JPH052598B2 - - Google Patents

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JPH052598B2
JPH052598B2 JP60070587A JP7058785A JPH052598B2 JP H052598 B2 JPH052598 B2 JP H052598B2 JP 60070587 A JP60070587 A JP 60070587A JP 7058785 A JP7058785 A JP 7058785A JP H052598 B2 JPH052598 B2 JP H052598B2
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shaped concrete
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Naoki Yamanaka
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Asahi Concrete Works Co Ltd
Original Assignee
Asahi Concrete Works Co Ltd
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Publication date
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、小規模下水処理施設の汚泥濃縮工程
等において好適に使用される組立式貯留タンクお
よびその施工方法に関するものである。
[従来の技術] 例えば、下水処理施設においては、沈殿池で生
成された汚泥をさらに濃縮するための設備として
汚泥濃縮貯留タンクが設置されている。しかし
て、この種の汚泥濃縮貯留タンクは、底版と、こ
の底版上に連続させて形成した周壁と、この周壁
の上端に設けた頂壁とを具備してなる箱形構造を
なしている。そして、従来の汚泥濃縮貯留タンク
は、いわゆる現場打ちコンクリートにより構築さ
れるのが一般的である。
[発明が解決しようとする課題] ところが、かかる貯留タンクを現場打ちコンク
リートにより構築するには、現場での大がかりな
型枠工事や鉄筋工事が不可欠となり、作業の煩雑
化を招く。したがつて、工期の短縮やコストダウ
ンを図るのが難しく、また、品質管理にも一定の
限界があるという点が問題となつている。
本発明は、このような問題点を解消することを
目的としてなされたもので、1種類のコ字形コン
クリートブロツクを用いて種々の容量に簡単に対
応できる周壁体を構築することができ、しかも、
周壁体の全周にプレストレスが導入されているた
め、特に高い品質を保障することができるととも
に現場での煩雑な作業を低減することができる組
立式の貯留タンク、および、そのタンクを運搬上
の不便さや周壁の強度低下等を招くことなしに組
立てることができる施工方法を提供しようとする
ものである。
[課題を解決するための手段] 第1の発明は、かかる目的を達成するために、
組立式貯留タンクを、プレキヤストコンクリート
ブロツク製の底版と、この底版上に複数段に載設
した平面視四角形をなすプレキヤストコンクリー
トブロツク製の周壁体と、この周壁体の上端開口
部に蓋着したプレキヤストコンクリートブロツク
製の頂版と、前記底版、前記周壁体および前記頂
版をそれぞれ連結する連結手段とを具備してなる
ものであつて、前記周壁体を、同一形状の対をな
すコ字形コンクリートブロツクを筐形に接合させ
たものにし、それら両コ字形コンクリートブロツ
ク同士を連結するための第1、第2のPC鋼棒と、
それら各コ字形コンクリートブロツクに予め埋設
したPC鋼棒とによつて、その周壁体の全周にプ
レストレスを付与している。そして、第1のPC
鋼棒が一方のコ字形コンクリートブロツクの周壁
内に収容されているとともに、第2のPC鋼棒が
他方のコ字形コンクリートブロツクの周壁内に収
容されており、これら第1、第2のPC鋼棒が両
コ字形コンクリートブロツクの接合位置において
カツプラにより接続されていることを特徴とす
る。
また、第2の発明は、かかる貯留タンクを施工
するにあたり、まず、プレキヤストコンクリート
ブロツク製の底版を敷設し、この底版上に、同一
形状の対をなすコ字形コンクリートブロツクを筐
形に接合させることになり形成される平面視略正
方形をなす複数組の周壁体を、その接合部分が合
致しないように交互に90゜だけ水平方向に向きを
相違させて連設し、その周壁体の上端にプレキヤ
ストコンクリートブロツク製の頂版を蓋設するよ
うにした施工方法であつて、対をなす前記コ字形
コンクリートブロツク同士を突き合わせる際に、
一方のコ字形コンクリートブロツク内に挿通させ
てある第1のPC鋼棒と、他方のコ字形コンクリ
ートブロツク内に挿通させてある第2のPC鋼棒
とをカツプラを介して連結し、これら第1、第2
のPC鋼棒に一定の張力を与えることによつて前
記両コ字形コンクリートブロツク同士を接合させ
るとともに、これら第1、第2のPC鋼棒と、そ
れら各コ字形コンクリートブロツクに予め埋設し
たPC鋼棒とによつて、その周壁体の全周にプレ
ストレスを付与することを特徴とする。
[作用] このような貯留タンクであれば、予め工場等で
製作しておいた底版、周壁体および頂版を現場で
組合わせるだけでよいので、現場での煩雑な型枠
工事や鉄筋工事を省略することができ、簡単且つ
迅速に完成品を得ることができる。そして、この
ものは、前記周壁体の積上げ段数を適宜選定する
ことによつて、種々の貯留能力仕様に対応するこ
とができる。なお、この周壁体は、平面視正方形
をなし、同一形状の対をなすコ字形コンクリート
を接合したものを必要段数積上げるようになつて
いるため、1種類のコ字形コンクリートブロツク
のみにより、あらゆる要求に応えることができ
る。そのため、製造や部品管理の煩雑化を防止す
ることができ、また、現場での施工も単純化でき
る。しかも、その周壁体は、コ字形コンクリート
ブロツクを接合したものであるにもかかわらず、
その全周にプレストレスが付与してあるため、高
い強度を発揮し得る。そして、そのプレストレス
は、コ字形コンクリートブロツクを接合するため
のPC鋼棒を有効に利用しているので、少ない点
数の部品により構成することができる。
また、前記のような貯留タンクの施工方法によ
れば、特に嵩高なものになりがちな周壁体を2分
割した状態、つまり、コ字形コンクリートブロツ
クの状態で現場に搬入することができるので、運
搬の容易化を図ることができる。しかも、前記コ
字形コンクリートブロツクを筐形に接合させてな
る周壁体を、その接合部分が合致しないように交
互に向きを相違させて連設するようにしているの
で、上下に隣設する壁体同志がコ字形コンクリー
トブロツクの接合部分を相互に補強し合うことに
なる。そのため、各周壁体の全周にプレストレス
が付与されていることとあいまつて、各周壁体を
2分割形のものにしたためにその強度が低下する
というような不都合を有効に抑制することができ
る。
さらに、本発明では、コ字形コンクリートブロ
ツク同士を連結するPC鋼棒を連結後の周壁長さ
に対応する長尺なものとはせず、接合前のコンク
リートブロツクの周壁相当部分にそれぞれ収容可
能な2分割されたものにしているので、掘削穴内
でコ字形コンクリートブロツク同士を接合する際
に、コンクリートブロツクの外周囲で長尺なPC
鋼棒を水平にしブロツク内に挿入する作業が不要
となる。そのため、地盤をタンクの倍程の大きさ
にまで掘削する必要がなくなり、掘削作業や埋も
どし作業の簡素化を図ることができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図〜第14図を
参照して説明する。
第1図は、汚泥の濃縮等に使用される組立式貯
留タンクを示す概略的な平面図であり、第2図
は、同正断面図、第3図は同斜視図である。これ
らの図面に示されるように、この貯留タンクは、
プレキヤストコンクリートブロツク製の底版A
と、この底版A上に複数段に載設した平面視正方
形をなすプレキヤストコンクリートブロツク製の
周壁体B1〜B3と、その周壁体B1〜B3の上端開口
部に蓋設した頂版Cとを具備してなる。
底版Aは、第4図に示すように、対をなす鉄筋
コンクリート製の平板形コンクリートブロツク
1,2を接合させてなるもので、両平板形コンク
リートブロツク1,2同志の接合は、高張力ボル
ト3を用いて行なわれている。具体的に説明すれ
ば、前記各平板形コンクリートブロツク1,2の
接合端部に金属製の連結金具4を埋設している。
連結金具4は、第5図に示されるように、厚板状
のベース板部5と、このベース板部5に連設した
薄板状のカバー部6とを具備してなるもので、前
記ベース板部5にはアンカー筋7が固着してあ
る。そして、この連結金具4は、前記ベース板部
5を前記平板形コンクリートブロツク1,2の接
合端面1a,2aに表出させ、且つ、開口部を前
記コンクリートブロツク1,2の上面に開口させ
て埋設されている。そして、前記ベース板部5に
は、ボルト孔8が穿設されており、このボルト孔
8に挿通させた高張力ボルト3により前記両平板
形コンクリートブロツク1,2同志を連結してい
る。なお、ボルト定着後、前記連結金具4内に図
示しないモルタルを充填しておく。
一方、周壁体B1〜B3は、第6図〜第8図に示
すように、同一形状の対をなすコ字形コンクリー
トブロツク9,10を筐形に接合させることによ
り形成されたものである。コ字形コンクリートブ
ロツク9,10は、図示しない鉄筋とPC鋼棒1
2とを内設するプレストレスコンクリート構造の
もので、両コ字形コンクリートブロツク9,10
同志の接合は、第6図に示すように、PC鋼棒1
3,14を用いて行なわれている。すなわち、両
コ字形コンクリートブロツク9,10を付き合わ
せた状態で、一方のブロツク9内に挿通させた第
1のPC鋼棒13と他方のブロツク10内に挿通
させた第2のPC鋼棒14とをカツプラ15を介
して連結し、これらPC鋼棒13,14に張力を
与えた状態で、該PC鋼棒14にナツト16を定
着することにより前記両ブロツク9,10を緊締
接合させている。しかして、この周壁体B1〜B3
においては、これらPC鋼棒13,14と、予め
埋設したPC鋼棒12とによつて、その全周にプ
レストレスが付与してある。第9図は前記両ブロ
ツク9,10の接合部分を拡大して示す平断面図
であり、図中17は水膨張ゴム製のシール材、1
8はポリウレタン樹脂目地、19はモルタル目地
である。
また、頂版Cは、第1図に示すように、対をな
す鉄筋コンクリート製の平板形コンクリートブロ
ツク21,22を接合させてなるもので、両平板
形コンクリートブロツク21,22同志の接合
は、前記底版Aと同様、高張力ボルト3を用いて
行なわれてる。
そして、前記底版Aと最下段の周壁体B1を第
1の連結手段23により連結するとともに、前記
周壁体B1〜B3同志を第2の連結部材24を用い
て緊締接合し、さらに最上段の周壁体B3と前記
頂版Cとを第3の連結手段25により連結してい
る。第1の連結手段23は、第10図および第1
1図に示すように、前記底版Aの外周部および前
記周壁体B1の下端外周部に対をなすインサート
ナツト27,28を隣接させて埋設しておくとと
もに、これら両インサートナツト27,28の開
口端面に連結鉄板29を添接させ、この連結鉄板
29に貫通させたボルト31,32を前記両イン
サートナツト27,28に螺着するようにしたも
のである。この連結手段23は、第3図に示すよ
うに、横方向に所要の間隔をあけて複数組設けて
ある。また、第2の連結手段24は、第3図およ
び第6図等に示すように、前記各周壁体B1〜B3
の四隅部内面側に連結用ボツクス33を開口状態
で埋設するとともに、前記各周壁体B1〜B3の四
隅部肉厚内に、前記連結用ボツクス33内と周壁
体B1〜B3の上下端面34,35とを連通させる
挿通孔36を設けておき、この挿通孔36内に挿
入した縦締PC鋼棒37の下端螺子部38を下側
の周壁体B1またはB2の連結用ボツクス33内に
位置させるとともに、上端螺子部39を上側の周
壁体B2またはB3の連結用ボツクス33内に位置
させ、それら各螺子部38,39にナツト41を
定着することによつて上下に隣接する周壁体B1
とB2およびB3をそれぞれ連結するようにしたも
のである。さらに、第3の連結手段24は、第3
図に示すように、前記頂版Cの四隅部上面に凹部
42を設けるとともに、これら各凹部42と前記
周壁体B3の挿通孔36とを貫通孔43を介して
連通させ、これらの挿通孔36および貫通孔43
内に挿入した縦締PC鋼棒44の下端螺子部45
を最上段の周壁部材B3の連結用ボツクス33内
に位置させるとともに、上端螺子部46を前記凹
部42内に突出させ、これら両螺子部45,46
にナツト47を定着するようにしたものである。
そして、これらの連結用ボツクス33および凹部
42内にも、ナツト定着後、図示しないモルタル
を充填しておく。
なお、第12図は底版Aを構成する平板形コン
クリートブロツク1,2の接合部分a、頂版Cを
構成する平板形コンクリートブロツク21,22
の接合部分e、底版Aと周壁体B1との接合部f、
周壁体B1〜B3同志の接合部gおよび周壁体B3
頂版Cとの接合部hを示す拡大した断面図であ
り、図中48,49,50,51,52は水膨張
ゴム製のシール材、54,55,56,57はポ
リウレタン樹脂目地、58,59,60はモルタ
ル目地である。また、62は底版A上に設けた現
場打ちコンクリート製の傾斜床、63は頂版Cに
穿設したマンホール蓋装着用の開口孔、64,6
5は配管用開口である。
次いで、この貯留タンクの施工方法を説明す
る。まず、工場等で製作したプレキヤスト製の平
板形コンクリートブロツク1,2,21,22お
よびコ字形コンクリートブロツク9,10を現場
に搬入する。現場では、まず、地盤70を掘削
し、その底部に基礎栗石71と基礎コンクリート
72を打設する。そして、前記基礎コンクリート
72上に敷モルタル73を敷き、底版Aを所定位
置に敷設する。底版Aは前述のように対をなす平
板形コンクリートブロツク1,2に2分割にされ
ているので、これらのブロツク1,2を所定位置
で高張力ボルト3にて接合する。次に、1段目の
周壁体B1を前記底版A上に据付ける。周壁体B1
についても、同一形状の対をなすコ字形コンクリ
ートブロツク9,10に2分割されているので、
まず、前記両コ字形コンクリートブロツク9,1
0を前記底版A上に筐形に組合わせる。そして、
前記両ブロツク9,10の接合部分bにおいて、
その両ブロツク内の第1、第2のPC鋼棒13,
14をカツプラ15で連結し、その連結したPC
鋼棒13,14を油圧ジヤツキ等を用いて所定の
緊張力で緊張し、ナツト定着する。しかる後に、
前記底版Aとこの周壁体B1とをボルト31,3
2により連結する。次に、2段目の周壁体B2を、
前記周壁体B1と同様な手順で組み立てる。その
後、1段目の周壁体B1と2段目の周壁体B2とを
縦締PC鋼棒37を用いて所定の緊張力で緊結す
る。すなわち、第13図に示すように、前記両周
壁体B1,B2の挿通孔36に挿入した縦締PC鋼棒
37の下端螺子部38および上端螺子部39をそ
れぞれ前記各周壁体B1,B2の連結用ボツクス3
3内に位置させ、その下端螺子部38および上端
螺子部39にそれぞれアンカープレート40を介
してナツト41を仮に螺装する。しかる後に、2
段目の周壁体B2の上端側から挿通孔36内に挿
入した緊張棒74と前記縦締PC鋼棒37の上端
螺子部39とを連結子75を介して連結する。そ
して、この緊張棒74を油圧ジヤツキ76により
上方へ予め設定した所定の力で牽引し、その状態
で前記上端螺子部39に螺合させたナツト41を
レンチ等を用いて締め付ける。しかる後、この緊
張棒74および前記連結子75を除去し、この周
壁体B2上に3段目の周壁体B3を載置する。3段
目の周壁体B3についても、2段目の周壁体B2
同様の手順で組立て、2段目の周壁体B2と緊結
する。周壁体B1〜B3の組立後、最上段の周壁体
B3の上端開口部に頂版Cをセツトする。頂版C
についても、対をなす平板形コンクリートブロツ
ク21,22に2分割されているので、これらの
ブロツク21,22を所定位置で高張力ボルト3
にて接合する。次に、この頂版Cの貫通孔43か
ら前記周壁体B3の挿通孔36に縦締PC鋼棒44
を挿入し、周壁体B3の連結用ボツクス33内に
おいて、前記PC鋼棒44の下端螺子部45にア
ンカープレート40を介してナツト47を螺合さ
せるとともに、前記頂版Cの凹部42内におい
て、前記PC鋼棒44の上端螺子部46にアンカ
ープレート40を介してナツト47を螺合させ
る。そして、このナツト47をレンチ等により締
付けて、頂版Cを周壁体B3上に固定する。
なお、前記周壁体B1〜B3は、第14図に示す
ように、そのコ字形コンクリートブロツク9,1
0の接合部分b,c,dが合致しないように交互
に90゜づつ水平方向に向きを相違させて連設する
ようにしている。この実施例では、さらに、底版
Aの接合部分aと、最下段の周壁体B1の接合部
分bとが合致しないように、その底版Aと前記周
壁体B1とを相互に90゜向きを異ならせて連結する
とともに、前記頂版Cの接合部分eと最上段の周
壁体B3の接合部分dとが合致しないように、そ
の頂版Cと前記周壁体B3とを相互に90゜向きを異
ならせて連設するようにしている。
このような構成のものであれば、底版A、複数
の周壁体B1〜B3および頂版Cを現場で組み合せ
ることによつて、完成品を得ることができるの
で、現場での大がかりな型枠工事や鉄筋工事が不
要となり、現場作業の煩雑化を大幅に緩和するこ
とができる。また、前記底版A、複数の周壁体
B1〜B3および頂版Cは、工事等で大量生産的手
法により製造することができるので、品質管理を
十分に行なうことが可能であり、寸法精度が高く
コストダウンを図るのが容易な貯留タンクを提供
し得るものである。しかも、前記周壁体B1〜B3
の段数を適宜変更することによつて、タンク容量
を種々選定することができ、設計変更やそれに伴
なう型枠等の再製作を要することなしに種々の容
量の貯留タンクを得ることができるという便利さ
がある。その上、前記周壁体B1〜B3は平面視正
方形をなし、同一形状の対をなすコ字形コンクリ
ートブロツク9,10を接合したものを必要段数
積上げるようになつているため、説明の便宜上符
号は異ならせてあるが1種類のコ字形コンクリー
トブロツク9,10のみによりあらゆる要求に応
えることができる。
また、前記のような貯留タンクの施工方法によ
れば、特に嵩高なものになりがちな周壁体B1
B3を2分割した状態、つまり、コ字形コンクリ
ートブロツク9,10の状態で現場に搬入するこ
とができるので、運搬の容易化を図ることができ
る。しかも、前記コ字形コンクリートブロツク
9,10を筐形に接合させてなる周壁体B1〜B3
を、その接合部分b,c,dが合致しないように
交互に90゜づつ向きを相違させて連設するように
しているので、上下に隣設する周壁体B1〜B3
志がコ字形コンクリートブロツク9,10の接合
部分b,c,dを相互に補強し合うことになる。
すなわち、このようにすれば、組立て時に、コン
クリートブロツク9,10の重みで、下段のコン
クリートブロツク9,10の接合部分b,c,d
における上下の段差がなくなる。しかも、接合部
分b,c,dが1ケ所に集中することがなくな
る。そのため、各周壁体B1〜B3を2分割形のも
のにしたため形状が乱れたりその強度が低下する
という不都合を有効に抑制することができる。
なお、周壁体の積上げ段数は、図示例のものに
限られないのは勿論であり、要求されるタンク容
量に応じて適宜変更が可能である。
また、底版、周壁体および頂版を連結するため
の連結手段も前記実施例のものに限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々
変形が可能である。
さらに、本発明でいうコ字形コンクリートブロ
ツクは、前記実施例のものに限られないのは勿論
であり、例えば、第15図に示すように、一方の
接合壁81と、他方の接合壁82との長さが異な
つたものでもよい。しかして、このような形状の
コ字形コンクリートブロツク83を用いて第1の
発明に係るタンクを構成する場合には、例えば、
奇数段目は第16図aに示すように接合させ、偶
数段目は第16図bに示すように接合させて順次
積み上げることも可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように、第1の発明にかかる貯留
タンクは、その底版、周壁および頂版をそれぞれ
プレキヤスト製のコンクリートブロツクにより構
成しているので、現場作業の煩雑化を解消するこ
とができ、工期の短縮ならびにコストダウンを図
ることができる。しかも、前記周壁を複数の周壁
体により構成するようにしているので、その周壁
体の積上げ段数を適宜選定することによつて種々
の容量を有してタンクを容易に製作することがで
きるという効果が得られる。その上、その周壁体
は、コ字形コンクリートブロツクを接合したもの
であるにもかかわらず、その全周にプレストレス
が付与してあるため、全体的に高い強度を発揮し
得る。そのため、周壁の一部に弱い部分が存在す
るという不具合がなく、高い信頼性ならびに耐久
性を有したものとなる。そして、コ字形コンクリ
ートブロツクを接合するためのPC鋼棒を、プレ
ストレスを与えるための材料としても利用してい
るため、部品点数を削減することができ、実施の
容易化を図ることができる。
また、第2の発明に係る施工方法によれば、少
なくとも周壁体を対をなすコ字形コンクリートブ
ロツクに2分割した状態で現場に搬入することが
できるので、プレキヤスト化したために連搬が困
難になるという不具合を有効に防止することがで
きる。しかも、前記周壁体を、平面視略正方形に
しているのでその接合部分が合致しないように交
互に90゜だけ水平方向に向きを相違させて連設す
ることが無理なく可能になる。そして、このよう
にすれば、上下に隣設する周壁体同志がコ字形コ
ンクリートブロツクの接合部分を相互に補強し合
うことになる。特に、90゜向きを相違させるよう
にすると、コ字形コンクリートブロツクの載置角
度等を測定する必要がなく、施工の煩雑化を効果
的に防止することができる上に、上下に積上げた
各周壁体の接合部分が最も有効に離間することに
なり、各接合部分の補強が優れたものになる。そ
のため、各周壁体の全周にプレストレスが付与さ
れていることとあいまつて、各周壁体を2分割形
のものにしたためにその強度が低下するというよ
うな不都合を招くのを有効に防止することがで
き、高強度の貯留タンクを構築することができる
ものである。
さらに、本発明では、連結兼プレストレス導入
用のPC鋼棒を、各コ字形コンクリートブロツク
に収容可能な2分割形のものにしているので、貯
留タンクを埋設する掘削穴の大きさを最小限のも
のにすることができる。そのため、地盤の掘削や
埋もどしに要する工数を少なくして施工の迅速化
を図ることができるという格別な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第14図は、本発明の一実施例を示
し、第1図は概略的な平面図、第2図は正断面
図、第3図は一部切欠した斜視図、第4図は底版
を示す概略的な平面図、第5図は底版の接合部分
を拡大して示す平断面図、第6図は周壁体を示す
一部省略した平断面図、第7図は同側面図、第8
図は同正面図、第9図はコ字形コンクリートブロ
ツクの接合部分を拡大して示す平断面図、第10
図は底版と周壁体との連結部分を拡大して示す正
面図、第11図は同側断面図、第12図は底版、
周壁体および頂版の接合部分を示す断面図、第1
3図は周壁体同志の連結方法を説明するための説
明図、第14図は施工方法を説明するための説明
図である。第15図および第16図a,bは本発
明の他の実施例を説明するための説明図である。 A……底版、B1〜B3……周壁体、C……頂版、
1,2……平板形コンクリートブロツク、1a,
2a……接合端面、3……高張力ボルト、4……
連結金具、5……ベース板部、6……カバー部、
7……アンカー筋、8……ボルト孔、9,10…
…コ字形コンクリートブロツク、12……PCの
棒、13……第1のPC鋼棒、14……第2のPC
鋼棒、15……カツプラ、16……ナツト、17
……シール材、18……ポリウレタン樹脂目地、
19……モルタル目地、21,22……平板形コ
ンクリートブロツク、23……第1の連結手段、
24……第2の連結手段、25……第3の連結手
段、27,28……インサートナツト、29……
連結鉄板、31,32……ボルト、33……連結
用ボツクス、34……上端面、35……下端面、
36……挿通孔、37……縦締PC鋼棒、38…
…下端螺子部、39……上端螺子部、40……ア
ンカープレート、41……ナツト、42……凹
部、43……貫通孔、44……縦締PC鋼棒、4
5……下端螺子部、46……上端螺子部、47…
…ナツト、48〜52……シール材、54〜57
……ポリウレタン樹脂目地、58,59,60…
…モルタル目地、62……傾斜床、63……開口
孔、64,65……配管用開口、70……地盤、
71……基礎栗石、72……基礎コンクリート、
73……敷モルタル、74……緊張棒、75……
連結子、76……油圧ジヤツキ、81,82……
接合壁、83……コ字形コンクリートブロツク。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プレキヤストコンクリートブロツク製の底版
    と、この底版上に複数段に載設した平面視四角形
    をなすプレキヤストコンクリートブロツク製の周
    壁体と、この周壁体の上端開口部に蓋着したプレ
    キヤストコンクリートブロツク製の頂版と、前記
    底版、前記周壁体および前記頂版をそれぞれ連結
    する連結手段とを具備してなるものであつて、前
    記周壁体を、同一形状の対をなすコ字形コンクリ
    ートブロツクを筐形に接合させたものにし、それ
    ら両コ字形コンクリートブロツク同士を連結する
    第1、第2のPC鋼棒と、それら各コ字形コンク
    リートブロツクに予め埋設したPC鋼棒とによつ
    て、その周壁体の全周にプレストレスを付与して
    なるものであり、第1のPC鋼棒が一方のコ字形
    コンクリートブロツクの周壁内に収容されている
    とともに、第2のPC鋼棒が他方のコ字形コンク
    リートブロツクの周壁内に収容されており、これ
    ら第1、第2のPC鋼棒が両コ字形コンクリート
    ブロツクの接合位置においてカツプラにより接続
    されていることを特徴とする組立式貯留タンク。 2 プレキヤストコンクリートブロツク製の底版
    を敷設し、この底版上に、同一形状の対をなすコ
    字形コンクリートブロツクを筐形に接合させるこ
    とにより形成される平面視略正方形をなす複数組
    の周壁体を、その接合部分が合致しないように交
    互に90゜だけ水平方向に向きを相違させて連設し、
    その周壁体の上端にプレキヤストコンクリートブ
    ロツク製の頂版を蓋設するようにした施工方法で
    あつて、対をなす前記コ字形コンクリートブロツ
    ク同士を突き合わせる際に、一方のコ字形コンク
    リートブロツク内に挿通させてある第1のPC鋼
    棒と、他方のコ字形コンクリートブロツク内に挿
    通させてある第2のPC鋼棒とをカツプラを介し
    て連結し、これら第1、第2のPC鋼棒に一定の
    張力を与えることによつて前記両コ字形コンクリ
    ートブロツク同士を接合させるとともに、これら
    第1、第2のPC鋼棒と、それら各コ字形コンク
    リートブロツクに予め埋設したPC鋼棒とによつ
    て、その周壁体の全周にプレストレスを付与する
    ことを特徴とする組立式貯留タンクの施工方法。
JP60070587A 1985-04-02 1985-04-02 組立式汚泥濃縮貯留タンクおよびその施工方法 Granted JPS61232193A (ja)

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