JPH0526339A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
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- JPH0526339A JPH0526339A JP20632791A JP20632791A JPH0526339A JP H0526339 A JPH0526339 A JP H0526339A JP 20632791 A JP20632791 A JP 20632791A JP 20632791 A JP20632791 A JP 20632791A JP H0526339 A JPH0526339 A JP H0526339A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake air
- air amount
- shift
- correction coefficient
- correction
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 要求吸入空気量Qcの算出誤差や吸入空気量
Qmの測定誤差などに起因して、補正係数K1=Qc/
Qmによる補正が却って変速制御を悪化させることを防
止する。 【構成】 エンジン回転数NEおよびスロットル弁開度
TAに基づいて求めた要求吸入空気量Qcと、エアフロ
ーメータによって測定した実際の吸入空気量Qmとから
補正係数K1=Qc/Qmを算出した後、吸入空気量Q
mが小さい領域、すなわち要求吸入空気量Qcや吸入空
気量Qmの誤差が補正係数K1に大きく影響する領域で
は1.0より小さい値となるように予め設定された修正
係数KHにより、制御中心値KGを基準として補正係数
K1を修正するようにした。
Qmの測定誤差などに起因して、補正係数K1=Qc/
Qmによる補正が却って変速制御を悪化させることを防
止する。 【構成】 エンジン回転数NEおよびスロットル弁開度
TAに基づいて求めた要求吸入空気量Qcと、エアフロ
ーメータによって測定した実際の吸入空気量Qmとから
補正係数K1=Qc/Qmを算出した後、吸入空気量Q
mが小さい領域、すなわち要求吸入空気量Qcや吸入空
気量Qmの誤差が補正係数K1に大きく影響する領域で
は1.0より小さい値となるように予め設定された修正
係数KHにより、制御中心値KGを基準として補正係数
K1を修正するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動変速機の変速制御装
置に係り、特に、予め定められた変速条件に従って変速
制御を行う際に実際の吸入空気量に応じて補正を行う変
速制御装置の改良に関するものである。
置に係り、特に、予め定められた変速条件に従って変速
制御を行う際に実際の吸入空気量に応じて補正を行う変
速制御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機の変速制御装置として、
(a)予め定められた変速条件に従って実際の変速パラ
メータの値に応じて自動変速機の変速段を自動的に切り
換える変速制御手段を備えたものが従来から多用されて
いる。例えば、図5および図6は、上記変速条件として
のアップシフト側変速マップおよびダウンシフト側変速
マップの一例で、「1st」,「2nd」,「3r
d」,および「4th」の前進4つの変速段を有する自
動変速機に関するものであり、それぞれ車速Vおよびス
ロットル弁開度TAを変速パラメータとして定められて
いる。そして、現在の変速段と車速Vおよびスロットル
弁開度TAに応じて、その変速マップに従って変速段を
切り換えるか否かが判断される。
(a)予め定められた変速条件に従って実際の変速パラ
メータの値に応じて自動変速機の変速段を自動的に切り
換える変速制御手段を備えたものが従来から多用されて
いる。例えば、図5および図6は、上記変速条件として
のアップシフト側変速マップおよびダウンシフト側変速
マップの一例で、「1st」,「2nd」,「3r
d」,および「4th」の前進4つの変速段を有する自
動変速機に関するものであり、それぞれ車速Vおよびス
ロットル弁開度TAを変速パラメータとして定められて
いる。そして、現在の変速段と車速Vおよびスロットル
弁開度TAに応じて、その変速マップに従って変速段を
切り換えるか否かが判断される。
【0003】ところで、上記スロットル弁開度はエンジ
ンの負荷状態を表すものとして変速段の切換制御に用い
られているのであるが、近年、エンジンの低燃費化を図
ったり車両の運転状態に応じて最適なエンジン出力を引
き出したりするために、吸排気バルブの開閉タイミング
を変化させる可変バルブタイミング機構や、アイドル時
のエンジン回転数を変化させるアイドル回転数制御機構
など、種々の可変機構を備えたエンジンが提案されてお
り、スロットル弁開度は必ずしもエンジンの負荷状態を
忠実に表すものではなくなってきている。また、平地と
高地とでは気圧が異なるため、スロットル弁開度が同じ
であっても実際の吸入空気量は相違し、それに応じてエ
ンジンの負荷状態も変化する。このため、(b)エンジ
ンの回転数およびスロットル弁開度に基づいて要求吸入
空気量すなわち計算上の吸入空気量を求めるとともに、
吸入空気量検出手段によって検出された実際の吸入空気
量と前記要求吸入空気量との比を補正係数として算出す
る補正係数算出手段と、(c)前記補正係数に応じて前
記変速条件および実際の変速パラメータの値の何れかを
補正する補正手段とを設け、変速制御の適正化を図るこ
とが提案されている。特開平2−266155号公報に
記載されている装置はその一例であり、エンジンの回転
数NEおよびスロットル弁開度TAに基づいて要求吸入
空気量Qcを予め定められたデータマップから求めると
ともに、エアフローメータによって測定した実際の吸入
空気量Qmと要求吸入空気量Qcとから補正係数K1=
Qc/Qmを算出し、実際のスロットル弁開度TAに補
正係数K1を掛算してスロットル弁開度TAを補正した
後、その補正値および実際の車速Vに応じて変速マップ
に従って変速制御を行ったり、或いは、補正係数K1に
応じて変速マップを選択し、その選択マップに従って実
際のスロットル弁開度TAおよび車速Vに応じて変速制
御を行ったりするようになっている。
ンの負荷状態を表すものとして変速段の切換制御に用い
られているのであるが、近年、エンジンの低燃費化を図
ったり車両の運転状態に応じて最適なエンジン出力を引
き出したりするために、吸排気バルブの開閉タイミング
を変化させる可変バルブタイミング機構や、アイドル時
のエンジン回転数を変化させるアイドル回転数制御機構
など、種々の可変機構を備えたエンジンが提案されてお
り、スロットル弁開度は必ずしもエンジンの負荷状態を
忠実に表すものではなくなってきている。また、平地と
高地とでは気圧が異なるため、スロットル弁開度が同じ
であっても実際の吸入空気量は相違し、それに応じてエ
ンジンの負荷状態も変化する。このため、(b)エンジ
ンの回転数およびスロットル弁開度に基づいて要求吸入
空気量すなわち計算上の吸入空気量を求めるとともに、
吸入空気量検出手段によって検出された実際の吸入空気
量と前記要求吸入空気量との比を補正係数として算出す
る補正係数算出手段と、(c)前記補正係数に応じて前
記変速条件および実際の変速パラメータの値の何れかを
補正する補正手段とを設け、変速制御の適正化を図るこ
とが提案されている。特開平2−266155号公報に
記載されている装置はその一例であり、エンジンの回転
数NEおよびスロットル弁開度TAに基づいて要求吸入
空気量Qcを予め定められたデータマップから求めると
ともに、エアフローメータによって測定した実際の吸入
空気量Qmと要求吸入空気量Qcとから補正係数K1=
Qc/Qmを算出し、実際のスロットル弁開度TAに補
正係数K1を掛算してスロットル弁開度TAを補正した
後、その補正値および実際の車速Vに応じて変速マップ
に従って変速制御を行ったり、或いは、補正係数K1に
応じて変速マップを選択し、その選択マップに従って実
際のスロットル弁開度TAおよび車速Vに応じて変速制
御を行ったりするようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに補正係数K1(=Qc/Qm)を用いて変速条件や
変速パラメータの値を補正する変速制御装置において
は、エンジン回転数NEやスロットル弁開度TA,吸入
空気量Qmの測定誤差、或いはエンジン回転数NEおよ
びスロットル弁開度TAから要求吸入空気量Qcを求め
る際の計算誤差等により、要求吸入空気量Qcや吸入空
気量Qmにある程度の誤差が入り込むことが避けられ
ず、特にそれ等要求吸入空気量Qcや吸入空気量Qmが
少ない領域ではその誤差が僅かであっても補正係数K1
に大きく影響し、その補正係数K1に応じて補正が行わ
れることにより却って変速制御が悪化する恐れがあっ
た。
うに補正係数K1(=Qc/Qm)を用いて変速条件や
変速パラメータの値を補正する変速制御装置において
は、エンジン回転数NEやスロットル弁開度TA,吸入
空気量Qmの測定誤差、或いはエンジン回転数NEおよ
びスロットル弁開度TAから要求吸入空気量Qcを求め
る際の計算誤差等により、要求吸入空気量Qcや吸入空
気量Qmにある程度の誤差が入り込むことが避けられ
ず、特にそれ等要求吸入空気量Qcや吸入空気量Qmが
少ない領域ではその誤差が僅かであっても補正係数K1
に大きく影響し、その補正係数K1に応じて補正が行わ
れることにより却って変速制御が悪化する恐れがあっ
た。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、要求吸入空気量Qc
や吸入空気量Qmの誤差に起因する変速制御の悪化を防
止することにある。
もので、その目的とするところは、要求吸入空気量Qc
や吸入空気量Qmの誤差に起因する変速制御の悪化を防
止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めには、要求吸入空気量Qcや吸入空気量Qmの誤差が
補正係数K1に大きく反映するそれ等要求吸入空気量Q
cや吸入空気量Qmが少ない領域では補正係数K1によ
る補正が小さくなるようにすれば良く、本発明は、図1
1のクレーム対応図に示されているように、(a)予め
定められた変速条件に従って実際の変速パラメータの値
に応じて自動変速機の変速段を自動的に切り換える変速
制御手段と、(b)エンジンの回転数およびスロットル
弁開度に基づいて要求吸入空気量を求めるとともに、吸
入空気量検出手段によって検出された実際の吸入空気量
と前記要求吸入空気量との比を補正係数として算出する
補正係数算出手段と、(c)前記補正係数に応じて前記
変速条件および実際の変速パラメータの値の何れかを補
正する補正手段とを備えた自動変速機の変速制御装置に
おいて、(d)前記要求吸入空気量や実際の吸入空気量
が少ない領域では多い領域に比較して前記補正係数によ
る補正量が実質的に小さくなるように該補正係数を修正
する補正係数修正手段を設けたことを特徴とする。
めには、要求吸入空気量Qcや吸入空気量Qmの誤差が
補正係数K1に大きく反映するそれ等要求吸入空気量Q
cや吸入空気量Qmが少ない領域では補正係数K1によ
る補正が小さくなるようにすれば良く、本発明は、図1
1のクレーム対応図に示されているように、(a)予め
定められた変速条件に従って実際の変速パラメータの値
に応じて自動変速機の変速段を自動的に切り換える変速
制御手段と、(b)エンジンの回転数およびスロットル
弁開度に基づいて要求吸入空気量を求めるとともに、吸
入空気量検出手段によって検出された実際の吸入空気量
と前記要求吸入空気量との比を補正係数として算出する
補正係数算出手段と、(c)前記補正係数に応じて前記
変速条件および実際の変速パラメータの値の何れかを補
正する補正手段とを備えた自動変速機の変速制御装置に
おいて、(d)前記要求吸入空気量や実際の吸入空気量
が少ない領域では多い領域に比較して前記補正係数によ
る補正量が実質的に小さくなるように該補正係数を修正
する補正係数修正手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用および発明の効果】すなわち、本発明の自動変速
機の変速制御装置は、要求吸入空気量や実際の吸入空気
量の誤差が補正係数に大きく反映するそれ等要求吸入空
気量や実際の吸入空気量が少ない領域では、それ等が多
い領域に比較して補正係数による補正量が実質的に小さ
くなるように、補正係数修正手段によりその補正係数を
修正するようにしたのである。これにより、要求吸入空
気量や実際の吸入空気量が多くて、それ等の誤差の補正
係数に対する影響が比較的小さい領域では従来と略同様
な補正が行われて、可変バルブタイミング機構やアイド
ル回転数制御機構などの各種可変機構の作動状態、或い
は大気圧変化等に拘らず適切な変速制御が行われる一
方、要求吸入空気量や実際の吸入空気量が少なく、それ
等の誤差の補正係数に対する影響が大きい領域では、補
正係数による補正量が小さくされてそれ等要求吸入空気
量や実際の吸入空気量の誤差に起因する変速制御の悪化
が防止される。
機の変速制御装置は、要求吸入空気量や実際の吸入空気
量の誤差が補正係数に大きく反映するそれ等要求吸入空
気量や実際の吸入空気量が少ない領域では、それ等が多
い領域に比較して補正係数による補正量が実質的に小さ
くなるように、補正係数修正手段によりその補正係数を
修正するようにしたのである。これにより、要求吸入空
気量や実際の吸入空気量が多くて、それ等の誤差の補正
係数に対する影響が比較的小さい領域では従来と略同様
な補正が行われて、可変バルブタイミング機構やアイド
ル回転数制御機構などの各種可変機構の作動状態、或い
は大気圧変化等に拘らず適切な変速制御が行われる一
方、要求吸入空気量や実際の吸入空気量が少なく、それ
等の誤差の補正係数に対する影響が大きい領域では、補
正係数による補正量が小さくされてそれ等要求吸入空気
量や実際の吸入空気量の誤差に起因する変速制御の悪化
が防止される。
【0008】なお、上記補正係数修正手段は、例えば要
求吸入空気量や実際の吸入空気量の多少に応じて補正係
数を修正するように構成されるが、少なくとも要求吸入
空気量や実際の吸入空気量が少ない領域では補正係数に
よる補正量が小さくなるようにその補正係数を修正する
ようになっておれば、必ずしも要求吸入空気量や実際の
吸入空気量の多少に応じて補正係数を修正するものであ
る必要はない。
求吸入空気量や実際の吸入空気量の多少に応じて補正係
数を修正するように構成されるが、少なくとも要求吸入
空気量や実際の吸入空気量が少ない領域では補正係数に
よる補正量が小さくなるようにその補正係数を修正する
ようになっておれば、必ずしも要求吸入空気量や実際の
吸入空気量の多少に応じて補正係数を修正するものであ
る必要はない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
【0010】図1において、ガソリンエンジン10の燃
焼室12内には、エアクリーナ14,エアフローメータ
16,吸気通路18,スロットル弁20,バイパス通路
22,サージタンク24,インテークマニホルド26,
および吸気弁28を介して空気が吸入されるとともに、
その空気には、インテークマニホルド26に設けられた
燃料噴射弁30から噴射される燃料ガスが混合されるよ
うになっている。エアフローメータ16は、実際の吸入
空気量を検出する吸入空気量検出手段に相当するもの
で、本実施例では可動ベーン式のものが用いられてお
り、その実際の吸入空気量Qmを表す吸入空気量信号S
Qmをエンジン制御用コンピュータ32およびトランス
ミッション制御用コンピュータ34に供給する。スロッ
トル弁20は、図示しない自動車のアクセルペダルに機
械的に連結されており、その操作量に対応して開閉され
ることにより吸入空気量を連続的に変化させるようにな
っているとともに、そのスロットル弁20にはスロット
ルポジションセンサ36が設けられて、スロットル弁開
度TAを表すスロットル弁開度信号STAをエンジン制
御用コンピュータ32およびトランスミッション制御用
コンピュータ34に供給するようになっている。バイパ
ス通路22はスロットル弁20と並列に配設されている
とともに、そのバイパス通路22にはアイドル回転数制
御弁38が設けられており、エンジン制御用コンピュー
タ32によってアイドル回転数制御弁38の開度が制御
されることにより、スロットル弁20をバイパスして流
れる空気量が調整されてアイドル時のエンジン回転数が
制御される。燃料噴射弁30も、エンジン制御用コンピ
ュータ32によってその噴射タイミングや噴射量が制御
される。なお、上記エアフローメータ16の上流側には
吸入空気の温度を測定する吸気温センサ40が設けら
れ、その吸気温を表す信号をエンジン制御用コンピュー
タ32に供給するようになっている。
焼室12内には、エアクリーナ14,エアフローメータ
16,吸気通路18,スロットル弁20,バイパス通路
22,サージタンク24,インテークマニホルド26,
および吸気弁28を介して空気が吸入されるとともに、
その空気には、インテークマニホルド26に設けられた
燃料噴射弁30から噴射される燃料ガスが混合されるよ
うになっている。エアフローメータ16は、実際の吸入
空気量を検出する吸入空気量検出手段に相当するもの
で、本実施例では可動ベーン式のものが用いられてお
り、その実際の吸入空気量Qmを表す吸入空気量信号S
Qmをエンジン制御用コンピュータ32およびトランス
ミッション制御用コンピュータ34に供給する。スロッ
トル弁20は、図示しない自動車のアクセルペダルに機
械的に連結されており、その操作量に対応して開閉され
ることにより吸入空気量を連続的に変化させるようにな
っているとともに、そのスロットル弁20にはスロット
ルポジションセンサ36が設けられて、スロットル弁開
度TAを表すスロットル弁開度信号STAをエンジン制
御用コンピュータ32およびトランスミッション制御用
コンピュータ34に供給するようになっている。バイパ
ス通路22はスロットル弁20と並列に配設されている
とともに、そのバイパス通路22にはアイドル回転数制
御弁38が設けられており、エンジン制御用コンピュー
タ32によってアイドル回転数制御弁38の開度が制御
されることにより、スロットル弁20をバイパスして流
れる空気量が調整されてアイドル時のエンジン回転数が
制御される。燃料噴射弁30も、エンジン制御用コンピ
ュータ32によってその噴射タイミングや噴射量が制御
される。なお、上記エアフローメータ16の上流側には
吸入空気の温度を測定する吸気温センサ40が設けら
れ、その吸気温を表す信号をエンジン制御用コンピュー
タ32に供給するようになっている。
【0011】エンジン10は、吸気弁28,排気弁4
2,ピストン44,および点火プラグ46を備えて構成
されており、点火プラグ46は、エンジン制御用コンピ
ュータ32によって制御されるイグナイタ48からディ
ストリビュータ50を介して供給される高電圧によって
点火火花を発生し、燃焼室12内の混合ガスを爆発させ
てピストン44を上下動させることによりクランク軸を
回転させる。吸気弁28および排気弁42は、クランク
軸の回転に同期して回転駆動されるカムシャフトにより
開閉されるようになっているとともに、エンジン制御用
コンピュータ32によって制御される可変バルブタイミ
ング機構52により、カムシャフトとクランク軸との回
転位相が変更されて開閉タイミングが調整されるように
なっている。そして、燃焼室12内で燃焼した排気ガス
は、排気弁42からエキゾーストマニホルド54,排気
通路56,触媒装置58を経て大気に排出される。エン
ジン10にはエンジン冷却水温を測定する水温センサ6
0が設けられており、そのエンジン冷却水温を表す信号
をエンジン制御用コンピュータ32に供給するようにな
っているとともに、エキゾーストマニホルド54には排
気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサ62が設けら
れており、その酸素濃度を表す信号をエンジン制御用コ
ンピュータ32に供給するようになっている。また、デ
ィストリビュータ50にはクランク軸の回転に同期して
パルスを発生する回転角センサが設けられており、その
パルス信号をエンジン制御用コンピュータ32に供給す
るようになっているとともに、そのパルス信号はエンジ
ン10の回転数NEを表すエンジン回転数信号SNEと
してトランスミッション制御用コンピュータ34にも供
給されるようになっている。
2,ピストン44,および点火プラグ46を備えて構成
されており、点火プラグ46は、エンジン制御用コンピ
ュータ32によって制御されるイグナイタ48からディ
ストリビュータ50を介して供給される高電圧によって
点火火花を発生し、燃焼室12内の混合ガスを爆発させ
てピストン44を上下動させることによりクランク軸を
回転させる。吸気弁28および排気弁42は、クランク
軸の回転に同期して回転駆動されるカムシャフトにより
開閉されるようになっているとともに、エンジン制御用
コンピュータ32によって制御される可変バルブタイミ
ング機構52により、カムシャフトとクランク軸との回
転位相が変更されて開閉タイミングが調整されるように
なっている。そして、燃焼室12内で燃焼した排気ガス
は、排気弁42からエキゾーストマニホルド54,排気
通路56,触媒装置58を経て大気に排出される。エン
ジン10にはエンジン冷却水温を測定する水温センサ6
0が設けられており、そのエンジン冷却水温を表す信号
をエンジン制御用コンピュータ32に供給するようにな
っているとともに、エキゾーストマニホルド54には排
気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサ62が設けら
れており、その酸素濃度を表す信号をエンジン制御用コ
ンピュータ32に供給するようになっている。また、デ
ィストリビュータ50にはクランク軸の回転に同期して
パルスを発生する回転角センサが設けられており、その
パルス信号をエンジン制御用コンピュータ32に供給す
るようになっているとともに、そのパルス信号はエンジ
ン10の回転数NEを表すエンジン回転数信号SNEと
してトランスミッション制御用コンピュータ34にも供
給されるようになっている。
【0012】上記エンジン制御用コンピュータ32,ト
ランスミッション制御用コンピュータ34は、何れもC
PU,RAM,ROM,入出力インタフェース回路,A
/Dコンバータ等を備えて構成されており、RAMの一
時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログ
ラムに従って信号処理を行うもので、エンジン制御用コ
ンピュータ32には前記各信号の他、エアコンスイッチ
64からエアコンのON,OFFを表す信号が供給され
るとともに、トランスミッション制御用コンピュータ3
4には、運転席のシフトレバー操作位置、すなわち「P
(パーキング)」、「N(ニュートラル)」,「D(ド
ライブ)」,「1(ファースト)」,「2(セカン
ド)」,「R(リバース)」等を表す信号がシフトセレ
クトセンサ66から供給される。トランスミッション制
御用コンピュータ34にはまた、前記エンジン10の回
転速度を例えば前進4段および後進1段で変速する自動
変速機68の変速段が「1st」,「2nd」,「3r
d」,および「4th」の何れであるかを表す変速段信
号SGがシフトポジションスイッチ70から供給される
とともに、その自動変速機68の出力軸の回転速度すな
わち車速Vを表す車速信号SVが車速センサ72から供
給されるようになっている。自動変速機68は、遊星歯
車装置や油圧式摩擦係合装置などを備えた良く知られた
もので、油圧回路が切り換えられて油圧式摩擦係合装置
の係合状態が変更されることにより、上記前進4段およ
び後進1段が成立させられるように構成されている。な
お、両制御用コンピュータ32と34との間でも必要な
情報が授受されるようになっており、前記吸入空気量信
号SQm,スロットル弁開度信号STA,およびエンジ
ン回転数信号SNEは、少なくとも何れかの制御用コン
ピュータ32または34に供給されるようになっておれ
ば良い。また、例えばブレーキペダルのON,OFFや
ステアリングホイールの操舵角、路面の勾配、排気温度
など、自動車の運転状態を表す他の種々の信号を取り込
んでエンジン制御やトランスミッションの変速制御に用
いることも可能である。
ランスミッション制御用コンピュータ34は、何れもC
PU,RAM,ROM,入出力インタフェース回路,A
/Dコンバータ等を備えて構成されており、RAMの一
時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログ
ラムに従って信号処理を行うもので、エンジン制御用コ
ンピュータ32には前記各信号の他、エアコンスイッチ
64からエアコンのON,OFFを表す信号が供給され
るとともに、トランスミッション制御用コンピュータ3
4には、運転席のシフトレバー操作位置、すなわち「P
(パーキング)」、「N(ニュートラル)」,「D(ド
ライブ)」,「1(ファースト)」,「2(セカン
ド)」,「R(リバース)」等を表す信号がシフトセレ
クトセンサ66から供給される。トランスミッション制
御用コンピュータ34にはまた、前記エンジン10の回
転速度を例えば前進4段および後進1段で変速する自動
変速機68の変速段が「1st」,「2nd」,「3r
d」,および「4th」の何れであるかを表す変速段信
号SGがシフトポジションスイッチ70から供給される
とともに、その自動変速機68の出力軸の回転速度すな
わち車速Vを表す車速信号SVが車速センサ72から供
給されるようになっている。自動変速機68は、遊星歯
車装置や油圧式摩擦係合装置などを備えた良く知られた
もので、油圧回路が切り換えられて油圧式摩擦係合装置
の係合状態が変更されることにより、上記前進4段およ
び後進1段が成立させられるように構成されている。な
お、両制御用コンピュータ32と34との間でも必要な
情報が授受されるようになっており、前記吸入空気量信
号SQm,スロットル弁開度信号STA,およびエンジ
ン回転数信号SNEは、少なくとも何れかの制御用コン
ピュータ32または34に供給されるようになっておれ
ば良い。また、例えばブレーキペダルのON,OFFや
ステアリングホイールの操舵角、路面の勾配、排気温度
など、自動車の運転状態を表す他の種々の信号を取り込
んでエンジン制御やトランスミッションの変速制御に用
いることも可能である。
【0013】そして、上記エンジン制御用コンピュータ
32は、前記吸入空気量Qmやスロットル弁開度TA,
エンジン回転数NE,エンジン10の冷却水温度,吸入
空気温度,排気通路56内の酸素濃度,エアコンのON
−OFFなどに応じて、例えば必要なエンジン出力を確
保しつつ燃費や有害排出ガスを低減するように予め定め
られたデータマップや演算式などに基づいて、前記燃料
噴射弁30による燃料ガスの噴射量や噴射タイミング、
イグナイタ48による点火時期、アイドル回転数制御弁
38によるアイドル回転数、および可変バルブタイミン
グ機構52による吸排気弁28,42の開閉タイミング
などを制御する。また、トランスミッション制御用コン
ピュータ34は、吸入空気量Qmやスロットル弁開度T
A,エンジン回転数NE,車速V,自動変速機68の変
速段,シフトレバー操作位置などに応じて、予め定めら
れた変速条件に従って自動変速機68の変速段を切換制
御する。以下、シフトレバー操作位置が「D」で、前進
4段で変速が行われる場合の変速制御について、図2乃
至図4のフローチャートを参照しつつ具体的に説明す
る。
32は、前記吸入空気量Qmやスロットル弁開度TA,
エンジン回転数NE,エンジン10の冷却水温度,吸入
空気温度,排気通路56内の酸素濃度,エアコンのON
−OFFなどに応じて、例えば必要なエンジン出力を確
保しつつ燃費や有害排出ガスを低減するように予め定め
られたデータマップや演算式などに基づいて、前記燃料
噴射弁30による燃料ガスの噴射量や噴射タイミング、
イグナイタ48による点火時期、アイドル回転数制御弁
38によるアイドル回転数、および可変バルブタイミン
グ機構52による吸排気弁28,42の開閉タイミング
などを制御する。また、トランスミッション制御用コン
ピュータ34は、吸入空気量Qmやスロットル弁開度T
A,エンジン回転数NE,車速V,自動変速機68の変
速段,シフトレバー操作位置などに応じて、予め定めら
れた変速条件に従って自動変速機68の変速段を切換制
御する。以下、シフトレバー操作位置が「D」で、前進
4段で変速が行われる場合の変速制御について、図2乃
至図4のフローチャートを参照しつつ具体的に説明す
る。
【0014】先ず、ステップS1において、自動変速機
68の現在の変速段を表す変速段信号SGを読み込むと
ともに、ステップS2においてスロットル弁開度TAを
表すスロットル弁開度信号STAおよび車速Vを表す車
速信号SVを読み込む。続くステップS3では、上記ス
テップS1で読み込んだ変速段信号SGが表す現在の変
速段が「4th」であるか否かが判断され、YESの場
合にはアップシフトの可能性がないため直ちにステップ
S8以下のダウンシフトに関する各ステップを実行する
が、NOの場合にはステップS4以下のアップシフトに
関する各ステップを実行する。ステップS4では、図5
に示されているように車速Vおよびスロットル弁開度T
Aを変速パラメータとして予め記憶された3種類のアッ
プシフト側変速マップ、すなわち「1st→2nd」,
「2nd→3rd」,および「3rd→4th」に関す
る変速マップの中から、現在の変速段からアップシフト
する場合の変速マップを選択する。例えば現在の変速段
が「3rd」の場合には、(c)の「3rd→4th」
に関する変速マップが選択される。また、ステップS5
では、その選択した変速マップとステップS2で読み込
んだスロットル弁開度信号STAが表す現在のスロット
ル弁開度TAとからシフトアップ車速Vuを求め、ステ
ップS6において、そのシフトアップ車速Vuに修正補
正係数MKを掛算することにより補正シフトアップ車速
MVuを算出する。そして、次のステップS7では、そ
の補正シフトアップ車速MVuと前記ステップS2で読
み込んだ車速信号SVが表す現在の車速Vとを比較し
て、MVu≦Vであるか否かによりアップシフトを行う
か否かを判断し、MVu≦VであればステップS13に
おいて自動変速機68の変速段を切り換えてアップシフ
トさせるが、V<MVuの場合にはステップS8以下を
実行する。
68の現在の変速段を表す変速段信号SGを読み込むと
ともに、ステップS2においてスロットル弁開度TAを
表すスロットル弁開度信号STAおよび車速Vを表す車
速信号SVを読み込む。続くステップS3では、上記ス
テップS1で読み込んだ変速段信号SGが表す現在の変
速段が「4th」であるか否かが判断され、YESの場
合にはアップシフトの可能性がないため直ちにステップ
S8以下のダウンシフトに関する各ステップを実行する
が、NOの場合にはステップS4以下のアップシフトに
関する各ステップを実行する。ステップS4では、図5
に示されているように車速Vおよびスロットル弁開度T
Aを変速パラメータとして予め記憶された3種類のアッ
プシフト側変速マップ、すなわち「1st→2nd」,
「2nd→3rd」,および「3rd→4th」に関す
る変速マップの中から、現在の変速段からアップシフト
する場合の変速マップを選択する。例えば現在の変速段
が「3rd」の場合には、(c)の「3rd→4th」
に関する変速マップが選択される。また、ステップS5
では、その選択した変速マップとステップS2で読み込
んだスロットル弁開度信号STAが表す現在のスロット
ル弁開度TAとからシフトアップ車速Vuを求め、ステ
ップS6において、そのシフトアップ車速Vuに修正補
正係数MKを掛算することにより補正シフトアップ車速
MVuを算出する。そして、次のステップS7では、そ
の補正シフトアップ車速MVuと前記ステップS2で読
み込んだ車速信号SVが表す現在の車速Vとを比較し
て、MVu≦Vであるか否かによりアップシフトを行う
か否かを判断し、MVu≦VであればステップS13に
おいて自動変速機68の変速段を切り換えてアップシフ
トさせるが、V<MVuの場合にはステップS8以下を
実行する。
【0015】ステップS8では、前記ステップS1で読
み込んだ現在の変速段が「1st」であるか否かが判断
され、YESの場合にはダウンシフトの可能性がないた
め直ちに終了してステップS1以下の実行を繰り返す
が、NOの場合にはステップS9において、図6に示さ
れているように車速Vおよびスロットル弁開度TAを変
速パラメータとして予め記憶された3種類のダウンシフ
ト側変速マップ、すなわち「2nd→1st」,「3r
d→2nd」,および「4th→3rd」に関する変速
マップの中から、現在の変速段からダウンシフトする場
合の変速マップを選択する。例えば現在の変速段が「3
rd」の場合には、(b)の「3rd→2nd」に関す
る変速マップが選択される。また、ステップS10で
は、その選択した変速マップとステップS2で読み込ん
だスロットル弁開度信号STAが表す現在のスロットル
弁開度TAとからシフトダウン車速Vdを求め、ステッ
プS11において、そのシフトダウン車速Vdに修正補
正係数MKを掛算することにより補正シフトダウン車速
MVdを算出する。そして、次のステップS12では、
その補正シフトダウン車速MVdと前記ステップS2で
読み込んだ車速信号SVが表す現在の車速Vとを比較し
て、V≦MVdであるか否かによりダウンシフトを行う
か否かを判断し、V≦MVdであればステップS13に
おいて自動変速機68の変速段を切り換えてダウンシフ
トさせるが、MVu<Vの場合にはステップS1以下の
実行を繰り返す。
み込んだ現在の変速段が「1st」であるか否かが判断
され、YESの場合にはダウンシフトの可能性がないた
め直ちに終了してステップS1以下の実行を繰り返す
が、NOの場合にはステップS9において、図6に示さ
れているように車速Vおよびスロットル弁開度TAを変
速パラメータとして予め記憶された3種類のダウンシフ
ト側変速マップ、すなわち「2nd→1st」,「3r
d→2nd」,および「4th→3rd」に関する変速
マップの中から、現在の変速段からダウンシフトする場
合の変速マップを選択する。例えば現在の変速段が「3
rd」の場合には、(b)の「3rd→2nd」に関す
る変速マップが選択される。また、ステップS10で
は、その選択した変速マップとステップS2で読み込ん
だスロットル弁開度信号STAが表す現在のスロットル
弁開度TAとからシフトダウン車速Vdを求め、ステッ
プS11において、そのシフトダウン車速Vdに修正補
正係数MKを掛算することにより補正シフトダウン車速
MVdを算出する。そして、次のステップS12では、
その補正シフトダウン車速MVdと前記ステップS2で
読み込んだ車速信号SVが表す現在の車速Vとを比較し
て、V≦MVdであるか否かによりダウンシフトを行う
か否かを判断し、V≦MVdであればステップS13に
おいて自動変速機68の変速段を切り換えてダウンシフ
トさせるが、MVu<Vの場合にはステップS1以下の
実行を繰り返す。
【0016】ここで、上記修正補正係数MKが1.0よ
り大きい場合には、前記補正シフトアップ車速MVuや
補正シフトダウン車速MVdは高車速側に移動してダウ
ンシフトし易くなる一方、修正補正係数MKが1.0よ
り小さい場合には、補正シフトアップ車速MVuや補正
シフトダウン車速MVdは低車速側に移動してアップシ
フトし易くなる。修正補正係数MKは、例えば図3のフ
ローチャートに従って求められるとともに、このフロー
が前記図2のフローと略同じサイクルタイム、例えば3
2msec程度の時間間隔で繰り返し実行されることに
より逐次更新される。かかる図3において、ステップS
21,S22,S23ではそれぞれスロットル弁開度信
号STA,エンジン回転数信号SNE,吸入空気量信号
SQmを読み込み、ステップS24において、スロット
ル弁開度信号STAが表すスロットル弁開度TAおよび
エンジン回転数信号SNEが表すエンジン回転数NEに
基づいて、例えば図7に示されているような予め定めら
れたデータマップや演算式等から要求吸入空気量Qcを
算出する。そして、次のステップS25において、その
要求吸入空気量Qcを上記吸入空気量信号SQmが表す
実際の吸入空気量Qmで割算することにより、補正係数
K1を算出する。これは、前記アイドル回転数制御弁3
8や可変バルブタイミング機構52等の可変機構の作動
状態、或いは大気圧などにより、スロットル弁開度TA
が同じであっても実際の吸入空気量Qmは相違し、その
スロットル弁開度TAおよび車速Vに関して定められた
前記変速マップのみでは適切な変速制御を行うことがで
きないため、スロットル弁開度TAおよびエンジン回転
数NEから求められる要求吸入空気量Qcと実際の吸入
空気量Qmとの比に応じて前記シフトアップ車速Vuや
シフトダウン車速Vdを補正することにより、変速制御
の適正化を図るためである。
り大きい場合には、前記補正シフトアップ車速MVuや
補正シフトダウン車速MVdは高車速側に移動してダウ
ンシフトし易くなる一方、修正補正係数MKが1.0よ
り小さい場合には、補正シフトアップ車速MVuや補正
シフトダウン車速MVdは低車速側に移動してアップシ
フトし易くなる。修正補正係数MKは、例えば図3のフ
ローチャートに従って求められるとともに、このフロー
が前記図2のフローと略同じサイクルタイム、例えば3
2msec程度の時間間隔で繰り返し実行されることに
より逐次更新される。かかる図3において、ステップS
21,S22,S23ではそれぞれスロットル弁開度信
号STA,エンジン回転数信号SNE,吸入空気量信号
SQmを読み込み、ステップS24において、スロット
ル弁開度信号STAが表すスロットル弁開度TAおよび
エンジン回転数信号SNEが表すエンジン回転数NEに
基づいて、例えば図7に示されているような予め定めら
れたデータマップや演算式等から要求吸入空気量Qcを
算出する。そして、次のステップS25において、その
要求吸入空気量Qcを上記吸入空気量信号SQmが表す
実際の吸入空気量Qmで割算することにより、補正係数
K1を算出する。これは、前記アイドル回転数制御弁3
8や可変バルブタイミング機構52等の可変機構の作動
状態、或いは大気圧などにより、スロットル弁開度TA
が同じであっても実際の吸入空気量Qmは相違し、その
スロットル弁開度TAおよび車速Vに関して定められた
前記変速マップのみでは適切な変速制御を行うことがで
きないため、スロットル弁開度TAおよびエンジン回転
数NEから求められる要求吸入空気量Qcと実際の吸入
空気量Qmとの比に応じて前記シフトアップ車速Vuや
シフトダウン車速Vdを補正することにより、変速制御
の適正化を図るためである。
【0017】一方、上記エンジン回転数NEやスロット
ル弁開度TA,吸入空気量Qmの測定誤差、或いはエン
ジン回転数NEおよびスロットル弁開度TAから要求吸
入空気量Qcを求める際の計算誤差等により、要求吸入
空気量Qcや吸入空気量Qmにある程度の誤差が入り込
むことが避けられず、特にそれ等要求吸入空気量Qcや
吸入空気量Qmが少ない領域ではその誤差が僅かであっ
ても補正係数K1に大きく影響し、その補正係数K1に
応じて補正が行われることにより却って変速制御が悪化
する恐れがある。このため、本実施例では続くステップ
S26およびS27において、吸入空気量Qmの値に応
じて補正係数K1の重み付けを変更し、吸入空気量Qm
が少ない領域では補正係数K1による補正量が小さくな
る修正補正係数MKを求め、その修正補正係数MKを用
いて前記シフトアップ車速Vuやシフトダウン車速Vd
を補正するようにしている。すなわち、ステップS26
では、実際の吸入空気量Qmの値に応じて例えば図8に
示されているようなデータマップや演算式等から修正係
数KHを算出し、ステップS27において、その修正係
数KHを用いて次式(1)に従って修正補正係数MKを
算出するようになっているのである。修正係数KHは、
吸入空気量Qmが予め定められた一定値以上では1.0
であるが、それより少ない領域では1.0より小さくさ
れており、修正補正係数MKはその修正係数KHの値に
応じて値KGに接近させられる。
ル弁開度TA,吸入空気量Qmの測定誤差、或いはエン
ジン回転数NEおよびスロットル弁開度TAから要求吸
入空気量Qcを求める際の計算誤差等により、要求吸入
空気量Qcや吸入空気量Qmにある程度の誤差が入り込
むことが避けられず、特にそれ等要求吸入空気量Qcや
吸入空気量Qmが少ない領域ではその誤差が僅かであっ
ても補正係数K1に大きく影響し、その補正係数K1に
応じて補正が行われることにより却って変速制御が悪化
する恐れがある。このため、本実施例では続くステップ
S26およびS27において、吸入空気量Qmの値に応
じて補正係数K1の重み付けを変更し、吸入空気量Qm
が少ない領域では補正係数K1による補正量が小さくな
る修正補正係数MKを求め、その修正補正係数MKを用
いて前記シフトアップ車速Vuやシフトダウン車速Vd
を補正するようにしている。すなわち、ステップS26
では、実際の吸入空気量Qmの値に応じて例えば図8に
示されているようなデータマップや演算式等から修正係
数KHを算出し、ステップS27において、その修正係
数KHを用いて次式(1)に従って修正補正係数MKを
算出するようになっているのである。修正係数KHは、
吸入空気量Qmが予め定められた一定値以上では1.0
であるが、それより少ない領域では1.0より小さくさ
れており、修正補正係数MKはその修正係数KHの値に
応じて値KGに接近させられる。
【0018】
【数1】 MK=(K1−KG)×KH+KG ・・・(1)
【0019】上記値KGは制御中心値、すなわちアイド
ル回転数制御弁38や可変バルブタイミング機構52等
の可変機構が予め定められた標準の作動状態、例えばエ
アコンOFF等の場合における補正係数K1の平均値に
相当するもので、基本的には要求吸入空気量Qcが実際
の吸入空気量Qmと一致して1.0となるが、要求吸入
空気量Qcの算出誤差やエアフローメータ16による吸
入空気量Qmの測定誤差などにより要求吸入空気量Qc
は必ずしも実際の吸入空気量Qmと完全には一致せず、
また、各部の経時変化などによっても変化する。このた
め、例えば図4のフローチャートに従って制御中心値K
Gを求め、その制御中心値KGと補正係数K1との差
(K1−KG)に前記修正係数KHを掛算することによ
り、吸入空気量Qmが少ない領域ではその制御中心値K
Gを基準として修正係数KHに対応する割合だけ補正
量、すなわち制御中心値KGと修正補正係数MKとの差
|MK−KG|が小さくなるようにされている。
ル回転数制御弁38や可変バルブタイミング機構52等
の可変機構が予め定められた標準の作動状態、例えばエ
アコンOFF等の場合における補正係数K1の平均値に
相当するもので、基本的には要求吸入空気量Qcが実際
の吸入空気量Qmと一致して1.0となるが、要求吸入
空気量Qcの算出誤差やエアフローメータ16による吸
入空気量Qmの測定誤差などにより要求吸入空気量Qc
は必ずしも実際の吸入空気量Qmと完全には一致せず、
また、各部の経時変化などによっても変化する。このた
め、例えば図4のフローチャートに従って制御中心値K
Gを求め、その制御中心値KGと補正係数K1との差
(K1−KG)に前記修正係数KHを掛算することによ
り、吸入空気量Qmが少ない領域ではその制御中心値K
Gを基準として修正係数KHに対応する割合だけ補正
量、すなわち制御中心値KGと修正補正係数MKとの差
|MK−KG|が小さくなるようにされている。
【0020】上記図4のフローチャートは、前記図3の
フローと略同じサイクルタイムで繰り返し実行され、制
御中心値KGを逐次更新するようになっている。かかる
図4のステップS31においては、自動車の運転状態が
予め定められた学習条件を満足するか否かが判断され
る。この学習条件としては、アイドル回転数制御弁38
や可変バルブタイミング機構52等の可変機構が前記予
め定められた標準の作動状態であって、且つスロットル
弁開度TAの変化ΔTAが略零となる定常状態であるこ
と等が挙げられ、学習条件を満足する場合には、次のス
テップS32において前記ステップS25で算出された
補正係数K1が読み込まれる。ステップS33では、上
記ステップS32において読み込まれた最新の一定数の
補正係数K1の移動平均KGnが算出され、ステップS
34において、その移動平均KGnが予め定められた更
新条件を満足するか否か、例えば現在の制御中心値KG
と移動平均KGnとの差|KG−KGn|が予め定めら
れた一定値より大きいか否かなどが判断され、更新条件
を満足する場合にはステップS35において制御中心値
KGが更新される。ステップS35における更新は、上
記移動平均KGnをそのまま新たな制御中心値KGとす
ることもできるが、制御中心値KGの頻繁な変動を抑制
する上で、例えば次式(2)に示されているように少し
ずつ変化させることが望ましい。なお、かかる制御中心
値KGは、前記ステップS31の学習条件を満足する場
合であっても、例えばスロットル弁開度TAの大きさな
どの運転条件によって相違するため、その運転条件に応
じて複数の制御中心値KGが設定され更新されるように
するとともに、前記ステップS27では、現在の運転条
件に対応する制御中心値KGを読み出して修正補正係数
MKを算出するようにすることが望ましい。
フローと略同じサイクルタイムで繰り返し実行され、制
御中心値KGを逐次更新するようになっている。かかる
図4のステップS31においては、自動車の運転状態が
予め定められた学習条件を満足するか否かが判断され
る。この学習条件としては、アイドル回転数制御弁38
や可変バルブタイミング機構52等の可変機構が前記予
め定められた標準の作動状態であって、且つスロットル
弁開度TAの変化ΔTAが略零となる定常状態であるこ
と等が挙げられ、学習条件を満足する場合には、次のス
テップS32において前記ステップS25で算出された
補正係数K1が読み込まれる。ステップS33では、上
記ステップS32において読み込まれた最新の一定数の
補正係数K1の移動平均KGnが算出され、ステップS
34において、その移動平均KGnが予め定められた更
新条件を満足するか否か、例えば現在の制御中心値KG
と移動平均KGnとの差|KG−KGn|が予め定めら
れた一定値より大きいか否かなどが判断され、更新条件
を満足する場合にはステップS35において制御中心値
KGが更新される。ステップS35における更新は、上
記移動平均KGnをそのまま新たな制御中心値KGとす
ることもできるが、制御中心値KGの頻繁な変動を抑制
する上で、例えば次式(2)に示されているように少し
ずつ変化させることが望ましい。なお、かかる制御中心
値KGは、前記ステップS31の学習条件を満足する場
合であっても、例えばスロットル弁開度TAの大きさな
どの運転条件によって相違するため、その運転条件に応
じて複数の制御中心値KGが設定され更新されるように
するとともに、前記ステップS27では、現在の運転条
件に対応する制御中心値KGを読み出して修正補正係数
MKを算出するようにすることが望ましい。
【0021】
【数2】 KG=KG+(KGn−KG)/2 ・・・(2)
【0022】そして、以上のようにして求められた修正
補正係数MKを前記シフトアップ車速Vuやシフトダウ
ン車速Vdに掛算して補正シフトアップ車速MVuや補
正シフトダウン車速MVdを求め、その補正シフトアッ
プ車速MVuや補正シフトダウン車速MVdに基づいて
変速判断が行われるのであるが、修正係数KHが1.0
となる吸入空気量Qmが比較的多い領域、言い換えれば
吸入空気量Qmや要求吸入空気量Qcの誤差の補正係数
K1に対する影響が小さい領域では、補正係数K1がそ
のまま修正補正係数MKとされ、アイドル回転数制御弁
38や可変バルブタイミング機構52などの各種可変機
構の作動状態、或いは大気圧変化等に拘らず適切な変速
制御が行われる。
補正係数MKを前記シフトアップ車速Vuやシフトダウ
ン車速Vdに掛算して補正シフトアップ車速MVuや補
正シフトダウン車速MVdを求め、その補正シフトアッ
プ車速MVuや補正シフトダウン車速MVdに基づいて
変速判断が行われるのであるが、修正係数KHが1.0
となる吸入空気量Qmが比較的多い領域、言い換えれば
吸入空気量Qmや要求吸入空気量Qcの誤差の補正係数
K1に対する影響が小さい領域では、補正係数K1がそ
のまま修正補正係数MKとされ、アイドル回転数制御弁
38や可変バルブタイミング機構52などの各種可変機
構の作動状態、或いは大気圧変化等に拘らず適切な変速
制御が行われる。
【0023】一方、吸入空気量Qmが少ない領域、言い
換えれば吸入空気量Qmや要求吸入空気量Qcの誤差の
補正係数K1に対する影響が大きい領域では、修正係数
KHが1.0より小さくされ、修正補正係数MKによる
補正量|MK−KG|がその修正係数KHに応じて小さ
くされるため、上記要求吸入空気量Qcや吸入空気量Q
mの誤差に起因する変速制御の悪化が良好に防止され
る。
換えれば吸入空気量Qmや要求吸入空気量Qcの誤差の
補正係数K1に対する影響が大きい領域では、修正係数
KHが1.0より小さくされ、修正補正係数MKによる
補正量|MK−KG|がその修正係数KHに応じて小さ
くされるため、上記要求吸入空気量Qcや吸入空気量Q
mの誤差に起因する変速制御の悪化が良好に防止され
る。
【0024】また、本実施例では制御中心値KGを基準
として補正量|MK−KG|が小さくなるようにされて
いるため、要求吸入空気量Qcの算出誤差やエアフロー
メータ16による吸入空気量Qmの測定誤差、或いは各
部の経時変化などに拘らず、修正補正係数MKを常に最
適な値に修正することができるとともに、吸入空気量Q
mに応じて前記補正係数K1の重み付けを変更すること
と相俟って要求吸入空気量Qcの算出やエアフローメー
タ16による吸入空気量Qmの測定に対する要求精度が
緩和される。この場合に、上記制御中心値KGは補正係
数K1に基づいて算出されるため、修正補正係数MKを
用いて制御中心値KGを求める場合に比較して、より正
確な制御中心値KGが算出される。
として補正量|MK−KG|が小さくなるようにされて
いるため、要求吸入空気量Qcの算出誤差やエアフロー
メータ16による吸入空気量Qmの測定誤差、或いは各
部の経時変化などに拘らず、修正補正係数MKを常に最
適な値に修正することができるとともに、吸入空気量Q
mに応じて前記補正係数K1の重み付けを変更すること
と相俟って要求吸入空気量Qcの算出やエアフローメー
タ16による吸入空気量Qmの測定に対する要求精度が
緩和される。この場合に、上記制御中心値KGは補正係
数K1に基づいて算出されるため、修正補正係数MKを
用いて制御中心値KGを求める場合に比較して、より正
確な制御中心値KGが算出される。
【0025】本実施例では、前記トランスミッション制
御用コンピュータ34による一連の信号処理のうち前記
図2の各ステップを実行する部分が変速制御手段に相当
し、そのうちのステップS6およびS11を実行する部
分が補正手段に相当する。また、図3のステップS21
〜S25を実行する部分は補正係数算出手段に相当し、
ステップS26およびS27を実行する部分は補正係数
修正手段に相当し、予め記憶された図5および図6の変
速マップは変速条件を表している。
御用コンピュータ34による一連の信号処理のうち前記
図2の各ステップを実行する部分が変速制御手段に相当
し、そのうちのステップS6およびS11を実行する部
分が補正手段に相当する。また、図3のステップS21
〜S25を実行する部分は補正係数算出手段に相当し、
ステップS26およびS27を実行する部分は補正係数
修正手段に相当し、予め記憶された図5および図6の変
速マップは変速条件を表している。
【0026】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0027】図9の実施例は、前記図3のフローチャー
トにおいてステップS25以下を変更し、補正係数K2
を求めるとともに、前記図2のステップS6,S11で
は修正補正係数MKの代わりに補正係数K2をシフトア
ップ車速Vuやシフトダウン車速Vdに掛算して、補正
シフトアップ車速MVuや補正シフトダウン車速MVd
を求めるようにしたものである。図9のステップS41
では、要求吸入空気量Qcと実際の吸入空気量Qmとの
差Qa(=Qc−Qm)を算出し、ステップS42にお
いて、その差Qaが予め定められた下限値α(<0)以
上で且つ上限値β(>0)以下であるか否かが判断され
る。そして、α≦Qa≦βの場合にはステップS43に
おいて補正値X=Qaとされ、Qa<αの場合にはステ
ップS44において補正値X=αとされ、Qa>βの場
合にはステップS45において補正値X=βとされ、そ
れぞれ次のステップS46において次式(3)に従って
補正係数K2が算出される。かかる補正係数K2は、図
10に示されているように吸入空気量Qmの多少に拘ら
ず前記補正係数K1に比較して1.0に接近させられ、
その補正量が小さ目に修正されるが、その修正量|K1
−K2|は、吸入空気量Qmが多い図10(b)の場合
に比較して吸入空気量Qmが少ない図10(a)の場合
の方が大きい。言い換えれば、吸入空気量Qmが少ない
領域では多い領域に比較して補正係数K1の重みが小さ
く、実質的に補正係数K1による補正量が小さくされる
のであり、この場合にも前記第1実施例と同様な効果が
得られる。なお、下限値α,上限値βの値が0に近い程
修正量|K1−K2|は小さく、下限値α,上限値βの
値が0から離れるに従って修正量|K1−K2|は大き
くなり、吸入空気量Qmが少ない場合の修正量|K1−
K2|に基づいてそれ等の下限値αおよび上限値βは設
定される。この実施例では、トランスミッション制御用
コンピュータ34による一連の信号処理のうち上記ステ
ップS41〜S45を実行する部分が補正係数修正手段
に相当し、前記ステップS21〜S24およびステップ
S46を実行する部分が補正係数算出手段に相当する。
トにおいてステップS25以下を変更し、補正係数K2
を求めるとともに、前記図2のステップS6,S11で
は修正補正係数MKの代わりに補正係数K2をシフトア
ップ車速Vuやシフトダウン車速Vdに掛算して、補正
シフトアップ車速MVuや補正シフトダウン車速MVd
を求めるようにしたものである。図9のステップS41
では、要求吸入空気量Qcと実際の吸入空気量Qmとの
差Qa(=Qc−Qm)を算出し、ステップS42にお
いて、その差Qaが予め定められた下限値α(<0)以
上で且つ上限値β(>0)以下であるか否かが判断され
る。そして、α≦Qa≦βの場合にはステップS43に
おいて補正値X=Qaとされ、Qa<αの場合にはステ
ップS44において補正値X=αとされ、Qa>βの場
合にはステップS45において補正値X=βとされ、そ
れぞれ次のステップS46において次式(3)に従って
補正係数K2が算出される。かかる補正係数K2は、図
10に示されているように吸入空気量Qmの多少に拘ら
ず前記補正係数K1に比較して1.0に接近させられ、
その補正量が小さ目に修正されるが、その修正量|K1
−K2|は、吸入空気量Qmが多い図10(b)の場合
に比較して吸入空気量Qmが少ない図10(a)の場合
の方が大きい。言い換えれば、吸入空気量Qmが少ない
領域では多い領域に比較して補正係数K1の重みが小さ
く、実質的に補正係数K1による補正量が小さくされる
のであり、この場合にも前記第1実施例と同様な効果が
得られる。なお、下限値α,上限値βの値が0に近い程
修正量|K1−K2|は小さく、下限値α,上限値βの
値が0から離れるに従って修正量|K1−K2|は大き
くなり、吸入空気量Qmが少ない場合の修正量|K1−
K2|に基づいてそれ等の下限値αおよび上限値βは設
定される。この実施例では、トランスミッション制御用
コンピュータ34による一連の信号処理のうち上記ステ
ップS41〜S45を実行する部分が補正係数修正手段
に相当し、前記ステップS21〜S24およびステップ
S46を実行する部分が補正係数算出手段に相当する。
【0028】
【数3】 K2=Qc/(Qm+X) ・・・(3)
【0029】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0030】例えば、前記第1実施例では変速マップか
らシフトアップ車速Vu,シフトダウン車速Vdを求め
て、それ等の車速Vu,Vdを修正補正係数MKにより
補正するようになっているが、車速Vu,Vdと比較す
る実際の車速Vを修正補正係数MKで割算して補正した
り、車速Vu,Vdを変速マップから求める際の実際の
スロットル弁開度TAに修正補正係数MKを掛算して補
正したり、修正補正係数MKに応じて変速マップの変速
線をずらしたり、予め用意した複数種類の変速マップの
中から修正補正係数MKに対応するものを選択したりす
るなど、種々の補正手段を採用することが可能である。
第2実施例についても同様である。
らシフトアップ車速Vu,シフトダウン車速Vdを求め
て、それ等の車速Vu,Vdを修正補正係数MKにより
補正するようになっているが、車速Vu,Vdと比較す
る実際の車速Vを修正補正係数MKで割算して補正した
り、車速Vu,Vdを変速マップから求める際の実際の
スロットル弁開度TAに修正補正係数MKを掛算して補
正したり、修正補正係数MKに応じて変速マップの変速
線をずらしたり、予め用意した複数種類の変速マップの
中から修正補正係数MKに対応するものを選択したりす
るなど、種々の補正手段を採用することが可能である。
第2実施例についても同様である。
【0031】また、前記実施例の変速マップは車速Vお
よびスロットル弁開度TAを変速パラメータとして定め
られていたが、スロットル弁開度TAがアクセルペダル
操作量に対応して変化する場合には、スロットル弁開度
TAの代わりにアクセルペダル操作量を用いて変速マッ
プを設定することもできるなど、他の変速パラメータを
用いて変速マップを設定することもできる。要求吸入空
気量Qcを求める際のエンジン回転数NEやスロットル
弁開度TAについても、実質的にそれ等を表す他のパラ
メータを用いることができる。
よびスロットル弁開度TAを変速パラメータとして定め
られていたが、スロットル弁開度TAがアクセルペダル
操作量に対応して変化する場合には、スロットル弁開度
TAの代わりにアクセルペダル操作量を用いて変速マッ
プを設定することもできるなど、他の変速パラメータを
用いて変速マップを設定することもできる。要求吸入空
気量Qcを求める際のエンジン回転数NEやスロットル
弁開度TAについても、実質的にそれ等を表す他のパラ
メータを用いることができる。
【0032】また、前記第1実施例では実際の吸入空気
量Qmの値に応じて修正係数KHが設定されるようにな
っていたが、要求吸入空気量Qcの値に応じて修正係数
KHが設定されるようにすることもできる。
量Qmの値に応じて修正係数KHが設定されるようにな
っていたが、要求吸入空気量Qcの値に応じて修正係数
KHが設定されるようにすることもできる。
【0033】また、前記第1実施例における図8のデー
タマップは一例であり、例えば吸入空気量Qmが予め定
められた一定値以下では修正係数KH=0となるように
するなど、適宜変更することが可能である。
タマップは一例であり、例えば吸入空気量Qmが予め定
められた一定値以下では修正係数KH=0となるように
するなど、適宜変更することが可能である。
【0034】また、前記第1実施例では制御中心値KG
を基準として修正補正係数MKが算出されるようになっ
ていたが、要求吸入空気量Qcの算出誤差やエアフロー
メータ16による吸入空気量Qmの測定誤差、各部の経
時変化等が無視できる場合など、制御中心値KGの代わ
りに1.0を代入して修正補正係数MKを算出するよう
にすることもできる。
を基準として修正補正係数MKが算出されるようになっ
ていたが、要求吸入空気量Qcの算出誤差やエアフロー
メータ16による吸入空気量Qmの測定誤差、各部の経
時変化等が無視できる場合など、制御中心値KGの代わ
りに1.0を代入して修正補正係数MKを算出するよう
にすることもできる。
【0035】また、上記制御中心値KGは、新たに求め
られた移動平均KGnとの差(KGn−KG)の1/2
ずつ変化させられるようになっていたが、変化量は必ず
しも1/2である必要はなく1/3や2/3等であって
も良いことは勿論、予め定められた一定量ずつ変化させ
たり一定の変化率で変化させたりすることも可能であ
る。
られた移動平均KGnとの差(KGn−KG)の1/2
ずつ変化させられるようになっていたが、変化量は必ず
しも1/2である必要はなく1/3や2/3等であって
も良いことは勿論、予め定められた一定量ずつ変化させ
たり一定の変化率で変化させたりすることも可能であ
る。
【0036】また、前記第2実施例では実際の吸入空気
量Qmに補正値Xを加算して補正係数K2を算出するよ
うになっていたが、要求吸入空気量Qcから所定の補正
値を引算するなど、他の演算式に従って補正係数K2を
算出するようにすることもできる。第1実施例と同様に
予め補正係数K1を算出し、その後、差Qaの値に応じ
てその補正係数K1を修正するようにしても差し支えな
い。
量Qmに補正値Xを加算して補正係数K2を算出するよ
うになっていたが、要求吸入空気量Qcから所定の補正
値を引算するなど、他の演算式に従って補正係数K2を
算出するようにすることもできる。第1実施例と同様に
予め補正係数K1を算出し、その後、差Qaの値に応じ
てその補正係数K1を修正するようにしても差し支えな
い。
【0037】また、前記実施例では吸入空気量検出手段
として可動ベーン式のエアフローメータ16が用いられ
ていたが、カルマン渦式や熱線式等の他のエアフローメ
ータを採用できることは勿論、大気圧変化に対する補正
を犠牲にすれば吸気管圧力を測定して吸入空気量を検出
することもできる。
として可動ベーン式のエアフローメータ16が用いられ
ていたが、カルマン渦式や熱線式等の他のエアフローメ
ータを採用できることは勿論、大気圧変化に対する補正
を犠牲にすれば吸気管圧力を測定して吸入空気量を検出
することもできる。
【0038】また、前記実施例では可変機構としてアイ
ドル回転数制御弁38や可変バルブタイミング機構52
を備えていたが、実際の吸入空気量に影響を及ぼす他の
可変機構を備えた自動車の変速制御装置にも本発明は同
様に適用され得る。
ドル回転数制御弁38や可変バルブタイミング機構52
を備えていたが、実際の吸入空気量に影響を及ぼす他の
可変機構を備えた自動車の変速制御装置にも本発明は同
様に適用され得る。
【0039】また、前記実施例ではエンジン制御用コン
ピュータ32およびトランスミッション制御用コンピュ
ータ34が別体に構成されていたが、単一のコンピュー
タにてエンジン10および自動変速機68を制御するこ
ともできる。
ピュータ32およびトランスミッション制御用コンピュ
ータ34が別体に構成されていたが、単一のコンピュー
タにてエンジン10および自動変速機68を制御するこ
ともできる。
【0040】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図1】本発明の一実施例である変速制御装置を備えた
自動変速機およびエンジン等の構成を説明する図であ
る。
自動変速機およびエンジン等の構成を説明する図であ
る。
【図2】図1の実施例における自動変速機の変速段を切
り換える際の作動を説明するフローチャートである。
り換える際の作動を説明するフローチャートである。
【図3】図2のステップS6,S11で用いられる修正
補正係数MKを求めるためのフローチャートである。
補正係数MKを求めるためのフローチャートである。
【図4】図3のステップS27で用いられる制御中心値
KGを求めるためのフローチャートである。
KGを求めるためのフローチャートである。
【図5】図2のフローチャートの実行に際して用いられ
るアップシフト側変速マップの一例である。
るアップシフト側変速マップの一例である。
【図6】図2のフローチャートの実行に際して用いられ
るダウンシフト側変速マップの一例である。
るダウンシフト側変速マップの一例である。
【図7】図3のステップS24で用いられるエンジン回
転数NEおよびスロットル弁開度TAから要求吸入空気
量Qcを求めるためのデータマップの一例である。
転数NEおよびスロットル弁開度TAから要求吸入空気
量Qcを求めるためのデータマップの一例である。
【図8】図3のステップS26で用いられる吸入空気量
Qmから修正係数KHを求めるためのデータマップの一
例である。
Qmから修正係数KHを求めるためのデータマップの一
例である。
【図9】本発明の他の実施例の要部を示す図で、図2の
フローチャートにおいて修正補正係数MKの代わりに用
いられる補正係数K2を求めるためのフローチャートで
ある。
フローチャートにおいて修正補正係数MKの代わりに用
いられる補正係数K2を求めるためのフローチャートで
ある。
【図10】図9の実施例において吸入空気量Qmの多少
により補正係数K2の修正量が異なることを説明する図
である。
により補正係数K2の修正量が異なることを説明する図
である。
【図11】本発明のクレーム対応図である。
10:エンジン 16:エアフローメータ(吸入空気量検出手段) 20:スロットル弁 34:トランスミッション制御用コンピュータ 36:スロットルポジションセンサ 68:自動変速機 72:車速センサ V:車速(変速パラメータ) TA:スロットル弁開度(変速パラメータ) NE:エンジン回転数 Qc:要求吸入空気量 Qm:実際の吸入空気量 K1,K2:補正係数 MK:修正補正係数 ステップS6,S11:補正手段 ステップS21〜S25:補正係数算出手段 ステップS26,S27:補正係数修正手段 ステップS41〜S45:補正係数修正手段 ステップS21〜S24,S46:補正係数算出手段
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 予め定められた変速条件に従って実際の
変速パラメータの値に応じて自動変速機の変速段を自動
的に切り換える変速制御手段と、 エンジンの回転数およびスロットル弁開度に基づいて要
求吸入空気量を求めるとともに、吸入空気量検出手段に
よって検出された実際の吸入空気量と前記要求吸入空気
量との比を補正係数として算出する補正係数算出手段
と、 前記補正係数に応じて前記変速条件および実際の変速パ
ラメータの値の何れかを補正する補正手段とを備えた自
動変速機の変速制御装置において、 前記要求吸入空気量や実際の吸入空気量が少ない領域で
は多い領域に比較して前記補正係数による補正量が実質
的に小さくなるように該補正係数を修正する補正係数修
正手段を設けたことを特徴とする自動変速機の変速制御
装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20632791A JPH0526339A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 自動変速機の変速制御装置 |
| US07/916,362 US5341295A (en) | 1991-07-23 | 1992-07-21 | Vehicle transmission shift control apparatus having means for suitably determining compensating coefficient used in determining shifting of the transmission |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20632791A JPH0526339A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0526339A true JPH0526339A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16521466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20632791A Pending JPH0526339A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0526339A (ja) |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP20632791A patent/JPH0526339A/ja active Pending
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