JPH05267014A - 電圧非直線抵抗体の製造方法 - Google Patents
電圧非直線抵抗体の製造方法Info
- Publication number
- JPH05267014A JPH05267014A JP4065249A JP6524992A JPH05267014A JP H05267014 A JPH05267014 A JP H05267014A JP 4065249 A JP4065249 A JP 4065249A JP 6524992 A JP6524992 A JP 6524992A JP H05267014 A JPH05267014 A JP H05267014A
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- Japan
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- water
- voltage
- oxide
- silicon oxide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属酸化物からなる添加剤の水への分散性を
良くし、添加剤の凝集を防止し、これにより、電気的特
性の優れた、バラツキの少ない電圧非直線抵抗体を製造
することである。 【構成】 まず水中に酸化珪素を分散し、この後に他の
金属酸化物と酸化亜鉛とを混合し、混合物を得る。この
混合物は、主成分として酸化亜鉛を含有し、添加剤成分
として酸化珪素と他の金属酸化物とを含有する。次い
で、この混合物を、乾燥、成形し、この成形体を焼成し
て電圧非直線抵抗体を得る。
良くし、添加剤の凝集を防止し、これにより、電気的特
性の優れた、バラツキの少ない電圧非直線抵抗体を製造
することである。 【構成】 まず水中に酸化珪素を分散し、この後に他の
金属酸化物と酸化亜鉛とを混合し、混合物を得る。この
混合物は、主成分として酸化亜鉛を含有し、添加剤成分
として酸化珪素と他の金属酸化物とを含有する。次い
で、この混合物を、乾燥、成形し、この成形体を焼成し
て電圧非直線抵抗体を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化亜鉛を主成分と
し、電圧非直線性を発現させるための添加剤を含む電圧
非直線抵抗体の製造方法に関するものである。
し、電圧非直線性を発現させるための添加剤を含む電圧
非直線抵抗体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】酸化亜鉛を主成分とする電圧非直線抵抗
体は、非直線電圧−電流特性が優れていることから、電
圧安定化あるいはサージ吸収を目的として、避雷器やサ
ージアブソーバに広く利用されている。こうした電圧非
直線抵抗体を製造するには、例えば酸化ビスマス、酸化
アンチモン、酸化コバルト、酸化珪素等の添加剤を混合
し、この混合物に、主成分の酸化亜鉛や有機バインダー
を添加し、混合してスラリーを得る。そしてこのスラリ
ーを乾燥し、造粒し、この造粒粉末を成形し、この成形
体を焼成して電圧非直線抵抗体を得ていた。そして、添
加剤成分を粉砕・混合する際には、例えばボールミル中
に添加剤粉末を投入し、次いで水を投入して混合してい
た。または、ボールミル中にまず水を投入し、次いで水
中に添加剤粉末を投入して混合していた。
体は、非直線電圧−電流特性が優れていることから、電
圧安定化あるいはサージ吸収を目的として、避雷器やサ
ージアブソーバに広く利用されている。こうした電圧非
直線抵抗体を製造するには、例えば酸化ビスマス、酸化
アンチモン、酸化コバルト、酸化珪素等の添加剤を混合
し、この混合物に、主成分の酸化亜鉛や有機バインダー
を添加し、混合してスラリーを得る。そしてこのスラリ
ーを乾燥し、造粒し、この造粒粉末を成形し、この成形
体を焼成して電圧非直線抵抗体を得ていた。そして、添
加剤成分を粉砕・混合する際には、例えばボールミル中
に添加剤粉末を投入し、次いで水を投入して混合してい
た。または、ボールミル中にまず水を投入し、次いで水
中に添加剤粉末を投入して混合していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電圧非直線抵
抗体において、バリスタ電圧等にバラツキが発生するこ
とがあった。これは、添加剤粉末を湿式混合するときに
粉末が吸水し、凝集し、粉砕、混合が不十分となり、焼
成体中に粗大粒子等が発生しているためと考えられる。
抗体において、バリスタ電圧等にバラツキが発生するこ
とがあった。これは、添加剤粉末を湿式混合するときに
粉末が吸水し、凝集し、粉砕、混合が不十分となり、焼
成体中に粗大粒子等が発生しているためと考えられる。
【0004】本発明の課題は、添加剤の水への分散性を
良くし、添加剤の凝集を防止し、これにより、電気的特
性の優れた、バラツキの少ない電圧非直線抵抗体を製造
することである。
良くし、添加剤の凝集を防止し、これにより、電気的特
性の優れた、バラツキの少ない電圧非直線抵抗体を製造
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、主成分として
酸化亜鉛を含有し、添加剤成分として酸化珪素と他の金
属酸化物とを含有する混合物を成形し、この成形体を焼
成して電圧非直線抵抗体を製造する方法において、酸化
珪素を分散させた水中で、他の金属酸化物と酸化亜鉛と
を混合することを特徴とする、電圧非直線抵抗体の製造
方法に係るものである。
酸化亜鉛を含有し、添加剤成分として酸化珪素と他の金
属酸化物とを含有する混合物を成形し、この成形体を焼
成して電圧非直線抵抗体を製造する方法において、酸化
珪素を分散させた水中で、他の金属酸化物と酸化亜鉛と
を混合することを特徴とする、電圧非直線抵抗体の製造
方法に係るものである。
【0006】
【作用】本発明者は、添加剤の混合工程について検討を
重ねた結果、まず水中に酸化珪素を分散し、この後に、
他の金属酸化物を投入するようにすると、電圧非直線抵
抗体のバリスタ電圧等のバラツキが減少し、かつバリス
タ電圧等も上昇することを発見した。これは、先に酸化
珪素を水中に分散させておいて、後で他の添加剤を混合
すると、先に分散された酸化珪素が、他の添加剤の凝集
を抑制しているものと考えられる。おそらく、酸化珪素
が、他の添加剤の表面に付着し、その表面活性を落とし
ているものと推測される。
重ねた結果、まず水中に酸化珪素を分散し、この後に、
他の金属酸化物を投入するようにすると、電圧非直線抵
抗体のバリスタ電圧等のバラツキが減少し、かつバリス
タ電圧等も上昇することを発見した。これは、先に酸化
珪素を水中に分散させておいて、後で他の添加剤を混合
すると、先に分散された酸化珪素が、他の添加剤の凝集
を抑制しているものと考えられる。おそらく、酸化珪素
が、他の添加剤の表面に付着し、その表面活性を落とし
ているものと推測される。
【0007】なお、本発明の好適例では、水中に酸化珪
素を分散し、次いで、酸化亜鉛以外の「他の金属酸化
物」を混合し、次いで酸化亜鉛を混合する。また、水中
に酸化珪素を分散し、この後に「他の金属酸化物」と、
秤量後の酸化亜鉛の一部分とを混合し、次いで酸化亜鉛
の残部を混合することもできる。
素を分散し、次いで、酸化亜鉛以外の「他の金属酸化
物」を混合し、次いで酸化亜鉛を混合する。また、水中
に酸化珪素を分散し、この後に「他の金属酸化物」と、
秤量後の酸化亜鉛の一部分とを混合し、次いで酸化亜鉛
の残部を混合することもできる。
【0008】
(製造工程)添加剤として、0.5 mol %のBi2O3, 1.0 m
ol%のSb2O3, 0.5 mol%のCr2O3, 0.5mol %のMnO2, 1.
0mol%のSiO2, 0.5mol%のCo2O3, 1.0 mol%のNiO を準
備し、残部をZnO とした。後述するような各方法に従っ
て、添加剤を粉砕・混合した。次いで、この混合物に、
酸化亜鉛と、0.005mol%のAl3+と、有機バインダーとを
配合し、ディスパーミル中で混合し、スラリー(含水混
合物)を得た。このスラリーを造粒、成形し、この成形
体を500 ℃で2時間脱脂し、900 ℃で2時間仮焼し、12
00℃で5時間焼成し、直径30mm、厚さ15mmの円盤状焼成
体を得た。この円盤状焼成体の端面を厚さ10mmに研摩加
工し、直径28mmのAlメタリコン電極を設けた。
ol%のSb2O3, 0.5 mol%のCr2O3, 0.5mol %のMnO2, 1.
0mol%のSiO2, 0.5mol%のCo2O3, 1.0 mol%のNiO を準
備し、残部をZnO とした。後述するような各方法に従っ
て、添加剤を粉砕・混合した。次いで、この混合物に、
酸化亜鉛と、0.005mol%のAl3+と、有機バインダーとを
配合し、ディスパーミル中で混合し、スラリー(含水混
合物)を得た。このスラリーを造粒、成形し、この成形
体を500 ℃で2時間脱脂し、900 ℃で2時間仮焼し、12
00℃で5時間焼成し、直径30mm、厚さ15mmの円盤状焼成
体を得た。この円盤状焼成体の端面を厚さ10mmに研摩加
工し、直径28mmのAlメタリコン電極を設けた。
【0009】上記した添加剤の粉砕・混合は、以下のよ
うに行った。まず、ボールミル中に、上記の添加剤と水
とを投入した。この際、下記の3水準を実施した。 1:ボールミルに水を入れ、水中に酸化珪素のみを分散
し、次いで他の添加剤を投入した。 2:ボールミルに水を入れ、添加剤をすべて水中に投入
した。 3:ボールミルに添加剤をすべて投入し、次いで水を投
入した。 そして、ボールミルによって3時間湿式混合した。この
際、添加剤と玉石と水との混合比率は、重量比で1:
1:1.5 とした。
うに行った。まず、ボールミル中に、上記の添加剤と水
とを投入した。この際、下記の3水準を実施した。 1:ボールミルに水を入れ、水中に酸化珪素のみを分散
し、次いで他の添加剤を投入した。 2:ボールミルに水を入れ、添加剤をすべて水中に投入
した。 3:ボールミルに添加剤をすべて投入し、次いで水を投
入した。 そして、ボールミルによって3時間湿式混合した。この
際、添加剤と玉石と水との混合比率は、重量比で1:
1:1.5 とした。
【0010】(バリスタ電圧の評価)1〜3の各水準に
ついて、それぞれn=10で電圧非直線抵抗体を製造し、
各々のバリスタ電圧V1mA /mmを測定した。そして、水
準1〜3の各々について、バリスタ電圧の平均値、最大
値、最小値、最大値と最小値の幅を表1に示した。表1
の結果から解るように、本発明に従い、水中に酸化珪素
を分散した後、その他の添加剤を投入し、湿式混合する
と、電圧非直線抵抗体間のバリスタ電圧のバラツキが小
さくなり、バリスタ電圧の平均値も高くなった。特に、
バリスタ電圧のバラツキを減少させることは、安定した
電圧非直線抵抗体を製造するうえで重要である。
ついて、それぞれn=10で電圧非直線抵抗体を製造し、
各々のバリスタ電圧V1mA /mmを測定した。そして、水
準1〜3の各々について、バリスタ電圧の平均値、最大
値、最小値、最大値と最小値の幅を表1に示した。表1
の結果から解るように、本発明に従い、水中に酸化珪素
を分散した後、その他の添加剤を投入し、湿式混合する
と、電圧非直線抵抗体間のバリスタ電圧のバラツキが小
さくなり、バリスタ電圧の平均値も高くなった。特に、
バリスタ電圧のバラツキを減少させることは、安定した
電圧非直線抵抗体を製造するうえで重要である。
【0011】
【表1】
【0012】(バリスタ電圧の面内分布)1〜3の各水
準について、それぞれ電圧非直線抵抗体を製造し、電極
形成面内の10点の測定点でφ28電極におけるバリスタ電
圧V1mA /mmの測定と同じ電流密度により、バリスタ電
圧を測定した。そして、各水準について、10点の測定点
における平均値、最大値、最小値、最大値と最小値の幅
を表2に示した。表2の結果から解るように、本発明に
従い、水中に酸化珪素を分散した後、その他の添加剤を
投入し、湿式混合すると、電圧非直線抵抗体のバリスタ
電圧の面内分布のバラツキが小さくなり、バリスタ電圧
自体も高くなる。特に、バリスタ電圧の面内分布のバラ
ツキを減少させることは、電圧印加時に電流が抵抗体の
バリスタ電圧の小さい部分に集中して流れるのを防止
し、電気的特性を向上させるために重要である。
準について、それぞれ電圧非直線抵抗体を製造し、電極
形成面内の10点の測定点でφ28電極におけるバリスタ電
圧V1mA /mmの測定と同じ電流密度により、バリスタ電
圧を測定した。そして、各水準について、10点の測定点
における平均値、最大値、最小値、最大値と最小値の幅
を表2に示した。表2の結果から解るように、本発明に
従い、水中に酸化珪素を分散した後、その他の添加剤を
投入し、湿式混合すると、電圧非直線抵抗体のバリスタ
電圧の面内分布のバラツキが小さくなり、バリスタ電圧
自体も高くなる。特に、バリスタ電圧の面内分布のバラ
ツキを減少させることは、電圧印加時に電流が抵抗体の
バリスタ電圧の小さい部分に集中して流れるのを防止
し、電気的特性を向上させるために重要である。
【0013】
【表2】
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に従い、まず
水中に酸化珪素を分散し、この後に、他の金属酸化物を
混合すると、電圧非直線抵抗体のバリスタ電圧等のバラ
ツキが減少し、かつバリスタ電圧等も上昇する。これ
は、先に酸化珪素を水中に分散させておいて、後で他の
金属酸化物を混合すると、先に分散された酸化珪素が、
他の金属酸化物の凝集を抑制しているものと考えられ
る。
水中に酸化珪素を分散し、この後に、他の金属酸化物を
混合すると、電圧非直線抵抗体のバリスタ電圧等のバラ
ツキが減少し、かつバリスタ電圧等も上昇する。これ
は、先に酸化珪素を水中に分散させておいて、後で他の
金属酸化物を混合すると、先に分散された酸化珪素が、
他の金属酸化物の凝集を抑制しているものと考えられ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 主成分として酸化亜鉛を含有し、添加剤
成分として酸化珪素と他の金属酸化物とを含有する混合
物を成形し、この成形体を焼成して電圧非直線抵抗体を
製造する方法において、酸化珪素を分散させた水中で、
他の金属酸化物と酸化亜鉛とを混合することを特徴とす
る、電圧非直線抵抗体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4065249A JPH05267014A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 電圧非直線抵抗体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4065249A JPH05267014A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 電圧非直線抵抗体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05267014A true JPH05267014A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=13281448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4065249A Withdrawn JPH05267014A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 電圧非直線抵抗体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05267014A (ja) |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP4065249A patent/JPH05267014A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |