JPH0525452A - 耐熱性の接着剤 - Google Patents
耐熱性の接着剤Info
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- JPH0525452A JPH0525452A JP27301991A JP27301991A JPH0525452A JP H0525452 A JPH0525452 A JP H0525452A JP 27301991 A JP27301991 A JP 27301991A JP 27301991 A JP27301991 A JP 27301991A JP H0525452 A JPH0525452 A JP H0525452A
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Abstract
20〜80モル%及び芳香族ジアミン20〜80モル%
とビフェニルテトラカルボン酸から得られた特定のポリ
イミドシロキサン100重量部、(b)ビスマレイミド
樹脂5〜500重量部、(c)エポキシ基を有するエポ
キシ化合物50〜500重量部及び(d)エポキシ硬化
剤を含有する耐熱性樹脂接着剤。 (式中のRは、2価の炭化水素残基、R1、R2、R3
及びR4は低級アルキル基又はフェニル基、nは3〜6
0の整数を示す。) 【効果】各種金属箔と、耐熱性フィルム、無機質シート
などの耐熱性支持材料との張り合わせを行うことができ
ると共に、この積層体は、接着剤層が充分な接着力、優
れた柔軟性と耐熱性を示すので、例えばフレキシブル配
線基板、TAB用銅張基板など柔軟な材料の製造におい
てハンダ処理などの各種の高温処理工程を安心して行う
ことができ、不良率を低下できる。
Description
イミドシロキサン、(b)マレイミド樹脂、(c)エポ
キシ基を有するエポキシ化合物および(d)エポキシ硬
化剤が、樹脂成分として特定の組成比で含有されている
耐熱性の接着剤に係わるものである。
各種金属箔と、耐熱性支持材料(例えば、耐熱性フィル
ム、無機シートなど)との張り合わせを比較的低温で行
うことができると共に、前記の耐熱性の接着剤で張り合
わされた積層体は、接着剤層が充分な接着力を示し、し
かも、優れた耐熱性を示すので、例えば、フレキシブル
配線基板、TAB(Tape Automated B
onding)用銅張基板などの製造に使用すれば、そ
の耐熱性接着剤を使用して得られた各基板が、その後の
ハンダ処理などの各種の高温処理工程を安心して行うこ
とができ、最終製品の品質を高めたり、不良率を低下さ
せたりできる。
ポキシ樹脂やウレタン樹脂などの接着剤を用いて、芳香
族ポリイミドフィルムと銅箔とを張り合わせることによ
って製造されていることが多かった。
たフレキシブル配線基板は、その後のハンダ工程で高温
に曝されると、接着剤層において、ふくれや剥がれを生
じるという問題があり、接着剤の耐熱性の向上が望まれ
ていた。
が提案されており、例えば、N’N,−(4,4’−ジ
フェニルメタン)ビスマレイミドと、4,4’−ジアミ
ノジフェニルメタンからなる予備縮合物が知られてい
る。しかし、この予備縮合物自体は、脆いために、フレ
キシブル回路用基板用の接着剤としては適していない。
フェノンテトラカルボン酸と芳香族ジアミンとから得ら
れる芳香族ポリイミドとポリビスマレイミドとを混合し
た樹脂組成物から接着性フィルム(ドライフィルム)を
形成し、その接着性フィルムをポリイミドフィルムなど
の耐熱性フィルムと銅箔との間に挟み込んで熱圧着する
方法が提案されている。(特開昭62−232475号
公報および特開昭62−235382号公報を参照)
点が180℃以上であり、ポリイミドフィルムと銅箔と
の接着を、約260〜280℃程度の高い温度下で、し
かも、約30〜60kg/cm2程度の高い圧力下で行
う必要があり、このような接着条件では、有機樹脂製の
圧着ロールを使用して連続的にポリイミドフィルムと銅
箔とをラミネートすることが極めて困難であり、実用性
という点で問題であった。
用組成物として、芳香族ポリイミド等にエポキシ樹脂を
配合した樹脂溶液(ワニス)が、前記樹脂硬化物からな
る耐熱性コーティング層と配線板等との接着性を改良す
るために、種々提案されている。
張基板の製造における『銅箔と芳香族ポリイミドフィル
ムとを接着するための接着剤』としては、張り合わせ又
は硬化の温度が高くなったり、芳香族ポリイミドとエポ
キシ樹脂との相溶性又は芳香族ポリイミドと溶媒との相
溶性が低かったり、あるいは、接着・硬化した後の接着
剤層が柔軟でなかったりという問題があり、実際に接着
剤として使用できるものではなかった。
は、前述の公知の接着剤における問題点が解消されてい
て、接着剤溶液の塗布、乾燥、銅箔のラミネート、及び
接着剤層の硬化からなる工程を経て、耐熱性フィルムと
各種金属箔とを好適に張り合わすことができる『高温度
での高い接着性を示す耐熱性接着剤』を提供することを
目的とするものである。
フェニルテトラカルボン酸類を主成分とする芳香族テト
ラカルボン酸成分と、一般式(I)
基を示し、R1、R2、R3及びR4は、低級アルキル
基又はフェニル基を示し、nは3〜60、好ましくは5
〜50の整数を示す。)で示されるジアミノポリシロキ
サン10〜80モル%、及び、芳香族ジアミン20〜9
0モル%からなるジアミン成分とから得られた可溶性の
ポリイミドシロキサン100重量部、(b) ビスマレ
イミド樹脂5〜500重量部(好ましくは8〜350重
量部)、(c) エポキシ基を有するエポキシ化合物
(エポキシ樹脂)55〜250重量部(好ましくは60
〜200重量部)、および、(d) エポキシ硬化剤
(好ましくはエポキシ樹脂100重量部に対して0.0
1〜60重量部)が、樹脂成分として含有されているこ
とを特徴とする耐熱性の接着剤に関する。
ロキサンは、3,3’,4,4’−又は2,3,3’,
4’−ビフェニルテトラカルボン酸類(好ましくは2,
3,3’,4,−ビフェニルテトラカルボン酸又はその
酸二無水物、或いは、その酸エステル化物)を主成分と
する(60モル%以上、特に80〜100モル%含有す
る)芳香族テトラカルボン酸成分と、前記一般式Iで
示されるジアミノポリシロキサン10〜80モル%(特
に15〜70モル%、更に好ましくは20〜60モル
%)、及び、芳香族ジアミン20〜90モル%(特に
30〜85モル%、更に好ましくは40〜80モル%)
からなるジアミン成分とを、重合及びイミド化すること
により得られた高分子量のポリイミドシロキサンが好ま
しい。
(測定濃度;0.5g/100ml溶媒、溶媒;N−メ
チル−2−ピロリドン、測定温度;30℃)が、0.0
5〜7、特に0.07〜4、さらに好ましくは0.1〜
3程度である重合体であり、さらに、有機極性溶媒のい
ずれかに(特にアミド系溶媒)少なくとも3重量%、特
に5〜40重量%程度の濃度で均一に溶解させることが
できることが好ましい。
収スペクトル分析法で測定したイミド化率が90%以
上、特に95%以上であるか、赤外線吸収スペクトル分
析においてポリマーのアミド−酸結合に係わる吸収ピー
クが実質的に見出されず、イミド環結合に係わる吸収ピ
ークのみが見られるような高いイミド化率であることが
好ましい。
フィルムに成形した場合に、その弾性率が250kg/
mm2以下、特に0.5〜200kg/mm2であっ
て、熱分解開始温度が250℃以上、特に300℃以上
であり、そして、二次転位温度が−10℃以上、特に3
0〜250℃程度、あるいは軟化温度が−10℃以上、
特に5℃以上、さらに好ましくは5〜250℃程度であ
ることが好ましい。
えば、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン
酸類を約60モル%以上含有する芳香族テトラカルボン
酸成分と、前記一般式Iで示されるジアミノポリシロ
キサン20〜80モル%及び芳香族ジアミン20〜8
0モル%からなるジアミン成分とを使用して、フェノー
ル系溶媒、アミド系溶媒、硫黄原子を有する化合物の溶
媒、グリコール系溶媒、アルキル尿素系溶媒などの有機
極性溶媒中で、高温下(特に好ましくは140℃以上の
温度下)に、両モノマー成分を重合及びイミド化すると
いう製法を挙げることができる。
2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン二無水
物(a−BPDA)が、ジアミン成分との重合によって
得られたポリイミドシロキサンの有機極性溶媒に対する
溶解性及びエポキシ化合物との相溶性の点で最適であ
る。
としては、前記の芳香族テトラカルボン酸成分とジアミ
ン成分とを有機極性溶媒中で0〜80℃の低温下に重合
して、対数粘度が0.05以上であるポリアミック酸を
製造し、そのポリアミック酸を何らかの公知の方法でイ
ミド化して可溶性のポリイミドシロキサンを製造する方
法であってもよい。
法においては、前述の芳香族テトラカルボン酸成分の過
剰量とジアミノシロキサンのみからなるジアミン成分と
を重合して得られたイミドシロキサンオリゴマー(X成
分:平均重合度が1〜10程度であり、末端に酸又は酸
無水基を有する。)、および、前記の芳香族テトラカル
ボン酸成分と芳香族ジアミンのみからなるジアミン成分
の過剰量とを重合して得られたイミドオリゴマー(Y成
分:重合度が1〜10程度であり、末端にアミノ基を有
する。)を準備して、次いで前記X成分及びY成分を両
者の全酸成分と全ジアミン成分との比が略等モル付近と
なるように混合し反応させて、ブロックタイプのポリイ
ミドシロキサンを製造する方法も好適に挙げることがで
きる。
イミドシロキサンが、ビフェニルテトラカルボン酸類以
外の他のテトラカルボン酸類を主成分として製造された
ものであると、そのポリイミドシロキサンが有機極性溶
媒に対して難溶性となったり、エポキシ樹脂との相溶性
が悪化したりするので適当ではない。
れる芳香族テトラカルボン酸成分としてa−BPDAな
どと共に使用することができるテトラカルボン酸化合物
としては、例えば、3,3’,4,4’−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ジフェニル
エーテルテトラカルボン酸、ビス(3,4−ジカルボキ
シフェニル)メタン、2,2−ビス(3,4−ジカルボ
キシフェニル)プロパン、ピロメリット酸、または、そ
れらの酸二無水物、エステル化物などを好適に挙げるこ
とができる。
される前記一般式Iで示されるポリシロキサンとして
は、一般式I中のRが炭素数2〜6個、特に3〜5個の
『複数のメチレン基』またはフェニレン基からなる2価
の炭化水素残基であり、R1〜R4がメチル基、エチル
基、プロピル基等の炭素数1〜5個の低級アルキル基ま
たはフェニル基であることが好ましく、さらに、nが特
に5〜20、さらに好ましくは5〜15程度であること
が好ましい。
される芳香族ジアミンとしては、例えば、(a) ビフ
ェニル系ジアミン化合物、ジフェニルエーテル系ジアミ
ン化合物、ベンゾフェノン系ジアミン化合物、ジフェニ
ルスルホン系ジアミン化合物、ジフェニルメタン系ジア
ミン化合物、2,2−ビス(フェニル)プロパンなどの
ジフェニルアルカン系ジアミノ化合物、2,2−ビス
(フェニル)ヘキサフルオロプロパン系ジアミン系化合
物、ジフェニレンスルホン系ジアミン化合物、
ミン化合物、ジ(フェニル)ベンゼン系ジアミン化合
物、(c) ジ(フェノキシフェニル)へキサフルオロ
プロパン系ジアミン系化合物、ビス(フェノキシフェニ
ル)プロパン系ジアミン系化合物、ビス(フェノキシフ
ェニル)スルホン系ジアミン化合物などの『芳香族環
(ベンゼン環など)を2個以上、特に2〜5個有する芳
香族ジアミン化合物』を主として含有する芳香族ジアミ
ンを挙げることができ、それらを単独、あるいは、混合
物として使用することができる。
1,4−ジアミノジフェニルエーテル、1,3−ジアミ
ノジフェニルエーテルなどのジフェニルエーテル系ジア
ミン化合物、1,3−ジ(4−アミノフェノキシ)ベン
ゼン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン
などのジ(フェノキシ)ベンゼン系ジアミン化合物、
2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(3−アミノフェノ
キシ)フェニル〕プロパン等のビス(フェノキシフェニ
ル)プロパン系ジアミン系化合物、ビス〔4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビス〔4−(3
−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホンなどのジ(フ
ェノキシフェニル)スルホン系ジアミン化合物などの
『芳香族環を2〜4個有する芳香族ジアミン化合物』を
主として(90モル%以上)含有する芳香族ジアミンを
好適に挙げることができる。
れる有機極性溶媒としては、例えば、N,N−ジメチル
アセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミド、N,N
−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミ
ド、N−メチル−2−ピロリドンなどのアミド系溶媒、
ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、ジメチ
ルスルホン、ジエチルスルホン、ヘキサメチルスルホル
アミドなどの硫黄原子を含有する溶媒、クレゾール、フ
ェノール、キシレノールなどのフェノール系溶媒、アセ
トン、メタノール、エタノール、エチレングリコール、
ジオキサン、テトラヒドロフランなどの酸素原子を分子
内に有する溶媒、ピリジン、テトラメチル尿素などのそ
の他の溶媒を挙げることができ、さらに、必要であれ
ば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水
素系の溶媒、ソルベントナフサ、ベンゾニトリルのよう
な他の種類の有機溶媒を併用することも可能である。
れるビスマレイミド樹脂は、マレイン酸無水物とジアミ
ン化合物とを縮合させて得られた、マレイン酸に基づく
不飽和(二重結合)基を両末端に有するものであればよ
く、例えば、ジアミノベンゼン、4,4’−ジアミノ−
3,3,−ジメチルビフェニル、1,4−ジアミノジフ
ェニルエーテル、1,4−ジアミノジフェニルメタン、
2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、1,4
−ジアミノジフェニルスルホン、1,3−ビス(4−ア
ミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノ
フェノキシ)ベンゼン、ビス〔4−(3−アミノフェノ
キシ)フェニル〕スルホンなどの芳香族ジアミン1モル
と無水マレイン酸2モルとを反応させて得られた可溶性
のビスマレイミドを好適に挙げることができる。
テトラカルボン酸成分を過剰の前記ジアミン成分と反応
させて得られた両末端にアミノ基を有するイミドオリゴ
マーに、さらに無水マレイン酸を反応させて得られた下
記の一般式(II)で示されるビスマレイミド化合物も
好適に上げることができる。
基であり、Rはテトラカルボン酸成分に基づく4価の残
基である。又、mは1〜10、特に1〜5程度であ
る。)
使用できるビスマレイミドとしては三井東圧化学(株)
製の『ビスマレイミド』、味の素(株)製の『ビスマレ
イミド樹脂(ATU−BMI樹脂)』、日本ポリイミド
(株)製の『ケルイミド(NE20200)』、テクノ
ヘミー社製の『コンピミド353』などのマレイミド樹
脂も好適に挙げることができる。
れるエポキシ基を有するエポキシ化合物としては、例え
ば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノール
F型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹
脂、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、グリシジルエ
ステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹
脂などの『1個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合
物』を挙げることができ、前述の各種のエポキシ樹脂を
複数併用することもできる。この発明では、エポキシ樹
脂は、融点が90℃以下、特に0〜80℃程度であるも
の、あるいは、30℃以下の温度で液状であるものが特
に好ましい。
は、前述のエポキシ化合物(樹脂)の適当な硬化剤、硬
化促進剤などが少量添加されていてもよい。前記のエポ
キシ化合物の硬化剤、硬化促進剤としては、イミダール
類、第3級アミン類、フェノール類、トリフェニルフォ
スフイン類、ジシアンジアミド類、ヒドラジン類、芳香
族ジアミン類、有機過酸化物などを挙げることができ
る。
適宜決めることができるが、エポキシ樹脂100重量部
に対して0.01〜60重量部、特に0.03〜50重
量部程度使用することことが好ましい。
に、(a−1)前記のビフェニルテトラカルボン酸類を
主成分とする芳香族テトラカルボン酸成分と、前述の一
般式Iで示されるジアミノポリシロキサン20〜80モ
ル%及び芳香族ジアミン20〜80モル%からなる芳香
族ジアミン成分とから得られた可溶性のポリマーであっ
て、フィルムに形成した場合に弾性率が150kg/m
m2以下、特に好ましくは0.5〜100kg/mm2
であって、さらに、そのフィルムの軟化温度が5℃以
上、特に5〜250℃程度であるポリイミドシロキサ
ン、
量部、特に5〜30重量部、(c−1)エポキシ基を有
するエポキシ化合物50〜200重量部、好ましくは5
5〜150重量部、および、(d−1)エポキシ硬化剤
がエポキシ化合物100重量部に対して0.01〜60
重量部、特に0.03〜50重量部が樹脂成分としてと
して含有されている耐熱性樹脂接着剤が、金属箔と耐熱
性フィルムとを比較的低い接着温度で接着させることが
できると共に、接着剤層として加熱硬化された後にもか
なり柔軟性を有しているので好適である。
前述の種々の優れた点を有していると共に、厚さ5〜1
50μm程度の柔軟な耐熱性樹脂フィルムと銅箔、アル
ミニウム箔などの金属箔とがこの接着剤層を介して接合
して得られた金属箔張合わせ材料(フレキシブル銅張り
板)をエッチング処理して配線基板とした場合に、接着
操作において加熱硬化された接着剤層が極めて柔軟であ
って、その配線基板が極めて激しいカールを生じること
がないのである。
ミドシロキサンと、ビスマレイミド樹脂と、エポキシ化
合物と、エポキシ硬化剤とからなる特定の組成比の樹脂
成分が主成分として(特に90重量%以上、さらに好ま
しくは95〜100重量%程度)含有されている耐熱性
の接着剤であればよいが、前記全樹脂成分が、適当な有
機極性溶媒中に、特に3〜50重量%、さらに好ましく
は5〜40重量%の濃度で、均一に溶解されている耐熱
性の接着剤の溶液組成物であってもよい。
の溶液粘度(30℃)が、約0.1〜10000ポイ
ズ、特に0.2〜5000ポイズ、さらに好ましくは1
〜1000ポイズ程度であることが好ましい。また、前
記溶液組成物は、二酸化ケイ素(例えば、日本アエロジ
ル社製の『アエロジル200』)等の微細な無機充填剤
が配合されていてもよい。
化の樹脂成分のみの組成物の軟化点(熱板上で軟化が開
始する温度)が、150℃以下、特に120℃以下、さ
らに好ましくは0〜100℃程度であることが好まし
い。この発明の耐熱性の接着剤は、100〜350℃、
さらに好ましくは120〜300℃(特に140〜25
0℃)の硬化温度に加熱することによって熱硬化するこ
とができるものであることが好ましい。
成分として、フェノール樹脂などの他の熱硬化性樹脂な
どが少ない割合で含有されていてもよい。
する際に使用される有機極性溶媒は、前述のポリイミド
シロキサンの製造に使用される有機極性溶媒をそのまま
使用することができ、例えば、ジオキサン、テトラヒド
ロフランなどの酸素原子を分子内に有する有機極性溶媒
を好適に使用することがでる。
成分の全てが有機極性溶媒に均一に溶解されている耐熱
性の接着剤の溶液組成物を、適当な金属箔、芳香族ポリ
イミドフィルムなどの耐熱性フィルム面、または、ポリ
エステルやポリエチレンなどの熱可塑性樹脂性のフィル
ム面上に塗布し、その塗布層を80〜200℃の温度で
20秒〜100分間乾燥することによって、溶媒が1重
量%以下にまで除去された(好ましくは溶媒残存割合が
特に0.5重量%以下である)未硬化状態の耐熱性の接
着剤の薄膜(厚さが約1〜200μmであるドライフィ
ルム又はシート)を形成することができる。
性の接着剤の薄膜は、好適な柔軟性を有しており、紙管
などに巻きつけたり、また、打ち抜き法などの穴開け加
工をすることもでき、さらに、例えば、前記の耐熱性又
は熱可塑性フィルム上に未硬化の耐熱性接着剤の薄層が
形成されている積層シートと、転写先用の金属箔または
耐熱性フィルムなどとを重ね合わせて、約20〜200
℃温度に加熱された一対のロール(ラミネートロール)
間を通すことによって、転写先用の金属箔又は耐熱性フ
ィルム上に転写することも可能である。
性フィルムと金属箔等とを接合させて銅張基板などの積
層体を形成するには、例えば、前述のように形成された
薄膜状の耐熱性接着剤層を介して、耐熱性フィルムと金
属箔とを、80〜200℃、特に120〜180℃の温
度で、加圧下に、ラミネート(張り合わせ)して、さら
に、そのラミネートされたものを、約160〜350
℃、特に180〜280℃の温度で、30分間〜40時
間、特に1〜30時間加熱して、前記耐熱性の接着剤層
を加熱硬化させることによって、前述の積層体を何らの
支障もなく容易に連続的に製造することができる。
イミドフィルム、ポリアミドフィルム、ポリエーテルエ
ーテルケトン、PEEKフィルム、ポリエーテルスルホ
ンフィルムなどの耐熱性フィルムと、銅箔などの適当な
金属箔と接合するために好適に使用することができる。
詳しく説明する。以下の実施例等において、対数粘度
(η)は、樹脂成分濃度が0.5g/100ミリリット
ル溶媒となるように、芳香族ポリイミドまたはイミドオ
リゴマーを,N−メチル−2−ピロリドンに均一に溶解
して樹脂溶液を調製し、その溶液の溶液粘度および溶媒
のみの溶液粘度を30℃で測定して下記の計算式で算出
された値である。
は、粘弾性試験における粘弾性ピークのTanδ(高温
側)より求めた値である。
り試験機を用いて、剥離速度50mm/分で90°(T
型)剥離試験を行って測定した結果である。
基板を形成し、その銅箔をエッチング処理して除去した
後の配線板のカール性を示す曲率半径は、JIS規格C
5012に示された計算式〔曲率半径(mm)=L2/
8h(L:試料長さ、h:そり高さ)〕で算出された値
である。
2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物(a−BPDA)0.054 モル、(b)ω,
ω’−ビス(3−アミノプロピル)ポリジメチルシロキ
サン(信越シリコン(株)製、X−22−161AS、
n:9)0.027モル、および、(c)N−メチル−
2−ピロリドン(NMP)160gを仕込み、窒素気流
中、50℃で2時間攪拌して、アミック酸オリゴマーを
生成させ、次いで、その反応液を約200℃に昇温して
その温度で3時間攪拌して末端に無水基を有するイミド
シロキサンオリゴマ−(A−1成分、平均重合度:1)
を生成させた。
ン(X−22−161AS)およびNMPをそれぞれ使
用したほかは、参考例1と同様にして末端に無水基を有
するイミドシロキサンオリゴマー(A−2、平均重合
度:2、および、A−3、平均重合度:6)をそれぞれ
製造した。
酸二無水物(a−BPDA)0.035 モル (b)2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル〕プロパン(BAPP) 0.070モル、およ
び、 (c) N−メチル−2−ピロリドン(NMP)155
g を仕込み、窒素気流中50℃で2時間攪拌してアミック
酸オリゴマーを生成させ、次いで、その反応液を約20
0℃に昇温してその温度で3時間攪拌して末端に無水基
を有するイミドオリゴマー(B−1成分、平均重合度:
1)を生成させた。
をそれぞれ使用したほかは、参考例4と同様にして末端
にアミノ基を有するイミドオリゴマーB−2(平均重合
度;2)、B−3(平均重合度;5)およびB−4(平
均重合度;10)をそれぞれ製造した。
2成分)14.14g(0.0055モル)の20重量
%NMP溶液、及び、参考例6で製造したイミドオリゴ
マー(B−3成分)24.33g(0.0055モル)
の20重量%のNMP溶液を容量500ミリリットルの
ガラス製フラスコに仕込み、窒素気流中、50℃で1時
間攪拌してポリアミック酸ブロックポリマーを生成さ
せ、次いで、その反応液を200℃に昇温して、その温
度で3時間攪拌してポリイミドシロキサン(ブロックポ
リマー)を生成させた。前記ポリイミドシロキサンは、
イミド化率が95%以上であり、対数粘度が0.49で
あった。
に示すような量および反応条件で使用したほかは参考例
8と同様にして、ポリイミドシロキサン(ブロックポリ
マー)をそれぞれ製造した。製造された各ポリイミドシ
ロキサンの対数粘度、フィルムに形成した際の弾性率お
よび軟化温度を第2表に示す。
製、X−22−161AS):0.012モル (c)BAPP:0.042モル、および、 (d)NMP:175gを 仕込んだ後、窒素気流中、50℃で2時間攪拌してアミ
ック酸オリゴマーを生成させ、次いでその反応液を約2
00℃に昇温して、その温度で3時間攪拌してポリイミ
ドシロキサン(ランダムポリマー、対数粘度:0.5
9、シロキサン単位の含有率:22.2モル%)を生成
させた。それらのポリイミドシロキサンの物性を第2表
に示す。
製、X−22−161AS):0.016モル (c)BAPP:0.032モル、および、 (d) NMP:165g を仕込んだ後、窒素気流中、50℃で2時間攪拌してア
ミック酸オリゴマーを生成させ、次いでその反応液を約
200℃に昇温して、その温度で3時間攪拌してポリイ
ミドシロキサン(ランダムポリマー、対数粘度:0.5
6、シロキサン単位の含有率:33.3モル%)を生成
させた。それらのポリイミドシロキサンの物性を第2表
に示す。
リットルのガラス製フラスコに、前述の参考例8で製造
されたポリイミドシロキサン(ブロックポリマー、A−
2−B−3)25g、ビスマレイミド樹脂(テクノヘミ
ー社製、コンピミド353)45g、エポキシ樹脂(油
化シェルエポキシ社製、商品名:エピコート152)3
0g、2−フェニルイミダゾール2.5g、および、ジ
オキサン185gを仕込み、室温(25℃)で、約2時
間攪拌して均一な耐熱性の接着剤の溶液組成物(25℃
の粘度:7ポイズ)を調製した。この溶液組成物は、室
温に1週間放置しても均一な溶液の状態(粘度)を保持
していた。
述の耐熱性接着剤の溶液組成物をポリイミドフィルム
(宇部興産(株)製、商品名:UPILEX−Sタイ
プ、厚さ75μm)上にドクターブレードで125μm
の厚さで塗布し、次いで、その塗布層を50℃で30分
間、100℃で30分間、加熱して乾燥し、ポリイミド
フィルム上に厚さ約20μmの耐熱性の接着剤層(未硬
化の乾燥された層、軟化点:60℃)を形成した。
フィルムと銅箔(35μm)とを重ね合わせて130℃
に加熱したラミネートロール間で圧力を加えながら通過
させることにより圧着し、この圧着した積層体を100
℃で1時間、120℃で1時間、180℃で1時間、2
00℃で1時間、さらに、220℃で5時間、窒素気流
中で加熱処理して、耐熱性の接着剤層を硬化させ、積層
体を製造した。得られた積層体について、接着強度を測
定し、その結果を第3表に示す。
イミドシロキサン(ブロック)を使用し、各成分の組成
を第3表に示すようにしたほかは、実施例1と同様にし
て、耐熱性の接着剤の溶液組成物をそれぞれ調製した。
前記の各溶液組成物を使用したほかは、実施例1と同様
にして、積層体をそれぞれ製造した。その積層体の性能
を第3表に示す。
(ランダム)を使用し、各成分の組成を第3表に示すよ
うにしたほかは、実施例1と同様にして、耐熱性の接着
剤の溶液組成物をそれぞれ調製した。前記の各溶液組成
物を使用したほかは、実施例1と同様にして、積層体を
それぞれ製造した。その積層体の性能を第3表に示す。
タック性(保護用フィルムとのタック性)、パンチング
性、加熱接着時の作業性を総合的に評価したものであ
り、○は良、△は普通、×は不良を示す。また、第3表
において、硬化剤は、2−フェニルイミダゾールであ
る。
マレイミド樹脂(コンピミド353)67g及びジオキ
サン230gだけを用いた他は実施例1と同様にして耐
熱性の接着剤の溶液組成物を調製した。その溶液組成物
を用いたほかは実施例1と同様にしてポリイミドフィル
ム上に前記溶液組成物を塗布し乾燥して、接着剤層(未
硬化の乾燥された接着剤層、厚さ:20μm)を形成し
た。
接着剤層は、粘着性が乏しく、ポリイミドフィルム上か
ら簡単に剥がれ、銅箔とラミネートして積層体を製造す
ることは実質的に不可能であった。
ミド樹脂(コンピミド353)60g及びジオキサン1
50gだけを用いた他は実施例1と同様にして耐熱性の
接着剤の溶液組成物を調製した。その溶液組成物を用い
たほかは実施例1と同様にしてポリイミドフィルム上に
前記溶液組成物を塗布し乾燥して、接着剤層(未硬化の
乾燥された接着剤層、厚さ:20μm)を形成した。前
記の接着剤層の形成されたポリイミドフィルムと銅箔と
のラミネートを行ったがラミネートの際に接着剤層が流
れて積層体を製造することができなかった。
〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン
(3−BAPS)0.1309モル、無水マレイン酸 0.27モル、および、N,N−ジメチルアセトアミド
(DMAC)280gを仕込んだ後、窒素気流中、約1
70℃の温度で約3時間攪拌する合成法によって、下記
の化学構造式を有するビスマレイミドAを製造した。
PDA 0.1ミリモル、1,3−ビス(4−アミノフ
ェノキシ)ベンゼン(TPE−R)0.2ミリモル、お
よび、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAC)24
0gを仕込んだ後、窒素気流中、約170℃の温度で約
3時間攪拌して反応を行いオリゴマーを生成させ、その
後、無水マレイン酸0.21ミリモルを仕込み、窒素気
流下、約170℃の温度で約3時間攪拌する合成法によ
って、一般式IIで示されるビスマレイミドB(但し、
一般式IIにおいて、2価の残基であるAおよび4価の
残基であるRは、それぞれ次に示す化学構造を有するも
のである。)を製造した。
のガラス製フラスコに、前述の参考例8で製造されたポ
リイミドシロキサン(ブロックポリマー、A−2−B−
3)55g、ビスマレイミド樹脂(参考例15で製造し
たビスマレイミドA)45g、エポキシ樹脂(油化シェ
ルエポキシ(株)製、商品名:エピコート152、87
1、および三菱瓦斯化学(株)製、商品名:テトラッド
ーXの混合物)40g、2−フェニルイミダゾール(2
−PZ)2.0g、および、ジオキサン200gを仕込
み、室温(25℃)で、約2時間攪拌して均一な耐熱性
の接着剤の溶液組成物(25℃の粘度:12ポイズ)を
調製した。この溶液組成物は、室温に1週間放置しても
均一な溶液の状態(粘度)を保持していた。
記の耐熱性の接着剤の溶液組成物を用いたほかは、実施
例1と同様にして、積層体を製造した。その積層体の性
能を第4表に示す。
イミドシロキサン(ブロック)、参考例15〜16で製
造されたビスマレイミドA及びBなどの第4表に示すビ
スマレイミド化合物、および、第4表に示すエポキシ樹
脂を使用し、各成分の組成を第4表に示すようにしたほ
かは、実施例12と同様にして、耐熱性の接着剤の溶液
組成物をそれぞれ調製した。前記の各溶液組成物を使用
したほかは、実施例12と同様にして、積層体をそれぞ
れ製造した。その積層体の性能を第4表に示す。
14、17〜19及び比較例3は、2−フェニルイミダ
ゾール(2−PZ)をそれぞれの使用量で使用した。実
施例15及び20は、4,4’−ジアミノジフェニルメ
タン(DDM)を25g使用し、実施例16及び21
は、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン(DDS)
を26g使用し、さらに、実施例21は、ノボラックを
20g使用した。なお実施例20は、2−PZ1.0g
も併用した。
の溶液組成物を支持フィルム上に塗布し比較的低温で乾
燥することによって、未硬化で薄層状態の耐熱性の接着
剤層を容易に形成することができ、しかも、その薄層の
耐熱性の接着剤層が充分な柔軟性を有しており、しか
も、その支持フィルム上の薄層の耐熱性接の着剤層が、
穴開け加工を受けても何ら支障がなく、また、他の耐熱
性の支持フィルム上へ適当な温度で転写することも可能
であり、そして、耐熱性フィルムと銅箔とのラミネート
を比較的低温で実施することができる作業性のよいもの
である。
熱硬化された後でも、耐熱性、可とう性などに優れてい
るので、特にフレキシブル配線基板、TAB用銅張り基
板などの接着剤として好適に使用することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】(a)ビフェニルテトラカルボン酸類を主
成分とする芳香族テトラカルボン酸成分と、一般式
(I) 【化1】 (ただし、式中のRは、2価の炭化水素残基を示し、R
1、R2、R3及びR4は低級アルキル基又はフェニル
基を示し、nは3〜60の整数を示す。)で示されるジ
アミノポリシロキサン10〜80モル%及び芳香族ジア
ミン20〜90モル%からなるジアミン成分とから得ら
れた可溶性のポリイミドシロキサン100重量部、 (b)ビスマレイミド樹脂5〜500重量部、 (c) エポキシ基を有するエポキシ化合物55〜25
0重量部、および、 (d) エポキシ硬化剤が、樹脂成分として含有されて
いることを特徴とする耐熱性の接着剤。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP27301991A JP2952868B2 (ja) | 1990-11-30 | 1991-07-23 | 耐熱性の接着剤 |
| US07/801,686 US5180627A (en) | 1990-11-30 | 1991-12-02 | Heat resistant adhesive composition |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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| JP2-330102 | 1990-11-30 | ||
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525452A true JPH0525452A (ja) | 1993-02-02 |
| JP2952868B2 JP2952868B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
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| JP27301991A Expired - Fee Related JP2952868B2 (ja) | 1990-11-30 | 1991-07-23 | 耐熱性の接着剤 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1991-07-23 JP JP27301991A patent/JP2952868B2/ja not_active Expired - Fee Related
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