JPH0527019B2 - - Google Patents
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- JPH0527019B2 JPH0527019B2 JP61175381A JP17538186A JPH0527019B2 JP H0527019 B2 JPH0527019 B2 JP H0527019B2 JP 61175381 A JP61175381 A JP 61175381A JP 17538186 A JP17538186 A JP 17538186A JP H0527019 B2 JPH0527019 B2 JP H0527019B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- gas
- input amount
- temperature
- detected
- Prior art date
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は冷凍装置に関するもので、特に循環
冷媒量のガス欠状態を判別する機能を有する冷凍
装置に関する。
冷媒量のガス欠状態を判別する機能を有する冷凍
装置に関する。
(従来の技術)
循環冷媒量のガス欠状態の判定に関する従来例
としては、例えば本出願人の先の出願(特願昭60
−40741号)を挙げることができる。この装置に
ついて、本願発明の実施例では第2図に基づいて
説明すると、この装置は図のように、1台の室外
ユニツトXに複数台の室内ユニツトA〜Dを接続
した構成のもので、各室内熱交換器18は、液側
支管15…15とガス側支管17…17との間に
接続さている。また第1液管10と第2液管12
との間には、受液器11が介設されているが、こ
の受液器11は、キヤピラリーチユーブ21及び
配管20を介して圧縮機1の吸込配管4に接続さ
れている。なお上記第1液管10には第1電動膨
張弁13が、また各液側支管15…15には第2
電動膨張弁16…16がそれぞれ介設されてい
る。また上記配管20には第1温度センサー31
が、また圧縮機1の吸込配管4には第2温度セン
サー32が、さらにガス側支管17には第4温度
センサー34がそれぞれ取着されている。上記第
1温度センサー31は、低圧ガス冷媒の圧力相当
飽和温度T1を検出するためのものである。
としては、例えば本出願人の先の出願(特願昭60
−40741号)を挙げることができる。この装置に
ついて、本願発明の実施例では第2図に基づいて
説明すると、この装置は図のように、1台の室外
ユニツトXに複数台の室内ユニツトA〜Dを接続
した構成のもので、各室内熱交換器18は、液側
支管15…15とガス側支管17…17との間に
接続さている。また第1液管10と第2液管12
との間には、受液器11が介設されているが、こ
の受液器11は、キヤピラリーチユーブ21及び
配管20を介して圧縮機1の吸込配管4に接続さ
れている。なお上記第1液管10には第1電動膨
張弁13が、また各液側支管15…15には第2
電動膨張弁16…16がそれぞれ介設されてい
る。また上記配管20には第1温度センサー31
が、また圧縮機1の吸込配管4には第2温度セン
サー32が、さらにガス側支管17には第4温度
センサー34がそれぞれ取着されている。上記第
1温度センサー31は、低圧ガス冷媒の圧力相当
飽和温度T1を検出するためのものである。
そして上記した装置においては、冷房運転時に
は、蒸発器となる室内熱交換器18…18の出口
での蒸発冷媒の温度を上記第4温度センサー34
にて検出すると共に、この検出温度T4と上記第
1温度センサー31の検出温度T1とから蒸発冷
媒の過熱度を求め、この過熱度が基準過熱度に近
づくように各第2電動膨張弁16…16の開度制
御を行なうのである。一方、暖房運転時には、上
記第2温度センサー32での検出温度T2と、上
記第1温度センサー31での検出温度T1とから
過熱度を求め、上記同様に第1電動膨張弁13の
開度制御を行なう。そして、基準過熱度よりも検
出される過熱度の方が大きい場合には、各電動膨
張弁16,13は、流動冷媒量を増加させるため
に開側に作動されるが、この開側作動を継続して
いつても検出される過熱度が低下せず、各電動膨
張弁16,13において、設定上限開度以上の状
態が一定時間継続した場合には、異常乾き判定、
さらにはガス欠と判断して、異常信号を出力する
ようになされている。
は、蒸発器となる室内熱交換器18…18の出口
での蒸発冷媒の温度を上記第4温度センサー34
にて検出すると共に、この検出温度T4と上記第
1温度センサー31の検出温度T1とから蒸発冷
媒の過熱度を求め、この過熱度が基準過熱度に近
づくように各第2電動膨張弁16…16の開度制
御を行なうのである。一方、暖房運転時には、上
記第2温度センサー32での検出温度T2と、上
記第1温度センサー31での検出温度T1とから
過熱度を求め、上記同様に第1電動膨張弁13の
開度制御を行なう。そして、基準過熱度よりも検
出される過熱度の方が大きい場合には、各電動膨
張弁16,13は、流動冷媒量を増加させるため
に開側に作動されるが、この開側作動を継続して
いつても検出される過熱度が低下せず、各電動膨
張弁16,13において、設定上限開度以上の状
態が一定時間継続した場合には、異常乾き判定、
さらにはガス欠と判断して、異常信号を出力する
ようになされている。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで、上記装置においては、各電動膨張弁
16,13を初期開度に初期設定して運転開始
し、その後に逐次過熱度を求めて上記電動膨張弁
16,13の開度制御を行なうときに、一回当り
の追加開度に制限を設けているので、例えば装置
停止中に冷媒配管からの漏れが生じており、この
ことにより多量のガス欠状態となつているような
場合には、このガス欠状態に応ずる前記設定上限
開度に達する迄に長時間を要し、加えてその状態
が一定時間経過後にガス欠判別がなされるので、
この間に圧縮機のコイル焼損等のトラブルが発生
するという問題点があつた。さらに、液管10,
12中の冷媒が液化されない状態、或いは液化が
不充分であるような多大のガス欠状態の場合に
は、第1温度センサー31では圧力相当飽和温度
としての温度を検出できなくなり、したがつて、
過熱度検出による上記開度制御がなし得なくなる
ので、ガス欠状態の異常検出ができなくなるとい
う問題がある。また、一般には圧縮機の吐出配管
に付設してある温度センサー30は、このような
ガス欠状態における圧縮機内の異常昇温の防止を
も目的として設けられているものであるが、この
温度検出に当たつては、圧縮機内で発生する熱量
を内部循環する冷媒によつて吐出配管に伝達する
というように冷媒からの熱伝達による圧縮機内部
と吐出配管との温度相関を前提としているもので
あり、したがつて、循環冷媒量が大幅に減少し、
上記温度相関が得られなくなるような、多大なガ
ス欠状態、特に、起動時より多大なガス欠状態と
なつている場合には、これを自動検出することが
できないという問題を有していた。
16,13を初期開度に初期設定して運転開始
し、その後に逐次過熱度を求めて上記電動膨張弁
16,13の開度制御を行なうときに、一回当り
の追加開度に制限を設けているので、例えば装置
停止中に冷媒配管からの漏れが生じており、この
ことにより多量のガス欠状態となつているような
場合には、このガス欠状態に応ずる前記設定上限
開度に達する迄に長時間を要し、加えてその状態
が一定時間経過後にガス欠判別がなされるので、
この間に圧縮機のコイル焼損等のトラブルが発生
するという問題点があつた。さらに、液管10,
12中の冷媒が液化されない状態、或いは液化が
不充分であるような多大のガス欠状態の場合に
は、第1温度センサー31では圧力相当飽和温度
としての温度を検出できなくなり、したがつて、
過熱度検出による上記開度制御がなし得なくなる
ので、ガス欠状態の異常検出ができなくなるとい
う問題がある。また、一般には圧縮機の吐出配管
に付設してある温度センサー30は、このような
ガス欠状態における圧縮機内の異常昇温の防止を
も目的として設けられているものであるが、この
温度検出に当たつては、圧縮機内で発生する熱量
を内部循環する冷媒によつて吐出配管に伝達する
というように冷媒からの熱伝達による圧縮機内部
と吐出配管との温度相関を前提としているもので
あり、したがつて、循環冷媒量が大幅に減少し、
上記温度相関が得られなくなるような、多大なガ
ス欠状態、特に、起動時より多大なガス欠状態と
なつている場合には、これを自動検出することが
できないという問題を有していた。
この発明は上記従来の問題点を解決するために
なされたものであつて、大幅なガス欠状態が生じ
た場合にもこれを正確に判別して、未然に圧縮機
のコイル焼損等のトラブルの発生を防止し得る冷
凍装置を提供することにある。
なされたものであつて、大幅なガス欠状態が生じ
た場合にもこれを正確に判別して、未然に圧縮機
のコイル焼損等のトラブルの発生を防止し得る冷
凍装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
そこでこの発明の冷凍装置は、第1図に示すよ
うに、利用側熱交換器18側の要求負荷に応じた
圧縮能力で能力制御される圧縮機1を有する冷凍
装置であつて、上記圧縮機1への電気的入力量を
検出する入力量検出手段48と、圧縮能力に応じ
て定められたガス欠判定用の基準入力量を予め記
憶する記憶手段52と、正常動作時の検出入力量
と上記基準入力量との間に安定に検出可能な差異
が生じる特定圧縮能力以上の運転領域において、
上記検出入力量が圧縮能力に応じた基準入力量以
下である状態が所定時間継続したときに、循環冷
媒量をガス欠状態と判定する判定手段50と、上
記判定手段50の出力を受けて異常信号を出力す
る異常信号出力手段51とを設けている。
うに、利用側熱交換器18側の要求負荷に応じた
圧縮能力で能力制御される圧縮機1を有する冷凍
装置であつて、上記圧縮機1への電気的入力量を
検出する入力量検出手段48と、圧縮能力に応じ
て定められたガス欠判定用の基準入力量を予め記
憶する記憶手段52と、正常動作時の検出入力量
と上記基準入力量との間に安定に検出可能な差異
が生じる特定圧縮能力以上の運転領域において、
上記検出入力量が圧縮能力に応じた基準入力量以
下である状態が所定時間継続したときに、循環冷
媒量をガス欠状態と判定する判定手段50と、上
記判定手段50の出力を受けて異常信号を出力す
る異常信号出力手段51とを設けている。
(作用)
上記装置においては、要求される圧縮能力を与
えるように駆動される圧縮機1において、正常作
動時の流通冷媒に対して、必要とされる圧縮仕事
に見合う入力量を含んだ正常時の合計入力量をも
とに設定した基準入力量が、予め記憶手段52に
記憶されている。一方、ガス欠時においては、上
記と同一の圧縮能力を与えるように駆動される圧
縮機1において、正常時より少量の流通冷媒量に
対する圧縮仕事に要する入力量は正常時よりも小
さくなる。そこで、実際の運転時の入力量と基準
入力量とを比較することにより、ガス欠状態の判
別が可能である。特に、上記においては、ガス欠
状態が過大である程、正常入力量とガス欠時の入
力量との差が大きくなり、したがつて、完全ガス
欠状態であつても判別が可能となる性格のもので
ある。そこで、入力量検出手段48と、上記検出
入力量と基準入力量とを比較・判定する判定手段
50と異常信号出力手段51とを設けることによ
り特に過大なガス欠状態においても自動検出が可
能となり、圧縮機1のコイル焼損等のトラブルの
発生を防止することができる。
えるように駆動される圧縮機1において、正常作
動時の流通冷媒に対して、必要とされる圧縮仕事
に見合う入力量を含んだ正常時の合計入力量をも
とに設定した基準入力量が、予め記憶手段52に
記憶されている。一方、ガス欠時においては、上
記と同一の圧縮能力を与えるように駆動される圧
縮機1において、正常時より少量の流通冷媒量に
対する圧縮仕事に要する入力量は正常時よりも小
さくなる。そこで、実際の運転時の入力量と基準
入力量とを比較することにより、ガス欠状態の判
別が可能である。特に、上記においては、ガス欠
状態が過大である程、正常入力量とガス欠時の入
力量との差が大きくなり、したがつて、完全ガス
欠状態であつても判別が可能となる性格のもので
ある。そこで、入力量検出手段48と、上記検出
入力量と基準入力量とを比較・判定する判定手段
50と異常信号出力手段51とを設けることによ
り特に過大なガス欠状態においても自動検出が可
能となり、圧縮機1のコイル焼損等のトラブルの
発生を防止することができる。
また圧縮能力が特定能力以上である運転領域に
おいてガス欠判定を行うのは、次のような理由に
よる。すなわち圧縮能力が低い場合には、基準入
力量と正常動作時の検出入力量とが非常に近接し
ており、したがつて誤判定を生ずるおそれがある
ためである。その一方、圧縮能力が大となるほ
ど、圧縮機1の全消費電力中における冷媒圧縮に
要する仕事量の割合が増加し、したがつて入力値
の差異によるガス欠判定が明確に行えるようにな
る。そして圧縮機1は利用側熱交換器18側から
の要求負荷に見合つた能力制御がなされることか
ら、低能力を初期値として運転が開始されたとし
ても、ガス欠時には利用側熱交換器18側の要求
が満足されず、したがつて圧縮能力を増加させる
方向で能力制御がなされることとなる。このこと
から誤判定を生じ易い低能力側での判定を行わな
くても、ガス欠時には必然的に圧縮能力は増加し
ていくものであるので、特定能力以上の運転領域
において、誤判定の少ない確実な判定が可能とな
るのである。
おいてガス欠判定を行うのは、次のような理由に
よる。すなわち圧縮能力が低い場合には、基準入
力量と正常動作時の検出入力量とが非常に近接し
ており、したがつて誤判定を生ずるおそれがある
ためである。その一方、圧縮能力が大となるほ
ど、圧縮機1の全消費電力中における冷媒圧縮に
要する仕事量の割合が増加し、したがつて入力値
の差異によるガス欠判定が明確に行えるようにな
る。そして圧縮機1は利用側熱交換器18側から
の要求負荷に見合つた能力制御がなされることか
ら、低能力を初期値として運転が開始されたとし
ても、ガス欠時には利用側熱交換器18側の要求
が満足されず、したがつて圧縮能力を増加させる
方向で能力制御がなされることとなる。このこと
から誤判定を生じ易い低能力側での判定を行わな
くても、ガス欠時には必然的に圧縮能力は増加し
ていくものであるので、特定能力以上の運転領域
において、誤判定の少ない確実な判定が可能とな
るのである。
(実施例)
次にこの発明の冷凍装置について、空気調和機
を例にして図面を参照しつつ詳細に説明する。
を例にして図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず第2図には、4台の室内ユニツトを備えた
マルチ型式の空気調和機の冷媒回路図を示すが、
図において、Xは室外ユニツトを、A〜Dは第1
〜第4室内ユニツトをそれぞれ示している。上記
室外ユニツトXは、圧縮機1を有しているが、こ
の圧縮機1はインバータ2によつて能力制御され
るものであつて、その吐出配管3と吸込配管4と
は、四路切換弁5に接続されている。上記四路切
換弁5には、第1ガス管6と第2ガス管7とがそ
れぞれ接続され、第2ガス管7には室外熱交換器
8が接続されている。なお上記室外熱交換器8に
は室外フアン9が付設されている。また上記室外
熱交換器8には、第1液管10、受液器11、第
2液管12が順次接続されており、上記第1液管
10には第1電動膨張弁13が介設されている。
上記第2液管12はヘツダー14に接続されてい
るが、このヘツダー14からは複数の、図の場合
には4本の液側支管15…15が分岐しており、
各液側支管15…15にはそれぞれ第2電動膨張
弁16…16が介設されている。一方上記第1ガ
ス管6からも上記に対応して4本のガス側支管1
7…17が分岐しており、上記各支管15,17
の間に、利用側熱交換器となる室内熱交換器18
…18が接続されている。なお各室内熱交換器1
8には室内フアン19が付設され、両者18,1
9によつて室内ユニツトA〜Dが構成されてい
る。また上記受液器11と、上記圧縮機1の吸込
配管4との間は、配管20によつて接続され、こ
の配管20にはキヤピラリーチユーブ21が介設
されている。なお同図において、22はガス閉鎖
弁、23は液閉鎖弁、24,25はマフラー、2
6はアキユームレータをそれぞれ示している。上
記空気調和機においては、図中実線矢印で示すよ
うに、圧縮機1から吐出された冷媒を、凝縮器と
なる室外熱交換器8から蒸発器となる室内熱交換
器18…18へと回流させることによつて冷房運
転を行ない、これとは逆に圧縮機1から吐出され
た冷媒を、凝縮器となる室内熱交換器18から蒸
発器となる室外熱交換器8へと回流させることに
よつて暖房運転を行なうのである(図中破線矢
印)。
マルチ型式の空気調和機の冷媒回路図を示すが、
図において、Xは室外ユニツトを、A〜Dは第1
〜第4室内ユニツトをそれぞれ示している。上記
室外ユニツトXは、圧縮機1を有しているが、こ
の圧縮機1はインバータ2によつて能力制御され
るものであつて、その吐出配管3と吸込配管4と
は、四路切換弁5に接続されている。上記四路切
換弁5には、第1ガス管6と第2ガス管7とがそ
れぞれ接続され、第2ガス管7には室外熱交換器
8が接続されている。なお上記室外熱交換器8に
は室外フアン9が付設されている。また上記室外
熱交換器8には、第1液管10、受液器11、第
2液管12が順次接続されており、上記第1液管
10には第1電動膨張弁13が介設されている。
上記第2液管12はヘツダー14に接続されてい
るが、このヘツダー14からは複数の、図の場合
には4本の液側支管15…15が分岐しており、
各液側支管15…15にはそれぞれ第2電動膨張
弁16…16が介設されている。一方上記第1ガ
ス管6からも上記に対応して4本のガス側支管1
7…17が分岐しており、上記各支管15,17
の間に、利用側熱交換器となる室内熱交換器18
…18が接続されている。なお各室内熱交換器1
8には室内フアン19が付設され、両者18,1
9によつて室内ユニツトA〜Dが構成されてい
る。また上記受液器11と、上記圧縮機1の吸込
配管4との間は、配管20によつて接続され、こ
の配管20にはキヤピラリーチユーブ21が介設
されている。なお同図において、22はガス閉鎖
弁、23は液閉鎖弁、24,25はマフラー、2
6はアキユームレータをそれぞれ示している。上
記空気調和機においては、図中実線矢印で示すよ
うに、圧縮機1から吐出された冷媒を、凝縮器と
なる室外熱交換器8から蒸発器となる室内熱交換
器18…18へと回流させることによつて冷房運
転を行ない、これとは逆に圧縮機1から吐出され
た冷媒を、凝縮器となる室内熱交換器18から蒸
発器となる室外熱交換器8へと回流させることに
よつて暖房運転を行なうのである(図中破線矢
印)。
そして、上記冷媒回路においては、上記キヤピ
ラリーチユーブ21の出口側の位置に、第1温度
センサー31が取着されているが、この第1温度
センサー31は、低圧ガス冷媒の圧力相当飽和温
度T1を検出するためのものである。また圧縮機
1の吸込配管4には、第2温度センサー32が、
一方上記各液側支管15…15には第3温度セン
サー33…33が、さらに上記各ガス側支管16
…16には第4温度センサー34…34が、また
圧縮機1の吐出配管3には第5温度センサー30
がそれぞれ取着されているが、これら各温度セン
サーの機能については後述する。
ラリーチユーブ21の出口側の位置に、第1温度
センサー31が取着されているが、この第1温度
センサー31は、低圧ガス冷媒の圧力相当飽和温
度T1を検出するためのものである。また圧縮機
1の吸込配管4には、第2温度センサー32が、
一方上記各液側支管15…15には第3温度セン
サー33…33が、さらに上記各ガス側支管16
…16には第4温度センサー34…34が、また
圧縮機1の吐出配管3には第5温度センサー30
がそれぞれ取着されているが、これら各温度セン
サーの機能については後述する。
第3図には上記空気調和機の制御系のブロツク
図を示す。図のように室外ユニツトXは室外制御
装置35を、また各室内ユニツトA〜Dは室内制
御装置36をそれぞれ有している。上記室内制御
装置36には、運転スイツチ37と室内サーモ3
8とがそれぞれ接続されており、室内制御装置3
6から室外制御装置35に対して次の3つの信
号、すなわち運転スイツチ37がONであり、
かつ室温が設定温度に達していないときに発せら
れる運転指令信号、検出室温と設定温度との温
度差に対応するΔT信号、機種コード信号がそ
れぞれ出力されるようになつている。
図を示す。図のように室外ユニツトXは室外制御
装置35を、また各室内ユニツトA〜Dは室内制
御装置36をそれぞれ有している。上記室内制御
装置36には、運転スイツチ37と室内サーモ3
8とがそれぞれ接続されており、室内制御装置3
6から室外制御装置35に対して次の3つの信
号、すなわち運転スイツチ37がONであり、
かつ室温が設定温度に達していないときに発せら
れる運転指令信号、検出室温と設定温度との温
度差に対応するΔT信号、機種コード信号がそ
れぞれ出力されるようになつている。
一方上記室外制御装置35は、上記運転指令の
ある室内ユニツトA〜Dの合計負荷容量値ΣSを
把握する負荷容量値把握部39と、運転指令のあ
る室内ユニツトA〜DのΔT信号を積算してΣΔT
を求める温度差検出部40と。上記ΣSとΣΔTと
に基づいて運転周波数指令信号を発する周波数制
御部41と、この指令信号を受けて、圧縮機1の
駆動モータ1aが接続されているインバータ2を
制御するインバータ制御部43とを有している。
また上記室外制御装置35はさらに、上記第1〜
第4温度センサー31〜34の検出温度に基づい
て第1及び第2電動膨張弁13,16…16の開
度を制御する弁制御部42を有している。さら
に、上記室外制御装置35は、後述するように、
流通冷媒量のガス欠状態を判別する機能を有する
流通冷媒状態判別部46と吐出管温度監視部47
と判定部50とを有している。
ある室内ユニツトA〜Dの合計負荷容量値ΣSを
把握する負荷容量値把握部39と、運転指令のあ
る室内ユニツトA〜DのΔT信号を積算してΣΔT
を求める温度差検出部40と。上記ΣSとΣΔTと
に基づいて運転周波数指令信号を発する周波数制
御部41と、この指令信号を受けて、圧縮機1の
駆動モータ1aが接続されているインバータ2を
制御するインバータ制御部43とを有している。
また上記室外制御装置35はさらに、上記第1〜
第4温度センサー31〜34の検出温度に基づい
て第1及び第2電動膨張弁13,16…16の開
度を制御する弁制御部42を有している。さら
に、上記室外制御装置35は、後述するように、
流通冷媒量のガス欠状態を判別する機能を有する
流通冷媒状態判別部46と吐出管温度監視部47
と判定部50とを有している。
上記構成の制御回路において、初めに圧縮機1
の圧縮能力、すなわちインバータ周波数の制御に
ついて説明する。
の圧縮能力、すなわちインバータ周波数の制御に
ついて説明する。
上記室外制御装置35においては上記のよう
に、各室内制御装置36…36から出力される機
種コード信号に基づき、負荷容量把握部39に
て、運転指令のある室内ユニツトA〜Dの合計負
荷容量ΣSを把握するようなされているが、それ
は以下のような手順によつて行なわれている。ま
ず室内制御装置36…36から出力される機種コ
ード信号は、各室内熱交換器18側の容量に対応
して定められたものであつて、例えば2240kcal/
hの容量に対しては「000」のコードが、
2800kcal/hには「001」が、3550kcal/hには
「010」が、また4500kcal/hには「011」という
ようにそれぞれ定められており、これらコードが
各室内ユニツトA〜D毎に記憶されている。また
負荷容量把握部39においては、記憶部44に、
上記機種コードに対応した負荷容量値Sが記憶さ
れている。この負荷容量値Sは、容量2240kcal/
h(機種コード「000」)を基準値「1」とし、
2800kcal/h(機種コード「001」)を「1.25」に、
3550kcal/h(機種コード「010」)を「1.5」に、
4500kcal/h(機種コード「011」)を「2」とし
てそれぞれ設定したものであつて、負荷容量把握
回路45においては、運転指令のある室内ユニツ
トA〜D毎に上記負荷容量値Sを読出すと共に、
これらの合計ΣSを演算するのである。
に、各室内制御装置36…36から出力される機
種コード信号に基づき、負荷容量把握部39に
て、運転指令のある室内ユニツトA〜Dの合計負
荷容量ΣSを把握するようなされているが、それ
は以下のような手順によつて行なわれている。ま
ず室内制御装置36…36から出力される機種コ
ード信号は、各室内熱交換器18側の容量に対応
して定められたものであつて、例えば2240kcal/
hの容量に対しては「000」のコードが、
2800kcal/hには「001」が、3550kcal/hには
「010」が、また4500kcal/hには「011」という
ようにそれぞれ定められており、これらコードが
各室内ユニツトA〜D毎に記憶されている。また
負荷容量把握部39においては、記憶部44に、
上記機種コードに対応した負荷容量値Sが記憶さ
れている。この負荷容量値Sは、容量2240kcal/
h(機種コード「000」)を基準値「1」とし、
2800kcal/h(機種コード「001」)を「1.25」に、
3550kcal/h(機種コード「010」)を「1.5」に、
4500kcal/h(機種コード「011」)を「2」とし
てそれぞれ設定したものであつて、負荷容量把握
回路45においては、運転指令のある室内ユニツ
トA〜D毎に上記負荷容量値Sを読出すと共に、
これらの合計ΣSを演算するのである。
上記室外制御装置35においては、上記のよう
に運転指令のある室内ユニツトA〜Dの合計負荷
容量値ΣSが把握される訳であるが、これと室内
サーモ38による室温と設定温度との差に対応し
た信号ΣΔTとに基づいて周波数制御部41によ
り圧縮機1の周波数が制御される。すなわち、上
記ΣSとΣΔTとに対応した初期設定周波数を記憶
しておき、運転開始時、運転部屋数増加時には上
記初期設定周波数での運転を行なうと共に、所定
時間経過後はΣΔTに基づいて、P制御、PID制
御等によつて周波数を変更していくのである。し
たがつて、例えば運転指令のある室内ユニツトA
〜Dの台数が多い場合には、総じて合計負荷容量
値ΣSは大きくなり、このときには高い周波数で
圧縮機1を駆動し、これにより空調能力を増加さ
せて、各室を要求に見合つた能力で同時に空調す
るのである。
に運転指令のある室内ユニツトA〜Dの合計負荷
容量値ΣSが把握される訳であるが、これと室内
サーモ38による室温と設定温度との差に対応し
た信号ΣΔTとに基づいて周波数制御部41によ
り圧縮機1の周波数が制御される。すなわち、上
記ΣSとΣΔTとに対応した初期設定周波数を記憶
しておき、運転開始時、運転部屋数増加時には上
記初期設定周波数での運転を行なうと共に、所定
時間経過後はΣΔTに基づいて、P制御、PID制
御等によつて周波数を変更していくのである。し
たがつて、例えば運転指令のある室内ユニツトA
〜Dの台数が多い場合には、総じて合計負荷容量
値ΣSは大きくなり、このときには高い周波数で
圧縮機1を駆動し、これにより空調能力を増加さ
せて、各室を要求に見合つた能力で同時に空調す
るのである。
次に上記弁制御部42による上記第1及び第2
電動膨張弁13,16…16の制御方法につき説
明する。まず冷房運転時には、第1電動膨張弁1
3を全開に維持すると共に、各第2電動膨張弁1
6…16の開度制御を行ない、各室内熱交換機1
8…18内で蒸発するガス冷媒の過熱度が略一定
になるように制御する。この場合、上記第1温度
センサー31にて検出した低圧相当飽和温度T1
と第4温度センサー34にて検出した蒸発冷媒温
度T4…T4との差、つまり検出過熱度(T4−
T1)と、基準過熱度SHOとの偏差E=(T4−
T1)−SHOに比例する開度P=C・E(Cは正
の定数)だけ各第2電動膨張弁16…16の開度
を増減(P>0は開、P<0は閉)する、いわゆ
るP制御を行なうのである。
電動膨張弁13,16…16の制御方法につき説
明する。まず冷房運転時には、第1電動膨張弁1
3を全開に維持すると共に、各第2電動膨張弁1
6…16の開度制御を行ない、各室内熱交換機1
8…18内で蒸発するガス冷媒の過熱度が略一定
になるように制御する。この場合、上記第1温度
センサー31にて検出した低圧相当飽和温度T1
と第4温度センサー34にて検出した蒸発冷媒温
度T4…T4との差、つまり検出過熱度(T4−
T1)と、基準過熱度SHOとの偏差E=(T4−
T1)−SHOに比例する開度P=C・E(Cは正
の定数)だけ各第2電動膨張弁16…16の開度
を増減(P>0は開、P<0は閉)する、いわゆ
るP制御を行なうのである。
一方、暖房運転時には、室外熱交換器8内で蒸
発する冷媒の過熱度を第1電動膨張弁13にて
PID制御し、また各第2電動膨張弁16…16に
おいては、運転中の各室内熱交換器18…18の
出口での凝縮冷媒温度を互いに等しくするような
制御(FD制御という)を行なう。前者は、第1
温度センサー31にて検出した低圧相当飽和温度
T1と、第2温度センサー32にて検出した蒸発
冷媒温度T2との差、つまり検出過熱度(T2−
T1)を求めると共に、この検出過熱度(T2−
T1)と基準過熱度SHOとの偏差E=(T2−T
1)−SHOを所定のサンプリング時間毎に求め、
各サンプリング毎の偏差E0,E1,E2、……
に基づいて、以下の式にて第1電動膨張弁13の
開度を制御する方式のものである。
発する冷媒の過熱度を第1電動膨張弁13にて
PID制御し、また各第2電動膨張弁16…16に
おいては、運転中の各室内熱交換器18…18の
出口での凝縮冷媒温度を互いに等しくするような
制御(FD制御という)を行なう。前者は、第1
温度センサー31にて検出した低圧相当飽和温度
T1と、第2温度センサー32にて検出した蒸発
冷媒温度T2との差、つまり検出過熱度(T2−
T1)を求めると共に、この検出過熱度(T2−
T1)と基準過熱度SHOとの偏差E=(T2−T
1)−SHOを所定のサンプリング時間毎に求め、
各サンプリング毎の偏差E0,E1,E2、……
に基づいて、以下の式にて第1電動膨張弁13の
開度を制御する方式のものである。
P=K0・E0+K1・(E0−E1)
+K2・(E0−2E1−E2)
(ただし、K0、K1、K2は定数)
すなわちP>0ならばPパルスだけ第1電動膨
張弁13を開弁し、一方P<0ならばP(絶対値)
パルスだけ閉弁するような制御を行なうのであ
る。
張弁13を開弁し、一方P<0ならばP(絶対値)
パルスだけ閉弁するような制御を行なうのであ
る。
また各第2電動膨張弁16…16によるFD制
御は、各第3温度センサー33…33で、運転中
の室内熱交換器18…18の出口での凝縮冷媒温
度T3…T3を検出すると共に、これら検出温度
T3…T3の平均温度Tmを求め、上記各第2電
動膨張弁16…16の開度を、上記平均温度Tm
と検出温度T3…T3との温度差(Tm−T3)
に比例する量P=D・(Tm−T3)(ただし、D
は正の定数)だけ増減(P>0は開、P<0は
閉)することによつて行なうのである。
御は、各第3温度センサー33…33で、運転中
の室内熱交換器18…18の出口での凝縮冷媒温
度T3…T3を検出すると共に、これら検出温度
T3…T3の平均温度Tmを求め、上記各第2電
動膨張弁16…16の開度を、上記平均温度Tm
と検出温度T3…T3との温度差(Tm−T3)
に比例する量P=D・(Tm−T3)(ただし、D
は正の定数)だけ増減(P>0は開、P<0は
閉)することによつて行なうのである。
上記のような各電動膨張弁13,16の開制制
御信号は、また、異常湿り運転、又は異常乾き運
転を判定する流通冷媒状態判別部46にも入力さ
れている。そして、例えば暖房時に第1電動膨張
弁13の開度がその設定上限値異常の状態が20分
以上継続した場合、一方冷房時に運転室における
各第2電動膨張弁16の開度が、同様に設定上限
値以上の状態が20分以上継続した場合には、これ
をガス欠状態と判定して、上記流通冷媒状態判別
部46より周波数制御部41に異常信号が入力さ
れ、周波数制御部41より、圧縮機1を停止する
信号が出力されるようになされている。
御信号は、また、異常湿り運転、又は異常乾き運
転を判定する流通冷媒状態判別部46にも入力さ
れている。そして、例えば暖房時に第1電動膨張
弁13の開度がその設定上限値異常の状態が20分
以上継続した場合、一方冷房時に運転室における
各第2電動膨張弁16の開度が、同様に設定上限
値以上の状態が20分以上継続した場合には、これ
をガス欠状態と判定して、上記流通冷媒状態判別
部46より周波数制御部41に異常信号が入力さ
れ、周波数制御部41より、圧縮機1を停止する
信号が出力されるようになされている。
さらに、圧縮機1の吐出配管3に取着されてい
る前記第5温度センサー30の検出温度信号は、
吐出管監視部47に入力されており、検出温度が
例えば120℃を越える場合には、上記吐出管温度
監視部47より異状信号が出力され、この異常信
号により、周波数制御部41から周波数強制低下
指令信号、或いはこの処理によつても、異状信号
が解除されない場合には、圧縮機1停止信号が出
力されるようになされている。
る前記第5温度センサー30の検出温度信号は、
吐出管監視部47に入力されており、検出温度が
例えば120℃を越える場合には、上記吐出管温度
監視部47より異状信号が出力され、この異常信
号により、周波数制御部41から周波数強制低下
指令信号、或いはこの処理によつても、異状信号
が解除されない場合には、圧縮機1停止信号が出
力されるようになされている。
上記の流通冷媒状態判別部46によつて、液管
10,12中の流通冷媒が液状にあり、したがつ
て配管20を通して圧力相当飽和温度の検出が可
能な範囲での低度のガス欠状態の判別が可能であ
る。また、圧縮機1内を流通する冷媒によつて、
圧縮機1内の温度と、吐出配管に取着されている
第5温度センサー30とで検出される温度とが、
略比例関係を有する範囲での中度のガス欠状態
は、上記吐出管温度監視部47によつて自動検出
が可能である。しかしながら、さらに過大なガス
欠状態、すなわち液管10,12中の流通冷媒状
態が液状でなくなり、したがつて圧力相当飽和温
度の検出ができず、また、圧縮機1内部の発生熱
量を奪つてこれを吐出配管3へと伝達して、両者
の温度相関性を維持し得る流通冷媒量以下となつ
たようなガス欠状態においては、前記流通冷媒状
態判別部46、吐出管温度監視部47において
は、これを判別することはできなくなる。そこで
この空気調和機においては、上記過大ガス欠状態
においても、これを自動的に検出するために、イ
ンバータ2への圧縮機1駆動用電源ラインにその
供給電流値Iiを検出するために設けてあるカレン
トトランス(すなわち、入力量検出手段)48の
検出値をA/D変換器49を介してデイジタル信
号に変換し、この信号によりガス欠状態を判定す
る判定部(すなわち、判定手段)50と、この判
定部50の出力を受けて異常信号を上記周波数制
御部41に入力する異常信号出力部(すなわち、
異常信号出力手段)51と、圧縮機1の圧縮能力
に応じた基準電流値を予め記憶させた記憶部(す
なわち、記憶手段)52とを設け、第4図のフロ
ーチヤートに示すような制御を行なつている。
10,12中の流通冷媒が液状にあり、したがつ
て配管20を通して圧力相当飽和温度の検出が可
能な範囲での低度のガス欠状態の判別が可能であ
る。また、圧縮機1内を流通する冷媒によつて、
圧縮機1内の温度と、吐出配管に取着されている
第5温度センサー30とで検出される温度とが、
略比例関係を有する範囲での中度のガス欠状態
は、上記吐出管温度監視部47によつて自動検出
が可能である。しかしながら、さらに過大なガス
欠状態、すなわち液管10,12中の流通冷媒状
態が液状でなくなり、したがつて圧力相当飽和温
度の検出ができず、また、圧縮機1内部の発生熱
量を奪つてこれを吐出配管3へと伝達して、両者
の温度相関性を維持し得る流通冷媒量以下となつ
たようなガス欠状態においては、前記流通冷媒状
態判別部46、吐出管温度監視部47において
は、これを判別することはできなくなる。そこで
この空気調和機においては、上記過大ガス欠状態
においても、これを自動的に検出するために、イ
ンバータ2への圧縮機1駆動用電源ラインにその
供給電流値Iiを検出するために設けてあるカレン
トトランス(すなわち、入力量検出手段)48の
検出値をA/D変換器49を介してデイジタル信
号に変換し、この信号によりガス欠状態を判定す
る判定部(すなわち、判定手段)50と、この判
定部50の出力を受けて異常信号を上記周波数制
御部41に入力する異常信号出力部(すなわち、
異常信号出力手段)51と、圧縮機1の圧縮能力
に応じた基準電流値を予め記憶させた記憶部(す
なわち、記憶手段)52とを設け、第4図のフロ
ーチヤートに示すような制御を行なつている。
まず、運転開始後、後述するように、インバー
タ2への入力電流値Iiが設定値以下の状態の継続
時間を計数するタイマTをリセツトし(ステツプ
S1)、以下のガス欠判定ステツプを実行する。す
なわちステツプS2において、入力電流値Iiを検出
し、次にこの時の、周波数制御部41からインバ
ータ制御部43へ出力される指令周波数を読み取
る。そして、ステツプS4において、記憶部44
より上記指令周波数に対する基準入力電流値Ilを
読み出すのである。上記記憶部44には、第5図
に示すグラフに基づいて、周波数と下限電流値Il
との関係データがデータテーブルとして入力され
ている。第5図において、横軸は圧縮機駆動周波
数であり、縦軸はインバータ入力電流値である。
同図で、斜線部は正常運転時の変動範囲を見込ん
だ正常動作範囲であり、その中心基準線は0.1F+
0.6(A)(Fは周波数)として設けられている。同
図のように、周波数が大きくなる程、圧縮能力は
大となり、したがつて入力電流も大となる。ここ
で、ガス欠が生じている場合には圧縮機での圧縮
仕事が低下し、したがつて、消費電力、すなわ
ち、定電圧駆動時には入力電流値が上記正常時よ
りも小さくなることとなり、そこで、上記正常動
作範囲よりも低電流側にガス欠の判定ラインIlを
設けている。この判定ラインIlは55Hzを下限判定
周波数としており、55Hz以上で判定をしようとす
るものである。これは、低周波数時には正常動作
範囲に上記Ilラインが近接し、したがつて誤判定
を生ずる恐れがあるからである。一方、周波数が
大となる程、圧縮機の全消費電力中に、液通冷媒
の圧縮に要する仕事量の割合が増加し、したがつ
て、入力電流値の差異によるガス欠判定が明確に
行なえるようになる。そして、圧縮機は利用側熱
交換器側からの要求負荷に見合つた周波数制御が
なされることから、低周波数を初期値として運転
が開始されたとしても、ガス欠時には、利用側熱
交換器側の要求が満足されず、したがつて周波数
を増加させる方向で周波数制御がなされることと
なる。このことから、誤判定を生じ易い低周波側
での判定ラインIlをカツトしても、ガス欠時には
必然的に制御周波数は増加していくものであるの
で、同図のような判定範囲の設定により、誤判定
を生ずることのない確実な判定が可能となる。
タ2への入力電流値Iiが設定値以下の状態の継続
時間を計数するタイマTをリセツトし(ステツプ
S1)、以下のガス欠判定ステツプを実行する。す
なわちステツプS2において、入力電流値Iiを検出
し、次にこの時の、周波数制御部41からインバ
ータ制御部43へ出力される指令周波数を読み取
る。そして、ステツプS4において、記憶部44
より上記指令周波数に対する基準入力電流値Ilを
読み出すのである。上記記憶部44には、第5図
に示すグラフに基づいて、周波数と下限電流値Il
との関係データがデータテーブルとして入力され
ている。第5図において、横軸は圧縮機駆動周波
数であり、縦軸はインバータ入力電流値である。
同図で、斜線部は正常運転時の変動範囲を見込ん
だ正常動作範囲であり、その中心基準線は0.1F+
0.6(A)(Fは周波数)として設けられている。同
図のように、周波数が大きくなる程、圧縮能力は
大となり、したがつて入力電流も大となる。ここ
で、ガス欠が生じている場合には圧縮機での圧縮
仕事が低下し、したがつて、消費電力、すなわ
ち、定電圧駆動時には入力電流値が上記正常時よ
りも小さくなることとなり、そこで、上記正常動
作範囲よりも低電流側にガス欠の判定ラインIlを
設けている。この判定ラインIlは55Hzを下限判定
周波数としており、55Hz以上で判定をしようとす
るものである。これは、低周波数時には正常動作
範囲に上記Ilラインが近接し、したがつて誤判定
を生ずる恐れがあるからである。一方、周波数が
大となる程、圧縮機の全消費電力中に、液通冷媒
の圧縮に要する仕事量の割合が増加し、したがつ
て、入力電流値の差異によるガス欠判定が明確に
行なえるようになる。そして、圧縮機は利用側熱
交換器側からの要求負荷に見合つた周波数制御が
なされることから、低周波数を初期値として運転
が開始されたとしても、ガス欠時には、利用側熱
交換器側の要求が満足されず、したがつて周波数
を増加させる方向で周波数制御がなされることと
なる。このことから、誤判定を生じ易い低周波側
での判定ラインIlをカツトしても、ガス欠時には
必然的に制御周波数は増加していくものであるの
で、同図のような判定範囲の設定により、誤判定
を生ずることのない確実な判定が可能となる。
上記のような判定ラインIlに基づいて、第4図
におけるステツプS4においては、ステツプS3で
検出されるその時の指令周波数に対応した基準電
流値Ilが記憶部52から読み出されるのである。
そして、その時のインバータ2への入力電流値Ii
と上記Ilとを比較し(ステツプS5)、IiがIlを越え
ていれば正常と判断してステツプS1に戻り、上
記の監視ステツプS2〜S5を継続する。そして、
ステツプS5でIiがIl以下であればステツプS6に移
行し、前記タイマTの計時カウントを開始する。
このタイマTは、上記ガス欠相当の低電流入力状
態が一定時間Tc継続するか否かを判別するため
に設けられており、例えば運転部屋数追加時等の
過渡的な状態変化による一時的な現象をガス欠と
判断することを防止するために設けられているも
のである。上記実施例では、このTcは、完全ガ
ス欠時の圧縮機1のコイル焼損に至る時間を基
に、24分の値を設定している。したがつて、ステ
ツプS7において、Tのカウント値がTcを越える
迄はステツプS2に戻り、改めてステツプS2〜S5
のIiとIlの状態判別が繰り返される。そして、ス
テツプS7でタイマTの計時値がTcを越えた場合
には、ステツプS8に移行し、異常信号出力部5
1から異常信号が周波数制御部41に出力され、
この信号により圧縮機1は停止されることとな
る。なお、上記低電流入力状態の継続判定ステツ
プ中において、IiがIlを越えた場合には、入力電
流値Iiの低下が前述した一時的な過渡現象と判断
してステツプS5よりステツプS1に移行し、それ
迄のタイマTの計時値をリセツトして、改めてガ
ス欠の監視ステツプを実行していくこととなる。
におけるステツプS4においては、ステツプS3で
検出されるその時の指令周波数に対応した基準電
流値Ilが記憶部52から読み出されるのである。
そして、その時のインバータ2への入力電流値Ii
と上記Ilとを比較し(ステツプS5)、IiがIlを越え
ていれば正常と判断してステツプS1に戻り、上
記の監視ステツプS2〜S5を継続する。そして、
ステツプS5でIiがIl以下であればステツプS6に移
行し、前記タイマTの計時カウントを開始する。
このタイマTは、上記ガス欠相当の低電流入力状
態が一定時間Tc継続するか否かを判別するため
に設けられており、例えば運転部屋数追加時等の
過渡的な状態変化による一時的な現象をガス欠と
判断することを防止するために設けられているも
のである。上記実施例では、このTcは、完全ガ
ス欠時の圧縮機1のコイル焼損に至る時間を基
に、24分の値を設定している。したがつて、ステ
ツプS7において、Tのカウント値がTcを越える
迄はステツプS2に戻り、改めてステツプS2〜S5
のIiとIlの状態判別が繰り返される。そして、ス
テツプS7でタイマTの計時値がTcを越えた場合
には、ステツプS8に移行し、異常信号出力部5
1から異常信号が周波数制御部41に出力され、
この信号により圧縮機1は停止されることとな
る。なお、上記低電流入力状態の継続判定ステツ
プ中において、IiがIlを越えた場合には、入力電
流値Iiの低下が前述した一時的な過渡現象と判断
してステツプS5よりステツプS1に移行し、それ
迄のタイマTの計時値をリセツトして、改めてガ
ス欠の監視ステツプを実行していくこととなる。
上記のように、圧縮機1の周波数制御運転と共
に、第4図に示したようなインバータ2への入力
電流値の監視を並行して行なつていくことによつ
て、ガス欠状態を判定することができ、このため
圧縮機1のコイル焼損等のトラブルの発生を未然
に防止することが可能となる。
に、第4図に示したようなインバータ2への入力
電流値の監視を並行して行なつていくことによつ
て、ガス欠状態を判定することができ、このため
圧縮機1のコイル焼損等のトラブルの発生を未然
に防止することが可能となる。
なお、上記では、インバータ式のマルチ型空気
調和機にて実施した例を示したが、1台の室内ユ
ニツトのみを有する空気調和機や、他の構成の圧
縮能力制御方式を有する冷凍装置においても実施
可能である。また上記実施例では、圧縮機1への
入力量を入力電流値とし、その検出手段をカレン
トトランスで構成した例を示したが、その他圧縮
機の圧縮仕事量に応じて変化する量、例えば入力
電力量や、また電圧制御構成の能力可変圧縮機に
おいては入力電圧値等を検出する構成とすること
も可能であり、これらの場合には入力電力量や入
力電圧値等の入力量に対応した検出手段を設ける
構成とすればよい。
調和機にて実施した例を示したが、1台の室内ユ
ニツトのみを有する空気調和機や、他の構成の圧
縮能力制御方式を有する冷凍装置においても実施
可能である。また上記実施例では、圧縮機1への
入力量を入力電流値とし、その検出手段をカレン
トトランスで構成した例を示したが、その他圧縮
機の圧縮仕事量に応じて変化する量、例えば入力
電力量や、また電圧制御構成の能力可変圧縮機に
おいては入力電圧値等を検出する構成とすること
も可能であり、これらの場合には入力電力量や入
力電圧値等の入力量に対応した検出手段を設ける
構成とすればよい。
(発明の効果)
以上の説明のように、この発明の冷凍装置で
は、正常作動時における冷媒流通量が存在すると
きに、要求される圧縮能力を与えるために必要な
入力量をもとにした基準入力量と、実際に検出さ
れる入力量とを比較することにより、検出入力量
が基準入力量よりも小さい状態が継続する場合に
は、ガス欠状態と判定する判定手段を設けている
ので、特に過大なガス欠状態が発生する場合にお
いても、これを自動的に検出することが可能とな
り、圧縮機のコイル焼損等のトラブルを未然に防
止することができる。
は、正常作動時における冷媒流通量が存在すると
きに、要求される圧縮能力を与えるために必要な
入力量をもとにした基準入力量と、実際に検出さ
れる入力量とを比較することにより、検出入力量
が基準入力量よりも小さい状態が継続する場合に
は、ガス欠状態と判定する判定手段を設けている
ので、特に過大なガス欠状態が発生する場合にお
いても、これを自動的に検出することが可能とな
り、圧縮機のコイル焼損等のトラブルを未然に防
止することができる。
また判定を行い易い高能力側でガス欠判定を行
うようにしてあることから、誤判定の少ない確実
なガス欠判定を行えることになる。
うようにしてあることから、誤判定の少ない確実
なガス欠判定を行えることになる。
図はこの発明の冷凍装置の実施例を示すもの
で、第1図は機能系統図、第2図は冷媒回路図、
第3図は運転制御系のブロツク図、第4図はガス
欠判定のフローチヤート図、第5図はインバータ
周波数と入力電流値との関係を示すグラフであ
る。 1……圧縮機、18……室内熱交換器(利用側
熱交換器)、48……カレントトランス(入力量
検出手段)、50……判定部(判定手段)、51…
…異常信号出力部(異常信号出力手段)、52…
…記憶部(記憶手段)。
で、第1図は機能系統図、第2図は冷媒回路図、
第3図は運転制御系のブロツク図、第4図はガス
欠判定のフローチヤート図、第5図はインバータ
周波数と入力電流値との関係を示すグラフであ
る。 1……圧縮機、18……室内熱交換器(利用側
熱交換器)、48……カレントトランス(入力量
検出手段)、50……判定部(判定手段)、51…
…異常信号出力部(異常信号出力手段)、52…
…記憶部(記憶手段)。
Claims (1)
- 1 利用側熱交換器18側の要求負荷に応じた圧
縮能力で能力制御される圧縮機1を有する冷凍装
置であつて、上記圧縮機1への電気的入力量を検
出する入力量検出手段48と、圧縮能力に応じて
定められたガス欠判定用の基準入力量を予め記憶
する記憶手段52と、正常動作時の検出入力量と
上記基準入力量との間に安定に検出可能な差異が
生じる特定圧縮能力以上の運転領域において、上
記検出入力量が圧縮能力に応じた基準入力量以下
である状態が所定時間継続したときに、循環冷媒
量をガス欠状態と判定する判定手段50と、上記
判定手段50の出力を受けて異常信号を出力する
異常信号出力手段51とを設けていることを特徴
とする冷凍装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17538186A JPS6332272A (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17538186A JPS6332272A (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | 冷凍装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6332272A JPS6332272A (ja) | 1988-02-10 |
| JPH0527019B2 true JPH0527019B2 (ja) | 1993-04-19 |
Family
ID=15995111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17538186A Granted JPS6332272A (ja) | 1986-07-24 | 1986-07-24 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6332272A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05288439A (ja) * | 1992-04-03 | 1993-11-02 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置 |
| JP5210510B2 (ja) * | 2006-10-13 | 2013-06-12 | 三菱重工業株式会社 | マルチ空調システムの冷媒封入量判定方法および冷媒漏洩検知方法 |
| JP6466096B2 (ja) * | 2014-07-30 | 2019-02-06 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
| JP6484950B2 (ja) * | 2014-08-01 | 2019-03-20 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57147917A (en) * | 1981-03-11 | 1982-09-13 | Nissan Motor Co Ltd | Car air conditioner |
| JPS57147915A (en) * | 1981-03-11 | 1982-09-13 | Hitachi Ltd | Detection device of refrigerant leakage in car air conditioner |
-
1986
- 1986-07-24 JP JP17538186A patent/JPS6332272A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6332272A (ja) | 1988-02-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |