JPH05269414A - 塗装ブースの排気処理装置 - Google Patents

塗装ブースの排気処理装置

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JPH05269414A
JPH05269414A JP4100721A JP10072192A JPH05269414A JP H05269414 A JPH05269414 A JP H05269414A JP 4100721 A JP4100721 A JP 4100721A JP 10072192 A JP10072192 A JP 10072192A JP H05269414 A JPH05269414 A JP H05269414A
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JP
Japan
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air
solvent
rotor
circuit
coating booth
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JP4100721A
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English (en)
Inventor
Joji Ito
錠二 伊藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗装ブース内の空気の置換を短時間に行うこ
と。 【構成】 塗装ブース1、溶剤吸着ロータ19、空気調和
器12により閉循環回路を形成し、かつ、溶剤吸着ロータ
19で吸着除去した溶剤を加熱空気で脱着しこの加熱空気
を燃焼装置28に導いて脱着した溶剤を燃焼した後に加熱
空気を大気中に放出する放出回路を形成し、この閉循環
回路に設けた溶剤吸着ロータ19と空気調和器12との間に
ダンパ21を設け、このダンパ21と溶剤吸着ロータ19との
間から分岐して空気を放出するためのパージダクト22を
設ける。そして、空気置換時にダンパ21を閉め、かつ、
パージダクト22を解放することにより、閉循環回路を開
回路に切り替えることができる。これにより、少なくと
も塗装時における通常運転時の空気量以上の空気を塗装
ブース内に供給して短時間に塗装ブース内を外気に置換
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は閉循環回路方式の塗装ブ
ースの排気処理装置に係り、閉循環回路方式の利点をそ
のまま維持して塗装ブース内の空気の置換を短時間に行
えるようにした塗装ブースの排気処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】塗装ブースの排気処理装置は大別して閉
循環回路方式と開回路方式の二種類がある。開回路方式
の一例として例えば特開昭63ー88076号公報に開示されて
いるように、フィルタを通して外気を再生加熱器に導い
て空気を昇温し、ロータ型の除湿器にこの空気を導いて
水分を吸収し、続いてこの空気を空気調和器の加熱器お
よび加湿器に導いて空調装置に吸引された空気の温度と
湿度を調節して塗装ブース内に導き、塗装ブース内で仕
事を終えた空気がベンチュリを通過する際に空気中に含
まれている塗料ミストを除去して排気空気として排出
し、この排気空気をロータ型の除湿器に導いて排気空気
中に含まれている水分を除去し、排気空気中に含まれて
いる溶剤を活性炭脱臭装置で処理して清浄な空気として
大気中に放出するようにしている。
【0003】これに対して閉循環回路方式は上記開回路
方式で大気中に放出される排気空気をリサイクルするよ
うにしたものであり、このように排気空気をリサイクル
することにより、このリサイクルされる空気中に蓄積さ
れる溶剤の含有量を一定の量に調節するためにリサイク
ルしている空気から少量の空気を排気しこの排気した分
だけ新鮮な空気を取り入れてリサイクルしている空気の
量を維持するとともにリサイクルしている空気中の溶剤
の含有濃度を調整し、排気される空気の量を少なくして
排気処理装置を小型化するとともに、排気空気の保有熱
を有効に利用して省エネルギ化を図るようにしている。
したがって閉循環回路方式はこの点に関し開回路方式に
比べて利点がある。
【0004】次に、自動車の塗装には沸点が80℃前後で
ある低沸点溶剤から沸点が 200℃前後である高沸点溶剤
までの多種類の有機溶剤が使用される。したがって、塗
装ブースから排出される排気ガス中には上記低沸点溶剤
から高沸点溶剤までの各種溶剤が混在した状態で含まれ
ており、公害問題の観点から塗装ブースの排気処理はこ
れら低沸点から高沸点にまで至る各種有機溶剤のすべて
を除去しなければならない。
【0005】一方において、メンテナンス作業や設備の
トラブルにより作業者が塗装ブース内に入室しなければ
ならないことがある。このように作業者が塗装ブース内
に入室して作業する場合に、閉循環回路方式では溶剤を
多量に含んだ塗装ブース内の空気と外気との置換を行っ
て作業者の入室を可能にしなければならない。そして、
作業者の総合的な作業時間を短縮して塗装ブースの稼働
率を上げるために塗装ブース内の空気の置換を短時間に
行うことが要求される。したがって、塗装ブースの排気
処理装置としては有機溶剤のすべてを除去して公害問題
を解消する機能と塗装ブース内の空気の置換を短時間に
行って稼働率を向上する二つの機能が要求される。
【0006】さて、閉回路方式を採用した塗装ブースの
排気処理装置の従来例を図4(METAL FINISHING MAY 19
88 頁54 FIG 4)に示して説明すると、この排気処理
装置は空気室38から自動塗装室39に温度と湿度を調節し
た空気を供給し、自動塗装室39で仕事を終えた空気は送
風機40により湿式静電凝結器41に導かれて空気中に含ま
れている溶剤を除去した後に除湿器42にて湿度と温度が
調節され、再び空気室38に導くようにして閉回路を構成
している。そして、湿式静電凝結器41と除湿器42との間
から空気放出回路43を分岐し、この空気放出回路43に燃
焼装置45を設け、前記循環している空気量の10%から20
%の空気を送風機44によってこの空気放出回路43内に吸
引し、この吸引した空気中に含まれている溶剤を燃焼し
て清浄な空気として大気中に放出することにより、自動
塗装室39(閉循環回路)内を循環して空気中に蓄積され
てゆく溶剤の量を減らすようにしている。また、自動塗
装ブース39用の緊急放出回路46が湿式静電凝結器41の入
口側から分岐されている。図中D1からD5はダンパであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記閉回路方式の塗装
ブースの排気処理装置において、自動塗装ブース39内の
空気の置換は次のようにして行なうことになる。すなわ
ち、自動塗装室39内の空気には多量の溶剤が含まれてい
るので公害問題の関係から緊急放出回路46を通して直接
に大気放出することはできない。したがって、どうして
も湿式静電凝結器41で溶剤を除去し、清浄な空気にして
からでないと放出することができない。
【0008】そこで、この閉回路方式の場合にはダンパ
D5を閉めダンパD1からD4を開いて送風機40および44を駆
動し、ダンパD1から外気を吸入し空気室38、自動塗装室
39内の溶剤を多量に含んだ空気を追い出しながら置換
し、湿式静電凝結器41で溶剤を除去し、更に残余の溶剤
は焼却器45で焼却して大気中に放出するようになる。
【0009】しかしながら、空気放出回路43は稼働時に
おいて自動塗装室39内を循環している空気量の10%から
20%の空気を処理するように送風機43および焼却装置45
が選定されていてこれ以上の空気量を処理することがで
きないので、ダンパD1から吸引される空気の量もこれに
相当する空気量になり、少ない空気量で自動塗装室39内
にある大量の空気を置換するのに時間がかかり排気処理
装置の稼働効率が低下するという不具合がある。
【0010】また、湿式静電凝結器41は稼働時に循環す
る空気の条件、すなわち塗装作業条件に適した空気の温
度と湿度、空気量と流速などの条件設定により最大の効
率が得られるように計画されているので、少量で、か
つ、温度および湿度が調整されていない自動塗装室39内
の空気置換時の空気条件が上記稼働時における空気条件
と異なる場合に、湿式静電凝結器41の効率(例えば溶剤
の除去効率)が低下する。これにより焼却装置45の負荷
が増大して溶剤を含んだまま大気中に放出される虞れが
あるという問題がある。また、これを防止するためにヒ
ートリカバリ装置46を特別に設置する必要があり設備費
がかさむという問題がある。
【0011】本発明は閉循環回路方式の利点をそのまま
維持して塗装ブース内の空気の置換を短時間に行えるよ
うにした塗装ブースの排気処理装置を提供するものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る手段は、塗装ブースから排気される溶剤
を含んだ空気を溶剤吸着ロータに通して溶剤を吸着除去
した後に、この空気を空気調和器に導いてこの空気の温
度と湿度を調整し、再び塗装ブースに再循環させる閉循
環回路と、前記溶剤吸着ロータで吸着除去した溶剤を加
熱空気で脱着しこの加熱空気を燃焼装置に導いて脱着し
た溶剤を燃焼した後に加熱空気を大気中に放出する放出
回路とを設け、前記閉循環回路に設けた溶剤吸着ロータ
と空気調和器との間にダンパを設け、該ダンパと溶剤吸
着ロータとの間に空気を放出するためのパージ回路を分
岐したことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】本発明はこのように構成したので次の通りの作
用がある。すなわち、塗装作業をしている通常の排気処
理装置の運転においては、塗装ブースから排気される溶
剤を含んだ空気を溶剤吸着ロータに通して溶剤を吸着除
去した後に、この空気を空気調和器に導いてこの空気の
温度と湿度を調整し、再び塗装ブースに再循環させる閉
循環回路を設けているので、この閉循環回路により塗装
ブース内の塗装に適した雰囲気条件を満たすことが可能
になり、かつ、溶剤吸着ロータで除去した溶剤を加熱空
気で脱着しこの加熱空気を燃焼装置に導いて脱着した溶
剤を燃焼した後に加熱空気を大気中に放出する放出回路
を設けているので、この放出回路により溶剤吸着ロータ
の吸着性能を維持するとともに、上記閉循環回路内を流
れている空気に含まれている溶剤の蓄積量を一定に保持
しながら清浄な空気として大気中に放出することが可能
になる。
【0014】次に、作業者が塗装ブース内に入室するに
際して塗装ブース内の空気を外気と置換する場合には、
前記閉循環回路に設けた溶剤吸着ロータと空気調和器と
の間にダンパを設け、このダンパと溶剤吸着ロータとの
間から分岐して空気を放出するためのパージ回路を設け
たので、このダンパを閉め、かつ、パージ回路を解放す
ることにより、閉循環回路を開回路に切り替えることが
可能になり、少なくとも塗装時における通常運転時の新
鮮空気量以上の空気を塗装ブース内に供給することがで
き短時間に塗装ブース内の空気を外気と置換することが
可能になる。そして、溶剤除去装置として溶剤吸着ロー
タを採用しているので、この溶剤吸着ロータの回転数制
御により空気の処理能力の調整が可能になり、大量の空
気を利用して塗装ブース内の空気を置換しても溶剤吸着
ロータによって空気中に含まれている溶剤の除去をする
ことができ塗装ブース内の空気の置換を短時間に行なう
ことが可能になる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。本実施例をフロー系統図で示した図1に
おいて、塗装ブース1内はフィルタ5とスノコ6により
仕切られてその内部に上方から順に給気室2、塗装室3
および排気室4が形成されており、スノコ6の上には自
動塗装機7と被塗装物を搬送するコンベヤ8が設置さ
れ、排気室4にはスクラバ9が設けられている。
【0016】給気室2には送風機11と空気調和器12がダ
クト10により接続され、空気調和器12にダンパ13を介し
て接続された空気取り入れ口14から取り入れられた外気
は、空気調和器12により温度と湿度とが調整されて給気
室2に供給されるようになっており、一方排気室4から
排気された空気はドライフィルタ16、加熱器17、活性炭
フィルタ18、活性炭ロータ19の吸着ゾーン19a を経て空
気調和器12へとリサイクルするように閉循環回路が形成
されている。20は循環送風機である。
【0017】この閉循環回路の空気調和器12と活性炭ロ
ータ19との間にダンパ21を設けこのダンパ21と活性炭ロ
ータ19との間からパージダクト22を分岐し、このパージ
ダクト22にダンパ24が設けられている。本実施例の場合
は循環送風機20と空気調和器12との間にダンパ21を設
け、このダンパ21と循環送風機20との間からパージダク
ト22を分岐している。
【0018】循環送風機20の吐出側から再生空気用ダク
ト29を分岐し加熱器30、活性炭ロータ19の脱着ゾーン19
b 、燃焼器28を経て大気に放出する放出回路が形成され
ている。27は送風機である。また、活性炭ロータ19の脱
着ゾーン19b をバイパスするように循環送風機20の吐出
側と放出回路の送風機27の吸い込み側とを接続するよう
にダンパ26を設けた排気捕集ダクト23が設けられてい
る。
【0019】次に、図3を用いて活性炭ロータ19を説明
すると、この活性炭ロータ19は活性炭素繊維で形成され
た吸着素子33をロータ状に巻いたいわゆる円盤型吸着ロ
ータを用い、この円盤型ロータをゆっくりと回転させな
がら、一方において、有機溶剤を含む原ガス34が吸着素
子33内を35へと通過する間に(吸着ゾーン側通過)、原
ガス34内に含まれている有機溶剤を吸着素子33に吸着さ
せて清浄な空気として排出させるとともに、他方におい
て、所定の温度に昇温した脱着用加熱空気36を吸着素子
33の前記原ガス34の通過部分とは異なる部分(脱着ゾー
ン側)に通させることにより、吸着素子33に吸着されて
いる有機溶剤が脱着されて脱着用加熱空気37とともに吸
着素子33から排出させ、これにより吸着素子33の吸着能
力を回復するようにしたもので、このようにして、吸着
と脱着とを並行して行うことにより、塗装ブース1の排
気室4から排出される排気の処理が連続的に行われるよ
うになっている。
【0020】このように構成した本実施例の作用につい
て次に説明する。先ず、塗装作業をしている通常の排気
処理装置の運転は次の通り行われる。この通常の運転時
にあってはダンパ13、24および26を閉めダンパ21を開く
ことにより閉循環回路が形成される。そして、空気調和
器12により温度と湿度が調整された空気が送風機11によ
り給気室2に供給され、フィルタ5によって空気中に含
まれている塵埃などが除去されて塗装室3の上から塗装
室3の全域にわたって均一に流下し、塗装室3内が所定
の塗装に適した条件の雰囲気に維持される。そして、塗
装室3内において、コンベヤ8により搬送されて移動し
ている被塗装物Wは自動塗装機7によって塗装される。
【0021】このようにして、自動塗装機7によって塗
装しているときに蒸発した溶剤と被塗装物に付着しなか
った塗料ミストは塗装室3内を流下している空気ととも
にスノコ6を通過して排気室4へと流入し、塗料ミスト
の大部分はスクラバ9により除去され、蒸発した溶剤と
残余の微細な塗料ミストを含んだ空気は排気室4から排
出される。
【0022】このようにして排出された排出空気がドラ
イフィルタ16を通過する時に、スクラバ9で除去されな
かった微細なミストが先ず完全に除去され、続いて加熱
器17を通過することにより排出空気が昇温されて排出空
気の相対湿度(一例を示せば60%以下)が調整されて次
の活性炭フィルタ18および活性炭ロータ19に対する水分
の影響を少なくした後に、活性炭フィルタ18で経時的な
溶剤濃度の平均化を行うとともに次の活性炭ロータ19の
吸着性能を阻害する物質を除去し、続いて活性炭ロータ
19の吸着ゾーン19a を通過する間に排出空気中に含まれ
ている溶剤が吸着除去される。この溶剤の吸着除去にお
いて、通常の場合には吸着され易い沸点が 100℃以上の
高沸点溶剤が主に吸着除去され、吸着され難い沸点が 1
00℃以下の低沸点溶剤はほとんど吸着除去されない。
【0023】このようにして、高沸点溶剤が吸着除去さ
れ低沸点溶剤を含んだ循環空気は循環送風機20により空
気調和器12にリサイクルされる。そして、空気調和器12
に入る前にこの循環している循環空気の一部の空気(略
10%)を送風機27にて再生空気用ダクト29に吸引し、加
熱器30で所定の温度(略 130℃)に昇温して再生用空気
とした後に活性炭ロータ19の脱着ゾーン19b を通過さ
せ、この通過時に吸着ゾーン19a で吸着した溶剤を脱着
せしめ活性炭ロータ19の吸着ゾーン19a の吸着性能を復
活させ、この脱着した溶剤を燃焼器28で燃焼して清浄な
空気として大気中に放出する。
【0024】この放出により循環する空気量が再生用空
気量分だけ少なくなるので、ダンパ13の開度を調節し外
気取り入れ口14から外気を取り入れて補充すると同時
に、この新鮮な外気の補充により溶剤の含有割合を低下
させる。また、脱着ゾーン19bでの高沸点溶剤の脱着量
が多過ぎて燃焼器28で完全に燃焼できず未燃焼のままの
高沸点溶剤が大気中に放出されると公害問題の観点から
好ましくないので、ダンパ26の開度を調節して再生用空
気量を少なくし、脱着する量を少なくして燃焼器28での
高沸点溶剤の完全燃焼を図るようにしてる。このように
して塗装時における通常の運転において排気処理装置は
閉循環回路方式により運転される。
【0025】ここで溶剤の一例を示せば、低沸点溶剤と
してはメタノール、エタノール、酢酸エチル、イソプロ
ピルアルコール、nープロピルアルコール、メチルエチ
ルケトン等であり、高沸点溶剤としては、nーブチルア
ルコール、イソブチルアルコール、メチルイソブチルケ
トン、酢酸ブチル、オキソヘキシルアセテート、トルエ
ン、キシレン、ソルベッソー100 、ソルベッソー150 、
ソルベントナフサ、セロソルブ、カルビトール等であ
る。そして、一例を示せば排出空気中の溶剤の約50%が
高沸点溶剤で活性炭ロータ19は全炭素計で約75%の溶剤
を吸着除去する。この時の活性炭ロータ19の回転数は毎
時一回となっており、この回転数の制御は活性炭ロータ
19をモータ31とベルト32を介して回転させることにより
行われる。
【0026】次に、補修作業や設備のトラブル等で作業
者が塗装室3に入室する場合の塗装ブース1内の空気の
置換について説明する。塗装ブース1内の空気の置換を
行う場合の回路設定の条件としてダンパ13と24を全開に
し、ダンパ21と26を全閉にする。これにより閉循環回路
はダンパ21によって一部遮断されるので、この閉循環回
路は空気取り入れ口14から、空気調和器12、塗装ブース
1の給気室2、塗装室3、排気室4、ドライフィルタ1
6、加熱器17、活性炭フィルタ18、活性炭ロータ19の吸
着ゾーン19a 、循環送風機20、ダンパ24に至る開回路を
形成し、かつ、再生空気用ダクト29から、加熱器30、活
性炭ロータ19の脱着ゾーン19b 、送風機27および燃焼器
28に至る放出回路を形成する。
【0027】このようにして、ダンパ21により閉循環回
路を開回路に切り替えた後に送風機11、循環送風機20お
よび送風機27を駆動する。あるいはこれら送風機を駆動
している通常の運転状態から上記ダンパの開度条件を整
えることにより、閉循環回路を開回路に切り替えること
も可能である。
【0028】これにより、空気取り入れ口14から吸引さ
れた外気は空気調和器12(この場合には運転を停止して
おく)を経由して、塗装ブース1の給気室2から塗装室
3内に入り、塗装室3内に充満している溶剤および塗料
ミストを含んだ塗装時の空気は空気取り入れ口14から吸
引された新鮮な外気により押し出されるようにして置換
される。そして押し出された空気は排気室4に流入し塗
料ミストはスクラバ9にて除去され、更に残余の塗料ミ
ストはドライフィルタ16で除去され、加熱器17により空
気の相対湿度が調整され、活性炭フィルタ18で経時的な
溶剤濃度の平均化および阻害物質の除去が行われ、活性
炭ロータ19の吸着ゾーン19a で溶剤を吸着除去した後に
パージダクト22から略90%の空気が大気中に放出され
る。一方において、再生空気用ダクト29から一部の空気
を吸引し、加熱器30で昇温(約 150℃)して再生用空気
として活性炭ロータ19の脱着ゾーン19b に導いて脱着す
ることにより吸着ゾーン19a の吸着能力が復活され、脱
着した溶剤を燃焼器28で完全燃焼して略10%の空気が大
気中に放出される。
【0029】ここで上記塗装ブース1内の空気の置換時
には自動塗装機7が停止されるので、自動塗装機7が停
止された後に活性炭ロータ19の吸着ゾーン19a を通過し
た循環空気には吸着され難い低沸点溶剤が主に含まれて
いることになる。そのために、塗装ブース1内の空気を
置換するときの活性炭ロータ19の吸着ゾーン19a で吸着
される溶剤は低沸点溶剤が主体となる。この低沸点溶剤
は吸着ゾーン19a で吸着され難い反面脱着されやすい性
質を有するので、脱着ゾーン19b での脱着が活発に行わ
れ、その結果吸着ゾーン19a の高い吸着性能の維持が可
能になる。
【0030】したがって、活性炭ロータ19の回転数を速
くして吸着能力のレベルを高くすることができるので、
大量の空気の処理が可能になる。一例を示せば、再生空
気の温度を 150℃にし活性炭ロータ19の回転数を毎時4
回転にした時に全炭化水素計で約90%以上の溶剤を吸着
除去することができる。また、このように再生空気温度
を高くすることができるのは低沸点溶剤は分子量が小さ
く、かつ、過熱された再生空気によって低沸点溶剤が熱
変質しても活性炭ロータ19の活性炭からなるロータに残
り難いという性質を有するからである。そして、この低
沸点溶剤の性質を利用して再生空気温度を高くすること
により、活性炭ロータ19での脱着速度がより速くなるの
で、活性炭ロータ19の吸着ゾーン19a での吸着能力を更
に高いレベルに保つことができ、更に大量の空気の処理
が可能になる。また、再生空気には低沸点溶剤が蒸発し
た状態で含まれているので燃焼し易くなり、燃焼室28を
小型化することが可能である。
【0031】このようにダンパ21とパージダクト22およ
びダンパ24により形成されるパージ回路とにより閉循環
回路を開回路に切り替えることができるので、塗装ブー
ス1内の全量の空気を放出しながらこの放出空気量に略
等しい大量の新鮮な外気(一例を示せば通常の塗装時に
供給される新鮮な空気の略10倍)を取り入れることが可
能になり、かつ、活性炭ロータ19の回転数を速くして吸
着能力レベルを高くし大量の空気の処理が可能になる
(一例を示せば全炭化水素計で略90%の除去ができ
る)。これにより、塗装時には閉循環回路の利点を生か
した排気処理が可能になり、置換時には開回路への切り
替えと溶剤吸着ロータ19の吸着能力のレベルを高くする
という二つの条件の相乗作用により、塗装ブース1内の
空気の置換を短時間にすることが可能になる。なお以上
の説明は活性炭ロータ19を使用した場合を説明したがこ
れに代えてゼオライトロータを使用してもこの作用は同
じである。
【0032】また、通常の塗装時には吸着し易い高沸点
溶剤を活性炭ロータ19の回転速度を遅くして吸着ゾーン
19a で吸着除去し、吸着し難い低沸点溶剤を放出回路の
燃焼器28で処理し、一方塗装ブース1内の空気の置換時
には吸着され難い低沸点溶剤を活性炭ロータ19の回転速
度を速くして吸着ゾーン19a での吸着レベルを高くし吸
着除去するというように運転の条件に合わせて活性炭ロ
ータ19の回転数制御をして吸着能力を調整することがで
きるので、活性炭ロータ19を小型化(略半分)すること
が可能になり、かつ、吸着能力が低下したような場合に
はその回転数を制御して対処することができるので、処
理空気条件の自由度が高くなり、更に使用期間の延長を
図ることが可能になる。
【0033】次に、図2に示す第二実施例について図1
に示す第一実施例と相違する点はパージダクト22の空気
出口部に活性炭フィルタ25を設けたことであり、その他
の部分については同一部分に同一符号を付してその説明
は省略する。そして、作用については塗装ブース1内の
空気置換時において、活性炭ロータ19の吸着ゾーン19a
で除去できなかった残余の溶剤を最終的にこの活性炭フ
ィルタ25で除去し、完全に清浄な空気として大気中に放
出するようにしたものである。その他の作用については
図1に示した第一実施例と同一であるのでその説明は省
略する。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、塗装
ブースから排気される溶剤を含んだ空気を溶剤吸着ロー
タに通して溶剤を吸着除去した後に、この空気を空気調
和器に導いてこの空気の温度と湿度を調整し、再び塗装
ブースに再循環させる閉循環回路を設けているので、こ
の閉循環回路により塗装ブース内の塗装に適した雰囲気
条件を満たすことができ、かつ、溶剤吸着ロータで除去
した溶剤を加熱空気で脱着しこの加熱空気を燃焼装置に
導いて脱着した溶剤を燃焼した後に加熱空気を大気中に
放出する放出回路を設けているので、この放出回路によ
り溶剤吸着ロータの吸着性能を維持することができると
ともに、上記閉循環回路内を流れている空気に含まれて
いる溶剤の蓄積量を一定に保持しながら清浄な空気とし
て大気中に放出することができる。これにより、閉循環
回路の利点を生かした塗装時における通常の排気処理装
置の運転をすることができる。
【0035】また、閉循環回路に設けた溶剤吸着ロータ
と空気調和器との間にダンパを設け、このダンパと溶剤
吸着ロータとの間から分岐して空気を放出するためのパ
ージ回路を設けたので、このダンパを閉め、かつ、パー
ジ回路を解放することにより、閉循環回路を開回路に切
り替えることができ、少なくとも塗装時における通常運
転時の空気量以上の空気を塗装ブース内に供給して短時
間に塗装ブース内を外気に置換することができる。そし
て、溶剤除去装置として溶剤吸着ロータを採用している
ので、この溶剤吸着ロータの回転数制御により空気の処
理能力の調整をすることができ、大量の空気を利用して
塗装ブース内の空気を置換しても溶剤吸着ロータによっ
て空気中に含まれている溶剤の除去をすることができ塗
装ブース内の空気の置換を短時間に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフロー系統図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すフロー系統図であ
る。
【図3】図1および図2における活性炭ロータの斜視図
である。
【図4】従来例のフロー系統図である。
【符合の説明】
1 塗装ブース 2 給気室 3 塗装室 4 排気室 11 送風機 12 空気調和器 13 ダンパ 14 空気取り入れ口 16 ドライフィルタ 17 加熱器 18 活性炭フィルタ 19 活性炭ロータ 19a 吸着ゾーン 19b 脱着ゾーン 20 循環送風機 21 ダンパ 22 パージダクト 24 ダンパ 25 活性炭フィルタ 26 ダンパ 27 送風機 28 燃焼器 29 再生空気用ダクト 30 加熱器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装ブースから排気される溶剤を含んだ
    空気を溶剤吸着ロータに通して溶剤を吸着除去した後
    に、この空気を空気調和器に導いてこの空気の温度と湿
    度を調整し、再び塗装ブースに再循環させる閉循環回路
    と、前記溶剤吸着ロータで吸着除去した溶剤を加熱空気
    で脱着しこの加熱空気を燃焼装置に導いて脱着した溶剤
    を燃焼した後に加熱空気を大気中に放出する放出回路と
    を設け、前記閉循環回路に設けた溶剤吸着ロータと空気
    調和器との間にダンパを設け、該ダンパと溶剤吸着ロー
    タとの間に空気を放出するためのパージ回路を分岐した
    ことを特徴とする塗装ブースの排気処理装置。
JP4100721A 1992-03-26 1992-03-26 塗装ブースの排気処理装置 Pending JPH05269414A (ja)

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