JPH05269452A - シート状物用除塵装置 - Google Patents
シート状物用除塵装置Info
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- JPH05269452A JPH05269452A JP9604392A JP9604392A JPH05269452A JP H05269452 A JPH05269452 A JP H05269452A JP 9604392 A JP9604392 A JP 9604392A JP 9604392 A JP9604392 A JP 9604392A JP H05269452 A JPH05269452 A JP H05269452A
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- nozzle
- dust
- air
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ノズルからの噴出エアを効果的にシート状物
表面に衝突させて付着塵埃を効率よく浮遊させ、浮遊し
た塵埃を外部に洩らすことなくサクションボックス内に
吸引する。 【構成】 ノズル15とサクションボックス16とを有
し、ノズル15のエア噴出角度をシート状物面に対し6
5度以下、ノズル15とサクションボックス開口部17
との距離を30mm以上、ノズル15に隣接したシート
状物と併行な面を、ノズル上流側に15mm以上、下流
側に5mm以上延設したシート状物用除塵装置。
表面に衝突させて付着塵埃を効率よく浮遊させ、浮遊し
た塵埃を外部に洩らすことなくサクションボックス内に
吸引する。 【構成】 ノズル15とサクションボックス16とを有
し、ノズル15のエア噴出角度をシート状物面に対し6
5度以下、ノズル15とサクションボックス開口部17
との距離を30mm以上、ノズル15に隣接したシート
状物と併行な面を、ノズル上流側に15mm以上、下流
側に5mm以上延設したシート状物用除塵装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フイルム、紙等のシー
ト状物の製造装置若しくは加工装置に適用され、走行中
のシート状物からシート状物表面に付着した塵埃を除去
する除塵装置に関する。
ト状物の製造装置若しくは加工装置に適用され、走行中
のシート状物からシート状物表面に付着した塵埃を除去
する除塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フイルム等のシート状物の製造装置若し
くは加工装置においては、走行中のシート状物の表面に
付着した塵埃(たとえばスリット工程におけるシート状
物切断粉)を除去する除塵装置が設けられることがあ
る。走行中のシート状物表面からの除塵であるから、非
接触方式であることが望ましく、従来から、シート状物
表面に向けて高速でエアを噴出し、シート状物表面に付
着した塵埃を噴出エアで浮遊させ、噴出エアとともに浮
遊塵埃を吸引除去する除塵装置が知られている(たとえ
ば特開昭58−159883号公報、特開平1−284
376号公報)。
くは加工装置においては、走行中のシート状物の表面に
付着した塵埃(たとえばスリット工程におけるシート状
物切断粉)を除去する除塵装置が設けられることがあ
る。走行中のシート状物表面からの除塵であるから、非
接触方式であることが望ましく、従来から、シート状物
表面に向けて高速でエアを噴出し、シート状物表面に付
着した塵埃を噴出エアで浮遊させ、噴出エアとともに浮
遊塵埃を吸引除去する除塵装置が知られている(たとえ
ば特開昭58−159883号公報、特開平1−284
376号公報)。
【0003】このような従来の除塵装置は、たとえば図
2に示すように構成されている。図示例では、除塵装置
1は、シート状物2を搬送するガイドロール3上に、搬
送されるシート状物2に対し間隔をもたせて配設されて
いる。除塵装置1には、シート状物2の走行方向に対向
する方向に高速でエアを噴出するノズル4と、エアを吸
引するサクションボックス5とが設けられている。ノズ
ル4からの噴出エアはシート状物2の表面にぶつけら
れ、シート状物2表面に付着した塵埃が浮遊される。浮
遊された塵埃は、噴出エアとともにサクションボックス
5に吸引され、シート状物2の表面から除去される。こ
れによって、製品シート状物への異物の混入が防止され
るようになっている。
2に示すように構成されている。図示例では、除塵装置
1は、シート状物2を搬送するガイドロール3上に、搬
送されるシート状物2に対し間隔をもたせて配設されて
いる。除塵装置1には、シート状物2の走行方向に対向
する方向に高速でエアを噴出するノズル4と、エアを吸
引するサクションボックス5とが設けられている。ノズ
ル4からの噴出エアはシート状物2の表面にぶつけら
れ、シート状物2表面に付着した塵埃が浮遊される。浮
遊された塵埃は、噴出エアとともにサクションボックス
5に吸引され、シート状物2の表面から除去される。こ
れによって、製品シート状物への異物の混入が防止され
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来装置
において、シート状物2の表面から浮遊された塵埃が、
噴出エアとともに除塵装置1とシート状物2との間から
外部に洩れてしまうと、浮遊塵埃が再びシート状物2の
表面に付着するおそれがある。したがって、一旦浮遊さ
せた塵埃は、極力(望ましくはその全部を)、サクショ
ンボックス5に吸引させることが望ましい。このために
は、サクションボックス5内の負圧を大きくし、ノズル
4からの噴出エア吸引に加え、除塵装置1とシート状物
2との間を通して大気中のエアを若干吸い込む程度にす
ることが好ましい。
において、シート状物2の表面から浮遊された塵埃が、
噴出エアとともに除塵装置1とシート状物2との間から
外部に洩れてしまうと、浮遊塵埃が再びシート状物2の
表面に付着するおそれがある。したがって、一旦浮遊さ
せた塵埃は、極力(望ましくはその全部を)、サクショ
ンボックス5に吸引させることが望ましい。このために
は、サクションボックス5内の負圧を大きくし、ノズル
4からの噴出エア吸引に加え、除塵装置1とシート状物
2との間を通して大気中のエアを若干吸い込む程度にす
ることが好ましい。
【0005】しかし、ノズル4からのエア噴出とサクシ
ョンボックス5によるエア吸引(負圧)との関係を、上
記のような関係に設定すると、ノズル4からの噴出エア
のシート状物2表面に衝突する速度が低下してしまい、
シート状物表面から塵埃を浮遊させる能力が低下する。
極端な場合、ノズル4からの噴出エアが全くシート状物
2表面に衝突せず、短絡して直接サクションボックス5
に吸引されてしまい、塵埃浮遊効果がでないこともあ
る。このような場合、やむを得ずサクションボックス5
の負圧(吸引力)を下げ、ノズル4からの噴出エアの一
部が除塵装置1とシート状物2との間から外部に(たと
えばシート状物走行方向下流側に)洩れ出ることを許容
しているが、そうすると、一旦浮遊した塵埃が、たとえ
ば除塵装置1の下流側で再びシート状物2の表面に付着
し、除塵効果が著しく低下する。
ョンボックス5によるエア吸引(負圧)との関係を、上
記のような関係に設定すると、ノズル4からの噴出エア
のシート状物2表面に衝突する速度が低下してしまい、
シート状物表面から塵埃を浮遊させる能力が低下する。
極端な場合、ノズル4からの噴出エアが全くシート状物
2表面に衝突せず、短絡して直接サクションボックス5
に吸引されてしまい、塵埃浮遊効果がでないこともあ
る。このような場合、やむを得ずサクションボックス5
の負圧(吸引力)を下げ、ノズル4からの噴出エアの一
部が除塵装置1とシート状物2との間から外部に(たと
えばシート状物走行方向下流側に)洩れ出ることを許容
しているが、そうすると、一旦浮遊した塵埃が、たとえ
ば除塵装置1の下流側で再びシート状物2の表面に付着
し、除塵効果が著しく低下する。
【0006】また、ノズル4のシート状物2に対するエ
ア噴出角度を小さくすることにより、シート状物走行方
向下流側へのエア洩れを小さくできるが、単にそうする
だけでは、ノズル4からの噴出エアのシート状物2への
衝突速度が小さくなって付着塵埃を浮遊させる性能が低
下し、除塵性能が低下することになる。
ア噴出角度を小さくすることにより、シート状物走行方
向下流側へのエア洩れを小さくできるが、単にそうする
だけでは、ノズル4からの噴出エアのシート状物2への
衝突速度が小さくなって付着塵埃を浮遊させる性能が低
下し、除塵性能が低下することになる。
【0007】本発明は、このような従来装置における問
題点に着目し、ノズルからの噴出エアをより効果的にシ
ート状物表面に衝突させてシート状物表面から効率よく
付着塵埃を浮遊させるとともに、浮遊させた塵埃を外部
に洩らすことなく効率よくサクションボックス内に吸引
する、エア吹付け方式のシート状物用除塵装置を提供す
ることを目的とする。
題点に着目し、ノズルからの噴出エアをより効果的にシ
ート状物表面に衝突させてシート状物表面から効率よく
付着塵埃を浮遊させるとともに、浮遊させた塵埃を外部
に洩らすことなく効率よくサクションボックス内に吸引
する、エア吹付け方式のシート状物用除塵装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
シート状物用除塵装置は、走行中のシート状物に対し間
隔をもたせて配設され、シート状物に対向する面に、該
シート状物に向けてエアを噴出するノズルと、該シート
状物方向からエアを吸引するサクションボックスとを有
し、シート状物走行方向上流側に前記サクションボック
ス、下流側に前記ノズルを配設したシート状物用除塵装
置において、前記ノズルのエア噴出角度を、シート状物
走行方向と対向する方向にシート状物の表面に対し65
度以下の角度とし、前記ノズルと前記サクションボック
スの開口部とを、シート状物走行方向に30mm以上離
して配設し、シート状物に対向しかつシート状物の表面
に対し併行する面を、前記ノズルに隣接させて、シート
状物走行方向上流側に向けて15mm以上、下流側に向
けて5mm以上延設したものから成る。
シート状物用除塵装置は、走行中のシート状物に対し間
隔をもたせて配設され、シート状物に対向する面に、該
シート状物に向けてエアを噴出するノズルと、該シート
状物方向からエアを吸引するサクションボックスとを有
し、シート状物走行方向上流側に前記サクションボック
ス、下流側に前記ノズルを配設したシート状物用除塵装
置において、前記ノズルのエア噴出角度を、シート状物
走行方向と対向する方向にシート状物の表面に対し65
度以下の角度とし、前記ノズルと前記サクションボック
スの開口部とを、シート状物走行方向に30mm以上離
して配設し、シート状物に対向しかつシート状物の表面
に対し併行する面を、前記ノズルに隣接させて、シート
状物走行方向上流側に向けて15mm以上、下流側に向
けて5mm以上延設したものから成る。
【0009】上記除塵装置においては、ノズルの幅とサ
クションボックスの幅との関係は、とくに限定されない
が、実質的に同一幅であることが好ましい。また、前記
シート状物に対向する面に前記ノズルに隣接して、前記
シート状物走行方向の上流側、下流側にそれぞれ設けた
前記シート状物表面と併行な部分の幅は、少なくともノ
ズルの幅と同一、好ましくはノズル幅よりも大き目であ
ることが好ましい。
クションボックスの幅との関係は、とくに限定されない
が、実質的に同一幅であることが好ましい。また、前記
シート状物に対向する面に前記ノズルに隣接して、前記
シート状物走行方向の上流側、下流側にそれぞれ設けた
前記シート状物表面と併行な部分の幅は、少なくともノ
ズルの幅と同一、好ましくはノズル幅よりも大き目であ
ることが好ましい。
【0010】
【作用】このようなシート状物用除塵装置においては、
後述の各実施例の結果に示すように、実用的なエア噴出
速度範囲において、ノズルからのエア噴出角度、ノズル
のシート状物走行方向上流側および下流側のシート状物
と併行な面の大きさを最適化することにより、サクショ
ンボックスに負圧力がかかっていない状態でもノズルか
ら噴出したエアはシート状物表面に衝突した後浮遊させ
た塵埃とともに全てサクションボックス方向(シート状
物走行方向上流側)へと流れる。このため、除塵装置下
流側に噴出エア及び浮遊させた塵埃を洩らすことがなく
なる。また、ノズルとサクションボックス開口部とを一
定の距離以上離して設けることにより、サクションボッ
クスの負圧力を高めてもノズルのエア噴出部に大きな負
圧力が及ばなくなり、ノズルからの噴出エアがシート状
物にぶつからずにサクションボックスに吸引される様な
短絡やシート状物に衝突するエア速度の低下を防止で
き、スムーズに全ての噴出エアと浮遊塵埃を外部にもら
すことなくサクションボックスに回収できる。このた
め、ノズルからの噴出エアにより浮遊させた塵埃が再び
シート状物表面に付着することは防止される。
後述の各実施例の結果に示すように、実用的なエア噴出
速度範囲において、ノズルからのエア噴出角度、ノズル
のシート状物走行方向上流側および下流側のシート状物
と併行な面の大きさを最適化することにより、サクショ
ンボックスに負圧力がかかっていない状態でもノズルか
ら噴出したエアはシート状物表面に衝突した後浮遊させ
た塵埃とともに全てサクションボックス方向(シート状
物走行方向上流側)へと流れる。このため、除塵装置下
流側に噴出エア及び浮遊させた塵埃を洩らすことがなく
なる。また、ノズルとサクションボックス開口部とを一
定の距離以上離して設けることにより、サクションボッ
クスの負圧力を高めてもノズルのエア噴出部に大きな負
圧力が及ばなくなり、ノズルからの噴出エアがシート状
物にぶつからずにサクションボックスに吸引される様な
短絡やシート状物に衝突するエア速度の低下を防止で
き、スムーズに全ての噴出エアと浮遊塵埃を外部にもら
すことなくサクションボックスに回収できる。このた
め、ノズルからの噴出エアにより浮遊させた塵埃が再び
シート状物表面に付着することは防止される。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の望ましい実施例を、図面を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係るシ
ート状物用除塵装置を示しており、プラスチックフイル
ムを所望の幅に切断するスリッタに本発明を適用したも
のを示している。図1において、11はシート状物とし
てのスリット後のプラスチックフイルム(たとえば二軸
延伸フイルム)を示している。スリット後であるから、
フイルム11の表面には切粉が付着している。フイルム
11を搬送するガイドロール12上に、搬送フイルム1
1に対し間隔をもたせて除塵装置13が設置されてい
る。
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係るシ
ート状物用除塵装置を示しており、プラスチックフイル
ムを所望の幅に切断するスリッタに本発明を適用したも
のを示している。図1において、11はシート状物とし
てのスリット後のプラスチックフイルム(たとえば二軸
延伸フイルム)を示している。スリット後であるから、
フイルム11の表面には切粉が付着している。フイルム
11を搬送するガイドロール12上に、搬送フイルム1
1に対し間隔をもたせて除塵装置13が設置されてい
る。
【0012】除塵装置13には、そのフイルム11に対
向する面に、フイルム11に向けて圧力室14からのエ
アを噴出するノズル15と、フイルム11方向からエア
を吸引するサクションボックス16の開口部17が設け
られている。ノズル15は、本実施例では、フイルム走
行方向に対向する方向にフイルム表面に対し60度の噴
出角度θでエアを噴出する方向に開口されており、幅方
向に全長にわたって連続して延びている。なお、前記エ
ア噴出角度θとは、上記のようにガイドロール上のフイ
ルム表面におけるノズルから噴出するエアの衝突点Oを
通る接線Lのうち、噴射点から下流側に形成される接線
に対するノズルのエア噴出角度をいう。サクションボッ
クス16は、その開口部17が、フイルム11方向か
ら、フイルム走行方向と反対方向に斜め上方に向けてエ
アを吸引する方向に開口されている。サクションボック
ス16及びその開口部17の幅は、本実施例ではノズル
幅と同一に設定されている。圧力室14には、フィルタ
18を通した清浄なエアがブロワ19により圧送され、
圧力室14内からノズル15を通しフイルム11に向け
て噴出される。開口部17を通して吸引されたエアは、
サクションボックス16からフィルタ20を通してブロ
ワ21で吸引され、外部に放出される。ただしエアの供
給、吸引については他の手段、たとえば工場の圧空源や
真空源を利用してもよい。また、ブロワ19とブロワ2
1のいずれか一方を省略し、1台で循環使用してもよ
い。
向する面に、フイルム11に向けて圧力室14からのエ
アを噴出するノズル15と、フイルム11方向からエア
を吸引するサクションボックス16の開口部17が設け
られている。ノズル15は、本実施例では、フイルム走
行方向に対向する方向にフイルム表面に対し60度の噴
出角度θでエアを噴出する方向に開口されており、幅方
向に全長にわたって連続して延びている。なお、前記エ
ア噴出角度θとは、上記のようにガイドロール上のフイ
ルム表面におけるノズルから噴出するエアの衝突点Oを
通る接線Lのうち、噴射点から下流側に形成される接線
に対するノズルのエア噴出角度をいう。サクションボッ
クス16は、その開口部17が、フイルム11方向か
ら、フイルム走行方向と反対方向に斜め上方に向けてエ
アを吸引する方向に開口されている。サクションボック
ス16及びその開口部17の幅は、本実施例ではノズル
幅と同一に設定されている。圧力室14には、フィルタ
18を通した清浄なエアがブロワ19により圧送され、
圧力室14内からノズル15を通しフイルム11に向け
て噴出される。開口部17を通して吸引されたエアは、
サクションボックス16からフィルタ20を通してブロ
ワ21で吸引され、外部に放出される。ただしエアの供
給、吸引については他の手段、たとえば工場の圧空源や
真空源を利用してもよい。また、ブロワ19とブロワ2
1のいずれか一方を省略し、1台で循環使用してもよ
い。
【0013】除塵装置13のノズル15のエア噴出角度
θは、フイルム11に対し、その走行方向と対向する方
向にフイルム11面に対し65度以下に設定される。除
塵装置13のフイルム11に対向する面には、フイルム
11表面と併行な部分(面)22、23が、ノズル15
に隣接してフイルム11走行方向の上流側及び下流側に
向けてそれぞれ延びており、その長さは、ノズル15の
上流側寸法l1 として15mm以上、ノズル15の下流
側寸法l2 として5mm以上となるように設定されてい
る。
θは、フイルム11に対し、その走行方向と対向する方
向にフイルム11面に対し65度以下に設定される。除
塵装置13のフイルム11に対向する面には、フイルム
11表面と併行な部分(面)22、23が、ノズル15
に隣接してフイルム11走行方向の上流側及び下流側に
向けてそれぞれ延びており、その長さは、ノズル15の
上流側寸法l1 として15mm以上、ノズル15の下流
側寸法l2 として5mm以上となるように設定されてい
る。
【0014】このような除塵装置13においては、図1
の矢印で示されるように、ノズル15から噴出されたエ
アは、フイルム11の表面に衝突し、その後、全ての噴
出エアがフイルム11の上流側方向へ流れようとするた
め、自然にサクションボックス16の開口部17に向か
って流れる。このため、サクションボックス16に適度
な負圧力を加えることにより、噴出エアと浮遊塵埃は、
全て外部に洩れることなくスムーズに効率よく回収され
る。
の矢印で示されるように、ノズル15から噴出されたエ
アは、フイルム11の表面に衝突し、その後、全ての噴
出エアがフイルム11の上流側方向へ流れようとするた
め、自然にサクションボックス16の開口部17に向か
って流れる。このため、サクションボックス16に適度
な負圧力を加えることにより、噴出エアと浮遊塵埃は、
全て外部に洩れることなくスムーズに効率よく回収され
る。
【0015】また同時に、ノズル15とサクションボッ
クス16の開口部17との距離l3を、30mm以上離
して設けることにより、上記実用的なエア噴出速度の範
囲において、サクションボックス16に加わっている負
圧力の影響がノズル15のエア噴出部にほとんど及ばな
くするようにでき、ノズル15からの噴出エアのフイル
ム11への衝突速度が低下することが抑えられるととも
に、該噴出エアがフイルム11に衝突せずにサクション
ボックス16へと短絡して流れることが防止される。
クス16の開口部17との距離l3を、30mm以上離
して設けることにより、上記実用的なエア噴出速度の範
囲において、サクションボックス16に加わっている負
圧力の影響がノズル15のエア噴出部にほとんど及ばな
くするようにでき、ノズル15からの噴出エアのフイル
ム11への衝突速度が低下することが抑えられるととも
に、該噴出エアがフイルム11に衝突せずにサクション
ボックス16へと短絡して流れることが防止される。
【0016】このように、各部寸法を最適化することに
より、ノズル15からの噴出エアが所望通り略全量フイ
ルム11面に衝突され、該エアおよび浮遊塵埃が、略全
量効率よくサクションボックス16に吸引される。ま
た、除塵装置13とフイルム11との距離を多少大きく
とっても、上記性能を保つことができるようになるの
で、該距離を大きくとることにより、広幅の装置であっ
ても除塵装置13とフイルム11又はロール12との接
触のおそれを除去でき、より実用的かつ安全な装置を実
現できる。
より、ノズル15からの噴出エアが所望通り略全量フイ
ルム11面に衝突され、該エアおよび浮遊塵埃が、略全
量効率よくサクションボックス16に吸引される。ま
た、除塵装置13とフイルム11との距離を多少大きく
とっても、上記性能を保つことができるようになるの
で、該距離を大きくとることにより、広幅の装置であっ
ても除塵装置13とフイルム11又はロール12との接
触のおそれを除去でき、より実用的かつ安全な装置を実
現できる。
【0017】以下に、より具体的な実施例について従来
技術と比較しながら説明する。 実施例1 図1に示したと同等の除塵装置を用い、スリッタにおけ
るスリット後の二軸延伸フイルムのガイドロール上にお
ける除塵テストを実施した。テスト条件は、フイルム
は、幅1mでその厚さが14μm、フイルム走行速度は
400m/分、ノズル吹出し角度は、フイルム走行方向
に対向する方向にフイルム面に対し60度、サクション
ボックス開口部は、ノズルからフイルム上流側に50m
m離れた位置とし、開口部吸引角度は、フイルム面に対
し45度とした。また、ノズルおよびサクションボック
ス開口部の幅を1m、ノズルのスリット間隙(フイルム
走行方向の開口長さ)を0.8mm、サクションボック
ス開口部のスリット間隙(フイルム走行方向の開口長
さ)を10mmとした。また、フイルムに対向する面に
は、フイルム表面と併行な部分をノズルに隣接してフイ
ルム走行方向の上流側に20mm、同下流側に10mm
それぞれ幅方向にノズル幅と同じ幅で設けた。ノズルの
エア噴出速度Vを120m/秒とし、フイルムより3m
m離れた位置に除塵装置13を設置し、フイルムにぶつ
かる直前の動圧を測定して算出したところ、100mm
/秒の速度でフイルムに衝突していることが判った。除
塵装置を作動させた場合、作動させなかった場合のそれ
ぞれに対し、300mのフイルム長についてサンプリン
グし、それぞれのサンプルを超純水に浸して超音波洗浄
し、その水をパーティクルカウンタにかけ、その水に混
った粉塵の大きさと各大きさの粉塵の数を測定した。そ
の結果、除塵装置を作動させた場合、作動させなかった
場合に比べ、0.1〜25μmの大きさの粉塵で70
%、25.1〜50μmの大きさの粉塵で90%減少し
ていることを確認した。
技術と比較しながら説明する。 実施例1 図1に示したと同等の除塵装置を用い、スリッタにおけ
るスリット後の二軸延伸フイルムのガイドロール上にお
ける除塵テストを実施した。テスト条件は、フイルム
は、幅1mでその厚さが14μm、フイルム走行速度は
400m/分、ノズル吹出し角度は、フイルム走行方向
に対向する方向にフイルム面に対し60度、サクション
ボックス開口部は、ノズルからフイルム上流側に50m
m離れた位置とし、開口部吸引角度は、フイルム面に対
し45度とした。また、ノズルおよびサクションボック
ス開口部の幅を1m、ノズルのスリット間隙(フイルム
走行方向の開口長さ)を0.8mm、サクションボック
ス開口部のスリット間隙(フイルム走行方向の開口長
さ)を10mmとした。また、フイルムに対向する面に
は、フイルム表面と併行な部分をノズルに隣接してフイ
ルム走行方向の上流側に20mm、同下流側に10mm
それぞれ幅方向にノズル幅と同じ幅で設けた。ノズルの
エア噴出速度Vを120m/秒とし、フイルムより3m
m離れた位置に除塵装置13を設置し、フイルムにぶつ
かる直前の動圧を測定して算出したところ、100mm
/秒の速度でフイルムに衝突していることが判った。除
塵装置を作動させた場合、作動させなかった場合のそれ
ぞれに対し、300mのフイルム長についてサンプリン
グし、それぞれのサンプルを超純水に浸して超音波洗浄
し、その水をパーティクルカウンタにかけ、その水に混
った粉塵の大きさと各大きさの粉塵の数を測定した。そ
の結果、除塵装置を作動させた場合、作動させなかった
場合に比べ、0.1〜25μmの大きさの粉塵で70
%、25.1〜50μmの大きさの粉塵で90%減少し
ていることを確認した。
【0018】実施例2 実施例1の条件に対し、ノズルからのエア噴出速度Vを
80m/秒としたところ、噴出エアのフイルムへの衝突
速度は60m/秒となった。その結果、除塵装置を作動
させた場合、作動させなかった場合に比べ、0.1〜2
5μmの大きさの粉塵で40%、25.1〜50μmの
大きさの粉塵で60%減少していることを確認した。し
たがって、ノズルからのエア噴出速度Vの実用的範囲
は、少なくとも80m/秒、好ましくは100m/秒以
上とすることが望ましいことが判る。
80m/秒としたところ、噴出エアのフイルムへの衝突
速度は60m/秒となった。その結果、除塵装置を作動
させた場合、作動させなかった場合に比べ、0.1〜2
5μmの大きさの粉塵で40%、25.1〜50μmの
大きさの粉塵で60%減少していることを確認した。し
たがって、ノズルからのエア噴出速度Vの実用的範囲
は、少なくとも80m/秒、好ましくは100m/秒以
上とすることが望ましいことが判る。
【0019】実施例3 実施例1の条件に対し、ノズルからのエア噴出速度Vを
160m/秒に上げたところ、噴出エアのフイルムへの
衝突速度は130m/秒となった。その結果、除塵装置
を作動させた場合、作動させなかった場合に比べ、0.
1〜25μmの大きさの粉塵で80%、25.1〜50
μmの大きさの粉塵で95%減少していることを確認し
た。したがって、粉塵除去率は僅かに向上したが、ノズ
ルからのエア噴出速度としては、あるレベル以上あれば
足り、十分な除去率が得られることが判る。
160m/秒に上げたところ、噴出エアのフイルムへの
衝突速度は130m/秒となった。その結果、除塵装置
を作動させた場合、作動させなかった場合に比べ、0.
1〜25μmの大きさの粉塵で80%、25.1〜50
μmの大きさの粉塵で95%減少していることを確認し
た。したがって、粉塵除去率は僅かに向上したが、ノズ
ルからのエア噴出速度としては、あるレベル以上あれば
足り、十分な除去率が得られることが判る。
【0020】実施例4 実施例1の条件に対し、ノズルとサクションボックスの
開口部との距離l3 の寸法を80mmとしたところ、ノ
ズルからの噴出エアのフイルムへの衝突速度は変わら
ず、粉塵除去率も変わらなかった。したがって、l3 と
しては50mmあれば十分であり後述の比較例1との比
較から、30mm以上あればよいと考えられる。
開口部との距離l3 の寸法を80mmとしたところ、ノ
ズルからの噴出エアのフイルムへの衝突速度は変わら
ず、粉塵除去率も変わらなかった。したがって、l3 と
しては50mmあれば十分であり後述の比較例1との比
較から、30mm以上あればよいと考えられる。
【0021】比較例1 実施例1の条件に対し、ノズルとサクションボックスの
開口部との距離l3 の寸法を20mmとしたところ、除
塵装置とフイルムとの間よりエアが洩れ出ないようサク
ションボックスの負圧力を調整したが、噴出エアのフイ
ルムへの衝突速度が50m/秒に低下していた。実施例
1と同様、除塵装置を作動させた場合と作動させなかっ
た場合についてサンプリングした結果、作動させた場合
には作動させなかった場合に比べ、0.1〜25μmの
大きさの粉塵で15%、25.1〜50μmの大きさの
粉塵で50%しか減少していなかった。したがって、l
3の寸法として30mmを切ると、ノズルからの噴出エ
アの一部がサクションボックスへ短絡している考えら
れ、粉塵の浮遊効果、除塵効果を十分に発揮出来ないこ
とが判る。
開口部との距離l3 の寸法を20mmとしたところ、除
塵装置とフイルムとの間よりエアが洩れ出ないようサク
ションボックスの負圧力を調整したが、噴出エアのフイ
ルムへの衝突速度が50m/秒に低下していた。実施例
1と同様、除塵装置を作動させた場合と作動させなかっ
た場合についてサンプリングした結果、作動させた場合
には作動させなかった場合に比べ、0.1〜25μmの
大きさの粉塵で15%、25.1〜50μmの大きさの
粉塵で50%しか減少していなかった。したがって、l
3の寸法として30mmを切ると、ノズルからの噴出エ
アの一部がサクションボックスへ短絡している考えら
れ、粉塵の浮遊効果、除塵効果を十分に発揮出来ないこ
とが判る。
【0022】比較例2 実施例1の条件に対し、ノズルのエア噴出角度をフイル
ム走行方向に対向する方向でフイルム面に対し75度と
した装置でテストした場合、サクションボックスに加え
る負圧力を実施例1と同じ条件にすると、除塵装置下流
側噴出エアの洩れが発生した。このため、せっかく浮遊
させた粉塵を噴出エアとともに除塵装置外部に洩らして
再びフイルム表面に付着させてしまうので、それを防止
するため、サクションボックス負圧力を上げエア洩れの
ない状態にバランスをとった。この状態で動圧測定を行
うと、ノズルから120m/秒で噴出されたエアが3m
m離れたフイルム表面に30m/秒で衝突していること
が判った。この状態で除塵テストを行った結果、除塵装
置を作動させた場合には、作動させなかった場合に比
べ、0.1〜25μmの大きさの粉塵で10%、25.
1〜50μmの大きさの粉塵で25%しか減少していな
かった。したがって、ノズルのエア噴出角度が大きくな
ると、つまり65度を越えると、除塵性能が急激に低下
することが判る。
ム走行方向に対向する方向でフイルム面に対し75度と
した装置でテストした場合、サクションボックスに加え
る負圧力を実施例1と同じ条件にすると、除塵装置下流
側噴出エアの洩れが発生した。このため、せっかく浮遊
させた粉塵を噴出エアとともに除塵装置外部に洩らして
再びフイルム表面に付着させてしまうので、それを防止
するため、サクションボックス負圧力を上げエア洩れの
ない状態にバランスをとった。この状態で動圧測定を行
うと、ノズルから120m/秒で噴出されたエアが3m
m離れたフイルム表面に30m/秒で衝突していること
が判った。この状態で除塵テストを行った結果、除塵装
置を作動させた場合には、作動させなかった場合に比
べ、0.1〜25μmの大きさの粉塵で10%、25.
1〜50μmの大きさの粉塵で25%しか減少していな
かった。したがって、ノズルのエア噴出角度が大きくな
ると、つまり65度を越えると、除塵性能が急激に低下
することが判る。
【0023】比較例3 実施例1の条件に対し、フイルムに対向する面にノズル
と隣接して設けたフイルム表面と併行な部分でノズルか
らフイルム走行方向下流側の部分の寸法l2 をフイルム
走行方向に1mmとした装置でテストをした場合、サク
ションボックスに加える負圧力を実施例1と同じ条件に
すると、除塵装置下流側に噴出エアの洩れが発生した。
このため、せっかく浮遊させた粉塵を噴出エアとともに
除塵装置外部に洩らして再びフイルム表面に付着させて
しまうので、それを防止するため、サクションボックス
負圧力を上げ、エア洩れのない状態にバランスをとっ
た。この状態で動圧測定を行うと、ノズルから120m
/秒で噴出されたエアが3mm離れたフイルム表面に3
5m/秒で衝突していることが判った。この状態で除塵
テストを行った結果、除塵装置を作動させた場合には、
作動させなかった場合に比べ、0.1〜25μmの大き
さの粉塵で10%、25.1〜50μmの大きさの粉塵
で30%しか減少していなかった。したがって、寸法l
2 を小さくしすぎると、除塵性能が急激に低下すること
が判りl2 としては少なくとも5mm程度必要であるこ
とが判る。
と隣接して設けたフイルム表面と併行な部分でノズルか
らフイルム走行方向下流側の部分の寸法l2 をフイルム
走行方向に1mmとした装置でテストをした場合、サク
ションボックスに加える負圧力を実施例1と同じ条件に
すると、除塵装置下流側に噴出エアの洩れが発生した。
このため、せっかく浮遊させた粉塵を噴出エアとともに
除塵装置外部に洩らして再びフイルム表面に付着させて
しまうので、それを防止するため、サクションボックス
負圧力を上げ、エア洩れのない状態にバランスをとっ
た。この状態で動圧測定を行うと、ノズルから120m
/秒で噴出されたエアが3mm離れたフイルム表面に3
5m/秒で衝突していることが判った。この状態で除塵
テストを行った結果、除塵装置を作動させた場合には、
作動させなかった場合に比べ、0.1〜25μmの大き
さの粉塵で10%、25.1〜50μmの大きさの粉塵
で30%しか減少していなかった。したがって、寸法l
2 を小さくしすぎると、除塵性能が急激に低下すること
が判りl2 としては少なくとも5mm程度必要であるこ
とが判る。
【0024】比較例4 実施例1の条件に対し、フイルムに対向する面にノズル
と隣接して設けたフイルム表面と併行な部分でノズルか
らフイルム走行方向上流側の部分の寸法l1 をフイルム
走行方向に12mmとした装置でテストした場合、サク
ションボックスに加える負圧力を実施例1と同じにする
と、除塵装置下流側に噴出エアの洩れが発生した。この
ため、せっかく浮遊させた粉塵を噴出エアとともに除塵
装置外部に洩らして再びフイルム表面に付着させてしま
うので、それを防止するため、サクションボックス負圧
力を上げ、エア洩れのない状態にバランスをとった。こ
の状態で動圧測定を行うと、ノズルから120m/秒で
噴出されたエアが3mm離れたフイルム表面に40m/
秒で衝突していることが判った。この状態で除塵テスト
を行った結果、除塵装置を作動させた場合には、作動さ
せなかった場合に比べ、0.1〜25μmの大きさの粉
塵で15%、25.1〜50μmの大きさの粉塵で35
%しか減少していなかった。したがって、寸法l1 を小
さくしすぎると、除塵性能が急激に低下することが判
り、l1 としては少なくとも15mm程度必要であるこ
とが判る。
と隣接して設けたフイルム表面と併行な部分でノズルか
らフイルム走行方向上流側の部分の寸法l1 をフイルム
走行方向に12mmとした装置でテストした場合、サク
ションボックスに加える負圧力を実施例1と同じにする
と、除塵装置下流側に噴出エアの洩れが発生した。この
ため、せっかく浮遊させた粉塵を噴出エアとともに除塵
装置外部に洩らして再びフイルム表面に付着させてしま
うので、それを防止するため、サクションボックス負圧
力を上げ、エア洩れのない状態にバランスをとった。こ
の状態で動圧測定を行うと、ノズルから120m/秒で
噴出されたエアが3mm離れたフイルム表面に40m/
秒で衝突していることが判った。この状態で除塵テスト
を行った結果、除塵装置を作動させた場合には、作動さ
せなかった場合に比べ、0.1〜25μmの大きさの粉
塵で15%、25.1〜50μmの大きさの粉塵で35
%しか減少していなかった。したがって、寸法l1 を小
さくしすぎると、除塵性能が急激に低下することが判
り、l1 としては少なくとも15mm程度必要であるこ
とが判る。
【0025】比較例5 比較例4の条件に対し、除塵装置とフイルムとの距離の
み3mmから0.5mmにし、サクションボックスに加
える負圧力を実施例1と同じ負圧力としてエア洩れのな
い状態にバランスをとった。この状態で動圧測定を行う
と、ノズルから120m/秒で噴出でされたエアが0.
5mm離れたフイルム表面に100m/秒で衝突してい
ることが判った。この状態で除塵テストを行った結果、
除塵装置を作動させた場合には、作動させなかった場合
に比べ、0.1〜25μmの大きさの粉塵で65%、2
5.1〜50μmの大きさの粉塵で90%減少している
事がわかり、実施例1と同等の除塵性能があることが判
った。しかし、除塵装置とフイルムとの距離を0.5m
mにするのは、生産設備の場合フイルム用ガイドロール
部にフイルムが巻きつくこともあり、300m/分以上
の速度で運転されている現状では、その巻付き量も大き
く、ガイドロールと除塵装置の間に、何重にも重なった
フイルムがはさまってしまい、装置を復旧させる作業に
手間どってしまう。又、ひどい場合は、はさまったフイ
ルムにより、ガイドロール及び除塵装置に無理な力がか
かり装置を破損してしまうこともある。したがってこの
比較例5のような間隙寸法は、実際には生産装置に使用
することは難しい。
み3mmから0.5mmにし、サクションボックスに加
える負圧力を実施例1と同じ負圧力としてエア洩れのな
い状態にバランスをとった。この状態で動圧測定を行う
と、ノズルから120m/秒で噴出でされたエアが0.
5mm離れたフイルム表面に100m/秒で衝突してい
ることが判った。この状態で除塵テストを行った結果、
除塵装置を作動させた場合には、作動させなかった場合
に比べ、0.1〜25μmの大きさの粉塵で65%、2
5.1〜50μmの大きさの粉塵で90%減少している
事がわかり、実施例1と同等の除塵性能があることが判
った。しかし、除塵装置とフイルムとの距離を0.5m
mにするのは、生産設備の場合フイルム用ガイドロール
部にフイルムが巻きつくこともあり、300m/分以上
の速度で運転されている現状では、その巻付き量も大き
く、ガイドロールと除塵装置の間に、何重にも重なった
フイルムがはさまってしまい、装置を復旧させる作業に
手間どってしまう。又、ひどい場合は、はさまったフイ
ルムにより、ガイドロール及び除塵装置に無理な力がか
かり装置を破損してしまうこともある。したがってこの
比較例5のような間隙寸法は、実際には生産装置に使用
することは難しい。
【0026】以上の実施例1〜4、比較例1〜5の結果
をまとめて表1に示す。
をまとめて表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】表1の各実施例、比較例の結果も考慮しな
がら、本発明の好ましい範囲を考察すると以下の通りで
ある。シート状物搬送速度は、特に限定されないが、好
ましくは1〜1000m/分、より好ましくは1〜50
0m/分、シート状物の厚さも特に限定されないが、好
ましくは0.5〜5mm、より好ましくは1μm〜2m
m、シート状物と除塵装置の距離は、好ましくは0.5
〜15mm、より好ましくは2〜10mmの範囲であ
る。ノズル及びサクションボックスの幅は、10〜60
00mmが好ましく、より好ましくは100〜4000
mmである。ノズルの間隙は、0.1〜5mmが好まし
く、より好ましくは、0.5〜1.5mmである。ノズ
ルの吹出し角度は、シート状物走行方向とは対向する方
向にシート状物面に対し、65度以下である必要があ
り、好ましくは45〜60度である。ノズルからサクシ
ョンボックス開口部までのシート状物走行方向距離は、
(l3)は、30mm〜300mmが好ましく、より好
ましくは30mm〜100mmである。サクションボッ
クス開口部の間隙は、2〜100mmが好ましく、より
好ましくは5〜30mmである。サクションボックス開
口部の吸引角度は、シート状物面に対し5〜90度が好
ましく、より好ましくは30〜60度である。又、シー
ト状物に対向する面にノズルと隣接して設けたシート状
物表面と併行な部分は、ノズルからシート状物走行方向
上流側(l1 )が15〜200mmが好ましく、より好
ましくは20〜100mmであり、同下流側(l2 )
は、5〜100mmが好ましく、より好ましくは10〜
50mmである。またl1 〜l3 は、所定の寸法関係を
満たしていればl1 =l3 でも良い。
がら、本発明の好ましい範囲を考察すると以下の通りで
ある。シート状物搬送速度は、特に限定されないが、好
ましくは1〜1000m/分、より好ましくは1〜50
0m/分、シート状物の厚さも特に限定されないが、好
ましくは0.5〜5mm、より好ましくは1μm〜2m
m、シート状物と除塵装置の距離は、好ましくは0.5
〜15mm、より好ましくは2〜10mmの範囲であ
る。ノズル及びサクションボックスの幅は、10〜60
00mmが好ましく、より好ましくは100〜4000
mmである。ノズルの間隙は、0.1〜5mmが好まし
く、より好ましくは、0.5〜1.5mmである。ノズ
ルの吹出し角度は、シート状物走行方向とは対向する方
向にシート状物面に対し、65度以下である必要があ
り、好ましくは45〜60度である。ノズルからサクシ
ョンボックス開口部までのシート状物走行方向距離は、
(l3)は、30mm〜300mmが好ましく、より好
ましくは30mm〜100mmである。サクションボッ
クス開口部の間隙は、2〜100mmが好ましく、より
好ましくは5〜30mmである。サクションボックス開
口部の吸引角度は、シート状物面に対し5〜90度が好
ましく、より好ましくは30〜60度である。又、シー
ト状物に対向する面にノズルと隣接して設けたシート状
物表面と併行な部分は、ノズルからシート状物走行方向
上流側(l1 )が15〜200mmが好ましく、より好
ましくは20〜100mmであり、同下流側(l2 )
は、5〜100mmが好ましく、より好ましくは10〜
50mmである。またl1 〜l3 は、所定の寸法関係を
満たしていればl1 =l3 でも良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート状
物用除塵装置によるときは、ノズルのエア噴出角度をシ
ート状物走行方向と対向する方向にシート状物の表面に
対し65度以下の角度とし、シート状物に対向し、かつ
シート状物表面と併行な部分をノズルと隣接してシート
状物走行方向の上流側へ15mm以上、同下流側へ5m
m以上設け、かつノズルとサクションボックス開口部を
シート状物走行方向に30mm以上離したことにより、
ノズルからの噴出エアのシート状物表面への衝突速度が
低下するのを抑制できるとともに、該噴出エアがサクシ
ョンボックスへと短絡することを防止でき、噴出エアに
より効率よくシート状物表面から付着塵埃を浮遊させる
ことができる。また、サクションボックスの負圧を上げ
ることができるので、問題を生じることなく、浮遊した
塵埃を強力に吸引することができ、浮遊塵埃が再びシー
ト状物表面に付着するのを防止することができる。この
結果、除塵装置の除塵性能を大幅に向上できる。
物用除塵装置によるときは、ノズルのエア噴出角度をシ
ート状物走行方向と対向する方向にシート状物の表面に
対し65度以下の角度とし、シート状物に対向し、かつ
シート状物表面と併行な部分をノズルと隣接してシート
状物走行方向の上流側へ15mm以上、同下流側へ5m
m以上設け、かつノズルとサクションボックス開口部を
シート状物走行方向に30mm以上離したことにより、
ノズルからの噴出エアのシート状物表面への衝突速度が
低下するのを抑制できるとともに、該噴出エアがサクシ
ョンボックスへと短絡することを防止でき、噴出エアに
より効率よくシート状物表面から付着塵埃を浮遊させる
ことができる。また、サクションボックスの負圧を上げ
ることができるので、問題を生じることなく、浮遊した
塵埃を強力に吸引することができ、浮遊塵埃が再びシー
ト状物表面に付着するのを防止することができる。この
結果、除塵装置の除塵性能を大幅に向上できる。
【図1】本発明の一実施例に係るシート状物用除塵装置
の概略縦断面図である。
の概略縦断面図である。
【図2】従来の除塵装置の縦断面図である。
11 シート状物としてのフイルム 12 ガイドロール 13 除塵装置 14 圧力室 15 ノズル 16 サクションボックス 17 サクションボックスの開口部 22 シート状物表面と併行な部分(ノズルよりも上流
側) 23 シート状物表面と併行な部分(ノズルよりも下流
側) l 1 シート状物表面と併行な部分の長さ(ノズルよりも
上流側) l 2 シート状物表面と併行な部分の長さ(ノズルよりも
下流側) l 3 ノズルからサクションボックス開口部までの距離
側) 23 シート状物表面と併行な部分(ノズルよりも下流
側) l 1 シート状物表面と併行な部分の長さ(ノズルよりも
上流側) l 2 シート状物表面と併行な部分の長さ(ノズルよりも
下流側) l 3 ノズルからサクションボックス開口部までの距離
Claims (2)
- 【請求項1】 走行中のシート状物に対し間隔をもたせ
て配設され、シート状物に対向する面に、該シート状物
に向けてエアを噴出するノズルと、該シート状物方向か
らエアを吸引するサクションボックスとを有し、シート
状物走行方向上流側に前記サクションボックス、下流側
に前記ノズルを配設したシート状物用除塵装置におい
て、前記ノズルのエア噴出角度を、シート状物走行方向
と対向する方向にシート状物の表面に対し65度以下の
角度とし、前記ノズルと前記サクションボックスの開口
部とを、シート状物走行方向に30mm以上離して配設
し、シート状物に対向しかつシート状物の表面に対し併
行する面を、前記ノズルに隣接させて、シート状物走行
方向上流側に向けて15mm以上、下流側に向けて5m
m以上延設したことを特徴とするシート状物用除塵装
置。 - 【請求項2】 前記除塵装置が、シート状物搬送ロール
上に設けられている請求項1のシート状物用除塵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9604392A JPH05269452A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | シート状物用除塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9604392A JPH05269452A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | シート状物用除塵装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05269452A true JPH05269452A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=14154461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9604392A Pending JPH05269452A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | シート状物用除塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05269452A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002200591A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-16 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 紙粉除去装置 |
| JP2007084316A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-04-05 | Toray Ind Inc | 熱可塑性樹脂フィルムの製造方法 |
| JP2008143653A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Ikegami Tsushinki Co Ltd | 着粉除去装置及び錠剤検査装置 |
| KR101122282B1 (ko) * | 2011-12-23 | 2012-03-21 | 한전산업개발 주식회사 | 비접촉식 벨트 클리너 |
| KR20140139358A (ko) * | 2013-05-27 | 2014-12-05 | 삼성디스플레이 주식회사 | 롤러 어셈블리 및 이를 구비한 롤투롤 시스템 |
| JP2017164676A (ja) * | 2016-03-15 | 2017-09-21 | 大日本印刷株式会社 | 異物除去装置 |
| JP2018027532A (ja) * | 2016-08-10 | 2018-02-22 | 愛媛製紙株式会社 | エアー式洗浄機及びそれを備えたカンバス洗浄装置 |
| JP2018075511A (ja) * | 2016-11-08 | 2018-05-17 | 東洋熱工業株式会社 | 気液除塵装置 |
| KR20180131264A (ko) * | 2017-05-31 | 2018-12-10 | (주) 엔피홀딩스 | 사류체 노즐 |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP9604392A patent/JPH05269452A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR101122282B1 (ko) * | 2011-12-23 | 2012-03-21 | 한전산업개발 주식회사 | 비접촉식 벨트 클리너 |
| KR20140139358A (ko) * | 2013-05-27 | 2014-12-05 | 삼성디스플레이 주식회사 | 롤러 어셈블리 및 이를 구비한 롤투롤 시스템 |
| JP2017164676A (ja) * | 2016-03-15 | 2017-09-21 | 大日本印刷株式会社 | 異物除去装置 |
| JP2018027532A (ja) * | 2016-08-10 | 2018-02-22 | 愛媛製紙株式会社 | エアー式洗浄機及びそれを備えたカンバス洗浄装置 |
| JP2018075511A (ja) * | 2016-11-08 | 2018-05-17 | 東洋熱工業株式会社 | 気液除塵装置 |
| KR20180131264A (ko) * | 2017-05-31 | 2018-12-10 | (주) 엔피홀딩스 | 사류체 노즐 |
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