JPH0527779A - 能動型騒音制御装置 - Google Patents
能動型騒音制御装置Info
- Publication number
- JPH0527779A JPH0527779A JP3179673A JP17967391A JPH0527779A JP H0527779 A JPH0527779 A JP H0527779A JP 3179673 A JP3179673 A JP 3179673A JP 17967391 A JP17967391 A JP 17967391A JP H0527779 A JPH0527779 A JP H0527779A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evaluation function
- time
- noise
- reference signal
- filter
- Prior art date
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- Pending
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 能動型騒音制御装置における制御系の発散に
よる異状音の発生を未然に防止する。 【構成】 適応ディジタルフィルタのフィルタ係数Wmi
(n+1) を更新したときのマイクロフォン入力e1 〜e3
から評価関数Jを算出し(ステップS4) 、次いで、評価
関数Jが評価関数閾値J0 以上であるか否かを判定し
(ステップS5)、J≧J0 となった後に、監視タイマT
x,Ty,Tzを順番にセットし(ステップS6〜S8,S15
〜S17,S19 〜S21)、Txがタイムアップする前にJ<J
0 とならない場合、及びTxがタイムアップする前にJ
<J0 となった後にこの状態をTyの期間を経てTzが
タイムアップする迄継続しない場合( ステップS9〜S1
1)、モデル空間伝達関数と実際の空間伝達関数とのずれ
による発散状態と判断して、ラウドスピーカへの駆動信
号の供給を遮断する(ステップS12 )。
よる異状音の発生を未然に防止する。 【構成】 適応ディジタルフィルタのフィルタ係数Wmi
(n+1) を更新したときのマイクロフォン入力e1 〜e3
から評価関数Jを算出し(ステップS4) 、次いで、評価
関数Jが評価関数閾値J0 以上であるか否かを判定し
(ステップS5)、J≧J0 となった後に、監視タイマT
x,Ty,Tzを順番にセットし(ステップS6〜S8,S15
〜S17,S19 〜S21)、Txがタイムアップする前にJ<J
0 とならない場合、及びTxがタイムアップする前にJ
<J0 となった後にこの状態をTyの期間を経てTzが
タイムアップする迄継続しない場合( ステップS9〜S1
1)、モデル空間伝達関数と実際の空間伝達関数とのずれ
による発散状態と判断して、ラウドスピーカへの駆動信
号の供給を遮断する(ステップS12 )。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、騒音源からの騒音に制
御音源で発生させた騒音抑制信号を干渉させることによ
り騒音を抑制する能動型騒音制御装置に係り、特に発散
による異常音の発生を未然に防止することができる能動
型騒音制御装置に関する。
御音源で発生させた騒音抑制信号を干渉させることによ
り騒音を抑制する能動型騒音制御装置に係り、特に発散
による異常音の発生を未然に防止することができる能動
型騒音制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の能動型騒音制御装置とし
ては、例えば特許出願公表平1−501344号公報に
記載されているものがある。この従来例は、ラウドスピ
ーカから制御音を放音することにより、車室内に騒音源
から伝達される騒音を低減させる能動型騒音制御装置で
あって、車室内の残留騒音を複数のマイクロフォンで検
出すると共に、騒音源の任意に選択し得る高調波を含む
少なくとも一つの基準信号を発生させ、これら残留騒音
検出信号と基準信号とをプロセッサ/記憶ユニットに供
給することにより、基準信号を適応フィルタ処理してラ
ウドスピーカの駆動信号を形成するようにしている。こ
こで、適応フィルタ処理では、その第i番目のフィルタ
係数Wmi(n+1)を、LMSアルゴリズムに従って、複数
のマイクロフォンの検出信号Vekの平均自乗和として設
定された評価関数Jを最小とするように、下記(1) 式に
従って順次更新するようにしている。
ては、例えば特許出願公表平1−501344号公報に
記載されているものがある。この従来例は、ラウドスピ
ーカから制御音を放音することにより、車室内に騒音源
から伝達される騒音を低減させる能動型騒音制御装置で
あって、車室内の残留騒音を複数のマイクロフォンで検
出すると共に、騒音源の任意に選択し得る高調波を含む
少なくとも一つの基準信号を発生させ、これら残留騒音
検出信号と基準信号とをプロセッサ/記憶ユニットに供
給することにより、基準信号を適応フィルタ処理してラ
ウドスピーカの駆動信号を形成するようにしている。こ
こで、適応フィルタ処理では、その第i番目のフィルタ
係数Wmi(n+1)を、LMSアルゴリズムに従って、複数
のマイクロフォンの検出信号Vekの平均自乗和として設
定された評価関数Jを最小とするように、下記(1) 式に
従って順次更新するようにしている。
【0003】 ここで、Wmi(n) は前回即ちn番目のサンプル時のフ
ィルタ係数、μは収束係数、Vekはk番目のマイクロフ
ォン出力、xは騒音源に相関のある基準信号、Ckmはm
番目のスピーカとk番目のマイクロフォンとの間の実空
間伝達関数である。
ィルタ係数、μは収束係数、Vekはk番目のマイクロフ
ォン出力、xは騒音源に相関のある基準信号、Ckmはm
番目のスピーカとk番目のマイクロフォンとの間の実空
間伝達関数である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の能動型騒音制御装置にあっては、適応フィルタのフ
ィルタ係数を更新する制御アルゴリズムで、ラウドスピ
ーカ及びマイクロフォン間の実際の空間伝達関数Ckmそ
のものではなく、これをモデル化したモデル空間伝達関
数Ckm′を使用しているので、例えばラウドスピーカ,
マイクロフォンの劣化或いは閉空間の温度変化等によっ
て実際の伝達関数が変化したときには、前記(1) 式で算
出される適応フィルタのフィルタ係数Wmi(n+1)に誤差
を生じて評価関数Jが収束せずに発散し、異状音を発生
するおそれがあるという未解決の課題があった。
来の能動型騒音制御装置にあっては、適応フィルタのフ
ィルタ係数を更新する制御アルゴリズムで、ラウドスピ
ーカ及びマイクロフォン間の実際の空間伝達関数Ckmそ
のものではなく、これをモデル化したモデル空間伝達関
数Ckm′を使用しているので、例えばラウドスピーカ,
マイクロフォンの劣化或いは閉空間の温度変化等によっ
て実際の伝達関数が変化したときには、前記(1) 式で算
出される適応フィルタのフィルタ係数Wmi(n+1)に誤差
を生じて評価関数Jが収束せずに発散し、異状音を発生
するおそれがあるという未解決の課題があった。
【0005】そこで、この発明は、上記従来例の未解決
の課題に着目してなされたものであり、評価関数Jを常
時監視し、一定の条件の下に所定の値に収まっていない
場合には、評価関数Jが発散傾向にありシステムが不安
定になったと判別し、システムの作動を抑制し、異状音
の発生を未然に防止することができる能動型騒音制御装
置を提供することを目的としている。
の課題に着目してなされたものであり、評価関数Jを常
時監視し、一定の条件の下に所定の値に収まっていない
場合には、評価関数Jが発散傾向にありシステムが不安
定になったと判別し、システムの作動を抑制し、異状音
の発生を未然に防止することができる能動型騒音制御装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る能動型騒音制御装置は、図1に示す
ように、騒音源の騒音発生状態に応じた基準信号を発生
する基準信号発生手段と、該基準信号発生手段の基準信
号が適応フィルタを介して供給される制御音源と、観測
位置の残留騒音を検出する残留騒音検出手段と、前記基
準信号を制御音源及び残留騒音検出手段との間の空間伝
達関数に対応するモデル空間伝達関数を表すフィルタ係
数でフィルタ処理するフィルタ手段と、該フィルタ手段
のフィルタ処理された基準信号と前記残留騒音検出手段
の残留騒音検出信号とに基づいて最急降下法によって前
記適応フィルタのフィルタ係数を更新するフィルタ係数
更新手段とを備えた能動型騒音制御装置において、前記
残留騒音検出信号に基づいて評価関数を演算する評価関
数演算手段と、該評価関数演算手段で演算した評価関数
が第1設定時間内に予め設定した評価関数閾値未満にな
らない場合及び第1設定時間内に前記評価関数閾値未満
になった後第2設定時間以上前記評価関数閾値未満の値
を継続しない場合に異常と判定する異常判定手段と、該
異常判定手段で異常と判定されたときに前記制御音源か
らの制御音の放音を中止乃至抑制する放音制御手段とを
備えたことを特徴としている。
に、この発明に係る能動型騒音制御装置は、図1に示す
ように、騒音源の騒音発生状態に応じた基準信号を発生
する基準信号発生手段と、該基準信号発生手段の基準信
号が適応フィルタを介して供給される制御音源と、観測
位置の残留騒音を検出する残留騒音検出手段と、前記基
準信号を制御音源及び残留騒音検出手段との間の空間伝
達関数に対応するモデル空間伝達関数を表すフィルタ係
数でフィルタ処理するフィルタ手段と、該フィルタ手段
のフィルタ処理された基準信号と前記残留騒音検出手段
の残留騒音検出信号とに基づいて最急降下法によって前
記適応フィルタのフィルタ係数を更新するフィルタ係数
更新手段とを備えた能動型騒音制御装置において、前記
残留騒音検出信号に基づいて評価関数を演算する評価関
数演算手段と、該評価関数演算手段で演算した評価関数
が第1設定時間内に予め設定した評価関数閾値未満にな
らない場合及び第1設定時間内に前記評価関数閾値未満
になった後第2設定時間以上前記評価関数閾値未満の値
を継続しない場合に異常と判定する異常判定手段と、該
異常判定手段で異常と判定されたときに前記制御音源か
らの制御音の放音を中止乃至抑制する放音制御手段とを
備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明においては、評価関数演算手段で演算し
た評価関数が予め設定した評価関数閾値未満であるとき
には、フィルタ手段でのモデル空間伝達関数が実際の制
御音源及び残留騒音検出手段間の実空間伝達関数と略一
致して騒音源から伝達される騒音を効果的に能動制御し
て抑制しているものと判断するが、演算した評価関数が
評価関数閾値以上になった後、第1設定時間内に予め設
定した評価関数閾値未満にならない場合及び第1設定時
間内に前記評価関数閾値未満になった後第2設定時間以
上前記評価関数閾値未満の値を継続しない場合は、モデ
ル空間伝達関数と実空間伝達関数とがずれて発散状態に
ある異常状態と判断し、制御音源からの制御音の放音を
遮断して騒音抑制制御を中止する。
た評価関数が予め設定した評価関数閾値未満であるとき
には、フィルタ手段でのモデル空間伝達関数が実際の制
御音源及び残留騒音検出手段間の実空間伝達関数と略一
致して騒音源から伝達される騒音を効果的に能動制御し
て抑制しているものと判断するが、演算した評価関数が
評価関数閾値以上になった後、第1設定時間内に予め設
定した評価関数閾値未満にならない場合及び第1設定時
間内に前記評価関数閾値未満になった後第2設定時間以
上前記評価関数閾値未満の値を継続しない場合は、モデ
ル空間伝達関数と実空間伝達関数とがずれて発散状態に
ある異常状態と判断し、制御音源からの制御音の放音を
遮断して騒音抑制制御を中止する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の機能ブロック図であり、図2
は、本発明を車両に適用した場合の一実施例を示す概略
構成図である。図2において、1は車体であって、車室
2の前方に騒音源としての4気筒エンジン3が配置され
ている。車室2内には、前部座席4F及び後部座席4R
が配設されていると共に、例えばダッシュボードの下部
及び後部座席4Rの後方側に制御音源としてのオーディ
オ信号を出力する制御音源を兼ねるラウドスピーカ5a
及び5bが配設され、さらに天井の前方、中央及び後方
部に夫々残留騒音検出手段としてのマイクロフォン6
a,6b及び6cが配設されている。
する。図1は、本発明の機能ブロック図であり、図2
は、本発明を車両に適用した場合の一実施例を示す概略
構成図である。図2において、1は車体であって、車室
2の前方に騒音源としての4気筒エンジン3が配置され
ている。車室2内には、前部座席4F及び後部座席4R
が配設されていると共に、例えばダッシュボードの下部
及び後部座席4Rの後方側に制御音源としてのオーディ
オ信号を出力する制御音源を兼ねるラウドスピーカ5a
及び5bが配設され、さらに天井の前方、中央及び後方
部に夫々残留騒音検出手段としてのマイクロフォン6
a,6b及び6cが配設されている。
【0009】また、エンジン3には、クランク角センサ
7が取付けられ、このクランク角センサ7からクランク
軸が180度回転する毎に1つのパルスでなる騒音発生
状態検出信号xが出力される。そして、マイクロフォン
6a〜6cから出力される残留騒音検出信号e1 〜e 3
がプロセッサユニット15に入力されると共に、クラン
ク角センサ7の検出信号xがプロセッサユニット15に
入力される。
7が取付けられ、このクランク角センサ7からクランク
軸が180度回転する毎に1つのパルスでなる騒音発生
状態検出信号xが出力される。そして、マイクロフォン
6a〜6cから出力される残留騒音検出信号e1 〜e 3
がプロセッサユニット15に入力されると共に、クラン
ク角センサ7の検出信号xがプロセッサユニット15に
入力される。
【0010】プロセッサユニット15は、図3に示すよ
うに、入力される基準信号xをA/D変換して出力する
A/D変換回路22と、このA/D変換回路22の出力
信号を基準信号xとして入力するディジタルフィルタ2
4及び適応ディジタルフィルタ26と、マイクロフォン
6a〜6cからの残留騒音補正信号e1 〜e3 をA/D
変換するA/D変換器30と、このA/D変換器30に
よる変換信号及び前記ディジタルフィルタ24の出力信
号rkmを入力するマイクロプロセッサ34と、適応ディ
ジタルフィルタ26の処理信号をD/A変換するD/A
変換器36とを備えている。
うに、入力される基準信号xをA/D変換して出力する
A/D変換回路22と、このA/D変換回路22の出力
信号を基準信号xとして入力するディジタルフィルタ2
4及び適応ディジタルフィルタ26と、マイクロフォン
6a〜6cからの残留騒音補正信号e1 〜e3 をA/D
変換するA/D変換器30と、このA/D変換器30に
よる変換信号及び前記ディジタルフィルタ24の出力信
号rkmを入力するマイクロプロセッサ34と、適応ディ
ジタルフィルタ26の処理信号をD/A変換するD/A
変換器36とを備えている。
【0011】ここで、ディジタルフィルタ24は、基準
信号xを入力し、マイクロフォン及びスピーカ間の空間
伝達関数の組合せ数に応じて、モデル化したモデル空間
伝達関数に対応するフィルタ係数でフィルタ処理された
基準信号rkm(後述する(6),(7) 式参照)を生成するも
のであり、適応ディジタルフィルタ26は機能的にはス
ピーカ5a及び5bへの出力チャンネル数に応じたフィ
ルタを個々に有し、基準信号xを入力し、その時点で設
定されているフィルタ係数に基づきたたみ込み処理を行
ってスピーカ駆動信号y1,y2 をアナログスイッチ8
a,8bを介してラウドスピーカ5a,5bに出力す
る。
信号xを入力し、マイクロフォン及びスピーカ間の空間
伝達関数の組合せ数に応じて、モデル化したモデル空間
伝達関数に対応するフィルタ係数でフィルタ処理された
基準信号rkm(後述する(6),(7) 式参照)を生成するも
のであり、適応ディジタルフィルタ26は機能的にはス
ピーカ5a及び5bへの出力チャンネル数に応じたフィ
ルタを個々に有し、基準信号xを入力し、その時点で設
定されているフィルタ係数に基づきたたみ込み処理を行
ってスピーカ駆動信号y1,y2 をアナログスイッチ8
a,8bを介してラウドスピーカ5a,5bに出力す
る。
【0012】マイクロプロセッサ34は、残留騒音検出
信号e1 〜e3 並びにフィルタ処理された基準信号rkm
を入力し、適応フィルタ26のフィルタ係数をLMS(L
eastMean Square) アルゴリズムを用いて変更する騒音
抑制処理を実行すると共に、このLMSアルゴリズムに
おける後述する評価関数Jの状態を判断することにより
制御系の発散状態を判定する診断処理を実行する。
信号e1 〜e3 並びにフィルタ処理された基準信号rkm
を入力し、適応フィルタ26のフィルタ係数をLMS(L
eastMean Square) アルゴリズムを用いて変更する騒音
抑制処理を実行すると共に、このLMSアルゴリズムに
おける後述する評価関数Jの状態を判断することにより
制御系の発散状態を判定する診断処理を実行する。
【0013】ここで、プロセッサユニット15の制御原
理を一般式を用いて説明する。今、k番目のマイクロフ
ォン6a〜6cが検出した残留騒音検出信号をek (n)
、ラウドスピーカ5a及び5bからの制御音(二次
音)が無いときのk番目のマイクロフォン6a〜6cが
検出した残留騒音検出信号をept(n) 、m番目のラウド
スピーカ5a及び5bとk番目のマイクロフォン6a〜
6cとの間の伝達関数HkmをFIR(有限インパルス応
答)関数で表したときのj番目(j=0,1,2,──
Ic - 1 )の項に対応するフィルタ係数をCkmj ′、基
準信号をx(n) 、基準信号x(n) を入力しm番目のラウ
ドスピーカ5a及び5bを駆動する適応フィルタのi番
目(i=0,1,2,─IF -1)の係数をWmiとする
と、下記(2) 式が成立する。
理を一般式を用いて説明する。今、k番目のマイクロフ
ォン6a〜6cが検出した残留騒音検出信号をek (n)
、ラウドスピーカ5a及び5bからの制御音(二次
音)が無いときのk番目のマイクロフォン6a〜6cが
検出した残留騒音検出信号をept(n) 、m番目のラウド
スピーカ5a及び5bとk番目のマイクロフォン6a〜
6cとの間の伝達関数HkmをFIR(有限インパルス応
答)関数で表したときのj番目(j=0,1,2,──
Ic - 1 )の項に対応するフィルタ係数をCkmj ′、基
準信号をx(n) 、基準信号x(n) を入力しm番目のラウ
ドスピーカ5a及び5bを駆動する適応フィルタのi番
目(i=0,1,2,─IF -1)の係数をWmiとする
と、下記(2) 式が成立する。
【0014】 ここで、(n)が付く項は、いずれもサンプリング時
刻nのサンプル値であり、また、Kはマイクロフォン6
a〜6cの数(本実施例では3個)、Mはラウドスピー
カ5a及び5bの数(本実施例では2個)、IC はFI
Rディジタルフィルタで表現されたフィルタ係数Ckm′
のタップ数(フィルタ次数)、IF は適応フィルタで表
現されたフィルタ係数Wmiのタップ数(フィルタ次数)
である。
刻nのサンプル値であり、また、Kはマイクロフォン6
a〜6cの数(本実施例では3個)、Mはラウドスピー
カ5a及び5bの数(本実施例では2個)、IC はFI
Rディジタルフィルタで表現されたフィルタ係数Ckm′
のタップ数(フィルタ次数)、IF は適応フィルタで表
現されたフィルタ係数Wmiのタップ数(フィルタ次数)
である。
【0015】上記(2) 式中の右辺第2項は、k番目のマ
イクロフォン6a〜6cに到達する二次音の総和を表
す。次いで、評価関数Jを下記(3) 式のように置く。 そして、本実施例では、LMSアルゴリズムを採用
し、評価関数Jを最小とするフィルタ係数Wmiを求め、
適応ディジタルフィルタの各フィルタ係数Wmiを更新す
る。最急降下法であるLMSアルゴリズムは、適応ディ
ジタルフィルタWm のフィルタ係数としてn番目の値W
mi(n) を用い、平均自乗誤差の勾配∂J/∂Wmiを算出
し、これをα倍して(n+1)番目の値Wmi(n+1)を求
め、評価関数Jの値を小さくするように演算を実行す
る。
イクロフォン6a〜6cに到達する二次音の総和を表
す。次いで、評価関数Jを下記(3) 式のように置く。 そして、本実施例では、LMSアルゴリズムを採用
し、評価関数Jを最小とするフィルタ係数Wmiを求め、
適応ディジタルフィルタの各フィルタ係数Wmiを更新す
る。最急降下法であるLMSアルゴリズムは、適応ディ
ジタルフィルタWm のフィルタ係数としてn番目の値W
mi(n) を用い、平均自乗誤差の勾配∂J/∂Wmiを算出
し、これをα倍して(n+1)番目の値Wmi(n+1)を求
め、評価関数Jの値を小さくするように演算を実行す
る。
【0016】この勾配∂J/∂Wmiの計算式は、(3) 式
より、 そして、前記 (2)式より、 となるので、 ここで、(5) 式の右辺を、 とおくと、フィルタ係数に対する評価関数の勾配∂J/
∂Wmiは、 で表すことができる。
より、 そして、前記 (2)式より、 となるので、 ここで、(5) 式の右辺を、 とおくと、フィルタ係数に対する評価関数の勾配∂J/
∂Wmiは、 で表すことができる。
【0017】したがって、フィルタ係数の更新式は、重
み係数γk も含めた形で下記(9) 式で与えられる。 ここで、αは収束係数であり、フィルタが最適に収束
する速度や、その際の安定性に関与する。
み係数γk も含めた形で下記(9) 式で与えられる。 ここで、αは収束係数であり、フィルタが最適に収束
する速度や、その際の安定性に関与する。
【0018】このように、適応ディジタルフィルタ26
のフィルタ係数Wmi(n+1) を、マイクロフォン6a〜6
cから出力される残留騒音検出信号e1(n)〜e3(n) とク
ランク角センサ7からの基準信号x(n) とに基づいてL
MSアルゴリズムに従って順次更新することにより、入
力される残留騒音検出信号e1(n)〜e3(n)を最小とする
駆動信号y1(n)及びy2(n)が形成され、これらがラウド
スピーカ5a及び5bに供給されて、これらから出力さ
れる制御音によって車室2内の騒音が相殺される。
のフィルタ係数Wmi(n+1) を、マイクロフォン6a〜6
cから出力される残留騒音検出信号e1(n)〜e3(n) とク
ランク角センサ7からの基準信号x(n) とに基づいてL
MSアルゴリズムに従って順次更新することにより、入
力される残留騒音検出信号e1(n)〜e3(n)を最小とする
駆動信号y1(n)及びy2(n)が形成され、これらがラウド
スピーカ5a及び5bに供給されて、これらから出力さ
れる制御音によって車室2内の騒音が相殺される。
【0019】次に、上記実施例の動作をマイクロプロセ
ッサ34の処理手順を示す図4のフローチャートおよび
図5のパターン図を伴って説明する。なお、全体のシス
テムはキースイッチがオン状態となったときに、電源が
投入され、マイクロプロセッサ34で図4に示すタイマ
割込処理を所定時間(例えば1msec)毎に実行する。す
なわち、ステップS1で、残留騒音検出信号e1 〜
e3 、基準信号x及びディジタルフィルタ24から出力
されるフィルタ処理された基準信号rkmを読込み、次い
でステップS2に移行して、前記(9) 式に従ってフィル
タ係数Wmi(n+1)を算出し、次いでステップS3に移行
して算出されたフィルタ係数Wmi(n+1) を適応ディジタ
ルフィルタ26に出力してからステップS4に移行す
る。
ッサ34の処理手順を示す図4のフローチャートおよび
図5のパターン図を伴って説明する。なお、全体のシス
テムはキースイッチがオン状態となったときに、電源が
投入され、マイクロプロセッサ34で図4に示すタイマ
割込処理を所定時間(例えば1msec)毎に実行する。す
なわち、ステップS1で、残留騒音検出信号e1 〜
e3 、基準信号x及びディジタルフィルタ24から出力
されるフィルタ処理された基準信号rkmを読込み、次い
でステップS2に移行して、前記(9) 式に従ってフィル
タ係数Wmi(n+1)を算出し、次いでステップS3に移行
して算出されたフィルタ係数Wmi(n+1) を適応ディジタ
ルフィルタ26に出力してからステップS4に移行す
る。
【0020】ステップS4では、前述した(3) 式に基づ
いて逐次最小値を求めて変化する評価関数Jを演算し、
次いでステップS5に移行する。このステップS5で
は、演算した評価関数Jが予め設定した評価関数閾値J
O 以上であるか否かを判定する。この判定は、騒音抑制
制御が正常であるか否かを判定するものであり、J<J
0 であるときには、評価関数Jが最適値に収束して騒音
抑制制御が正常であるものと判断して後述するステップ
S13に移行し、J≧J0 であるときにはステップS6
に移行する。
いて逐次最小値を求めて変化する評価関数Jを演算し、
次いでステップS5に移行する。このステップS5で
は、演算した評価関数Jが予め設定した評価関数閾値J
O 以上であるか否かを判定する。この判定は、騒音抑制
制御が正常であるか否かを判定するものであり、J<J
0 であるときには、評価関数Jが最適値に収束して騒音
抑制制御が正常であるものと判断して後述するステップ
S13に移行し、J≧J0 であるときにはステップS6
に移行する。
【0021】このステップS6〜S8は監視タイマTx
の計時を開始する処理ステップであり、ステップS6で
は監視タイマTxが計時を開始した時にセットされるフ
ラグ1がセットされているか否か判断し、セットされて
いなければステップS7に移行し監視タイマTxの計時
を開始して、ステップS8でフラグ1をセットして、ス
テップS9へ移る。フラグ1がセットされていれば、ス
テップS9へ移行する。
の計時を開始する処理ステップであり、ステップS6で
は監視タイマTxが計時を開始した時にセットされるフ
ラグ1がセットされているか否か判断し、セットされて
いなければステップS7に移行し監視タイマTxの計時
を開始して、ステップS8でフラグ1をセットして、ス
テップS9へ移る。フラグ1がセットされていれば、ス
テップS9へ移行する。
【0022】ステップS9では、監視タイマTxがタイ
ムアップしたか否か判断し、タイムアップしていなけれ
ばメインプログラムへリターンする。タイムアップして
いればステップS10へ移り、ステップS10では監視
タイマTyの計時開始でセットされるフラグ2がセット
されているか否か判断し、フラグ2がセットされていな
ければステップS12へ移行する。フラグ2がセットさ
れていればステップS11へ移行し、監視タイマTyが
タイムアップしたか否か判断する。タイムアップしてい
なければ、メインプログラムへリターンする。監視タイ
マTyがタイムアップしていればステップS12へ移行
する。このステップS12は、制御系が発散状態と判断
された場合の制御として、論理値“1”の制御信号CS
をアナログスイッチ8a,8bに出力して、ラウドスピ
ーカ5a,5bへの駆動信号を遮断し、騒音抑制制御の
中止を行う。
ムアップしたか否か判断し、タイムアップしていなけれ
ばメインプログラムへリターンする。タイムアップして
いればステップS10へ移り、ステップS10では監視
タイマTyの計時開始でセットされるフラグ2がセット
されているか否か判断し、フラグ2がセットされていな
ければステップS12へ移行する。フラグ2がセットさ
れていればステップS11へ移行し、監視タイマTyが
タイムアップしたか否か判断する。タイムアップしてい
なければ、メインプログラムへリターンする。監視タイ
マTyがタイムアップしていればステップS12へ移行
する。このステップS12は、制御系が発散状態と判断
された場合の制御として、論理値“1”の制御信号CS
をアナログスイッチ8a,8bに出力して、ラウドスピ
ーカ5a,5bへの駆動信号を遮断し、騒音抑制制御の
中止を行う。
【0023】次に、ステップS5の判断がJ<J0 の場
合、騒音抑制制御が一応正常であるものとしてステップ
S13へ移行する。ステップS13では、監視タイマT
xの計時開始でセットされるフラグ1がセットされてい
るか否か判断し、セットされていなければそのままメイ
ンプログラムへリターンする。セットされていれば、ス
テップS14で監視タイマTxがタイムアップしたか否
か判断する。タイムアップしていなければメインプログ
ラムへリターンする。タイムアップしていれば、ステッ
プS15へ移行する。このステップS15〜S17は監
視タイマTyの計時を開始する処理ステップであり、ス
テップS15では監視タイマTyが計時を開始した時に
セットされるフラグ2がセットされているか否か判断
し、セットされていなければステップS16に移行し監
視タイマTyの計時を開始して、ステップS17でフラ
グ2をセットして、ステップS18へ移る。フラグ2が
セットされていれば、ステップS18へ移行する。
合、騒音抑制制御が一応正常であるものとしてステップ
S13へ移行する。ステップS13では、監視タイマT
xの計時開始でセットされるフラグ1がセットされてい
るか否か判断し、セットされていなければそのままメイ
ンプログラムへリターンする。セットされていれば、ス
テップS14で監視タイマTxがタイムアップしたか否
か判断する。タイムアップしていなければメインプログ
ラムへリターンする。タイムアップしていれば、ステッ
プS15へ移行する。このステップS15〜S17は監
視タイマTyの計時を開始する処理ステップであり、ス
テップS15では監視タイマTyが計時を開始した時に
セットされるフラグ2がセットされているか否か判断
し、セットされていなければステップS16に移行し監
視タイマTyの計時を開始して、ステップS17でフラ
グ2をセットして、ステップS18へ移る。フラグ2が
セットされていれば、ステップS18へ移行する。
【0024】ステップS18では、監視タイマTyがタ
イムアップしたか否か判断する。タイムアップしていな
ければメインプログラムへリターンする。タイムアップ
していれば、ステップS19へ移行する。このステップ
S19〜S21は監視タイマTzの計時を開始する処理
ステップであり、ステップS19では監視タイマTzが
計時を開始した時にセットされるフラグ3がセットされ
ているか否か判断し、セットされていなければステップ
S20に移行し監視タイマTzの計時を開始して、ステ
ップS21でフラグ3をセットして、ステップS22へ
移る。フラグ3がセットされていれば、ステップS22
へ移行する。
イムアップしたか否か判断する。タイムアップしていな
ければメインプログラムへリターンする。タイムアップ
していれば、ステップS19へ移行する。このステップ
S19〜S21は監視タイマTzの計時を開始する処理
ステップであり、ステップS19では監視タイマTzが
計時を開始した時にセットされるフラグ3がセットされ
ているか否か判断し、セットされていなければステップ
S20に移行し監視タイマTzの計時を開始して、ステ
ップS21でフラグ3をセットして、ステップS22へ
移る。フラグ3がセットされていれば、ステップS22
へ移行する。
【0025】ステップS22では、監視タイマTzがタ
イムアップしたか否か判断する。タイムアップしていな
ければメインプログラムへリターンする。タイムアップ
していれば、ステップS5でJ≧J0 と判断された後、
監視時間Txを経過する前にステップS5でJ<J0 と
判断され、かつ、監視時間Tyを経過した後から監視時
間Tzを経過する迄J<J0 の状態を継続したのである
から、制御系は安定であるものとしてステップS23に
おいて、監視タイマTx,Ty,Tz及びフラグ1,
2,3をリセットした後、メインプログラムへリターン
する。
イムアップしたか否か判断する。タイムアップしていな
ければメインプログラムへリターンする。タイムアップ
していれば、ステップS5でJ≧J0 と判断された後、
監視時間Txを経過する前にステップS5でJ<J0 と
判断され、かつ、監視時間Tyを経過した後から監視時
間Tzを経過する迄J<J0 の状態を継続したのである
から、制御系は安定であるものとしてステップS23に
おいて、監視タイマTx,Ty,Tz及びフラグ1,
2,3をリセットした後、メインプログラムへリターン
する。
【0026】この図4の処理において、ステップS3の
処理がフィルタ係数更新手段に対応し、ステップS4の
処理が評価関数演算手段に対応し、ステップS5〜S1
1,S13〜S23の処理が異常判定手段に対応し、ス
テップS12の処理及びスイッチ8a,8bが放音制御
手段に対応している。ここで、図5は、評価関数Jが評
価関数閾値JO 以上になった時点Tからの評価関数Jの
値を、第1設定時間(Tx),第2設定時間(Ty+T
z)内における推移についてパターン分けをしたもので
あり、パターン1の場合には制御系が安定であり、パタ
ーン2〜5の場合は不安定であるとするものである。以
下、各パターン毎に説明する。
処理がフィルタ係数更新手段に対応し、ステップS4の
処理が評価関数演算手段に対応し、ステップS5〜S1
1,S13〜S23の処理が異常判定手段に対応し、ス
テップS12の処理及びスイッチ8a,8bが放音制御
手段に対応している。ここで、図5は、評価関数Jが評
価関数閾値JO 以上になった時点Tからの評価関数Jの
値を、第1設定時間(Tx),第2設定時間(Ty+T
z)内における推移についてパターン分けをしたもので
あり、パターン1の場合には制御系が安定であり、パタ
ーン2〜5の場合は不安定であるとするものである。以
下、各パターン毎に説明する。
【0027】先ず、パターン1の場合は、ラウドスピー
カ5a,5b及びマイクロフォン6a〜6cに劣化がな
く、これらの間の実際の空間伝達関数Ckmとディジタル
フィルタ24に設定されるモデル空間伝達関数Ckm′と
が略一致している正常状態であるから、時点T0におい
て電源投入等で一旦は評価関数Jが評価関数閾値JO 以
上となる場合でも、マイクロプロセッサ34でLMSア
ルゴリズムに従って適応ディジタルフィルタ26のフィ
ルタ係数を順次更新するので、時点Taで評価関数Jが
評価関数閾値JO より小さい値を取ることになり、この
状態を継続することになる。即ち、図4の処理におい
て、時点T0においてステップS5でJ≧J0 と判断さ
れステップS6へ移行し、ステップS6〜S8で監視タ
イマTxの計時を開始するが、監視タイマTxがタイム
アップする前の時点TaでJ<J0 となるため、以後ス
テップS5からステップS13へ移行することとなり、
ステップS13〜S14で監視タイマTxの計時を完了
し、ステップS15〜S18で監視タイマTyの計時を
完了し、ステップS19〜S22で監視タイマTzの計
時を完了した後、ステップS23で監視タイマTx,T
y,Tz及びフラグ1,2,3をリセットすることによ
って、騒音抑制制御は安定に動作しているものと判定
し、引き続き制御信号CSを論理値“0”としてアナロ
グスイッチ8a,8bをオン状態とすることによって、
適応ディジタルフィルタ26から出力されるスピーカ駆
動信号y1,y2 がラウドスピーカ5a,5bに供給され
て、騒音抑制処理によりエンジン騒音の抑制が継続され
る。その後、J<J0 を維持しているときには、監視タ
イマTxがセットされることがないので、ステップS1
〜S5を経てステップS13に移行し、そのままメイン
プログラムにリターンする。
カ5a,5b及びマイクロフォン6a〜6cに劣化がな
く、これらの間の実際の空間伝達関数Ckmとディジタル
フィルタ24に設定されるモデル空間伝達関数Ckm′と
が略一致している正常状態であるから、時点T0におい
て電源投入等で一旦は評価関数Jが評価関数閾値JO 以
上となる場合でも、マイクロプロセッサ34でLMSア
ルゴリズムに従って適応ディジタルフィルタ26のフィ
ルタ係数を順次更新するので、時点Taで評価関数Jが
評価関数閾値JO より小さい値を取ることになり、この
状態を継続することになる。即ち、図4の処理におい
て、時点T0においてステップS5でJ≧J0 と判断さ
れステップS6へ移行し、ステップS6〜S8で監視タ
イマTxの計時を開始するが、監視タイマTxがタイム
アップする前の時点TaでJ<J0 となるため、以後ス
テップS5からステップS13へ移行することとなり、
ステップS13〜S14で監視タイマTxの計時を完了
し、ステップS15〜S18で監視タイマTyの計時を
完了し、ステップS19〜S22で監視タイマTzの計
時を完了した後、ステップS23で監視タイマTx,T
y,Tz及びフラグ1,2,3をリセットすることによ
って、騒音抑制制御は安定に動作しているものと判定
し、引き続き制御信号CSを論理値“0”としてアナロ
グスイッチ8a,8bをオン状態とすることによって、
適応ディジタルフィルタ26から出力されるスピーカ駆
動信号y1,y2 がラウドスピーカ5a,5bに供給され
て、騒音抑制処理によりエンジン騒音の抑制が継続され
る。その後、J<J0 を維持しているときには、監視タ
イマTxがセットされることがないので、ステップS1
〜S5を経てステップS13に移行し、そのままメイン
プログラムにリターンする。
【0028】この正常状態から、ラウドスピーカ5a,
5bやマイクロフォン6a〜6cに劣化が生じたり、車
室内の温度変化等によって、ラウドスピーカ5a,5b
及びマイクロフォン6a〜6c間の実際の空間伝達関数
Ckmが変化するか、又はディジタルフィルタ24内のモ
デル空間伝達関数Ckm′を同定する際に異常が発生し
て、実際の空間伝達関数Ckmとモデル空間伝達関数
Ckm′との間にずれが発生すると、評価関数Jの最小値
を探索していくLMSアルゴリズムに誤差が生じる。こ
のような場合、適応ディジタルフィルタ26のフィルタ
係数Wmi(n) が最適値から外れ、駆動信号ym (n) が発
散し、マイクロフォン6a〜6cから入力される残留騒
音検出信号e1(n)〜e3(n)が大きく変動することとな
り、評価関数Jは評価関数閾値J0 以上の値をとること
になる。
5bやマイクロフォン6a〜6cに劣化が生じたり、車
室内の温度変化等によって、ラウドスピーカ5a,5b
及びマイクロフォン6a〜6c間の実際の空間伝達関数
Ckmが変化するか、又はディジタルフィルタ24内のモ
デル空間伝達関数Ckm′を同定する際に異常が発生し
て、実際の空間伝達関数Ckmとモデル空間伝達関数
Ckm′との間にずれが発生すると、評価関数Jの最小値
を探索していくLMSアルゴリズムに誤差が生じる。こ
のような場合、適応ディジタルフィルタ26のフィルタ
係数Wmi(n) が最適値から外れ、駆動信号ym (n) が発
散し、マイクロフォン6a〜6cから入力される残留騒
音検出信号e1(n)〜e3(n)が大きく変動することとな
り、評価関数Jは評価関数閾値J0 以上の値をとること
になる。
【0029】図5のパターン2〜5は、このような発散
状態にある場合の評価関数Jの推移のパターンを表した
ものであり、パターン2〜4は時点T0において電源投
入や温度変化等で一旦は評価関数Jが評価関数閾値JO
以上となる場合でも、マイクロプロセッサ34でLMS
アルゴリズムに従って適応ディジタルフィルタ26のフ
ィルタ係数を順次更新するので、時点Taで評価関数J
が評価関数閾値JO より小さい値を取るが、その後にお
いて実際の空間伝達関数Ckmとモデル空間伝達関数
Ckm′との間にずれが発生して、発散状態となる場合で
あり、パターン5は一旦評価関数Jが評価関数閾値JO
以上となったら、以後発散状態を継続する場合である。
状態にある場合の評価関数Jの推移のパターンを表した
ものであり、パターン2〜4は時点T0において電源投
入や温度変化等で一旦は評価関数Jが評価関数閾値JO
以上となる場合でも、マイクロプロセッサ34でLMS
アルゴリズムに従って適応ディジタルフィルタ26のフ
ィルタ係数を順次更新するので、時点Taで評価関数J
が評価関数閾値JO より小さい値を取るが、その後にお
いて実際の空間伝達関数Ckmとモデル空間伝達関数
Ckm′との間にずれが発生して、発散状態となる場合で
あり、パターン5は一旦評価関数Jが評価関数閾値JO
以上となったら、以後発散状態を継続する場合である。
【0030】先ず、パターン2の場合、時点T0ではス
テップS5においてJ≧J0 であるのでステップS6に
移行し、ステップS6〜S8において監視タイマTxの
計時を開始する。次に、時点Ta〜Tbの間、ステップ
S5でJ<J0 と判定されるが、この場合は、ステップ
S13でフラグ1がセットされているのでステップS1
4へ移行し、ステップS14では監視タイマTxはタイ
ムアップしていないのでメインプログラムにリターンす
る。
テップS5においてJ≧J0 であるのでステップS6に
移行し、ステップS6〜S8において監視タイマTxの
計時を開始する。次に、時点Ta〜Tbの間、ステップ
S5でJ<J0 と判定されるが、この場合は、ステップ
S13でフラグ1がセットされているのでステップS1
4へ移行し、ステップS14では監視タイマTxはタイ
ムアップしていないのでメインプログラムにリターンす
る。
【0031】次に、時点T1(=T+Tx)において
は、ステップS5でJ≧J0 であるのでステップS6に
移行し、ステップS6ではフラグ1がセットされている
のでステップS9へ移行する。ステップS9では監視タ
イマTxはタイムアップしているのでステップS10へ
移行し、ステップS10では監視タイマTyの計時開始
と共にセットされるフラグ2がセットされていないので
ステップS12へ移行する。このステップS12では、
論理値“1”の制御信号CSをアナログスイッチ8a,
8bに出力して、ラウドスピーカ5a,5bへの駆動信
号を遮断し、騒音抑制制御の中止を行う。即ち、パター
ン2では時点T1で制御系が発散状態となったものと判
断して、騒音抑制制御を中止する。
は、ステップS5でJ≧J0 であるのでステップS6に
移行し、ステップS6ではフラグ1がセットされている
のでステップS9へ移行する。ステップS9では監視タ
イマTxはタイムアップしているのでステップS10へ
移行し、ステップS10では監視タイマTyの計時開始
と共にセットされるフラグ2がセットされていないので
ステップS12へ移行する。このステップS12では、
論理値“1”の制御信号CSをアナログスイッチ8a,
8bに出力して、ラウドスピーカ5a,5bへの駆動信
号を遮断し、騒音抑制制御の中止を行う。即ち、パター
ン2では時点T1で制御系が発散状態となったものと判
断して、騒音抑制制御を中止する。
【0032】パターン3の場合、時点T0ではステップ
S5においてJ≧J0 であるのでステップS6に移行
し、ステップS6〜S8において監視タイマTxの計時
を開始する。次に、時点Ta〜T1の間、ステップS5
でJ<J0 と判定されるが、この間は、ステップS14
では監視タイマTxはタイムアップしていないのでメイ
ンプログラムにリターンする。更に、時点T1〜Tcの
間も引き続いて、ステップS5でJ<J0 と判定される
が、時点T1において監視タイマTxはタイムアップし
ているので、ステップS15〜S17で監視タイマTy
の計時を開始する。そして、この間は、監視タイマTy
がタイムアップしていないのでステップS18において
メインプログラムへリターンする。
S5においてJ≧J0 であるのでステップS6に移行
し、ステップS6〜S8において監視タイマTxの計時
を開始する。次に、時点Ta〜T1の間、ステップS5
でJ<J0 と判定されるが、この間は、ステップS14
では監視タイマTxはタイムアップしていないのでメイ
ンプログラムにリターンする。更に、時点T1〜Tcの
間も引き続いて、ステップS5でJ<J0 と判定される
が、時点T1において監視タイマTxはタイムアップし
ているので、ステップS15〜S17で監視タイマTy
の計時を開始する。そして、この間は、監視タイマTy
がタイムアップしていないのでステップS18において
メインプログラムへリターンする。
【0033】次に、時点Tc経過後はステップS5でJ
≧J0 と判定されるが、時点T2迄の期間は監視タイマ
TyがタイムアップしていないのでステップS11にお
いてメインプログラムへリターンする。そして、時点T
2(=T1+Ty)においては、ステップS11では監
視タイマTyはタイムアップしているのでステップS1
2に移行し、騒音抑制制御の中止を行う。即ち、パター
ン3では時点T2で制御系が発散状態となったものと判
断して、騒音抑制制御を中止する。
≧J0 と判定されるが、時点T2迄の期間は監視タイマ
TyがタイムアップしていないのでステップS11にお
いてメインプログラムへリターンする。そして、時点T
2(=T1+Ty)においては、ステップS11では監
視タイマTyはタイムアップしているのでステップS1
2に移行し、騒音抑制制御の中止を行う。即ち、パター
ン3では時点T2で制御系が発散状態となったものと判
断して、騒音抑制制御を中止する。
【0034】パターン4の場合、時点T0ではステップ
S5においてJ≧J0 であるのでステップS6に移行
し、ステップS6〜S8において監視タイマTxの計時
を開始する。次に、時点Ta〜T1の間、ステップS5
でJ<J0 と判定されるが、この場合は、ステップS1
4では監視タイマTxはタイムアップしていないのでメ
インプログラムにリターンする。更に、時点T1〜T2
の間も引き続いて、ステップS5でJ<J0 と判定され
るが、時点T1において監視タイマTxはタイムアップ
しているので、ステップS15〜S17で監視タイマT
yの計時を開始する。そして、この間は、監視タイマT
yがタイムアップしていないのでステップS18におい
てメインプログラムへリターンする。また更に時点T2
〜Tdの間も引き続いて、ステップS5でJ<J0 と判
定されるが、時点T2において監視タイマTyはタイム
アップしているので、ステップS19〜S21で監視タ
イマTzの計時を開始する。次に、監視タイマTzがタ
イムアップする前の時点Tdにおいて、ステップS5で
J≧J0 と判定されるため、ステップS6へ移行する
が、ステップS9,ステップS11において、監視タイ
マTx,監視タイマTyは夫々タイムアップしているの
でステップS12に移行し、騒音抑制制御の中止を行
う。即ち、パターン4では時点Tdで直ちに制御系が発
散状態となったものと判断して、騒音抑制制御を中止す
る。
S5においてJ≧J0 であるのでステップS6に移行
し、ステップS6〜S8において監視タイマTxの計時
を開始する。次に、時点Ta〜T1の間、ステップS5
でJ<J0 と判定されるが、この場合は、ステップS1
4では監視タイマTxはタイムアップしていないのでメ
インプログラムにリターンする。更に、時点T1〜T2
の間も引き続いて、ステップS5でJ<J0 と判定され
るが、時点T1において監視タイマTxはタイムアップ
しているので、ステップS15〜S17で監視タイマT
yの計時を開始する。そして、この間は、監視タイマT
yがタイムアップしていないのでステップS18におい
てメインプログラムへリターンする。また更に時点T2
〜Tdの間も引き続いて、ステップS5でJ<J0 と判
定されるが、時点T2において監視タイマTyはタイム
アップしているので、ステップS19〜S21で監視タ
イマTzの計時を開始する。次に、監視タイマTzがタ
イムアップする前の時点Tdにおいて、ステップS5で
J≧J0 と判定されるため、ステップS6へ移行する
が、ステップS9,ステップS11において、監視タイ
マTx,監視タイマTyは夫々タイムアップしているの
でステップS12に移行し、騒音抑制制御の中止を行
う。即ち、パターン4では時点Tdで直ちに制御系が発
散状態となったものと判断して、騒音抑制制御を中止す
る。
【0035】パターン5の場合、時点T0ではステップ
S5においてJ≧J0 であるのでステップS6に移行
し、ステップS6〜S8において監視タイマTxの計時
を開始する。そして、時点T〜T1の間、ステップS9
において監視タイマTxはタイムアップしていないので
メインプログラムへリターンする。時点T1(=T+T
x)において、ステップS9で監視タイマTxはタイム
アップしているのでステップS10へ移行し、ステップ
S10ではフラグ2がセットされていないのでステップ
S12へ移行し、ステップS12で騒音抑制制御の中止
を行う。即ち、パターン5では時点T1で制御系が発散
状態となったものと判断して、騒音抑制制御を中止す
る。
S5においてJ≧J0 であるのでステップS6に移行
し、ステップS6〜S8において監視タイマTxの計時
を開始する。そして、時点T〜T1の間、ステップS9
において監視タイマTxはタイムアップしていないので
メインプログラムへリターンする。時点T1(=T+T
x)において、ステップS9で監視タイマTxはタイム
アップしているのでステップS10へ移行し、ステップ
S10ではフラグ2がセットされていないのでステップ
S12へ移行し、ステップS12で騒音抑制制御の中止
を行う。即ち、パターン5では時点T1で制御系が発散
状態となったものと判断して、騒音抑制制御を中止す
る。
【0036】以上のように、上記実施例によると、図5
のパターン1のように第1の設定時間Tx以内にJ<J
0 となり、且つTx経過後の時点T2から第2の設定時
間Tzの計時終了までの間J<J0 を継続したときに制
御系は安定であると判定し、パターン2〜5のように評
価関数Jの値が推移した場合は制御系は発散状態である
と判定する。このため、第1の設定時間Tx以内の時点
TaでJ<J0 となり、時点T1までの間又は時点T1
〜T2の間で一時的にJ≧J0 となっても、これを過渡
的状態と判断して、誤判断を防止することができる。
のパターン1のように第1の設定時間Tx以内にJ<J
0 となり、且つTx経過後の時点T2から第2の設定時
間Tzの計時終了までの間J<J0 を継続したときに制
御系は安定であると判定し、パターン2〜5のように評
価関数Jの値が推移した場合は制御系は発散状態である
と判定する。このため、第1の設定時間Tx以内の時点
TaでJ<J0 となり、時点T1までの間又は時点T1
〜T2の間で一時的にJ≧J0 となっても、これを過渡
的状態と判断して、誤判断を防止することができる。
【0037】なお、上記実施例においては、第1設定時
間(Tx),第2設定時間(Ty+Tz)を設けて異常
判定を行っているが、第2設定時間の内Tyは、零時間
と設定して異常判定を行ってもよい。また、上記実施例
においては、第1設定時間(Tx)の計時完了に引き続
いて第2設定時間(Ty+Tz)の計時を開始している
が、第1設定時間(Tx)の計時中においてJ<J0 と
なった時点を第2設定時間(Ty+Tz)の計時開始時
点としてもよい。
間(Tx),第2設定時間(Ty+Tz)を設けて異常
判定を行っているが、第2設定時間の内Tyは、零時間
と設定して異常判定を行ってもよい。また、上記実施例
においては、第1設定時間(Tx)の計時完了に引き続
いて第2設定時間(Ty+Tz)の計時を開始している
が、第1設定時間(Tx)の計時中においてJ<J0 と
なった時点を第2設定時間(Ty+Tz)の計時開始時
点としてもよい。
【0038】さらに、上記実施例で、異常判定手段で使
用する評価関数Jは、演算値そのものの他に過去数回の
演算値の移動平均値等を使用しても良い。さらにまた、
上記実施例においては、制御音源としてラウドスピーカ
を適用した場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、振動子を適用することもでき、また残留
騒音検出手段としてのマイクロフォンも加速度振動セン
サを適用することもできる。
用する評価関数Jは、演算値そのものの他に過去数回の
演算値の移動平均値等を使用しても良い。さらにまた、
上記実施例においては、制御音源としてラウドスピーカ
を適用した場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、振動子を適用することもでき、また残留
騒音検出手段としてのマイクロフォンも加速度振動セン
サを適用することもできる。
【0039】また、ラウドスピーカ及びマイクロフォン
の設置数は上記実施例に限定されるものではなく、1以
上の任意数とすることができる。さらに、上記実施例で
はエンジン騒音を抑制する場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、車輪に路面からの振動入
力を検出してロードノイズを抑制したり、窓ガラスの振
動を検出して風切り音を抑制したりすることができ、こ
れらの複合音を抑制することもできる。
の設置数は上記実施例に限定されるものではなく、1以
上の任意数とすることができる。さらに、上記実施例で
はエンジン騒音を抑制する場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、車輪に路面からの振動入
力を検出してロードノイズを抑制したり、窓ガラスの振
動を検出して風切り音を抑制したりすることができ、こ
れらの複合音を抑制することもできる。
【0040】さらにまた、上記実施例では、フィルタ処
理された基準信号rkmをディジタルフィルタ24で得る
ようにした場合について説明したが、これに限らずマイ
クロプロセッサ34に直接基準信号xを入力し、このマ
イクロプロセッサ34でディジタルフィルタ処理を行う
ようにしてもよく、さらにはディジタルフィルタ24、
適応フィルタ26及びマイクロプロセッサ28を1つの
マイクロプロセッサで構成するようにしてもよい。
理された基準信号rkmをディジタルフィルタ24で得る
ようにした場合について説明したが、これに限らずマイ
クロプロセッサ34に直接基準信号xを入力し、このマ
イクロプロセッサ34でディジタルフィルタ処理を行う
ようにしてもよく、さらにはディジタルフィルタ24、
適応フィルタ26及びマイクロプロセッサ28を1つの
マイクロプロセッサで構成するようにしてもよい。
【0041】また、上記実施例において、パターン2〜
5のように制御系が発散状態になったと判断したとき
に、騒音抑制制御を中止するのでは無く、ラウドスピー
カへの駆動信号のレベルを絞る等、制御音源からの制御
音の発生を抑制するようにしてもよい。さらに、上記実
施例では本発明を車両に適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、航空機の室内の騒
音低減の場合等にも適用できる。
5のように制御系が発散状態になったと判断したとき
に、騒音抑制制御を中止するのでは無く、ラウドスピー
カへの駆動信号のレベルを絞る等、制御音源からの制御
音の発生を抑制するようにしてもよい。さらに、上記実
施例では本発明を車両に適用した場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、航空機の室内の騒
音低減の場合等にも適用できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る能動
型騒音制御装置によれば、制御音源及び残留騒音検出手
段間の実際の空間伝達関数をモデル化したモデル空間伝
達関数を使用して能動型騒音制御を行う場合に、実際の
空間伝達関数とモデル空間伝達関数とのずれによって制
御系が発散状態となることを評価関数の値の推移を監視
することにより検出し、この発散状態を検出したとき
に、放音制御手段によって制御音源からの制御音の発生
を中止乃至抑制するようにしているので、制御系の発散
に伴う制御音源からの異状音の放声を未然に防止するこ
とができる効果が得られる。
型騒音制御装置によれば、制御音源及び残留騒音検出手
段間の実際の空間伝達関数をモデル化したモデル空間伝
達関数を使用して能動型騒音制御を行う場合に、実際の
空間伝達関数とモデル空間伝達関数とのずれによって制
御系が発散状態となることを評価関数の値の推移を監視
することにより検出し、この発散状態を検出したとき
に、放音制御手段によって制御音源からの制御音の発生
を中止乃至抑制するようにしているので、制御系の発散
に伴う制御音源からの異状音の放声を未然に防止するこ
とができる効果が得られる。
【図1】本発明の基本構成を示す機能ブロック図であ
る。
る。
【図2】実施例の概略構成図である。
【図3】実施例のプロセッサユニットのブロック図であ
る。
る。
【図4】実施例のフローチャートである。
【図5】実施例の評価関数Jの値の推移を表すパターン
図である。
図である。
5 ラウドスピーカ 6 マイクロフォン 8 スイッチ 24 ディジタルフィルタ 26 適応フィルタ 34 マイクロプロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 憲治 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 騒音源の騒音発生状態に応じた基準信号
を発生する基準信号発生手段と、該基準信号発生手段の
基準信号が適応フィルタを介して供給される制御音源
と、観測位置の残留騒音を検出する残留騒音検出手段
と、前記基準信号を制御音源及び残留騒音検出手段との
間の空間伝達関数に対応するモデル空間伝達関数を表す
フィルタ係数でフィルタ処理するフィルタ手段と、該フ
ィルタ手段のフィルタ処理された基準信号と前記残留騒
音検出手段の残留騒音検出信号とに基づいて最急降下法
によって前記適応フィルタのフィルタ係数を更新するフ
ィルタ係数更新手段とを備えた能動型騒音制御装置にお
いて、前記残留騒音検出信号に基づいて評価関数を演算
する評価関数演算手段と、該評価関数演算手段で演算し
た評価関数が第1設定時間内に予め設定した評価関数閾
値未満にならない場合及び第1設定時間内に前記評価関
数閾値未満になった後第2設定時間以上前記評価関数閾
値未満の値を継続しない場合に異常と判定する異常判定
手段と、該異常判定手段で異常と判定されたときに前記
制御音源からの制御音の放音を中止乃至抑制する放音制
御手段とを備えたことを特徴とする能動型騒音制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3179673A JPH0527779A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 能動型騒音制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3179673A JPH0527779A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 能動型騒音制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0527779A true JPH0527779A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16069878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3179673A Pending JPH0527779A (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 能動型騒音制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0527779A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0764573A (ja) * | 1993-08-27 | 1995-03-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 能動騒音低減装置 |
| JP2000002292A (ja) * | 1998-06-17 | 2000-01-07 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用能動型振動制御装置 |
| US7327359B2 (en) | 2000-11-29 | 2008-02-05 | Konami Corporation | Computer-readable recording medium recording image display control program, and image display control device and method |
| US9138648B2 (en) | 2001-10-10 | 2015-09-22 | Sony Computer Entertainment America Llc | System and method for dynamically loading game software for smooth game play |
| US10786736B2 (en) | 2010-05-11 | 2020-09-29 | Sony Interactive Entertainment LLC | Placement of user information in a game space |
| KR20210051751A (ko) * | 2019-10-31 | 2021-05-10 | 현대모비스 주식회사 | 능동 도로소음 제어 방법 및 장치 |
| CN115452936A (zh) * | 2022-07-11 | 2022-12-09 | 合肥贵专电磁科技有限公司 | 一种基于无线传输的钢丝绳探测结果评估系统 |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP3179673A patent/JPH0527779A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0764573A (ja) * | 1993-08-27 | 1995-03-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 能動騒音低減装置 |
| JP2000002292A (ja) * | 1998-06-17 | 2000-01-07 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用能動型振動制御装置 |
| US7327359B2 (en) | 2000-11-29 | 2008-02-05 | Konami Corporation | Computer-readable recording medium recording image display control program, and image display control device and method |
| US9138648B2 (en) | 2001-10-10 | 2015-09-22 | Sony Computer Entertainment America Llc | System and method for dynamically loading game software for smooth game play |
| US10322347B2 (en) | 2001-10-10 | 2019-06-18 | Sony Interactive Entertainment America Llc | System and method for dynamicaly loading game software for smooth game play |
| US10786736B2 (en) | 2010-05-11 | 2020-09-29 | Sony Interactive Entertainment LLC | Placement of user information in a game space |
| US11478706B2 (en) | 2010-05-11 | 2022-10-25 | Sony Interactive Entertainment LLC | Placement of user information in a game space |
| KR20210051751A (ko) * | 2019-10-31 | 2021-05-10 | 현대모비스 주식회사 | 능동 도로소음 제어 방법 및 장치 |
| CN115452936A (zh) * | 2022-07-11 | 2022-12-09 | 合肥贵专电磁科技有限公司 | 一种基于无线传输的钢丝绳探测结果评估系统 |
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