JPH0525728A - 金属様光沢を有する着色糸 - Google Patents

金属様光沢を有する着色糸

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JPH0525728A
JPH0525728A JP19706091A JP19706091A JPH0525728A JP H0525728 A JPH0525728 A JP H0525728A JP 19706091 A JP19706091 A JP 19706091A JP 19706091 A JP19706091 A JP 19706091A JP H0525728 A JPH0525728 A JP H0525728A
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JP
Japan
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layer
film
colored
pigment
metallized
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Pending
Application number
JP19706091A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanehiro Saito
兼弘 斉藤
Atsushi Kishimoto
淳 岸本
Yoshihiko Ishizuka
善彦 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Cement Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属蒸着層と染料や顔料を含む着色層を有す
るフィルムを細長くスリットしてなるスリット体から形
成される金属様光沢を有する着色糸であって、優れた耐
光性を有し、長期間使用後も色のくすみ、退色を殆ど生
じない着色糸を提供する。 【構成】 金属蒸着層および染料または顔料を含む着色
層を有するフィルムの該着色層面上に、粒径0.1μm
以下の紫外線遮蔽性金属酸化物(好ましくは酸化亜鉛)
粒子が分散している透明膜が形成されているフィルムを
細長く細断せるスリット体から形成される着色糸。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属様光沢を有する着
色糸、さらに詳しくは、金属蒸着層、染料または顔料を
含む着色層および紫外線遮蔽性金属酸化物粒子が分散せ
る透明層を有するフィルムのスリット体からなる金属様
光沢を有する着色糸に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムや銀などの金属の蒸着層と
染料や顔料を含む着色層を有するフィルムを細長くスリ
ットしてなるスリット体から構成される金属様光沢を有
する着色糸は知られている。
【0003】アルミニウム蒸着層を有する着色糸は、コ
スト面で有利なため広く普及しているが、光沢度が低い
という難点がある。従って、光沢度を上げるために着色
層中に蛍光顔料を配合したものが一般に用いられてい
る。しかしながら、蛍光顔料は一般に耐光性に乏しく、
従って、着色糸は長期間経過すると光沢度が低下し、色
がくすむという問題点がある。また、銀蒸着層を有する
着色糸においても、長期間経過すると銀自体の酸化が進
むため色がくすむという問題点がある。
【0004】着色糸の色のくすみを抑制する目的で、金
属蒸着層の上に、有機紫外線吸収剤が溶解せる樹脂バイ
ンダーからなるオーバーコート層を形成することが知ら
れている。しかしながら、有機紫外線吸収剤の溶解量が
小さいためオーバーコート層は厚くせざるを得ない(一
般に、厚さは10〜15μm)。従って、一般に膜の形
成速度を高めることができる点で有利とされるグラビア
印刷法を用いて、上記のオーバーコート層を形成するこ
とができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、金属
蒸着層と染料や顔料を含む着色層を有するフィルムを細
長くスリットしてなるスリット体からなる金属様光沢を
有する着色糸であって、優れた耐光性を有し長期間使用
後も色のくすみ、退色を殆ど生じない着色糸を提供する
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、金属蒸着
層および染料または顔料を含む着色層を有するフィルム
の該着色層面上に、粒径0.1μm以下の紫外線遮蔽性
金属酸化物粒子が分散している透明膜が形成されてなる
フィルムのスリット体からなることを特徴とする金属様
光沢を有する着色糸によって達成される。
【0007】以下、フィルムの層構成を示す添付図面を
参照しつつ本発明の着色糸を説明する。図1は本発明に
係る着色糸を構成するフィルムの層構造の一例を示す断
面図であって、このフィルムは、ポリエチレンテレフタ
レートその他の熱可塑性樹脂からなる基材樹脂層1、こ
の基材樹脂層上に形成されたアルミニウムのような金属
の蒸着層2、アルミニウム蒸着層上に形成された着色層
3、および着色層3の面上に形成された酸化亜鉛のよう
な紫外線遮蔽金属酸化物の粒子が分散せる透明膜の層4
からなる。着色層3は有機または無機のマトリックス中
に蛍光顔料を主体とする着色材が分散したものである。
【0008】図2は本発明に係る着色糸を構成するフィ
ルムの層構造の他の一例を示す断面図であって、このフ
ィルムは、ポリエチレンフタレートその他の熱可塑性樹
脂からなる基材樹脂層1、基材樹脂層の一方の面上に形
成された銀のような金属の蒸着層2′、銀蒸着層2′の
面上に形成された二酸化チタン蒸着層(保護層)5、基
材樹脂層1の他の面上に形成された着色層3′、および
着色層3′の面上に形成された酸化亜鉛のような紫外線
遮蔽金属酸化物粒子が分散せる透明膜の層4からなる。
着色層3′は有機または無機のマトリックス中に染料を
主体とする着色材が分散したものである。
【0009】本発明の着色糸を構成するフィルムは金属
蒸着層、染料または顔料を含む着色層、および紫外線遮
蔽金属酸化物粒子が分散せる透明膜の層を有する。着色
層3は図1に示すように金属蒸着層2上に直接形成され
てもよく、また、図2に示すように着色層3′と金属層
2′とが透明樹脂基材層1の互に反対側に形成されてい
てもよい。
【0010】樹脂基材層としては機械的強度および耐光
性が良好な熱可塑性樹脂、例えばポリエチレンテレフタ
レートその他のポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リ塩化ビニル樹脂などが用いられるが、ポリエチレンテ
レフタレートその他のポリエステル樹脂が好ましい。樹
脂基材層の厚さは、細い着色糸を得るためには薄いこと
が好ましくは、一般に1〜20μm程度のものが好まし
い。
【0011】金属蒸着層としてはアルミニウムや銀を蒸
着したものが用いられる。蒸着方法および蒸着金属膜の
厚さは格別限定されることはなく、従来から慣用される
方法および膜厚を採ることができる。一般に、蒸着金属
膜の厚さは0.05〜1μmの範囲が好ましい。
【0012】着色層は染料または顔料を樹脂バインダー
とともに溶液または分散液の形態で適用することによっ
て形成される。使用する染料または顔料の種類は格別限
定されることはなく従来から慣用されるものを用いるこ
とができる。金属蒸着層がアルミニウムからなるときは
金属様光沢が弱いために蛍光顔料を用いることが好まし
い。樹脂バインダーとしては従来から常用されているも
のが使用されるが、アクリル樹脂が好ましく用いられ
る。着色層の厚さは一般に1〜5μmの範囲が好まし
い。
【0013】紫外線遮蔽性金属酸化物粒子としては酸化
亜鉛の粒子が好ましく用いられる。本発明に用いられる
酸化亜鉛のような紫外線遮蔽性金属酸化物の粒子は、粒
径0.1μm以下のものであるが、好適には、その少く
とも90%が、0.005〜0.05μmの粒度範囲に
入る微粒子である。粒径が0.1μmより大であると、
単位重量当りの表面積が小さいため紫外線遮蔽能力が低
く、また、可視光域の光散乱が大きいため高ヘイズにな
り、目的とする耐光堅牢性のよい着色糸が得られない。
酸化亜鉛の微粒子は、例えば、特願平1−130422
号明細書に記載される方法によって調製することができ
る。
【0014】紫外線遮蔽性金属酸化物の粒子は有機また
は無機のバインダーに均一分散した形で適用される。バ
インダーは透明膜を形成するものでなければならず、適
当なバインダーとしては、例えば、ポリエステル樹脂
系、塩化ビニルその他のビニル樹脂系、アクリル樹脂
系、フッ素樹脂系、シリコーン樹脂系、珪酸ソーダその
他のアルカリシリケート系、シリカゾルやアルミナゾル
などの無機コロイド系、テトラエトキシシランなどの金
属アルコキシド系、リン酸アルミニウムなどのリン酸塩
系、酢酸スズなどの金属塩系、金属石鹸系、有機金属化
合物系が挙げられる。これらのバインダーは2種以上を
組合せ用いてもよい。これらのバインダーは、芳香族炭
化の水素類、アルコール類、エステル類、ケトン類、エ
ーテル類、塩化またはフッ化炭化水素類および水の中か
ら選ばれた溶媒または分散媒に溶解または分散した形で
適用される。また、樹脂系バインダーに加えて少量の硬
化剤を配合することもできる。
【0015】紫外線遮蔽性金属酸化物粒子の量は、透明
膜重量に基づき5〜90重量%が好ましく、より好まし
くは40〜80重量%である。その量が少いと紫外線遮
蔽能力が乏しく、逆に、その量が過度であると膜形成性
が低下する。
【0016】紫外線遮蔽性金属酸化物粒子を含む透明膜
の厚さは格別限定されないが、膜の透明性および形成性
を考慮して20μm以下、特に1〜5μmが好ましい。
膜の透明性はその曇価(ヘイズ)が10以下でなければ
ならず、好ましくは曇価が1以下である。
【0017】紫外線遮蔽性金属酸化物粒子を含む透明膜
のおよび着色材を含む着色層形成方法は格別限定される
ことはなく、スプレーコート、ディップコート、スピン
コート、グラビア印刷など従来から慣用される膜形成方
法を採ることができる。中でも、膜の形成速度をかなり
高めることが可能なグラビア印刷法が好ましい。
【0018】上記のような層構造を有するフィルムは
0.2〜1.0mm幅にスリットし、得られた細長いスリ
ット体に必要ならば軽く加撚するかその他の手法によっ
て軽い交絡を付与し、スチーム処理またはその他の加温
処理によってセットすることにより所望の金属様光沢を
有する着色糸とする。
【0019】
【発明の効果】本発明の着色糸において、着色材を含む
着色層の上に形成される酸化亜鉛のような紫外線遮蔽性
金属酸化物の粒子の透明膜層は良好な紫外線遮蔽能を有
し、金属様光沢をもつ着色糸の退色、くすみが防止また
は低減される。さらに、紫外線遮蔽性透明膜層は非常に
薄い厚さにしても許容できる紫外線遮蔽能を保持できる
ので、従来、困難であった非常に細い着色糸とすること
ができ、また、紫外線遮蔽性透明膜層は可視光の全波長
域にわたって高い透過率を示すので着色糸の金属様光沢
は鮮明度が高い。
【0020】
【実施例】以下、実施例について本発明の具体例を説明
する。厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルムの面上にアルミニウムを厚さ0.1μmに蒸着し
た。この蒸着面上に、黄色透明顔料5重量部、不揮発分
約50重量%を含むアクリル樹脂ワニス50重量部、酢
酸エチル45重量部からなる液状混合物をグラビア印刷
法によって乾燥膜圧2μmの層を形成した。上記のよう
に作成した着色層上に酸化亜鉛粒子を含む透明膜層を形
成した。すなわち、平均粒径約0.01μm、粒子の9
0重量%以上が粒径0.1μm以下である酸化亜鉛15
重量部、不揮発分約50重量%のフッ素樹脂ワニス20
重量部、メチルイソブチルケトン60重量部をボールミ
ルで20分間混合し、これに少量のイソシアネート硬化
剤を加えた液状混合物をグラビア印刷法によって上記着
色層上に乾燥膜厚2μmの透明膜層を形成した。
【0021】キセノンフェードメーターを用いて上記酸
化亜鉛含有透明膜層をもつフィルムの促進耐候試験を行
ったところ50時間曝露では変化は認められなかった。
比較のために、着色層の上に上記酸化亜鉛含有透明膜層
を形成しないフィルムについて同様な促進耐候試験を行
ったところ10時間曝露の時点でかなり輝度が低下し
た。上記酸化亜鉛含有透明膜をもつフィルムを、0.5
mm幅に細断し、軽く加撚した状態でスチーム処理したと
ころ、金色の光沢をもつ糸が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る着色糸を構成するフィルムの層構
造の一例を断面図である。
【図2】本発明に係る着色糸を構成するフィルムの層構
造の他の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基材熱可塑性樹脂層 2,2′ 金属蒸着層 3,3′ 染料または顔料を含有する着色層 4 紫外線遮蔽性金属酸化物粒子が分散せる透明膜の
層 5 二酸化チタン蒸着層(保護層)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 金属蒸着層および染料または顔料を含む
    着色層を有するフィルムの該着色層面上に、粒径0.1
    μm以下の紫外線遮蔽性金属酸化物粒子が分散している
    透明膜が形成されてなるフィルムのスリット体から形成
    されていることを特徴とする金属様光沢を有する着色
    糸。
JP19706091A 1991-07-11 1991-07-11 金属様光沢を有する着色糸 Pending JPH0525728A (ja)

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Cited By (4)

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