JPH0525989A - 立型シールド工法 - Google Patents
立型シールド工法Info
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- JPH0525989A JPH0525989A JP17789691A JP17789691A JPH0525989A JP H0525989 A JPH0525989 A JP H0525989A JP 17789691 A JP17789691 A JP 17789691A JP 17789691 A JP17789691 A JP 17789691A JP H0525989 A JPH0525989 A JP H0525989A
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- shield
- shaft
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 口径が3〜7m位で、深さは100m前後に
及ぶ大深度立坑の構築に実施される立型シールド工法を
提供する。 【構成】 地表部に発進立坑を構築し、シールド機1が
自重で沈下しないように支持する機械保持機構、及び初
期の掘進反力を確保するための反力機構を設ける。シー
ルド機1は、密閉加圧型で、センターシャフト型のカッ
ター部を具備し、前記センターシャフト13の中空部を
利用した排土管19に粗礫の取込み機構21、22、2
3が設けられており、前記発進立坑の位置から円形リン
グを台形に等分割したセグメントを組立て、同セグメン
トに反力をとり清水掘削により垂直下向きに連続的に掘
進させる。シールド機1が所定の深度まで掘削した段階
で、シールド機先端の加圧チャンバー12内に底版コン
クリートを水中打設し、底版コンクリートの養生が完成
した後にシールド機1の隔壁11を解体し、可能なかぎ
り主要装備類を回収する。
及ぶ大深度立坑の構築に実施される立型シールド工法を
提供する。 【構成】 地表部に発進立坑を構築し、シールド機1が
自重で沈下しないように支持する機械保持機構、及び初
期の掘進反力を確保するための反力機構を設ける。シー
ルド機1は、密閉加圧型で、センターシャフト型のカッ
ター部を具備し、前記センターシャフト13の中空部を
利用した排土管19に粗礫の取込み機構21、22、2
3が設けられており、前記発進立坑の位置から円形リン
グを台形に等分割したセグメントを組立て、同セグメン
トに反力をとり清水掘削により垂直下向きに連続的に掘
進させる。シールド機1が所定の深度まで掘削した段階
で、シールド機先端の加圧チャンバー12内に底版コン
クリートを水中打設し、底版コンクリートの養生が完成
した後にシールド機1の隔壁11を解体し、可能なかぎ
り主要装備類を回収する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、深部シールドトンネ
ル用の発進用及び到達用に使用される立坑、あるいは深
部トンネル用の換気立坑、又は大規模構造物の深部基礎
構造物を構築する立坑など、口径が3〜7m位で、深さ
は100m前後に及ぶ大深度立坑の構築に実施される立
型シールド工法に関する。
ル用の発進用及び到達用に使用される立坑、あるいは深
部トンネル用の換気立坑、又は大規模構造物の深部基礎
構造物を構築する立坑など、口径が3〜7m位で、深さ
は100m前後に及ぶ大深度立坑の構築に実施される立
型シールド工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、立坑を構築する技術は、深度と平
面寸法(口径)の大きさに応じて種々ある。まず口径が
1〜2mで深さ50m位までの立坑の構築は、リバース
工法が有効である。口径が5m位まで大きくなり、深さ
が50m位までなら、PCウエル工法が有効である。
面寸法(口径)の大きさに応じて種々ある。まず口径が
1〜2mで深さ50m位までの立坑の構築は、リバース
工法が有効である。口径が5m位まで大きくなり、深さ
が50m位までなら、PCウエル工法が有効である。
【0003】口径が5m以上で、深さが50m以深の立
坑は、地中連続壁による構築工法が有効である。
坑は、地中連続壁による構築工法が有効である。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】上述のリバース工法
は、孔壁の安定を安定液(泥水)にのみ頼るため、砂礫
層を貫通して立坑を施工することは困難である。しか
し、我国の大都市圏が位置している扇状地やデルタ地帯
における大深度立坑の施工は、多くの場合砂礫層を貫通
することになるので問題である。
は、孔壁の安定を安定液(泥水)にのみ頼るため、砂礫
層を貫通して立坑を施工することは困難である。しか
し、我国の大都市圏が位置している扇状地やデルタ地帯
における大深度立坑の施工は、多くの場合砂礫層を貫通
することになるので問題である。
【0005】PCウエル工法やニューマチックケーソン
工法は、50m以上の大深度の施工が困難である。また
仮に、施工が可能になっても、工期や工費の面で合理的
と云えない。従って、本発明の目的は、口径が3〜7m
程度で、地下100m前後に及ぶ大深度立坑を安全に、
能率的に、精度良く構築するための立型シールド工法を
提供することである。
工法は、50m以上の大深度の施工が困難である。また
仮に、施工が可能になっても、工期や工費の面で合理的
と云えない。従って、本発明の目的は、口径が3〜7m
程度で、地下100m前後に及ぶ大深度立坑を安全に、
能率的に、精度良く構築するための立型シールド工法を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、この発明に係る立型シールド工法
は、図面に実施例を示したとおり、シールド機1を地表
部から垂直下向きに掘進させ立坑を構築する立型シール
ド工法において、 イ) 地表部に発進立坑5を構築し、シールド機1が自
重で沈下しないように支持する機械保持機構、及び初期
の掘進反力を確保するための反力機構4を設けること、 ロ) シールド機1は、密閉加圧型で、センターシャフ
ト型のカッター部を具備し、前記センターシャフト13
の中空部を利用した排土管19に粗礫の取込み機構2
1、22、23が設けられており、前記発進立坑5の位
置から円形リングを台形に等分割したセグメント2を組
立て、同セグメント2に反力をとり清水掘削により垂直
下向きに連続的に掘進させること、 ハ) シールド機1が所定の深度まで掘削した段階でシ
ールド機先端の加圧チャンバー12内に底版コンクリー
ト16を水中打設し、底版コンクリート16の養生が完
成した後にシールド機1の隔壁11を解体し、可能なか
ぎり主要装備類を回収すること、 をそれぞれ特徴とする。
ための手段として、この発明に係る立型シールド工法
は、図面に実施例を示したとおり、シールド機1を地表
部から垂直下向きに掘進させ立坑を構築する立型シール
ド工法において、 イ) 地表部に発進立坑5を構築し、シールド機1が自
重で沈下しないように支持する機械保持機構、及び初期
の掘進反力を確保するための反力機構4を設けること、 ロ) シールド機1は、密閉加圧型で、センターシャフ
ト型のカッター部を具備し、前記センターシャフト13
の中空部を利用した排土管19に粗礫の取込み機構2
1、22、23が設けられており、前記発進立坑5の位
置から円形リングを台形に等分割したセグメント2を組
立て、同セグメント2に反力をとり清水掘削により垂直
下向きに連続的に掘進させること、 ハ) シールド機1が所定の深度まで掘削した段階でシ
ールド機先端の加圧チャンバー12内に底版コンクリー
ト16を水中打設し、底版コンクリート16の養生が完
成した後にシールド機1の隔壁11を解体し、可能なか
ぎり主要装備類を回収すること、 をそれぞれ特徴とする。
【0007】本発明はまた、センターシャフト型のカッ
ター部を構成する面板15とカッタースポーク14とは
分離可能とし、カッタースポーク14は拡径、縮径が可
能な構造とされ、シールド機先端の加圧チャンバー12
内に底版コンクリート16を水中打設する以前に、カッ
タースポーク14を縮径した上で加圧チャンバー12内
の隔壁近傍の位置まで引上げ、同加圧チャンバー12内
の前記カッタースポーク14の位置より以下のレベルま
で底版コンクリートを打設して面板15を埋め殺し、面
板15を補強材とする底版コンクリート16を構築する
こと、及び、シールド機1は給水機構18を具備し、前
記給水機構18により加圧チャンバー12内に清水を送
り、センターシャット13の中空部19から土砂と水を
取込みながら掘削を進めること、及び、シールド機1
は、隔壁11の背後側から加圧チャンバー12内に挿入
した圧力型内視カメラ32を具備し、シールド機1の清
水掘削の施工及び砂礫層の掘削及び粗礫の取込み状況は
ビデオモニターを監視しながら施工を進めること、もそ
れぞれ特徴とする。
ター部を構成する面板15とカッタースポーク14とは
分離可能とし、カッタースポーク14は拡径、縮径が可
能な構造とされ、シールド機先端の加圧チャンバー12
内に底版コンクリート16を水中打設する以前に、カッ
タースポーク14を縮径した上で加圧チャンバー12内
の隔壁近傍の位置まで引上げ、同加圧チャンバー12内
の前記カッタースポーク14の位置より以下のレベルま
で底版コンクリートを打設して面板15を埋め殺し、面
板15を補強材とする底版コンクリート16を構築する
こと、及び、シールド機1は給水機構18を具備し、前
記給水機構18により加圧チャンバー12内に清水を送
り、センターシャット13の中空部19から土砂と水を
取込みながら掘削を進めること、及び、シールド機1
は、隔壁11の背後側から加圧チャンバー12内に挿入
した圧力型内視カメラ32を具備し、シールド機1の清
水掘削の施工及び砂礫層の掘削及び粗礫の取込み状況は
ビデオモニターを監視しながら施工を進めること、もそ
れぞれ特徴とする。
【0008】
【作用】発進立坑5の機械保持機構7、9、10によ
り、シールド機1の保持及び垂直精度の確保が行なわれ
る。また、反力機構4、6により、初期の掘進反力が与
えられる。このシールド機1は砂礫層の掘進が可能で、
掘り出された砂礫はセンターシャット13の中空部を利
用した排土管19を通じて水流と共に排出される。仮
に、粗礫によって排土管19に詰まりを生じたときは、
同排土管19に設けた粗礫の取込み機構21、22、2
3を操作してシールド機1内の隔壁11の背後側20へ
排出し、詰まりを解消する。
り、シールド機1の保持及び垂直精度の確保が行なわれ
る。また、反力機構4、6により、初期の掘進反力が与
えられる。このシールド機1は砂礫層の掘進が可能で、
掘り出された砂礫はセンターシャット13の中空部を利
用した排土管19を通じて水流と共に排出される。仮
に、粗礫によって排土管19に詰まりを生じたときは、
同排土管19に設けた粗礫の取込み機構21、22、2
3を操作してシールド機1内の隔壁11の背後側20へ
排出し、詰まりを解消する。
【0009】円形リングを台形に数等分割したセグメン
ト2は、立坑の軸線方向(垂直下向き)への組立が容易
であり、軸対称配置のシールドジャッキ30、30’の
選別使用が可能で、連続推進を実施できる。地盤を垂直
下向きに掘削する立型シールドは、地盤の崩壊の心配が
なく、清水掘削が可能である。従って、泥水(地盤安定
液)の製造や処理の必要がない。孔壁の安定及び止水
は、シールド機のスキンプレートが一時的に保持し、シ
ールド機の通過部分はセグメント2及びその裏込め材3
により行なわれる。
ト2は、立坑の軸線方向(垂直下向き)への組立が容易
であり、軸対称配置のシールドジャッキ30、30’の
選別使用が可能で、連続推進を実施できる。地盤を垂直
下向きに掘削する立型シールドは、地盤の崩壊の心配が
なく、清水掘削が可能である。従って、泥水(地盤安定
液)の製造や処理の必要がない。孔壁の安定及び止水
は、シールド機のスキンプレートが一時的に保持し、シ
ールド機の通過部分はセグメント2及びその裏込め材3
により行なわれる。
【0010】立坑の底部は底版コンクリート16の構築
により、地下水圧及び止水の完全な処理が出来る。
により、地下水圧及び止水の完全な処理が出来る。
【0011】
【実施例】次に、図示した本発明の実施例を説明する。
図1は本発明による立型シールド工法の全体的な施工概
要を示している。図中1が垂直下向きに掘進するシール
ド機で、2は組み立てられたセグメント、3は裏込め
材、4は地表部の発進立坑部分に設けた反力桁である。
図1は本発明による立型シールド工法の全体的な施工概
要を示している。図中1が垂直下向きに掘進するシール
ド機で、2は組み立てられたセグメント、3は裏込め
材、4は地表部の発進立坑部分に設けた反力桁である。
【0012】図2A、B、Cは地表部の発進立坑5の構
造詳細とシールド機1の初期掘進の状況を示している。
シールド機1の外径が4〜5m位である場合に、発進立
坑5の口径は一辺が6〜7m位の矩形とされ、ソイルパ
イル柱列などによる山留壁6を施工し、その内側を掘削
して発進立坑5が構築されている。この発進立坑5の深
さは約7m位とし、その孔底にはシールド機1の導入口
7を有する床版コンクリート(捨コンクリート)8が施
工されている。また、図示例の場合、孔底がシールド機
の自重によって沈下する程度の軟弱地盤であることを考
慮し、セメントなどの添加混合処理による地盤改良9が
施工されている。
造詳細とシールド機1の初期掘進の状況を示している。
シールド機1の外径が4〜5m位である場合に、発進立
坑5の口径は一辺が6〜7m位の矩形とされ、ソイルパ
イル柱列などによる山留壁6を施工し、その内側を掘削
して発進立坑5が構築されている。この発進立坑5の深
さは約7m位とし、その孔底にはシールド機1の導入口
7を有する床版コンクリート(捨コンクリート)8が施
工されている。また、図示例の場合、孔底がシールド機
の自重によって沈下する程度の軟弱地盤であることを考
慮し、セメントなどの添加混合処理による地盤改良9が
施工されている。
【0013】従って、床版コンクリート8の導入口7を
通じて改良地盤9の上に垂直下向きに据付けたシールド
機1は安定に支持される(機械保持機構)。山留壁6の
上端にはH形鋼を利用した反力桁4が固定され、この反
力桁4と前記シールド機1との間にセグメント2が組立
てられている。シールド機1の初期掘進は、セグメント
2を介して反力桁4に必要十分の反力を確保して推進さ
れる(反力機構)。反力桁4は山留壁6を通じて地盤に
反力を伝える。前記のようにセグメント2を組立て、シ
ールド機1の推進が開始される前に、発進立坑5内には
図2のようにシールド機1の外周に埋戻し土10が充填
され、これによってシールド機1の側面の拘束が行なわ
れ、推進時の垂直精度が確保される(機械保持機構)。
通じて改良地盤9の上に垂直下向きに据付けたシールド
機1は安定に支持される(機械保持機構)。山留壁6の
上端にはH形鋼を利用した反力桁4が固定され、この反
力桁4と前記シールド機1との間にセグメント2が組立
てられている。シールド機1の初期掘進は、セグメント
2を介して反力桁4に必要十分の反力を確保して推進さ
れる(反力機構)。反力桁4は山留壁6を通じて地盤に
反力を伝える。前記のようにセグメント2を組立て、シ
ールド機1の推進が開始される前に、発進立坑5内には
図2のようにシールド機1の外周に埋戻し土10が充填
され、これによってシールド機1の側面の拘束が行なわ
れ、推進時の垂直精度が確保される(機械保持機構)。
【0014】シールド機1は、隔壁11より先端側のカ
ッター部を含む加圧チャンバー12内を、地下水圧と同
等以上の水圧に保持する密閉加圧型の構成とされてい
る。給水管18は隔壁11を貫通して加圧チャンバー1
2に連通されている。カッター部は、図4A,Bに示し
たように、センターシャフト13の先端に拡径、縮径が
可能な構造のカッタースポーク14を取り付けたセンタ
ーシャフト型として構成されている。面板15は、前記
カッタースポーク14と分離可能な構造(カッタースポ
ーク14が出入り可能なスリットを有する構造)とさ
れ、回収するカッタースポーク14は加圧チャンバー1
2内の隔壁11の近傍位置まで引上げ得る(図4A)。
面板15は半球形の凸状に構成され(図4A)、半径方
向に配置した数本の支持壁17によって補剛されてい
る。従って、この面板15及び支持壁17が底版コンク
リート中に埋め殺され補強材として働く際には力学的に
有利である。
ッター部を含む加圧チャンバー12内を、地下水圧と同
等以上の水圧に保持する密閉加圧型の構成とされてい
る。給水管18は隔壁11を貫通して加圧チャンバー1
2に連通されている。カッター部は、図4A,Bに示し
たように、センターシャフト13の先端に拡径、縮径が
可能な構造のカッタースポーク14を取り付けたセンタ
ーシャフト型として構成されている。面板15は、前記
カッタースポーク14と分離可能な構造(カッタースポ
ーク14が出入り可能なスリットを有する構造)とさ
れ、回収するカッタースポーク14は加圧チャンバー1
2内の隔壁11の近傍位置まで引上げ得る(図4A)。
面板15は半球形の凸状に構成され(図4A)、半径方
向に配置した数本の支持壁17によって補剛されてい
る。従って、この面板15及び支持壁17が底版コンク
リート中に埋め殺され補強材として働く際には力学的に
有利である。
【0015】前記センターシャフト13には管材が使用
され、その中空部が排土管19に兼用され、カッター部
で掘削した土砂や礫類は排土管19を通じて水流と共に
運搬し地上へ排出する構成とされている(図3)。隔壁
11より上方の作業員が立入る背後側空間20の領域に
は、粗礫により排土管19が詰まりを生じた場合の対策
として、まず排土管19を仕切るゲートバルブ21が設
置され、このゲートバルブ21より下流側に礫取出口2
2を横向きに形成し、その開口部を仕切るゲートバルブ
23が設置されている。つまり、粗礫により排泥管13
が詰まった場合は、まずゲートバルブ21を全閉として
水流を止め、次にゲートバルブ23を開いて排土管13
内に詰まった粗礫を背後側空間20内へ取出す。その後
再びゲートバルブ23を全閉とし、他のゲートバルブ2
1を全開として水流を再開させるのである。
され、その中空部が排土管19に兼用され、カッター部
で掘削した土砂や礫類は排土管19を通じて水流と共に
運搬し地上へ排出する構成とされている(図3)。隔壁
11より上方の作業員が立入る背後側空間20の領域に
は、粗礫により排土管19が詰まりを生じた場合の対策
として、まず排土管19を仕切るゲートバルブ21が設
置され、このゲートバルブ21より下流側に礫取出口2
2を横向きに形成し、その開口部を仕切るゲートバルブ
23が設置されている。つまり、粗礫により排泥管13
が詰まった場合は、まずゲートバルブ21を全閉として
水流を止め、次にゲートバルブ23を開いて排土管13
内に詰まった粗礫を背後側空間20内へ取出す。その後
再びゲートバルブ23を全閉とし、他のゲートバルブ2
1を全開として水流を再開させるのである。
【0016】上記構成のシールド機1による立坑の掘削
は、組立てたセグメント2に反力をとったシールドジャ
ッキ30の推進力と、清水掘削とにより垂直下向きに掘
進することによって行なわれる。垂直下向きの掘削では
地盤の崩壊の心配がないからである。土砂の取出しは排
土管19内の流連を確保する必要のため、加圧チャンバ
ー12内へ清水を供給して行なわれる。
は、組立てたセグメント2に反力をとったシールドジャ
ッキ30の推進力と、清水掘削とにより垂直下向きに掘
進することによって行なわれる。垂直下向きの掘削では
地盤の崩壊の心配がないからである。土砂の取出しは排
土管19内の流連を確保する必要のため、加圧チャンバ
ー12内へ清水を供給して行なわれる。
【0017】シールド機1の掘進に伴なうセグメント2
の組立てに関しては、セグメントピースの形状、構造
が、図6のように円形リングを台形に等分割した形状、
構造とされ、このセグメントピース2a、2bを互い違
いの向きに組合せて円形リングに組み立てられる(図6
Aを参照)。セグメント2は、図5A,Bに示したよう
に、1個のセグメントピースにつき2個ずつの割合で軸
対称に配置されたシールドジャッキ30で落下しないよ
うに支持させシールド機1を推進させる反力を得ると共
に、同シールドジャッキ30、30’の選別使用により
連続推進が行なわれる。即ち、図6A〜Dに示したよう
に、台形のセグメントピースの特長として、円形リング
に組立てられたセグメント2は、その半数の正立台形の
セグメントピース2aを軸対称配置の半数のシールドジ
ャッキ30で支持すれば、崩落を完全に防げるし、シー
ルド機1の推進反力も確保できる。そこで次の段階とし
ては、図6Bに示したように、次段の円形リングの半数
に相当する倒立台形のセグメントピース2bを現在働い
ているシールドジャッキ30の間の部位に組入れ、今度
は倒立台形のセグメントピース2bを残る半数のシール
ドジャッキ30’で軸対称に支持する形に盛り替える
(図6C)。しかる後に、前記シールドジャッキ30’
の間の部位に残る半数の正立台形のセグメントピース2
aを組入れ、やはりこのセグメントピース2aを半数の
シールドジャッキ30で支持する形に盛り替える工程を
くり返すことにより、セグメント2の支持及び組立てと
シールド機1の推進とを連続的に行なうことができる。
の組立てに関しては、セグメントピースの形状、構造
が、図6のように円形リングを台形に等分割した形状、
構造とされ、このセグメントピース2a、2bを互い違
いの向きに組合せて円形リングに組み立てられる(図6
Aを参照)。セグメント2は、図5A,Bに示したよう
に、1個のセグメントピースにつき2個ずつの割合で軸
対称に配置されたシールドジャッキ30で落下しないよ
うに支持させシールド機1を推進させる反力を得ると共
に、同シールドジャッキ30、30’の選別使用により
連続推進が行なわれる。即ち、図6A〜Dに示したよう
に、台形のセグメントピースの特長として、円形リング
に組立てられたセグメント2は、その半数の正立台形の
セグメントピース2aを軸対称配置の半数のシールドジ
ャッキ30で支持すれば、崩落を完全に防げるし、シー
ルド機1の推進反力も確保できる。そこで次の段階とし
ては、図6Bに示したように、次段の円形リングの半数
に相当する倒立台形のセグメントピース2bを現在働い
ているシールドジャッキ30の間の部位に組入れ、今度
は倒立台形のセグメントピース2bを残る半数のシール
ドジャッキ30’で軸対称に支持する形に盛り替える
(図6C)。しかる後に、前記シールドジャッキ30’
の間の部位に残る半数の正立台形のセグメントピース2
aを組入れ、やはりこのセグメントピース2aを半数の
シールドジャッキ30で支持する形に盛り替える工程を
くり返すことにより、セグメント2の支持及び組立てと
シールド機1の推進とを連続的に行なうことができる。
【0018】シールド機1による掘削の状況は、図3に
示したように、隔壁11の背後側から加圧チャンバー1
2内に挿入された圧力型内視カメラ32により、加圧チ
ャンバー12内をモニターテレビの目視により監視して
清水掘削の施工及び砂礫層の掘削が効果的に実施され
る。かくして、シールド機1の掘削が所定の深度まで進
み、立坑の底を構築する段階では、まず図7に示したよ
うにカッタースポーク14を縮径させ、面板15から分
離させて加圧チャンバー12内の隔壁11の近傍位置ま
で引き上げる。そして、加圧チャンバー12内の前記カ
ッタースポーク14より以下のレベルまで、清水と置換
しながら底版コンクリートを水中打設し、面板15及び
支持壁17を埋め殺して底版コンクリート16を構築す
る。この底版コンクリート16は、半球形状の面板15
及び支持壁17を補強材とするので、大深度の巨大な地
下水圧にも十分耐え得る。
示したように、隔壁11の背後側から加圧チャンバー1
2内に挿入された圧力型内視カメラ32により、加圧チ
ャンバー12内をモニターテレビの目視により監視して
清水掘削の施工及び砂礫層の掘削が効果的に実施され
る。かくして、シールド機1の掘削が所定の深度まで進
み、立坑の底を構築する段階では、まず図7に示したよ
うにカッタースポーク14を縮径させ、面板15から分
離させて加圧チャンバー12内の隔壁11の近傍位置ま
で引き上げる。そして、加圧チャンバー12内の前記カ
ッタースポーク14より以下のレベルまで、清水と置換
しながら底版コンクリートを水中打設し、面板15及び
支持壁17を埋め殺して底版コンクリート16を構築す
る。この底版コンクリート16は、半球形状の面板15
及び支持壁17を補強材とするので、大深度の巨大な地
下水圧にも十分耐え得る。
【0019】前記底版コンクリート16の養生が完成し
た後に、隔壁11を解体し、カッタースポーク14その
他の主要装備類を回収する。そして、必要に応じて、シ
ールドスキンプレートの内側に二次覆工を施工する。
た後に、隔壁11を解体し、カッタースポーク14その
他の主要装備類を回収する。そして、必要に応じて、シ
ールドスキンプレートの内側に二次覆工を施工する。
【0020】
【本発明が奏する効果】本発明に係る立型シールド工法
によれば、口径が3〜7m位で、深さが100m前後に
及ぶ大深度立坑の構築を、安全に、経済的に、合理的に
進めることができ、深部シールドトンネル用の発進用若
しくは到達用立坑、又は深部トンネル用の換気立坑、深
部基礎構造物用の立坑の構築に寄与するのである。
によれば、口径が3〜7m位で、深さが100m前後に
及ぶ大深度立坑の構築を、安全に、経済的に、合理的に
進めることができ、深部シールドトンネル用の発進用若
しくは到達用立坑、又は深部トンネル用の換気立坑、深
部基礎構造物用の立坑の構築に寄与するのである。
【図1】この発明に係る立型シールド工法の実施状況の
全体像を示した垂直断面図である。
全体像を示した垂直断面図である。
【図2】A、B、Cは発進立坑部分の平面図と垂直断面
図である。
図である。
【図3】シールド機の構造概要を示した垂直断面図であ
る。
る。
【図4】A、Bはシールド機の構造概要を示した垂直断
面図である。
面図である。
【図5】A、Bはシールドジャッキとセグメントの関係
を模式的に示した垂直断面図とb−b矢視図である。
を模式的に示した垂直断面図とb−b矢視図である。
【図6】A〜Dはセグメントの組立て方法とシールドジ
ャッキによる支持の展開された説明図である。
ャッキによる支持の展開された説明図である。
【図7】底版コンクリートの構築状況を示した立面図で
ある。
ある。
1 シールド機
5 発進立坑
4 反力桁(反力機構)
13 センターシャット
19 排土管
2 セグメント
12 加圧チャンバー
16 底版コンクリート
11 隔壁
14 カッタースポーク
15 面板
18 給水管(給水機構)
32 内視カメラ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 岩本 宏
東京都江東区南砂二丁目5番14号 株式会
社竹中工務店技術研究所内
(72)発明者 藤井 義文
東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会
社竹中土木内
(72)発明者 内田 泰三
東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会
社竹中土木内
(72)発明者 神崎 靖
東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式会
社竹中土木内
Claims (4)
- 【請求項1】 シールド機を地表部から垂直下向きに掘
進させ立坑を構築する立型シールド工法において、 イ) 地表部に発進立坑を構築し、シールド機が自重で
沈下しないように支持する機械保持機構、及び初期の掘
進反力を確保するための反力機構を設けること、 ロ) シールド機は、密閉加圧型で、センターシャフト
型のカッター部を具備し、前記センターシャフトの中空
部を利用した排土管に粗礫の取込み機構が設けられてお
り、前記発進立坑の位置から円形リングを台形に等分割
したセグメントを組立て、同セグメントに反力をとり清
水掘削により垂直下向きに掘進させること、 ハ) シールド機が所定の深度まで掘削した段階で、シ
ールド機先端の加圧チャンバー内に底版コンクリートを
水中打設し、この底版コンクリートの養生が完成した後
にシールド機の隔壁を解体し、可能なかぎり主要装備類
を回収すること、 をそれぞれ特徴とする、立型シールド工法。 - 【請求項2】センターシャフト型のカッター部を構成す
る面板とカッタースポークとは分離可能とされ、カッタ
ースポークは拡径、縮径が可能な構造とされ、シールド
機先端の加圧チャンバー内に底版コンクリートを水中打
設する以前に、カッタースポークを縮径した上で加圧チ
ャンバー内の隔壁近傍の位置まで引上げ、同加圧チャン
バー内の前記カッタースポークの位置より以下のレベル
まで底版コンクリートを打設して面板を埋め殺し、面板
を補強材とする底版コンクリートを構築することを特徴
とする、請求項1に記載した立型シールド工法。 - 【請求項3】シールド機は給水機構を具備し、前記給水
機構により加圧チャンバー内に清水を送り、センターシ
ャフトの中空部から土砂と水を取り込みながら掘削を進
めることを特徴とする、請求項1記載の立型シールド工
法 - 【請求項4】シールド機は、隔壁の背後側から加圧チャ
ンバー内に挿入した圧力型内視カメラを具備し、シール
ド機の清水掘削の施工及び砂礫層の掘削及び粗礫の取込
み状況はビデオモニターを監視しながら施工を進めるこ
とを特徴とする、請求項1記載の立型シールド工法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17789691A JPH0525989A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 立型シールド工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17789691A JPH0525989A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 立型シールド工法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525989A true JPH0525989A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16038959
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17789691A Pending JPH0525989A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 立型シールド工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0525989A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6671049B1 (en) | 1999-10-29 | 2003-12-30 | Cognex Corporation | Article of manufacture bearing a universal alignment target |
| US7043055B1 (en) | 1999-10-29 | 2006-05-09 | Cognex Corporation | Method and apparatus for locating objects using universal alignment targets |
| CN106437722A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-02-22 | 洛阳矿山机械工程设计研究院有限责任公司 | 一种竖井掘进机用管片拼装机系统 |
| CN106640089A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-05-10 | 洛阳矿山机械工程设计研究院有限责任公司 | 一种竖井掘进机用平台系统 |
| CN115263315A (zh) * | 2022-08-08 | 2022-11-01 | 中铁工程装备集团有限公司 | 竖井向下盾构施工方法及装置 |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP17789691A patent/JPH0525989A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6671049B1 (en) | 1999-10-29 | 2003-12-30 | Cognex Corporation | Article of manufacture bearing a universal alignment target |
| US7043055B1 (en) | 1999-10-29 | 2006-05-09 | Cognex Corporation | Method and apparatus for locating objects using universal alignment targets |
| CN106437722A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-02-22 | 洛阳矿山机械工程设计研究院有限责任公司 | 一种竖井掘进机用管片拼装机系统 |
| CN106640089A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-05-10 | 洛阳矿山机械工程设计研究院有限责任公司 | 一种竖井掘进机用平台系统 |
| CN115263315A (zh) * | 2022-08-08 | 2022-11-01 | 中铁工程装备集团有限公司 | 竖井向下盾构施工方法及装置 |
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