JPH05283970A - 高周波帯弾性表面波素子 - Google Patents
高周波帯弾性表面波素子Info
- Publication number
- JPH05283970A JPH05283970A JP7659392A JP7659392A JPH05283970A JP H05283970 A JPH05283970 A JP H05283970A JP 7659392 A JP7659392 A JP 7659392A JP 7659392 A JP7659392 A JP 7659392A JP H05283970 A JPH05283970 A JP H05283970A
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- Japan
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- thin film
- film conductor
- surface acoustic
- acoustic wave
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- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】弾性表面波素子の製造において、レジストパタ
ーンとして第1の感光性樹脂層4と第2の樹脂層3から
なる2層レジスト構造を用い、くし形電極2′を加工す
る際に、薄膜導体2をドライエッチングにより完全に消
失させずに加工した後、薄膜導体2の残留部分の除去と
レジストパターンの除去と腐食防止処理を兼ねたウエッ
ト処理工程により形成する。 【効果】基板損傷の発生を抑えることができ、素子損失
の劣化が無く、リップルも小さい周波数特性を持つ高周
波弾性表面波素子が作製でき、ウエットエッチング,レ
ジストパターン除去,腐食防止処理の三つの工程を同時
に行うことができるため、製造工程を簡素なものとする
ことができる。
ーンとして第1の感光性樹脂層4と第2の樹脂層3から
なる2層レジスト構造を用い、くし形電極2′を加工す
る際に、薄膜導体2をドライエッチングにより完全に消
失させずに加工した後、薄膜導体2の残留部分の除去と
レジストパターンの除去と腐食防止処理を兼ねたウエッ
ト処理工程により形成する。 【効果】基板損傷の発生を抑えることができ、素子損失
の劣化が無く、リップルも小さい周波数特性を持つ高周
波弾性表面波素子が作製でき、ウエットエッチング,レ
ジストパターン除去,腐食防止処理の三つの工程を同時
に行うことができるため、製造工程を簡素なものとする
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弾性表面波を用いる素子
に係り、特に、微細なパターンを有する高周波帯弾性表
面波素子の製造方法に関する。
に係り、特に、微細なパターンを有する高周波帯弾性表
面波素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波素子では、くし形電極の線幅
が1μm以上の素子についてはEMCJ89−40,P3
9,1989に記載されているように、ホトレジスト工
程により形成したレジストパターンをマスクとして、り
ん酸系エッチャントなどによるウエットエッチングによ
り作製されている。また、くし形電極の線幅が1μm以
下の素子については、'89 信学春季全大講演論文集1
−380に記載されているように反応性イオンエッチン
グや、マイクロ波プラズマエッチングなどのドライエッ
チング法の適用について検討されている。
が1μm以上の素子についてはEMCJ89−40,P3
9,1989に記載されているように、ホトレジスト工
程により形成したレジストパターンをマスクとして、り
ん酸系エッチャントなどによるウエットエッチングによ
り作製されている。また、くし形電極の線幅が1μm以
下の素子については、'89 信学春季全大講演論文集1
−380に記載されているように反応性イオンエッチン
グや、マイクロ波プラズマエッチングなどのドライエッ
チング法の適用について検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】弾性表面波素子は高周
波になるにつれて、より微細なくし形電極が必要とな
る。しかし、現在広く用いられているウエットエッチン
グ法では線幅が1μm以下の素子となると、サイドエッ
チングによる電極線幅の変動が無視出来なくなり、ま
た、より微細なパターンになるにつれてエッチング液が
スペース部にしみこまず、エッチングが進まなくなるな
どの問題が発生するため、1μm以下の微細なパターン
の加工にはウエットエッチング法では対応出来ない。
波になるにつれて、より微細なくし形電極が必要とな
る。しかし、現在広く用いられているウエットエッチン
グ法では線幅が1μm以下の素子となると、サイドエッ
チングによる電極線幅の変動が無視出来なくなり、ま
た、より微細なパターンになるにつれてエッチング液が
スペース部にしみこまず、エッチングが進まなくなるな
どの問題が発生するため、1μm以下の微細なパターン
の加工にはウエットエッチング法では対応出来ない。
【0004】また現在、1μm以下の微細なくし形電極
を要する高周波帯弾性表面波素子の電極加工法として適
用が進められているドライエッチング法を用いた場合、
基板損傷の発生が問題となり、素子特性において損失の
増加,中心周波数の変動など多くの悪影響を与える。現
状のドライエッチング法のうち、基板損傷が小さいとい
われているマイクロ波プラズマエッチング法を適用して
も、基板損傷を皆無にすることは難しい。
を要する高周波帯弾性表面波素子の電極加工法として適
用が進められているドライエッチング法を用いた場合、
基板損傷の発生が問題となり、素子特性において損失の
増加,中心周波数の変動など多くの悪影響を与える。現
状のドライエッチング法のうち、基板損傷が小さいとい
われているマイクロ波プラズマエッチング法を適用して
も、基板損傷を皆無にすることは難しい。
【0005】また、ドライエッチング法を適用する場
合、薄膜導体を加工するための反応性ガスとして塩素系
のガスを用いるため薄膜導体の表面に塩素系の反応生成
物が付着し、薄膜導体を腐食するため特別な腐食処理対
策が必要となる。
合、薄膜導体を加工するための反応性ガスとして塩素系
のガスを用いるため薄膜導体の表面に塩素系の反応生成
物が付着し、薄膜導体を腐食するため特別な腐食処理対
策が必要となる。
【0006】本発明の目的は1μm以下の微細なパター
ンを精度良く形成するためにドライエッチング法を適用
し、その際の問題点である弾性表面波の素子特性に影響
を与える基板損傷を皆無にし、良好な周波数特性を実現
することにあり、また、その弾性表面波素子を提供する
ことにある。
ンを精度良く形成するためにドライエッチング法を適用
し、その際の問題点である弾性表面波の素子特性に影響
を与える基板損傷を皆無にし、良好な周波数特性を実現
することにあり、また、その弾性表面波素子を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では以下のような手段を用いる。
に本発明では以下のような手段を用いる。
【0008】(1) 1μm以下の微細なパターンを精度
良く形成するためにくし形電極の加工法として、異方性
エッチングであるドライエッチング法を適用する。 (2) ドライエッチング法を適用する際に問題となる圧
電結晶基板の損傷を無くすために、プラズマ発光法など
の終点判定法を用いて、薄膜導体を残した状態でドライ
エッチングを終了させる。 (3) 腐食防止処理を簡単な方法により実現させるため
にドライエッチングのマスクとして用いるレジストパタ
ーンには第1の感光性樹脂層と第2の樹脂層からなる2
層レジスト構造を用い、その第2の樹脂層には薄膜導体
を溶解させる溶液に溶解する性質を持つものを用いる。 (4) ドライエッチング後に圧電結晶基板上に残した薄
膜導体を除去して完全なくし形電極とするために、薄膜
導体を溶解させる溶液に浸漬させてウエットエッチング
を行ない、同時にレジストパターン除去,腐食防止処理
を行う。
良く形成するためにくし形電極の加工法として、異方性
エッチングであるドライエッチング法を適用する。 (2) ドライエッチング法を適用する際に問題となる圧
電結晶基板の損傷を無くすために、プラズマ発光法など
の終点判定法を用いて、薄膜導体を残した状態でドライ
エッチングを終了させる。 (3) 腐食防止処理を簡単な方法により実現させるため
にドライエッチングのマスクとして用いるレジストパタ
ーンには第1の感光性樹脂層と第2の樹脂層からなる2
層レジスト構造を用い、その第2の樹脂層には薄膜導体
を溶解させる溶液に溶解する性質を持つものを用いる。 (4) ドライエッチング後に圧電結晶基板上に残した薄
膜導体を除去して完全なくし形電極とするために、薄膜
導体を溶解させる溶液に浸漬させてウエットエッチング
を行ない、同時にレジストパターン除去,腐食防止処理
を行う。
【0009】
【作用】前記したように線幅1μm以下の微細なくし形
電極を要する高周波帯弾性表面波素子の電極加工には、
ドライエッチング法の適用が不可欠であるが、この場合
には基板損傷が問題となる。そこで、ドライエッチング
法により薄膜導体の加工を行なう際に、プラズマ発光法
などのエッチング終点判定法により薄膜導体を残した状
態でドライエッチングを終了することにより、圧電結晶
基板表面がプラズマにさらされることが無くなり、圧電
結晶基板に損傷が発生しない作用がある。その後、ドラ
イエッチング時に残した薄膜導体をウエット法を用いて
エッチングすることにより作成した弾性表面波素子の圧
電結晶基板には、全く基板損傷が発生しないという作用
がある。
電極を要する高周波帯弾性表面波素子の電極加工には、
ドライエッチング法の適用が不可欠であるが、この場合
には基板損傷が問題となる。そこで、ドライエッチング
法により薄膜導体の加工を行なう際に、プラズマ発光法
などのエッチング終点判定法により薄膜導体を残した状
態でドライエッチングを終了することにより、圧電結晶
基板表面がプラズマにさらされることが無くなり、圧電
結晶基板に損傷が発生しない作用がある。その後、ドラ
イエッチング時に残した薄膜導体をウエット法を用いて
エッチングすることにより作成した弾性表面波素子の圧
電結晶基板には、全く基板損傷が発生しないという作用
がある。
【0010】また、レジストパターンが第1の感光性樹
脂層と第2の樹脂層からなり、その第2の樹脂層が薄膜
導体を溶解させる溶液に溶解するという性質を持つこと
を特徴とする2層レジスト構造を用いることにより、ド
ライエッチング後に残した薄膜導体をウエット法により
エッチングする際に、第2の樹脂層が溶解するため第1
の感光性樹脂層が剥離し、レジスト除去も同時に行なえ
るという作用がある。
脂層と第2の樹脂層からなり、その第2の樹脂層が薄膜
導体を溶解させる溶液に溶解するという性質を持つこと
を特徴とする2層レジスト構造を用いることにより、ド
ライエッチング後に残した薄膜導体をウエット法により
エッチングする際に、第2の樹脂層が溶解するため第1
の感光性樹脂層が剥離し、レジスト除去も同時に行なえ
るという作用がある。
【0011】さらに、ドライエッチング後に残した薄膜
導体をウエット法によりエッチングする工程において、
薄膜導体の表面層が除去されることで、ドライエッチン
グ時に薄膜導体表面に付着し、薄膜導体の腐食の原因と
なる反応生成物の除去が同時に行なえるため、特別な腐
食防止対策を行なう必要が無いという作用がある。ま
た、この製造方法では電極加工をドライエッチング主体
により行なっていることから1μm以下の微細なパター
ンにも適用可能であり、かつ充分な寸法精度も得られる
という作用もある。
導体をウエット法によりエッチングする工程において、
薄膜導体の表面層が除去されることで、ドライエッチン
グ時に薄膜導体表面に付着し、薄膜導体の腐食の原因と
なる反応生成物の除去が同時に行なえるため、特別な腐
食防止対策を行なう必要が無いという作用がある。ま
た、この製造方法では電極加工をドライエッチング主体
により行なっていることから1μm以下の微細なパター
ンにも適用可能であり、かつ充分な寸法精度も得られる
という作用もある。
【0012】また、ドライエッチング後のウエットエッ
チング工程,レジスト除去工程,腐食防止処理工程を兼
ねることが出来、全てを一つの工程として行なえるため
製造工程を簡単に出来る。
チング工程,レジスト除去工程,腐食防止処理工程を兼
ねることが出来、全てを一つの工程として行なえるため
製造工程を簡単に出来る。
【0013】
【実施例】図1は本発明の製造方法を説明する工程図で
ある。まず、図(a)に示したように水晶基板などの圧
電結晶基板1の上に薄膜導体2としてAlを抵抗加熱蒸
着などの蒸着法により被着した。その上に第2の樹脂層
としてジミチルアセテートを成分とした水溶性の樹脂
を、さらに第2の樹脂層上に第1の感光性樹脂層として
i線用ホトレジストを、通常の回転塗布法により形成し
た。
ある。まず、図(a)に示したように水晶基板などの圧
電結晶基板1の上に薄膜導体2としてAlを抵抗加熱蒸
着などの蒸着法により被着した。その上に第2の樹脂層
としてジミチルアセテートを成分とした水溶性の樹脂
を、さらに第2の樹脂層上に第1の感光性樹脂層として
i線用ホトレジストを、通常の回転塗布法により形成し
た。
【0014】次に、1/5縮小投影露光法などを用いた
通常のホトレジスト工程により、図(b)に示したよう
なホトレジストパターン3′+4′を形成する。この時
に第2の樹脂層はレジスト現像液に対しても溶解する性
質から第1の感光性樹脂層とともにレジスト現像液によ
りパターン形成され、中間層パターン3′となる。
通常のホトレジスト工程により、図(b)に示したよう
なホトレジストパターン3′+4′を形成する。この時
に第2の樹脂層はレジスト現像液に対しても溶解する性
質から第1の感光性樹脂層とともにレジスト現像液によ
りパターン形成され、中間層パターン3′となる。
【0015】次に、ホトレジストパターン3′+4′を
マスクとして線幅1μm以下の微細なパターンを精度良
く形成するために、マイクロ波プラズマエッチング法な
どのドライエッチング法を適用して薄膜導体2のAl膜
を加工する。この際に、プラズマ発光法などのエッチン
グ終点判定法を用いてエッチングの進行をモニタし、薄
膜導体を残した状態でドライエッチングを終了させ、図
(c)に示したように、圧電基板1の表面が露出しない
ような状態とする。
マスクとして線幅1μm以下の微細なパターンを精度良
く形成するために、マイクロ波プラズマエッチング法な
どのドライエッチング法を適用して薄膜導体2のAl膜
を加工する。この際に、プラズマ発光法などのエッチン
グ終点判定法を用いてエッチングの進行をモニタし、薄
膜導体を残した状態でドライエッチングを終了させ、図
(c)に示したように、圧電基板1の表面が露出しない
ような状態とする。
【0016】次に、圧電基板1上に残した薄膜導体を除
去して、完全なくし形電極とするために薄膜導体を溶解
させる溶液としてりん酸を主成分としたエッチング液に
浸漬させてウエットエッチングを行なう。この時に中間
層パターン3′がエッチング液に溶解するため、ホトレ
ジストパターン4′も中間層パターン3′と同時に剥離
し、ホトレジストパターン3′+4′が除去される。さ
らに、塩素系ガスを用いたドライエッチングの際に薄膜
導体上に付着して、薄膜導体を腐食する原因となる反応
生成物も除去されるため、腐食処理工程も同時に行なう
事が出来る。
去して、完全なくし形電極とするために薄膜導体を溶解
させる溶液としてりん酸を主成分としたエッチング液に
浸漬させてウエットエッチングを行なう。この時に中間
層パターン3′がエッチング液に溶解するため、ホトレ
ジストパターン4′も中間層パターン3′と同時に剥離
し、ホトレジストパターン3′+4′が除去される。さ
らに、塩素系ガスを用いたドライエッチングの際に薄膜
導体上に付着して、薄膜導体を腐食する原因となる反応
生成物も除去されるため、腐食処理工程も同時に行なう
事が出来る。
【0017】図2はドライエッチングを用いた従来技術
による製造方法を説明する工程図である。図(a)に示
したように圧電結晶基板1の上に薄膜導体2としてAl
を抵抗加熱蒸着などの蒸着法により被着した。その上に
ホトレジスト4を、通常の回転塗布法により形成する。
による製造方法を説明する工程図である。図(a)に示
したように圧電結晶基板1の上に薄膜導体2としてAl
を抵抗加熱蒸着などの蒸着法により被着した。その上に
ホトレジスト4を、通常の回転塗布法により形成する。
【0018】次に、1/5縮小投影露光法などを用いた
通常の露光,現像工程により、図(b)に示したような
ホトレジストパターン4′を形成する。
通常の露光,現像工程により、図(b)に示したような
ホトレジストパターン4′を形成する。
【0019】ホトレジストパターン4′をマスクとして
塩素系ガスを用いたドライエッチングを行なって、薄膜
導体2のAl膜を加工し、図(c)に示したようにくし
形電極2′を形成する。
塩素系ガスを用いたドライエッチングを行なって、薄膜
導体2のAl膜を加工し、図(c)に示したようにくし
形電極2′を形成する。
【0020】次に、酸素アッシング処理を行ないレジス
トパターン4′の除去を行ない、さらに、ウエット処理
などの腐食処理を行ない、図(d)に示すようなくし形
電極を得る。
トパターン4′の除去を行ない、さらに、ウエット処理
などの腐食処理を行ない、図(d)に示すようなくし形
電極を得る。
【0021】この従来方法ではドライエッチング時に圧
電結晶基板表面がプラズマにさらされることにより、図
に示したように基板表面が削れ、表面が凸凹となる。こ
の基板損傷が弾性表面波の進行を妨げ、損失の悪化,リ
ップルの増大など素子特性に悪影響を与えるという問題
が発生する。
電結晶基板表面がプラズマにさらされることにより、図
に示したように基板表面が削れ、表面が凸凹となる。こ
の基板損傷が弾性表面波の進行を妨げ、損失の悪化,リ
ップルの増大など素子特性に悪影響を与えるという問題
が発生する。
【0022】このように従来方法では前記の問題点があ
ったが、本発明の実施例に示した製造方法を用いること
により、ドライエッチング時において圧電結晶基板表面
がプラズマにさらされることが無いため損傷が発生せ
ず、かつ、薄膜導体の大部分をドライエッチングにより
削り、ウエットエッチングを短時間にすることでサイド
エッチングによる寸法変動を低く抑えることが出来るた
め、良好な寸法精度でくし形電極を加工することが出来
る。さらに、レジストパターンとして第2の樹脂層が薄
膜導体のエッチング液に溶けるという性質を持つ2層レ
ジスト構造を用いることにより、ウエットエッチングを
行なう際にレジスト除去工程、及び、腐食防止処理工程
を同時に行なうことが出来、製造工程を非常に簡素にす
る事が出来る。
ったが、本発明の実施例に示した製造方法を用いること
により、ドライエッチング時において圧電結晶基板表面
がプラズマにさらされることが無いため損傷が発生せ
ず、かつ、薄膜導体の大部分をドライエッチングにより
削り、ウエットエッチングを短時間にすることでサイド
エッチングによる寸法変動を低く抑えることが出来るた
め、良好な寸法精度でくし形電極を加工することが出来
る。さらに、レジストパターンとして第2の樹脂層が薄
膜導体のエッチング液に溶けるという性質を持つ2層レ
ジスト構造を用いることにより、ウエットエッチングを
行なう際にレジスト除去工程、及び、腐食防止処理工程
を同時に行なうことが出来、製造工程を非常に簡素にす
る事が出来る。
【0023】従って、本発明により寸法精度も良好で、
かつ、圧電結晶基板表面に損傷の無い高周波帯弾性表面
波素子を以上に示した簡単な製造方法により実現でき
る。
かつ、圧電結晶基板表面に損傷の無い高周波帯弾性表面
波素子を以上に示した簡単な製造方法により実現でき
る。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、1μm以下の微細なパ
ターンをウエットエッチング法の約2倍の加工精度で形
成することが出来、しかも、圧電結晶基板に損傷を与え
ないため、素子損失の劣化が無く、かつ、リップルも低
く抑えた良好な周波数特性を持つ高周波帯弾性表面波素
子を実現できる。
ターンをウエットエッチング法の約2倍の加工精度で形
成することが出来、しかも、圧電結晶基板に損傷を与え
ないため、素子損失の劣化が無く、かつ、リップルも低
く抑えた良好な周波数特性を持つ高周波帯弾性表面波素
子を実現できる。
【0025】また、本発明の製造方法において、くし形
電極の加工の際のマスクとなるレジストパターンとして
前記したような特徴を持つ2層レジスト構造を用いるこ
とにより、ウエットエッチング,レジスト除去,腐食防
止処理の三つの工程を同時に行なうことが出来るため、
高周波帯弾性表面波素子を非常に簡単な製造工程で実現
できる。
電極の加工の際のマスクとなるレジストパターンとして
前記したような特徴を持つ2層レジスト構造を用いるこ
とにより、ウエットエッチング,レジスト除去,腐食防
止処理の三つの工程を同時に行なうことが出来るため、
高周波帯弾性表面波素子を非常に簡単な製造工程で実現
できる。
【0026】本発明は、良好な周波数特性を持った、1
μm以下の微細なパターンを有する高周波帯弾性表面波
素子を簡素な工程により実現可能とする製造方法を提供
することが出来る。
μm以下の微細なパターンを有する高周波帯弾性表面波
素子を簡素な工程により実現可能とする製造方法を提供
することが出来る。
【図1】本発明による製造工程の実施例を示す工程図。
【図2】ドライエッチングを適用した従来法による圧電
性基板の損傷を示す工程図。
性基板の損傷を示す工程図。
1…圧電結晶基板、1′…基板損傷の発生した圧電結晶
基板、2…薄膜導体、2′…くし形電極、3…第2の樹
脂層、3′…中間層パターン、4…第1の感光性樹脂
層、4′…ホトレジストパターン。
基板、2…薄膜導体、2′…くし形電極、3…第2の樹
脂層、3′…中間層パターン、4…第1の感光性樹脂
層、4′…ホトレジストパターン。
Claims (7)
- 【請求項1】圧電結晶基板上に設けた薄膜導体の少なく
とも一対のくし形電極によって励振する弾性表面波を用
いる素子において、前記薄膜導体の下部に存在する圧電
結晶基板と前記薄膜導体の無い部分に存在する前記圧電
結晶基板の間に段差が無いこと、もしくは前記薄膜導体
の無い部分の前記圧電結晶基板表面に結晶格子歪が存在
しないことを特徴とする高周波帯弾性表面波素子。 - 【請求項2】請求項1記載の素子の製造方法において、
前記薄膜導体上にホトレジスト工程により形成したレジ
ストパターンをマスクとして、反応性ガスを用いたドラ
イエッチングを行なって前記薄膜導体を加工する際に、
プラズマ発光法などのエッチング終点判定法を用いて前
記薄膜導体を完全に消失させずにドライエッチングを終
了させることを特徴とする高周波帯弾性表面波素子の製
造方法。 - 【請求項3】請求項2において、前記圧電性基板上に前
記薄膜導体を残すことにより、ドライエッチングによる
前記圧電結晶基板への損傷を皆無にする高周波帯弾性表
面波素子の製造方法。 - 【請求項4】請求項2または3において、マスクとなる
レジストパターンとして第1の感光性樹脂層と第2の樹
脂層からなる2層レジスト構造を用い、前記第2の樹脂
層が前記薄膜導体を溶解させる溶液に溶解する高周波帯
弾性表面波素子の製造方法。 - 【請求項5】請求項2,3または4において、ドライエ
ッチング後に前記薄膜導体を溶解する溶液に浸漬させる
ことにより、前記圧電結晶基板上に残した前記薄膜導体
を除去して、完全なくし形電極とするとともに、2層レ
ジスト構造の下層である前記第2の樹脂層を溶解させて
第1の感光性樹脂層の除去を行なう高周波帯弾性表面波
素子の製造方法。 - 【請求項6】請求項2,3,4または5において、ドラ
イエッチング後に前記薄膜導体を溶解する溶液に浸漬さ
せることにより、前記圧電結晶基板上に残した前記薄膜
導体を除去して完全なくし形電極とするとともに、前記
薄膜導体の表面層を除去することでドライエッチングに
より前記薄膜導体表面に付着し、前記薄膜導体の腐食の
原因となる反応生成物の除去を行なう高周波帯弾性表面
波素子の製造方法。 - 【請求項7】請求項2,3,4,5または6において、
前記製造方法により作製する素子のくし形電極の寸法が
1μm以下である高周波帯弾性表面波素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7659392A JPH05283970A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 高周波帯弾性表面波素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7659392A JPH05283970A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 高周波帯弾性表面波素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05283970A true JPH05283970A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=13609613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7659392A Pending JPH05283970A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 高周波帯弾性表面波素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05283970A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1520628A1 (en) * | 2003-10-02 | 2005-04-06 | Sony Corporation | Detecting interaction between substances |
| JP2006094472A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-04-06 | Kyocera Corp | 弾性表面波素子およびその製造方法ならびに通信装置 |
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