JPH05262005A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JPH05262005A
JPH05262005A JP6397692A JP6397692A JPH05262005A JP H05262005 A JPH05262005 A JP H05262005A JP 6397692 A JP6397692 A JP 6397692A JP 6397692 A JP6397692 A JP 6397692A JP H05262005 A JPH05262005 A JP H05262005A
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Takashi Maruyama
貴史 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーマルヘッドの接離動作を安定して行なう
ことができ、サーマルヘッドの圧接を安定して行ない印
字品質の向上を図ることのできる熱転写プリンタを提供
する。 【構成】 プラテン2に沿って往復動自在とされたキャ
リッジ5にサーマルヘッド6を配設するとともに、この
キャリッジ5の上面にインクリボン51が収納されたリ
ボンカセット52を着脱自在に装着し、前記キャリッジ
5に前記サーマルヘッド6を支持し前記プラテン2に接
離動作させるヘッドレバー30を支持軸29を中心とし
て回動自在に配設し、このヘッドレバー30に係合しカ
ム25により前記ヘッドレバー30を回動させるヘッド
圧接レバー33を前記支持軸29を中心として揺動自在
に配設し、前記支持軸29をキャリッジ5の上面から上
方に突出するように形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写プリンタに係り、
特に、サーマルヘッドのプラテンへの接離動作を安定し
て行なうことを可能とした熱転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の一般的な熱転写プリンタを
示したもので、プリンタのフレーム1のほぼ中央部に
は、平板状のプラテン2がその印字面がほぼ垂直となる
ように配設されており、前記フレーム1の前記プラテン
2の前側下方には、キャリッジシャフト3が前記プラテ
ン2と平行に配設されている。また、前記フレーム1の
前端縁には、フランジ状のガイド部4が形成されてお
り、前記キャリッジシャフト3および前記ガイド部4に
は、キャリッジ5が前記キャリッジシャフト3およびガ
イド部4に沿って往復動自在に取付けられている。前記
キャリッジ5の先端部には、前記プラテン2に対向する
ようにサーマルヘッド6が取付けられており、前記キャ
リッジ5の上面には、インクリボンを収納し、このイン
クリボンを前記サーマルヘッド6とプラテン2との間に
案内するリボンカセット(図示せず)が装着されるよう
になされている。さらに、前記キャリッジ5の上面に
は、前記リボンカセットのインクリボンを巻取るための
巻取りボビン7およびインクリボンを送り出す送出しボ
ビン8がそれぞれ配設されている。
【0003】また、前記プラテン2の後方には、用紙
(図示せず)をプラテン2の前方に送る用紙挿入口9が
形成されており、前記用紙挿入口9の部分には、所定速
度で前記用紙を搬送する紙送りローラ10が配設されて
いる。この紙送りローラ10の下方には、この紙送りロ
ーラ10に圧接される圧接ローラ11が回転自在に配設
されており、前記紙送りローラ10とこの圧接ローラ1
1との間に用紙挿入口9から挿入される用紙を挟持して
搬送するようになされている。
【0004】また、図7はこのようなプリンタにおける
従来のサーマルヘッドの接離駆動機構を示したもので、
前記キャリッジ5のプラテン2側には、サーマルヘッド
6のヘッド取付台12が支点13を介して枢着されてお
り、このヘッド取付台12の先端部にサーマルヘッド6
が装着されて、プラテン2に対して接離自在とされてい
る。このサーマルヘッド6のヘッド取付台12には、ベ
ルクランク状に形成されているとともに支点14を中心
として回動自在とされた従動節としてのヘッド押圧部材
15の一端部15aが当接されており、その他端部15
bは、原動節としてのカム部材16の無端状のカム溝1
7に摺動自在に係合されている。このカム部材16の外
周に一体的に形成されたギア18には、伝達ギア19を
介して前記キャリッジ5に搭載されているサーマルヘッ
ド6アップダウン用のモータ20の出力ピニオン21が
噛合されており、前記モータ20の回転によりカム部材
16が回転され、このカム部材16の回転に伴ってヘッ
ド押圧部材15が回動され、このヘッド押圧部材15の
回動によりヘッド押圧部材15の一端部15aに押圧さ
れてヘッド取付台12がプラテン2に対して進退操作さ
れ、サーマルヘッド6によるインクリボンおよび記録紙
のプラテン2への圧接およびその解除操作がなされる。
【0005】前記従来のプリンタにおいては、前記用紙
挿入口9から用紙を挿入し、この用紙を前記紙送りロー
ラ10と圧接ローラ11との間に挟み込んで、紙送りロ
ーラ10を回転駆動させることにより、前記用紙をキャ
リッジ5の移動方向と直交方向に所定速度で搬送する。
一方、サーマルヘッドアップダウン用のモータ20を駆
動してサーマルヘッド6を前記用紙に対して所定の圧接
力で圧接させ、この状態で、前記キャリッジ5を移動さ
せるとともに、前記巻取りボビン7を回転させてリボン
カセットのインクリボンを巻取りながら、前記サーマル
ヘッド6を所望の印字信号に基づいて駆動することによ
り、前記用紙に所望の印字を行なうものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の熱転写プリンタにおいては、キャリッジ5に設けた
支点13にヘッド取付台12を取付けるようにしている
が、前記キャリッジ5の内部の設置スペースを大きく確
保することができないことから、ヘッド取付台12の回
動中心である支点13をあまり長く形成することができ
ないため、支点13の強度を十分に確保することができ
ず、ヘッド取付台12の回動動作のがたつきが生じてし
まい、サーマルヘッド6のプラテン2への圧接を安定し
て行なうことができず、その結果、印字品質の低下を招
いてしまうという問題を有している。このことは、近年
におけるプリンタの小型化、薄型化の要求の高まりにつ
れて、特に顕著となってきた。
【0007】本発明は前記した点に鑑みなされたもの
で、サーマルヘッドの接離動作を安定して行なうことが
でき、サーマルヘッドの圧接を安定して行ない印字品質
の向上を図ることのできる熱転写プリンタを提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る熱転写プリンタは、プラテンに沿って往復
動自在とされたキャリッジにサーマルヘッドを配設する
とともに、このキャリッジの上面にインクリボンが収納
されたリボンカセットを着脱自在に装着し、前記キャリ
ッジに前記サーマルヘッドを支持し前記プラテンに接離
動作させるヘッド接離機構を支持軸を中心として回動自
在に配設し、このヘッド接離機構に係合し駆動機構によ
り前記ヘッド接離機構を回動させるヘッド圧接レバーを
前記支持軸を中心として揺動自在に配設してなる熱転写
プリンタにおいて、前記支持軸をキャリッジの上面から
上方に突出するように形成したことを特徴とするもので
ある。
【0009】また、このような熱転写プリンタに使用さ
れる前記インクリボンカセットのカセットケースに前記
支持軸が挿入される切り欠き部を形成したことを特徴と
するものであり、さらに、前記切り欠き部を反転使用が
可能となるように左右対称位置に2カ所形成したことを
特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、サーマルヘッドをプラテンに
圧接するヘッド接離機構の回転中心を形成する支持軸を
キャリッジの上面から突出するように形成することによ
り、この支持軸の長さ寸法を大きく形成するようにして
いるので、ヘッド接離機構の支点のがたつきがなく、ヘ
ッド接離機構を極めて精度よく支持することができ、サ
ーマルヘッドの接離動作を安定して行なうことができ
る。また、インクリボンカセットのカセットケースに前
記熱転写プリンタの支持軸が挿入される切り欠き部を形
成しているので、支持軸が邪魔にならずに適正にキャリ
ッジにリボンカセットを装着することができるものであ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図5を参照
して説明する。
【0012】図1乃至図5は本発明に係る熱転写プリン
タの一実施例を示したもので、プラテン2に沿って往復
動自在とされたキャリッジ5には、サーマルヘッド6の
プラテン2への接離動作およびインクリボンの巻取制御
を行なうモータ22が配設されており、このモータ22
の出力ピニオンギア23には、伝達ギア24が噛合され
ている。この伝達ギア24には、カム25の外周面に形
成されたギア部26が噛合されており、このカム25の
上面には、ヘッド接離用カム溝27およびこのヘッド接
離用カム溝27より幅広に、かつ、浅く形成されたリボ
ン巻取り用カム溝28がそれぞれ形成されている。
【0013】また、前記キャリッジ5のプラテン2寄り
には、支持軸29が配設されており、本実施例において
は、この支持軸29は、図1に示すように、前記キャリ
ッジ5の上面から突出するように形成されている。この
支持軸29には、ほぼT字状のヘッドレバー30が前記
支持軸29を中心として揺動自在に取付けられており、
このヘッドレバー30のプラテン2寄り部分には、前記
プラテン2に対向するヘッド取付台31がねじ止めによ
り固着されている。このヘッド取付台31のプラテン2
の対向面には、サーマルヘッド6が装着されており、前
記ヘッド取付台31には、ストッパ32が前記ヘッド取
付台31の裏面に対して所定間隔を有するように突設さ
れている。
【0014】また、前記支持軸29には、ほぼL字状の
ヘッド圧接レバー33が前記支持軸29を中心として揺
動自在に取付けられており、このヘッド圧接レバー33
の一端部には、前記カム25のヘッド接離用カム溝27
に係合されるピン34が形成されている。前記ヘッド圧
接レバー33の他端部は、前記ヘッドレバー30のヘッ
ド取付台31の裏面とストッパ32との間に配置されて
おり、このヘッド圧接レバー33の他端部には、ばね保
持部35が立設されている。さらに、前記ばね保持部3
5とヘッド取付台31との間には、強圧接ばね36が介
装されており、この強圧接ばね36の付勢力により、前
記ヘッド圧接レバー33が前記ヘッドレバー30のスト
ッパ32に当接された状態に保持され、この状態で、ヘ
ッドアップダウン時にヘッド圧接レバー33とヘッドレ
バー30とがカム25の回転により一体に回動動作され
るようになされている。
【0015】また、前記キャリッジ5には、プリンタに
形成されたラック37に噛合される駆動ギア38が支軸
39を中心として回転自在に配設されており、この支軸
39と前記ヘッドレバー30との間には、前記強圧接ば
ね36より弱いばね圧を有する弱圧接ばね40が前記ヘ
ッドレバー30が常にサーマルヘッド6をプラテン2に
押圧する方向の付勢力を付与するように掛け渡されてい
る。
【0016】また、前記支軸39には、揺動板41がこ
の支軸39を中心として揺動自在に取付けられており、
この揺動板41の一端部には、前記カム25のリボン巻
取り用カム溝28に係合されるピン42が形成されてい
る。ここで、揺動板41のピン42は、ヘッド接離用カ
ム溝27の幅よりも太く形成されており、このピン42
がヘッド接離用カム溝27に落ち込むことはない。ま
た、前記揺動板41の他端部には、支軸43が突設され
ており、この支軸43には、前記駆動ギア38に噛合さ
れる伝達ギア44が回転自在に取付けられている。
【0017】また、図1に示すように、前記キャリッジ
5には、インクリボンの巻取りボビン7および送出しボ
ビン8がそれぞれ配設されており、図2に示すように、
前記巻取りボビン7の下方には、前記伝達ギア44に噛
合される巻取りギア45が図示しない摩擦機構を介して
同軸状に取付けられている。さらに、本実施例において
は、前記キャリッジ5には、第2巻取りボビン46およ
び第2送出しボビン47がそれぞれ配設されており、前
記第2巻取りボビン46の下方には、前記巻取りボビン
7の巻取りギア45に伝達ギア48介して噛合される第
2巻取りギア49が図示しない摩擦機構を介して同軸状
に取付けられている。前記巻取りボビン7および第2巻
取りボビン46は、前記揺動板41の揺動による伝達ギ
ア44の巻取りギア45への噛合によりそれぞれ回転駆
動されるものであり、前記送出しボビン8および第2送
出しボビン47は、それぞれ自由に回転できるようにな
されている。
【0018】さらに、前記キャリッジ5の上面には、使
用するインクリボンの終端を検出したり、カラーインク
リボンのカラーマーカを検出するためのフォトセンサ5
0が配設されている。
【0019】また、前記キャリッジ5の上面には、イン
クリボン51が収容されたリボンカセット52が着脱自
在に装着されるものであり、このリボンカセット52に
は、前記巻取りボビン7および送出しボビン8に係合さ
れ前記インクリボン51が巻回される図示しない一対の
ハブが配設されている。また、前記リボンカセット52
には、前記第2巻取りボビン46および第2送出しボビ
ン47に係合され前記インクリボン51を案内する図示
しない一対のガイドローラが配設されており、前記リボ
ンカセット52のプラテン2側中央部には、サーマルヘ
ッド6が挿入される凹部53が形成されている。さら
に、前記リボンカセット52の前記凹部53の両側対称
位置には、それぞれ前記支持軸29が挿入される切り欠
き部54が形成されている。
【0020】なお、図1においては、反転して使用可能
ないわゆるマルチタイムインクリボン51カセットを示
しているため、サーマルヘッド6が挿入される凹部53
の対称位置に2カ所の切り欠き部54を形成している
が、いわゆるワンタイムリボンの場合は、切り欠き部5
4を1カ所のみに形成すればよい。
【0021】次に、本実施例の動作について説明する。
【0022】まず、図2に示すように、カム25が図に
おいて最も左方向に回転した状態では、ヘッド圧接レバ
ー33のピン34がヘッド接離用カム溝27の最外周に
位置しているため、ヘッド圧接レバー33が図2おいて
最も左方向に揺動されており、ヘッド圧接レバー33が
強圧接バネの付勢力により、ヘッドレバー30のストッ
パ32に当接され、ヘッド取付台31がヘッド圧接レバ
ー33とともに動作されるので、このヘッド圧接レバー
33の揺動によりサーマルヘッド6がプラテン2から離
隔したヘッドアップ状態に保持されている。
【0023】一方、リボン巻取り用カム溝28により、
揺動板41は、左方向に揺動されて、揺動板41に支持
された伝達ギア44が巻取りギア45に噛合されてお
り、キャリッジ5がプラテン2に沿って移動することに
より、ラック37に噛合された駆動ギア38が回転駆動
されると、伝達ギア44,48を介して巻取りギア45
および第2巻取りギア49が回転駆動され、巻取りボビ
ン7および第2巻取りボビン46の回転駆動により、イ
ンクリボン51の巻取り動作が行なわれる。
【0024】このカム25位置においては、印字は行な
われず、カラーインクリボン51を用いた場合のフォト
センサによるカラーセンシングあるいはインクリボン5
1がたるんだときのたるみ除去動作が行なわれる。
【0025】次に、図3に示すように、図2の状態から
モータ22を駆動することによりカム25を右方向に回
転させると、ヘッド圧接レバー33は揺動されず、サー
マルヘッド6がプラテン2から離隔したヘッドアップ状
態に保持されながら、リボン巻取り用カム溝28により
揺動板41が右方向に揺動され、揺動板41の伝達ギア
44が巻取りギア45から離隔される。この状態では、
キャリッジ5が移動した場合でも駆動ギア38の回転が
巻取りボビン7および第2巻取りボビン46に伝達ず、
インクリボン51の巻取り動作が行なわれないことか
ら、キャリッジ5のリターン動作あるいはリボンセーブ
動作に用いられる。
【0026】また、普通紙等への通常の印字を行なう場
合は、図4に示すように、図3に示す状態から、さらに
モータ22を駆動してカム25を右方向に回転させるこ
とにより、前記ヘッド圧接レバー33のピン34がヘッ
ド接離用カム溝27の回転中心に最も近接した位置に位
置することから、前記ヘッド圧接レバー33が支持軸2
9を中心として最も右方向に揺動される。これにより、
前記ヘッド圧接レバー33はヘッド取付台31のストッ
パ32から離隔され、ヘッド圧接レバー33のばね保持
部35により強圧接ばね36を介してヘッド取付台31
が押圧され、この状態で、前記ヘッドレバー30には、
弱圧接バネの付勢力が付与されているので、ヘッド取付
台31には、強圧接ばね36の付勢力と弱圧接ばね40
の付勢力とを合計した押圧力が付与されることになり、
サーマルヘッド6は強い押圧力でプラテン2に圧接され
る。
【0027】このとき、本実施例においては、サーマル
ヘッド6をプラテン2に圧接するヘッドレバー30およ
びヘッド圧接レバー33の回転中心を形成する支持軸2
9を、キャリッジ5の上面から突出するように長い寸法
のものを用いるようにしているので、ヘッドレバー30
およびヘッド圧接レバー33の支点のがたつきがなく、
ヘッドレバー30等を極めて精度よく支持することがで
き、サーマルヘッド6の圧接動作を安定して行なうこと
ができる。
【0028】一方、前記揺動板41は、図3に示す状態
から、左方向に回動され、揺動板41の伝達ギア44が
再度巻取りギア45に噛合され、キャリッジ5の移動に
よりリボン巻取り動作が行なわれる。
【0029】この状態で、前記キャリッジ5を移動させ
ることにより、ラック37を介して駆動ギア38を回転
駆動し、伝達ギア44,48を介して巻取りギア45お
よび第2巻取りギア49を回転させて、巻取りボビン7
および第2巻取りボビン46を回転駆動させ、リボンカ
セット52のインクリボン51を巻取りながら、所望の
印字信号に基づいて、サーマルヘッド6を駆動すること
により、所定の用紙に印字を行なうようになっている。
このとき、サーマルヘッド6が強い圧接力で圧接されて
いるので、良好な印字を行なうことができる。
【0030】また、通常の印字と異なり、オーバーヘッ
ドプロジェクタ(OHP)用の用紙等に印字を行なう場
合やインクリボン51を用いずに感熱紙に直接印字を行
なう場合には、図5に示すように、図4の状態からモー
タ22を駆動してカム25をさらに左方向に回転させる
ことにより、ヘッド圧接レバー33のピン34がヘッド
接離用カム溝27の最も内周部に位置し、この位置にお
けるヘッド接離用カム溝27の幅寸法が大きく形成され
ているので、ヘッド圧接レバー33のピン34とヘッド
接離用カム溝27との間に間隙が形成される。これによ
り、ヘッド圧接レバー33は、強圧接ばね36の付勢力
によりストッパ32に当接するように回動されるので、
サーマルヘッド6は弱圧接ばね40のみの付勢力により
プラテン2に圧接されることになり、通常印字の場合に
比較して弱い圧接力による印字を行なうことができる。
また、前記カム25が回転された場合でも、揺動板41
の伝達ギア44は、巻取りギア45に噛合された状態に
保持されているので、普通印字の場合と同様に、キャリ
ッジ5の移動によりインクリボン51の巻取り動作を行
なうことができる。
【0031】このように必要な状況に応じてカム25の
ポジションを選択することにより、熱転写プリンタとし
て必要な各種動作を行なうことが可能となる。
【0032】なお、上述の説明においては、図2に示す
状態から図5に示す状態へ順次カム25のポジションを
選択する動作について説明したが、図5に示す状態から
図2に示す状態へ変化させるには、上述の説明とは逆方
向にカム25を駆動するようにすればよい。
【0033】したがって、本実施例においては、サーマ
ルヘッド6をプラテン2に圧接するヘッドレバー30の
回動中心を形成する支持軸29を、キャリッジ5の上面
から突出するように長い寸法のものを用いることによ
り、支持軸29の強度を著しく高めることができるの
で、ヘッドレバー30の支点のがたつきを防止すること
ができ、ヘッドレバー30等を極めて精度よく支持する
ことができ、その結果、サーマルヘッド6の圧接動作を
安定して行なうことができ、印字品質の向上を図ること
ができる。しかも、支持軸29をキャリッジ5の上面に
突出させるようにしているので、キャリッジ5の内部に
おけるスペースが少なくて済み、プリンタの小型化、薄
型化にも適正に対応することができる。
【0034】また、インクリボン51カセットのカセッ
トケースに前記熱転写プリンタの支持軸29が挿入され
る切り欠き部54を形成しているので、支持軸29が邪
魔にならずに適正にキャリッジ5にリボンカセット52
を装着することができる。
【0035】なお、本発明は前記実施例のものに限定さ
れるものではなく、必要に応じて種々変更することが可
能である。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る熱転写プ
リンタは、支持軸をキャリッジの上面から突出するよう
に長い寸法のものを用いることにより、支持軸の強度を
著しく高めることができるので、ヘッド接離機構の支点
のがたつきを防止することができ、ヘッド接離機構を極
めて精度よく支持することができ、その結果、サーマル
ヘッドの圧接動作を安定して行なうことができ、印字品
質の向上を図ることができる。しかも、支持軸をキャリ
ッジの上面に突出させるようにしているので、キャリッ
ジの内部におけるスペースが少なくて済み、プリンタの
小型化、薄型化にも適正に対応することができる。ま
た、インクリボンカセットのカセットケースに熱転写プ
リンタの支持軸が挿入される切り欠き部を形成している
ので、支持軸が邪魔にならずに適正にキャリッジにリボ
ンカセットを装着することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱転写プリンタの一実施例を示す
概略斜視図
【図2】本発明によるインクリボンセンシング動作状態
を示す構成図
【図3】本発明によるキャリッジリターン動作状態を示
す構成図
【図4】本発明による普通紙への印字状態を示す構成図
【図5】本発明によるOHP紙への印字状態を示す構成
【図6】従来の一般的な熱転写プリンタを示す斜視図
【図7】図6のヘッドアップダウン機構示す概略構成図
【符号の説明】
2 プラテン 5 キャリッジ 6 サーマルヘッド 7 巻取りボビン 8 送出しボビン 22 モータ 25 カム 27 ヘッド接離用カム溝 28 リボン巻取り用カム溝 29 支持軸 30 ヘッドレバー 31 ヘッド取付台 33 ヘッド圧接レバー 36 強圧接ばね 40 弱圧接ばね 41 揺動板 46 第2巻取りボビン 47 第2送出しボビン 51 インクリボン 52 リボンカセット 53 凹部 54 切り欠き部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに沿って往復動自在とされたキ
    ャリッジにサーマルヘッドを配設するとともに、このキ
    ャリッジの上面にインクリボンが収納されたリボンカセ
    ットを着脱自在に装着し、前記キャリッジに前記サーマ
    ルヘッドを支持し前記プラテンに接離動作させるヘッド
    接離機構を支持軸を中心として回動自在に配設し、この
    ヘッド接離機構に係合し駆動機構により前記ヘッド接離
    機構を回動させるヘッド圧接レバーを前記支持軸を中心
    として揺動自在に配設してなる熱転写プリンタにおい
    て、前記支持軸をキャリッジの上面から上方に突出する
    ように形成したことを特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記インクリボンカセットのカセットケ
    ースに前記支持軸が挿入される切り欠き部を形成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の熱転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記切り欠き部を反転使用が可能となる
    ように左右対称位置に2カ所形成したことを特徴とする
    請求項2に記載の熱転写プリンタ。
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