JPH05279711A - 中空複合体の製造方法 - Google Patents

中空複合体の製造方法

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JPH05279711A
JPH05279711A JP4077201A JP7720192A JPH05279711A JP H05279711 A JPH05279711 A JP H05279711A JP 4077201 A JP4077201 A JP 4077201A JP 7720192 A JP7720192 A JP 7720192A JP H05279711 A JPH05279711 A JP H05279711A
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JP
Japan
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capsule powder
sintering
hollow
hollow portion
powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP4077201A
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English (en)
Inventor
Tadashi Kamimura
正 上村
Akira Tsujimura
明 辻村
Harue Sugizaki
はる江 杉崎
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複合体に中空部を形成することを可能とす
る。 【構成】 高融点材料と低融点材料とでカプセル粉体1
0を形成し、このカプセル粉体10を高湿度雰囲気中に
置いて吸湿させた後、そのカプセル粉体10を型14内
に充填して固形化することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カプセル粉末を用いた
中空複合体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地球温暖化,地球環境の保護、特にCO
2 問題に関連し、自動車及び自動車材料の軽量化が求め
られている。その中で、プラスチック材料は軽量化材料
としての用途,使用量を増やしてきたがリサイクル技術
の未確立もあり、また耐熱性に関して他の軽量化金属材
料と比べ劣るという問題から一部で問題視されている。
【0003】そこで本出願人は、特願平3−78508
号(発明の名称;焼結複合体およびその製造方法)に
て、高融点材料/低融点材料からなるカプセル粉末を用
いて固形化した焼結複合体を提案した。この高融点材料
としては、例えばNi,Cu,Alとかの金属材料から
なり、低融点材料としては、例えばPA(ポリアミ
ド),PE(ポリエチレン),PET(ポリエステ
ル),PC(ポリカーボネート)とかのプラスチック材
料からなり、高融点材料を子粒子とし、低融点材料を核
粒子とし、この核粒子の外周に子粒子を固定化させてカ
プセル粉体とし、このカプセル粉体を焼結型内に充填し
て放電焼結により固形化して複合体を得ることを報告し
た。
【0004】この固形化した複合体の密度は、約1.3
〜1.8g/cm3 と核粒子と子粒子との混合割合にて
複合則にのっとり自由に変えることが判明した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらのカ
プセル粉体の放電焼結実験過程で、内部に大きな気孔が
生じることがあり、試行錯誤の結果、カプセル粉体の乾
燥度によって気孔の有無及び大きさが左右されることが
判明した。
【0006】そこで、本発明の目的は、この気孔が生じ
る現象をより積極的に利用して複合体に中空部を形成し
てより軽量化できる中空複合体の製造方法を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、高融点材料と低融点材料とでカプセル粉体
を形成し、このカプセル粉体を高湿度雰囲気中に置いて
吸湿させた後、そのカプセル粉体を型内に充填して固形
化するものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、吸湿させたカプセル粉体を
放電焼結させることで、焼結中にカプセル粉体に含まれ
た水分が蒸発して膨張し、これが適宜集合して中空部と
なり、この状態のまま固形化されることで中空複合体が
製造できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0010】先ずカプセル粉体を形成する方法を図3に
より説明する。
【0011】図3に示すようにカプセル粉体10は、核
粒子11の外周に子粒子12を固定化させたもので、子
粒子12として、高融点材料であるNi,Cu,Alと
かの金属材料を用い、核粒子11として、低融点材料で
あるPA(ポリアミド),PE(ポリエチレン),PE
T(ポリエステル),PC(ポリカーボネート)とかの
プラスチック材料を用いる。また、核粒子11の径は数
100μmで、子粒子12の径は核粒子11の径に大し
て約1/10小さい数10μmのものを用いるが、子粒
子11を核粒子12の数百分の一のものを用いてもよ
い。
【0012】カプセル粉体10の製造は、核粒子11の
表面に子粒子12を静電付着などで付着させた後、ハイ
ブリダイゼーション法により、すなわちこの粉体を高速
気流中で遠心転動させることでカプセル粉体10を製造
する。
【0013】次にこのカプセル粉体10を恒温槽内の高
湿度雰囲気(70〜95%)中に一昼夜保管してカプセ
ル粉体10を吸湿させる。
【0014】この吸湿させたカプセル粉体を、図4に示
すように内面に絶縁層13を施した焼結型14内に充填
し上下のピン15,16で加圧しながら、パルス電圧発
生回路17からピン15,16に設けた電極18,19
間にパルス電圧を交互に双方向から印加してカプセル粉
体10を放電焼結する。
【0015】この放電焼結によりカプセル粉体10中に
含まれる水分が蒸発して水蒸気ガスとして適宜集合して
略球状の中空部となると共に焼結型14から抜け出せず
に固形化され、図1(a),図2(a)に示すように、
そのままカプセル粉体10の焼結複合樹脂部20内に中
空部21として残った中空複合体23が製造できる。こ
の中空複合体23の中空部21は、カプセル粉体10の
種類,加圧力などを変えることで図1(a)に示すよう
に中空部21を一個とすることも図2(a)に示すよう
に複数個にすることもできる。
【0016】図1(a),図2(a)に示した中空複合
体23は、その後適宜圧延成形して図1(a),図2
(a)に示したように中空部24を有するシート状乃至
偏平な複合成形体25に成形することができる。
【0017】次により具体的な実施例を説明する。
【0018】実施例1 子粒子12として平均粒径3μmのNi粉と核粒子11
として平均粒径500μmのPE粉(ポリエチレン粉)
とを攪拌機にて攪拌することで静電気でPE粉にNi粉
を付着させた。この静電気的に付着した粉末を、高速気
流衝撃法(株式会社奈良機械製作所のハイブリダイゼー
ションを使用)にてNi粉をPE粉に強固に付着させて
カプセル粉体10を製造した。
【0019】次にこのカプセル粉体10を、湿度70〜
95%の恒温槽内で一昼夜保管後、図4に示した焼結型
で放電焼結を行った。
【0020】放電焼結の条件は以下の通りである。
【0021】 加圧力 50Kg/cm2 パルス電流のパルス幅 60msec 電流 800A 得られた焼結体を中央から切断して断面を見たところ約
17mmの中空部が複数個一体成形されていると共に中空
部の内面はツルツルで奇麗であることが観測できた。
【0022】また比較としてカプセル粉体10を吸湿せ
ずに110℃×3hの条件で乾燥処理して上記と同一条
件で放電焼結を行ってみたが中空部は形成されず、健全
な中実焼結複合体が成形できた。
【0023】実施例2 中空部の大きさの制御に関して実験を行った。
【0024】先ずカプセル粉体として次の3種のものを
使用した カプセル粉体の製造方法はいずれもPE平均粒径100
μm,子粒子のAl,Ni,Tiは、それぞれPEの粒
径の10分の1の10μm(平均粒径)とし、混合比
は、核粒子に対してそれぞれ上述した比率で混合した。
【0025】次にこのカプセル粉体〜にそれぞれ
0.1%の水分を添加した(但し水分を添加したのでな
く通常の吸湿にて0.1%添加)。
【0026】これらカプセル粉体〜の固形化にはプ
ラズマ放電焼結法(PAS)を用い、以下の条件で焼結
した。
【0027】条件: 圧力 2000kg 形のサイズ 50mmφ 厚み(固形化品) 10mm パルス放電 90sec 上記条件で焼結した後250℃に昇温して3分間保持し
た後空気冷却した。
【0028】得られた焼結体の中空部の大きさは以下の
通りとなった 次にカプセル粉体の水分量を0.5%として上記PA
Sの処理条件で固形化してみたが中空部の平均粒径と個
数は上記と同様な結果となった。
【0029】従ってこのことから中空部の制御は、水分
量でなく子粒子の焼結温度(融点)に比例することが分
かった。
【0030】 プラズマ放電の第1ステップとして常温からパルス放電
を行うが〜の試料において、全て同じ時間90se
c印加している。しかしながらプラズマ焼結する理論か
らみて90secのうち有効に作用するのは材料によっ
て異なってき、かつその時間は各材料の焼結温度に比例
(焼結温度は融点×0.7と言われている)する。
【0031】このことから各〜は、90secのパ
ルス放電であるが、この時間内に焼結が完了する時間が
異なる。言い換えれば低融点材料ほど早く固形化し(焼
結し)、固形化した後のパルス放電は有効裡に働いてい
ないことになる。
【0032】この子粒子の融点と中空部の関係を片対数
グラフ上にプロットすると図5に示すように略直線的関
係が得られる。この関係を式で表すと、 logY=6.48×10-4X+1.82 但しXは子粒子の融点(℃),Yは中空部の大きさ(m
m)、のように書き表すことができる。
【0033】すなわち焼結条件は、焼結型とピンのプレ
ス型とで不完全ながら密閉型になっており、圧力をかけ
パルス放電を行い固形化するまでに水分が気体となりガ
ス化するが、これが固形化するまでに可動できる時間余
裕で中空部の大きさが決まるが、焼結型が不完全ながら
密閉型であるために焼結型からの放出は最外表面層のみ
で生じ、φ50×10mmのカプセル粉末内部のガスが閉
じ込められる。
【0034】焼結型を導電性の超硬或いは非導電性のセ
ラミックスを用いようが、パルス放電時の電流密度は型
の中央より外側の外周部の方が高く早く固形化する。そ
のためにガス化した水分は早く固形化するものほどガス
の集結はなく、小さな中空部が分散したものとなり、逆
に固形化に時間がかかるものほどガスの集結が可能で大
きな中空部になる。
【0035】材料として中空部を制御するには、上記の
試験結果から子粒子の材料の融点で中空部の大きさが決
まることが判明したが、部品として成形する場合、部品
の構造体としての性能は子粒子の選択で決定されるた
め、中空部の大きさの選定で子粒子を選択することはで
きない。従って子粒子を選定し、なおかつ内部の中空部
を制御して製造するには、図6に示した方法で中空部を
制御する。
【0036】図6において、部品として核粒子がPE
で、子粒子がAlの構造体の内部に27mmの中空部を作
るには、先ず図6(a)に示すように焼結型30内に、
子粒子がAlで核粒子がPEのカプセル粉体31を充填
した後、図6(b)に示すように充填したカプセル粉体
31の層32の中央部を凹ませ、図6(c)に示すよう
凹み部33に、子粒子がTiで核粒子がPEのカプセル
粉体34を充填し、その後、図6(d)に示すように子
粒子がAlで核粒子がPEのカプセル粉体31を充填す
る。この様にすることで内部は中空部が大きくなるカプ
セル粉体34の内側充填層35となり、この外周は、構
造体としての性能を決めるAlが子粒子の外側充填層3
6とすることができる。
【0037】従ってこれを放電焼結すれば、外側充填層
36では、中空部が6mmであるが、内側充填層35では
中空部が27mmの大きなものを1個ないし2個形成でき
る。この外側充填層36は層厚が3mm以上あればよく、
形成する中空部に応じてその外側充填層36の層厚と内
側充填層35の容量を決定すればよい。
【0038】なお、中空部は完全な球形ではないため、
径は、(長径+短径)÷2として求めた。
【0039】上述のようにして中空複合体を製造し、図
1のようにシート状や薄型の成形体に成形する代りに、
中空体を利用して冷却中空部付きピストンに形成するこ
ともできる。これを図7により説明する。
【0040】先ず、図7(a)に示すようにピストンの
外径に一致した円筒状の中空複合体40を製造する。こ
の中空複合体40の内部中央部には1個の中空部41が
形成されるようにする。
【0041】次に、図7(b)に示すように中空複合体
40の上面の中央を凹ませて凹み部42を形成し、更に
図7(c)に示すように窪み部42の外周部43を薄く
絞って全体にピストン形状体44に成形するとピストン
面44aの外周近くに略環状の中空部45が形成でき
る。次に図7(d)に示すように中空部45に冷却水を
供給するための出入り口をピストン面44aと反対側の
面をドリル加工で孔46を形成して冷却中空部付ピスト
ンを製造できる。
【0042】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、吸湿させ
たカプセル粉体を放電焼結させることで、中空部を有す
る中空複合体が製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す図である。
【図3】本発明に用いるカプセル粉体の拡大断面図であ
る。
【図4】本発明に用いる放電焼結装置を示す概略図であ
る。
【図5】本発明において、子粒子の融点と中空部の関係
を示す図である。
【図6】本発明の更に他の実施例を示す工程図である。
【図7】本発明で得られた中空複合体を用いてピストン
を製造する工程を示す図である。
【符号の説明】
10 カプセル粉体 14 焼結型 20 中空複合体 21 中空部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高融点材料と低融点材料とでカプセル粉
    体を形成し、このカプセル粉体を高湿度雰囲気中に置い
    て吸湿させた後、そのカプセル粉体を型内に充填して固
    形化することを特徴とする中空複合体の製造方法。
JP4077201A 1992-03-31 1992-03-31 中空複合体の製造方法 Pending JPH05279711A (ja)

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JP4077201A JPH05279711A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 中空複合体の製造方法

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JP4077201A JPH05279711A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 中空複合体の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006087973A1 (ja) * 2005-02-18 2006-08-24 The University Of Tokushima 多孔質金属体の製造方法、多孔質金属体および多孔質金属体構造物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006087973A1 (ja) * 2005-02-18 2006-08-24 The University Of Tokushima 多孔質金属体の製造方法、多孔質金属体および多孔質金属体構造物

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