JPH05264453A - 高速相互相関周波数領域蛍光測定−燐光測定 - Google Patents

高速相互相関周波数領域蛍光測定−燐光測定

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JPH05264453A
JPH05264453A JP4354142A JP35414292A JPH05264453A JP H05264453 A JPH05264453 A JP H05264453A JP 4354142 A JP4354142 A JP 4354142A JP 35414292 A JP35414292 A JP 35414292A JP H05264453 A JPH05264453 A JP H05264453A
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amplitude
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高感度且つ高S/N比でシグナルを迅速に獲
得しうる相互相関周波数領域蛍光測定器及び/又は燐光
測定器を提供する。 【構成】 電磁放射線源10と、該電磁放射線を第1の
周波数で振幅変調する手段12と、変調された電磁放射
線をサンプル20に導く手段と、該サンプルのルミネッ
センスを検出する手段32と、前記振幅変調されたシグ
ナルとコヒーレントであり前記第1の周波数とは異なる
第2の周波数のシグナルを、前記検出手段に供給する手
段26,28と、前記シグナルにより前記検出手段の利
得を変調又は前記検出手段の出力を増幅する手段と、そ
して前記ルミネッセンスの移相及び変調変化を検出する
ため、生じたシグナルを前記電磁放射線及び前記検出手
段から、相互相関周波数で導出する手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改良された形態の相互
相関周波数領域蛍光測定−燐光測定に関する。この方法
は、例えばGratton の米国特許第4,840,485 号に及び当
該主題に関する多くの技術文献にも記載されているよう
に、それ自身よく知られている。更に、この方法を実施
するための装置も取り分け、309 Windsor Road, Champa
ign, Illinois のI.S.S. Inc. により販売されている。
【0002】
【従来の技術】上記の方法を実施するための装置は、蛍
光減衰、燐光減衰、蛍光又は燐光の異方性減衰の測定の
ため、及び他の既知の用途に利用されている。これらの
装置は、光により励起された後の分子又は原子の時間的
推移を記録する手段を提供することから、より一般的な
定常状態分光蛍光測定器とは異なっている。これらのプ
ロセスに伴う典型的な時間は1ミリ秒から1ピコ秒にま
でわたっている。そのような周波数領域蛍光測定器(こ
の語は対応する燐光測定器を含むことが意図されてい
る。)はまた、分子の又は大型分子の各部分の回転のよ
うな、他の分子的な動的プロセスに伴う時間の測定のた
めにも利用されている。更に、該装置は、混合物中にお
ける異なる蛍光又は燐光分子の励起/発光スペクトルの
分解のために、時間分解スペクトルの測定のために、混
合物中における燐光体の動的減衰の分解のために、又は
電子の励起状態において起こっている反応の測定のため
に利用することができる。
【0003】周波数領域蛍光測定においては、蛍光発光
を引き起こす励起光ビームは、Pockels セルのような光
変調器によって振幅変調されるか、又は、光源がモード
固定レーザーか若しくはシンクロトロン放射光源のとき
には、本来変調されている。蛍光放射は励起光ビームに
対して移相し且つ復調している。位相におけるこの移動
及び復調はいずれも、発光性の分子又は原子の励起され
た電子準位の寿命に関係づけられており、減衰の様相を
測定する手段を提供している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】2つのタイプの周波数
領域蛍光測定器が現在商業的に入手できる。
【0005】第一のタイプの装置においては、励起光ビ
ームは、一般的には0.1KHz乃至300MHzの範
囲における、ある特定の周波数Fに変調される。蛍光又
は燐光の移相及び復調は、相互相関技術を用いて測定さ
れる。測定は、通常、調べようとする蛍光性又は燐光性
分子の特徴的な減衰時間に応じた所望の周波数間隔にて
対数的に間隔を設けた10乃至20通りの異なる周波数
よりなる、異なる変調周波数において繰り返される。こ
のタイプの装置は、異なる変調周波数における異なる測
定が時間的連続において次々となされるところから、文
献中において「連続的」周波数領域蛍光測定器と呼ばれ
ている。
【0006】そのような連続的蛍光測定器の数種のモデ
ル、例えば、I.S.S.によって1989年に導入されたK2及
び、SLM Instruments により販売されているSLM 48000
が商業的に入手可能である。このクラスに属する装置に
よるデータ獲得には、10乃至20通りの異なる周波数
での収集について通常半時間乃至1時間を要する。これ
らの装置は、最高の感度を提供するが、これは低い蛍光
量子収量を有する物質又は蛋白質若しくは他の生物学的
材料のような低濃度の物質を取り扱うに際して重要な要
素である。同様に、これらの装置は、脱回旋 (deconvol
ution)技術の必要なしに分子の回転速度を分別的方法で
測定する。
【0007】第2の装置もまた、Picosecond Multi-har
monic Fourier Fluorometer と題されたMitchellの米国
特許第4,937,457 号に記述されている。この装置は、デ
ータが種々の変調周波数で同時に得られるところから、
「平行」周波数領域蛍光測定器と呼ばれている。通常、
約100の異なる変調周波数が同時に得られる。このタ
イプの装置は、潜在的には大幅にデータ獲得時間を減少
させ得るが、欠点として、それは非常に感度が低い。デ
ータ獲得時間における減少によって得られる利点はこう
して、そのシステムが非常に強い蛍光シグナルを有する
系の研究が可能なだけであるということによって相殺さ
れる。シグナルが弱い場合、これは生物学的材料を伴う
応用の大半において遭遇するケースであるが、この種の
装置から妥当なデータを得る唯一の方法は、データ獲得
時間を増大させることである。従って、多くの例におい
て、この装置は標準的な連続的装置を上回るような何ら
実質的な利点を与えない。
【0008】更に、該平行タイプの周波数領域蛍光測定
器は、本来一層高価であり、そのことは更なる欠点を与
える。
【0009】平行周波数領域蛍光測定器は、Digital Pa
rallel Acquisition in FrequencyDomain Fluorometry
と題された、Rev. Sci. Instrum., Vol. 60: 2929-2936
(1989) のB.A. Feddersen et al. による論文中に記述
されている。
【0010】本発明によれば、標準の連続タイプの蛍光
測定器と比較したとき高い、シグナル/ノイズ比を有す
る良好なシグナルの獲得に要する時間が有意に減少され
ている、新規のタイプの相互相関周波数領域蛍光測定器
及び/又は燐光測定器が提供される。しかしながら、本
発明の装置はまた、平行蛍光測定器に比肩し得るシグナ
ル獲得の迅速さを与えつつ、弱いシグナルに対する連続
的蛍光測定器の高感受性をも保持している。
【0011】
【課題を解決するための手段】 〔発明の記述〕本発明は、相互相関周波数領域蛍光測定
及び/又は燐光測定のための方法及び装置に関する。該
装置は、典型的には光である電磁放射線源並びに該電磁
放射線を第1の周波数に振幅変調するための手段よりな
る。試験用のサンプルに該振幅変調された電磁放射線を
導くために手段もまた備えられている。
【0012】サンプルのルミネッセンス(又は燐光)を
検出するための手段もまた備えられている。該振幅変調
手段によって生み出された振幅変調されたシグナルとコ
ヒーレントな、第2の周波数のシグナルを該検出手段に
与えるための手段がある。
【0013】前記シグナルによって、該検出手段の利得
を変調し又は該検出手段の出力を増倍するための手段も
また備えられている。該利得変調手段は、典型的には倍
増型光電管よりなる。代わりの出力増倍手段は、等価の
機能のためのフォトダイオード及び/又はマイクロチャ
ンネルプレートよりなることができる。
【0014】該第2の周波数は、第1の周波数とは異な
っている。電磁放射線源の位相及び変調からのルミネッ
センスの移相及び変調変化を検出するために、生じたシ
グナルを、該電磁放射線と該検出手段とから、第1の及
び第2の周波数の差(この差が相互相関周波数である)
よりなる周波数で導出するための手段が備えられてい
る。
【0015】本発明によれば、逐次的に変化する第1及
び第2の周波数にて上述の装置によって相互相関周波数
領域蛍光測定及び/又は燐光測定の各作動を逐次的に実
施するための手段を提供することができる。例えば、各
逐次的に変化する第1及び第2の周波数は対数のオーダ
ーで変化するものであってよく、各々次にくる第1及び
第2の周波数は直前の第1及び第2の周波数の例えば1
0倍であり、一方典型的には、相互相関周波数は該逐次
的に実施する各作動を通じ一定に維持される。各作動に
おいて用いられたそれぞれの第1及び第2の周波数の
差、即ち各作動の相互相関周波数であるそれぞれの周波
数において、それぞれの作動のシグナル応答の強度を検
出するための手段が備えられている。前記変化する第1
及び第2の周波数の各々において、前記変化する第1及
び第2の周波数の各々に関して特定の標準偏差を有する
統合されたシグナルが得られるまで、各前記シグナル応
答の検出を延長するための手段もまた備えられている。
【0016】測定に関連するノイズが全ての変調周波数
において同じであるとは期待されないから、上記によっ
て有意な利点が達成される。本発明によれば、測定は、
弱いシグナルを与える周波数にて測定するときには一層
多くの時間がかけられ、そして、重要なことに、強いシ
グナルを与える周波数にて測定するときには一層少ない
時間をかけることのできるような方法で実施される。こ
うして、各周波数における測定が所望の測定精度を得る
ための所望のシグナル/ノイズ比を達成するに必要な時
間だけしか行われないことから、時間の有意な節約がな
されうる。即ち、該データの獲得は、測定に関する許容
しうる標準偏差を規格化することができるという点にお
いて、各周波数に「適合性」がある。該装置は、各々の
変化する第1及び第2の周波数の相互相関周波数におい
て、特定された標準偏差が達成されるまでデータを獲得
する。次いで、それは次の周波数の組み合わせへと自動
的に移る。
【0017】従って、先行技術のいかなるシステムとも
対照的に、いかなる所望のデータ獲得精度も、そのよう
な獲得に必要な最少の時間で自動的に得ることができ
る。
【0018】好ましくは、所望のデータを収集するため
に要する時間を、使用される特定の装置に関する理論上
最少値の近くまで減少させるために、前記逐次的に行わ
れる作動のプログラムを自動的に実施するための手段が
備えられる。
【0019】更に、各作動において、生じたシグナルの
導出手段によって検知されたデータ波形の獲得を、第1
の周波数において電磁放射線を変調しているシグナルの
位相と同期させるための手段を備えることができる。上
記手段はまた、個々の波形部分に対し増大した信号/ノ
イズ比を有する各作動の平均の波形値を得るために、こ
うして検知された波形の対応する各部分の重ね合わせを
も引き起こす。この処理は、先行技術において使用され
ている技法より一層迅速な仕方で、時間に対する信号/
ノイズ比の「直線的な」増大を許容する。
【0030】生じたシグナルの導出手段は可変周波数
(variable frequency) ディジタルフィルター手段より
なることもまた好ましい。特に、該好ましいディジタル
フィルター手段は、実質的にそれぞれ使用した第1及び
第2の周波数、即ち相互相関周波数にてシグナル応答を
フィルターするように設定される。最も好ましくは、該
ディジタルフィルター手段は、シグナル応答が検出され
るとき時間にわたって狭まるバンドでフィルターする能
力を有する。そのような好ましいディジタルフィルター
は、装置の操作を制御するパーソナルコンピューターの
プログラム中に備えることができる。このディジタルフ
ィルターは、永久に1つの帯域幅に止まり調節可能性の
ないアナログ帯域幅フィルターとは異なり、広いバンド
フィルター幅を以て始動し、処理が進行するにつれて狭
まる。この発明によれば、該可変ディジタルフィルター
は、広い帯域幅での最初のデータ獲得と次いで所望の相
互相関周波数へと狭めていくこととのために、はるかに
迅速にそのフィルター操作を進める。
【0021】加えて、意義ある改良の一つとして、ディ
ジタルフィルターが設定されるフィルター周波数は、コ
ンピューターソフトウェアを通じて使用者により選択さ
れることができ、そして、所望により、この発明の種々
の操作と共に変更することができる。こうして、本発明
の実施のために第1及び第2の周波数の組合せの一つを
選択した場合には、その周波数の組合せは、試験のため
の典型的には10乃至20通りの異なる第1及び第2の
周波数に達するであろう。単一の指数関数的減衰サンプ
ルのためには、ただ一組の周波数を選択することができ
る。代わりに、所望により50通りの周波数又はより多
くを選択してもよい。この発明の装置は、いかなる所望
の数の周波数をも測定用に選択する能力を有し、そして
そうするとき、現在先行技術にある装置とは対照的に、
装置がデータを獲得する時間と測定が完了するに要する
時間(義務的サイクル)との間の比率が増大する。更
に、周波数は線型の目盛上又は、解析のためのより良い
周波数パターンを得るために好ましくは対数的な目盛上
で選択することができる。
【0022】加えて、ディジタルフィルター手段がこの
発明に従って使用される状況においては、生じたシグナ
ルの導出手段からのシグナルは、位相と変調の変化を生
ずることなく自動的利得手段によって自動的に増幅され
ることができる。そのようなことは、先行技術における
ようにアナログフィルター手段が使用されるときには、
不可能と思われる。
【0023】典型的には、上述のような第1及び第2の
周波数は、周波数シンセサイザー手段、典型的には、位
相固定ループ周波数シンセサイザーにより発生される。
第1及び第2の周波数の間にはいかなる差も用いること
ができるが、一般的には、100乃至1000Hzの相
互相関周波数を使用することが好ましい。より高い相互
相関周波数は、一層多い数の重ね合わされた対応する波
形部分を得ることを可能にし、それにより増大したシグ
ナル/ノイズ比を有する各作動についての平均波形値が
より迅速に獲得され、データ獲得速度における全体的増
大を提供することを可能にする。
【0024】本発明のもう一つの利点として、ディジタ
ルフィルターによって与えられるように、所望の相互相
関周波数を、信号が明瞭に受信できる周波数へと簡単に
設定することができる。例えば、本発明によるもし装置
がレーダーステーション、ラジオ局又はNMR装置が働
いている実験室に近接して備えられているならば、干渉
の問題を回避するために、第1及び第2の周波数をそし
てディジタルフィルター上の該相互相関周波数を、設定
し直すことができる。こうして、10Hz乃至100k
Hz又はそれ以上の相互相関周波数にて、容易に測定を
実施することができる。
【0025】
【実施例】図1を参照すると、本発明の蛍光測定器は、
ここに別途示すところの外は、構造及び作動において先
行技術のタイプの相互相関周波数領域蛍光測定器に近似
である。
【0026】光源10は、連続波レーザー又は平行にし
たコヒーレント又はアーク灯のような非コヒーレントの
直流光源であってよい。レーザー10からの光は、Pock
elsセルのような光変調器12を通過して、(前述のよ
うに)第1の周波数にて振幅変調された光のビーム14
を与える。該振幅変調された光は、次いでビーム分割器
16を通り回転式ケース18に入って、そこに保持され
たサンプル20を照射する。標準サンプル22の照射の
ため、該ケースは次いで180°シフトすることができ
る。
【0027】第1の周波数シンセサイザー24は、示し
たように第2の周波数シンセサイザー26と位相関係に
おいて固定されており、Pockels セル12に第1の周波
数を負荷し、これは次いで前記第1の周波数の光のビー
ム14を生み出す。ビーム14は、所望により、光ファ
イバー束によって搬送してもよい。
【0028】第2の周波数シンセサイザー26は、増幅
器28を通って連絡し、光検出器30、32の利得を、
第1の周波数とは異なる第2の周波数にて変調する。検
出器30、32は、倍増型光電管、フォトダイオード、
マイクロチャンネルプレート、ダイオード列検出器、電
荷結合素子検出器、又は電子なだれフォトダイオードシ
ステムであってよい。
【0029】光ビーム14のシグナルは、ビーム分割器
16によって光検出器30に送られ、一方光検出器32
は、ケース18内の照射されたサンプル20又は22に
よって放射される蛍光を、所望により光ファイバー束を
通して、拾い上げる。
【0030】光検出器30からのシグナルは導線34を
介して、自動的利得回路カード53を通って、典型的に
はパーソナルコンピューター38内に存しているもので
あるディジタル獲得カード回路36に送られる。同様
に、光検出器32からのシグナルは、導線40を介し
て、同じ自動的利得回路カード35及びディジタル獲得
カード36に送られる。ディジタル獲得カード36は、
Sterling, Virginiaの DRALaboratories から市販され
ているモデルA2D-160 、又は、代わりに、Metrabyte DA
S20 カードであってよい。そのようなカードは、それぞ
れの導線34及び40と連結するための少なくとも2つ
のデータ獲得チャンネル、並びに、コンピューター制御
の下に利得を変化させる能力、少なくとも12ビットの
分解能、100KHz台のディジタル化速度及び外部の
トリガーの制御下にディジタル化サイクルを開始させサ
ンプリング速度を設定する能力を有する、ディジタイザ
ーを有しなければならない。自動的利得カード35の回
路は図6に示したようなものであってよい。
【0031】周波数シンセサイザーからの同期したシグ
ナルは、図5に示すように、同期的獲得カード回路42
を通してカード36に供給される。このモジュールの目
的は、シンセサイザーの主発振器24及び26に位相固
定された同期的シグナルを与えることである。そのよう
な同期は、測定のシグナル/ノイズ比を大きく改善す
る。カード36は、カード回路36の各チャンネルにつ
いて、電流−電圧変換手段及びコンピューター制御され
た装置増幅器を備える、図5の回路によって示したよう
な2つのモジュールを収容することができる。
【0032】カード回路36への単一の導線の付加は、
同期モジュールに給電するためにDBコネクターのピン
番号9への5Vの供給を得ることを許容する。カード3
6はパーソナルコンピューター38の8ビットのスロッ
ト内に嵌まり、そして2つの独立のサンプル−及び−ホ
ールド回路及び1つの12ビットディジタイザーを有し
ている。最大サンプリング速度は160KHzである。
本発明に従って好ましく操作するとき、カード36は、
獲得に際してデータ処理からコンピューターの中央処理
装置を解放するために、コンピューターの直接メモリー
アクセスチャンネルの一つを使用し、従ってデータの収
集及び記憶は背後において行われる。
【0033】前述のように、本発明の大きな利点は、予
め設定された周波数範囲を、該周波数におけるノイズに
応じ、各変調周波数における測定時間を変化させること
によって掃引する能力に存する。一組の周波数が最初に
選択される。該周波数は、関係周波数範囲において、典
型的には対数的に間隔がとられる。先行技術のマルチ調
和周波数法と比較して、この可能性は本発明により提供
される。蛍光又は燐光の放射の減衰過程を周波数領域に
おいてサンプルする最もよい方法は、調べようとするサ
ンプルの特徴的減衰時間の逆数に対応する周波数の周囲
に対数的に周波数間隔をとることであることは既に実証
されている。
【0034】文献において、10乃至20通りの周波数
における測定が、しばしばデータ獲得の時間と収集され
る情報との間の最高の妥当性を与えるものであることが
示されている。シグナル/ノイズ比の改善は、周波数の
個数の立方根に依存する。従って、20通りの代わりに
100通りの周波数を使用したときでも、僅かの改善が
あるのみである。全ての周波数が同じシグナル/ノイズ
比で測定されたと仮定すると、この予測される改善は約
1.7である。
【0035】先行技術の該技法においては全ての周波数
について同じ獲得時間が割り当てられているが、高周波
数においては検出されるシグナルはずっと弱いことか
ら、マルチ調和法においはシグナル/ノイズ比は各周波
数において一定ではない。これに対し、本発明によって
実施される各逐次的測定においては、シグナルが強い周
波数においては一層短い時間が費やされることになり、
正味の時間の節約になることから、本発明によれば大量
の時間が節約できる。
【0036】本発明の追加の利点の一つは、シグナルの
ディジタル処理に関連している。ディジタル化された波
形に対して行われる第1の操作は、「重ね合わせ」であ
り、それによって逐次的な各周期の相互相関周波数波
は、図3及び図2にも示したモニタールーチンの一部と
して、位相を正確に揃えて平均化される。そのようなソ
フトウェア処理は、先行技術に入手でき、例えば、Malm
stadt, et al., Digitaland Analog Data Conversions,
Part III, W.A. Benjamin, Inc. (1973)において論じ
られている。
【0037】より多くの波が平均されるにつれて、シグ
ナル/ノイズ比は、平均される波の数の平方根に対して
ではなく、波の数に対して線形に増大する。これは、相
互相関シグナルと正確には位相が揃っていないいずれの
シグナルも、より多くの波が平均されるにつれて除去さ
れてしまい、モニタールーチン(図3)の特に段階5
0、52及び54によって、ディジタルフィルター機能
がモニタールーチンに与えられるという事実による。こ
のディジタルフィルターの等価帯域幅は、時間の関数で
あり、シグナル/ノイズ比は急速に増大する。
【0038】例えば、測定しようとする基本波形が10
0Hzと仮定すると、1秒間の重ね合わせの後、1Hz
よりより大きい全ての周波数成分は平均化されてしま
い、一方、1Hzより低い周波数成分は残るであろう。
同じ理由から、5秒間統合した後は、0.2Hzより低
い周波数成分のみがシグナルに寄与する。このディジタ
ルフィルターの等価値Q(中心周波数を帯域幅で割った
ものと定義される)は、この場合500であり、Qは、
相互相関周波数が増大すると増大する。この新しいディ
ジタル獲得モードは、相互相関周波数の選択を非常に単
純化する。従って、中心周波数のドリフトも利得の歪み
もない非常に高いQフィルターが、容易に得られる。
【0039】上記より、同期カード回路42によって与
えられるような、ディジタル化処理を開始させるために
(相互相関周波数に)同期したシグナルが所望により入
手できることが明らかである。
【0040】等価のアナログフィルターに比して本発明
のディジタルフィルター機能が有する別の利点の一つ
は、フィルターQが初期においては非常に低いことか
ら、データ獲得が、新しい周波数が選択された後直ちに
開始できることである。これに対し、40Hzにおいて
80のQを有するアナログフィルターを用いると、シグ
ナルが定常値に達するまでに少なくとも2、3秒を要す
る。従って、この状態においては、迅速な周波数掃引を
効果的に実施することはできない。
【0041】モニタールーチンを更に参照して、シグナ
ル入力56の波形は、既知のソフトウェアルーチンによ
って重ね合わせられる(参照番号50)。充分な波形が
得られたか否かが決定され、これはまたフィルター通過
幅52をも決定する。もし充分な波形が得られていない
なら、より多くの波形50を重ね合わせるために処理は
再循環して58に戻る。もし充分な波形が得られている
なら、シグナルのオーバーフローと最良利得についての
チェックプロセス60がある。もし答えが「否」(N
O)ならば、自動的利得制御62の後、変数を初期化す
る即ち自動的利得調査を提供するために、既知のルーチ
ン(64)が提供される。収集されたデータは捨てら
れ、そしてシステムは波形重ね合わせ50への更なるシ
グナルインプットにより再開(66)される。
【0042】しかしながら、シグナルオーバーフロー及
び最良利得チェック60についてもし答えが「肯」(Y
ES)ならば、高速フーリエ変換が計算される(5
4)。AC/DC位相変調68が実施され、値がモニタ
ー70に表示される。更に、ノイズレベル72の精度が
決定される。もし「NO」であれば、より多くの波形を
重ね合わせるために出口74を通ってシグナルインプッ
ト56が再始動される。もし答えが「YES」であれ
ば、データ完備のフラッグが設定される。周波数を変更
し異なる周波数での操作か又は一のサンプルから他のサ
ンプル20、22へともしくはその逆へと切り替えるた
めのケースの作動であろう処理の次の段階へと進むため
に、変数は再初期化78される。
【0043】典型的には、本発明の処理は次のように進
行する:
【0044】1. 装置(慣用の装置)の光シャッター
が閉じられ、そして、バックグラウンドの読み取り値が
約5秒間で獲得される。5秒間が典型的には至適であ
る。
【0045】2. サンプル20が次いで照射され、デ
ーター獲得が直ちに開始される。獲得されたデーターは
毎秒、背景で進行している獲得プロセスを妨げることな
くワーキングベクトルに移される。慣用のソフトウェア
手段であるノイズモニター72が、獲得された波形中の
ノイズの量を評価しそれを予め選択された値と比較す
る。獲得は明るいサンプルについては1秒で行うことが
できる。
【0046】3. 獲得は評価されたノイズが許容値よ
り低くなるまで続く。次いで、新たな周波数が、好まし
くは対数的に間隔をあけた周波数列より段階76、7
8、80毎に選択され、そして処理が再び開始し、段階
毎に一組になった全ての周波数が測定されるまで続く。
【0047】4. 次いで、参照物質22が照射され、
サンプルについて行ったのと同じプロセスが段階毎に、
全ての周波数が測定されるまで実施される。
【0048】5. サンプルの位相及び復調比が、参照
物質の位相及び復調比に対比して計算される。
【0049】全プロセスは非常に効率的であり、10通
りの周波数で、中等度の強度のサンプルの場合は、典型
的には約3分間続く。もしサンプルが非常に明るいなら
ば、全プロセスは、10通りの周波数での獲得について
1分未満で終了することができる。
【0050】本発明により提供されるこの新たな能力を
利用するためには、データ収集が同期を損なうことなく
進行し及びデータが各波形について多数のポイントにお
いて収集されることが好ましい。加えて、波形は、ここ
に使用されるディジタルカード36の速度に適合する、
可能な限り高い周波数であるべきである。好ましくは、
500Hzまでの相互相関周波数が特に望ましい。
【0051】正確な位相及び変調の測定値を与える波形
当たりのポイントの最少数は、128ポイントのオーダ
ーである。2の累乗が高速フーリエ変換54の適用には
必要である。サンプル増倍型光電管32からのもの及び
別に参照増倍型光電管30からのものの、少なくとも2
つの異なったシグナルを獲得しなければならないことか
ら、1秒当たりサンプリングされるべきポイントの数は
典型的には126200個である。これはほぼ、ここに
使用される上記のディジタル獲得カード36の最大ディ
ジタル化速度である。
【0052】また、各検出器30、32の値、サンプル
及び参照20、22の変調及びソフトウェアにより計算
されるサンプル及び参照間の位相差をスクリーン上に連
続的に表示する可能性を有することがまた望ましい。こ
のような機能は、各測定の前の装置の設定のため及びデ
ータ獲得の間測定をモニターするために重要である。検
出器に到達している光の強度に関して他には何ら情報が
得られないからである。加えて、各周波数において適当
な統合を選択するために、シグナルのノイズをモニター
する方法を有することが望ましい。
【0053】取り分け、データ獲得の間装置のシグナル
のモニター及びノイズモニターを提供するために、この
具体例において使用されるソフトウェアはまた次の機能
をも有することが好ましい:
【0054】1. データ獲得が、背後においてIBM
パーソナルコンピューター(IBM互換性コンピュータ
ー、特に:Intel の80286 に始まり80386 及び80486 を
含むiAPx86シリーズのマイクロプロセッサーの中央処理
装置を利用しているあらゆるコンピューターも同様に利
用できる)の直接メモリーアクセス機能を使用して一定
の速度で進行すること。
【0055】2. ディジタル化されたデータが最大6
4000ポイントを含む「循環式バッファ」内に記憶さ
れること。
【0056】3. コンピューターの各クロック刻み
(毎秒18回)において、データバッファがどれ程満た
されたかをチェックする割込みルーチンが起動されるこ
と。
【0057】4. もしデータバッファの半分より多く
が満たされているならば、バッファの半分がコピーさ
れ、256個のポイントを有する作業列内において重ね
合わされる。信号は、波形の各周期が位相上正確に先に
記憶された波形に加えられるような方法で重ね合わされ
る。バッファの第2の半分が満たされたとき、データは
バッファのこの部分から処理される一方、第1の部分は
ディジタイザーから新たなデータを受け取り続ける。
【0058】5. 一定数の波形が重ね合わされたと
き、モニタールーチン(図3)が呼び出される。一般的
に、重ね合わされるべき波形の数は、モニタールーチン
が0.5秒毎に呼び出されるような方法で選択される。
【0059】6. モニタールーチンは、シグナルに対
して一連のの試験を実施する。即ち、それはシグナルの
オーバーフローをチェックし、各チャンネルに連結され
た増幅器のために最も適当な利得を決定し、そして、2
つの検出器からのシグナルの位相及び変調の値を決定す
るためにシグナルの高速フーリエ変換を計算する。
【0060】7. 装置の操作条件に応じて、モニター
ルーチンは、データの蓄積、記憶及び表示のためにデー
タをメインプログラムの獲得ルーチンに移す(図4)。
【0061】8. 64000個のデータポイントの重
ね合わせ、高速フーリエ変換(FFT)計算、及び種々
の装置パラメーターのスクリーン表示は、数理コプロセ
ッサーを備えた386コンピューターで約0.4乃至
0.6秒を要する。この操作が0.5乃至1秒毎に行わ
れねばならないことから、明らかに、キーボードからの
入力及び表示、装置のモーターの駆動及びディスクファ
イルの読み取り又はそれへの書込み等他のいかなる仕事
を達成する時間も殆どない。
【0062】9. モニター目的のためのみには、それ
程多くのデータポイントを収集し128ポイントについ
てFFTを計算する必要はない。データ獲得の間、コン
ピューターはモーターの駆動やディスクファイルへの書
込み等の他のいかなる操作も行わない。従って、2つの
モードの操作が実施された。即ち、各8個のデータポイ
ント毎に1個のデータを読み16個のポイントについて
FFTを実施する第1モード及び、全データポイントを
処理する第2のモードである。
【0063】10. モニタールーチン(図3)は、一
連のセマフォーを用いてプログラムの残りと連絡してい
る。それらは装置の状態が何であるかについてモニター
プログラムにシグナルを発する。例えば、装置がデータ
を獲得していないときには、セマフォーは収集されたデ
ータの(全データポイントではなく)8ポイント毎に1
ポイントを使用するようシグナルを発する。他のセマフ
ォーシグナルは、ディスク読み取り又は書込みが実施中
である又はモーターが稼働中である旨のシグナルを発す
る。モーターの稼働は、この操作が中断されないよう滑
らかでなければならない。また、全てのグラフィック操
作は一層の時間を要し、それはモニタールーチンへシグ
ナルされる。
【0064】図7は、蛍光測定のための標準的な仕方で
表現されている典型的な位相及び変調曲線を開示してお
り、それは本発明の装置及び方法によって達成すること
ができる。特に、25℃における50mMリン酸緩衝液
中の励起されたリゾチームの寿命を測定するために、振
幅変調された300Wのキセノンアーク灯が光源10と
して使用された。300nmの励起波長が蛍光測定器に
備えられたモノクロメーターを通して選別された。参照
サンプル22は、光を吸収するよりも散乱するグリコー
ゲンの分散液であった。Corning WG-320高域フィルター
を放射光に使用した。それぞれ61%及び39%の部分
強度に対応する2通りの寿命、1.2ナノ秒及び3.4
ナノ秒が測定された。目盛上の種々の点は、ここに記載
の種々の周波数における逐次的蛍光測定読み取りの結果
を表す。全ての点の獲得時間は、150秒未満であっ
た。曲線上の正方形で示した各点は、既知の任意単位で
表された変調目盛に関する。曲線上のXでマークした各
点は、度数で表した位相目盛に関する。
【0065】本発明は、いかなる既知の蛍光測定又は燐
光測定、特に蛍光減衰又は燐光減衰、蛍光又は燐光の異
方性減衰、時間分解スペクトル、寿命動力学の分解、混
合物中のスペクトルの分解その他を実施するために使用
することができる。
【0066】上記は説明目的でのみ提示したものであ
り、以下の請求の範囲に規定する本発明の適用の範囲を
制限することを意図したものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるマルチ周波数相互相関周波数
領域蛍光測定器のダイアグラム的図である。
【図2】 図1の蛍光測定器の、ハードウェア及び機
能のブロック第グラムである。
【図3】 図1の蛍光測定器において使用されるソフ
トウェアであるモニタールーチンのブロックダイアグラ
ムである。
【図4】 図1の蛍光測定器において使用されるソフ
トウェアである獲得ルーチンのブロックダイアグラムで
ある。
【図5】 図1の同期的獲得回路の概要的ダイアグラ
ムである。
【図6】 図1のパーソナルコンピューターにおいて
典型的に見出される、自動的利得制御回路の概要的ダイ
アグラムである。
【図7】 本発明により獲得されたデータの典型的な
打ち出しである。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互相関周波数領域蛍光測定−燐光測定の
    ための装置であって、 (イ)電磁放射線源と、 (ロ)該電磁放射線を第1の周波数にて振幅変調するた
    めの手段と、 (ハ)該振幅変調された電磁放射線をサンプルに導くた
    めの手段と、 (ニ)該サンプルのルミネッセンスを検出するための手
    段と、 (ホ)前記振幅変調手段によって生み出された振幅変調
    されたシグナルとコヒーレントであり前記第1の周波数
    とは異なるものである第2の周波数のシグナルを、前記
    検出手段に供給するための手段と、 (ヘ)前記シグナルによって、前記検出手段の利得を変
    調するか又は前記検出手段の出力を増幅するための手段
    と、そして (ト)前記電磁放射線の位相及び変調からの前記ルミネ
    ッセンスの移相及び変調変化を検出するために、生じた
    シグナルを前記電磁放射線及び前記検出手段から、前記
    第1及び第2の周波数の差の周波数において導出するた
    めの手段とからなるものであり、かつその改良点が、
    (1)逐次的に異なる第1及び第2の周波数において前
    記相互相関周波数領域蛍光測定−燐光測定の作動を逐次
    的に実施するための手段と、(2)各作動においてそれ
    ぞれ使用された第1及び第2の周波数の差であるそれぞ
    れの相互相関周波数において前記作動のシグナル応答の
    強度を検出するための手段と、そして(3)前記異なる
    第1及び第2の周波数の各々において、特定の標準偏差
    を有する統合されたシグナルが得られるまで、前記異な
    る第1及び第2の周波数の各々において前記各シグナル
    応答の検出を延長するための手段との組合せよりなるも
    のである装置。
  2. 【請求項2】該手段が前記逐次的に実施される作動のプ
    ログラムを自動的に実行するための手段が備えられてい
    るものである、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記生じたシグナルの導出手段により各作
    動毎に検知されるデータ波形の獲得を前記第1の周波数
    において電磁放射線を変調しているシグナルの位相と同
    期させるために、及び、個々の波形部分について増大し
    たシグナル/ノイズ比を有する各作動毎の平均波形値を
    得るようこうして検知された前記波形の対応する部分を
    重ね合わせるために、手段が備えられているものであ
    る、請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記生じたシグナルの導出手段が可変周波
    数ディジタルフィルター手段よりなるものである、請求
    項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記ディジタルフィルター手段が実質的
    に、使用される第1及び第2の周波数のそれぞれの差で
    ある周波数においてシグナル応答をフィルターするよう
    設定されているものである、請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】前記ディジタルフィルター手段が、シグナ
    ル応答が検出されるとき時間にわたって狭まる帯域幅を
    もってフィルターすることのできるものである、請求項
    5に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記生じたシグナルの導出手段からの該シ
    グナルが、位相と変調の変化を伴うことなく自動的利得
    手段によって自動的に増幅されるものである、請求項6
    に記載の装置。
  8. 【請求項8】第1及び第2の周波数が各々周波数シンセ
    サイザー手段によって発生されるものであり、前記第1
    及び第2の周波数の間の差の周波数が本質的に50乃至
    1000Hzである、請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】相互相関周波数領域蛍光測定−燐光測定の
    ための装置であって、 (イ)電磁放射線源と、 (ロ)該電磁放射線を第1の周波数にて振幅変調するた
    めの手段と、 (ハ)該振幅変調された電磁放射線をサンプルに導くた
    めの手段と、 (ニ)該サンプルのルミネッセンスを検出するための手
    段と、 (ホ)前記振幅変調手段によって生み出された振幅変調
    されたシグナルとコヒーレントであり前記第1の周波数
    とは異なるものである第2の周波数のシグナルを、前記
    検出手段に供給するための手段と、 (ヘ)前記シグナルによって、前記検出手段の利得を変
    調するか又は前記検出手段の出力を増幅するための手段
    と、そして (ト)前記電磁放射線の位相及び変調からの前記ルミネ
    ッセンスの移相及び変調変化を検出するために、生じた
    シグナルを前記電磁放射線及び前記検出手段から、前記
    第1及び第2の周波数の差の周波数において導出するた
    めの手段とからなるものであり、かつその改良点が、
    (1)逐次的に異なる第1及び第2の周波数において前
    記相互相関周波数領域蛍光測定−燐光測定の作動を自動
    的且つ逐次的に実施するための手段と、(2)各作動に
    おいてそれぞれ使用された第1及び第2の周波数の差で
    あるそれぞれの周波数において前記作動のシグナル応答
    の強度を検出するための手段と、そして(3)前記異な
    る第1及び第2の周波数の各々において、特定の標準偏
    差を有する統合されたシグナルが得られるまで、前記異
    なる周波数の各々における前記シグナル応答の各々の検
    出を延長するための手段と、(4)前記生じたシグナル
    の導出手段が、実質的に、使用される第1及び第2の周
    波数のそれぞれの差である周波数においてシグナル応答
    をフィルターするよう設定することのできる可変周波数
    ディジタルフィルター手段よりなるものであることの組
    合せよりなるものである装置。
  10. 【請求項10】前記ディジタルフィルター手段が、シグ
    ナル応答が検出されるとき時間にわたって狭まる帯域幅
    をもってフィルターすることのできるものである、請求
    項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】前記生じたシグナルの導出手段からのシ
    グナルが、移相と変調の変化を伴うことなく自動的利得
    手段によって自動的に増幅されるものである、請求項1
    0に記載の装置。
  12. 【請求項12】第1及び第2の周波数が各々周波数シン
    セサイザー手段によって発生されるものであり、第1及
    び第2の周波数の間の差の周波数が本質的に50乃至1
    000Hzである、請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】前記生じたシグナルの導出手段により各
    作動毎に検知されるデータ波形の獲得を前記第1の周波
    数において電磁放射線を変調しているシグナルの位相と
    同期させるために、及び、個々の波形の部分に対して増
    大したシグナル/ノイズ比を有する各作動毎の平均波形
    値を得るようこうして検知された前記波形の対応する部
    分を重ね合わせるために、手段が備えられているもので
    ある、請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】相互相関周波数領域蛍光測定−燐光測定
    のための装置であって、 (イ)電磁放射線源と、 (ロ)該電磁放射線を第1の周波数にて振幅変調するた
    めの手段と、 (ハ)該振幅変調された電磁放射線をサンプルに導くた
    めの手段と、 (ニ)該サンプルのルミネッセンスを検出するための手
    段と、 (ホ)前記振幅変調手段によって生み出された振幅変調
    されたシグナルとコヒーレントであり前記第1の周波数
    とは異なるものである第2の周波数のシグナルを、前記
    検出手段に供給するための手段と、 (ヘ)前記シグナルによって、前記検出手段の利得を変
    調するか又は前記検出手段の出力を増幅するための手段
    と、そして (ト)前記電磁放射線の位相及び変調からの前記ルミネ
    ッセンスの移相及び変調変化を検出するために、生じた
    シグナルを前記電磁放射線及び前記検出手段から、前記
    第1及び第2の周波数の差の周波数において導出するた
    めの手段とからなるものであり、かつその改良点が、
    (1)前記生じたシグナルの導出手段により各作動毎に
    検知されるデータ波形の獲得を前記第1の周波数におい
    て電磁放射線を変調しているシグナルの位相と同期させ
    るための手段、及び、(2)個々の波形の部分に対して
    増大したシグナル/ノイズ比を有する各作動毎の平均波
    形値を得るようこうして検知された前記波形の対応する
    部分を重ね合わせるための手段との組合せよりなるもの
    である装置。
  15. 【請求項15】前記第1及び第2の周波数が各々周波数
    シンセサイザー手段によって発生されるものであり、前
    記第1及び第2の周波数の間の差の周波数が本質的に1
    00乃至1000Hzである、請求項14に記載の装
    置。
  16. 【請求項16】周波数領域相互相関蛍光測定−燐光測定
    のための方法であって、 (イ)電磁放射線源を備える段階と、 (ロ)該電磁放射線を第1の周波数にて振幅変調する段
    階と、 (ハ)該振幅変調された電磁放射線をサンプルに導く段
    階と、 (ニ)検出器に向けた第2の周波数におけるシグナルで
    あって、該第2の周波数におけるシグナルが前記電磁放
    射線の変調とコヒーレントであり且つ前記第2の波長が
    前記第1の波長と異なるものであるシグナルによって、
    検出器の利得を変調し又は前記検出器の出力を増幅しな
    がら、該検出器によりサンプルのルミネッセンスを検出
    する段階と、そして (ホ)前記電磁放射線の位相及び変調からの前記ルミネ
    ッセンスの移相及び変調変化を検出するために、生じた
    シグナルを前記電磁放射線及び前記検出手段から前記第
    1及び第2の周波数の差の周波数において導出する段階
    とからなり、その改良点が、(1)前記第1及び第2の
    周波数の逐次的に異なる値において前記相互相関周波数
    領域蛍光測定−燐光測定の作動を自動的且つ逐次的に実
    施し、(2)各作動においてそれぞれ使用された第1及
    び第2の周波数の差であるそれぞれの周波数における、
    前記作動のシグナル応答の強度を検出し、そして(3)
    前記異なる第1及び第2の周波数の各々において特定の
    標準偏差を有する統合されたシグナルが得られるまで、
    前記異なる周波数の各々における前記シグナル応答の各
    々の検出の時間を延長することの組合せよりなるもので
    ある方法。
  17. 【請求項17】前記生じたシグナルの導出によって検知
    されるデータ波形の獲得を同期させて、各作動毎に個々
    の波形の部分に対して増大したシグナル/ノイズ比を有
    する平均波形値を得るために前記波形の対応する部分を
    重ね合わせる段階を含むものである、請求項16に記載
    の方法。
  18. 【請求項18】前記生じたシグナルが可変周波数ディジ
    タルフィルター手段よりなる手段によって導出されるも
    のである、請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】前記ディジタルフィルター手段が、使用
    されたそれぞれの第1及び第2の周波数の本質的に差で
    ある実質的に第3の周波数にてシグナル応答をフィルタ
    ーするよう設定されているものである、請求項18に記
    載の方法。
  20. 【請求項20】前記第3の周波数が少なくとも実質的に
    100乃至1000Hzである、請求項19に記載の方
    法。
  21. 【請求項21】前記ディジタルフィルター手段が、シグ
    ナル応答を検出する時に時間にわたって狭まる帯域幅を
    もってフィルターすることが可能なものである、請求項
    19に記載の方法。
  22. 【請求項22】生じたシグナルが、位相と変調の変化を
    伴うことなく自動的利得手段によって自動的に増幅され
    るものである、請求項19に記載の方法。
  23. 【請求項23】前記第1及び第2の周波数が、該第1及
    び第2の周波数の差を実質的に一定に保ったまま、作動
    毎に対数目盛上で変更されるものである、請求項19に
    記載の方法。
  24. 【請求項24】周波数領域相互相関蛍光測定−燐光測定
    のための方法であって、 (イ)電磁放射線源を備える段階と、 (ロ)該電磁放射線を第1の周波数にて振幅変調する段
    階と、 (ハ)該振幅変調された電磁放射線をサンプルに導く段
    階と、 (ニ)検出器に向けた第2の周波数におけるシグナルで
    あって、該第2の周波数におけるシグナルが前記電磁放
    射線の変調とコヒーレントであり且つ前記第2の波長が
    前記第1の波長と異なるものであるシグナルによって検
    出器の利得を変調し又は出力を増幅しながら、該検出器
    によりサンプルのルミネッセンスを検出する段階と、そ
    して (ホ)前記電磁放射線の位相及び変調からの前記ルミネ
    ッセンスの移相及び変調変化を検出するために、生じた
    シグナルを前記電磁放射線及び前記検出手段から、前記
    第1及び第2の周波数の差の周波数において導出する段
    階とからなり、その改良点が、(1)前記第1及び第2
    の周波数の逐次的に異なる値において前記相互相関周波
    数領域蛍光測定の作動を自動的且つ逐次的に実施するこ
    とと、(2)前記生じたシグナルが、使用されたそれぞ
    れの第1及び第2の周波数の差である実質的に第3の周
    波数にてシグナル応答をフィルターするよう設定されて
    いる可変周波数ディジタルフィルターよりなる手段によ
    って導出されるものであることとの組合せよりなるもの
    である方法。
  25. 【請求項25】前記第3の周波数が実質的に100乃至
    1000Hzであり、前記ディジタルフィルター手段
    が、シグナル応答が検出される時に時間にわたって狭ま
    る帯域幅を以てフィルターすることができるものであ
    る、請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】前記生じたシグナルの導出手段からのシ
    グナルが位相の変化を伴うことなく自動的利得手段によ
    って自動的に増幅されるものである、請求項24に記載
    の方法。
  27. 【請求項27】前記生じたシグナルの導出によって検知
    されるデータ波形の獲得を同期させて各作動毎に個々の
    波形の部分に対して増大したシグナル/ノイズ比を有す
    る平均波形を得るために前記波形の対応する部分を重ね
    合わせる段階を含むものである、請求項24に記載の方
    法。
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