JPH0527442A - 感光性製版用シート - Google Patents

感光性製版用シート

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JPH0527442A
JPH0527442A JP3181241A JP18124191A JPH0527442A JP H0527442 A JPH0527442 A JP H0527442A JP 3181241 A JP3181241 A JP 3181241A JP 18124191 A JP18124191 A JP 18124191A JP H0527442 A JPH0527442 A JP H0527442A
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幸男 斎藤
Isao Ito
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Abstract

(57)【要約】 【構成】合成樹脂フィルム基体の表面に、水現像可能な
感光性層が設けられた感光性製版用シートにおいて、該
感光性層に対し反対面の該基体上に、カチオン性単量体
単位(a)10〜35重量%、疎水性単量体単位(b)
55〜89.9重量%、およびポリオルガノシロキサン
単位(c)0.1〜20重量%からなるカチオン性共重
合体を主成分とする帯電防止性滑性層を設けた。 【効果】帯電防止性と滑性を同時に満足し、ほこりが付
いたり、傷が付いたりしにくい感光性製版用シートが提
供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性製版用シートに
関するものであり、さらに詳しくは本発明は帯電防止性
と滑性を同時に満足し、ほこりが付いたり、傷が付いた
りしにくい感光性製版用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷の製版工程において、合成樹脂フィ
ルムを支持体とし、感光性樹脂を塗工した感光性製版用
シートは、広く使用されている。例えば、従来、感光性
平版印刷版の支持体としてはアルミニウム板が用いられ
てきたが、近年では、合成樹脂フィルムの表面に親水性
層を形成し、その上に感光性層を設けた平板印刷板が、
軽量、安価であり、さらに可撓性に優れているため、好
適に用いられるようになってきた。また、透明フィルム
の表面にマスク層を形成し、その上に感光性層を設けた
密着反転リスフィルムが写真製版工程において好適に用
いられてきた。これらの支持体としては、透明性や、強
度に優れ、軽量で且つ安価である等の点から、ポリエス
テルフィルム等の合成樹脂フィルムが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリエ
ステルフィルム等の合成樹脂を主成分とするシートは、
おおむね帯電性が高く、また滑性が不十分なため、製
版、現像工程等において、ほこりが付いたり、感光性層
あるいはその裏面のフィルム面に傷が付くこともあり、
最終的には良好な印刷物が得られないという欠点があ
る。一方、表面塗布型の帯電防止剤は、滑性が不十分な
ばかりでなく、水現像の際に洗い流されてしまう欠点を
有するため、現像後にその効果を失ってしまう。本発明
は、上記のような従来の課題を解決し、帯電防止性と滑
性を同時に満足し、水現像に際しても十分な耐水性を有
する帯電防止性滑性層を設け、ほこりが付いたり、傷が
付いたりしにくい感光性製版用シートを提供することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討の
結果、上記のような従来の課題を解決することができ
た。すなわち本発明は、合成樹脂フィルム基体の表面
に、水現像可能な感光性層が設けられた感光性製版用シ
ートにおいて、該感光性層に対し反対面の基体上に、カ
チオン性単量体単位(a)10〜35重量%、疎水性単
量体単位(b)55〜89.9重量%、および一般式
(I)
【0005】
【化4】
【0006】(式中、R1は同一でも異なっていてもよ
い炭素数1〜10のアルキル基またはフェニル基を表
し、nは5以上の整数を表す)で示されるポリオルガノ
シロキサン単位(c)0.1〜20重量%からなるカチ
オン性共重合体を主成分とする帯電防止性滑性層を設け
ることを特徴とする、感光性製版用シートを提供するも
のである。
【0007】以下に、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明の感光性製版用シートは、一般的には合成樹脂フ
ィルムからなる基体の一方の表面に感光性層、且つ裏面
に帯電防止性滑性層を有するものである。
【0008】(合成樹脂フィルム基体)本発明に用いら
れる感光性製版用シートの合成樹脂フィルム基体として
は、一般的には、ポリエステルフィルム、ポリカーボネ
ートフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリスチレン
フィルム、ポリプロピレンフィルム等の合成樹脂フィル
ムが用いられる。中でも厚さ50〜200μのポリエス
テルフィルムが好ましい。
【0009】(感光性層)本発明で用いられる感光性層
は、各種のものを適用できるが、例えば平版印刷版の場
合は、前記合成樹脂フィルム基体の上に、ポリビニルア
ルコール、ポリアクリルアミド等の親水性樹脂を主成分
とする親水性層を0.5〜5μの厚さに設け、さらにそ
の上に画像を形成する感光性層が1〜5μの厚さに設け
られる。また、密着反転リスフィルムの場合は、前記合
成樹脂フィルム基体の上に、カーボンブラック等の黒色
顔料をポリビニルアルコール等のバインダーに分散した
マスク層を1〜10μ設けた上に感光性層が1〜5μ設
けられる。感光性層は、後述の公知の感光性の皮膜形成
物質から形成することができ、これを紫外線光、可視光
等に露光することにより硬化し、水あるいは界面活性
剤、アルカリ、酸、中性塩等の水溶液からなる現像液に
対する溶解性、膨潤性等が変化し、露光部分のみが残留
して、画像が形成され、版あるいはリスフィルムとな
る。感光性層として用いられる感光性樹脂としては、下
記のようなものが挙げられる。 (A)ジアゾ系 p−ジアゾジフェニルアミンパラホルムアルデヒド縮合
物に代表されるジアゾ樹脂とポリビニルアルコール、ゼ
ラチン等の水溶性樹脂との組み合わせ等。 (B)アジド系 ポリアジド安息香酸ビニル、ポリビニルアジドベンザル
アセタール等のアジド基を感光基とする樹脂、あるいは
ジアジドカルコン等のアジド感光材とポリビニルブチラ
ール樹脂との組み合わせ等。 (C)アクロイル系 ポリエチレングリコールジアクリレート等のアクリロイ
ル基を有するモノマー、ベンゾフェノン等の光重合開始
剤とポリビニルアルコール等のバインダーとの組み合わ
せ、あるいは重合体中にアクリロイル基を有する水溶性
樹脂と光重合開始剤との組み合わせ等。
【0010】(帯電防止性滑性層)本発明の帯電防止性
滑性層は、上記感光性層に対し反対面の合成樹脂フィル
ム基体上に、感光性層を設ける前、もしくは設けた後に
塗工される。塗工はカチオン性共重合体をメチルアルコ
ール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、メ
チルエチルケトンあるいはこれらの混合溶剤等の溶媒に
溶解した状態で、合成樹脂フィルム基体の表面上に塗工
され、その後、乾燥して用いられる。塗工に関してはと
くに制限はないが、通常はエアーナイフコート、ブレー
ドコート、バーコート、グラビアコート、カーテンコー
ト、ロールコート等の均一且つ平滑に塗工できる塗工機
械で行われ、乾燥後の塗膜厚が0.1〜5μ位になるよ
うに塗工される。なお、塗工に際して、本カチオン性共
重合体の性能に悪影響を及ぼさない限り、必要に応じて
本カチオン性共重合体に他の樹脂、架橋剤、顔料等を適
宜混合して用いることができる。
【0011】本発明の帯電防止性滑性層の共重合体の成
分として用いられるカチオン性単量体単位(a)として
は、好適にはその単位内に第4級アンモニウム塩基を含
有するものであり、その中でも一般式(II)
【0012】
【化5】
【0013】(式中、AはOまたはNHを表し、R2
水素またはCH3を表し、R3は炭素数2〜4のアルキレ
ン基または
【0014】
【化6】
【0015】を表し、R4、R5およびR6は同一でも異
なっていてもよい炭素数1〜10のアルキル基またはア
ラルキル基を表し、Xはハロゲンまたはアルキル硫酸イ
オンを表す)で表される単量体単位からなるものを使用
することにより、より優れた帯電防止性および滑性を付
与することができる。具体的には、(メタ)アクリロイ
ルオキシトリメチルアンモニウムクロライド、(メタ)
アクリロイルオキシヒドロキシプロピルトリメチルアン
モニウムクロライド、(メタ)アクリロイルオキシトリ
エチルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリロイル
オキシジメチルベンジルアンモニウムクロライド、(メ
タ)アクリロイルオキシトリメチルアンモニウムメチル
サルフェート等の(メタ)アクリル系単量体単位、(メ
タ)アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムク
ロライド、(メタ)アクリルアミドプロピルジメチルベ
ンジルアンモニウムクロライド等の(メタ)アクリルア
ミド系単量体単位が挙げられる。これらはその該当する
単量体を重合してもよいし、その前駆体である第3級ア
ミノ基を有する単量体、例えばジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレートやジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリルアミドをまず重合した後、メチルクロライ
ド等の変性剤でカチオン化してもよい。カチオン性単量
体単位(a)は、共重合体中の10〜35重量%を有す
る。10重量%より少ないと、帯電防止性能が不十分と
なる。また、35重量%を超えると、耐水性がなくな
り、感光性層の現像の際に溶出してしまい、帯電防止性
および滑性効果がなくなってしまう。
【0016】疎水性単量体単位(b)としては、疎水性
単量体単位、具体的には、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ターシャ
リーブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシルア
クリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等のアル
キル(メタ)アクリレート、スチレン、酢酸ビニル等の
ビニルエステル等がある。疎水性単量体単位(b)は、
共重合体中の55〜89.9重量%を有する。55重量
%より少ないと、耐水性が不十分となり、89.9重量
%を超えると、相対的に帯電防止性能が低下する。
【0017】次に、ポリオルガノシロキサン単位(c)
としては一般式(I)
【0018】
【化7】
【0019】(式中、R1は同一でも異なっていてもよ
い炭素数1〜10のアルキル基またはフェニル基を表
し、nは5以上の整数を表す)で表される。ここで、n
が5未満では得られる共重合体に十分な滑性を付与する
ことが困難となる。また、ポリオルガノシロキサン単位
(c)がカチオン性共重合体中に含まれる割合は、0.
1〜20重量%である。0.1重量%未満であると滑性
が不十分であり、20重量%を超えても滑性はこれ以上
はよくならず、経済的に不利となる。カチオン性共重合
体中のポリオルガノシロキサン単位(c)は、具体的に
は下記一般式(イ)、(ロ)、(ハ)で表される前駆体
の反応性基Dを利用して、共重合体に組み込むことがで
きる。一般式(イ)
【0020】
【化8】
【0021】(式中、Dはビニル基、アクリロイルオキ
シアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基からな
る群から選ばれたラジカル重合性基またはグリシドキシ
アルキル基等のエポキシ基、アミノアルキル基を表し、
Rは炭素数1〜10のアルキル基またはフェニル基を表
し、nは5以上の整数を表す)一般式(ロ)
【0022】
【化9】
【0023】(式中、Dはビニル基、アクリロイルオキ
シアルキル基、メタクリロイルオキシアルキル基からな
る群から選ばれたラジカル重合性基またはグリシドキシ
アルキル基等のエポキシ基、アミノアルキル基を表し、
Rは炭素数1〜10のアルキル基またはフェニル基を表
し、nは5以上の整数を表す)一般式(ハ)
【0024】
【化10】
【0025】(式中、Dはグリシドキシアルキル基等の
エポキシ基、アミノアルキル基、メルカプトアルキル基
を表し、Rは炭素数1〜10のアルキル基またはフェニ
ル基を表し、mは1〜20の整数を表し、nは5以上の
整数を表す)これら前駆体は、反応性シリコーンとして
市販されているものを使用することができるが、高分子
量になると反応性が低下することから考えて、一般式
(イ)および(ロ)の場合にはnとして200以下が好
ましく、一般式(ハ)のように反応性基が多い場合でも
400以下が好ましい。
【0026】これら前駆体をカチオン性共重合体の成分
として組み込む方法としては、反応性基Dが重合性基の
場合には、他の単量体と同時に重合すればよい。反応性
基Dがメルカプトアルキル基の場合には、この前駆体存
在下にカチオン性単量体単位(a)および疎水性単量体
単位(b)を重合すれば、連鎖移動により効率よく導入
できる。また、反応性基Dがエポキシ基の場合には、カ
チオン性単量体単位(a)および疎水性単量体単位
(b)を重合する際に、(メタ)アクリル酸等のカルボ
ン酸基含有単量体あるいはジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート等の第3級アミン基含有単量体の塩酸
塩等のエポキシ基と反応する単量体を同時に共重合し、
次いで、前駆体のエポキシ基と反応させればよい。同様
に、反応性基Dがアミノアルキル基の場合には、カチオ
ン性単量体単位(a)と疎水性単量体単位(b)を重合
する際に、グリシジル(メタ)アクリレート等のアミノ
基と反応する単量体を同時に共重合した後、前駆体のア
ミノ基と反応させればよい。なお、帯電防止性と滑性に
悪影響のない限り、必要に応じてヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ビニルピロリドン等の他の親水性単
量体を共重合成分として含んでいてもよい。
【0027】重合法としては塊状重合、溶液重合、乳化
重合等の公知のラジカル重合法が実施できる。好ましい
重合法は溶液重合法であり、各単量体を溶媒に溶解し、
重合開始剤を添加し、窒素気流下において加熱撹拌する
ことにより実施される。溶媒は水、メチルアルコール、
エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコ
ール類、メチルエチルケトン等が好ましく、またこれら
の溶媒を混合使用してもよい。重合開始剤は過酸化ベン
ゾイル、過酸化ラウロイル等の過酸化物、アゾビスイソ
ブチロニトリル、アゾビスバレロニトリル等のアゾ化合
物が好適に用いられる。単量体濃度は通常10〜60重
量%であり、重合開始剤は通常単量体に対し、0.1〜
10重量%である。カチオン性共重合体の分子量は、重
合温度、重合開始剤の種類および量、溶剤使用量、連鎖
移動剤等の重合条件、ポリオルガノシロキサン前駆体の
種類および反応性基の含有量等により任意のレベルとす
ることができる。一般には得られるカチオン性共重合体
の分子量は、5000〜50万の範囲が好ましい。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明する。な
お、例中の部および%は、重量部および重量%をそれぞ
れ意味する。実施例1 還流冷却器、温度計、窒素置換用ガラス管、および撹拌
装置を取り付けた4つ口フラスコに、疎水性単量体単位
(b)として、メチルメタクリレート75部、カチオン
性単量体単位(a)として、メタクリロイルオキシエチ
ルトリメチルアンモニウムクロライド80%水溶液25
部、ポリオルガノシロキサン単位(c)として、分子量
5000の片末端メタクリロイルオキシ変性ポリオルガ
ノシロキサン(チッソ社製、FM0721)5部、およ
びエチルアルコール145部と、重合開始剤として、ア
ゾビスイソブチロニトリル1部を添加し、窒素気流下8
0℃で6時間重合反応を行い、カチオン性共重合体
(I)の40%エチルアルコール溶液を得た。このもの
をエチルアルコールで10%まで希釈した後、合成樹脂
フィルム基体として厚さ100μのポリエステルフィル
ムの上にバーコーターを用いて固形分で2g/m2の塗工
量で塗工、乾燥して合成樹脂フィルム基体の片面に帯電
防止性滑性層を形成した。次いで、前記ポリエステルフ
ィルムの反対面に、下記組成のマスク層形成組成物を固
形分で、1.5g/m2となるように塗工、乾燥し、さらに
その上に、下記組成の感光性層形成組成物を固形分で
1.5g/m2となるように塗工、乾燥して、密着反転型リ
スフィルムを得た。
【0029】(マスク層形成組成物) アクリル酸系樹脂 20部 カーボンブラック 5部 水 75部 (感光性層形成組成物) ブチラール樹脂 5部 4,4′−ジアジドカルコン 0.5部 トルエン 45部 メチルエチルケトン 50部 得られた密着反転型リスフィルムを用い、露光した後、
アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム5%水溶液を
現像液として現像したが、現像後においても、帯電防止
性、滑性を保ち、このフィルムへの静電気によるほこり
等の付着はみられず、フィルム間同士の密着もなかっ
た。また、表裏面をこすり合わせても感光性層面あるい
は帯電防止性滑性層面への傷つき少なかった。なお、帯
電防止性滑性層の表面固有抵抗および摩擦係数を表1に
示した。
【0030】実施例2 実施例1と同様にして、メチルメタクリレート55部、
ブチルメタクリレート25部、メタクリルアミドプロピ
ルトリメチルアンモニウムクロライド20部、分子量7
000のメルカプト変性ポリオルガノシロキサン(信越
シリコーン社製X−22−980)5部およびイソプロ
ピルアルコール150部とアゾビスイソブチロニトリル
1部を添加し、窒素気流下80℃、5時間重合反応を行
い、カチオン性共重合体(II)の40%イソプロピルア
ルコール溶液を得た。このカチオン性共重合体を用い
て、厚さ100μのポリエステルフィルムの片面に固形
分2g/m2の塗工量で帯電防止性滑性層を形成した。次
いで前記フィルムの片面に、下記組成の親水性層形成組
成物を固形分で3g/m2となるように塗工、乾燥し、さ
らにその上に、下記組成の感光性層形成組成物を固形分
で、2.5g/m2となるように塗工、乾燥して、平版印刷
版を得た。
【0031】(親水性層形成組成物) ポリビニルアルコール 4部 ジメチロール尿素 2部 酸化チタン 6部 コロイダルシリカ (20%水分散液) 20部 水 68部 (感光性層形成組成物) ポリビニルアルコール 5部 アシッドブリリアントミリリンググリーンB 0.5部 ジアゾジフェニルアミンとホルムアルデヒドとの縮合物 0.8部 イソプロピルアルコール 5部 水 90部 得られた平版印刷版を用い、露光した後、水を現像液と
して現像したが、現像後においても帯電防止滑性層面は
帯電防止性、滑性を保ち、このフィルムへの静電気によ
るほこり等の付着はみられず、フィルム間同士の密着も
なかった。また、表裏をこすり合わせても感光性層への
傷付きは少なかった。なお、帯電防止性滑性層の表面固
有抵抗および摩擦係数を表1に示した。
【0032】比較例1 実施例1と同様に、厚さ100μのポリエステルフィル
ムの片面にマスク層、感光性層を形成したが、その反対
面には帯電防止滑性層を設けずに密着反転型リスフィル
ムを作成した。このシートは帯電しやすく、ほこりがつ
き易いほか、表裏をこすり合わせたところ、表裏面とも
に多くの細かな傷が付き、その価値が失われた。なお、
帯電防止性滑性層を設けていないポリエステルフィルム
面の表面固有抵抗および摩擦係数を表1に示した。
【0033】比較例2 実施例1と同様にして、メチルメタクリレート50部、
メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムク
ロライド80%水溶液62.5部、およびエチルアルコ
ール137.5部と、アゾビスイソブチロニトリル1部
を添加し、窒素気流下80℃で6時間重合反応を行い、
カチオン性共重合体(III)の40%エチルアルコール
溶液を得た。このカチオン性共重合体を用いて、厚さ1
00μのポリエステルフィルムの片面に固形分2g/m2
の塗工量で塗工し、帯電防止性滑性層を形成した。次い
で、前記フィルムの反対面に実施例1と同様のマスク
層、感光性層を順次形成した。得られた密着反転型リス
フィルムを実施例1と同様に露光、現像したところ、帯
電防止性滑性層面の帯電防止効果は失われ、保存時に多
くのほこりが付着した。また、表裏をこすり合わせたと
ころ、表裏面ともに多くの細かな傷がつき、その価値が
失われた。なお、帯電防止性滑性層の表面固有抵抗およ
び摩擦係数を表1に示した。
【0034】上記の実施例および比較例で示した表面固
有抵抗は、シートを23℃、60%相対湿度の条件下
で、三菱油化製表面抵抗計ハイレスタモデルHT−25
0を用いて測定した。また、摩擦係数は、シートの帯電
防止滑性層面と未処理ポリエステル間の摩擦抵抗とし
て、スリップテスター法(ASTM D1894-73準拠)により
測定した。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明によって、感光性層面の反対面に
帯電防止性滑性層を設けることにより、帯電防止性と滑
性を同時に満足し、ほこりが付いたり、傷が付いたりし
にくい感光性製版用シートを提供することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂フィルム基体の表面に、水現像
    可能な感光性層が設けられた感光性製版用シートにおい
    て、該感光性層に対し反対面の該基体上に、 カチオン性単量体単位(a)10〜35重量%、疎水性
    単量体単位(b)55〜89.9重量%、および一般式
    (I) 【化1】 (式中、R1は同一でも異なっていてもよい炭素数1〜
    10のアルキル基またはフェニル基を表し、nは5以上
    の整数を表す)で示されるポリオルガノシロキサン単位
    (c)0.1〜20重量%からなるカチオン性共重合体
    を主成分とする帯電防止性滑性層が設けられたことを特
    徴とする、感光性製版用シート。
  2. 【請求項2】 カチオン性単量体単位(a)が、一般式
    (II) 【化2】 (式中、AはOまたはNHを表し、R2は水素またはC
    3を表し、R3は炭素数2〜4個のアルキレン基または
    式 【化3】 を表し、R4、R5およびR6は、同一でも異なっていて
    もよい炭素数1〜10のアルキル基またはアラルキル基
    を表し、Xはハロゲンまたはアルキル硫酸イオンを表
    す)からなる、請求項1に記載の感光性製版用シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007237433A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Teijin Dupont Films Japan Ltd インモールド転写用ポリエステルフィルム
JP2007268708A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Teijin Dupont Films Japan Ltd インモールド転写用フィルム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007237433A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Teijin Dupont Films Japan Ltd インモールド転写用ポリエステルフィルム
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