JPH05283813A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH05283813A
JPH05283813A JP7805792A JP7805792A JPH05283813A JP H05283813 A JPH05283813 A JP H05283813A JP 7805792 A JP7805792 A JP 7805792A JP 7805792 A JP7805792 A JP 7805792A JP H05283813 A JPH05283813 A JP H05283813A
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JP
Japan
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layer
impurity
type
concentration
semiconductor
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JP7805792A
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English (en)
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Masahisa Funamizu
将久 船水
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、不純物プロファイルの急峻な界面
を形成することを目的とする。 【構成】 本発明では、基板表面に形成された第1の半
導体層表面に、第1の不純物を高濃度に含有した不純物
吸着層を形成する不純物吸着層形成工程と、さらに前記
不純物吸着層上に第2の半導体層を形成し、前記第2の
半導体層内に、拡散係数が前記第1の不純物より大きい
第2の不純物を拡散させ、前記不純物吸着層で前記第2
の不純物を阻止し、前記第1の半導体層と不純物濃度ま
たは不純物の異なる第2の半導体層を形成する第2の半
導体層形成工程とを含むようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に係り、特に埋め込み型半導体レーザのpn接合など,
化合物半導体装置における高濃度拡散層の形成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体レーザにおける電流狭窄構
造の1つとして、活性層の両側を半導体層で埋め込んだ
埋め込み構造が用いられている。このような埋め込み構
造の半導体レ―ザは、効率的な電流の閉じ込めが可能で
ありしきい値電流が低いこと等、優れた特性をもつレ―
ザであるといわれている。
【0003】この埋め込み型半導体レーザの製造に際し
ては、1回目の結晶成長により半導体基板上に活性層等
を成長してダブルヘテロ構造のウェハを形成した後、ス
トライプ状の酸化シリコン膜をマスクにしてエッチング
を行いストライプ状のメサを形成する。そしてさらに2
回目の結晶成長によりメサの側部および上部にp型半導
体層、n型半導体層等を成長形成してメサを埋め込む。
【0004】例えば図8(a) 乃至(d) にその一例を示
す。
【0005】まず、図8(a) に示すように、気相エピタ
キシャル法により、n- ガリウムヒ素(GaAs)基板
1上に活性層を構成するn- アルミニウムガリウムヒ
素(AlGaAs)層2、GaAs層3と、さらにこの
上層にp- AlGaAs層4、オ―ミックコンタクト層
としてのp+ GaAs層5を順次積層し、GaAs層3
の両界面が夫々ヘテロ接合を形成する活性層を形成す
る(ダブルヘテロ接合)。
【0006】続いて図8(b) に示すように、スパッタ法
により、シリコン酸化膜6を形成し、フォトリソグラフ
ィ法により(001)方向に伸びるストライプ状にパタ
―ニングする。
【0007】更に、図8(c) に示す如く、前記シリコン
酸化膜6をマスクとして、臭素のエタノ―ル溶液をエッ
チング液として用いたウェットエッチング法によりn-
AlGaAs層2およびGaAs層3、p- AlGaA
s層4、p+ GaAs層5を逆メサ構造をなすようにパ
タ―ニングする。
【0008】この後、図8(d) に示す如く、エッチング
部分すなわち前記n- AlGaAs層2およびGaAs
層3の側壁、p- AlGaAs層4の側壁には夫々p-
AlGaAs層7とn- AlGaAs層8を液相エピタ
キシャル成長法によって成膜する。これらの層は電流ブ
ロック層Bとして作用する。すなわち、ヘテロ接合によ
り横方向を光をとじ込めるようにしレ―ザの発振波長と
出力の安定化をはかるようにしている。
【0009】ところで、この電流ブロック層の形成に際
し、液相エピタキシャル工程は高温工程であるため、基
板(ウェハ)をセットした後の高温雰囲気下でメサが形
成された表面のアルミニウム(Al)が酸化されたり、
ヒ素(As)が抜けてしまったりすることがある。この
ことにより、レ―ザの動作時に、メサの部分の表面から
のリ―ク電流が大きくなり、効率が低下し、レ―ザを作
動せしめるのに大電流を要するという問題があった。
【0010】またバイポーラトランジスタは大きな負荷
駆動力を有するため高速動作可能な集積回路素子として
重要な役割を担っているが、このバイポ−ラトランジス
タを高速でかつ低電力で動作させるためには、遮断周波
数を向上させ、素子内の蓄積電荷量を減らすことが有効
である。このため、電子の走行時間を縮めるべく、ベー
ス層を薄くする必要がある。ヘテロ接合バイポーラトラ
ンジスタ(HBT)においても、不純物の濃度制御と高
精度の膜厚制御が要求される。特にヘテロ接合バイポ−
ラトランジスタのベース層は不純物濃度が高く、薄膜で
あり界面の急峻性が要求される。これは、トランジスタ
内部に、高い電界がかかるためであり、特に精度良く薄
膜を形成することによりトランジスタの動作を良好にす
ることができる。
【0011】しかしながらトランジスタのベース層に添
加するp型不純物としては、高濃度に添加することがで
きることからベリリウム(Be)を用いることが多い。
しかしながらBeは拡散係数が大きいため、ベース層と
隣接するコレクタ層にBeが拡散し、膜厚を制御して形
成したはずのベース層が実際には厚くなり、ベース、コ
レクタ間の不純物ファイルがブロードになり、動作特性
を向上することができないという問題があった。
【0012】またHBTの動作特性の向上のためには、
エミッタとベースのpn接合位置を1nmのオーダーで一
致させることが不可欠である。また、ベースを薄くする
ために、ベース濃度の向上が不可欠であるが、現在の技
術では、この二条件を両立させることは極めて困難であ
る。これは、エミッタやベースの形成そのものや電極取
り出し用の高濃度層形成のための拡散技術によって行う
が、この拡散工程における高温過程において高濃度にド
ープされたベース層中の不純物が拡散してしまい、pn
接合の位置がヘテロ接合の位置とずれてしまうからであ
る。今後のバイポ−ラトランジスタの高速化のために
は、特に、ベース層を、10nmのオーダーの薄さに実現
することが不可欠であるので、べース電極を取り出すた
めの高濃度層の形成をいかに行うかが問題となってい
た。
【0013】このように、従来のHBTでは、べース電
極取り出し用の高濃度層形成のための拡散工程における
高温過程において高濃度にドープされたベース層中の不
純物が拡散してしまい、pn接合の位置がヘテロ接合の
位置とずれてしまうという問題もあった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の埋め
込み型半導体レーザの製造方法では、埋め込み領域内に
エピタキシャル成長により形成されたpn接合を用いて
電流を活性層に集中させるものであるが、良好なpn接
合を形成することができずリークが増大し易いという問
題があった。
【0015】この原因は、p型不純物として主に用いら
れているZnのn型半導体層への拡散が大きいことにあ
る。すなわち、pn接合の不純物プロファイルがブロー
ドとなり、急峻なpn接合界面を形成することができ
ず、pn接合特性を悪化させていたためである。
【0016】さらにこの方法によると、活性層付近には
Znに起因する非発光の再結合準位が増加し、レーザ特
性を向上させることができないという欠点があった。
【0017】またこのような問題は必ずしも半導体レー
ザに限定されるものではなく、結晶成長によりp型とn
型の半導体層を隣接して形成する場合、p型半導体層か
らn型半導体層へのZnの拡散が結晶成長中あるいは結
晶成長後の熱処理工程において起こり、pn接合界面の
界面特性が劣化するという問題がある。
【0018】そしてまたこのような拡散によりpn接合
界面がずれ、pn接合の位置制御が難しいという問題も
ある。
【0019】また、従来のHBTにおいては、ベース層
からの不純物の拡散により、急峻なベース・コレクタ界
面を得ることができず、トランジスタ特性を向上できな
いという問題があった。また同一導電型の高濃度層を形
成する工程であるベースコンタクトの形成に際しても、
薄いベース層を貫通しないように低抵抗のベースコンタ
クトを形成するのはきわめて困難であった。
【0020】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
で、急峻な不純物プロファイルを形成することを目的と
する。またしいては動作電流の低い埋め込み型半導体レ
―ザを提供することを目的とする。また、薄い半導体領
域に低抵抗の良好なコンタクトを形成することを目的と
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、基板
表面に形成された第1の半導体層表面に、第1の不純物
を高濃度に含有した不純物吸着層を形成する工程と、さ
らにこの不純物吸着層上に第2の半導体層を形成し、前
記第2の半導体層内に、拡散係数が前記第1の不純物よ
り大きい第2の不純物を拡散させ、前記不純物吸着層で
前記第2の不純物を阻止し、前記第1の半導体層と不純
物濃度または不純物の異なる第2の半導体層を形成する
第2の半導体層形成工程とを含むようにしている。
【0022】ここで不純物吸着層とは原子オーダーで不
純物が吸着された半導体層をいう。なおこのような不純
物吸着層は、母体材料の供給によって一般的に半導体層
の堆積を行い、不純物を供給したまま母体材料の供給を
停止して半導体の堆積を停止すると、半導体層表面に原
子オーダーで不純物が吸着する。しかし吸着する場所が
限られているため、ある濃度以上は吸着することができ
ない。このときの不純物吸着層の厚さが原子オーダーで
ある。
【0023】また本発明の方法では、基板表面に形成さ
れた第1の半導体層表面に、拡散係数の小さい第1の不
純物を高濃度に含有した薄い不純物吸着層を形成したの
ち、さらに前記不純物吸着層上に第2の半導体層を形成
し、前記第2の半導体層内に、拡散係数の大きい第2の
不純物を拡散させ、前記不純物吸着層で前記第2の不純
物を阻止し、前記第1の半導体層と不純物濃度または不
純物の異なる第2の半導体層を成長せしめるようにして
いる。
【0024】
【作用】本発明の方法では、基板表面に形成された第1
の半導体層表面に、拡散係数の小さい第1の不純物を高
濃度に含有した薄い不純物吸着層を形成したのち、さら
に前記不純物吸着層上に第2の半導体層を形成し、前記
第2の半導体層内に、拡散係数の大きい第2の不純物を
拡散させ、前記不純物吸着層で前記第2の不純物を阻止
し、前記第1の半導体層と不純物濃度または不純物の異
なる第2の半導体層を成長せしめるようにしているた
め、拡散係数の大きい不純物を用いる場合にも拡散工程
あるいは半導体層成長工程における熱によっても不純物
吸着層で不純物の拡散が阻止され、第1の半導体層と第
2の半導体層との間で良好な不純物プロファイルを得る
ことができる。
【0025】ここでは、飽和に近い状態で拡散係数の小
さい不純物が存在し、第1の不純物はこの薄い不純物吸
着層によって阻止され、第2の半導体層にまで拡散する
ことはない。また薄いため電気的には何等影響を及ぼさ
ない。
【0026】またこの不純物吸着層の不純物の結晶中に
おける拡散係数が1×10-13 cm2/sec から1×10
-16 cm2 /sec の範囲にあり、拡散しやすく阻止すべき
不純物の拡散係数との差が3桁以上であるとき、十分な
拡散阻止を達成することができる。
【0027】また、不純物吸着層の不純物濃度として
は、拡散を抑制しようとする層の不純物濃度の3倍以上
高濃度であるのが望ましい。しかし拡散係数の差が大き
い場合は不純物吸着層の濃度が隣接層の濃度よりもやや
小さい場合にも不純物吸着層内自体で飽和状態に吸着し
ている場合には、阻止層として十分に作用することがで
きる。
【0028】なお、pn接合など第1の半導体層と第2
の半導体層が同一導電型の場合、一導電型の半導体層に
高濃度のコンタクト層を形成する場合など互いに逆導電
型の場合にも適用可能である。またノンドープすなわち
真性半導体層と一導電型の半導体層との接合界面にも有
効である。
【0029】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
つつ詳細に説明する。
【0030】まず、基本原理を説明するために第1の実
施例について説明する。
【0031】図1(a) に示すように、半導体基板表面に
n型不純物としてのシリコンを低濃度にドープしたn型
インジウムリン(InP)層11をエピタキシャル成長
させたのち、基板を成長温度に保ったまま待機した状態
において、n型InP層11の表面にシリコンのドーピ
ング材料となるSiH4 またはSi2 6 を一定時間供
給することにより、図1(b) に示すようにシリコン含有
層12を形成する。
【0032】ついで、図1(c) に示すようにシリコン含
有層12よりも低濃度のZn(p型不純物)濃度を有す
るp型InP層13を成長せしめる。
【0033】このようにして図1(d) に示すように所望
の膜厚のp型InP層13が形成される。ここでZnは
n型不純物のSiよりも拡散係数の大きいものである
が、Si含有層12の存在によりp型不純物であるZn
の拡散はこのSi含有層12で停止することになる。
【0034】なお、シリコン含有層12の形成は、n型
InP層11の形成後基板を成長温度に保ったまま待機
した状態で行ったが、n型InP層11の成長後一旦成
長を止めて、エッチング処理を行った後に行うようにし
てもよい。
【0035】また、図2に示すように表面に凹凸を有す
る半導体層の上層にシリコン含有層12を形成しても、
上層からの不純物の阻止に有効に作用する。
【0036】さらにまた、本発明の第2の実施例とし
て、pn接合界面をさらに良好に形成するために、第1
のn型半導体層21上に不純物含有高濃度層22を形成
した後さらに第2のn型半導体層23を成長させ、この
表面を一旦エッチングしたのち、さらにこの上層にp型
半導体層24を形成し、このp型半導体層24からp型
不純物(Zn)を第2のn型半導体層23に拡散させ導
電型を反転させ、不純物含有高濃度層22との界面に接
合界面を形成することも可能である。
【0037】すなわち図3(a) に示すように、半導体基
板表面に、n型不純物としてのシリコンを低濃度にドー
プしたn型インジウムリン(InP)層21をエピタキ
シャル成長させたのち、基板を成長温度に保ったまま待
機した状態において、第1のn型InP層21の表面に
シリコンのドーピング材料となるSiH4 またはSi2
6 を一定時間供給することにより、シリコン含有層2
2を形成し、さらにこの上層に再び同様にして第2のn
型InP層23を成長させる。
【0038】ついで、第2のn型InP層23をエッチ
ング加工(パターニング)した後、図3(b) に示すよう
にシリコン含有層22よりも低濃度のZn(p型不純
物)濃度を有するp型InP層24を成長せしめる。
【0039】このとき第2のn型InP層23中のn型
不純物濃度に対してp型InP層24のp型不純物の不
純物濃度が高いため、図3(c) に示すように第2のn型
InP層23はZnの拡散により導電型が反転してp型
InP層23sとなる。ここでもZnの拡散はシリコン
含有層22で停止し、急峻なpn接合界面を得ることが
できる。
【0040】このようにすることにより、第2のn型I
nP層23とp型InP層24との界面25がエッチン
グ後の再成長界面となり、pn接合は第1のn型InP
層21との界面に形成されるため、接合位置の位置ずれ
がなく急峻なpn接合界面を得ることができるのみなら
ず、欠陥のない良好なpn接合面を得ることができる。
次にシリコン含有層の不純物濃度を確認するために図
3(a) に示したように第2のn型InP層23の形成直
後の半導体基板の不純物濃度と深さとの関係をC−V測
定により測定した。その結果を図4に示す。この図から
あきらかなように表面から0.5μm の深さに不純物濃
度n=1×1018cm-3の急峻なピークがある。次にこの
シリコン含有層の形成に際し、SiH4 ガス(1000
ppm )の流量を変化させたときの不純物濃度との関係を
測定した。その結果図5に示すように、シリコン含有層
の不純物濃度はSiH4 ガス流量に正比例しており、こ
の流量によりn=1×1019cm-3まで制御可能であっ
た。
【0041】次に、本発明の方法を用いて埋め込み型半
導体レーザを形成する方法について説明する。
【0042】まず、図6(a) に示すように、液相エピタ
キシャル法により、n- インジウムリン(InP)基板
31上に、1.1μm 帯の発光が可能である組成の厚さ
0.1μm のノンドープのInGaAsP光ガイド層3
2を形成し,さらに1.5μm 帯の発光が可能である組
成の厚さ0.1μm のノンドープのInGaAsP活性
層33、シリコンを高濃度に含有する不純物含有層3
4、Znを不純物とする不純物濃度p=2×1018cm-3
のp型InPキャップ層35を順次成長する。ここで不
純物含有層34の形成はInGaAsP活性層33とp
型InPキャップ層35の成長の間に基板を成長温度に
保持したまま、シリコンの原料であるSiH4 を1分間
流して形成した。ここで不純物含有層34の不純物濃度
はn=3×1018cm-3とした。
【0043】続いて図6(b) に示すように、スパッタ法
により、シリコン酸化膜Mを形成し、フォトリソグラフ
ィ法によりパタ―ニングしこれをマスクとしてp型In
Pキャップ層35から基板30までの一部を選択的にエ
ッチングし幅1〜1.5μmのストライプ状メサを形成
する。
【0044】そしてこの状態で上述したのと同様の方法
で再び不純物濃度n=3×1018cm-3の高濃度のシリコ
ンを含有する不純物含有層37を形成したのち、不純物
濃度p=2×1018cm-3のp型InP埋め込み層41、
n=7×1017cm-3のn型InP埋め込み層42を順次
成長させる。
【0045】そして図6(c) に示すように、メサエッチ
のマスクとして用いたシリコン酸化膜Mをエッチング除
去し3回目のエピタキシャル成長により、Znを不純物
として用いたp=2×1018cm-3のp型InPクラッド
層43およびp型InPコンタクト層36を形成する。
そして、さらに酸化シリコン膜38を形成した後Au/
AuZnからなるp側電極39を形成すると共に基板裏
面側にAu/AuGeからなるn側電極40を形成す
る。
【0046】このようにして形成された半導体レーザは
閾値電流10mAで室温CW発振を得ることができた。
【0047】比較のために不純物含有層34,37を形
成することなく他の構造はまったく同様にして形成した
半導体レーザの閾値電流は25mAであり、これとの比較
からも、不純物含有層34,37を介在させた本発明実
施例の半導体レーザによれば動作電流が大幅に低減され
ていることがわかる。
【0048】これは、不純物含有層34を挿入すること
によりp型InP層35から活性層33に拡散するZn
を抑制したことと、不純物吸着層37を挿入することに
より、p型InP埋め込み層41から活性層33に拡散
するZnを抑制したこと、そしてInP基板31と埋め
込み層41とのpn接合を急峻にしたことによるもので
あると思われる。すなわち、Znの活性層への拡散は、
活性層での非発光再結合成分の減少につながり、さらに
pn接合を急峻にしたことでリーク電流が減少し活性層
33に注入される電流の効率が増加したためである。
【0049】なお逆バイアス構造によりリーク電流を抑
制する埋め込み層において,さらにp型InP層41,
43とn型InP層42のpn接合界面に不純物含有層
を形成することによりさらなる特性の向上をはかること
が可能である。
【0050】また、前記実施例ではメサを形成したが逆
メサ構造でもよいことはいうまでもなっくまた活性層の
組成についても適宜変更可能である。
【0051】さらに、前記実施例では高濃度の不純物含
有層を形成するn型不純物としてSiを用いたが、これ
に代えてSn,Geを用いることも可能である。またp
型不純物として拡散長の大きいZnを用いたが、Cdま
たはMgを用いるようにしてもよい。
【0052】加えて、InGaAsP/InP系の化合
物を用いた半導体レーザについて説明したが、Ga(A
l)InP/GaAs系、AlInAs/GaInAs
/InP系、AlGaAs/GaAs系の化合物半導体
装置等についても適用可能であり、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施可能である。
【0053】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。
【0054】図7は本発明の第3の実施例のGaAs/
AlGaAs系のHBTの製造工程を示す図である。
【0055】このHBTは、コレクタ層としてのノンド
ープのGaAs層52と、p型不純物としてBeを用い
たベース層としてのp型AlGaAs層54との間に、
p型不純物として高濃度のCを用いたp型AlGaAs
層53を介在させ、Beの拡散を抑制することにより、
ベースコレクタ接合位置を高精度に維持し接合界面を急
峻に保つようにしたことを特徴とするものである。
【0056】すなわち、図7(a) に示すように、半絶縁
性のGaAs基板50上に、分子線エピタキシー(MB
E)法により、バッファ層としてシリコン濃度1×10
19cm-3、膜厚600nmのn型GaAs51、コレクタ層
となる膜厚300nmのノンドープGaAs層52を順次
成長させた後、さらにp型不純物として不純物濃度2×
1019cm-3のカーボンをドープした膜厚10nmのp型A
lGaAs層53を堆積した後、この上層にベース層と
して不純物としてBeを用いた不純物濃度6×1019cm
-3、厚さ70nmのp型AlGaAs層54と、エミッタ
層としての不純物濃度5×1017cm-3、厚さ150nmの
n型AlGaAs層55と、エミッタコンタクト層とし
て不純物濃度2×1019cm-3厚さ50nmのn- 型AlG
aAs層56、不純物濃度2×1019cm-3厚さ50nmの
n- 型InGaAs層57を順次エピタキシャル成長さ
せ、さらにH+ イオンをイオン注入して分離のための絶
縁層60を形成した後、エミッタ電極としてのWSi/
W電極58を堆積し、さらにこの上層に酸化シリコン膜
59を堆積し、この2層を順次パターニングする。この
2層をマスクとしてさらにn- 型InGaAs層57、
n- 型AlGaAs層56、n型AlGaAs層55を
順次選択的にエッチング除去し、酸化シリコン膜59堆
積後に異方性エッチングを行い、前記エッチングで得ら
れた突出領域の周りを酸化シリコン膜59で被覆するよ
うにする(図7(b) )。
【0057】この後ベース電極となるTi/Pt/Au
電極61を形成し、さらに酸化シリコン膜59にビアホ
ールを形成しコレクタ電極としてのAuGe/Ni/T
i/Pt電極62を形成する(図7(c) )。
【0058】このようにして形成されたHBTによれ
ば、エミッタサイズは1×5μm 2 でVCE=2V,電流
密度Jc =105 A/cm2 において最高動作周波数f
max =60GHz を得ることができた。ちなみにカーボン
を高濃度に添加したAlGaAS層53を介在させず他
は同様に形成した従来のHBTでは最高動作周波数f
max=45GHz であった。本発明によれば、コレクタ層
であるGaAs層52は、本来ノンドープであるが、べ
ース層としてのp型AlGaAS層54との間に、母材
をベース層と同一材料で構成し拡散係数の小さいカーボ
ンを高濃度に添加したAlGaAS層53を介在させる
ことにより、不純物濃度は1015cm-3程度と低く抑えら
れベース層コレクタ層の不純物プロファイルを急峻に抑
えることができ、各層の設計が確実となり、トランジス
タの動作特性の向上をはかることができたものである。
また、この例ではコレクタ層であるGaAs層52と、
べース層としてのp型AlGaAS層54との間に、介
在せしめられるAlGaAS層53のカーボンの濃度
は、ベース層のBe濃度よりもやや低いが、薄くかつ拡
散係数が小さいため、十分に拡散防止層として作用す
る。
【0059】なお前記実施例に限定されることなく各層
の組成や形状は適宜変更可能である。例えば、薄いべー
ス層へのコンタクトを形成するに際し、高濃度の不純物
吸着層であるコンタクト層から薄いべース層に不純物が
拡散し突き抜けを生じるのを防ぐことも可能である。ま
たp型不純物の組み合わせにBeとCを用いたが、Zn
とCの組み合わせを用いるようにしてもよい。またn型
にも適用可能であり、SもしくはSeとSiの組み合わ
せを用いるようにしてもよい。
【0060】さらには前記実施例では、AlGaAs/
GaAs系を用いたが、InGaAs(P)/InP
系、Ga(Al)InP/GaAs系、AlInAs/
GaInAs系/InP系、さらにはシリコン系への適
用も可能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、拡散係数の大きい第1の不純物を含む第1の半導体
層と、この第1の半導体層と不純物濃度または不純物の
異なる第2の半導体層との間に拡散係数の小さい不純物
を高濃度に含有した不純物吸着層を介在させることによ
り、相互拡散を抑制することができ、良好な界面特性を
得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の半導体装置の製造工程図
【図2】本発明実施例の半導体装置の製造工程図
【図3】本発明実施例の半導体装置の製造工程図
【図4】本発明の実施例方法で形成した半導体装置の深
さと不純物濃度との関係を示す図
【図5】本発明におけるシランと不純物濃度との関係を
示す図
【図6】本発明実施例の埋め込み型半導体レーザの製造
工程図
【図7】本発明実施例のHBTの製造工程図
【図8】従来例の埋め込み型半導体レーザの製造工程図
【符号の説明】
11 n型InP層 12 Si含有層 13 p型InP層 21 n型InP層 22 Si含有層 23 n型InP層 24 p型InP層 25 再成長界面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板表面に形成された第1の半導体層表
    面に、第1の不純物を高濃度に含有した不純物吸着層を
    形成する不純物吸着層形成工程とさらに前記不純物吸着
    層上に第2の半導体層を形成し、前記第2の半導体層内
    に、拡散係数が前記第1の不純物より大きい第2の不純
    物を拡散させ、前記不純物吸着層で前記第2の不純物を
    阻止し、前記第1の半導体層と不純物濃度または不純物
    の異なる第2の半導体層を形成する第2の半導体層形成
    工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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