JPH05267674A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH05267674A JPH05267674A JP6488292A JP6488292A JPH05267674A JP H05267674 A JPH05267674 A JP H05267674A JP 6488292 A JP6488292 A JP 6488292A JP 6488292 A JP6488292 A JP 6488292A JP H05267674 A JPH05267674 A JP H05267674A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】オン抵抗が低く、安全に主電流を制御でき、か
つスイッチング速度の速い半導体装置を提供する。 【構成】従来技術では電子電流の制御に用いていた反転
層を利用したMOS構造を採らず、チャネルの構造とし
てソース領域2やドレイン領域1と同一導電型の領域
(チャネル領域100)を絶縁ゲート6とショットキー
接合8で挟み、両者のポテンシャルによって同領域10
0の多数キャリアに対するポテンシャルの高さを制御す
る構造とし、さらに少数キャリア注入用の反対導電型の
領域10を別途設けてドレイン領域1の伝導度を制御す
るように構成した。
つスイッチング速度の速い半導体装置を提供する。 【構成】従来技術では電子電流の制御に用いていた反転
層を利用したMOS構造を採らず、チャネルの構造とし
てソース領域2やドレイン領域1と同一導電型の領域
(チャネル領域100)を絶縁ゲート6とショットキー
接合8で挟み、両者のポテンシャルによって同領域10
0の多数キャリアに対するポテンシャルの高さを制御す
る構造とし、さらに少数キャリア注入用の反対導電型の
領域10を別途設けてドレイン領域1の伝導度を制御す
るように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄積層をチャネルとし
て利用したノーマリ・オフ型のMOS型パワーデバイス
に関し、特にバイポーラモードで駆動する半導体装置に
関する。
て利用したノーマリ・オフ型のMOS型パワーデバイス
に関し、特にバイポーラモードで駆動する半導体装置に
関する。
【0002】
【従来技術】パワーデバイスのオン抵抗は低いほど良
い。通常のパワーバイポーラトランジスタは伝導度変調
効果によってオン抵抗は低いのであるが、単体のトラン
ジスタではhFEが低い。すなわち、大抵の単体バイポー
ラトランジスタにおける低電圧大電流の動作領域では、
せいぜいhFE=10程度であるので、100Aの主電流
を流すには10Aのベース電流を必要とすることにな
る。一方、MOS型パワーデバイスは電圧制御型なの
で、主電流の制御に大きなエネルギーは必要としない。
そのかわり、ユニポーラ動作なのでオン抵抗はバイポー
ラトランジスタに比べると桁違いに高い。
い。通常のパワーバイポーラトランジスタは伝導度変調
効果によってオン抵抗は低いのであるが、単体のトラン
ジスタではhFEが低い。すなわち、大抵の単体バイポー
ラトランジスタにおける低電圧大電流の動作領域では、
せいぜいhFE=10程度であるので、100Aの主電流
を流すには10Aのベース電流を必要とすることにな
る。一方、MOS型パワーデバイスは電圧制御型なの
で、主電流の制御に大きなエネルギーは必要としない。
そのかわり、ユニポーラ動作なのでオン抵抗はバイポー
ラトランジスタに比べると桁違いに高い。
【0003】この両者の長所を合わせ持ったデバイスと
して米国特許第4,364,073号に記載されているものがあ
る。これはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transis
tor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)と呼ばれ
るものである。図21は、上記のデバイスの典型的な断
面構造を示した図である。図21において、1はn型ド
レイン領域、2はn+型ソース領域、3はゲート絶縁
膜、4はゲート電極、5は層間絶縁膜、7はソース電
極、14はドレイン電極、15はp型ベース領域、16
はp型ベース領域を接地電位に保つためのコンタクトp
+領域、18はp型アノード領域である。上記の構造は
所謂DMOS構造である。このようなIGBTは、要約
すれば、DMOS構造のドレイン領域1にpn接合を接
続し、動作時にはこのpn接合から高抵抗のドレイン領
域1へ少数キャリアを注入し、高注入水準状態によって
低抵抗にするものである。p型アノード領域18はこの
ために設けたものである。
して米国特許第4,364,073号に記載されているものがあ
る。これはIGBT(Insulated Gate Bipolar Transis
tor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)と呼ばれ
るものである。図21は、上記のデバイスの典型的な断
面構造を示した図である。図21において、1はn型ド
レイン領域、2はn+型ソース領域、3はゲート絶縁
膜、4はゲート電極、5は層間絶縁膜、7はソース電
極、14はドレイン電極、15はp型ベース領域、16
はp型ベース領域を接地電位に保つためのコンタクトp
+領域、18はp型アノード領域である。上記の構造は
所謂DMOS構造である。このようなIGBTは、要約
すれば、DMOS構造のドレイン領域1にpn接合を接
続し、動作時にはこのpn接合から高抵抗のドレイン領
域1へ少数キャリアを注入し、高注入水準状態によって
低抵抗にするものである。p型アノード領域18はこの
ために設けたものである。
【0004】以下、上記のデバイスの動作を簡単に説明
する。n型ドレイン領域1は比較的高抵抗であり、遮断
状態においては空乏層が広がって耐圧を保持している。
この状態からゲート電極4に然るべき電位を与え、MO
S構造からp型アノード領域18に向けて電子が流れ始
めると、p型アノード領域18からもn型ドレイン領域
1へ正孔が注入される。それによってn型ドレイン領域
1内が高注入水準状態になると導電率が高くなり、素子
のオン抵抗は急激に下がる。このようにMOSゲートに
よってバイポーラ動作を制御するところに、このデバイ
スの特徴がある。
する。n型ドレイン領域1は比較的高抵抗であり、遮断
状態においては空乏層が広がって耐圧を保持している。
この状態からゲート電極4に然るべき電位を与え、MO
S構造からp型アノード領域18に向けて電子が流れ始
めると、p型アノード領域18からもn型ドレイン領域
1へ正孔が注入される。それによってn型ドレイン領域
1内が高注入水準状態になると導電率が高くなり、素子
のオン抵抗は急激に下がる。このようにMOSゲートに
よってバイポーラ動作を制御するところに、このデバイ
スの特徴がある。
【0005】しかし、このデバイスには以下のような避
けられない欠点もある。第1に、ターン・オフ時にドレ
イン領域1に存在する正孔は、p型ベース領域15を通
じてソース電極4に流れ去ることができるが、電子はp
型アノード領域18があるためにドレイン電極14へ流
れ去ることができず、ドレイン領域内で消え去らなけれ
ばならない。そのためターン・オフ時間が長くなってし
まうという欠点がある。 第2に、この素子の構造には、寄生デバイスとして(p
型アノード領域18)−(n型ドレイン領域1)−(p
型ベース領域15)−(n+型ソース領域2) からなるpnpnサイリスタが存在する。正常動作時に
おける正孔電流の流れは図21中に実線の矢印で示すよ
うに、(p型アノード領域18)→(n型ドレイン領域
1)→(p型ベース領域15)→(コンタクトp+領域
16)であるが、正孔電流量が増加するとn+型ソース
領域2周辺のp型ベース領域15の電位が高くなり、p
型ベース領域15とn+型ソース領域2の形成するpn
接合が順バイアス状態になってしまうと、図21中に破
線の矢印で示したように、正孔がn+型ソース領域2へ
と流れ込む。すると、上記の寄生サイリスタが作動し、
所謂ラッチアップ状態になって電流が流れ続け、ゲート
電極の制御能力を失ってしまう。上記の現象を防ぐため
に、n+ソース領域2周辺の各領域の配置を工夫した
り、p型アノード領域18とn型ドレイン領域1の間に
n+領域を挿入して正孔の注入量を抑えたり、n型ドレ
イン領域1にライフタイムキラーを導入するなどの方法
が取られている。ライフタイムキラーは第1のターン・
オフ時間短縮にも効果がある。しかし、これらの工夫に
よってラッチアップ現象は或る程度抑制できるが、これ
らの工夫のどれもが素子のオン抵抗を上昇させるという
逆効果を持ち、バイポーラ動作による低オン抵抗という
素子の特長を減じる結果となっている。
けられない欠点もある。第1に、ターン・オフ時にドレ
イン領域1に存在する正孔は、p型ベース領域15を通
じてソース電極4に流れ去ることができるが、電子はp
型アノード領域18があるためにドレイン電極14へ流
れ去ることができず、ドレイン領域内で消え去らなけれ
ばならない。そのためターン・オフ時間が長くなってし
まうという欠点がある。 第2に、この素子の構造には、寄生デバイスとして(p
型アノード領域18)−(n型ドレイン領域1)−(p
型ベース領域15)−(n+型ソース領域2) からなるpnpnサイリスタが存在する。正常動作時に
おける正孔電流の流れは図21中に実線の矢印で示すよ
うに、(p型アノード領域18)→(n型ドレイン領域
1)→(p型ベース領域15)→(コンタクトp+領域
16)であるが、正孔電流量が増加するとn+型ソース
領域2周辺のp型ベース領域15の電位が高くなり、p
型ベース領域15とn+型ソース領域2の形成するpn
接合が順バイアス状態になってしまうと、図21中に破
線の矢印で示したように、正孔がn+型ソース領域2へ
と流れ込む。すると、上記の寄生サイリスタが作動し、
所謂ラッチアップ状態になって電流が流れ続け、ゲート
電極の制御能力を失ってしまう。上記の現象を防ぐため
に、n+ソース領域2周辺の各領域の配置を工夫した
り、p型アノード領域18とn型ドレイン領域1の間に
n+領域を挿入して正孔の注入量を抑えたり、n型ドレ
イン領域1にライフタイムキラーを導入するなどの方法
が取られている。ライフタイムキラーは第1のターン・
オフ時間短縮にも効果がある。しかし、これらの工夫に
よってラッチアップ現象は或る程度抑制できるが、これ
らの工夫のどれもが素子のオン抵抗を上昇させるという
逆効果を持ち、バイポーラ動作による低オン抵抗という
素子の特長を減じる結果となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べた通り、従
来の単体バイポーラトランジスタは、オン抵抗は低いが
素子の駆動に大きな電流が必要である、という問題があ
る。また、MOSトランジスタは電圧制御型で、僅かな
エネルギーで主電流を制御できるし、スイッチング速度
も速いが、オン抵抗が高い、という問題がある。
来の単体バイポーラトランジスタは、オン抵抗は低いが
素子の駆動に大きな電流が必要である、という問題があ
る。また、MOSトランジスタは電圧制御型で、僅かな
エネルギーで主電流を制御できるし、スイッチング速度
も速いが、オン抵抗が高い、という問題がある。
【0007】そして両者の性質を併せ持ったIGBT
は、制御電力はMOSトランジスタ並みであり、かつ原
理的にはオン抵抗は低いものの、寄生サイリスタのラッ
チアップを回避するためにオン抵抗を十分下げることが
できない、という問題がある。上記のように、従来のデ
バイスはそれぞれ一長一短があり、オン抵抗が低く、安
全に主電流を制御でき、かつスイッチング速度の速い素
子の実現は困難であった。
は、制御電力はMOSトランジスタ並みであり、かつ原
理的にはオン抵抗は低いものの、寄生サイリスタのラッ
チアップを回避するためにオン抵抗を十分下げることが
できない、という問題がある。上記のように、従来のデ
バイスはそれぞれ一長一短があり、オン抵抗が低く、安
全に主電流を制御でき、かつスイッチング速度の速い素
子の実現は困難であった。
【0008】本発明は、上記のごとき従来技術の問題を
解決するためになされたものであり、オン抵抗が低く、
安全に主電流を制御でき、かつスイッチング速度の速い
半導体装置を提供する目的とする。
解決するためになされたものであり、オン抵抗が低く、
安全に主電流を制御でき、かつスイッチング速度の速い
半導体装置を提供する目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては特許請求の範囲に記載するように
構成している。すなわち、本発明においては、ドレイン
領域(例えば図1の1に相当)となる第1導電型の半導
体基体の一主面に接して形成された、表面を絶縁膜で被
覆されたゲート電極からなる絶縁ゲート(例えば図1の
6に相当)と、上記ドレイン領域と上記絶縁ゲートに接
して形成された第1導電型のチャネル領域(例えば図1
の100に相当)と、上記絶縁ゲートと上記チャネル領
域とに接して上記ドレイン領域に接しないように形成さ
れた第1導電型のソース領域(例えば図1の2に相当)
と、上記ソース領域とオーミックコンタクトし、かつ、
チャネル領域およびドレイン領域とはショットキー接合
を形成する金属からなるソース電極(例えば図1の7に
相当)と、上記ドレイン領域に接し、上記絶縁ゲートに
接するかもしくは近傍であって、かつ上記ソース領域な
らびに上記ソース電極とは接しないように形成された第
2導電型領域(例えば図1のp型領域10に相当)と、
を有し、上記第2導電型領域は上記ソース電極とは独立
の別電極(例えば図1の注入電極12に相当)とオーミ
ックコンタクトし、かつ、上記ゲート電極(例えば図1
の4に相当)は、金属もしくは高濃度の第2導電型の半
導体からなるように構成している。
め、本発明においては特許請求の範囲に記載するように
構成している。すなわち、本発明においては、ドレイン
領域(例えば図1の1に相当)となる第1導電型の半導
体基体の一主面に接して形成された、表面を絶縁膜で被
覆されたゲート電極からなる絶縁ゲート(例えば図1の
6に相当)と、上記ドレイン領域と上記絶縁ゲートに接
して形成された第1導電型のチャネル領域(例えば図1
の100に相当)と、上記絶縁ゲートと上記チャネル領
域とに接して上記ドレイン領域に接しないように形成さ
れた第1導電型のソース領域(例えば図1の2に相当)
と、上記ソース領域とオーミックコンタクトし、かつ、
チャネル領域およびドレイン領域とはショットキー接合
を形成する金属からなるソース電極(例えば図1の7に
相当)と、上記ドレイン領域に接し、上記絶縁ゲートに
接するかもしくは近傍であって、かつ上記ソース領域な
らびに上記ソース電極とは接しないように形成された第
2導電型領域(例えば図1のp型領域10に相当)と、
を有し、上記第2導電型領域は上記ソース電極とは独立
の別電極(例えば図1の注入電極12に相当)とオーミ
ックコンタクトし、かつ、上記ゲート電極(例えば図1
の4に相当)は、金属もしくは高濃度の第2導電型の半
導体からなるように構成している。
【0010】
【作用】上記のように、本発明においては、従来技術で
は電子電流の制御に用いていた反転層を利用したMOS
構造を採らず、チャネル構造としてソース領域やドレイ
ン領域と同一導電型の領域を絶縁ゲートとショットキー
接合で挟み、両者のポテンシャルによって同領域の多数
キャリアに対するポテンシャルの高さを制御する構造と
し、さらに少数キャリア注入用の反対導電型の領域を別
途設けてドレイン領域の伝導度を制御するように構成し
たものである。上記のような構成としたことにより、I
GBTのような寄生サイリスタを持つことなく、絶縁ゲ
ートによってバイポーラ動作を制御することができる。
そのためオン抵抗を低くし、安全に主電流を制御するこ
とが出来、かつスイッチング速度を高速にすることがで
きる。
は電子電流の制御に用いていた反転層を利用したMOS
構造を採らず、チャネル構造としてソース領域やドレイ
ン領域と同一導電型の領域を絶縁ゲートとショットキー
接合で挟み、両者のポテンシャルによって同領域の多数
キャリアに対するポテンシャルの高さを制御する構造と
し、さらに少数キャリア注入用の反対導電型の領域を別
途設けてドレイン領域の伝導度を制御するように構成し
たものである。上記のような構成としたことにより、I
GBTのような寄生サイリスタを持つことなく、絶縁ゲ
ートによってバイポーラ動作を制御することができる。
そのためオン抵抗を低くし、安全に主電流を制御するこ
とが出来、かつスイッチング速度を高速にすることがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施例を示す断面図である。図1
において、1はn型ドレイン領域、2はn+型ソース領
域、3はゲート絶縁膜、4はゲート電極でp+型導電性
ポリシリコンもしくは金属からなる。5は層間絶縁膜で
ある。そして上記3、4、5を併せて「絶縁ゲート」と
呼ぶことにし、番号6を付す。なお、図1は模式図でな
ので、絶縁ゲート6の底部は角張って描いてあるが、実
際の角部は丸みを帯びた形状が形成しやすく、またその
方が電界集中を避けられて好ましい。また、7はソース
電極たる金属で、n+型ソース領域2とオーミックコン
タクトしている。絶縁ゲート6は基板表面から側壁がほ
ぼ垂直になるように掘られた溝に埋め込まれており、n
+型ソース領域2は絶縁ゲート6に接している。また、
ソース電極7は絶縁ゲート6の側壁から一定の距離をお
いてやはり側壁がほぼ垂直になるように掘られた溝のな
かに埋め込まれている。このソース電極7はn型ドレイ
ン領域1とショットキー接合を形成する。このショット
キー接合には番号8を付す。また、9はマスク材であ
り、図1の構造を実現するために用いたものである。1
4はドレイン電極であり、n+型基板領域13とはオー
ミックコンタクトしている。また、n型ドレイン領域1
において、絶縁ゲート6とショットキー接合8に挟まれ
た部分を、この半導体装置の「チャネル領域」と呼び、
符号100を付す。ゲート電極4はp+型のポリシリコ
ンもしくは金属からなり、ゲート電位が接地状態でも、
これとショットキー接合8との効果によってチャネル領
域100の電子に対するポテンシャルは引き上げられて
空乏化している。図1中で、Lはチャネル長であり、ゲ
ート絶縁膜3に沿ってn+型ソース領域6との境界から
ソース電極7の埋まっている溝の底部までの距離と定義
する。また、Hはチャネル厚であり、チャネル領域10
0の、ショットキー接合面からゲート絶縁膜界面までの
距離である。このチャネル厚は本発明の半導体装置に重
要な量である。また、詳細を後述するように、上記チャ
ネル長Lとチャネル厚Hの比は、ドレイン電位を所望の
値まで高めてもチャネルが開かないようにする値、例え
ばL/H>2程度に設定されている。
図1は本発明の第1の実施例を示す断面図である。図1
において、1はn型ドレイン領域、2はn+型ソース領
域、3はゲート絶縁膜、4はゲート電極でp+型導電性
ポリシリコンもしくは金属からなる。5は層間絶縁膜で
ある。そして上記3、4、5を併せて「絶縁ゲート」と
呼ぶことにし、番号6を付す。なお、図1は模式図でな
ので、絶縁ゲート6の底部は角張って描いてあるが、実
際の角部は丸みを帯びた形状が形成しやすく、またその
方が電界集中を避けられて好ましい。また、7はソース
電極たる金属で、n+型ソース領域2とオーミックコン
タクトしている。絶縁ゲート6は基板表面から側壁がほ
ぼ垂直になるように掘られた溝に埋め込まれており、n
+型ソース領域2は絶縁ゲート6に接している。また、
ソース電極7は絶縁ゲート6の側壁から一定の距離をお
いてやはり側壁がほぼ垂直になるように掘られた溝のな
かに埋め込まれている。このソース電極7はn型ドレイ
ン領域1とショットキー接合を形成する。このショット
キー接合には番号8を付す。また、9はマスク材であ
り、図1の構造を実現するために用いたものである。1
4はドレイン電極であり、n+型基板領域13とはオー
ミックコンタクトしている。また、n型ドレイン領域1
において、絶縁ゲート6とショットキー接合8に挟まれ
た部分を、この半導体装置の「チャネル領域」と呼び、
符号100を付す。ゲート電極4はp+型のポリシリコ
ンもしくは金属からなり、ゲート電位が接地状態でも、
これとショットキー接合8との効果によってチャネル領
域100の電子に対するポテンシャルは引き上げられて
空乏化している。図1中で、Lはチャネル長であり、ゲ
ート絶縁膜3に沿ってn+型ソース領域6との境界から
ソース電極7の埋まっている溝の底部までの距離と定義
する。また、Hはチャネル厚であり、チャネル領域10
0の、ショットキー接合面からゲート絶縁膜界面までの
距離である。このチャネル厚は本発明の半導体装置に重
要な量である。また、詳細を後述するように、上記チャ
ネル長Lとチャネル厚Hの比は、ドレイン電位を所望の
値まで高めてもチャネルが開かないようにする値、例え
ばL/H>2程度に設定されている。
【0012】また、10はn型ドレイン領域1に正孔を
注入するためのp型領域である。p型領域10とn型ド
レイン領域1との間のpn接合には符号11を付す。1
2は注入電極でp型領域10とはオーミックコンタクト
している。p型領域10は絶縁ゲート6に接していても
接していなくてもよい。また、p型領域10を間に挟ん
だ2つの絶縁ゲート間の距離は、ソース電極を間に挟ん
だ2つの絶縁ゲート間の距離と同じでなくてもよい。た
だし、p型領域10の位置は、素子の遮断状態からチャ
ネルが開いて電子電流が流れたとき、p型領域10近傍
のドレイン領域の電位が低くなって、正電位を与えたp
型領域10からドレイン領域1へ向けて充分に正孔が注
入できるような場所になければならない。また、p型領
域10は絶縁ゲート6に接していてもよいが、接してい
ると、導通状態において絶縁ゲート6周辺に形成される
電子の蓄積層がp型領域10と接し、ソース電極7と注
入電極12間で無駄な電流が流れてしまう可能性があ
る。また、13はn+型の基板領域である。素子自身の
耐圧はn型ドレイン領域1に空乏層が形成されることで
実現されるので、素子が所望の耐圧を獲得するのに必要
な厚さはせいぜい数〜数十μmである。これに対してチ
ップが物理的強度を保つためには数百μmの厚さが必要
である。この領域をすべてドレイン領域と同じ低い不純
物濃度の領域で構成するとオン抵抗を増大させる事にな
る。よって耐圧保持に関与しない領域の不純物濃度はで
きるだけ高い方がよい。n+型基板領域13はこのため
に存在する領域であり、素子の機能にとっては本質的な
ものではない。
注入するためのp型領域である。p型領域10とn型ド
レイン領域1との間のpn接合には符号11を付す。1
2は注入電極でp型領域10とはオーミックコンタクト
している。p型領域10は絶縁ゲート6に接していても
接していなくてもよい。また、p型領域10を間に挟ん
だ2つの絶縁ゲート間の距離は、ソース電極を間に挟ん
だ2つの絶縁ゲート間の距離と同じでなくてもよい。た
だし、p型領域10の位置は、素子の遮断状態からチャ
ネルが開いて電子電流が流れたとき、p型領域10近傍
のドレイン領域の電位が低くなって、正電位を与えたp
型領域10からドレイン領域1へ向けて充分に正孔が注
入できるような場所になければならない。また、p型領
域10は絶縁ゲート6に接していてもよいが、接してい
ると、導通状態において絶縁ゲート6周辺に形成される
電子の蓄積層がp型領域10と接し、ソース電極7と注
入電極12間で無駄な電流が流れてしまう可能性があ
る。また、13はn+型の基板領域である。素子自身の
耐圧はn型ドレイン領域1に空乏層が形成されることで
実現されるので、素子が所望の耐圧を獲得するのに必要
な厚さはせいぜい数〜数十μmである。これに対してチ
ップが物理的強度を保つためには数百μmの厚さが必要
である。この領域をすべてドレイン領域と同じ低い不純
物濃度の領域で構成するとオン抵抗を増大させる事にな
る。よって耐圧保持に関与しない領域の不純物濃度はで
きるだけ高い方がよい。n+型基板領域13はこのため
に存在する領域であり、素子の機能にとっては本質的な
ものではない。
【0013】次に、従来の構造と比較して図1のチャネ
ル領域100の動作について説明する。図5および図6
は、前記図21中のB−B断面におけるバンド図、すな
わち従来のnチャネルMOS構造のチャネルのバンド構
造を示した図であり、図5はゲート電位が0Vで遮断状
態を、図6はゲート電位はしかるべき正電位で導通状態
を示したものである。なお、本発明と比較するため、ゲ
ート電極はp+型ポリシリコンとした。図5に示すごと
く、ゲート電位が0Vのとき、p型ベース領域は電子に
対してポテンシャルが高いので電子は流れることができ
ない。そして図6のごとく、ゲート電極にしかるべき正
の電位が印加されると、ゲート絶縁膜近傍のp型ベース
領域のポテンシャルは低くなり、反転層が形成され、ソ
ース領域とドレイン領域の間に電子電流が流れることが
できる。一方、図7および図8は、図1中のA−A断面
のバンド構造を示した図である。図7はゲート電位が0
Vで遮断状態を示したものであり、上記図5の状態に対
応する。また、図8はゲート電位がしかるべき正の電位
となった素子の導通状態を示したものであり、上記図6
の状態に対応する。図7の状態では、もともとn型であ
るチャネル領域100はショットキー接合8の障壁高φ
Bと、ゲート電極4であるp+型ポリシリコンの、フェル
ミ準位から計った伝導帯下端のポテンシャルφGとによ
り、ポテンシャルが引き上げられて電子が流れるのを阻
止している。図8の状態では、ゲート電極にしかるべき
正電位が印加され、ゲート絶縁膜に接するn型領域界面
のポテンシャルは低くなり、蓄積層が形成されて電子電
流が流れることができる。この蓄積層は通常のものと異
なり、近接するショットキー接合の効果によって圧縮さ
れている。従って図に示すチャネル領域100の断面に
は空乏層と蓄積層のみがあり、中性領域はない。ゲート
電位が取り除かれれば、チャネル領域100は空乏層の
みとなる。
ル領域100の動作について説明する。図5および図6
は、前記図21中のB−B断面におけるバンド図、すな
わち従来のnチャネルMOS構造のチャネルのバンド構
造を示した図であり、図5はゲート電位が0Vで遮断状
態を、図6はゲート電位はしかるべき正電位で導通状態
を示したものである。なお、本発明と比較するため、ゲ
ート電極はp+型ポリシリコンとした。図5に示すごと
く、ゲート電位が0Vのとき、p型ベース領域は電子に
対してポテンシャルが高いので電子は流れることができ
ない。そして図6のごとく、ゲート電極にしかるべき正
の電位が印加されると、ゲート絶縁膜近傍のp型ベース
領域のポテンシャルは低くなり、反転層が形成され、ソ
ース領域とドレイン領域の間に電子電流が流れることが
できる。一方、図7および図8は、図1中のA−A断面
のバンド構造を示した図である。図7はゲート電位が0
Vで遮断状態を示したものであり、上記図5の状態に対
応する。また、図8はゲート電位がしかるべき正の電位
となった素子の導通状態を示したものであり、上記図6
の状態に対応する。図7の状態では、もともとn型であ
るチャネル領域100はショットキー接合8の障壁高φ
Bと、ゲート電極4であるp+型ポリシリコンの、フェル
ミ準位から計った伝導帯下端のポテンシャルφGとによ
り、ポテンシャルが引き上げられて電子が流れるのを阻
止している。図8の状態では、ゲート電極にしかるべき
正電位が印加され、ゲート絶縁膜に接するn型領域界面
のポテンシャルは低くなり、蓄積層が形成されて電子電
流が流れることができる。この蓄積層は通常のものと異
なり、近接するショットキー接合の効果によって圧縮さ
れている。従って図に示すチャネル領域100の断面に
は空乏層と蓄積層のみがあり、中性領域はない。ゲート
電位が取り除かれれば、チャネル領域100は空乏層の
みとなる。
【0014】次に、図1の素子の動作を説明する。図1
の素子は、ソース電極7は接地し、ドレイン電極14に
は然るべき正電位を印加して使用する。まず、ドレイン
電位が比較的小さい場合について説明する。前述したよ
うにゲート電極4が接地状態の時は、チャネル領域10
0はショットキー障壁とゲート電極材の効果によるポテ
ンシャル障壁が存在し、電子電流は流れない。なお、ゲ
ート電極材のp+型ポリシリコンをn+型ポリシリコンに
することもできるが、その場合は素子はノーマリ・オン
型となり、主電流の遮断には負電位を与えなければなら
なくなる。次に、ゲート電極4に然るべき正電位を印加
すると、チャネル領域100のゲート絶縁膜界面に蓄積
層が形成され、電子電流が流れる。注入電極12が接地
状態の時は、素子はユニポーラ動作となる。しかし、注
入電極12に正電位が与えられ、pn接合11が順バイ
アスされると、p型領域10からn型ドレイン領域1へ
と正孔が注入され、比較的不純物濃度の低いn型ドレイ
ン領域1は伝導度が飛躍的に向上する。注入電極12に
は定常的に一定の正電位を与えておいて構わない。遮断
状態の時、あるいは導通状態でもドレイン電位が比較的
高く、pn接合11が逆バイアスである時は注入電流は
流れないので、主電流の動作には影響がない。ドレイン
電位が注入電極電位より低くなれば、pn接合は順バイ
アスされて正孔は自然に注入される。また、注入電極1
2の電位はスイッチング動作時に変化しても構わない。
従来、バイポーラトランジスタではターン・オフ時間を
早くするためにベース電位を負に振り込んで正孔の排除
を促進する方法がある。これと同様に本実施例の素子に
おいても、ターン・オフ時に注入電極12の電位を負に
してドレイン領域1から正孔を排除するのを助けること
もできる。このとき、ゲート・ターン・オフの直後に注
入電極電位を正から負に転じるようにすれば、スイッチ
ング時の消費電力を少なく抑えることもできる。なお、
このときの注入電極電位の変化は、ゲート電極電位の変
化と同期もしくはいくらか先んじても動作上は問題な
い。従来のバイポーラトランジスタでは正孔の流れ先は
ベース電極しかなかったが、本実施例の場合には、正孔
は注入電極12に加え、ドレイン領域1と直接ショット
キー接合するソース電極7へと流れることもできるの
で、速やかにデバイス内から出て行くことができる。
の素子は、ソース電極7は接地し、ドレイン電極14に
は然るべき正電位を印加して使用する。まず、ドレイン
電位が比較的小さい場合について説明する。前述したよ
うにゲート電極4が接地状態の時は、チャネル領域10
0はショットキー障壁とゲート電極材の効果によるポテ
ンシャル障壁が存在し、電子電流は流れない。なお、ゲ
ート電極材のp+型ポリシリコンをn+型ポリシリコンに
することもできるが、その場合は素子はノーマリ・オン
型となり、主電流の遮断には負電位を与えなければなら
なくなる。次に、ゲート電極4に然るべき正電位を印加
すると、チャネル領域100のゲート絶縁膜界面に蓄積
層が形成され、電子電流が流れる。注入電極12が接地
状態の時は、素子はユニポーラ動作となる。しかし、注
入電極12に正電位が与えられ、pn接合11が順バイ
アスされると、p型領域10からn型ドレイン領域1へ
と正孔が注入され、比較的不純物濃度の低いn型ドレイ
ン領域1は伝導度が飛躍的に向上する。注入電極12に
は定常的に一定の正電位を与えておいて構わない。遮断
状態の時、あるいは導通状態でもドレイン電位が比較的
高く、pn接合11が逆バイアスである時は注入電流は
流れないので、主電流の動作には影響がない。ドレイン
電位が注入電極電位より低くなれば、pn接合は順バイ
アスされて正孔は自然に注入される。また、注入電極1
2の電位はスイッチング動作時に変化しても構わない。
従来、バイポーラトランジスタではターン・オフ時間を
早くするためにベース電位を負に振り込んで正孔の排除
を促進する方法がある。これと同様に本実施例の素子に
おいても、ターン・オフ時に注入電極12の電位を負に
してドレイン領域1から正孔を排除するのを助けること
もできる。このとき、ゲート・ターン・オフの直後に注
入電極電位を正から負に転じるようにすれば、スイッチ
ング時の消費電力を少なく抑えることもできる。なお、
このときの注入電極電位の変化は、ゲート電極電位の変
化と同期もしくはいくらか先んじても動作上は問題な
い。従来のバイポーラトランジスタでは正孔の流れ先は
ベース電極しかなかったが、本実施例の場合には、正孔
は注入電極12に加え、ドレイン領域1と直接ショット
キー接合するソース電極7へと流れることもできるの
で、速やかにデバイス内から出て行くことができる。
【0015】次に、素子の表面構造について説明する。
図18〜図20は、前記図1および以下に説明する他の
実施例を示す図2〜図4の断面図中、B−B線分を含み
紙面に垂直な平面で切った素子の断面図(表面パター
ン)である。表面パターンは、図18に示すようなスト
ライプ状の構成をとることができる。また、図19のよ
うに絶縁ゲート6が格子状のもの、図20のような蜂の
巣状のものなどが可能である。これらの図中のチャネル
領域(図ではソース領域2と同じ位置)とソース電極4
のなす4角形や六角形の角の部分は丸みを帯びている。
これはチャネル領域の厚さが均一になるようにするため
である。すなわち、チャネル領域の厚さH(ショットキ
ー接合8面から絶縁ゲート6表面までの最短距離)は至
るところほぼ一定になるように形成している。また、図
19および図20の場合、点在するp型領域10は、多
層配線技術によって相互に連結することができる。ま
た、p型領域10からn型ドレイン領域1へ注入された
正孔の濃度は、p型領域10から数十μmの範囲ではほ
ぼ均一と見なしてよいが、100μm以上離れると減衰
し始めることが数値計算によって明らかになっている。
したがって素子に効率的な動作をさせるためには、図1
9および図20に示すように、或るp型領域10から隣
のp型領域10までの間の距離が数十μm程度になるよ
うに適当な間隔を置いてp型領域10を配置するとよ
い。勿論、それ以上接近していてもかまわない。
図18〜図20は、前記図1および以下に説明する他の
実施例を示す図2〜図4の断面図中、B−B線分を含み
紙面に垂直な平面で切った素子の断面図(表面パター
ン)である。表面パターンは、図18に示すようなスト
ライプ状の構成をとることができる。また、図19のよ
うに絶縁ゲート6が格子状のもの、図20のような蜂の
巣状のものなどが可能である。これらの図中のチャネル
領域(図ではソース領域2と同じ位置)とソース電極4
のなす4角形や六角形の角の部分は丸みを帯びている。
これはチャネル領域の厚さが均一になるようにするため
である。すなわち、チャネル領域の厚さH(ショットキ
ー接合8面から絶縁ゲート6表面までの最短距離)は至
るところほぼ一定になるように形成している。また、図
19および図20の場合、点在するp型領域10は、多
層配線技術によって相互に連結することができる。ま
た、p型領域10からn型ドレイン領域1へ注入された
正孔の濃度は、p型領域10から数十μmの範囲ではほ
ぼ均一と見なしてよいが、100μm以上離れると減衰
し始めることが数値計算によって明らかになっている。
したがって素子に効率的な動作をさせるためには、図1
9および図20に示すように、或るp型領域10から隣
のp型領域10までの間の距離が数十μm程度になるよ
うに適当な間隔を置いてp型領域10を配置するとよ
い。勿論、それ以上接近していてもかまわない。
【0016】また、図1に示すように、ソース電極7の
埋め込まれている深さは絶縁ゲート6の深さよりも浅
い。これは素子の導通時にn型ドレイン領域1に充満し
ている正孔がいたずらにソース電極7に流れ込むことを
防ぐためである。以下、その理由について説明する。シ
ョットキー接合の近傍には障壁の存在に付随した空乏層
が存在する。一例を示すと、n型ドレイン領域1の不純
物濃度を1×1015cm~3、ショットキー障壁高さφB
を0.7eVとすると、空乏層の厚さは約0.75μmで
ある。従って、もしソース電極7の深さを絶縁ゲート6
と同等もしくはそれより深くすると、p型領域10から
注入された正孔はソース電極7付近に達するとソース電
極7に流れ込み、伝導度変調効果を低下させてしまう。
埋め込まれているソース電極7の深さはチャネル長の設
計によって決まるが、絶縁ゲート6の深さはこれよりさ
らに深く、およそ隣合う絶縁ゲート間の距離程度の深さ
分ほど深くすることより、正孔がショットキー接合に流
れ込むのを抑制することができる。
埋め込まれている深さは絶縁ゲート6の深さよりも浅
い。これは素子の導通時にn型ドレイン領域1に充満し
ている正孔がいたずらにソース電極7に流れ込むことを
防ぐためである。以下、その理由について説明する。シ
ョットキー接合の近傍には障壁の存在に付随した空乏層
が存在する。一例を示すと、n型ドレイン領域1の不純
物濃度を1×1015cm~3、ショットキー障壁高さφB
を0.7eVとすると、空乏層の厚さは約0.75μmで
ある。従って、もしソース電極7の深さを絶縁ゲート6
と同等もしくはそれより深くすると、p型領域10から
注入された正孔はソース電極7付近に達するとソース電
極7に流れ込み、伝導度変調効果を低下させてしまう。
埋め込まれているソース電極7の深さはチャネル長の設
計によって決まるが、絶縁ゲート6の深さはこれよりさ
らに深く、およそ隣合う絶縁ゲート間の距離程度の深さ
分ほど深くすることより、正孔がショットキー接合に流
れ込むのを抑制することができる。
【0017】次に、本実施例の素子の遮断状態におい
て、チャネルが良好な電流遮断特性を持つための条件に
ついて説明する。図9〜図11は、図1のA−A断面図
のバンド図であり、便宜的にショットキー障壁、半導体
領域の伝導帯の下端の線および絶縁膜の存在のみを示し
てある。なお、ゲート電極材料はp+型ポリシリコンと
して説明する。図9〜図11において、φBはショット
キー障壁の高さ、φGはフェルミ準位から計ったゲート
電極たるp+型ポリシリコンの伝導帯下端のポテンシャ
ル、Egはシリコンのバンドギャップ、tOXはゲート絶
縁膜厚である。なお、ゲート電位は0Vで遮断状態とす
る。図9は、図中の諸量およびチャネル厚H、n-領域
の不純物濃度NDなどの相乗効果により、チャネル領域
100断面のポテンシャル分布に極値がなく、チャネル
内に伝導電子の集中する場所がない条件である。図10
は、チャネル領域100断面のポテンシャル分布に極小
点があるが、フェルミ準位から計ったその極小値のポテ
ンシャルがEg/2より大きいので伝導電子が極小点付
近に存在しない条件である。図11は、チャネル領域1
00断面のポテンシャル分布に極小点があり、フェルミ
準位から計ったその極小値のポテンシャルがEg/2よ
り小さいので伝導電子が極小点付近に存在する条件であ
る。この条件では漏れ電流として相当の電流が流れてし
まうことになる。本発明はノーマリ・オフ型素子である
ことを前提としているので、チャネル領域100の不純
物濃度NDとチャネル厚Hなどの諸量は、図11のよう
な条件にならないように選ばなくてはならない。この条
件は単純なポアソン方程式を解くことによって容易に求
まる。一例を示すと、φB、φGがともに0.6V程度の
場合、ND=1×1015cm~3のとき、チャネル厚Hは1
μm以下であればよい。また、図1において、ソース領
域6と接するチャネル領域100のポテンシャルは、ソ
ース領域6の影響を受けて低くなる。この影響を受ける
部分は、ソース領域6の境界からチャネル領域100の
中心に向かって、およそチャネル厚H分の距離までであ
ることが数値計算によって明らかになっている。一方、
ドレイン電極14に耐圧近くまで電位を印加したとき、
ドレイン電極14に面するチャネル領域100の端も同
様の影響を受けてポテンシャルが下がる。この影響を受
ける領域も、やはりチャネル厚H分程度奥まった所まで
である。従って、素子耐圧までドレイン電位を印加して
もチャネルが開かないようにするためには、チャネル長
Lをチャネル厚Hの2倍以上にする必要があり、余裕を
見込んで3〜4倍とれば十分である。例えばチャネル厚
が300nmの場合、チャネル長Lは1μm程度で十分
である。
て、チャネルが良好な電流遮断特性を持つための条件に
ついて説明する。図9〜図11は、図1のA−A断面図
のバンド図であり、便宜的にショットキー障壁、半導体
領域の伝導帯の下端の線および絶縁膜の存在のみを示し
てある。なお、ゲート電極材料はp+型ポリシリコンと
して説明する。図9〜図11において、φBはショット
キー障壁の高さ、φGはフェルミ準位から計ったゲート
電極たるp+型ポリシリコンの伝導帯下端のポテンシャ
ル、Egはシリコンのバンドギャップ、tOXはゲート絶
縁膜厚である。なお、ゲート電位は0Vで遮断状態とす
る。図9は、図中の諸量およびチャネル厚H、n-領域
の不純物濃度NDなどの相乗効果により、チャネル領域
100断面のポテンシャル分布に極値がなく、チャネル
内に伝導電子の集中する場所がない条件である。図10
は、チャネル領域100断面のポテンシャル分布に極小
点があるが、フェルミ準位から計ったその極小値のポテ
ンシャルがEg/2より大きいので伝導電子が極小点付
近に存在しない条件である。図11は、チャネル領域1
00断面のポテンシャル分布に極小点があり、フェルミ
準位から計ったその極小値のポテンシャルがEg/2よ
り小さいので伝導電子が極小点付近に存在する条件であ
る。この条件では漏れ電流として相当の電流が流れてし
まうことになる。本発明はノーマリ・オフ型素子である
ことを前提としているので、チャネル領域100の不純
物濃度NDとチャネル厚Hなどの諸量は、図11のよう
な条件にならないように選ばなくてはならない。この条
件は単純なポアソン方程式を解くことによって容易に求
まる。一例を示すと、φB、φGがともに0.6V程度の
場合、ND=1×1015cm~3のとき、チャネル厚Hは1
μm以下であればよい。また、図1において、ソース領
域6と接するチャネル領域100のポテンシャルは、ソ
ース領域6の影響を受けて低くなる。この影響を受ける
部分は、ソース領域6の境界からチャネル領域100の
中心に向かって、およそチャネル厚H分の距離までであ
ることが数値計算によって明らかになっている。一方、
ドレイン電極14に耐圧近くまで電位を印加したとき、
ドレイン電極14に面するチャネル領域100の端も同
様の影響を受けてポテンシャルが下がる。この影響を受
ける領域も、やはりチャネル厚H分程度奥まった所まで
である。従って、素子耐圧までドレイン電位を印加して
もチャネルが開かないようにするためには、チャネル長
Lをチャネル厚Hの2倍以上にする必要があり、余裕を
見込んで3〜4倍とれば十分である。例えばチャネル厚
が300nmの場合、チャネル長Lは1μm程度で十分
である。
【0018】次に、図12〜図17は、図1の構造を実
現する製造方法の一例を示す工程図である。まず、n+
型シリコン基板領域13の上にn型ドレイン領域1を所
望の厚さにエピタキシャル成長させ、その表面にマスク
材222をパターニングして、側壁がほぼ垂直なU字型
の溝を掘る。この状態が図12である。次に、この溝の
内壁にゲート絶縁膜3を形成し、ゲート電極4となるp
+型の導電性ポリシリコンもしくは然るべき金属を埋め
込み、上部に層間絶縁膜5を形成して絶縁ゲート6を形
成する。この状況が図13である。次に、図14に示す
ように、シリコンの表面をいくらか除去する。この量は
チャネル厚H以上ならよい。次に、図15に示すよう
に、ソース領域2のために砒素を所定の場所にイオン注
入し、正孔注入用のp型領域10のために硼素を所定の
場所にイオン注入し、熱処理して各領域を形成する。次
に、そのうえからマスク材を、平坦部も側壁も同じ厚さ
になるように堆積させ、異方性ドライエッチングでエッ
チングしてサイドウォール9を形成する。この状態が図
16である。次に、図17に示すように、p型領域10
の部分をマスク材200で保護しながら、今度はサイド
ウォール9をマスクにしてシリコン基板をほぼ垂直にエ
ッチングし、ソース電極7を埋め込む溝を形成する。そ
して、基板表面に金属を蒸着し、パターニングしてソー
ス電極7と注入電極12を形成する。最後に基板裏面に
ドレイン電極14を形成して図1の形状が完成する。
現する製造方法の一例を示す工程図である。まず、n+
型シリコン基板領域13の上にn型ドレイン領域1を所
望の厚さにエピタキシャル成長させ、その表面にマスク
材222をパターニングして、側壁がほぼ垂直なU字型
の溝を掘る。この状態が図12である。次に、この溝の
内壁にゲート絶縁膜3を形成し、ゲート電極4となるp
+型の導電性ポリシリコンもしくは然るべき金属を埋め
込み、上部に層間絶縁膜5を形成して絶縁ゲート6を形
成する。この状況が図13である。次に、図14に示す
ように、シリコンの表面をいくらか除去する。この量は
チャネル厚H以上ならよい。次に、図15に示すよう
に、ソース領域2のために砒素を所定の場所にイオン注
入し、正孔注入用のp型領域10のために硼素を所定の
場所にイオン注入し、熱処理して各領域を形成する。次
に、そのうえからマスク材を、平坦部も側壁も同じ厚さ
になるように堆積させ、異方性ドライエッチングでエッ
チングしてサイドウォール9を形成する。この状態が図
16である。次に、図17に示すように、p型領域10
の部分をマスク材200で保護しながら、今度はサイド
ウォール9をマスクにしてシリコン基板をほぼ垂直にエ
ッチングし、ソース電極7を埋め込む溝を形成する。そ
して、基板表面に金属を蒸着し、パターニングしてソー
ス電極7と注入電極12を形成する。最後に基板裏面に
ドレイン電極14を形成して図1の形状が完成する。
【0019】次に、図2は、本発明の第2の実施例を示
す断面図である。この実施例は、先にも述べたn+型ソ
ース領域2とp型領域10との間に流れる無駄な電流を
なくすために、絶縁ゲート6を隔ててp型領域10と隣
り合う部分のソース領域(2'の部分)をなくしたもの
である。
す断面図である。この実施例は、先にも述べたn+型ソ
ース領域2とp型領域10との間に流れる無駄な電流を
なくすために、絶縁ゲート6を隔ててp型領域10と隣
り合う部分のソース領域(2'の部分)をなくしたもの
である。
【0020】次に、図3は本発明の第3の実施例を示す
断面図である。この実施例は、ゲート絶縁膜3における
底部の厚さdを他の部分より厚くしたものである。これ
による効果は2つある。すなわち、1つは、チャネルが
導通状態のとき、ゲート絶縁膜3周辺には蓄積層が形成
されるが、絶縁ゲート6の底部の絶縁膜を厚くしておく
と、絶縁ゲート6の両サイドの蓄積層が分離されるの
で、n+型ソース領域2とp型領域10との間に無駄な
電流が流れるのを防ぐことができる。また、2つ目は、
遮断状態においては絶縁ゲート6の底部には強電界がか
かるので、この部分が分厚いことによって電気的破壊強
度が高まる、ことである。
断面図である。この実施例は、ゲート絶縁膜3における
底部の厚さdを他の部分より厚くしたものである。これ
による効果は2つある。すなわち、1つは、チャネルが
導通状態のとき、ゲート絶縁膜3周辺には蓄積層が形成
されるが、絶縁ゲート6の底部の絶縁膜を厚くしておく
と、絶縁ゲート6の両サイドの蓄積層が分離されるの
で、n+型ソース領域2とp型領域10との間に無駄な
電流が流れるのを防ぐことができる。また、2つ目は、
遮断状態においては絶縁ゲート6の底部には強電界がか
かるので、この部分が分厚いことによって電気的破壊強
度が高まる、ことである。
【0021】次に、図4は、本発明の第4の実施例であ
る。図1の実施例において、p型領域10が絶縁ゲート
6に接していると、n+型ソース領域2とp型領域10
との間に無駄な電流が流れてしまうことは以前に述べ
た。そのため本実施例においては、p型領域10に接す
る部分の絶縁ゲート6は別の絶縁電極19とし、この絶
縁電極19をフローティング状態、もしくは特定の定電
位に固定、もしくは注入電極12に接続する、ことによ
ってp型反転層の形成を回避するように構成したもので
ある。このとき、この絶縁電極19に接する場所にはソ
ース領域(2'の部分)を形成しないでおくこともでき
る。
る。図1の実施例において、p型領域10が絶縁ゲート
6に接していると、n+型ソース領域2とp型領域10
との間に無駄な電流が流れてしまうことは以前に述べ
た。そのため本実施例においては、p型領域10に接す
る部分の絶縁ゲート6は別の絶縁電極19とし、この絶
縁電極19をフローティング状態、もしくは特定の定電
位に固定、もしくは注入電極12に接続する、ことによ
ってp型反転層の形成を回避するように構成したもので
ある。このとき、この絶縁電極19に接する場所にはソ
ース領域(2'の部分)を形成しないでおくこともでき
る。
【0022】以上説明した本発明の特徴的な作用と効果
をまとめて記載すると下記のようになる。 1.従来のMOSFETがチャネル構造として反対導電
型領域を用いているために寄生デバイスの存在を余儀な
くされたのに対し、本発明によればチャネル構造はすべ
て同一導電型領域を用いているので、ゲート電極の制御
能力に影響を及ぼすような寄生デバイスをつくらない。 2.チャネルとして、反転層より抵抗の低い蓄積層を用
いているので、チャネル抵抗が小さい。 3.従来例のIGBT(例えば図21の装置)では、主
電流経路にpn接合が直列に存在していたため、ドレイ
ン電位はこのpn接合が順バイアス状態を保つための約
0.7V以下には下げることができず、オン抵抗低減の
限界の一要因であった。これに対して本発明では、高抵
抗のn型ドレイン領域に少数キャリアを注入するための
pn接合が主電流経路には存在しないため、電圧電流特
性における電圧0V付近の電流の立ち上がりは直線的で
あり、オン抵抗は単体バイポーラトランジスタ並みに低
い。 4.ターン・オフ時に電子と正孔が速やかに流れ去るこ
とができるので、ターン・オフ時間が短い。すなわち、
電子電流は絶縁ゲートによるチャネルで制御されている
ので、ゲート電位の変化とともに、電子電流は速やかに
遮断され、デバイス内に残った電子も速やかにドレイン
電極に流れ去ることができる。また、正孔はp型領域の
他、ドレイン領域と直接に接するショットキー接合を介
してソース電極へ流れることができる。よって、バイポ
ーラトランジスタやIGBTなどより速いターン・オフ
が可能である。 5.本発明の装置は4端子デバイスであるが、正孔を注
入するための電極は正の定電圧を印加しておけばよく、
取扱いは通常の3端子デバイスとほぼ同じである。
をまとめて記載すると下記のようになる。 1.従来のMOSFETがチャネル構造として反対導電
型領域を用いているために寄生デバイスの存在を余儀な
くされたのに対し、本発明によればチャネル構造はすべ
て同一導電型領域を用いているので、ゲート電極の制御
能力に影響を及ぼすような寄生デバイスをつくらない。 2.チャネルとして、反転層より抵抗の低い蓄積層を用
いているので、チャネル抵抗が小さい。 3.従来例のIGBT(例えば図21の装置)では、主
電流経路にpn接合が直列に存在していたため、ドレイ
ン電位はこのpn接合が順バイアス状態を保つための約
0.7V以下には下げることができず、オン抵抗低減の
限界の一要因であった。これに対して本発明では、高抵
抗のn型ドレイン領域に少数キャリアを注入するための
pn接合が主電流経路には存在しないため、電圧電流特
性における電圧0V付近の電流の立ち上がりは直線的で
あり、オン抵抗は単体バイポーラトランジスタ並みに低
い。 4.ターン・オフ時に電子と正孔が速やかに流れ去るこ
とができるので、ターン・オフ時間が短い。すなわち、
電子電流は絶縁ゲートによるチャネルで制御されている
ので、ゲート電位の変化とともに、電子電流は速やかに
遮断され、デバイス内に残った電子も速やかにドレイン
電極に流れ去ることができる。また、正孔はp型領域の
他、ドレイン領域と直接に接するショットキー接合を介
してソース電極へ流れることができる。よって、バイポ
ーラトランジスタやIGBTなどより速いターン・オフ
が可能である。 5.本発明の装置は4端子デバイスであるが、正孔を注
入するための電極は正の定電圧を印加しておけばよく、
取扱いは通常の3端子デバイスとほぼ同じである。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したごとく本発明において
は、チャネル領域としてポテンシャルを外力によって強
制的に引き上げたn型領域を用いるように構成したこと
により、1.ゲート電極の制御能力に影響を及ぼすよう
な寄生デバイスができない、2.チャネル抵抗が小さ
い、3.オン抵抗が単体バイポーラトランジスタ並みに
低い、4.ターン・オフ時間が短い、5.取扱いは通常
の3端子デバイスとほぼ同じである、等の多くの優れた
効果が得られる。
は、チャネル領域としてポテンシャルを外力によって強
制的に引き上げたn型領域を用いるように構成したこと
により、1.ゲート電極の制御能力に影響を及ぼすよう
な寄生デバイスができない、2.チャネル抵抗が小さ
い、3.オン抵抗が単体バイポーラトランジスタ並みに
低い、4.ターン・オフ時間が短い、5.取扱いは通常
の3端子デバイスとほぼ同じである、等の多くの優れた
効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施例の素子構造を示す断面
図。
図。
【図2】本発明の第2の実施例の素子構造を示す断面
図。
図。
【図3】本発明の第3の実施例の素子構造を示す断面
図。
図。
【図4】本発明の第4の実施例の素子構造を示す断面
図。
図。
【図5】従来のnチャネルMOSのチャネル領域の遮断
状態を説明するためのエネルギーバンド図。
状態を説明するためのエネルギーバンド図。
【図6】従来のnチャネルMOSのチャネル領域の導通
状態を説明するためのエネルギーバンド図。
状態を説明するためのエネルギーバンド図。
【図7】本発明の素子におけるチャネル領域の遮断状態
を説明するためのエネルギーバンド図。
を説明するためのエネルギーバンド図。
【図8】本発明の素子におけるチャネル領域の導通状態
を説明するためのエネルギーバンド図。
を説明するためのエネルギーバンド図。
【図9】本発明の素子におけるチャネル領域の満たすべ
き条件を説明するためのエネルギーバンド図。
き条件を説明するためのエネルギーバンド図。
【図10】本発明の素子におけるチャネル領域の満たす
べき条件を説明するためのエネルギーバンド図。
べき条件を説明するためのエネルギーバンド図。
【図11】本発明の素子におけるチャネル領域の満たす
べき条件を説明するためのエネルギーバンド図。
べき条件を説明するためのエネルギーバンド図。
【図12】本発明の素子の製造工程の1を示す断面図。
【図13】本発明の素子の製造工程の2を示す断面図。
【図14】本発明の素子の製造工程の3を示す断面図。
【図15】本発明の素子の製造工程の4を示す断面図。
【図16】本発明の素子の製造工程の5を示す断面図。
【図17】本発明の素子の製造工程の6を示す断面図。
【図18】本発明の素子の表面構造の一実施例を示す平
面図。
面図。
【図19】本発明の素子の表面構造の他の一実施例を示
す平面図。
す平面図。
【図20】本発明の素子の表面構造の他の一実施例を示
す平面図。
す平面図。
【図21】従来例の素子構造を示す断面図。
L…チャネル長 H…チャネル厚み 1…n型ドレイン領域 2…n+型ソース領域 3…ゲート絶縁膜 4…ゲート電極 5…層間絶縁膜 6…絶縁ゲート 7…ソース電極 8…ショットキー接合 9…マスク材 10…p型領域 11…pn接合 12…注入電極 13…n+基板領域 14…ドレイン電極 15…p型ベース領域 16…コンタクトp+領域 18…p型アノード領域 19…絶縁電極 100…チャネル領域 200…マスク材 222…マスク材
Claims (1)
- 【請求項1】ドレイン領域となる第1導電型の半導体基
体の一主面に接して形成された、表面を絶縁膜で被覆さ
れたゲート電極からなる絶縁ゲートを有し、 上記ドレイン領域と上記絶縁ゲートに接して形成された
第1導電型のチャネル領域を有し、 上記絶縁ゲートと上記チャネル領域とに接して上記ドレ
イン領域に接しないように形成された第1導電型のソー
ス領域を有し、 上記ソース領域とオーミックコンタクトし、かつ、チャ
ネル領域およびドレイン領域とはショットキー接合を形
成する金属からなるソース電極を有し、 上記ドレイン領域に接し、上記絶縁ゲートに接するかも
しくは近傍であって、かつ上記ソース領域ならびに上記
ソース電極とは接しないように形成された第2導電型領
域を有し、 上記第2導電型領域は上記ソース電極とは独立の別電極
とオーミックコンタクトし、 かつ、上記ゲート電極は、金属もしくは高濃度の第2導
電型の半導体からなるものである、 ことを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6488292A JPH05267674A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6488292A JPH05267674A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05267674A true JPH05267674A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=13270927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6488292A Pending JPH05267674A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05267674A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006073971A (ja) * | 2004-08-04 | 2006-03-16 | Sanken Electric Co Ltd | 半導体素子及び半導体素子の製造方法 |
| JP2008536316A (ja) * | 2005-04-06 | 2008-09-04 | フェアチャイルド・セミコンダクター・コーポレーション | トレンチゲート電界効果トランジスタおよびその形成方法 |
| JP2010045144A (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-25 | Hitachi Ltd | 半導体装置及びそれを用いた電力変換装置 |
| JP2012049562A (ja) * | 2011-11-04 | 2012-03-08 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置 |
| WO2025011663A1 (zh) * | 2023-07-10 | 2025-01-16 | 广州华瑞升阳投资有限公司 | 场效应晶体管、沟槽mos型二极管及绝缘栅双极型晶体管 |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP6488292A patent/JPH05267674A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2025011663A1 (zh) * | 2023-07-10 | 2025-01-16 | 广州华瑞升阳投资有限公司 | 场效应晶体管、沟槽mos型二极管及绝缘栅双极型晶体管 |
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