JPH05269493A - 建設汚泥造粒物の焼結方法 - Google Patents
建設汚泥造粒物の焼結方法Info
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- JPH05269493A JPH05269493A JP6819792A JP6819792A JPH05269493A JP H05269493 A JPH05269493 A JP H05269493A JP 6819792 A JP6819792 A JP 6819792A JP 6819792 A JP6819792 A JP 6819792A JP H05269493 A JPH05269493 A JP H05269493A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 建設汚泥より骨材あるいは土壌改良材の製造
を可能とし、建設汚泥の資源化を図る。 【構成】 造粒物が建設汚泥に可燃物である微粉砕紙が
配合されて成形機5により成形されるため、焼結のため
の燃料の使用を抑制することができ、また、造粒物は焼
結温度が一定範囲となるように微粉砕紙分量に見合った
酸素濃度に制御された雰囲気の焼成炉7内で焼結される
ため、良質な土壌改良材、濾過助材、人工軽骨材等の焼
結製品が安価に製造可能となる。
を可能とし、建設汚泥の資源化を図る。 【構成】 造粒物が建設汚泥に可燃物である微粉砕紙が
配合されて成形機5により成形されるため、焼結のため
の燃料の使用を抑制することができ、また、造粒物は焼
結温度が一定範囲となるように微粉砕紙分量に見合った
酸素濃度に制御された雰囲気の焼成炉7内で焼結される
ため、良質な土壌改良材、濾過助材、人工軽骨材等の焼
結製品が安価に製造可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設現場から排出され
る建設汚泥を再利用するための建設汚泥造粒物の焼結方
法に関する。
る建設汚泥を再利用するための建設汚泥造粒物の焼結方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】建設現場から排出される主な汚泥として
は、廃ベントナイト泥水、リバース工法等に伴う廃泥
水、含水率が高く粒子の微細な泥状掘削土、工事中に排
出してきた湧水を沈澱分離して生じた沈澱汚泥、ソイル
セメント工法によって止水性の高い連壁を施工した際に
オーガの上部から溢れる地下水と土砂とセメントミルク
の混合汚泥等が挙げられる。
は、廃ベントナイト泥水、リバース工法等に伴う廃泥
水、含水率が高く粒子の微細な泥状掘削土、工事中に排
出してきた湧水を沈澱分離して生じた沈澱汚泥、ソイル
セメント工法によって止水性の高い連壁を施工した際に
オーガの上部から溢れる地下水と土砂とセメントミルク
の混合汚泥等が挙げられる。
【0003】従来の上記建設汚泥を処理する方法として
は、天日乾燥法と機械脱水法とがあった。
は、天日乾燥法と機械脱水法とがあった。
【0004】上記天日乾燥法は、廃棄泥水を現場からバ
キューム車や密閉式ダンプカーにより脱水乾燥と最終処
分を兼ねたエリアに運び込み、処理するものであるが、
近年では泥水の受入れスペースがなくなり、公害発生に
対するエリア周辺住民の反対も強くなったことから、ほ
とんど実施されなくなっている。
キューム車や密閉式ダンプカーにより脱水乾燥と最終処
分を兼ねたエリアに運び込み、処理するものであるが、
近年では泥水の受入れスペースがなくなり、公害発生に
対するエリア周辺住民の反対も強くなったことから、ほ
とんど実施されなくなっている。
【0005】また、上記機械脱水法は、真空ろ過機,加
圧ろ過機,重力ろ過機等を用いて汚泥を脱水や濃縮する
ものであり、脱水後の残渣である脱水ケーキはそのまま
埋立地に搬出するか、セメント、生石灰、吸水性樹脂等
を混合して固化処理した後、埋立処分場に搬出されてい
た。
圧ろ過機,重力ろ過機等を用いて汚泥を脱水や濃縮する
ものであり、脱水後の残渣である脱水ケーキはそのまま
埋立地に搬出するか、セメント、生石灰、吸水性樹脂等
を混合して固化処理した後、埋立処分場に搬出されてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の建設汚泥の処理
において、泥水排出量が少ない建設現場の場合には、泥
水をバキューム車や密閉式ダンプカーで集中処理施設に
搬送し、そこで脱水・乾燥・固化処理を行っていた。ま
た、泥水排出量が多い場合は、現場の基地に泥水処理施
設を設け、そこで機械的な脱水処理まで行うか、脱水機
を架装したトレーラを基地に配置して脱水処理を行って
おり、泥水の含水率を低減させた脱水ケーキの大部分は
埋立処分場に廃棄されていた。
において、泥水排出量が少ない建設現場の場合には、泥
水をバキューム車や密閉式ダンプカーで集中処理施設に
搬送し、そこで脱水・乾燥・固化処理を行っていた。ま
た、泥水排出量が多い場合は、現場の基地に泥水処理施
設を設け、そこで機械的な脱水処理まで行うか、脱水機
を架装したトレーラを基地に配置して脱水処理を行って
おり、泥水の含水率を低減させた脱水ケーキの大部分は
埋立処分場に廃棄されていた。
【0007】しかし、泥水排出量の多い大都市圏では、
近年、埋立処分場の量的確保が困難になりつつあるこ
と、及び、排出現場から集中処理施設あるいは最終埋立
処分場までの輸送距離が長くなりつつあることにより、
処理費用の高騰を来たしつつある。そのため、埋立処分
が可能な汚泥の一部は、埋立材、盛土材などとして土地
造成に利用されているが、そのコストが天然の土砂並み
であるため、汚泥の積極的な有効利用が行われていると
は必ずしも言えない状態であった。
近年、埋立処分場の量的確保が困難になりつつあるこ
と、及び、排出現場から集中処理施設あるいは最終埋立
処分場までの輸送距離が長くなりつつあることにより、
処理費用の高騰を来たしつつある。そのため、埋立処分
が可能な汚泥の一部は、埋立材、盛土材などとして土地
造成に利用されているが、そのコストが天然の土砂並み
であるため、汚泥の積極的な有効利用が行われていると
は必ずしも言えない状態であった。
【0008】本発明は、このような状況に鑑みて、建設
汚泥を積極的に資源として再生することに着目し、脱水
乾燥後の汚泥固形物を造粒・成形して焼結させること
で、骨材あるいは土壌改良材として活用できる方法を提
供しようとするものである。
汚泥を積極的に資源として再生することに着目し、脱水
乾燥後の汚泥固形物を造粒・成形して焼結させること
で、骨材あるいは土壌改良材として活用できる方法を提
供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の建設汚泥造粒物
の焼結方法は、脱水乾燥処理された建設汚泥に微粉砕紙
を混合成形し、該成形物を大気と隔絶した焼成炉の移動
グレート上に積層し、該成形物に含有される可燃物であ
る微粉砕紙量に応じて酸素濃度を制御しながら焼結する
ことを特徴としている。
の焼結方法は、脱水乾燥処理された建設汚泥に微粉砕紙
を混合成形し、該成形物を大気と隔絶した焼成炉の移動
グレート上に積層し、該成形物に含有される可燃物であ
る微粉砕紙量に応じて酸素濃度を制御しながら焼結する
ことを特徴としている。
【0010】
【作用】上記において、脱水乾燥処理された建設汚泥に
は、これより製造しようとする焼結製品の性状に見合っ
た量の可燃物である微粉砕紙を混合させ、この混合物を
所定の形状に成形する。
は、これより製造しようとする焼結製品の性状に見合っ
た量の可燃物である微粉砕紙を混合させ、この混合物を
所定の形状に成形する。
【0011】この成形物は大気と隔絶した焼成炉の移動
グレート上に積層して焼結を行うが、この焼結に当って
は、焼結温度が低過ぎるために焼結製品が焼結不充分で
あったり、焼結温度が高過ぎるために焼結製品が形崩れ
して溶融固化しないように焼結温度を調整する必要があ
る。
グレート上に積層して焼結を行うが、この焼結に当って
は、焼結温度が低過ぎるために焼結製品が焼結不充分で
あったり、焼結温度が高過ぎるために焼結製品が形崩れ
して溶融固化しないように焼結温度を調整する必要があ
る。
【0012】本発明においては、成形物に含有される可
燃物である微粉砕紙の分量に応じて酸素濃度をコントロ
ールし、焼結温度が一定範囲内に維持されるものとして
いる。
燃物である微粉砕紙の分量に応じて酸素濃度をコントロ
ールし、焼結温度が一定範囲内に維持されるものとして
いる。
【0013】上記により、建設汚泥に可燃物である微粉
砕紙を配合して成形物を成形するため、焼結のための燃
料の使用を抑制することができ、成形物の焼結は焼結温
度が一定範囲となるように酸素濃度が制御された雰囲気
で行われるため、良質な土壌改良材、濾過助材、人工軽
骨材等の焼結製品が安価に製造可能となる。
砕紙を配合して成形物を成形するため、焼結のための燃
料の使用を抑制することができ、成形物の焼結は焼結温
度が一定範囲となるように酸素濃度が制御された雰囲気
で行われるため、良質な土壌改良材、濾過助材、人工軽
骨材等の焼結製品が安価に製造可能となる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例に用いられる装置を図1に
よって説明する。図1において、1,2はそれぞれ建設
汚泥(脱水乾燥品)と微粉砕紙を収容するホッパ、3は
同ホッパ1,2の下方に設けられ同ホッパ1,2から供
給された建設汚泥及び微粉砕紙を散水された水4ととも
に混練する混練機、5は同混練機3の下方に設けられ前
記混練された建設汚泥及び微粉砕紙が供給され生ペレッ
トを成型する成型機である。
よって説明する。図1において、1,2はそれぞれ建設
汚泥(脱水乾燥品)と微粉砕紙を収容するホッパ、3は
同ホッパ1,2の下方に設けられ同ホッパ1,2から供
給された建設汚泥及び微粉砕紙を散水された水4ととも
に混練する混練機、5は同混練機3の下方に設けられ前
記混練された建設汚泥及び微粉砕紙が供給され生ペレッ
トを成型する成型機である。
【0015】6は同成型機5の下方に設けられ同成型機
5より生ペレットを供給され収容する生ペレット投入用
ホッパ、6′は同生ペレット用投入用ホッパ6と併設さ
れ焼成製品(焼成ペレット)を収容する床敷ペレット投
入用ホッパで、7は同ホッパ6′と前記生ペレット投入
用ホッパ6の下方に設けられ同ホッパ6からペレットが
投入され下部にグレート7′を有し内部が大気と隔絶さ
れた焼成炉である。
5より生ペレットを供給され収容する生ペレット投入用
ホッパ、6′は同生ペレット用投入用ホッパ6と併設さ
れ焼成製品(焼成ペレット)を収容する床敷ペレット投
入用ホッパで、7は同ホッパ6′と前記生ペレット投入
用ホッパ6の下方に設けられ同ホッパ6からペレットが
投入され下部にグレート7′を有し内部が大気と隔絶さ
れた焼成炉である。
【0016】8はグレート7′の下方に設けられた吸引
ボックス8、9は同ボックス8の底部に配管を介して接
続され同ボックス8内の気体を吸引して上記焼成炉7内
へ再び供給するブロワ、12は前記焼成炉7に接続され
同焼成炉7で焼成されたペレットを製品回収ホッパ13
へ送るベルトコンベヤである。また、10は焼成炉7に
設けられた着火装置、11は焼成炉7に設けられた仕切
板である。
ボックス8、9は同ボックス8の底部に配管を介して接
続され同ボックス8内の気体を吸引して上記焼成炉7内
へ再び供給するブロワ、12は前記焼成炉7に接続され
同焼成炉7で焼成されたペレットを製品回収ホッパ13
へ送るベルトコンベヤである。また、10は焼成炉7に
設けられた着火装置、11は焼成炉7に設けられた仕切
板である。
【0017】次に、前記図1に示す装置を用いて行った
建設汚泥造粒物の製造について、その要領を以下に説明
する。
建設汚泥造粒物の製造について、その要領を以下に説明
する。
【0018】こゝで、建設汚泥としては、リバース工法
の地下掘削工事排出物をフィルタープレスで脱水し、さ
らに乾燥したものを使用した。この建設汚泥の性状は表
1に示す通りである。また、可燃物である微粉砕紙とし
ては、新聞紙を破砕機により破砕し、2mmφのスクリ
ーンを通過したものを使用した。
の地下掘削工事排出物をフィルタープレスで脱水し、さ
らに乾燥したものを使用した。この建設汚泥の性状は表
1に示す通りである。また、可燃物である微粉砕紙とし
ては、新聞紙を破砕機により破砕し、2mmφのスクリ
ーンを通過したものを使用した。
【0019】
【表1】
【0020】前記乾燥された建設汚泥と微粉砕紙はそれ
ぞれホッパ1,2に投入され、同ホッパ1,2より所定
量の原料を供給された混練機3は、水を20〜30重量
%添加して混練する。この混練物は成型機5に投入され
て、粒形が10mmφ×10mmlの成型物である生ペ
レットが連続的に製造される。
ぞれホッパ1,2に投入され、同ホッパ1,2より所定
量の原料を供給された混練機3は、水を20〜30重量
%添加して混練する。この混練物は成型機5に投入され
て、粒形が10mmφ×10mmlの成型物である生ペ
レットが連続的に製造される。
【0021】得られた生ペレットは生ペレット投入用ホ
ッパ6から大気と隔絶された焼成炉7に投入され、同焼
成炉7において乾燥、着火、焼結、冷却工程を経て焼結
される。
ッパ6から大気と隔絶された焼成炉7に投入され、同焼
成炉7において乾燥、着火、焼結、冷却工程を経て焼結
される。
【0022】この焼結に当っては、まず、グレート7′
上に床敷ペレット投入用ホッパ6′から焼結製品を投入
し、30mmの厚さで敷きつめて床敷とし、その上に前
記生ペレットを供給し、200mm厚さに積み付ける。
この積層された生ペレットはグレート7′の下方の吸引
ボックス8から30mm H2Oの圧力で吸引されつつ、30
0℃の熱風で5分間乾燥された後、着火装置(LPGバ
ーナ)10で生ペレット表層が着火(着火温度1000
〜1200℃)される。
上に床敷ペレット投入用ホッパ6′から焼結製品を投入
し、30mmの厚さで敷きつめて床敷とし、その上に前
記生ペレットを供給し、200mm厚さに積み付ける。
この積層された生ペレットはグレート7′の下方の吸引
ボックス8から30mm H2Oの圧力で吸引されつつ、30
0℃の熱風で5分間乾燥された後、着火装置(LPGバ
ーナ)10で生ペレット表層が着火(着火温度1000
〜1200℃)される。
【0023】焼成炉7の内部は焼成入口ガス量800〜
1500Nm3/h 、焼成入口O2 濃度3〜15%の範囲で
制御されており、この中で生ペレットは約30分間加熱
され焼結される。この焼結されたペレットはベルトコン
ベア12を介して製品回収ホッパ13に送られ、貯蔵さ
れる。
1500Nm3/h 、焼成入口O2 濃度3〜15%の範囲で
制御されており、この中で生ペレットは約30分間加熱
され焼結される。この焼結されたペレットはベルトコン
ベア12を介して製品回収ホッパ13に送られ、貯蔵さ
れる。
【0024】上記ペレットの焼結については、焼成炉7
内の最適焼結条件を見出すため、建設汚泥と混練される
微粉砕紙の量に応じて着火温度(焼成温度)、焼成入口
ガス量、並びに焼成入口O2 濃度を変化させた焼成試験
を行った。この焼成試験結果より得られたデータの中か
ら代表的なデータを抽出して整理したものが、下記の表
2である。以下表2に示されたデータについて考察を行
う。
内の最適焼結条件を見出すため、建設汚泥と混練される
微粉砕紙の量に応じて着火温度(焼成温度)、焼成入口
ガス量、並びに焼成入口O2 濃度を変化させた焼成試験
を行った。この焼成試験結果より得られたデータの中か
ら代表的なデータを抽出して整理したものが、下記の表
2である。以下表2に示されたデータについて考察を行
う。
【0025】
【表2】
【0026】表2において、例えば建設汚泥/微粉砕紙
の配合比が50/50の場合、焼成温度の影響について
試験符号A〜Eのデータを見ると、900℃では焼結不
充分であり、圧壊強度が低い。1250℃では焼成温度
が高過ぎて焼結製品が形崩れして溶融固化している。従
って適正焼成温度は1000〜1200℃であることが
判る。
の配合比が50/50の場合、焼成温度の影響について
試験符号A〜Eのデータを見ると、900℃では焼結不
充分であり、圧壊強度が低い。1250℃では焼成温度
が高過ぎて焼結製品が形崩れして溶融固化している。従
って適正焼成温度は1000〜1200℃であることが
判る。
【0027】上記配合におけるO2 濃度の影響について
試験符号C,F〜Hのデータを見ると、2%では未焼成
であり、10%では焼成温度が上昇し焼塊する。従っ
て、適正O2 濃度は3〜9%であることが判る。
試験符号C,F〜Hのデータを見ると、2%では未焼成
であり、10%では焼成温度が上昇し焼塊する。従っ
て、適正O2 濃度は3〜9%であることが判る。
【0028】また、上記配合におけるガス量の影響につ
いて試験符号C,I,Jのデータを見ると、適正ガス量
は800〜1500Nm3/h であることが判る。800Nm
3/h以下では生ペレットの上層から下層までの焼成速度
が遅くなり、焼成炉7内の焼成域を長くする必要が生じ
て設備の大型化が要求され、また、1500Nm3/h 以上
では大容量のブロワ9が必要となり、いずれも焼成設備
費が高くなり、不都合である。
いて試験符号C,I,Jのデータを見ると、適正ガス量
は800〜1500Nm3/h であることが判る。800Nm
3/h以下では生ペレットの上層から下層までの焼成速度
が遅くなり、焼成炉7内の焼成域を長くする必要が生じ
て設備の大型化が要求され、また、1500Nm3/h 以上
では大容量のブロワ9が必要となり、いずれも焼成設備
費が高くなり、不都合である。
【0029】一方、微粉砕紙の配合量の影響について試
験符号C,K〜Oのデータを見ると、適切な着火温度を
保つため微粉砕紙配合量の増加に応じてO2 濃度を減少
させる必要があり、骨材物性は微粉砕紙配合量の増加に
伴い、絶乾比重、圧壊強度が低下し、吸水率は逆に増加
することが判る。
験符号C,K〜Oのデータを見ると、適切な着火温度を
保つため微粉砕紙配合量の増加に応じてO2 濃度を減少
させる必要があり、骨材物性は微粉砕紙配合量の増加に
伴い、絶乾比重、圧壊強度が低下し、吸水率は逆に増加
することが判る。
【0030】即ち、生ペレット中に含有される微粉砕紙
は、焼成中に消失されて微小空洞の形成に寄与してお
り、紙配合量の増加に伴う微小空洞体積の増加は、骨材
物性に著しい影響を与えていることが判る。なお、微粉
砕紙配合量にも限界があり、該配合量が60%以上にな
ると圧壊強度が急激に低下するため、いたずらに微粉砕
紙配合量を増加させることは好ましくない。
は、焼成中に消失されて微小空洞の形成に寄与してお
り、紙配合量の増加に伴う微小空洞体積の増加は、骨材
物性に著しい影響を与えていることが判る。なお、微粉
砕紙配合量にも限界があり、該配合量が60%以上にな
ると圧壊強度が急激に低下するため、いたずらに微粉砕
紙配合量を増加させることは好ましくない。
【0031】以上の焼成試験結果から、建設汚泥造粒物
の製造条件としては、微粉砕紙配合量を5〜70重量%
とし、この可燃分量に応じて、O2 濃度を3〜15%に
制御し、着火温度を1000〜1200℃としてペレッ
トの焼結を行うのが好しい。
の製造条件としては、微粉砕紙配合量を5〜70重量%
とし、この可燃分量に応じて、O2 濃度を3〜15%に
制御し、着火温度を1000〜1200℃としてペレッ
トの焼結を行うのが好しい。
【0032】これらの焼結製品のうち吸水率が30%以
上、圧壊強度10kg/個のものは土壌改良材及び濾過
助材として充分適用でき得るものであり、この物性目標
値を満足する紙配合量は30〜50重量%である。一
方、人工軽量骨材の物性目標値(Ig. Loss 1.0%以下、
絶乾比重1.0〜1.5、吸水率18%以下、圧壊強度
40kg/個)を満足するものもあり人工軽量骨材とし
ても適用可能である。
上、圧壊強度10kg/個のものは土壌改良材及び濾過
助材として充分適用でき得るものであり、この物性目標
値を満足する紙配合量は30〜50重量%である。一
方、人工軽量骨材の物性目標値(Ig. Loss 1.0%以下、
絶乾比重1.0〜1.5、吸水率18%以下、圧壊強度
40kg/個)を満足するものもあり人工軽量骨材とし
ても適用可能である。
【0033】前記焼成試験結果の考察より、焼結製品の
物性に与える影響の大きいものは微粉砕紙配合量と供給
ガス中のO2 濃度である。
物性に与える影響の大きいものは微粉砕紙配合量と供給
ガス中のO2 濃度である。
【0034】そこで、微粉砕紙配合量(焼結製品の可燃
分量)と供給ガス中のO2 濃度をそれぞれ横軸と縦軸に
とり、これによって形成される領域を前記試験結果のデ
ータをもとに適正焼成域、未焼成域、やゝ焼塊域、焼塊
域に区分した。これを図示したものが図2である。
分量)と供給ガス中のO2 濃度をそれぞれ横軸と縦軸に
とり、これによって形成される領域を前記試験結果のデ
ータをもとに適正焼成域、未焼成域、やゝ焼塊域、焼塊
域に区分した。これを図示したものが図2である。
【0035】生ペレットの焼結に当っては、焼成入口ガ
ス量を800〜1500Nm3/h とし、所定の微粉砕紙配
合量に対するO2 濃度を図2を用いて選定して制御し、
着火温度を1000〜1200℃の範囲とすることによ
って良好な焼結製品を得ることを可能とした。
ス量を800〜1500Nm3/h とし、所定の微粉砕紙配
合量に対するO2 濃度を図2を用いて選定して制御し、
着火温度を1000〜1200℃の範囲とすることによ
って良好な焼結製品を得ることを可能とした。
【0036】なお、前記適正焼成域とは物性目標値を満
足し、焼塊のない良質製品が得られる領域、未焼成域と
は物性目標値を満足しない領域、やゝ焼塊域とは焼結製
品同士が融着しているが、解砕により焼結製品として利
用できる領域、焼塊域とは焼成温度が高く、焼結製品同
士が完全融着し、製品として利用できない領域である。
足し、焼塊のない良質製品が得られる領域、未焼成域と
は物性目標値を満足しない領域、やゝ焼塊域とは焼結製
品同士が融着しているが、解砕により焼結製品として利
用できる領域、焼塊域とは焼成温度が高く、焼結製品同
士が完全融着し、製品として利用できない領域である。
【0037】上記により、ペレットは建設汚泥に可燃物
である微粉砕紙を配合して成形されるため、焼結のため
の燃料を抑制することができ、また、その焼結は焼結温
度が一定範囲となるように酸素濃度が制御された雰囲気
で行われるため、高吸水率の土壌改良材・濾過助材や高
圧壊強度の人工軽量骨材の安価な製造が可能となった。
である微粉砕紙を配合して成形されるため、焼結のため
の燃料を抑制することができ、また、その焼結は焼結温
度が一定範囲となるように酸素濃度が制御された雰囲気
で行われるため、高吸水率の土壌改良材・濾過助材や高
圧壊強度の人工軽量骨材の安価な製造が可能となった。
【0038】なお、本実施例では乾燥処理された建設汚
泥を用いたが、脱水機にて処理した脱水ケーキ(含水率
35%)の建設汚泥に微粉砕紙を配合し、混練した後、
成形物を成型機にて成型できることも確認している。
泥を用いたが、脱水機にて処理した脱水ケーキ(含水率
35%)の建設汚泥に微粉砕紙を配合し、混練した後、
成形物を成型機にて成型できることも確認している。
【0039】また、本実施例においては、微粉砕紙とし
て新聞紙を破砕機により破砕したものを用いているが、
ダンボール、雑誌その他の古紙あるいは再生パルプなど
安価に入手可能な紙類であれば限定されるものでない。
て新聞紙を破砕機により破砕したものを用いているが、
ダンボール、雑誌その他の古紙あるいは再生パルプなど
安価に入手可能な紙類であれば限定されるものでない。
【0040】
【発明の効果】本発明の建設汚泥造粒物の焼結方法は、
造粒物が建設汚泥に可燃物である微粉砕紙が配合されて
成形されるため、焼結のための燃料の使用を抑制するこ
とができ、また、造粒物は焼結温度が一定範囲となるよ
うに微粉砕紙の分量に見合った酸素濃度に制御された雰
囲気で焼結されるため、良質な土壌改良材、濾過助材、
人工軽骨材等の焼結製品が安価に製造可能となる。
造粒物が建設汚泥に可燃物である微粉砕紙が配合されて
成形されるため、焼結のための燃料の使用を抑制するこ
とができ、また、造粒物は焼結温度が一定範囲となるよ
うに微粉砕紙の分量に見合った酸素濃度に制御された雰
囲気で焼結されるため、良質な土壌改良材、濾過助材、
人工軽骨材等の焼結製品が安価に製造可能となる。
【図1】本発明の一実施例に係る焼成フローの説明図で
ある。
ある。
【図2】上記一実施例の焼成条件に及ぼす可燃分量と供
給ガス中のO2 濃度の影響の説明図である。
給ガス中のO2 濃度の影響の説明図である。
1 建設汚泥ホッパ 2 微粉砕紙ホッパ 3 混練機 4 水 5 成型機 6 生ペレット投入用ホッパ 6′ 床敷ペレット投入用ホッパ 7 焼成炉 7′ 焼成炉のグレート 8 吸引ボックス 9 ブロワ 10 着火装置 11 仕切板 12 ベルトコンベヤ 13 製品回収ホッパ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】上記により、建設汚泥に可燃物である微粉
砕紙を配合して成形物を成形するため、焼結のための燃
料の使用を抑制することができ、成形物の焼結は焼結温
度が一定範囲となるように酸素濃度が制御された雰囲気
で行われるため、良質な土壌改良材、濾過助材、人口軽
量骨材等の焼結製品が安価に製造可能となる。
砕紙を配合して成形物を成形するため、焼結のための燃
料の使用を抑制することができ、成形物の焼結は焼結温
度が一定範囲となるように酸素濃度が制御された雰囲気
で行われるため、良質な土壌改良材、濾過助材、人口軽
量骨材等の焼結製品が安価に製造可能となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】8はグレート7′の下方に設けられた吸引
ボックス、9は同ボックス8の底部に配管を介して接続
され同ボックス8内の気体を吸引して上記焼成炉7内へ
再び供給するブロワ、12は前記焼成炉7に接続され同
焼成炉7で焼成されたペレットを製品回収ホッパ13へ
送るベルトコンベヤである。また、10は焼成炉7に設
けられた着火装置、11は焼成炉7に設けられた仕切板
である。
ボックス、9は同ボックス8の底部に配管を介して接続
され同ボックス8内の気体を吸引して上記焼成炉7内へ
再び供給するブロワ、12は前記焼成炉7に接続され同
焼成炉7で焼成されたペレットを製品回収ホッパ13へ
送るベルトコンベヤである。また、10は焼成炉7に設
けられた着火装置、11は焼成炉7に設けられた仕切板
である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【表2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】これらの焼結製品のうち吸水率が30%以
上、圧壊強度10kg/個以上のものは土壌改良材及び
濾過助材として充分適用でき得るものであり、この物性
目標値を満足する紙配合量は30〜50重量%である。
一方、人口軽量骨材の物性目標値(Ig. Loss 1.0%以
下、絶乾比重1.0〜1.5、吸水率18%以下、圧壊
強度40kg/個以上)を満足するものもあり人口軽量
骨材としても適用可能である。
上、圧壊強度10kg/個以上のものは土壌改良材及び
濾過助材として充分適用でき得るものであり、この物性
目標値を満足する紙配合量は30〜50重量%である。
一方、人口軽量骨材の物性目標値(Ig. Loss 1.0%以
下、絶乾比重1.0〜1.5、吸水率18%以下、圧壊
強度40kg/個以上)を満足するものもあり人口軽量
骨材としても適用可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 貝 敏雄 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 世良 俊邦 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 木下 友弘 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 高木 肇 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 阿部 洋三 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 小笠原 均郎 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 脱水乾燥処理された建設汚泥に微粉砕紙
を混合成形し、該成形物を大気と隔絶した焼成炉の移動
グレート上に積層し、該成形物に含有される可燃物であ
る微粉砕紙量に応じて酸素濃度を制御しながら焼結する
ことを特徴とする建設汚泥造粒物の焼結方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6819792A JPH05269493A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 建設汚泥造粒物の焼結方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6819792A JPH05269493A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 建設汚泥造粒物の焼結方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05269493A true JPH05269493A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=13366829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6819792A Withdrawn JPH05269493A (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 建設汚泥造粒物の焼結方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05269493A (ja) |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP6819792A patent/JPH05269493A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |