JPH05279575A - 透明な粒子を分散させた人工大理石 - Google Patents
透明な粒子を分散させた人工大理石Info
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- JPH05279575A JPH05279575A JP4081741A JP8174192A JPH05279575A JP H05279575 A JPH05279575 A JP H05279575A JP 4081741 A JP4081741 A JP 4081741A JP 8174192 A JP8174192 A JP 8174192A JP H05279575 A JPH05279575 A JP H05279575A
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- Japan
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- artificial marble
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 人工大理石とその製造方法を提供する。
【構成】 本発明の人工大理石は、樹脂組成物15乃至
60重量%と無機充填物40乃至85重量%とから成る
粒径0.2乃至5mmの実質的に透明な粒子(B)が、樹
脂組成物15乃至60重量%と無機充填物40乃至85
重量%とから成る、より透明でないマトリックス(A)中
に分散され、マトリックス(A)と粒子(B)とが全量を1
00重量%としたときに、マトリックス(A)20乃至9
9.5重量%と粒子(B)0.5乃至80重量%とから構成
されることを特徴とする。
60重量%と無機充填物40乃至85重量%とから成る
粒径0.2乃至5mmの実質的に透明な粒子(B)が、樹
脂組成物15乃至60重量%と無機充填物40乃至85
重量%とから成る、より透明でないマトリックス(A)中
に分散され、マトリックス(A)と粒子(B)とが全量を1
00重量%としたときに、マトリックス(A)20乃至9
9.5重量%と粒子(B)0.5乃至80重量%とから構成
されることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石目調模様の人工大理石
に関する。
に関する。
【0002】人工大理石は、優美な質感、優れた強度、
耐候性、施工・加工の容易性から、キッチン天板、洗面
化粧台、テーブル、家具、壁材、床材、インテリア小
物、印鑑、バスタブ、窓枠、間接照明パネルなど多くの
用途に用いられ、その使用量は益々増加してきている。
耐候性、施工・加工の容易性から、キッチン天板、洗面
化粧台、テーブル、家具、壁材、床材、インテリア小
物、印鑑、バスタブ、窓枠、間接照明パネルなど多くの
用途に用いられ、その使用量は益々増加してきている。
【0003】近年、生活様式が高級化するに伴い、天然
石に近い外観をもつ石目調人工大理石の人気が高まって
おり、特に透明粒子を分散させた石目調の人工大理石は
より天然石に近い外観をもち、洗面化粧台、バスルーム
などによくマッチすることからユーザーからの要求が高
く、人工大理石の新しい用途展開として注目を浴びてい
る。本発明の石目調人工大理石は透明粒子を分散させる
ことにより、従来の人工大理石にはみられなかった全く
新しい外観、ファッション性を持っており、かつ加工
性、メンテナンスの容易性など従来の人工大理石の持つ
特徴を兼ね備えており、人工大理石としての用途に用い
ることができる他に従来の人工大理石では外観の点で用
いられなかった天然大理石の用途にも用いることができ
る。
石に近い外観をもつ石目調人工大理石の人気が高まって
おり、特に透明粒子を分散させた石目調の人工大理石は
より天然石に近い外観をもち、洗面化粧台、バスルーム
などによくマッチすることからユーザーからの要求が高
く、人工大理石の新しい用途展開として注目を浴びてい
る。本発明の石目調人工大理石は透明粒子を分散させる
ことにより、従来の人工大理石にはみられなかった全く
新しい外観、ファッション性を持っており、かつ加工
性、メンテナンスの容易性など従来の人工大理石の持つ
特徴を兼ね備えており、人工大理石としての用途に用い
ることができる他に従来の人工大理石では外観の点で用
いられなかった天然大理石の用途にも用いることができ
る。
【0004】
【従来の技術】天然大理石はその優雅さから、壁材、床
材、各種天板として古くから使用されているが、重量が
重く、硬いことから施工・加工が難しく、また表面が多
孔質であるので汚れが取れ難い、長尺ものの入手が難し
い、継目ができるなどの欠点がある。
材、各種天板として古くから使用されているが、重量が
重く、硬いことから施工・加工が難しく、また表面が多
孔質であるので汚れが取れ難い、長尺ものの入手が難し
い、継目ができるなどの欠点がある。
【0005】大理石調人工素材として、メラミン化粧
板、表面のみ模様出しを施したゲルコート人工大理石、
アクリル系人工大理石、ポリエステル系人工大理石など
がある。これらは天然大理石に比べ、軽量で無孔質であ
るが、前2者は表面のみの模様出しであるため加工・補
修が困難である他に衝撃に弱いなどの欠点がある。
板、表面のみ模様出しを施したゲルコート人工大理石、
アクリル系人工大理石、ポリエステル系人工大理石など
がある。これらは天然大理石に比べ、軽量で無孔質であ
るが、前2者は表面のみの模様出しであるため加工・補
修が困難である他に衝撃に弱いなどの欠点がある。
【0006】アクリル系人工大理石、ポリエステル系人
工大理石は、ソリッド材特有の優美な質感、容易な加工
性、優れた強度、耐衝撃性を有し、特にアクリル系人工
大理石は、耐候性に優れるなど多くの長所を有してい
る。
工大理石は、ソリッド材特有の優美な質感、容易な加工
性、優れた強度、耐衝撃性を有し、特にアクリル系人工
大理石は、耐候性に優れるなど多くの長所を有してい
る。
【0007】本発明の目的とする透明粒子を分散させた
石目調人工大理石に関する技術には、例えば特公昭61
−24357号公報に記載されたものがあり、この技術
においては透明粒子は石英、ガラス、孔雀石、大理石、
雲母、黒曜石などの砕石、またはABS樹脂、エポキシ
樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂などの樹脂粉砕物
である。
石目調人工大理石に関する技術には、例えば特公昭61
−24357号公報に記載されたものがあり、この技術
においては透明粒子は石英、ガラス、孔雀石、大理石、
雲母、黒曜石などの砕石、またはABS樹脂、エポキシ
樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂などの樹脂粉砕物
である。
【0008】また別の従来技術の例には特願昭53−4
6668号があるが、この技術の透明粒子は雲母片、寒
水石の砕石であり、さらに別の例の特願昭63−615
11号では、透明粒子は天然石の砕石、ガラス粒であ
る。本発明に記載の樹脂組成物と無機充填物の混合物か
ら成る技術はみられない。従来技術のうち透明粒子が石
英、雲母、ガラスの粉砕物など硬質物から成る場合は、
それら粒子の入った人工大理石の加工時、特に表面研削
時や切断時に困難を伴い、時には加工機具を破損するこ
ともある。
6668号があるが、この技術の透明粒子は雲母片、寒
水石の砕石であり、さらに別の例の特願昭63−615
11号では、透明粒子は天然石の砕石、ガラス粒であ
る。本発明に記載の樹脂組成物と無機充填物の混合物か
ら成る技術はみられない。従来技術のうち透明粒子が石
英、雲母、ガラスの粉砕物など硬質物から成る場合は、
それら粒子の入った人工大理石の加工時、特に表面研削
時や切断時に困難を伴い、時には加工機具を破損するこ
ともある。
【0009】また粒子がエポキシ樹脂、メラミン樹脂な
どの樹脂組成物から成る場合は、例えばその粒子をパイ
プラインで輸送する工程で粒子とパイプ内壁との摩擦に
よって静電気が発生したり、粒子の袋、容器からの移し
替え工程では粒子と袋、容器との摩擦、接触面の剥離に
よって静電気が発生する。透明粒子が樹脂組成物の粉砕
によって作られる場合は、樹脂組成物と粉砕機との衝
突、摩擦によって静電気が生じ、さらに粉砕物をふるい
分けする必要がある時も同じ様に静電気が発生する。
どの樹脂組成物から成る場合は、例えばその粒子をパイ
プラインで輸送する工程で粒子とパイプ内壁との摩擦に
よって静電気が発生したり、粒子の袋、容器からの移し
替え工程では粒子と袋、容器との摩擦、接触面の剥離に
よって静電気が発生する。透明粒子が樹脂組成物の粉砕
によって作られる場合は、樹脂組成物と粉砕機との衝
突、摩擦によって静電気が生じ、さらに粉砕物をふるい
分けする必要がある時も同じ様に静電気が発生する。
【0010】これらの工程で静電気が発生すると粒子が
壁面などに付着・凝集し、輸送がうまく行われなかった
り、異種粒子の混入の原因となるばかりではなく、静電
気の帯電容量が空気の絶縁破壊電界強度(約30KV/c
m)以上になると放電現象を起こし、粉塵爆発を起こす
恐れがある。また、粒子を揮発性有機溶媒、重合性不飽
和単量体等に投入する際、粒子の放電現象により爆発、
火災を引き起こす恐れもある。
壁面などに付着・凝集し、輸送がうまく行われなかった
り、異種粒子の混入の原因となるばかりではなく、静電
気の帯電容量が空気の絶縁破壊電界強度(約30KV/c
m)以上になると放電現象を起こし、粉塵爆発を起こす
恐れがある。また、粒子を揮発性有機溶媒、重合性不飽
和単量体等に投入する際、粒子の放電現象により爆発、
火災を引き起こす恐れもある。
【0011】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は前述の従来
技術の問題に鑑みてなされたものであって、目的とする
ところは実質的に透明な粒子が分散し、かつ従来のアク
リル系人工大理石などが持っている特徴、すなわち均質
で無孔質なソリッド材、硬質木材と同等の施工・加工
性、メンテナンスの容易さ、耐衝撃性、耐候性、難燃性
などを有する石目調人工大理石に関する技術を提供する
ことにある。
技術の問題に鑑みてなされたものであって、目的とする
ところは実質的に透明な粒子が分散し、かつ従来のアク
リル系人工大理石などが持っている特徴、すなわち均質
で無孔質なソリッド材、硬質木材と同等の施工・加工
性、メンテナンスの容易さ、耐衝撃性、耐候性、難燃性
などを有する石目調人工大理石に関する技術を提供する
ことにある。
【0012】ここで、実質的に透明なとは、粒子に意匠
性のある透明観がもたらされているものであることをい
うが、その好ましい状態としては、JIS−K7105
に準じて2mm厚シートで平行光線透過率を測定法Aによ
って測定したときの値が8%以上であり、さらに好まし
くは、10%以上であることをいう。他方マトリックス
がより透明でないとは、実質的に透明な粒子を分散させ
た時に意匠性があるコントラストを与える程度により透
明観が低いものである事を意味するが、その好ましい状
態としてはJIS−K7105に準じて2mm厚シートで
平行光線透過率を測定法Aによって測定したときの値
が、実質的に透明な粒子の平行光線透過率より1%以上
低いことである。
性のある透明観がもたらされているものであることをい
うが、その好ましい状態としては、JIS−K7105
に準じて2mm厚シートで平行光線透過率を測定法Aによ
って測定したときの値が8%以上であり、さらに好まし
くは、10%以上であることをいう。他方マトリックス
がより透明でないとは、実質的に透明な粒子を分散させ
た時に意匠性があるコントラストを与える程度により透
明観が低いものである事を意味するが、その好ましい状
態としてはJIS−K7105に準じて2mm厚シートで
平行光線透過率を測定法Aによって測定したときの値
が、実質的に透明な粒子の平行光線透過率より1%以上
低いことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として本発明では、樹脂組成物15乃至60重量
%と無機充填物40乃至85重量%とから成る粒径0.
2乃至5mmの実質的に透明な粒子(B)が、樹脂組成物1
5乃至60重量%と無機充填物40乃至85重量%とか
ら成るより透明でないマトリックス(A)中に分散され、
マトリックス(A)と粒子(B)とが、全量を100重量%
としたときに、マトリックス(A)20乃至99.5重量
%と粒子(B)0.5乃至80重量%とから構成されるこ
とを特徴とする人工大理石を提供する。
の手段として本発明では、樹脂組成物15乃至60重量
%と無機充填物40乃至85重量%とから成る粒径0.
2乃至5mmの実質的に透明な粒子(B)が、樹脂組成物1
5乃至60重量%と無機充填物40乃至85重量%とか
ら成るより透明でないマトリックス(A)中に分散され、
マトリックス(A)と粒子(B)とが、全量を100重量%
としたときに、マトリックス(A)20乃至99.5重量
%と粒子(B)0.5乃至80重量%とから構成されるこ
とを特徴とする人工大理石を提供する。
【0014】本発明のマトリックス(A)の樹脂組成物
は、好ましくはポリメタクリル酸メチル、またはメタク
リル酸メチルを主構成単位とし、共重合化合物単位を持
つ重合体である。
は、好ましくはポリメタクリル酸メチル、またはメタク
リル酸メチルを主構成単位とし、共重合化合物単位を持
つ重合体である。
【0015】マトリックス(A)の主構成単位樹脂原材料
に共重合化合物を添加し共重合させることによって、人
工大理石の強度や耐汚染性などを高める効果があるが、
共重合化合物の過剰の添加は施工・加工性を悪くする。
に共重合化合物を添加し共重合させることによって、人
工大理石の強度や耐汚染性などを高める効果があるが、
共重合化合物の過剰の添加は施工・加工性を悪くする。
【0016】したがって、メタクリル酸メチルを主構成
単位とし、共重合化合物単位を持つ重合体の場合は、重
合体を100重量%としたとき、メタクリル酸メチル単
位90重量%以上、共重合化合物単位10重量%以下で
あるのが好ましい。
単位とし、共重合化合物単位を持つ重合体の場合は、重
合体を100重量%としたとき、メタクリル酸メチル単
位90重量%以上、共重合化合物単位10重量%以下で
あるのが好ましい。
【0017】共重合化合物の好ましい例は、メタクリル
酸メチルを除く(メタ)アクリル酸エステル(アクリル酸
エステル又はメタクリル酸エステルの意味、以下同
じ)、スチレンおよびエチレングリコールジメタクリレ
ート等の分子中に複数の重合性二重結合を有する化合物
が挙げられる。
酸メチルを除く(メタ)アクリル酸エステル(アクリル酸
エステル又はメタクリル酸エステルの意味、以下同
じ)、スチレンおよびエチレングリコールジメタクリレ
ート等の分子中に複数の重合性二重結合を有する化合物
が挙げられる。
【0018】本発明のマトリックス(A)の無機充填物の
例としては、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、
水酸化マグネシウム、粉末タルク、粉末石英、微細シリ
カ、硅藻土、石膏、粉末ガラス、粘土鉱物質、粉末チョ
ーク、大理石、石灰岩、コロイド状アスベスト、硅酸ア
ルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、ムライト、硅
酸カルシウム、硬石膏、万硼石、硼砂などがある。
例としては、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、
水酸化マグネシウム、粉末タルク、粉末石英、微細シリ
カ、硅藻土、石膏、粉末ガラス、粘土鉱物質、粉末チョ
ーク、大理石、石灰岩、コロイド状アスベスト、硅酸ア
ルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、ムライト、硅
酸カルシウム、硬石膏、万硼石、硼砂などがある。
【0019】これらのうち水酸化アルミニウム、水酸化
カルシウム、水酸化マグネシウムなどが好ましいが、最
も好ましくは水酸化アルミニウムである。これら水酸化
物は、高温時に結晶水を放出し、人工大理石の難燃性改
善にも有効に作用する。
カルシウム、水酸化マグネシウムなどが好ましいが、最
も好ましくは水酸化アルミニウムである。これら水酸化
物は、高温時に結晶水を放出し、人工大理石の難燃性改
善にも有効に作用する。
【0020】この無機充填物のサイズは、マトリックス
(A)の透光性、重合性樹脂原料との混合時の粘度上昇に
影響するため、好ましくは粒径1乃至150μmで、そ
の粒径分布の中心粒径が10乃至100μmであるのが
望ましい。
(A)の透光性、重合性樹脂原料との混合時の粘度上昇に
影響するため、好ましくは粒径1乃至150μmで、そ
の粒径分布の中心粒径が10乃至100μmであるのが
望ましい。
【0021】前記の難燃性改善のためには無機充填物は
十分な量を充填する必要があるが、一方過剰な充填はマ
トリックス(A)の強度低下を招く。
十分な量を充填する必要があるが、一方過剰な充填はマ
トリックス(A)の強度低下を招く。
【0022】したがって、マトリックス(A)中の無機充
填量はマトリックス(A)全量を100重量%としたとき
に、40乃至85重量%であるのが好ましい。またこの
無機充填物の表面を例えばシラン系カップリング剤、チ
タネート系カップリング剤、ステアリン酸等で処理した
ものも同様に扱うことができる。
填量はマトリックス(A)全量を100重量%としたとき
に、40乃至85重量%であるのが好ましい。またこの
無機充填物の表面を例えばシラン系カップリング剤、チ
タネート系カップリング剤、ステアリン酸等で処理した
ものも同様に扱うことができる。
【0023】マトリックス(A)には無機充填物以外に種
々の添加剤を加えてもよい。その例として、顔料、染料
等の着色剤、紫外線吸収剤、難燃剤、離型剤、流動化
剤、増粘剤などがある。
々の添加剤を加えてもよい。その例として、顔料、染料
等の着色剤、紫外線吸収剤、難燃剤、離型剤、流動化
剤、増粘剤などがある。
【0024】また、マトリックス(A)は実質的に透明な
粒子を分散させた時に、意匠性があるコントラストを与
える程度により透明観が低いものでなければならない。
その好ましい状態としてはJIS−K7105に準じて
2mm厚シートで平行光線透過率を測定法Aによって測定
した時の値が、実質的に透明な粒子(B)の平行光線透過
率より1%以上低いことである。マトリックス(A)と粒
子(B)の平行光線透過率の差が1%未満のときは、マト
リックス(A)と粒子(B)とのコントラストが小さくなり
意匠性に欠けた外観になる。
粒子を分散させた時に、意匠性があるコントラストを与
える程度により透明観が低いものでなければならない。
その好ましい状態としてはJIS−K7105に準じて
2mm厚シートで平行光線透過率を測定法Aによって測定
した時の値が、実質的に透明な粒子(B)の平行光線透過
率より1%以上低いことである。マトリックス(A)と粒
子(B)の平行光線透過率の差が1%未満のときは、マト
リックス(A)と粒子(B)とのコントラストが小さくなり
意匠性に欠けた外観になる。
【0025】本発明の実質的に透明な粒子(B)の樹脂組
成物の好ましい例の一つとして、不飽和ポリエステルと
スチレンの共重合硬化物が挙げられる。不飽和ポリエス
テルはマレイン酸、フマル酸のような不飽和ジカルボン
酸と、エチレングリコール、ジエチレングリコールのよ
うなグリコールの重縮合反応により生成できる。また別
の好ましい例として、ポリ(メタクリル酸ベンジル)、
またはメタクリル酸ベンジルを主構成単位とする重合体
が挙げられる。
成物の好ましい例の一つとして、不飽和ポリエステルと
スチレンの共重合硬化物が挙げられる。不飽和ポリエス
テルはマレイン酸、フマル酸のような不飽和ジカルボン
酸と、エチレングリコール、ジエチレングリコールのよ
うなグリコールの重縮合反応により生成できる。また別
の好ましい例として、ポリ(メタクリル酸ベンジル)、
またはメタクリル酸ベンジルを主構成単位とする重合体
が挙げられる。
【0026】メタクリル酸ベンジルと共重合する化合物
の好ましい例は、メタクリル酸ベンジル以外の(メタ)
アクリル酸エステル、スチレン、エチレングリコールジ
メタクリレート等の分子中に複数の重合性二重結合を有
する化合物が挙げられる。
の好ましい例は、メタクリル酸ベンジル以外の(メタ)
アクリル酸エステル、スチレン、エチレングリコールジ
メタクリレート等の分子中に複数の重合性二重結合を有
する化合物が挙げられる。
【0027】これらのうち、さらに好ましくは不飽和ポ
リエステル50乃至70重量%とスチレン30乃至50
重量%との共重合体、またはメタクリル酸ベンジル90
乃至99.9重量%とエチレングリコールジメタクリレ
ート等の分子中に複数の重合性二重結合を有する化合物
0.1乃至10重量%との共重合体である。
リエステル50乃至70重量%とスチレン30乃至50
重量%との共重合体、またはメタクリル酸ベンジル90
乃至99.9重量%とエチレングリコールジメタクリレ
ート等の分子中に複数の重合性二重結合を有する化合物
0.1乃至10重量%との共重合体である。
【0028】本発明の実質的に透明な粒子(B)の無機充
填物の例としては、水酸化アルミニウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化マグネシウム、粉末タルク、粉末石英、微
細シリカ、硅藻土、石膏、粉末ガラス、粘土鉱物質、粉
末チョーク、大理石、石灰岩、コロイド状アスベスト、
硅酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、ムライ
ト、硅酸カルシウム、硬石膏、万硼石、硼砂などがあ
る。
填物の例としては、水酸化アルミニウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化マグネシウム、粉末タルク、粉末石英、微
細シリカ、硅藻土、石膏、粉末ガラス、粘土鉱物質、粉
末チョーク、大理石、石灰岩、コロイド状アスベスト、
硅酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、ムライ
ト、硅酸カルシウム、硬石膏、万硼石、硼砂などがあ
る。
【0029】これらのうち好ましくは、水酸化アルミニ
ウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、最も好
ましくは水酸化アルミニウムである。これらの水酸化物
は、高温時に結晶水を放出し、人工大理石の難燃性改善
に特に有効に作用する。
ウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、最も好
ましくは水酸化アルミニウムである。これらの水酸化物
は、高温時に結晶水を放出し、人工大理石の難燃性改善
に特に有効に作用する。
【0030】この無機充填物のサイズは粒子(B)の透光
性、重合性樹脂原料との混合時の粘度上昇に影響するた
め、好ましくは粒径1乃至150μmで、その粒径分布
の中心粒径が10乃至100μmであるのが望ましい。
性、重合性樹脂原料との混合時の粘度上昇に影響するた
め、好ましくは粒径1乃至150μmで、その粒径分布
の中心粒径が10乃至100μmであるのが望ましい。
【0031】前記の難燃性改善、静電気の帯電容量減少
のためには無機充填物は十分な量を充填する必要がある
が、一方、過剰な充填は粒子(B)の強度低下を起こし、
透明性低下を招きやすい。粒子(B)中の無機充填量は、
粒子(B)全量を100重量%としたときに、40乃至8
5重量%であるのが好ましい。また、この無機充填物の
表面を例えば、シランカップリング剤、ステアリン酸等
で処理したものも同様に扱うことができる。
のためには無機充填物は十分な量を充填する必要がある
が、一方、過剰な充填は粒子(B)の強度低下を起こし、
透明性低下を招きやすい。粒子(B)中の無機充填量は、
粒子(B)全量を100重量%としたときに、40乃至8
5重量%であるのが好ましい。また、この無機充填物の
表面を例えば、シランカップリング剤、ステアリン酸等
で処理したものも同様に扱うことができる。
【0032】粒子(B)には無機充填物以外に種々の添加
剤を加えてもよい。その例として、顔料、染料等の着色
剤、紫外線吸収剤、難燃性、離型剤、流動化剤、増粘剤
などがある。
剤を加えてもよい。その例として、顔料、染料等の着色
剤、紫外線吸収剤、難燃性、離型剤、流動化剤、増粘剤
などがある。
【0033】また粒子(B)は意匠性のある透明観がもた
らされていることが必要であるが、その好ましい状態と
しては、JIS−K7105に準じて2mm厚シートで平
行光線透過率を測定法Aによって測定したときの値が8
%以上である。この値より平行光線透過率が低い時は粒
子(B)の透明観が不足であり、新規性のある人工大理石
を作ることができない。またより好ましくは、平行光線
透過率が10%以上である。
らされていることが必要であるが、その好ましい状態と
しては、JIS−K7105に準じて2mm厚シートで平
行光線透過率を測定法Aによって測定したときの値が8
%以上である。この値より平行光線透過率が低い時は粒
子(B)の透明観が不足であり、新規性のある人工大理石
を作ることができない。またより好ましくは、平行光線
透過率が10%以上である。
【0034】さらに、実質的に透明な粒子(B)は、その
静電気帯電量が小さいものが好ましく、JIS−K69
11に準じて表面抵抗率を測定したとき、表面抵抗率が
2.0×1015Ω以下であるものが好ましい。これは、
粒子の表面抵抗率が2.0×1015Ωを超えると、粒子
の輸送工程や粉砕工程で静電気が発生し、粒子の付着・
凝集や異物の混入等が起こるとともに放電現象が生じて
粉塵爆発を起こす場合があるためである。なお表面抵抗
率(ρs)は下式によって算出される。
静電気帯電量が小さいものが好ましく、JIS−K69
11に準じて表面抵抗率を測定したとき、表面抵抗率が
2.0×1015Ω以下であるものが好ましい。これは、
粒子の表面抵抗率が2.0×1015Ωを超えると、粒子
の輸送工程や粉砕工程で静電気が発生し、粒子の付着・
凝集や異物の混入等が起こるとともに放電現象が生じて
粉塵爆発を起こす場合があるためである。なお表面抵抗
率(ρs)は下式によって算出される。
【0035】
【数1】 ただし d:表面電極の内円の外径(cm) D:表面の環状電極の内径(cm) Rs:表面抵抗(MΩ)
【0036】実質的に透明な粒子(B)の大きさは、大き
い程、より天然石に近い外観を与えるが、人工大理石の
製造工程で困難を伴う。すなわち、実質的に透明な粒子
(B)を分散させた人工大理石は、粒子(B)の粒径の半分
の深さを表面研削した場合に、人工大理石表面に粒子
(B)が引き出て、より好ましい外観が得られるので、粒
子(B)の大きさが小さい程研削は容易になる。
い程、より天然石に近い外観を与えるが、人工大理石の
製造工程で困難を伴う。すなわち、実質的に透明な粒子
(B)を分散させた人工大理石は、粒子(B)の粒径の半分
の深さを表面研削した場合に、人工大理石表面に粒子
(B)が引き出て、より好ましい外観が得られるので、粒
子(B)の大きさが小さい程研削は容易になる。
【0037】このことから、粒子(B)の大きさは粒径
0.2乃至5mmであるのが好ましい。
0.2乃至5mmであるのが好ましい。
【0038】本発明の人工大理石を製造する方法のう
ち、粒子(B)を製造する方法としては、無機充填物を重
合性樹脂原料中に均一に分散させて塊状重合した後、粉
砕機で粉砕する方法、または無機充填物を重合性樹脂原
料中に均一に分散させて水媒体中で懸濁重合して得る方
法等が挙げられるが、無機充填物を重合性樹脂原料中に
均一に分散させて塊状重合した後、粉砕機で粉砕する方
法が好ましい。
ち、粒子(B)を製造する方法としては、無機充填物を重
合性樹脂原料中に均一に分散させて塊状重合した後、粉
砕機で粉砕する方法、または無機充填物を重合性樹脂原
料中に均一に分散させて水媒体中で懸濁重合して得る方
法等が挙げられるが、無機充填物を重合性樹脂原料中に
均一に分散させて塊状重合した後、粉砕機で粉砕する方
法が好ましい。
【0039】実質的に透明な粒子(B)の重合性樹脂原料
を重合させる方法には、レドックス重合、または重合開
始剤添加後、加熱重合する方法が挙げられる。
を重合させる方法には、レドックス重合、または重合開
始剤添加後、加熱重合する方法が挙げられる。
【0040】メタクリル酸ベンジルを主構成単位とする
重合体のレドックス重合は、ベンゾイルパーオキサイド
などのアシル過酸化物とN,N−ジメチルアニリン、N,
N−ジエチルアニリン、N,N−ジメチルパライジンな
どのアミン化合物との組み合わせ、またはターシャリー
ブチルパーオキシマレイン酸などのパーオキシル化合物
とグリコールジメルカプトアセテートなどのメルカプタ
ン化合物との組み合わせなどによって行われる。
重合体のレドックス重合は、ベンゾイルパーオキサイド
などのアシル過酸化物とN,N−ジメチルアニリン、N,
N−ジエチルアニリン、N,N−ジメチルパライジンな
どのアミン化合物との組み合わせ、またはターシャリー
ブチルパーオキシマレイン酸などのパーオキシル化合物
とグリコールジメルカプトアセテートなどのメルカプタ
ン化合物との組み合わせなどによって行われる。
【0041】不飽和ポリエステルを主構成単位とする重
合体のレドックス重合は、不飽和ポリエステルにスチレ
ンのようなビニル化合物を混合し、メチルエチルケトン
パーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイドのよ
うな過酸化物触媒とナフテン酸コバルトのような促進剤
とを加えて行われる。実質的に透明な粒子(B)を得るた
めの粉砕方法には、ボールミル、ロッドミル、塔式摩砕
機、振動ミル、ロールミル、ブレーキクラッシャー、ロ
ールクラッシャー、ハンマーミル、ジェットミル、流動
粉砕などがあり、これらを組み合わせて使用する方法も
ある。
合体のレドックス重合は、不飽和ポリエステルにスチレ
ンのようなビニル化合物を混合し、メチルエチルケトン
パーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイドのよ
うな過酸化物触媒とナフテン酸コバルトのような促進剤
とを加えて行われる。実質的に透明な粒子(B)を得るた
めの粉砕方法には、ボールミル、ロッドミル、塔式摩砕
機、振動ミル、ロールミル、ブレーキクラッシャー、ロ
ールクラッシャー、ハンマーミル、ジェットミル、流動
粉砕などがあり、これらを組み合わせて使用する方法も
ある。
【0042】粉砕機で粉砕された粒子の形状は懸濁重合
して得られた粒子の形状より角張っており、自然に近い
外観をもたらすので、粉砕機を使用して粉砕されたもの
が好ましい。また、粉砕機の粉砕条件を変えることによ
って、希望の粒子サイズのものが得られるため、大きな
サイズのものを得ようとするとき特に有効である。
して得られた粒子の形状より角張っており、自然に近い
外観をもたらすので、粉砕機を使用して粉砕されたもの
が好ましい。また、粉砕機の粉砕条件を変えることによ
って、希望の粒子サイズのものが得られるため、大きな
サイズのものを得ようとするとき特に有効である。
【0043】マトリックス(A)を構成する重合性樹脂原
料を重合させる方法には、レドックス重合や熱開始剤添
加後、加熱重合する方法が挙げられる。
料を重合させる方法には、レドックス重合や熱開始剤添
加後、加熱重合する方法が挙げられる。
【0044】メタクリル酸メチルを主構成単位とする重
合体のレドックス重合は、ベンゾイルパーオキサイドな
どのアシル過酸化物とN,N−ジメチルアニリン、N,N
−ジエチルアニリン、N,N−ジメチルパライジンなど
のアミン化合物との組み合わせ、またはターシャリーブ
チルパーオキシマレイン酸などのパーオキシル化合物と
グリコールジメルカプトアセテートなどのメルカプタン
化合物との組み合わせなどによって行われる。
合体のレドックス重合は、ベンゾイルパーオキサイドな
どのアシル過酸化物とN,N−ジメチルアニリン、N,N
−ジエチルアニリン、N,N−ジメチルパライジンなど
のアミン化合物との組み合わせ、またはターシャリーブ
チルパーオキシマレイン酸などのパーオキシル化合物と
グリコールジメルカプトアセテートなどのメルカプタン
化合物との組み合わせなどによって行われる。
【0045】なお、重合性原料を重合させる時には、予
備重合させたシラップを用いるのが好ましいことが多
い。
備重合させたシラップを用いるのが好ましいことが多
い。
【0046】シラップを得るには、メタクリル酸メチル
単量体を重合させ、途中で重合を停止させる方法、また
は塊状重合や懸濁重合によって予め重合したメタクリル
酸メチルを主構成単位とする重合体を、メタクリル酸メ
チル単量体に溶解する方法がある。
単量体を重合させ、途中で重合を停止させる方法、また
は塊状重合や懸濁重合によって予め重合したメタクリル
酸メチルを主構成単位とする重合体を、メタクリル酸メ
チル単量体に溶解する方法がある。
【0047】シラップを用いることの利点として、 1) 重合性原料に無機充填物、実質的に透明な粒子
(B)を加える際、重合性原料であるシラップ粘度をコン
トロールすることによってこれら充填物の沈降を防ぐこ
とができる、 2) 重合性原料の硬化時間が短くなるなどが挙げられ
る。
(B)を加える際、重合性原料であるシラップ粘度をコン
トロールすることによってこれら充填物の沈降を防ぐこ
とができる、 2) 重合性原料の硬化時間が短くなるなどが挙げられ
る。
【0048】実質的に透明な粒子が分散した人工大理石
は、表面を研削することによって表面に現れる粒子の大
きさが大きくなり、より天然石に近い外観を与える。そ
のためには実質的に透明な粒子(B)のうち最大なものの
粒径の少なくとも半分以上の深さでその表面を研削する
のが好ましい。
は、表面を研削することによって表面に現れる粒子の大
きさが大きくなり、より天然石に近い外観を与える。そ
のためには実質的に透明な粒子(B)のうち最大なものの
粒径の少なくとも半分以上の深さでその表面を研削する
のが好ましい。
【0049】さらに好ましくは、表面の光沢を上げるこ
とによって、マトリックス(A)と実質的に透明な粒子
(B)のコントラストが大きくなり、粒子(B)の透明感が
高まり、より一層意匠性を高めることができる。
とによって、マトリックス(A)と実質的に透明な粒子
(B)のコントラストが大きくなり、粒子(B)の透明感が
高まり、より一層意匠性を高めることができる。
【0050】本発明を更に次の実施例により説明する
が、これによって本発明が制限されるものではない。
が、これによって本発明が制限されるものではない。
【0051】ここで%は重量%である。 実施例1 (A) 実質的に透明な粒子の製造 不飽和ポリエステル樹脂(武田薬品工業(株)製 ポリマ
ール3308PS)37.2%、メチルエチルケトンパ
ーオキサイド(日本油脂(株)製 パーメックN)0.5
%、中心粒子径30μmの水酸化アルミニウム粉末(昭
和電工(株)製 ハイジライトH−210)62.3%を混
合、撹拌後、型に注入し、室温で硬化させ、実質的に透
明な硬化物(I)を得た。
ール3308PS)37.2%、メチルエチルケトンパ
ーオキサイド(日本油脂(株)製 パーメックN)0.5
%、中心粒子径30μmの水酸化アルミニウム粉末(昭
和電工(株)製 ハイジライトH−210)62.3%を混
合、撹拌後、型に注入し、室温で硬化させ、実質的に透
明な硬化物(I)を得た。
【0052】この硬化物(I)の平行光線透過率はJIS
−K7105に準じて2mm厚シートを測定法Aによって
測定すると11.9%であり、実質的に透明であった。
またJIS−K6911に準じて表面抵抗率を測定する
と1.8×1015Ωであった。この硬化物(I)を粉砕機
で粉砕後、ふるいで篩別することによって、粒径5.0
〜0.2mmの実質的に透明な粒子(I)を作製した。その
際、粒子(I)は粉砕機やふるいの壁面に付着することは
なく、粒子(I)に静電気が帯電している様子はみられな
かった。
−K7105に準じて2mm厚シートを測定法Aによって
測定すると11.9%であり、実質的に透明であった。
またJIS−K6911に準じて表面抵抗率を測定する
と1.8×1015Ωであった。この硬化物(I)を粉砕機
で粉砕後、ふるいで篩別することによって、粒径5.0
〜0.2mmの実質的に透明な粒子(I)を作製した。その
際、粒子(I)は粉砕機やふるいの壁面に付着することは
なく、粒子(I)に静電気が帯電している様子はみられな
かった。
【0053】(B) 人工大理石の製造 ポリ(メタクリル酸メチル)20%とメタクリル酸メチ
ル80%から成るシラップ(25℃における粘度50セ
ンチポアズ)を作り、このシラップ33.3%、中心粒
子径30μmの水酸化アルミニウム粉末(昭和電工(株)
製 ハイジライトH−210)44.0%、ターシャリー
ブチルパーオキシマレイン酸(日本油脂(株) パーブチ
ルMA)0.3%、エチレングリコールジメタクリレー
ト(三菱レイヨン(株) アクリエステルED)0.35
%、エチレングリコールジメルカプトアセテート(淀化
学(株) GDMA)0.15%、脱イオン水0.1%、白
色顔料(ハーウィックケミカルコーポレーション Stan-
Tone White)0.9%、(A)で製造した実質的に透明な
粒子(I)20.9%を混合、撹拌しつつ真空脱気した。
ル80%から成るシラップ(25℃における粘度50セ
ンチポアズ)を作り、このシラップ33.3%、中心粒
子径30μmの水酸化アルミニウム粉末(昭和電工(株)
製 ハイジライトH−210)44.0%、ターシャリー
ブチルパーオキシマレイン酸(日本油脂(株) パーブチ
ルMA)0.3%、エチレングリコールジメタクリレー
ト(三菱レイヨン(株) アクリエステルED)0.35
%、エチレングリコールジメルカプトアセテート(淀化
学(株) GDMA)0.15%、脱イオン水0.1%、白
色顔料(ハーウィックケミカルコーポレーション Stan-
Tone White)0.9%、(A)で製造した実質的に透明な
粒子(I)20.9%を混合、撹拌しつつ真空脱気した。
【0054】この真空脱気された混合物を型に注入し、
室温で硬化させることによって、実質的に透明な粒子が
シート表面、深さ方向に均一に分散した厚さ13mmの人
工大理石を製造した。この人工大理石は、従来の人工大
理石よりも天然石に近い外観を有し、意匠性の高いもの
であった。
室温で硬化させることによって、実質的に透明な粒子が
シート表面、深さ方向に均一に分散した厚さ13mmの人
工大理石を製造した。この人工大理石は、従来の人工大
理石よりも天然石に近い外観を有し、意匠性の高いもの
であった。
【0055】なお、この人工大理石のマトリックス部分
の平行光線透過率を測定するために、実質的に透明な粒
子(I)を入れずに前述と同様の方法で厚さ2mmのシート
を作製し、JIS−K7105に準じて平行光線透過率
を測定法Aによって測定すると5.8%であった。
の平行光線透過率を測定するために、実質的に透明な粒
子(I)を入れずに前述と同様の方法で厚さ2mmのシート
を作製し、JIS−K7105に準じて平行光線透過率
を測定法Aによって測定すると5.8%であった。
【0056】(C) 人工大理石の加工 (B)で作製した人工大理石の表面を、木工用プレーナー
で約0.5mmの深さに削った後、600番の仕上げ面迄
サンドペーパーで順次表面を研磨した。
で約0.5mmの深さに削った後、600番の仕上げ面迄
サンドペーパーで順次表面を研磨した。
【0057】表面研削、研磨を行う前は、人工大理石の
表面に見える透明粒子の大きさは実際の粒子径の半分以
下であり、かつ、ぼやけて見えたが、表面研削、研磨後
は、表面に見える透明粒子の大きさは実際の粒子径と同
じであり、かつ、鮮明に見え、天然石により近い外観を
出すことができた。
表面に見える透明粒子の大きさは実際の粒子径の半分以
下であり、かつ、ぼやけて見えたが、表面研削、研磨後
は、表面に見える透明粒子の大きさは実際の粒子径と同
じであり、かつ、鮮明に見え、天然石により近い外観を
出すことができた。
【0058】さらに、800番サンドペーパーで研磨し
た後、研磨用コンパウンドで鏡面まで磨くと、透明粒子
とマトリックスとのコントラストが大きくなり、実質的
に透明な粒子がより透明に見え、意匠性に優れた人工大
理石に加工することができた。
た後、研磨用コンパウンドで鏡面まで磨くと、透明粒子
とマトリックスとのコントラストが大きくなり、実質的
に透明な粒子がより透明に見え、意匠性に優れた人工大
理石に加工することができた。
【0059】実施例2 (A) 実質的に透明な粒子の製造 メタクリル酸ベンジル(三菱レイヨン(株))36.9
%、水酸化アルミニウム粉末(実施例1と同じもの)6
2.3%、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸
(実施例1と同じもの)0.15%、エチレングリコー
ルジメタクリレート(実施例1と同じもの)0.5%、
エチレングリコールジメチルカプトアセテート(実施例
1と同じもの)0.1%、脱イオン水0.05%を混合、
撹拌しつつ真空脱気した。
%、水酸化アルミニウム粉末(実施例1と同じもの)6
2.3%、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸
(実施例1と同じもの)0.15%、エチレングリコー
ルジメタクリレート(実施例1と同じもの)0.5%、
エチレングリコールジメチルカプトアセテート(実施例
1と同じもの)0.1%、脱イオン水0.05%を混合、
撹拌しつつ真空脱気した。
【0060】この真空脱気された混合物を型に注入し、
室温で硬化させることによって、実質的に透明な硬化物
(II)を得た。この硬化物(II)の平行光線透過率はJI
S−K7105に準じて2mm厚シートを測定法Aによっ
て測定すると12.3%であり実質的に透明であった。
またJIS−K6911に準じて表面抵抗率を測定する
と1.4×1015Ωであった。
室温で硬化させることによって、実質的に透明な硬化物
(II)を得た。この硬化物(II)の平行光線透過率はJI
S−K7105に準じて2mm厚シートを測定法Aによっ
て測定すると12.3%であり実質的に透明であった。
またJIS−K6911に準じて表面抵抗率を測定する
と1.4×1015Ωであった。
【0061】この硬化物(II)を粉砕機で粉砕後、ふるい
で篩別することによって、粒径5.0〜0.2mmの実質的
に透明な粒子(II)を作製した。その際、粒子(II)は粉砕
機やふるいの壁面に付着することはなく、粒子(II)に静
電気が帯電している様子はみられなかった。
で篩別することによって、粒径5.0〜0.2mmの実質的
に透明な粒子(II)を作製した。その際、粒子(II)は粉砕
機やふるいの壁面に付着することはなく、粒子(II)に静
電気が帯電している様子はみられなかった。
【0062】(B) 人工大理石の製造 実施例1の(B)人工大理石の製造方法において、粒子
(I)の代わりに粒子(II)を用いて、実施例1と同様の方
法で粒子(II)がシート表面、深さ方向に均一に分散した
厚さ13mmの人工大理石を製造した。
(I)の代わりに粒子(II)を用いて、実施例1と同様の方
法で粒子(II)がシート表面、深さ方向に均一に分散した
厚さ13mmの人工大理石を製造した。
【0063】この人工大理石も実施例1で製造した人工
大理石と同様、天然石に近い外観を有し意匠性の高いも
のであった。
大理石と同様、天然石に近い外観を有し意匠性の高いも
のであった。
【0064】比較例1 (A) 粒子の製造 実施例1の(B)人工大理石の製造で用いた原材料を、下
記の割合で混合、撹拌しつつ真空脱気した。
記の割合で混合、撹拌しつつ真空脱気した。
【0065】 原 材 料 重量% メタクリル酸メチルシラップ 36.9% 水酸化アルミニウム粉末 62.3% ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸 0.15% エチレングリコールジメタクリレート 0.5% エチレングリコールジメチルカプトアセテート 0.1% 脱イオン水 0.05% 100% この真空脱気された混合物を型に注入し、室温で硬化さ
せることによって、硬化物を得た。
せることによって、硬化物を得た。
【0066】この硬化物の平行光線透過率をJIS−K
7105に準じて2mm厚シートを測定法Aによって測定
すると6.6%であり実質的に透明ではなかった。
7105に準じて2mm厚シートを測定法Aによって測定
すると6.6%であり実質的に透明ではなかった。
【0067】この硬化物を粉砕後、粒径5〜0.2mmの
粒子(III)を作製した。
粒子(III)を作製した。
【0068】(B) 人工大理石の製造 実施例1の(B)人工大理石の製造方法において、粒子
(I)の代わりに粒子(III)を用いて、実施例1と同様の
方法で粒子(III)がシート表面、深さ方向に均一に分散
した厚さ13mmの人工大理石を製造したが、これは従来
の石目調人工大理石と外観上相異はなく新規性のないも
のであった。
(I)の代わりに粒子(III)を用いて、実施例1と同様の
方法で粒子(III)がシート表面、深さ方向に均一に分散
した厚さ13mmの人工大理石を製造したが、これは従来
の石目調人工大理石と外観上相異はなく新規性のないも
のであった。
【0069】実施例3〜5 実施例1の(A)実質的に透明な粒子の製造で用いた原材
料の割合を、表1に示すように変えた以外は、実施例1
と同様の実験を行った。これらの例で得られたものは、
天然石に近い外観を有し、意匠性の高いものであった。
料の割合を、表1に示すように変えた以外は、実施例1
と同様の実験を行った。これらの例で得られたものは、
天然石に近い外観を有し、意匠性の高いものであった。
【0070】
【表1】
【0071】実施例6〜8 実施例2の(A)実質的に透明な粒子の製造で用いた原材
料の割合を、表2に示すように変えた以外は、実施例2
と同様の実験を行った。これらの例で得られたものは、
天然石に近い外観を有し、意匠性の高いものであった。
料の割合を、表2に示すように変えた以外は、実施例2
と同様の実験を行った。これらの例で得られたものは、
天然石に近い外観を有し、意匠性の高いものであった。
【0072】
【表2】
【0073】実施例9〜14 実施例1の(A)実質的に透明な粒子の製造で製造した粒
子(I)、または実施例2の(A)実質的に透明な粒子の製
造で製造した粒子(II)を用いて、マトリックスと実質的
に透明な粒子の割合を表3に示すように変化させた以外
は、実施例1の(B)人工大理石の製造と同様にして人工
大理石を製造した。これらの例で得られたものは天然石
に近い外観を有し、意匠性の高いものであった。
子(I)、または実施例2の(A)実質的に透明な粒子の製
造で製造した粒子(II)を用いて、マトリックスと実質的
に透明な粒子の割合を表3に示すように変化させた以外
は、実施例1の(B)人工大理石の製造と同様にして人工
大理石を製造した。これらの例で得られたものは天然石
に近い外観を有し、意匠性の高いものであった。
【0074】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 33/00 LHU 7921−4J LJA 7921−4J
Claims (3)
- 【請求項1】 樹脂組成物15乃至60重量%と無機充
填物40乃至85重量%とから成る粒径0.2乃至5mm
の実質的に透明な粒子(B)が、樹脂組成物15乃至6
0重量%と無機充填物40乃至85重量%とから成るよ
り透明でないマトリックス(A)中に分散され、マトリッ
クス(A)と粒子(B)とが全量を100重量%としたとき
に、マトリックス(A)20乃至99.5重量%と粒子
(B)0.5乃至80重量%とから構成されることを特徴
とする人工大理石。 - 【請求項2】 実質的に透明な粒子(B)の平行光線透過
率が8%以上であることを特徴とする請求項1記載の人
工大理石。 - 【請求項3】 実質的に透明な粒子(B)の表面抵抗率が
2.0×1015Ω以下であることを特徴とする請求項1
記載の人工大理石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4081741A JPH05279575A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 透明な粒子を分散させた人工大理石 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4081741A JPH05279575A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 透明な粒子を分散させた人工大理石 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05279575A true JPH05279575A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=13754865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4081741A Withdrawn JPH05279575A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 透明な粒子を分散させた人工大理石 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05279575A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09188556A (ja) * | 1996-01-09 | 1997-07-22 | M R C Du Pont Kk | 人工花崗岩用組成物及び人工花崗岩 |
| JP2005132864A (ja) * | 2003-10-28 | 2005-05-26 | Du Pont-Mrc Co Ltd | 石目調人工大理石 |
| WO2006065042A1 (en) | 2004-12-13 | 2006-06-22 | Cheil Industries Inc. | Artificial marble containing three-dimensional transparent marble chip and method for preparing the same |
| WO2007024051A1 (en) * | 2005-08-24 | 2007-03-01 | Lg Chem, Ltd. | Artificial marble containing transparent chip using co-extrusion and process for preparing the same |
| JP2008508390A (ja) * | 2004-08-12 | 2008-03-21 | エルジー・ケム・リミテッド | スチレン−メタクリル酸メチル共重合体を含む樹脂組成物、該組成物を用いて製造された人造大理石及びその製造方法 |
| JP2010018450A (ja) * | 2008-07-08 | 2010-01-28 | Du Pont-Mrc Co Ltd | 意匠性に優れる人工大理石の製造方法 |
| JP2012515136A (ja) * | 2009-01-16 | 2012-07-05 | エルジー・ハウシス・リミテッド | 天然花崗石の質感を有する人造チップ及びこれを含む人造大理石 |
| US8475890B2 (en) | 2009-11-10 | 2013-07-02 | Cheil Industries Inc. | Colored material coated transparent chip for artificial stone, method of preparing same, and artificial stone including same |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP4081741A patent/JPH05279575A/ja not_active Withdrawn
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