す
る。このT1からT2までの時間に得られたパルス数とロ
ール24の円周寸法とを図示しない演算ブロックに入力
し、ここで演算することにより、段ボールシート10に
おける送り出し方向の長さLPが算出される。この長さ
LPは実際の計測値であるが、先に述べた如くシート繰
出しロール24とシート10の表面との間には「滑り」の
要素が介在する。このために、計測長さLPは必ずしも
段ボールシート10における現実の設定長さCPとは一
致せず、一般に現実の長さCPより僅かに長めとなる傾
向がある。従って、段ボールシート10の送り出し方向
の計測長さLPから、該シート10の実際の設定長さC
Pを控除することによって、各シート10の供給毎のズ
レ量XPが算出される。すなわち、LP(計測長さ)−C
P(設定長さ)=XP(ズレ量)であって、このズレ量XP
は、シート供給装置12から段ボールシート10が繰出
し供給される毎に検出される値である。
出される段ボールシート10の長さ寸法は、該ロール2
4の円周寸法と回転検出器PGAからのパルス数とによ
って容易に算出される。例えば図2に示す如く、シート
繰出しロール24の回転(該ロールは常に回転している)
により、前記回転検出器PGAからは所定間隔でパルス
が連続的に発生している。そしてシート検出センサPH
Aが段ボールシート10の通過開始を検出した時点T1
で、回転検出器PGAからの信号取込みを行ない、また
該センサPHAがシート10の通過終了を検出した時点
T2で、該回転検出器PGAからの信号取込みを停止す
る。このT1からT2までの時間に得られたパルス数とロ
ール24の円周寸法とを図示しない演算ブロックに入力
し、ここで演算することにより、段ボールシート10に
おける送り出し方向の長さLPが算出される。この長さ
LPは実際の計測値であるが、先に述べた如くシート繰
出しロール24とシート10の表面との間には「滑り」の
要素が介在する。このために、計測長さLPは必ずしも
段ボールシート10における現実の設定長さCPとは一
致せず、一般に現実の長さCPより僅かに長めとなる傾
向がある。従って、段ボールシート10の送り出し方向
の計測長さLPから、該シート10の実際の設定長さC
Pを控除することによって、各シート10の供給毎のズ
レ量XPが算出される。すなわち、LP(計測長さ)−C
P(設定長さ)=XP(ズレ量)であって、このズレ量XP
は、シート供給装置12から段ボールシート10が繰出
し供給される毎に検出される値である。
【0013】このように、シート供給装置12の出口側
で各シート毎のズレ量XPを検出したならば、下流側の
各回転ユニットにおける回転シリンダに、このズレ量を
見込んだ新たな補正値(目標値)を与えてやり、ズレ相応
分だけ各回転シリンダを瞬時に回動させてやればよい。
なお前述した差動位置決め機構DB,DC,DD,DE
は、内蔵したモータに駆動指令を与えることにより極め
て短時間で応動し得る。すなわち差動位置決め機構D
B,DC,DD,DEには、その初期位置決め時に、先に
述べたレジスタ値RB,RC,RD,REが夫々対応的に
設定されている。従って、このレジスタ値RB,RC,R
D,REに前記のズレ量XPを加えて新たな補正値R
B',RC',RD',RE'を創出し、これを各対応の差動
位置決め機構DB,DC,DD,DEに与えることにな
る。 ここにRB+XP=RB' RC+XP=RC' RD+XP=RD' RE+XP=RE'
で各シート毎のズレ量XPを検出したならば、下流側の
各回転ユニットにおける回転シリンダに、このズレ量を
見込んだ新たな補正値(目標値)を与えてやり、ズレ相応
分だけ各回転シリンダを瞬時に回動させてやればよい。
なお前述した差動位置決め機構DB,DC,DD,DE
は、内蔵したモータに駆動指令を与えることにより極め
て短時間で応動し得る。すなわち差動位置決め機構D
B,DC,DD,DEには、その初期位置決め時に、先に
述べたレジスタ値RB,RC,RD,REが夫々対応的に
設定されている。従って、このレジスタ値RB,RC,R
D,REに前記のズレ量XPを加えて新たな補正値R
B',RC',RD',RE'を創出し、これを各対応の差動
位置決め機構DB,DC,DD,DEに与えることにな
る。 ここにRB+XP=RB' RC+XP=RC' RD+XP=RD' RE+XP=RE'
【0014】ここで問題となるのは、前述に係る補正値
RB',RC',RD',RE'を、如何なるタイミングで対
応の差動位置決め機構DB,DC,DD,DEに与える
か、である。何故なら、シート供給装置12から蹴り出
された段ボールシート10は、各ユニットに設けたシー
ト繰出しロールにより挟圧されて水平に移動しており、
各ユニットにおける回転シリンダの前記ズレ量を見込ん
だ補正は、当該のシート10が到来する直前で完了して
いる必要があるためである。この点につき本実施例で
は、各回転シリンダを移動させるタイミングは、XPだ
けズレた段ボールシート10が対応のシリンダを通過す
る直前に求められるべきであるために、図3に示すt
B,tC,tD,tEのタイミングで回転シリンダの補正
が行なわれる。すなわち第1のプリンタユニット14に
関しては、シート供給装置12の直近下流にあることか
ら、シート検出センサPHAがシート10の通過終了を
検出した時点T2に第1のタイミングtBを求める。従
って第1プリンタユニット14の差動位置決め機構DB
に、前記シート検出センサPHAによるシート検出が完
了した時点のタイミングtBで、新たに設定された補正
値RB'を与えるものである。
RB',RC',RD',RE'を、如何なるタイミングで対
応の差動位置決め機構DB,DC,DD,DEに与える
か、である。何故なら、シート供給装置12から蹴り出
された段ボールシート10は、各ユニットに設けたシー
ト繰出しロールにより挟圧されて水平に移動しており、
各ユニットにおける回転シリンダの前記ズレ量を見込ん
だ補正は、当該のシート10が到来する直前で完了して
いる必要があるためである。この点につき本実施例で
は、各回転シリンダを移動させるタイミングは、XPだ
けズレた段ボールシート10が対応のシリンダを通過す
る直前に求められるべきであるために、図3に示すt
B,tC,tD,tEのタイミングで回転シリンダの補正
が行なわれる。すなわち第1のプリンタユニット14に
関しては、シート供給装置12の直近下流にあることか
ら、シート検出センサPHAがシート10の通過終了を
検出した時点T2に第1のタイミングtBを求める。従
って第1プリンタユニット14の差動位置決め機構DB
に、前記シート検出センサPHAによるシート検出が完
了した時点のタイミングtBで、新たに設定された補正
値RB'を与えるものである。
【0015】次に第2のプリンタユニット16に関して
は、図3に示すように、その印刷シリンダ26が第1プ
リンタユニット14の印刷シリンダ26と距離LCだけ
離間していることから、段ボールシート10が第1プリ
ンタユニット14の印刷接点から距離LC進んだ時点
に、第2のタイミングtCを求めることとする。すなわ
ち、隣接する上流側の第1プリンタユニット14におけ
る印刷シリンダ26と、第2プリンタユニット16の印
刷シリンダ26との距離LCを、前記回転検出器PGA
のパルス数に換算した値に達した時点が、この第2のタ
イミングtCとなる。従って該タイミングtCで、第2
プリンタユニット16の差動位置決め機構DCに、新た
な補正値RC'を与えることにより、段ボールシート1
0が到来する時点ではズレ量XPを見込んだ修正が印刷
シリンダ26に付与されていることになる。
は、図3に示すように、その印刷シリンダ26が第1プ
リンタユニット14の印刷シリンダ26と距離LCだけ
離間していることから、段ボールシート10が第1プリ
ンタユニット14の印刷接点から距離LC進んだ時点
に、第2のタイミングtCを求めることとする。すなわ
ち、隣接する上流側の第1プリンタユニット14におけ
る印刷シリンダ26と、第2プリンタユニット16の印
刷シリンダ26との距離LCを、前記回転検出器PGA
のパルス数に換算した値に達した時点が、この第2のタ
イミングtCとなる。従って該タイミングtCで、第2
プリンタユニット16の差動位置決め機構DCに、新た
な補正値RC'を与えることにより、段ボールシート1
0が到来する時点ではズレ量XPを見込んだ修正が印刷
シリンダ26に付与されていることになる。
【0016】またクリーザユニット18に関しては、図
3に示す如く、その罫線ヘッド30が第2プリンタユニ
ット16の印刷シリンダ26と距離LDだけ離間してい
る。従って段ボールシート10が、第2プリンタユニッ
ト16における印刷接点から距離LDだけ進んだ時点
に、第3のタイミングtDを求めることになる。すなわ
ち、隣接する上流側の第2プリンタユニット16におけ
る印刷シリンダ26と、クリーザユニット18の罫線ヘ
ッド30との距離LDを、前記回転検出器PGAのパル
ス数に換算した値に達した時点が、第3のタイミングt
Dとなる。従ってこのタイミングtDで、クリーザユニ
ット18における差動位置決め機構DDに新たな補正値
RD'を与えることにより、段ボールシート10が到来
する時点ではズレ量XPを見込んだ修正が罫線ヘッド3
0に付与されている。
3に示す如く、その罫線ヘッド30が第2プリンタユニ
ット16の印刷シリンダ26と距離LDだけ離間してい
る。従って段ボールシート10が、第2プリンタユニッ
ト16における印刷接点から距離LDだけ進んだ時点
に、第3のタイミングtDを求めることになる。すなわ
ち、隣接する上流側の第2プリンタユニット16におけ
る印刷シリンダ26と、クリーザユニット18の罫線ヘ
ッド30との距離LDを、前記回転検出器PGAのパル
ス数に換算した値に達した時点が、第3のタイミングt
Dとなる。従ってこのタイミングtDで、クリーザユニ
ット18における差動位置決め機構DDに新たな補正値
RD'を与えることにより、段ボールシート10が到来
する時点ではズレ量XPを見込んだ修正が罫線ヘッド3
0に付与されている。
【0017】同様にスロッタユニット20の溝切りヘッ
ド32は、図3に示すように、該ヘッド32と上流側の
クリーザユニット18の罫線ヘッド30とは、距離LE
だけ離間している。従って、この距離LEを前記回転検
出器PGAのパルス数に換算した値に達した時点が、第
4のタイミングtEとなり、このタイミングtEでスロ
ッタユニット20における差動位置決め機構DEに新た
な補正値RE´を与えることになる。これにより、段ボ
ールシート10が前記溝切りヘッド32に到来する時点
では、シート10のズレ量XPを見込んだ修正が該溝切
りヘッド32に付与されている。
ド32は、図3に示すように、該ヘッド32と上流側の
クリーザユニット18の罫線ヘッド30とは、距離LE
だけ離間している。従って、この距離LEを前記回転検
出器PGAのパルス数に換算した値に達した時点が、第
4のタイミングtEとなり、このタイミングtEでスロ
ッタユニット20における差動位置決め機構DEに新た
な補正値RE´を与えることになる。これにより、段ボ
ールシート10が前記溝切りヘッド32に到来する時点
では、シート10のズレ量XPを見込んだ修正が該溝切
りヘッド32に付与されている。
【0018】
【実施例の作用】このように実施例に係るプリンタスロ
ッタのシート供給制御方法および装置によれば、シート
供給装置から送り出される段ボールシートに関して、シ
ート繰出しロールとの間の滑りにより所謂ズレを生じて
も、そのズレ量を算出してこれを差動位置決め機構のレ
ジスタ値に加算して新たな補正値を求め、該シートが各
回転ユニットの加工接点に到来する直前で、対応の差動
位置決め機構をこの新たな補正値により瞬時に修正を加
えるものである。
ッタのシート供給制御方法および装置によれば、シート
供給装置から送り出される段ボールシートに関して、シ
ート繰出しロールとの間の滑りにより所謂ズレを生じて
も、そのズレ量を算出してこれを差動位置決め機構のレ
ジスタ値に加算して新たな補正値を求め、該シートが各
回転ユニットの加工接点に到来する直前で、対応の差動
位置決め機構をこの新たな補正値により瞬時に修正を加
えるものである。
【0019】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係るシー
ト供給制御方法および装置によれば、プリンタスロッタ
の如く数基のユニットを複合的に直列配置してなる段ボ
ールシート加工装置において、シート供給装置から段ボ
ールシートを各種の回転ユニットに向け繰出すに際し、
該シートに滑り等を生じて印刷やスロッティング等の同
期位置にズレを生じた場合に、このズレた量だけ対応の
各ユニット毎に逐次補正を加えることができるので、常
に良好な状態に加工された段ボールシートが製造される
ものである。また、段ボールシートのズレ量を検知する
と直ちに、各対応の回転ユニットにおける差動位置決め
機構に補正指令を与えて、各回転シリンダを同期の取ら
れた状態に瞬時に補正するので、該シートに多くの無駄
を生ずることがなく、極めて経済的である。しかもシー
ト繰出しロールにおける間隔の微調整が不要になり、生
産される段ボールシートに潰れを生ずることがない、等
の多くの有益な効果を奏するものである。
ト供給制御方法および装置によれば、プリンタスロッタ
の如く数基のユニットを複合的に直列配置してなる段ボ
ールシート加工装置において、シート供給装置から段ボ
ールシートを各種の回転ユニットに向け繰出すに際し、
該シートに滑り等を生じて印刷やスロッティング等の同
期位置にズレを生じた場合に、このズレた量だけ対応の
各ユニット毎に逐次補正を加えることができるので、常
に良好な状態に加工された段ボールシートが製造される
ものである。また、段ボールシートのズレ量を検知する
と直ちに、各対応の回転ユニットにおける差動位置決め
機構に補正指令を与えて、各回転シリンダを同期の取ら
れた状態に瞬時に補正するので、該シートに多くの無駄
を生ずることがなく、極めて経済的である。しかもシー
ト繰出しロールにおける間隔の微調整が不要になり、生
産される段ボールシートに潰れを生ずることがない、等
の多くの有益な効果を奏するものである。
【図1】本発明に係るシート供給制御方法が好適に実施
されるプリンタスロッタの概略側面図である。
されるプリンタスロッタの概略側面図である。
【図2】実施例に係るプリンタスロッタに使用される回
転検出器からのパルス信号と、シート検出センサによる
シート検出波形とを示すグラフ図である。
転検出器からのパルス信号と、シート検出センサによる
シート検出波形とを示すグラフ図である。
【図3】実施例に示す第1〜第4タイミングを求める場
合の説明図である。
合の説明図である。
【図4】段ボールシート加工装置の一例として、一般的
なプリンタスロッタを示す概略側面図である。
なプリンタスロッタを示す概略側面図である。
10 段ボールシート 12 シート供給装置 14 第1プリンタユニット 16 第2プリンタユニット 18 クリーザユニット 20 スロッタユニット 24 シート繰出しロール 26 印刷シリンダ 28 プレスシリンダ 30 罫線ヘッド 32 溝切りヘッド DB,DC,DD,DE 差動位置決め機構 PGA 回転検出器 PHA シート検出センサ LP シート送り出し方向長さ CP シート設定長さ XP ズレ量 RB,RC,RD,RE 初期設定後のレジスタ値 RB',RC',RD',RE' 新たな設定値
Claims (2)
- 【請求項1】 多数の段ボールシート(10)が積載され、
1枚づつ送り出される該シート(10)をシート繰出しロー
ル(24,24)により挟圧して下流側へ供給するシート供給
装置(12)と、このシート供給装置(12)の直下流に配設さ
れ、上下の関係で配設した印刷シリンダ(26,26)とプレ
スシリンダ(28,28)により前記段ボールシート(10)への
印刷を行なう1基またはそれ以上のプリンタユニット(1
4,16)と、このプリンタユニット(14,16)の直下流に配設
され、上下の関係で配設した回転シリンダ(30,30,32,3
2)により前記印刷済みの段ボールシート(10)にスロッテ
ィング等の各種加工を施す回転ユニット(18,20)とから
なり、前記夫々のシリンダ(26,30,32)は各対応の差動位
置決め機構(DB,DC,DD,DE)により初期位置決めがなされ
る段ボールシート加工装置において、 前記シート供給装置(12)からプリンタユニット(14)に至
るシート供給経路に設けたシート検出センサ(PHA)が段
ボールシート(10)の通過を検出している間だけ、前記シ
ート繰出しロール(24)に接続した回転検出器(PGA)によ
る該ロール(24)の回転数の検出を行なって、該シート(1
0)における送り出し方向の長さ(LP)を算出し、 このシート送り出し方向の長さ(LP)から該シート(10)の
実際の設定長さ(CP)を控除することによって、各段ボー
ルシート(10)における供給毎のズレ量(XP)を算出し、 前記差動位置決め機構(DB,DC,DD,DE)における初期設定
後のレジスタ値(RB,RC,RD,RE)に前記ズレ量(XP)を夫々
加算することによって、補正目標値としての新たな設定
値(RB',RC',RD',RE')を求め、 最初のプリンタユニット(14)における差動位置決め機構
(DB)には、前記シート検出センサ(PHA)によるシート検
出が完了したタイミングで前記新たに設定された補正値
(RB')を与え、 以後のプリンタユニット(16)や回転ユニット(18,20)に
関しては、隣接する上流側のユニット(16,18,20)におけ
るシリンダ(26,30,32)との距離が、前記回転検出器(PG
A)のパルス数に換算した値に達したタイミング毎に、各
ユニット(16,18,20)に対応の差動位置決め機構(DC,DD,D
E)に対し、新たに設定された補正値(RC',RD',RE')を与
えるようにしたことを特徴とする段ボールシート加工装
置のシート供給制御方法。 - 【請求項2】 多数の段ボールシート(10)が積載され、
1枚づつ送り出される該シート(10)をシート繰出しロー
ル(24,24)により挟圧して下流側へ供給するシート供給
装置(12)と、このシート供給装置(12)の直下流に配設さ
れ、上下の関係で配設した印刷シリンダ(26,26)とプレ
スシリンダ(28,28)により前記段ボールシート(10)への
印刷を行なう1基またはそれ以上のプリンタユニット(1
4,16)と、このプリンタユニット(14,16)の直下流に配設
され、上下の関係で配設した回転シリンダ(30,30,32,3
2)により前記印刷済みの段ボールシート(10)にスロッテ
ィング等の各種加工を施す回転ユニット(18,20)とから
なり、前記夫々のシリンダ(26,30,32)は各対応の差動位
置決め機構(DB,DC,DD,DE)により初期位置決めがなされ
る段ボールシート加工装置において、 前記シート供給装置(12)からプリンタユニット(14)に至
るシート供給経路に設けたシート検出センサ(PHA)が段
ボールシート(10)の通過を検出している間だけ、前記シ
ート繰出しロール(24)に接続した回転検出器(PGA)によ
る該ロール(24)の回転数の検出を行なって、該シート(1
0)における送り出し方向の長さ(LP)を算出する手段と、 このシート送り出し方向の長さ(LP)から該シート(10)の
実際の設定長さ(CP)を控除することによって、各段ボー
ルシート(10)における供給毎のズレ量(XP)を算出する手
段と、 前記差動位置決め機構(DB,DC,DD,DE)における初期設定
後のレジスタ値(RB,RC,RD,RE)に前記ズレ量(XP)を夫々
加算することによって、補正目標値としての新たな設定
値(RB',RC',RD',RE')を求める手段とからなり、 最初のプリンタユニット(14)における差動位置決め機構
(DB)には、前記シート検出センサ(PHA)によるシート検
出が完了したタイミングで前記新たに設定された補正値
(RB')を与え、以後のプリンタユニット(16)や回転ユニ
ット(18,20)に関しては、隣接する上流側のユニット(1
6,18,20)におけるシリンダ(26,30,32)との距離が、前記
回転検出器(PGA)のパルス数に換算した値に達したタイ
ミング毎に、各ユニット(16,18,20)に対応の差動位置決
め機構(DC,DD,DE)に対し、新たに設定された補正値(R
C',RD',RE')を与えることを特徴とする段ボールシート
加工装置のシート供給制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4089771A JPH05254108A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 段ボールシート加工装置のシート供給制御方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4089771A JPH05254108A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 段ボールシート加工装置のシート供給制御方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05254108A true JPH05254108A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=13979951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4089771A Pending JPH05254108A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 段ボールシート加工装置のシート供給制御方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05254108A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010149420A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Isowa Corp | 段ボールシートの製函機 |
| JP2014030950A (ja) * | 2012-08-02 | 2014-02-20 | Isowa Corp | 段ボールシートの印刷装置、段ボールシート製函機、および段ボールシート製函機のための管理装置 |
| EP3495133A4 (en) * | 2017-09-27 | 2019-09-11 | Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems, Ltd. | BOX MANUFACTURING MACHINE AND METHOD FOR ADAPTING THE PROCESSING POSITION OF WAVE PAPER |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP4089771A patent/JPH05254108A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010149420A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Isowa Corp | 段ボールシートの製函機 |
| JP2014030950A (ja) * | 2012-08-02 | 2014-02-20 | Isowa Corp | 段ボールシートの印刷装置、段ボールシート製函機、および段ボールシート製函機のための管理装置 |
| EP3495133A4 (en) * | 2017-09-27 | 2019-09-11 | Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems, Ltd. | BOX MANUFACTURING MACHINE AND METHOD FOR ADAPTING THE PROCESSING POSITION OF WAVE PAPER |
| JPWO2019064392A1 (ja) * | 2017-09-27 | 2019-11-14 | 三菱重工機械システム株式会社 | 製函機及び段ボールシートの加工位置調整方法 |
| US11203173B2 (en) | 2017-09-27 | 2021-12-21 | Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems, Ltd. | Box making machinery and method for adjusting processing position of corrugated boards |
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