JPH05276699A - コイル体およびその製造方法 - Google Patents

コイル体およびその製造方法

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JPH05276699A
JPH05276699A JP4067420A JP6742092A JPH05276699A JP H05276699 A JPH05276699 A JP H05276699A JP 4067420 A JP4067420 A JP 4067420A JP 6742092 A JP6742092 A JP 6742092A JP H05276699 A JPH05276699 A JP H05276699A
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JP
Japan
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coil
coils
insulating layer
insulating substrate
spiral
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Application number
JP4067420A
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English (en)
Inventor
Tomokazu Yoshida
云一 吉田
Takuji Oda
拓嗣 小田
Minoru Kobayashi
小林  実
Hitoshi Ota
斎 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、導体占有率が大きく、巻回数を
多くし、極めて高い効率の小型のコイル体およびその製
造方法を得ることを目的とする。 【構成】 まず、可撓性絶縁基板1上に、渦巻状の第1
コイル21〜26およびコア51〜56が形成される。つい
で、絶縁層3が被覆され、第1コイル内端接続部61
6およびコア51〜56上の絶縁層3が除去され、コン
タクトホールおよびコアホールが形成される。ついで、
絶縁層3上に、第2コイル41〜46およびコア57〜5
12が形成された後、まるめられてコイル体が作製され
る。ここで、コア51〜56とコア57〜512とはコアホ
ールを介して接続されている。第1コイル内端接続部6
1〜66と第2コイル内端接続部71〜76とはコンタクト
ホールを介して接続され、全コイルが1本の直列回路を
構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば回転電動機や
リニアモータ等の電磁界応用機器の電機子や固定子等に
用いられるコイル体およびその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図7および図8はそれぞれ例えば特開昭
57ー186941号公報に記載された従来のラジアル
フラックス型回転機のコイル体の一例を示す平面図およ
び回路図であり、図において30は絶縁シート、311
〜3112はこの絶縁シート30の一方の面に形成された
第1コイル、32および33はそれぞれコイル体のリー
ド端子、341〜3412はこの絶縁シート30の他方の
面に形成された第2コイル、351〜3512および37
は接続部、38は端子である。
【0003】ここで、上記従来のコイル体の構造につい
て説明する。絶縁シート30の表面には、それぞれ長方
形の渦巻状コイル形状に構成された第1コイル311
3112が直線的に配列して設けられ、さらにその両端に
は、第1コイル311の渦巻状コイルの最外周のコイル
端に連結されたリード端子32と、第1コイル3112
隔離したリード端子33とが導き出されている。また、
第1コイル311〜3112のそれぞれの中心部には、最
内周のコイル端に連結された接続部351〜3512が設
けられ、第1コイル312〜3112の最外周のコイル端
にそれぞれ連結された端子37が設けられている。
【0004】絶縁シート30の裏面には、それぞれ長方
形の渦巻状コイル形状に構成された第2コイル341
3412が、絶縁シート30の表面に設けられた第1コイ
ル311〜3112と相対するように直線的に配列して設
けられている。また、接続部361〜3612(図示せ
ず)が絶縁シート30の表面に設けられた接続部351
〜3512と相対するように第2コイル341〜3412
それぞれの最内周のコイル端に連結されて設けられてい
る。さらに、接続部37および端子38が絶縁シート3
0の表面に設けられた接続部37およびリード端子33
と相対するように第2コイル341〜3412のそれぞれ
の最外周のコイル端に連結されて設けられている。
【0005】絶縁シート30の両面に形成されている第
1コイル311〜3112および第2コイル341〜3412
は、互いに相対する接続部351〜3512と接続部361
〜3612との間で電気的に接続され、互いに相対する端
子37間で電気的に接続され、さらには端子38とリー
ド端子33との間で電気的に接続されている。
【0006】ここで、第1コイル311〜3112と第2
コイル341〜3412とは、同一方向から見て巻方向が
逆向きに構成されている。
【0007】したがって、絶縁シート30の両面に形成
されている第1コイル311〜311 2および第2コイル
341〜3412は、交互に直列的に接続され、表面側の
第1コイルでは外側から内側に電流が流れ、裏面側の第
2コイルでは内側から外側に電流が流れることになる。
また、図8に第1コイル311〜3112および第2コイ
ル341〜3412にそれぞれ流れる電流を実線および点
線で示すように、第1コイル311〜3112と第2コイ
ル341〜3412とに流れる電流は同一方向に流れ、コ
イルに発生する磁束は互いに相加わる。
【0008】このように構成された絶縁シート30を接
着剤を介して複数巻の円筒状としてコイル体が構成さ
れ、コイル体はリード端子32、38間に給電すること
によってラジアル方向に磁界を発生させることができ
る。
【0009】つぎに、上記従来のコイル体の製造方法に
ついて図9の(a)〜(c)および図10の(a)、
(b)に基づいて説明する。まず、図9の(a)に示す
ように、導体箔40a表面に絶縁性樹脂の焼付け法によ
り絶縁薄膜41aを形成する。ついで、図9の(b)に
示すように、絶縁薄膜41a上に接着剤42を塗布形成
し、さらに、図9の(c)に示すように、表面に絶縁薄
膜42bが同様にして形成された導体箔40bを、絶縁
薄膜42a、42bが相対するように重ね合わせ、一対
のローラ間を通過させることによって密着させた後、加
熱等により接着剤41を硬化させてコイルシート43を
作製する。ここで、接着剤41を介して一体化された絶
縁薄膜42a、42bが、絶縁シート30を構成してい
る。
【0010】その後、両面の導体箔40a、40bに対
して、印刷配線技術等において用いられるフォトエッチ
ングを施し、図7に示すように、第1コイル311〜3
12、リード端子32、33、第2コイル341〜34
12、接続部351〜3512等を形成する。
【0011】ついで、コイルシート43の両面に形成さ
れた導体箔40a、40b同士を電気的に接続する部分
では、図10の(a)に示すように、導体箔40a、4
0bの重なる部分の一方の導体箔40bにあらかじめ切
り欠け部44を設けておく。さらに、この切り欠け部4
4と切り欠け部44の周辺の導体箔40b上とに、絶縁
薄膜41a、41bおよび接着剤42の溶融温度以上に
熱して液体状となった導電性金属45を流し込み、この
導電性金属45を自然冷却して固化させる方法等によ
り、図10の(b)に示すように、両面に形成された導
体箔40a、40b同士を接続している。その後、コイ
ルシート43を接着剤を介して円筒状にまるめてコイル
体を作製する。この時、一般にコイルにおいては、発生
する磁束の密度を高めるために複数巻きとして仕様され
る。
【0012】ここで、第1コイルおよび第2コイルが各
12個形成され、コイルの配列方向を長さ方向として、
各コイルの1/2ピッチずつずらしつつ4重に円筒状に
巻いてコイル体を形成すれば、極数が6極のモータに対
する駆動コイルとして用いることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のフィルム状コイ
ル体を使用したラジアルフラックス型回転機用コイル体
は以上のように、絶縁薄膜41a、41bが接着剤42
で貼り合わされ構成された絶縁シート30の両面に渦巻
状のコイルが形成され、両面のコイルの内側および外側
において全コイルが順次直列接続された構造のコイルシ
ート43を円筒状にまるめて構成されていたので、以下
に記載されるような課題があり、小型化には限界がある
とともに、高効率化を達成することが困難であった。
【0014】電磁界応用機器の小型化および高効率化を
達成するのは、コイルに流れる電流を増加し、コイルに
強い磁界を発生させる必要がある。従来のコイル体で
は、コイルシート43の両面に形成されたコイルに挟ま
れた絶縁シート30が絶縁薄膜41a、41bおよび接
着剤42からなる3層構造であるとともに、必要な接着
強度を確保するためには接着剤42の層厚をある値より
小さくすることができず、接着剤42を薄くすることに
はおのずと限界があった。したがって、コイル体の小型
化にともなって単位空間当たりのコイル導体の占める割
合(占有率)が小さくなり効率が低下するという課題が
あった。
【0015】また、コイルシート43の両面に形成され
た導体箔40a、40bに第1および第2コイルを形成
しているので、第1および第2コイルのコイルパターン
を正確な位置関係で形成することが困難であった。
【0016】また、コイルにおいて発生する磁束の密度
を高めるために複数巻きしてコイル体を構成しているの
で、コイルシート43を円筒状にまるめる際に、円筒の
内径と外径との差から円筒の半径方向に重なるべき複数
のコイルの配置に円周方向のズレが生じ、効率が低下す
るという課題もあった。
【0017】このために、円筒形の半径方向に重なる複
数のコイルパターンを円周方向のズレがない状態で重ね
て配置させるには、円筒の内側にまるめられる側から外
側にまるめられる側に向かって、隣接するコイル間の距
離を徐々に拡大させたパターンを有するコイルシート4
3を形成する必要があった。
【0018】また、そのような隣接するコイル間の距離
を変化させたパターンを有するコイルシート43を用い
ても、これを接着剤42を使用して複数巻きの円筒状と
する際に、接着剤42の厚さの不均一に起因する巻形状
の誤差が発生し、円筒の半径方向に重なるべき複数のコ
イルの配置に円周方向のズレが生じることはさけられな
かった。
【0019】さらに、従来のフィルム状コイル体は、鉄
心を有さないいわゆるコアレス構造であったために、効
率の低いコイル体しか得られなかった。
【0020】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、導体占有率が大きく、巻回数を
多くし、極めて高い効率の小型のコイル体およびその製
造方法を得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るコイル体は、円筒状の可撓性絶縁基板と、この可撓
性絶縁基板上に極数分設けられた渦巻状の第1コイル
と、この第1コイル上に設けられた絶縁層と、この絶縁
層上に極数分設けられ、第1コイルと逆向きの巻き方向
を有する渦巻状の第2コイルと、絶縁層を貫通して設け
られたコンタクトホールとを備え、絶縁層を挟んで互い
に対向する第1コイルおよび第2コイル同士をコンタク
トホールを介して順次接続し、第1コイルと第2コイル
とが1本の直列回路を構成するものである。
【0022】また、この発明の第2の発明に係るコイル
体の製造方法は、可撓性絶縁基板上に導電性材料を堆積
させて渦巻状の第1コイルを極数分形成した後、この第
1コイル上に絶縁性材料を堆積させて絶縁層を形成し、
ついでこの絶縁層の所望の位置にコンタクトホールを形
成し、その後絶縁層上に導電性材料を堆積させて第1コ
イルと逆向きの渦巻状の第2コイルを極数分形成し、コ
ンタクトホールを介して第1コイルと第2コイルとを直
列に接続した後、可撓性絶縁基板を円筒状にするもので
ある。
【0023】さらに、この発明の第3の発明に係るコイ
ル体は、円筒状の可撓性絶縁基板と、可撓性絶縁基板上
に極数分設けられた渦巻状のコイルと、渦巻状のコイル
のそれぞれの中央部に設けられたコア部とを備えるもの
である。
【0024】
【作用】この発明の第1の発明においては、円筒状の可
撓性絶縁基板と、この可撓性絶縁基板上に極数分設けら
れた渦巻状の第1コイルと、この第1コイル上に設けら
れた絶縁層と、この絶縁層上に極数分設けられ、第1コ
イルと逆向きの巻き方向を有する渦巻状の第2コイル
と、絶縁層を貫通して設けられたコンタクトホールとを
備え、絶縁層を挟んで互いに対向する第1コイルおよび
第2コイル同士をコンタクトホールを介して順次接続
し、第1コイルと第2コイルとが1本の直列回路を構成
しているので、薄い絶縁層を挟んで互いに逆向きの渦巻
状の第1および第2コイルが形成されて、コイル体の微
小化が図られ、第1コイルおよび第2コイルが1本の直
列回路に構成されて、導体の高占有率化が図られ、さら
に可撓性絶縁基板上に極数分のコイルが形成されて、高
効率化が図られる。
【0025】また、この発明の第2の発明においては、
可撓性絶縁基板上に導電性材料を堆積させて渦巻状の第
1コイルを極数分形成した後、この第1コイル上に絶縁
性材料を堆積させて絶縁層を形成し、ついでこの絶縁層
の所望の位置にコンタクトホールを形成し、その後絶縁
層上に導電性材料を堆積させて第1コイルと逆向きの渦
巻状の第2コイルを極数分形成し、コンタクトホールを
介して第1コイルと第2コイルとを直列に接続した後、
可撓性絶縁基板を円筒状にしてコイル体を製造している
ので、多数巻構造の微小コイル体をコイル切れ等の不都
合の発生を抑えて簡便に製造できる。
【0026】さらに、この発明の第3の発明において
は、円筒状の可撓性絶縁基板と、可撓性絶縁基板上に極
数分設けられた渦巻状のコイルと、渦巻状のコイルのそ
れぞれの中央部に設けられたコア部とを備えているの
で、コイル体にコアが一体化されて、高効率化が図られ
る。
【0027】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1の(a)および(b)はそれぞれこの発
明の実施例1を示すコイル体の第1段構造の平面図およ
び第2段構造の平面図である
【0028】図において、1は可撓性絶縁基板であり、
この可撓性絶縁基板1は電気絶縁性および耐熱性に優
れ、かつ引っ張りや曲げ等の機械的強度を十分に有する
例えばポリイミド等の数〜数十ミクロン厚の有機材料フ
ィルムが用いられる。21〜26はそれぞれ可撓性絶縁基
板1上に渦巻状コイル形状に形成された第1コイル、3
は可撓性絶縁基板1および第1コイル21〜26上に形成
された絶縁層、41〜46はそれぞれ絶縁層3上に渦巻状
コイル形状に形成された第2コイル、51〜512はそれ
ぞれ可撓性絶縁基板1および絶縁層3上の第1および第
2コイルの渦巻状コイルの中央部のそれぞれに形成され
た軟磁鉄等の磁性体膜からなるコア、61〜66はそれぞ
れ第1コイル内端接続部、71〜76はそれぞれ第2コイ
ル内端接続部、81〜85はそれぞれ接続路、91および
2はリード線接合パッドである。
【0029】ここで、第1コイル21〜26、第2コイル
1〜46、第1コイル内端接続部61〜66、第2コイル
内端接続部71〜76、接続路81〜85およびリード線接
合パッド91、92は、良導体であるとともに、展性およ
び延性に富む軟質金属であることが望ましく、例えば
金、銅が用いられる。
【0030】つぎに、上記実施例1におけるコイル体の
製造方法について図2の(a)〜(d)に基づいて説明
する。ここで、図2の(a)〜(d)は、図1の
(a)、(b)のA−A線に沿った断面を示している。
まず、可撓性絶縁基板1の全面に、真空蒸着等の物理的
成膜法またはシアン化金浴を使用しためっき等の化学的
成膜法により、金等の良導体薄膜を数〜数百ミクロン形
成する。ついで、良導体薄膜が形成された可撓性絶縁基
板1上に感光性レジストを塗布し、そのレジスト層に所
望のパターンを露光現像した後、化学的エッチングを施
して、渦巻状コイル形状の第1コイル21〜26を作製す
る。
【0031】この時、第1コイル21と第1コイル22
の間、第1コイル23と第1コイル24との間および第1
コイル25と第1コイル26との間をそれぞれ接続する接
続路81〜83が同時に形成され、さらに第1コイル21
〜26の各内端部に第1コイル内端接続部61〜66が同
時に形成される。ついで、第1コイル21〜26の各コイ
ル中心部の可撓性絶縁基板1上に、軟磁鉄の磁性体膜を
真空蒸着等の物理的成膜法により成膜し、コア51〜56
を形成し、図2の(a)に示すように、可撓性絶縁基板
1上に第1コイル21〜26、コア51〜56等を形成して
いる。
【0032】つぎに、第1コイル21〜26、コア51
6等が形成された可撓性絶縁基板1上に、例えば二酸
化珪素等の絶縁性薄膜をスパッタリング等の物理的成膜
法またはCVD等の化学的成膜法により厚さ0.5ミク
ロンから数十ミクロン程度堆積させて絶縁層3を形成す
る。その後、この絶縁層3表面に対して、フォトエッチ
ングを施し、図2の(b)に示すように、第1コイル内
端接続部61〜66上のコンタクトホール101〜106
よびコア51〜56上のコアホール111〜116を形成す
る。
【0033】ついで、同様にして、コンタクトホール1
1〜106およびコアホール111〜116が形成された
可撓性絶縁基板1上に、図2の(c)に示すように、第
2コイル41〜46、コア57〜512、リード線接合パッ
ド91、92を形成する。ここで、第1コイル内端接続部
1〜66と第2コイル内端接続部71〜76とはコンタク
トホール101〜106を介して接続され、コア51〜56
とコア57〜51 2とはコアホール111〜116を介して
接続され、第2コイル42と第2コイル43との間および
第2コイル44と第2コイル45との間は接続路84、85
で接続されるとともに、第2コイル41〜46は、それぞ
れ第1コイル21〜26と巻き方向が逆方向の渦巻状コイ
ル形状を有し、絶縁膜3を介して第1コイル21〜26
に形成されている。
【0034】さらに、図2の(d)に示すように、コア
1〜56が形成されている可撓性絶縁基板1の裏面をエ
ッチングして、コアホール117〜1112を形成し、リ
ボン状シートを作製する。
【0035】このように構成されたリボン状シートを第
2コイル41〜46が内側になるようにコイル配列方向に
まるめ、シートの端部の合わせ部分を瞬間接着剤等で固
着して円筒状コイルシートとする。
【0036】さらに、図3に示すように、円筒状コイル
シートの外周面に、コアバックとなるべき磁性体膜12
を真空蒸着等により数ミクロンから数ミリメートル程度
堆積させて鉄心を形成し、円筒形状のコイル体を作製し
ている。この円筒形状のコイル体は、6極のコイル体で
あり、対向するコイルが互いに逆巻きに構成されている
ので、それぞれのコイルにより発生する磁気力または電
流は互いにに足し合わされて強められ、高効率の有鉄心
3相コイル体として使用に供せされる。
【0037】このように構成されたコイル体は、リード
線接合パッド91から導入された電流が、第2コイル
1、第2コイル内端接続部71、第1コイル内端接続部
1、第1コイル21、接続路81、第1コイル22の順に
流れ、以下順次全コイルを流れた後、リード線接合パッ
ド92から流出する唯1本の直列回路が形成されてお
り、2段構造を有する各コイルの中心部には磁性体膜か
らなるコア51〜512が形成されている。
【0038】このように上記実施例1によれば、コイル
の線幅が2μm、コイル線間隔が0.5μmの超微小コ
イルパターンを容易に形成でき、巻回数の多くできると
ともに、小型化を図ることができる。
【0039】また、非常に薄い絶縁層3を挟んで互いに
逆向きの渦巻状のコイルを2層構造とし、全コイルが直
列に接続されて構成されているので、小型化を図ること
ができ、導体の占有率を大きくでき、さらに高効率化を
図ることができる。
【0040】さらに、可撓性絶縁基板1上に極数分のコ
イルを形成しているので、高効率化を図ることができ
る。
【0041】さらにまた、コイル体にコアを一体化して
いるので、高効率化を図ることができる。
【0042】なおまた、可撓性絶縁基板1上に良導体膜
を成膜させてフォトエッチングを施し渦巻状の第1コイ
ル21〜26を形成し、この第1コイル21〜26上に二酸
化珪素の薄膜を成膜させて絶縁層3を形成し、この絶縁
層3にフォトエッチングを施してコンタクトホール10
1〜106を形成し、その後絶縁層3上に良導体膜を成膜
させてフォトエッチングを施し第1コイル21〜26と逆
向きの渦巻状の第2コイル41〜46を形成し、コンタク
トホール101〜106を介して互いに対向する第1コイ
ル21〜26と第2コイル41〜46とを直列に接続した
後、可撓性絶縁基板1を円筒状にしてコイル体を製造し
ているので、多数巻構造の微小な、高効率のコイル体を
コイル切れ等の不都合の発生を抑えて簡便に製造でき
る。
【0043】実施例2.上記実施例1では、二酸化珪素
をスパッタリングして絶縁膜3を成膜するものとしてい
るが、この実施例2では、フェノール樹脂、またはエポ
キシ系あるいはポリウレタン系の焼付け塗料を塗布し、
例えば140℃で硬化させて絶縁膜3を形成するものと
し、同様の効果を奏する。
【0044】実施例3.上記実施例1では、二酸化珪素
をスパッタリングして絶縁膜3を成膜するものとしてい
るが、この実施例3では、二酸化珪素を成膜せずにフォ
トレジストを塗布して絶縁膜3とするものとし、二酸化
珪素膜の成膜、エッチングの工程を省略し、製造工程の
簡略化を図ることができる。
【0045】実施例4.上記実施例1では、可撓性絶縁
基板1としてポリイミド等の有機材料フィルムを用い、
エッチングによりコアホール117〜1112を形成した
後、磁性体膜12を形成して鉄心を構成するものとして
いるが、この実施例4では、可撓性絶縁基板1としてコ
ア形成部を除く部分を絶縁被覆した軟磁鉄箔を用いるも
のとし、同様の効果を奏する。
【0046】実施例5.上記実施例1では、可撓性絶縁
基板1としてポリイミド等の有機材料フィルムを用い、
エッチングによりコアホール117〜1112を形成した
後、磁性体膜12を成膜して鉄心を構成するものとして
いるが、この実施例5では、コアホール117〜1112
の内部にはんだ等の低融点良導電性金属を充填し、コア
バックとなるべき磁性金属パイプの内面に密着させた
後、低融点良導電性金属の融点以上の温度に加熱してコ
アバックとコアとを接続して、鉄心を形成するものと
し、同様の効果を奏する。
【0047】実施例6.上記実施例1では、第1コイル
および第2コイルの渦巻状コイルの中心部に磁性体膜を
成膜してコア5を形成するものとしているが、この実施
例6では、図4に示すように、渦巻状コイルの中心部に
磁性材15と絶縁材16とを交互に縞状に形成してコア
5を形成するものとし、鉄心内における渦電流損失を低
減することができ、機器の高効率化を図ることができ
る。ここで、絶縁材16としてフォトレジスト膜を用い
ることもできる。
【0048】実施例7.上記実施例1では、可撓性絶縁
基板1上に第1コイル21〜26を形成し、さらに絶縁層
3を介して第2コイル41〜46を形成し、コイルを2段
構造に構成するものとしているが、この実施例7では、
可撓性絶縁基板1上にコイル層を4層積層してコイルを
4段構造に構成するものとしている。
【0049】つぎに、上記実施例7によるコイル体の製
造方法を図5の(a)〜(d)に基づいて説明する。ま
ず、ポリイミドフィルムからなる可撓性絶縁基板1上
に、真空蒸着により金からなる良導体膜を1ミクロンか
ら数百ミクロン成膜し、フォトエッチングを施して、第
1コイル21〜26、第1コイル内端接続部61〜66およ
び接続路81〜86を形成した後、真空蒸着により軟磁鉄
を1ミクロンから数百ミクロン成膜し、フォトエッチン
グを施して、各第1コイル21〜26の中央部にコア51
〜56を形成し、図5の(a)に示すように、可撓性絶
縁基板1上に第1段コイル層を形成する。この第1段コ
イル層は、上記実施例1と同構造に構成されている。
【0050】ついで、この第1段コイル層が形成された
可撓性絶縁基板1上に、スパッタリングにより二酸化珪
素を0.5ミクロンから数十ミクロ成膜して絶縁層3を
形成し、フォトエッチングを施し、第1コイル内端接続
部61〜66およびコア51〜56上の絶縁層3を除去して
コンタクトホールおよびコアホールを形成する。さら
に、真空蒸着により金からなる良導体膜を1ミクロンか
ら数百ミクロン成膜し、フォトエッチングを施して、第
2コイル47〜412、第2コイル内端接続部77〜712
よび第2コイル外端接続部141〜146を形成した後、
真空蒸着により軟磁鉄を1ミクロンから数百ミクロン成
膜し、フォトエッチングを施して、各第2コイル47
12の中央部にコア513〜518を形成し、図5の(b)
に示すように、第2段コイル層を形成する。
【0051】ここで、第1コイル内端接続部61〜66
第2コイル内端接続部77〜712とはコンタクトホール
を介してそれぞれ接続され、コア51〜56とコア513
18とはコアホールを介して接続され、さらに第2コイ
ル47〜412の巻き方向は第1コイル21〜26と逆方向
に形成されている。
【0052】ついで、この第2段コイル層が形成された
可撓性絶縁基板1上に、スパッタリングにより二酸化珪
素を0.5ミクロンから数十ミクロン成膜して絶縁層3
を形成し、フォトエッチングを施し、第2コイル外端接
続部141〜146およびコア513〜518上の絶縁層3を
除去してコンタクトホールおよびコアホールを形成す
る。さらに、真空蒸着により金からなる良導体膜を1ミ
クロンから数百ミクロン成膜し、フォトエッチングを施
して、第1コイル27〜212、第1コイル内端接続部67
〜612および第1コイル外端接続部131〜136を形成
した後、真空蒸着により軟磁鉄を1ミクロンから数百ミ
クロン成膜し、フォトエッチングを施して、各第1コイ
ル27〜212の中央部にコア519〜524を形成し、図5
の(c)に示すように、第3段コイル層を形成する。
【0053】ここで、第2コイル外端接続部141〜1
6と第1コイル外端接続部131〜136とはコンタク
トホールを介してそれぞれ接続され、コア513〜518
コア519〜524とはコアホールを介して接続され、さら
に第1コイル27〜212の巻き方向は第2コイル47〜4
12と逆方向に形成されている。
【0054】ついで、この第3段コイル層が形成された
可撓性絶縁基板1上に、スパッタリングにより二酸化珪
素を0.5ミクロンから数十ミクロン成膜して絶縁層3
を形成し、フォトエッチングを施し、第1コイル内端接
続部67〜612およびコア51 9〜524上の絶縁層3を除
去してコンタクトホールおよびコアホールを形成した
後、真空蒸着により金からなる良導体膜を1ミクロンか
ら数百ミクロン成膜し、フォトエッチングを施して、第
2コイル41〜46、第2コイル内端接続部71〜76、接
続路84、85およびリード線接合パッド91、92を形成
し、その後、真空蒸着により軟磁鉄を1ミクロンから数
百ミクロン成膜し、フォトエッチングを施して、各第2
コイル41〜46の中央部にコア57〜512を形成し、図
5の(d)に示すように、第4段コイル層を形成する。
【0055】ここで、第1コイル内端接続部67〜612
と第2コイル内端接続部71〜76とはコンタクトホール
を介してそれぞれ接続され、コア519〜524とコア57
〜51 2とはコアホールを介して接続され、さらに第2コ
イル41〜46の巻き方向は第1コイル27〜212と逆方
向に形成されている。
【0056】最後に、コイルが4段構造に作製された可
撓性絶縁基板1をまるめて円筒状のコイル体を作製す
る。
【0057】このように作製された円筒形のコイル体
は、4段構造を有する各コイルの中央部にコアが形成さ
れるとともに、リード線接合パッド91から導入された
電流が、第2コイル41、第2コイル内端接続部71、第
1コイル内端接続部67、第1コイル27、第1コイル外
端接続部131、第2コイル外端接続部141、第2コイ
ル47、第2コイル内端接続部77、第1コイル内端接続
部61、第1コイル21、接続路81および第1コイル22
の順に流れ、以下順次全コイルを流れた後、リード線接
合パッド92から流出する唯1本の直列回路を構成して
いる。
【0058】上記実施例7では、1段当たり3回巻のコ
イルパターンで構成しているので、1極当たりのコイル
巻数は12回巻にすぎないが、例えばコイル線幅3μ
m、コイル線間隔0.5μm、絶縁層3の厚さ0.5μ
m、コア断面の大きさを200μm×400μm、1段
当たりの巻数を50、積層数を10とすれば、各極のコ
イル巻数500、直径1mm、高さ750μm、導体占
有率75%の高効率超微小円筒型コイル体を簡便に作製
することができる。
【0059】実施例8.上記実施例7では、可撓性絶縁
基板1上にコイルおよびコアを4段構造に形成するもの
としているが、この実施例8では、図6の(a)〜
(d)に示すように、4段構造の各コイル層のコイルお
よび接続路が形成されていない領域に補助導体路171
〜1733を形成するものとしている。
【0060】上記実施例8によれば、補助導体路171
〜1733を形成しているので、コイルシート全域にわた
って機械的強度および曲げ鋼性を均一に確保でき、コイ
ルシートをまるめる際に、厚さ方向にコイルおよび接続
部が全く形成されていない部分の機械的強度が十分でな
く、この部分が切断されたり、この部分とコイル形成部
分との曲げ鋼性の差から真円にまるめることが困難とな
るという補助導体路が形成されない場合に生じる不具合
を防止することができる。
【0061】実施例9.この実施例9では、コイル体の
製造工程内のエッチングあるいは成膜工程において、集
束イオンビームによる直接描画法を用いるものとしてい
る。例えば、可撓性絶縁基板1を真空槽中に設置し、可
撓性絶縁基板1もしくは絶縁層3の当該箇所にC77
62Auガスを吹き付けながら、ビーム径0.3μmの
Gaイオンビームを照射することにより、サブミクロン
オーダの局所領域に金を堆積させると同時に、イオンビ
ームを偏向させて照射場所を移動する、または精密試料
台を用いて可撓性絶縁基板1を移動させることにより、
露光等の工程を含むリソグラフィー技術を使うことなく
渦巻状コイル形状のコイルを形成することができる。ま
た、絶縁層3やレジスト膜あるいは良導電体膜や磁性体
膜のエッチング工程において、レーザや電子あるいはイ
オンビーム等の高輝度集束エネルギビームの照射による
除去加工を用いれば、リソグラフィー技術を使うことな
く所望の形状を得ることができる。
【0062】このように上記実施例9によれば、集束イ
オンビームによる直接描画法を用いているので、リソグ
ラフィー技術を用いることなくエッチングあるいは成膜
することができ、製造工程の簡素化を図ることができ
る。
【0063】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0064】この発明の第1の発明によれば、円筒状の
可撓性絶縁基板と、この可撓性絶縁基板上に極数分設け
られた渦巻状の第1コイルと、この第1コイル上に設け
られた絶縁層と、この絶縁層上に極数分設けられ、第1
コイルと逆向きの巻き方向を有する渦巻状の第2コイル
と、絶縁層を貫通して設けられたコンタクトホールとを
備え、絶縁層を挟んで互いに対向する第1コイルおよび
第2コイル同士をコンタクトホールを介して順次接続
し、第1コイルと第2コイルとが1本の直列回路を構成
しているので、薄い絶縁層を挟んで互いに逆向きの渦巻
状の第1および第2コイルが形成されて、コイル体の微
小化が図られ、第1コイルおよび第2コイルが1本の直
列回路に構成されて、導体の高占有率化が図られ、さら
に可撓性絶縁基板上に極数分のコイルが形成されて、高
効率化が図られる。。
【0065】また、この発明の第2の発明によれば、可
撓性絶縁基板上に導電性材料を堆積させて渦巻状の第1
コイルを極数分形成した後、この第1コイル上に絶縁性
材料を堆積させて絶縁層を形成し、ついでこの絶縁層の
所望の位置にコンタクトホールを形成し、その後絶縁層
上に導電性材料を堆積させて第1コイルと逆向きの渦巻
状の第2コイルを極数分形成し、コンタクトホールを介
して第1コイルと第2コイルとを直列に接続した後、可
撓性絶縁基板を円筒状にしてコイル体を製造しているの
で、多数巻構造の高効率の微小コイル体をコイル切れ等
の不都合の発生を抑えて簡便に製造できる。
【0066】さらに、この発明の第3の発明によれば、
円筒状の可撓性絶縁基板と、可撓性絶縁基板上に極数分
設けられた渦巻状のコイルと、渦巻状のコイルのそれぞ
れの中央部に設けられたコア部とを備えているので、コ
イル体にコアが一体化されて、高効率化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)はそれぞれこの発明の実施
例1を示すコイル体の第1段構造および第2段構造の平
面図である。
【図2】(a)〜(d)はそれぞれこの発明の実施例1
を示すコイル体の製造方法の工程断面図である。
【図3】この発明の実施例1を示すコイル体の要部断面
図である。
【図4】この発明の実施例6を示すコイル体の要部平面
図である。
【図5】(a)〜(d)はそれぞれこの発明の実施例7
を示すコイル体の製造方法の工程断面図である。
【図6】(a)〜(d)はそれぞれこの発明の実施例8
を示すコイル体の製造方法の工程断面図である。
【図7】従来のコイル体の一例を示す平面図である。
【図8】従来のコイル体を示す回路図である。
【図9】(a)〜(c)はそれぞれ従来のコイル体のコ
イルシートの製造方法を示す工程断面図である。
【図10】(a)および(b)は従来のコイル体におけ
る接続部の作製方法の工程断面図である。
【符号の説明】
1 可撓性絶縁基板 21〜212 第1コイル 3 絶縁層 41〜412 第2コイル 51〜512 コア 101 コンタクトホール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】ついで、コイルシート43の両面に形成さ
れた導体箔40a、40b同士を電気的に接続する部分
では、図10の(a)に示すように、導体箔40a、4
0bの重なる部分の一方の導体箔40bにあらかじめ切
り欠け部44を設けておく。さらに、この切り欠け部4
4と切り欠け部44の周辺の導体箔40b上とに、絶縁
薄膜41a、41bおよび接着剤42の溶融温度以上に
熱して液体状となった導電性金属45を流し込み、この
導電性金属45を自然冷却して固化させる方法等によ
り、図10の(b)に示すように、両面に形成された導
体箔40a、40b同士を接続している。その後、コイ
ルシート43を接着剤を介して円筒状にまるめてコイル
体を作製する。この時、一般にコイルにおいては、発生
する磁束の密度を高めるために複数巻きとして使用され
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】このように構成されたコイル体は、図1に
示すようにリード線接合パッド91から導入された電流
が、第2コイル41、第2コイル内端接続部71、第1コ
イル内端接続部61、第1コイル21、接続路81、第1
コイル22の順に流れ、以下順次全コイルを流れた後、
リード線接合パッド92から流出する唯1本の直列回路
が形成されており、2段構造を有する各コイルの中心部
には磁性体膜からなるコア51〜512が形成されてい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】このように上記実施例1によれば、コイル
の線幅が2μm、コイル線間隔が0.5μmの超微小コ
イルパターンを容易に形成でき、巻回数多くできると
ともに、小型化を図ることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】実施例3.上記実施例1では、二酸化珪素
をスパッタリングして絶縁膜3を成膜するものとしてい
るが、この実施例3では、二酸化珪素を成膜せずに絶縁
フォトレジストを塗布して絶縁膜3とするものとし、
二酸化珪素膜の成膜、エッチングの工程を省略し、製造
工程の簡略化を図ることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】つぎに、上記実施例7によるコイル体の製
造方法を図5の(a)〜(d)に基づいて説明する。ま
ず、ポリイミドフィルムからなる可撓性絶縁基板1上
に、真空蒸着により金からなる良導体膜を1ミクロンか
ら数百ミクロン成膜し、フォトエッチングを施して、第
1コイル21〜26、第1コイル内端接続部61〜66およ
び接続路813 を形成した後、真空蒸着により軟磁鉄
を1ミクロンから数百ミクロン成膜し、フォトエッチン
グを施して、各第1コイル21〜26の中央部にコア51
〜56を形成し、図5の(a)に示すように、可撓性絶
縁基板1上に第1段コイル層を形成する。この第1段コ
イル層は、上記実施例1と同構造に構成されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】上記実施例7では、4段構造を有する円筒
形のコイル体としているが、さらに多くの段数を有する
構造とすることにより、一層の高出力化が図られること
は言うまでもない。また、上記実施例7では、1段当た
り3回巻のコイルパターンで構成しているので、1極当
たりのコイル巻数は12回巻にすぎないが、例えばコイ
ル線の厚さ2.5μm、コイル線幅3μm、コイル線間
隔0.5μm、絶縁層3の厚さ0.μm、コア断面の
大きさを200μm×400μm、1段当たりの巻数を
50、積層数を10とすれば、各極のコイル巻数50
0、直径1mm、高さ750μm、導体占有率75%の
高効率超微小円筒型コイル体を簡便に作製することがで
きる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】この発明の第1の発明によれば、円筒状の
可撓性絶縁基板と、この可撓性絶縁基板上に極数分設け
られた渦巻状の第1コイルと、この第1コイル上に設け
られた絶縁層と、この絶縁層上に極数分設けられ、第1
コイルと逆向きの巻き方向を有する渦巻状の第2コイル
と、絶縁層を貫通して設けられたコンタクトホールとを
備え、絶縁層を挟んで互いに対向する第1コイルおよび
第2コイル同士をコンタクトホールを介して順次接続
し、第1コイルと第2コイルとが1本の直列回路を構成
しているので、薄い絶縁層を挟んで互いに逆向きの渦巻
状の第1および第2コイルが形成されて、コイル体の微
小化が図られ、第1コイルおよび第2コイルが1本の直
列回路に構成されて、導体の高占有率化が図られ、さら
に可撓性絶縁基板上に極数分のコイルが形成されて、高
効率化が図られる
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 斎 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社中央研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の可撓性絶縁基板と、前記可撓性
    絶縁基板上に極数分設けられた渦巻状の第1コイルと、
    前記第1コイル上に設けられた絶縁層と、前記絶縁層上
    に極数分設けられ、前記第1コイルと逆向きの巻き方向
    を有する渦巻状の第2コイルと、前記絶縁層を貫通して
    設けられたコンタクトホールとを備え、前記絶縁層を挟
    んで互いに対向する前記第1コイルおよび第2コイル同
    士を前記コンタクトホールを介して順次接続し、前記第
    1コイルと前記第2コイルとが1本の直列回路を構成し
    ていることを特徴とするコイル体。
  2. 【請求項2】 可撓性絶縁基板上に導電性材料を堆積さ
    せて渦巻状の第1コイルを極数分形成した後、前記第1
    コイル上に絶縁性材料を堆積させて絶縁層を形成し、つ
    いで前記絶縁層の所望の位置にコンタクトホールを形成
    し、その後前記絶縁層上に導電性材料を堆積させて前記
    第1コイルと逆向きの渦巻状の第2コイルを極数分形成
    し、前記コンタクトホールを介して前記第1コイルと前
    記第2コイルとを直列に接続した後、前記可撓性絶縁基
    板を円筒状にすることを特徴とするコイル体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 円筒状の可撓性絶縁基板と、前記可撓性
    絶縁基板上に極数分設けられた渦巻状のコイルと、渦巻
    状の前記コイルのそれぞれの中央部に設けられたコア部
    とを備えたことを特徴とするコイル体。
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