JPH0527253A - 光変調素子およびそれを用いる電子装置 - Google Patents

光変調素子およびそれを用いる電子装置

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JPH0527253A
JPH0527253A JP17989691A JP17989691A JPH0527253A JP H0527253 A JPH0527253 A JP H0527253A JP 17989691 A JP17989691 A JP 17989691A JP 17989691 A JP17989691 A JP 17989691A JP H0527253 A JPH0527253 A JP H0527253A
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light
crystal panel
retardation
color
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JP17989691A
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English (en)
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Yutaka Ishii
裕 石井
Yoshitaka Yamamoto
良高 山元
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 色彩可変フィルタを液晶で実現させることに
より、構成の小型化と表示品質の向上とを図ることがで
きる光変調素子及びこのような光変調素子を用いた新規
な電子装置を提供する。 【構成】 液晶素子C1を透過する透過光強度の波長に
関する分布は、前記液晶素子C1中の液晶パネルP1の
リターデーションΔndに基づいて定められる特定波長
を中心とするほぼ正規分布に近い分布となる。この分布
における必要な半値幅に基づいて、液晶パネルP1のリ
ターデーションを定め、かつ光変調素子1で得ようとす
る光の色の種類に対応した必要な波長の帯域幅が得られ
るように、前記液晶素子C1の数を定める。リターデー
ションは、電圧調整回路5によって、所望の波長の透過
光強度分布が最大となるように変化される。したがっ
て、光変調素子1から出射される所望の光の波長を選択
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧や温度などの物理
量の制御により、簡便にかつ高速に透過光や反射光の波
長を連続的または段階的に変化することができる光変調
素子、およびこの光変調素子を用いて構成される直視型
表示装置、透過型表示装置、撮像装置、複写機、印刷製
版装置、ファクシミリ通信装置、光通信装置あるいは画
像演算装置などの電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、時計、電卓、コンピュ
ータ端末、ワードプロセッサあるいはテレビジョン受信
機など、広い分野に亘り利用されている。これらの用途
に用いられる代表的な表示モードとしては、液晶セル内
の液晶分子を初期配向としてほぼ90°捩るいわゆるT
N(Twisted Nematic)モードである。TNモードは、1
組の偏光板の間に液晶セルを配置し、このセルの光学的
性質、すなわち表示電圧無印加時の旋光特性と電圧印加
時の旋光解消特性とを利用してモノクロ表示を行うもの
である。
【0003】またカラー化については、液晶セル内に表
示画素毎に、たとえば赤、青、緑の微小寸法のマイクロ
カラーフィルタを設け、TNモードの上記光スイッチン
グ特性を利用し、加色混合によりマルチカラー表示(所
定の複数色表示)やフルカラー表示(無段階色表示)を
行う。この原理は、現在、アクティブマトリクス駆動や
単純マトリクス駆動を適用した小形液晶テレビジョン受
信機の表示装置として採用されている。
【0004】ワードプロセッサ用表示装置として広く使
用されている表示方式としては、TNモードと類似のセ
ル構造で、液晶の捩れ角を180°〜270°に設定す
るSTN(Super Twisted Nematic)モードが挙げられ
る。このモードの特徴は、液晶捩れ角を90°以上に増
大し、かつ偏光板の偏光方向の設定角度の最適化をによ
り、印加電圧の増加に伴う急激な分子配向変形を、液晶
の複屈折変化に反映させ、鋭いしきい値を有する電気光
学特性を実現するものである。したがって単純マトリク
ス駆動に適する。
【0005】一方、このモードの短所としては、液晶の
複屈折により表示の背景色として、黄緑や濃紺の色付き
を呈することにある。この改善法として、表示用STN
パネルに光学補償用パネルやポリカーボネイトなどの高
分子で形成される位相差板を重ね合わせることにより色
補正を行い、モノクロ表示を可能とする技術があり、現
在このような構造の液晶表示装置(LCD)が「ペーパ
ーホワイトLCD」として市販されている。またこのカ
ラー化においては、前述のTNモードと同様の動作原理
でマルチカラー/フルカラー表示が可能となる。
【0006】広い視角を要求される用途に対しては、液
晶に分子長軸方向と短軸方向とで吸光度の異なる色素
(2色性色素)を添加する、いわゆるGH(ゲストホス
ト)モードが使用される。この方式は、偏光板を使用す
るハイルマイヤー型と偏光板を使用しないホワイト/テ
イラー型(相転移型)および2層型などに分類できる
が、いずれにしても動作原理となるものは色素の配向を
電圧による液晶分子の配向を介してコントロールし、色
素分子方向の吸光度差を表示に利用するものである。ま
たカラー化に対しては、色素として可視光の一部の波長
を吸収する色素を用いるか、黒色となる色素を使用した
GHセルに有色フィルタを組み合わせて表示が可能とな
る。
【0007】他のカラー表示法としてはモノクロ表示装
置の前面もしくは背面に透過光の波長を制御できる素子
を設置し、時間順次的にその透過光の波長を切り替える
ことによりカラー表示を行う方法がある。この手法を投
射型表示装置に応用した例として、高分子分散型液晶を
CdSe−TFTパネル(TFT=薄膜トランジスタ)
に封入し、赤、緑、青のフィルタを取り付けた円板を光
源の前に設置し、円板の回転による照明光の色変化に同
期して、前記TFT−LCDに表示を行うことによりフ
ルカラー表示を行う技術がある。一方、表示装置以外の
電子装置においてもカラー化への対応が図られており、
たとえば撮像装置、カラーセンサ、複写機などが挙げら
れる。
【0008】撮像装置は現在、電荷結合素子(CCD:
Charge Coupled Device)が半導体製造技術の進展と共
に性能の向上が図られ大きな市場を形成しつつある。特
にビデオカメラへの搭載はホームユース市場の拡大に大
きく貢献している。
【0009】カラーセンサにおいても従来では限られた
工業用途にしか用いられていなかったが、近年ビデオカ
メラのホワイトバランス調整用として搭載されるように
なっており、需要が急速に延びている。
【0010】これらの電子装置は光電変換面の前面に合
成樹脂材料などから成るカラーフィルタを装着した構成
となっており、光電変換素子に入射する光の特定波長成
分に対する特性を検出することにより、入射光全体の特
性を算出する構造となっている。
【0011】このような光電変換素子を有する電子装置
の構造上の重要な点は、前記カラーフィルタの構造であ
り、前述した表示装置と同様に、赤(R)、緑(G)お
よび青(B)の光の波長成分に対応するフィルタが光電
変換面に並列に配列されている。すなわち、前記赤、緑
および青の3つのフィルタが表示上の1画素を構成して
いる。
【0012】またこのように入射光を3原色成分に分解
する以外に、補色系のフィルタ(シアン、マゼンタおよ
びイエロー)のみ、もしくは3原色フィルタにこれらを
混合したものを並列配置した構成も提案されている。
【0013】複写機においては、複写原稿に白色光を照
射し、反射光を前記赤、緑および青のフィルタを時間順
次的に機械的な構成を用いて切り替えることにより、感
光ドラムに3原色の光学像を書込み、その後、これらの
光学像をカラー現像剤を媒体にして記録紙に複数回転写
し、フルカラー表示を再現する。この原理の中で、予め
複写原稿に赤、緑、青のカラーフィルタを用いて3原色
の光源光を順次照射し、原稿像の3原色分解を行った
後、感光ドラムに対して前記と同様に処理を行ってもフ
ルカラー複写が可能となる。この場合のカラーフィルタ
の時間順次的な切換え制御は、機械的に行われるのが通
常である。
【0014】デジタル式複写機においては、複写原稿の
原稿像を固体撮像素子(CCD)によって光電変換を行
い、その後、デジタル画像信号処理を行ってカラー原画
の再生を行う構成が用いられる。この場合に用いる固体
撮像素子は、前記CCDと同一であり動作原理も前記説
明に従うものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、各種
表示装置や撮像素子あるいはカラーセンサや複写機など
画像入力/出力装置において、カラー化は現在の開発動
向の1つになっているが、現状のカラー化技術では解決
すべき課題を多く抱えている。
【0016】すなわち表示装置に関しては、マルチカラ
ーもしくはフルカラーを実現する目的で、たとえば白黒
表示を行う液晶表示装置の前面に1表示画素毎にたとえ
ば赤、緑、青のマイクロカラーフィルタを設ける構造が
知られている。このようなパネル構造では複数光のマイ
クロカラーフィルタを合わせて1表示画素とするため、
解像度の低下が生じる。これを防止するために表示を行
う液晶表示装置の表示画素サイズを微細化する場合、表
示用の信号が流れる電極部分の微細化による高抵抗化が
生じ、液晶表示装置において信号が供給される位置と信
号供給位置から離れた位置との間で表示される画像濃度
にむらが生じることになる。また製造環境を極めて高い
清浄度に設定する必要があり、ごみなどの影響による製
造上の歩留まりの低下などの問題が生じる。
【0017】一方、前述したGH(ゲストホスト)モー
ドを用いる表示装置では、マルチカラー表示あるいはフ
ルカラー表示を実現するに際して、可視光の一部の波長
を吸収する色素を用いる技術が知られている。このよう
な場合には、異種の色素を添加したゲストホスト液晶を
積層して重ね合わせる必要があるが、この技術では各層
の表示絵素が視差により斜め方向から見た場合に一致し
ないという問題を有する。この問題の解消を図るため
に、各積層パネルのガラス基板の板厚を薄くする技術が
考えられるが、この場合には液晶表示装置を製造する工
程でガラス基板が極めて破損しやすく、取り扱いが困難
になるという課題を生じる。さらに黒色を表示可能な色
素を使用したゲストホスト液晶では、上述したようなマ
イクロカラーフィルタを用いる必要があり、この場合に
は前記解像度の低下という基本的な問題が生じる。
【0018】一方、赤色、緑色、青色の光を時間順次的
に切り替えて表示装置に応用した技術では、前記マイク
ロカラーフィルタを使用する場合と比較し、表示装置の
1画素がそのまま表示画素となるため、解像度は向上す
るが、従来では、この色の切換えをたとえば円板に同方
向に前記3色のカラーフィルタを取り付けて、円板を回
転駆動させるなどの機械的な構成で実現しているため、
装置の小型化や耐久性に問題があり、また騒音を生じる
という問題を有している。
【0019】一方、撮像装置や前記カラーセンサにおい
ては、マイクロカラーフィルタを設ける構造のため解像
度が低下するという表示装置の場合と同様の問題点を有
しており、また微細構造のマイクロカラーフィルタを用
いるなどの点で、装置の構造が複雑になるという課題を
有している。
【0020】また前述したカラー複写機においては、原
稿に照射される光あるいは原稿からの反射光に関して、
3色に分解するためのフィルタの切換え動作は前述した
ような機械式に行われるか、あるいは色毎の光源を設け
る必要があるため、前述したような構成の大型化や耐久
性の低下あるいは騒音などの問題を生じることになる。
あるいは色毎の光源を設ける場合には、構成の小型化や
光源の寿命あるいは色純度、消費電力に問題を有してい
る。
【0021】本発明の目的は、現段階でのカラー化技術
の有する諸問題に鑑み、所望の波長帯域の透過光や照射
光を電気的に短時間で切換えられる色彩可変フィルタを
液晶で実現させることにより、構成の小型化と表示品質
の向上とを図ることができる光変調素子を提供すること
であり、さらにこのような光変調素子を用いた前記特徴
を有する新規の電子装置を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1偏光板
と、複屈折性を有する液晶を封入した液晶パネルと、第
2偏光板とからなる複数の液晶素子を、同一光軸上に順
次配列してなる光変調素子であって、各液晶素子毎に、
液晶パネルを挟む第1および第2偏光板の偏光方向は、
相互に平行または垂直のいずれかに定められ、各液晶パ
ネルの配向方向は、隣接する第1および第2偏光板の偏
波面と予め定める角度で斜めに交差する方向に定めら
れ、前記各液晶素子の透過光の波長に関する透過光強度
分布が、各液晶素子毎に異なるように各液晶パネルのリ
ターデーションが定められ、各液晶パネルのリターデー
ションを変化するリターデーション変化手段が備えられ
ることを特徴とする光変調素子である。
【0023】また本発明は、各液晶パネルは一対の透明
電極間に液晶が封入されて構成され、リターデーション
変化手段は、液晶に交流または直流電圧を調整して印加
する電圧印加手段であることを特徴とする。
【0024】また本発明は、リターデーション変化手段
は、各液晶パネルの温度を調整する温度調整手段である
ことを特徴とする。
【0025】また本発明は、波長λ0の光のみを透過さ
せようとする場合、少なくとも1つの液晶パネルを透過
する光の透過率T、
【0026】
【数1】
【0027】ただし、
【0028】
【数2】
【0029】が最大となるように当該液晶パネルのリタ
ーデーションΔndが選ばれることを特徴とする。
【0030】また本発明は、前記液晶素子をN個用いて
波長λ0の光のみを透過させようとする場合、各液晶パ
ネルのリターデーションΔndは、液晶の層厚dを次第
に変化させて、相互に異なる数値に定められることを特
徴とする。
【0031】また本発明は、複数の色の波長を含む1つ
の光源からの光を、透過型または反射型の表示手段と光
変調素子とに照射して表示を行い、残像効果の期間内に
前記複数の色に対応する画像をそれぞれ表示手段で表示
し、各色毎の画像の表示期間毎に、光変調素子が透過す
る光の色を切換え、光変調素子は、第1偏光板と、複屈
折性を有する液晶を封入した液晶パネルと、第2偏光板
とからなる複数の液晶素子を、同一光軸上に順次配列し
てなる光変調素子であって、各液晶素子毎に、液晶パネ
ルを挟む第1および第2偏光板の偏光方向は、相互に平
行または垂直のいずれかに定められ、各液晶パネルの配
向方向は、隣接する第1および第2偏光板の偏波面と予
め定める角度で斜めに交差する方向に定められ、前記各
液晶素子の透過光の波長に関する透過光強度分布が、各
液晶素子毎に異なるように各液晶パネルのリターデーシ
ョンが定められ、各液晶パネルのリターデーションを変
化するリターデーション変化手段が備えられる光変調素
子を含むことを特徴とする表示装置である。
【0032】また本発明は、入射光強度に対応した検出
信号を出力する光検出手段の入射側に光変調素子を配置
し、光変調素子は、第1偏光板と、複屈折性を有する液
晶を封入した液晶パネルと、第2偏光板とからなる複数
の液晶素子を、同一光軸上に順次配列してなる光変調素
子であって、各液晶素子毎に、液晶パネルを挟む第1お
よび第2偏光板の偏光方向は、相互に平行または垂直の
いずれかに定められ、各液晶パネルの配向方向は、隣接
する第1および第2偏光板の偏波面と予め定める角度で
斜めに交差する方向に定められ、前記各液晶素子の透過
光の波長に関する透過光強度分布が、各液晶素子毎に異
なるように各液晶パネルのリターデーションが定めら
れ、各液晶パネルのリターデーションを変化するリター
デーション変化手段が備えられる光変調素子を含むこと
を特徴とする光検出装置である。
【0033】また本発明は、複数色の波長を含む光を発
生する1つの光源と、原稿と、原稿の光学像が形成さ
れ、光学像を電気信号に変換する光電変換手段との間の
いずれかに1つの光変調素子を配置し、光電変換手段で
得られる電気信号に基づいて、前記複数の色毎の現像剤
を用いて記録媒体上にカラー画像を形成するカラー画像
形成手段とを備え、光変調素子は、第1偏光板と、複屈
折性を有する液晶を封入した液晶パネルと、第2偏光板
とからなる複数の液晶素子を、同一光軸上に順次配列し
てなる光変調素子であって、各液晶素子毎に、液晶パネ
ルを挟む第1および第2偏光板の偏光方向は、相互に平
行または垂直のいずれかに定められ、各液晶パネルの配
向方向は、隣接する第1および第2偏光板の偏波面と予
め定める角度で斜めに交差する方向に定められ、前記各
液晶素子の透過光の波長に関する透過光強度分布が、各
液晶素子毎に異なるように各液晶パネルのリターデーシ
ョンが定められ、各液晶パネルのリターデーションを変
化するリターデーション変化手段が備えられる光変調素
子を含むことを特徴とするカラー複写機である。
【0034】また本発明は、複数色の波長を含む光を発
生する1つの光源と、原稿と、原稿の光学像が形成さ
れ、光学像を電気信号に変換する光電変換手段との間の
いずれかに1つの光変調素子を配置し、光電変換手段か
ら得られる電気信号に基づいて、印刷の版となる複数の
色毎の版材料に色毎の原稿像を形成する版材料加工手段
を備え、光変調素子は、第1偏光板と、複屈折性を有す
る液晶を封入した液晶パネルと、第2偏光板とからなる
複数の液晶素子を、同一光軸上に順次配列してなる光変
調素子であって、各液晶素子毎に、液晶パネルを挟む第
1および第2偏光板の偏光方向は、相互に平行または垂
直のいずれかに定められ、各液晶パネルの配向方向は、
隣接する第1および第2偏光板の偏波面と予め定める角
度で斜めに交差する方向に定められ、前記各液晶素子の
透過光の波長に関する透過光強度分布が、各液晶素子毎
に異なるように各液晶パネルのリターデーションが定め
られ、各液晶パネルのリターデーションを変化するリタ
ーデーション変化手段が備えられる光変調素子を含むこ
とを特徴とする印刷製版装置である。
【0035】また本発明は、光変調素子を介して、複数
の色毎に対象物を撮像手段で撮像し、撮像手段からの画
像データを色毎に画像メモリにストアしてカラー画像を
入力し、または、画像メモリにストアされた複数の色毎
の画像データに基づいて、表示手段で画像を表示し、か
つ光変調素子で透過光の色を切換えてカラー画像を出力
するいずれかを行い、光変調素子は、第1偏光板と、複
屈折性を有する液晶を封入した液晶パネルと、第2偏光
板とからなる複数の液晶素子を、同一光軸上に順次配列
してなる光変調素子であって、各液晶素子毎に、液晶パ
ネルを挟む第1および第2偏光板の偏光方向は、相互に
平行または垂直のいずれかに定められ、各液晶パネルの
配向方向は、隣接する第1および第2偏光板の偏波面と
予め定める角度で斜めに交差する方向に定められ、前記
各液晶素子の透過光の波長に関する透過光強度分布が、
各液晶素子毎に異なるように各液晶パネルのリターデー
ションが定められ、各液晶パネルのリターデーションを
変化するリターデーション変化手段が備えられる光変調
素子を含むことを特徴とする画像入力/出力装置であ
る。
【0036】また本発明は、複数色の波長を含む光を発
生する光源からの光を、光変調素子を介して前記複数色
の光のいずれかの光として照射し、光変調素子は、第1
偏光板と、複屈折性を有する液晶を封入した液晶パネル
と、第2偏光板とからなる複数の液晶素子を、同一光軸
上に順次配列してなる光変調素子であって、各液晶素子
毎に、液晶パネルを挟む第1および第2偏光板の偏光方
向は、相互に平行または垂直のいずれかに定められ、各
液晶パネルの配向方向は、隣接する第1および第2偏光
板の偏波面と予め定める角度で斜めに交差する方向に定
められ、前記各液晶素子の透過光の波長に関する透過光
強度分布が、各液晶素子毎に異なるように各液晶パネル
のリターデーションが定められ、各液晶パネルのリター
デーションを変化するリターデーション変化手段が備え
られる光変調素子を含むことを特徴とする照明装置であ
る。
【0037】
【作用】本発明に従えば、光変調素子に一方側から入射
した光が、第1偏光板と液晶パネルと第2偏光板とから
成る液晶素子を透過すると、透過光強度の波長に関する
分布は、前記液晶素子中の液晶パネルのリターデーショ
ンに基づいて定められる特定波長を中心とするほぼ正規
分布に近い分布となる。この分布における必要な半値幅
に基づいて、液晶パネルのリターデーションを定め、か
つ光変調素子で得ようとする光の色の種類に対応した必
要な波長の帯域幅が得られるように、前記液晶素子の数
を定める。また液晶のリターデーションは、リターデー
ション変化手段によって、前記液晶素子の透過光の波長
に関する透過光強度分布が、所望の波長の透過光強度が
最大となるように変化される。したがって、光変調素子
から出射される所望の光の波長を選択することができ
る。これにより光変調素子によって、任意の色の光を得
ることができる。
【0038】このような光変調素子をカラーフィルタと
して用いれば、たとえば赤色、緑色、青色の微細なカラ
ーフィルタを集積したマイクロカラーフィルタや回転駆
動される円板に周方向に前記3色のカラーフィルタを装
着して得られる光の色を切り替える装置などと比較し、
構成が格段に小型化されかつ簡略化される。
【0039】また、このような光変調素子と透過型また
は反射型の表示手段とを組合わせ、光変調素子は複数種
類の波長の光を選択的に透過し、人間の残像効果の期間
内に前記複数の色に対応する画像を表示手段でそれぞれ
表示する。これによりカラー表示装置を構成することが
できる。その他、表示装置に限らず複数の波長の色の光
を用いる任意の電子装置において、前記複数の色の光を
発生する構成要素に前記光変調素子を用いることによ
り、小型軽量であって表示品質が格段に向上された電子
装置を実現することができる。
【0040】
【実施例】図1は本発明の一実施例の光変調素子1の構
成例を示す分解斜視図であり、図2は光変調素子1の構
造を示す図であり、図3は光変調素子1の光学的構成を
示す図である。光変調素子1は、偏光板PL0、後述す
るような構成を有する液晶パネルP1、偏光板PL1、
液晶パネルP2、偏光板PL2、…、液晶パネルPNお
よび偏光板PLNが同一光軸上に順次配列されて成る。
ここで偏光板PL0、液晶パネルP1、偏光板PL1が
構成の単位となる液晶素子C1を構成し、偏光板PL
1、液晶パネルP2および偏光板PL2が液晶素子C2
を構成する。以下、同様にして光偏光素子1は液晶素子
C1〜CNを有する。各液晶パネルPiは、電源4に共
通に接続された複数の電圧調整回路5によって、それぞ
れ個別に印加電圧が制御される。変形例として、各液晶
パネルPiに共通の電圧調整回路5から共通の印加電圧
が加えられてもよい。
【0041】各液晶パネルPiはそれぞれ同一の構成を
有し、一対のガラス基板6,7の上には例としてITO
(インジウムスズ酸化物)などから成る透明電極8,9
がそれぞれ形成される。この透明電極8,9をそれぞれ
被覆して例としてポリビニルアルコールなどから成る配
向膜10,11が形成され、その間に複屈折性を有する
液晶12が層厚dで封入され、周縁部はシール材13で
封止される。また各液晶パネルPiの配向膜10,11
には、それぞれラビング処理などの配向処理が施され
る。各液晶パネルPiにおいて、図2(2)に示すよう
に光の入射側および出射側の配向方向は相互に平行であ
り、矢符Ai(i=1〜N)で示す。
【0042】以下、図1および図3を参照する。本実施
例において、図1に示す各偏光板PL0〜PLNはすべ
て同一方向の偏波面B1〜BNを有しており、これに対
し各液晶パネルP1〜PNの配向方向Aiは、角度α
(例として45度)交差する状態に選ばれる。後述する
ように本発明の他の実施例において、光の出射側の少な
くとも1枚以上の偏光板PLi′の偏光向方向Bi′
(1≦i≦N)は、図3に示すように残余の偏光板PL
iの偏光方向Biと直交するクロスニコル状態に選ばれ
る場合がある。
【0043】図1の構成例において平行ニコル間に設置
された液晶素子C1を透過する光の透過率Tは、
【0044】
【数3】
【0045】ただし、
【0046】
【数4】
【0047】となる。i番目の液晶素子Ciのリターデ
ーション(Δnd)iを、
【0048】
【数5】
【0049】とすると、最終段の液晶素子CNを透過す
る透過光強度Tは、
【0050】
【数6】
【0051】となる。
【0052】図4は、各液晶素子Ciの作用を説明する
図である。前記第3式において、透過率Tが最大となる
のは、
【0053】
【数7】
【0054】の時である。ここで前記第4式および第7
式から、前記液晶素子C1において透過光強度が最大と
なる波長λ(m)1は、
【0055】
【数8】
【0056】で得られる。このような透過光強度の分布
の状態が図4(1)に示される。図4(1)ではλ
(1),λ(2),…を、λ1,λ2,…と表記する。
【0057】一方、第i番目の液晶素子Ciにおいて、
透過光強度が最大となる波長λ(m)iは、k=2の場
合を例に取ると、
【0058】
【数9】
【0059】で与えられる。すなわち、液晶素子C1に
おける第8式で与えられる波長λ(m)1の2i-1倍の
波長の光が最大透過率で透過することになる。図4
(2)および図4(3)には、液晶素子C2,C3の透
過光強度の分布を示す。このように入射光が液晶素子C
1,C2,…を順次透過していくと、図4(1)〜図4
(3)に示す分布曲線において、すべてピーク部分に相
当する波長のみが透過し、残余の波長の光は遮断され、
あるいは透過光強度が抑制される。このようにして図1
に示す構成の光変調素子1からは、例として図4(4)
に示す波長λ1,λ6の波長の光が得られる。
【0060】以上のような原理に基づいて、図1に示す
光変調素子1から所望の波長λ0の光を得ようとする場
合、この波長λ0で各液晶素子Ciの透過光強度が最大
となる条件、すなわち第3式の透過率Tが最大となる条
件である第7式と、第4式とから得られる第8式の条件
と、光変調素子1から最終的に得られる透過光の図4
(4)に示す半値幅Wを所望の程度とする条件とから、
第7式の整数mを定め、第8式から液晶素子C1のリタ
ーデーションΔndを決定する。
【0061】ここで、前記最終的に得られる透過光の半
値幅Wを規定するのは、各液晶素子Ciの図4(1)〜
図4(3)に示す半値幅W1,W2,W3,…であり、
これらの半値幅Wi(i=1〜N)は、前記透過光強度
分布曲線のピッチによって決定され、このピッチは第8
式に示めされるように整数mによって決定されるからで
ある。
【0062】また図4(4)に示される光変調素子1の
透過光の帯域幅Routが所定の幅となるように液晶素
子Ciの積層数Nを決定する。すなわち、前記波長λ6
が可視光帯域Rの外部となるように帯域幅Routが定
められるように、積層数Nを選択する。一方、前記波長
λ6が可視光帯域R内に入るならば、光の出射側の少な
くとも1枚以上の偏光板の偏光方向を残余の偏光板と直
交する状態とすればよく、例えば図7に示されるように
最終段の偏光板PLN(本例ではN=3)の偏波面BN
を残余の偏光板PL0,PL1,PL2とクロスニコル
状態に選び、波長λ6の光を偏光板PLNで遮断する光
変調素子1aを用いるようにする。
【0063】ここで図5に示すように、各液晶パネルP
iの液晶12の屈折率異方性Δnは印加される電圧Vに
よって変化することが知られており、屈折率異方性Δn
が変化すれば、前記第8式から最大透過率である透過光
の波長λ(m)iが変化する。すなわち図1に示す電圧
調整回路5を用いて、各液晶パネルPiに印加される電
圧を適宜調整すれば、図6に示されるように光変調素子
1から赤、緑、青の波長の光を得ることができ、したが
って任意の波長の光を得ることができる。このようにし
て光変調素子1をフルカラー表示が可能なカラーフィル
タとして用いることができる。
【0064】ここで、前記第5式を満足するには、各液
晶パネルCi毎に屈折率異方性Δnを変化させるか、あ
るいは液晶12の層厚dを変化させるかのいずれかが選
ばれる。本実施例では、各液晶パネルPiの層厚dを変
化する。すなわちi番目の液晶パネルPiの層厚di
を、
【0065】
【数10】
【0066】のように定める。ただし、d1=dは液晶
パネルP1の液晶12の層厚である。
【0067】このような光変調素子1を、たとえばモノ
クロ表示のアクティブマトリクス液晶表示装置などと組
み合わせて、マルチカラーあるいはフルカラー表示を行
うとする場合など、その応用例においては色の変化の高
速性が要求されることになる。光変調素子1を高速に動
作をさせようとする場合、印加される電圧の所定変化に
対応する液晶分子の配列方向の変位が高速に行われる必
要がある。そのためには、各液晶パネルPiの層厚dは
可及的に小さい方がよいが、本実施例では、前述したよ
うに各液晶パネルPiのセル厚dが個々に異なるように
選ばれるため、図8に示されるように、各液晶パネルP
iを多層化し、個々の液晶パネルPi毎にセル厚dを抑
制して、各液晶パネルPiの応答性を改善するようにす
る変形例が可能である。すなわち、液晶素子C2は、偏
光板PL1と、液晶パネルP21,P22と、偏光板P
L2とから成り、液晶素子C3は、偏光板PL2と、液
晶パネルP31,P32,P33,P34と、偏光板P
L3とから成る。各液晶パネルP21,P22の液晶の
層厚の総計が前記第10式で定められる値となるように
する。この変形例における透過光の強度分布を計測する
と、図9に示す分布が得られた。
【0068】一方、応答速度の高速性を得るためには、
液晶材料の粘性も考慮する必要がある。液晶の粘度は可
及的に低いことが望ましく、一般には35センチポアズ
(cp)以下であれば、本件発明を実現する効果を示す
が、好適には25センチポアズ以下が望ましいことが本
件発明者らの経験により明らかに成っている。このよう
な特性を示す液晶材料には、ビフェニル化合物、フェニ
ルエステル系化合物、シクロヘキサン系化合物、フェニ
ルピリミジン系化合物、ジオキサン系化合物、トラン系
化合物、アルケニル系化合物、フッソ系化合物などが適
合し、あるいはこれらの混合物が有効である。
【0069】このような材料から成る液晶組成物を用い
て、図1に示す光変調素子を構成し、図6に示すような
3つの波長λ1,λ2,λ3を得られるように印加電圧
を切換え、応答速度を計測した結果、数ミリ秒の高速応
答性が得られた。すなわちNTSC方式のテレビジョン
映像信号の1フィールド期間1/60秒は、約17m秒
である。したがって例として、1フィールド期間で赤色
画像、緑色画像および青色画像を5m秒づつ表示し、こ
れに同期して光変調素子1で赤色、緑色および青色の光
を透過するように切り替える構成が実現可能となる。こ
れにより光変調素子1を用いるマルチカラーあるいはフ
ルカラー表示が可能となる。すなわち、小型軽量で構成
が簡便なカラーフィルタを実現することができる。
【0070】図10は、本発明の変形例の光変調素子1
bの構成を示すブロック図である。本実施例では、複数
の液晶パネルP1〜Pnに印加される駆動電圧は、比較
的高い周波数fH(例として10kHz)を発生する高
周波電源23と、比較的低い周波数fL(例として10
0Hz)を発生する低周波電源24との各出力を切換回
路25で適宜選択し、選択された出力を前記実施例のよ
うな電圧調整回路5で調整して、各液晶パネルPiに供
給する。
【0071】すなわち各液晶パネルPiに用いられる液
晶は、たとえばTX2A(BDH社製)など、比較的低
周波電圧で誘電率異方性Δεが正、高周波電圧では誘電
率異方性Δεが負となる2周波駆動用液晶を、例として
5μmスペーサにより層厚d=5μmで用いるようにし
ている。すなわち低周波電源24からの駆動電圧を電圧
調整回路5で調整して各液晶パネルPiに供給すると、
各液晶パネルPiの液晶は印加電圧が増大するに従い、
ホモジニアス配列から次第にホメオトロピック配列に変
化し、この変化に対応して屈折率異方性Δnが減少す
る。この状態から最初のホモジニアス配列に復帰する場
合、高周波電源23からの駆動電圧を用い、しかも電圧
調整回路5で低い電圧に調整する。これにより復帰が高
速に為され、光変調素子1bの動作を、例として5〜1
0msなど高速に行うことができる。
【0072】前記2周波駆動用液晶は、液晶の有効動作
温度範囲を広く定め、かつ低粘性を実現するためアルコ
キシフェニルシクロヘキシルカルボキシレート系、アル
キルフェニルシクロキシカルボキシレート系、アルコキ
シフェニルシクロヘキサン系などのような比較的弱い極
性の材料で基材となる混合液晶を構成し、これにたとえ
ば、
【0073】
【化1】
【0074】
【化2】
【0075】
【化3】
【0076】
【化4】
【0077】などのような誘電分散周波数が低い材料を
添加する。さらに下記の2,3−ジシアノー1,4ーハ
イドロキノン誘導体のような誘電率異方性Δεが負に大
きい材料を用いて、全体の誘電率異方性やカットオフ周
波数(すなわち誘電率異方性Δεが正と負との間で切り
替わる周波数)の調整を行う。
【0078】
【化5】
【0079】
【化6】
【0080】
【化7】
【0081】前述の実施例で、光変調素子1,1a,1
bを構成する液晶パネルPiの枚数Nは、その数値につ
いて何等限定されず、光変調素子1,1aを用いて得ら
れる所望の波長の光の色純度などを勘案して適宜選ばれ
る。また、偏光板2,3や液晶材料の種類あるいは液晶
12の層厚dの条件や各液晶パネルPiと偏光板2,3
との設置条件などが適宜選ばれる。
【0082】前記各実施例では、各偏光板PL0〜PL
Nは全て平行ニコルの場合を説明したが、所望の帯域幅
あるいは透過波長を得る上で、少なくとも1つの液晶素
子Ciが垂直ニコルの設定である場合が可能である。本
件発明者の実験によれば、積層枚数N=3で、出射側の
液晶素子C3を垂直ニコルとする構成が、400nm〜
700nmのカラーフィルタとして良好なフィルタ動作
を行うことが確認された。
【0083】また液晶材料として、例としてネマティッ
ク液晶など誘電率異方性Δεが負の液晶材料と垂直配向
系の表面処理剤で構成した液晶パネルとを用いる場合
や、スメクティック液晶を用いる場合も同様な効果が達
成されるものである。各実施例では、光変調素子1,1
aの基板としてガラス基板を用いているが、その変形例
として合成樹脂製のプラスチック基板に置き換えること
により、軽量化を図ることができる。さらに透過光の波
長特性の補正を行う目的で、ポリカーボネイトやポリビ
ニルアルコールなどの高分子フィルムから成る位相差板
を、偏光板2,3の間にさらに加えた構成や、液晶材料
に所定の2色性の色素を添加した材料を用いるようにし
てよい。また光変調素子1に用いられる電圧調整回路5
に代えて、各液晶パネルPiの液晶12の温度を制御す
る構成を用いるようにしてもよい。
【0084】これ以降、前記光変調素子1,1aを装備
する各種電子装置への応用例について説明する。
【0085】図11は電子装置の一実施例としての液晶
表示装置26の分解斜視図であり、図12は液晶表示装
置26の電気的構成を示すブロック図である。尚、この
図では簡単のため、拡散板や偏光子等周辺材料は省略し
た。液晶表示装置26は、面光源として白色光を発生す
る背面光源27と、モノクロ表示を高速に行う非線形ス
イッチング素子(薄膜トランジスタや、金属−絶縁膜−
金属構造スイッチング素子など)を適応したアクティブ
マトリックス型の液晶表示素子28と、前記各実施例で
説明した光変調素子1,1aの応用例としての液晶カラ
ーフィルタ29とを含んで構成される。
【0086】この液晶表示装置26に供給される複合映
像信号は、同期分離回路30で同期信号SYが分離さ
れ、残余の色信号SCは色復調回路31に入力され、赤
色、緑色および青色に対応した各画像信号SR,SG,
SBがそれぞれ出力される。各色毎の画像信号SR,S
G,SBは、切換回路32によって順次的に選択され、
表示制御部33に入力される。表示制御部33は、液晶
表示素子28を走査して、各色毎の画像信号SR〜SB
をモノクロ表示する。
【0087】一方、同期信号SYは制御回路34に入力
され、制御回路34は前記切換回路32を同期信号SY
に同期して動作させると共に、各液晶パネルP1〜PN
に接続された電圧調整回路5を制御して、液晶表示素子
28で表示される色毎のモノクロ表示に対応して、液晶
カラーフィルタ29を赤色、緑色および青色の光が順次
透過するように同期して切換える。ここで、NTSC方
式の複合映像信号の1フィールド期間が1/60秒、す
なわち約17m秒であり、この1フィールド期間内に液
晶表示素子28で赤色、緑色および青色の画像に対応す
るモノクロ画像が順次表示される場合、液晶カラーフィ
ルタ29ではこれに同期して高速に色の切換えを行うこ
とができるのは前述したとおりである。このようにして
本発明の液晶カラーフィルタ29を用いるマルチカラー
表示あるいはフルカラー表示を行う液晶表示装置26が
実現できる。
【0088】したがって本実施例の液晶表示装置26で
は、従来のマイクロカラーフィルタを用いた構成に比
べ、実効的に解像度が3倍以上となり、表示品質が格段
に向上され、また液晶表示素子28に微細構造のマイク
ロカラーフィルタを形成しない点で製造工程の簡略化、
歩留まりの向上および構成の簡略化を図ることができ
る。
【0089】図13は、本発明の電子装置の他の実施例
としての投射型表示装置35の系統図である。投射型表
示装置35は、たとえば白色光を発生する光源36と、
紫外線遮断フィルタ37と、前記液晶カラーフィルタ2
9と、レンズ38とが同一光軸上に配列され、その光軸
上に前記液晶表示素子28とレンズ39とが配置され、
光学像はスクリーン40上に投射され表示される。この
ような投射型表示装置35においては、従来では紫外線
遮断フィルタ37とレンズ38との間に例えば機械的に
回転駆動される円板が配置され、この円板は周方向に、
赤色、緑色および青色のカラーフィルタを形成した機械
式カラーフィルタである。このような構成と比較し、本
実施例では機械的な駆動部品が不要となるため耐久性が
向上され、雑音の削減と長寿命化および構成の小型化を
図ることができる。
【0090】図14は本発明の電子装置の他の実施例と
してのカラー撮像装置41のブロック図である。本実施
例のカラー撮像装置41は、前記CCD素子などから構
成される固体撮像素子42を備え、固体撮像素子42へ
の光の入射側に前記液晶カラーフィルタ29が装着され
る。制御回路43は走査回路44を制御して固体撮像素
子42をラスタ走査する。またこの固体撮像素子42の
一画面の走査毎に電圧調整回路5を制御して、液晶カラ
ーフィルタ29が例えば赤色、緑色および青色の光を順
次透過するように制御する。したがって、固体撮像素子
42からは撮像対象の赤色画像、緑色画像および青色画
像に対応した画像信号が順次的に読み出され、各画像信
号はアナログ/デジタル変換器45でデジタル信号に変
換され、制御回路43に読み取られる。制御回路43に
は走査回路44および電圧調整回路5の制御を同期して
行うための同期信号を発生する同期信号発生回路46が
接続される。
【0091】このようにして本実施例のカラー撮像装置
41は、従来技術に説明したように固体撮像素子42の
光の入射側にマイクロカラーフィルタを用いる必要が解
消され、実質的に解像度が3倍以上に向上され、画像品
質が向上される。またマイクロカラーフィルタを装着す
る場合と比較し、製造上の手間、および構成が簡略化さ
れ、歩留りが向上される。
【0092】図15は本発明の電子装置の他の実施例と
してのカラーセンサ47のブロック図である。カラーセ
ンサ47は、たとえばファクシミリ通信装置などにおい
て、ホワイトバランス調整を行う際の基準白原稿を読み
取る技術として用いられる。カラーセンサ47は、アモ
ルファスシリコンのp層48、i層49およびn層50
からなる光電変換部51と、n層50に形成された背面
電極52と、p層48に形成されたITO(インジウム
スズ酸化物)などからなる透明電極53と、ガラス基板
54とを含んで構成されるセンサ本体55を備える。
【0093】センサ本体55の光の入射側には、前記液
晶カラーフィルタ29が配置される。制御回路43は、
電圧調整回路5を制御して、液晶カラーフィルタ29が
たとえば赤色、緑色および青色の光を順次的に透過させ
るように制御する。この色の切換え毎に、電圧検出回路
56が前記背面電極52と透明電極53との間の電圧を
検出する。すなわち前記色毎の透過光強度を検出するこ
とができる。
【0094】このようなカラーセンサ47において、従
来ではセンサ本体55上に赤色、緑色および青色の3色
のカラーフィルタを設け、背面電極52および透明電極
53を各色のカラーフィルタ毎に分離した構成である。
このような従来技術と比較し、本実施例では構成の簡素
化と小型化とを図ることができる。
【0095】図16は本発明の電子装置の他の実施例と
してのカラー複写機57のブロック図である。カラー複
写機57は、原稿58に光を照射して原稿像を読み取る
際に用いられる光源36を白色光源とし、光源36と原
稿58との間に前記液晶カラーフィルタ29を配置す
る。原稿58からの反射光は、複数の反射鏡59および
光学装置60を介して、前記CCD素子などのイメージ
センサ61に入射する。すなわち液晶カラーフィルタ2
9がたとえば赤色、緑色および青色に切り換えられるた
びに原稿58が走査され、イメージセンサ61は各色に
対応する原稿像を読み取る。
【0096】イメージセンサ61の出力は印画装置62
に入力され、印画装置62は前記3色に対応する複数色
のカラー現像剤などを用いて、単一の記録紙上に複数
回、印画動作を行いカラー複写を行う。このとき印画装
置62は、たとえばレーザ光発生装置やこのレーザ光が
照射される感光ドラム、あるいは前記カラー現像剤を用
いる現像装置などを含んで構成される。
【0097】したがってこのようなカラー複写機57で
は、原稿58に照射される光源光の色を切り換えるため
の前述したような機械的な構造を用いる必要が解消さ
れ、構成の簡略化と共に耐久性の向上を併せて図ること
ができる。本実施例の他の変形例として、液晶カラーフ
ィルタ29を光源36の近傍に設置するに代えて、図1
6に2点鎖線で示すようにイメージセンサ61の前段の
光経路上に配置するようにしてもよい。このような構成
例でも前述したような効果と同様な効果を達成すること
ができる。
【0098】図17はカラー印刷製版装置63の系統図
である。製版装置63は、ハロゲンランプ64を光源と
して有し、光源光は直円筒状に形成されたガラスなどか
らなる原稿シリンダ65内に導かれ、反射鏡66および
集光レンズ67を介して、原稿シリンダ65に装着され
ているカラー原稿フィルム68に集光される。カラー原
稿フィルム68を透過した光は、ピックアップレンズ6
9および反射鏡70を介してハーフミラー71に導かれ
る。ハーフミラー71で反射した光は、緑色または赤色
のフィルタ72を介して光電管73に入射する。
【0099】一方、ハーフミラー71を透過した光は反
射鏡74で反射され、前記液晶カラーフィルタ29を透
過して光電管75に入射する。光電管73,75からの
入射光量に対応した電流は、電流/電圧変換部76で電
圧に変換され制御回路77に与えられ、制御回路77は
製版機構78を制御して、平版、凸版、凹版および孔版
のいずれかの版材料を製版する。
【0100】このようなカラー製版装置63において
も、たとえば赤色、緑色および青色のフィルタおよびこ
れに対応する複数の光電管を設ける必要が解消され、構
成の小型化と簡略化とを達成することができる。
【0101】図18はカラー画像を伝送するカラーファ
クシミリ装置79のブロック図である。読み取られるべ
きカラー原稿58は、前記液晶カラーフィルタ29とラ
インイメージセンサ80とが積層された読取り素子81
で液晶カラーフィルタ29が3色に切り替わる毎に読取
られる。すなわち読取り処理回路82は、電圧調整回路
5を制御して、液晶カラーフィルタ29を透過する光の
色を前記3色で順次切換え、これに同期してラインイメ
ージセンサ80が走査される。得られた色毎の画像デー
タは、読取り処理回路82で読取られ、画像処理回路8
3でデータ圧縮あるいはデータ伸長処理などが施され、
あるいは画像メモリ84に記憶される。カラー原稿58
を読取って得られた画像データは、通信制御部85で通
信対象への発呼などが行われ、網制御部86を経て電話
回線網に送出される。
【0102】一方、電話回線網から送出されてくる画像
データは、網制御部86および通信制御部85を経て、
画像処理回路83で前記データ伸長処理などが行われ、
記録処理回路87を経てたとえば3色の熱転写リボンあ
るいは3色のインクジェットノズルなどからなるカラー
記録手段88によって記録紙にカラー画像が記録され
る。このようなカラーファクシミリ装置79の構成は、
ラインイメージセンサ80に液晶カラーフィルタ29が
直接装着されたいわゆるオンチップ方式である。
【0103】このようなカラーファクシミリ装置79に
おいて、従来ではラインイメージセンサ80上に3色の
たとえばマイクロカラーフィルタが設置されている。し
たがって本実施例では、このような従来例に対して、構
成の小型化と簡略化とを図ることができる。
【0104】図19はカラーファクシミリ装置79の他
の構成例の読取り素子81aを示す系統図である。この
実施例では、カラー原稿58にはたとえば白色光源36
からの光が照射され、その反射光はロッドレンズ89、
液晶カラーフィルタ29を介して、ラインイメージセン
サ80に入射する。このような実施例において、従来で
は液晶カラーフィルタ29に代えて、3色のカラーフィ
ルタをたとえば機械式に平行移動させてカラー原稿58
からの反射光を3色に分解していた。すなわち本実施例
では、このような従来例に対して構成の簡略化と小型化
とを図ることができる。
【0105】図20は、前記カラーファクシミリ装置7
9の他の構成例の読取り素子81bを示す系統図であ
る。本実施例では白色光源36からの光は、液晶カラー
フィルタ29を介して3色に時間順次的に分解され、こ
の光源光のカラー原稿58からの反射光は前記ロッドレ
ンズ89を介してラインイメージセンサ80に入射され
る。すなわち本実施例においても、前述の実施例におい
て述べた効果と同様な効果を達成することができる。
【0106】また、この他にも、光通信装置において混
在する各種周波数光信号の中より、所望の周波数光信号
を取出す光セレクタとして、本発明の光変調素子が使用
出来る。
【0107】さらに、液晶12のリタデーションΔnd
は、温度によって変化することが知られており、前記各
実施例の電圧調整回路5に代えて、各液晶パネルPiの
温度を調整する構成を用いる変形例が可能である。
【0108】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光変調素
子に一方側から入射した光が、第1偏光板と液晶パネル
と第2偏光板とから成る液晶素子を透過すると、透過光
強度の波長に関する分布は、前記液晶素子中の液晶パネ
ルのリターデーションに基づいて定められる特定波長を
中心とするほぼ正規分布に近い分布となる。この分布に
おける必要な半値幅に基づいて、液晶パネルのリターデ
ーションを定め、かつ光変調素子で得ようとする光の色
の種類に対応した必要な波長の帯域幅が得られるよう
に、前記液晶素子の数を定める。また液晶のリターデー
ションは、リターデーション変化手段にてよって、前記
液晶素子の透過光の波長に関する透過光強度分布が、所
望の波長の透過光強度が最大となるように変化される。
したがって、光変調素子から出射される所望の光の波長
を選択することができる。これにより光変調素子によっ
て、任意の色の光を得ることができる。
【0109】このような光変調素子と透過型または反射
型の表示手段とを組合わせ、光変調素子は複数種類の波
長の光を選択的に透過し、人間の残像効果の期間内に前
記複数の色に対応する画像を表示手段でそれぞれ表示す
る。これによりカラー表示装置を構成することができ
る。その他、表示装置に限らず複数の波長の色の光を用
いる任意の電子装置において、前記複数の色の光を発生
する構成要素に前記光変調素子を用いることにより、小
型軽量であって表示品質が格段に向上された電子装置を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光変調素子1の系統図であ
る。
【図2】液晶パネルPiの構成を示す図である。
【図3】光変調素子1の光学的構成を示す図である。
【図4】各液晶パネルPiにおける透過光強度分布を示
す図である。
【図5】屈折率異方性Δnの電圧依存性を説明するグラ
フである。
【図6】光変調素子1の光学的特性を説明するグラフで
ある。
【図7】本発明の他の実施例の系統図である。
【図8】本発明の更に他の実施例の系統図である。
【図9】光変調素子1aの光学的特性を説明するグラフ
である。
【図10】他の実施例の光変調素子1bの構成例を示す
ブロック図である。
【図11】本発明の他の実施例の液晶表示装置26の分
解斜視図である。
【図12】液晶表示装置26のブロック図である。
【図13】投射型表示装置35の系統図である。
【図14】カラー撮像装置41のブロック図である。
【図15】カラーセンサ47のブロック図である。
【図16】カラー複写機57の系統図である。
【図17】カラー印刷製版装置63の系統図である。
【図18】カラーファクシミリ装置79のブロック図で
ある。
【図19】読取素子81aの系統図である。
【図20】読取素子81bの系統図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 光変調素子 2,3 偏光板 12 液晶 23 高周波電源 24 低周波電源 25 切換回路 26 液晶表示装置 29 液晶カラーフィルタ 35 投写型表示装置 41 カラー撮像装置 47 カラーセンサ 57 カラー複写機 63 カラー印刷製版装置 79 カラーファクシミリ装置 81,81a,81b 読取素子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1偏光板と、複屈折性を有する液晶を
    封入した液晶パネルと、第2偏光板とからなる複数の液
    晶素子を、同一光軸上に順次配列してなる光変調素子で
    あって、 各液晶素子毎に、液晶パネルを挟む第1および第2偏光
    板の偏光方向は、相互に平行または垂直のいずれかに定
    められ、 各液晶パネルの配向方向は、隣接する第1および第2偏
    光板の偏波面と予め定める角度で斜めに交差する方向に
    定められ、 前記各液晶素子の透過光の波長に関する透過光強度分布
    が、各液晶素子毎に異なるように各液晶パネルのリター
    デーションが定められ、 各液晶パネルのリターデーションを変化するリターデー
    ション変化手段が備えられることを特徴とする光変調素
    子。
  2. 【請求項2】 各液晶パネルは一対の透明電極間に液晶
    が封入されて構成され、 リターデーション変化手段は、液晶に交流または直流電
    圧を調整して印加する電圧印加手段であることを特徴と
    する請求項1記載の光変調素子。
  3. 【請求項3】 リターデーション変化手段は、各液晶パ
    ネルの温度を調整する温度調整手段であることを特徴と
    する請求項1記載の光変調素子。
  4. 【請求項4】 波長λ0の光のみを透過させようとする
    場合、少なくとも1つの液晶パネルを透過する光の透過
    率T、 【数1】 ただし、 【数2】 が最大となるように当該液晶パネルのリターデーション
    Δndが選ばれることを特徴とする請求項1記載の光変
    調素子。
  5. 【請求項5】 前記液晶素子をN個用いて波長λ0の光
    のみを透過させようとする場合、各液晶パネルのリター
    デーションΔndは、液晶の層厚dを次第に変化させ
    て、相互に異なる数値に定められることを特徴とする請
    求項1記載の光変調素子。
  6. 【請求項6】 複数の色の波長を含む1つの光源からの
    光を、透過型または反射型の表示手段と光変調素子とに
    照射して表示を行い、 残像効果の期間内に前記複数の色に対応する画像をそれ
    ぞれ表示手段で表示し、各色毎の画像の表示期間毎に、
    光変調素子が透過する光の色を切換え、 光変調素子は、第1偏光板と、複屈折性を有する液晶を
    封入した液晶パネルと、第2偏光板とからなる複数の液
    晶素子を、同一光軸上に順次配列してなる光変調素子で
    あって、 各液晶素子毎に、液晶パネルを挟む第1および第2偏光
    板の偏光方向は、相互に平行または垂直のいずれかに定
    められ、 各液晶パネルの配向方向は、隣接する第1および第2偏
    光板の偏波面と予め定める角度で斜めに交差する方向に
    定められ、 前記各液晶素子の透過光の波長に関する透過光強度分布
    が、各液晶素子毎に異なるように各液晶パネルのリター
    デーションが定められ、 各液晶パネルのリターデーションを変化するリターデー
    ション変化手段が備えられる光変調素子を含むことを特
    徴とする表示装置。
  7. 【請求項7】 入射光強度に対応した検出信号を出力す
    る光検出手段の入射側に光変調素子を配置し、 光変調素子は、第1偏光板と、複屈折性を有する液晶を
    封入した液晶パネルと、第2偏光板とからなる複数の液
    晶素子を、同一光軸上に順次配列してなる光変調素子で
    あって、 各液晶素子毎に、液晶パネルを挟む第1および第2偏光
    板の偏光方向は、相互に平行または垂直のいずれかに定
    められ、 各液晶パネルの配向方向は、隣接する第1および第2偏
    光板の偏波面と予め定める角度で斜めに交差する方向に
    定められ、 前記各液晶素子の透過光の波長に関する透過光強度分布
    が、各液晶素子毎に異なるように各液晶パネルのリター
    デーションが定められ、 各液晶パネルのリターデーションを変化するリターデー
    ション変化手段が備えられる光変調素子を含むことを特
    徴とする光検出装置。
  8. 【請求項8】 複数色の波長を含む光を発生する1つの
    光源と、原稿と、原稿の光学像が形成され、光学像を電
    気信号に変換する光電変換手段との間のいずれかに1つ
    の光変調素子を配置し、 光電変換手段で得られる電気信号に基づいて、前記複数
    の色毎の現像剤を用いて記録媒体上にカラー画像を形成
    するカラー画像形成手段とを備え、 光変調素子は、第1偏光板と、複屈折性を有する液晶を
    封入した液晶パネルと、第2偏光板とからなる複数の液
    晶素子を、同一光軸上に順次配列してなる光変調素子で
    あって、 各液晶素子毎に、液晶パネルを挟む第1および第2偏光
    板の偏光方向は、相互に平行または垂直のいずれかに定
    められ、 各液晶パネルの配向方向は、隣接する第1および第2偏
    光板の偏波面と予め定める角度で斜めに交差する方向に
    定められ、 前記各液晶素子の透過光の波長に関する透過光強度分布
    が、各液晶素子毎に異なるように各液晶パネルのリター
    デーションが定められ、 各液晶パネルのリターデーションを変化するリターデー
    ション変化手段が備えられる光変調素子を含むことを特
    徴とするカラー複写機。
  9. 【請求項9】 複数色の波長を含む光を発生する1つの
    光源と、原稿と、原稿の光学像が形成され、光学像を電
    気信号に変換する光電変換手段との間のいずれかに1つ
    の光変調素子を配置し、 光電変換手段から得られる電気信号に基づいて、印刷の
    版となる複数の色毎の版材料に色毎の原稿像を形成する
    版材料加工手段を備え、 光変調素子は、第1偏光板と、複屈折性を有する液晶を
    封入した液晶パネルと、第2偏光板とからなる複数の液
    晶素子を、同一光軸上に順次配列してなる光変調素子で
    あって、 各液晶素子毎に、液晶パネルを挟む第1および第2偏光
    板の偏光方向は、相互に平行または垂直のいずれかに定
    められ、 各液晶パネルの配向方向は、隣接する第1および第2偏
    光板の偏波面と予め定める角度で斜めに交差する方向に
    定められ、 前記各液晶素子の透過光の波長に関する透過光強度分布
    が、各液晶素子毎に異なるように各液晶パネルのリター
    デーションが定められ、 各液晶パネルのリターデーションを変化するリターデー
    ション変化手段が備えられる光変調素子を含むことを特
    徴とする印刷製版装置。
  10. 【請求項10】 光変調素子を介して、複数の色毎に対
    象物を撮像手段で撮像し、 撮像手段からの画像データを色毎に画像メモリにストア
    してカラー画像を入力し、または、 画像メモリにストアされた複数の色毎の画像データに基
    づいて、表示手段で画像を表示し、かつ光変調素子で透
    過光の色を切換えてカラー画像を出力するいずれかを行
    い、 光変調素子は、第1偏光板と、複屈折性を有する液晶を
    封入した液晶パネルと、第2偏光板とからなる複数の液
    晶素子を、同一光軸上に順次配列してなる光変調素子で
    あって、 各液晶素子毎に、液晶パネルを挟む第1および第2偏光
    板の偏光方向は、相互に平行または垂直のいずれかに定
    められ、 各液晶パネルの配向方向は、隣接する第1および第2偏
    光板の偏波面と予め定める角度で斜めに交差する方向に
    定められ、 前記各液晶素子の透過光の波長に関する透過光強度分布
    が、各液晶素子毎に異なるように各液晶パネルのリター
    デーションが定められ、 各液晶パネルのリターデーションを変化するリターデー
    ション変化手段が備えられる光変調素子を含むことを特
    徴とする画像入力/出力装置。
  11. 【請求項11】 複数色の波長を含む光を発生する光源
    からの光を、光変調素子を介して前記複数色の光のいず
    れかの光として照射し、 光変調素子は、 第1偏光板と、複屈折性を有する液晶を封入した液晶パ
    ネルと、第2偏光板とからなる複数の液晶素子を、同一
    光軸上に順次配列してなる光変調素子であって、 各液晶素子毎に、液晶パネルを挟む第1および第2偏光
    板の偏光方向は、相互に平行または垂直のいずれかに定
    められ、 各液晶パネルの配向方向は、隣接する第1および第2偏
    光板の偏波面と予め定める角度で斜めに交差する方向に
    定められ、 前記各液晶素子の透過光の波長に関する透過光強度分布
    が、各液晶素子毎に異なるように各液晶パネルのリター
    デーションが定められ、 各液晶パネルのリターデーションを変化するリターデー
    ション変化手段が備えられる光変調素子を含むことを特
    徴とする照明装置。
JP17989691A 1991-07-19 1991-07-19 光変調素子およびそれを用いる電子装置 Pending JPH0527253A (ja)

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EP92306559A EP0528542B1 (en) 1991-07-19 1992-07-17 Optical modulating element and apparatuses using it
DE69226998T DE69226998T2 (de) 1991-07-19 1992-07-17 Optisches Modulationselement und Vorrichtungen mit einem solchen Element
US08/270,801 US5642214A (en) 1991-07-19 1994-07-05 Optical modulating element and electronic apparatus using it

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US12430873B2 (en) 2022-06-06 2025-09-30 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Imaging apparatus

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