JPH05286023A - 紙材による包装用成形品の製造方法 - Google Patents
紙材による包装用成形品の製造方法Info
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- JPH05286023A JPH05286023A JP4113080A JP11308092A JPH05286023A JP H05286023 A JPH05286023 A JP H05286023A JP 4113080 A JP4113080 A JP 4113080A JP 11308092 A JP11308092 A JP 11308092A JP H05286023 A JPH05286023 A JP H05286023A
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Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Paper (AREA)
- Buffer Packaging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 環境保全や資源の再生使用に寄与する紙製包
装用成形品を提供することにある。 【構成】 屈曲部を備えた波状紙を予め成形加工し、こ
の波状紙を上下一対の金型内に挿入して加熱圧搾するこ
とにより、波状紙の屈曲部を消滅させつつ、金型の形態
に対応させて立体的な紙製包装用成形品を得る方法であ
る。
装用成形品を提供することにある。 【構成】 屈曲部を備えた波状紙を予め成形加工し、こ
の波状紙を上下一対の金型内に挿入して加熱圧搾するこ
とにより、波状紙の屈曲部を消滅させつつ、金型の形態
に対応させて立体的な紙製包装用成形品を得る方法であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙材を加熱圧搾させ
ることにより、包装用の立体形の成形品を得る製造方法
に関する。
ることにより、包装用の立体形の成形品を得る製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来例を発明者は知らない。い
わゆる湿式によるモールディング法によりパルプ繊維を
利用して成形品を生産することは広く知られ、包装用品
例えば卵ケースなどが製造されている。
わゆる湿式によるモールディング法によりパルプ繊維を
利用して成形品を生産することは広く知られ、包装用品
例えば卵ケースなどが製造されている。
【0003】このような従来例は、量産するに適当であ
るが、知られているように生産設備が安価ではないこ
と、金形の離型面についてはともかく離型面以外につい
ては粗雑に成形され、粗雑な製品しか生産することがで
きなかった。
るが、知られているように生産設備が安価ではないこ
と、金形の離型面についてはともかく離型面以外につい
ては粗雑に成形され、粗雑な製品しか生産することがで
きなかった。
【0004】したがって、その用途は制限されている
し、包装用として緩衝能力の高いものを生産することは
困難であった。また、近時需要者の要請の多い多品種少
量生産には適当ではなかった。
し、包装用として緩衝能力の高いものを生産することは
困難であった。また、近時需要者の要請の多い多品種少
量生産には適当ではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、紙を材料として金型により立体形の成形品の圧搾
成形ができなかった点である。
点は、紙を材料として金型により立体形の成形品の圧搾
成形ができなかった点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、紙材を延伸
できるように予め紙材に多数の波状の屈曲部や多数の凸
状部を設け、金型内の圧搾時に紙材がその屈曲部や凸状
部の延伸により、紙材の損傷を抑制しつつ成形すること
を主要な特徴とする。更に、紙材を全方向に向けて延伸
できるようにするため、前処理に工夫を施していること
も特徴である。
できるように予め紙材に多数の波状の屈曲部や多数の凸
状部を設け、金型内の圧搾時に紙材がその屈曲部や凸状
部の延伸により、紙材の損傷を抑制しつつ成形すること
を主要な特徴とする。更に、紙材を全方向に向けて延伸
できるようにするため、前処理に工夫を施していること
も特徴である。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の工程図であり、概略を表わ
している。図面上の左側から右側にかけてその概略を説
明する。シート状の普通の紙材10は経験的に知られる
とおり、そのままでは上下一対の金型20、22内で成
形しても紙材10は延伸できないから直ちに破けること
は周知のとおりである。そこで、発明者は、紙材10を
金型20、22内で圧搾しても破けることなく成形でき
るようにするため、紙材10を延伸できるように工夫を
凝らした。
している。図面上の左側から右側にかけてその概略を説
明する。シート状の普通の紙材10は経験的に知られる
とおり、そのままでは上下一対の金型20、22内で成
形しても紙材10は延伸できないから直ちに破けること
は周知のとおりである。そこで、発明者は、紙材10を
金型20、22内で圧搾しても破けることなく成形でき
るようにするため、紙材10を延伸できるように工夫を
凝らした。
【0008】まず、紙材10の材質として熱硬化性また
は熱可塑性を備えた樹脂粉末を含有させたものや繊維状
樹脂を含有させたもの、その他に原紙の表面に樹脂加工
を施したものを実験的に試みた。
は熱可塑性を備えた樹脂粉末を含有させたものや繊維状
樹脂を含有させたもの、その他に原紙の表面に樹脂加工
を施したものを実験的に試みた。
【0009】紙材10は普通紙でもよいし、いわゆる再
生品でもよい。再生品の場合は現在世界的に問題となっ
ている資源の枯渇化を抑制することに寄与できる。
生品でもよい。再生品の場合は現在世界的に問題となっ
ている資源の枯渇化を抑制することに寄与できる。
【0010】前記した紙材10をいわゆるコルゲート機
(図示を省略してある)によって紙材10に波状の屈曲
部14を多数設けて波状紙16を設ける(図2を参
照)。
(図示を省略してある)によって紙材10に波状の屈曲
部14を多数設けて波状紙16を設ける(図2を参
照)。
【0011】この波状紙16の屈曲部14はコルゲート
の一対の段ロール12間に対して紙材10を直角方向に
装入することにより、紙材10の方向に多数の波状の屈
曲部14を成形できる。屈曲部14は傾斜することなく
紙材10の方向と平行である。この場合、前記の屈曲部
14は常温で復元しないように120〜200℃程度で
加熱加圧して屈曲させた後好ましくは冷却することがよ
い。
の一対の段ロール12間に対して紙材10を直角方向に
装入することにより、紙材10の方向に多数の波状の屈
曲部14を成形できる。屈曲部14は傾斜することなく
紙材10の方向と平行である。この場合、前記の屈曲部
14は常温で復元しないように120〜200℃程度で
加熱加圧して屈曲させた後好ましくは冷却することがよ
い。
【0012】図2に示す波状紙16は加熱圧搾すること
より、屈曲部14に対して直角方向に容易に延伸できる
ことは理解できるだろう。
より、屈曲部14に対して直角方向に容易に延伸できる
ことは理解できるだろう。
【0013】しかし、この発明では波状紙16をいわゆ
る乾式により成形するが、屈曲部14による延伸性を更
に良好にするため、必要に応じて僅かながら波状紙16
に水分18を供給して湿潤状態にすることも試みた。紙
材10を湿潤状態にすることにより紙材10が一層延伸
性になることは理解できるであろう。
る乾式により成形するが、屈曲部14による延伸性を更
に良好にするため、必要に応じて僅かながら波状紙16
に水分18を供給して湿潤状態にすることも試みた。紙
材10を湿潤状態にすることにより紙材10が一層延伸
性になることは理解できるであろう。
【0014】このようにして得た屈曲部14を備えた波
状紙16を上下一対の金型20、22内に装入する。も
ちろん凹凸状の金型であり、成形品と対称な凹凸面を備
えていることはいうまでもない。
状紙16を上下一対の金型20、22内に装入する。も
ちろん凹凸状の金型であり、成形品と対称な凹凸面を備
えていることはいうまでもない。
【0015】この場合、上下の金型20、22を加熱さ
せることが必要であり、波状紙16を加熱させながら、
圧搾させる。かくして、波状紙16の屈曲部14は上下
の金型20、22の押圧により消滅し、波状紙16は型
面の形態に対応した成形品に変化する(図3を参照)。
せることが必要であり、波状紙16を加熱させながら、
圧搾させる。かくして、波状紙16の屈曲部14は上下
の金型20、22の押圧により消滅し、波状紙16は型
面の形態に対応した成形品に変化する(図3を参照)。
【0016】図3に示す例は包装用緩衝材24である。
つまり波状紙16の屈曲部14が消滅し、金型20、2
2の型面に対応して二個の略楕円形の突起部26が成形
されているもので、包装用緩衝材24が段ボール箱(図
示を省略)の内側に接着されることにより、被包装物に
対する緩衝性を図ることになる。
つまり波状紙16の屈曲部14が消滅し、金型20、2
2の型面に対応して二個の略楕円形の突起部26が成形
されているもので、包装用緩衝材24が段ボール箱(図
示を省略)の内側に接着されることにより、被包装物に
対する緩衝性を図ることになる。
【0017】例えば、包装用緩衝材24の突起部26と
反対側の面を段ボール箱の四隅の内側に接着剤を介して
接着することにより、突起部26が被包装物に対して接
することになり、緩衝機能を奏する。
反対側の面を段ボール箱の四隅の内側に接着剤を介して
接着することにより、突起部26が被包装物に対して接
することになり、緩衝機能を奏する。
【0018】しかし、この包装用緩衝材24の場合に
は、次のような問題点を残している。つまり、波状紙1
6の屈曲部14の方向は紙材10の方向と平行である。
したがって、屈曲部14の延伸性は屈曲部14の両側方
向つまり屈曲部14に対して直角方向については問題が
ないが、屈曲部14と同方向については波状紙16の延
伸性に欠ける。そのため、図3に示されるように、屈曲
部14の方向と直角方向にはとりわけ波状紙16の一部
が損傷を受け傷28を発生しがちである。
は、次のような問題点を残している。つまり、波状紙1
6の屈曲部14の方向は紙材10の方向と平行である。
したがって、屈曲部14の延伸性は屈曲部14の両側方
向つまり屈曲部14に対して直角方向については問題が
ないが、屈曲部14と同方向については波状紙16の延
伸性に欠ける。そのため、図3に示されるように、屈曲
部14の方向と直角方向にはとりわけ波状紙16の一部
が損傷を受け傷28を発生しがちである。
【0019】もちろん、この程度の傷28は美観上の問
題を無視するのであれば、被包装物の種類によっては何
ら問題にならない。
題を無視するのであれば、被包装物の種類によっては何
ら問題にならない。
【0020】従って、用途に応じてそのまま包装用緩衝
材24として利用できる。なお、図2において最終工程
は、成形品を必要に応じて刃物30により切断する工程
を示している。
材24として利用できる。なお、図2において最終工程
は、成形品を必要に応じて刃物30により切断する工程
を示している。
【0021】前記した実施例の波状紙16の屈曲部14
の金型20、22による延伸方向は原則的に屈曲部14
の方向に対して直角方向である。そこで、発明者は波状
紙16の延伸性が一側にのみ制限されることなく、全方
向に延伸できるよう紙材10に工夫を凝らした。
の金型20、22による延伸方向は原則的に屈曲部14
の方向に対して直角方向である。そこで、発明者は波状
紙16の延伸性が一側にのみ制限されることなく、全方
向に延伸できるよう紙材10に工夫を凝らした。
【0022】図4に示されるものは、屈曲部32を紙
材の方向に対して約45度に傾斜させて設けた波状紙3
4である。
材の方向に対して約45度に傾斜させて設けた波状紙3
4である。
【0023】45度程度に傾斜させて屈曲部32を設け
ることにより、金型20、22内による圧搾時に屈曲部
32の延伸方向が一側に制限されない有利性がある。何
故なら一定の角度に屈曲部32を傾斜させることによ
り、押圧応力が分散されることになるからである。従っ
て、先の例に示した傷28を発生させない利点がある。
ることにより、金型20、22内による圧搾時に屈曲部
32の延伸方向が一側に制限されない有利性がある。何
故なら一定の角度に屈曲部32を傾斜させることによ
り、押圧応力が分散されることになるからである。従っ
て、先の例に示した傷28を発生させない利点がある。
【0024】なお、この実施例による波状紙34の加工
について発明者は図5に示すように普通のコルゲート機
を使用し、予め一対の段ロール12、12間に対して紙
材36を約45度傾斜させて挿入し、傾斜した屈曲部3
2を設けた。傾斜の角度は45度に制限されることな
く、用途により変更することを発明者は予定している。
について発明者は図5に示すように普通のコルゲート機
を使用し、予め一対の段ロール12、12間に対して紙
材36を約45度傾斜させて挿入し、傾斜した屈曲部3
2を設けた。傾斜の角度は45度に制限されることな
く、用途により変更することを発明者は予定している。
【0025】図6に示すものは、屈曲部38を縦横に
つまり交差状態に設けた波状紙40の例である。この例
では、縦横に屈曲部38が設けられているから、屈曲部
38の延伸作用は縦横に奏する。従って、延伸作用に無
理がないから、金型20、22による圧搾によって波状
紙40が破けることがない。
つまり交差状態に設けた波状紙40の例である。この例
では、縦横に屈曲部38が設けられているから、屈曲部
38の延伸作用は縦横に奏する。従って、延伸作用に無
理がないから、金型20、22による圧搾によって波状
紙40が破けることがない。
【0026】このような波状紙40を設けるため、発明
者は図7に示すように紙材42を上下一対の金型44、
46内で圧搾させることを実験的に試みた。もちろん、
金型44、46には波状紙40の屈曲部38の形態と対
称な凹凸面が備えられていることはいうまでもない。
者は図7に示すように紙材42を上下一対の金型44、
46内で圧搾させることを実験的に試みた。もちろん、
金型44、46には波状紙40の屈曲部38の形態と対
称な凹凸面が備えられていることはいうまでもない。
【0027】図8は屈曲部48が螺旋状に設けられた
波状紙50の例である。この例では屈曲部48が一側に
偏ることなく全方に設けられているから、延伸方向も全
方向に及ぶことになる。この実施例の屈曲部48の加工
は、の例で明らかにしたように、金型44、46の凹
凸面の形態をの屈曲部48の形態に対称させて設ける
ことにより、実施できることは容易に理解できるであろ
う。
波状紙50の例である。この例では屈曲部48が一側に
偏ることなく全方に設けられているから、延伸方向も全
方向に及ぶことになる。この実施例の屈曲部48の加工
は、の例で明らかにしたように、金型44、46の凹
凸面の形態をの屈曲部48の形態に対称させて設ける
ことにより、実施できることは容易に理解できるであろ
う。
【0028】図9に示されるものは、紙材の延伸性を
図るため、エンボス加工のように凸状部52を多数設け
た凸状紙54の例である。図10は図9の拡大断面図で
あるが、多数の凸状部52は金型20、22内に挿入
し、圧搾することにより押潰され、解消するが当然全方
向に向けて延伸することになる。この例の凸状紙54の
加工はの例と同様に金型44、46の凹凸面をこの凸
状部52の形態に対称に設けることにより、加工するこ
とができる。
図るため、エンボス加工のように凸状部52を多数設け
た凸状紙54の例である。図10は図9の拡大断面図で
あるが、多数の凸状部52は金型20、22内に挿入
し、圧搾することにより押潰され、解消するが当然全方
向に向けて延伸することになる。この例の凸状紙54の
加工はの例と同様に金型44、46の凹凸面をこの凸
状部52の形態に対称に設けることにより、加工するこ
とができる。
【0029】以上に説明したように、用途に応じて紙材
の延伸性の図ることが必要であり、希望されることは延
伸作用が紙材に対して全方向に及ぶことである。したが
って、全方向に向けて延伸性を奏するためには、〜
の例に制限されるわけではなく、原則的にその形状は問
わない。断面形状が凹凸であるかあるいは凸部や凹部を
無数に有することである。
の延伸性の図ることが必要であり、希望されることは延
伸作用が紙材に対して全方向に及ぶことである。したが
って、全方向に向けて延伸性を奏するためには、〜
の例に制限されるわけではなく、原則的にその形状は問
わない。断面形状が凹凸であるかあるいは凸部や凹部を
無数に有することである。
【0030】因に、発明者はに示した波状紙34を使
用して先の実施例と同じ工程により、包装用緩衝材56
を生産した。図3に見られるような傷28の発生はな
く、突起部58の加工は正規に得られ、美観的にもすぐ
れた成形品が得られた(図11を参照)。このことは、
屈曲部32が前記したように傾斜しているから、圧搾作
用が無理なく奏することにほかならない。、、の
例に示した波状紙40、50や凸状紙54についても明
らかに同じ成果の得られることが判明した。
用して先の実施例と同じ工程により、包装用緩衝材56
を生産した。図3に見られるような傷28の発生はな
く、突起部58の加工は正規に得られ、美観的にもすぐ
れた成形品が得られた(図11を参照)。このことは、
屈曲部32が前記したように傾斜しているから、圧搾作
用が無理なく奏することにほかならない。、、の
例に示した波状紙40、50や凸状紙54についても明
らかに同じ成果の得られることが判明した。
【0031】次に図12に示す包装用緩衝材60を生産
する工程について具体例を説明する。この緩衝材60は
いわゆる角コーナー用のものであり、被包装物の角当て
に使用される例である。
する工程について具体例を説明する。この緩衝材60は
いわゆる角コーナー用のものであり、被包装物の角当て
に使用される例である。
【0032】この例は突起部62が緩衝材60を構成す
る三面の内外面に夫々二個毎表れる例である。図12の
例では手前に六個の突起部62が表れ、各面の背面側の
突起部は図面上表れていない。
る三面の内外面に夫々二個毎表れる例である。図12の
例では手前に六個の突起部62が表れ、各面の背面側の
突起部は図面上表れていない。
【0033】前記した包装用緩衝材60を生産するに先
立って先に説明した波状紙または凸状紙を用意する。こ
の例では、説明の便宜のため図2に示した波状紙16を
採用して生産する例を示す。もちろん、他の波状紙や凸
状紙を採用することについても発明者は予定している。
波状紙や凹状紙の選択は先に説明したように、成形品の
用途や市場における需要者の希望などにより変更され
る。
立って先に説明した波状紙または凸状紙を用意する。こ
の例では、説明の便宜のため図2に示した波状紙16を
採用して生産する例を示す。もちろん、他の波状紙や凸
状紙を採用することについても発明者は予定している。
波状紙や凹状紙の選択は先に説明したように、成形品の
用途や市場における需要者の希望などにより変更され
る。
【0034】この実施例の包装用緩衝材60を生産する
ためには、図13に示される形態の加工紙64を設ける
ことが必要である。この加工紙64の折目を介して詳細
については後述するが、組み立てることにより図12に
示される包装用緩衝材60が得られる。
ためには、図13に示される形態の加工紙64を設ける
ことが必要である。この加工紙64の折目を介して詳細
については後述するが、組み立てることにより図12に
示される包装用緩衝材60が得られる。
【0035】図13は加工紙64の展開状態を示してお
り、裏面を表している。従って、14個の突起部68は
夫々表面側に突起しており、図面上各突起部68は凹部
として表れている。
り、裏面を表している。従って、14個の突起部68は
夫々表面側に突起しており、図面上各突起部68は凹部
として表れている。
【0036】さて、この加工紙64を得るためには、図
14の下型70の形態を参照して明らかなように、図1
3に示す展開状態を示す加工紙64の形態に対称させて
設けた下型70が用意される。つまり、この下型70に
は加工紙64の各突起部68に対応させた凹面72が設
けられている。
14の下型70の形態を参照して明らかなように、図1
3に示す展開状態を示す加工紙64の形態に対称させて
設けた下型70が用意される。つまり、この下型70に
は加工紙64の各突起部68に対応させた凹面72が設
けられている。
【0037】図に上型を示していないが、もちろん上型
が必要である。そして上型には加工紙64の突起部68
に対応させ、かつ前記した下型70の凹面72に対称さ
せて凸面が設けられることはいうまでもない。
が必要である。そして上型には加工紙64の突起部68
に対応させ、かつ前記した下型70の凹面72に対称さ
せて凸面が設けられることはいうまでもない。
【0038】そこで、図1を参照して明らかなように、
上下一対の金型70(上型については図示を省略)内に
波状紙16を挿入し、加熱圧搾させる。
上下一対の金型70(上型については図示を省略)内に
波状紙16を挿入し、加熱圧搾させる。
【0039】かくして、波状紙16は圧搾加工され、図
13に示されるような突起部68を備えた加工紙64が
得られる。
13に示されるような突起部68を備えた加工紙64が
得られる。
【0040】この場合、加工紙68の組み立てのため折
目を必要とするが、折目もまた金型に凹凸面を加工する
ことにより同時に加工できる。図13の折目は図面上、
ミシン目として表してあるが、突条の浅い窪みを直線状
に設けることにより、折目を設けることは容易に理解で
きるだろう。
目を必要とするが、折目もまた金型に凹凸面を加工する
ことにより同時に加工できる。図13の折目は図面上、
ミシン目として表してあるが、突条の浅い窪みを直線状
に設けることにより、折目を設けることは容易に理解で
きるだろう。
【0041】例えば、図14に表れている縦横の線を突
条の浅い窪みとして加工し、図示しないない上型にその
突条の浅い窪みに対応させて僅かな高さの突条を設ける
ことにより、折目は突起部68と合わせて加工できる。
条の浅い窪みとして加工し、図示しないない上型にその
突条の浅い窪みに対応させて僅かな高さの突条を設ける
ことにより、折目は突起部68と合わせて加工できる。
【0042】前記したように金型による圧搾工程によ
り、加工紙64を成形できるが、ここで下型と上型に更
に工夫が施されていることを説明する。先に波状紙16
の延伸方向は屈曲部14の両側であって屈曲部14と直
角方向であること、そして屈曲部14の方向に対しては
無理があり、波状紙16が圧搾時に損傷を受けて破ける
場合のあることを説明した。
り、加工紙64を成形できるが、ここで下型と上型に更
に工夫が施されていることを説明する。先に波状紙16
の延伸方向は屈曲部14の両側であって屈曲部14と直
角方向であること、そして屈曲部14の方向に対しては
無理があり、波状紙16が圧搾時に損傷を受けて破ける
場合のあることを説明した。
【0043】そこで、波状紙16が金型内の圧搾時に破
けないようにするため、下型には図14に示されるよう
に、凹面72の長手方向の端に逃がし部74が外側に向
けて浅いが凹部として設けられている。図示を省略した
が、もちろん上型にも下型の逃がし部74に対応させて
逃がし部が設けられている。
けないようにするため、下型には図14に示されるよう
に、凹面72の長手方向の端に逃がし部74が外側に向
けて浅いが凹部として設けられている。図示を省略した
が、もちろん上型にも下型の逃がし部74に対応させて
逃がし部が設けられている。
【0044】この逃がし部74を設けることにより、圧
搾される波状紙16の屈曲部14のうち、屈曲部14の
方向と同じ方向の端群はこの逃がし部74内に凝集さ
れ、破けることがない。この場合、屈曲部14の両側つ
まり屈曲部14と直角方向には屈曲部14が充分延伸
し、その屈曲部14が解消することになる。
搾される波状紙16の屈曲部14のうち、屈曲部14の
方向と同じ方向の端群はこの逃がし部74内に凝集さ
れ、破けることがない。この場合、屈曲部14の両側つ
まり屈曲部14と直角方向には屈曲部14が充分延伸
し、その屈曲部14が解消することになる。
【0045】このようにして先に説明した図13に示さ
れる加工紙64が得られる。そこで、この加工紙64の
周縁を切断し、また図13に示すように、図面上の左下
部分の一区画部分を正方形に切断する。したがって、加
工紙64の左下部分には空白部分76が形成されること
になる。この切断した一区画の部分は、そっくり緩衝材
として利用できる利益もあるから、そのことについては
この発明の課題と関係しないが、後述する。かくして、
図13に示される加工紙64が得られる。
れる加工紙64が得られる。そこで、この加工紙64の
周縁を切断し、また図13に示すように、図面上の左下
部分の一区画部分を正方形に切断する。したがって、加
工紙64の左下部分には空白部分76が形成されること
になる。この切断した一区画の部分は、そっくり緩衝材
として利用できる利益もあるから、そのことについては
この発明の課題と関係しないが、後述する。かくして、
図13に示される加工紙64が得られる。
【0046】次に図12に示される包装用緩衝材60の
組み立て要領について図13を参照して説明する。中央
部の縦方向の折目64aを境にして図面上の左部分を右
側へ折り曲げて重ねる。かくして図面上右下には先に説
明した空白部分76があり、空白部分76には加工紙6
4の右下端部分が表れる。
組み立て要領について図13を参照して説明する。中央
部の縦方向の折目64aを境にして図面上の左部分を右
側へ折り曲げて重ねる。かくして図面上右下には先に説
明した空白部分76があり、空白部分76には加工紙6
4の右下端部分が表れる。
【0047】したがって、重ねられた加工紙16は右下
部分を除き、各突起部68は凸状として表れる。この場
合、加工紙16の両側面には右下部分を除き、突起部6
8が表れる。
部分を除き、各突起部68は凸状として表れる。この場
合、加工紙16の両側面には右下部分を除き、突起部6
8が表れる。
【0048】そこで、右端の上下の二区画部分の境に予
め横方向に設けられたスリット78を介して重合された
右端部分の二区画部分を折目66b、66cを境にして
直角方向に内側に向けて立起させる。
め横方向に設けられたスリット78を介して重合された
右端部分の二区画部分を折目66b、66cを境にして
直角方向に内側に向けて立起させる。
【0049】かくして図面上、空白部分76に隣接する
下側左端の区画部分とその区画部分に隣接する右下部分
の区画部分は重合されたまま緩衝材60の底部を形成す
ることになり、他の部分はL字状に立起して側面を構成
する。
下側左端の区画部分とその区画部分に隣接する右下部分
の区画部分は重合されたまま緩衝材60の底部を形成す
ることになり、他の部分はL字状に立起して側面を構成
する。
【0050】ついで、突起部68が凹面として表れてい
る右下端の区画部を内側に向けて直角方向に立起させ、
更にその凹面として表れている突起部68を先に立起さ
せ重合している二枚の区画部の背面に押当てとその凹面
の突起部68は背面に表れた凸状の突起部68に嵌合さ
れ、図12に示される包装用緩衝材60が得られる。こ
のままでは復元するが、必要によりテープで止めたり、
一部に止め機構を設けることにより、緩衝材60を確実
に得ることができる。この包装用緩衝材60は段ボール
箱内に収容される被包装物の角に当接させることによ
り、被包装物の角を保護できる。
る右下端の区画部を内側に向けて直角方向に立起させ、
更にその凹面として表れている突起部68を先に立起さ
せ重合している二枚の区画部の背面に押当てとその凹面
の突起部68は背面に表れた凸状の突起部68に嵌合さ
れ、図12に示される包装用緩衝材60が得られる。こ
のままでは復元するが、必要によりテープで止めたり、
一部に止め機構を設けることにより、緩衝材60を確実
に得ることができる。この包装用緩衝材60は段ボール
箱内に収容される被包装物の角に当接させることによ
り、被包装物の角を保護できる。
【0051】先に図13に示して加工紙64において一
部の区画部分を切断すること説明したが、図12に示す
緩衝材60得るために必要ないが、その切断部分はそっ
くり緩衝材として利用できることは図3や図11を参照
して明らかである。
部の区画部分を切断すること説明したが、図12に示す
緩衝材60得るために必要ないが、その切断部分はそっ
くり緩衝材として利用できることは図3や図11を参照
して明らかである。
【0052】図14の下型70において加工紙70の空
白部分76に対応する部位は平滑にすることも予測され
るが、発明者は空白部分76の転用を配慮し下型70と
上型において他の凹凸面と同じように構成した。
白部分76に対応する部位は平滑にすることも予測され
るが、発明者は空白部分76の転用を配慮し下型70と
上型において他の凹凸面と同じように構成した。
【0053】この発明について発明者は包装用緩衝材の
生産例に基づき説明したが、もちろん、緩衝材に制限す
る趣旨ではない。因に、金型の凹凸面の変更により、包
装容器をそっくり生産できるし、紙材に硬質のものを採
用し、立体的な簡易部品も成形できる。更にいえば、自
動車の天井材、サンバイザーなどその用途は他の産業分
野についても適用できることを発明者は予定している。
生産例に基づき説明したが、もちろん、緩衝材に制限す
る趣旨ではない。因に、金型の凹凸面の変更により、包
装容器をそっくり生産できるし、紙材に硬質のものを採
用し、立体的な簡易部品も成形できる。更にいえば、自
動車の天井材、サンバイザーなどその用途は他の産業分
野についても適用できることを発明者は予定している。
【0054】
【発明の効果】この発明は、上記の構成であるから、以
下の利点を奏する。従来、紙を金型により圧搾成形する
ことは困難であったが、紙材を波状紙や凸状に予め加工
することにより、屈曲部や凸状部を押圧することにより
紙材を延伸できるのでいわゆる乾式加工を可能とした。
従って、紙材を破くことなく、金型の変更により任意の
形態に成形できる。とりわけ、現在問題化している資源
の枯渇化に対応していわゆる再生紙をそっくりこの発明
に採用できるから、資源の枯渇化を防止でき、リサイク
ル化に寄与できる。従来、紙の再生品の利用が叫ばれな
がら、成形について経済性に欠け、実行性が不充分であ
ったが、この発明は設備機器の簡素化を可能にし、かつ
成形品が従前の石油製品と同様かそれ以上の機能を奏す
るため、その効果は大きい。
下の利点を奏する。従来、紙を金型により圧搾成形する
ことは困難であったが、紙材を波状紙や凸状に予め加工
することにより、屈曲部や凸状部を押圧することにより
紙材を延伸できるのでいわゆる乾式加工を可能とした。
従って、紙材を破くことなく、金型の変更により任意の
形態に成形できる。とりわけ、現在問題化している資源
の枯渇化に対応していわゆる再生紙をそっくりこの発明
に採用できるから、資源の枯渇化を防止でき、リサイク
ル化に寄与できる。従来、紙の再生品の利用が叫ばれな
がら、成形について経済性に欠け、実行性が不充分であ
ったが、この発明は設備機器の簡素化を可能にし、かつ
成形品が従前の石油製品と同様かそれ以上の機能を奏す
るため、その効果は大きい。
【0055】
【図1】この発明の工程の概略図である。
【図2】波状紙の斜視図である。
【図3】この発明の成形品の実施例の斜視図である。
【図4】第2の実施例の波状紙の斜視図である。
【図5】第2実施例の波状紙の加工要領を示す概略斜視
図である。
図である。
【図6】第3の実施例の波状紙の斜視図である。
【図7】第3実施例の波状紙の加工要領を示す概略斜視
図である。
図である。
【図8】第4の実施例の波状紙の斜視図である。
【図9】第4の実施例の凸状紙の斜視図である。
【図10】第3実施例の凸状紙の拡大断面図である。
【図11】他の成形品の斜視図である。
【図12】更に他の成形品の斜視図である。
【図13】図13に示す成形品の展開図である。
【図14】下型の斜視図である。
【図15】図13の矢印方向の拡大断面図である。
【0056】
10 紙材 12 段ロール 14 屈曲部 16 波状紙 18 水分 20 上型 22 下型 24 包装用緩衝材 26 突起部 28 傷 30 刃物 32 突起部 34 波状紙 36 紙材 38 屈曲部 40 波状紙 42 紙材 44 金型 46 金型 48 屈曲部 50 波状紙 52 凸状部 54 凸状紙 56 包装用緩衝材 58 突起部 60 包装用緩衝材 62 突起部 64 加工紙 66a 折目 66b 折目 66c 折目 68 突起部 70 下型 72 凹面 74 逃がし部 76 空白部分 78 スリット
Claims (3)
- 【請求項1】樹脂加工を施してなる紙材に波形の屈曲部
を多数設けて波形紙を成形し、この波形紙を上下一対の
金型内に挿入させて加熱圧搾させ、波形紙の波状の屈曲
部を延伸させることにより成形することを特徴とする紙
材による包装用成形品の製造方法。 - 【請求項2】樹脂加工を施してなる紙材に波形の屈曲部
を紙材に対して傾斜状態、交差状態、螺旋状などに全方
向に向けて形成することにより波形紙を形成し、この屈
曲部を備えた波形紙を上下一対の金型内に挿入させて加
熱圧搾させ、波形紙の屈曲部を延伸させることにより成
形することを特徴とする紙材による包装用成形品の製造
方法。 - 【請求項3】樹脂加工を施してなる紙材に多数の凸状部
を形成させて凸状紙を成形し、この凸状紙を上下一対の
金型内に挿入させて加熱圧搾させ、凸状紙の多数の凸状
部を延伸させることにより成形することを特徴とする紙
材による包装用成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4113080A JPH05286023A (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 紙材による包装用成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4113080A JPH05286023A (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 紙材による包装用成形品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05286023A true JPH05286023A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14602978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4113080A Withdrawn JPH05286023A (ja) | 1992-04-06 | 1992-04-06 | 紙材による包装用成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05286023A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023038305A (ja) * | 2017-06-26 | 2023-03-16 | ポール グッドリッチ,デビッド | 伸長紙並びに拡張スリット梱包ラップ及び空間充填製品の製造における伸長紙の使用 |
| US12110159B2 (en) | 2017-06-26 | 2024-10-08 | HexcelPack, LLC | Expanded slit sheet cushioning products with novel slit pattern and paper properties |
| US12221260B2 (en) | 2017-06-26 | 2025-02-11 | HexcelPack, LLC | Expanded slit sheet cushioning products with novel reduced dimension slit patterns |
-
1992
- 1992-04-06 JP JP4113080A patent/JPH05286023A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023038305A (ja) * | 2017-06-26 | 2023-03-16 | ポール グッドリッチ,デビッド | 伸長紙並びに拡張スリット梱包ラップ及び空間充填製品の製造における伸長紙の使用 |
| US11760548B2 (en) | 2017-06-26 | 2023-09-19 | David P. Goodrich | Extensible paper and its use in the production of expanded slit packaging wrap and void fill products |
| US12110159B2 (en) | 2017-06-26 | 2024-10-08 | HexcelPack, LLC | Expanded slit sheet cushioning products with novel slit pattern and paper properties |
| US12145784B2 (en) | 2017-06-26 | 2024-11-19 | HexcelPack, LLC | Extensible paper and its use in the production of expanded slit packaging wrap and void fill products |
| US12221260B2 (en) | 2017-06-26 | 2025-02-11 | HexcelPack, LLC | Expanded slit sheet cushioning products with novel reduced dimension slit patterns |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |