JPH0526242A - 摺動部材 - Google Patents
摺動部材Info
- Publication number
- JPH0526242A JPH0526242A JP20219991A JP20219991A JPH0526242A JP H0526242 A JPH0526242 A JP H0526242A JP 20219991 A JP20219991 A JP 20219991A JP 20219991 A JP20219991 A JP 20219991A JP H0526242 A JPH0526242 A JP H0526242A
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- Japan
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- barrier layer
- crystal
- sliding
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
り軸受を提供する。 [構成] バリヤ層4の接合面4aが、頂点aを接合面
4a側に向けたNi結晶による四角錐体状突起6の集合
体より形成される。これにより接合面4aの表面積が拡
大され、また相隣る両突起6間の谷部によるアンカ効果
が得られるので、接合面4aに対して表面層5が強固に
接合される。
Description
ング層上に金属製バリヤ層を介して表面層を設けたもの
の改良に関する。
u合金よりなるライニング層と、そのライニング層上に
形成されたNiよりなるバリヤ層と、そのバリヤ層上に
形成されたPb−Sn合金よりなる表面層とより構成さ
れたすべり軸受が知られている。前記バリヤ層は、表面
層中のSnがライニング層内に拡散浸入して、そのライ
ニング層を脆化させる、といった不具合を回避するため
に用いられている。
に電気メッキ法により形成されているが、その構成金属
であるNiの結晶形状が不定形状であることから粒状晶
より構成され、その結果、バリヤ層の表面層との接合面
はミクロ的に見ても平坦になる。
法により形成されているが、前記のようにバリヤ層の接
合面が平坦であって、その表面積が小さいために、バリ
ヤ層に対する表面層の剥離強度が低い、という問題があ
る。
特定することにより、そのバリヤ層に対する表面層の剥
離強度を向上させた前記摺動部材を提供することを目的
とする。
上に金属製バリヤ層を介して表面層を設けた摺動部材に
おいて、前記バリヤ層は、前記ライニング層上に析出形
成されたものであって、前記表面層との接合面を形成す
べく、金属結晶による複数の突起を有することを特徴と
する。
り軸受1は、エンジンにおけるクランクシャフトのジャ
ーナル部、コンロッドの大端部等に適用されるもので、
第1および第2半体11 ,12 よりなる。両半体11 ,
12 は同一構造を有し、裏金2と、裏金2内周面に形成
されたライニング層3と、ライニング層3表面に電気メ
ッキ法により析出形成されたバリヤ層4と、バリヤ層4
の表面に電気メッキ法により析出形成されて相手部材x
との摺動面5aを持つ表面層5とを備えている。裏金2
およびライニング層3間には、必要に応じてCuメッキ
層が設けられる。
はすべり軸受1の設定厚さにより決められる。ライニン
グ層3はCu、Cu系合金、Al、Al系合金等より構
成され、その厚さは50〜500μm、通常は300μ
m程度である。バリヤ層4はNi、Fe、Co等の単体
またはそれらの合金より構成され、その厚さは0.1〜
5μm、通常は1〜2μm程度である。表面層5はPb
合金より構成され、その厚さは5〜50μm、通常は2
0μm程度である。
P、B、Co、Zn、Fe、Wから選択される少なくと
も一種を挙げることができ、その合金元素の含有量は1
0重量%以下に設定される。
0重量%のPbと3〜20重量%のSnとを含有し、必
要に応じてCu、In、Ag、Tl、Nb、Sb、N
i、Cd、Te、Bi、Mn、Ca、Baから選択され
る少なくとも一種を10重量%以下含有する。
させる機能を有するが、その含有量が10重量%を上回
ると、硬さが高くなり過ぎて初期なじみ性が低下する。
Cu等を添加する場合には、表面層5の硬さHmvが1
5〜25になるように、その含有量を調整するのが望ま
しい。
e、Bi、Ca、Baは、表面層5を軟化して初期なじ
み性を改善する機能を有するが、その含有量が10重量
%を上回ると、表面層5の強度が低下する。In等を添
加する場合には、表面層5の硬さHmvが8〜15にな
るように、その含有量を調整するのが望ましい。
キ処理用メッキ液としては、1リットル当り50〜20
0gのNi2+および必要に応じて1リットル当り30g
以下の塩化アンモニウム、ホウ酸、有機系添加剤等を含
む硫酸系メッキ液が用いられる。またメッキ液のpHは
3〜6、メッキ液の温度は10〜60℃、陰極電流密度
は12A/dm2 にそれぞれ設定される。
て表面層5との接合面4aにおけるNiの結晶構造を示
す電子顕微鏡写真(5,000 倍)であり、図3(b)は、
同図(a)の概略図である。そのバリヤ層4はCu合金
製ライニング層3上に析出形成され、バリヤ層4を形成
する際の電気メッキ処理における平均陰極電流密度は4
A/dm2 に設定された。
は、接合面4aを形成すべく、頂点aを接合面4a側に
向けた複数の微細な金属結晶、したがってNi結晶によ
る四角錐体状突起6を有する。各四角錐体状突起6はラ
イニング層3より延出する各柱状晶7の先端部を形成し
ている。バリヤ層4の厚さは1〜3μm、接合面4aに
おける四角錐体状突起6の面積率は100%である。
状突起6より形成すると、その接合面4aの表面積が大
いに拡大され、また相隣る両四角錐体状突起6間の谷部
による大きなアンカ効果が得られるので、表面層5の剥
離強度を向上させることができる。
線回折図であり、ミラー指数で(200)面および(4
00)面の回折ピークのみが認められる。
て配向指数Oeを、 (ただし、hklはミラー指数、Ihklは(hkl)
面の積分強度、ΣIhklはIhklの総和)と定義す
ると、或(hkl)面において、その配向指数Oeが1
00%に近ければ近いほど、その(hkl)面と直交す
る方向へ配向した結晶面が多いことになる。
0)面における積分強度Ihklおよび配向指数Oeは
表1の通りである。
eは100%であり、したがってNi結晶は、結晶軸
a,b,cにおいて各軸方向に配向した結晶面、即ち
(h00)面を持つことになる。これにより、接合面4
aが、(h00)面を接合面4a側に向けたNi結晶、
したがって四角錐体状突起6の集合体より形成されてい
ることが判る。
交する方向に配向させると、Niの結晶構造が面心立方
構造であることから、配向方向における原子密度が高く
なるので、バリヤ層4の硬度が増してその強度が向上す
る。
Niの結晶構造を示す電子顕微鏡写真(10,000倍)であ
る。バリヤ層は電気メッキ処理によってCu合金製ライ
ニング層上に形成されている。
のX線回折図である。本図からは特定の結晶面への配向
は認められない。種々の(hkl)面における積分強度
Ihklおよび配向指数Oeは表2の通りである。
iの結晶形状は結晶面がランダムに配向した不定形状で
あり、したがってバリヤ層は粒状晶の集合体より形成さ
れる。
用メッキ液としては、1リットル当り40〜180gの
Pb2+、1リットル当り1.5〜35gのSn2+、必要
に応じて1リットル当り15g以下のCu2+を含むホウ
フッ化系メッキ液が用いられる。またメッキ液の温度は
10〜35℃、陰極電流密度は3〜15A/dm2 にそ
れぞれ設定される。
晶構造を示す電子顕微鏡写真(10,000倍)であり、図9
は表面層5を縦断した場合におけるPb合金の結晶構造
を示す電子顕微鏡写真(5,000 倍)である。表面層5は
8重量%のSnと、2重量%のCuとを含有するPb合
金よりなる。その表面層5は、(h00)面配向の前記
バリヤ層4上に析出形成され、表面層5を形成する際の
電気メッキ処理における陰極電流密度は6A/dm2 に
設定された。
は、摺動面5aを形成すべく、頂点bを摺動面5a側に
向けた複数の金属結晶、したがってPb合金結晶による
四角錐体状突起8を有する。各四角錐体状突起8はバリ
ヤ層4より延出する各柱状晶9の先端部を形成してい
る。
突起8より形成すると、四角錐体状突起8の頂点b側を
優先的に摩耗させて表面層5の初期なじみ性を良好にす
ることができ、また四角錐体状突起8により摺動面5a
の表面積を拡大して、その表面層5に十分な保油性を持
たせることができる。これにより表面層5は優れた耐焼
付き性を発揮する。
に頂点b側の優先的摩耗が終了して平坦面(四角錐台の
上底面に相当する)が形成されると、その平坦面と相手
部材との間には常時油膜が存在するので、それ以後の摺
動面5aの摩耗は極めて緩慢に行われる。
のX線回折図であり、ミラー指数で(200)面および
(400)面の回折ピークのみが認められる。
(400)面における積分強度Ihklおよび配向指数
Oeは表3の通りである。
数Oeは100%であり、したがってPb合金結晶は、
結晶軸a,b,cにおいて各軸方向に配向した結晶面、
即ち(h00)面を持つことになる。これにより、摺動
面5aが、(h00)面を摺動面側に向けたPb合金結
晶、したがって四角錐体状突起8の集合体より形成され
ていることが判る。
0)面配向および表面層5のバリヤ層4に対する密着性
は、バリヤ層4におけるNi結晶が同一の配向性を持つ
ことによって促進される。
交する方向に配向させると、Pb合金の結晶構造が面心
立方構造であることから、配向方向における原子密度が
高くなるので、表面層4の硬度が増してその耐焼付き性
および耐摩耗性が向上する。
うな(h00)面配向を有する場合には、その四角錐体
状突起6の傾き角は所定の範囲内に収められる。
体状突起6の底面側に、接合面4aに沿う仮想面Sを規
定し、また四角錐体状突起6の頂点aと底面中央部tを
通る直線uが、底面中央部tを通り仮想面Sに垂直な基
準線vに対してなす傾き角をθと規定すると、四角錐体
状突起6の傾き角θは0°≦θ≦30°となる。
る四角錐体状突起6だけでなく、図12(b)に示すよ
うに、傾き角θがθ≒54°、したがって、(111)
面を接合面4a側に向けた四角錐体状突起61 も含まれ
る。
起6,61 の面積率と表面層5の剥離強度との関係を示
す。
判断されたもので、その剥離幅の測定は、図13に示す
ように、表面層5に碁盤目状に切れ目wを入れる、18
0℃にて6時間加熱した後水中で冷却し、これを1サイ
クルとして5サイクル繰返す、超音波キャビティション
を行う、といった各操作後、表面層5の切れ目wで囲ま
れた部分5bがバリヤ層4から剥離しているとき、切れ
目wから密着部yまでの距離を測定して、その最大距離
を剥離幅zとした。
i結晶が(h00)面配向を有する場合に、また本発明
(5)〜(7)はNi結晶が(111)面配向を有する
場合にそれぞれ該当する。
る表面層は、比較例(1),(2)のものに比べて優れ
た剥離強度を有する。このような剥離強度を得るために
は、接合面4aにおける四角錐体状突起6の面積率を1
5%以上に設定するのが良い(この場合、残部はNi合
金の粒状晶である)。
は、接合面4aを形成すべく、上底面cを接合面4a側
に向けた複数の微細な金属結晶、したがってNi結晶に
よる四角錐台状突起10を有する。本発明には、バリヤ
層4が四角錐体状突起6,61 および四角錐台状突起1
0を有する場合も包含される。
四角錐台状結晶10の上底面cより形成すると、表面層
5の(h00)面配向を促進させることができる、とい
った利点がある。
形成すべく、上底面dを摺動面5a側に向けた複数の金
属結晶、したがってPb合金結晶による四角錐台状突起
11(図16参照)を備えていてもよい。また表面層5
は、四角錐体状突起8および四角錐台状突起11の両方
を備えていてもよい。
くとも一部が四角錐台状突起11の上底面dより形成さ
れることから、摺動開始初期より相手部材xと上底面d
との間に油膜を形成させて初期なじみ性を良好にすると
共に安定化させることができ、また前記同様に表面層5
に十分な保油性を持たせることができる。
状突起11は摺動面5aの一部を形成していてもよい。
この場合、摺動面5aにおける前記突起8,11の面積
率は50%以上に設定される(この場合、残部はPb合
金の粒状晶である)。
は四角錐体状突起8および四角錐台状突起11の傾きが
問題となる。
錐体状突起8の底面側に、その突起8を突出させて摺動
面5aに沿う仮想面Eを規定し、また四角錐体状突起8
の頂点bと底面中央部gを通る直線hが、底面中央部g
を通り仮想面Eに垂直な基準線kに対してなす傾き角を
θと規定すると、四角錐体状突起8の傾き角θは0°≦
θ≦30°に設定される。傾き角θがθ>30°になる
と、表面層5の保油性および頂点b側の優先的摩耗性が
低下する。
図16に示すように上底面中央部nおよび下底面中央部
pを通る直線rと下底面中央部pを通り仮想面Eに垂直
な基準線kとがなす角度として規定される。この場合に
も、傾き角θは、0°≦θ≦30°に設定される。
電気メッキ法により析出形成したが、その他の形成方法
としては、PVD、イオンプレーティング、CVD、ス
パッタリング等の気相を介する形成方法を挙げることが
できる。
材にも適用される。
のように特定することによって、そのバリヤ層に対する
表面層の剥離強度を向上させた摺動部材を提供すること
ができる。
顕微鏡写真であり、(b)は(a)の概略図である。
る。
図である。
微鏡写真である。
である。
鏡写真である。
構造を示す顕微鏡写真である。
ある。
す説明図である。
る。
法を示す説明図である。
法を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ライニング層(3)上に金属製バリヤ層
(4)を介して表面層(5)を設けた摺動部材におい
て、前記バリヤ層(4)は、前記ライニング層(3)上
に析出形成されたものであって、前記表面層(5)との
接合面(4a)を形成すべく、金属結晶による複数の突
起(6,61 ,10)を有することを特徴とする摺動部
材。 - 【請求項2】 ライニング層(3)上に金属製バリヤ層
(4)を介して金属製表面層(5)を設けた摺動部材に
おいて、前記バリヤ層(4)は、前記ライニング層
(3)上に析出形成されたものであって、前記表面層
(5)との接合面(4a)を形成すべく、ミラー指数で
(h00)面を接合面側に向けた複数の金属結晶による
突起(6,61 ,10)を有し、また前記表面層(5)
は、前記ライニング層(3)上に析出形成されたもので
あって、相手部材(x)との摺動面(5a)を形成すべ
く、ミラー指数で(h00)面を摺動面側に向けた複数
の金属結晶を有することを特徴とする摺動部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3202199A JP3008222B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 摺動部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3202199A JP3008222B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 摺動部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0526242A true JPH0526242A (ja) | 1993-02-02 |
| JP3008222B2 JP3008222B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=16453610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3202199A Expired - Lifetime JP3008222B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 摺動部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3008222B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP3202199A patent/JP3008222B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3008222B2 (ja) | 2000-02-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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