JPH05270537A - 立体的絵模様を有する容器とその製造方法 - Google Patents
立体的絵模様を有する容器とその製造方法Info
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- JPH05270537A JPH05270537A JP10251592A JP10251592A JPH05270537A JP H05270537 A JPH05270537 A JP H05270537A JP 10251592 A JP10251592 A JP 10251592A JP 10251592 A JP10251592 A JP 10251592A JP H05270537 A JPH05270537 A JP H05270537A
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 天然自然のフルーツと同じリアルな外観で、
且つ立体感に富む絵模様を有する容器1aとその製造方
法とを提供する。 【構成】 本発明の容器1aは、合成樹脂製の絞り成形
性シート2にラミネートしたフィルムの印刷絵模様と、
その外面にラミネートしたフィルムの印刷絵模様とが容
器1aの外表面に重畳して表われ、且つ前記絵模様が超
写実的絵画法による原画を用いて印刷されたことを特徴
とする。本製造法は、絞り成形時の延伸率に対応するか
又は対応しない超写実的絵画法による原画を用いてフィ
ルムに絵模様を印刷し、これを合成樹脂製の絞り成形性
シート2にラミネートし、その上に、前記絵模様を補充
若しくは付加する超写実的絵画法による原画を用いて絵
模様を印刷したフィルムをラミネートして積層シートを
設け、この積層シートを絞り成形して容器を形成する。
且つ立体感に富む絵模様を有する容器1aとその製造方
法とを提供する。 【構成】 本発明の容器1aは、合成樹脂製の絞り成形
性シート2にラミネートしたフィルムの印刷絵模様と、
その外面にラミネートしたフィルムの印刷絵模様とが容
器1aの外表面に重畳して表われ、且つ前記絵模様が超
写実的絵画法による原画を用いて印刷されたことを特徴
とする。本製造法は、絞り成形時の延伸率に対応するか
又は対応しない超写実的絵画法による原画を用いてフィ
ルムに絵模様を印刷し、これを合成樹脂製の絞り成形性
シート2にラミネートし、その上に、前記絵模様を補充
若しくは付加する超写実的絵画法による原画を用いて絵
模様を印刷したフィルムをラミネートして積層シートを
設け、この積層シートを絞り成形して容器を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体感、リアル感に富
む絵模様を外表面に有する容器とその製造方法に係るも
ので、具体的な利用例としては、例えばゼリー、ジャム
等のように、所要のフルーツを用いた食品又はフルーツ
の味覚を有する食品等を充填包装する容器において、容
器の外表面に前記食品のフルーツと同一のフルーツを表
現するのに用いられる。
む絵模様を外表面に有する容器とその製造方法に係るも
ので、具体的な利用例としては、例えばゼリー、ジャム
等のように、所要のフルーツを用いた食品又はフルーツ
の味覚を有する食品等を充填包装する容器において、容
器の外表面に前記食品のフルーツと同一のフルーツを表
現するのに用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、外表面にフルーツの模様を有する
容器の製造方法としては、例えば特公平1−54180
号にみられる方法が公知である。これは、2色以上の色
彩間に色彩が連続して変化する階調部を介在させ、熱成
形後に果実状の外観を呈するようにあらかじめ印刷した
プラスチックフィルムと、熱成形可能なプラスチックシ
ートを貼り合わせ、これを絞り成形し、前記階調部を延
伸させて容器を形成する方法である。この製法によって
得られた容器は、前記階調部の色彩が延伸によってぼか
された状態に変化している。
容器の製造方法としては、例えば特公平1−54180
号にみられる方法が公知である。これは、2色以上の色
彩間に色彩が連続して変化する階調部を介在させ、熱成
形後に果実状の外観を呈するようにあらかじめ印刷した
プラスチックフィルムと、熱成形可能なプラスチックシ
ートを貼り合わせ、これを絞り成形し、前記階調部を延
伸させて容器を形成する方法である。この製法によって
得られた容器は、前記階調部の色彩が延伸によってぼか
された状態に変化している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の製造方法では、プラスチックフィルムに果実状の外観
を呈するよう2色以上の色彩で印刷するから、成形後の
容器の外表面には単にフルーツの色彩が変化して表われ
るのみで、表現されたフルーツには立体感も生ぜず、そ
のフルーツに特有な図柄もリアルに表現されない。具体
的に、例えば桃、キウイなどのように果皮表面が繊細な
毛状果皮で覆われているフルーツの場合には、果皮の地
肌部分の色彩と毛状部分の色彩とを調和させて発色させ
ることがきわめて困難であり、これをリアルに表現する
ことは困難であった。
の製造方法では、プラスチックフィルムに果実状の外観
を呈するよう2色以上の色彩で印刷するから、成形後の
容器の外表面には単にフルーツの色彩が変化して表われ
るのみで、表現されたフルーツには立体感も生ぜず、そ
のフルーツに特有な図柄もリアルに表現されない。具体
的に、例えば桃、キウイなどのように果皮表面が繊細な
毛状果皮で覆われているフルーツの場合には、果皮の地
肌部分の色彩と毛状部分の色彩とを調和させて発色させ
ることがきわめて困難であり、これをリアルに表現する
ことは困難であった。
【0004】また、従来法は、1個の容器の外表面全体
で1個のフルーツ、例えばリンゴを表現する場合には適
しているが、ブドウなどのように重なり合った複数個の
群生果粒を表現する場合には、表側にある果粒と奥側に
ある果粒、及びこれら果粒間にある陰影等から醸し出さ
れる立体感、遠近感が全く生じないのであり、とくに各
果粒を表わす輪郭が絞り成形時の延伸によって引き延ば
されるため、成形後の容器にはブドウの各果粒の輪郭が
延伸部分で伸長し変形して表れるという難点があった。
これは、表現しようとする果実が1個であっても、例え
ばイチゴのように表面に多数の凹みがあり、そのなかに
種子を有するフルーツにおいては同様である。
で1個のフルーツ、例えばリンゴを表現する場合には適
しているが、ブドウなどのように重なり合った複数個の
群生果粒を表現する場合には、表側にある果粒と奥側に
ある果粒、及びこれら果粒間にある陰影等から醸し出さ
れる立体感、遠近感が全く生じないのであり、とくに各
果粒を表わす輪郭が絞り成形時の延伸によって引き延ば
されるため、成形後の容器にはブドウの各果粒の輪郭が
延伸部分で伸長し変形して表れるという難点があった。
これは、表現しようとする果実が1個であっても、例え
ばイチゴのように表面に多数の凹みがあり、そのなかに
種子を有するフルーツにおいては同様である。
【0005】本発明は上記の問題点を解決し、積層シー
トを絞り成形して形成される容器において、天然のフル
ーツと同様なリアルな外観を呈し、且つ立体感に富む絵
模様を有する容器と前記容器の製造方法とを提供するも
のである。なお、本発明において超写実的絵画法とは、
事物を天然自然の状態で表現する絵画作成上の技法をい
う。
トを絞り成形して形成される容器において、天然のフル
ーツと同様なリアルな外観を呈し、且つ立体感に富む絵
模様を有する容器と前記容器の製造方法とを提供するも
のである。なお、本発明において超写実的絵画法とは、
事物を天然自然の状態で表現する絵画作成上の技法をい
う。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の容器は、フィル
ム積層シートを絞り成形した容器であって、超写実的絵
画法により制作した原画から絵模様を印刷した複数のフ
ィルムが、該原画を再構成するように重畳して合成樹脂
製の絞り成形性シートに貼着され成形されたことを特徴
としている。また、本発明の製造方法は、超写実的絵画
法により制作した原画からそれぞれ複数のフィルムに絵
模様を印刷し、該印刷した複数のフィルムを該原画を再
構成するように重畳させて合成樹脂製絞り成形性シート
に貼着して積層し、この積層シートを絞り成形して容器
を形成することを特徴としている。
ム積層シートを絞り成形した容器であって、超写実的絵
画法により制作した原画から絵模様を印刷した複数のフ
ィルムが、該原画を再構成するように重畳して合成樹脂
製の絞り成形性シートに貼着され成形されたことを特徴
としている。また、本発明の製造方法は、超写実的絵画
法により制作した原画からそれぞれ複数のフィルムに絵
模様を印刷し、該印刷した複数のフィルムを該原画を再
構成するように重畳させて合成樹脂製絞り成形性シート
に貼着して積層し、この積層シートを絞り成形して容器
を形成することを特徴としている。
【0007】本発明の前述した容器には、超写実的絵画
法により制作した原画から絵模様を印刷したフィルムが
合成樹脂製絞り成形性シートにラミネートされた内容器
と、超写実的絵画法により制作した原画から絵模様を印
刷したフィルムが合成樹脂製絞り成形性シートにラミネ
ートされた外容器とからなり、前記内容器の外表面を覆
うようにこの外容器内に前記内容器を嵌入させた構成も
含むものである。また、本発明の方法には、超写実的絵
画法により制作された原画から一つ又は二つ以上のフィ
ルムに絵模様を印刷し、この印刷したフィルムを合成樹
脂製絞り成形性シートに貼着して積層し、この積層シー
トを絞り成形して内容器を形成する工程と、超写実的絵
画法により制作された原画から一つ又は二つ以上のフィ
ルムに絵模様を印刷し、ついでこの印刷したフィルムを
合成樹脂製絞り成形性シートに貼着して積層し、この積
層シートを絞り成形して外容器を形成する工程と、前記
内容器の外表面を覆うようにこの外容器内に前記内容器
を嵌入させて容器を形成する工程が含まれる。前述した
製造方法では、複数のフィルムに印刷する絵模様の原画
を、絞り成形時の延伸率に対応してあらかじめ縮小させ
てもよいし、また、重畳した印刷フィルムの外側に、さ
らに着色した透明もしくは半透明のフィルム又は絞り成
形性シートを重畳して貼着してもよい。
法により制作した原画から絵模様を印刷したフィルムが
合成樹脂製絞り成形性シートにラミネートされた内容器
と、超写実的絵画法により制作した原画から絵模様を印
刷したフィルムが合成樹脂製絞り成形性シートにラミネ
ートされた外容器とからなり、前記内容器の外表面を覆
うようにこの外容器内に前記内容器を嵌入させた構成も
含むものである。また、本発明の方法には、超写実的絵
画法により制作された原画から一つ又は二つ以上のフィ
ルムに絵模様を印刷し、この印刷したフィルムを合成樹
脂製絞り成形性シートに貼着して積層し、この積層シー
トを絞り成形して内容器を形成する工程と、超写実的絵
画法により制作された原画から一つ又は二つ以上のフィ
ルムに絵模様を印刷し、ついでこの印刷したフィルムを
合成樹脂製絞り成形性シートに貼着して積層し、この積
層シートを絞り成形して外容器を形成する工程と、前記
内容器の外表面を覆うようにこの外容器内に前記内容器
を嵌入させて容器を形成する工程が含まれる。前述した
製造方法では、複数のフィルムに印刷する絵模様の原画
を、絞り成形時の延伸率に対応してあらかじめ縮小させ
てもよいし、また、重畳した印刷フィルムの外側に、さ
らに着色した透明もしくは半透明のフィルム又は絞り成
形性シートを重畳して貼着してもよい。
【0008】
【作 用】本発明による容器は、第1のフィルムに印刷
された絵模様と変色部が容器の外表面のわずかな内側に
表現され、さらに微少な間隔をおいてその外面に第2の
フィルムに印刷された絵模様が表現されるので、両フィ
ルムの絵模様が容器の外観上で重畳し、第1のフィルム
の印刷模様に奥行き感、立体感が生ずる。これらの絵模
様は超写実的絵画法によって描かれた原画を用いて印刷
されるため、きわめてリアルで、且つ立体感に富む外観
となっている。
された絵模様と変色部が容器の外表面のわずかな内側に
表現され、さらに微少な間隔をおいてその外面に第2の
フィルムに印刷された絵模様が表現されるので、両フィ
ルムの絵模様が容器の外観上で重畳し、第1のフィルム
の印刷模様に奥行き感、立体感が生ずる。これらの絵模
様は超写実的絵画法によって描かれた原画を用いて印刷
されるため、きわめてリアルで、且つ立体感に富む外観
となっている。
【0009】また、その製造方法は、絞り成形によって
絵模様が延伸されても、第1のフィルムには、絞り比に
よる延伸率とは無関係に、変色部を任意の位置に配した
絵模様をその全面に印刷しているから、成形時に容器の
中心を絵模様に適合させる位置合わせは不必要となり、
連続した絵模様の任意の位置に容器の中心を設定して絞
り成形することができるので、絞り成形によって絵模様
のリアル性を損うことがなく、複数個の容器を同時に成
形するいわゆる多面取りも可能となる。絞り成形による
延伸の影響を受けて変形するおそれのある絵模様は、第
1のフィルムの延伸領域内の図柄を絞り比による延伸率
を算出してあらかじめその分だけ縮少した寸法で描き、
且つ変色部及び陰影などをこの図柄に適合させて着色し
印刷しているから、絞り成形時には容器の中心をこの絵
模様の中心に合致させる位置合わせを行うもので、延伸
によって前記延伸領域内の絵模様が所定の寸法だけ延伸
されて他の部分の絵模様と自然な状態で連続し、リアル
で且つ立体的な外観となる。
絵模様が延伸されても、第1のフィルムには、絞り比に
よる延伸率とは無関係に、変色部を任意の位置に配した
絵模様をその全面に印刷しているから、成形時に容器の
中心を絵模様に適合させる位置合わせは不必要となり、
連続した絵模様の任意の位置に容器の中心を設定して絞
り成形することができるので、絞り成形によって絵模様
のリアル性を損うことがなく、複数個の容器を同時に成
形するいわゆる多面取りも可能となる。絞り成形による
延伸の影響を受けて変形するおそれのある絵模様は、第
1のフィルムの延伸領域内の図柄を絞り比による延伸率
を算出してあらかじめその分だけ縮少した寸法で描き、
且つ変色部及び陰影などをこの図柄に適合させて着色し
印刷しているから、絞り成形時には容器の中心をこの絵
模様の中心に合致させる位置合わせを行うもので、延伸
によって前記延伸領域内の絵模様が所定の寸法だけ延伸
されて他の部分の絵模様と自然な状態で連続し、リアル
で且つ立体的な外観となる。
【0010】
【実施例】図1は、本製法の一実施例によって得られた
容器の一例を示している。本実施例は、絞り成形によっ
て延伸されてもリアル性が損なわれない絵模様のフルー
ツを立体的に表現するものであり、図1には、このよう
なフルーツとして桃が用いてある。この容器1は、ポリ
プロピレン等の熱可塑性を有する合成樹脂製の絞り成形
性シート2と、熱成形し得る透明な合成樹脂製の第1の
フィルム3と、同じく透明又は半透明な合成樹脂製の第
2のフィルム4によって積層シート5を形成し、この積
層シートを加熱して絞り成形される。
容器の一例を示している。本実施例は、絞り成形によっ
て延伸されてもリアル性が損なわれない絵模様のフルー
ツを立体的に表現するものであり、図1には、このよう
なフルーツとして桃が用いてある。この容器1は、ポリ
プロピレン等の熱可塑性を有する合成樹脂製の絞り成形
性シート2と、熱成形し得る透明な合成樹脂製の第1の
フィルム3と、同じく透明又は半透明な合成樹脂製の第
2のフィルム4によって積層シート5を形成し、この積
層シートを加熱して絞り成形される。
【0011】第1のフィルム3には、図2に示すように
桃の表皮の図柄が印刷されるが、表皮の繊細な形状6
は、絞り成形により延伸されてもリアルさを損なうほど
ではないから、絞り比による延伸率とは無関係にその全
面に印刷してある。また、ある色彩が他の色彩に連続し
て変化する変色部7は、同じく前記延伸率を考慮するこ
となく、第1のフィルム3の任意の位置に印刷されてい
る。なお、前記図柄及び色彩は、超写実的絵画法によっ
て原画を描き、この原画から従前公知の方法によって第
1のフィルム3に印刷される。第2のフィルム4には、
図3に示すように、その全面に前記と同様にして微少な
毛の図柄8を所要の色彩で印刷してある。なお、前記両
フィルム3,4の厚さは、従来と同様に約0.02〜
0.1mm程度でもよいが、好ましくは0.02〜0.
06mmのものを用いる。
桃の表皮の図柄が印刷されるが、表皮の繊細な形状6
は、絞り成形により延伸されてもリアルさを損なうほど
ではないから、絞り比による延伸率とは無関係にその全
面に印刷してある。また、ある色彩が他の色彩に連続し
て変化する変色部7は、同じく前記延伸率を考慮するこ
となく、第1のフィルム3の任意の位置に印刷されてい
る。なお、前記図柄及び色彩は、超写実的絵画法によっ
て原画を描き、この原画から従前公知の方法によって第
1のフィルム3に印刷される。第2のフィルム4には、
図3に示すように、その全面に前記と同様にして微少な
毛の図柄8を所要の色彩で印刷してある。なお、前記両
フィルム3,4の厚さは、従来と同様に約0.02〜
0.1mm程度でもよいが、好ましくは0.02〜0.
06mmのものを用いる。
【0012】前記第1のフィルム3は、印刷面3aを内
側にして前記絞り成形性シート2にラミネートし、その
後、第2のフィルム4も印刷面4aを同じく内側にして
第1のフィルム3の外面にラミネートし、図4に示すよ
うな積層シート5を形成する。この絞り成形性シート2
は容器のベース基材層となるもので、その厚みは容器の
用途等を考慮して適宜に選定することができるが、絞り
成形時において第1のフィルム3の印刷面3aのインキ
割れ等を抑止し、且つ前記印刷面3aの色彩に影響を与
えないために、これを白色に着色することが望ましい。
側にして前記絞り成形性シート2にラミネートし、その
後、第2のフィルム4も印刷面4aを同じく内側にして
第1のフィルム3の外面にラミネートし、図4に示すよ
うな積層シート5を形成する。この絞り成形性シート2
は容器のベース基材層となるもので、その厚みは容器の
用途等を考慮して適宜に選定することができるが、絞り
成形時において第1のフィルム3の印刷面3aのインキ
割れ等を抑止し、且つ前記印刷面3aの色彩に影響を与
えないために、これを白色に着色することが望ましい。
【0013】この積層シート5を、従来法と同様に加熱
し絞り成形して容器1を形成する。この場合、第1のフ
ィルム3には、絞り成形により延伸されてもリアルさが
損われない表皮の図柄6と任意の位置に配された変色部
7がその全面に印刷され、また、第2のフィルム4に印
刷された微少毛の図柄8もきわめて微細で延伸されても
同様に影響を受けないから、容器の中心を印刷された図
柄に適合させる位置合わせをする必要がなく、前記印刷
面3aの任意の位置に容器の中心を設定して絞り成形す
ることができる。したがって、絞り成形の作業が容易化
され、積層シート5の面積を大きくすることにより、複
数個の容器を同時に成形するいわゆる多面取りが可能と
なる。
し絞り成形して容器1を形成する。この場合、第1のフ
ィルム3には、絞り成形により延伸されてもリアルさが
損われない表皮の図柄6と任意の位置に配された変色部
7がその全面に印刷され、また、第2のフィルム4に印
刷された微少毛の図柄8もきわめて微細で延伸されても
同様に影響を受けないから、容器の中心を印刷された図
柄に適合させる位置合わせをする必要がなく、前記印刷
面3aの任意の位置に容器の中心を設定して絞り成形す
ることができる。したがって、絞り成形の作業が容易化
され、積層シート5の面積を大きくすることにより、複
数個の容器を同時に成形するいわゆる多面取りが可能と
なる。
【0014】この実施例によって製造された容器1は、
図1に示すように、第1のフィルム3に印刷された表皮
の微細な図柄6と、任意の部分において色彩が連続変化
する変色部7が容器の外表面のわずかな内側に表現さ
れ、さらに微少な間隔をおいてその外側全面が第2のフ
ィルム4に印刷された微少毛の図柄8で覆われている。
このため、容器の外観に表れれる桃の表皮部分に奥行き
感、立体感が生じ、且つ前記微少毛の図柄8が表皮の図
柄6と重畳して視認され、自然の桃と同様なリアルな外
観が得られるのである。
図1に示すように、第1のフィルム3に印刷された表皮
の微細な図柄6と、任意の部分において色彩が連続変化
する変色部7が容器の外表面のわずかな内側に表現さ
れ、さらに微少な間隔をおいてその外側全面が第2のフ
ィルム4に印刷された微少毛の図柄8で覆われている。
このため、容器の外観に表れれる桃の表皮部分に奥行き
感、立体感が生じ、且つ前記微少毛の図柄8が表皮の図
柄6と重畳して視認され、自然の桃と同様なリアルな外
観が得られるのである。
【0015】図5は、本製法の他の実施例により得られ
た容器の一例を示している。この実施例は、絞り成形に
よる延伸の影響を受けて変形するおそれのある絵模様の
フルーツを表現するもので、容器1aには、このような
フルーツとしてブドウの群生果粒9を表現してある。
た容器の一例を示している。この実施例は、絞り成形に
よる延伸の影響を受けて変形するおそれのある絵模様の
フルーツを表現するもので、容器1aには、このような
フルーツとしてブドウの群生果粒9を表現してある。
【0016】本実施例においては、図6に示すように、
第1のフィルム3にブドウの群生果粒9が印刷される。
この印刷に用いる原画は、前述した超写実的絵画法によ
って描かれるが、この際、絞り成形によって延伸する領
域(m)内における図柄は、絞り比による延伸率を算出
してあらかじめその分だけ縮少した寸法で描かれてい
る。また、変色部10及び各果粒間における陰影11な
どは、前記延伸領域(m)内ではその図柄に適合するよ
うに着色されている。第2のフィルム4には、その任意
の位置に細少な水滴(水玉の図柄)12が印刷される
が、これは延伸によって影響されない他の細少な形状、
例えば金粉、結露、霧、露滴などにしてもよい。
第1のフィルム3にブドウの群生果粒9が印刷される。
この印刷に用いる原画は、前述した超写実的絵画法によ
って描かれるが、この際、絞り成形によって延伸する領
域(m)内における図柄は、絞り比による延伸率を算出
してあらかじめその分だけ縮少した寸法で描かれてい
る。また、変色部10及び各果粒間における陰影11な
どは、前記延伸領域(m)内ではその図柄に適合するよ
うに着色されている。第2のフィルム4には、その任意
の位置に細少な水滴(水玉の図柄)12が印刷される
が、これは延伸によって影響されない他の細少な形状、
例えば金粉、結露、霧、露滴などにしてもよい。
【0017】前記第1のフィルム3、第2のフィルム4
は、前記実施例と同様に熱可塑性を有する合成樹脂製の
絞り成形性シート2にラミネートして積層シート5を形
成し、これを絞り成形して容器1aを製造する。この絞
り成形においては、容器の中心を印刷面の群生果粒9の
中心に合致させて位置決めを行うもので、これにより、
延伸領域(m)内の図柄及び色彩が所定の寸法に延伸さ
れて他の部分の図柄及び色彩と自然な状態で連続し、立
体的でリアルな外観となる。
は、前記実施例と同様に熱可塑性を有する合成樹脂製の
絞り成形性シート2にラミネートして積層シート5を形
成し、これを絞り成形して容器1aを製造する。この絞
り成形においては、容器の中心を印刷面の群生果粒9の
中心に合致させて位置決めを行うもので、これにより、
延伸領域(m)内の図柄及び色彩が所定の寸法に延伸さ
れて他の部分の図柄及び色彩と自然な状態で連続し、立
体的でリアルな外観となる。
【0018】本実施例によって得られた容器1aは、図
5に示すように、第1のフィルム3に印刷された群生果
粒9の図柄、この図柄に配色された変色部10及び陰影
11が不自然に変形することなく容器の外表面の内側に
立体的に表現され、さらに、わずかな間隔をおいてその
外側に第2のフィルム4に印刷された水滴の図柄12が
表現される。このため、前記群生果粒9は絵模様それ自
体で立体感を有するのであるが、さらに奥行き感、立体
感がより強く増幅され、あたかもブドウを水洗して水滴
12が付着したようなリアルで立体感にすぐれた外観と
なる。
5に示すように、第1のフィルム3に印刷された群生果
粒9の図柄、この図柄に配色された変色部10及び陰影
11が不自然に変形することなく容器の外表面の内側に
立体的に表現され、さらに、わずかな間隔をおいてその
外側に第2のフィルム4に印刷された水滴の図柄12が
表現される。このため、前記群生果粒9は絵模様それ自
体で立体感を有するのであるが、さらに奥行き感、立体
感がより強く増幅され、あたかもブドウを水洗して水滴
12が付着したようなリアルで立体感にすぐれた外観と
なる。
【0019】上記実施例の容器は絞り成形により一体に
形成されたものであるが、本発明の容器は、合成樹脂製
の絞り成形性シート2にラミネートされた第1のフィル
ム3の印刷絵模様を有する内容器1cと、第2のフィル
ム4の印刷絵模様を有して前記内容器の外表面を覆う外
容器1dとをそれぞれ別個に絞り成形し、この外容器内
に内容器を嵌入させて一体にすることも可能である(図
5参照)。
形成されたものであるが、本発明の容器は、合成樹脂製
の絞り成形性シート2にラミネートされた第1のフィル
ム3の印刷絵模様を有する内容器1cと、第2のフィル
ム4の印刷絵模様を有して前記内容器の外表面を覆う外
容器1dとをそれぞれ別個に絞り成形し、この外容器内
に内容器を嵌入させて一体にすることも可能である(図
5参照)。
【0020】また、上記実施例では積層シート5を3層
に形成してあるが、本発明の容器及び製造方法はこれに
限定されるものではなく、絵模様を有するか又は有しな
い半透明の第3以降のフィルムをさらにラミネートし、
積層シート5を3層以上の多層に形成しても実現するこ
とができる。
に形成してあるが、本発明の容器及び製造方法はこれに
限定されるものではなく、絵模様を有するか又は有しな
い半透明の第3以降のフィルムをさらにラミネートし、
積層シート5を3層以上の多層に形成しても実現するこ
とができる。
【0021】
【発明の効果】上記のごとく、本発明によれば、絞り成
形によって得られる容器において、外表面の内部側の絵
模様とこれから微細な間隔をおいてその外面に設けた絵
模様が重畳した外観を呈するとともに、これらの絵模様
を超写実的絵画法によって印刷するので、リアル性に富
み、且つ内部側の絵模様が奥行き感、立体感を有して従
来にない装飾性を有する容器が得られる効果がある。ま
た、本発明の製造方法によれば、超写実的絵画法によ
り、絞り成形による延伸の影響を受けない絵模様は変色
部を任意の位置に配色し、前記延伸の影響を受ける絵模
様は絞り比による延伸率を考慮してあらかじめ縮少さ
せ、且つ変色部及び陰影等をこの絵模様に配色して印刷
した第1のフィルムと、これら絵模様を補完若しくは付
加する絵模様を印刷した第2のフィルムを、熱可塑性を
有する合成樹脂製の絞り成形性シートにラミネートして
積層シートを形成し、この積層シートを絞り成形するの
で、絞り成形により絵模様が不自然に変形することな
く、リアルで且つ立体感に富む絵模様を容器の外表面に
表現できる効果がある。
形によって得られる容器において、外表面の内部側の絵
模様とこれから微細な間隔をおいてその外面に設けた絵
模様が重畳した外観を呈するとともに、これらの絵模様
を超写実的絵画法によって印刷するので、リアル性に富
み、且つ内部側の絵模様が奥行き感、立体感を有して従
来にない装飾性を有する容器が得られる効果がある。ま
た、本発明の製造方法によれば、超写実的絵画法によ
り、絞り成形による延伸の影響を受けない絵模様は変色
部を任意の位置に配色し、前記延伸の影響を受ける絵模
様は絞り比による延伸率を考慮してあらかじめ縮少さ
せ、且つ変色部及び陰影等をこの絵模様に配色して印刷
した第1のフィルムと、これら絵模様を補完若しくは付
加する絵模様を印刷した第2のフィルムを、熱可塑性を
有する合成樹脂製の絞り成形性シートにラミネートして
積層シートを形成し、この積層シートを絞り成形するの
で、絞り成形により絵模様が不自然に変形することな
く、リアルで且つ立体感に富む絵模様を容器の外表面に
表現できる効果がある。
【図1】本発明に係る容器の一実施例の一部中央縦断面
図である。
図である。
【図2】この実施例の容器の製造法に用いる第1のフィ
ルムの平面図である。
ルムの平面図である。
【図3】同じく第2のフィルムの平面図である。
【図4】積層シートの一部断面図である。
【図5】本発明に係る容器の他の実施例を示す一部中央
縦断面図である。
縦断面図である。
【図6】この実施例の容器の製造法に用いる第1のフィ
ルムの平面図である。
ルムの平面図である。
1,1a…容器 2…合成樹脂製の絞り成形性シート 3…第1のフィルム 4…第2のフィルム 3a,4a…印刷面 5…積層シート 6…表皮の図柄 7,10…変色部 8…微少毛の図柄 9…群生果粒の図柄 11…陰影 12…水滴の図柄 m…延伸領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B32B 27/00 H 7717−4F B29L 9:00 22:00 4F (72)発明者 阪本 芳男 埼玉県川越市神明町41番地2号ユカタハイ ツ102号
Claims (5)
- 【請求項1】 フィルム積層シートを絞り成形した容器
であって、超写実的絵画法により制作した原画から絵模
様を印刷した複数のフィルムが、該原画を再構成するよ
うに重畳して合成樹脂製の絞り成形性シートに貼着され
成形されてなることを特徴とする立体的絵模様を有する
容器。 - 【請求項2】 超写実的絵画法により制作した原画から
絵模様を印刷したフィルムが合成樹脂製絞り成形性シー
トにラミネートされた内容器と、超写実的絵画法により
制作した原画から絵模様を印刷したフィルムが合成樹脂
製絞り成形性シートにラミネートされた外容器とからな
り、かつ前記内容器の外表面を覆うようにこの外容器内
に前記内容器を嵌入させて構成したことを特徴とする立
体的絵模様を有する容器。 - 【請求項3】 超写実的絵画法により制作した原画から
それぞれ複数のフィルムに絵模様を印刷し、該印刷した
複数のフィルムを前記原画を再構成するように重畳させ
て合成樹脂製絞り成形性シートに貼着して積層し、この
積層シートを絞り成形して容器を形成することを特徴と
する立体的絵模様を有する容器の製造方法。 - 【請求項4】 超写実的絵画法により制作された原画か
ら一つ又は二つ以上のフィルムに絵模様を印刷し、この
印刷したフィルムを合成樹脂製絞り成形性シートに貼着
して積層し、この積層シートを絞り成形して内容器を形
成する工程と、超写実的絵画法により制作された原画か
ら一つ又は二つ以上のフィルムに絵模様を印刷し、この
印刷したフィルムを合成樹脂製絞り成形性シートに貼着
して積層し、この積層シートを絞り成形して外容器を形
成する工程と、前記内容器の外表面を覆うようにこの外
容器内に前記内容器を嵌入させて容器を形成する工程か
らなることを特徴とする立体的絵模様を有する容器の製
造方法。 - 【請求項5】 複数のフィルムに印刷する絵模様の原画
が、絞り成形時の延伸率に対応してあらかじめ縮小され
たものである請求項3又は請求項4に記載の立体的絵模
様を有する容器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10251592A JPH07108708B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 立体的絵模様を有する容器とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10251592A JPH07108708B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 立体的絵模様を有する容器とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05270537A true JPH05270537A (ja) | 1993-10-19 |
| JPH07108708B2 JPH07108708B2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=14329502
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10251592A Expired - Fee Related JPH07108708B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | 立体的絵模様を有する容器とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07108708B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009202374A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Kyowa Leather Cloth Co Ltd | 自動車用内装材及びその製造方法 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59178217U (ja) * | 1983-05-17 | 1984-11-28 | 電気化学工業株式会社 | 果実状容器 |
| JPS6199583U (ja) * | 1984-12-07 | 1986-06-25 | ||
| JPS6233570U (ja) * | 1985-08-16 | 1987-02-27 | ||
| JPS62101711U (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-29 | ||
| JPS62146710U (ja) * | 1986-03-08 | 1987-09-16 | ||
| JPH0256113U (ja) * | 1988-10-19 | 1990-04-24 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP10251592A patent/JPH07108708B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59178217U (ja) * | 1983-05-17 | 1984-11-28 | 電気化学工業株式会社 | 果実状容器 |
| JPS6199583U (ja) * | 1984-12-07 | 1986-06-25 | ||
| JPS6233570U (ja) * | 1985-08-16 | 1987-02-27 | ||
| JPS62101711U (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-29 | ||
| JPS62146710U (ja) * | 1986-03-08 | 1987-09-16 | ||
| JPH0256113U (ja) * | 1988-10-19 | 1990-04-24 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009202374A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Kyowa Leather Cloth Co Ltd | 自動車用内装材及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07108708B2 (ja) | 1995-11-22 |
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