JPH05272073A - ポリオレフィンを基材とする合成皮革 - Google Patents

ポリオレフィンを基材とする合成皮革

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JPH05272073A
JPH05272073A JP6192792A JP6192792A JPH05272073A JP H05272073 A JPH05272073 A JP H05272073A JP 6192792 A JP6192792 A JP 6192792A JP 6192792 A JP6192792 A JP 6192792A JP H05272073 A JPH05272073 A JP H05272073A
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JP
Japan
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layer
synthetic leather
polyolefin
foam
polyurethane elastomer
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Application number
JP6192792A
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English (en)
Inventor
Naoki Morita
直毅 盛田
Tamotsu Nagao
保 長尾
Akihito Fujita
晃人 藤田
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Sunstar Engineering Inc
Original Assignee
Sunstar Engineering Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、特に自動車内装用表皮材として有
用な、優れた風合いと成形性を兼備するポリオレフィン
を基材とする合成皮革を提供する。 【構成】 本発明のポリオレフィンを基材とする合成皮
革は、ポリオレフィンフォームに湿式ポリウタレンエラ
ストマー樹脂層を積層し、凝固、乾燥してポーラス層と
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリオレフィンを基材と
する合成皮革、更に詳しくは、ポリオレフィンフォーム
に湿式ポリウレタンエラストマー樹脂層を積層し、凝
固、乾燥してポーラス層とした合成皮革材料であり、特
に自動車内装用表皮材として有用で、優れた風合いと成
形性を兼備するポリオレフィンを基材とする合成皮革に
関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】自動車内
装用表皮材として、たとえば、成形性に優れるポリオレ
フィンフォームとPVC(ポリ塩化ビニル、以下同様)シ
ートの積層材料である合成皮革が用いられているが、重
量が重く、風合い(外観、タッチ感、ソフト感)に欠け
る。一方、ソフトであたたか味のある合成皮革として、
PVCフォームに、軟質PVCシートおよび2つのポリ
ウレタンエラストマー皮膜層を順次積層した材料が開発
されているが(特開昭64−82934号公報参照)、P
VC材料の廃棄処理上の難点から改善が望まれる。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる情
況下において、軽量で風合いに優れた合成皮革を提供す
るため鋭意検討を進めたところ、湿式ポリウレタンエラ
ストマー樹脂層から得られるポーラス層の優れたタッチ
感および軽量特性に着目し、この湿式ポリウレタンエラ
ストマー樹脂層のポーラス層を、ポリオレフィンフォー
ムに積層すれば、ソフトな触感と優れた成形性を兼備す
る、軽量のポリオレフィンを基材とする合成皮革が得ら
れることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0004】すなわち、本発明は、ポリオレフィンフォ
ームに湿式ポリウレタンエラストマー樹脂層を積層し、
凝固、乾燥してポーラス層としたことを特徴とするポリ
オレフィンを基材とする合成皮革を提供するものであ
る。
【0005】本発明におけるポリオレフィンフォームは
(以下、POフォームと略す)は、良好な成形性とソフト
なクッション感を付与するのに寄与し、その具体例とし
て、ポリプロピレンフォームや架橋ポリエチレンフォー
ムが挙げられる。発泡倍率は10〜30倍、好ましくは
15〜25倍程度のものであり、厚みは通常、0.1〜
20mm、好ましくは1.0〜10mmの範囲で選定されて
よい。1.0mm未満では、クッション性が乏しくなり、
また20mmを越えると、湿式ポリウレタンエラストマー
樹脂層の積層加工が困難となる。
【0006】本発明における湿式ポリウレタンエラスト
マー樹脂層(以下、湿式ウレタン層と略す)は、たとえば
ポリエステルジオール(アジペート、カプロラクトン、
カーボネートなど)またはポリオキシアルキレンエーテ
ルジオール(ポリテトラメチレングリコール(PTM
G)、ポリプロピレングリコール、ポリエチレンプロピ
レングリコール、ポリプロピレン−エチレングリコール
など)および鎖延長剤(1,4−ブタンジオール、1,6−
ヘキサンジオールなど)とジイソシアネート[MDI、T
DI、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ヘキサ
メチレンジイソシアネート(HMDI)など]をNCO/
OHのほぼ当モル量で反応させて得られるポリウレタン
エラストマー(特に耐久性の面からカーボネート系のポ
リエステルウレタンエラストマーが好ましい、通常分子
量1×103〜1×106,破断伸度100〜1000%,
100%モジュラス10〜150kg/cm2のものを使用)
を水溶性溶剤(DMF、MEK、酢酸エチルなど)に溶解
し、これに必要に応じて界面活性剤、シリコーンオイ
ル、シリカ粉、着色染顔料(カーボンブラック、チタン
白、アゾ系有機顔料、フタロシアニン系有機顔料など)
等を加えた組成物から形成される。厚みは通常、0.0
1〜5.00mm、好ましくは0.10〜2.0mmの範囲で
選定されてよい。0.01mm未満では、良好なタッチ感
が得られず、また5.00mmを越えると、湿式ウレタン
層の形成が困難になる。
【0007】本発明に係るポリオレフィンを基材とする
合成皮革は、上記所定厚みのPOフォームと湿式ウレタ
ン層を積層し、凝固、乾燥してポーラス層を形成するこ
とにより構成され、以下の手順に従って製造することが
できる。先ず、POフォームに前記湿式ウレタン層用組
成物を塗布し、これを凝固槽(前記水溶性溶剤の0〜3
0%水溶液槽、80℃以下)に1〜60分間浸漬させて
凝固と接着を完了せしめ、次いで水槽(水100%)中に
搬入して水洗した後、乾燥して湿式ウレタン槽のポーラ
ス槽を形成する。次いで、この湿式ウレタン槽にバフ掛
け(たとえばサンディングあるいはスライス)を行って、
起毛状表面とすることもできるし、又は表皮層としてポ
リウレタンエラストマー皮膜層を積層してポリオレフィ
ン合成皮革とすることができる。
【0008】要すれば、POフォームと湿式ウレタン層
の間にポリウレタンエラストマー下塗層(以下、下塗層
と略す)を介在させて、POフォームと湿式ウレタン層
の接着力(剥離強度)をより向上させてもよい。この場
合、POフォームに適当なプライマー(たとえばクロロ
プレン系)で塗布、乾燥した後、前記ポリウレタンエラ
ストマー(好ましくはカーボネート系のポリエステルウ
レタンエラストマー、通常分子量1×103〜1×1
6,破断伸度100〜1000%,100%モジュラス
10〜150kg/cm2のものを使用)の溶剤溶液を塗布、
乾燥して、通常5〜100μ厚の下塗層を形成した後、
上述の手法で湿式ウレタン層のポーラス層を形成する。
さらに必要に応じてバフ掛けを行うか、又は表皮層を形
成する。
【0009】表皮層は、表面状態の意匠性向上および/
または着色化を目的として、湿式ウレタン層上に、10
〜20μ厚のポリウレタンエラストマー皮膜層を転写法
で形成してもよい。この表皮層形成には、前記ポリウレ
タンエラストマー(好ましくはカーボネート系のポリエ
ステルウレタンエラストマー、通常分子量1×103
1×106,破断伸度200〜800%,100%モジュ
ラス10〜200kg/cm2のものを使用)の溶剤溶液に、
必要に応じて着色染顔料、シリカ粉、架橋剤(ポリイソ
シアネート化合物など)、紫外線吸収剤などの老化防止
剤等を添加した組成物が使用されてよい。
【0010】
【発明の効果】以上の構成から成る本発明合成皮革は、
優れた風合いと成形性を兼備する軽量の積層材料であ
り、特に自動車内装用表皮材(インストパッド、ドアパ
ネル、ピラー、コンソールボックスなど)に有用で、ま
た家具、雑貨(ケース、鞄表皮)等への適用も可能であ
る。本発明合成皮革の積層構造において、湿式ウレタン
層は、その上部付近が非常に細かい気泡(ミクロポーラ
ス)が形成され、下部になると比較的大きな気泡が形成
されることを特徴とし、このような気泡形成によって優
れたタッチが得られる。すなわち、かかる積層構造によ
って変形に対する微妙なシワ感、触った時の自然に柔ら
かさのクッション感、また触った時の表皮層のズレ感な
どが得られ、これらがより自然なタッチ感や風合いをも
たらすことになる。
【0011】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明をより具体的に説
明する。 実施例1 (1)POフォーム 厚み2mmのポリプロピレンフォーム(東レ(株)製、東レ
ペフ、発泡倍率約20倍)を使用。 (2)湿式ウレタン層用組成物 成分 重量部 ポリエステルウレタンエラストマー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボ ンMP−120、100%モジュラス35kg/cm2) …… 90 ポリエステルウレタンエラストマー(同(株)製、クリスボンMP865PS、 100%モジュラス110kg/cm2) …… 10 アニオン系界面活性剤(三洋化成工業(株)製、サンプレンOT70) …… 1 シリコーンオイル(大日本インキ化学工業(株)製、アディティブNo10) …… 1 DMF …… 90 着色顔料 …… 3 (3)合成皮革の形成 上記ポリプロピレンフォームに湿式ウレタン層用組成物
500〜600g/m2をロール塗布し、これをDMFの
10〜15%水溶液の凝固槽に60℃で20分間浸漬、
凝固させ、次いで水洗槽中に通した後、110℃で30
分間乾燥した、厚み0.30mmの湿式ウレタン層のポー
ラス層を形成する。次いで、バフ掛けを行って、起毛状
表面を有するポリオレフィン合成皮革を得る。
【0012】実施例2 実施例1において、ポリプロピレンフォームに湿式ウレ
タン層を形成する前に、予め、クロロプレン系プライマ
ー(サンスター技研(株)製、ペンギンセメント#370)
を5μ厚にてロール塗布し、100℃で30秒間乾燥し
た後、ポリエステルウレタンエラストマー(大日精化化
学工業(株)製、レザミンME8220LP、100モジ
ュラス35kg/cm2)100重量部、DMF25重量部お
よびMEK40重量部の溶液を0.8mm厚となるように
ロール塗布し、100℃で30秒間乾燥して下塗層を形
成した後、実施例1と同様にして湿式ウレタン層を形成
し、ポリオレフィンを基材とする合成皮革を得る。
【0013】一方、離型紙上に表面処理剤(ポリカーボ
ネート系ポリウタレン溶液、大日精化化学工業(株)製、
レザロイドLU4007)を塗布、乾燥する(乾燥後の塗
布厚5μm)。次いで、表面処理剤上に、表皮層用塗料
(ポリカーボネート系ポリウタレン溶剤溶液、大日精化
化学工業(株)製、レザミンME8200LP)に着色用
顔料、安定剤等を添加し、溶剤(MEK/DMF)で希釈
混合したものを塗布、乾燥する(乾燥後の塗布厚20μ
m)。次に形成される表皮層のポリウタレンエラストマー
皮膜層上に、接着層用塗料(ポリカーボネート系ポリウ
タレン溶液、大日精化化学工業(株)製、レザミンME8
220LP)にポリイソシアネート系硬化剤、溶剤を添
加したものを塗布した後、これに上述のポリオレフィン
を基材とする合成皮革をラミネートし、乾燥及び硬化せ
しめ、次いで離型紙を剥がして、表皮層を有するポリオ
レフィン基材合成皮革を得る。実施例1,2で得られた
ポリオレフィン基材合成皮革はいずれも軽量であり、風
合いが良く、また加熱真空成形加工において成形性に優
れ、かつ形状、仕上り性に難点はなかった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィンフォームに湿式ポリウレ
    タンエラストマー樹脂層を積層し、凝固、乾燥してポー
    ラス層としたことを特徴とするポリオレフィンを基材と
    する合成皮革。
  2. 【請求項2】 ポリオレフィンフォームと湿式ポリウレ
    タンエラストマー樹脂層の間にポリウレタンエラストマ
    ー下塗層を介在させた請求項1に記載のポリオレフィン
    を基材とする合成皮革。
  3. 【請求項3】 湿式ポリウレタンエラストマー樹脂層の
    上にポリウレタンエラストマー皮膜層を積層した請求項
    1または2に記載のポリオレフィンを基材とする合成皮
    革。
JP6192792A 1992-03-18 1992-03-18 ポリオレフィンを基材とする合成皮革 Pending JPH05272073A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001287293A (ja) * 2000-04-05 2001-10-16 Honda Motor Co Ltd 積層樹脂成形品およびその製造方法
KR20020096511A (ko) * 2001-06-20 2002-12-31 주식회사 원풍 폴리올레핀계 인조피혁 및 그 제조방법
KR100675833B1 (ko) * 2006-08-18 2007-01-30 김성용 폴리올레핀을 이용한 인조합성레쟈 원료 조성물 및 이를 이용한 인조합성레쟈 제조방법
CN112376288A (zh) * 2020-10-21 2021-02-19 广东齐力聚合材料有限公司 贝斯高固制作粗皱薄皮合成革方法

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