JPH05282076A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH05282076A
JPH05282076A JP4082136A JP8213692A JPH05282076A JP H05282076 A JPH05282076 A JP H05282076A JP 4082136 A JP4082136 A JP 4082136A JP 8213692 A JP8213692 A JP 8213692A JP H05282076 A JPH05282076 A JP H05282076A
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power supply
power
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processes
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JP4082136A
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Katsuyoshi Doi
克良 土居
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、電力供給遮断時に、並行
して処理される複数プロセスを正常に終了させるための
処理を、自動的に、そしてオペレーティングシステム
(OS)の内部改造を最小にし、さらに該装置の利用状
況に応じて行なわせることのできる情報処理装置を提供
することである。 【構成】 計算機システムはディスクキャッシュメモリ
41を含むメモリ4、ディスク5、電源装置8および外
部電源9を有して終了プロセスを含む複数プロセスを並
行処理し、電源9からの電断が所望されると、キースイ
ッチKYがOFFされてキースイッチ情報KEYが出力
されるので、OSはこれを読取り終了プロセスにデータ
として渡し、応じて終了プロセスはメモリ41の内容を
ディスク5に退避させて複数プロセス並行処理を正常終
了可能状態に遷移させた後、電源断指示信号SSを導出
して装置8に電力SPの供給を遮断させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は情報処理装置に関し、
特に、マルチプロセス処理し駆動用電源の供給停止に先
立って、各プロセスの正常終了を図る情報処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、1つのオペレーティングシステム(以下、OSと
呼ぶ)の下に複数のプロセスを並行して実行させるよう
な計算機システムが広く利用されている。
【0003】図1は、従来および本発明の第1の実施例
に適用されるマルチプロセス処理する計算機システムの
ブロック構成図である。
【0004】図1において計算機システムはCPU(中
央処理装置)1、タイマ2、該システムの動作状況を把
握するためのモニタリング用プログラムを予め記憶する
モニタROM(リードオンリーメモリ)3、メモリ4、
磁気ディスク記憶装置からなるディスク5、電源制御I
/O(入出力装置の略)6、コンソール端末装置7、電
源装置8および複数の端末装置Ti(i=1、2、3、
…、n)を含む。さらに該システムは、外部に外部電源
9を接続する。
【0005】計算機システムは、システムバスを有し、
システムバスにはCPU1、タイマ2、モニタROM
3、メモリ4、ディスクI/Oを介してディスク5、電
源制御I/O6を介して電源装置8、ネットワークI/
Oを介して通信網、端末I/Oを介して端末装置Tiお
よびコンソール端末装置7が接続される。このように、
システムバスを介して各デバイスが接続されることによ
り、相互にデータと信号の高速転送が図られる。
【0006】タイマ2は、計時動作し、10ミリ秒ごと
に割込信号ITをCPU1に与える。CPU1は、割込
信号ITを入力し、割込処理し、時刻進捗管理とプロセ
ススケジューリングを行なう。時刻進捗管理は、10ミ
リ秒ごとに入力する割込信号ITに応じて累積処理し、
時間の進捗を管理する。プロセススケジューリングは、
時刻進捗管理により管理される時刻に基づいて、並行し
て処理される複数のプロセスのそれぞれに対して時分割
にCPU1の占有権を与えるよう処理する。
【0007】メモリ4は高速アクセス可能な半導体メモ
リからなり、ディスクキャッシュメモリ41の領域を内
蔵する。ディスクキャッシュメモリ41は、ディスク5
に関連して設けられ、ディスク5にストアされるデータ
のうち各種プロセスにより高頻度にアクセスされるデー
タは優先的にメモリ41にストアされる。プロセス実行
処理中、該高頻度アクセスデータのアクセスが要求され
るとディスク5をアクセスするのではなくメモリ41が
アクセスされるのでアクセス処理の高速化が図られる。
【0008】電源制御I/O6は、電源装置8に関連し
てフリップフロップ回路F/Fを含む。電源装置8は、
電源回路81および電源ON/OFF制御回路82を含
み、さらに回路81にキースイッチKYを接続するとと
もに、回路82にブレーカスイッチBKを接続する。ブ
レーカスイッチBKは外部操作可能なスイッチであり、
電源装置8と外部電源9との接続をON/OFFするこ
とにより、電源9から該計算機システムへのAC(交
流)電力供給/遮断を制御する。キースイッチKYは、
外部操作可能なスイッチであり、そのON/OFF状態
が電源回路81を介してキースイッチ情報KEYにして
電源制御I/O6に与えられる。また、ブレーカスイッ
チBKがON状態にあるとき、外部電源9を介して供給
されるAC電力は回路82を介して回路81に与えら
れ、さらにキースイッチKYがON状態ならばDC(直
流)電力である電力SPに変換されて導出される。ま
た、キースイッチKYがOFF(遮断)状態にありか
つ、ソフトウェアにより電源断指示信号SSがセットさ
れていれば電力SPの供給は不能状態となる。したがっ
て、ユーザはキースイッチKYを外部操作してON/O
FF状態に設定することにより、該計算機システムに対
する電力SPの供給/遮断を任意に操作することが可能
となる。また、電源装置8は、電力SPの供給開始直
後、リセット信号RSを導出する。また、電源装置8は
電源制御I/O6のフリップフロップ回路F/Fにセッ
トされた信号を検知して電源断指示信号SSとして取込
む。電源装置8は指示信号SSを入力すると、応じて電
力SPの供給を遮断する。なお、電源装置8から導出さ
れるリセット信号RSおよびキースイッチ情報KEYは
電源制御I/O6の図示されないメモリ領域に書込ま
れ、CPU1によりシステムバスを介して適宜読出され
る。
【0009】端末装置Tiは、該計算機システムを利用
するユーザの端末装置であり、コンソール端末装置7
は、該計算機システムを管理するシステム管理者が使用
する端末装置である。システム管理者は端末装置7を操
作して管理者特権モードでログイン(該端末装置7を該
計算システムに接続すること)し該計算機システムにデ
ータ入力し、該システムの動作を制御および監視するこ
とができる。また、ログインしている端末装置Tiおよ
びコンソール端末装置7を操作する各種ユーザとシステ
ム管理者との間では、システムバスを介して相互にデー
タ通信することも可能である。
【0010】さて、この計算機システムにおいてシャッ
トダウン処理(電源断に関する処理)が実行されるの
は、次の3つの場合である。
【0011】 システム管理者の判断でシャットダウ
ン処理をするとき。 キースイッチKYをオフにしてシャットダウン処理
するとき。
【0012】 外部電源9が停電状態に陥ったとき。 システムのシャットダウン処理は、該計算機システムに
おいて並列に実行される各種プロセスに必要とされるデ
ータを格納するファイルシステムのクローズ処理(ファ
イル使用終了のための後処理)などを含む、各プロセス
を正常に終了させるための処理である。このようなシャ
ットダウン処理を行なってから、一定時間後にCPU1
が電源制御I/O6のフリップフロップ回路F/Fに電
源断の旨の信号を設定し、電源制御装置8が電源断指示
信号SSを検知することに応じて、電源装置8が電力S
Pの供給を遮断するように動作している。
【0013】上述のの場合においてシステムのシャッ
トダウン処理が行なわれるとき、システム管理者はコン
ソール端末装置7を介してシステム管理者特権で該シス
テムにログインした後、一連のシャットダウン手続を行
なう。図23は、従来の計算機システム管理者によるシ
ャットダウン手続の一例を示す図である。図23に示さ
れるように、システム管理者はコンソール端末装置7を
操作してシステム管理者特権でシステムにログインす
る。ログインした後、ディスクキャッシュメモリ41に
ストアされるデータをディスク5に書込んで退避させる
ようなコマンド(命令)を入力し、その後、処理途中に
あるプロセスのすべての終了を行なってモニタプログラ
ムが動作するモードに移行するようコマンドを入力す
る。このコマンド入力により該システムにおいては端末
装置Tiのそれぞれから登録されたユーザのプロセスは
正常に終了したので、モニタプログラムにより該システ
ムの動作状況が把握される状態に移行する。その後、シ
ステム管理者は手動でブレーカスイッチBKをオフ状態
にして該計算機システムへの電力供給を遮断するように
処理していた。
【0014】上述したにおけるシャットダウンの方法
は、極めて一般的ではあるが、システム管理者の手動操
作に依存しているので、システム管理者が不在のときは
シャットダウン処理は行なうことができない。したがっ
て、システム管理者が不在中に、該計算機システムにお
ける電力供給遮断を要する事態に迫られたオペレータ
は、上述したような正常なシャットダウン処理を行なう
ことができないので、いきなりブレーカスイッチBKを
オフにしてしまった場合は、該計算機システムにおける
各種メモリに格納されたファイルシステムが破壊され、
処理途中にある複数プロセスが異常終了するという問題
があった。このようなシステム管理者のみに依存しない
シャットダウン処理方法が、上述のの方法である。
【0015】上述ののシャットダウン方法は、システ
ム管理者に依存した上述のの方法を改良し、一連のシ
ャットダウン手続を自動化している。つまり、ソフトウ
ェアでその状態がセンス可能なキースイッチKYを利用
して、OS内部に一連のシャットダウン処理をプログラ
ムにして組込む方法である。このプログラムによる方法
は、OSの時刻進捗管理部で電源制御I/O6のメモリ
に書込まれたキースイッチ情報KEYを読出し、情報K
EYがOFF状態であることを示していることに応じ
て、一連のシャットダウン処理を行なおうとするもので
ある。これは、システムの負荷増大にはならず容易に実
現することができる。しかも、必ず定期的(割込信号I
Tごと)にキースイッチ情報KEYが読出されて実行さ
れるので、確実性が高い。しかしながら、このキースイ
ッチKYをOFF操作して一連のシャットダウン処理を
行なわせる方法は、OS内部のプログラム改造が多岐に
わたり、さらに電力供給停止にまで至るための一連のシ
ャットダウン処理がOS内部で固定されてしまうため、
該システムにログインしている端末装置Tiの数、シャ
ットダウン処理に至るまでの待ち時間、ファイルシステ
ムの保護の方法など該計算機システムの利用状況に応じ
たシャットダウン処理ができないという問題があった。
【0016】さらに、上述のにおけるシャットダウン
処理時は、外部電源が停電しても無停電装置によって一
定時間電力が供給される場合であるが、停電発生がOS
の内部でソフトウェアにより検知されるか、割込信号と
してOSに報知されることにより開始される。OS内部
で停電発生を検知すると、ファイルシステムのクローズ
処理など一連のシャットダウン処理を行なってから、一
定時間後に電源制御I/O6のフリップフロップ回路F
/Fに電源断の旨の信号を設定し、電源装置8が電源断
指示信号SSを入力することにより、最終的に電力SP
の供給を停止するようにしていた。このにおけるシャ
ットダウン処理においても、上述のにおける処理と同
様に、一連のシャットダウン処理がOS内部に固定され
てしまうため、OS内部のプログラム改造が多岐にわた
り、さらには上述したような計算機システムの利用状況
に応じたシャットダウン処理ができないという問題もあ
った。
【0017】それゆえにこの発明の目的は、情報処理装
置への電力供給遮断時に、電力供給遮断に先立って該装
置において並行して処理される複数プロセスを正常に終
了させるための処理を、自動的に、そしてOSの内部改
造を最小に抑制し、さらには該装置の利用状況に応じて
行なわせることができる、情報処理装置を提供すること
である。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る情報処理
装置はオペレーティングシステムの制御に基づいて、複
数のプロセスを並行して処理する装置であって、該処理
装置に駆動用電力を供給する電源手段と、複数プロセス
と並行して処理され、電源手段の電力供給停止に先立っ
て、複数プロセスの並行処理を終了させる終了プロセス
を実行する制御手段とを備えて構成される。
【0019】また、この情報処理装置は、前述の電源手
段と、前述の電力供給の停止を指示する指示手段と、指
示手段による供給停止指示を検知する指示検知手段と、
複数プロセスと並行して処理され、指示検知手段の検知
出力に応答して、複数プロセスの並行処理を正常に終了
させる指示終了プロセスを実行する第1制御手段と、指
示終了プロセスによる終了に応答して、電力供給を停止
させるように制御する第2制御手段とを備えて構成され
るようにしてもよい。
【0020】また、上述の情報処理装置は、前述の電源
手段と、電源手段による電力供給が不能状態に陥ったこ
とを検知する不能検知手段と、不能検知手段の検知出力
に応答して、電源手段に代替して該装置に駆動用電力を
供給する代替電源手段と、代替電源手段による代替電力
供給期間、電源手段が不能状態から回復したか否か検知
する回復検知手段と、回復検知手段の回復不可の検知出
力に応答して、複数プロセスの並行処理を終了させる回
復不可終了プロセスを実行する制御手段とを備えて構成
されるようにしてもよい。
【0021】さらに、前述の情報処理装置は、前述の不
能検知手段と、前述の代替電源手段と、前述の回復検知
手段とをさらに備えて、前述の指示終了プロセスが回復
検知手段の回復不可の検知出力または指示検知手段の検
知出力に応答して、複数プロセスの並行処理を終了させ
るプロセスをさらに含むようにして構成されてもよい。
【0022】
【作用】この発明に係る情報処理装置では、終了プロセ
スが、複数プロセスと並行して処理されながら、電源手
段の電力供給停止に先立って、複数プロセスの並行処理
を終了させるよう処理するので、自動的に電源遮断時に
おける複数プロセスの並行処理を終了させることができ
る。また、この終了プロセスは、オペレーティングシス
テムとは独立して存在するプロセスなので、前述の終了
処理のためにオペレーティングシステムが内部改造され
ることは抑制される。さらにこの終了プロセスはオペレ
ーティングシステムとは独立しているのでその処理内容
を該情報処理装置の利用状況に応じて容易に変更するこ
とができる。したがって、電源遮断時の複数プロセスの
並行処理を終了させるための処理内容を該情報処理装置
の利用状況に応じて、任意に変えることができる。
【0023】
【実施例】以下、この発明の第1ないし第3の実施例に
ついて図面を参照して詳細に説明する。
【0024】この第1ないし第3の実施例に係る計算機
システムは、複数のプロセスを並列に実行できるOS
(オペレーティングシステム)を搭載した計算機システ
ムであれば、その適用先は限定されない。また、第1な
いし第3の本実施例では、複数のプロセスを並列に実行
できるOSとして、UNIXを搭載した計算機システム
を例示する。
【0025】まず、第1の実施例について説明する。第
1の実施例による計算機システムのブロック構成は、図
1に示されたものと同様であるので、その詳細な説明は
省略する。
【0026】図1において、計算機システムは電源装置
8を内蔵する。電源装置8はブレーカスイッチBKを接
続し、ブレーカスイッチBKのONにより電源装置8に
対して外部電源9からAC電力が供給開始され、応じて
電源ON/OFF制御回路82が動作し始める。この時
点では電力SPの供給は行なわれない。キースイッチK
Yは、電源装置8の電源回路81に接続され、スイッチ
BKのON状態時にキースイッチKYをON状態にする
と電力SPが電源制御I/O6に対して供給開始され
る。このキースイッチKYの状態は、並行して電源回路
81によりキースイッチ情報KEYとして電源制御I/
O6に与えられ、電源制御I/O6は所定の記憶エリア
にこれを書込む。CPU1はシステムバスを介して電源
制御I/O6をアクセスして、ここに書込まれるキース
イッチ情報KEYを検知して、キースイッチKYのON
/OFF状態を検知する。
【0027】また、電源装置8は電源制御I/O6のフ
リップフロップ回路F/Fを介して電源断指示信号SS
を入力すると、電力SPの供給を遮断する機能を有す
る。このフリップフロップ回路F/Fは、後述するよう
にCPU1の制御の下に実行されるモニタプログラムに
より任意にON/OFF設定される。したがって、CP
U1は、電源装置8に対して電力SPの供給遮断の指示
をソフトウェアの実行によって任意に出力することがで
きる。以下、これをソフトパワーオフ機能と呼ぶ。
【0028】図2は、本発明の第1ないし第3の実施例
による計算機システムにおけるシステム立上げ手順を示
すフロー図である。
【0029】図2を参照して、計算機システムにおける
電源投入に応じて開始されるシステム立上げの手順を説
明する。
【0030】図2のステップS1(図中、S1と略す)
において、ブレーカスイッチBKが手動によりON状態
に設定されて、外部電源9からAC電力が供給開始され
る。これに伴って、電源装置8の内部において、キース
イッチKYの状態検知動作が開始される。
【0031】次のステップS2の処理において、手動に
よりキースイッチKYがON状態に設定される。これに
より、次のステップS3において、電源回路81により
外部電源9からのAC電力が、DC電力に変換されて電
力SPとして供給開始される。このとき、電源装置8は
リセット信号RSを電源制御I/O6に出力する。この
リセット信号RSは、電力SPの供給開始直後から一定
時間期間供給される。次のステップS4において、電源
ON/OFF制御回路82はリセット信号RS供給終了
から一定時間期間上述したソフトパワーオフ機能を無効
とするように制御する。これは電源投入直後において
は、フリップフロップ回路F/Fの内容が不定であるこ
とに影響を受けて、電源装置8がフリップフロップ回路
F/Fの内容を電源断指示信号SSと解釈して誤って電
力SPの供給遮断をしないようにするためである。
【0032】次のステップS5においてCPU1は、リ
セット信号RSの供給終了に応答して、モニタROM3
に予め書込まれたモニタプログラムの実行を開始する。
モニタプログラムは、実行されるとフリップフロップ回
路F/Fに電源断でないことを指定するデータを書込
む。その後、電源装置8はフリップフロップ回路F/F
の内容を読出して電源断指示信号SSを受けつけること
が可能となるので、上述のソフトパワーオフ機能による
電源遮断機構が有効となる。
【0033】モニタプログラムにおいては、次のステッ
プS6に示されるように、該計算機システムの診断を行
なった後、該システムに接続された端末装置Tiまたは
コンソール端末装置7からのコマンド(命令)入力を受
付ける状態となる。入力コマンドは、OSをディスク5
から読込む(ブート)指示であることもあれば、該計算
機システムの各種I/O、メモリの内容の表示/変更コ
マンドなどを含んでおり、一般に、計算機システムにお
いて広く知られた手法である。
【0034】ステップS7の処理において、モニタプロ
グラムがブートコマンドの入力を受付けると、応じて次
のステップS8の処理においてブート処理が開始され、
たとえばディスク5からメモリ4にOSがロードされ、
制御がOSにわたされる。この場合、OSはディスク5
からメモリ4にロードされるとしたが、OSはネットワ
ークI/Oを経由して他の計算機システムからメモリ4
にロードするようにしてもよい。
【0035】次のステップS9においては、ブートされ
たことによりメモリ4にOSがロードされ制御がOSに
わたされたので、OSは動作開始する。動作開始する
と、OSはまずステップS10の処理においてタイマ2
に対して割込信号ITの周期を設定する。本実施例で
は、タイマ2は10m秒ごとに、CPU1に割込信号I
Tを供給するように動作する。
【0036】以上により、ブレーカスイッチBKのON
設定により開始される計算機システムの立上げが完了す
る。
【0037】図3は、本発明の第1ないし第3実施例に
よる計算機システムにおけるブレーカスイッチBKおよ
びキースイッチKYの状態変化と計算機システムのRU
NLEVEL変化とを対応させて説明する図である。
【0038】本実施例におけるRUN LEVELの変
更は、OSとしてUNIXを搭載した計算機システムに
おいては公知の方法であり、計算機システムにおいて並
列に走行可能なプロセスの種類(レベル)に応じて決定
される。
【0039】第1の実施例では、上述のシステム立上げ
完了後にシステム稼動状態に移行し、システム稼動時に
おけるシステムへの電力供給遮断をキースイッチKY操
作により開始するものとする。
【0040】OSは、システム稼動中に手動操作により
スイッチKYがOFF設定されたことを検知すると、応
じて電源断に関するシステムのシャットダウン手続に関
するプログラム(以下、パワーオフデーモンプロセスp
woffdと呼ぶ)が実行されて、シャットダウン手続
に関する処理が行なわれる。その後、モニタプログラム
が実行される。パワーオフデーモンプロセスpwoff
dによるシャットダウン手続には、走行中のプロセスの
強制終了処理、ファイルシステムのクローズ処理および
メモリ41のデータをディスク5に退避させる処理が含
まれる。モニタプログラムは、フリップフロップ回路F
/Fに電源断指示の旨の内容を設定する。電源装置8
は、フリップフロップ回路F/Fから電源断指示信号S
Sを入力して、応じて電力SPの供給を遮断するよう動
作する。
【0041】上述したように、第1の実施例では、モニ
タプログラムはスイッチKYがOFF設定されると、応
じてフリップフロップ回路F/Fを設定して、電源装置
8に電源断指示信号SSを与えることができる。このよ
うに、モニタプログラムが実行されるRUN LUEV
ELでは、他のプロセスは実行されていないので、電力
SPを遮断しても他のプロセスに影響を与えることはな
い。これを、図3を参照しながら説明する。
【0042】図3において、計算機システムの状態が、
状態1,2,…,7と順を追って示される。状態1ない
し4は前述したシステム立上げに関する状態の遷移を示
し、状態5ないし7は、システム稼動時におけるシステ
ムへの電力供給遮断に至るまでの状態遷移を示す。
【0043】また、状態1ないし7のそれぞれに対応し
て、ブレーカスイッチBK、キースイッチKY、電力S
Pの供給状態およびRUN LEVELが示される。
【0044】まずシステム立上げ前の状態1においてブ
レーカスイッチBKおよびキースイッチKYはともにO
FF状態にあるので、電力SPの供給はOFF状態にあ
る。次に、状態2に遷移して、システムを立上げようと
手動によりブレーカスイッチBKがON状態に設定され
ると、外部電源9からAC電力が電源装置8に供給され
るが、キースイッチKYはOFF状態にあるので、電力
SPの供給はOFF状態にある。
【0045】次に、状態3に移行し、手動によりキース
イッチKYがON設定されると、電力SPの供給がON
状態となる。これにより、前述の図2に示されたよう
に、モニタプログラムが起動され、RUN LEVEL
はモニタ動作状態を示す“0”に移行する。
【0046】次に、状態4に移行し、RUN LEVE
L0においてモニタプログラム処理によりOSがロード
されて制御がOSに移行したことにより、RUN LE
VELはOSの制御の下に1つまたは2つ以上のユーザ
プログラムが並行して処理されるRUN LEVEL1
または2に移行する。
【0047】以上により、システムが立上げられ、マル
チプロセス処理するシステムが稼動する。システム動作
中に、何らかの理由により電力SPの供給を遮断しよう
とする場合、状態5において手動によりキースイッチK
YがOFF設定される。スイッチKYの状態はキースイ
ッチ情報KEYが電源制御I/O6を介してOSによっ
て読取られ、応じてパワーオフデーモンプロセスpwo
ffdにより一連のシャットダウン手続処理が行なわれ
る。プロセスpwoffdによりシャットダウン手続が
完了すると、RUN LEVELはモニタプログラムの
みが実行されるLEVEL0に移行し、モニタプログラ
ムはキースイッチKYをチェックしOFF状態ならばフ
リップフロップ回路F/Fに電源断の旨のデータを設定
する。これにより、電源装置8は電源断指示信号SSを
入力する。
【0048】続く、状態7において、電源装置8は電源
断指示信号SSを入力するので、応じて電力SPの供給
を遮断し、電力SPの供給状態はOFF状態となる。こ
れにより、計算機システムにおけるRUN LEVEL
が順次遷移しながら、自動的にシャットダウン手続を行
なって、電力SPの供給が遮断されるようになる。した
がって、ユーザはシステム稼動中に電力SPの供給遮断
をしようとするときは、キースイッチKYをオフ設定す
るのみで、並列に処理されていた複数プロセスの各々を
パワーオフデーモンプロセスpwoffdにより自動的
に正常に終了させた後、モニタプログラムにより電力S
Pの供給を遮断することができる。このように、RUN
LEVEL0に移行してモニタ動作状態にあるとき
は、該計算機システムにおいて処理状態にあるプロセス
は存在しないため、電力SPの供給を遮断しても何ら問
題とならない。
【0049】次に、計算機システム稼動時に、OSおよ
びパワーオフデーモンプロセスpwoffdが実行して
いる処理内容について説明する。
【0050】図4(a)および(b)は、本発明の第1
の実施例による計算機システム稼動時における電源断要
求に応じたOSおよびパワーオフデーモンプロセスpw
offdの処理のフロー図である。
【0051】図4(a)は、電源断要求に応じたOSの
処理フローを示し、図4(b)は、電源断要求に応じた
パワーオフデーモンプロセスpwoffdの処理フロー
を示す。OSは、前述したRUN LEVEL1または
2にあるとき、並列に複数プロセスの実行を制御しなが
ら、タイマ2からの割込信号ITの入力に応答した、割
込処理により図4(a)の処理フローを行なう。この処
理フローはプログラムにしてOS内部に予め書込まれて
いる。図4(a)において、まず、OSはステップS2
0において割込信号ITの入力の有無を検知する。信号
ITの入力がなければ、ステップS20の処理を繰り返
すが、割込ITの入力があれば、応じて次のステップS
21の処理を実行する。ステップS21においては、変
数swstateにキースイッチKYの状態を設定す
る。OSは電源制御I/O6に書込まれたキースイッチ
情報KEYを読出して変数swstateに書込む。変
数swstateはメモリ4に記憶されるデータの名称
を表わす。変数swstateにキースイッチKYの状
態をデータ設定すると、再びステップS20の処理に戻
る。
【0052】このように、OSは、システム稼動中に割
込信号ITの入力に応答して変数swstateにキー
スイッチKYの状態を設定するので、信号ITの入力に
応答して、すなわち10m秒ごとに変数swstate
に現在のキースイッチKYの状態を設定できる。
【0053】一方、パワーオフデーモンプロセスpwo
ffdは、OSの制御の下に並行に処理される複数プロ
セスの中の1つのプロセスであり、図4(b)の処理フ
ローを実行する。プロセスpwoffdは、ステップS
25の処理において、メモリ4をアクセスして、変数s
wstateを読出す。変数swstateには、前述
したようにOSによりそのときのキースイッチKYの状
態が設定されている。プロセスpwoffdは、キース
イッチKYの状態読出後、3秒間sleep(実行停
止)する。その後、ステップS27において、読出した
キースイッチKYの状態を判定する。ステップS27に
おいて、キースイッチKYがOFF設定されていること
を判定すると、応じて後述するステップS28以降の処
理を実行するが、OFFでなければ、再びステップS2
5の処理に戻る。
【0054】ステップS28においては、キースイッチ
KYがOFF設定されたことに応じて、電源断要求があ
ると判定するので、一連のシャットダウン手続処理を行
なう。つまり、メモリ4のディスクキャッシュメモリ4
1の内容をディスク5へ書込んで退避させる。これによ
り、複数プロセスが実行途中の処理内容を示すメモリ4
1のデータは、ディスク5へ退避されて記憶されるの
で、電源断後も保持される。
【0055】その後、次のステップS29の処理におい
てプロセスpwoffdは、前述したRUN LEVE
L0へ移行させるようにシャットダウン処理する。これ
により、システムの制御はモニタプログラムへ移り、一
連の処理を終了する。
【0056】なお、パワーオフデーモンプロセスpwo
ffdは、システム立上げ時においてシステム管理者特
権を有したバックグランドプロセスとして起動されるも
のとする。
【0057】上述した図4(a)の処理においてOSが
キースイッチKYの状態を電源制御I/O6のメモリ領
域から読出し、メモリ4の変数swstateに一旦設
定しているのは、UNIXにおいては、I/Oポートの
状態(ここではキースイッチKYの状態)は、プロセス
(プロセスpwoffd)からは直接知ることができな
いので、OSにより一旦メモリ4に読出している。
【0058】図5は、図4(a)の処理フローのプログ
ラム記述例を示す図である。図6は、図4(b)の処理
フローのプログラム記述例を示す図である。
【0059】図7(a)ないし(c)は、図6のプログ
ラム中の処理PR1ないしPR3のプログラム記述例を
示す図である。
【0060】図5において、OSは、割込信号ITの入
力に応答して、キースイッチKYの状態を電源制御I/
O6のメモリ領域から読出し、メモリ4にストアされる
変数swstateに書込むような処理を行なってい
る。
【0061】図6は、パワーオフデーモンプロセスpw
offdのプログラム記述例を表わしており、まず、変
数swstateを読出すために、メモリ4上のファイ
ル/dev/kmemをオープン(ファイル使用に関す
る準備をする)する。変数swstateはファイル/
dev/kmemから読出される。このファイルのオー
プン状態は、処理PR1において判定される。ファイル
をオープンすると、次の処理PR2においてポインタを
用いて変数swstateをアクセスし、処理PR3に
おいてアクセスして読出された変数swstateの値
を変数tmpに読出す。したがって、キースイッチKY
の状態は、処理PR1、PR2およびPR3を経過する
ことにより最終的に変数tmpに読出される。その後、
オープンされたファイルがクローズ処理され、前述した
ようにプロセスpwoffdは3秒間sleepする。
【0062】次に、読出されたキースイッチKYの状態
が、変数tmpの内容がキースイッチKYがON状態に
ないか否かにより判定される。ON状態にない、すなわ
ちOFF状態にあると判定されれば、直ちにディスクキ
ャッシュメモリ41の内容をディスク5に書込んで退避
させる。その後、計算機システムをRUN LEVEL
を0に移行させて、待機する。
【0063】図6のファイルのオープン状態判定のため
の処理PR1のプログラム記述例が図7(a)に示され
る。図7(a)を参照して、処理PR1はファイルのオ
ープンができなかった場合は、たとえば、端末装置7を
介してその旨をオペレータにメッセージ出力するように
している。
【0064】図6の変数swstateをアクセスする
ためのファイルポインタ移動に関する処理PR2のプロ
グラム記述例が、図7(b)に示される。このとき、フ
ァイルにおけるポインタの移動処理において何らかのエ
ラーが発生すれば、その旨を前述と同様にメッセージ出
力するよう処理している。
【0065】図6の変数swstateをアクセスして
その読出した内容を変数tmpに設定するための処理P
R3のプログラム記述例が、図7(c)に示される。
【0066】上述した、図5ないし図7に示されるプロ
グラム記述例は、すべてUNIXの仕様に従うCプログ
ラミング言語で記述されたものであり、その詳細な説明
は省略する。
【0067】以上のように、パワーオフデーモンプロセ
スpwoffdは、変数swstateを3秒ごとにチ
ェックし、チェック結果、キースイッチKYのOFF状
態を検出したら、直ちにディスクキャッシュメモリ41
の内容をディスク5に書込んで退避させ、その後、シャ
ットダウン処理してRUN LEVEL 0(モニタプ
ロセス状態)への移行を図っている。モニタプロセスモ
ードに移行すると、キースイッチKYはOFF状態にあ
るので、電源装置8が電源断指示信号SSの入力に応答
して、電力SPの供給を遮断する。
【0068】このように、電断に先立って各プロセスの
処理途中のデータは、ディスク5に退避されて保持され
るので、電断後の処理再開は、この退避データを参照す
ることにより容易に可能である。
【0069】上述したように、シャットダウン処理のた
めの新たなプロセスとして、パワーオフデーモンプロセ
スpwoffdを準備し、これを他の複数プロセスと並
列して実行する。プロセスpwoffdは一定時間間隔
でメモリ4に書込まれた変数swstateの読出動作
を行なうが、それ以外の期間はsleep状態にある
(実行停止状態にある)ので、プロセスpwoffdの
追加によるCPU1に対する負荷は無視できるほどに小
さい。また、電源制御I/O6に書込まれるキースイッ
チ情報KEYを定期的に読出してメモリ4の変数sws
tateに書込むような処理をプログラムにしてOSに
追加しているが、この追加されるプログラムの量は図5
に示されるようにわずかであり、このOSへのプログラ
ム追加によるCPU1への負荷は無視できるほどに小さ
い。また、図5に示される処理は、割込信号ITの入力
に応じて行なわれる定期処理なので、常時キースイッチ
KYの状態をセンサすることができる。
【0070】図8は、本発明の実施例においてパワーオ
フデーモンプロセスpwoffdが他の複数プロセスと
並行して実行されている状況を表わす図である。
【0071】図8は、たとえば図1の端末装置Tiまた
はコンソール端末装置7において図示されないキーボー
ドからUNIXが提供するコマンドps −eを入力す
ると、応じてOSがコマンドを解釈して、対応の端末装
置の画面に出力する内容の一例を示している。
【0072】図8においては、現在の該計算機システム
におけるプロセスの実行状況が画面または印字出力され
た一例が示される。図8に示されるように、複数のプロ
セスと並行してパワーオフデーモンプロセスpwoff
dが実行されていることがわかる。また、図8には、コ
マンドps−eにより起動されるプロセスもまた並列に
実行されていることがわかる。
【0073】上述した第1の実施例による計算機システ
ムにおける電力供給遮断は、手動によるキースイッチK
YのOFF操作によるものとしているが、次の第2およ
び第3の実施例では、電力供給遮断は、上述のキースイ
ッチKYのOFF操作または外部電源9が停電状態に陥
った場合を想定している。
【0074】図9は、本発明の第2の実施例によるマル
チプロセス処理する計算機システムのブロック構成図で
ある。
【0075】図10は、本発明の第3の実施例によるマ
ルチプロセス処理する計算機システムのブロック構成図
である。
【0076】図9の第2の実施例による計算機システム
と図1の第1の実施例による計算機システムを比較して
異なる点は、図9の計算機システムは図1の電源装置8
に代替して電源装置10、電源切替部11およびバッテ
リ12を接続している点である。その他のシステム構成
は、図1に示されるものと同様なので、その詳細な説明
は省略する。
【0077】電源切換部11は、外部電源9およびバッ
テリ12を接続し、通常は外部電源9からのAC電力を
入力し、CD電力に変換してこれを電源装置10に与え
るが、外部電源9からの電力供給がなくなると、間断な
くバッテリ12から電力を取出して電源装置10に電力
供給する。このとき並行して、バッテリ12からの電力
供給に切換わっていることを示す電源切換信号CHを電
源装置10に出力する。電源装置10は切換信号CHが
与えられ、バッテリ12からの電力供給が行なわれてい
ることを知ると、応じて停電状態信号TSを電源制御I
/O6に与える。電源制御I/O6は、与えられる停電
状態信号TSを内部のメモリ領域に書込む。したがっ
て、CPU1は、電源制御I/O6をアクセスすること
により、現在の電力SPの供給先は、外部電源9である
かバッテリ12であるかを判定することができる。
【0078】電源装置10は電源ON/OFF制御回路
83を内蔵する。回路83にはブレーカスイッチBK1
およびキースイッチKY1が接続される。ブレーカスイ
ッチBK1がON状態に設定されると、電源装置10に
対して外部電源9またはバッテリ12からの電力供給可
能状態が設定される。この時点では、電力SPは供給さ
れない。ブレーカスイッチBK1がON状態に設定さ
れ、キースイッチKY1がさらにON状態に設定される
と、応じて回路83により電力SPの供給が開始され
る。
【0079】第1の実施例と同様に、キースイッチKY
1のON/OFF状態は、キースイッチ情報KEYにし
て電源制御I/O6のメモリ領域に書込まれて設定され
る。また電力SPの供給開始後の所定期間はリセット信
号RSが導出されて、電源制御I/O6のフリップフロ
ップ回路F/Fが不定状態であることに応じて、誤って
電源断指示信号SSが電源装置10により読出されない
ようにしている。
【0080】図10に示される第3の実施例による計算
機システムもまた、計算機システムにおける電力供給遮
断を、手動によるキースイッチKYのOFF操作による
場合、または外部電源9が停電状態に陥った場合を想定
している。図10の第3の実施例による計算機システム
と、図1の第1の実施例による計算機システムとを比較
して異なる点は、図10の計算機システムが図1の電源
装置8に代替して、電源装置13を内蔵し、装置13に
無停電電源装置14を接続している点にある。その他の
システム構成は、図1に示されるそれと同様であるの
で、その詳細な説明は省略する。図10において電源装
置13は計算機システム内部に接続され、システム外部
には無停電電源装置14が接続される。無停電電源装置
14は、バッテリ15を内蔵し、外部電源9を接続す
る。電源装置13はブレーカスイッチBK2、電源ON
/OFF制御回路84および電源回路85を内蔵し、キ
ースイッチKY2を接続する。電源装置13はブレーカ
スイッチBK2がON操作されると、無停電電源装置1
4を介してAC電力が供給開始され、応じて電源ON/
OFF制御回路84が動作し始める。この時点では、電
力SPの供給は行なわれない。さらに、キースイッチK
Y2が外部操作されてON設定されると、電源回路85
および電源ON/OFF制御回路84を介してDC電力
である電力SPの供給が開始される。このとき並行し
て、電源回路85はキースイッチKY2がON設定され
たことを示すキースイッチ情報KEYを電源制御I/O
6に導出する。キースイッチ情報KEYは電源制御I/
O6のメモリ領域に書込まれ、CPU1は、この領域に
書込まれた情報KEYを読取ることにより、任意にキー
スイッチKY2の状態を検知することができる。
【0081】無停電電源装置14は、通常は外部電源9
からのAC電力を電源装置13に供給するが、外部電源
9が電力供給不能状態、たとえば停電発生状態に陥る
と、直ちに内蔵するバッテリ15からの電力供給に代替
する。このとき、外部電源9が停電発生状態に陥りバッ
テリ15からの代替電力が供給されていることを報知す
る切換信号CHが電源装置13に供給される。電源装置
13は信号CHを停電状態信号TSにして電源制御I/
O6に出力する。電源制御I/O6は、与えられる信号
TSを、その内部のメモリ領域に書込む。CPU1は、
システム稼動中、電源制御I/O6のメモリ領域をアク
セスし、停電状態信号TSを読出すので、常時外部電源
9の停電状態の有無を検知することができる。
【0082】上述した図9の第2の実施例による計算機
システムと図10の第3の実施例による計算機システム
とを比較し異なる点は、図9のそれが外部電源9の停電
に応じて代替電源を供給するためのバッテリを計算機シ
ステム内部に内蔵しているのに対し、図10のそれは代
替電源供給のためのバッテリを計算機システム外部に接
続している点が異なる。その他のシステム構成および動
作はほぼ同様なので、以下の説明は、第2および第3の
実施例による計算機システムに共通して行なう。
【0083】図9または図10に示される計算機システ
ムの立上げ手順は、図2に示されたシステム立上げ手順
と同様であるので、その説明は省略する。
【0084】また、システム立上完了後、ブレーカスイ
ッチBK1(BK2)、キースイッチKY1(KY
2)、電力SPの供給状態およびRUN LEVELの
変遷は、図3に示されたものと同様であるので、その詳
細な説明は省略する。図3に示されるように、図9およ
び図10に示される計算機システムのいずれにおいて
も、システム立上げ後、OSの制御により複数のプロセ
スが並行して処理されるシステム動作状態に移行する
と、OSはキースイッチKY1(KY2)の状態読取お
よび外部電源9の停電状態読取りに関する処理をする。
【0085】図11(a)および(b)は、本発明の第
2および第3の実施例のOSによる計算機システム稼動
時におけるキースイッチ状態および停電状態読取処理フ
ローと読取結果とを説明する図である。
【0086】図11(a)の処理フローは、プログラム
としてOS内部に組込まれる。図11(a)において、
OSはシステム立上げ後のシステム稼動中、タイマ割込
信号IT入力に応じた10m秒ごとに、キースイッチ状
態および停電状態を読取るよう処理する。図11(a)
のステップS30の処理において、OSは割込信号IT
の入力を検知する。信号ITの入力がなければ、ステッ
プS30の処理を繰り返すが、信号ITの入力があれ
ば、ただちにステップS31以降の処理を実行する。
【0087】ステップS31およびステップS32の処
理においては、OSは電源制御I/O6のメモリ領域に
書込まれたキースイッチ情報KEYを読取り、読取った
情報KEYに基づいてキースイッチKY1(KY2)が
OFF状態にあるか否かを判定する。判定結果、OFF
状態にあれば、ステップS33の処理に移行する。逆に
OFF状態になければ、ステップS34の処理に移行す
る。
【0088】ステップS33の処理においては、キース
イッチKY1(KY2)がOFF状態に設定されていた
ので、メモリ4の変数pwstateに値1を設定し、
後述するステップS35の処理に移行する。キースイッ
チKY1(KY2)がOFF状態になければ、ステップ
S34の処理においてメモリ4の変数pwstateに
値0が設定され、ステップS35の処理に移行する。
【0089】ステップS35の処理においては、前述の
処理においてキースイッチKY1(KY2)の状態が読
出されたことに続いて、外部電源9が停電状態に陥って
いるか否かが読取られる。これもまた、CPU1が電源
制御I/O6のメモリ領域をアクセスすることにより、
読取られた停電状態信号TSに基づいて読取る。次のス
テップS36の処理において、読取られた停電状態信号
TSが判別される。読取られた信号TSに基づいて、ス
テップS36の処理で停電発生と判定されれば、続いて
ステップS37の処理が実行される。ステップS37の
処理においては、CPU1はメモリ4の変数pwsta
teに値2を設定する。その後処理は、再度ステップS
30に移行する。逆にステップS36の処理において停
電発生と判定されなければ、直ちにステップS30の処
理に移行する。
【0090】上述のように、OSはシステム動作中にお
いて割込信号ITの入力に応答した割込処理により電源
制御I/O6に書込まれたキースイッチ情報KEYおよ
び停電状態信号TSを読取り、その読取った結果に基づ
いてメモリ4に格納された変数pwstateの値を更
新する。したがって、メモリ4における変数pwsta
teは10m秒ごとにデータ更新されることになる。
【0091】図11(b)には、前述の図11(a)の
OSの処理フローに基づいて設定される変数pwsta
teの値と対応する検知状態とが示される。図示される
ように、キースイッチKY1(KY2)が手動によりO
FF操作されると、変数pwstateには値1が設定
される。また、外部電源9が停電状態に陥ると、電源切
換信号CHの入力に応答して、電源装置10(13)が
停電状態信号TSを導出するので、変数pwstate
には値2が設定される。上述のキースイッチOFF状態
および停電発生状態になければ、通常の電力SPの供給
が継続していることを示すように、変数pwstate
には値0が設定される。
【0092】上述のようにして、システム稼動中には、
キースイッチKY1(KY2)の状態および停電状態が
設定される変数pwstateの内容に応じて、パワー
オフデーモンプロセスpwoffDが実行される。プロ
セスpwoffDは、システム立上げ時に管理者特権を
有したバックグランドプロセスとして起動される。プロ
セスpwoffDはメモリ4に設定された変数pwst
ateの内容を一定時間間隔でチェックし、その内容が
キースイッチOFFまたは停電発生を示していることを
判定すると、応じてディスクキャッシュメモリ41の内
容をディスク5に書込んで退避させた後、該計算システ
ムをRUN LEVEL 0へ移行させるようにシャッ
トダウン処理する。シャットダウン処理は、ファイルシ
ステムのクローズ処理,走行プロセスの強制終了処理お
よびメモリ41の内容をディスク75に書込んで退避さ
れる処理を含む。第2および第3の実施例では、外部電
源9の停電状態時には、バッテリ12またはバッテリ1
5から代替電力を供給するようにしているので、パワー
オフデーモンプロセスpwoffDは、ディスクキャッ
シュメモリ41の内容をディスク5に退避させると、さ
らに代替電電力給可能な期間が経過した後に、該システ
ムをRUN LEVEL 0に移行させるようにしてい
る。この処理について次に説明する。
【0093】まず、パワーオフデーモンプロセスpwo
ffDがバッテリ12または15による代替電力供給期
間を決定するために参照する定数および変数について説
明する。
【0094】プロセスpwoffDでは、次の3つの時
間データを格納した定数が参照される。
【0095】CHARGETIME バッテリ1
2または15のフル充電に要する時間(秒) BATTERYLIFE バッテリ12または1
5のフル充電時の代替電力供給可能時間(秒) TIMESTEP 変数pwstateをポーリ
ングする時間間隔(秒) batlife 現在のバッテリによる代替電力
供給可能時間(秒) 定数CHARGETIMEは、バッテリ12または15
が最大容量にまで充電されるのに要する時間期間を示
す。バッテリ12または15は、対応の計算機システム
が立上げられると同時に充電を開始し、計算機システム
稼動期間に並行して充電を継続する。定数BATTER
YLIFEは、バッテリ12または15がフル充電され
たときに、外部電源9が停電状態に陥り、外部電源9に
代替して電力SPを供給する場合に、代替電力供給可能
な時間期間を示している。定数TIMESTEPは、パ
ワーオフデーモンプロセスpwoffDにより変数pw
stateを定期的にポーリングする間隔を示してい
る。
【0096】上述したような各時間期間を表す各定数
は、次のように決定されることが望ましい。まず、定数
CHARGETIMEは、セキュリティバッテリ12ま
たは無停電電源装置14の仕様から決定され、やや保守
的に大きめに設定することが望ましい。また、定数BA
TTERYLIFEは適用される計算機システムの消費
電力によって決める。この値は、対応の計算機システム
の構成ごとに異なる数値であるので、実際にはバッテリ
12または15がフル充電状態から放電を開始し、放電
しつくすまでの時間間隔を測定して、その測定結果に基
づきやや保守的に小さめに設定することが望ましい。
【0097】パワーオフデーモンプロセスpwoffD
は、外部電源9が停電状態に陥ると、バッテリ12また
は15からの代替電力供給を開始させるように処理する
が、この代替電力供給可能時間を知るために、計算機シ
ステム起動後少なくとも定数CHARGETIME以上
の時間期間経過しているかどうかをチェックする必要が
ある。この時間期間の経過は、変数timecount
をシステム起動からインクリメントしながら計測する。
外部電源9の停電発生時には、変数timecount
を参照して変数CHARGETIMEの時間が経過して
いなければ停電検出後直ちにRUN LEVEL0に移
行する。
【0098】逆に、停電発生時に変数timecoun
tにより十分な充電時間(CHARGETIME)が経
過していると判定されれば、シャットダウン処理するこ
となく、一定の猶予期間をおいて変数TIMESTEP
の間隔で変数pwstateをポーリングし続ける。ポ
ーリングする中で、変数pwstateの内容が停電
(値2)からの回復(値0)を示していればシャットダ
ウン処理に移行せずに、再び停電状態またはキースイッ
チOFF状態の監視をしながらプロセスの並列処理が続
行する。
【0099】停電状態が発生し代替電力供給開始後の所
定の猶予期間内に停電から回復した場合は、その分バッ
テリ12または15の充電容量が減少したので、変数t
imecountの値を放電に相当した時間分減算処理
する。ここでは、この代替電力供給期間(猶予期間)を
60秒に設定する。これにより、停電発生→停電からの
回復→停電発生という状態遷移で1回目の停電状態から
の回復期間が短くバッテリ12または15の充電容量が
次の停電発生に伴う代替電力供給に不足する場合には、
2回目の停電発生では猶予期間(60秒)を置かずに直
ちにシャットダウン処理してRUN LEVEL 0に
移行するよう処理する。
【0100】上述した停電発生時における代替電力供給
期間決定の処理について次に説明する。
【0101】図12は、本発明の第2または第3の実施
例の停電発生→回復→停電発生状態における動作内容の
遷移を表形式にして示す図である。
【0102】図12においては実時間の経過に対応して
変数timecountの値とシステムの動作内容が示
される。今、パワーオフデーモンプロセスpwoffD
において定数CHARGETIME=1000秒,BA
TTERYLIFE=120秒、変数TIMESTEP
=2秒および猶予期間=60秒に設定していると想定す
る。システム立上げ後、1000秒経過するとバッテリ
12または15はフル充電状態となるので、代替電力供
給による計算機システムの動作は保証される。図12を
参照して実時間0秒においてシステム立上げとともにプ
ロセスpwoffDが起動される。同時に、変数tim
ecountが初期値=0に設定され+2ずつインクリ
メントを開始する。システム立上げ後の時間経過に伴い
バッテリ12または15は充電を継続する。システム立
上げ後、実時間1000秒たったとき、バッテリ12ま
たは15のフル充電(timecount=1000)
は完了するので、十分充電された旨のメッセージが端末
装置Tiおよびコンソール端末装置7にメッセージ出力
される。その後さらに時間経過し、実時間1200秒目
で、外部電源9が停電状態に陥る。このとは、端末装置
Tiおよびコンソール端末装置7に対して停電が発生し
た旨の警告メッセージにして報知される。並行してフル
充電されたバッテリ12または15から代替電力が電力
SPにして供給開始される。この供給は、停電状態から
の回復を待つ猶予期間(60秒)行なうことができる。
【0103】今、直前の停電発生から30秒経過後に外
部電源9が停電状態から復帰すると、外部電源9からの
電力供給再開が可能となる。この時点においてバッテリ
12または15は定数BATTERYLIFEの設定時
間(=120)のうち停電期間(30秒間)分だけ放電
(消費)したので、timecount=1000−
(30*1000/120)の演算処理により変数ti
mecountを演算処理する。すなわち、変数tim
ecountからは250(秒)減算されるので、図1
2に示されるように変数timecountは値750
に更新される。その後、バッテリ12または15は外部
電源9からの電力供給が少なくとも250秒間継続しな
いと充電量はフル状態とならないことがわかる。したが
って、外部電源9が直前の停電状態から回復し、250
秒経過しない実時間1330秒目に、次の停電が起きた
場合は、猶予期間なしに直ちにシャットダウン処理して
該計算機システムをRUN LEVEL 0に移行させ
る。
【0104】以上のように実施例2または3において
は、外部電源9が停電状態に陥ると、直ちに計算機シス
テムをRUN LEVEL 0に移行させるのではな
く、まずバッテリ12または15からの代替電力供給を
図ろうとする。このとき、バッテリ12または15にお
ける充電容量が、該計算機システムの動作を保障するこ
とができないような充電容量であるときのみ、シャット
ダウン処理して該計算機システムをRUN LEVEL
0に移行させるように処理している。
【0105】図13は、本発明の第2または第3の実施
例によるパワーオフデーモンプロセスpwoffDの概
略処理フロー図である。この処理フローは前述のプロセ
スpwoffdと同様にプログラムにして他の複数プロ
セスと並列に処理される。
【0106】図13を参照して、プロセスpwoffD
は、ステップS40の処理においてOSによりメモリ4
に設定された変数pwstateを読出し、キースイッ
チKY1(KY2)および停電発生状態を読出す。この
読出結果は次のステップS41において判定される。ス
テップS41の処理において、変数pwstateの内
容が通常状態(=0)を示していることを判定すると、
後述するステップS42の処理に移行する。逆に、読出
した変数pwstateの内容が通常状態でない(≠
0)ことを示していると判定すると、後述するステップ
S43の処理に移行する。ステップS42の処理におい
ては、プロセスpwoffD(システム)起動から前述
したバッテリフル充電時間を表わす定数CHARGET
IMEの時間経過があったか否か判別される。判別結
果、フル充電したと判定されればその旨が各端末装置に
メッセージ出力されるよう処理する。その後、ステップ
S43の処理に移行する。
【0107】ステップS43の処理においては、読出さ
れた変数pwstateがキースイッチOFF状態(=
1)であるかどうかを判定する。このときキースイッチ
OFF状態にあることが判定されると、ステップS44
およびステップS49の処理が実行される。
【0108】ステップS44の処理においては、ディス
クキャッシュメモリ41にストアされるデータがディス
ク5に書込まれて退避される。その後ステップS49の
処理においてシャットダウン処理されて計算機システム
はRUN LEVEL 0へ移行する。そして、制御は
モニタプログラムに移る。
【0109】前述のステップS43の処理において変数
pwstateがキースイッチOFFでない(≠1)が
判定されると続いてステップS45の処理において変数
pwstateの内容は停電発生状態(=2)を示して
いるか否かが判定される。ステップS45の処理におい
て停電発生状態であることが判定されると後述するステ
ップS46の処理に移行するが、停電発生状態でないこ
とが判定されると再びステップS40の処理に移行す
る。
【0110】ステップS46の処理においては、停電発
生が検知されたことに応じてキャッシュメモリ41にス
トアされる内容をディスク5に書込んで退避させる。そ
の後ステップS47の処理に移行し、前述したようにバ
ッテリ12または15の充電容量がフル状態に達したか
否かを変数timcountの値に基づいて判定する。
このとき、フル充電状態に達していなければ、前述した
ステップS49の処理が実行されて、制御はモニタプロ
グラムに移行する。
【0111】ステップS47の処理においてバッテリ1
2または15がフル充電状態にあることが判定されれ
ば、続いてステップS48の処理において代替電力が計
算機システムに供給されるとともに、所定の猶予期間内
に前述のステップS45で検出された停電状態から回復
したか否かが変数pwstateの定期的なポーリング
処理により判定される。このステップS48の処理にお
いて直前の停電状態から電源装置9が回復したと判定さ
れれば、再びステップS40の処理に移行する。一方、
所定の猶予期間内に停電状態からの回復が検出されなけ
れば、前述のステップS49の処理が実行されて、制御
はモニタプログラムに移される。
【0112】図14は、本発明の第2または第3の実施
例の変数pwstateの設定処理をするプログラム記
述例を示す図である。
【0113】図15は、本発明の第2または第3の実施
例によるパワーオフデーモンプロセスpwoffDのプ
ログラム記述例を示す図である。
【0114】図16は、図15のプログラム中の処理P
R4のプログラム記述例を示す図である。
【0115】図17は、図15のプログラム中の処理P
R5のプログラム記述例を示す図である。
【0116】図18は、図15のプログラム中の処理P
R6のプログラム記述例を示す図である。
【0117】図19は、図15のプログラム中の処理P
R7のプログラム記述例を示す図である。
【0118】図20は、図15のプログラム中の関数R
ead Status( )のプログラム記述例を示す
図である。
【0119】図21は、本発明の第1ないし第3の実施
例によるキースイッチOFFによるシャットダウン時の
ユーザへのメッセージ出力例を示す図である。
【0120】図22は、本発明の第2または第3の実施
例による停電発生によるシャットダウン時のユーザへの
メッセージ出力例を示す図である。
【0121】図14において、図11(a)の処理フロ
ーがプログラム記述して示される。このプログラムはO
Sの内部に追加して組込まれタイマ2からの割込信号I
Tに応答したOSのクロック処理中において実行され
る。図9または図10の電源制御I/O6では、その記
憶領域のアドレスOANX STATUS1のビット2
9がキースイッチKY1(KY2)の状態を示している
と想定すると、図14に示されるようにこのビット29
が0であるか否かを判定してキースイッチ状態が判定さ
れる。詳細にはビット29が0であるときキースイッチ
OFF状態であるので変数pwstateのビット0に
1をセットする。また、停電状態を表わす停電状態信号
TSは電源制御I/O6のメモリ領域のアドレスOAN
STATUS2のビット16に設定されると、想定
すると、図14に示されるようにこのビット16が1で
あるとき停電状態であるので変数pwstateのビッ
ト1に1がセットされる。したがって、変数pwsta
teの設定値は、図14のプログラムによりその検知状
態に応じて図11(b)のように設定される。
【0122】図15は、図13に示された処理フローを
記述したパワーオフデーモンプロセスpwoffDのプ
ログラムである。図15においてはデータ宣言部を表わ
す処理PR4、OSファイルのオープン処理PR5、キ
ースイッチ状態判定に基づく処理PR6および停電発生
状態と充電状態とに基づく処理PR7が含まれる。これ
らの処理PR4ないしPR7のそれぞれは、後述する図
16ないし図19において記述されるプログラムにより
実行される。
【0123】また、図15に示される停電状態とキース
イッチ状態読出のための処理は、処理PR5において、
UNIXが提供するnlist( )関数でOS内のメ
モリ上の変数pwstateのアドレスを確定し、UN
IXファイル/dev/Kmemをオープンすることで
OS内部の変数をアクセスする(図20のReadSt
atus( )関数)。nlist関数はシンボル名称
からアドレスを変換するような関数プログラムであ
る。。この関数により読出された変数pwstateの
値は変数tmpに設定される。
【0124】図15において、停電状態およびキースイ
ッチ状態が設定された変数tmpの値が判定されて、通
常状態でないことが検出されると、後述する処理PR6
および処理PR7が実行される。変数tmpの値が判定
されて通常状態であると検出されると、バッテリ12ま
たは15の充電状態に関する時間経過が定数CHARG
ETIMEおよびBATTERYLIFEに基づいて判
定されて、判定結果に基づく処理が行なわれる。その
後、後述する処理PR6およびPR7が実行される。
【0125】図16には、図15に示されたデータ宣言
部の処理PR4がプログラム記述される。図16では、
バッテリ充電状態に関する変数は、値が設定された定数
変数にして宣言されている。
【0126】図17には、図15のOSファイルのオー
プンの処理PR5が記述される。このプログラムには、
OSファイル/dev/kmemのファイルオープンが
できなければ、その旨のエラーメッセージを端末装置T
iおよびコンソール端末装置7に画面出力などする処理
が記述される。
【0127】図18には、図15のキースイッチ状態判
定に基づく処理PR6がプログラム記述される。図18
を参照してわかるように、まず変数tmpの内容に基づ
き、キースイッチKY1(KY2)のOFF状態を判定
している。このとき、OFF状態にあると判定されれ
ば、ディスクキャッシュメモリ41の内容をディスク5
に書込んで退避させるようなコマンドが実行される。こ
のデータ退避後、キースイッチKY1(KY2)がOF
F操作されたことの警告メッセージが、端末装置Tiお
よびコンソール端末装置7に画面出力される(図21参
照)。該メッセージを見たユーザは実行中のプログラム
を終了させて、ログオフする。その後、該計算機システ
ムがRUN LEVEL 0へ移行するようなシャット
ダウン処理のコマンドが実行される。これにより、制御
はモニタプログラムに移される。
【0128】図19には、図15に示される停電発生状
態と充電状態とに基づく処理PR7がプログラム記述さ
れる。図19においてまず変数tmpの内容が判別され
て、停電発生状態か否かが判別される。このとき停電発
生であると判定されれば、ディスクキャッシュメモリ4
1の内容をディスク5に書込んで退避させるようなコマ
ンドが実行される。その後、端末装置Tiおよびコンソ
ール端末装置7に対して停電状態が発生したことを知ら
せるメッセージを画面出力する。
【0129】続いて、バッテリ12または15からの代
替電力を供給するための一連の処理が行なわれる。
【0130】まず、バッテリの充電状態が十分であるか
どうかが変数batlifeに基づいて判定される。こ
のとき充電状態が不十分であると判定されれば、直ちに
該計算機システムはRUN LEVEL 0へ移行する
ようなシャットダウン処理のコマンドが実行される。こ
のとき、端末装置Tiには図22のメッセージが出力さ
れるので、ユーザは各自が実行中のプロセスを終了して
ログオフする。そして制御はモニタプログラムに移され
る。
【0131】逆に、バッテリの充電状態が十分であり、
該計算機システムが代替電力供給により、動作保障され
ると判定された場合は、端末装置Tiおよびコンソール
端末装置7に対して停電回復のための60秒の猶予期間
を置くことをメッセージ出力する。その後、この猶予期
間内に変数pwstateのポーリング処理を毎秒繰り
返しながら、並行して変数pwstateの値が0(通
常状態)に更新されたか否かを判定する。停電が継続し
ていると検出されると変数batlifeを−1だけ更
新する。このとき、猶予期間内に停電回復が検出される
と、端末Tiおよびコンソール端末装置7に対して停電
回復した旨のメッセージを出力する。その後この処理P
R7を抜けて図15に示されるのステップに移行す
る。
【0132】逆にこの猶予期間内に停電状態からの回復
が検出されなければ、該計算機システムをRUN LE
VEL 0へ移行させるようなコマンドが実行される。
このとき端末装置Tiには図22のメッセージが出力さ
れるので、前述と同様に各プロセスは終了する。そし
て、制御はモニタプログラムに移される。
【0133】図20には、図15の停電状態およびキー
スイッチ状態読出のための関数Read Status
( )のプログラムが記述される。この関数Read
Status( )は、図示されるように処理PR5で
オープン処理されたOSファイル/dev/kmemの
中からポインタを移動させながら変数pwstateを
読出し、これを変数tmpに代入設定して図15のプロ
グラムにリターン処理するようにしている。
【0134】第2および第3の実施例では、キースイッ
チKY1(KY2)の状態検知および外部電源9の停電
発生状態の検知のための処理はOSの一部に、図14に
示されるようなプログラム追加をするだけでよい。この
プログラム追加量は図示されるようにわずかであるの
で、CPU1の負荷がこの追加されたプログラム実行に
より上昇するようなことはなく、またOSのメンテナン
ス性も損われるようなことはない。
【0135】また、上述の状態検知に応答して一連の電
源断に関する手続処理をするプロセス(パワーオフデー
モンプロセスpwoffD)は、OSとは独立して存在
するプロセスなので、OSの移植性は阻害されず、その
汎用性もまた損われない。
【0136】さらに、上述の電源断手続処理のプロセス
はOSとは独立して存在するプログラム処理であるの
で、ユーザの要求仕様または計算機システムの仕様に応
じて容易にカストマイズする(適合される)ことが可能
である。
【0137】また、バッテリ充電量を管理しながら、停
電発生時はバッテリ充電量を考慮した上で電源断に関す
る一連の処理を行なうことができるので、停電発生に応
じて一律に該計算機システムの動作レベルをRUN L
EVEL 0に移行させるような事態は回避されて、該
計算機システムの稼動率は向上する。
【0138】また、停電発生時には端末装置Tiおよび
コンソール端末装置7に図22に示されるようなメッセ
ージを出力した後、一連の電源断に関する手続処理を実
行しているので、該システム利用者に対するサービスお
よび信頼性の向上を図ることができる。またシステム管
理者に対してはこのメッセージを参照してシステム管理
できるので、システム管理の面で大きな改善を図ること
ができる。
【0139】上述した第1ないし第3の実施例におい
て、キースイッチKY(KY1、KY2)は鍵によるス
イッチである必要はないが、鍵によるキー方式であれば
鍵を持つものならばシステム管理者でなくても必要に応
じて速やかにシステムの電源断に関する手続処理を自動
的に行なわせることができる。
【0140】上述の実施例1ないし3は、駆動用電源を
商用電源主体にしているが、バッテリ駆動主体の情報処
理装置において、切換信号CHをバッテリの残容量が少
なくなったことを示す信号に用いて、同様に代替バッテ
リから代替電力を供給しながら、上述の一連のシャット
ダウン処理を行なうこともできる。
【0141】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、終了プ
ロセス、指示終了プロセスおよび回復不可終了プロセス
のそれぞれは、電源手段からの電力供給停止に先立っ
て、複数プロセスの並行処理を自動的に終了させること
ができるので、システム管理者不在であっても電源断の
必要に迫られた場合には適切に複数プロセスの終了処理
を行なわせることができる。
【0142】また、上述した各終了プロセスはオペレー
ティングシステムとは独立して存在するので、オペレー
ティングシステムの内部改造は抑制されて、その汎用
性、移植性およびメンテナンス性は損われない。
【0143】さらに、上述した各終了プロセスを記述す
るプログラム内容を、それが適用される情報処理装置の
利用状況または仕様などに応じて容易に変更することが
できるので、これらのプロセスに関するカストマイズ性
(適合性)は優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来および本発明の第1の実施例に適用される
マルチプロセス処理する計算機システムのブロック構成
図である。
【図2】本発明の第1ないし第3の実施例による計算機
システムにおけるシステム立上げ手順を示すフロー図で
ある。
【図3】本発明の第1ないし第3の実施例による計算機
システムにおけるブレーカスイッチおよびキースイッチ
の状態変化と計算機システムのRUN LEVEL変化
とを対応させて説明する図である。
【図4】(a)および(b)は、本発明の第1の実施例
による計算機システム稼動時における電源断要求に応じ
たOSおよびパワーオフデーモンプロセスpwoffd
の処理のフロー図である。
【図5】図4(a)の処理フローのプログラム記述例を
示す図である。
【図6】図4(b)の処理フローのプログラム記述例を
示す図である。
【図7】(a)ないし(c)は、図6のプログラム中の
処理PR1ないしPR3のプログラム記述例を示す図で
ある。
【図8】本発明の第1の実施例においてパワーオフデー
モンプロセスpwoffdが他の複数プロセスと並行し
て実行される状況を表わす図である。
【図9】本発明の第2の実施例によるマルチプロセス処
理する計算機システムのブロック構成図である。
【図10】本発明の第3の実施例によるマルチプロセス
処理する計算機システムのブロック構成図である。
【図11】(a)および(b)は、本発明の第2および
第3の実施例のOSによる計算機システム稼動時におけ
るキースイッチ状態および停電状態読取処理フローと読
取結果とを説明する図である。
【図12】本発明の第2または第3の実施例の停電発生
→回復→停電発生状態における動作内容の遷移を表形式
にして示す図である。
【図13】本発明の第2または第3の実施例によるパワ
ーオフデーモンプロセスpwoffDの概略処理フロー
図である。
【図14】本発明の第2または第3の実施例の変数pw
stateの設定処理をするプログラム記述例を示す図
である。
【図15】本発明の第2または第3の実施例によるパワ
ーオフデーモンプロセスpwoffDのプログラム記述
例を示す図である。
【図16】図15のプログラム中の処理PR4のプログ
ラム記述例を示す図である。
【図17】図15のプログラム中の処理PR5のプログ
ラム記述例を示す図である。
【図18】図15のプログラム中の処理PR6のプログ
ラム記述例を示す図である。
【図19】図15のプログラム中の処理PR7のプログ
ラム記述例を示す図である。
【図20】図15のプログラム中の関数Read St
atus( )のプログラム記述例を示す図である。
【図21】本発明の第1ないし第3の実施例によるキー
スイッチOFFにおけるシャットダウン時のユーザへの
メッセージ出力例を示す図である。
【図22】本発明の第2または第3の実施例による停電
発生時におけるシャットダウン時のユーザへのメッセー
ジ出力例を示す図である。
【図23】従来の計算機システム管理者によるシャット
ダウン手続の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 タイマ 3 モニタROM 4 メモリ 5 ディスク 6 電源制御I/O 7 コンソール端末装置 8,10および13 電源装置 9 外部電源 12および15 バッテリ BK,BK1およびBK2 ブレーカスイッチ KY,KY1およびKY2 キースイッチ SP 電力 RS リセット信号 KEY キースイッチ情報 SS 電源断指示信号 TS 停電状態信号 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7165−5B G06F 1/00 341 R

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレーティングシステムの制御に基づ
    いて、複数のプロセスを並行して処理する情報処理装置
    であって、 該処理装置に駆動用電力を供給する電源手段と、 前記複数プロセスと並行して処理され、前記電源手段の
    電力供給停止に先立って、前記複数プロセスの並行処理
    を終了させる終了プロセスを実行する制御手段とを備え
    た、情報処理装置。
  2. 【請求項2】 オペレーティングシステムの制御に基づ
    いて複数のプロセスを並行して処理する情報処理装置で
    あって、 該処理装置に駆動用電力を供給する電源手段と、 前記電力供給の停止を指示する指示手段と、 前記指示手段による供給停止指示を検知する指示検知手
    段と、 前記複数プロセスと並行して処理され、前記指示検知手
    段の検知出力に応答して、前記複数プロセスの並行処理
    を終了させる指示終了プロセスを実行する第1制御手段
    と、 前記指示終了プロセスによる終了に応答して、前記電力
    供給を停止させるように制御する第2制御手段とを備え
    た、情報処理装置。
  3. 【請求項3】 オペレーティングシステムの制御に基づ
    いて複数のプロセスを並行して処理する情報処理装置で
    あって、 該処理装置に駆動用電力を供給する電源手段と、 前記電源手段による前記電力供給が不能状態に陥ったこ
    とを検知する不能検知手段と、 前記不能検知手段の検知出力に応答して、前記駆動用電
    力を前記電源手段に代替して供給する代替電源手段と、 前記代替電源手段による代替電力給期間、前記電源手段
    が前記不能状態から回復したか否か検知する回復検知手
    段と、 前記回復検知手段の回復不可の検知出力に応答して、前
    記複数プロセスの並行処理を終了させる回復不可終了プ
    ロセスを実行する制御手段とを備えた、情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記電源手段による前記電力供給が不能
    状態に陥ったことを検知する不能検知手段と、 前記不能検知手段の検知出力に応答して、前記駆動用電
    力を前記電源手段に代替して供給する代替電源手段と、 前記代替電源手段による代替電力供給期間に、前記電源
    手段が前記不能状態から回復したか否か検知する回復検
    知手段とをさらに備え、 前記指示終了プロセスは、前記回復検知手段の回復不可
    の検知出力または前記指示検知手段の検知出力に応答し
    て、前記複数プロセスの並行処理を終了させるプロセス
    をさらに含む、請求項2に記載の情報処理装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63126019A (ja) * 1986-11-14 1988-05-30 Fujitsu Ltd タイマによる計算機の電源切断方式
JPH03288220A (ja) * 1990-04-05 1991-12-18 Toshiba Corp 電源バックアップシステム
JPH0436816A (ja) * 1990-05-31 1992-02-06 Sharp Corp 電源遮断処理機能を備えた電子機器

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