JPH05271294A - ヒトプロヒビチンおよびそれをコードするdna - Google Patents
ヒトプロヒビチンおよびそれをコードするdnaInfo
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- JPH05271294A JPH05271294A JP4308654A JP30865492A JPH05271294A JP H05271294 A JPH05271294 A JP H05271294A JP 4308654 A JP4308654 A JP 4308654A JP 30865492 A JP30865492 A JP 30865492A JP H05271294 A JPH05271294 A JP H05271294A
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- Japan
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/46—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates
- C07K14/47—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals
- C07K14/4701—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals not used
- C07K14/4702—Regulators; Modulating activity
- C07K14/4703—Inhibitors; Suppressors
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 新規なヒトプロヒビチン、それをコードする
塩基配列およびそれらを用いる遺伝子解析試薬を提供す
ることにある。 【構成】 ヒト肝臓組織よりプロヒビチン遺伝子をクロ
ーニングし構造を解析。cDNAは 816個の塩基より成
り 272個アミノ酸を有するヒトプロヒビチンを確認し
た。該遺伝子の部分オリゴヌクレオチドをプライマーと
して用い、PCR法によりヒト組織のプロヒビチン遺伝
子の変異の有無を解析する方法。 【効果】 抗ヒトプロヒビチン抗体を用いる免疫学的手
法により生体試料のプロヒビチンの定量、オリゴヌクレ
オチドを用いる遺伝子解析は癌診断に有用である。
塩基配列およびそれらを用いる遺伝子解析試薬を提供す
ることにある。 【構成】 ヒト肝臓組織よりプロヒビチン遺伝子をクロ
ーニングし構造を解析。cDNAは 816個の塩基より成
り 272個アミノ酸を有するヒトプロヒビチンを確認し
た。該遺伝子の部分オリゴヌクレオチドをプライマーと
して用い、PCR法によりヒト組織のプロヒビチン遺伝
子の変異の有無を解析する方法。 【効果】 抗ヒトプロヒビチン抗体を用いる免疫学的手
法により生体試料のプロヒビチンの定量、オリゴヌクレ
オチドを用いる遺伝子解析は癌診断に有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒトプロヒビチン、それ
をコードする遺伝子、ヒトプロヒビチンに対する抗体お
よび該遺伝子の一部をプライマーとして用いるヒトプロ
ヒビチン遺伝子構造解析法に関する。
をコードする遺伝子、ヒトプロヒビチンに対する抗体お
よび該遺伝子の一部をプライマーとして用いるヒトプロ
ヒビチン遺伝子構造解析法に関する。
【0002】
【従来の技術】癌は細胞の遺伝子の変異が重要な役割を
演ずるという考え方は古くから知られている。近年の遺
伝子工学の発達は特定DNAの増幅や癌細胞における遺
伝子変異の解析を可能にし癌研究の分野においても飛躍
的な発展をもたらした。
演ずるという考え方は古くから知られている。近年の遺
伝子工学の発達は特定DNAの増幅や癌細胞における遺
伝子変異の解析を可能にし癌研究の分野においても飛躍
的な発展をもたらした。
【0003】これまで細胞の癌化、癌細胞の異常増殖に
関与すると考えられている癌遺伝子の解析、同定が進
み、その数は数十に及んでいる。一方これと反対に作用
する癌抑制遺伝子がここ数年来脚光を浴びているが、そ
の発端は癌細胞を正常細胞と融合させると腫瘍性が失わ
れ正常細胞のごとく振る舞うことが報告され、正常細胞
の側に癌を抑制する遺伝子の存在が暗示されたことによ
る。
関与すると考えられている癌遺伝子の解析、同定が進
み、その数は数十に及んでいる。一方これと反対に作用
する癌抑制遺伝子がここ数年来脚光を浴びているが、そ
の発端は癌細胞を正常細胞と融合させると腫瘍性が失わ
れ正常細胞のごとく振る舞うことが報告され、正常細胞
の側に癌を抑制する遺伝子の存在が暗示されたことによ
る。
【0004】これまで癌抑制遺伝子として、網膜芽細胞
腫のRb遺伝子(Friend, S. H. etal., Proc. Natl. A
cad. Sci. USA, 84, 9095, 1987 )、大腸癌のp53 遺伝
子(Lane, D. P. et al., Nature, 278, 261, 1979)、W
ilms腫瘍のWT遺伝子(Call,K. M. et al., Cell, 60,
509, 1990 )など約10種類が候補に上がっているに過ぎ
ない。1991年、Nuell, M. J.らは細胞増殖抑制作用を有
する蛋白質プロヒビチンのcDNAをラット肝細胞から
クローニングした。さらにラットプロヒビチンの合成m
RNAを線繊芽細胞およびヘーラ細胞に注入すると、細
胞の増殖サイクルS期への進行を阻止すること、また合
成アンチセンスオリゴヌクレオチドの注入によりS期に
進行することを発表した (Nuell, M. J. et al., Mol.
Cell. Biol., 11, 1372, 1991)。すなわち、細胞増殖抑
制因子である可能性を示唆した。しかし、ヒトプロヒビ
チンの遺伝子に関しては全く不明であり、細胞の癌化、
増殖に関する分子レベルでの機構解明に、さらに、ガン
の診断、治療の面からもその遺伝子の解明が望まれてい
た。
腫のRb遺伝子(Friend, S. H. etal., Proc. Natl. A
cad. Sci. USA, 84, 9095, 1987 )、大腸癌のp53 遺伝
子(Lane, D. P. et al., Nature, 278, 261, 1979)、W
ilms腫瘍のWT遺伝子(Call,K. M. et al., Cell, 60,
509, 1990 )など約10種類が候補に上がっているに過ぎ
ない。1991年、Nuell, M. J.らは細胞増殖抑制作用を有
する蛋白質プロヒビチンのcDNAをラット肝細胞から
クローニングした。さらにラットプロヒビチンの合成m
RNAを線繊芽細胞およびヘーラ細胞に注入すると、細
胞の増殖サイクルS期への進行を阻止すること、また合
成アンチセンスオリゴヌクレオチドの注入によりS期に
進行することを発表した (Nuell, M. J. et al., Mol.
Cell. Biol., 11, 1372, 1991)。すなわち、細胞増殖抑
制因子である可能性を示唆した。しかし、ヒトプロヒビ
チンの遺伝子に関しては全く不明であり、細胞の癌化、
増殖に関する分子レベルでの機構解明に、さらに、ガン
の診断、治療の面からもその遺伝子の解明が望まれてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は新規なヒトプ
ロヒビチン、それをコードする塩基配列およびそれらを
用いる遺伝子解析試薬の提供を目的とする。
ロヒビチン、それをコードする塩基配列およびそれらを
用いる遺伝子解析試薬の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記現状に鑑み、本発明
者らはラットプロヒビチンcDNA配列の一部を含む合
成オリゴヌクレオチドをプライマーとして用い、ヒト肝
細胞のmRNAを鋳型として逆転写ポリメレースチエン
反応(RT−PCR)法により444bp のPCR産物を得
た。これをプローブとしてcDNAライブラリーをスク
リーニングした結果、ヒトプロヒビチン遺伝子の単離に
成功した。構造解析したところ 816個の塩基より成り
(配列番号1)272 個のアミノ酸(配列番号1)をコー
ドする新規なヒトプロヒビチン遺伝子であった。さらに
ヒト乳癌細胞のプロヒビチン遺伝子を解析したところ驚
くべきことに第4エクソン部分に数種の変異がみられた
ことから本発明の遺伝子は新しい癌抑制遺伝子であるこ
とが示唆され本発明を完成するに到った。
者らはラットプロヒビチンcDNA配列の一部を含む合
成オリゴヌクレオチドをプライマーとして用い、ヒト肝
細胞のmRNAを鋳型として逆転写ポリメレースチエン
反応(RT−PCR)法により444bp のPCR産物を得
た。これをプローブとしてcDNAライブラリーをスク
リーニングした結果、ヒトプロヒビチン遺伝子の単離に
成功した。構造解析したところ 816個の塩基より成り
(配列番号1)272 個のアミノ酸(配列番号1)をコー
ドする新規なヒトプロヒビチン遺伝子であった。さらに
ヒト乳癌細胞のプロヒビチン遺伝子を解析したところ驚
くべきことに第4エクソン部分に数種の変異がみられた
ことから本発明の遺伝子は新しい癌抑制遺伝子であるこ
とが示唆され本発明を完成するに到った。
【0007】すなわち、本発明は配列番号1で表わされ
るアミノ酸配列を有するヒトプロヒビチン、配列番号1
で示されるヒトプロヒビチンをコードするcDNAおよ
び配列番号2で表わされるヒトプロヒビチン遺伝子のイ
ントロンDNAを提供するものである。また本発明のc
DNAを組み込んだベクターにより形質転換された宿主
細胞、ヒトプロヒビチンまたはその部分構造フラグメン
トを抗原とする抗プロヒビチン抗体、および本発明のD
NAの一部分をプライマーとするヒトプロヒビチン遺伝
子解析方法および試薬をも提供する。
るアミノ酸配列を有するヒトプロヒビチン、配列番号1
で示されるヒトプロヒビチンをコードするcDNAおよ
び配列番号2で表わされるヒトプロヒビチン遺伝子のイ
ントロンDNAを提供するものである。また本発明のc
DNAを組み込んだベクターにより形質転換された宿主
細胞、ヒトプロヒビチンまたはその部分構造フラグメン
トを抗原とする抗プロヒビチン抗体、および本発明のD
NAの一部分をプライマーとするヒトプロヒビチン遺伝
子解析方法および試薬をも提供する。
【0008】さらにヒト乳癌組織で確認された変異プロ
ヒビチンDNA配列を提供し、これら変異体も癌診断へ
の応用が期待される。
ヒビチンDNA配列を提供し、これら変異体も癌診断へ
の応用が期待される。
【0009】本発明の構成は次の通りである。 (1)ヒトプロヒビチンのRNAに係る二本鎖DNAの
調製 ヒトプロヒビチンをコードする遺伝子はヒト臓器からメ
ッセンジャーRNA(mRNA)を分離し、該mRNA
を逆転写することによって相補DNA(cDNA)を、
次いで二重鎖DNAを合成する。ヒトプロヒビチンmR
NAは肝臓、心臓、肺臓など医学的事情により摘出され
たヒト組織から得ることができる。調製方法としてはた
とえばグアニジンチオシアネート法(Chirgwin, J.M. e
t al., Biochemistry, 18, 5294, 1979 )などに基づい
てRNAを抽出する。得られたRNAをさらにオリゴ
(dT)セルロースカラムを用いる液体クロマトグラフ
ィによってmRNAを調製することができる。得られた
mRNAを鋳型とし、ラットプロヒビチンcDNA塩基
配列の2個所のオリゴヌクレオチドをプライマーとし
て、たとえば Gubler, U. らの方法(Gene, 25, 263,19
83)あるいはFrohman, A. らの方法(Proc. Natl. Aca
d. Sci.USA., 85, 8998, 1988)に従って逆転写酵素や
ポリメラーゼチエン反応法(PCR)を用いて単鎖cD
NA、ついで二本鎖cDNAを合成する。
調製 ヒトプロヒビチンをコードする遺伝子はヒト臓器からメ
ッセンジャーRNA(mRNA)を分離し、該mRNA
を逆転写することによって相補DNA(cDNA)を、
次いで二重鎖DNAを合成する。ヒトプロヒビチンmR
NAは肝臓、心臓、肺臓など医学的事情により摘出され
たヒト組織から得ることができる。調製方法としてはた
とえばグアニジンチオシアネート法(Chirgwin, J.M. e
t al., Biochemistry, 18, 5294, 1979 )などに基づい
てRNAを抽出する。得られたRNAをさらにオリゴ
(dT)セルロースカラムを用いる液体クロマトグラフ
ィによってmRNAを調製することができる。得られた
mRNAを鋳型とし、ラットプロヒビチンcDNA塩基
配列の2個所のオリゴヌクレオチドをプライマーとし
て、たとえば Gubler, U. らの方法(Gene, 25, 263,19
83)あるいはFrohman, A. らの方法(Proc. Natl. Aca
d. Sci.USA., 85, 8998, 1988)に従って逆転写酵素や
ポリメラーゼチエン反応法(PCR)を用いて単鎖cD
NA、ついで二本鎖cDNAを合成する。
【0010】このようにして得られた二本鎖cDNAを
公知の方法によりプラスミドまたはファージに組み込
む。cDNAを組み込むベクターとしてはpBluescript
II SK、pBR322 、λgt11などが挙げられるが、これ
らベクターは宿主細胞内に保持されて複製、増幅される
ものであれば、いずれも用いることができる。プラスミ
ドにcDNAを組み込む方法としては、たとえば Mania
tis, J. らの MolecularCloning, A Laboratory Manua
l, Cold Spring Harbor Laboratory, p239 (1982)に記
載の方法などが挙げられる。
公知の方法によりプラスミドまたはファージに組み込
む。cDNAを組み込むベクターとしてはpBluescript
II SK、pBR322 、λgt11などが挙げられるが、これ
らベクターは宿主細胞内に保持されて複製、増幅される
ものであれば、いずれも用いることができる。プラスミ
ドにcDNAを組み込む方法としては、たとえば Mania
tis, J. らの MolecularCloning, A Laboratory Manua
l, Cold Spring Harbor Laboratory, p239 (1982)に記
載の方法などが挙げられる。
【0011】このようにして得られたプラスミドやファ
ージベクターは適切な宿主たとえば大腸菌などに導入す
る。宿主となりうる大腸菌としては、例えば Escherich
iacoli HB101、 JM109 などが挙げられる。cDNAのベ
クターがプラスミドの場合、塩化カルシウム法、あるい
は塩化カルシウム・塩化ルビジウム法、またcDNAの
ベクターがファージの場合、インビトロパッケージング
法などを用いて宿主細胞に保持させることができる(Mo
lecular Cloning, Cold Spring Harbor Laboratory, 19
82, p249)。次いで該形質転換体を培養増殖させた後、
常法(Molecular Cloning, Cold Spring Harbor Labora
tory, New York, 1982)に従ってプラスミドやファージ
などの組換えDNAを単離し、制限酵素で消化してから
cDNA塩基配列の解析を行う。塩基配列の構造はマキ
サム・ギルバート法(Maxam, A.M. and Gilbert, W., Pr
oc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 74, 560, 1977)あるい
はジデオキシ法(Messing, J. et al., Nucl. Acids Re
s., 9, 309, 1981)によって決められる。
ージベクターは適切な宿主たとえば大腸菌などに導入す
る。宿主となりうる大腸菌としては、例えば Escherich
iacoli HB101、 JM109 などが挙げられる。cDNAのベ
クターがプラスミドの場合、塩化カルシウム法、あるい
は塩化カルシウム・塩化ルビジウム法、またcDNAの
ベクターがファージの場合、インビトロパッケージング
法などを用いて宿主細胞に保持させることができる(Mo
lecular Cloning, Cold Spring Harbor Laboratory, 19
82, p249)。次いで該形質転換体を培養増殖させた後、
常法(Molecular Cloning, Cold Spring Harbor Labora
tory, New York, 1982)に従ってプラスミドやファージ
などの組換えDNAを単離し、制限酵素で消化してから
cDNA塩基配列の解析を行う。塩基配列の構造はマキ
サム・ギルバート法(Maxam, A.M. and Gilbert, W., Pr
oc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 74, 560, 1977)あるい
はジデオキシ法(Messing, J. et al., Nucl. Acids Re
s., 9, 309, 1981)によって決められる。
【0012】(2)ヒトプロヒビチン遺伝子の全構造の
確認 上記の方法により得られたcDNAはヒトプロヒビチン
蛋白質の全長をコードしていないためヒトプロヒビチン
遺伝子全構造はヒトDNAライブラリーを用いて解析す
る。ヒト胎児脳cDNAライブラリーとヒト染色体ライ
ブラリーを用い、上記の方法で得られたRT−PCR産
物をプローブとしてコロニーハイブリダイゼーション法
(Gene, 10, 63, 1980)、プラークハイブリダイゼーシ
ョン法(Science, 196, 180, 1977)などによってcDN
Aクローンを釣り上げることができる。このようにして
クローン化された形質転換体はヒトプロヒビチンの全ア
ミノ酸配列あるいはその部分アミノ酸配列にコードする
cDNAを含有している。これらcDNAの塩基配列を
前記と同様の方法により解析し、さらに必要があれば塩
基配列の決定されたcDNAの一部を合成し、それをプ
ライマーとして用い、プライマーエクステンション法
(Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 76, 731 1979)によっ
て新しくcDNAを合成、前記と同様の方法により組換
えcDNAのクローニング、塩基配列の解析が可能であ
る。更にヒトプロヒビチンの染色体DNAの構造を知る
ために上記cDNAをプローブとしてヒト染色体コスミ
ドライブラリーをスクリーニングしジェノミッククロー
ンを単離する。これらcDNAとジェノミッククローン
の構造決定された塩基配列を比較することによって、イ
ントロン−エクソン結合部が解析される。
確認 上記の方法により得られたcDNAはヒトプロヒビチン
蛋白質の全長をコードしていないためヒトプロヒビチン
遺伝子全構造はヒトDNAライブラリーを用いて解析す
る。ヒト胎児脳cDNAライブラリーとヒト染色体ライ
ブラリーを用い、上記の方法で得られたRT−PCR産
物をプローブとしてコロニーハイブリダイゼーション法
(Gene, 10, 63, 1980)、プラークハイブリダイゼーシ
ョン法(Science, 196, 180, 1977)などによってcDN
Aクローンを釣り上げることができる。このようにして
クローン化された形質転換体はヒトプロヒビチンの全ア
ミノ酸配列あるいはその部分アミノ酸配列にコードする
cDNAを含有している。これらcDNAの塩基配列を
前記と同様の方法により解析し、さらに必要があれば塩
基配列の決定されたcDNAの一部を合成し、それをプ
ライマーとして用い、プライマーエクステンション法
(Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 76, 731 1979)によっ
て新しくcDNAを合成、前記と同様の方法により組換
えcDNAのクローニング、塩基配列の解析が可能であ
る。更にヒトプロヒビチンの染色体DNAの構造を知る
ために上記cDNAをプローブとしてヒト染色体コスミ
ドライブラリーをスクリーニングしジェノミッククロー
ンを単離する。これらcDNAとジェノミッククローン
の構造決定された塩基配列を比較することによって、イ
ントロン−エクソン結合部が解析される。
【0013】最終的にヒトプロヒビチンcDNAは配列
番号1の如く決められ、そのアミノ酸配列は配列番号1
に記載される如く演繹される。エクソン4および5付近
のイントロンDNAは配列番号2に示される。ヒトプロ
ヒビチンは 272個のアミノ酸から成りラットプロヒビチ
ンの構造と比較すると96位アミノ酸チロシン(ラット)
がフェニルアラニン(ヒト)となる一つの差を有してい
る。
番号1の如く決められ、そのアミノ酸配列は配列番号1
に記載される如く演繹される。エクソン4および5付近
のイントロンDNAは配列番号2に示される。ヒトプロ
ヒビチンは 272個のアミノ酸から成りラットプロヒビチ
ンの構造と比較すると96位アミノ酸チロシン(ラット)
がフェニルアラニン(ヒト)となる一つの差を有してい
る。
【0014】(3)ヒトプロヒビチン組換え発現ベクタ
ーとその形質転換体 上記記載の方法により得られたヒトプロヒビチンcDN
Aを適切なベクターに組み込み、該ベクターを適切な宿
主細胞に移入することにより形質転換体を得ることがで
きる。これを常法により培養し培養物よりヒトプロヒビ
チンを大量に生産することができる。ヒトプロヒビチン
をコードするcDNAをヒトプロヒビチンの発現に適し
たベクターのプロモーター下流に制限酵素とDNAリガ
ーゼを用いる公知の方法により再結合して組換発現ベク
ターを作成することができる。使用できるベクターとし
ては、大腸菌由来のプラスミドpBR322 、pUC18、
枯草菌由来のプラスミドpUB110 、酵母由来のプラス
ミドpSH15、バクテリオファージλgt10、λgt11ある
いはSV40などが挙げられるが、宿主内で複製、増幅可
能なベクターであれば特に限定されない。プロモーター
およびターミネーターに関してもヒトプロヒビチンをコ
ードする塩基配列の発現に用いられる宿主に対応したも
のであれば特に限定されず、宿主に応じて適切な組み合
わせも可能である。ヒトプロヒビチンをコードするcD
NAはヒトプロヒビチン蛋白をコードするDNAであれ
ば何れでもよく、また化学合成によって合成されたもの
でもよい。さらに発現される蛋白質がプロヒビチンの生
理活性を有するものならば、配列番号1記載の塩基配列
に限定されるものではなく、塩基配列の一部が置換、欠
損、挿入、あるいはこれらが組み合わされた塩基配列を
有するDNAであってもよい。
ーとその形質転換体 上記記載の方法により得られたヒトプロヒビチンcDN
Aを適切なベクターに組み込み、該ベクターを適切な宿
主細胞に移入することにより形質転換体を得ることがで
きる。これを常法により培養し培養物よりヒトプロヒビ
チンを大量に生産することができる。ヒトプロヒビチン
をコードするcDNAをヒトプロヒビチンの発現に適し
たベクターのプロモーター下流に制限酵素とDNAリガ
ーゼを用いる公知の方法により再結合して組換発現ベク
ターを作成することができる。使用できるベクターとし
ては、大腸菌由来のプラスミドpBR322 、pUC18、
枯草菌由来のプラスミドpUB110 、酵母由来のプラス
ミドpSH15、バクテリオファージλgt10、λgt11ある
いはSV40などが挙げられるが、宿主内で複製、増幅可
能なベクターであれば特に限定されない。プロモーター
およびターミネーターに関してもヒトプロヒビチンをコ
ードする塩基配列の発現に用いられる宿主に対応したも
のであれば特に限定されず、宿主に応じて適切な組み合
わせも可能である。ヒトプロヒビチンをコードするcD
NAはヒトプロヒビチン蛋白をコードするDNAであれ
ば何れでもよく、また化学合成によって合成されたもの
でもよい。さらに発現される蛋白質がプロヒビチンの生
理活性を有するものならば、配列番号1記載の塩基配列
に限定されるものではなく、塩基配列の一部が置換、欠
損、挿入、あるいはこれらが組み合わされた塩基配列を
有するDNAであってもよい。
【0015】このようにして得られた組換え発現ベクタ
ーはコンビテント細胞法(J. Mol.Biol., 53, 154, 197
0)、プロトプラスト法(Proc. Natl. Acad. Sci. USA,
75, 1929, 1978)、リン酸カルシウム法(Science, 22
1, 551, 1983)、インビトロパッケージング法(Proc. N
atl, Acad. Sci. USA, 72, 581, 1975)、ウイルスベク
ター法(Cell, 37, 1053, 1984)などにより宿主に導入
し、形質転換体が作製される。宿主としては大腸菌、枯
草菌、酵母および動物細胞などが用いられ、得られた形
質転換体はその宿主に応じた適切な培地中で培養され
る。培養は通常20℃〜45℃、pH5〜8の範囲で行われ、
必要に応じて通気、撹拌が行われる。培養物からのヒト
プロヒビチンの分離・精製は公知の分離・精製法を適宜
組み合わせて実施すれば良い。これらの公知の方法とし
ては塩析、溶媒沈殿法、透析ゲル炉過法、電気泳動法、
イオン交換クロマトグラフィ、アフィニティクロマトグ
ラフィ、逆相高速液体クロマトグラフィなどが挙げられ
る。このようにして得られたヒトプロヒビチンは細胞内
にマイクロインジェクション法により注入することによ
り該細胞の増殖を抑制する活性を示した。
ーはコンビテント細胞法(J. Mol.Biol., 53, 154, 197
0)、プロトプラスト法(Proc. Natl. Acad. Sci. USA,
75, 1929, 1978)、リン酸カルシウム法(Science, 22
1, 551, 1983)、インビトロパッケージング法(Proc. N
atl, Acad. Sci. USA, 72, 581, 1975)、ウイルスベク
ター法(Cell, 37, 1053, 1984)などにより宿主に導入
し、形質転換体が作製される。宿主としては大腸菌、枯
草菌、酵母および動物細胞などが用いられ、得られた形
質転換体はその宿主に応じた適切な培地中で培養され
る。培養は通常20℃〜45℃、pH5〜8の範囲で行われ、
必要に応じて通気、撹拌が行われる。培養物からのヒト
プロヒビチンの分離・精製は公知の分離・精製法を適宜
組み合わせて実施すれば良い。これらの公知の方法とし
ては塩析、溶媒沈殿法、透析ゲル炉過法、電気泳動法、
イオン交換クロマトグラフィ、アフィニティクロマトグ
ラフィ、逆相高速液体クロマトグラフィなどが挙げられ
る。このようにして得られたヒトプロヒビチンは細胞内
にマイクロインジェクション法により注入することによ
り該細胞の増殖を抑制する活性を示した。
【0016】(4)抗体の作成 抗原とするプロヒビチンは全構造を保有していてもよ
く、また部分構造を有するフラグメントあるいはペプチ
ドであってもよく、ヒトプロヒビチンの全アミノ酸配列
からフラグメントあるいはペプチド部分を適宜選択する
ことができる。フラグメントあるいはペプチドの調製は
化学合成法、上記遺伝子組換法あるいは天然物の分解の
方法などが用いられる。
く、また部分構造を有するフラグメントあるいはペプチ
ドであってもよく、ヒトプロヒビチンの全アミノ酸配列
からフラグメントあるいはペプチド部分を適宜選択する
ことができる。フラグメントあるいはペプチドの調製は
化学合成法、上記遺伝子組換法あるいは天然物の分解の
方法などが用いられる。
【0017】抗原とキャリア蛋白の複合体の調製は種々
の縮合剤を用いることができるが、グルタルアルデヒ
ド、カルボジイミド、マレイミド活性エステル等が使用
できる。キャリア蛋白は牛血清アルブミン、サイログロ
ブリン、ヘモシアニン等の常用されているものでよく、
通常1〜5倍量の割合でカップリングさせる方法が用い
られる。
の縮合剤を用いることができるが、グルタルアルデヒ
ド、カルボジイミド、マレイミド活性エステル等が使用
できる。キャリア蛋白は牛血清アルブミン、サイログロ
ブリン、ヘモシアニン等の常用されているものでよく、
通常1〜5倍量の割合でカップリングさせる方法が用い
られる。
【0018】免疫される動物としては、マウス、ラッ
ト、ウサギ、モルモットなどがあげられ、接種方法は皮
下、筋肉あるいは腹腔内に投与される。投与に際しては
完全フロイントアジュバンドや不完全フロイントアジュ
バンドと混和して投与してもよく、投与は通常2〜5週
毎に1回ずつ行われる。
ト、ウサギ、モルモットなどがあげられ、接種方法は皮
下、筋肉あるいは腹腔内に投与される。投与に際しては
完全フロイントアジュバンドや不完全フロイントアジュ
バンドと混和して投与してもよく、投与は通常2〜5週
毎に1回ずつ行われる。
【0019】ポリクロナール抗体は免疫された動物から
採血、血清分離し、抗ヒトプロヒビチン抗体を作製す
る。抗体の精製は既知の方法を用いればよく、例えば硫
安分画法、PEG分画法、エタノール分画法、陰イオン
交換体の利用、さらにアフィニティクロマトグラフィな
どの手段により容易に達成することができる。
採血、血清分離し、抗ヒトプロヒビチン抗体を作製す
る。抗体の精製は既知の方法を用いればよく、例えば硫
安分画法、PEG分画法、エタノール分画法、陰イオン
交換体の利用、さらにアフィニティクロマトグラフィな
どの手段により容易に達成することができる。
【0020】モノクローナル抗体は公知の方法により作
製し得る。例えば、免疫された動物の脾臓あるいはリン
パ節から得られた抗体産生細胞は骨髄腫細胞と細胞融合
させられハイブリドーマとして単離される。骨髄腫細胞
としては、マウス、ラット、ヒト等由来のものが使用さ
れ、抗体産生細胞と同種由来のものであることが好まし
いが、異種間においても可能な場合もある。
製し得る。例えば、免疫された動物の脾臓あるいはリン
パ節から得られた抗体産生細胞は骨髄腫細胞と細胞融合
させられハイブリドーマとして単離される。骨髄腫細胞
としては、マウス、ラット、ヒト等由来のものが使用さ
れ、抗体産生細胞と同種由来のものであることが好まし
いが、異種間においても可能な場合もある。
【0021】細胞融合の操作は既知の方法、例えばケー
ラーとミルスタインの方法(Nature,256, 495, 1975)に
従い実施できる。融合促進剤としては、ポリエチレング
リコールやセンダイウイルスなどがあげられるが、通常
20〜50%程度の濃度のポリエチレングリコール(平均分
子量1000〜4000) を用いて20〜40℃、好ましくは30〜37
℃の温度下、抗体産生細胞数と骨髄腫細胞数の比は通常
1:1〜10:1程度、約1〜10分間程度反応させること
により、細胞融合を実施することができる。
ラーとミルスタインの方法(Nature,256, 495, 1975)に
従い実施できる。融合促進剤としては、ポリエチレング
リコールやセンダイウイルスなどがあげられるが、通常
20〜50%程度の濃度のポリエチレングリコール(平均分
子量1000〜4000) を用いて20〜40℃、好ましくは30〜37
℃の温度下、抗体産生細胞数と骨髄腫細胞数の比は通常
1:1〜10:1程度、約1〜10分間程度反応させること
により、細胞融合を実施することができる。
【0022】抗ヒトプロヒビチン抗体産生ハイブリドー
マのスクリーニングには種々の免疫化学的方法が使用で
きる。例えば、ヒトプロヒビチンをコートしたマイクロ
プレートを用いるELISA(Enzyme-linked immunosor
bent assay) 法、抗免疫グロブリン抗体をコートしたマ
イクロプレートを用いるEIA(Enzyme immunoassay)法
などがあげられる。これら免疫化学的手法により、目的
とする抗体を産生しているウエルを得る。このようなウ
エルから、更に例えば限界希釈法によってクローニング
を行いクローンを得る。ハイブリドーマの選別、育種は
通常HAT(ヒポキサンチン、アミノプテリン、チミジ
ン)を添加して、10〜20%牛胎児血清を含む動物細胞用
培地(例、RPMI1640) で行われる。
マのスクリーニングには種々の免疫化学的方法が使用で
きる。例えば、ヒトプロヒビチンをコートしたマイクロ
プレートを用いるELISA(Enzyme-linked immunosor
bent assay) 法、抗免疫グロブリン抗体をコートしたマ
イクロプレートを用いるEIA(Enzyme immunoassay)法
などがあげられる。これら免疫化学的手法により、目的
とする抗体を産生しているウエルを得る。このようなウ
エルから、更に例えば限界希釈法によってクローニング
を行いクローンを得る。ハイブリドーマの選別、育種は
通常HAT(ヒポキサンチン、アミノプテリン、チミジ
ン)を添加して、10〜20%牛胎児血清を含む動物細胞用
培地(例、RPMI1640) で行われる。
【0023】このようにして得られたクローンはあらか
じめブリスタンを投与したBALB/Cマウスの腹腔内
へ移植し、10〜14日後にモノクローナル抗体を高濃度に
含む腹水を採取し、抗体精製の原料とすることができ
る。また、該クローンを培養し、その培養物を抗体精製
の原料とすることもできる。モノクローナル抗体の回収
は免疫グロブリンの精製法として前記の方法を用いれば
よい。これら抗体を用いる免疫学的測定法によりヒト生
体試料中のヒトプロヒビチンの同定や定量を可能とし、
癌診断試薬への応用が期待される。
じめブリスタンを投与したBALB/Cマウスの腹腔内
へ移植し、10〜14日後にモノクローナル抗体を高濃度に
含む腹水を採取し、抗体精製の原料とすることができ
る。また、該クローンを培養し、その培養物を抗体精製
の原料とすることもできる。モノクローナル抗体の回収
は免疫グロブリンの精製法として前記の方法を用いれば
よい。これら抗体を用いる免疫学的測定法によりヒト生
体試料中のヒトプロヒビチンの同定や定量を可能とし、
癌診断試薬への応用が期待される。
【0024】ヒトプロヒビチンの免疫学的測定法は、公
知の方法に準ずればよく、例えば蛍光抗体法、受身凝集
反応法、酵素抗体法などいずれの方法においても実施で
きる。本発明のモノクローナル抗体はIgG、IgA、
IgMいかなるクラスのものでもよく、また該抗体のF
c’あるいはFc領域を除去したFab’あるいはFa
b画分、あるいはその重合体を用いてもよい。また、そ
のキメラ抗体であってもよい。
知の方法に準ずればよく、例えば蛍光抗体法、受身凝集
反応法、酵素抗体法などいずれの方法においても実施で
きる。本発明のモノクローナル抗体はIgG、IgA、
IgMいかなるクラスのものでもよく、また該抗体のF
c’あるいはFc領域を除去したFab’あるいはFa
b画分、あるいはその重合体を用いてもよい。また、そ
のキメラ抗体であってもよい。
【0025】(5)ヒト癌組織の遺伝子解析 本発明により提供されるヒトプロヒビチン遺伝子の中か
ら適切な位置の塩基配列を適宜選択し、その合成オリゴ
ヌクレオチドをプライマーとして用いることにより該遺
伝子変異の有無の解析を行うことができる。ヒトプロヒ
ビチン遺伝子はCc遺伝子(Eveleth, D. D. et al., N
ucleic Acids Res., 14, 6169, 1986)およびNF1遺伝
子(Hall. A., Cell, 61, 921, 1990) と構造類似性を有
する。プライマーの選択部位は該遺伝子のcDNA部
分、イントロン部分および両部の結合部分などいずれの
部位をも選択し得るが、Cc遺伝子との構造類似性から
よく保存されている塩基配列部位、すなわち第4エクソ
ン部分からプライマーを選択することが適切であり、特
に第4エクソン部分の前後に配位するイントロン部分か
らの選択が好ましい。プライマーとして使用するオリゴ
ヌクレオチドの塩基数としては塩基数から数十塩基まで
使用し得るが好ましくは10塩基から30塩基、さらに好ま
しくは15塩基から25塩基である。
ら適切な位置の塩基配列を適宜選択し、その合成オリゴ
ヌクレオチドをプライマーとして用いることにより該遺
伝子変異の有無の解析を行うことができる。ヒトプロヒ
ビチン遺伝子はCc遺伝子(Eveleth, D. D. et al., N
ucleic Acids Res., 14, 6169, 1986)およびNF1遺伝
子(Hall. A., Cell, 61, 921, 1990) と構造類似性を有
する。プライマーの選択部位は該遺伝子のcDNA部
分、イントロン部分および両部の結合部分などいずれの
部位をも選択し得るが、Cc遺伝子との構造類似性から
よく保存されている塩基配列部位、すなわち第4エクソ
ン部分からプライマーを選択することが適切であり、特
に第4エクソン部分の前後に配位するイントロン部分か
らの選択が好ましい。プライマーとして使用するオリゴ
ヌクレオチドの塩基数としては塩基数から数十塩基まで
使用し得るが好ましくは10塩基から30塩基、さらに好ま
しくは15塩基から25塩基である。
【0026】遺伝子解析される生体試料はヒト正常組織
を始め各種ヒト癌組織を用いることができる。組織のD
NAは、例えば(Sato T. et al., Cancer Res., 50, 7
184,1990)の方法により抽出・調製することができる。
本発明者らはまずヒト乳癌細胞の遺伝子解析を行なっ
た。本発明のヒトプロヒビチン遺伝子第4エクソンに配
位するイントロン部分、配列番号2記載の塩基配列 134
−152 位のオリゴヌクレオチド5'−GTACTCCAGCCTAGGCAA
C−3'と 491−510位塩基配列のアンチセンスコード部分
のオリゴヌクレオクチド5'−CAGGAAACTAGCAGCCACAT−3'
をプライマーとして使用した。医学的事情により摘出さ
れたヒト乳癌組織(26検体)について上記二種のプライ
マーを用いPCR法により目的とするヒトプロヒビチン
遺伝子を増幅させ前記と同様に該ヒトプロヒビチン遺伝
子を組み込んだプラスミドにより形質転換させた宿主細
胞を培養しクローンを得る。塩基配列解析の結果表1に
示されるような変異が見られた。コドン105 の位置CG
CがCACに変異、すなわちアルギニンのヒスチジンへ
の変異(検体番号342)、コドン90−92における2塩基の
欠損(検体番号120)、コドン88における変異(検体番号
136)など第4エクソン部の変異がみられた。これらの事
実は本発明のヒトプロヒビチン遺伝子は癌抑制遺伝子と
しての性格を有し、癌化、増殖と密接に関係することが
示唆され、ヒト乳癌の一つの診断法を提示したものであ
る。
を始め各種ヒト癌組織を用いることができる。組織のD
NAは、例えば(Sato T. et al., Cancer Res., 50, 7
184,1990)の方法により抽出・調製することができる。
本発明者らはまずヒト乳癌細胞の遺伝子解析を行なっ
た。本発明のヒトプロヒビチン遺伝子第4エクソンに配
位するイントロン部分、配列番号2記載の塩基配列 134
−152 位のオリゴヌクレオチド5'−GTACTCCAGCCTAGGCAA
C−3'と 491−510位塩基配列のアンチセンスコード部分
のオリゴヌクレオクチド5'−CAGGAAACTAGCAGCCACAT−3'
をプライマーとして使用した。医学的事情により摘出さ
れたヒト乳癌組織(26検体)について上記二種のプライ
マーを用いPCR法により目的とするヒトプロヒビチン
遺伝子を増幅させ前記と同様に該ヒトプロヒビチン遺伝
子を組み込んだプラスミドにより形質転換させた宿主細
胞を培養しクローンを得る。塩基配列解析の結果表1に
示されるような変異が見られた。コドン105 の位置CG
CがCACに変異、すなわちアルギニンのヒスチジンへ
の変異(検体番号342)、コドン90−92における2塩基の
欠損(検体番号120)、コドン88における変異(検体番号
136)など第4エクソン部の変異がみられた。これらの事
実は本発明のヒトプロヒビチン遺伝子は癌抑制遺伝子と
しての性格を有し、癌化、増殖と密接に関係することが
示唆され、ヒト乳癌の一つの診断法を提示したものであ
る。
【0027】
【実施例】以下の実施例により本発明を詳細に且つ具体
的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
【0028】実施例1 (1)mRNAの調製 医学的事情により摘出されたヒト肝 1 gを4Mグアニジウ
ムチオシアネート、0.5 %N−ラウロイルザルコシンナ
トリウム、25mMクエン酸ナトリウムpH 7.0、0.1Mメルカ
プトエタノール、0.1 %アンチホルム(シグマ)溶液 1
0 mlに懸濁させ、ポリトロンによりホモジナイズした。
このホモジネートを 0.1M EDTAを含む 5.7Mセシウムク
ロライド水溶液上に重層し、超遠心分離機(SRP28
SAローター、日立)を用い、26000rpmで25℃下36時間
遠心分離し、RNAをペレットとして回収した。得られ
たRNAを10mM Tris−HCL 緩衝液(pH 7.4)に溶解
し、エタノールを加えて−70℃下1時間放置した。次に
遠心により沈殿させたRNAを10mM Tris−HCl(pH 7.
4)に溶解し、0.5M KClをさらに加えた。これを同じ緩
衝液を用いて平衡化したオリゴ(dT)セルロースカラ
ム(20mmφ×150mm )に付し、0.5M KCl、10mM Tris−
HCl で十分に洗浄後、10mM Tris−HCl 水溶液でmRN
Aを溶出させた。ヒト肝由来mRNA 500μg を50mM
Tris−HCl (pH 7.4)、0.2M NaCl、1mMEDTAを含む10%
から28%ショ糖濃度勾配を形成させた溶液15mlに重層
し、超遠心分離機(SRP 28 ローター、日立)を用い
て26000rpmで20℃下16時間遠心分離した。次に 500μl
ずつ分画し、各分画にエタノールを加えmRNAを沈殿
させた。
ムチオシアネート、0.5 %N−ラウロイルザルコシンナ
トリウム、25mMクエン酸ナトリウムpH 7.0、0.1Mメルカ
プトエタノール、0.1 %アンチホルム(シグマ)溶液 1
0 mlに懸濁させ、ポリトロンによりホモジナイズした。
このホモジネートを 0.1M EDTAを含む 5.7Mセシウムク
ロライド水溶液上に重層し、超遠心分離機(SRP28
SAローター、日立)を用い、26000rpmで25℃下36時間
遠心分離し、RNAをペレットとして回収した。得られ
たRNAを10mM Tris−HCL 緩衝液(pH 7.4)に溶解
し、エタノールを加えて−70℃下1時間放置した。次に
遠心により沈殿させたRNAを10mM Tris−HCl(pH 7.
4)に溶解し、0.5M KClをさらに加えた。これを同じ緩
衝液を用いて平衡化したオリゴ(dT)セルロースカラ
ム(20mmφ×150mm )に付し、0.5M KCl、10mM Tris−
HCl で十分に洗浄後、10mM Tris−HCl 水溶液でmRN
Aを溶出させた。ヒト肝由来mRNA 500μg を50mM
Tris−HCl (pH 7.4)、0.2M NaCl、1mMEDTAを含む10%
から28%ショ糖濃度勾配を形成させた溶液15mlに重層
し、超遠心分離機(SRP 28 ローター、日立)を用い
て26000rpmで20℃下16時間遠心分離した。次に 500μl
ずつ分画し、各分画にエタノールを加えmRNAを沈殿
させた。
【0029】(2)部分ヒトプロヒビチンcDNAの合
成 部分ヒトプロヒビチンcDNAをRT−PCR法にて合
成した。RT−PCRのプライマーはNuell M.J.らによ
り報告されたラットプロヒビチンcDNAのシークエン
スをもとに、DrosophilaのCc遺伝子との間で保存され
ている領域で作製した。 右プライマー (3')5'−TCACCCTCAGCAGAGATGAT−3' 左プライマー (5')5'−CGCTCTCGACCACGTAATGT−3' 方法は 0.1μg のヒト肝mRNAとPCRバッファー、
dNTPs、DTTそして25 pmol の3'オリゴヌクレオ
チドプライマーを合わせ、65℃、5分インキュベーショ
ンし、その後RNAsin 40 unit 、M−MLV−RT(molone
y murine leukemia virus-reverse transcriptase :BR
L) 200 unit を加え全量25μl とし42℃で90分インキュ
ベーションする。次いでこの反応物にPCRバッファ
ー、dNTPs、75 pmol の3'オリゴヌクレオチドプラ
イマー、100 pmolの5'オリゴヌクレオチドプライマーを
さらに加えて全量 100μl としPCRを行う。PCRの
条件はaneal 温度55℃で2分、extention 温度72℃で2
分、denature温度94℃で1分を35サイクル行い、DNA
を増幅し 444bpのプロダクトを得た。
成 部分ヒトプロヒビチンcDNAをRT−PCR法にて合
成した。RT−PCRのプライマーはNuell M.J.らによ
り報告されたラットプロヒビチンcDNAのシークエン
スをもとに、DrosophilaのCc遺伝子との間で保存され
ている領域で作製した。 右プライマー (3')5'−TCACCCTCAGCAGAGATGAT−3' 左プライマー (5')5'−CGCTCTCGACCACGTAATGT−3' 方法は 0.1μg のヒト肝mRNAとPCRバッファー、
dNTPs、DTTそして25 pmol の3'オリゴヌクレオ
チドプライマーを合わせ、65℃、5分インキュベーショ
ンし、その後RNAsin 40 unit 、M−MLV−RT(molone
y murine leukemia virus-reverse transcriptase :BR
L) 200 unit を加え全量25μl とし42℃で90分インキュ
ベーションする。次いでこの反応物にPCRバッファ
ー、dNTPs、75 pmol の3'オリゴヌクレオチドプラ
イマー、100 pmolの5'オリゴヌクレオチドプライマーを
さらに加えて全量 100μl としPCRを行う。PCRの
条件はaneal 温度55℃で2分、extention 温度72℃で2
分、denature温度94℃で1分を35サイクル行い、DNA
を増幅し 444bpのプロダクトを得た。
【0030】(3)pBSKIIへの組み込みと形質転換 上記のRT−PCRプロダクトを1.2%アガロースゲル
にて電気泳動を行い444bpのDNA断片を切り出した。
このDNA断片を Klenow enzymeで末端修復した後、T
4リボヌクレオチドキナーゼにより末端をリン酸化し
た。このように処理したDNA断片と、EcoRVで開
裂し、アルカリフォスファターゼ処理したpBluescript
II SK(−)とをT4リガーゼで結合し、大腸菌 E.coli
HB 101 に形質転換して、クローンH1、H2、H3を
得た。これらクローンをジデオキシ法(ファルマシア、
T7 sequencing kit )にて塩基配列を決定したとこ
ろ、H3にラットプロヒビチンと高いホモロジーがある
ことがわかった。
にて電気泳動を行い444bpのDNA断片を切り出した。
このDNA断片を Klenow enzymeで末端修復した後、T
4リボヌクレオチドキナーゼにより末端をリン酸化し
た。このように処理したDNA断片と、EcoRVで開
裂し、アルカリフォスファターゼ処理したpBluescript
II SK(−)とをT4リガーゼで結合し、大腸菌 E.coli
HB 101 に形質転換して、クローンH1、H2、H3を
得た。これらクローンをジデオキシ法(ファルマシア、
T7 sequencing kit )にて塩基配列を決定したとこ
ろ、H3にラットプロヒビチンと高いホモロジーがある
ことがわかった。
【0031】(4)ヒトプロヒビチンcDNAクローン
の同定 プローブの作製 上記のH3クローンを Bam H1 、Hind IIIで開裂し、
1.2%アガロースゲルより444bpのDNA断片を回収し
た。このDNA断片を常法に従い、Klenow enzymeを用
いてγ−32P−CTPを導入しプローブとして使用し
た。
の同定 プローブの作製 上記のH3クローンを Bam H1 、Hind IIIで開裂し、
1.2%アガロースゲルより444bpのDNA断片を回収し
た。このDNA断片を常法に従い、Klenow enzymeを用
いてγ−32P−CTPを導入しプローブとして使用し
た。
【0032】cDNAクローンの同定 ヒト胎児脳cDNAライブラリー(CLONTECH)よりファ
ージDNAをトランスファーしたフィルターを作製し
(約 3.5×105 クローン)、上記プローブを用いてDN
Aハイブリダイゼーション法によりスクリーニングした
ところ、2つの陽性クローンを得た。この2つのcDN
Aの塩基配列を決定したところ、1つにH3と同じ塩基
配列を見出すことができ、全cDNA配列は配列番号1
に示す如くヒトプロヒビチンをコードするcDNAであ
ることを確認した。このcDNAを組み込んだpBluescr
ipt II SK (−)により形質転換されたE.coli HB101 p
BPH は工業技術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第
12714 号(FERM P-12714)として平成4年1月21日に寄
託され、その後、微工研条寄第3808号(FERM BP-3808)
として平成4年3月26日に国際寄託された。
ージDNAをトランスファーしたフィルターを作製し
(約 3.5×105 クローン)、上記プローブを用いてDN
Aハイブリダイゼーション法によりスクリーニングした
ところ、2つの陽性クローンを得た。この2つのcDN
Aの塩基配列を決定したところ、1つにH3と同じ塩基
配列を見出すことができ、全cDNA配列は配列番号1
に示す如くヒトプロヒビチンをコードするcDNAであ
ることを確認した。このcDNAを組み込んだpBluescr
ipt II SK (−)により形質転換されたE.coli HB101 p
BPH は工業技術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第
12714 号(FERM P-12714)として平成4年1月21日に寄
託され、その後、微工研条寄第3808号(FERM BP-3808)
として平成4年3月26日に国際寄託された。
【0033】Genomic クローンの同定 常法に従い作製したヒト genomicコスミドライブラリー
よりコロニーDNAをトランスファーしたフィルターを
作製し、上記のプローブを用いてDNAハイブリダイゼ
ーション法によりスクリーニングしたところ4つの陽性
クローンを得た。H3のシークエンスをもとに作製した
プライマーを用いてこの4つのコスミドDNAの塩基配
列を決定したところ、1つのクローンにH3と同じ塩基
配列をもつ部分があることが確認された。この塩基配列
とcDNAの塩基配列と比較することによりイントロン
−エクソン結合部を解析した結果、各エクソンの位置は
配列番号1のDNA塩基配列において、エクソン1は1
−23位、エクソン2は24−138 位、エクソン3は139 −
300 位、エクソン4は301 −443 位、エクソン5は444
−560 位、エクソン6は561 −656 位、エクソン7は65
7 −1020位であることを確認した。ヒトプロヒビチン遺
伝子のエクソン4と5に配位するイントロン部分の塩基
配列は配列番号2に示した。なお配列番号2におけるエ
クソン4および5部分のアミノ酸番号は配列番号1をも
とにして記載した。
よりコロニーDNAをトランスファーしたフィルターを
作製し、上記のプローブを用いてDNAハイブリダイゼ
ーション法によりスクリーニングしたところ4つの陽性
クローンを得た。H3のシークエンスをもとに作製した
プライマーを用いてこの4つのコスミドDNAの塩基配
列を決定したところ、1つのクローンにH3と同じ塩基
配列をもつ部分があることが確認された。この塩基配列
とcDNAの塩基配列と比較することによりイントロン
−エクソン結合部を解析した結果、各エクソンの位置は
配列番号1のDNA塩基配列において、エクソン1は1
−23位、エクソン2は24−138 位、エクソン3は139 −
300 位、エクソン4は301 −443 位、エクソン5は444
−560 位、エクソン6は561 −656 位、エクソン7は65
7 −1020位であることを確認した。ヒトプロヒビチン遺
伝子のエクソン4と5に配位するイントロン部分の塩基
配列は配列番号2に示した。なお配列番号2におけるエ
クソン4および5部分のアミノ酸番号は配列番号1をも
とにして記載した。
【0034】実施例2 cDNAのCOS7細胞による発現 pcDベクター(Okayama, H. and P. Berg., Mol. Cel
l. Biol., 3, 280, 1983)はSV40ウイルスのDNA複
製開始点と初期プロモーターを持ち、このプロモーター
下流にcDNAを組み込み、SV40の T antigenを産生
する細胞株COS7(Y. Glutzman, Cell., 23, 175, 1
981 )に導入すると、この組換えプラスミドの増幅が起
こり、一過性にcDNAの強い発現が起こる。
l. Biol., 3, 280, 1983)はSV40ウイルスのDNA複
製開始点と初期プロモーターを持ち、このプロモーター
下流にcDNAを組み込み、SV40の T antigenを産生
する細胞株COS7(Y. Glutzman, Cell., 23, 175, 1
981 )に導入すると、この組換えプラスミドの増幅が起
こり、一過性にcDNAの強い発現が起こる。
【0035】Full-Length cDNAクローンであるpB
SPHよりコーディング領域すべてを含むBam HI−Xho
I 断片を切り出し、Xho I +Hind IIIで開裂したpcD
V1ベクター(F. Sanger et al., Proc. Nath. Acad. S
ci., 74, 5463, 1977)とDNAリガーゼと結合してp
cDPHを作製した(図1参照)。この操作によりcD
NAがプロモーター下流に正しい向きに組み込まれた。
SPHよりコーディング領域すべてを含むBam HI−Xho
I 断片を切り出し、Xho I +Hind IIIで開裂したpcD
V1ベクター(F. Sanger et al., Proc. Nath. Acad. S
ci., 74, 5463, 1977)とDNAリガーゼと結合してp
cDPHを作製した(図1参照)。この操作によりcD
NAがプロモーター下流に正しい向きに組み込まれた。
【0036】pcDPHのプラスミドDNAを調製し、
DEAE−dextran 法(T. Yokotaet al., Proc. Natl.
Acad. Sci., 82, 68, 1985)により、COS7細胞に
トランスフェクトした形質転換細胞は約1日後よりその
培養細胞中にヒトプロヒビチンを産生した。
DEAE−dextran 法(T. Yokotaet al., Proc. Natl.
Acad. Sci., 82, 68, 1985)により、COS7細胞に
トランスフェクトした形質転換細胞は約1日後よりその
培養細胞中にヒトプロヒビチンを産生した。
【0037】実施例3 ヒトプロヒビチンの哺乳類動物細胞株における発現 実施例2で得たpcDPHとpSV2-dhfr(S. Subrama
ni, R. Mulligan, P.Berg, Mol. Cell. Biol., 1, 854,
1981)をElectro poration法(Bio-Rad 社、Gene Puls
er 0.4kV /0.4cm. 500μF 、10-15msec 、2回)もし
くはリン酸カルシウム法(Pharmacia 社、キット Cell
Phect )を用いてBHK細胞(ATCC、CRL 1632 tk- ts1
3 、大日本製薬)に co-transfectionし、メトトレキサ
ート(MTX)250nM で選択してMTX耐性クローンを
得た。これらのクローンはヒトプロヒビチンを細胞内に
産生した。また、pcDPHをpSV2 -dhfr 及びpS
V2-neo (P. J. Southern & P.Berg, J. Mol. Appl. G
ent., 1, 327, 1982 )とともに、リン酸カルシウム法
(Kao, F. T. and T. T. Puck, Proc. Nath. Acad. Sc
i., 60, 1275, 1981 )を用いてCHO−K1細胞(ATC
C CCL 61 )にco-transfection し、1mg /mlのG-418
で選択して neo耐性クローンを得た。次に、このクロー
ンを更に5μM のMTX含有培地で培養して細胞内にヒ
トプロヒビチンを産生するクローンを得た。
ni, R. Mulligan, P.Berg, Mol. Cell. Biol., 1, 854,
1981)をElectro poration法(Bio-Rad 社、Gene Puls
er 0.4kV /0.4cm. 500μF 、10-15msec 、2回)もし
くはリン酸カルシウム法(Pharmacia 社、キット Cell
Phect )を用いてBHK細胞(ATCC、CRL 1632 tk- ts1
3 、大日本製薬)に co-transfectionし、メトトレキサ
ート(MTX)250nM で選択してMTX耐性クローンを
得た。これらのクローンはヒトプロヒビチンを細胞内に
産生した。また、pcDPHをpSV2 -dhfr 及びpS
V2-neo (P. J. Southern & P.Berg, J. Mol. Appl. G
ent., 1, 327, 1982 )とともに、リン酸カルシウム法
(Kao, F. T. and T. T. Puck, Proc. Nath. Acad. Sc
i., 60, 1275, 1981 )を用いてCHO−K1細胞(ATC
C CCL 61 )にco-transfection し、1mg /mlのG-418
で選択して neo耐性クローンを得た。次に、このクロー
ンを更に5μM のMTX含有培地で培養して細胞内にヒ
トプロヒビチンを産生するクローンを得た。
【0038】実施例4 大腸菌によるヒトプロヒビチンの発現 (1)発現プラスミドの作製 pBPHからヒトプロヒビチン蛋白質をコードするDN
Aを作製し、これをλファージのPLプロモーターと大
腸菌のrrnBターミネーターの間に挿入し、発現プラスミ
ドpBEPHを構築した(図2参照)。λファージのP
Lプロモーターを含むpPL−λ(ファルマシア)をE
coRI とHpaIで切断し、PLプロモーターを含む
470bp 断片を分取した。これをHae IIIで切断して
プロモーターを含む約 265bpの断片を分取し、下記の合
成SD配列DNA断片 5'-TTAACAACTAAGGGTATCGACAATG-3' 3'-AATTGTTGATTCCCATAGCTGTTAC-5' とともに、さらにpBPHをNla IIIで切断後T4
DNAポリメラーゼ処理したヒトプロヒビチンcDNA
断片をEcoRIとBal Iで開裂したpBR322 と
結合してpBEPHを得た。
Aを作製し、これをλファージのPLプロモーターと大
腸菌のrrnBターミネーターの間に挿入し、発現プラスミ
ドpBEPHを構築した(図2参照)。λファージのP
Lプロモーターを含むpPL−λ(ファルマシア)をE
coRI とHpaIで切断し、PLプロモーターを含む
470bp 断片を分取した。これをHae IIIで切断して
プロモーターを含む約 265bpの断片を分取し、下記の合
成SD配列DNA断片 5'-TTAACAACTAAGGGTATCGACAATG-3' 3'-AATTGTTGATTCCCATAGCTGTTAC-5' とともに、さらにpBPHをNla IIIで切断後T4
DNAポリメラーゼ処理したヒトプロヒビチンcDNA
断片をEcoRIとBal Iで開裂したpBR322 と
結合してpBEPHを得た。
【0039】実施例5 酵母での発現 ヒトプロヒビチンの酵母での発現ベクターを構築するた
めに、まず酵母における異種遺伝子発現用ベクターpY
TSのクローニングサイトである制限酵素BamHIで
消化後T4DNAポリメラーゼで切断部位を平滑にし
た。前記のpBPHよりヒトプロヒビチン遺伝子を制限
酵母BamHI−XhoIで消化後、低融点アガロース
から分離精製しT4DNAポリメラーゼで制限酵素切断
部位を平滑にした後、前述のT4DNAポリメラーゼで
処理したpYTS DNAベクターをT4DNAリガー
ゼで連結させpYTS−PHを構築した(図3参照)。
めに、まず酵母における異種遺伝子発現用ベクターpY
TSのクローニングサイトである制限酵素BamHIで
消化後T4DNAポリメラーゼで切断部位を平滑にし
た。前記のpBPHよりヒトプロヒビチン遺伝子を制限
酵母BamHI−XhoIで消化後、低融点アガロース
から分離精製しT4DNAポリメラーゼで制限酵素切断
部位を平滑にした後、前述のT4DNAポリメラーゼで
処理したpYTS DNAベクターをT4DNAリガー
ゼで連結させpYTS−PHを構築した(図3参照)。
【0040】pYTS−PHプラスミドを酵母菌 Sacha
romyces cerevisiae AH22 に酢酸リチウム法(Ito et a
l.,J.Bacteriol.,153,163,1983 )で形質転換させ、
pYTS−PHを保持するクローンを得た。プラスミド
pYTSは誘導発現可能な酸性フォスファターゼである
PH05プロモーターをもちクローニングサイト下流に
転写終結因子であるGAP(glyceraldehyde-3-phospha
te dehydrogenase)のターミネイターをもつサンドイッ
チ型の異種遺伝子発現ベクターである。pYTS−PH
を保持する酵母菌 S. cerevisiae AH22 のヒトプロヒビ
チンの発現は以下のようにして行った。すなわち20μg
/mlのヒスチジンと0.15% KH2PO4を含む Burkholderら
の最小培地10ml中でクローンを30℃でStationary phase
にまで増殖させ、0.15%KH2PO4の代りに0.15%KCl を含
む Burkholder 培地 100mlに移し、リン酸制御下でPH
05プロモーターを30℃18時間誘導発現させた。リン酸
制御下で30℃48時間誘導発現させた後、酵母を遠心回収
し10mlの 1.2Mソルビトール50mM KH2PO4-50mM Na2PO4
pH 7.2 のバッファーに懸濁し 100μlの 500μg /ml Z
ymolyae 100T(Seikagaku )を加え37℃で1時間溶菌し
た。溶菌後セルペレットを1mM PMSF-50mM Tris−HCl (p
H 7.5 )−10mM EDTA-1 %SDSに溶解し 15000回転30
分遠心後上清より細胞抽出液を回収した。この細胞抽出
液をSDS−PAGEにて電気泳動し、クマシーブルー
染色後、予想される分子量である30KDa に酵母で過剰発
現されたヒトプロヒビチンを検出することができた。さ
らにヒトプロヒビチン抗体を用いたウエスタンブロッテ
イングによりこの蛋白質がヒトプロヒビチンであること
を確認した。
romyces cerevisiae AH22 に酢酸リチウム法(Ito et a
l.,J.Bacteriol.,153,163,1983 )で形質転換させ、
pYTS−PHを保持するクローンを得た。プラスミド
pYTSは誘導発現可能な酸性フォスファターゼである
PH05プロモーターをもちクローニングサイト下流に
転写終結因子であるGAP(glyceraldehyde-3-phospha
te dehydrogenase)のターミネイターをもつサンドイッ
チ型の異種遺伝子発現ベクターである。pYTS−PH
を保持する酵母菌 S. cerevisiae AH22 のヒトプロヒビ
チンの発現は以下のようにして行った。すなわち20μg
/mlのヒスチジンと0.15% KH2PO4を含む Burkholderら
の最小培地10ml中でクローンを30℃でStationary phase
にまで増殖させ、0.15%KH2PO4の代りに0.15%KCl を含
む Burkholder 培地 100mlに移し、リン酸制御下でPH
05プロモーターを30℃18時間誘導発現させた。リン酸
制御下で30℃48時間誘導発現させた後、酵母を遠心回収
し10mlの 1.2Mソルビトール50mM KH2PO4-50mM Na2PO4
pH 7.2 のバッファーに懸濁し 100μlの 500μg /ml Z
ymolyae 100T(Seikagaku )を加え37℃で1時間溶菌し
た。溶菌後セルペレットを1mM PMSF-50mM Tris−HCl (p
H 7.5 )−10mM EDTA-1 %SDSに溶解し 15000回転30
分遠心後上清より細胞抽出液を回収した。この細胞抽出
液をSDS−PAGEにて電気泳動し、クマシーブルー
染色後、予想される分子量である30KDa に酵母で過剰発
現されたヒトプロヒビチンを検出することができた。さ
らにヒトプロヒビチン抗体を用いたウエスタンブロッテ
イングによりこの蛋白質がヒトプロヒビチンであること
を確認した。
【0041】実施例6 乳癌組織の遺伝子解析実験 (1)乳癌組織からのDNA抽出法 乳癌におけるヒトプロヒビチン遺伝子の変異を検出する
ためにまず乳癌患者における腫瘍および正常組織からD
NAの抽出を行った。医学的事情により摘出された乳癌
および正常組織を液体窒素で凍結後、乳鉢と乳棒を用い
て組織を液体窒素を少量ずつ加えながら細かく砕き微粉
末にした。あらかじめ4mlの溶解液(10mM Tris−HCl 、
50mM NaCl 、50mM EDTA 、pH 8.5)を入れたチューブに
この粉末を液体窒素で冷やしながら移す。よく撹拌した
後、プロテアーゼK(10mg/ml)を 0.35ml 、10%SD
Sを0.4ml 加え時々撹拌しながら37℃で4時間以上静置
する。次にフェノール・クロロホルム・イソアミルアル
コール(25:24:1)4mlを加え37℃で1晩ゆっくりシ
ェーカーで撹拌する。3000回転、20分間遠心後、パスツ
ールピペットで上清を注意深く新しいチューブに移し、
フェノール・クロロホルム・イソアミルアルコール(2
5:24:1)4mlを加え37℃で2時間シェーカーでゆっ
くり撹拌する。3000回転20分間遠心後、上清を新しいチ
ューブに移し4mlのクロロホルム・イソアミルアルコー
ル(24:1)を加えシェーカーでゆっくり撹拌する。80
00回転10分間遠心後上清を新しいチューブに移す。中間
層に白い変性蛋白質の層がみえなくなるまで上記のステ
ップを繰返す。上清に等量のイソプロピルアルコールを
加えDNAを沈澱させる。白濁浮遊物(DNA)が析出
してくればシリコナイズしたパスツールピペットでエッ
ペンドルフチューブに移す。量の少ない場合は8000回転
10分間の遠心にてDNAを沈殿させて回収後70%エタノ
ールでリンスしたのち、エタノールを捨て室温で数時間
放置しアルコールを蒸発させる。このようにしてDNA
を抽出しプロヒビチン遺伝子の解析に使用した。
ためにまず乳癌患者における腫瘍および正常組織からD
NAの抽出を行った。医学的事情により摘出された乳癌
および正常組織を液体窒素で凍結後、乳鉢と乳棒を用い
て組織を液体窒素を少量ずつ加えながら細かく砕き微粉
末にした。あらかじめ4mlの溶解液(10mM Tris−HCl 、
50mM NaCl 、50mM EDTA 、pH 8.5)を入れたチューブに
この粉末を液体窒素で冷やしながら移す。よく撹拌した
後、プロテアーゼK(10mg/ml)を 0.35ml 、10%SD
Sを0.4ml 加え時々撹拌しながら37℃で4時間以上静置
する。次にフェノール・クロロホルム・イソアミルアル
コール(25:24:1)4mlを加え37℃で1晩ゆっくりシ
ェーカーで撹拌する。3000回転、20分間遠心後、パスツ
ールピペットで上清を注意深く新しいチューブに移し、
フェノール・クロロホルム・イソアミルアルコール(2
5:24:1)4mlを加え37℃で2時間シェーカーでゆっ
くり撹拌する。3000回転20分間遠心後、上清を新しいチ
ューブに移し4mlのクロロホルム・イソアミルアルコー
ル(24:1)を加えシェーカーでゆっくり撹拌する。80
00回転10分間遠心後上清を新しいチューブに移す。中間
層に白い変性蛋白質の層がみえなくなるまで上記のステ
ップを繰返す。上清に等量のイソプロピルアルコールを
加えDNAを沈澱させる。白濁浮遊物(DNA)が析出
してくればシリコナイズしたパスツールピペットでエッ
ペンドルフチューブに移す。量の少ない場合は8000回転
10分間の遠心にてDNAを沈殿させて回収後70%エタノ
ールでリンスしたのち、エタノールを捨て室温で数時間
放置しアルコールを蒸発させる。このようにしてDNA
を抽出しプロヒビチン遺伝子の解析に使用した。
【0042】(2)乳癌組織におけるプロヒビチン遺伝
子変異解析 乳癌組織におけるプロヒビチン遺伝子の変異を検出する
ためにまずDrosophilaのCc遺伝子と相同性の高いエク
ソン4について塩基配列の決定を行った。まずPCR法
によってエクソン4を増幅する必要がある。本発明のヒ
トプロヒビチンのcDNAと染色体ヒトプロヒビチンの
コスミドクローンの構造解析から、配列番号2に示すよ
うにイントロン−エクソン結合部を確認している。この
配列を基にエクソン4を含む2つのイントロン内にPC
R用のプライマーとして下記の2種を設けた。 5'-GTACTCCAGCCTAGGCAAC-3' (配列番号2における 134
−152 位塩基のセンスコード)と 5'-CAGGAAACTAGCAGCCACAT-3'(配列番号2における 491
−510 位塩基のアンチセンスコード)。 これらのプライマーを用い、まずPCR法によりエクソ
ン4を含む領域を増幅し、あらかじめcIp処理した p
Bluescript II SK(−)のEcoRVサイトにポリヌク
レオチドキナーゼ処理およびT4DNAポリメラーゼ処
理したPCRプロダクトをサブクローニングした。次い
でこれらの反応混合物を E. coliに導入した後、プラス
ミドDNAを調製しPCRの際に用いたプライマーより
も更に内側のプライマー(配列番号2において 197−21
4 位塩基のセンスコード部と 421−437 位塩基のアンチ
センスコード部)を用いて両方向からDNA塩基配列を
決定した。正常組織と腫瘍組織におけるプロヒビチン染
色体のエクソン4の塩基配列を比較検討した結果、表1
に示す如く腫瘍組織検体番号 136、 432、 120、 218に
変異を確認した。
子変異解析 乳癌組織におけるプロヒビチン遺伝子の変異を検出する
ためにまずDrosophilaのCc遺伝子と相同性の高いエク
ソン4について塩基配列の決定を行った。まずPCR法
によってエクソン4を増幅する必要がある。本発明のヒ
トプロヒビチンのcDNAと染色体ヒトプロヒビチンの
コスミドクローンの構造解析から、配列番号2に示すよ
うにイントロン−エクソン結合部を確認している。この
配列を基にエクソン4を含む2つのイントロン内にPC
R用のプライマーとして下記の2種を設けた。 5'-GTACTCCAGCCTAGGCAAC-3' (配列番号2における 134
−152 位塩基のセンスコード)と 5'-CAGGAAACTAGCAGCCACAT-3'(配列番号2における 491
−510 位塩基のアンチセンスコード)。 これらのプライマーを用い、まずPCR法によりエクソ
ン4を含む領域を増幅し、あらかじめcIp処理した p
Bluescript II SK(−)のEcoRVサイトにポリヌク
レオチドキナーゼ処理およびT4DNAポリメラーゼ処
理したPCRプロダクトをサブクローニングした。次い
でこれらの反応混合物を E. coliに導入した後、プラス
ミドDNAを調製しPCRの際に用いたプライマーより
も更に内側のプライマー(配列番号2において 197−21
4 位塩基のセンスコード部と 421−437 位塩基のアンチ
センスコード部)を用いて両方向からDNA塩基配列を
決定した。正常組織と腫瘍組織におけるプロヒビチン染
色体のエクソン4の塩基配列を比較検討した結果、表1
に示す如く腫瘍組織検体番号 136、 432、 120、 218に
変異を確認した。
【0043】
【表1】
【0044】他のエクソンについても配列番号2に示さ
れる塩基配列から適切なプライマーを設計すれば、同様
の方法で変異の検定が可能である。また公知の RNase P
rotection 法、SSCP法などを用いても塩基配列の異
常を検出しうる。
れる塩基配列から適切なプライマーを設計すれば、同様
の方法で変異の検定が可能である。また公知の RNase P
rotection 法、SSCP法などを用いても塩基配列の異
常を検出しうる。
【0045】実施例7 ポリクロナール抗体の作製 配列番号1記載のヒトプロヒビチンアミノ酸配列をもと
に、69−87位、 110−118 位、 140−158 位、 175−19
7 位および 200−221 位のアミノ酸配列を有する5種の
ペプチドを抗原として選択し、それぞれのペプチドを自
動ペプチド固相合成機を用いて合成した。各合成ペプチ
ドは縮合剤マレイミド活性エステルを用いる方法でキャ
リア蛋白質キイホールリンペットとの複合体を調製し、
免疫抗原とした。これら複合体を完全フロイントアジュ
バンドと混和し、ウサギの皮下に2週間ごと合計5回免
疫し、抗体を作製した。抗体産生の確認はそれぞれの抗
原ペプチドをマイクロプレートに固相化し、採血した血
清を添加、次いで西洋ワサビペルオキシダーゼ標識した
抗ウサギ免疫グロブリン抗体を用いるELISA法によ
り行った。
に、69−87位、 110−118 位、 140−158 位、 175−19
7 位および 200−221 位のアミノ酸配列を有する5種の
ペプチドを抗原として選択し、それぞれのペプチドを自
動ペプチド固相合成機を用いて合成した。各合成ペプチ
ドは縮合剤マレイミド活性エステルを用いる方法でキャ
リア蛋白質キイホールリンペットとの複合体を調製し、
免疫抗原とした。これら複合体を完全フロイントアジュ
バンドと混和し、ウサギの皮下に2週間ごと合計5回免
疫し、抗体を作製した。抗体産生の確認はそれぞれの抗
原ペプチドをマイクロプレートに固相化し、採血した血
清を添加、次いで西洋ワサビペルオキシダーゼ標識した
抗ウサギ免疫グロブリン抗体を用いるELISA法によ
り行った。
【0046】このようにして得られた抗体について、各
種試料に対する反応性を検討した。まず各抗体は上記E
LISA法において、それぞれの抗原合成ペプチドに反
応性を示し、さらにヒトプロヒビチンcDNAを含むプ
ラスミドで形質転換した大腸菌を培養しヒトプロヒビチ
ンを発現させ、ウエスタンブロット分析において陽性反
応を示した。ヒト正常組織、ヒト癌組織およびヒト癌細
胞株それぞれについて、1%CHAPSリン酸溶液でホ
モジナイズし抽出した溶液をウエスタンブロット法にて
分析した。その結果、配列番号1記載の 200−221 位ア
ミノ酸配列を有するペプチドを抗原とする抗体は、肝臓
および粘膜下織神経のヒト正常組織に陽性、粘膜下織神
経癌組織に対し陰性、培養癌細胞株(ヒト乳癌MX−
1)に対し陽性反応を示した。これらの結果から、本発
明の抗体は生体試料中のプロヒビチンの確認、定量に利
用することができる。
種試料に対する反応性を検討した。まず各抗体は上記E
LISA法において、それぞれの抗原合成ペプチドに反
応性を示し、さらにヒトプロヒビチンcDNAを含むプ
ラスミドで形質転換した大腸菌を培養しヒトプロヒビチ
ンを発現させ、ウエスタンブロット分析において陽性反
応を示した。ヒト正常組織、ヒト癌組織およびヒト癌細
胞株それぞれについて、1%CHAPSリン酸溶液でホ
モジナイズし抽出した溶液をウエスタンブロット法にて
分析した。その結果、配列番号1記載の 200−221 位ア
ミノ酸配列を有するペプチドを抗原とする抗体は、肝臓
および粘膜下織神経のヒト正常組織に陽性、粘膜下織神
経癌組織に対し陰性、培養癌細胞株(ヒト乳癌MX−
1)に対し陽性反応を示した。これらの結果から、本発
明の抗体は生体試料中のプロヒビチンの確認、定量に利
用することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、新規なヒトプロヒビチ
ンおよびそれをコードするcDNAが提供される。抗ヒ
トプロヒビチン抗体を用いる免疫学的手法により生体試
料のヒトプロヒビチンの定性、定量、またヒトプロヒビ
チン遺伝子の一部オリゴヌクレオチドをプライマーとし
て用いるPCR法により生体試料の遺伝子解析を可能に
し臨床診断薬として有用である。またヒトプロヒビチン
の医薬への利用に関しても可能性を有し、研究試薬とし
ても有用である。さらにヒト乳癌組織における変異ヒト
プロヒビチン遺伝子およびそれがコードする蛋白質を提
供することで生体試料中の該遺伝子または該蛋白質の定
量が可能となり、新しいヒト乳癌診断法となりうる。さ
らに予想されるプロヒビチンの機能からこれらは乳癌に
限定されるものではない。
ンおよびそれをコードするcDNAが提供される。抗ヒ
トプロヒビチン抗体を用いる免疫学的手法により生体試
料のヒトプロヒビチンの定性、定量、またヒトプロヒビ
チン遺伝子の一部オリゴヌクレオチドをプライマーとし
て用いるPCR法により生体試料の遺伝子解析を可能に
し臨床診断薬として有用である。またヒトプロヒビチン
の医薬への利用に関しても可能性を有し、研究試薬とし
ても有用である。さらにヒト乳癌組織における変異ヒト
プロヒビチン遺伝子およびそれがコードする蛋白質を提
供することで生体試料中の該遺伝子または該蛋白質の定
量が可能となり、新しいヒト乳癌診断法となりうる。さ
らに予想されるプロヒビチンの機能からこれらは乳癌に
限定されるものではない。
【0048】
配列番号:1 配列の長さ:1020 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源 生物名:ヒト ライブラリ−名:ヒト胎児脳cDNAライブラリ− 配列の特徴 特徴を表す記号:CDS 特徴を決定した方法:E 配列の特徴 特徴を表わす記号:Peptide 存在位置:23..839 特徴を決定した記号:S 配列 TGTGGAGGTC AGAGTGGAAG CAGGTGTGAG AG
GGTCCAGC AGAAGGAAAC ATG GCT 56 Met Ala 1 GCC AAA GTG TTT GAG TCC ATT GGC AAG TTT GGC CTG GCC TTA GCT GTT 104 Ala Lys Val Phe Glu Ser Ile Gly Lys Phe Gly Leu Ala Leu Ala Val 5 10 15 GCA GGA GGC GTG GTG AAC TCT GCC TTA TAT AAT GTG GAT GCT GGG CAC 152 Ala Gly Gly Val Val Asn Ser Ala Leu Tyr Asn Val Asp Ala Gly His 20 25 30 AGA GCT GTC ATC TTT GAC CGA TTC CGT GGA GTG CAG GAC ATT GTG GTA 200 Arg Ala Val Ile Phe Asp Arg Phe Arg Gly Val Gln Asp Ile Val Val 35 40 45 50 GGG GAA GGG ACT CAT TTT CTC ATC CCG TGG GTA CAG AAA CCA ATT ATC 248 Gly Glu Gly Thr His Phe Leu Ile Phe Trp Val Gln Lys Pro Ile Ile 55 60 65 TTT GAC TGC CGT TCT CGA CCA CGT AAT GTG CCA GTC ATC ACT GGT AGC 296 Phe Asp Cys Arg Ser Arg Pro Arg Asn Val Pro Val Ile Thr Gly Ser 70 75 80 AAA GAT TTA CAG AAT GTC AAC ATC ACA CTG CGC ATC CTC TTC CGG CCT 344 Lys Asp Leu Gln Asn Val Asn Ile Thr Leu Arg Ile Leu Phe Arg Pro 85 90 95 GTC GCC AGC CAG CTT CCT CGC ATC TTC ACC AGC ATC GGA GAG GAC TAT 392 Val Ala Ser Gln Leu Pro Arg Ile Phe Thr Ser Ile Gly Glu Asp Tyr 100 105 110 GAT GAG CGT GTG CTG CCG TCC ATC ACA ACT GAG ATC CTC AAG TCA GTG 440 Asp Glu Arg Val Leu Pro Ser Ile Thr Thr Glu Ile Leu Lys Ser Val 115 120 125 130 GTG GCT CGC TTT GAT GCT GGA GAA CTA ATC ACC CAG AGA GAG CTG GTC 488 Val Ala Arg Phe Asp Ala Gly Glu Leu Ile Thr Gln Arg Glu Leu Val 135 140 145 TCC AGG CAG GTG AGC GAC GAC CTT ACA GAG CGA GCC GCC ACC TTT GGG 536 Ser Arg Gln Val Ser Asp Asp Leu Thr Gln Arg Ala Ala Thr Phe Gly 150 155 160 CTC ATC CTG GAT GAC GTG TCC TTG ACA CAT CTG ACC TTC GGG AAG GAG 584 Leu Ile Leu Asp Asp Val Ser Leu Thr His Leu Thr Phe Gly Lys Glu 165 170 175 TTC ACA GAA GCG GTG GAA GCC AAA CAG GTG GCT CAG CAG GAA GCA GAG 632 Phe Thr Glu Ala Val Glu Ala Lys Gln Val Ala Gln Gln Glu Ala Glu 180 185 190 AGG GCC AGA TTT GTG GTG GAA AAG GCT GAG CAA CAG AAA AAG GCG GCC 680 Arg Ala Arg Phe Val Val Glu Lys Ala Glu Gln Gln Lys Lys Ala Ala 195 200 205 210 ATC ATC TCT GCT GAG GGC GAC TCC AAG GCA GCT GAG CTG ATT GCC AAC 728 Ile Ile Ser Ala Glu Gly Asp Ser Lys Ala Ala Glu Leu Ile Ala Asn 215 220 225 TCA CTG GCC ACT GCA GGG GAT GGC CTG ATC GAG CTG CGC AAG CTG GAA 776 Ser Leu Ala Thr Ala Gly Asp Gly Leu Ile Glu Leu Arg Lys Leu Glu 230 235 240 GCT GCA GAG GAC ATC GCG TAC CAG CTC TCA CGC TCT CGG AAC ATC ACC 824 Ala Ala Glu Asp Ile Ala Tyr Gln Leu Ser Arg Ser Arg Asn Ile Thr 245 250 255 TAC CTG CCA GCG GGG CAG TCC GTG CTC CTC CAG CTG CCC CAG 866 Tyr Leu Pro Ala Gly Gln Ser Val Leu Leu Gln Leu Pro Gln 260 265 270 TGAGGGCCCA CCCTGCCTGC ACCTCCGCGGG CTGACTGGG CCACAGCCCC GATGATTCTT 926 AACACAGCCT TCCTTCTGCT CCCACCCCAG AAATCACTGT GAAATTTCAT GATTGGCTTA 986 AAGTGAAGGA AATAAAGGTA AAATCACTTC AGAT 1020
GGTCCAGC AGAAGGAAAC ATG GCT 56 Met Ala 1 GCC AAA GTG TTT GAG TCC ATT GGC AAG TTT GGC CTG GCC TTA GCT GTT 104 Ala Lys Val Phe Glu Ser Ile Gly Lys Phe Gly Leu Ala Leu Ala Val 5 10 15 GCA GGA GGC GTG GTG AAC TCT GCC TTA TAT AAT GTG GAT GCT GGG CAC 152 Ala Gly Gly Val Val Asn Ser Ala Leu Tyr Asn Val Asp Ala Gly His 20 25 30 AGA GCT GTC ATC TTT GAC CGA TTC CGT GGA GTG CAG GAC ATT GTG GTA 200 Arg Ala Val Ile Phe Asp Arg Phe Arg Gly Val Gln Asp Ile Val Val 35 40 45 50 GGG GAA GGG ACT CAT TTT CTC ATC CCG TGG GTA CAG AAA CCA ATT ATC 248 Gly Glu Gly Thr His Phe Leu Ile Phe Trp Val Gln Lys Pro Ile Ile 55 60 65 TTT GAC TGC CGT TCT CGA CCA CGT AAT GTG CCA GTC ATC ACT GGT AGC 296 Phe Asp Cys Arg Ser Arg Pro Arg Asn Val Pro Val Ile Thr Gly Ser 70 75 80 AAA GAT TTA CAG AAT GTC AAC ATC ACA CTG CGC ATC CTC TTC CGG CCT 344 Lys Asp Leu Gln Asn Val Asn Ile Thr Leu Arg Ile Leu Phe Arg Pro 85 90 95 GTC GCC AGC CAG CTT CCT CGC ATC TTC ACC AGC ATC GGA GAG GAC TAT 392 Val Ala Ser Gln Leu Pro Arg Ile Phe Thr Ser Ile Gly Glu Asp Tyr 100 105 110 GAT GAG CGT GTG CTG CCG TCC ATC ACA ACT GAG ATC CTC AAG TCA GTG 440 Asp Glu Arg Val Leu Pro Ser Ile Thr Thr Glu Ile Leu Lys Ser Val 115 120 125 130 GTG GCT CGC TTT GAT GCT GGA GAA CTA ATC ACC CAG AGA GAG CTG GTC 488 Val Ala Arg Phe Asp Ala Gly Glu Leu Ile Thr Gln Arg Glu Leu Val 135 140 145 TCC AGG CAG GTG AGC GAC GAC CTT ACA GAG CGA GCC GCC ACC TTT GGG 536 Ser Arg Gln Val Ser Asp Asp Leu Thr Gln Arg Ala Ala Thr Phe Gly 150 155 160 CTC ATC CTG GAT GAC GTG TCC TTG ACA CAT CTG ACC TTC GGG AAG GAG 584 Leu Ile Leu Asp Asp Val Ser Leu Thr His Leu Thr Phe Gly Lys Glu 165 170 175 TTC ACA GAA GCG GTG GAA GCC AAA CAG GTG GCT CAG CAG GAA GCA GAG 632 Phe Thr Glu Ala Val Glu Ala Lys Gln Val Ala Gln Gln Glu Ala Glu 180 185 190 AGG GCC AGA TTT GTG GTG GAA AAG GCT GAG CAA CAG AAA AAG GCG GCC 680 Arg Ala Arg Phe Val Val Glu Lys Ala Glu Gln Gln Lys Lys Ala Ala 195 200 205 210 ATC ATC TCT GCT GAG GGC GAC TCC AAG GCA GCT GAG CTG ATT GCC AAC 728 Ile Ile Ser Ala Glu Gly Asp Ser Lys Ala Ala Glu Leu Ile Ala Asn 215 220 225 TCA CTG GCC ACT GCA GGG GAT GGC CTG ATC GAG CTG CGC AAG CTG GAA 776 Ser Leu Ala Thr Ala Gly Asp Gly Leu Ile Glu Leu Arg Lys Leu Glu 230 235 240 GCT GCA GAG GAC ATC GCG TAC CAG CTC TCA CGC TCT CGG AAC ATC ACC 824 Ala Ala Glu Asp Ile Ala Tyr Gln Leu Ser Arg Ser Arg Asn Ile Thr 245 250 255 TAC CTG CCA GCG GGG CAG TCC GTG CTC CTC CAG CTG CCC CAG 866 Tyr Leu Pro Ala Gly Gln Ser Val Leu Leu Gln Leu Pro Gln 260 265 270 TGAGGGCCCA CCCTGCCTGC ACCTCCGCGGG CTGACTGGG CCACAGCCCC GATGATTCTT 926 AACACAGCCT TCCTTCTGCT CCCACCCCAG AAATCACTGT GAAATTTCAT GATTGGCTTA 986 AAGTGAAGGA AATAAAGGTA AAATCACTTC AGAT 1020
【0049】配列番号:2 配列の長さ:850 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA 起源 生物名:ヒト ライブラリ−名:ヒト染色体ライブラリ− 配列の特徴 特徴を表す記号:イントロン、エクソン 特徴を決定した方法:E 配列 CCCTGTCTCT ACAAAACCAT CAAACAGCTG GGTGTGGCGG CGCGTGCTTG TAATCCCAGC 60 TACTCAGGAG GCTGAGGCAG GAGAATTGCT TGAATCTGGG AGGCAGAGGT TGTAGTGAGC 120 CCAGATTGTC CATGTACTCC AGCCTAGGCA ACAAGAGCAA AAACCTGTCT CAAAAAAAAA 180 AAAAAACAAA AAAAAAACAC TTGTTTTCCT ACAGTGGTTT TTATTTTTAA CTCCAGTGTT 240 TGTCCCCTAC CCTAAGAT TTA CAG AAT GTC AAC ATC ACA CTG CGC ATC CTC 291 Leu Gln Asn Val Asn Ile Thr Leu Arg Ile Leu 85 90 95 TTC CGG CCT GTC GCC AGC CAG CTT CCT CGC ATC TTC ACC AGC ATC GGA 339 Phe Arg Pro Val Ala Ser Gln Leu Pro Arg Ile Phe Thr Ser Ile Gly 100 105 110 GAG GAC TAT GAT GAG CGT GTG CTG CCG TCC ATC ACA ACT GAG ATC CTC 387 Glu Asp Tyr Asp Glu Arg Val Leu Pro Ser Ile Thr Thr Glu Ile Leu 115 120 125 AAG TCA GTG GTG GTGAGTGAAC AGGGGCCTTT AGCTCGAGCC CAGAGCACCA 439 Lys Ser Val Val 130 CCCTGGGAGG GGCGCAGGTG GCAGGAAGCG CTTGGCAGTG GGTTGGTTGG GATGTGGCTG 499 CTAGTTTCCT GGTTCCTTTT CTGCTTCCTC ATTAACCTGA CCTGCCCTTC TGCTCCTCCC 559 TTTGAAACCA G GCT CGC TTT GAT GCT GGA GAA CTA ATC ACC CAG AGA GAG 609 Ala Arg Phe Asp Ala Gly Glu Leu Ile Thr Gln Arg Glu 135 140 CTG GTC TCC AGG CAG GTG AGC GAC GAC CTT ACA GAG CGA GCC GCC ACC 657 Leu Val Ser Arg Gln Val Ser Asp Asp Leu Thr Glu Arg Ala Ala Thr 145 150 155 160 TTT GGG CTC ATC CTG GAT GAC GTG TCC TGG GTAAGATCCT TCGGGAGACC 707 Phe Gly Leu Ile Leu Asp Asp Val Ser Leu 165 170 GAGGAGGGGG AAGGGGCTGC AGTTCTCGTT TAGGTGCCTG GCTCCATTCT GGGTAGACGC 767 TATTAGGTCC TCCTTCTGCT TGCTAGATGT GAGACTTGAA ACACGAACAT GCTGAGGTGA 827 GGCAGTTCCG TGGTTCAGTG AGG 850
【図1】pcDベクタ−を用いたpcDHの構築工程図
【図2】pBEPHの構築工程図
【図3】pYTSPHの構築工程図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 5/10 15/12 C12Q 1/68 Z 8114−4B G01N 33/53 M 8310−2J // A61B 10/00 T A61K 39/395 N 8413−4C C12P 21/02 C 8214−4B (C12N 1/19 C12R 1:865) (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12N 5/10 C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:19) (C12P 21/02 C12R 1:865) (C12P 21/02 C12R 1:91)
Claims (13)
- 【請求項1】 配列番号1で表わされるアミノ酸配列を
有するヒトプロヒビチン。 - 【請求項2】 配列番号1で表わされるヒトプロヒビチ
ンをコードするDNA。 - 【請求項3】 配列番号2で表わされるヒトプロヒビチ
ン遺伝子のイントロンDNA。 - 【請求項4】 請求項2記載のcDNAを発現可能なプ
ラスミドに組み込み、それで形質転換された宿主細胞。 - 【請求項5】 請求項1記載のヒトプロヒビチンまたは
その部分構造ペプチドを抗原とする抗体。 - 【請求項6】 ヒトプロヒビチン遺伝子の変異の有無を
検定するに際し、配列番号1記載のDNA配列の一部ま
たは配列番号2記載のイントロンDNA配列の一部をプ
ライマーとして使用することを特徴とするヒトプロヒビ
チン遺伝子解析方法。 - 【請求項7】 ヒトプロヒビチン遺伝子の変異の有無を
検定する際にプライマーとして用いられる試薬であっ
て、配列番号1記載のDNA配列の一部または配列番号
2記載のイントロンDNA配列の一部からなることを特
徴とするヒトプロヒビチン遺伝子解析試薬。 - 【請求項8】 プライマーとして配列番号2記載の 134
−152 位塩基配列を有するオリゴヌクレオチドおよび 4
91−510 位塩基配列のアンチセンスコードを有するオリ
ゴヌクレオチドを用いることを特徴とする請求項6記載
のヒトプロヒビチン遺伝子解析方法。 - 【請求項9】 プライマーとして用いられる試薬が、配
列番号2記載の 134−152 位塩基配列を有するオリゴヌ
クレオチドおよび 491−510 位塩基配列のアンチセンス
コードを有するオリゴヌクレオチドであることを特徴と
する請求項7記載のヒトプロヒビチン遺伝子解析試薬。 - 【請求項10】 配列番号1で表わされるヒトプロヒビ
チンをコードするDNAにおいて、アミノ酸番号88位コ
ドンGTC(バリンのコドン)がGCC(アラニンのコ
ドン)に変異したDNAまたはそれがコードする蛋白
質。 - 【請求項11】 配列番号1で表わされるヒトプロヒビ
チンをコードするDNAにおいて、アミノ酸番号 105位
コドンCGC(アルギニンのコドン)がCAC(ヒスチ
ジンのコドン)に変異したDNAまたはそれがコードす
る蛋白質。 - 【請求項12】 配列番号1で表わされるヒトプロヒビ
チンをコードするDNAにおいて、塩基番号 320−324
位のCACACのCAが欠損しているDNA。 - 【請求項13】 配列番号2で表わされるDNAにおい
て、塩基番号 409位の塩基CがTに変異したDNA。
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