JPH0527672B2 - - Google Patents

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JPH0527672B2
JPH0527672B2 JP25529884A JP25529884A JPH0527672B2 JP H0527672 B2 JPH0527672 B2 JP H0527672B2 JP 25529884 A JP25529884 A JP 25529884A JP 25529884 A JP25529884 A JP 25529884A JP H0527672 B2 JPH0527672 B2 JP H0527672B2
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は水を添加することによつて、連鎖発熱
反応を生ずる化学発熱体に関するもので、その1
応用例として簡易湯沸器について詳述するが、無
論湯沸器の内容物は水に限定されものではない。 例えば周知の即席めん類やコーヒーあるいはカ
レー、スープ等の調理済食品等が挙げられよう。 従来から、化学発熱体を用いて食品を加熱する
方法に関しては、実開昭56−99349、特開昭55−
28436等に具体的な提案が見うけられ、又化学カ
イロを食品の加熱に応用するものとして特開昭56
−165856、同57−3637等の提案がある。 一方、金属粉末を基本構成物質の1つとする水
と反応する化学発熱体に関しては、特開昭49−
78943、同50−40477、同52−113383、同55−
99544、同55−135188等の提案があり、又熱エネ
ルギー源としての立場からは、特開昭57−
123801、米国特許3348919、同3540854等の提案が
見うけられる。 本発明者は20Kcal−これは300mlの水の温度を
約60゜上昇させ得るに十分な熱量である−の熱量
を被加熱物に与え得る化学発熱体を鋭意研究中、
逐に本発明を完成するに至つた。 以下、本発明の説明を行なうが、無論説明に誤
まりがあつても、何ら本発明の効果を減ずるもの
ではない。 本発明は3種類以上の物質の組合せに基づく2
種類以上の化学発熱反応から成り、それが次々と
連鎖発熱反応を生じる結果、単位時間の熱エネル
ギー発生量が極めて大きい事を特徴としている。 この化学発熱体を構成する物質群は、これから
述べる物質以外にも数多く存在すると考えられる
が、安全衛生、無公害という立場から、毒、劇物
に相当する物質は全て検討対象外とした。 本発明に係る化学発熱体を構成する物質につい
て、公知である基本的な水との発熱反応を次に述
べる。 1 アルカリ土類金属酸化物の反応 「CaO+H2O→Ca(OH2)」 発熱反応を生じ、生成物はアルカリ性を示
す。 2 アルカリ金属塩の無水物 「Na2SO4、Na2S2O3、Na2HPO4、Na2CO3」 これらの物質は、水和物を生ずる際に発熱す
る。 3 無水塩化第2鉄 この物質は水和物を生ずる際に発熱する。 本化学発熱体は構成する物質の公知である基本
的な反応は以上述べて来たとおりであり、従つて
各々の単物質の発熱反応を利用しても相応の効果
は期待出来よう。 しかし、本発明者の調査研究によれば、単物質
の発熱反応において最も可能性の大きいと思われ
る酸化カルシウムの発熱反応ですら、実用化段階
において幾つかの欠点が存在したのである。 酸化カルシウムの理論発熱量は下記の如く見積
られる。 CaO+H2O→Ca(OH2) △HfCaO=−635.1KJ/mol △HfH2O=−285.8KJ/mol △HfCa(OH)2=−986.1KJ/mol 従つて発熱量△Hrは次のように求められる。 △Hr=△HfCa(OH)2−(△HfCa+△HfH2O) =−65.2KJ/mol =−15.6Kcal/mol 即ち20Kcal程度の発熱量を得ようとすれば、
約71gの酸化カルシウムが必要となる。 これは化学発熱体の重量としては比較的重いと
思われる。 現在、工業的に入手可能な酸化カルシウムとし
ては見掛比重約1.2の類粒生石灰があり、従つて、
71gの理論体積は約60cm3と見積られるが、現実に
は粗大粒子も混在し、更に大きくなつた。 次に水和反応後、生石灰は消石灰となるが、こ
の際、体積膨張現象を生じた。 又、温度上昇速度および最高到達温度が予測し
ていた値よりも大幅に低い値である等の幾多の障
害が実用化を妨げたのである。 このように、簡易湯沸器を実用化するには、熱
エネルギーの高密度化および熱エネルギー発生速
度の高速化が必要条件であつた。 本発明者はこの2条件を満足し得る化学発熱体
を鋭意調査研究中、以下の実施例に述べる如く、
逐に簡易湯沸器を完成するに致つたのである。 なお、これから詳述する参考例、実施例におい
て水温測定に用いた簡易湯沸器の構造は、全て添
付図面と同じ構造の物を用いた。 参考例 簡易湯沸器のA部に化学発熱体No.1として、軽
焼ドロマイト(MgO:CaO=3:7 ワクイケ
ミカル(有)製造、以下同様)45g、No.2として上層
に軽焼ドロマイト35gと下層に200メツシユ以下
の金属アルミニウム粉末(湊アルミニウム工業所
(株)製造、以下同様、Al粉末と略す)10g、No.3
として顆粒生石灰(ワクイケミカル(有)製造、以下
同様)45g、No.4として上層に顆粒生石灰35g、
下層に200メツシユ以下の金属アルミニウム粉末
10g、No.5として上層に顆粒生石灰25g、中層に
200メツシユ以下の金属アルミニウム粉末10g、
下層に顆粒生石灰10gの化学発熱体を配合し、次
に各々の簡易湯沸器の容器1に18℃の水を330ml、
容器3に18℃の水を70ml注いだ後、直ちに上部開
口部をアルミホイルで覆い水温の変化を測定し
た。 それらの化学発熱体の配合構成を表−1に、水
温測定結果を表−1−1に示した。
【表】
【表】 表−1−1の測定結果から明らかな如く、No.5
の化学発熱体の発生した熱量が最も大きかつた
が、しかし簡易湯沸器としては未だ不十分であつ
た。 ただし、少なくともAl粉末を何らかの物質で
包むような配合構成が、より大きな発熱量を得る
には適していると考えられた。 本発明者は第1類の物質として軽焼ドロマイト
又は顆粒生石灰、第2類の物質としてAl粉末と
いう物質構成において、参考例以上の高い発熱体
反応性を付与する第3類の物質の調査研究を進め
た結果、先ず過炭酸ナトリウム(Na2CO3
1.5H2O)と過ホウ酸ナトリウム(NaBO2
H2O)(何れも三菱ガス化学(株)製造)という物質
が極めて有効であることを発見した。 そして次に塩化ナトリウム(NaCl)と炭酸ナ
トリウム(Na2CO3)(何れも和光純薬工業(株)製
造)の有効性が確認された。 実施例 1 簡易湯沸器のA部に、上層に軽焼ドロマイト25
g、中層に200メツシユ以下のAl粉末10gを共通
成分とし、下層に化学発熱体No.6として
Na2CO3・1.5H2O5g、No.7としてNaBO2
H2O5g、No.8としてNaCl10g、No.9として
Na2CO310gを各々配合した化学発熱体を配合
し、次に各々の容器1に18℃の水を330ml、容器
3に18℃の水を70ml注いだ後、直ちに上部開口部
をアルミホイルで覆い水温の変化を測定した。 これらの化学発熱体の配合構成を表−2に、水
温測定結果を表−2−1に示した。
【表】
【表】 前記参考例とこの実施例1を比較すれば、第3
類の物質配合による発生熱量の増大は明白であ
る。 その結果から他にも有効な物質が存在する可能
性が確かなものとなつたが、それらの物質の広範
囲な探索を開始する前に、基本的な問題である各
層の配合比率および各層の構成物質と水温変化の
相関性について調査を行なつた。 実施例 2 上層の軽焼ドロマイトの量を15g、25g、35
g、中層の200メツシユ以下のAl粉末の量を5
g、10g、15g、下層のNa2CO3・1.5H2Oの量を
5g、10g、15gと変えて、化学発熱体を配合
し、実施例1と同様な方法で水温の変化を測定し
た。 これらの化学発熱体のNo.と配合比率の関係を表
−3に、水温測定結果を表−3−1に示した。
【表】
【表】
【表】 この結果から、3種類の同一物質の配合比率を
種々変えることにより、水温上昇速度と最高到達
温度を自由に制御することが可能なことが理解し
得る。 又、次のような一般的特徴が読みとれる。 イ 軽焼ドロマイト量と発熱反応の相関性 No.15、17、18を比較すれば、軽焼ドロマイト
量が最も少ないNo.17の初期温度上昇速度がやや
遅い程度で、最高到達温度は何れも、ほぼ同一
水準に達している。 すなわち、軽焼ドロマイト量は初期温度上昇
速度を規定していると思われる。 ロ 200メツシユAl粉末量と発熱反応の相関性 No.10、11、12で比較すれば、Al粉末量の多
い方が最高到達温度が高くなつているが、逆に
初期温度上昇速度は遅くなつている。 ハ Na2CO3・1.5H2O量と発熱反応の相関性 Al粉末量が5gのNo.10、15、16で比較すれ
ばNa2CO3・1.5H2O量の多い方向に、初期温度
上昇速度および最高到達温度の一次相関が見ら
れるが、Al粉末量が10gのNo.11、13、14で比
較すれば、No.13が初期温度上昇速度、最高到達
温度において最も高い発熱反応活性を示すとい
う特異な相関性が見られる。 今後の調査研究を化学発熱体No.13と同じ量的比
率で行なうことにし、次の実施例では、軽焼ドロ
マイト、Al粉末、Na2CO3・1.5H2Oの3物質の
各配合層位置と発熱反応の相関性を調査した。 実施例 3 軽焼ドロマイト25g、200メツシユ以下のAl粉
末10g、Na2CO3・1.5H2O10gを各々秤量し、表
−4の配合層位置関係で化学発熱体を製造し、実
施例1と同様な方法で水温の変化を測定した。 これらの化学発熱体のNo.と配合層位置の関係を
表−4に、水温測定結果を表−4−1に示した。
【表】
【表】 その結果No.20の配合層位置の化学発熱体の初期
温度上昇速度がやや遅いということを除けば、最
高到達温度も含めて、何れもほぼ同じ発熱活性を
示しており、各物質の配合層位置が特に限定され
ることはない。 発熱反応終了後の簡易湯沸器のA部を点検して
みると、各物質とも急激な発熱反応による水蒸気
ガスの噴出によつて、自然に混合された状態にな
つており、その為に配合層位置と発熱反応に相関
性がないものと思われる。 実施例1で明らかになつた如く、中性塩である
NaClが発熱反応を活性化するという事実に基づ
き、先ず第1に広範囲な物質の調査研究を行な
い、次の段階で、調査範囲を絞り、反応を活性化
する全ての物質を選出する作業を行なつた。 実施例 4 上層に顆粒生石灰25g、中層に200メツシユ以
下のAl粉末10gまでも共通配合とし、下層の配
合物質(和光純薬工業(株)製造)10gの種類につい
ては下記表−5記載の配合の各化学発熱体を製造
し、実施例1と同様な方法で水温の変化を測定
し、その結果を表−5−1に示した。 但し、表−5記載の物質の中LiClは日本化学工
業(株)製造、過硫酸塩は三菱ガス化学(株)製造の製品
を使用した。
【表】
【表】
【表】
【表】 参考例の化学発熱体No.4又はNo.5と比較した場
合、第3類の物質を配合することによつて、発熱
反応特性を高活性化した物質に順位づけを行なう
と次のように整理出来る。 第1位の物質群 「K2CO3、KHCO3、K2SO3」 初期温度上昇速度において、5分値が70℃を越
え、かつ最高到達温度が80℃を越える、最も高活
性を付与した物質。 第2位の物質群 「Na2SO4、K2SO4」 最高到達温度が80℃を越えた物質。 第3の物質群 「KCl、NaNO3、KNO3、KH2PO4、K3PO4」 最高到達温度が70〜80℃に達した物質。 第4位の物質群 「K2HPO4、FeCl3」 最高到達温度が60〜70℃に達した物質。 第5位の物質 「K(CH3COO)」 最高到達温度が50〜60℃に達した物質。 第6位の物質群 「Li2CO3、LiCl、(NH42S2O8、Na2S2O8
MgCl2、MgSO4、CaCl2、Al2(SO43、AlK
(SO42」 全く活性を付与しないか、逆に低下せしめた物
質。 実施例4の結果から、第3類の物質の探索範囲
をNaとKの化合物に絞つて、更に調査研究を進
めた。 実施例 5 実施例4と同じ方法に従い、表−6記載配合の
化学発熱体を用いて水温測定を行ない、その結果
を表−6−1に示した。
【表】
【表】 この結果を実施例4と同様に整理した。 第1位の物質 「これに該当する物質はない。」 第2位の物質群 「NaHSO3、Na2S2O5」 第3位の物質群 「NaHCO3、Na2SO3、Na2S2O3、K2S2O5」 第4位の物質群 「これに該当する物質はない。」 第5位の物質群 「NaBr、NaBrO3、Na2SiO3、Na2B4O7、KBr、
K2S2O8」 第6位の物質 「K2S2O7、KHSO4」 ピロ硫酸カリウムが全く活性を付与しなかつた
のは、物質の形状が固形の塊であつた為と思われ
る。 実施例4、5の結果に、実施例1の結果を併せ
整理すると次のようになると思われる。 第1位の物質群:最も活性 「Na2CO3、Na2CO3・1.5H2O、K2CO3
KHCO3、K2SO3」 第2位の物質群:80℃以上 「Na2SO4、NaHSO3、Na2S2O5、NaBO2
H2O、K2SO4」 第3位の物質群:70〜80℃ 「NaSO3、NaHCO3、Na2SO3、Na2S2O3
KCl、KNO3、K2S2O5、KH2PO4、K3PO4」 第4位の物質群:60〜70℃ 「NaCl、K2HPO4、FeCl3」 第5位の物質群:60〜60℃ 「NaBr、NaBrO3、Na2SiO3、Na2B4O7、KBr、
K2S2O8、K(CH3COO)」 第6位の物質群:効果なし 「Na2S2O8、KHSO4、K2S2O7、Li2CO3、LiCl、
(NH42S2O8、MgCl2、MgSO4、CaCl2、Al2
(SO43、AlK(SO42」 実施例5まではAl粉末の粒径を200メツシユ以
下の物質に固定して調査研究を行なつて来たが、
実施例6ではAl粉末の粒径と発熱反応の相関性
を調査した。 実施例 6 上層に顆粒生石灰25g、中層にAl粉末10g、
下層にNa2CO3・1.5H2Oの基本配合で、Al粉末
の粒径を5種類変えて、表−7記載の化学発熱体
を製造し、実施例1と同様な方法で水温の変化を
測定し、表−7−1の結果を得た。
【表】
【表】 実施例6の結果から30〜100メツシユ以下の粒
径のAl粉末が、実用的にも高い発熱反応活性を
示すことが明らかとなつた。 次に第1類の物質として軽焼ドロマイトと顆粒
生石灰を重点的に採り上げて調査研究を進めて来
たが、次の実施例7では酸化マグネシウムと水酸
化カルシウムについて、発熱反応活性を調査し
た。 実施例 7 上層に化学発熱体No.66として酸化マグネシウム
(和光純薬工業(株)製造)25g、No.67として顆粒消
石灰(ワクイケミカル(有)製造)25gの配合で、中
層の200メツシユ以下のAl粉末10g、下層の
Na2CO3・1.5H2O10gを共通配合として化学発熱
体を製造し、実施例1と同様な方法で水温の変化
を測定し、表−8−1の結果を得た。
【表】
【表】 この結果と軽焼ドロマイトを用いた化学発熱体
の高活性を照合すれば、活性を付与しているの
が、カルシウム化合物であることが理解出来、従
つて軽焼ドロマイト中の酸化マグネシウム成分は
余り増加しない方が好ましい。 次に第2類の物質としてアルミニウム金属粉末
以外の物質について調査研究を行なつた。 その物質として金属マグネシウム粉末(純度97
%、粒径40〜50メツシユ)、金属亜鉛粉末(純度
85%、粒径300メツシユ)、金属シリコン粉末(純
度98%、粒径100メツシユ)、金属スズ粉末(純度
95%、粒径200メツシユ)(以上全て和光純薬工業
(株)製造)を、第1類の物質として軽焼ドロマイ
ト、第3類の物質としてNa2CO3・1.5H2Oを各々
配合して調査した結果では全く発熱反応活性を示
さなかつた。 更に純度を上げた金属亜鉛粉末(純度99.8%、
粒径200メツシユ、三井金属工業(株)製造)、金属シ
リコン粉末(純度99.9%、粒径200メツシユ、レ
アメタリツク(株)製造)、金属鉄粉末(純度99.9%、
粒径200メツシユ、昭和電工(株)製造)を、第1類
の物質として顆粒生石灰、第3類の物質として
Na2CO3、Na2S2O8、KCl、(NH42S2O8を各々
用いて調査した結果においても全く発熱反応活性
を示さなかつた。 以上の実施例においては、化学発熱体を製造し
て直ちにその基礎特性を調査研究して来たが、簡
易湯沸器に応用した場合、特に問題となるのは環
境雰囲気による発熱反応活性の低下が生じる可能
性である。 そこで、環境試験条件として、乾球温度60℃、
湿球温度58℃の高温高湿試験機に化学発熱体を内
封した簡易湯沸器を24時間保存して、発熱反応特
性の変動を調査した。 実施例 8 簡易湯沸器の容器1,2,3全体を市販家庭用
アルミホイル覆い、その端を粘着テープで容器3
の外側に巻きつけて留め、次に簡易湯沸器全体を
ポリエチレンの袋に入れ、その口を輪ゴムで閉じ
た。 このようにして製造した簡易湯沸器を24時間、
前述の条件で高温加湿試験に付した後、20℃の水
を用いて実施例1と同様な方法で水温の変化を測
定した。 これに用いた化学発熱体の配合構成を表−9
に、得られた結果を表−9−1に示した。
【表】
【表】 化学発熱体No.68〜No.70の中でNo.69の初期温度上
昇速度がNo.13又は23と比較してやや低下してはい
るが、最高到達温度はほとんど変化しておらず、
何れも優れた耐環境性を示した。 一方、Al粉末とナトリウムの炭酸塩類で構成
された化学発熱体No.71および72は何れも全く発熱
反応活性を示さなかつた。 本発明は以上述べて来たように、軽焼ドロマイ
ト、生石灰、消石灰を第1類の物質とし、30〜
100メツシユ以下の粒径のAl粉末を第2類の物質
とし、ナトリウム又はカリウムの臭酸塩、臭素酸
塩、塩酸塩、硫酸塩類、硝酸塩、炭酸塩類、ホウ
酸塩類、リン酸塩類、ケイ酸塩、酢酸塩の無水塩
もしくは塩化第2鉄無水塩を第3類の物質とし
て、かつ各々の物質を必須成分とする3種類以上
の物質で構成される事を必要条件とし、同時に
各々の物質に毒、劇物性が悪く、無公害であり、
又湯沸器としてみても安全性が高い等を特徴とし
ている。 本発明に基づくところの最も高活性である化学
発熱体は、例えば顆粒生石灰−200メツシユ以下
のAl粉末−炭酸ナトリウムで構成されるが、こ
れらの物質組成と水との極めて高い発熱反応性は
次のように理解される。 先ず第一の発熱反応として、顆粒生石灰および
炭酸ナトリウムが水と水和して発熱し、化学発熱
体全体が予熱される。 第二にアルカリによつてAl粉末表面の酸化層
が溶出する。 第三にAl粉末による水の分解反応が生じる。
この時、第二、第三の反応は第一の反応で予熱さ
れている為に、極めて短かい時間内に生じるもの
と思われる。 このように本化学発熱体は、従来の化学発熱体
の反応と異なり、配合した物質が全て発熱反応を
生じ、かつそれが連鎖的である事に特徴を持つて
いる。 本発明は以上詳述して来たように、何時何如な
る場合においても、水さえあれば、直ちに熱湯を
得ることを可能ならしめるものであり、従つて地
震、火事等の緊急時、ガス爆発の可能性のある鉱
山内、船上、車上、野外等の国民の食生活におい
て、貢献絶大なるものである。 参考図書 1 化学便覧基礎編、(丸善(株)出版) 2 新版無機化学 上、中、下巻(千谷利三
著)
【図面の簡単な説明】
本図面は簡易湯沸器の中央縦断面図を示すもの
である。 1……金属製の内側容器、2……紙製の中間容
器、3……紙製の外側容器、4,5,6……化学
発熱体、7……連続気泡のプラスチツク発泡体、
8……水浸入孔、9……水浸入孔と透水性膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 30%以下の酸化マグネシウムと70%以上の酸
    化カルシウムの混焼体、酸化カルシウム、水酸化
    カルシウムからなるアルカリ土類金属元素化合物
    を第1類の物質とし、金属アルミニウム粉末を第
    2類の物質とし、アルカリ金属元素化合物又は金
    属元素化合物を第3類の物質とし、夫々の物質を
    必須成分とする3種類以上の物資で構成されてい
    ることを特徴とした化学発熱体。 2 金属アルミニウム粉末が粒径30〜100メツシ
    ユ以下の粉末である特許請求の範囲第1項記載の
    化学発熱体。 3 アルカリ金属元素化合物がナトリウム又はカ
    リウムの臭酸塩、臭素酸塩、塩酸塩、硫酸塩類、
    硝酸塩、炭酸塩類、ホウ酸塩類、リン酸塩類、ケ
    イ酸塩、酢酸塩の粉末又は粒子状の無水塩であ
    り、金属元素化合物が塩化第2鉄の粉末又は粒子
    状無水塩である特許請求の範囲第1項記載の化学
    発熱体。 4 硫酸塩類がピロ亜硫酸塩、チオ硫酸塩、硫酸
    塩、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩であり、炭酸塩類が
    炭酸塩、炭酸水素塩、過炭酸塩であり、ホウ酸塩
    類がホウ酸塩、過ホウ酸塩であり、リン酸塩類が
    リン酸3塩、リン酸2塩、リン酸1塩である特許
    請求の範囲第3項記載の化学発熱体。
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JP2019038940A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 株式会社 グリーンケミー アルミニウム・酸化カルシウム混合系発熱剤

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JPS61133284A (ja) 1986-06-20

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