JPH05255893A - 液体処理用搬送装置 - Google Patents
液体処理用搬送装置Info
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- JPH05255893A JPH05255893A JP5565992A JP5565992A JPH05255893A JP H05255893 A JPH05255893 A JP H05255893A JP 5565992 A JP5565992 A JP 5565992A JP 5565992 A JP5565992 A JP 5565992A JP H05255893 A JPH05255893 A JP H05255893A
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Abstract
動させるとともに、被処理物を揺動できるようにした搬
送装置において、搬送装置全体の構造を簡略化でき、設
置スペースが狭くて済み、搬送経路あるいは昇降位置の
変更にも容易に対応できる液体処理用搬送装置を提供す
る。 【構成】 被処理物Aを分担して保持する複数のホイス
ト等の吊り下げ昇降手段30と、各吊り下げ昇降手段3
0が自由走行する走行路とを備え、この走行路が、処理
用走行路20および返送用走行路22と、処理用走行路
20と返送用走行路22の両端で両走行路の間を往復す
る可動走行路24、25とからなり、処理用走行路およ
び返送用走行路には、それぞれ、シャトルコンベアやチ
ェーンコンベア等の吊り下げ昇降手段の移動手段50、
60を備えている。
Description
に関し、詳しくは、自動車の車体や電化製品の塗装ライ
ンで、被塗装物に脱脂、水洗、電着塗装などの各種処理
を順次施す場合のように、被処理物を処理ライン上で搬
送しながら、この搬送経路の途中で、被処理物に、水な
どの液体を用いた処理を施す際に用いられる搬送装置に
関するものである。
品、スチール家具などの塗装ラインでは、自動車の車体
などの被処理物に、まず、脱脂、水洗あるいは化成処理
などの塗装前処理を行い、つぎに、電着塗装などの塗装
処理を行い、さらに、電着塗装後の洗浄処理を行うな
ど、水その他の様々な液体を被処理物の表面に作用させ
る処理、すなわち液体処理が行われる。
槽に被処理物を浸漬したり、被処理物の周囲を壁で囲ん
だ状態で液体を噴霧したりするなど、液体処理を行うた
めの空間、すなわち液体処理槽に被処理物を送り込む必
要がある。液体処理槽は、被処理物の搬送経路とは別の
位置に設けられるので、被処理物を搬送経路から液体処
理槽へ送り込んだり、液体処理を終えた被処理物を液体
処理槽から搬送経路へと戻す機構が必要になる。
る浸漬式塗装法では、被処理物の形状によっては、被処
理物を液体処理槽の処理液に浸けただけでは十分な処理
が出来ない場合がある。これは、立体的な被処理物を処
理液に浸けると、被処理物の内部にエアーポケットと呼
ばれる空気溜まりが生じ、この部分では処理液が被処理
物に接触することができないのである。例えば、電着塗
装処理において、このようなエアーポケットが出来る
と、当然、この部分には塗装がされず、塗装不良が発生
してしまう。スプレー塗装のように、液体を噴霧状態で
被処理物に作用させる場合も、スプレーガンの配置によ
って、被処理物の内部に噴霧液体が十分に到達できない
場所が出来る場合がある。
槽内で、被処理物を揺動させることが考えられた。被処
理物を揺動させれば、内部空間に溜まった空気が逃げ出
し易くなるので、エアーポケットを解消することができ
る。また、被処理物の姿勢が変われば、それまで到達で
きなかった場所にも噴霧液体が届くことになる。上記の
ような、搬送経路と液体処理槽の間の被処理物の移送、
および、液体処理槽内での被処理物の揺動を行える搬送
装置として、前記した塗装ラインなどでは、従来、つぎ
に説明するような搬送装置が提案されている。
ガーリフトを利用する装置が開示されている。すなわ
ち、コンベアなどが敷設された搬送経路の下方に、複数
の処理槽が設置され、各処理槽毎に一対のハンガーリフ
ト装置が設置されている。被処理物を収容したハンガー
を搬送経路からハンガーリフト装置に移して、一対のハ
ンガーリフトを同時に昇降させることによって、被処理
物を処理槽に送り込んだり引き上げたりし、また、一対
のハンガーリフトを別個に昇降させることによって、被
処理物を揺動させることができるようになっている。
送経路に沿ってレールを敷設し、このレール上を走行す
る自走式ホイストを備えたものがある。この自走式ホイ
ストで、被処理物を昇降させて、搬送経路の下方に設置
された液体処理槽へと送り込んだり、液体処理槽から被
処理物を取り出したりする。ホイストには、モータなど
で駆動される走行機構が組み込んであって、ホイストが
レール上を自走することで、被処理物を自在に搬送でき
るようになっている。また、ひとつの被処理物を複数の
ホイストで吊り下げるようにしておき、これらの複数の
ホイストを交互に昇降させることで、被処理物を揺動で
きるようにすることも考えられた。
来技術の搬送装置では、搬送装置が複雑かつ大型にな
り、広い設置スペースを必要とするという問題があっ
た。まず、自走式ホイストを用いた装置では、ホイスト
自体にモータや駆動機構を備えているため、構造が複雑
になり重量や体積も大きくなる。このような自走式ホイ
ストを、ひとつの被処理物当たり複数台必要とするの
で、複数の被処理物を同時に取り扱う搬送経路全体で
は、自走式ホイスト、および、これを吊り下げるレール
やレールの支持構造などが、きわめて大掛かりなものと
なる。また、複数の自走式ホイストの走行および昇降動
作を制御するのは、大変に難しく、制御操作や作動状態
の管理も面倒である。
式ホイストは、再び出発点まで戻す必要があるため、搬
送経路に沿った往行用レールの他に、自走式ホイストの
返送経路となる復行用レールを設置しておく必要があ
る。そして、往行用レールと復行用レールは一体に連続
したループ状を構成していて、自走式ホイストが往行用
レールと復行用レールの間を自由に走行できるようにし
ておく必要がある。前記したように構造が複雑で大型の
自走式ホイストを、しかも、ひとつの被処理物に対して
複数台の自走式ホイストが一体になった状態で、ループ
状のレール上を走行させるには、往復の自走式ホイスト
同士が衝突しないように往行用レールと復行用レールと
の間隔を広くとるとともに、自走式ホイストの駆動輪が
スムーズに方向転換できるように、レールの曲率をかな
り大きくしなければならない。特に、往行用レールおよ
び復行用レールの両端では、互いのレールに乗り移るた
めに、180°の方向転換が必要であり、この部分にお
けるレールの曲率半径は非常に大きくなってしまう。そ
の結果、レールの設置面積すなわち搬送装置の占有面積
が非常に広くなり、搬送装置全体の設備費や用地コスト
が増大してしまうのである。
処理槽毎に、処理槽の外側に一対のハンガーリフトを固
定設置しておく必要があり、ハンガーリフトの設置コス
トが高くつき、設置面積も広くなる。また、処理槽に隣
接してハンガーリフトを設置しておくと、処理槽への各
種設備や配管の設置や、処理槽における作業の邪魔にな
る。さらに、被処理物の昇降は、ハンガーリフト装置の
設置個所でしか行えず、処理ラインの設計変更や改造
で、処理槽の位置が変わったり、被処理物の昇降を必要
とする位置が変わっても、簡単には対応できず、いちい
ちハンガーリフト装置の設置工事を行わなければならな
い。
に、被処理物を搬送経路から液体処理槽に昇降移動させ
るとともに、被処理物を揺動できるようにした搬送装置
において、搬送装置全体の構造を簡略化でき、設置スペ
ースが狭くて済み、搬送経路あるいは昇降位置の変更に
も容易に対応できる液体処理用搬送装置を提供すること
にある。
の発明にかかる液体処理用搬送装置は、被処理物の搬送
経路下方に液体処理槽を備え、被処理物を搬送経路から
液体処理槽に送り込んで液体による処理を施すようにな
っているとともに、被処理物を揺動させる手段を備えた
液体処理用搬送装置において、被処理物を分担して保持
し、それぞれが独立して昇降する複数の吊り下げ昇降手
段と、各吊り下げ昇降手段が自由走行する走行路とを備
え、この走行路が、被処理物の搬送経路に沿う処理用走
行路と、この処理用走行路の側方に設置された返送用走
行路と、処理用走行路と返送用走行路の両端で両走行路
の間を往復する可動走行路とからなり、処理用走行路お
よび返送用走行路には、それぞれ、吊り下げ昇降手段の
移動手段を備えている。
記した従来技術で説明したような、通常の液体処理用搬
送装置と同様である。すなわち、前記した電着塗装ライ
ンにおいて、脱脂、水洗、電着塗装工程を順次行う場合
のように、それぞれの処理工程で必要な単独もしくは複
数の液体処理槽が、被処理物の搬送経路の下方に設置さ
れている。被処理物は、搬送経路を移動しながら、必要
な処理を行うときには、搬送経路から下方の液体処理槽
へと送り込まれ、液体処理槽における処理が終われば、
被処理物を上昇させて搬送経路に戻す。
噴霧装置を備えたスプレーブースなど、一定の空間内
で、被処理物に液体による処理を施すようになっていれ
ば、具体的な構造や、そこで行う処理の内容は自由に設
定できる。搬送経路には、液体処理工程以外の処理工
程、例えば、乾燥工程や加熱工程などを組み込むことも
可能である。これらの処理工程も、液体処理工程と同様
に吊り下げ昇降手段を利用して、被処理物を搬送経路の
下方に移動させてから処理を行ってもよいし、搬送ある
いは処理の邪魔にならなければ、搬送経路のままで処理
を行ってもよい。
して、被処理物の四隅など分担して保持する、複数の吊
り下げ昇降手段を備えている。被処理物は、吊り下げ昇
降手段に直接保持させてもよいし、被処理物を搬送台や
搬送ハンガー、搬送カゴのような保持部材に収容した状
態で、この保持部材を吊り下げ昇降手段に保持させるよ
うにしてもよい。吊り下げ昇降手段としては、被処理物
またはその保持部材を着脱可能に保持するワイヤやアー
ムが、モータ等の駆動機構で昇降自在に取り付けられて
いるものであり、いわゆるホイストの構造を適用でき
る。
を行い易くしたりするには、被処理物の四隅個所を、そ
れぞれ吊り下げ昇降手段で分担して保持しておくのが好
ましい。しかし、被処理物の形状構造によっては、四隅
以外の個所で保持したり、3個所あるいは、5個所以上
で被処理物を分担保持することも可能である。吊り下げ
昇降手段は、走行路に沿って自由走行するように取り付
けられている。走行路は、H型鋼からなる走行レールの
ように、吊り下げ昇降手段を移動可能に支持できる構造
であれば、各種の搬送装置における走行路と同様の構造
が採用できる。吊り下げ昇降手段は、走行路に、車輪な
どを介して支持されており、走行路を自由に走行できる
ようになっている。車輪の代わりに、コロやボールを用
いた摺動機構や、磁気や流体を用いた摺動支持機構で、
走行可能に支持されていてもよい。但し、吊り下げ昇降
手段自体には、吊り下げ昇降手段を走行移動させるため
のモータその他の駆動機構を設けない。すなわち、自由
走行とは、吊り下げ昇降手段に外力を加えれば走行させ
ることが可能な状態で、走行路に取り付けられていると
いうことである。
げ昇降手段が一体連結されていて、常に同時に移動する
ようになっていてもよいし、複数の吊り下げ昇降手段
を、いくつかの吊り下げ昇降手段ごとに分割して、別個
に移動できるようにしておいたり、個々の吊り下げ昇降
手段がそれぞれ別個に移動するようになっていてもよ
い。
を備えている。処理用走行路は、被処理物の搬送経路に
沿って設けられ、吊り下げ昇降手段に保持された被処理
物を各液体処理槽に順番に送り込む際に用いられる。返
送用走行路は、処理用走行路の側方に設置され、被処理
物の搬送を終了した吊り下げ昇降手段を搬送経路の出発
点側に戻すのに用いられる。
に配置して、それぞれの走行レールで吊り下げ昇降手段
を走行させるようにしておけば、被処理物を、左右の走
行レールに取り付けられた吊り下げ昇降手段で、安定し
て保持することができる。処理用走行路は、液体処理槽
の配置や各処理工程における処理設備の配置や処理操作
の手順にしたがって、任意の長さおよび経路で形成する
ことができる。処理用走行路の一部に曲線部分や傾斜部
分があってもよい。
行な走行路で構成されている場合は、左右の処理用走行
路の両側にそれぞれ返送用走行路を設置すればよい。返
送用走行路は、その両端が、処理用走行路の両端に近接
した位置に配置されていれば、その途中では、処理用走
行路から離れていたり、別の経路をとるようにしておい
てもよい。
路の両端に、それぞれ設けられ、可動走行路の一端が、
処理用走行路の端部に配置される状態と、処理用走行路
に隣接する返送用走行路の端部に配置される状態との間
を、吊り下げ昇降手段を取り付けた状態で、往復作動す
るようになっている。処理用走行路と返送用走行路の端
部が平行に並んでいる場合は、可動走行路を平行移動さ
せて、両走行路の端部に配置するのが、作動機構が簡単
で設置スペースもとらず好ましい。しかし、可動走行路
を旋回させて、両走行路の端部に配置するようにしても
よい。可動走行路の往復作動手段としては、モータで駆
動されるピニオンギア機構や、クランク機構、シリンダ
機構など、通常の機械装置における往復作動装置を用い
ることができる。
吊り下げ昇降手段の移動手段としては、既知の各種搬送
装置などに採用されている通常の移動手段が適用でき
る。具体的には、シャトルコンベアやチェーンコンベア
など、走行路に取り付けられた多数の吊り下げ昇降手段
を、同時に一定方向に送ることができるものが好まし
い。移動手段は、吊り下げ昇降手段が可動走行路にある
段階から、処理用走行路または返送用走行路に向けて移
動を開始させ、処理用走行路および返送用走行路から反
対側の可動走行路に移った段階で移動を停止させる。そ
のため、移動手段は、両端位置で、吊り下げ昇降手段へ
の駆動力伝達の開始解除が行えるようにしておく。移動
手段は、処理用走行路と返送用走行路で独立して作動す
ればよいので、それぞれの走行路で、構造の異なる移動
手段を採用することができる。具体的には、処理用走行
路における移動手段は、各液体処理槽間の移動と、液体
処理槽の位置での停止とを交互に繰り返す断続的な移動
制御が行えるようにしておく。返送用走行路では、吊り
下げ昇降手段を搬送経路の出発点に迅速に戻せばよいの
で、断続的な移動制御は必要ない。
吊り下げ昇降手段に搭載されたモータに電力を供給する
などして、外部から動力を供給する必要がある。動力の
供給手段、例えば給電ラインを、処理用走行路の全長に
わたって連続的に設置しておいてもよいが、液体処理槽
などの所定位置に吊り下げ昇降手段がきたときだけ、動
力が供給されるように、必要な個所のみに動力の供給手
段、例えば給電点を設けておけば、動力供給の設備が簡
単になり保守管理も容易である。また、吊り下げ昇降手
段の昇降作動は、個々の吊り下げ昇降手段毎に備えた操
作盤やスイッチで制御してもよいが、複数の吊り下げ昇
降手段への動力の供給や昇降位置の制御を、処理用走行
路とは別の場所に設置された中央制御装置などの制御手
段で一括して行えば、搬送ライン全体の作動制御が効率
的かつ安全確実に行える。
て昇降する複数の吊り下げ昇降手段で、被処理物を保持
しておけば、複数の吊り下げ昇降手段を同時に昇降させ
たときには、被処理物が安定した状態で上下に昇降し、
複数の吊り下げ昇降手段を別々に昇降させたときには、
被処理物の姿勢が傾いて、いわゆる揺動を行わせること
ができる。
る複数の吊り下げ昇降手段は、搬送経路に沿って出発点
から終点まで移動させるとともに、終点に到達した吊り
下げ運搬手段を、再び使用するために、出発点まで送り
返す必要がある。この発明では、吊り下げ昇降手段の走
行路として、従来の搬送装置のようなループ状の走行路
を設けるのではなく、処理用走行路と返送用走行路を別
個に備え、この処理用走行路と返送用走行路の間を、往
復作動する可動走行路でつないでいる。その結果、走行
路の両端に、短い可動走行路が往復するだけのスペース
があればよいので、走行路の設置面積が大幅に削減でき
る。
体には、走行用の駆動モータなどからなる自走手段を設
けず、処理用走行路および返送用走行路のそれぞれに移
動手段を設けておくので、吊り下げ昇降手段の構造が簡
略化され、移動手段の制御や管理も容易になる。吊り下
げ昇降手段の構造が簡略化されて、外形が小さく重量も
軽くなれば、走行路の負担が少なくなり、簡単な構造の
ものでよくなる。処理用走行路と返送用走行路の間に
は、互いを走行する吊り下げ昇降手段同士が衝突しない
ように十分な間隔を設ける必要があるが、吊り下げ昇降
手段の外形が小さくなれば、この処理用走行路と返送用
走行路の間隔も狭くてよくなり、走行路全体の設置スペ
ースが少なくてすむ。吊り下げ昇降手段を断続的に移動
させる必要がある処理用走行路と、その必要がなく迅速
な移動が必要とされる返送用走行路で、それぞれに適し
た移動手段を採用して、吊り下げ昇降手段の作動を最適
な状態で行うことも可能になる。
がら以下に説明する。図2は、搬送装置の全体構造を示
している。複数の液体処理槽10が並んで設置され、こ
れらの液体処理槽10に、被処理物Aを順番に送り込ん
で、各種の処理を施す。液体処理槽10の上方に、処理
用走行路となる処理用レール20が敷設されている。処
理用レール20には、吊り下げ昇降手段であるホイスト
30が取り付けられている。処理用レール20に沿って
前後に並んだ2台のホイスト30、30が連結部材33
で一体連結されている。このホイスト連結体3に、搬送
台40が吊り下げられ、この搬送台40の上に被処理物
Aが載せられている。ホイスト30で搬送台40を昇降
させることによって、被処理物Aが搬送台40のまま、
液体処理槽10に降ろされたり引き上げられたりする。
造を表している。H型鋼で形成された一対の処理用レー
ル20、20が、一定の間隔をあけて平行に設置され、
それぞれの処理用レール20に、前後一対のホイスト3
0、30からなるホイスト連結体3が取り付けられてい
る。各ホイスト30は、自由回転する車輪32で処理用
レール20に吊り下げられており、ホイスト30もしく
はホイスト連結体3に外力を加えて動かせば、処理用レ
ール20に沿って自由に移動できる。なお、個々のホイ
スト30、30を連結せず、別々に外力を加えて同時に
移動させるようにしてもよい。
スト連結体3が取り付けられ、合計4台のホイスト30
の、それぞれの吊り下げフック31で、搬送台40の四
隅に取り付けられた吊り下げワイヤ41を吊っている。
すなわち、ひとつの被処理物Aを、4台のホイスト30
で分担して保持していることになる。2基のホイスト連
結体3がそれぞれの処理用レール20に沿って移動する
ことで、搬送台40および被処理物Aが搬送される。4
台のホイスト30で、同じように吊り下げフック31を
昇降させれば、搬送台40および被処理物Aは平行状態
のままで昇降させられる。しかし、前後あるいは左右の
ホイスト30を、一方だけ昇降させたり、互いに逆方向
に昇降させたりして、吊り下げフック31の高さを場所
によって変えれば、搬送台40および被処理物Aは傾斜
することになる。したがって、4台のホイスト40の昇
降高さを制御して、搬送台40および被処理物Aの傾き
方向を交互に変えれば、被処理物Aを任意のパターンで
揺動させることができる。
ぞれ間隔をあけて、返送用走行路となる返送用レール2
2、22が設けられている。返送用レール22と処理用
レール20の間隔は、隣接するレール20、22を通過
するホイスト連結体3が接触しない程度の隙間があいて
いれば十分である。処理用レール20と返送用レール2
2は、何れも直線状で互いに平行に設けられている。
ル22、22の両端には、可動走行路となる可動レール
24、25が設けられている。可動レール24、25
は、ホイスト連結体3の車輪間隔よりも少し長い程度の
比較的短いレールである。可動レール24、25は、そ
の一端が処理用レール20に連結される位置から返送用
レール20に連結される位置まで、可動レール24、2
5全体が平行移動可能なように、モータやラックピニオ
ンなどからなる往復作動機構が組み込まれている。処理
用レール20の端まで移動させたホイスト連結体3を、
処理用レール20に連結した可動レール25に移した
後、この可動レール25を返送用レール22のほうにつ
なぎ替えれば、ホイスト連結体3を、返送用レール22
に移し変えることができる。返送用レール22から処理
用レール20へのホイスト連結体3の移し替えも、可動
レール24を用いて同様に行える。可動レール24、2
5が往復作動する機構の具体的構造は、一般的にトラバ
ーサなどと呼ばれている装置と同様のものである。
から下流側に向かって被処理物Aを搬送し、図1では、
処理用レール20を一定方向(実線矢印方向)に移動す
るとともに、返送用レール22では、これと反対の一定
方向(点線矢印方向)に移動することになる。つぎに、
ホイスト連結体3を、処理用レール20または返送用レ
ール22で一定方向に移動させる機構について説明す
る。
を備えている。具体的には、左右の処理用レール20、
20の間に、処理用レール20および両端の可動レール
24、25までの長さを有する帯板状のシャトル50が
設置されている。このシャトル50は、図5に示すよう
に、モータ56およびラックピニオン機構55で駆動さ
れ、水平方向に往復動する。この往復動するシャトル5
0の両側端に多数のプッシャー爪51が取り付けられて
おり、このプッシャー爪51で、ホイスト連結体3の一
部に突出形成された押動片36を押して、ホイスト連結
体3を移動させる。左右の処理用レール20、20に取
り付けられた一対のホイスト連結体3は、完全に同期し
て移動することになる。
関係を示している。ホイスト30には、H型鋼からなる
処理用レール20を、両側から挟み下辺材の上に載って
回転走行する車輪32、32や、下辺材の両端に当接し
て案内するガイドローラ37、37を備えているととも
に、両側方に突出する棒状の押動片36が設けられてい
る。この押動片36に隣接する位置に、前記シャトル5
0のプッシャー爪51が配置されている。
1は、軸支点52を中心に旋回可能に取り付けられてい
る。シャトル50の側面には、空圧もしくは油圧等で作
動するシリンダ53が設置されている。このシリンダ5
3の進退自在なピストンの先端が、プッシャー爪51の
上端に、回転可能に連結されている。シリンダ53自体
は、その後端部分を、シャトル50の側面に回転可能に
取り付けられている。プッシャー爪51の下端は、シャ
トル50の下方に突出して、前記ホイスト30の押動爪
36に当接する位置に配置されている。したがって、こ
の状態で、シャトル50が、図4の白抜き実線矢印の方
向に作動すれば、シャトル50のプッシャー爪51で、
ホイスト30の押動爪36を押すことになり、ホイスト
連結体3が移動する。
た後、シャトル50は、図4の白抜き点線矢印の方向に
作動して元の位置に戻る。このとき、シリンダ53を作
動させてピストンを伸ばしておくと、プッシャー爪51
が旋回して、プッシャー爪51の下端が上方に跳ね上が
り、図4の二点鎖線で示す状態になる。この状態では、
プッシャー爪51が、ホイスト30の押動爪36の位置
を通過しても、押動爪36に衝突することはなく、シャ
トル50の復帰動作がスムーズに行えるとともに、ホイ
スト30が戻されてしまうこともない。
せれば、ホイスト連結体3は、処理用レール20に沿っ
て、一定距離づつ断続的に移動することになる。シャト
ル50による1サイクルの移動距離を、ひとつの液体処
理槽10から次の液体処理槽10までの間隔に設定して
おけば、ホイスト連結体3が移動する度に、各液体処理
槽10の位置まで搬送されることになる。勿論、シャト
ル50の複数サイクルの作動で、ホイスト連結体3が隣
の液体処理槽10に移動するように設定しておいても構
わない。
れぞれのプッシャー爪51に備えたシリンダ53で作動
させていたが、各種のリンク機構や歯車機構などを組み
合わせて、複数のプッシャー爪51を一括して作動させ
ることもできる。つぎに、図6には、返送用レール22
において、ホイスト連結体3を移動させる機構を示して
いる。なお、説明を判り易くするために、処理用レール
20の図示を省略している。
24、25の上方位置に、無端回転するチェーンコンベ
ア60が設置されている。チェーンコンベア60には下
方に突出するプッシャー棒62が取り付けられている。
このプッシャー棒62が、ホイスト連結体3の一部に取
り付けられた押動爪36に当接することによって、押動
爪36およびホイスト連結体3を、返送用レール22に
沿って押し動かすことになる。なお、チェーンコンベア
60には、下方に突出したプッシャー棒62が取り付け
られているだけであるから、両端の方向転換部分の曲率
およびループ全体の幅は狭くでき、チェーンコンベア6
0が、返送用レール22の外側に大きく張り出す心配は
ない。また、チェーンコンベア60のループを上下方向
に設定しておいたり、返送用レール22の内側に設定し
ておけば、返送用レール22の外側には全く張り出さな
いようにもできる。
ホイスト連結体3の移動は、処理工程毎に断続的に移動
させる必要があるが、返送用レール22では、ホイスト
連結体3を迅速に処理開始側に移動させたほうが好まし
いので、チェーンコンベア60は、ホイスト連結体3
を、可動レール25から返送用レール22を経て反対側
の可動レール24まで連続的に移動させるようにしてお
けばよい。このようにすれば、返送用レール22にホイ
スト連結体3を滞留させることがなくなり、ひとつの搬
送ラインにおけるホイスト連結体3の設置個数を少なく
することができる。
いて説明する。図2の左側位置で、左右のホイスト連結
体3、3が、それぞれの処理用レール20、20に配置
された状態で、搬送台40の四隅を各ホイスト30に吊
り下げ、搬送台40の上には被処理物Aを載せる。シャ
トル50を往復作動させて、ホイスト連結体3を、断続
的に移動させる。ホイスト連結体3すなわち被処理物A
が、液体処理槽10の上方にくると、シャトル50の作
動は止めておき、各ホイスト30を同時に作動させて、
被処理物Aを液体処理槽10の中に降ろす。被処理物A
は液体処理槽10の中で、それぞれ適当な処理が施され
る。このとき、4台のホイスト30のうち、片側のホイ
スト連結体3のホイスト30のみを少し昇降させたり、
各ホイスト連結体3で、前後のホイスト30、30を一
定範囲で逆方向に昇降させたりして、搬送台40および
被処理物Aを揺動させる。
ば、各ホイスト30…を作動させて、搬送台40および
被処理物Aを水平にしたのち、各ホイスト30…を同時
に上昇させて、液体処理槽10から被処理物Aを引き上
げる。なお、被処理物Aが液体処理槽10から引き上げ
られる途中あるいは引き上げられた後で、前記したホイ
スト30…の昇降による揺動動作を行って、被処理物A
内に溜まった処理液の排出を促進することもできる。そ
の後、シャトル50を再び作動させて、ホイスト連結体
3を、つぎの液体処理槽10の上方位置まで移動させ
る。このような動作を繰り返すことによって、被処理物
Aは各液体処理槽10における所定の処理を施される。
スト30…から、被処理物Aおよび搬送台40を取り外
し、左右のホイスト連結体3を別々に取り扱えるように
しておく。そして、図1の右端に示すように、左右の可
動レール25にホイスト連結体3を移した状態で、可動
レール25を、処理用レール20の位置から返送用レー
ル22の位置に移動させる。
ール24に搭載されたホイスト連結体3は、チェーンコ
ンベア60の作動により、可動レール25から返送レー
ル22を経て、反対側の可動レール24に搭載される状
態まで移動させられる。可動レール24に搭載されたホ
イスト連結体3は、可動レール24が処理用レール20
の位置まで移動した後、シャトル50の作動によって、
再び処理用レール20に送り込まれる。左右の処理用レ
ール20にホイスト連結体3が揃えば、前記同様に、搬
送台40および被処理物Aの吊り下げ搭載から一連の液
体処理工程が行われる。
理用搬送装置によれば、吊り下げ昇降手段の走行路を、
処理用走行路と返送用走行路に分け、その間を可動走行
路を往復させて連結していることにより、走行路の占有
面積が小さくてすみ、搬送装置全体の小型化あるいは設
置スペースの削減を図ることができる。
を設けないので、吊り下げ昇降手段の構造が簡単かつ小
型になり、それに伴って、走行路の構造も簡略化でき
る。しかも、吊り下げ昇降手段が小型かつ軽量であれ
ば、可動走行路も小さくてすみ、その往復駆動も容易に
なる。処理用走行路または返送用走行路それぞれの移動
手段を駆動制御するだけで、多数の吊り下げ昇降手段を
同時に移動制御できるので、個々の吊り下げ昇降手段に
駆動機構を設けておくのに比べて、はるかに能率的に駆
動制御が行え、中央制御手段による集中的な管理制御が
行い易い。
す斜視図
す要部拡大断面図
図
図
表す概略斜視図
Claims (2)
- 【請求項1】 被処理物の搬送経路下方に液体処理槽を
備え、被処理物を搬送経路から液体処理槽に送り込んで
液体による処理を施すようになっているとともに、被処
理物を揺動させる手段を備えた液体処理用搬送装置にお
いて、被処理物を分担して保持し、それぞれが独立して
昇降する複数の吊り下げ昇降手段と、各吊り下げ昇降手
段が自由走行する走行路とを備え、この走行路が、被処
理物の搬送経路に沿う処理用走行路と、この処理用走行
路の側方に設置された返送用走行路と、処理用走行路と
返送用走行路の両端で両走行路の間を往復する可動走行
路とからなり、処理用走行路および返送用走行路には、
それぞれ、吊り下げ昇降手段の移動手段を備えているこ
とを特徴とする液体処理用搬送装置。 - 【請求項2】 請求項1の液体処理用搬送装置におい
て、被処理物の搬送経路に、複数組の吊り下げ昇降手段
を備え、この複数組の吊り下げ昇降手段の作動を一括制
御する中央制御手段を備えている液体処理用搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04055659A JP3107894B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 液体処理用搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04055659A JP3107894B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 液体処理用搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05255893A true JPH05255893A (ja) | 1993-10-05 |
| JP3107894B2 JP3107894B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=13004975
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04055659A Expired - Lifetime JP3107894B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 液体処理用搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3107894B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101875038A (zh) * | 2010-07-24 | 2010-11-03 | 劳绮雯 | 一种喷漆机的自动送料机构 |
| CN103397369A (zh) * | 2013-07-03 | 2013-11-20 | 深圳市柳溪机械设备有限公司 | 一种卡车车架电泳生产系统 |
| KR101958416B1 (ko) * | 2018-10-04 | 2019-03-14 | (주)신광 | 스테인리스강 자동 산처리 장치 |
| CN111495663A (zh) * | 2020-04-27 | 2020-08-07 | 李义飞 | 一种新能源汽车车轮电镀喷涂设备 |
| WO2021000919A1 (en) * | 2019-07-02 | 2021-01-07 | Jiangsu Changhong Intelligent Equipment Co. Ltd. | Apparatus for surface treatment of vehicles or vehicle parts |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP04055659A patent/JP3107894B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101875038A (zh) * | 2010-07-24 | 2010-11-03 | 劳绮雯 | 一种喷漆机的自动送料机构 |
| CN103397369A (zh) * | 2013-07-03 | 2013-11-20 | 深圳市柳溪机械设备有限公司 | 一种卡车车架电泳生产系统 |
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| WO2021000919A1 (en) * | 2019-07-02 | 2021-01-07 | Jiangsu Changhong Intelligent Equipment Co. Ltd. | Apparatus for surface treatment of vehicles or vehicle parts |
| US12492085B2 (en) | 2019-07-02 | 2025-12-09 | Jiangsu Changhong Intelligent Equipment Co. Ltd. | Apparatus for surface treatment of vehicles or vehicle parts |
| CN111495663A (zh) * | 2020-04-27 | 2020-08-07 | 李义飞 | 一种新能源汽车车轮电镀喷涂设备 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3107894B2 (ja) | 2000-11-13 |
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