JPH05277111A - 超音波血流イメージング装置 - Google Patents
超音波血流イメージング装置Info
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- JPH05277111A JPH05277111A JP8093292A JP8093292A JPH05277111A JP H05277111 A JPH05277111 A JP H05277111A JP 8093292 A JP8093292 A JP 8093292A JP 8093292 A JP8093292 A JP 8093292A JP H05277111 A JPH05277111 A JP H05277111A
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- JP
- Japan
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- blood flow
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- blank
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- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、血流信号とノイズ信号の弁別
能を向上し、血流信号を最大限に表示し且つノイズ信号
の表示を最低限にした2次元血流像を得ることができる
超音波血流イメージング装置を提供する事にある。 【構成】本発明の超音波血流イメージング装置は、被検
体内に超音波ビームを走査しながら送受波して反射波信
号を得、その反射波信号を用いてドプラ信号を検出し、
そのドプラ信号について多点の周波数分析処理および所
定の血流情報演算処理を行う手段と、この血流情報演算
手段から連続して出力される複数フレーム分の情報につ
いて所定のフレーム間処理を施し、その処理結果と所定
の閾値とを比較することによって上記多点の中の表示す
べきでない点を表すブランク情報を得る手段と、このブ
ランク情報に基づいて上記血流情報演算手段の出力をブ
ランク処理して、その結果を血流分布像として表示する
手段とを具備することを特徴とする。
能を向上し、血流信号を最大限に表示し且つノイズ信号
の表示を最低限にした2次元血流像を得ることができる
超音波血流イメージング装置を提供する事にある。 【構成】本発明の超音波血流イメージング装置は、被検
体内に超音波ビームを走査しながら送受波して反射波信
号を得、その反射波信号を用いてドプラ信号を検出し、
そのドプラ信号について多点の周波数分析処理および所
定の血流情報演算処理を行う手段と、この血流情報演算
手段から連続して出力される複数フレーム分の情報につ
いて所定のフレーム間処理を施し、その処理結果と所定
の閾値とを比較することによって上記多点の中の表示す
べきでない点を表すブランク情報を得る手段と、このブ
ランク情報に基づいて上記血流情報演算手段の出力をブ
ランク処理して、その結果を血流分布像として表示する
手段とを具備することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波のドプラ効果を
利用して被検体内の血流分布情報を求め、これを表示し
て診断に供するようにした超音波血流イメージング装置
に関する。
利用して被検体内の血流分布情報を求め、これを表示し
て診断に供するようにした超音波血流イメージング装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の超音波血流イメージング装置
は、超音波ドプラ法とパルス反射法とを実施することが
可能な装置であり、このような装置には、一つの超音波
プローブにて、血流情報と断層像(Bモード像)情報と
を得ることができ、しかも、近年においては、レーダー
技術に用いられているMTI(Moving Marg
et Indication)処理を採用することによ
って、2次元的拡がりをもった2次元画像情報をリアル
タイムで得ることができるようになった。以下に、血流
情報の一つである平均速度を測定する原理について説明
する。
は、超音波ドプラ法とパルス反射法とを実施することが
可能な装置であり、このような装置には、一つの超音波
プローブにて、血流情報と断層像(Bモード像)情報と
を得ることができ、しかも、近年においては、レーダー
技術に用いられているMTI(Moving Marg
et Indication)処理を採用することによ
って、2次元的拡がりをもった2次元画像情報をリアル
タイムで得ることができるようになった。以下に、血流
情報の一つである平均速度を測定する原理について説明
する。
【0003】被検体内を流れている血流に対し、超音波
プローブから超音波パルス(ビーム)を送波すると、こ
の超音波ビームの送波における中心周波数foは、流動
する血球によって散乱を受ける。このため、散乱を受け
た中心周波数foは、ドップラ偏移を受け、周波数fd
だけ変化する。従って、このとき超音波プローブにて受
波した超音波エコーの受波における中心周波数fは、f
=fo+fdとなる。この場合、送波における中心周波
数foとドプラ偏移周波数fdとは次式のように示され
る。 fd=(2v cosθ)×fo/c ここで、v:平均速度、 θ:超音波ビームと血管とが交差する角度、 c:音速。 従って、ドプラ偏移周波数fdを検出することによっ
て、平均速度vを計測することができる。
プローブから超音波パルス(ビーム)を送波すると、こ
の超音波ビームの送波における中心周波数foは、流動
する血球によって散乱を受ける。このため、散乱を受け
た中心周波数foは、ドップラ偏移を受け、周波数fd
だけ変化する。従って、このとき超音波プローブにて受
波した超音波エコーの受波における中心周波数fは、f
=fo+fdとなる。この場合、送波における中心周波
数foとドプラ偏移周波数fdとは次式のように示され
る。 fd=(2v cosθ)×fo/c ここで、v:平均速度、 θ:超音波ビームと血管とが交差する角度、 c:音速。 従って、ドプラ偏移周波数fdを検出することによっ
て、平均速度vを計測することができる。
【0004】このようにして得られた平均速度vを、2
次元画像として表示を行うには次のように行われる。図
9に示すように、超音波プローブ1から被検体Pに対
し、a,b,c,…方向に順次超音波パルスを送波する
(セクタスキャン)。もちろん、セクタスキャンに限定
されることなく、リニアスキャン等の他のスキャン方式
でも良い。
次元画像として表示を行うには次のように行われる。図
9に示すように、超音波プローブ1から被検体Pに対
し、a,b,c,…方向に順次超音波パルスを送波する
(セクタスキャン)。もちろん、セクタスキャンに限定
されることなく、リニアスキャン等の他のスキャン方式
でも良い。
【0005】最初にa方向に数回超音波パルスが送波さ
れると、これら超音波パルスは被検体P内の動きのある
反射体、すなわち主に血球に反射し、その動きよってド
プラ偏移を受ける。そして、超音波エコーは、同一の超
音波プローブ1によって受波され、電気信号に変換され
て受信回路2に送られる。受信回路2の出力は、位相検
波回路3に与えられ、ここでドプラ偏移信号が検出され
る。なお、図9に示す装置においては、送信系の図示を
省略している。
れると、これら超音波パルスは被検体P内の動きのある
反射体、すなわち主に血球に反射し、その動きよってド
プラ偏移を受ける。そして、超音波エコーは、同一の超
音波プローブ1によって受波され、電気信号に変換され
て受信回路2に送られる。受信回路2の出力は、位相検
波回路3に与えられ、ここでドプラ偏移信号が検出され
る。なお、図9に示す装置においては、送信系の図示を
省略している。
【0006】こうして検出されたドプラ偏移信号は、超
音波パルスの超音波送受波方向に予め定められた、例え
ば256個のサンプル点SPに配置される。各サンプル
点で捕えられたドプラ偏移信号は、MTIフィルターに
通され、ここで動きの遅いクラッタ信号の幾分かは除去
される。クラック信号が幾分かは除去されたドプラ偏移
信号は、周波数分析器4で周波数分析される。該分析に
より多点の血流信号が得られ、該血流情報はディジタル
・スキャン・コンバータDSC5に送られここで走査変
換された後にモニタ6に送出される。
音波パルスの超音波送受波方向に予め定められた、例え
ば256個のサンプル点SPに配置される。各サンプル
点で捕えられたドプラ偏移信号は、MTIフィルターに
通され、ここで動きの遅いクラッタ信号の幾分かは除去
される。クラック信号が幾分かは除去されたドプラ偏移
信号は、周波数分析器4で周波数分析される。該分析に
より多点の血流信号が得られ、該血流情報はディジタル
・スキャン・コンバータDSC5に送られここで走査変
換された後にモニタ6に送出される。
【0007】そして、モニタ6においては、a方向に関
する血流像が2次元画像としてリアルタイムで表示され
る。以下、b,c,…の各方向に対しても同様な動作が
繰り返されて、各スキャン方向に対応した血流分布像が
表示されることになる。
する血流像が2次元画像としてリアルタイムで表示され
る。以下、b,c,…の各方向に対しても同様な動作が
繰り返されて、各スキャン方向に対応した血流分布像が
表示されることになる。
【0008】ところで、上記位相検波回路3の出力は、
その全てが血流に関する信号ではなく、ノイズである場
合がある。このノイズ信号は血流信号に比しそのパワー
(振幅の2乗)が小さいことが知られている。そこで、
このことに注目し、周波数分析器4のパワー出力に対し
て一定の閾値を設定して、血流信号とノイズ信号との弁
別処理を行い、ノイズ信号を排除、すなわちブランク処
理を行ない、当該ノイズ信号については表示しないよう
な試みがなされている。
その全てが血流に関する信号ではなく、ノイズである場
合がある。このノイズ信号は血流信号に比しそのパワー
(振幅の2乗)が小さいことが知られている。そこで、
このことに注目し、周波数分析器4のパワー出力に対し
て一定の閾値を設定して、血流信号とノイズ信号との弁
別処理を行い、ノイズ信号を排除、すなわちブランク処
理を行ない、当該ノイズ信号については表示しないよう
な試みがなされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図10は周波数分析器
4のパワー演算部から出力されるパワー情報に関する一
般的な頻度分布を示した図である。図10(a)に示す
ように、位相検波回路3の出力信号は安定性が不十分で
あるために、血流信号とノイズ信号の各帯域には、互い
に重畳する部分が存在し、そのため、弁別能の信頼性は
低い。例えば、図10(b)に示すように、弁別の基準
となる閾値をノイズ信号のパワー帯域の最大値(BL1
0)付近に設定したときには、斜線で示したパワー範囲
に存する血流信号はノイズ信号と共に排除されてしまい
有用な診断情報が欠落する結果となってしまう。一方、
図10(c)に示すように、弁別閾値を血流信号のパワ
ー帯域の最小値(BL20)付近に設定したときには、斜
線で示したパワー範囲に存するノイズ信号は血流信号と
共に表示されて2次元血流像にノイズの画素(ピクセ
ル)が含まれ非常に見にくい情報になってしまうという
問題があった。
4のパワー演算部から出力されるパワー情報に関する一
般的な頻度分布を示した図である。図10(a)に示す
ように、位相検波回路3の出力信号は安定性が不十分で
あるために、血流信号とノイズ信号の各帯域には、互い
に重畳する部分が存在し、そのため、弁別能の信頼性は
低い。例えば、図10(b)に示すように、弁別の基準
となる閾値をノイズ信号のパワー帯域の最大値(BL1
0)付近に設定したときには、斜線で示したパワー範囲
に存する血流信号はノイズ信号と共に排除されてしまい
有用な診断情報が欠落する結果となってしまう。一方、
図10(c)に示すように、弁別閾値を血流信号のパワ
ー帯域の最小値(BL20)付近に設定したときには、斜
線で示したパワー範囲に存するノイズ信号は血流信号と
共に表示されて2次元血流像にノイズの画素(ピクセ
ル)が含まれ非常に見にくい情報になってしまうという
問題があった。
【0010】そこで本発明の目的は、血流信号とノイズ
信号の弁別能を向上し、血流信号を最大限に表示し且つ
ノイズ信号の表示を最低限にした2次元血流像を得るこ
とができる超音波血流イメージング装置を提供する事に
ある。
信号の弁別能を向上し、血流信号を最大限に表示し且つ
ノイズ信号の表示を最低限にした2次元血流像を得るこ
とができる超音波血流イメージング装置を提供する事に
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による超音波血流
イメージング装置は、被検体内に超音波ビームを走査し
ながら送受波して反射波信号を得、その反射波信号を用
いてドプラ信号を検出し、そのドプラ信号について多点
の周波数分析処理および所定の血流情報演算処理を行う
手段と、
イメージング装置は、被検体内に超音波ビームを走査し
ながら送受波して反射波信号を得、その反射波信号を用
いてドプラ信号を検出し、そのドプラ信号について多点
の周波数分析処理および所定の血流情報演算処理を行う
手段と、
【0012】前記血流情報演算手段から連続して出力さ
れる複数フレーム分の情報について所定のフレーム間処
理を施し、その処理結果と所定の閾値とを比較すること
によって前記多点の中の表示すべきでない点を表すブラ
ンク情報を得る手段と、前記ブランク情報に基づいて前
記血流情報演算手段の出力をブランク処理して、その結
果を血流分布像として表示する手段とを具備することを
特徴とする。
れる複数フレーム分の情報について所定のフレーム間処
理を施し、その処理結果と所定の閾値とを比較すること
によって前記多点の中の表示すべきでない点を表すブラ
ンク情報を得る手段と、前記ブランク情報に基づいて前
記血流情報演算手段の出力をブランク処理して、その結
果を血流分布像として表示する手段とを具備することを
特徴とする。
【0013】
【作用】本発明による装置によれば、被検体内に超音波
ビームを走査しながら送受波して反射波信号を得、その
反射波信号を用いてドプラ信号を検出し、そのドプラ信
号について多点の周波数分析処理および所定の血流情報
演算処理を行い、その血流情報演算手段から連続して出
力される複数フレーム分の情報について所定のフレーム
間処理を施し、その処理結果と所定の閾値とを比較する
ことによって上記多点の中の表示すべきでない点を表す
ブランク情報を得、このブランク情報に基づいて上記血
流情報演算手段の出力をブランク処理することによっ
て、ノイズ信号の混在しない血流分布像を表示すること
ができる。
ビームを走査しながら送受波して反射波信号を得、その
反射波信号を用いてドプラ信号を検出し、そのドプラ信
号について多点の周波数分析処理および所定の血流情報
演算処理を行い、その血流情報演算手段から連続して出
力される複数フレーム分の情報について所定のフレーム
間処理を施し、その処理結果と所定の閾値とを比較する
ことによって上記多点の中の表示すべきでない点を表す
ブランク情報を得、このブランク情報に基づいて上記血
流情報演算手段の出力をブランク処理することによっ
て、ノイズ信号の混在しない血流分布像を表示すること
ができる。
【0014】
【実施例】次に図面を参照して本発明の第1の実施例に
ついて説明する。なお、本実施例の説明に先立って、本
実施例の原理について説明する。
ついて説明する。なお、本実施例の説明に先立って、本
実施例の原理について説明する。
【0015】図4はこの原理について説明する図であ
る。図4(a)は従来の場合の血流信号のパワー値分布
とノイズ信号のパワー値分布について示した頻度分布図
であり、図4(b)は同一サンプル点SPの信号につい
て平均処理を行った場合の血流信号のパワー値分布とノ
イズ信号のパワー値分布について示した頻度分布図であ
る。図4(a),(b)に示すように、平均処理を行っ
た後の、正常な血流信号のパワー値分布の帯域幅と、ノ
イズ信号のパワー値分布の帯域幅は、それぞれの中心レ
ベル(各信号の平均レベル)PLC ,PLN に集中する
こととなり、この両極PLC ,PLN に分化した分布状
態に変化し、それによって図4(b)に示すように、血
流信号分布とノイズ信号分布とが互いに重畳する範囲は
減少する。したがって、その分化の状態にしたがってブ
ランクレベルBL1 を設定することにより血流信号とノ
イズ信号との弁別能を向上させることができるものであ
る。
る。図4(a)は従来の場合の血流信号のパワー値分布
とノイズ信号のパワー値分布について示した頻度分布図
であり、図4(b)は同一サンプル点SPの信号につい
て平均処理を行った場合の血流信号のパワー値分布とノ
イズ信号のパワー値分布について示した頻度分布図であ
る。図4(a),(b)に示すように、平均処理を行っ
た後の、正常な血流信号のパワー値分布の帯域幅と、ノ
イズ信号のパワー値分布の帯域幅は、それぞれの中心レ
ベル(各信号の平均レベル)PLC ,PLN に集中する
こととなり、この両極PLC ,PLN に分化した分布状
態に変化し、それによって図4(b)に示すように、血
流信号分布とノイズ信号分布とが互いに重畳する範囲は
減少する。したがって、その分化の状態にしたがってブ
ランクレベルBL1 を設定することにより血流信号とノ
イズ信号との弁別能を向上させることができるものであ
る。
【0016】図1は本実施例装置の構成を示すブロック
図である。本実施例装置は、電子走査型超音波プローブ
(以下「プローブ」という)11、電子走査装置アナロ
グ部12、90゜移相器25、ミキサ24a、24b、
ローパスフィルタ26a、26b、MTI演算部27、
ブランク処理手段40、走査変換手段(ディジタル・ス
キャン・コンバータ;DSC)34,35、カラー情報
変更手段36、マルチプレクサ(MPX)37、D/A
(ディジタル・アナログ)変換手段38、表示手段39
を有する。
図である。本実施例装置は、電子走査型超音波プローブ
(以下「プローブ」という)11、電子走査装置アナロ
グ部12、90゜移相器25、ミキサ24a、24b、
ローパスフィルタ26a、26b、MTI演算部27、
ブランク処理手段40、走査変換手段(ディジタル・ス
キャン・コンバータ;DSC)34,35、カラー情報
変更手段36、マルチプレクサ(MPX)37、D/A
(ディジタル・アナログ)変換手段38、表示手段39
を有する。
【0017】超音波プローブ11は、複数の圧電振動子
を並設してなり、これらの振動子により被検体Pに対し
て超音波パルスを送受信する。電子走査装置アナログ部
12は、プリアンプ13、パルサ14、発振器15、デ
ィレイライン16、加算器17、検波器18から構成さ
れていて、このような電子走査装置アナログ部12によ
り超音波プローブ11が送信駆動されると、図3に示す
ように、被検体P内にパルス状の超音波ビームがラスタ
a,b〜zの順に送波され、被検体Pで流動する血球に
より反射しドプラ偏移を伴う受信信号として同一振動子
で受波される。この超音波の送受波で得た受信信号は、
プリアンプ13で所定のレベルまで増幅され、増幅され
た受信信号はディレーライン16で送信時に与えた遅延
時間を基に戻すような遅延時間を各振動子毎に付与され
る。加算器17は、ディレーライン16の出力を加算合
成する。
を並設してなり、これらの振動子により被検体Pに対し
て超音波パルスを送受信する。電子走査装置アナログ部
12は、プリアンプ13、パルサ14、発振器15、デ
ィレイライン16、加算器17、検波器18から構成さ
れていて、このような電子走査装置アナログ部12によ
り超音波プローブ11が送信駆動されると、図3に示す
ように、被検体P内にパルス状の超音波ビームがラスタ
a,b〜zの順に送波され、被検体Pで流動する血球に
より反射しドプラ偏移を伴う受信信号として同一振動子
で受波される。この超音波の送受波で得た受信信号は、
プリアンプ13で所定のレベルまで増幅され、増幅され
た受信信号はディレーライン16で送信時に与えた遅延
時間を基に戻すような遅延時間を各振動子毎に付与され
る。加算器17は、ディレーライン16の出力を加算合
成する。
【0018】加算器17から出力された信号は検波器1
8に供給され、そこで対数増幅処理、包絡線検波処理を
経て走査変換手段34へ送られBモード像として形成さ
れ、マルチプレクサ37、D/A変換手段38を介して
表示手段39で表示される。
8に供給され、そこで対数増幅処理、包絡線検波処理を
経て走査変換手段34へ送られBモード像として形成さ
れ、マルチプレクサ37、D/A変換手段38を介して
表示手段39で表示される。
【0019】一方、加算器17から出力された信号は検
波器18と共にライン39にも送られる。ライン39は
2ラインに分岐していて、加算器17からの出力信号
を、ミキサ24a、24bそれぞれに供給する。ミキサ
24aに供給された一方の信号はミキサ処理を施されロ
ーパスフィルタ26aに供給され、ミキサ24bに供給
された他方の信号はミキサ処理を施されると共に発振器
15からの基準信号foおよび90゜移相器25による
90゜移相信号に基づいて90゜の移相差が加えられ、
ローパスフィルタ26bに供給され、ローパスフィルタ
26a,26bでそれぞれ高周波成分が除去され、ドプ
ラ偏移情報を有する位相検波出力信号として出力され
る。ローパスフィルタ26a、26bより出力された位
相検波出力信号は、MTI演算部27に供給される。
波器18と共にライン39にも送られる。ライン39は
2ラインに分岐していて、加算器17からの出力信号
を、ミキサ24a、24bそれぞれに供給する。ミキサ
24aに供給された一方の信号はミキサ処理を施されロ
ーパスフィルタ26aに供給され、ミキサ24bに供給
された他方の信号はミキサ処理を施されると共に発振器
15からの基準信号foおよび90゜移相器25による
90゜移相信号に基づいて90゜の移相差が加えられ、
ローパスフィルタ26bに供給され、ローパスフィルタ
26a,26bでそれぞれ高周波成分が除去され、ドプ
ラ偏移情報を有する位相検波出力信号として出力され
る。ローパスフィルタ26a、26bより出力された位
相検波出力信号は、MTI演算部27に供給される。
【0020】MTI演算部27はA/D変換器28a、
28b、MTIフィルタ29a、29b、自己相関器3
0、平均速度演算部31、分散演算部32、パワー演算
部33、ブランク処理部40から構成されている。な
お、このMTIとは、レーダで使用されている技術で、
前述したようにMoving-Target-Indicator の略であり、
移動目標だけをドップラ効果を利用して検出する方法で
あり、ここでの移動目標は血球である。MTIフィルタ
29a、29bは、所定回数繰り返し送波したレートパ
ルスにおける同一サンプル点SP間の位相変化により血
流の動きを検出し、クラッタ成分を除去する。
28b、MTIフィルタ29a、29b、自己相関器3
0、平均速度演算部31、分散演算部32、パワー演算
部33、ブランク処理部40から構成されている。な
お、このMTIとは、レーダで使用されている技術で、
前述したようにMoving-Target-Indicator の略であり、
移動目標だけをドップラ効果を利用して検出する方法で
あり、ここでの移動目標は血球である。MTIフィルタ
29a、29bは、所定回数繰り返し送波したレートパ
ルスにおける同一サンプル点SP間の位相変化により血
流の動きを検出し、クラッタ成分を除去する。
【0021】自己相関器30は周波数分析法の一種であ
り、MTIフィルタ29a、29bからの出力を入力
し、図3に示す多数のサンプル点SPに関する周波数分
析を行うものであって、この演算数は、FFT(高速フ
ーリエ変換)法における演算数より非常に少なく、その
ためリアルタイム処理が可能である。
り、MTIフィルタ29a、29bからの出力を入力
し、図3に示す多数のサンプル点SPに関する周波数分
析を行うものであって、この演算数は、FFT(高速フ
ーリエ変換)法における演算数より非常に少なく、その
ためリアルタイム処理が可能である。
【0022】平均速度演算部31、分散演算部32、パ
ワー演算部33は、自己相関器30の出力を受けて、各
々所定の演算を実行し、サンプル点SP毎の血流情報、
すなわち平均流速情報v、分散情報σ2 、パワー情報p
を出力する。
ワー演算部33は、自己相関器30の出力を受けて、各
々所定の演算を実行し、サンプル点SP毎の血流情報、
すなわち平均流速情報v、分散情報σ2 、パワー情報p
を出力する。
【0023】ブランク処理手段40は、本実施例の特徴
的部分であって、平均速度演算部31、分散演算部3
2、パワー演算部33からの出力について、ブランク処
理を行い、ノイズ信号を除去するもので、この詳細につ
いては後述する。
的部分であって、平均速度演算部31、分散演算部3
2、パワー演算部33からの出力について、ブランク処
理を行い、ノイズ信号を除去するもので、この詳細につ
いては後述する。
【0024】ブランク処理手段40の出力は、走査変換
手段35を介して、カラー情報変更手段36に取り込ま
れ、ここで所定のカラー処理が施されるようになってい
る。走査変換手段35はディジタル・スキャン・コンバ
ータ(DSC)とも呼ばれていて、表示手段39の走査
方式に合致するように出力順序を変換する。カラー情報
変更手段36は走査変換手段35の出力をカラー処理す
るものである。そしてこのカラー情報変更手段36の出
力は、MPX37、D/A変換手段38を順に介して表
示手段39に送出され、血流像として表示されるように
なっている。次に本実施例の特徴的な部分であるブラン
ク処理手段40について説明する。
手段35を介して、カラー情報変更手段36に取り込ま
れ、ここで所定のカラー処理が施されるようになってい
る。走査変換手段35はディジタル・スキャン・コンバ
ータ(DSC)とも呼ばれていて、表示手段39の走査
方式に合致するように出力順序を変換する。カラー情報
変更手段36は走査変換手段35の出力をカラー処理す
るものである。そしてこのカラー情報変更手段36の出
力は、MPX37、D/A変換手段38を順に介して表
示手段39に送出され、血流像として表示されるように
なっている。次に本実施例の特徴的な部分であるブラン
ク処理手段40について説明する。
【0025】図2はこのブランク処理手段40の構成を
示す概略部である。メモリ41は、パワー演算部33か
ら出力される連続する複数フレーム分のパワー情報pを
記憶する。演算部42は、メモリ41に記憶されている
複数フレーム分のパワー情報pを入力し、各サンプル点
SP毎にパワー情報pのフレーム間処理、すなわち平均
処理を行い、各平均値(以下、「平均パワー情報P」と
いう)をメモリ41を介して出力する。閾値処理部43
は、上述の原理説明で述べた通り、所定のブランクレベ
ルBL1 を設定していて、このブランクレベルBL1 と
各サンプル点SP毎の平均パワー情報Pとを比較し、ど
のサンプル点SPの平均パワー情報Pがブランクレベル
BL1 以下であるか、すなわちノイズ信号であるかを示
すブランク情報BDをブランク処理部44に出力する。
示す概略部である。メモリ41は、パワー演算部33か
ら出力される連続する複数フレーム分のパワー情報pを
記憶する。演算部42は、メモリ41に記憶されている
複数フレーム分のパワー情報pを入力し、各サンプル点
SP毎にパワー情報pのフレーム間処理、すなわち平均
処理を行い、各平均値(以下、「平均パワー情報P」と
いう)をメモリ41を介して出力する。閾値処理部43
は、上述の原理説明で述べた通り、所定のブランクレベ
ルBL1 を設定していて、このブランクレベルBL1 と
各サンプル点SP毎の平均パワー情報Pとを比較し、ど
のサンプル点SPの平均パワー情報Pがブランクレベル
BL1 以下であるか、すなわちノイズ信号であるかを示
すブランク情報BDをブランク処理部44に出力する。
【0026】ブランク処理部44は、平均速度演算部3
1、分散演算部32、パワー演算部33からそれぞれ平
均流速情報v、分散情報σ2 、パワー情報pを入力し、
閾値処理部43から供給されるブランク情報BDにした
がって、ブランクレベルBL1 以下のサンプル点SPに
対応する平均流速情報v、分散情報σ2 、パワー情報p
についてブランク処理、例えばゼロ値変換処理を行い走
査変換手段35に出力する。このように血流信号とノイ
ズ信号との弁別を、平均パワー情報Pの平均値に基づい
て判断することによって、その弁別能を向上させること
ができる。次に、以上のように構成された本実施例装置
の動作について説明する。
1、分散演算部32、パワー演算部33からそれぞれ平
均流速情報v、分散情報σ2 、パワー情報pを入力し、
閾値処理部43から供給されるブランク情報BDにした
がって、ブランクレベルBL1 以下のサンプル点SPに
対応する平均流速情報v、分散情報σ2 、パワー情報p
についてブランク処理、例えばゼロ値変換処理を行い走
査変換手段35に出力する。このように血流信号とノイ
ズ信号との弁別を、平均パワー情報Pの平均値に基づい
て判断することによって、その弁別能を向上させること
ができる。次に、以上のように構成された本実施例装置
の動作について説明する。
【0027】図5はブランク処理手段40の動作につい
て説明する概念図である。なお、ここでは、連続する5
フレーム分のパワー情報pを用いて、ブランク情報BD
を得るものとする。メモリ41に5フレーム分のパワー
情報p(各々1フレーム分のパワー情報pを入力順にF
p1、Fp2…Fp5とする)が記憶されると、演算部42で
サンプル点SP毎に平均処理がなされて、1フレーム分
の平均パワー情報P(Fhp1 )が得られる。例えば、
サンプル点SPaに関しては5フレームにわたる5つの
パワー情報Pa1〜Pa5について、サンプル点SPbに関
しては5フレームにわたる5つのパワー情報Pb1〜Pb5
について平均処理を行い、平均パワー情報Pa 、Pb が
得られる。このような平均処理を、全サンプル点SPに
ついて行い、平均パワー情報Pが1フレーム分(Fhp
1 )得られる。
て説明する概念図である。なお、ここでは、連続する5
フレーム分のパワー情報pを用いて、ブランク情報BD
を得るものとする。メモリ41に5フレーム分のパワー
情報p(各々1フレーム分のパワー情報pを入力順にF
p1、Fp2…Fp5とする)が記憶されると、演算部42で
サンプル点SP毎に平均処理がなされて、1フレーム分
の平均パワー情報P(Fhp1 )が得られる。例えば、
サンプル点SPaに関しては5フレームにわたる5つの
パワー情報Pa1〜Pa5について、サンプル点SPbに関
しては5フレームにわたる5つのパワー情報Pb1〜Pb5
について平均処理を行い、平均パワー情報Pa 、Pb が
得られる。このような平均処理を、全サンプル点SPに
ついて行い、平均パワー情報Pが1フレーム分(Fhp
1 )得られる。
【0028】こうして得られた1フレーム分の平均パワ
ー情報Fhp1 は、閾値処理部43に供給され、各サン
プル点SPの平均パワー情報P毎にブランクレベルBL
1 と比較され、このブランクレベルBL1 以下の平均パ
ワー情報P、例えばPb に対応するサンプル点SPbを
示すブランク情報BD1 が得られる。このブランク情報
BD1 は、ブランク処理部44に供給される。
ー情報Fhp1 は、閾値処理部43に供給され、各サン
プル点SPの平均パワー情報P毎にブランクレベルBL
1 と比較され、このブランクレベルBL1 以下の平均パ
ワー情報P、例えばPb に対応するサンプル点SPbを
示すブランク情報BD1 が得られる。このブランク情報
BD1 は、ブランク処理部44に供給される。
【0029】そして、ブランク処理部44で、このブラ
ンク情報BD1 に基づいて、平均速度演算部31、分散
演算部32、パワー演算部33から出力されてくる各サ
ンプル点SPの平均流速情報v、分散情報σ2 、パワー
情報pについて、ブランク処理、例えばゼロ値に設定さ
れる。
ンク情報BD1 に基づいて、平均速度演算部31、分散
演算部32、パワー演算部33から出力されてくる各サ
ンプル点SPの平均流速情報v、分散情報σ2 、パワー
情報pについて、ブランク処理、例えばゼロ値に設定さ
れる。
【0030】このようにブランク処理手段40を経た平
均流速情報v、分散情報σ2 、パワー情報pは、走査変
換手段35で表示手段39の表示走査方式に応じて出力
され、カラー情報変換手段36でその正負およびレベル
に応じて青または赤の濃度情報に変換され、マルチプレ
クサ37で例えばBモード像と重ねられ、D/A変換器
38を経て、表示手段39にノイズ信号のない2次元カ
ラー血流像として表示される。
均流速情報v、分散情報σ2 、パワー情報pは、走査変
換手段35で表示手段39の表示走査方式に応じて出力
され、カラー情報変換手段36でその正負およびレベル
に応じて青または赤の濃度情報に変換され、マルチプレ
クサ37で例えばBモード像と重ねられ、D/A変換器
38を経て、表示手段39にノイズ信号のない2次元カ
ラー血流像として表示される。
【0031】そして次の1フレーム分のパワー情報Fp6
を入力すると、この1フレーム分のパワー情報Fp6を最
先に入力した1フレーム分のパワー情報Fp1に代えて記
憶し、今度は新たな5フレーム分のパワー情報Fp2〜F
p6を処理対象として、上述したように、平均処理および
閾値処理がなされブランク情報BD2 が得られ、このブ
ランク情報BD2 に基づいて平均流速情報v、分散情報
σ2 、パワー情報pにブランク処理が施され、2次元カ
ラー血流像が表示される。このような動作が1フレーム
分のパワー情報がデータがパワー演算部33から供給さ
れる毎に行われ、ノイズ信号のない2次元カラー血流像
が表示される。
を入力すると、この1フレーム分のパワー情報Fp6を最
先に入力した1フレーム分のパワー情報Fp1に代えて記
憶し、今度は新たな5フレーム分のパワー情報Fp2〜F
p6を処理対象として、上述したように、平均処理および
閾値処理がなされブランク情報BD2 が得られ、このブ
ランク情報BD2 に基づいて平均流速情報v、分散情報
σ2 、パワー情報pにブランク処理が施され、2次元カ
ラー血流像が表示される。このような動作が1フレーム
分のパワー情報がデータがパワー演算部33から供給さ
れる毎に行われ、ノイズ信号のない2次元カラー血流像
が表示される。
【0032】このように、平均パワー情報Pについて閾
値処理をし、ブランク情報を得ることによって、血流信
号とノイズ信号の弁別能を向上させることができ、ノイ
ズ信号の混在しない2次元カラー血流像を得ることがで
きる。なお、上記実施例において、ブランク処理の対象
を各種血流情報演算部からの平均流速情報v、分散情報
σ2 、パワー情報pとしたが、複数フレーム分のこれら
情報を上記演算部42で行ったと同様の平均処理をした
ものについてブランク処理を行うこととしてもよい。
値処理をし、ブランク情報を得ることによって、血流信
号とノイズ信号の弁別能を向上させることができ、ノイ
ズ信号の混在しない2次元カラー血流像を得ることがで
きる。なお、上記実施例において、ブランク処理の対象
を各種血流情報演算部からの平均流速情報v、分散情報
σ2 、パワー情報pとしたが、複数フレーム分のこれら
情報を上記演算部42で行ったと同様の平均処理をした
ものについてブランク処理を行うこととしてもよい。
【0033】次に第2の実施例について説明する。本実
施例は、第1の実施例が連続する複数フレーム分のパワ
ー情報pについて平均処理を行い、その結果に基づいて
ブランク情報を得て血流信号とノイズ信号との弁別能を
向上させるものであったが、本実施例は、平均処理の代
わりに最大値検出処理を用いて同様の効果を得るもので
ある。
施例は、第1の実施例が連続する複数フレーム分のパワ
ー情報pについて平均処理を行い、その結果に基づいて
ブランク情報を得て血流信号とノイズ信号との弁別能を
向上させるものであったが、本実施例は、平均処理の代
わりに最大値検出処理を用いて同様の効果を得るもので
ある。
【0034】図6は本実施例が弁別能を向上する原理に
ついて説明する図である。ところで、最大値検出処理と
は、連続する複数フレーム分のパワー情報pを用いて、
同じサンプル点SPに関する連続する複数フレーム間の
パワー情報pの中の最大値を示す最大パワー情報Pを選
択する処理である。この結果、最大パワー情報Pは、図
6に斜線で示す範囲に存する傾向が増し、その傾向にし
たがって、ノイズ信号のパワー値分布の帯域幅の最大値
を越える付近にブランクレベルBL2 を設定し、各サン
プル点SPの最大パワー情報Pについてこのブランクレ
ベルBL2 と比較し、ブランク情報BDを得る。このた
めの構成は、図1に示した演算部42を最大値検出処理
部に変更するだけで容易に実施できる。また、最大値検
出の代わりに、連続する複数フレーム分のパワー情報p
の判定結果から多数決でブランク処理を制御することも
可能である。このように本実施例によっても、上記第1
の実施例の平均処理の場合と同様に血流信号とノイズ信
号との弁別能を向上することができる。
ついて説明する図である。ところで、最大値検出処理と
は、連続する複数フレーム分のパワー情報pを用いて、
同じサンプル点SPに関する連続する複数フレーム間の
パワー情報pの中の最大値を示す最大パワー情報Pを選
択する処理である。この結果、最大パワー情報Pは、図
6に斜線で示す範囲に存する傾向が増し、その傾向にし
たがって、ノイズ信号のパワー値分布の帯域幅の最大値
を越える付近にブランクレベルBL2 を設定し、各サン
プル点SPの最大パワー情報Pについてこのブランクレ
ベルBL2 と比較し、ブランク情報BDを得る。このた
めの構成は、図1に示した演算部42を最大値検出処理
部に変更するだけで容易に実施できる。また、最大値検
出の代わりに、連続する複数フレーム分のパワー情報p
の判定結果から多数決でブランク処理を制御することも
可能である。このように本実施例によっても、上記第1
の実施例の平均処理の場合と同様に血流信号とノイズ信
号との弁別能を向上することができる。
【0035】次に第3の実施例について説明する。ここ
に、ノイズ信号の時間軸上のレベル変化程度(変化速
度)が、血流信号の時間軸上のレベル変化速度と相違す
ることが一般的に知られている。本実施例はこのことを
利用して、弁別能を向上しようとするものである。例え
ば、図7に示すように、図7(a)に示す血流信号に関
する平均流速情報vは、図7(b)に示すノイズ信号に
関する平均流速情報vより緩やかに変化する性質があ
る。
に、ノイズ信号の時間軸上のレベル変化程度(変化速
度)が、血流信号の時間軸上のレベル変化速度と相違す
ることが一般的に知られている。本実施例はこのことを
利用して、弁別能を向上しようとするものである。例え
ば、図7に示すように、図7(a)に示す血流信号に関
する平均流速情報vは、図7(b)に示すノイズ信号に
関する平均流速情報vより緩やかに変化する性質があ
る。
【0036】この性質を利用すべく、本実施例は上記実
施例のブランク処理部40の演算部42を次のように変
更する。すなわち、本実施例の演算部は、平均流速演算
部31からの平均流速情報vをメモリ41を介して複数
フレーム分入力し、上記変化速度を計算するための変化
速度計算処理部とする。この変化速度の計算は、周波数
の変化に基づいてこの変化速度を計算してもよいし、振
幅値変化に基づいてこの変化速度を計算してもよい。周
波数の変化に基づいてこの変化速度を計算する場合に
は、例えばフーリエ変換法、ゼロクロス法や自己相関法
を採用する。ブランク処理部43で、この変化速度と所
定の閾値とを比較することによりブランク情報を得て、
平均流速情報v、分散情報σ2 、パワー情報pについて
上記ブランク情報にしたがってブランク処理を行う。こ
のための構成は、図1に示した演算部42を上記変化速
度を計算するための変化速度計算処理部に変更するだけ
で容易に実施できる。
施例のブランク処理部40の演算部42を次のように変
更する。すなわち、本実施例の演算部は、平均流速演算
部31からの平均流速情報vをメモリ41を介して複数
フレーム分入力し、上記変化速度を計算するための変化
速度計算処理部とする。この変化速度の計算は、周波数
の変化に基づいてこの変化速度を計算してもよいし、振
幅値変化に基づいてこの変化速度を計算してもよい。周
波数の変化に基づいてこの変化速度を計算する場合に
は、例えばフーリエ変換法、ゼロクロス法や自己相関法
を採用する。ブランク処理部43で、この変化速度と所
定の閾値とを比較することによりブランク情報を得て、
平均流速情報v、分散情報σ2 、パワー情報pについて
上記ブランク情報にしたがってブランク処理を行う。こ
のための構成は、図1に示した演算部42を上記変化速
度を計算するための変化速度計算処理部に変更するだけ
で容易に実施できる。
【0037】このように本実施例によっても、上記実施
例の場合と同様に血流信号とノイズ信号との弁別能を向
上することができる。なお、本実施例は平均流速情報v
に関する変化速度を得たが、分散情報σ2 またはパワー
情報pに関する変化速度を得ることとしてもよい。
例の場合と同様に血流信号とノイズ信号との弁別能を向
上することができる。なお、本実施例は平均流速情報v
に関する変化速度を得たが、分散情報σ2 またはパワー
情報pに関する変化速度を得ることとしてもよい。
【0038】以上のように、本実施例に係わる超音波血
流イメージング装置は、フレーム間処理を採用している
ことにより、血流信号とノイズ信号とを高信頼性で弁別
することができ、血流信号を最大限に表示しつつ且つノ
イズ信号の表示を最低限にした超音波血流イメージング
装置を提供することができる。
流イメージング装置は、フレーム間処理を採用している
ことにより、血流信号とノイズ信号とを高信頼性で弁別
することができ、血流信号を最大限に表示しつつ且つノ
イズ信号の表示を最低限にした超音波血流イメージング
装置を提供することができる。
【0039】なお、本発明は、上記実施例に限定される
事なく、種々変形して実施可能である。図8に示すよう
にブランク処理手段40を、自己相関器30と各種演算
部31、32、33との間に配置した構成としてもよ
く、この場合は自己相関器30の出力、すなわち自己相
関関数についてブランク処理を行う。また、上記自己相
関器に代えて、フーリエ変換器とした構成としてもよ
い。また、上記実施例は、連続する複数フレームの各サ
ンプル点SP毎に平均処理等を行っているが、空間的に
隣接する複数のサンプル点SP毎に平均処理等を行って
もよい。
事なく、種々変形して実施可能である。図8に示すよう
にブランク処理手段40を、自己相関器30と各種演算
部31、32、33との間に配置した構成としてもよ
く、この場合は自己相関器30の出力、すなわち自己相
関関数についてブランク処理を行う。また、上記自己相
関器に代えて、フーリエ変換器とした構成としてもよ
い。また、上記実施例は、連続する複数フレームの各サ
ンプル点SP毎に平均処理等を行っているが、空間的に
隣接する複数のサンプル点SP毎に平均処理等を行って
もよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
検体内に超音波ビームを走査しながら送受波して反射波
信号を得、その反射波信号を用いてドプラ信号を検出
し、そのドプラ信号について多点の周波数分析処理およ
び所定の血流情報演算処理を行い、その血流情報演算手
段から連続して出力される複数フレーム分の情報につい
て所定のフレーム間処理を施し、その処理結果と所定の
閾値とを比較することによって上記多点の中の表示すべ
きでない点を表すブランク情報を得、このブランク情報
に基づいて上記血流情報演算手段の出力をブランク処理
することによって、ノイズ信号の混在しない血流分布像
を表示することができる超音波血流イメージング装置を
提供することができる。
検体内に超音波ビームを走査しながら送受波して反射波
信号を得、その反射波信号を用いてドプラ信号を検出
し、そのドプラ信号について多点の周波数分析処理およ
び所定の血流情報演算処理を行い、その血流情報演算手
段から連続して出力される複数フレーム分の情報につい
て所定のフレーム間処理を施し、その処理結果と所定の
閾値とを比較することによって上記多点の中の表示すべ
きでない点を表すブランク情報を得、このブランク情報
に基づいて上記血流情報演算手段の出力をブランク処理
することによって、ノイズ信号の混在しない血流分布像
を表示することができる超音波血流イメージング装置を
提供することができる。
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図。
【図2】図1に示すブランク処理手段の構成を示すブロ
ック図。
ック図。
【図3】セクタ走査を示す図。
【図4】本実施例による弁別能向上の原理について説明
する図。
する図。
【図5】本実施例のブランク処理手段の動作について説
明する概念図。
明する概念図。
【図6】第2の実施例のブランク処理手段の最大値検出
処理が弁別能を向上する原理について説明する図。
処理が弁別能を向上する原理について説明する図。
【図7】第3の実施例のブランク処理手段の変化速度計
算処理が弁別能を向上する原理について説明する図。
算処理が弁別能を向上する原理について説明する図。
【図8】第1〜第3実施例におけるブランク処理手段の
配置を変更した他の実施例を示す図。
配置を変更した他の実施例を示す図。
【図9】従来の超音波血流イメージンング装置の概略的
な構成を示すブロック図。
な構成を示すブロック図。
【図10】従来の超音波血流イメージンング装置の血流
信号とノイズ信号との弁別能の問題展を説明する図。
信号とノイズ信号との弁別能の問題展を説明する図。
11…超音波プローブ、12…電子走査装置アナログ
部、24…ミキサ、25…90゜移相器、26…ローパ
スフィルタ、27…MTI演算部、28…A/D変換手
段、29…MTIフィルター、30…自己相関器、3
1,32,33…演算部、34,35…走査変換手段、
36…カラー情報変更手段、37…マルチプレクサ、3
8…D/A変換手段、39…表示手段、40…ブランク
処理手段。
部、24…ミキサ、25…90゜移相器、26…ローパ
スフィルタ、27…MTI演算部、28…A/D変換手
段、29…MTIフィルター、30…自己相関器、3
1,32,33…演算部、34,35…走査変換手段、
36…カラー情報変更手段、37…マルチプレクサ、3
8…D/A変換手段、39…表示手段、40…ブランク
処理手段。
Claims (4)
- 【請求項1】 被検体内に超音波ビームを走査しながら
送受波して反射波信号を得、その反射波信号を用いてド
プラ信号を検出し、そのドプラ信号について多点の周波
数分析処理および所定の血流情報演算処理を行う手段
と、 前記血流情報演算手段から連続して出力される複数フレ
ーム分の情報について所定のフレーム間処理を施し、そ
の処理結果と所定の閾値とを比較することによって前記
多点の中の表示すべきでない点を表すブランク情報を得
る手段と、 前記ブランク情報に基づいて前記血流情報演算手段の出
力をブランク処理して、その結果を血流分布像として表
示する手段とを具備することを特徴とする超音波血流イ
メージング装置。 - 【請求項2】 前記ブランク情報手段は前記血流情報演
算手段から複数フレーム分のパワー情報を入力し、その
複数フレームの各点について平均処理を行い、その各点
の平均処理結果に基づいて前記多点の中の表示すべきで
ない点を表すブランク情報を得ることを特徴とする請求
項1に記載の超音波血流イメージング装置。 - 【請求項3】 前記ブランク情報手段は前記血流情報演
算手段から複数フレーム分のパワー情報を入力し、その
複数フレームの各点について最大を示すパワー情報を検
出する処理を行い、その最大パワー情報に基づいて前記
多点の中の表示すべきでない点を表すブランク情報を得
ることを特徴とする請求項1に記載の超音波血流イメー
ジング装置。 - 【請求項4】 前記ブランク情報手段は前記血流情報演
算手段から複数フレーム分の平均流速情報を入力し、そ
の複数フレームの各点について平均流速の変化速度を計
算し、その変化速度に基づいて前記多点の中の表示すべ
きでない点を表すブランク情報を得ることを特徴とする
請求項1に記載の超音波血流イメージング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8093292A JPH05277111A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 超音波血流イメージング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8093292A JPH05277111A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 超音波血流イメージング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05277111A true JPH05277111A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=13732223
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8093292A Pending JPH05277111A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | 超音波血流イメージング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05277111A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011120677A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Hitachi Aloka Medical Ltd | 超音波診断装置 |
| CN102335012A (zh) * | 2010-07-14 | 2012-02-01 | Ge医疗系统环球技术有限公司 | 超声诊断设备 |
| JP2013240721A (ja) * | 2013-09-10 | 2013-12-05 | Hitachi Medical Corp | 超音波診断装置 |
| JP2015109960A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-06-18 | コニカミノルタ株式会社 | 超音波診断装置、超音波診断装置の制御器及び超音波診断装置の制御方法 |
| JP2021104301A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-26 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | 超音波診断装置、医用画像処理装置、および医用画像処理プログラム |
-
1992
- 1992-04-02 JP JP8093292A patent/JPH05277111A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011120677A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Hitachi Aloka Medical Ltd | 超音波診断装置 |
| CN102335012A (zh) * | 2010-07-14 | 2012-02-01 | Ge医疗系统环球技术有限公司 | 超声诊断设备 |
| JP2012019917A (ja) * | 2010-07-14 | 2012-02-02 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 超音波診断装置 |
| US8870777B2 (en) | 2010-07-14 | 2014-10-28 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | Ultrasound diagnostic apparatus |
| JP2013240721A (ja) * | 2013-09-10 | 2013-12-05 | Hitachi Medical Corp | 超音波診断装置 |
| JP2015109960A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-06-18 | コニカミノルタ株式会社 | 超音波診断装置、超音波診断装置の制御器及び超音波診断装置の制御方法 |
| JP2021104301A (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-26 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | 超音波診断装置、医用画像処理装置、および医用画像処理プログラム |
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