JPH0525432A - 多孔性無機質板用下地塗料 - Google Patents
多孔性無機質板用下地塗料Info
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- JPH0525432A JPH0525432A JP17681691A JP17681691A JPH0525432A JP H0525432 A JPH0525432 A JP H0525432A JP 17681691 A JP17681691 A JP 17681691A JP 17681691 A JP17681691 A JP 17681691A JP H0525432 A JPH0525432 A JP H0525432A
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- silyl group
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ケイカル板やセメント無機質板などの多孔性
無機質板の下塗りに好適に使用でき、浸透補強性,耐水
性,作業性および取扱性に優れたポリビニルアルコール
系の下地塗料を開発すること。 【構成】 シリル基変性ポリビニルアルコール(a),
ポリアクリル酸エステル等の合成高分子の水性エマルジ
ョン(b)およびブロック化ポリイソシアネート等の多
価イソシアネート化合物(c)からなる多孔性無機質板
用下地塗料である。
無機質板の下塗りに好適に使用でき、浸透補強性,耐水
性,作業性および取扱性に優れたポリビニルアルコール
系の下地塗料を開発すること。 【構成】 シリル基変性ポリビニルアルコール(a),
ポリアクリル酸エステル等の合成高分子の水性エマルジ
ョン(b)およびブロック化ポリイソシアネート等の多
価イソシアネート化合物(c)からなる多孔性無機質板
用下地塗料である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多孔性無機質板用下地塗
料に関する。さらに詳しくはケイ酸カルシウム板やセメ
ント無機質板など建材や内装材の下塗りに好適に使用で
き、浸透補強性,耐水性,作業性および取扱性に優れた
ポリビニルアルコール系の下地塗料に関する。
料に関する。さらに詳しくはケイ酸カルシウム板やセメ
ント無機質板など建材や内装材の下塗りに好適に使用で
き、浸透補強性,耐水性,作業性および取扱性に優れた
ポリビニルアルコール系の下地塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、耐火性,断熱性等に優れた建
築用内装材あるいは外装材としてケイ酸カルシウム板や
セメント系無機質板が広く使用されてきており、これら
の無機質板用の下塗り塗料としては、有機溶剤系および
水系の各種の組成からなるものが用いられている。
築用内装材あるいは外装材としてケイ酸カルシウム板や
セメント系無機質板が広く使用されてきており、これら
の無機質板用の下塗り塗料としては、有機溶剤系および
水系の各種の組成からなるものが用いられている。
【0003】また、近年では、環境問題への社会的関心
の高まりや火災の危険性などを考慮して、有機溶剤系か
ら水系の下塗り塗料へ移行しつつある。これらのケイ酸
カルシウム板やセメント系無機質板は、通常、生産効率
を上げるため、あるいは寸法安定性を向上させるため
に、押し出し成形,プレス成形などによって製造されて
おり、さらに強度を上げるために、スチーム養生,オー
トクレーブ養生なども行われている。そして、この強度
の増加への対応に伴って、ケイ酸カルシウム板やセメン
ト系無機質板などの表面が緻密になる傾向にあり、表面
性状や無機質板の用途等に応じて水系下塗り塗料と有機
溶剤系下塗り塗料を使い分けているのが実情である。
の高まりや火災の危険性などを考慮して、有機溶剤系か
ら水系の下塗り塗料へ移行しつつある。これらのケイ酸
カルシウム板やセメント系無機質板は、通常、生産効率
を上げるため、あるいは寸法安定性を向上させるため
に、押し出し成形,プレス成形などによって製造されて
おり、さらに強度を上げるために、スチーム養生,オー
トクレーブ養生なども行われている。そして、この強度
の増加への対応に伴って、ケイ酸カルシウム板やセメン
ト系無機質板などの表面が緻密になる傾向にあり、表面
性状や無機質板の用途等に応じて水系下塗り塗料と有機
溶剤系下塗り塗料を使い分けているのが実情である。
【0004】従来の水系下塗り塗料は、ポリビニルアル
コール(以下、PVAと略記することがある)またはポ
リアクリル酸などの水溶性ポリマーの水溶液とアクリル
エマルジョンなどのエマルジョンをブレンドして製造さ
れていた。これらの製造方法については、例えば、特開
平2−219868号公報,同2−107673号公
報,特開昭62−161878号公報,同63−139
082号公報,同63−139083号公報,同63−
139084号公報,同64−14182号公報などに
開示されている。
コール(以下、PVAと略記することがある)またはポ
リアクリル酸などの水溶性ポリマーの水溶液とアクリル
エマルジョンなどのエマルジョンをブレンドして製造さ
れていた。これらの製造方法については、例えば、特開
平2−219868号公報,同2−107673号公
報,特開昭62−161878号公報,同63−139
082号公報,同63−139083号公報,同63−
139084号公報,同64−14182号公報などに
開示されている。
【0005】その他の水系塗料としては、水溶性のポリ
エステル樹脂,ポリウレタン樹脂,ポリオレフィン樹脂
などを使用した下塗り塗料がある。また水溶性2液型エ
ポキシ樹脂などが市販または開発されている。さらに、
水溶性エマルジョン系としては、ポリアクリル酸樹脂,
(メタ)アクリル酸メチル樹脂,酢酸ビニル系樹脂,エ
チレン−酢酸ビニル系樹脂などが知られている。
エステル樹脂,ポリウレタン樹脂,ポリオレフィン樹脂
などを使用した下塗り塗料がある。また水溶性2液型エ
ポキシ樹脂などが市販または開発されている。さらに、
水溶性エマルジョン系としては、ポリアクリル酸樹脂,
(メタ)アクリル酸メチル樹脂,酢酸ビニル系樹脂,エ
チレン−酢酸ビニル系樹脂などが知られている。
【0006】現在、水系下塗り塗料においてケイ酸カル
シウム板(以下、単にケイカル板という)やセメント無
機質板などの部材表面から内部に浸透して無機物と反応
して表層補強効果を発現するものは、PVA分子内部に
シリル基を含有する変性PVAが知られている。これに
対して、他の水系下塗り塗料は、例えば、ポリアクリル
系エマルジョン,2液型エポキシ樹脂などは、部材の表
面との付着力のみで接着されており、含浸浸透して表層
補強効果の発現は期待できない。
シウム板(以下、単にケイカル板という)やセメント無
機質板などの部材表面から内部に浸透して無機物と反応
して表層補強効果を発現するものは、PVA分子内部に
シリル基を含有する変性PVAが知られている。これに
対して、他の水系下塗り塗料は、例えば、ポリアクリル
系エマルジョン,2液型エポキシ樹脂などは、部材の表
面との付着力のみで接着されており、含浸浸透して表層
補強効果の発現は期待できない。
【0007】いずれにしても、これまでの下塗り塗料
は、補強効果は十分ではなく、耐水性等の性能も満足で
きるものではなかった。一方、有機溶剤系下塗り塗料と
しては、ポリアクリル酸樹脂,ポリメタアクリル酸樹
脂,ポリ(メタ)アクリル酸メチル樹脂,溶剤型エポキ
シ樹脂,溶剤型ポリウレタン樹脂などが多数市販または
開発されている。溶剤型下塗り塗料は、粘度が低いた
め、部材の表面が緻密なスチーム養生,オートクレーブ
養生品などに使用され、含浸補強性,耐水性等を発現さ
せている。しかしながら、環境上の問題や火災等の問題
から、これらの有機溶剤系塗料の使用は控えられてお
り、下塗り塗料の需要も水系のものに移行している。こ
のような観点から、表面から浸透して部材の表層補強効
果があり、また耐水性に優れ、しかも作業性,取扱性の
容易な水系下地塗料の開発が必要とされている。
は、補強効果は十分ではなく、耐水性等の性能も満足で
きるものではなかった。一方、有機溶剤系下塗り塗料と
しては、ポリアクリル酸樹脂,ポリメタアクリル酸樹
脂,ポリ(メタ)アクリル酸メチル樹脂,溶剤型エポキ
シ樹脂,溶剤型ポリウレタン樹脂などが多数市販または
開発されている。溶剤型下塗り塗料は、粘度が低いた
め、部材の表面が緻密なスチーム養生,オートクレーブ
養生品などに使用され、含浸補強性,耐水性等を発現さ
せている。しかしながら、環境上の問題や火災等の問題
から、これらの有機溶剤系塗料の使用は控えられてお
り、下塗り塗料の需要も水系のものに移行している。こ
のような観点から、表面から浸透して部材の表層補強効
果があり、また耐水性に優れ、しかも作業性,取扱性の
容易な水系下地塗料の開発が必要とされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の事情
に鑑みてなされたものであり、容易に製造することがで
きるとともに、ケイ酸カルシウム板などの無機質基材の
表層部への浸透性および表層補強に優れ、耐水性,作業
性、さらには取扱性の良好な新しい水系の下地塗料を提
供することを目的とする。
に鑑みてなされたものであり、容易に製造することがで
きるとともに、ケイ酸カルシウム板などの無機質基材の
表層部への浸透性および表層補強に優れ、耐水性,作業
性、さらには取扱性の良好な新しい水系の下地塗料を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意検討した。その結果、シリル基変性
PVA(a),合成高分子の水性エマルジョン(b)お
よび多価イソシアネート化合物(c)からなる組成物あ
るいは混合物が、上記の課題を解決し得る優れた多孔性
無機質板用下地塗料となることを見い出した。本発明は
かかる知見に基いて完成したものである。
題を解決すべく鋭意検討した。その結果、シリル基変性
PVA(a),合成高分子の水性エマルジョン(b)お
よび多価イソシアネート化合物(c)からなる組成物あ
るいは混合物が、上記の課題を解決し得る優れた多孔性
無機質板用下地塗料となることを見い出した。本発明は
かかる知見に基いて完成したものである。
【0010】本発明における下地塗料は、上記(a),
(b)および(c)成分を必須成分とするものである。
ここで(a)成分であるシリル基変性PVAは、各種の
ものがあり、シリル基を有するPVAであれば特に制限
はないが、通常は分子内にシリル基を0.01〜5モル%
有するPVAが好ましい。また、この変性PVAは、ビ
ニルエステルと分子内にシリル基を有するオレフィン性
不飽和単量体との共重合体とのけん化物であってもよ
い。
(b)および(c)成分を必須成分とするものである。
ここで(a)成分であるシリル基変性PVAは、各種の
ものがあり、シリル基を有するPVAであれば特に制限
はないが、通常は分子内にシリル基を0.01〜5モル%
有するPVAが好ましい。また、この変性PVAは、ビ
ニルエステルと分子内にシリル基を有するオレフィン性
不飽和単量体との共重合体とのけん化物であってもよ
い。
【0011】なお、この変性PVAの粘度平均重合度
(以下、単に重合度と略記する)としては、各種の状況
に応じて適宜定めればよく、特に制限はないが、100
〜4000が好適であり、100〜2000がより好適
である。重合度が小さすぎると、含浸性は大きいもの
の、ケイカル板,石膏ボード,セメント無機質板などの
部材表面との接着力が小さく、補強効果が十分に発現し
ない場合がある。また重合度が大きすぎると、粘度が上
昇するために部材に対する浸透性が低下して、十分な表
層補強効果が期待できない。またPVAのシリル基変性
度は、前述の如く0.01〜5モル%が好適であり、0.4
〜2モル%がより好適である。シリル基変性度が低すぎ
ると、PVA分子内のシリル基が少なくなる結果、ケイ
カル板,セメント無機質板などの表面との接着力が小さ
くなり、十分な表層補強効果が発現しない。またシリル
基変性度が高すぎると、水に対する溶解性が低下した
り、保存安定性が悪くなったりするので好ましくない。
(以下、単に重合度と略記する)としては、各種の状況
に応じて適宜定めればよく、特に制限はないが、100
〜4000が好適であり、100〜2000がより好適
である。重合度が小さすぎると、含浸性は大きいもの
の、ケイカル板,石膏ボード,セメント無機質板などの
部材表面との接着力が小さく、補強効果が十分に発現し
ない場合がある。また重合度が大きすぎると、粘度が上
昇するために部材に対する浸透性が低下して、十分な表
層補強効果が期待できない。またPVAのシリル基変性
度は、前述の如く0.01〜5モル%が好適であり、0.4
〜2モル%がより好適である。シリル基変性度が低すぎ
ると、PVA分子内のシリル基が少なくなる結果、ケイ
カル板,セメント無機質板などの表面との接着力が小さ
くなり、十分な表層補強効果が発現しない。またシリル
基変性度が高すぎると、水に対する溶解性が低下した
り、保存安定性が悪くなったりするので好ましくない。
【0012】次に、本発明の下地塗料の(b)成分は、
合成高分子の水性エマルジョンである。この水性エマル
ジョンを構成する合成高分子としては、各種のものを充
当することができるが、好ましいものとしては、ポリア
クリル酸エステル,ポリメタアクリル酸エステル,ポリ
酢酸ビニル,エチレン−酢酸ビニル共重合体,ポリアク
リルニトリル,ポリウレタン樹脂などが挙げられる。ま
たこれらを原料としたグラフトポリマーをエマルジョン
化したものも挙げられる。例えば、酢酸ビニルのグラフ
トポリマーとしては、ポリビニルアセテート(PVA
c)マクロモノマーとメチルメタクリレート(MMA)
との共重合体、もしくはそのけん化物、またPVAcマ
クロモノマーとポリエチレンオキサイド(PEO)との
共重合体、もしくはそのけん化物、さらにはPVAcマ
クロモノマーとメタクリル酸ラウリルとの共重合体もし
くはそのけん化物など種々のものが挙げられる。水性エ
マルジョンの粒子径としては、特に制限はないが、0.0
5〜100μmが好ましく、1〜5μmがより好まし
い。水性エマルジョンの粒子径が小さすぎると、部材に
塗布した場合に水性エマルジョンが部材表面に歩留まら
ず、シリル基含有PVAと水性エマルジョンとの混合物
が部材表面に存在するため、密着性は悪くなる傾向にあ
る。一方、水性エマルジョンの粒子径が上述の範囲にあ
ると、部材の表面において水性エマルジョンが歩留ま
り、シリル基変性PVAが含浸して補強作用が強まる。
逆に、水性エマルジョンの粒子径が大きすぎると、部材
表面における水性エマルジョンの歩留まりは非常に良く
なるものの、造膜性が悪くなり好ましくない。
合成高分子の水性エマルジョンである。この水性エマル
ジョンを構成する合成高分子としては、各種のものを充
当することができるが、好ましいものとしては、ポリア
クリル酸エステル,ポリメタアクリル酸エステル,ポリ
酢酸ビニル,エチレン−酢酸ビニル共重合体,ポリアク
リルニトリル,ポリウレタン樹脂などが挙げられる。ま
たこれらを原料としたグラフトポリマーをエマルジョン
化したものも挙げられる。例えば、酢酸ビニルのグラフ
トポリマーとしては、ポリビニルアセテート(PVA
c)マクロモノマーとメチルメタクリレート(MMA)
との共重合体、もしくはそのけん化物、またPVAcマ
クロモノマーとポリエチレンオキサイド(PEO)との
共重合体、もしくはそのけん化物、さらにはPVAcマ
クロモノマーとメタクリル酸ラウリルとの共重合体もし
くはそのけん化物など種々のものが挙げられる。水性エ
マルジョンの粒子径としては、特に制限はないが、0.0
5〜100μmが好ましく、1〜5μmがより好まし
い。水性エマルジョンの粒子径が小さすぎると、部材に
塗布した場合に水性エマルジョンが部材表面に歩留まら
ず、シリル基含有PVAと水性エマルジョンとの混合物
が部材表面に存在するため、密着性は悪くなる傾向にあ
る。一方、水性エマルジョンの粒子径が上述の範囲にあ
ると、部材の表面において水性エマルジョンが歩留ま
り、シリル基変性PVAが含浸して補強作用が強まる。
逆に、水性エマルジョンの粒子径が大きすぎると、部材
表面における水性エマルジョンの歩留まりは非常に良く
なるものの、造膜性が悪くなり好ましくない。
【0013】上記(b)成分である水性エマルジョンを
構成する合成高分子のガラス転移温度(Tg)は、エマ
ルジョンの粒子径、その他の条件により異なり、一義的
に定めることはできないが、5〜120℃の範囲のもの
が好ましく、15〜60℃のものがより好ましい。Tg
が低すぎると、ケイカル板や無機質板などの含水率が高
くて高温乾燥する必要がある場合には、エマルジョンの
表層補強効果が小さい。一方、Tgが高すぎる場合に
は、通常の無機質板塗工ラインの高温乾燥では造膜不良
となり、止水性が低下するため好ましくない。なお、上
記水性エマルジョンの乳化剤はイオン性を有しなくとも
よいが、通常はそのイオン性としてノニオン系,アニオ
ン系のものが好ましい。
構成する合成高分子のガラス転移温度(Tg)は、エマ
ルジョンの粒子径、その他の条件により異なり、一義的
に定めることはできないが、5〜120℃の範囲のもの
が好ましく、15〜60℃のものがより好ましい。Tg
が低すぎると、ケイカル板や無機質板などの含水率が高
くて高温乾燥する必要がある場合には、エマルジョンの
表層補強効果が小さい。一方、Tgが高すぎる場合に
は、通常の無機質板塗工ラインの高温乾燥では造膜不良
となり、止水性が低下するため好ましくない。なお、上
記水性エマルジョンの乳化剤はイオン性を有しなくとも
よいが、通常はそのイオン性としてノニオン系,アニオ
ン系のものが好ましい。
【0014】さらに、本発明の下地塗料の(c)成分
は、多価イソシアネート化合物である。ここで多価イソ
シアネート化合物は、例えば、トリレンジイソシアネー
ト(TDI);水素化TDI;トリメチロールプロパン
−TDIアダクト(例えばバイエル社製,商品名:De
smodur L);トリフェニルメタントリイソシア
ネート;メチレンビスジフェニルイソシアネート(MD
I);水素化MDI;重合MDI;ヘキサメチレンジイ
ソシアネート;キシリレンジイソシアネート;4,4−
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート;イソホロン
ジイソシアネート等のイソシアネート又はそのブロック
化物があげられる。そのなかでもブロック化ポリイソシ
アネートが好ましい。その他、ポリオールに過剰のポリ
イソシアネートで予めポリマー化した末端基がイソシア
ネート基を持つプレポリマーを用いてもよい。また、フ
ェノール,オキシム,エチレンイミン等で遮蔽した所謂
ブロックイソシアネートを使用することもできる。さら
に、上記多価イソシアネート化合物とともに、金属塩,
多価アルデヒド,ポリアミドエピクロルヒドリンなどを
併用することもできる。この金属塩としては、原子量2
6以上の金属の塩、例えばアルミニウム,クロム,鉄,
ジルコニウム,スズなどの塩化物や硝酸塩などが好まし
い。多価アルデヒドとしては、グリオキザールやアジピ
ンジアルデヒド等に代表されるものが好ましい。ポリア
ミドエピクロルヒドリンとしては、アジピン酸とジエチ
レントリアミンとから合成したポリアミドを、エピクロ
ルヒドリンで第4級化した水溶性樹脂が好ましい。
は、多価イソシアネート化合物である。ここで多価イソ
シアネート化合物は、例えば、トリレンジイソシアネー
ト(TDI);水素化TDI;トリメチロールプロパン
−TDIアダクト(例えばバイエル社製,商品名:De
smodur L);トリフェニルメタントリイソシア
ネート;メチレンビスジフェニルイソシアネート(MD
I);水素化MDI;重合MDI;ヘキサメチレンジイ
ソシアネート;キシリレンジイソシアネート;4,4−
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート;イソホロン
ジイソシアネート等のイソシアネート又はそのブロック
化物があげられる。そのなかでもブロック化ポリイソシ
アネートが好ましい。その他、ポリオールに過剰のポリ
イソシアネートで予めポリマー化した末端基がイソシア
ネート基を持つプレポリマーを用いてもよい。また、フ
ェノール,オキシム,エチレンイミン等で遮蔽した所謂
ブロックイソシアネートを使用することもできる。さら
に、上記多価イソシアネート化合物とともに、金属塩,
多価アルデヒド,ポリアミドエピクロルヒドリンなどを
併用することもできる。この金属塩としては、原子量2
6以上の金属の塩、例えばアルミニウム,クロム,鉄,
ジルコニウム,スズなどの塩化物や硝酸塩などが好まし
い。多価アルデヒドとしては、グリオキザールやアジピ
ンジアルデヒド等に代表されるものが好ましい。ポリア
ミドエピクロルヒドリンとしては、アジピン酸とジエチ
レントリアミンとから合成したポリアミドを、エピクロ
ルヒドリンで第4級化した水溶性樹脂が好ましい。
【0015】上記(c)成分である多価イソシアネート
化合物は、所謂耐水化剤として作用するものであるが、
その他、コロイダルシリカ,水ガラス,ホウ砂,エポキ
シ樹脂,ポリアミド樹脂,メラミン樹脂,ポリアミドメ
チロール樹脂,ポリエチレンイミンなどを併用すること
もできる。なかでもコロイダルシリカが好ましい。この
コロイダルシリカを添加すると、耐水性を大幅に改善す
ることが可能である。添加量としては、特に制限はない
が、一般には固形分比率で(a)成分あるいはこの
(a)成分と(b)成分の合計量に対して10〜100
重量%の範囲を目安として添加すればよい。添加量が少
なすぎると、耐水性向上が不十分であり、多すぎると下
地塗料の部材への浸透性が悪くなり、表層補強効果が低
下すると同時に耐水性も低下する。
化合物は、所謂耐水化剤として作用するものであるが、
その他、コロイダルシリカ,水ガラス,ホウ砂,エポキ
シ樹脂,ポリアミド樹脂,メラミン樹脂,ポリアミドメ
チロール樹脂,ポリエチレンイミンなどを併用すること
もできる。なかでもコロイダルシリカが好ましい。この
コロイダルシリカを添加すると、耐水性を大幅に改善す
ることが可能である。添加量としては、特に制限はない
が、一般には固形分比率で(a)成分あるいはこの
(a)成分と(b)成分の合計量に対して10〜100
重量%の範囲を目安として添加すればよい。添加量が少
なすぎると、耐水性向上が不十分であり、多すぎると下
地塗料の部材への浸透性が悪くなり、表層補強効果が低
下すると同時に耐水性も低下する。
【0016】本発明の下地塗料は、上述したように
(a),(b)および(c)成分より構成されるが、そ
の配合割合については、特に制限はなく、配合成分,使
用目的,使用条件等に応じて適宜選定すればよい。しか
し、好ましい配合割合としては、(a)成分/(b)成
分=1/99〜90/10(重量比)であり、特に好ま
しくは(a)成分/(b)成分=10/90〜50/5
0(重量比)である。また、(a)成分/(c)成分=
99/1〜80/20(重量比)が好ましく、(a)成
分/(c)成分=95/5〜90/10(重量比)がよ
り好ましい。
(a),(b)および(c)成分より構成されるが、そ
の配合割合については、特に制限はなく、配合成分,使
用目的,使用条件等に応じて適宜選定すればよい。しか
し、好ましい配合割合としては、(a)成分/(b)成
分=1/99〜90/10(重量比)であり、特に好ま
しくは(a)成分/(b)成分=10/90〜50/5
0(重量比)である。また、(a)成分/(c)成分=
99/1〜80/20(重量比)が好ましく、(a)成
分/(c)成分=95/5〜90/10(重量比)がよ
り好ましい。
【0017】本発明の下地塗料は、抄造方法で製造した
ケイカル板、押し出し成形で製造したケイカル板、セメ
ント無機質板、あるいは前述した無機質板をスチーム養
生またはオートクレーブ養生した無機質板、特に多孔性
無機質板の下塗り塗料として有用である。
ケイカル板、押し出し成形で製造したケイカル板、セメ
ント無機質板、あるいは前述した無機質板をスチーム養
生またはオートクレーブ養生した無機質板、特に多孔性
無機質板の下塗り塗料として有用である。
【0018】また本発明の下地塗料を製造するには、前
述の如く(a),(b)および(c)成分を必須成分と
して配合すればよく、その配合順序や配合方法は特に制
限はなく、従来から行われている手法によればよい。そ
のうち好ましい方法としては、まず(a)成分であるシ
リル基変性PVAを加熱攪拌溶解した後、攪拌しながら
(b)成分である水性エマルジョンを逐次添加して溶解
し、しかる後に(c)成分である多価イソシアネート化
合物を混合する方法をあげることができる。特に耐水化
剤として機能する(c)多価イソシアネート化合物は、
下地塗料を塗工する直前に混合するのが好ましい。な
お、本発明の下地塗料には、上記(a),(b)および
(c)成分のほかに、炭酸カルシウム,クレー,酸化チ
タン,酸化亜鉛,ベンガラ等の無機顔料や塗液の安定剤
としての尿素や、消泡剤等を分散混合することもでき
る。また、適当な粘度の塗工液が得られるように最後に
水で希釈して用いることもできる。
述の如く(a),(b)および(c)成分を必須成分と
して配合すればよく、その配合順序や配合方法は特に制
限はなく、従来から行われている手法によればよい。そ
のうち好ましい方法としては、まず(a)成分であるシ
リル基変性PVAを加熱攪拌溶解した後、攪拌しながら
(b)成分である水性エマルジョンを逐次添加して溶解
し、しかる後に(c)成分である多価イソシアネート化
合物を混合する方法をあげることができる。特に耐水化
剤として機能する(c)多価イソシアネート化合物は、
下地塗料を塗工する直前に混合するのが好ましい。な
お、本発明の下地塗料には、上記(a),(b)および
(c)成分のほかに、炭酸カルシウム,クレー,酸化チ
タン,酸化亜鉛,ベンガラ等の無機顔料や塗液の安定剤
としての尿素や、消泡剤等を分散混合することもでき
る。また、適当な粘度の塗工液が得られるように最後に
水で希釈して用いることもできる。
【0019】本発明の下地塗料を、多孔性無機質板用の
下塗り塗料として用いる場合には、その塗液濃度は様々
な状況により異なるが、一般には10〜50%(固形分
濃度)、好ましくは20〜40%(固形分濃度)で塗布
される。本発明の下地塗料は、多孔性無機質板の下地塗
料として好適に使用されるが、ここで塗布すべき多孔性
無機板としては、セメント系,ケイ酸カルシウム系,石
膏系,砂,粘度鉱物系などの無機質材料を主成分とする
板状体であり、具体的には、軽量コンクリート,プレキ
ャストコンクリート,軽量気泡コンクリート(AL
C),モルタル,ケイ酸カルシウム板,パルプセメント
板,石膏ボード,ハードボードなどが挙げられ、有機成
分も含まれるが、いずれもSi,Ca,Mg,Alなど
の化合物からなる無機成分が主体となるものである。無
機質板への塗布方法は、吹き付け塗り,ローラー塗り,
フローコーターなど一般の塗布方法が可能である。塗布
量は通常は0.5〜100g/m2 の範囲で選定すること
が好ましい。なお、100℃以上で加熱乾燥すると、本
発明の効果はより一層顕著に発現する。
下塗り塗料として用いる場合には、その塗液濃度は様々
な状況により異なるが、一般には10〜50%(固形分
濃度)、好ましくは20〜40%(固形分濃度)で塗布
される。本発明の下地塗料は、多孔性無機質板の下地塗
料として好適に使用されるが、ここで塗布すべき多孔性
無機板としては、セメント系,ケイ酸カルシウム系,石
膏系,砂,粘度鉱物系などの無機質材料を主成分とする
板状体であり、具体的には、軽量コンクリート,プレキ
ャストコンクリート,軽量気泡コンクリート(AL
C),モルタル,ケイ酸カルシウム板,パルプセメント
板,石膏ボード,ハードボードなどが挙げられ、有機成
分も含まれるが、いずれもSi,Ca,Mg,Alなど
の化合物からなる無機成分が主体となるものである。無
機質板への塗布方法は、吹き付け塗り,ローラー塗り,
フローコーターなど一般の塗布方法が可能である。塗布
量は通常は0.5〜100g/m2 の範囲で選定すること
が好ましい。なお、100℃以上で加熱乾燥すると、本
発明の効果はより一層顕著に発現する。
【0020】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例によりさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によ
り、何ら限定されるものではない。なお実施例および比
較例中、部および%は、特に断らない限り、それぞれ重
量部および重量%を意味する。また、実施例における試
験法は次の通りである。
らに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によ
り、何ら限定されるものではない。なお実施例および比
較例中、部および%は、特に断らない限り、それぞれ重
量部および重量%を意味する。また、実施例における試
験法は次の通りである。
【0021】(透水性試験)シーラー(下地塗料)の止
水性能を見るための試験で、各種の多孔性無機質板に本
発明の塗料を固形分で20g/m2 塗布し、100℃,
20分間乾燥後、20℃,65%RH条件下に7日間放
置した。この試験体の表面に、三角ロートの開口端をエ
ポキシ系樹脂で漏水しない様に固定し、その先にビュウ
レットを継ぎ、初期水頭25cmになるように水を入
れ、8時間後の水量減少量を読み取った。値の小さいほ
ど、止水性能が良好なことを示す。 (密着性試験)下地塗料による多孔性無機質板の表層補
強効果および無機板表面層と上塗り塗料との密着性を見
るための試験で、上記透水性試験で説明した試験体に上
塗り塗料として、溶剤型アクリル樹脂塗料(東亜ペイン
ト(株)製,トーアタイル用アクリルDX,白)を塗布
し、また乾燥しないうちに、その上に綿布をのせ、2日
間室温で乾燥した。その後1cm幅にナイフで切れ目を
入れ、オートグラフ(島津製作所,IM−100型)に
て剥離角度90度,引張り速度50mm/分,で剥離抵
抗を測定すると共に剥離状態を観察した。すなわち上塗
り塗料と密着性の悪いものは、下地塗料塗布面と上塗り
塗料の界面で剥離している。また無機質板表層の補強効
果の大きいものは剥離抵抗が大きく、かつ剥離面に無機
質板の破断物が多く付着している。 (ウエザリング試験)建材等の無機質板は下地塗料を塗
布後、化粧仕上げするまで数ヶ月以上放置される場合が
ある。この場合施工に供された下地塗料を塗布した無機
質板は日光,雨,雪に曝されることになる。この様な曝
露により、下地塗料表面が荒れたり、変色したりすると
化粧仕上げに支障を来す。また化粧仕上げ材との密着性
も変化する。この様な屋外曝露による耐性を見るための
試験で、上記透水性試験で説明した下地塗料処理した試
料を40℃にてキセノンランプ(島津製作所,XW−6
0V3 ,5KW)200時間照射および2時間毎に18
分の散水を行い、その下塗り塗料表面の変化を調べた。 (マーロン機械安定性試験)下地塗料の塗工時の液の安
定性を見るための試験で、マーロン試験機(新星産業
(株)製,MARON,1000rpm)により50g
の塗液に荷重25kg,1000rpmで10分間剪断
力を加え、ゲル化物の発生量(100メッシュ金網でゲ
ル化物を分離,乾燥し、50gの塗液の固形分に対する
重量%で表す)をチェックした。 (耐温水性試験)多孔性無機質板に本発明の下地塗料を
固形分で20g/m2 塗布し、150℃,20分間乾燥
後、溶剤型アクリル樹脂塗料(東亜ペイント(株)製,
トアタイル用アクリルDX,白)を塗布し、2日間室温
で乾燥した。この塗工物を50℃の温水に連続2週間浸
漬し、上塗り塗料のふくれを観察した。 (耐熱性試験)多孔性無機質板に本発明の下地塗料を固
形分で20g/m2 塗布し、150℃,20分間乾燥
後、溶剤型アクリル樹脂塗料(東亜ペイント(株)製,
トアタイル用アクリルDX,白)を塗布し、2日間室温
で乾燥した。この塗工物を80℃の熱水に2時間浸漬
し、上塗り塗料のふくれを観察した。
水性能を見るための試験で、各種の多孔性無機質板に本
発明の塗料を固形分で20g/m2 塗布し、100℃,
20分間乾燥後、20℃,65%RH条件下に7日間放
置した。この試験体の表面に、三角ロートの開口端をエ
ポキシ系樹脂で漏水しない様に固定し、その先にビュウ
レットを継ぎ、初期水頭25cmになるように水を入
れ、8時間後の水量減少量を読み取った。値の小さいほ
ど、止水性能が良好なことを示す。 (密着性試験)下地塗料による多孔性無機質板の表層補
強効果および無機板表面層と上塗り塗料との密着性を見
るための試験で、上記透水性試験で説明した試験体に上
塗り塗料として、溶剤型アクリル樹脂塗料(東亜ペイン
ト(株)製,トーアタイル用アクリルDX,白)を塗布
し、また乾燥しないうちに、その上に綿布をのせ、2日
間室温で乾燥した。その後1cm幅にナイフで切れ目を
入れ、オートグラフ(島津製作所,IM−100型)に
て剥離角度90度,引張り速度50mm/分,で剥離抵
抗を測定すると共に剥離状態を観察した。すなわち上塗
り塗料と密着性の悪いものは、下地塗料塗布面と上塗り
塗料の界面で剥離している。また無機質板表層の補強効
果の大きいものは剥離抵抗が大きく、かつ剥離面に無機
質板の破断物が多く付着している。 (ウエザリング試験)建材等の無機質板は下地塗料を塗
布後、化粧仕上げするまで数ヶ月以上放置される場合が
ある。この場合施工に供された下地塗料を塗布した無機
質板は日光,雨,雪に曝されることになる。この様な曝
露により、下地塗料表面が荒れたり、変色したりすると
化粧仕上げに支障を来す。また化粧仕上げ材との密着性
も変化する。この様な屋外曝露による耐性を見るための
試験で、上記透水性試験で説明した下地塗料処理した試
料を40℃にてキセノンランプ(島津製作所,XW−6
0V3 ,5KW)200時間照射および2時間毎に18
分の散水を行い、その下塗り塗料表面の変化を調べた。 (マーロン機械安定性試験)下地塗料の塗工時の液の安
定性を見るための試験で、マーロン試験機(新星産業
(株)製,MARON,1000rpm)により50g
の塗液に荷重25kg,1000rpmで10分間剪断
力を加え、ゲル化物の発生量(100メッシュ金網でゲ
ル化物を分離,乾燥し、50gの塗液の固形分に対する
重量%で表す)をチェックした。 (耐温水性試験)多孔性無機質板に本発明の下地塗料を
固形分で20g/m2 塗布し、150℃,20分間乾燥
後、溶剤型アクリル樹脂塗料(東亜ペイント(株)製,
トアタイル用アクリルDX,白)を塗布し、2日間室温
で乾燥した。この塗工物を50℃の温水に連続2週間浸
漬し、上塗り塗料のふくれを観察した。 (耐熱性試験)多孔性無機質板に本発明の下地塗料を固
形分で20g/m2 塗布し、150℃,20分間乾燥
後、溶剤型アクリル樹脂塗料(東亜ペイント(株)製,
トアタイル用アクリルDX,白)を塗布し、2日間室温
で乾燥した。この塗工物を80℃の熱水に2時間浸漬
し、上塗り塗料のふくれを観察した。
【0022】実施例1 シリル基変性PVA((株)クラレ製,商品名:R−2
105,重合度550,けん化度98.5モル%,シリル
基0.5モル変性)の10%水溶液45部,アクリルエマ
ルジョン(ポリアクリル酸メチルエステル,Tg40
℃,平均粒径110nm,固形分濃度50%)55部,
消泡剤0.2部,ブロック化ポリイソシアネート(第一工
業製薬(株)製,商品名:エラストロンBN−69)4.
5部を溶解槽に入れ、室温下で攪拌混合して濃度23%
の下地塗料を得た。この下地塗料をケイカル板(絶乾比
重1.1,含水率8%)に塗布して性能を評価した。結果
を第1表に示す。
105,重合度550,けん化度98.5モル%,シリル
基0.5モル変性)の10%水溶液45部,アクリルエマ
ルジョン(ポリアクリル酸メチルエステル,Tg40
℃,平均粒径110nm,固形分濃度50%)55部,
消泡剤0.2部,ブロック化ポリイソシアネート(第一工
業製薬(株)製,商品名:エラストロンBN−69)4.
5部を溶解槽に入れ、室温下で攪拌混合して濃度23%
の下地塗料を得た。この下地塗料をケイカル板(絶乾比
重1.1,含水率8%)に塗布して性能を評価した。結果
を第1表に示す。
【0023】第1表の比較例との対比からも明らかなよ
うに、本発明の下地塗料は塗工欠陥もなく、止水性能,
表層補強効果および上塗り塗料との密着性(直接および
ウエザリング試験後の塗布)が優れていることが分か
る。
うに、本発明の下地塗料は塗工欠陥もなく、止水性能,
表層補強効果および上塗り塗料との密着性(直接および
ウエザリング試験後の塗布)が優れていることが分か
る。
【0024】比較例1〜6 実施例1の下地塗料に代えて、以下の如き下地塗料を用
いた以外は、実施例1と同様に塗布してその性能を評価
した。その結果を合わせて第1表に示す。 比較例1:実施例1で用いたPVA水溶液のみ 比較例2:実施例1で用いたアクリルエマルジョンを2
5%に調整した液 比較例3:後述の実施例2で用いたシリル基変性PVA
水溶液のみ 比較例4:後述の実施例3で用いたシリル基変性PVA
を乳化安定剤として用いて得られた酢酸ビニルエマルジ
ョン(25%液) 比較例5:既存の溶剤型ウレタン系シーラー(東亜ペイ
ント(株)製,商品名:アスベストシーラー#20) 比較例6:下地塗料を塗布しない場合
いた以外は、実施例1と同様に塗布してその性能を評価
した。その結果を合わせて第1表に示す。 比較例1:実施例1で用いたPVA水溶液のみ 比較例2:実施例1で用いたアクリルエマルジョンを2
5%に調整した液 比較例3:後述の実施例2で用いたシリル基変性PVA
水溶液のみ 比較例4:後述の実施例3で用いたシリル基変性PVA
を乳化安定剤として用いて得られた酢酸ビニルエマルジ
ョン(25%液) 比較例5:既存の溶剤型ウレタン系シーラー(東亜ペイ
ント(株)製,商品名:アスベストシーラー#20) 比較例6:下地塗料を塗布しない場合
【0025】実施例2 シリル基変性PVA((株)クラレ製,商品名:R−2
130,重合度1750,けん化度98.5モル%,シリ
ル基変性0.6モル%)40部,実施例1と同様のアクリ
ルエマルジョン54.8部,消泡剤0.2部,ブロック化ポ
リイソシアネート(第一工業製薬(株)製,商品名:エ
ラストロンE−37)4部を溶解槽に投入し、実施例1
と同様の条件で攪拌混合して下地塗料を得た。また実施
例1と全く同様の性能評価を行った。評価結果を第1表
に示す。
130,重合度1750,けん化度98.5モル%,シリ
ル基変性0.6モル%)40部,実施例1と同様のアクリ
ルエマルジョン54.8部,消泡剤0.2部,ブロック化ポ
リイソシアネート(第一工業製薬(株)製,商品名:エ
ラストロンE−37)4部を溶解槽に投入し、実施例1
と同様の条件で攪拌混合して下地塗料を得た。また実施
例1と全く同様の性能評価を行った。評価結果を第1表
に示す。
【0026】実施例3 シリル基変性PVA((株)クラレ製,商品名:R−1
130,重合度1750,けん化度98.6モル%,シリ
ル基変性0.2モル%)の10%水溶液50部,実施例1
と同様のアクリルエマルジョン(Tg40℃,平均粒径
110nm)44.8部,消泡剤0.2部およびブロック化
ポリイソシアネート(第一工業製薬(株)製,商品名:
エラストロンBN−44)5部を溶解槽に投入し、攪拌
して下地塗料を得た。この下地塗料をケイカル板(絶乾
比重1.0,含水率8.0%)に塗布して性能を評価した。
結果を第1表に示す。
130,重合度1750,けん化度98.6モル%,シリ
ル基変性0.2モル%)の10%水溶液50部,実施例1
と同様のアクリルエマルジョン(Tg40℃,平均粒径
110nm)44.8部,消泡剤0.2部およびブロック化
ポリイソシアネート(第一工業製薬(株)製,商品名:
エラストロンBN−44)5部を溶解槽に投入し、攪拌
して下地塗料を得た。この下地塗料をケイカル板(絶乾
比重1.0,含水率8.0%)に塗布して性能を評価した。
結果を第1表に示す。
【0027】実施例4 シリル基変性PVA(重合度250,けん化度88.7
%,0.5モル%シリル基変性)の10%水溶液50部,
実施例1と同様のアクリルエマルジョン44.8部,消泡
剤0.2部およびブロック化ポリイソシアネート(第一工
業製薬(株)製,商品名:エラストロンBN−69)5
部および硬化剤(第一工業製薬(株)製,商品名:エラ
ストロンキャタリスト64)0.5部を溶解槽に投入し、
実施例1と同様に攪拌して下地塗料を得た。この下地塗
料について実施例1と同様の性能評価を行った。評価結
果を第1表に示す。
%,0.5モル%シリル基変性)の10%水溶液50部,
実施例1と同様のアクリルエマルジョン44.8部,消泡
剤0.2部およびブロック化ポリイソシアネート(第一工
業製薬(株)製,商品名:エラストロンBN−69)5
部および硬化剤(第一工業製薬(株)製,商品名:エラ
ストロンキャタリスト64)0.5部を溶解槽に投入し、
実施例1と同様に攪拌して下地塗料を得た。この下地塗
料について実施例1と同様の性能評価を行った。評価結
果を第1表に示す。
【0028】実施例5 シリル基変性PVAのシリル基を0.8モル%に変更した
以外は、実施例4と同様にして下地塗料を得た。この下
地塗料について実施例1と同様の性能評価を行った。評
価結果を第1表に示す。
以外は、実施例4と同様にして下地塗料を得た。この下
地塗料について実施例1と同様の性能評価を行った。評
価結果を第1表に示す。
【0029】実施例6 実施例1の配合物に実施例4で用いたのと同じエラスト
ロンキャタリスト64を2部添加した以外は、実施例1
と同様にして下地塗料を得た。評価結果を第1表に示
す。
ロンキャタリスト64を2部添加した以外は、実施例1
と同様にして下地塗料を得た。評価結果を第1表に示
す。
【0030】実施例7 実施例1の配合物にコロイダルシリカを10部添加した
以外は、実施例1と同様にして下地塗料を得た。評価結
果を第1表に示す。
以外は、実施例1と同様にして下地塗料を得た。評価結
果を第1表に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】第1表に示す如く、本発明の下地塗料は塗
工欠陥もなく、止水性能,表層補強効果および上塗り塗
料との密着性(直後およびウエザリング試験後の塗布)
が優れている。
工欠陥もなく、止水性能,表層補強効果および上塗り塗
料との密着性(直後およびウエザリング試験後の塗布)
が優れている。
【0036】実施例8〜10 実施例1で用いたアクリルエマルジョンに代えて、第2
表に示す如きTgを有するアクリルエマルジョンを用
い、実施例1と同様にして性能を評価した。結果を第2
表に示す。
表に示す如きTgを有するアクリルエマルジョンを用
い、実施例1と同様にして性能を評価した。結果を第2
表に示す。
【0037】
【表5】
【0038】
【表6】
【0039】実施例11〜13 実施例1で用いたアクリルエマルジョンに代えて、第3
表に示す水性エマルジョンを用い、実施例1と同様にし
て性能を評価した。結果を第3表に示す。
表に示す水性エマルジョンを用い、実施例1と同様にし
て性能を評価した。結果を第3表に示す。
【0040】
【表7】
【0041】
【表8】
【0042】
【発明の効果】以上の如く、本発明の塗料は、特に多孔
性無機質板の下地塗料として有用なものであり、作業
性,取扱性が良好であるとともに、浸透補強性,耐水性
等に極めて優れたものである。したがって、本発明の塗
料は、様々な多孔性無機質板の下地塗料として有効かつ
幅広い利用が期待される。
性無機質板の下地塗料として有用なものであり、作業
性,取扱性が良好であるとともに、浸透補強性,耐水性
等に極めて優れたものである。したがって、本発明の塗
料は、様々な多孔性無機質板の下地塗料として有効かつ
幅広い利用が期待される。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 シリル基変性ポリビニルアルコール
(a),合成高分子の水性エマルジョン(b)および多
価イソシアネート化合物(c)からなる多孔性無機質板
用下地塗料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17681691A JPH0525432A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 多孔性無機質板用下地塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17681691A JPH0525432A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 多孔性無機質板用下地塗料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525432A true JPH0525432A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16020351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17681691A Pending JPH0525432A (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 多孔性無機質板用下地塗料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0525432A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5967025A (en) * | 1996-09-25 | 1999-10-19 | Rheon Automatic Machinery Co., Ltd. | Apparatus for cutting and shaping a spherical body |
| US10829505B2 (en) | 2016-04-20 | 2020-11-10 | Dow Silicones Corporation | Lithium alkylsiliconate composition, coating, and method of making same |
| CN119708981A (zh) * | 2025-02-26 | 2025-03-28 | 福建路港(集团)有限公司 | 一种聚乙烯醇纤维涂料及其制备方法 |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP17681691A patent/JPH0525432A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5967025A (en) * | 1996-09-25 | 1999-10-19 | Rheon Automatic Machinery Co., Ltd. | Apparatus for cutting and shaping a spherical body |
| US10829505B2 (en) | 2016-04-20 | 2020-11-10 | Dow Silicones Corporation | Lithium alkylsiliconate composition, coating, and method of making same |
| CN119708981A (zh) * | 2025-02-26 | 2025-03-28 | 福建路港(集团)有限公司 | 一种聚乙烯醇纤维涂料及其制备方法 |
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