JPH05275584A - 冷却装置および小型電子機器 - Google Patents

冷却装置および小型電子機器

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JPH05275584A
JPH05275584A JP4068008A JP6800892A JPH05275584A JP H05275584 A JPH05275584 A JP H05275584A JP 4068008 A JP4068008 A JP 4068008A JP 6800892 A JP6800892 A JP 6800892A JP H05275584 A JPH05275584 A JP H05275584A
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cooling
heat
semiconductor element
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秀夫 岩崎
Tomiya Sasaki
富也 佐々木
Koichiro Kawano
浩一郎 川野
Katsumi Kuno
勝美 久野
Hiroshi Mizukami
浩 水上
Shiukii Wan
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器の冷却に空冷を利用しても、実装に
必要とする基板間隔を狭くでき、電子機器の小形化を実
現できる冷却装置を提供する。 【構成】 半導体素子12が実装された複数の基板11
を有する電子機器を冷却する冷却装置において、複数の
基板11間に内部に冷媒を封入し一端部側に放熱部17
を有する板状のヒートパイプ13を配設し、ヒートパイ
プ13と半導体素子12あるいは基板11とを熱的に接
触させて積層構成としたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば半導体素子等が
実装された電子機器の冷却に用いられる冷却装置および
小型電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】(第1の従来例)以下、第1の従来例に
関して説明する。オフィスコンピュータなどの電子機器
は、計算速度の高速化と機器の小形化に伴い実装密度は
著しく上昇し、機器内の発熱量も増大の一途をたどって
いる。
【0003】従来では発熱量の増大に対して例えば空冷
の場合、一般的に図13に示すよう基板101に実装さ
れたに半導体素子102にフィン103を取付けて対応
している。
【0004】しかし、発熱量の増大に伴いフィン103
の体積あるいはフィン高さが大きくなり、実装に必要と
する基板間隔を大きくする必要が生じ、機器の小形化と
相反するという問題があった。
【0005】(第2の従来例)以下、第2の従来例に関
して説明する。図14に従来の小型電子機器の一例とし
て小型計算機を示す。CPU基板201,キーボード2
03,外部記憶装置やバッテリー等207が第1のケー
シング204内に収納され、これにディスプレイ202
を内蔵する第2のケーシング205が、ちょうつがい状
の接続具206でおりたたみ自在に接続されている。
【0006】使用中に発熱する半導体素子は第1のケー
シング204内に位置するが,第1のケーシング204
の周囲の状況、特に下面への放熱条件は、小型計算機を
置く位置に強く依存する。特に、小型計算機を机の上、
また、じゅうたんの上、畳の上、ソファーの上等の種々
の異なる条件の上で使用した場合には放熱条件が大きく
異なり、場合によっては、放熱条件が極めて悪化する。
また,図15に示すように、ちょうつがいを閉じて第1
および第2のケーシングを重ねた状況で使用する場合に
は上面への放熱条件も変化(悪化)する。
【0007】このように、小型計算機はその携帯性の良
さから、様々な使用形態で使用されることが考えられ、
使用時の放熱条件が一定しない。また近年、小型で高性
能が要求され、発熱密度の上昇は免れない。以上のよう
な状況では、小型計算機の設計時に最悪の放熱条件を想
定しなければならず、過大な冷却構造が要求されるとい
う問題があった。さらに,第1のケーシング204は使
用者の手や腿に接触する可能性が高く、ケーシング表面
の温度上昇が使用者に不快感を与えるという問題もあ
る。また、上記のような問題点は、同様の構成を持つ小
型文書作成機においても生じている。
【0008】(第3の従来例)以下、第3の従来例に関
して説明する。デスクトップコンピュータなどの電子機
器は、一般に机や台等の基台の上に搭載して使用されて
いる。従来よりこの種の電子機器の冷却は、自然空冷あ
るいはファンを取付けての強制空冷を行っている。しか
るに電子機器の小形化・高速化に伴い機器内の発熱量は
増大の一途をたどり、空冷の限界に近付きつつある。ま
た発熱量の増大に対応させるため、空冷で冷却できても
ファン大形化、またファンの騒音がうるさいなどの問題
があった。
【0009】(第4の従来例)以下、第4の従来例に関
して説明する。図16に従来の小型電子機器を示す。こ
の小型電子機器は、筐体401の表面に液晶ディスプレ
イ等の表示装置402、キーやトラックボール等の入力
装置403が同一表面に露出して配設されている。
【0010】この小型電子機器の筐体401をオペレー
タが手で保持して操作する場合には、一般にオペレータ
の親指が表示装置402の設けられている側(表側)の
表面に、他の指が筐体401の裏側の面に位置する。こ
のため、表側に配設されている入力装置403は、オペ
レータの親指で操作されることとなり、操作できる入力
装置の数が限定されてしまうという問題点が生じる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、第1乃
至第4の従来例にはそれぞれ次のような問題点が生じて
いた。
【0012】第1の従来例にあっては、電子機器の冷却
に空冷を利用した場合、発熱量の増大に伴いフィンの体
積あるいはフィン高さが大きくなり、実装に必要とする
基板間隔を大きくする必要が生じ、機器の小形化と相反
するという問題があった。
【0013】第2の従来例にあっては、小型電子機器は
その携帯性の良さから、様々な使用形態で使用されるこ
とが考えられ、使用時の放熱条件が一定しない。このよ
うな状況では、小型電子機器の設計時に最悪の放熱条件
を想定しなければならず、過大な冷却構造が要求される
という問題があった。
【0014】第3の従来例にあっては、電子機器の小形
化・高速化に伴い機器内の発熱量は増大の一途をたど
り、空冷で冷却させる場合ファンの大形化、またファン
の騒音がうるさいなどの問題があった。
【0015】第4の従来例にあっては、筐体の表面に表
示装置、入力装置が同一表面に露出して配設されている
小型電子機器では、表側に配設されている入力装置は、
オペレータの親指で操作されることとなり、操作できる
入力装置の数が限定されてしまうという問題点が生じて
いた。本発明は以上の問題点をそれぞれ解決するために
なされたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明(請求項1に
対応)は、第1の従来例の問題点を解決するために成さ
れたものであって、半導体素子が実装された複数個の基
板を内部に有する電子機器の冷却装置において、前記基
板間に板状のヒートパイプを配設し、前記半導体素子あ
るいは基板と熱的に接続し、前記ヒートパイプと前記半
導体素子あるいは基板とを積層構造とし、前記ヒートパ
イプは基板の外部にフィンあるいは凝縮部を設けたこと
を特徴としている。
【0017】第1の発明の2番目のクレーム(クレーム
1−2)としてさらに、前記半導体素子あるいは前記基
板と板状のヒートパイプとの間に弾力性のある良熱伝導
性のシートを挿入していることを特徴としている。
【0018】第1の発明の3番目のクレーム(クレーム
1−3)としてさらに、前記半導体素子あるいは前記基
板と板状のヒートパイプとの間に、内部に良熱伝導性の
流体を封入し薄膜で形成した袋を挿入していることを特
徴としている。
【0019】次に、第2の発明(請求項2に対応)は、
少なくともキーボードと平板型ディスプレイとCPU基
板を具備し、前記キーボードおよび前記ディスプレイが
別々の外囲器に包含され、前記外囲器間を開閉自在な接
続具で接続する小型電子機器において、前記CPU基板
と前記ディスプレイが同一の外囲器に包含されることを
特徴としている。
【0020】第2の発明の2番目のクレーム(クレーム
2−2)としてさらに、前記CPU基板と前記ディスプ
レイが同一の外囲器内にほぼ平行に内蔵され、前記CP
U基板と前記ディスプレイ間に断熱材を具備することを
特徴としている。
【0021】第2の発明の3番目のクレーム(クレーム
2−3)としてさらに、前記CPU基板上の発熱する半
導体素子に熱的に接続された良熱伝導性の部材が前記C
PU基板を包含する前記外囲器表面に露出あるいは前記
外囲器に設けられた通風孔を通して外部空気と接触する
ことを特徴としている。
【0022】次に、第3の発明(請求項3に対応)は、
机または台に搭載される電子機器の冷却装置において、
前記机または台に電子機器を冷却するための冷媒を供給
する配管と、電子機器を搭載する面内に冷媒が流れる流
路と、冷媒を回収する配管とを具備して成ることを特徴
としている。
【0023】第3の発明の2番目のクレーム(クレーム
3−2)としてさらに、机または台に搭載される電子機
器の冷却装置において,前記机または台に電子機器を冷
却するための冷媒を供給する配管と冷媒を回収する配管
とを設け、前記机または台に具備された配管と電子機器
が着脱可能であることを特徴としている。
【0024】第3の発明の3番目のクレーム(クレーム
3−3)としてさらに、電子機器において、機器内に冷
媒を供給する供給口と機器外に排出する排出口とを具備
したことを特徴としている。
【0025】次に、第4の発明(請求項4に対応)は、
外囲器と、演算回路と、この演算回路に接続され、前記
外囲器の表面に露出配置された表示装置と、前記演算装
置に情報を入力するための入力装置とを備えた小型電子
機器において、前記外囲器の前記表示装置が露出した面
と反対側の面に前記入力装置の大部分を配置したことを
特徴としている。
【0026】
【作用】第1の発明(請求項1)によれば、半導体素子
で発生した熱は基板間に設置されたヒートパイプに伝わ
る。ヒートパイプに伝わった熱はほとんど温度差なしに
基板の外部にある凝縮部に運ばれる。つまり基板間には
板状のヒートパイプのみを設けるだけで良好な冷却効果
が得られるので、基板間隔を狭くし、電子機器筐体を小
型にすることができる。
【0027】第1の発明の2番目のクレーム(クレーム
1−2)としては、半導体素子あるいは基板と板状のヒ
ートパイプとの間に弾力性のある良熱伝導性のシートが
挿入されており、半導体素子あるいは基板と板状のヒー
トパイプの熱的な接続を確実なものにできる。
【0028】第1の発明の3番目のクレーム(クレーム
1−3)としては、前記半導体素子あるいは前記基板と
板状のヒートパイプとの間に,内部に良熱伝導性の流体
を封入し薄膜で形成した袋を挿入しているの。したがっ
て、複数の半導体素子の高さが異なっても半導体素子あ
るいは基板と板状のヒートパイプの熱的な接続を確実な
ものにできる。
【0029】次に、第2の発明(請求項2)によれば、
通常考え得る使用状況において放熱条件が大きく変化す
ることを防止し、発熱体を使用者の遠い位置におくこと
により、熱的な不快感を使用者に与えることを抑制でき
る.
【0030】次に、第3の発明(請求項3)によれば、
電子機器内で発生した熱は熱伝導により機器のベースを
介して電子機器が搭載されている机または台に伝わる。
机または台に伝導した熱は,机または台の内部を流れる
冷媒に伝わる。冷媒として熱容量の大きい水などを使用
すれば、電子機器を机または台に乗せるだけで極めて良
好に冷却することができる。
【0031】第3の発明の2番目のクレーム(クレーム
3−2)としては、電子機器が搭載されている机または
台に冷媒を供給する配管と回収する配管とがある。これ
らに電子機器を接続すれば電子機器内に冷媒を供給、回
収が可能であり、電子機器を極めて良好に冷却できる。
【0032】第4の発明によれば、オペレータが電子機
器の側面を手で保持して使用する場合にも親指以外の指
で入力装置の大部分を操作できるので、手に保持して操
作するときの操作性が極めて向上する。
【0033】
【実施例】以下に説明する第1乃至第4の発明はそれぞ
れ第1乃至第4の従来例に対応している。 (第1の発明)以下、第1の発明を図示の実施例に基づ
いて説明する。
【0034】[実施例1−1]図1は、第1の発明の第
1の実施例に係わる断面図である。基板11には複数の
半導体素子12が実装されている。半導体素子12には
直接板状のヒートパイプ13が接触して配置されてい
る。したがって、半導体素子12で発生した熱はヒート
パイプ13に直接熱伝導で伝わる。図1に示す実施例で
は、ヒートパイプ13は、一方の基板11に実装された
半導体素子12と他方の基板11の裏側(半導体素子1
2の実装されていない方の面)とに各々接触して配設さ
れている。
【0035】ヒートパイプ13は良熱伝導性の金属、例
えば銅,アルミなどで内部が中空に形成されており、中
空の内部には冷媒14が封入されている。またヒートパ
イプ13の上部にはフィン17が設けられ、この内部は
冷媒が満たされておらず凝縮部18として機能する。
【0036】冷却空気は自然空冷あるいは強制空冷等に
より矢印19の方向に流れると共に、半導体素子12か
らの熱によりヒートパイプ13内で冷媒14の沸騰が生
じ、蒸気泡15が発生する。蒸気泡15は浮力により上
昇して凝縮部21で放熱して凝縮し、液滴となって下方
に戻る。つまり半導体素子12とフィン17との間でほ
とんど温度差なしに大量の熱をヒートパイプ13によっ
てフィン17に運ぶことができる。
【0037】この実施例では半導体素子12に直接板状
のヒートパイプ13が接触し、さらに反対側の面に他の
基板11が同一のヒートパイプ13に接触している。つ
まり半導体素子12あるいは基板11と板状のヒートパ
イプ13が順次直接接触して積層された構造になるの
で、従来のように半導体素子個々にフィンを設ける必要
がなくなると共に、基板間に冷却空気を流す必要がなく
基板間隔を小さく(狭く)することができる。
【0038】なお、冷却空気の流れ方向は矢印19で示
した他に、図面と垂直な方向でもよい。またフィン17
の部分を冷却空気の流れを確実にするために、フィン1
7の周囲を取囲みその内部に冷却空気を流すダクト構造
(図示省略)としてもよい。さらに冷却空気のかわりに
水などの液体を流してもよい。
【0039】[実施例1−2]図2は第1の発明の第2
実施例に関わる断面図である。この実施例ではヒートパ
イプ13の両面に各々の基板11に実装された半導体素
子12を接触させている構造となっている。つまり、実
施例1−1では実装の順序は、図面の左から順に第1の
基板、この第1の基板に実装された半導体素子、第1の
板状のヒートパイプ、第2の基板、この第2の基板に実
装された半導体素子、第2の板状のヒートパイプの順に
図面の左から積層構造(基板の積層の数は2層以上でも
良い)となっていた。この実施例1−2では、図2の左
から順に第1の基板、この第1の基板に実装された半導
体素子、第1の板状のヒートパイプ、次ぎの第2の基板
に実装される半導体素子、この半導体素子を実装する第
2の基板、第3の基板、この第3の基板に実装された半
導体素子、第2の板状のヒートパイプ、次ぎの第4の基
板に実装される半導体素子、この半導体素子を実装する
第4の基板の順に図面の左から積層構造(積層の数は図
示の実施例に限定されない)となっている。
【0040】このような、実施例1−2の構成によれ
ば、板状のヒートパイプ13の両面をいずれも半導体素
子12に接触させているため、少ない数のヒートパイプ
13で有効に半導体素子12の冷却が行える。
【0041】[実施例1−3]図3は第1の発明の第3
実施例に関わる断面図である。この実施例ではヒートパ
イプ13と半導体素子12との間に弾力性のある良熱伝
導性のシート16を挿入た構成としている。したがっ
て、半導体素子12とヒートパイプ13との接触面の凹
凸を吸収し両者の熱的な接続を確実なものとすることが
でき、両者の熱抵抗を極めて小さくすることができる。
したがって、半導体素子12の放熱効率を向上させるこ
とができる。
【0042】[実施例1−4]図4は第1の発明の第4
実施例に関わる断面図である。この実施例ではヒートパ
イプ13と半導体素子12の間に、内部に良熱伝導性の
流体20aを封入し薄膜で形成した袋20を挿入してい
る。この薄膜としては、例えば電気絶縁性の樹脂、ある
いは伝導性に優れた銅箔等で構成される。
【0043】以上の構成によれば、複数の半導体素子1
2でその高さが異なっても半導体素子12あるいは基板
11と板状のヒートパイプ13との熱的な接続を確実な
ものにでき、熱抵抗を極めて小さくすることができる。
したがって、半導体素子12の放熱効率を向上させるこ
とができる。
【0044】なお、以上の実施例1−1乃至実施例1−
4では重力形のヒートパイプを利用しているが、基板が
水平に実装されている場合でもヒートパイプ内に凝縮し
た冷媒の戻り流路となるウィック(図示せず)等を設け
て対応することができる。 (第2の発明)以下、第2の発明を図示の実施例に基づ
いて説明する。
【0045】[実施例2−1]図5は第2の発明の第1
実施例に関わる断面図である。図5に示すようにCPU
等の発熱する素子を実装したメインボード21をディス
プレイ22と同一の第2のケーシング25に内蔵した構
成を特徴としている。そして、メインボード21とディ
スプレイ22との間には、断熱材28が設けられてい
る。また、第1のケーシング24には、従来と同様にキ
ーボード23やバッテリーおよび外部記憶装置27が収
納されている。
【0046】このような構成とすることにより、第2の
ケーシング25の開閉や第1のケーシング24の設置状
況に関わらず、第2のケーシング25のディスプレイ2
2の反対側の面25aが常に外の自由空間に露出するた
め、常に安定した放熱を行うことができる。
【0047】つまり、第2のケーシング25を接続部材
26を介して閉じて使用しても、開いて使用しても第2
のケーシングのディスプレイ22と反対側の面25a側
に収納されたメインボード21は、常に外気と近い位置
に保持されることとなる。したがって、第1のケーシン
グ24をどのような部材の上に設置しても、メインボー
ド21の放熱特性が一定に保たれる。
【0048】特に、第2のケーシング25に冷媒(空
気)の取入れ口と吐出し口(図示省略)とを設ける(第
2のケーシング25を開いた状態で取入れ口が下方に、
吐出し口が上方に位置するように形成する)ことによ
り、メインボード21で半導体素子が発熱すると温度の
上昇により内部空気が上昇し、上方の吐出し口から空気
が吐出され、下方の取入れ口から空気が導入され、この
ように煙突効果により空気の循環力が向上し、放熱能力
が一層向上する。
【0049】さらに、メインボード21上の発熱する半
導体素子(CPU等)は第2のケーシング25を開くこ
とにより使用者から離れて位置するため、使用者の熱的
な不快感が抑制される。
【0050】[実施例2−2]図6は第2の発明の第2
の実施例に関わり、第2のケーシング25の一部を拡大
して示す断面図である。発熱する半導体素子29と熱的
に接続された金属やセラミクス等で作成された良熱伝導
性の伝熱部材30を設け、この伝熱部材30が外気と接
触し、放熱を促進する構成となっている。伝熱部材30
と第2のケーシング25との間は安全のためシリコンゴ
ム等のシール材31で封止されている。シール材31は
Oリングや板パッキンでもよい。
【0051】このように、伝熱部材30が外気と接触す
る構成によれば、上記実施例と同様な作用・効果が得ら
れることは無論のこと、さらにメインボード21で発熱
する半導体素子の放熱効率がより向上する。 (第3の発明)以下に第3発明を図示の実施例に基づい
て説明する。
【0052】[実施例3−1]図7第3の発明の第1実
施例に関わる断面図である。デスクトップコンピュータ
40を搭載する机41には冷媒を供給する配管42およ
び回収する配管43が設けられており、これらはデスク
トップコンピュータ40が搭載される面44内の冷却流
路45と連通している。冷媒は図の矢印の方向に流れ
る。冷却流路45内に冷媒が流れることにより、机の上
面44はいわゆるコールドプレートの作用を有する。
【0053】デスクトップコンピュータ40で発生した
熱は熱伝導によりデスクトップコンピュータ40の下面
から机の上面44に伝えられ、さらに冷却流路45内を
流れる冷媒により強制対流で放熱される。
【0054】冷媒として水を利用するときは、冷媒を供
給する配管42を建屋内の水道配管(図示省略)等と接
続してもよい。冷媒を回収する配管43は下水管(図示
省略)等に接続して使い捨てにしてもよいし、ポンプ
(図示省略)、熱交換器(図示省略)等を組み込んだシ
ステムを構築し、冷媒の流れを閉ループにしてもよい。
【0055】[実施例3−2]図8は第3の発明の第2
実施例に関わる断面図である。机41には冷媒を供給す
る配管42および回収する配管43が設けられており、
図8に示すようにもう配管42、43の一方の端部にデ
スクトップコンピュータ40への冷媒の供給口42aお
よび冷媒の回収口43aが設けられている。
【0056】冷媒の供給口42aおよび冷媒の回収口4
3aは、それぞれ図9に示す電子機器45に設けられた
冷媒の供給口42bおよび冷媒の回収口43bと接続
(着脱)可能に構成されている。この冷媒の供給口42
bおよび冷媒の回収口43bは電子機器45内の冷却流
路46と連通しており,電子機器45内で発生した熱を
強制対流冷却で電子機器45外部へ放熱できる。冷媒の
供給口42aと42bおよび冷媒の回収口43aと43
bとの接続にはフレキシブルなチューブを用いてもよ
い。なお、電子機器45の内部の冷却流路46は、図1
0に示すように形成される。
【0057】つまり、電子機器45の実装部品(半導体
素子等)47が搭載される基板48を冷却流路46を形
成する熱伝導性に優れたコールドプレート49上に熱的
に接触させて配設する。コールドプレート49内には複
数の冷却流路46が形成されており、電子機器45に設
けられた冷媒供給口42bおよび回収口43bと連通し
ている。つまり、冷媒供給口42bから分岐した冷却流
路46は集合して回収口43bに戻るようにヘッダ部分
を設けても良いし、冷媒供給口42bから供給された冷
媒が一本の蛇行した冷却流路46を通流して回収口43
bに戻るよう構成しても良い。
【0058】なお、コールドプレートをフレキシブルな
電気絶縁材、例えば樹脂等で構成し、基板に熱的に接続
する代わりに実装部品47に熱的に接続させれば、より
冷却効率が向上する。 (第4の発明)以下に第4の発明を図示の実施例に基づ
いて説明する。
【0059】図11は、第4の発明の小型電子機器50
の表側(表示装置52が露出している表面側)を示すた
めの概略斜視図、図12は、第4の発明の小型電子機器
50の裏側を示すための概略斜視図である。
【0060】筐体51の表面51aには、液晶ディスプ
レイ等の表示装置52が露出して設けられて折り、主な
操作を行う入力キー、カーソル、あるいはトラックボー
ル等の入力装置53の大部分は、筐体51の裏面51b
に配置されている。一方筐体51の表面51aには、入
力装置53の一部が設けられている。
【0061】このように構成された小型電子機器50
は、オペレータが手で保持して使用する場合が多いが、
その時には、筐体51の表面51aには、オペレータの
第1指が位置し、裏面51bには、オペレータの指の第
2指以降の4本の指が位置する。したがって、オペレー
タが筐体51を手で保持して操作する場合には、主な入
力装置53の大部分を第2指以降の4本の指で操作する
ことができ、また、第1指でも、入力装置53の一部を
操作することができるため、小型電子機器50を持ち変
えることなく、操作が極めて多彩に、簡単に行える。
【0062】また、小型電子機器50を机上に載置して
使用する場合などに適したように、入力装置53(キー
等)を筐体51の表面、裏面51a、51bに貫通させ
て設け、表裏の両面から操作できるように構成したり、
また、同一機能の入力装置53を各々表裏の両面に配置
する等の構成としても上記実施例と同様な作用・効果が
得られる。さらには、表示装置52にタッチパネル等の
入力装置53の機能を持たせる構成としても良い。
【0063】
【発明の効果】以上,上述したように第1乃至第4の発
明によれば次ぎのような効果が得られる。第1の発明に
よれば、電子機器の発熱量が増大しても基板間隔を大き
くすることなく効率よく冷却することができる。第2の
発明によれば、小型電子機器の良好な放熱を使用条件に
左右されずに安定して行うことができる。第3の発明に
よれば、デスクトップコンピュータなどの電子機器の発
熱量が増大しても効率よく冷却することができる。第4
の発明によれば、小型電子機器の操作性が極めて向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明の冷却装置の第1実施例を示す断
面図。
【図2】 第1の発明の冷却装置の第2実施例を示す断
面図。
【図3】 第1の発明の冷却装置の第3実施例を示す断
面図。
【図4】 第1の発明の冷却装置の第4実施例を示す断
面図。
【図5】 第2の発明の第1実施例を示す断面図。
【図6】 第2の発明の第2実施例に係わり図5におけ
る部分拡大図。
【図7】 第3の発明の第1実施例を示す断面図。
【図8】 第3の発明の第2実施例を示す断面図。
【図9】 第3の発明の第2実施例に係る断面図。
【図10】 第3の発明の第2実施例に係る部分拡大断
面図。
【図11】 第4の発明の小型電子機器の表面を示す概
略斜視図。
【図12】 第4の発明の小型電子機器の裏面を示す概
略斜視図。
【図13】 従来の冷却装置を示す概略図。
【図14】 従来の小型電子機器を示す概略図。
【図15】 従来の小型電子機器を示す概略図。
【図16】 従来の小型電子機器を示す概略図。
【符号の説明】
11 基板 12 半導体素子 13 ヒートパイプ 14 冷媒 16 伝熱シート 17 フィン 20 袋 21 メインボード 22 ディスプレイ(表示装置) 23 キーボード(入力装置) 24 第1のケーシング 25 第2のケーシング 28 断熱材 30 伝熱部材 40 デスクトップコンピュータ(小型電子機器) 41 机(基台) 42 冷媒供給配管 43 冷媒回収配管 45 冷却流路 46 冷却流路 50 小型電子機器 51 筐体 52 表示装置 53 入力装置
フロントページの続き (72)発明者 久野 勝美 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内 (72)発明者 水上 浩 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内 (72)発明者 ワン・シウキー 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体素子が実装された複数の基板を有す
    る電子機器を冷却する冷却装置において、前記複数の基
    板間に内部に冷媒を封入し一端部側に放熱部を有する板
    状のヒートパイプを配設し、前記ヒートパイプと前記半
    導体素子あるいは前記基板とを熱的に接触させて積層構
    成としたことを特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】入力装置を収納する第1の筐体と表示装置
    を収納する第2の筐体とを開閉自在に接続して成る小型
    電子機器において、前記第2の筐体内にCPUあるいは
    半導体素子を実装した基板を収納して構成したことを特
    徴とする小型電子機器。
  3. 【請求項3】電子機器を搭載する基台内に、前記電子機
    器内部に冷媒を供給するための供給配管および排出する
    ための排出配管を設け、該供給配管および排出配管を前
    記電子機器に接続するかあるいは着脱可能に構成したこ
    とを特徴とする冷却装置。
  4. 【請求項4】筐体内に収納された処理回路と、前記筐体
    表面に設けられた表示装置および入力装置とを具備した
    小型電子機器において、前記筐体の前記表示装置が設け
    られた表面と反対側の表面に前記入力装置の少なくとも
    一部を配置したことを特徴とする小型電子機器。
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