JPH05282988A - ヒューズ抵抗器 - Google Patents
ヒューズ抵抗器Info
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- JPH05282988A JPH05282988A JP10920592A JP10920592A JPH05282988A JP H05282988 A JPH05282988 A JP H05282988A JP 10920592 A JP10920592 A JP 10920592A JP 10920592 A JP10920592 A JP 10920592A JP H05282988 A JPH05282988 A JP H05282988A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 抵抗膜の抵抗温度係数を高く設定しても、周
囲の温度変化によって全体の抵抗値が変動しないヒュー
ズ抵抗器を実現する。 【構成】 絶縁基板4と、絶縁基板4の表面6に被着形
成される第1の抵抗膜8と、絶縁基板4の表面6に被着
形成され、第1の抵抗膜8と直列接続される第2の抵抗
膜10とを有してなり、第1の抵抗膜8の抵抗値が、連続
した過電流の通電による自己発熱を契機として、絶縁基
板4を砕裂するに十分な発熱量が得られる値まで上昇す
るように、第1の抵抗膜8の抵抗温度係数を設定すると
共に、第2の抵抗膜10の抵抗温度係数を、第1の抵抗膜
8の抵抗温度係数に対応する負の値に設定する。
囲の温度変化によって全体の抵抗値が変動しないヒュー
ズ抵抗器を実現する。 【構成】 絶縁基板4と、絶縁基板4の表面6に被着形
成される第1の抵抗膜8と、絶縁基板4の表面6に被着
形成され、第1の抵抗膜8と直列接続される第2の抵抗
膜10とを有してなり、第1の抵抗膜8の抵抗値が、連続
した過電流の通電による自己発熱を契機として、絶縁基
板4を砕裂するに十分な発熱量が得られる値まで上昇す
るように、第1の抵抗膜8の抵抗温度係数を設定すると
共に、第2の抵抗膜10の抵抗温度係数を、第1の抵抗膜
8の抵抗温度係数に対応する負の値に設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、絶縁基板上に被着形
成した抵抗膜の発熱作用によって上記絶縁基板を砕裂
し、もって過電流の通電を遮断するよう構成したヒュー
ズ抵抗器に関する。
成した抵抗膜の発熱作用によって上記絶縁基板を砕裂
し、もって過電流の通電を遮断するよう構成したヒュー
ズ抵抗器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話回線等の通信回線を構成する
線路間にガスアレスタ等のサージ吸収素子を接続し、誘
導雷等のサージから電話器等の電子回路を保護すること
が行われている。すなわち、上記線路にサージ等の過電
圧が瞬間的に印加されると、上記サージ吸収素子が動作
してサージを即座に吸収するため、電子回路側にサージ
が印加されることを防止できる。
線路間にガスアレスタ等のサージ吸収素子を接続し、誘
導雷等のサージから電話器等の電子回路を保護すること
が行われている。すなわち、上記線路にサージ等の過電
圧が瞬間的に印加されると、上記サージ吸収素子が動作
してサージを即座に吸収するため、電子回路側にサージ
が印加されることを防止できる。
【0003】ここで、電源ラインへの誤接続や接触事
故、或いはこれらの事態を想定した過電圧試験の実施等
により、上記線路に上記サージ吸収素子の定格電圧以上
の過電圧が連続して印加された場合には、該過電圧によ
る過電流によってサージ吸収素子が破壊されるおそれが
あるため、上記線路を遮断して上記電子回路を連続過電
圧から保護する必要がある。この遮断手段として、一般
的なヒューズを用いるのが最も簡単であるが、ヒューズ
はその溶断特性が不安定であるため、最近では、図4に
示すヒューズ抵抗器50が用いられている。このヒューズ
抵抗器50は、アルミナやフォルステライト等の絶縁基板
52上に、ルテニウム系ペースト等の抵抗膜54を被着形成
し、該抵抗膜54の両側辺に電極パターン56,56を形成
し、該電極パターン56,56から外部端子58,58を導出し
てなる。
故、或いはこれらの事態を想定した過電圧試験の実施等
により、上記線路に上記サージ吸収素子の定格電圧以上
の過電圧が連続して印加された場合には、該過電圧によ
る過電流によってサージ吸収素子が破壊されるおそれが
あるため、上記線路を遮断して上記電子回路を連続過電
圧から保護する必要がある。この遮断手段として、一般
的なヒューズを用いるのが最も簡単であるが、ヒューズ
はその溶断特性が不安定であるため、最近では、図4に
示すヒューズ抵抗器50が用いられている。このヒューズ
抵抗器50は、アルミナやフォルステライト等の絶縁基板
52上に、ルテニウム系ペースト等の抵抗膜54を被着形成
し、該抵抗膜54の両側辺に電極パターン56,56を形成
し、該電極パターン56,56から外部端子58,58を導出し
てなる。
【0004】このヒューズ抵抗器50を上記線路に直列接
続することにより、過電圧が連続して印加された場合に
は、過電圧による過電流が上記抵抗膜54に流れ、抵抗膜
54が急激に発熱する。そして、急激な温度上昇に伴う熱
歪みによって、上記絶縁基板52が砕裂し、該絶縁基板52
上に被着形成された抵抗膜54自身も切断される。その結
果、上記線路が遮断されるため、上記サージ吸収素子及
び電子回路側に連続過電圧が印加されることを防止でき
る。なお、絶縁基板52の砕裂を容易にするため、絶縁基
板52の下辺には切欠部60が形成されており、絶縁基板52
は、切欠部先端62の延長線(ロ)に沿って左右に砕裂す
る。
続することにより、過電圧が連続して印加された場合に
は、過電圧による過電流が上記抵抗膜54に流れ、抵抗膜
54が急激に発熱する。そして、急激な温度上昇に伴う熱
歪みによって、上記絶縁基板52が砕裂し、該絶縁基板52
上に被着形成された抵抗膜54自身も切断される。その結
果、上記線路が遮断されるため、上記サージ吸収素子及
び電子回路側に連続過電圧が印加されることを防止でき
る。なお、絶縁基板52の砕裂を容易にするため、絶縁基
板52の下辺には切欠部60が形成されており、絶縁基板52
は、切欠部先端62の延長線(ロ)に沿って左右に砕裂す
る。
【0005】ところで、上記サージ吸収素子及び電子回
路を連続過電圧から有効に保護するには、上記絶縁基板
が短時間のうちに確実に砕裂する必要がある。そのため
には、上記抵抗膜の抵抗値を高く設定すればよいのであ
るが、当初から高い抵抗値に設定しておくと、上記線路
における電送損失が大きくなる。そこで、上記抵抗膜を
抵抗温度係数の高い材料で構成すると共に、その初期抵
抗値を低く抑えることがなされている。
路を連続過電圧から有効に保護するには、上記絶縁基板
が短時間のうちに確実に砕裂する必要がある。そのため
には、上記抵抗膜の抵抗値を高く設定すればよいのであ
るが、当初から高い抵抗値に設定しておくと、上記線路
における電送損失が大きくなる。そこで、上記抵抗膜を
抵抗温度係数の高い材料で構成すると共に、その初期抵
抗値を低く抑えることがなされている。
【0006】このようにすれば、過電圧の印加されない
平常時や、サージ吸収素子で対処可能な瞬間的なサージ
印加時においては、抵抗膜の抵抗値が低く維持され、電
送損失を最小限に抑えることができる。一方、過電圧が
連続して印加された場合には、過電圧の印加による過電
流の通電によって上記抵抗膜が発熱し、その自己発熱を
契機としてその抵抗値が急激に上昇し、上記絶縁基板を
確実に砕裂し得る。
平常時や、サージ吸収素子で対処可能な瞬間的なサージ
印加時においては、抵抗膜の抵抗値が低く維持され、電
送損失を最小限に抑えることができる。一方、過電圧が
連続して印加された場合には、過電圧の印加による過電
流の通電によって上記抵抗膜が発熱し、その自己発熱を
契機としてその抵抗値が急激に上昇し、上記絶縁基板を
確実に砕裂し得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、ヒューズ抵抗器の抵抗膜の抵抗温度係数を高く
設定すると、今度は周囲の温度変化によっても抵抗膜の
抵抗値が変化してしまい、その結果、上記電子回路の入
力インピーダンスが容易に変動してしまう点で問題であ
った。
ように、ヒューズ抵抗器の抵抗膜の抵抗温度係数を高く
設定すると、今度は周囲の温度変化によっても抵抗膜の
抵抗値が変化してしまい、その結果、上記電子回路の入
力インピーダンスが容易に変動してしまう点で問題であ
った。
【0008】本発明は、上記した従来例の問題点に鑑み
てなされたものであり、抵抗膜の抵抗温度係数を高く設
定しても、周囲の温度変化によってその抵抗値が容易に
変動することがなく、したがって、電子回路の入力イン
ピーダンスを一定に保てるヒューズ抵抗器を実現するこ
とを目的とする。
てなされたものであり、抵抗膜の抵抗温度係数を高く設
定しても、周囲の温度変化によってその抵抗値が容易に
変動することがなく、したがって、電子回路の入力イン
ピーダンスを一定に保てるヒューズ抵抗器を実現するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るヒューズ抵抗器は、絶縁基板と、該絶
縁基板の表面に被着形成される第1の抵抗膜と、上記絶
縁基板の表面に被着形成され、上記第1の抵抗膜と直列
接続される第2の抵抗膜とを有してなり、上記第1の抵
抗膜の抵抗値が、連続した過電流の通電による自己発熱
を契機として、上記絶縁基板を砕裂するに十分な発熱量
が得られる値まで上昇するように、上記第1の抵抗膜の
抵抗温度係数を設定すると共に、上記第2の抵抗膜の抵
抗温度係数を、上記第1の抵抗膜の抵抗温度係数に対応
する負の値に設定するよう構成した。
に、本発明に係るヒューズ抵抗器は、絶縁基板と、該絶
縁基板の表面に被着形成される第1の抵抗膜と、上記絶
縁基板の表面に被着形成され、上記第1の抵抗膜と直列
接続される第2の抵抗膜とを有してなり、上記第1の抵
抗膜の抵抗値が、連続した過電流の通電による自己発熱
を契機として、上記絶縁基板を砕裂するに十分な発熱量
が得られる値まで上昇するように、上記第1の抵抗膜の
抵抗温度係数を設定すると共に、上記第2の抵抗膜の抵
抗温度係数を、上記第1の抵抗膜の抵抗温度係数に対応
する負の値に設定するよう構成した。
【0010】上記第1の抵抗膜の抵抗温度係数は、その
初期抵抗値(連続した過電流の通電によって第1の抵抗
膜が発熱する前の、平常時における抵抗値)、予想され
る過電流の電流値、或いは絶縁基板の割れ易さ等を基
に、実験を通じて具体的に決定される。この第1の抵抗
膜の抵抗温度係数は、例えば2800ppm/゜C乃至
4000ppm/゜Cの範囲に設定される。また、上記
第2の抵抗膜の抵抗温度係数は、例えば−2800pp
m/゜C乃至−4000ppm/゜Cの範囲に設定され
る。
初期抵抗値(連続した過電流の通電によって第1の抵抗
膜が発熱する前の、平常時における抵抗値)、予想され
る過電流の電流値、或いは絶縁基板の割れ易さ等を基
に、実験を通じて具体的に決定される。この第1の抵抗
膜の抵抗温度係数は、例えば2800ppm/゜C乃至
4000ppm/゜Cの範囲に設定される。また、上記
第2の抵抗膜の抵抗温度係数は、例えば−2800pp
m/゜C乃至−4000ppm/゜Cの範囲に設定され
る。
【0011】なお、上記「連続した過電流」における
「連続した」という表現は、「一定時間継続した」を意
味するものであり、「連続した過電流」には、直流電流
のみならず、時間の経過と共に電流値が変化する交流電
流も当然に含まれるものである。以下においても同様で
ある。
「連続した」という表現は、「一定時間継続した」を意
味するものであり、「連続した過電流」には、直流電流
のみならず、時間の経過と共に電流値が変化する交流電
流も当然に含まれるものである。以下においても同様で
ある。
【0012】
【作用】上記第1の抵抗膜の初期抵抗値を比較的低く設
定しても、過電流が連続して流れた場合には、該過電流
の通電によって第1の抵抗膜が発熱し、この自己発熱に
よってその抵抗値が急激に上昇する。その結果、第1の
抵抗膜における発熱量も相乗的に増加し、絶縁基板が確
実に砕裂される。
定しても、過電流が連続して流れた場合には、該過電流
の通電によって第1の抵抗膜が発熱し、この自己発熱に
よってその抵抗値が急激に上昇する。その結果、第1の
抵抗膜における発熱量も相乗的に増加し、絶縁基板が確
実に砕裂される。
【0013】一方、周囲の温度変化によっても、第1の
抵抗膜の抵抗値が上昇するが、これに呼応して第2の抵
抗膜の抵抗値が低下するため、ヒューズ抵抗器全体とし
ての抵抗値は一定に保たれる。
抵抗膜の抵抗値が上昇するが、これに呼応して第2の抵
抗膜の抵抗値が低下するため、ヒューズ抵抗器全体とし
ての抵抗値は一定に保たれる。
【0014】
【実施例】以下に本発明を、図示の実施例に基づいて説
明する。図1に示すように、本発明に係るヒューズ抵抗
器2は、絶縁基板4と、該絶縁基板4の表面6に被着形
成された第1の抵抗膜8と、第2の抵抗膜10とを有して
いる。上記絶縁基板4は、アルミナ、フォルステライ
ト、ステアタイト等のセラミックによって形成され、そ
の板厚は0.5mm〜1.5mm程度に設定される。上
記絶縁基板4の下辺12における、上記第1の抵抗膜8側
には、絶縁基板4の砕裂を容易にするため、切欠部14が
形成される。
明する。図1に示すように、本発明に係るヒューズ抵抗
器2は、絶縁基板4と、該絶縁基板4の表面6に被着形
成された第1の抵抗膜8と、第2の抵抗膜10とを有して
いる。上記絶縁基板4は、アルミナ、フォルステライ
ト、ステアタイト等のセラミックによって形成され、そ
の板厚は0.5mm〜1.5mm程度に設定される。上
記絶縁基板4の下辺12における、上記第1の抵抗膜8側
には、絶縁基板4の砕裂を容易にするため、切欠部14が
形成される。
【0015】上記第1の抵抗膜8と第2の抵抗膜10は、
共にルテニウム系ペースト等によって形成され、その膜
厚は10μm〜25μm程度に設定されている。上記第
1の抵抗膜8の抵抗温度係数は、2800ppm/゜C
〜4000ppm/゜Cの範囲に設定されている。ま
た、上記第2の抵抗膜10の抵抗温度係数は、−2800
ppm/゜C〜−4000ppm/゜Cの範囲で、上記
第1の抵抗膜8の抵抗温度係数に略対応する負の値に設
定される。例えば、第1の抵抗膜8の抵抗温度係数が2
800ppm/゜Cの場合には、第2の抵抗膜10の抵抗
温度係数は、−2800ppm/゜C付近となる。上記
第1の抵抗膜8の抵抗温度係数は、上記ルテニウム系ペ
ーストに所定の貴金属材料を所定量混入することによっ
て、任意の値に設定することが可能である。また、上記
第2の抵抗膜10の抵抗温度係数は、上記ルテニウム系ペ
ーストに所定の卑金属材料を所定量混入することによっ
て、任意の値に設定することが可能である。
共にルテニウム系ペースト等によって形成され、その膜
厚は10μm〜25μm程度に設定されている。上記第
1の抵抗膜8の抵抗温度係数は、2800ppm/゜C
〜4000ppm/゜Cの範囲に設定されている。ま
た、上記第2の抵抗膜10の抵抗温度係数は、−2800
ppm/゜C〜−4000ppm/゜Cの範囲で、上記
第1の抵抗膜8の抵抗温度係数に略対応する負の値に設
定される。例えば、第1の抵抗膜8の抵抗温度係数が2
800ppm/゜Cの場合には、第2の抵抗膜10の抵抗
温度係数は、−2800ppm/゜C付近となる。上記
第1の抵抗膜8の抵抗温度係数は、上記ルテニウム系ペ
ーストに所定の貴金属材料を所定量混入することによっ
て、任意の値に設定することが可能である。また、上記
第2の抵抗膜10の抵抗温度係数は、上記ルテニウム系ペ
ーストに所定の卑金属材料を所定量混入することによっ
て、任意の値に設定することが可能である。
【0016】なお、第1の抵抗膜8の初期抵抗値r
1と、第2の抵抗膜10の初期抵抗値r2は、「r1=r2」
及び「1Ω≦r1+r2≦50Ω」となるように設定され
る。ここにいう初期抵抗値とは、温度の上昇によって、
第1の抵抗膜8及び第2の抵抗膜10の抵抗値が変化する
前の、常温時における抵抗値をいう。この初期抵抗値r
1及びr2は、上記ルテニウム系ペーストに混入させる上
記貴金属材料或いは卑金属材料の種類や量を調節するこ
とによって、任意の値に設定することが可能である。ま
た、第1の抵抗膜8の面積S1と、第2の抵抗膜10の面
積S2は、「S1≦S2」となるように設定される。
1と、第2の抵抗膜10の初期抵抗値r2は、「r1=r2」
及び「1Ω≦r1+r2≦50Ω」となるように設定され
る。ここにいう初期抵抗値とは、温度の上昇によって、
第1の抵抗膜8及び第2の抵抗膜10の抵抗値が変化する
前の、常温時における抵抗値をいう。この初期抵抗値r
1及びr2は、上記ルテニウム系ペーストに混入させる上
記貴金属材料或いは卑金属材料の種類や量を調節するこ
とによって、任意の値に設定することが可能である。ま
た、第1の抵抗膜8の面積S1と、第2の抵抗膜10の面
積S2は、「S1≦S2」となるように設定される。
【0017】上記第1の抵抗膜8の左端辺には、第1の
電極パターン16が被着形成されると共に、上記第2の抵
抗膜10の右端辺には、第2の電極パターン18が被着形成
される。さらに、第1の抵抗膜8及び第2の抵抗膜10の
間には、接続パターン20が被着形成される。この結果、
第1の抵抗膜8と第2の抵抗膜10とは、この接続パター
ン20を介して、直列接続される。
電極パターン16が被着形成されると共に、上記第2の抵
抗膜10の右端辺には、第2の電極パターン18が被着形成
される。さらに、第1の抵抗膜8及び第2の抵抗膜10の
間には、接続パターン20が被着形成される。この結果、
第1の抵抗膜8と第2の抵抗膜10とは、この接続パター
ン20を介して、直列接続される。
【0018】上記第1の電極パターン16と第2の電極パ
ターン18の下方には、それぞれ第1の外部端子接続部22
及び第2の外部端子接続部24が形成され、該第1の外部
端子接続部22には第1の外部端子26が、また第2の外部
端子接続部24には第2の外部端子28が、それぞれハンダ
付け等によって固着される。
ターン18の下方には、それぞれ第1の外部端子接続部22
及び第2の外部端子接続部24が形成され、該第1の外部
端子接続部22には第1の外部端子26が、また第2の外部
端子接続部24には第2の外部端子28が、それぞれハンダ
付け等によって固着される。
【0019】図2は、上記ヒューズ抵抗器2の使用例を
示す回路図である。すなわち、電話回線等を構成する線
路A,A’間に、ガスアレスタ等のサージ吸収素子30を
被保護回路32に対して並列に接続した保安回路におい
て、上記ヒューズ抵抗器2は線路Aに直列接続される。
示す回路図である。すなわち、電話回線等を構成する線
路A,A’間に、ガスアレスタ等のサージ吸収素子30を
被保護回路32に対して並列に接続した保安回路におい
て、上記ヒューズ抵抗器2は線路Aに直列接続される。
【0020】しかして、上記線路A,A’に、上記サー
ジ吸収素子30の定格電圧以上のサージが瞬間的に印加さ
れた場合には、上記サージ吸収素子30が動作して、この
サージを吸収する。この場合、サージ電流の通電時間は
極めて短いため、上記第1の抵抗膜8はほとんど発熱せ
ず、したがってヒューズ抵抗器2全体の抵抗値が上昇す
ることはない。
ジ吸収素子30の定格電圧以上のサージが瞬間的に印加さ
れた場合には、上記サージ吸収素子30が動作して、この
サージを吸収する。この場合、サージ電流の通電時間は
極めて短いため、上記第1の抵抗膜8はほとんど発熱せ
ず、したがってヒューズ抵抗器2全体の抵抗値が上昇す
ることはない。
【0021】また、電源ラインへの誤接続や過電圧試験
の実施等により、上記線路A,A’に、上記サージ吸収
素子30の定格電圧以上の過電圧が連続して印加された場
合には、該過電圧による過電流の通電によって上記第1
の抵抗膜8が発熱し、この自己発熱の持続によって、そ
の抵抗値が急激に上昇する。その結果、第1の抵抗膜8
による発熱量が相乗的に増加し、急激な温度上昇に伴う
熱歪みの発生によって、上記絶縁基板4がその切欠部14
の頂点34の延長線(イ)に沿って左右に砕裂する。この
ため、上記線路Aは遮断され、サージ吸収素子30や被保
護回路32が、連続過電圧によって破壊されることを防止
できる。
の実施等により、上記線路A,A’に、上記サージ吸収
素子30の定格電圧以上の過電圧が連続して印加された場
合には、該過電圧による過電流の通電によって上記第1
の抵抗膜8が発熱し、この自己発熱の持続によって、そ
の抵抗値が急激に上昇する。その結果、第1の抵抗膜8
による発熱量が相乗的に増加し、急激な温度上昇に伴う
熱歪みの発生によって、上記絶縁基板4がその切欠部14
の頂点34の延長線(イ)に沿って左右に砕裂する。この
ため、上記線路Aは遮断され、サージ吸収素子30や被保
護回路32が、連続過電圧によって破壊されることを防止
できる。
【0022】そして、サージ等の印加されない平常時に
おいても、周囲温度の上昇によって、上記第1の抵抗膜
の抵抗値が上昇する可能性があるが、その場合には、第
2の抵抗膜10の抵抗値が低下するため、第1の抵抗膜8
と第2の抵抗膜10との合成抵抗はほとんど変化しない。
したがって、ヒューズ抵抗器2全体の抵抗値が上昇する
ことがなく、被保護回路32の入力インピーダンスは一定
に維持される。
おいても、周囲温度の上昇によって、上記第1の抵抗膜
の抵抗値が上昇する可能性があるが、その場合には、第
2の抵抗膜10の抵抗値が低下するため、第1の抵抗膜8
と第2の抵抗膜10との合成抵抗はほとんど変化しない。
したがって、ヒューズ抵抗器2全体の抵抗値が上昇する
ことがなく、被保護回路32の入力インピーダンスは一定
に維持される。
【0023】つぎに、第1の抵抗膜8と第2の抵抗膜10
の抵抗値の変化を、図3のグラフに基づいて説明する。
このグラフは、縦軸に抵抗値R(Ω)を、横軸に温度T
(゜C)をそれぞれ表している。この場合には、第1の
抵抗膜8の初期抵抗値r1及び第2の抵抗膜10の初期抵
抗値r2は、共に12Ωに設定されている。また、第1
の抵抗膜8の抵抗温度係数は3700ppm/゜Cに、
第2の抵抗膜10の抵抗温度係数は−3700ppm/゜
Cにそれぞれ設定されている。まず、温度が20゜C〜
80゜Cの範囲内においては、第1の抵抗膜8の抵抗値
R1が上昇するにしたがって、その分第2の抵抗膜10の
抵抗値R2が低下してゆくため、両者の合成抵抗値は、
「r1+r2=24Ω」のまま変化しない。
の抵抗値の変化を、図3のグラフに基づいて説明する。
このグラフは、縦軸に抵抗値R(Ω)を、横軸に温度T
(゜C)をそれぞれ表している。この場合には、第1の
抵抗膜8の初期抵抗値r1及び第2の抵抗膜10の初期抵
抗値r2は、共に12Ωに設定されている。また、第1
の抵抗膜8の抵抗温度係数は3700ppm/゜Cに、
第2の抵抗膜10の抵抗温度係数は−3700ppm/゜
Cにそれぞれ設定されている。まず、温度が20゜C〜
80゜Cの範囲内においては、第1の抵抗膜8の抵抗値
R1が上昇するにしたがって、その分第2の抵抗膜10の
抵抗値R2が低下してゆくため、両者の合成抵抗値は、
「r1+r2=24Ω」のまま変化しない。
【0024】一方、上記第1の抵抗膜8及び第2の抵抗
膜10それぞれの温度が80゜Cを越えると、上記第2の
抵抗膜10の抵抗値R2は限りなく0Ωに近づくのに対
し、第1の抵抗膜8の抵抗値R1は急激な上昇を続ける
ため、ヒューズ抵抗器2全体の抵抗値「R1+R2」が初
期の合成抵抗値「r1+r2=24Ω」以上となり、その
発熱量も相乗的に増加してゆく。その結果、最終的に上
記絶縁基板4は熱歪みにより砕裂する。
膜10それぞれの温度が80゜Cを越えると、上記第2の
抵抗膜10の抵抗値R2は限りなく0Ωに近づくのに対
し、第1の抵抗膜8の抵抗値R1は急激な上昇を続ける
ため、ヒューズ抵抗器2全体の抵抗値「R1+R2」が初
期の合成抵抗値「r1+r2=24Ω」以上となり、その
発熱量も相乗的に増加してゆく。その結果、最終的に上
記絶縁基板4は熱歪みにより砕裂する。
【0025】
【発明の効果】上記第1の抵抗膜の抵抗温度係数を上記
のように設定したため、その初期抵抗値を高く設定しな
くても、過電流が連続して流れた場合には、確実に上記
絶縁基板を砕裂できる。また、上記第2の抵抗膜の抵抗
温度係数を、第1の抵抗膜の抵抗温度係数に対応する負
の値に設定したため、周囲の温度変化によって第1の抵
抗膜の抵抗値が上昇しても、その分第2の抵抗膜の抵抗
値が低下するため、ヒューズ抵抗器全体の抵抗値は一定
に維持される。
のように設定したため、その初期抵抗値を高く設定しな
くても、過電流が連続して流れた場合には、確実に上記
絶縁基板を砕裂できる。また、上記第2の抵抗膜の抵抗
温度係数を、第1の抵抗膜の抵抗温度係数に対応する負
の値に設定したため、周囲の温度変化によって第1の抵
抗膜の抵抗値が上昇しても、その分第2の抵抗膜の抵抗
値が低下するため、ヒューズ抵抗器全体の抵抗値は一定
に維持される。
【図1】本発明に係るヒューズ抵抗器の一実施例を示す
概略斜視図である。
概略斜視図である。
【図2】上記ヒューズ抵抗器の使用例を示す回路図であ
る。
る。
【図3】第1の抵抗膜と第2の抵抗膜の抵抗値の変化を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図4】従来のヒューズ抵抗器を示す概略斜視図であ
る。
る。
2 ヒューズ抵抗器 4 絶縁基板 6 絶縁基板の表面 8 第1の抵抗膜 10 第2の抵抗膜
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁基板と、該絶縁基板の表面に被着形
成される第1の抵抗膜と、上記絶縁基板の表面に被着形
成され、上記第1の抵抗膜と直列接続される第2の抵抗
膜とを有してなり、上記第1の抵抗膜の抵抗値が、連続
した過電流の通電による自己発熱を契機として、上記絶
縁基板を砕裂するに十分な発熱量が得られる値まで上昇
するように、上記第1の抵抗膜の抵抗温度係数を設定す
ると共に、上記第2の抵抗膜の抵抗温度係数を、上記第
1の抵抗膜の抵抗温度係数に対応する負の値に設定する
よう構成したことを特徴とするヒューズ抵抗器。 - 【請求項2】 上記第1の抵抗膜の抵抗温度係数を28
00ppm/゜C乃至4000ppm/゜Cの範囲に設
定すると共に、上記第2の抵抗膜の抵抗温度係数を−2
800ppm/゜C乃至−4000ppm/゜Cの範囲
に設定したことを特徴とする請求項1に記載のヒューズ
抵抗器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10920592A JPH05282988A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | ヒューズ抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10920592A JPH05282988A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | ヒューズ抵抗器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05282988A true JPH05282988A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=14504270
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10920592A Pending JPH05282988A (ja) | 1992-04-02 | 1992-04-02 | ヒューズ抵抗器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05282988A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5419079A (en) * | 1977-07-13 | 1979-02-13 | Hitachi Ltd | Reactor container |
| JPH0256821A (ja) * | 1988-08-22 | 1990-02-26 | Tohoku Electric Power Co Inc | 周囲温度不依存性電流ヒューズ装置 |
| JPH03190758A (ja) * | 1989-12-21 | 1991-08-20 | Seiko Epson Corp | インパクトヘッド駆動装置 |
-
1992
- 1992-04-02 JP JP10920592A patent/JPH05282988A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5419079A (en) * | 1977-07-13 | 1979-02-13 | Hitachi Ltd | Reactor container |
| JPH0256821A (ja) * | 1988-08-22 | 1990-02-26 | Tohoku Electric Power Co Inc | 周囲温度不依存性電流ヒューズ装置 |
| JPH03190758A (ja) * | 1989-12-21 | 1991-08-20 | Seiko Epson Corp | インパクトヘッド駆動装置 |
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