JPH05285206A - 徐放性容器 - Google Patents

徐放性容器

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JPH05285206A
JPH05285206A JP4127896A JP12789692A JPH05285206A JP H05285206 A JPH05285206 A JP H05285206A JP 4127896 A JP4127896 A JP 4127896A JP 12789692 A JP12789692 A JP 12789692A JP H05285206 A JPH05285206 A JP H05285206A
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JP
Japan
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container
molded product
opening
body expansion
amount
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JP4127896A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kuramochi
浩 倉持
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Polytec Design KK
Original Assignee
Polytec Design KK
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Publication date
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  • Fats And Perfumes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器の中から外に出てくる揮発物の量が、気
温に関わらずほぼ一定となる容器を提供する。 【構成】 体膨張率の低い素材で器を作る。器の開口部
には、体膨張率の高い素材(例えばシリコーンゴムな
ど)で作った成型物を施す。容器内には芳香消具剤など
の揮発性の物質を入れる。成型物内部または成型物と器
との間に、通気スペースを設ける。通気スペースは、冬
場に容器内から適当な量の揮発物が出てくるような大き
さにする。気温が高くなると、成型物は体膨張率が高い
ので、大きくなる。しかし器の開口部は体膨張率が低い
ので、大きくならない。従って通気スペースが小さくな
る。気温の高い時期は揮発物が多いが、通気スペースが
小さくなるので、容器の外に出てくる揮発物の量は少な
い。このように、本発明の容器を用いると、一年を通じ
て容器の外に出てくる揮発物の量がほぼ一定となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】木発明は、容器の中に入れた物質
から揮発する物質が容器の外に出る際、これを徐放性に
する容器に関する。容器の中に入れる物質は、それから
揮発した物質が機能する薬品や香料、例えばトイレや車
の芳香消臭剤、パラジクロルベンゼンなどの防虫剤、ポ
プリなどの香料、などを挙げることができる。これらの
薬品や香料を「揮発性の物質」、これらから揮発して、
実際に機能する(すなわち、実際ににおったり、防虫し
たりする)物質を、「揮発物」と称することにする。
【0002】
【従来の技術】揮発性の物質用の容器は、デザインが工
夫されているものは多いが、徐放性が配慮されているも
のは多くない。トイレや車の芳香消具剤は、購入後容器
を開封すると、中の揮発物が外に出て来て、香りがする
ようになる。容器内の揮発物が少しずつ外に出るような
工夫、すなわち徐放性に対する工夫は、容器の穴を小さ
くしている程度である。この容器で、1〜3カ月効果が
持続できる。容器の穴の大きさは、冬場に香りがするよ
うな大きさになっている。夏と冬とでは気温に差がある
ので、芳香消具剤が揮発する量が大きく異なる。夏場は
芳香消臭剤がたくさん揮発し、容器の小さな穴からどん
どん出てくる。従って香りが強すぎて、かえって不快感
を感じる場合がある。また揮発する量が多いと、芳香消
具剤の減り方が激しい。夏場はすぐに新しい芳香消臭剤
と取り換えなくてはならなくなる。この点は、夏冬の温
度差の大きい車中に置く芳香消具剤で、特に問題とな
る。
【0003】芳香消臭剤は、容器の穴を小さくして、い
くらか徐放性になるように工夫がなされている。しか
し、防虫剤でこのような工夫がなされているものはまっ
たく無い。購入後開封すると、防虫剤が揮発し始め、強
いにおいを発する。衣類を長期間しまって置く整理箱な
らば、これでも良い。しかし洋服だんすなどのように、
毎日開閉するたんすにこの防虫剤を入れると、当初のに
おいは我漫できないほどひどい。また、毎日開閉するの
で、防虫剤の成分がたんすの中にたまることがなく、開
閉時にたんすの外へ流れ出る。従って、気温の高い夏場
は、防虫剤の減り方が激しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】徐放性容器に関して、
次に述べる問題点を解決した。 ○夏場と冬場とでは、容器の中から外に出る揮発物の量
が大きく異なる。特に夏場は、揮発物が多いので、にお
いが強すぎる。 ○夏場は揮発性の物質の減り方が非常に激しい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の容器の作り方
を、まず簡単に述べる。 体膨張率が低くかつ硬い素材で器の開口部を作る。 体膨張率が高くかつ柔軟でかつ復元性のある素材の成
型物を、の開口部に施す。 以下にこれを詳述する。
【0006】体膨張率が低くかつ硬い素材で器の開口
部を作る。体膨張率の低くかつ硬い素材で、器または器
の開口部を作る。本発明は、少なくとも器の開口部だ
け、体膨張率の低い素材で作れば良い。しかし器を作る
際、部分的に異なった素材を用いると、素材の管理など
いろいろな面で製造工程が大変になる。従って、器全体
を体膨張率の低い素材で作った方が簡単である。体膨張
率は、好ましくは約1〜50×10−6・K−1程度の
ものから選ぶ。具体的には、ガラス類、エポキシ樹脂、
メラミン樹脂、ガラス繊堆強化熱硬化性樹脂、アクリル
樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ある種の合金(例
えばアンバー)などを挙げることができる。器の形状
は、設置型、壁掛け型など、どのような形状にしても良
い。の成型物を施す開口部を設けておく。容器は開口
部から芳香消具剤など、揮発性の物質を入れる。揮発性
の物質が固体の場合、入れ易いような開口部にする。
【0007】体膨張率が高くかつ柔軟でかつ復元性の
ある素材の成型物を、の開口部に施す。体膨張率が高
い素材で、器の開口部に施す成型物を作る。体膨張率
は、好ましくは500×10−6・K−1以上のものを
選ぶ。器の開口部に施すので、柔軟で復元性があり、か
つ開口部の形に適した成型物を作れる素材が好ましい。
具体的には、シリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、
イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、エチレンプ
ロピレンジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリルニト
リルブタジエンゴムなどのゴムや、熱可塑性エラストマ
ーの中から選ぶ。これらをブレンドして用いても良い。
【0008】気温の低い時期、すなわち冬場に、容器内
から容器外へ通じる空間ができるように、成型物を作
る。この空間を、通気スペースと称することにする。通
気スペースは、成型物の内部にあっても良いし、成型物
と器との間にあっても良い。また、その両方に合っても
良い。通気スペースの大きさは、容器内外の通気をどの
程度とするかによる。すなわち、においの強い物質を容
器の中に入れる場合は、通気を少なくしたいので、通気
スペースは小さくする。余りにおわない物質を入れる場
合は、通気を多くした方が良いので、通気スペースは大
きくする。器や成型物の形状は、通気スペースがあるよ
うにすれば、どんな形状でも良い。器と成型物の形状の
具体例を次に3つ述べる。
【0009】○形状例1(図1) 体膨張率の高い素材の成型物内部に、通気スペースを設
けた容器である。体膨張率の高い素材で、器の開口部に
はめ込む栓を成型する。器の開口部はどのような形でも
良いが、緩やかなテーパーのついた円柱形にすると、栓
が付け易い。栓には小さな通気孔を開けて置く。この通
気孔が通気スペースとなる。通気孔の大きさは、この栓
を冬場、すなわち気温が−5〜5℃のときに器に施した
際、孔の断面積の総計が、一番狭い部分で0.5〜30
mm、好ましくは1.0〜5.0mmとなるように
する。
【0010】
【図1】
【0011】○形状例2(図2) この形状例は、通気スペースが器の開口部と成型物との
間にある形である。体膨張率の高い素材で球を成型す
る。器の開口部は、この球を包むような形にし、上部と
下部を開口しておく。成型物が器の開口部下部を完全に
閉じてしまわないように、成型物を支える突起を開口部
下部に設けておく。成型物と器の開口部との間にできる
すき間が通気スペースとなる。通気スベースの一番狭い
部分の断面積を総計すると、気温が−5〜5℃のとき、
0.5〜30mm、好ましくは1.0〜5.0mm
となるようにする。
【0012】
【図2】
【0013】○形状例3(図3) 形状例3は、O−リングを使用した例である。体膨張率
の高い素材で、O−リングを成型する。体膨張率の低い
素材で、器本体と器のふたを作る。器のふたが器の本体
から離れるように、ふたには数カ所足を付けておく。器
のふたの内側は、O−リングと同じ形にする。内側の大
きさは、O−リングよりわずかに大きくする。O−リン
グとふたとの間にできるすき間が、通気スペースであ
る。通気スペースの断面積の総計は、気温が−5〜5℃
のとき、一番狭い部分で0.5〜30mm、好ましく
は1.0〜5.0mmとなるようにする。(形状例1
〜3で述べた通気スペースの断面積とは、揮発物が通過
する方向と直角の面の面積である。)
【0014】
【図3】
【0015】
【作用】本発明の容器は、体膨張率の低い素材で器を作
り、器の開口部に、体膨張率の高い素材の成型物を施し
たものである。この際、成型物で器を完全に封じるので
はなく、通気スペ−スを設ける。この通気スペースが、
容器内から容器外へ出る揮発物の量を調整する。上述し
た3つの形状例について、説明する。
【0016】形状例1は、体膨張率の高い素材で作った
栓の中に、通気スペースを設けたものである。冬場に
は、断面が直系約1mmの円形の通気スペースが、1〜
5個開いている。気温の高い夏場になると、栓は体膨張
率が高いので、栓は大きくなる。しかし器の開口部は体
膨張率が低い素材で作っているので、大きくならない。
このため、栓は水平方向には大きくなれない。栓は垂直
方向に大きくなり、かつ通気スペースがつぶされる。従
って、夏場の通気スペースは、非常に細いか、またはつ
ぶされてなくなる。
【0017】徐放性容器としてこの容器を使った場合、
通気スペースの総断面積は、揮発物に適した大きさにす
る。例えば容器内に入れた揮発性の物質が、香水などの
ように気温が低くても揮発し易い物質の場合は、通気ス
ペースの総断面積は小さくしておく。ポプリなどのよう
に、余り強くにおわないものを中に入れる場合は、通気
スペ−スの総断面積を大きくする。夏場は気温が高いの
で、揮発性の物質がたくさん揮発する。しかし、容器の
通気スペースが細くなっているので、容器内から外に出
てくる揮発物の量は少ない。冬場は気温が低いので、容
器内の揮発物の量が少ない。栓には設定した大きさの通
気スペースがあるので、容器内の揮発物はどんどん外へ
出て来る。このように、1年を通じて容器の外に出てく
る揮発物の量が、ほとんど変化しない。
【0018】形状例2と形状例3は、器の開口部と成型
物との間に、通気スペースを設けたものである。冬場は
気温が低いので、設定した大きさの通気スペースがあ
る。夏場になると、体膨張率の高い成型物は大きくな
る。器の開口部は体膨張率が低いので、大きくならな
い。このため夏場は、器の開口部を成型物がふさぐよう
になる。
【0019】これらの場合も形伏例1同様、通気スペー
スの断面積は、揮発物に適した大きさにする。揮発物の
多い夏場は、成型物が膨張して通気スペースが細くな
る。だから、容器から外に出てくる揮発物の量は少な
い。冬場は、揮発物の量は少ない。しかし、設定した大
きさの通気孔があるので、揮発物は容器の外に出てく
る。このように本発明は、気温に関わらず、ほぼ一定の
量の揮発物が出てくる容器である。
【0020】容器をどのような形状にした場合も、気温
の高い時期に、揮発物が大量に容器の外に出てくること
がない。従って本発明の容器を使えば、夏の揮発性の物
質の減り方は、これまでの容器を使用した場合に比べて
少なくなる。
【0021】
【実施例】
例A)体膨張率の低い素材にガラス、高い素材にシリコ
ーンゴムを用い、形状例1の容器を作る例(図1) ガラスで内容積が200cmの器を作る。器には、直
径約2cm、高さ約2cmの円柱状の開口部を設ける。
器の栓の素材には、シリコーンゴムを選んだ。シリコー
ンゴムは東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)SH
745Uを、架橋剤として同社RC−4を用いた。これ
を用い、170℃、10分の架橋条件で、直径約2c
m、高さ約1.8cmの円柱形のゴム栓を成型する。ゴ
ム栓には、気温約10℃のとき、断面の直径が1mmと
なるような通気孔を3つ設けておく。このシリコーンゴ
ムのゴム栓を、先の器の開口部に施す。これが本発明の
容器である。
【0022】容器の中に、例えば芳香消臭剤を入れる。
容器には、冬場に直系が1mmの通気孔が開いている。
容器内の揮発物は、全部容器の外に出てくる。しかし冬
場は気温が低いので、揮発量が少ない。従って、容器の
外に出てくる揮発物の量も少ない。
【0023】器の開口部はガラス製なので、開口部の径
は夏と冬とでほとんど変わらない。一方、ゴム栓の素材
であるシリコーンゴムの体膨張率は、およそ1000×
10−6・K−1である。夏になり、気温が約30℃に
なると、ゴム栓の体積は約2%増える。このため、夏に
なるとゴム栓は垂直方向に伸び、かつ通気孔がつぶされ
た状態になる。夏は気温が高いので、容器内の芳香消臭
剤の揮発量が増える。このため容器の内圧が高くなる。
すると容器の最も弱い部分、すなわち通気孔から、揮発
物が外に出てくる。従って容器の外に出てくる揮発物の
量は、わずかとなる。このように、芳香消具剤用に本発
明の容器を用いると、1年を通じて、容器から出てくる
揮発物の量が大きく変化しない。
【0024】また、香料や防虫剤用の容器として、この
容器を使うこともできる。容器の中に入れるものの揮発
性の強さに合わせて、通気孔の直系や数を設定する。
【0025】例B)体膨張率の低い素材にメラミン樹
脂、高い素材にブタジエンゴムを用い、形状例3の容器
を作る例 メラミン樹脂で内容積が250cmの器本体と、器の
ふたを作る。体膨張率の高い素材には。ブタジエンゴム
を用いた。ブタジエンゴムで、ゴム部分の太さが直系5
mm、リングの大きさが直系32mmのO−リングを成
型する。器のふたは、内側の高さが4mm、内径が3
2.5mmのものを成型する。ふたには高さ2mm、は
ば3mmの足を6カ所つけておく。
【0026】この容器は、冬場には器のふたとO−リン
グとの間に、幅約0.5mmの通気スペースが開いてい
る。冬場は、芳香消臭剤などの揮発量は少ないが、容器
内の揮発物は、全部容器の外に出てくる。
【0027】ブタジエンゴムは、体膨張率がおよそ72
0×10−6・K−1のものを使用した。夏になり気温
が約30℃になると、体積は1.5%増える。このた
め、夏場になると、開いていた通気スベースが閉じられ
る。気温の高い時期は、芳香消臭剤などの揮発量が多
い。容器内の揮発物の量が増え、内圧が一定以上になっ
たときだけ、弾性のあるO−リングを押し縮めて、揮発
物が容器から出てくる。このように本発明は、1年を通
じて揮発物の出てくる量が大きく変化しない容器であ
る。
【0028】
【効果】本発明の容器は、気温が高い時期は通気スペー
スが閉じるかまたは細くなり、気温が低い時期は通気ス
ペースが開く容器である。従って夏場には、容器内の気
体が外に出たり、容器外の気体が中に入ったりしにく
い。しかし冬場になると、気体は容器の内外を自由に行
き来する。
【0029】本発明の容器は、容器内から外に出てくる
揮発物の量が、1年を通じて大きく変化しない徐放性容
器として使用できる。これまでは、夏場には芳香消臭剤
や防虫剤がたくさん揮発し、それが全部容器の外に出て
いた。するとにおいが強すぎて、不快感を感じさせるこ
とがあった。本発明の容器によって、夏場に容器の外に
出てくる揮発物の量を減らすことができる。従って、に
おいが強すぎるという問題はなくなる。また、夏場は揮
発量が多いので、芳香消臭剤や防虫剤がすぐになくなっ
たりした。本発明の容器を使えば、夏場でも芳香消臭剤
などの揮発性の物質を、長持ちさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】形状例1の断面図である。
【図2】形状例2の断面図である。
【図3】形状例3の断面図である。
【符号の説明】
1 器の開口部 2 成型物 3 通気スペース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体膨張率が低くかつ硬い素材で器の開口
    部を作り、体膨張率が高くかつ柔軟でかつ復元性のある
    素材で作った成型物を、該開口部に施した容器で、該成
    型物の中、または/および該成型物と該開口部との間
    に、該器の内部から外部へ通じる孔または/およびすき
    間を有し、温度に対応して該孔または/およびすき間の
    大きさが変化することを特徴とした容器。
  2. 【請求項2】 該容器に、揮発性の物質を入れることを
    特徴とした特許請求の範囲第1項記載の容器。
JP4127896A 1992-04-03 1992-04-03 徐放性容器 Pending JPH05285206A (ja)

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JP4127896A JPH05285206A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 徐放性容器

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JP4127896A Pending JPH05285206A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 徐放性容器

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