JPH05284751A - 3パルスpwmインバータの制御装置 - Google Patents
3パルスpwmインバータの制御装置Info
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- JPH05284751A JPH05284751A JP4074832A JP7483292A JPH05284751A JP H05284751 A JPH05284751 A JP H05284751A JP 4074832 A JP4074832 A JP 4074832A JP 7483292 A JP7483292 A JP 7483292A JP H05284751 A JPH05284751 A JP H05284751A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】インバータの出力電圧に含まれる直流分の検出
器を安価なものとし、その検出値を用いて効果的に直流
分を消去する。 【構成】抵抗611と端子間を検出端子とするコンデン
サ612の直列回路からなる直流分検出回路61,62
をインバータの出力側の2つの線間であるUV間とVW
間に挿入すると、直流分が含まれたときに、回路時定数
に基づいて検出端子電圧が上昇する。これを絶縁増幅器
63,64で絶縁して直流分消去回路7の調節器71,
72を介して周期反転器73,74によって線間電圧に
同期した方形波交流に変換し、これをそれぞれU相、W
相の絶対値制御信号λに加算し、これら2つの方形波交
流を加算してV相の絶対値制御信号λに加算してそれぞ
れをパルス分配器27Aに入力して相ごとの制御信号1
03U,103V,103Wを生成してインバータ12
に入力する。
器を安価なものとし、その検出値を用いて効果的に直流
分を消去する。 【構成】抵抗611と端子間を検出端子とするコンデン
サ612の直列回路からなる直流分検出回路61,62
をインバータの出力側の2つの線間であるUV間とVW
間に挿入すると、直流分が含まれたときに、回路時定数
に基づいて検出端子電圧が上昇する。これを絶縁増幅器
63,64で絶縁して直流分消去回路7の調節器71,
72を介して周期反転器73,74によって線間電圧に
同期した方形波交流に変換し、これをそれぞれU相、W
相の絶対値制御信号λに加算し、これら2つの方形波交
流を加算してV相の絶対値制御信号λに加算してそれぞ
れをパルス分配器27Aに入力して相ごとの制御信号1
03U,103V,103Wを生成してインバータ12
に入力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、太陽電池や燃料電池
などが出力する直流電力を交流電力に変換して単独運転
又は系統と連結する連携運転を行うインバータの制御装
置、特に大容量インバータに適した出力電圧の6倍の周
波数のキャリアを使用した3パルスPWMインバータの
制御装置に関する。
などが出力する直流電力を交流電力に変換して単独運転
又は系統と連結する連携運転を行うインバータの制御装
置、特に大容量インバータに適した出力電圧の6倍の周
波数のキャリアを使用した3パルスPWMインバータの
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は燃料電池又は太陽電池を直流電源
として、単独運転と連携運転との双方を可能とした3パ
ルスPWMインバータの従来の制御回路である。この図
において、直流電源11が、インバータ12に入力され
て、3相線路13によって出力され、変圧器14と遮断
器15を介して系統線路16に連携される。遮断器15
よりもインバータ12側の線路には図示しない負荷が接
続されて遮断器15が「開」の状態でこの負荷だけが運
転される場合が単独運転であり、遮断器15が「閉」の
状態が連携運転である。変流器14と遮断器15の間の
線路に計器用変圧器21と計器用変流器22とが接続さ
れていて変圧器14の二次側の電圧と電流とが計測され
制御装置に入力されて後述する制御が行われて変圧器1
4二次側の電圧、電流が制御される。
として、単独運転と連携運転との双方を可能とした3パ
ルスPWMインバータの従来の制御回路である。この図
において、直流電源11が、インバータ12に入力され
て、3相線路13によって出力され、変圧器14と遮断
器15を介して系統線路16に連携される。遮断器15
よりもインバータ12側の線路には図示しない負荷が接
続されて遮断器15が「開」の状態でこの負荷だけが運
転される場合が単独運転であり、遮断器15が「閉」の
状態が連携運転である。変流器14と遮断器15の間の
線路に計器用変圧器21と計器用変流器22とが接続さ
れていて変圧器14の二次側の電圧と電流とが計測され
制御装置に入力されて後述する制御が行われて変圧器1
4二次側の電圧、電流が制御される。
【0003】インバータ12の制御は、ベクトル位相演
算器24が出力する絶対値制御信号λと位相制御信号φ
を基にして、キャリア101を発生するキャリア発生器
25、信号102を出力する比較器26及びこの信号1
02がパルス分配器27に入力されて生成される3つの
相ごとの制御信号103U,103V,103W(図で
は単に103として図示してある)によって行われる。
キャリア発生器25が生成するキャリア101は、後述
のように周波数がインバータ12の出力電圧の周波数の
6倍の周波数を持つ鋸状波であり、絶対値制御信号λや
位相制御信号φは直流である。位相制御信号φはキャリ
ア発生器25とパルス分配器27に入力されてそれぞれ
の位相を合わせるとともに必要に応じ所定の値に制御す
る。
算器24が出力する絶対値制御信号λと位相制御信号φ
を基にして、キャリア101を発生するキャリア発生器
25、信号102を出力する比較器26及びこの信号1
02がパルス分配器27に入力されて生成される3つの
相ごとの制御信号103U,103V,103W(図で
は単に103として図示してある)によって行われる。
キャリア発生器25が生成するキャリア101は、後述
のように周波数がインバータ12の出力電圧の周波数の
6倍の周波数を持つ鋸状波であり、絶対値制御信号λや
位相制御信号φは直流である。位相制御信号φはキャリ
ア発生器25とパルス分配器27に入力されてそれぞれ
の位相を合わせるとともに必要に応じ所定の値に制御す
る。
【0004】比較器26は絶対値制御信号λとキャリア
信号101とを比較して、キャリア信号の大きい期間に
High 、それ以外ではLow となる周波数がキャリア10
1と同じ方形波パルス列である制御信号102をを出力
する。パルス分配器27は2つの制御信号λとφが入力
されてインバータ12の各相の出力電圧に相似の制御信
号103(各相3つの信号103U,103V,103
Wの総称)を出力する。この信号103を基にしてイン
バータ12のスイッチング素子であるGTOサイリスタ
のターンオンパルス、ターンオフパルスがインバータ1
2内で生成され基本調波が所定の波高値と位相を持った
3相交流が出力される。
信号101とを比較して、キャリア信号の大きい期間に
High 、それ以外ではLow となる周波数がキャリア10
1と同じ方形波パルス列である制御信号102をを出力
する。パルス分配器27は2つの制御信号λとφが入力
されてインバータ12の各相の出力電圧に相似の制御信
号103(各相3つの信号103U,103V,103
Wの総称)を出力する。この信号103を基にしてイン
バータ12のスイッチング素子であるGTOサイリスタ
のターンオンパルス、ターンオフパルスがインバータ1
2内で生成され基本調波が所定の波高値と位相を持った
3相交流が出力される。
【0005】前述のように、図示の制御回路は単独運転
と連携運転の双方が行えるように構成されている。単独
運転の場合は、系統線路16との位相調整や有効・無効
電力の調整が不要で定電圧制御だけでよい。したがっ
て、計器用変圧器21と絶対値演算器32とで得られた
検出信号と電圧設定器56とが減算器53によって演算
された差信号が入力される電圧調節器51の出力信号が
ベクトル位相演算器24に入力される。切換スイッチ5
5は設定器56の出力側が減算器53に接続される側に
セットされる。有効電力調節器41、無効電力調節器4
2及び位相差調節器52の出力信号は不要なのでそれぞ
れの調節器の出力側に図示しないスイッチを設けて不要
な調節器の出力が遮断される。
と連携運転の双方が行えるように構成されている。単独
運転の場合は、系統線路16との位相調整や有効・無効
電力の調整が不要で定電圧制御だけでよい。したがっ
て、計器用変圧器21と絶対値演算器32とで得られた
検出信号と電圧設定器56とが減算器53によって演算
された差信号が入力される電圧調節器51の出力信号が
ベクトル位相演算器24に入力される。切換スイッチ5
5は設定器56の出力側が減算器53に接続される側に
セットされる。有効電力調節器41、無効電力調節器4
2及び位相差調節器52の出力信号は不要なのでそれぞ
れの調節器の出力側に図示しないスイッチを設けて不要
な調節器の出力が遮断される。
【0006】連携運転の場合は、有効電力調節器41、
無効電力調節器42によってそれぞれが有効電力設定器
45、無効電力設定器45によって設定された値になる
ように有効電力・無効電力演算器31の出力信号との差
信号が減算器43、44によって演算されて有効電力調
節器41、無効電力調節器42に入力されこれらの出力
信号がベクトル位相演算器24に入力されるとともに、
系統線路16の電圧とその位相に合うように、電圧調節
器51の出力信号が無効電力調節器42の出力信号に加
算器48によって、位相調節器52の出力信号が有効電
力調節器41の出力信号に加算器47によってそれぞれ
加算される。このとき切換スイッチ55は、計器用変圧
器23の出力の絶対値を絶対値演算器32で演算した信
号を選択し、これと計器用変圧器21と絶対値演算器3
3とで演算した信号との差信号が電圧調節器51に入力
されて遮断器15の両側の電圧絶対値が一致するように
制御されるとともに、それぞれの計器用変圧器21,2
3の出力を位相演算器34に入力して両者の位相差を演
算しこれと位相差設定器57の出力との差信号を減算器
54で求めて位相差調節器52に入力する回路構成とな
る。位相差設定器57は実際には零が設定されるので実
際の制御回路では省略することができる。
無効電力調節器42によってそれぞれが有効電力設定器
45、無効電力設定器45によって設定された値になる
ように有効電力・無効電力演算器31の出力信号との差
信号が減算器43、44によって演算されて有効電力調
節器41、無効電力調節器42に入力されこれらの出力
信号がベクトル位相演算器24に入力されるとともに、
系統線路16の電圧とその位相に合うように、電圧調節
器51の出力信号が無効電力調節器42の出力信号に加
算器48によって、位相調節器52の出力信号が有効電
力調節器41の出力信号に加算器47によってそれぞれ
加算される。このとき切換スイッチ55は、計器用変圧
器23の出力の絶対値を絶対値演算器32で演算した信
号を選択し、これと計器用変圧器21と絶対値演算器3
3とで演算した信号との差信号が電圧調節器51に入力
されて遮断器15の両側の電圧絶対値が一致するように
制御されるとともに、それぞれの計器用変圧器21,2
3の出力を位相演算器34に入力して両者の位相差を演
算しこれと位相差設定器57の出力との差信号を減算器
54で求めて位相差調節器52に入力する回路構成とな
る。位相差設定器57は実際には零が設定されるので実
際の制御回路では省略することができる。
【0007】図4は各部の信号とインバータ12の出力
電圧の関係を示す波形図である。この図において、横軸
は時間又は位相、縦軸はそれぞれの波形の大きさであ
り、キャリアとインバータ12の出力電圧以外の信号は
High とLow の2値信号である。λは図3にも示すベク
トル位相演算器24の出力信号の1つである絶対値制御
信号、101はキャリア発生器25の出力信号であるキ
ャリア、102は比較器26の出力信号、103U,1
03V,103Wはインバータ12に対するU,V,W
各相の制御信号でもあるパルス分配器の出力信号であり
図3では単に符号103で示してある。104UV,1
04VW,104WUはインバータ12の出力電圧であ
る線間電圧である。なお、信号103U,103V,1
03Wはインバータ12の対地電圧と波高値は異なるが
波形は相似である。
電圧の関係を示す波形図である。この図において、横軸
は時間又は位相、縦軸はそれぞれの波形の大きさであ
り、キャリアとインバータ12の出力電圧以外の信号は
High とLow の2値信号である。λは図3にも示すベク
トル位相演算器24の出力信号の1つである絶対値制御
信号、101はキャリア発生器25の出力信号であるキ
ャリア、102は比較器26の出力信号、103U,1
03V,103Wはインバータ12に対するU,V,W
各相の制御信号でもあるパルス分配器の出力信号であり
図3では単に符号103で示してある。104UV,1
04VW,104WUはインバータ12の出力電圧であ
る線間電圧である。なお、信号103U,103V,1
03Wはインバータ12の対地電圧と波高値は異なるが
波形は相似である。
【0008】キャリア100は図示のように直線的に上
昇する期間と直線的に下降する期間が交互に反復する鋸
状波でありその周波数はインバータ12の出力電圧の基
本調波の周波数の6倍である。このキャリア101と絶
対値制御信号λとが比較器26で比較され、ここでは絶
対値制御信号λの方が大きいときに比較器26の出力信
号102が High 、小さいときにLow となり、結果的に
比較器26の出力信号102は図示のような方形波列と
なる。絶対値制御信号λの値が大きくその位置が上にな
ると出力信号102の High の期間が短くなりLow の期
間が長くなる。
昇する期間と直線的に下降する期間が交互に反復する鋸
状波でありその周波数はインバータ12の出力電圧の基
本調波の周波数の6倍である。このキャリア101と絶
対値制御信号λとが比較器26で比較され、ここでは絶
対値制御信号λの方が大きいときに比較器26の出力信
号102が High 、小さいときにLow となり、結果的に
比較器26の出力信号102は図示のような方形波列と
なる。絶対値制御信号λの値が大きくその位置が上にな
ると出力信号102の High の期間が短くなりLow の期
間が長くなる。
【0009】High になる立ち上がり時点を横軸に奇数
数字で示しLow になる立ち下がり時点を偶数数字で示し
てある。パルス分配器27では図4に示す各相ごとの3
つの制御信号103U,103V,103Wが出力され
る。制御信号103Uは、周波数がインバータ12の出
力電圧の周波数でありその立ち上がり時点aが位相制御
信号φによって設定される時点になるように制御されこ
の時点から半周期後の時点dまで High でこの時点dで
反転してLow となりその後の半周期の間Low を維持しこ
れを繰り返す方形波列である。周知のように半周期が位
相にして180°である。制御信号103Vは制御信号
103Uよりも位相にして120°遅れて時点cで立ち
上がり、制御信号103Wは制御信号103Vよりも更
に120°遅れて時点eで立ち上がる。それぞれの制御
信号103には High 期間の中央部に溝部201、Low
期間の中央部に突出部202があり、これらが前述の信
号102によって生成される。すなわち、制御信号10
3Uにおいて、時点aからdまでの High の期間の中央
部の時点3から4までのLow 部が溝部201であり、時
点dからの半周期のLow の期間の中央部の時点7から8
までの High 部が突出部202ある。信号102のパル
ス幅が絶対値制御信号λによって変化することによって
溝部201と突出部202の幅が変化する。信号103
Uは波高値は異なるがインバータ12のU相の出力電圧
と同じなので、前述の溝部201や突出部202の幅が
変化することによってインバータ12の出力電圧の絶対
値が変化することになる。
数字で示しLow になる立ち下がり時点を偶数数字で示し
てある。パルス分配器27では図4に示す各相ごとの3
つの制御信号103U,103V,103Wが出力され
る。制御信号103Uは、周波数がインバータ12の出
力電圧の周波数でありその立ち上がり時点aが位相制御
信号φによって設定される時点になるように制御されこ
の時点から半周期後の時点dまで High でこの時点dで
反転してLow となりその後の半周期の間Low を維持しこ
れを繰り返す方形波列である。周知のように半周期が位
相にして180°である。制御信号103Vは制御信号
103Uよりも位相にして120°遅れて時点cで立ち
上がり、制御信号103Wは制御信号103Vよりも更
に120°遅れて時点eで立ち上がる。それぞれの制御
信号103には High 期間の中央部に溝部201、Low
期間の中央部に突出部202があり、これらが前述の信
号102によって生成される。すなわち、制御信号10
3Uにおいて、時点aからdまでの High の期間の中央
部の時点3から4までのLow 部が溝部201であり、時
点dからの半周期のLow の期間の中央部の時点7から8
までの High 部が突出部202ある。信号102のパル
ス幅が絶対値制御信号λによって変化することによって
溝部201と突出部202の幅が変化する。信号103
Uは波高値は異なるがインバータ12のU相の出力電圧
と同じなので、前述の溝部201や突出部202の幅が
変化することによってインバータ12の出力電圧の絶対
値が変化することになる。
【0010】インバータ12は前述のように、これら3
つの制御信号103U,103V,103Wに比例した
波形を持つ各相電圧を出力する。インバータ12のスイ
ッチング素子がGTOサイリスタの場合には、そのター
ンオン、ターンオフを制御する信号は短い期間のパルス
でありインバータ12内で作成される。その場合、制御
信号103U,103V,103Wの立ち上がり時点を
検出して所定の波高値と波形のターンオンパルス、立ち
下がり時点を検出して所定の波高値と波形のターンオフ
パルスが生成されて各スイッチング素子に注入される。
つの制御信号103U,103V,103Wに比例した
波形を持つ各相電圧を出力する。インバータ12のスイ
ッチング素子がGTOサイリスタの場合には、そのター
ンオン、ターンオフを制御する信号は短い期間のパルス
でありインバータ12内で作成される。その場合、制御
信号103U,103V,103Wの立ち上がり時点を
検出して所定の波高値と波形のターンオンパルス、立ち
下がり時点を検出して所定の波高値と波形のターンオフ
パルスが生成されて各スイッチング素子に注入される。
【0011】インバータ12が出力する線間電圧104
UV,104VW,104WUは図示のように3つの方
形波パルスが交互に正側と負側に生ずる波形となる。こ
の波形は絶対値を問題にしなければ、線間電圧104U
Vは制御信号103Uから103Vを差し引いた波形か
ら得られ、同じようにして線間電圧104VWは制御信
号103Vから103Wを差し引いて、線間電圧104
WUは制御信号103Wから103Uを差し引いて得ら
れる。これら線間電圧104UV,104VW,104
WUは高調波成分を多く含んでいるので図示しないフィ
ルタで高調波成分が除去される。絶対値制御信号λが制
御するのは高調波成分が除去された後の基本調波成分の
波高値である。
UV,104VW,104WUは図示のように3つの方
形波パルスが交互に正側と負側に生ずる波形となる。こ
の波形は絶対値を問題にしなければ、線間電圧104U
Vは制御信号103Uから103Vを差し引いた波形か
ら得られ、同じようにして線間電圧104VWは制御信
号103Vから103Wを差し引いて、線間電圧104
WUは制御信号103Wから103Uを差し引いて得ら
れる。これら線間電圧104UV,104VW,104
WUは高調波成分を多く含んでいるので図示しないフィ
ルタで高調波成分が除去される。絶対値制御信号λが制
御するのは高調波成分が除去された後の基本調波成分の
波高値である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、インバ
ータ12を構成するGTOサイリスタのようなスイッチ
ング素子のオン、オフの切り換えのためのパルスは制御
信号103を基にインバータ12内で生成されるが、例
えば、そのうちの1つのパルスが何らかの理由で発生時
点が遅れたりすると、結果的に線間電圧104の正側と
負側とでパルス幅が異なりその結果正側と負側の電圧積
分値が異なってきてこの線間電圧に直流分が重畳するこ
とになる。このような直流分が発生すると、周知のよう
に変圧器14の励磁電流にこの直流分が重畳して鉄心が
偏磁するという問題が生ずる。一般に変圧器14の一次
電圧に直流分が重畳して偏磁が生ずると騒音が増加した
り鉄心が半波ごとに飽和するために磁束が鉄心から漏れ
出して鉄心周辺の金属性構成材に渦電流を発生させて局
部過熱の原因になるなど種々の問題が生ずる。
ータ12を構成するGTOサイリスタのようなスイッチ
ング素子のオン、オフの切り換えのためのパルスは制御
信号103を基にインバータ12内で生成されるが、例
えば、そのうちの1つのパルスが何らかの理由で発生時
点が遅れたりすると、結果的に線間電圧104の正側と
負側とでパルス幅が異なりその結果正側と負側の電圧積
分値が異なってきてこの線間電圧に直流分が重畳するこ
とになる。このような直流分が発生すると、周知のよう
に変圧器14の励磁電流にこの直流分が重畳して鉄心が
偏磁するという問題が生ずる。一般に変圧器14の一次
電圧に直流分が重畳して偏磁が生ずると騒音が増加した
り鉄心が半波ごとに飽和するために磁束が鉄心から漏れ
出して鉄心周辺の金属性構成材に渦電流を発生させて局
部過熱の原因になるなど種々の問題が生ずる。
【0013】インバータ12の出力電圧に直流分が重畳
すると前述のような問題が生ずることから、これを検出
して制御装置にフィードバックし、直流分が生じないよ
うに制御する方式が採用されることがある(例えば、特
開平2−111266号公報)。その場合、インバータ
出力側の電流を計測してその中に含まれる直流分を検出
して制御装置にフィードバックするのが一般的である。
このとき使用される電流計測器としては、一般に交流電
流の計測に使用される変圧器と同じ原理になる計器用変
流器は直流分をカットしてしまうので使用できないこと
から、ホール効果を利用したホールCTが使用される。
しかし、ホールCTは電源が必要であること、高価であ
ることなどの問題があり、これを解決するために前述の
公報では電流調節器の出力信号がインバータの出力電圧
に比例した波形になることに着目して、電流調節器の出
力信号に含まれる直流分をその入力側に負のフィードバ
ックをする制御によって結果的にインバータの出力電圧
に含まれる直流分を零にするような構成が提案されてい
る。しかし、このような構成が採用できるのは電流調節
器の出力信号がインバータの出力に比例する交流信号で
あることが条件であり、前述した3パルスPWMインバ
ータでは採用することができないのは明らかである。
すると前述のような問題が生ずることから、これを検出
して制御装置にフィードバックし、直流分が生じないよ
うに制御する方式が採用されることがある(例えば、特
開平2−111266号公報)。その場合、インバータ
出力側の電流を計測してその中に含まれる直流分を検出
して制御装置にフィードバックするのが一般的である。
このとき使用される電流計測器としては、一般に交流電
流の計測に使用される変圧器と同じ原理になる計器用変
流器は直流分をカットしてしまうので使用できないこと
から、ホール効果を利用したホールCTが使用される。
しかし、ホールCTは電源が必要であること、高価であ
ることなどの問題があり、これを解決するために前述の
公報では電流調節器の出力信号がインバータの出力電圧
に比例した波形になることに着目して、電流調節器の出
力信号に含まれる直流分をその入力側に負のフィードバ
ックをする制御によって結果的にインバータの出力電圧
に含まれる直流分を零にするような構成が提案されてい
る。しかし、このような構成が採用できるのは電流調節
器の出力信号がインバータの出力に比例する交流信号で
あることが条件であり、前述した3パルスPWMインバ
ータでは採用することができないのは明らかである。
【0014】この発明の目的は、電源を必要とししかも
高価なホールCTを使用せずに、3パルスPWMインバ
ータの出力側の直流分を零にする制御が可能な3パルス
PWMインバータの制御装置を提供することにある。
高価なホールCTを使用せずに、3パルスPWMインバ
ータの出力側の直流分を零にする制御が可能な3パルス
PWMインバータの制御装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、3パルスPWMインバータの出力電圧に含まれる直
流分を補償する直流分消去回路を設けた制御装置であっ
て、前記インバータの出力側の線間電圧に挿入した、抵
抗とコンデンサとの直列回路のコンデンサ間電圧を検出
値とする直流分検出回路、この直流分検出回路の出力電
圧を入力して前記インバータの出力側から絶縁をとる絶
縁増幅器、この絶縁増幅器の出力信号を入力して前記イ
ンバータの出力電圧に含まれる直流分を消去する直流分
消去回路を設けてなるものとし、また、直流分消去回路
が、絶縁増幅器の出力信号を調節器を介して線間電圧に
同期して符号を反転する周期反転器に入力して方形波交
流に変換し、この方形波交流を前記インバータの出力電
圧の絶対値を制御する絶対値制御信号に加算してなるも
のとし、また、インバータの出力電圧が3相交流電圧で
あり、その3つの相の名称をU,V,Wとしたとき、直
流分検出回路をUV間とVW間の線間に挿入し、その出
力信号をそれぞれ絶縁増幅器と調節器を介してそれぞれ
の線間電圧に同期して正負が反転する周期反転器に入力
して方形波交流に変換し、この方形波交流をそれぞれU
相とW相の絶対値制御信号に加算し、前記方形波交流の
加算値をV相の絶対値制御信号に加算して得られる3つ
の相ごとの絶対値制御信号をそれぞれごとの比較器でキ
ャリアと比較し、これら比較器の出力信号をインバータ
の相ごとの制御信号を生成するパルス分配器に入力して
なるものとする。
に、3パルスPWMインバータの出力電圧に含まれる直
流分を補償する直流分消去回路を設けた制御装置であっ
て、前記インバータの出力側の線間電圧に挿入した、抵
抗とコンデンサとの直列回路のコンデンサ間電圧を検出
値とする直流分検出回路、この直流分検出回路の出力電
圧を入力して前記インバータの出力側から絶縁をとる絶
縁増幅器、この絶縁増幅器の出力信号を入力して前記イ
ンバータの出力電圧に含まれる直流分を消去する直流分
消去回路を設けてなるものとし、また、直流分消去回路
が、絶縁増幅器の出力信号を調節器を介して線間電圧に
同期して符号を反転する周期反転器に入力して方形波交
流に変換し、この方形波交流を前記インバータの出力電
圧の絶対値を制御する絶対値制御信号に加算してなるも
のとし、また、インバータの出力電圧が3相交流電圧で
あり、その3つの相の名称をU,V,Wとしたとき、直
流分検出回路をUV間とVW間の線間に挿入し、その出
力信号をそれぞれ絶縁増幅器と調節器を介してそれぞれ
の線間電圧に同期して正負が反転する周期反転器に入力
して方形波交流に変換し、この方形波交流をそれぞれU
相とW相の絶対値制御信号に加算し、前記方形波交流の
加算値をV相の絶対値制御信号に加算して得られる3つ
の相ごとの絶対値制御信号をそれぞれごとの比較器でキ
ャリアと比較し、これら比較器の出力信号をインバータ
の相ごとの制御信号を生成するパルス分配器に入力して
なるものとする。
【0016】
【作用】この発明の構成において、コンデンサと抵抗の
直列回路のコンデンサ間電圧を検出端子とする直流分検
出回路をインバータの出力側の線間に挿入することによ
って、線間電圧に直流分が含まれた場合に、抵抗のレジ
スタンスRとコンデンサのキャパシタンスCとの積で決
まる時定数に基づいて漸次検出端子間の電圧が上昇する
のでこれによって前述の直流分を検出することができ
る。この検出電圧を絶縁増幅器によってインバータの出
力側の電位から絶縁した上で、制御装置内に設けた前述
の直流分を消去するための直流分消去回路に入力する。
このような直流分検出回路を用いることによって高価な
ホールCTを使用することなくインバータの出力電圧に
含まれる直流分を検出することができる。
直列回路のコンデンサ間電圧を検出端子とする直流分検
出回路をインバータの出力側の線間に挿入することによ
って、線間電圧に直流分が含まれた場合に、抵抗のレジ
スタンスRとコンデンサのキャパシタンスCとの積で決
まる時定数に基づいて漸次検出端子間の電圧が上昇する
のでこれによって前述の直流分を検出することができ
る。この検出電圧を絶縁増幅器によってインバータの出
力側の電位から絶縁した上で、制御装置内に設けた前述
の直流分を消去するための直流分消去回路に入力する。
このような直流分検出回路を用いることによって高価な
ホールCTを使用することなくインバータの出力電圧に
含まれる直流分を検出することができる。
【0017】また、直流分消去回路を、入力信号を調節
器を介してインバータ出力の線間電圧に同期して正負を
反転させる周期反転器に入力して方形波交流に変換し、
この方形波交流をインバータの絶対値制御信号に加算す
ることによって、インバータの出力電圧に直流分が生ず
るとこれを零にするように絶対値制御信号の値が半周期
ごとに変化して出力電圧に含まれる直流分を消去する方
向に働く。
器を介してインバータ出力の線間電圧に同期して正負を
反転させる周期反転器に入力して方形波交流に変換し、
この方形波交流をインバータの絶対値制御信号に加算す
ることによって、インバータの出力電圧に直流分が生ず
るとこれを零にするように絶対値制御信号の値が半周期
ごとに変化して出力電圧に含まれる直流分を消去する方
向に働く。
【0018】また、インバータの出力電圧が3相交流の
場合には、それぞれの相の名称をU,V,Wとしたと
き、直流分検出回路をUV間とVW間に挿入し、その出
力信号をそれぞれ絶縁増幅器、調節器及びそれぞれの線
間電圧に同期して正負を反転させる周期反転器に入力し
て方形波交流を生成し、これをそれぞれU相、W相の絶
対値制御信号に加算するとともに、V相にこれら2つの
方形波交流を加算してV相の絶対値制御信号に加算する
ことによって、1つの相の出力電圧に直流分が重畳した
ときに線間電圧でこの直流分が検出されて対応する相の
絶対値制御信号に同期して方形波交流が重畳することに
なり前述の直流分を消去する。
場合には、それぞれの相の名称をU,V,Wとしたと
き、直流分検出回路をUV間とVW間に挿入し、その出
力信号をそれぞれ絶縁増幅器、調節器及びそれぞれの線
間電圧に同期して正負を反転させる周期反転器に入力し
て方形波交流を生成し、これをそれぞれU相、W相の絶
対値制御信号に加算するとともに、V相にこれら2つの
方形波交流を加算してV相の絶対値制御信号に加算する
ことによって、1つの相の出力電圧に直流分が重畳した
ときに線間電圧でこの直流分が検出されて対応する相の
絶対値制御信号に同期して方形波交流が重畳することに
なり前述の直流分を消去する。
【0019】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例を示す部分回路図であり、絶対
値制御信号λ、位相制御信号φが出力される図3のベク
トル位相演算器24とそれよりも左側の回路、変圧器1
4の二次側とこれに設けられる各計器及びその出力が入
力される図3の左側の制御回路部を省略してある。この
図において、3相線路13の3つの相をU,V,Wと符
号を付ける。UVの線間に直流分検出回路61を、VW
の線間に直流分検出回路62をそれぞれ挿入し、その出
力を絶縁増幅器63,64を介して絶縁をとり制御装置
内の直流分消去回路7に入力する。直流分検出回路61
は抵抗611とコンデンサ612の直列回路になってい
てコンデンサ612の端子を出力端子としたものであ
り、直流分検出回路62も全く同じ構成である。
図1はこの発明の実施例を示す部分回路図であり、絶対
値制御信号λ、位相制御信号φが出力される図3のベク
トル位相演算器24とそれよりも左側の回路、変圧器1
4の二次側とこれに設けられる各計器及びその出力が入
力される図3の左側の制御回路部を省略してある。この
図において、3相線路13の3つの相をU,V,Wと符
号を付ける。UVの線間に直流分検出回路61を、VW
の線間に直流分検出回路62をそれぞれ挿入し、その出
力を絶縁増幅器63,64を介して絶縁をとり制御装置
内の直流分消去回路7に入力する。直流分検出回路61
は抵抗611とコンデンサ612の直列回路になってい
てコンデンサ612の端子を出力端子としたものであ
り、直流分検出回路62も全く同じ構成である。
【0020】直流分検出回路61の抵抗611の抵抗値
をR、コンデンサ612のキャパシタンス値をCとする
と直流分検出回路61の時定数τはCとRの積CRとな
るが、検出端子に交流分を実質的に含まない直流成分が
生ずるためには時定数τの値をインバータ12の出力電
圧の基本波の周期Tに比べて充分大きくしておく。すな
わち、CR=τ≫Tを満足するようにCとRを設定す
る。このとき交流分は殆ど抵抗611が負担することに
なるから抵抗611はこれに耐えるだけの充分の絶縁強
度を持つものを使用する。
をR、コンデンサ612のキャパシタンス値をCとする
と直流分検出回路61の時定数τはCとRの積CRとな
るが、検出端子に交流分を実質的に含まない直流成分が
生ずるためには時定数τの値をインバータ12の出力電
圧の基本波の周期Tに比べて充分大きくしておく。すな
わち、CR=τ≫Tを満足するようにCとRを設定す
る。このとき交流分は殆ど抵抗611が負担することに
なるから抵抗611はこれに耐えるだけの充分の絶縁強
度を持つものを使用する。
【0021】絶縁増幅器63,64は、絶縁層を介して
入力側と出力側に増幅器を持っていて、光伝送又は電磁
誘導などの原理を用いて絶縁層間でアナログデータの伝
送を行うもので、種々の工夫によって良好な直線性を維
持したものになっていて、入力側と出力側とを絶縁して
アナログ伝送するのに使用されるものであり市販されて
いるものである。
入力側と出力側に増幅器を持っていて、光伝送又は電磁
誘導などの原理を用いて絶縁層間でアナログデータの伝
送を行うもので、種々の工夫によって良好な直線性を維
持したものになっていて、入力側と出力側とを絶縁して
アナログ伝送するのに使用されるものであり市販されて
いるものである。
【0022】絶縁増幅器63,64の出力信号は直流分
消去回路7の調節器71,72に入力され周期反転器7
3,74によって3相線路13のそれぞれの線間電圧に
同期して正負を反転させて方形波交流に変換され、加算
器75,77及び78に入力される。加算器78に入力
されて加算された信号は加算器76に入力される。加算
器75,76,77にはそれぞれ絶対値制御信号λが入
力されている。したがって、加算器75の出力信号は絶
対値制御信号λと周期反転器73の出力信号が加算され
たもの、加算器77の出力信号は絶対値制御信号λと周
期反転器74の出力信号が加算されたもの、加算器76
の出力信号は絶対値制御信号λと周期反転器73と74
の出力信号の和の信号を加算したものである。
消去回路7の調節器71,72に入力され周期反転器7
3,74によって3相線路13のそれぞれの線間電圧に
同期して正負を反転させて方形波交流に変換され、加算
器75,77及び78に入力される。加算器78に入力
されて加算された信号は加算器76に入力される。加算
器75,76,77にはそれぞれ絶対値制御信号λが入
力されている。したがって、加算器75の出力信号は絶
対値制御信号λと周期反転器73の出力信号が加算され
たもの、加算器77の出力信号は絶対値制御信号λと周
期反転器74の出力信号が加算されたもの、加算器76
の出力信号は絶対値制御信号λと周期反転器73と74
の出力信号の和の信号を加算したものである。
【0023】図2は図1の制御信号及びインバータ12
の出力電圧の波形を示す波形図で、図4と類似なので図
4で説明済の共通する事項については新たな説明を省略
する。この図は仮にU相電圧が正常状態に比べて直流分
が小さくなったとしたときを想定した波形を示すもので
ある。このような現象が生ずると、図1において、直流
分が抵抗611を介してコンデンサ612を充電しその
端子電圧が前述の時定数τにしたがって指数関数的に上
昇する。これが検出電圧になって絶縁増幅器61を介し
て消去回路7に入力され、周期反転器73によって線間
UVの電圧に同期して正負を反転した方形波交流に変換
された上で加算器75で絶対値制御信号λと加算されて
信号λU となる。図2に示すように、信号λU は時点
までは絶対値制御信号λよりも大きな値であり、この時
点でλよりも小さな値になる。この時点は丁度UV
間の線間電圧の基本調波成分が正から負に反転する時点
である。なお、鎖線で示す波形は図4と一致する波形で
この発明を適用しない場合であり、実戦がこの発明を適
用した場合である。
の出力電圧の波形を示す波形図で、図4と類似なので図
4で説明済の共通する事項については新たな説明を省略
する。この図は仮にU相電圧が正常状態に比べて直流分
が小さくなったとしたときを想定した波形を示すもので
ある。このような現象が生ずると、図1において、直流
分が抵抗611を介してコンデンサ612を充電しその
端子電圧が前述の時定数τにしたがって指数関数的に上
昇する。これが検出電圧になって絶縁増幅器61を介し
て消去回路7に入力され、周期反転器73によって線間
UVの電圧に同期して正負を反転した方形波交流に変換
された上で加算器75で絶対値制御信号λと加算されて
信号λU となる。図2に示すように、信号λU は時点
までは絶対値制御信号λよりも大きな値であり、この時
点でλよりも小さな値になる。この時点は丁度UV
間の線間電圧の基本調波成分が正から負に反転する時点
である。なお、鎖線で示す波形は図4と一致する波形で
この発明を適用しない場合であり、実戦がこの発明を適
用した場合である。
【0024】図の最も左側の時点1から図示しない更に
左側から時点までの半周期の期間はλU がλよりも大
きいので、キャリア101がλU よりも大きい期間は小
さくなり、その結果、信号102Uのパルス幅は減少す
る。また、時点から時点までの次の半周期では逆に
λU がλよりも小さいので、信号102Uのパルス幅は
増大する。この信号102Uから生成されるパルス分配
器27Aの出力信号103Uは溝部201の幅(時点2
〜3)が縮小し突出部202の幅(時点9〜10)が拡
大し、その結果、線間電圧104UVの時点1〜2、3
〜4の溝部の幅が縮小、時点7〜8、9〜10の突出部
の幅が拡大して正の成分が大きくなって直流分が増大し
てこの線間電圧で直流分が減少したのを消去する方向に
制御される。一方、出力信号103Vは、図1で周期反
転器73の出力信号を加算器78に入力していることで
判るように、信号λV の方形波交流成分は信号λU と同
じなので、図2のλu と同じ波形である(括弧内で表
示)。したがって、これから生成される信号103Vは
突出部(時点1〜2間)の幅が縮小し溝部(時点9〜1
0間)の幅が拡大して直流分が減少する。直流分検出回
路62からは直流分は検出されないので信号103Wは
変化はない。
左側から時点までの半周期の期間はλU がλよりも大
きいので、キャリア101がλU よりも大きい期間は小
さくなり、その結果、信号102Uのパルス幅は減少す
る。また、時点から時点までの次の半周期では逆に
λU がλよりも小さいので、信号102Uのパルス幅は
増大する。この信号102Uから生成されるパルス分配
器27Aの出力信号103Uは溝部201の幅(時点2
〜3)が縮小し突出部202の幅(時点9〜10)が拡
大し、その結果、線間電圧104UVの時点1〜2、3
〜4の溝部の幅が縮小、時点7〜8、9〜10の突出部
の幅が拡大して正の成分が大きくなって直流分が増大し
てこの線間電圧で直流分が減少したのを消去する方向に
制御される。一方、出力信号103Vは、図1で周期反
転器73の出力信号を加算器78に入力していることで
判るように、信号λV の方形波交流成分は信号λU と同
じなので、図2のλu と同じ波形である(括弧内で表
示)。したがって、これから生成される信号103Vは
突出部(時点1〜2間)の幅が縮小し溝部(時点9〜1
0間)の幅が拡大して直流分が減少する。直流分検出回
路62からは直流分は検出されないので信号103Wは
変化はない。
【0025】このように、インバータ12の出力電圧の
線間UVで直流分が検出されるとこれを減ずるように制
御されることになる。しかし、このような変化によって
線間VWで直流分が検出されることになって信号103
Vで減少した直流分を消去するようにV相で増大、W相
で減少するように制御が働く。このような変化は実際に
は殆ど同時に生じ、単に1つの相の変化に対しても2つ
の直流分検出回路61,62で直流分が検出され適切な
消去が行われる。調節器71,72に含まれる比例定数
や積分器の定数はこのような制御が最適になる値が設定
される。
線間UVで直流分が検出されるとこれを減ずるように制
御されることになる。しかし、このような変化によって
線間VWで直流分が検出されることになって信号103
Vで減少した直流分を消去するようにV相で増大、W相
で減少するように制御が働く。このような変化は実際に
は殆ど同時に生じ、単に1つの相の変化に対しても2つ
の直流分検出回路61,62で直流分が検出され適切な
消去が行われる。調節器71,72に含まれる比例定数
や積分器の定数はこのような制御が最適になる値が設定
される。
【0026】図1,2では3相インバータの場合を示し
たが、単相の場合は同じ構成の1つの直流分検出回路を
線間に挿入して絶縁増幅器を介して直流分消去回路に入
力することでインバータ出力電圧に含まれる直流分の検
出と零にする制御を行うことができる。このときの直流
分消去回路として、図1と同様に出力電圧に同期して反
転する周期反転器とその出力を絶対値制御信号λに加算
する構成を採用することができる。単相なので比較器や
その前段の加算器は1つずつでよい。
たが、単相の場合は同じ構成の1つの直流分検出回路を
線間に挿入して絶縁増幅器を介して直流分消去回路に入
力することでインバータ出力電圧に含まれる直流分の検
出と零にする制御を行うことができる。このときの直流
分消去回路として、図1と同様に出力電圧に同期して反
転する周期反転器とその出力を絶対値制御信号λに加算
する構成を採用することができる。単相なので比較器や
その前段の加算器は1つずつでよい。
【0027】また、図1では3つの相の直流分消去のた
めの方形波交流の信号を周期反転器73,74の2つの
出力信号から得ているが、これの代わりに調節器71,
72の入力側又は出力側でそれぞれの相ごとの信号に分
ける構成を採用することもできる。この場合には周期反
転器が3つ必要になる。
めの方形波交流の信号を周期反転器73,74の2つの
出力信号から得ているが、これの代わりに調節器71,
72の入力側又は出力側でそれぞれの相ごとの信号に分
ける構成を採用することもできる。この場合には周期反
転器が3つ必要になる。
【0028】
【発明の効果】この発明は前述のように、直流分検出回
路を抵抗と端子間を検出端子とするコンデンサの直列回
路で構成することによって、高価でかつ電源を必要とす
るホールCTを使用することなくインバータの出力電圧
に含まれる直流分を検出することができる。この直流分
検出回路をインバータの出力側の線間に挿入する。線間
電圧に直流分が含まれた場合に、回路時定数に基づいて
検出端子間の電圧が上昇するので、これを絶縁増幅器に
よってインバータの出力側の電位から絶縁した上で制御
装置内に設けた直流分消去回路に入力して制御方式に適
合した直流分消去のための制御を行うことができる。
路を抵抗と端子間を検出端子とするコンデンサの直列回
路で構成することによって、高価でかつ電源を必要とす
るホールCTを使用することなくインバータの出力電圧
に含まれる直流分を検出することができる。この直流分
検出回路をインバータの出力側の線間に挿入する。線間
電圧に直流分が含まれた場合に、回路時定数に基づいて
検出端子間の電圧が上昇するので、これを絶縁増幅器に
よってインバータの出力側の電位から絶縁した上で制御
装置内に設けた直流分消去回路に入力して制御方式に適
合した直流分消去のための制御を行うことができる。
【0029】また、直流分消去回路を、入力信号を調節
器を介してインバータ出力の線間電圧に同期して正負を
反転させる周期反転器に入力して方形波交流に変換し、
この方形波交流をインバータの絶対値制御信号に加算す
る構成とすることによって、インバータの出力電圧に直
流分が生ずるとこれを零にするように絶対値制御信号の
値が半周期ごとに変化して出力電圧に含まれる直流分が
消去されるという効果が得られる。
器を介してインバータ出力の線間電圧に同期して正負を
反転させる周期反転器に入力して方形波交流に変換し、
この方形波交流をインバータの絶対値制御信号に加算す
る構成とすることによって、インバータの出力電圧に直
流分が生ずるとこれを零にするように絶対値制御信号の
値が半周期ごとに変化して出力電圧に含まれる直流分が
消去されるという効果が得られる。
【0030】また、インバータの出力電圧が3相交流の
場合には、それぞれの相の名称をU,V,Wとしたと
き、直流分検出回路をUV間とVW間に挿入し、その出
力信号をそれぞれ絶縁増幅器、調節器及びそれぞれの線
間電圧に同期して正負を反転させる周期反転器に入力し
て方形波交流を生成し、これをそれぞれU相、W相の絶
対値制御信号に加算するとともに、V相にこれら2つの
方形波交流を加算してV相の絶対値制御信号に加算する
ことによって、1つの相の出力電圧に直流分が重畳した
ときに線間電圧でこの直流分が検出されて対応する相の
絶対値制御信号に同期して方形波交流が重畳することに
なり前述の直流分が消去されるという効果がえられる。
場合には、それぞれの相の名称をU,V,Wとしたと
き、直流分検出回路をUV間とVW間に挿入し、その出
力信号をそれぞれ絶縁増幅器、調節器及びそれぞれの線
間電圧に同期して正負を反転させる周期反転器に入力し
て方形波交流を生成し、これをそれぞれU相、W相の絶
対値制御信号に加算するとともに、V相にこれら2つの
方形波交流を加算してV相の絶対値制御信号に加算する
ことによって、1つの相の出力電圧に直流分が重畳した
ときに線間電圧でこの直流分が検出されて対応する相の
絶対値制御信号に同期して方形波交流が重畳することに
なり前述の直流分が消去されるという効果がえられる。
【図1】この発明の実施例を示す制御装置の部分回路図
【図2】図1の各部の信号及びインバータの出力電圧の
波形を示す波形図
波形を示す波形図
【図3】従来の3パルスPWMインバータの制御回路図
【図4】図3の各部の信号及びインバータの出力電圧の
関係を示す波形図
関係を示す波形図
11 直流電源 12 インバータ 13 3相線路 14 変圧器 25 キャリア発生器 26U 比較器 26V 比較器 26W 比較器 27A パルス分配器 61 直流分検出回路 611 抵抗 612 コンデンサ 62 直流分検出回路 63 キャリア信号 64 比較器出力信号 7 直流分消去回路 71 調節器 72 調節器 73 周期反転器 74 周期反転器 75 加算器 76 加算器 77 加算器 78 加算器 101 キャリア信号 102U 信号 102V 信号 102W 信号 103U 制御信号 103V 制御信号 103W 制御信号 104U 線間電圧 104V 線間電圧 104W 線間電圧
Claims (3)
- 【請求項1】3パルスPWMインバータの出力電圧に含
まれる直流分を補償する直流分消去回路(7)を設けた
制御装置であって、前記インバータ(12)の出力側の
線間電圧(104)に挿入した、抵抗(611)とコン
デンサ(612)との直列回路のコンデンサ間電圧を検
出値とする直流分検出回路(61,62)、この直流分
検出回路(61,62)の出力電圧を入力して前記イン
バータの出力側から絶縁をとる絶縁増幅器(63,6
4)、この絶縁増幅器(63,64)の出力信号を入力
して前記インバータの出力電圧に含まれる直流分を消去
する直流分消去回路(7)を設けてなることを特徴とす
る3PWMインバータの制御装置。 - 【請求項2】直流分消去回路(7)が、絶縁増幅器(6
3,64)の出力信号を調節器(71,72)を介して
線間電圧に同期して符号を反転する周期反転器(73,
74)に入力して方形波交流に変換し、この方形波交流
を前記インバータ(12)の出力電圧の絶対値を制御す
る絶対値制御信号(λ)に加算してなることを特徴とす
る請求項1記載の3PWMインバータの制御装置。 - 【請求項3】インバータの出力電圧が3相交流電圧であ
り、その3つの相の名称をU,V,Wとしたとき、直流
分検出回路(61,62)をUV間とVW間の線間に挿
入し、その出力信号をそれぞれ絶縁増幅器(63,6
4)と調節器(71,72)を介してそれぞれの線間電
圧に同期して正負が反転する周期反転器(73,74)
に入力して方形波交流に変換し、この方形波交流をそれ
ぞれU相とW相の絶対値制御信号(λ)に加算し、前記
方形波交流の加算値をV相の絶対値制御信号(λ)に加
算して得られる3つの相ごとの絶対値制御信号(λU ,
λ V ,λW )をそれぞれごとの比較器(26U,26
V,26W)でキャリア(101)と比較し、これら比
較器(26U,26V,26W)の出力信号(102
U,102V,102W)をインバータ(12)の相ご
との制御信号(103U,103V,103W)を生成
するパルス分配器(27A)に入力してなることを特徴
とする請求項1記載の3PWMインバータの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4074832A JPH05284751A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 3パルスpwmインバータの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4074832A JPH05284751A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 3パルスpwmインバータの制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05284751A true JPH05284751A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=13558708
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4074832A Pending JPH05284751A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 3パルスpwmインバータの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05284751A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0698559A (ja) * | 1992-09-09 | 1994-04-08 | Kyosan Electric Mfg Co Ltd | 電源装置の偏磁防止回路 |
| JP2010068630A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Daihen Corp | インバータ制御回路、このインバータ制御回路を備えた系統連系インバータシステム、このインバータ制御回路を実現するためのプログラム、及びこのプログラムを記録した記録媒体 |
| JPWO2021234910A1 (ja) * | 2020-05-21 | 2021-11-25 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP4074832A patent/JPH05284751A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0698559A (ja) * | 1992-09-09 | 1994-04-08 | Kyosan Electric Mfg Co Ltd | 電源装置の偏磁防止回路 |
| JP2010068630A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Daihen Corp | インバータ制御回路、このインバータ制御回路を備えた系統連系インバータシステム、このインバータ制御回路を実現するためのプログラム、及びこのプログラムを記録した記録媒体 |
| JPWO2021234910A1 (ja) * | 2020-05-21 | 2021-11-25 | ||
| WO2021234910A1 (ja) * | 2020-05-21 | 2021-11-25 | 三菱電機株式会社 | 電力変換装置 |
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